人気急上昇中の吉沢亮に熱愛疑惑!? お相手・若手女優のSNS裏アカウントが流失し、大炎上!

 現在、人気急上昇中の若手俳優・吉沢亮。芸能界屈指の端正な顔立ちと確かな演技力が話題を呼び、現在は『GIVER 復讐の贈与者』(テレビ東京系)で主人公の義波、『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)では波瑠演じるヒロインの片思い相手である超イケメン営業マン・柏木祐一を演じるなど勢いに乗っている。

 そんな吉沢に、芸能界のご法度である“仕事先での恋愛疑惑”が浮上した。芸能事務所勤務の某氏は語る。

「お相手は、2012年に吉沢さんが出演した『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で共演した女優の志保さんです。2人のデート目撃情報などは12年当時から出ていたんですが、今年5月に志保さんのTwitterとInstagramとおぼしき裏アカウントが流出してしまったんです。そこには、吉沢さんとの交際を裏付けるツイートや写真が多数存在していたんです」

 経緯をまとめると、11年9月から放送された『仮面ライダーフォーゼ』にて、2人は恋人同士のような役として共演。その親密ぶりはファンの一部に知られており、12年春にはお台場でのデート目撃情報が出ていたり、同8月14日に熊本グリーンランドのレインボードームで行われた「仮面ライダーフォーゼ出演俳優トークショー」にゲストとして吉沢、福士蒼汰、清水富美加らが出演した際も、登壇予定のない志保の姿が一般人に目撃されていたのだ。

 そういった中で裏アカ流出があり、そこにはアジサイの写真とともに「りょうくん撮影ーーー!今日もイケメソすぎて好きすぎてつらいわ」といった文章をツイート。そして、そのアジサイ写真と同じものが志保のオフィシャルブログにアップされていたりしたのだ。これ以降、ショックを受けた吉沢のファンが志保の裏アカや吉沢のオフィシャルSNSアカウントに苦情をリプライするなど、ちょっとした炎上騒動になっていた。

「吉沢さんの好みのタイプは“黒髪ロングの清楚系”で、宮崎あおいさん好きを公言しています。志保さんも交際していたとおぼしき期間は黒髪ロングだったので、好きなタイプだったのは間違いありません。芸能界でも、2人が過去に交際していた話は有名です」(テレビ局勤務)

 吉沢は今年4月発売の女性誌「andGIRL」(M-ON! Entertainment)のインタビューにて「最近、人を好きになっていないです」と発言しており、現在は恋人がいないと目されている。しかし、共演経験の多い女優・橋本環奈との熱愛疑惑があったりとウワサには事欠かない様子。はたして今度はどんな女性との恋愛スキャンダルが飛び出すのか? 今後も要注目だ。

人気急上昇中の吉沢亮に熱愛疑惑!? お相手・若手女優のSNS裏アカウントが流失し、大炎上!

 現在、人気急上昇中の若手俳優・吉沢亮。芸能界屈指の端正な顔立ちと確かな演技力が話題を呼び、現在は『GIVER 復讐の贈与者』(テレビ東京系)で主人公の義波、『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)では波瑠演じるヒロインの片思い相手である超イケメン営業マン・柏木祐一を演じるなど勢いに乗っている。

 そんな吉沢に、芸能界のご法度である“仕事先での恋愛疑惑”が浮上した。芸能事務所勤務の某氏は語る。

「お相手は、2012年に吉沢さんが出演した『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で共演した女優の志保さんです。2人のデート目撃情報などは12年当時から出ていたんですが、今年5月に志保さんのTwitterとInstagramとおぼしき裏アカウントが流出してしまったんです。そこには、吉沢さんとの交際を裏付けるツイートや写真が多数存在していたんです」

 経緯をまとめると、11年9月から放送された『仮面ライダーフォーゼ』にて、2人は恋人同士のような役として共演。その親密ぶりはファンの一部に知られており、12年春にはお台場でのデート目撃情報が出ていたり、同8月14日に熊本グリーンランドのレインボードームで行われた「仮面ライダーフォーゼ出演俳優トークショー」にゲストとして吉沢、福士蒼汰、清水富美加らが出演した際も、登壇予定のない志保の姿が一般人に目撃されていたのだ。

 そういった中で裏アカ流出があり、そこにはアジサイの写真とともに「りょうくん撮影ーーー!今日もイケメソすぎて好きすぎてつらいわ」といった文章をツイート。そして、そのアジサイ写真と同じものが志保のオフィシャルブログにアップされていたりしたのだ。これ以降、ショックを受けた吉沢のファンが志保の裏アカや吉沢のオフィシャルSNSアカウントに苦情をリプライするなど、ちょっとした炎上騒動になっていた。

「吉沢さんの好みのタイプは“黒髪ロングの清楚系”で、宮崎あおいさん好きを公言しています。志保さんも交際していたとおぼしき期間は黒髪ロングだったので、好きなタイプだったのは間違いありません。芸能界でも、2人が過去に交際していた話は有名です」(テレビ局勤務)

 吉沢は今年4月発売の女性誌「andGIRL」(M-ON! Entertainment)のインタビューにて「最近、人を好きになっていないです」と発言しており、現在は恋人がいないと目されている。しかし、共演経験の多い女優・橋本環奈との熱愛疑惑があったりとウワサには事欠かない様子。はたして今度はどんな女性との恋愛スキャンダルが飛び出すのか? 今後も要注目だ。

武器はアイドルを思う心のみ! 自由をかけた親との戦い――ドラマ『婚外恋愛に似たもの』第4話

 世の中にある揉め事や悩み事の多くは、親子関係に起因していることが多い。子供を自分の分身のように考えて思う通りに育てたい親と、自我の目覚めとともにそこから離れたいと願う子。縁を切るとか疎遠になるということではなく、その問題を“きちんと整理できた時”、人は大人になるのではないかと思う。

 dTVで配信されている、栗山千明主演のドラマ『婚外恋愛に似たもの』第4話。今回は、大富豪の父との確執に苦しむ隅谷雅(平井理央)の“お家騒動”がテーマだった。

「隅谷雅はアイドルに夢中になっているショタコン」との怪文書を流した張本人が、自分の父親だと知った雅は、父に徹底抗戦を試みる。美佐代(栗山千明)の入れ知恵で、昌子(江口のりこ)と同性愛関係にあるとの文書を拡散するという作戦だ。

 当然、父からの反応はすぐにあった。

「そんなに親の望む人生が嫌か!」と怒りに震える父は、「嫌です。お父様に殺されてもかまわない」と言い切る雅に、親子の縁を切ることを告げる。雅は、人生を賭してアイドルを選んだのだ。

 もちろん、これは彼女がたまたま“ドルヲタ”という道を選び、顕在化したものであって、それが例えば芸能界への道でも、親の反対した相手との結婚でも、“親の束縛から離れ、自由になりたい”という、多くの人間に共通する思いであることは間違いない。

 雅はまさに、その瞬間、本当の大人になったのである。

  ドラマでは、子供と縁を切ることになった親の心情も語られている。実際に子供を持っている昌子は言う。

「子供が幸せな結婚をして、可愛い孫を生んでくれたらって思うのは、親なら当然の願望ではないか」

 確かにその通りだ。自分の子供が幸せになり、血を受け継いだ子孫を残してくれる、それはもはや遺伝子レベルに組み込まれた願望だともいえる。

 しかし、さまざまな事情があって、親のそのような願望を叶えてあげられない人はたくさんいる。親の思いと自分の思いが違っていたら、それは自分の気持ちを優先すべきだ。ただし、そんな場合でも、親にしてもらったことを忘れてはいけない。 雅自身も、そのことには気付いている。「覚えている」という事実はそれだけで価値のあることなのだ。

 今回の一件もあって、美佐代、昌子、雅には、絆のようなものが生まれてくる。ヲタク同士というのが入り口ではあっても、それぞれの境遇を知るにつれ、協力し合う関係になったのだ。

 三人で帰る道すがら、彼女たちは、偶然、雅の推しであるスノーホワイトのチカちゃん(増子敦貴)と遭遇する。驚いて立ちすくむ雅に、チカは「いつもありがとう」と声をかける。

 彼は、雅を知っていてくれた。いわゆる「認知」である。ドルヲタの中で「認知される」というのは、特別な意味がある。一方的に応援していた相手が、自分という存在を知っていてくれたのである。

 地下アイドルなどで、接触イベント(握手会やチェキ会など)が頻繁にあれば、比較的容易に認知してもらえる。SNSでリプを送ったり、ライブで目立つ格好をしたりして、積極的に自分をアピールし、覚えてもらうのがコツだ。その努力が実り、初めてこちらから名乗らずとも名前を呼んでもらえたり、サインに名前を書いてもらえたりしたときの感激は、ひとしおである。

 スノーホワイトは、そのような接触イベントはあまりやっている様子もないので、認知を知った雅の思いは想像するにあまりある。おそらく、これによってよりチカちゃんへの憧れはますます強くなったことだろう。ここでも「自分を覚えている」というのは重要な意味を持つのだ。

 一方、美佐代は夫(袴田吉彦)から、不倫相手であるアイドル・さなが、若い頃の美佐代に似ていたと告げられる。さなの写真を見た美佐代は思う。「見事な三番目顔だ……」。

 この、「三番目」を好きになるという夫の気持ち、実はよく理解できる。私も、アイドルグループで推しになるのは、実は一番人気の子であることは少ない。そこには、ファンとしての自分の存在価値のようなものを考えてしまうからかもしれない。

 例えば、100人のファンがいるメンバーであれば、彼女にとって自分は100分の1の存在でしかない。しかし、30人のファンの中の一人であれば、その価値は3倍以上に膨らむのだ。

 他にも、あまり歌がうまくないために、周りについていこうと努力する姿や、ダンスがぎこちなく必死になっている姿などは、私のような者にとっては、実に魅力的に見えるのである。一番の子にはない魅力を、三番目、四番目の子は兼ね備えているのである。

 ドラマでは、最後に、次回以降キーとなるであろう人物、真美(安達祐実)が登場する。「目立たないにもほどがある平均的な女」、美佐代は真美をそう評した。友情で結ばれつつあるホワラー3人組に新たなメンバーの登場である。今度はどんなドルヲタっぷりが見られるのか、注目したい。

(文=プレヤード)

■ドラマ『婚外恋愛に似たもの』
dTVにて毎週金曜日配信

武器はアイドルを思う心のみ! 自由をかけた親との戦い――ドラマ『婚外恋愛に似たもの』第4話

 世の中にある揉め事や悩み事の多くは、親子関係に起因していることが多い。子供を自分の分身のように考えて思う通りに育てたい親と、自我の目覚めとともにそこから離れたいと願う子。縁を切るとか疎遠になるということではなく、その問題を“きちんと整理できた時”、人は大人になるのではないかと思う。

 dTVで配信されている、栗山千明主演のドラマ『婚外恋愛に似たもの』第4話。今回は、大富豪の父との確執に苦しむ隅谷雅(平井理央)の“お家騒動”がテーマだった。

「隅谷雅はアイドルに夢中になっているショタコン」との怪文書を流した張本人が、自分の父親だと知った雅は、父に徹底抗戦を試みる。美佐代(栗山千明)の入れ知恵で、昌子(江口のりこ)と同性愛関係にあるとの文書を拡散するという作戦だ。

 当然、父からの反応はすぐにあった。

「そんなに親の望む人生が嫌か!」と怒りに震える父は、「嫌です。お父様に殺されてもかまわない」と言い切る雅に、親子の縁を切ることを告げる。雅は、人生を賭してアイドルを選んだのだ。

 もちろん、これは彼女がたまたま“ドルヲタ”という道を選び、顕在化したものであって、それが例えば芸能界への道でも、親の反対した相手との結婚でも、“親の束縛から離れ、自由になりたい”という、多くの人間に共通する思いであることは間違いない。

 雅はまさに、その瞬間、本当の大人になったのである。

  ドラマでは、子供と縁を切ることになった親の心情も語られている。実際に子供を持っている昌子は言う。

「子供が幸せな結婚をして、可愛い孫を生んでくれたらって思うのは、親なら当然の願望ではないか」

 確かにその通りだ。自分の子供が幸せになり、血を受け継いだ子孫を残してくれる、それはもはや遺伝子レベルに組み込まれた願望だともいえる。

 しかし、さまざまな事情があって、親のそのような願望を叶えてあげられない人はたくさんいる。親の思いと自分の思いが違っていたら、それは自分の気持ちを優先すべきだ。ただし、そんな場合でも、親にしてもらったことを忘れてはいけない。 雅自身も、そのことには気付いている。「覚えている」という事実はそれだけで価値のあることなのだ。

 今回の一件もあって、美佐代、昌子、雅には、絆のようなものが生まれてくる。ヲタク同士というのが入り口ではあっても、それぞれの境遇を知るにつれ、協力し合う関係になったのだ。

 三人で帰る道すがら、彼女たちは、偶然、雅の推しであるスノーホワイトのチカちゃん(増子敦貴)と遭遇する。驚いて立ちすくむ雅に、チカは「いつもありがとう」と声をかける。

 彼は、雅を知っていてくれた。いわゆる「認知」である。ドルヲタの中で「認知される」というのは、特別な意味がある。一方的に応援していた相手が、自分という存在を知っていてくれたのである。

 地下アイドルなどで、接触イベント(握手会やチェキ会など)が頻繁にあれば、比較的容易に認知してもらえる。SNSでリプを送ったり、ライブで目立つ格好をしたりして、積極的に自分をアピールし、覚えてもらうのがコツだ。その努力が実り、初めてこちらから名乗らずとも名前を呼んでもらえたり、サインに名前を書いてもらえたりしたときの感激は、ひとしおである。

 スノーホワイトは、そのような接触イベントはあまりやっている様子もないので、認知を知った雅の思いは想像するにあまりある。おそらく、これによってよりチカちゃんへの憧れはますます強くなったことだろう。ここでも「自分を覚えている」というのは重要な意味を持つのだ。

 一方、美佐代は夫(袴田吉彦)から、不倫相手であるアイドル・さなが、若い頃の美佐代に似ていたと告げられる。さなの写真を見た美佐代は思う。「見事な三番目顔だ……」。

 この、「三番目」を好きになるという夫の気持ち、実はよく理解できる。私も、アイドルグループで推しになるのは、実は一番人気の子であることは少ない。そこには、ファンとしての自分の存在価値のようなものを考えてしまうからかもしれない。

 例えば、100人のファンがいるメンバーであれば、彼女にとって自分は100分の1の存在でしかない。しかし、30人のファンの中の一人であれば、その価値は3倍以上に膨らむのだ。

 他にも、あまり歌がうまくないために、周りについていこうと努力する姿や、ダンスがぎこちなく必死になっている姿などは、私のような者にとっては、実に魅力的に見えるのである。一番の子にはない魅力を、三番目、四番目の子は兼ね備えているのである。

 ドラマでは、最後に、次回以降キーとなるであろう人物、真美(安達祐実)が登場する。「目立たないにもほどがある平均的な女」、美佐代は真美をそう評した。友情で結ばれつつあるホワラー3人組に新たなメンバーの登場である。今度はどんなドルヲタっぷりが見られるのか、注目したい。

(文=プレヤード)

■ドラマ『婚外恋愛に似たもの』
dTVにて毎週金曜日配信

アラサー処女、「妄想みたいな」「正直最高だった」ロストバージン体験談! 

 恋愛に疎くアラサー処女の友人が、先日やっと処女を卒業したとのことで、祝福がてら話を聞いてきました。私の想像では「全然気持ちくないし痛いまま終わったわ~」みたいな感じかな、と勝手に考えていたのですが、友人の口からは「正直、最高だった……」と真逆のセリフが飛び出したのです。

 詳しく聞いてみると、相手は学生時代の同級生。当時は学校の中で1、2を争うイケメンで、今は大手一流企業に勤めているエリートなのだとか。友人は数回しゃべったことある程度の仲で、社会人になってからは疎遠だったものの、同窓会で再開して意気投合。羨ましい眼を向ける同級生たちを差し置いて同窓会を抜け出して2人で飲みに行き、その後は彼のタワーマンションで、少しこなれた彼に優しく手ほどきを受けながら初夜を迎えたんだとか……。しかも、一夜の夢では終わらず、その後も順調に交際を重ねており、今は「一緒に寝てると彼が抱きついてきて離れてくれない」のが悩みだと言います。「え? 妄想の話だよね? 帰っていい?」と思わず返した私でしたが、仲良し動画を見せられ、あえなく降参しました。……おめでとう、友人。

 最近の私の悩みと言えば、TL作品を読みまくっているせいか、「エロシーンにまったく魅力がない」「このコマの構図どうなってるの? 遠近法おかしくない?」「この展開無理やりすぎでしょ!」という“私の頭の中のツッコミ”が邪魔をして、全然内容に集中できないこと。TL作品好きの女性なら一度は思ったことがあると思うのですが、友人の幸せな悩みを知って、なんだか切なくなってきました……。

 でもその友人、私よりもTL作品を読み込み、人気作品からマイナー作品まで網羅している猛者でもあるので、「“ただエロいだけ”じゃない、絵もストーリーもしっかりしているTL作品を教えて!」と頼んだところ、真っ先にタイトルを挙げたのが『甘い渇きは君のせい―映画監督とこじらせ処女―』でした。

 趣味の園芸に生きる28歳処女の場合

rabutyukora

 ヒロインの千鶴は28歳、処女。祖母から譲り受けた屋敷の手入れと家庭菜園が趣味で、恋愛は疎い“おひとりさまOL”。ある日、屋敷の前に倒れている人を発見し、急いで駆け寄ると、それは大学時代に唯一恋をした、あこがれの荻原先輩だったのです。

 きっともう会うことはないと思っていたのに、突然目の前に現れた先輩。動揺しつつも介抱していると、ふいに抱きしめられ、「会いたかった」なんて言われ……。重なる唇、体を這う指先に、千鶴は抗うことができず、されるがままに達してしまいます。そして次の日、売れない映画監督がゆえに住むところがない萩原先輩のお願いを断れず、屋敷に住まわせることを許してしまった千鶴。あこがれの先輩と一緒に住むなんて、これからどうなるんでしょう――。

 この作品、とにかく絵が見やすいのでどんどん読み進めてしまいます。調べてみると、TL小説で人気のイラストレーターさんが描いているようで、絵の美しさに納得。ストーリー性も高いので、純粋に次の展開が気になります。まさに“ただエロいだけ”では終わらないTL作品でした。

 ほかにも友人が挙げてくれた、『ガテン農家とちっぱい処女―うそでしょ…?―ビニールハウスで即エッチ!?』はBL漫画家さんが初めてTLを描いた作品で、中身が濃く読みごたえたっぷり。そしてもう1冊、グイグイくる後輩に愛され、惑わされる過激なオフィスラブ作品『この男、猛獣につき要注意。―危険な後輩の極上セックス―』も、絵柄、内容、もちろんエロも大満足で、さすがTLマニアの友人、と納得してしまいました。今年の猛暑は、質の良いTL作品を読みふけりながら乗り切りましょうね!
(ヨコシマリンコ)

◎紹介した3作品は、これら電子書店で提供されています。

Renta!
コミックシーモア
めちゃコミック
Kindle
BookLive!
BookLive!コミック
読書のお時間です
ebookjapan
honto

※当記事はPRです

「いつか阿佐ヶ谷ハイムを……」阿佐ヶ谷姉妹“ルール”なき共同生活のススメ

 人情味あふれる町・阿佐ヶ谷の6畳一間のアパートで、本物の姉妹でない2人の40代女性が、6年間に及ぶ共同生活……その実態は、とにかく「のほほん」だった――。

 人気お笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹のリレーエッセイ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(幻冬舎)が発売された。ひょんなことから始まった新しい住まい探しを経て、現在は別々の部屋(隣同士)に暮らす2人が、あの長くて短かった蜜月の日を思い返す。そこには「自分以外の誰かと一緒に暮らすこと」のヒントがたっぷりと詰め込まれていた。

***

――この本は夫婦が読んでも、すごく共感できる部分とかがあると思うんですよね。誰かと上手に暮らしていく秘訣みたいなのが詰まっている。

美穂(妹) 上手に暮らせてるんですかね。

――普通に暮らしてたら見過ごしてしまうことも、言葉にして初めて気づく……みたいな。

江里子(姉) それこそ6年ぐらい、空気のように当たり前だと思って、6畳一間に住んでしまっていました。周りから「そんな狭いところに、よく一緒に住めますね」と言われつつ。「どこがおかしいのかな」って思ってたんですけど、書かせていただいてるうちに、美穂さんにもいろいろと折り合いをつけてもらっていたんだなあって。そういう意味では、確かに少し冷静になれたというか。直接ぶつけられないことを、お互いにね、文章でぶつけ合って、分析して。時には、「あいつめ……」みたいな感じで書いて、少し溜飲を下げて、日常に戻るみたいなことができた気がしますね。

美穂 私のほうが、不満が多かったのかしら(笑)。でも書くことで、ストレス発散になりましたね。世間のみなさんに「お姉さんこういう人なんです」ってわかってもらえたら、うれしいです。ただ2人の間のことなんで……みなさんがそれをどう思うのか心配です……。

――もともと、幻冬舎のウェブで連載されていたものをまとめた本ですが、随時アップされるお互いのエッセイを読むときは、やはり緊張するものですか?

江里子 でも美穂さん、言葉に出して(キーボードを)打つんですよ(笑)。しかも、書いてる最中に「これでどうですかね」って、チェックを強要するみたいなところがあるので。

美穂 どう思う? どう思う? みたいな。

江里子 それで何カ所か、もみ消した部分もあるんですけど(笑)。でもそうですね……輪ゴムのこととかね、布巾のこととか、なかなか直せないんですよ。気をつけてても、ついボロが出ちゃう。それでも、読んでからは少し意識するようにはなりました。

美穂 確かに「布巾が嫌い」なんてこと、一緒に住んでないと気づかない(笑)。隣同士とかだったら、たぶんわからなかったと思います。

江里子 いやいや、美穂さんの観察眼ですよ。琴線に触れるところの独特さはすごいなと思ったけれどもね。

美穂 私だって「そうか私の服ダサいんだ」ってなりましたよ! 自分でもちょっと考えたくなかったことです。

江里子 「ダサい」って言ってない。まあ、「小学生みたいな靴下」とは言ったけど。

美穂 それなのに、差し色をしたがる。

江里子 昨夜も仕事から帰って、美穂さんの部屋に行かせてもらったんですよ。そこでおしゃれについて話し合って。美穂さん、「お姉さんのファッションは、普通だ」って言うんです。「私のは機能的だ」って。「普通よりも機能のほうが勝ってる」みたいな、そういうことを言われまして。

美穂 おしゃれが、またわからなくなってきてます……(ため息)。

江里子 おしゃれを機能で語っている美穂さんが、ちょっと不思議でしたけど。

■姉が隣の部屋に引っ越して……

――現在はお2人で住んでいたお部屋に美穂さんが残り、隣のお部屋に江里子さんがお引っ越しされて……でも、今でも同じお部屋に集まって、お話ししたりお茶飲んだりは日常的にされてらっしゃるんですね。部屋を別にして、何が一番変わりましたか?

美穂 お姉さんが一番不満だった、お風呂の順番を私が守ってくれないっていうのが解消されたのかしらね。

江里子 ああ、それはあるかしらね……。

――朝のお風呂の順番ですね(笑)。

江里子「頼むから1カ月ごとに、交互にしてもらえないか」と。

美穂 何回も言われたんですけれどもね。

江里子 時には若干、目に涙を浮かべつつ訴えたこともあったんですけど……守って2日。

美穂 2日ぐらいはね。

江里子 あとはお手洗いね。やっぱり同じ生活リズムだと、だいたいお手洗いに行きたくなるのが同じサイクルなんですよね。

美穂 お姉さんはすぐトイレに引きこもるし。30分ぐらい出てこない。

江里子 お手洗いだけが、私の唯一のプライベートルームみたいになって。個室みたいな気分で。

美穂 そこで1人の時間を楽しんでたから。

江里子 楽しんでた(笑)。

美穂 仕方なくLINEで「トイレに入りたいです」って。

江里子 そのストレスは、なくなったね。

美穂 でも別々になったら、お姉さんのほうが、ちょっと寂しそうなんですよ。

江里子 いや、まあでもそうですね。共同生活が私、結構好きだったので。たとえ自分のスペースが1畳未満であっても、やっぱり一緒にいてもらって、好きなときに好き勝手しゃべることができる相手がいるのは、すごく居心地がよかった。

美穂 でも隣だから。

江里子 お互いの部屋の鍵を持ってるので、「行っていいですか」ってLINEで言って、鍵開けて入らせてもらったり。美穂さんは必ず「ちょっと来てもらえますか」って私を呼びつけるんですけど。

美穂 呼びつけるわけじゃない。

江里子 あ、呼びつけてるわけじゃないの?

美穂 そっちの部屋に行くと、よくないみたいだから。

江里子 まだね、ちょっと部屋が片付いてなくて。

美穂 なかなか入れてくれないんですよ。

江里子 1人になってスペースが広くなったら、そのまま物を置きっぱなしにしちゃう。片付けるのヘタだから、そのまま……美穂さんにも見られたくないんですけど。「見られたくない」って言ってるときこそ、ニヤニヤしながら入ってこようとするんで。

美穂 殺し屋みたいににらまれて。怖かったわ。だから私の部屋で、お茶も打ち合わせもすることになって。

江里子 居心地がいいのよ、あそこに散々住んでたし。

――実家に帰るみたいな気持ち……。

江里子 そうです、そうです。

美穂 お姉さんの部屋でもだんらんしたいですよ。

江里子 まだ整ってない。まだ座布団買ってないのよ、ごめんなさい。

美穂 そういうとこの愛情が、ちょっと足りないんだわ。

江里子 だって、あっちのお部屋のほうがいいでしょう。

美穂 うちにご招待する、っていう気持ちが。

江里子 いや、でも美穂さんのためにラグマットとこたつは買ってきたのよ、ほんとに。でも座布団は買ってない。ごめんなさい。だから、敷いてある布団の上に上がっていいって言ってるじゃない。あら、私たちどうでもいい話を……

■「お姉さんのいびきが……」

――いや、永遠に聞いていたくなります(笑)。小さい頃、自分の部屋を持つことに憧れたけど、いざひとり部屋になると妙に寂しくなる感じを思い出しました。

江里子 わかります! でもやっぱり、隣の部屋でそれぞれに暮らしてるっていうのは、すごくいい選択肢を、奇跡的に得ることができたなあと思って。壁1枚向こうで、なんとなく寝起きしてる感じはわかりますし。時々くしゃみの音とか聞こえますし。ああ、生きてるんだなあ、みたいな。

美穂 お姉さんの電話してる声も聞こえますし、テレビ見て笑ってるバカみたいな声も。

江里子 バカみたいは余計じゃない?

美穂 そういう声も聞こえますけど。

江里子 バカみたいがちょっと余計だけど。

美穂 違うアパートだったら、ちょっと寂しいかもしれないけど。今はちょうどいい安心感がありますね。

――先ほどお風呂の話が出ましたが、2人で暮らしていたときは、ほかにもルールを作っていましたか?

江里子 逆に、ルールをあまり作らなかったことで、私たちはなんとか折り合いつけてこられたのかなっていうのはありましたね。

美穂 まったく守られない。

江里子 こういうルール決めたのに!! ってなると、逆にフラストレーションがたまるじゃないですか。ルールでがんじがらめにするよりも、妥協案を探ってくっていうことが、ここまでこられた理由のひとつかなあとも思ってますね。

美穂 得意なことを各自やったり。

江里子 そうねえ。

美穂 お姉さんがお洗濯したりとか。

江里子 お料理は私で、でも汁ものは美穂さんにやってもらうとか。

美穂 得意分野を各自やったりしてたっていうのが、よかったんですかね。

――どうにも我慢できなくなることはなかったですか?

江里子 どうでした? 私よりも美穂さんのほうがあったんじゃない?

美穂 そうですね。いびき。

江里子 いびきね。

美穂 私が結構宵っ張りなんで、起きてるんですけど、お姉さんは10時ぐらいに眠くなっちゃって。

江里子 私、朝型なんで。

美穂 早めに寝ちゃって。寝た途端いびきをかき始める。寝つきがいい。起きないので。そういうときはYouTubeを大きい音量で見て邪魔したり。

江里子 あとビニール袋ね。

美穂 お姉さんはビニール袋のガサガサした音が嫌いで、ちょっと反応するんですよ、寝てても。それをガサガサガサガサやって。何回もやって、うなされるようにしたりとか。

――うなされる(笑)。

美穂 「うーん」ってうなって、ちょっと止まったりする。それが楽しくて。

■姉妹を悩ませる「出ますよ問題」

――本でも美穂さんのパートは、どこか動物の観察日記みたいな雰囲気を感じました。

江里子 姉の観察日記みたいな感じ。

美穂 そう。書くことで楽しく。

――それまですごい仲よかったのに、一緒に住んだら仲悪くなっちゃうっていうこと、結構あると思うんですよ。

美穂 そっか。嫌いにはなってないですね。

江里子 あら、うれしい。美穂さんに、いっつも言われるんです。「嫌いではないんです」と。「普通です」と。まあ、嫌われてない分、いいですね。

美穂 真ん中ぐらい。

江里子 それはありがたいわね。

美穂 好きでも嫌いでもない。普通。

江里子 ほんとね。普通はありがたいわね。普通って大事よね。

――やっぱり、仲いいと思います(笑)。

美穂 仲いいんですかね。どうなんですかね。

江里子 いや、まあね。

美穂 だいたい2人だもんで。

江里子 そうね。一駅、高円寺から歩いたりもしてるしね、一緒にね。

美穂 薬局も一緒に行きますし。

江里子 そうね。ご飯も食べるしねえ。

――最近はそうでもないですけど、芸人コンビは仲悪いっていうイメージあるじゃないですか。それは照れからくるものかもしれませんが。

江里子 照れ……確かに。照れくさいからあんまり一緒にいないとか、よく言われてますね。ただ私たちは……照れも何もあったもんじゃない。全部バレちゃってるから。今さらもう。私はもともとカッコつけだから、こういうインタビューのときも、ちょっといいこと言おうとしたりしますけど、、それもバレてる。美穂さんに「またカッコつけ」って言われて、反省したりするんですけど。

――それを素直に聞けるのが、すごいと思います。

江里子 機嫌が悪い朝なんかはね。時々イラッとするときありますけどね。言葉尻で腹立たしいこととかいっぱい。まあでも美穂さんも……。

美穂 「出ますよ問題」ね(笑)。

江里子 どっちかが扉を先に出るっていうときに。

美穂 「出ますよ」って言ってほしいっていうのがね。

江里子 なんにも言わずに、先にそーって出てくときがあるんですよ。私、それは嫌だと。「出まーす」って一言言ってもらえるとうれしいなって。そしたら、「出ます」って言ってくれるようにはなったんですけど、なぜか「出ますよ」になった。「よ」がつくと、なんかちょっとカンに触って。「よ」のそのニュアンスが、すごく気になる……。それで返事の「はい」をちょっと語気強めに言ったのが、美穂さんに伝わって「なんかすごい機嫌が悪かったけど、あれはなんだったんだ」と。だから私「『出ますよ』の『よ』が気になったの」って言ったら、それから「よ」をやめてくれたのね。

美穂 だって、そのときの「はい」すごかったんですよ。

――気になるところがちょっとずつ違うのも、いいのかもしれないですね。

江里子 たとえ一緒に暮らしていても、感覚は別ですもんね。そこはわかってもらえないんだろうなとは思ってます。

――基本わかってもらえないってところから始まると、わかってもらえたらすごいうれしいですし。

江里子 あと、すぐに嫌いになられちゃうと困るっていうのがあって。そこはわりと心がけてるところ。危機感を持ってるつもりはあります。

――千鳥ノブさんをして「いま一番ヤバい女芸人」と言わしめる美穂さん(笑)。

美穂 あら、喜んでいいのかしら。

江里子 いいのつけていただいたわね。この本読んでいただいたら、ヤバいってわかると思う。

美穂 私、バレちゃうかしら。

江里子 バレちゃうかしら、じゃないわよ。

■テレビは思い出作り

――本に収録されている書き下ろしの恋愛小説でもやっぱり、片鱗が。

美穂 好きなものをいろいろ入れて書いただけなんですけど。

江里子 いやもう私は、この美穂さんの『3月のハシビロコウ』ができたときに、傑作だなと思って。人間の目じゃない、むしろ動物の目から見た世界……そういう感じの不思議さがあって。美穂さんの実話じゃないんですけど、美穂さんというフィルターを通して生まれた作品なんですよ。書きながら、その都度その都度、私にまたチェックを強要するんです。それがどんどんいい感じになってくる。それで私、ちょっと一回筆を折ろうかって思ったぐらい。こんな面白いもの書けないからどうしよう……ってなったぐらい。

美穂 私の小説のほうは、お姉さんの生態をいっぱい入れられたんで。それでなんか、楽しく書けたんですよ。お姉さんはすごい肩に力が入ってて。すごいかっこつけで書いてたので、そこは「かっこつけだな」って指摘しました。

――厳しい編集者ですね……。

美穂 すごいいいのを書こうとしてるっていう感じは出てたので。「お姉さん、リラックスして」って。

江里子 本当に、なかなか書けなくてね……。私、向田邦子さんが好きで。向田さんのエッセイや小説に、すごく憧れてて。

美穂 理想が。

江里子 そうね。理想が高かったのよ。書いている途中で、山崎ナオコーラさんの本を読ませていただく機会があって。「ああ、ほんとにプロの方ってすごいな」って。「どうしたら、ああなれるんだろう」って、やっぱり、そっちに行こうとしてた。

美穂 その傾向は、すごい強い。何回言い聞かせても、そう思っちゃう。

江里子 美穂さんはちゃんと自分の身の丈を知った感じで、無理はしない。今回は本当に勉強になったわ。

――たくさんテレビにも出て、いわゆる「ブレーク」というのを果たしてもなおスタンスを変えないのは、すごいことだと思います。お2人のお話を聞いていて、だからこの本には希望と癒やしがあるんだなと。夫婦や親子やきょうだいでなくても、こういう関係性を築けるんだ……っていう。

江里子 そんないいように言っていただいてるんですけど、自分たちで選択してこうなったわけじゃなくて。成り行きでなっちゃったみたいなところはすごくあって。だから恥ずかしいんですけど。

美穂 こんなにのほほんと、なんにも考えないで暮らしてる人がいるんだと思って、安心してもらえたらうれしいですね。

江里子 これがずっと続けばいいわね。50代になっても、60代になっても。私は夢があって……。

――なんですか?

江里子 ゆくゆくはここに親とかもね、呼び寄せたりして。

美穂 阿佐ヶ谷にね。

江里子 阿佐ヶ谷ハイムをね。

美穂 みんな住める。

江里子 共同体じゃないですけど。親やお友達とか、何人か寄り集まって住んでるような。阿佐ヶ谷ハイムができたら、って。

――冠番組を持つとか、そういうことではなかった(笑)。

美穂 だいたい今も、「テレビに出させてもらえるのは思い出作り」って言ってますし。

江里子 そうね。タモリさんに会えたわね。

美穂 これからも思い出が増えたら、ぐらいですかね。

(取材・文=西澤千央)

「いつか阿佐ヶ谷ハイムを……」阿佐ヶ谷姉妹“ルール”なき共同生活のススメ

 人情味あふれる町・阿佐ヶ谷の6畳一間のアパートで、本物の姉妹でない2人の40代女性が、6年間に及ぶ共同生活……その実態は、とにかく「のほほん」だった――。

 人気お笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹のリレーエッセイ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(幻冬舎)が発売された。ひょんなことから始まった新しい住まい探しを経て、現在は別々の部屋(隣同士)に暮らす2人が、あの長くて短かった蜜月の日を思い返す。そこには「自分以外の誰かと一緒に暮らすこと」のヒントがたっぷりと詰め込まれていた。

***

――この本は夫婦が読んでも、すごく共感できる部分とかがあると思うんですよね。誰かと上手に暮らしていく秘訣みたいなのが詰まっている。

美穂(妹) 上手に暮らせてるんですかね。

――普通に暮らしてたら見過ごしてしまうことも、言葉にして初めて気づく……みたいな。

江里子(姉) それこそ6年ぐらい、空気のように当たり前だと思って、6畳一間に住んでしまっていました。周りから「そんな狭いところに、よく一緒に住めますね」と言われつつ。「どこがおかしいのかな」って思ってたんですけど、書かせていただいてるうちに、美穂さんにもいろいろと折り合いをつけてもらっていたんだなあって。そういう意味では、確かに少し冷静になれたというか。直接ぶつけられないことを、お互いにね、文章でぶつけ合って、分析して。時には、「あいつめ……」みたいな感じで書いて、少し溜飲を下げて、日常に戻るみたいなことができた気がしますね。

美穂 私のほうが、不満が多かったのかしら(笑)。でも書くことで、ストレス発散になりましたね。世間のみなさんに「お姉さんこういう人なんです」ってわかってもらえたら、うれしいです。ただ2人の間のことなんで……みなさんがそれをどう思うのか心配です……。

――もともと、幻冬舎のウェブで連載されていたものをまとめた本ですが、随時アップされるお互いのエッセイを読むときは、やはり緊張するものですか?

江里子 でも美穂さん、言葉に出して(キーボードを)打つんですよ(笑)。しかも、書いてる最中に「これでどうですかね」って、チェックを強要するみたいなところがあるので。

美穂 どう思う? どう思う? みたいな。

江里子 それで何カ所か、もみ消した部分もあるんですけど(笑)。でもそうですね……輪ゴムのこととかね、布巾のこととか、なかなか直せないんですよ。気をつけてても、ついボロが出ちゃう。それでも、読んでからは少し意識するようにはなりました。

美穂 確かに「布巾が嫌い」なんてこと、一緒に住んでないと気づかない(笑)。隣同士とかだったら、たぶんわからなかったと思います。

江里子 いやいや、美穂さんの観察眼ですよ。琴線に触れるところの独特さはすごいなと思ったけれどもね。

美穂 私だって「そうか私の服ダサいんだ」ってなりましたよ! 自分でもちょっと考えたくなかったことです。

江里子 「ダサい」って言ってない。まあ、「小学生みたいな靴下」とは言ったけど。

美穂 それなのに、差し色をしたがる。

江里子 昨夜も仕事から帰って、美穂さんの部屋に行かせてもらったんですよ。そこでおしゃれについて話し合って。美穂さん、「お姉さんのファッションは、普通だ」って言うんです。「私のは機能的だ」って。「普通よりも機能のほうが勝ってる」みたいな、そういうことを言われまして。

美穂 おしゃれが、またわからなくなってきてます……(ため息)。

江里子 おしゃれを機能で語っている美穂さんが、ちょっと不思議でしたけど。

■姉が隣の部屋に引っ越して……

――現在はお2人で住んでいたお部屋に美穂さんが残り、隣のお部屋に江里子さんがお引っ越しされて……でも、今でも同じお部屋に集まって、お話ししたりお茶飲んだりは日常的にされてらっしゃるんですね。部屋を別にして、何が一番変わりましたか?

美穂 お姉さんが一番不満だった、お風呂の順番を私が守ってくれないっていうのが解消されたのかしらね。

江里子 ああ、それはあるかしらね……。

――朝のお風呂の順番ですね(笑)。

江里子「頼むから1カ月ごとに、交互にしてもらえないか」と。

美穂 何回も言われたんですけれどもね。

江里子 時には若干、目に涙を浮かべつつ訴えたこともあったんですけど……守って2日。

美穂 2日ぐらいはね。

江里子 あとはお手洗いね。やっぱり同じ生活リズムだと、だいたいお手洗いに行きたくなるのが同じサイクルなんですよね。

美穂 お姉さんはすぐトイレに引きこもるし。30分ぐらい出てこない。

江里子 お手洗いだけが、私の唯一のプライベートルームみたいになって。個室みたいな気分で。

美穂 そこで1人の時間を楽しんでたから。

江里子 楽しんでた(笑)。

美穂 仕方なくLINEで「トイレに入りたいです」って。

江里子 そのストレスは、なくなったね。

美穂 でも別々になったら、お姉さんのほうが、ちょっと寂しそうなんですよ。

江里子 いや、まあでもそうですね。共同生活が私、結構好きだったので。たとえ自分のスペースが1畳未満であっても、やっぱり一緒にいてもらって、好きなときに好き勝手しゃべることができる相手がいるのは、すごく居心地がよかった。

美穂 でも隣だから。

江里子 お互いの部屋の鍵を持ってるので、「行っていいですか」ってLINEで言って、鍵開けて入らせてもらったり。美穂さんは必ず「ちょっと来てもらえますか」って私を呼びつけるんですけど。

美穂 呼びつけるわけじゃない。

江里子 あ、呼びつけてるわけじゃないの?

美穂 そっちの部屋に行くと、よくないみたいだから。

江里子 まだね、ちょっと部屋が片付いてなくて。

美穂 なかなか入れてくれないんですよ。

江里子 1人になってスペースが広くなったら、そのまま物を置きっぱなしにしちゃう。片付けるのヘタだから、そのまま……美穂さんにも見られたくないんですけど。「見られたくない」って言ってるときこそ、ニヤニヤしながら入ってこようとするんで。

美穂 殺し屋みたいににらまれて。怖かったわ。だから私の部屋で、お茶も打ち合わせもすることになって。

江里子 居心地がいいのよ、あそこに散々住んでたし。

――実家に帰るみたいな気持ち……。

江里子 そうです、そうです。

美穂 お姉さんの部屋でもだんらんしたいですよ。

江里子 まだ整ってない。まだ座布団買ってないのよ、ごめんなさい。

美穂 そういうとこの愛情が、ちょっと足りないんだわ。

江里子 だって、あっちのお部屋のほうがいいでしょう。

美穂 うちにご招待する、っていう気持ちが。

江里子 いや、でも美穂さんのためにラグマットとこたつは買ってきたのよ、ほんとに。でも座布団は買ってない。ごめんなさい。だから、敷いてある布団の上に上がっていいって言ってるじゃない。あら、私たちどうでもいい話を……

■「お姉さんのいびきが……」

――いや、永遠に聞いていたくなります(笑)。小さい頃、自分の部屋を持つことに憧れたけど、いざひとり部屋になると妙に寂しくなる感じを思い出しました。

江里子 わかります! でもやっぱり、隣の部屋でそれぞれに暮らしてるっていうのは、すごくいい選択肢を、奇跡的に得ることができたなあと思って。壁1枚向こうで、なんとなく寝起きしてる感じはわかりますし。時々くしゃみの音とか聞こえますし。ああ、生きてるんだなあ、みたいな。

美穂 お姉さんの電話してる声も聞こえますし、テレビ見て笑ってるバカみたいな声も。

江里子 バカみたいは余計じゃない?

美穂 そういう声も聞こえますけど。

江里子 バカみたいがちょっと余計だけど。

美穂 違うアパートだったら、ちょっと寂しいかもしれないけど。今はちょうどいい安心感がありますね。

――先ほどお風呂の話が出ましたが、2人で暮らしていたときは、ほかにもルールを作っていましたか?

江里子 逆に、ルールをあまり作らなかったことで、私たちはなんとか折り合いつけてこられたのかなっていうのはありましたね。

美穂 まったく守られない。

江里子 こういうルール決めたのに!! ってなると、逆にフラストレーションがたまるじゃないですか。ルールでがんじがらめにするよりも、妥協案を探ってくっていうことが、ここまでこられた理由のひとつかなあとも思ってますね。

美穂 得意なことを各自やったり。

江里子 そうねえ。

美穂 お姉さんがお洗濯したりとか。

江里子 お料理は私で、でも汁ものは美穂さんにやってもらうとか。

美穂 得意分野を各自やったりしてたっていうのが、よかったんですかね。

――どうにも我慢できなくなることはなかったですか?

江里子 どうでした? 私よりも美穂さんのほうがあったんじゃない?

美穂 そうですね。いびき。

江里子 いびきね。

美穂 私が結構宵っ張りなんで、起きてるんですけど、お姉さんは10時ぐらいに眠くなっちゃって。

江里子 私、朝型なんで。

美穂 早めに寝ちゃって。寝た途端いびきをかき始める。寝つきがいい。起きないので。そういうときはYouTubeを大きい音量で見て邪魔したり。

江里子 あとビニール袋ね。

美穂 お姉さんはビニール袋のガサガサした音が嫌いで、ちょっと反応するんですよ、寝てても。それをガサガサガサガサやって。何回もやって、うなされるようにしたりとか。

――うなされる(笑)。

美穂 「うーん」ってうなって、ちょっと止まったりする。それが楽しくて。

■姉妹を悩ませる「出ますよ問題」

――本でも美穂さんのパートは、どこか動物の観察日記みたいな雰囲気を感じました。

江里子 姉の観察日記みたいな感じ。

美穂 そう。書くことで楽しく。

――それまですごい仲よかったのに、一緒に住んだら仲悪くなっちゃうっていうこと、結構あると思うんですよ。

美穂 そっか。嫌いにはなってないですね。

江里子 あら、うれしい。美穂さんに、いっつも言われるんです。「嫌いではないんです」と。「普通です」と。まあ、嫌われてない分、いいですね。

美穂 真ん中ぐらい。

江里子 それはありがたいわね。

美穂 好きでも嫌いでもない。普通。

江里子 ほんとね。普通はありがたいわね。普通って大事よね。

――やっぱり、仲いいと思います(笑)。

美穂 仲いいんですかね。どうなんですかね。

江里子 いや、まあね。

美穂 だいたい2人だもんで。

江里子 そうね。一駅、高円寺から歩いたりもしてるしね、一緒にね。

美穂 薬局も一緒に行きますし。

江里子 そうね。ご飯も食べるしねえ。

――最近はそうでもないですけど、芸人コンビは仲悪いっていうイメージあるじゃないですか。それは照れからくるものかもしれませんが。

江里子 照れ……確かに。照れくさいからあんまり一緒にいないとか、よく言われてますね。ただ私たちは……照れも何もあったもんじゃない。全部バレちゃってるから。今さらもう。私はもともとカッコつけだから、こういうインタビューのときも、ちょっといいこと言おうとしたりしますけど、、それもバレてる。美穂さんに「またカッコつけ」って言われて、反省したりするんですけど。

――それを素直に聞けるのが、すごいと思います。

江里子 機嫌が悪い朝なんかはね。時々イラッとするときありますけどね。言葉尻で腹立たしいこととかいっぱい。まあでも美穂さんも……。

美穂 「出ますよ問題」ね(笑)。

江里子 どっちかが扉を先に出るっていうときに。

美穂 「出ますよ」って言ってほしいっていうのがね。

江里子 なんにも言わずに、先にそーって出てくときがあるんですよ。私、それは嫌だと。「出まーす」って一言言ってもらえるとうれしいなって。そしたら、「出ます」って言ってくれるようにはなったんですけど、なぜか「出ますよ」になった。「よ」がつくと、なんかちょっとカンに触って。「よ」のそのニュアンスが、すごく気になる……。それで返事の「はい」をちょっと語気強めに言ったのが、美穂さんに伝わって「なんかすごい機嫌が悪かったけど、あれはなんだったんだ」と。だから私「『出ますよ』の『よ』が気になったの」って言ったら、それから「よ」をやめてくれたのね。

美穂 だって、そのときの「はい」すごかったんですよ。

――気になるところがちょっとずつ違うのも、いいのかもしれないですね。

江里子 たとえ一緒に暮らしていても、感覚は別ですもんね。そこはわかってもらえないんだろうなとは思ってます。

――基本わかってもらえないってところから始まると、わかってもらえたらすごいうれしいですし。

江里子 あと、すぐに嫌いになられちゃうと困るっていうのがあって。そこはわりと心がけてるところ。危機感を持ってるつもりはあります。

――千鳥ノブさんをして「いま一番ヤバい女芸人」と言わしめる美穂さん(笑)。

美穂 あら、喜んでいいのかしら。

江里子 いいのつけていただいたわね。この本読んでいただいたら、ヤバいってわかると思う。

美穂 私、バレちゃうかしら。

江里子 バレちゃうかしら、じゃないわよ。

■テレビは思い出作り

――本に収録されている書き下ろしの恋愛小説でもやっぱり、片鱗が。

美穂 好きなものをいろいろ入れて書いただけなんですけど。

江里子 いやもう私は、この美穂さんの『3月のハシビロコウ』ができたときに、傑作だなと思って。人間の目じゃない、むしろ動物の目から見た世界……そういう感じの不思議さがあって。美穂さんの実話じゃないんですけど、美穂さんというフィルターを通して生まれた作品なんですよ。書きながら、その都度その都度、私にまたチェックを強要するんです。それがどんどんいい感じになってくる。それで私、ちょっと一回筆を折ろうかって思ったぐらい。こんな面白いもの書けないからどうしよう……ってなったぐらい。

美穂 私の小説のほうは、お姉さんの生態をいっぱい入れられたんで。それでなんか、楽しく書けたんですよ。お姉さんはすごい肩に力が入ってて。すごいかっこつけで書いてたので、そこは「かっこつけだな」って指摘しました。

――厳しい編集者ですね……。

美穂 すごいいいのを書こうとしてるっていう感じは出てたので。「お姉さん、リラックスして」って。

江里子 本当に、なかなか書けなくてね……。私、向田邦子さんが好きで。向田さんのエッセイや小説に、すごく憧れてて。

美穂 理想が。

江里子 そうね。理想が高かったのよ。書いている途中で、山崎ナオコーラさんの本を読ませていただく機会があって。「ああ、ほんとにプロの方ってすごいな」って。「どうしたら、ああなれるんだろう」って、やっぱり、そっちに行こうとしてた。

美穂 その傾向は、すごい強い。何回言い聞かせても、そう思っちゃう。

江里子 美穂さんはちゃんと自分の身の丈を知った感じで、無理はしない。今回は本当に勉強になったわ。

――たくさんテレビにも出て、いわゆる「ブレーク」というのを果たしてもなおスタンスを変えないのは、すごいことだと思います。お2人のお話を聞いていて、だからこの本には希望と癒やしがあるんだなと。夫婦や親子やきょうだいでなくても、こういう関係性を築けるんだ……っていう。

江里子 そんないいように言っていただいてるんですけど、自分たちで選択してこうなったわけじゃなくて。成り行きでなっちゃったみたいなところはすごくあって。だから恥ずかしいんですけど。

美穂 こんなにのほほんと、なんにも考えないで暮らしてる人がいるんだと思って、安心してもらえたらうれしいですね。

江里子 これがずっと続けばいいわね。50代になっても、60代になっても。私は夢があって……。

――なんですか?

江里子 ゆくゆくはここに親とかもね、呼び寄せたりして。

美穂 阿佐ヶ谷にね。

江里子 阿佐ヶ谷ハイムをね。

美穂 みんな住める。

江里子 共同体じゃないですけど。親やお友達とか、何人か寄り集まって住んでるような。阿佐ヶ谷ハイムができたら、って。

――冠番組を持つとか、そういうことではなかった(笑)。

美穂 だいたい今も、「テレビに出させてもらえるのは思い出作り」って言ってますし。

江里子 そうね。タモリさんに会えたわね。

美穂 これからも思い出が増えたら、ぐらいですかね。

(取材・文=西澤千央)

Sexy Zone・中島健人、明石家さんまが「いいねえ!」「俺のものにしたい!」と大興奮で絶賛

 SexyZone・中島健人がレギュラー出演するバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)内の人気コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!」が7月19日に放送された。ゴチメンバーとゲストが、設定金額にもっとも近づけるために、値段を見ずにそれぞれ料理を注文していくという、このコーナー。19日放送回では7月に誕生日を迎える“お笑い怪獣”の異名を持つ明石家さんまが初参戦し、バースデーゴチが開催された。

 この日、バトルを始める前にさんまの食遍歴を振り返るVTRを視聴。かつて放送されていた人気お笑い番組『ヤングおー!おー!』(毎日放送、1969~82年)に話が及ぶと、この日特別出演していた元ゴチメンバー・矢部浩之にさんまが「(放送していた時代に)間におうてるのか?」と問いかけ。矢部は「大阪ですし」と番組を見ていたことを告白した。さらに、さんまは「ジナカはまったくわからないでしょ?」と中島に話を振り、中島は「ジナカまったくわからなかったです」と回答。「ジナカって呼ばれたのはじめて」と戸惑いをみせつつもスマイルを浮かべ、「俺だけのものにしたいねん」とさんまは中島へ独占欲を爆発させていた。

 さらに、さんまが幼少期に自宅で食べていたというおふくろの味・くじら鍋を再現し、全員で試食。ゴチメンバーの渡辺直美が「くじら、はじめて食べましたけどおいしい」とつぶやくと、さんまは驚きつつ、「ジナカは?」と再び中島に。「なかなかクジラを食べることないんですけど、時を超えてさんまさんの愛した料理を食べることができて……、サンキューデリシャス」とポーズを取る中島にさんまは爆笑しつつ、「よう、こんな思い切ったことする勇気あるな。この勇気があれば俺もっと売れてる」と、中島の振り切りを絶賛していた。

 その後本格的にコーナーが開始し、4万円の設定金額でゴチバトル。中島は「黒毛和牛フィレ肉のグリエと鰻」を試食しながら「メルシーボーク セクシーボーク」といつも通りセリフを決め、さんまは大満足で「いいねえ!」と再び絶賛。また、中島がさんまに「たくさんのラブストーリーを経験されてきたと思うんですど、ラブストーリーにおいて大切なことは?」と質問すると、さんまは「見つめ合う芝居であえて視線を外す」「利き手じゃないほうを使ってアクションを起こすと可愛く映る」などのテクニックを披露。「鍵開けるときとかな」とさらにさんまがアドバイスを重ねると、中島はすかさず「部屋の鍵とかですか? 心の鍵じゃなくて?」と問いかけ。さんまは再び大興奮で「いいね!」を繰り出していた。

 この日の放送に視聴者からは、「ジナカ笑った! あだ名定着させたい(笑)」「さんまさん相手にも神対応見せるケンティー。ぶれないところがさすがすぎる」「さんまさんに『俺のものにしたいねん』って言われちゃう健人くんは、やっぱり凄すぎる!」といった絶賛の声が集まっていた。

 老若男女、全ての人を虜にする中島。さんままでをもメロメロにしてしまったようだ。
(福田マリ)

綾野剛『ハゲタカ』、初回11.9%も「髪形で台無し」「バルクセールって?」と視聴者困惑

 綾野剛が主演を務める連続ドラマ『ハゲタカ』(テレビ朝日系)が7月19日よりスタートし、初回平均視聴率11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。決して悪い数字ではないにもかかわらず、ネット上には“コレジャナイ感”が漂っている。

「同ドラマは作家・真山仁氏の同題小説が原作で、2007年にNHKでも大森南朋を主演にドラマ化されています。“ハゲタカ”と呼ばれる主人公の外資系投資ファンド『ホライズンジャパン・パートナーズ』の代表取締役・鷲津政彦(綾野)が、大手銀行や企業を相手に大胆な買収を仕掛けていくストーリーです」(芸能ライター)

 第1話は、鷲津がアメリカから帰国した1997年に、日本初の“バルクセール”を実施した三葉銀行との買収劇が描かれた。バルクセールとは、不良債権や不動産を第三者にまとめ売りすること。三葉銀行の資産流動化開発室室長・芝野健夫(渡部篤郎)は、最低300億円での買い取りを希望していたが、鷲津から信じられない評価額を提示される……という展開が繰り広げられた。

「好視聴率発進を遂げただけあって、ネット上でも『とりあえず続きを見たいと思えた』とそこそこの評価を得られていますが、一方で『綾野に求めているのはこういうのじゃない』との指摘が多数寄せられていました。まずは演技についてですが、『いかにも“演技してます”って感じだけど、気合入りすぎてるの?』『わざとらしくて変』『綾野好きなのに、見たかったのはこんな違和感だらけの綾野じゃないんだよ!』などと言われています」(同)

 さらに、鷲津のヘアスタイルが気になったネットユーザーも少なくないらしい。鷲津は前髪を半分だけ下ろし、それが額でウェーブしているのだが……。

「『うねってる前髪がキモい』『カッコいい顔が髪形のせいで台無し』『髪形チェンジ!』という悲鳴やクレームが飛び交っている状況。こうした意見が本人か、せめてドラマスタッフに届くことを願います」(同)

 また、バルクセールなど世間では聞きなれない言葉が使われるため、「なんか難しい話」「原作読んでないと厳しいかな?」といった声も出ている。視聴者を置いてけぼりにすれば、数字も当然下がるだろうが、次回はどうなることか。

King&Prince・平野紫耀と『花のち晴れ』神楽木晴、2人の姿が重なって見えたワケ

hirano_ago

 『花のち晴れ~花男Next Season~』は、2000年代に大ヒットしたコメディティストの恋愛ドラマ『花より男子』(TBS系)の続編だ。

 物語の舞台は主要メンバーが卒業してから10年後の英徳学園。主人公の江戸川音(杉咲花)は、裕福な家庭の生まれだったが学園入学前に父の会社が倒産し、今は母親とアパートで2人暮らし。元の優雅な暮らしに戻る唯一の方法は、許嫁の馳天馬(中川大志)と結婚することで、その条件である「英徳学園に在籍すること」を満たすべく、貧乏暮らしを隠してセレブ学校に通っていた。

 ある日、音は学園を牛耳るC5(コレクトファイブ)のリーダー、神楽木晴(King&Prince・平野紫耀)と知り合う。「庶民狩り」という、学園の中に紛れ込んだ一般人を退学に追い込む行為の首謀者・神楽木に警戒する音だったが、2人はいつしか惹かれ合うように。

 ドラマは、前作で描かれた庶民の娘と御曹司の息子による恋愛物語をなぞるように、庶民として暮らす音と神楽木グループの御曹司・神楽木晴の、喧嘩しながらも惹かれ合っていく姿を描いていく。そこに音の許嫁の馳天馬と、神楽木に一目惚れして積極的にアプローチするカリスマモデル・メグリンこと西留めぐみ(飯豊まりえ)が絡む、恋愛群像劇だ。

 興味深いのは、彼・彼女たちの恋愛の背景に、家や学校の伝統を守らなければならないという苦悩がある点だ。音が許嫁の天馬と結婚したいのは江戸川家を立て直すためで、神楽木がメグリンとの交際をC5メンバーから急かされるのは、彼女が英徳学園に転入すれば、入学希望者が殺到して学園に栄華が戻るからだ。自由な生活を送っているようで、神楽木たちを取り囲む環境はシビアに見える。

 そのせいか、没落貴族の悲哀みたいなものも感じられる。かつて学園を牛耳っていたF4の道明寺司(嵐・松本潤)に神楽木があこがれているという設定もあってか、過去の栄光に縛られている二世の苦しさが裏テーマとして際立っていたように思う。さらに、そんな神楽木の姿と、神楽木を演じる平野の姿がどこか重なって見えた。

 平野は現在21歳のジャニーズ事務所に所属するアイドルだ。15年に結成されたグループMr.King vs Mr.Princeに所属し、今年King&Princeとして『花のち晴れ』の主題歌「シンデレラガール」でCDデビューした。

 14年の『SHARK』(日本テレビ系)でドラマ初主演を果たしているが、演技経験は浅く、主人公の音を演じた杉咲花はもちろんのこと、中川大志、飯豊まりえと、今の若手の中ではダントツに演技力のあるメンバーに囲まれていたため、芝居のぎこちなさが目立つ形となった。しかしそこがかえって、いつも行動が空回りしてジタバタしている神楽木の青臭さを引き立たせることとなり、その初々しさに好印象を持った。

 一方、松本潤が道明寺を演じた頃は華やかな英徳学園だったが、それから時がたち、寂れつつある学園の姿は、そのまま今のジャニーズ事務所を反映しているように見えてしまう。

 2年前のSMAP解散以降、TOKIO・山口達也の未成年暴行未遂、NEWSメンバー(加藤シゲアキ、小山慶一郎)の未成年との飲酒騒動など、次から次へとジャニーズ事務所所属のタレントに問題が起こっている。圧倒的優位を誇っていた男性アイドル市場の立ち位置も、新興勢力としてのEXILEグループや特撮ヒーローもの出身の2.5次元の舞台から出てきたイケメン俳優がテレビドラマに出演するようになってきている。すぐに転落することはないだろうが、現在の10~20代のジャニーズアイドルに関していうと、ファンコミュニティの間では知られていても、その外側には存在が届いておらず、上の世代に比べると小粒で力不足に見えてしまう。

 そんな逆風の中で満を持してCDデビューしたKing&Princeに対する、ジャニーズ事務所の期待は相当なものだろう。平野が『花のち晴れ』で主演を務めたのは、「これからのジャニーズは彼で行きます」という宣言みたいなものだったのかもしれない。デビュー曲「シンデレラガール」は大ヒット(上半期シングルランキングでは62.6万枚を売り上げて5位にランクイン)して、順風満帆のスタートだったと言えるが、しかしドラマが成功だったかというと、最後まで中途半端だったように思う。

 それこそ、歌番組でキンプリが見せる華やかな王子様像を反映したイケメンドラマとして、もっと突き抜けてもよかったが、寂れつつある学園を守ろうとする神楽木の姿を描くことで、妙に生々しいドラマとなった。ジェームス・ディーン的な苦悩する青年像は平野にハマっていただけに、本作のようなイケメンドラマではなく、もっと暗い青春ドラマの方が良かったようにも思う。

 ステージでは華やかな王子様キャラが眩しい平野も、悩める青年像を演じられることが本作で証明された。3月に公開された映画『honey』で主演を務め、こちらも神楽木のような不良だが可愛げのある男の子の役だった。ヘタにコメディに寄せずに、影のある青年をシリアスに演じた方が、本人の魅力が際立つのではないかと思う。
(成馬零一)