“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の過激すぎる夫婦喧嘩が映画『焼肉ドラゴン』で解決しちゃった!?

“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(38)が、愛妻と共に映画の感想を語り合う不定期連載。今回の作品は、高度経済成長期の在日コリアン一家の生活を描いた『焼肉ドラゴン』(鄭義信監督)だ。最近、夫婦喧嘩が絶えない瓜田家。この映画を見たことによって、東京出身の夫と、大阪出身の妻の価値観の相違が改めて浮き彫りになったらしく、またしても口論が始まった。瓜田夫妻、大丈夫か……?

 瓜田夫妻は先月末から不定期で、「ふわっち」というアプリで動画の生配信を行っている。時事ネタ、健康ネタ、アウトローネタなどをコンビでざっくばらんに語り合っているのだが、この番組進行を巡って、夫婦喧嘩が絶えないのだという。

 映画館に現れた瓜田純士は、開口一番、「たかがふわっちで離婚危機ですよ」とぼやいた。

「配信中に、ひよっけ(妻の愛称)がちょいちょい粋がるもんだから、それを制したところ、夫婦喧嘩に発展しまして……。こっちはテンションがダダ下がりになったんですけど、ひよっけは続きを配信したいと言って、ひとりでめちゃくちゃハシャいでるから、『俺はやる気ねえよ。バカじゃん』ぐらいの態度を取ってたんですよ。そしたら『なんでやねん!』とひよっけがガチギレしまして。『知らねえよデブ!』と言い返したら、『もう離婚や!』と言われてしまいました」

 夫婦の会話はそこで途切れ、家の中は重苦しい沈黙に包まれたという。

「そんなさなかに緊急地震速報が飛び込んできて、部屋の電気が落ちたから、謝るなら今だ! と思って後ろから抱きしめて、『ひよっけ、さっきはごめんな』と言ったら、『何しとんねん!』と払いのけられた。その後もしばらく無言状態が続いたので、こうなったらあのセリフで揺さぶりをかけるしかないと思って、台湾版『花より男子』の御曹司を真似して『おいひよっけ、俺といても辛いだけだろうから、もうラクにしてやる』みたいなことを言ったら、『うん、ありがとう』とあっさり返されたから、参りましたよ」

 それが昨夜の出来事だとか。まだギクシャクした空気を抱えたまま、ふたりは映画館にやって来たのだ。

「面白い映画を見て、うまいメシでも食えば、きっと仲直りできるんじゃないかと思ってます。なぁ、ひよっけ?」

 奥様はプイッと横を向いた。

 以下は、映画鑑賞後のインタビューである。

 * * *

――いかがでしたか?

瓜田純士(以下、純士) よかったですね。こんなに感動するんだったらティッシュを持ってくればよかったですよ。

瓜田麗子(以下、麗子) 映画を見てる最中、昨日の夫婦喧嘩のことが何度も脳裏をよぎったし、なんでウチらが喧嘩になったのかもわかったわ。ま、それはのちほど。

――映画の序盤から、おふたりがヒソヒソ話をしながらクスクス笑っていたから、「あ、夫婦喧嘩は収まったんだな」と安心しました。

純士 あれは出だしから、ひよっけのいつものド勘違いが始まったから、笑ってただけですよ。まずあのアボジ(父/キム・サンホ)のことを「さすが、ほっしゃん。やばい演技するで」とか言い出した。俺が何度否定しても、前半はずっと、アボジのことをほっしゃんだと思ってたみたいで。さらには、あの焼肉屋の中で酔っ払って大泉洋にやたらと絡む奴がいたじゃないですか。あれを、「山田孝之や」って言い張るんですよ(笑)。

麗子 あれ、ホンマに山田孝之ちゃうの?

純士 ……って、何度も言うもんだから、「全然ちげーよ!」っていう面白さがあって。俺は俺で、あのクラブの支配人(大谷亮平)のことを、しばらくトータス松本だと思ってたんですよ(笑)。そういうふたりの間違いから軽く入れたから、夫婦間のギクシャクは序盤でほぐれました。でも、映画に入り込むのには時間がかかりましたね。

――それはなぜでしょう?

純士 どういうタイプの映画なのか、予備知識ゼロで来たもんだから、しばらく戸惑ったんですよ。たとえば、大泉洋と亀の子だわし(ハン・ドンギュ)が、真木よう子を巡って喧嘩になるシーン。あれ、最後にオチがあるからよかったけど、オチに至るまでの“間”が長かったじゃないですか。だから途中までは、戦後の暗い話に男女のドロドロを織り交ぜた重苦しい映画なのかよ、こりゃ参ったな、と思って見てました。

麗子 そうか?(納得いかない表情)

純士 単に間の悪いドロドロのメロドラマだったらどうしよう……と。途中からは、「あ、これは涙あり、笑いありの作品なんだな」とわかって安心して見れたけど、趣旨をつかむまでに時間がかかりました。

麗子 西の人って、普段でもボケとツッコミを絶対するんですよ。どんなシリアスな場面でも。その色がちゃんと出てたと思ったけどな。

純士 間って、引っ張れば引っ張るほど、笑いが大きくなるというのはわかる。でも、そのタメが俺には長すぎて。リヤカーのクダリも、間が長いと感じた。ま、そうは言っても、笑えたし、感動はしましたけどね。

麗子 大阪っぽさを出すために、喜怒哀楽をほどよいバランスで盛り込みたかったんやと思うで。あとは絶対忘れちゃいけない、ボケ、ツッコミ、オチも。

純士 仮に大阪っぽさの演出だとしても、井筒(和幸)監督だったらもっとテンポよく、わかりやすく描いたんじゃないかな。

麗子 コッテギだか、トッポギだかの人?

――『パッチギ!』です。

麗子 あ、そうやったか(笑)。

純士 『焼肉ドラゴン』で一番わかりやすかったのは、クラブの乱闘シーンでした。大御所シンガー(根岸季衣)が嫉妬して喧嘩になる。あれは迷わず笑えました。でもそのほかは全体的に、男女のガチっぽいギクシャクした関係性の描写が多かったから、ストンと笑いに落ちにくかったんですよ。

麗子 おじゅん(夫の愛称)は東の人間やからや。ひよっけは、吉本新喜劇を見てる感覚ですんなり笑えたで。

純士 言われてみれば以前、嫁に新喜劇を見せられたとき、ちょっとあの間に馴染めなかったなぁ。

麗子 最後までよぉ見ぃひんかったもんな。

純士 俺は、ひょうきん族とかドリフで育ってるから。ドリフだと、クシャミしてからタライが落ちるまでが早いんですよ。でもこの作品の間は、もっと引っ張るんです。そのスピード感がなぁ……。

麗子 たぶん西と東は、間合いが全然違うんやろうな。ウチはたけしの何が面白いのかわからない。けど、さんまは面白い。なんでか言うたら……

純士 出ました、ひよっけの「ウチはこう思ってる節」! これが「ふわっちクオリティー」です(笑)。

麗子 フンッ!

純士 ひよっけ~、大好きだよ~(取り繕うように甘ったるい声で)

麗子 嫌い! 大嫌いや!

――あれ? まだ仲直りしていなかったんですか?

麗子 ウチは今回の映画を見て、おじゅんとなんで喧嘩になるのかがわかったんですよ。西はこの映画の大泉洋みたいなアカンタレな大人の男がぎょうさんいてるから、ウチみたいな気の強いチャキチャキした女はすごいチヤホヤされるし、重宝される。西はカカア天下なんですよ。でもこっち来てビックリしたんは、東京は男が女にやたら偉そうにしてること。特にこの人(純士)は男の人としてすごいチヤホヤされて、女の人を踏みつけて生きてきた人でしょ? そのカルチャーギャップが、ウチらの夫婦喧嘩の原因やねん。

純士 俺がこの映画を見て感じたのは、大泉洋がカッとなるタイミングが、俺と同じだってこと。で、井上真央がふてくされて奥の座敷に引っ込むタイミングが、ひよっけと一緒だってことだね。あと、アボジとオモニ(母/イ・ジョンウン)の関係性も、瓜田夫妻に似てるな、とも思った。アボジは苦労してるし、みんなの幸せを考えないといけない立場だから、登校拒否のいじめられっ子である息子(大江晋平)に留年しろと言った。一方、オモニは息子のことしか見えてないから感情的になって、それに反対した。それが俺とひよっけの関係にソックリでした。よくひよっけが、俺の苦労も知らずに、「そこはこう言ってほしいねん」と、いっときの感情で噛みついてくるんですよ。でも俺は全体が見えてるから、「そこでその言葉を言ったらオシマイじゃん」と、グッと堪える選択をすることが多いんですよ。

麗子 ウチは「なんてKYな女なんだ!」と、おじゅんからよく怒られるんですけど、この映画に出てくる井上真央みたいに、思ったことはなんでもバンバン言ってしまう性格なんですよ。でもこっちの人って、本音と建前があるやんか?

純士 ひよっけは「本音と建前」と思ってるけど、そうじゃなくて、「子どもと大人」なんですよ。空気を読むんですよ、大人って。

麗子 ………。

純士 孫悟空って「お腹すいた、お腹すいた」って簡単に言うでしょ。「でもここでそれを言っちゃダメだよ、悟空くん」っていう俺の態度を、ひよっけは「建前」だと言う。「悟空のままでええねん」となるんですよ。それでよく喧嘩になるんです。

麗子 そんなに周りに気を使わんでもええやんか。

純士 いや、ここでは大人の態度を取らないとまずい、という場面だってあるでしょ。

――双方の長所を認め合いつつ、歩み寄るのが一番なのでは?

麗子 そやねん。実際、ちょっとずつやけど、歩み寄ってはいますよ。おじゅんも西寄り感を出してくれようとしてるし、ウチもいろいろ我慢してるし。

純士 大阪人と東京人、まだお互いの出身地に対するプライドがあるから、ぶつかることも多いけど、あと2、3年もすれば完璧なニコイチになってますよ。

――そうなることを祈ります。

純士 で、映画の話に戻るけど、笑いだけじゃなく、重いテーマも入ってて、しっかり“泣かせ”があったのはさすがでした。それと結局、何があっても最後は家族なんだな、という点に感動した。喧嘩しようが浮気しようが、何かにつけて家族がちゃんと集まるじゃないですか。あれが微笑ましかったし、羨ましかったですね。

麗子 よぉ描いてはるなぁと感心したのは、実際、関西って若くして死ぬ子が多いんですよ。家庭環境が複雑だったりヤンチャな子も多い環境やから、ウチの周りでも自殺とか交通事故で死ぬ子が多かった。映画では自殺の背景とかも描いてはったから、監督はきっと、西を伝えたかったんやろうな。

純士 いや、全然違う。

麗子 ひよっけはそう思ったの! おじゅんはおじゅんでええやん! ひよっけにはひよっけの感想があんねん!

純士 西や東はあまり関係ないと思う。これはきっと、当時の在日韓国人のありきたりな一般家庭の話なんですよ。高度経済成長期の日本には、そこでしか生きられない在日韓国人がたくさんいたんだよってことを、『サザエさん』や『男はつらいよ』を見て育った現代の日本人に見てもらいたかったんじゃないかな。で、作品の肝は、アボジの言ってた言葉でしょ。「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっといい日になる」「逃げても何の解決にもならない。ここで生きていくしかない」。俺はおじいちゃんからずっとそう言われて育ってきたから、アボジの言葉には本当に共感できたし、最後はやっぱり家族の絆が大事なんだということであるなら、腹を割って話せるひよっけを嫁にして本当によかったと思いましたよ。

麗子 ホンマにそう思うてる?

純士 思ってる、思ってる。最後のアボジとオモニのシーンを見て、「女はゴマンといるけど、やっぱひよっけじゃなきゃダメなんだ」と俺も思ったから。

――笑いの間が合わなかったこと以外の不満点は?

純士 お役所の人が立ち退きを要求しに来る場面が、もう3、4回あってもよかったかも。で、全員が冷徹な役人ってわけじゃなく、中には情が移ってしまう役人もひとりぐらいいて、家族と一緒に飲んだりするシーンでもあったほうが、人情味が出ただろうし、解体されたときの切なさもより一層出たんじゃないかと。あと、個人的にちょっと不満だったのは、飛行機の音がうるさすぎた点と、真木よう子の芝居が重すぎた点ですね。真木は『孤狼の血』のときはあの重さがハマったけど、今回は足を引きずってるワケありの長女ってだけで重いんだから、もっとラフに芝居してほしかった。終始深刻な顔だったし、ドスのきいた声でガチトーンで来るもんだから、超シリアスな物語なんだと思って序盤は構えちゃったよ。ヤカンのシーンは笑ったけどさ。

麗子 西の人は重いこともあえて重さを表現せず、結構さらっと言ったりするから、あの演技は確かにちょっと重かった。あと、ケガした足をわざわざ人前で洗うのは、なんかわざとらしくていやらしいねん(笑)。でも、その真木よう子が、日本語をしゃべれない初対面の人を身内のパーティーに招き入れるシーンは好きやで。顔を合わせたら誰とでもすぐ仲良くなるあの感じは、西っぽいと思ったわ。

――大阪出身の奥様から見て、役者陣の関西弁はいかがだったでしょう? ちなみに大泉洋は北海道、真木よう子は千葉、井上真央は神奈川、桜庭ななみは鹿児島出身です。

麗子 85点ですね。みんなものすごく頑張ってましたが、感極まると、イントネーションがおかしくなったり、「アカン」が「ダメ」になったり、ところどころ不自然やったかな。でも演技は全体的にめっちゃよかったです。井上真央なんて、幼少期の自分を見てるようで、ホンマにうまかったです。

純士 大泉洋もよかったよね。イケメンじゃないし、強くもないけど、強がってみせて、結局トホホな感じになるっていう、あのサジ加減が絶妙で。

麗子 大泉は、人間味があって親近感湧くよな。

純士 恋敵とやりあうシーンでも、あれがたとえば江口洋介だったら相手を一喝して終わっちゃうんだろうけど、大泉だと「なんだこの野郎!」と相手からやり返されちゃうから面白い。

麗子 おもろい顔してるしな。あと、アボジとオモニもよかったな。新大久保あたりに住んでる素人さんちゃいます? って感じ。ドキュメンタリーかと思ったわ。

純士 そう思わせるってことが、役者として一番すごい。

――ところで、在日韓国人に対する差別やいじめは、おふたりの身近にありましたか?

麗子 親の世代から、なかったと思います。たまに「あの子は在日だ」とかいう噂が立つこともあったけど、個人的にはどうでもいい問題だったので、確かめもせず一緒に遊んでましたよ。

純士 自分がガキの頃の新宿には、すでに当たり前に韓国人が街や学校にいたので、差別はなかったし、韓国人と聞くと「金持ちなのかな」と思う程度で、いじめの対象にもならなかったですね。でも、近所の韓国学校とはよく喧嘩をしましたよ。自分がいた中学の先輩が弱かったせいで、「日本人はたいしたことない」とナメられてた感があります。韓国学校の生徒にいじめられて「ママに言いつけるぞ」と言って逃げ帰った日本人もいたらしいから(笑)。

――結論として、この映画を見てよかったですか?

純士 『万引き家族』のようなズッシリくる感じはなかったけど、娯楽作品として十分に楽しめました。

麗子 見てよかったというか、おじゅんに見せれてよかったです。ウチは最近、ふわっちの配信中や日常生活の中で関西色を出しすぎて、おじゅんによく怒られてたので、この映画を見せることによって「ひよっけは実は100分の1も関西色を出してへんのやで。普段からめっちゃ我を抑えて頑張ってるんやで」ということを夫に伝えられてよかったです。

純士 ひよっけには悪いけど、俺はこの映画を見ても、その言葉を聞いても、そこについてはなんも伝わってこないよ。

麗子 はぁっ!?

純士 大阪ではカカア天下でハシャいでこれたのかもしれないけど、東京だったら通用しないですから。ありえないですよ。

麗子 東京に通用せんでも、おじゅんに通用すればええやんか。

純士 そんなの大阪でやってろ、って話ですよ。「大阪ではもっとイキってたんや。そういう自分を捨てて来たんや」という思いが強いせいで、最近ちょいちょい地を出そう、地を出そうとするから面倒くさいんですよ。

麗子 出てまうねん。楽しくなったら。

純士 それが鼻につく。

麗子 それってひどない? 人格否定や! 昔のひよっけは、もっと元気で、もっとしゃべって、もっと笑ってってしとってん。それを完全に押し殺したら、仮面夫婦になってまうやろ? そんなんやったら離婚したほうがマシや!

純士 (しばし沈黙したのち)……まあ、冷静になって考えてみると、どんなにキャンキャン粋がったところで、所詮はひよっけひとりじゃないですか。大阪から出てきて俺に人生を捧げてくれてる。彼女にとって東京はアウェイですよ。そういう立場の人が粋がったところで、たかが知れてるし、俺にはそれを包み込む器量さえもないのかよ、と思うと、ちょっと自分が情けなくもなるかな。

麗子 そうやで。もっと泳がしたってよ。1回こっきりの人生なんやから。

純士 俺は、常識人になりすぎちゃうところがあるんですよ。もっとくだけていいような場面でも、「他の人に迷惑をかけるから」みたいなところが。

麗子 あんねん、堅苦しいところが。

純士 その生真面目なところが、ひよっけ本来のノリからすると、「大人ぶってる」ということになるんでしょう。

麗子 そうそう、すぐに大人ぶりよんねん。

――純士さんはこう見えて、紳士的なところがありますからね。

純士 顔にタトゥーがあるからこそ、余計にそういうところで気をつけようと思うんですよ。

――奥様は、標準的な関西娘なのでしょうか? それとも?

麗子 ちょっと上品なほうです(急に澄まし顔になる)。

純士 あのですね、彼女は下品の見本市みたいなところがあるんですよ(笑)。

麗子 ひどーい!

純士 ウソウソウソ(笑)。そういやこないだ、ひよっけが道端でなんか食べたいと言い出したから、俺は通行人に迷惑がかかるから人のいないところで食えって注意したら、喧嘩になったんですよ。そこでひよっけが言い放った言葉が、すごいですよ。「道はものを食べるためにあるんやで!」だって(笑)。あれはさすがにウケましたね。

麗子 ええ言葉やないの(笑)。

純士 自分の嫁の好きなところは、ハングリーさですね。スーパーに行って両手で抱えきれないほどの荷物になっても、「袋は4円もかかるからもらわんで!」とか言うんですよ。まあ、恥も外聞もないんだけど、家計を守るという意味では最良のパートナーなのかもしれない。そんな彼女には「ホテルのロビーでは騒いじゃダメだよ」なんていう俺の紳士的なアドバイスは、馬の耳に念仏なんですよ。

麗子 なんでそんな眠たいこと言うてんねん、思うわ。眠たいわ~、ホンマ。

純士 眠たきゃ道で寝ればいい、みたいなノリなんですよ、ウチの嫁は(笑)。

麗子 人生、毎日を全力で楽しまないと。いつ死ぬかわからんねんで。ウチひとりぐらい粋がらせてみぃや。押さえつけたら可哀想やろ。生きてんねん、ひよっけも。

純士 まあ、それもそうだな……って、『焼肉ドラゴン』とは全然関係ない話になっちゃいましたね(笑)。

 * * *

「離婚」という言葉が飛び出したときはヒヤッとしたが、瓜田夫妻はその晩、ふわっちで仲良くカラオケ配信をしていた。「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」とは、まさにこのことだろう。
(取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ)

※瓜田純士&麗子のふわっち(週1回程度の不定期配信)
https://whowatch.tv/profile/t:Junshiurita

※瓜田純士の人生相談「No problem」
https://kinngofoutlow.jimdo.com

※日刊サイゾーでは瓜田純士の最新情報をほぼ月イチペースでお届けしています。
http://www.cyzo.com/cat8/outlaw_charisma/

キムタク次女・Koki,は、単なる“出オチ”!? ブレイクを妨げる2つの要因とは……

 颯爽とデビューしたものの、出オチで終わりそう?

 7月14日、木村拓哉と工藤静香夫妻の次女・Koki,が自身のインスタグラムを更新。表情が父親にそっくりだと注目を集めている。

 女性ファッション誌「ELLE JAPON」(ハースト婦人画報社)7月号の表紙で鮮烈なモデルデビューを飾ると、大反響。たちまちインスタグラムのフォロワー数は100万人を突破しているが、その勢いには早くも陰りが見られるという。

「Koki,というより母親の工藤の人気がだだ下がりで、その巻き添えを食っている形です。娘のプロデュースを工藤が請け負っているほか、自身のアルバムにKoki,が作曲した楽曲を収録するなど、娘を自分の宣伝に使っているとしか思えないとして批判を浴びました。7月3日深夜にKoki,が工藤とのツーショット写真を投稿した際には、『お母さん、あまり娘アピールしないほうがいい 娘さん、叩かれ始めるよ』『静香は出てこないほうがいいのでは…なんか安っぽいイメージになっちゃう』『私生活とかプライベートな一面は見せないほうがよかったと思う』とブーイングを浴びています。Koki,にもその声は届いているようで、最近は母親から独立したがっていると聞きます」(業界関係者)

 また、広告代理店関係者は、母親以外にもKoki,のブレイクを妨げている大きなマイナス要因があると指摘する。

「はっきりいって、芸名がよくないですね。最後のカンマは、“アクセサリーみたいでかわいい”という彼女のこだわりで添えられたそうです。しかし、『,』が入る名前は記事やラテ欄を作る側からするとややこしい。正式には『o』の上に付く『-』も変換が面倒ですし、ネット上で正しく表示されない場合もあります。紙にしても特別に指定しなければならず、手間がかかります。彼女の本名は『光希(みつき)』で、英語圏を含む諸外国では『つ』という音が発音しにくいため『こうき』になったといいますが、『こうき』という響きで世間が真っ先に思い出すのは『亀田興毅』ですから、いちいち『キムタクの娘』と説明しなければならない。スポンサー受けもイマイチです」

 もういっそのこと、芸名ごと「キムタク娘」としてくれたほうが、世間もスッキリするかもしれない!?

吉木りさの披露宴に参加した“犬猿の仲”misonoに「本当に招待されたの?」の声

 タレントの吉木りさと俳優の和田正人が7月14日、それぞれのSNSで結婚披露宴をしたことを報告。「入籍して8ヶ月。本日、結婚披露宴。ご列席くださった皆さま、関わってくださった全ての関係者の皆さま…誠にありがとうございました!!」とのメッセージと共に、真っ白のウエディングドレスと白いタキシードを着た2ショット写真を掲載した。

 披露宴には菊地亜美、森下悠里、住谷杏奈、有村昆、TKOの木下隆行と木本武宏らタレントも多数参加していたが、その中の一人であるmisonoの衣装が、ネット民たちをザワつかせているという。

「misonoは前髪を上げておでこを全開にした髪型で、ピンク色の生地に大きな赤のドットが入ったド派手なヒラヒラワンピースでした。女性が集う掲示板では『この衣装とヘアメイクどうなってるんでしょうか?』『パジャマかと思った』『花嫁より目立とうとする悪意を感じる』と叩かれています。misonoはロンブー淳の結婚式にもスッピンで参加していますから、常識にとらわれないタイプなのかもしれません」(芸能ライター)

 それにしても、吉木とmisonoといえば、芸能界では有名な「犬猿の仲」だったはずだが……。

「2016年にラジオ番組の新年会に吉木が参加したところ、呼ばれてもいないのに参加していたmisonoに絡まれた揚げ句、『何なん、アンタ。うち嫌いやわあ』と罵られたことがありました。吉木は後日、そのラジオ番組内でmisonoの嫌いなところを聞かれ、『なんだろう、全部? 人の気持ちを考えずに言葉に出すところ』と答え、一方のmisonoもこの一件について改めてテレビで『うちの嫌いなタイプの女性だった』と言及しており、遺恨は根深そうだった。そのため、『本当に招待されたの?』『また呼ばれてもいないのに乱入したのでは?』といぶかる声も出ています。実際、misonoのインスタを見ると、吉木を祝福するよりも菊地らとの再会を喜んでいるのがかわりますよ」(同)

“呼ばないと面倒くさそうだから”が吉木の本音だったかも?

『高嶺の花』石原さとみ今度は“パリピ”化、千葉雄大は“AV男優”へ!? 散漫な内容に困惑の声殺到!

 石原さとみ主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)の第2話が7月18日に放送され、平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。前回の11.1%から1.5ポイント減となりました。

 1話放送中から、「役柄が石原さとみに合わない」「下品」や「話がつまらない」「テンポが遅い」「ストーリーが古い」「耐えられません。離脱しま~す」など、散々な声ばかりがあがっていた同ドラマ。今週はそんな声を払拭することができたのでしょうか?

 ではでは、あらすじから軽く振り返りましょう!

■ももの負った心の傷を徐々に埋めていく直人

 月島流の行事に突如現れ、見事な作品を仕上げたもも(石原)。それを見た新進気鋭の若手華道家・龍一(千葉雄大)はひと目で気に入り、ももの父・市松(小日向文世)に仲を取り持ってもらえるように頼む。しかし裏では、ももの妹・なな(芳根京子)とななの母・ルリ子(戸田菜穂)にも近づき、野心を露わにしていた。

 一方ももは、直人(峯田和伸)らにキャバクラ嬢と勘違いされ、ひょんなことからキャバクラで働くことに。婚約破棄で負った傷を癒やすように、直人や商店街の人たちと仲を深めていく。そんな中、夏祭りがあることを知り、参加したもも。しかし、不意に婚約破棄した元カレ・吉池(三浦貴大)を思い出し、直人の前で涙を見せる。そんな姿を見た直人はももを優しく慰める、といったストーリーでした。

■石原さとみの“下品”に“パリピ”が追加!

 前回、視聴者から「下品すぎる」と大不評で、“見たいのはこれじゃない感”満載だった石原さとみですが、今回はなんとそこに“パリピ感”が追加され、ブーイングの嵐に。特に、指摘が多かったのが、キャバクラでのシーン。友人たちが直人に「(ももと)付き合っちゃえよ!」と勧め、ももはゲラゲラ笑うという場面なんですが、セリフがひとつも面白くない……。画面から聞こえる石原の大音量の笑い声だけが、むなしく部屋に響く始末。筆者も思わず「さ、寒すぎる……」と言いながら、白目をむいてしまいました。

 やはり、このシーンには視聴者も批判的で、「ゲラゲラ笑って、お前はお祭り女か!?」「笑いツボが低すぎる……クスリでもやってんだろうか?」「笑いすぎてパリピっぽい!」との声が。また、現役キャバ嬢という視聴者からは「お客様の前であんな上から目線の態度や脚の組み方はしません! キャバ嬢をバカにするな!」と怒りの声もあがり、前回以上に不評となった様子。その上、石原がセリフを早口で言うため滑舌の悪さが目立ち、「聞き取れない!」「何言ってんだかわからない」「さとみ、はっきりしゃべって!」と、石原の声にも不満の声が殺到し、ネットは批判の嵐に。そして、ついには「音声消してみると、さとみのかわいさと美しさだけ楽しめていいよ!」と、新しいドラマの見方(?)を提案する人まで登場……。

 正直言って、玄人が作ったドラマよりも素人のネットの声の方が面白かったです(笑)。

 でも確かに、1話のときから、Twitterでは、石原の容姿を褒める言葉ばかりで、誰一人、ドラマの内容や役者の演技を褒める声は少なかったですからね。いっそ「石原さとみによる石原さとみの為のドラマ」または「石原さとみのプロモーションビデオ」としてみるのもいいかもしれませんね。

■野心を抱く千葉雄大、“AV男優”へ一直線!?

 月島家を自分のものにしようと企んでいる新進気鋭の華道家を演じている千葉ですが、今回、その野望がから回って(?)ななの母・ルリ子と寝るという衝撃の展開に!

 もも狙いと言うことを知ったルリ子は、龍一に月島流の顧客名簿を渡すから自分の実子であるななと結婚しろと迫るのですが、龍一は「あなたが約束を破らないと限らない。絶対破れない約束が欲しい」と言いながらルリ子を襲うんです……。

 この展開に、ネットでは「どうした?」「バーチーにこんなの求めてない!」「役の幅広げたかったのかもしれないけど、これはマジでない!」と石原に続き、千葉にも散々な声が。また、「90年代の昼メロドラマっぽい……」「急にVシネっぽくなったぞ……」と展開に困惑の声が続々。そしてさらに、「整理したんだけど、娘たち狙っておいて、母親にまで手を出したってことは、“親子丼”って展開になるの? それってもうAV男優だよね(笑)」と言う声まで。

 正直、この展開に関しては見ていて「昔ドラマで見たことある~古い展開だよ!」と思った上、「親子に手を出すって……、野島さんはコアなAVの見すぎだよ!」と、放送中に爆笑してしまいました。

 もう少し頭ひねって考えたら、もっといい別の展開があったでしょうに……。野島伸司氏は昔から「のし上がる=セックス」もしくは「のし上がる=殺人」とまとめる作品が多い。『家なき子』(同)はその典型かと。しかし、90年代はよかったかもしれませんが、もう、2000年代ですからね~。「#ME TOO」ムーブメントが起こる時代ですから、こういう考えかたはダサい上に嫌悪感を持ってしまいました。

■伏線の回収が遅すぎて、物語が散漫に……

 前回もセリフのひとつひとつが古いといいましたが、それにプラスして、今回感じたのは「不愉快極まりない」ということです。特に感じたのはキャバクラのシーン。石原以外のキャバ嬢を「怪物」と呼んだり、キャバクラを「怪物ランド」「掃き溜め」呼ばわり。石原の美しさを強調したいのでしょうが、表現があんまりです。ネットでも「不愉快だ!」と女性層を中心に非難の声がたくさんあがっていました。野島氏はもう少し、女性への対応を勉強したほうがいい。野島氏は交際のウワサが立つのが女優ばかりで、世間の女性を知らないのかもしれませんが、そういうところが、“野島脚本衰退の要因”ではないかと思います。

 また、セリフに合わせてなのか、出てくる小道具まで古い。直人の自宅にある手作りチャイムに、石原のキャバ嬢の衣装など。チャイムなんてホームセンター行けば電池式の安チャイムが売ってますよ! それに、今時、地方のキャバ嬢でもあんな衣装を着ていないし、スナックのチーママですよ、あれじゃ。

 また、不登校の男子のシーンでも、ガテン系ヤンキーが出てきて絡むのですが、急に男子に優しくなるのも、よく昔のドラマやアニメで見る“あるある”ネタですよね。映画版の『ドラえもん』でのジャイアンなんてその例ですよ。本当に古すぎる。もうすぐ、平成終わりますよ。いつまで、平成を引きずり続けるのでしょうか?

 それに、1話に伏線がたくさんあった(番宣時の石原談)とのことですが、それが一向に回収されていないような気がするのですが……。その上、一向に回収しないまま、話が進むので話が散漫になりテンポの悪さが際立ち見ていてつまらない。これが、視聴率急落の最大の原因だと思います。最近の視聴者は刑事ドラマなどの1話完結式ストーリーになれてしまい、1クール通しての物語には飽きてしまう傾向があります。多分、最後の2話ぐらいでおおよその伏線を回収するつもりなんでしょうが、それだと手遅れなような気が……。1話の伏線回収は遅くても3話までにして、新しい伏線を盛り込むというのがベストな感じがします。

 以上、2話のレビューでした。

 本当はまだまだ、言いたいことは山ほどあるのですが、(千葉プレゼンツの華道ショーがダサい! 出てくるあの白塗りの男性は麿赤兒ですか?それとも浜崎あゆみの仲間のティミーさんですか? など)それを言ってると、膨大な文章になってしまうため、今回はカットしたいと思います。

 次回は、ついにももと直人がキスしそうな予感。その上、ななが覚醒するとのシーンもあり、そろそろ中だるみ感ともおさらばできそう。ここまできたら離脱なんてせずに、楽しみに放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

 

軍上官が新郎に“行軍指令”! ターゲットは新婦の●●!?

 軍隊において、上官の命令は絶対である。訓練や戦場においては当然のことだが、それは結婚式においても同様のようだ。先日、中国のネット上に1本の動画がアップされた。人民解放軍に所属する男性の結婚式で撮影されたもので、中国の結婚式でありがちな、下品なおふざけが映し出されていた。

 赤いドレスを着て、ソファの上に寝そべっている新婦。その横で、上官であるガタイのいい中年男性が、部下である若い新郎に指示を出す。「前へ~進め!」「1、2、1、2!」……すると、新郎は新婦のヒザのあたりに2本の指を置き、号令に合わせて行進するかのように指を股間に向けて進めていく。

 すると、中年男性はさらに指令を出す。「右へ進め!」。さすがに新郎がためらうと、中年男性は「やれ!」と脅しをかけるように命令するではないか。

 指がデリケート部分に当たった途端、新婦はさすがに恥ずかしさで耐えられなくなり、起き上がって手で股間を隠そうとしたが、中年男性がすかさず新婦の手を押さえ、剥ぎ取ってしまった。苦笑いしながらも逆らえない新郎の指が新婦の股間に達すると、中年男性は「そこで足踏み!」と叫び、「1、2、1、2」と号令をかけて、その上で指を動かすよう指示を続けたのだった。

 その間、周りにいた客たちは大ウケのようだったが、この映像を見たネット民たちは、軍人式の下品な結婚式の余興に幻滅した様子で、「相変わらず田舎の結婚式は下品だな」「上官とはいえ、さすがにやりすぎだろ」「軍人の面汚しだな」など批判の声が殺到した。

 結婚したばかりなのに、新婦が軍人である新郎に愛想を尽かさないよう祈るばかりである……。

(文=佐久間賢三)

華原朋美が持つ、「不安定さ」というスターの特性――彼女が引退をすべきではない理由

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「私は私の幸せを考えたいな・・・華原朋美としてではなく」華原朋美
(華原朋美インスタグラム、7月15日)

 確固たる地位を築いた芸能人が、「芸能界を辞めたい」と漏らすことは時々ある。例えば、とんねるず・石橋貴明の妻である女優の鈴木保奈美は、“トレンディードラマの女王”と呼ばれていた頃、雑誌のインタビューで、繰り返し「スーパーと家の往復で幸せになれるタイプ」「辞めたい」と話していた。そして保奈美は、石橋との結婚で本当に芸能界を引退してしまう。あれだけの売れっ子でありながら、大々的な引退興行は行わないまま引退しただけに、「無理やり辞めた」印象が残った。

 3人の子どもを出産、育児に専念していた保奈美だが、10年後に再び芸能活動を開始している。保奈美だけでなく、引退を表明した芸能人が臆面もなく戻ってくることは多い。なんのかんの言っても、芸能人というのは「人に見られないと死んでしまう病気」に近いものにかかっているからではないだろうか。

 芸能人の誰もが、見られたい、前に出たいと思うからこそ、諍いが起きる。精神的なストレスも相当なもので、神経の細い人に向かない職業とも言える。が、不安定な人だけが持つ華も、人々を魅了すると思う。例えば、『スター誕生!』(日本テレビ系)史上、最高得点で合格した中森明菜。3枚目のシングル「セカンド・ラブ」でオリコン1位を獲得するなど、トップアイドルとして上り詰め、デビュー前からファンだったという近藤真彦と交際を始めるも、関係がこじれて自殺を図る。ここから長い低迷が始まるのだ。

 明菜の旬は、デビューした1982年から89年、テレビに出まくっていたおおよそ7年間。その後、テレビで姿を見ることも少なくなり、新曲も定期的に発売されることはなくなって現在に至る。数字だけで言えば、歌手として沈黙している時間の方が長いのに、ファンは愛想を尽かさない。明菜がディナーショーを開くとチケットはすぐに売り切れるというのが、その証拠だ。不安定さや不器用さで愛されるのもスターの証拠である。

 華原も明菜と同じく、不安定さやダメさが魅力の芸能人ではないだろうか。深夜番組ではしゃいでいたB級アイドルが、時代の寵児的な大物プロデューサー・小室哲哉に見初められ、トップアイドルへ。しかし、いい時は長く続かず、小室の心変わりによりポイ捨てされたといわれている。自殺未遂、薬物依存など絵に描いたような転落を経験し、2009年に事務所を解雇。番組名は失念してしまったが、華原がボイトレと称して、カラオケボックスで一人練習する姿はまるで素人のようで、全盛期を知る身としては切なかった。

 しかし12年、華原は事務所と再契約して、ライブを開けることになり、その様子を『NEWS ZERO』(日本テレビ系)が密着していた。会場に足を運ぶのは、往年のファンはもちろん、“ご新規さん”も結構な数含まれていたという。そのうちの1人である女性は、「自分も華原さんと同じ年で、就職難とかいろいろ経験してつらい思いをしたので、応援したくなった」などと話していた。華原の姿や歌声を自らの人生と重ね合わせたということだろう。その女性は、不安定な華原を否定しないし、不安定さを直してほしいとも思っていないようだったし、華原を応援することで、自分を励ましているようにも感じられた。明菜も華原も、活動が安定しないという意味でファンを裏切っている。しかし、ファンはそのあたりを織り込み済みなような気がする。裏切りが最大の絆になる。これもスターの特性だろう。

 音楽業界全体が厳しいので、その活躍ぶりは全盛期とは比べようがないものの、華原は全国ツアーができるまでに復活を果たした。めでたしめでたしと言いたいところだが、そこで“裏切り”を忘れないのが、またスターらしい。「フライデー」(講談社)が、華原の不倫疑惑を報じたのだ。相手は、30歳年上の一部上場企業会長で、華原のコンサートのスポンサーも務める人物。妻帯者なので、恋愛関係であれば不倫にあたる。

 相手が70代男性ということもあって、盛り上がることはなかったが(これが30代の妻子あるイケメン俳優が相手だったら、大バッシングされたことだろう)、華原はインスタグラムに意味深なメッセージを寄せた。スタッフやファンに支えてもらい、応援してもらい、幸せだと書いた上で、「でも・・・そろそろ・・・私は私の幸せを考えたいな・・・華原朋美としてではなく」と結んだのだ。芸能界引退を暗示していると解釈することもできるこの発言の後、華原がTwitter、インスタグラムなど自身が持っているSNSを閉鎖することを発表。活動休止、もしくは引退説が濃厚になってきた。

 “華原朋美が華原朋美を辞める”、つまり芸能界を引退して一般人になるということだが、無理だと私は思う。冒頭で述べた通り、芸能人は「人に見られないと死んでしまう病気」にかかっているように思うからだ。華原の言う「私の幸せ」が何を指すかわからないが、死ぬよりつらいであろうどん底を味わいながらも、芸能界と縁が切れないところに、華原の芸能界との相性の良さを感じるのだ。

 本人は気づいていないだろうが、不倫相手とされた会社会長が、華原を“応援”してくれたのだって、彼女が芸能人だから。社長が華原のスポンサーとなったのは、転落した歌姫を救うタニマチ的な行為にプライドをくすぐられた可能性はある。何が言いたいかというと、芸能人は芸能人であることを辞められないのだから、自分から引退など言い出さない方がいいと、私は思うのだ。

 ミリオンセラーを飛ばさなくてもいい、テレビでいつまでも未練がましく元カレの話をしていてもいい。ヤバくなったら、休んでもいい。華原の芸能人としての仕事とは、不安定を隠さず、歌い続けること。健康的に病む姿をファンに見せてほしい。壊れそうで壊れない、華原の繊細さや意外な強さが、彼女の最大の魅力なのだから。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

華原朋美が持つ、「不安定さ」というスターの特性――彼女が引退をすべきではない理由

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「私は私の幸せを考えたいな・・・華原朋美としてではなく」華原朋美
(華原朋美インスタグラム、7月15日)

 確固たる地位を築いた芸能人が、「芸能界を辞めたい」と漏らすことは時々ある。例えば、とんねるず・石橋貴明の妻である女優の鈴木保奈美は、“トレンディードラマの女王”と呼ばれていた頃、雑誌のインタビューで、繰り返し「スーパーと家の往復で幸せになれるタイプ」「辞めたい」と話していた。そして保奈美は、石橋との結婚で本当に芸能界を引退してしまう。あれだけの売れっ子でありながら、大々的な引退興行は行わないまま引退しただけに、「無理やり辞めた」印象が残った。

 3人の子どもを出産、育児に専念していた保奈美だが、10年後に再び芸能活動を開始している。保奈美だけでなく、引退を表明した芸能人が臆面もなく戻ってくることは多い。なんのかんの言っても、芸能人というのは「人に見られないと死んでしまう病気」に近いものにかかっているからではないだろうか。

 芸能人の誰もが、見られたい、前に出たいと思うからこそ、諍いが起きる。精神的なストレスも相当なもので、神経の細い人に向かない職業とも言える。が、不安定な人だけが持つ華も、人々を魅了すると思う。例えば、『スター誕生!』(日本テレビ系)史上、最高得点で合格した中森明菜。3枚目のシングル「セカンド・ラブ」でオリコン1位を獲得するなど、トップアイドルとして上り詰め、デビュー前からファンだったという近藤真彦と交際を始めるも、関係がこじれて自殺を図る。ここから長い低迷が始まるのだ。

 明菜の旬は、デビューした1982年から89年、テレビに出まくっていたおおよそ7年間。その後、テレビで姿を見ることも少なくなり、新曲も定期的に発売されることはなくなって現在に至る。数字だけで言えば、歌手として沈黙している時間の方が長いのに、ファンは愛想を尽かさない。明菜がディナーショーを開くとチケットはすぐに売り切れるというのが、その証拠だ。不安定さや不器用さで愛されるのもスターの証拠である。

 華原も明菜と同じく、不安定さやダメさが魅力の芸能人ではないだろうか。深夜番組ではしゃいでいたB級アイドルが、時代の寵児的な大物プロデューサー・小室哲哉に見初められ、トップアイドルへ。しかし、いい時は長く続かず、小室の心変わりによりポイ捨てされたといわれている。自殺未遂、薬物依存など絵に描いたような転落を経験し、2009年に事務所を解雇。番組名は失念してしまったが、華原がボイトレと称して、カラオケボックスで一人練習する姿はまるで素人のようで、全盛期を知る身としては切なかった。

 しかし12年、華原は事務所と再契約して、ライブを開けることになり、その様子を『NEWS ZERO』(日本テレビ系)が密着していた。会場に足を運ぶのは、往年のファンはもちろん、“ご新規さん”も結構な数含まれていたという。そのうちの1人である女性は、「自分も華原さんと同じ年で、就職難とかいろいろ経験してつらい思いをしたので、応援したくなった」などと話していた。華原の姿や歌声を自らの人生と重ね合わせたということだろう。その女性は、不安定な華原を否定しないし、不安定さを直してほしいとも思っていないようだったし、華原を応援することで、自分を励ましているようにも感じられた。明菜も華原も、活動が安定しないという意味でファンを裏切っている。しかし、ファンはそのあたりを織り込み済みなような気がする。裏切りが最大の絆になる。これもスターの特性だろう。

 音楽業界全体が厳しいので、その活躍ぶりは全盛期とは比べようがないものの、華原は全国ツアーができるまでに復活を果たした。めでたしめでたしと言いたいところだが、そこで“裏切り”を忘れないのが、またスターらしい。「フライデー」(講談社)が、華原の不倫疑惑を報じたのだ。相手は、30歳年上の一部上場企業会長で、華原のコンサートのスポンサーも務める人物。妻帯者なので、恋愛関係であれば不倫にあたる。

 相手が70代男性ということもあって、盛り上がることはなかったが(これが30代の妻子あるイケメン俳優が相手だったら、大バッシングされたことだろう)、華原はインスタグラムに意味深なメッセージを寄せた。スタッフやファンに支えてもらい、応援してもらい、幸せだと書いた上で、「でも・・・そろそろ・・・私は私の幸せを考えたいな・・・華原朋美としてではなく」と結んだのだ。芸能界引退を暗示していると解釈することもできるこの発言の後、華原がTwitter、インスタグラムなど自身が持っているSNSを閉鎖することを発表。活動休止、もしくは引退説が濃厚になってきた。

 “華原朋美が華原朋美を辞める”、つまり芸能界を引退して一般人になるということだが、無理だと私は思う。冒頭で述べた通り、芸能人は「人に見られないと死んでしまう病気」にかかっているように思うからだ。華原の言う「私の幸せ」が何を指すかわからないが、死ぬよりつらいであろうどん底を味わいながらも、芸能界と縁が切れないところに、華原の芸能界との相性の良さを感じるのだ。

 本人は気づいていないだろうが、不倫相手とされた会社会長が、華原を“応援”してくれたのだって、彼女が芸能人だから。社長が華原のスポンサーとなったのは、転落した歌姫を救うタニマチ的な行為にプライドをくすぐられた可能性はある。何が言いたいかというと、芸能人は芸能人であることを辞められないのだから、自分から引退など言い出さない方がいいと、私は思うのだ。

 ミリオンセラーを飛ばさなくてもいい、テレビでいつまでも未練がましく元カレの話をしていてもいい。ヤバくなったら、休んでもいい。華原の芸能人としての仕事とは、不安定を隠さず、歌い続けること。健康的に病む姿をファンに見せてほしい。壊れそうで壊れない、華原の繊細さや意外な強さが、彼女の最大の魅力なのだから。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

『チア☆ダン』不発の土屋太鳳、逆襲のカギは“太鳳パイパイ”と、あとひとつ!

 バストに続いて、あの部分も解禁するしかない?

 7月13日にスタートした土屋太鳳主演のドラマ『チア☆ダン』(TBS系)の初回視聴率が8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。広瀬すず主演の映画版は興行収入10億円を突破するヒット作となっていただけに注目度は高かったが、こちらは不発となってしまったようだ。

「『チア☆ダン』が放送された金曜10時枠の初回視聴率といえば、前クールの中谷美紀主演『あなたには帰る家がある』が9.3%、1月期の石原さとみ主演『アンナチュラル』が12.7%、昨年10月期の綾野剛主演『コウノドリ』が12.9%、平均11.9%。昨年7月期の瑛太主演『ハロー張りネズミ』が10.3%でしたから、ここ1年でワーストの出だしとなってしまいました。当初から懸念されていたとおり、23歳の土屋はとても女子高生に見えませんでしたし、20歳の広瀬が土屋の大先輩として出演していたのも無理がありましたね」(テレビ誌ライター)

 7月14日に放送された音楽特番『音楽の日2018』(TBS系)では、土屋ら『チア☆ダン』メンバーが、キレキレのチアダンスを披露。彼女のムチムチボディがピッタリとした衣装で包み込まれていたため、バストが弾みまくり。ネット上は「太鳳ちゃんおっぱいでかデカ!」「おっぱいぶるんぶるんですやん」という絶賛コメントが飛び交い、中には漫画『ドラゴンボール』に登場する殺し屋キャラの『桃白白』を捩り、「太鳳パイパイに悩殺された」との声も上がったものだった。

 これならば、2話目以降は期待が持てる気もするが、前出のテレビ誌ライターは視聴率が振るわなかったのは、土屋の“もう一つの武器”が封印されていたせいだと指摘する。

「ドラマでは土屋らがチアダンスの練習をするシーンがたびたび流れましたが、ジャージ姿だったり、制服のスカートの下にスパッツを着て、下着が見えないようにしていた。そのため彼女の下半身の露出がまったくなく、色っぽさの欠片も感じられない。『音楽の日』のパーフォーマンスでも、脚を高く上げる場面になると、なぜか客席の後ろからの引きの画になったり、土屋以外のメンバーが映し出されていました。おそらく、事務所からNGの指示が入っていたのでしょうが、今後、視聴率を上昇させていくには、胸揺れだけでなく股間解禁が必須でしょう」

“太鳳パイパイ”はハイキックでも視聴者のハートを射抜けるか!?

『チア☆ダン』不発の土屋太鳳、逆襲のカギは“太鳳パイパイ”と、あとひとつ!

 バストに続いて、あの部分も解禁するしかない?

 7月13日にスタートした土屋太鳳主演のドラマ『チア☆ダン』(TBS系)の初回視聴率が8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。広瀬すず主演の映画版は興行収入10億円を突破するヒット作となっていただけに注目度は高かったが、こちらは不発となってしまったようだ。

「『チア☆ダン』が放送された金曜10時枠の初回視聴率といえば、前クールの中谷美紀主演『あなたには帰る家がある』が9.3%、1月期の石原さとみ主演『アンナチュラル』が12.7%、昨年10月期の綾野剛主演『コウノドリ』が12.9%、平均11.9%。昨年7月期の瑛太主演『ハロー張りネズミ』が10.3%でしたから、ここ1年でワーストの出だしとなってしまいました。当初から懸念されていたとおり、23歳の土屋はとても女子高生に見えませんでしたし、20歳の広瀬が土屋の大先輩として出演していたのも無理がありましたね」(テレビ誌ライター)

 7月14日に放送された音楽特番『音楽の日2018』(TBS系)では、土屋ら『チア☆ダン』メンバーが、キレキレのチアダンスを披露。彼女のムチムチボディがピッタリとした衣装で包み込まれていたため、バストが弾みまくり。ネット上は「太鳳ちゃんおっぱいでかデカ!」「おっぱいぶるんぶるんですやん」という絶賛コメントが飛び交い、中には漫画『ドラゴンボール』に登場する殺し屋キャラの『桃白白』を捩り、「太鳳パイパイに悩殺された」との声も上がったものだった。

 これならば、2話目以降は期待が持てる気もするが、前出のテレビ誌ライターは視聴率が振るわなかったのは、土屋の“もう一つの武器”が封印されていたせいだと指摘する。

「ドラマでは土屋らがチアダンスの練習をするシーンがたびたび流れましたが、ジャージ姿だったり、制服のスカートの下にスパッツを着て、下着が見えないようにしていた。そのため彼女の下半身の露出がまったくなく、色っぽさの欠片も感じられない。『音楽の日』のパーフォーマンスでも、脚を高く上げる場面になると、なぜか客席の後ろからの引きの画になったり、土屋以外のメンバーが映し出されていました。おそらく、事務所からNGの指示が入っていたのでしょうが、今後、視聴率を上昇させていくには、胸揺れだけでなく股間解禁が必須でしょう」

“太鳳パイパイ”はハイキックでも視聴者のハートを射抜けるか!?

元テラハ出演歌手・chayがブチ当たる「5年の壁」……“親の七光り”発動しかない!?

 昨年、歌手でモデルのchayがデビュー5周年を迎えた。かつては『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演、芸能人としても右肩上がりの活躍に見えかけたが思った以上に「壁」にブチ当たっていると見る関係者は多いという。

 2015年にリリースした「あなたに恋をしてみました」がヒットするなど新時代の歌手として注目を集めた彼女。音楽関係者は「本人の強い希望で歌手の絢香らを輩出した音楽塾で学び、路上ライブで修行した上デビューしました。現在所属する事務所も大手ですし、もっともっと売れていてもおかしくないんですけどね」と首をかしげる。

 近年、CD不況といわれて久しいが「以前のように大量のテレビCM出稿、音楽番組でパフォーマンスをして、ドラマのタイアップをつければヒットするという方程式は完全に崩れている。少々音楽性が高くても、それが大ヒットにつながらない環境になってしまっており、これは音楽業界全体の課題にもなっている」と話す。

 その中で彼女がぶつかる「壁」を超えるにはどうすればいいのか。

「本人は望まないかもしれませんが、実は大手食品メーカーの社長令嬢であると業界内でも言われています。となれば、親の七光りと言われようともそのツテを使わない手はない。セレブぶりを明かして、それでいてついて来てくれるファンだけ囲い、音楽活動を続ける。どんなアーティストでも、最終的にはどれだけ固定ファンがいるかで生き残れるかどうかが決まりますからね」(同)

 大幅な“キャラ変更”が迫られているようだ。