今週の注目記事・第1位
「バカ親文科省局長の異常な愛情」(「週刊文春」7/19号)
同・第2位
「坂本弁護士一家殺害犯6時間告白テープ妻、娘、愛人は今・・・麻原女たちの骨肉の争い」(「週刊文春」7/19号)
「『劇画宗教』30年の総括/『俗物教祖』がエリートを心服させた洗脳技巧」(「週刊新潮」7/19号)
同・第3位
「横浜点滴殺人『黒い看護師』を<20人殺し>に駆り立てた潔癖症とイジメ」(「週刊文春」7/19号)
同・第4位
「私にエッチなマッサージをした巨人専属トレーナーを許さない-ワイセツ事件」(「フライデー」7/27号)
同・第5位
「安倍政権中枢へのカジノ『脱法献金』リスト」(「週刊文春」7/19号)
同・第6位
「添加物なし!『国産食品』リスト/『加工肉』を食べるならコレ!」(「週刊新潮」7/19号)
同・第7位
「死者・行方不明者200人!『西日本大豪雨』の教訓」(「週刊新潮」7/19号)
同・第8位
「紀州のドン・ファンは本当はいくら持っていたの?-全財産の明細が明らかに」(「フライデー」7/27号)
同・第9位
「認知症を防ぐ睡眠術」(「週刊文春」7/19号)
同・第10位
「大塚家具銀座本店の家賃が払えない『かぐや姫』の都落ち」(「週刊新潮」7/19号)
同・第11位
「水道民営化衝撃の正体」(「サンデー毎日」7/29号)
同・第12位
「5大商社の給与と人徹底研究」(「AERA」7/23号)
同・第13位
「日本社会に急増する『75歳以上』と寛大な気持ちで付き合う方法」(「週刊プレイボーイ」7/31号)
今週は現代とポストが合併号でお休み。サッカーW杯はフランスの勝利で終わり、なんだか気の抜けた感じだ。
今週はゴルフのほうではTHE OPENといわれる英国オープンの開幕。タイガー・ウッズが松山英樹と同じ組で回るそうだ。
どちらもあと一歩足りないゴルフが続いている。PGAのゴルフツアーは早くも終盤戦。2人が優勝に絡む、そんなシーンを見せてもらいたいものである。
さて、久しぶりに週プレを取り上げよう。週刊誌が老齢化したとはいっても、この雑誌の読者はまだまだ40台前後か。
今週は、急増している「75歳以上」の後期高齢者と、どう寛容に付き合ったらいいのかという特集を組んでいる。
私がこの欄でよくいっているように、人間は歳を取るとおっとりしていく、鷹揚になる人もたまにはいるが、ほとんどの老人は「暴走老人」になり、短気になるのだ。
自分の体が思うように動かない、自分の思った事がすぐにできない、他人は年寄りだからと馬鹿にしていると思い込む。そういった諸々への不満や怒りが、すぐに感情となって噴き出してしまうのである。
月に1000人の認知症患者を診るという長谷川嘉哉氏はこういう。
「私は認知症の予防段階から、初期、中期、末期、看取りまでのすべての現場に立ち会い、段階に応じた対策を考えてきました。そんな日々の中で実感するのが、『人は年齢を重ねていくと前頭葉の働きが衰え、感情を抑制しにくくなっていく』という現実です。
一方、キレる高齢者などのニュースを見ていて思うのは、MCI(軽度認知障害)によるものではないかということです。
MCIの人は、多少の物忘れなどはあるものの、日常生活に目立った支障が出ることは少ない。そのため医師の診断を受けていないケースも多いんです」
そうか前頭葉が衰えているのか。親がこんなふうになったら要注意だそうだ。
「突然キレる」「同じ昔の話を繰り返す」「電話で話していると、いきなり『あんただれだったっけ?』」「待てなくなる」「家が荒れ放題」「財布がパンパン」「味覚がおかしくなる」「被害妄想になる」などがあれば、気をつけたほうがいいそうだ。
認知症の初期によくあるのが、カネがない、カネを盗まれたといい出すことだ。うちの親父も、財布をひもで結んで首から掛けていた。
だが、しょっちゅうそれを忘れて、財布がない、カネが盗まれたとぶつぶついっていた。
それと、野球をテレビで観るのが好きだったが、70代の終わりごろから、テレビに映っている観客が俺のことを見て笑っている、バカにしてやがると怒り出し、以来、野球中継を観なくなってしまった。
ここにもあるが、歳を取ってから異常に性欲が亢進するというケースがあるようだ。
「男性週刊誌では『死ぬまでセックス』的な特集が定期的に掲載されていますよね。前頭葉機能の低下は、理性のコントロールという欲望を制御する力も弱めます。性欲は枯れず、理性のコントロールが下がると、『異常性欲』という形で認知症の症状が出てきます。
それまで理性的だった高齢者がセクハラ行為を働いたり、公の場で自慰行為をしたり、何十年も性交渉のなかった妻を押し倒したり、という事例は私も見てきました。
(対処法は)抗認知症薬の中には異常性欲に効果がある薬もあるので、投薬治療を行います。ちなみに、異常性欲は男性だけの症状ではありません。訪問診療の際、私の股間を触ろうとするおばあさんもいます。逃げながらやんわり拒絶すると、『触りたいんだから触らせてよ!』と」(長谷川氏)
それにしてもこのタイトルが気に入らないな。寛容に付き合うとはどういういい草だ。こちとら年寄りだって、バカ者じゃない、若者と寛容に付き合っているつもりだがね。
お次はAERAへいこう。業績は絶好調らしい総合商社だが、東大生や京大生には人気が落ちつつあると特集している。
総合商社の給与と平均年齢を見てみよう。
三菱商事の平均年収は1541万円と、やはりナンバー1。平均年齢は42.7歳。三井物産は1420万円、42.1歳。
伊藤忠商事は1461万円で41.6歳。住友商事は1304万円42.7歳。丸紅は1322万円で41.6歳。
やはり給与は高いが、エリートたちにとっては魅力が薄れてきているという。
「新卒向けのリクルーティングサイト『外資就活ドットコム』を運営するハウテレビジョンが出した『東大・京大生の志望企業ランキング』だ。同サイトへの登録者約1万人が、登録時に回答した『志望先企業』をランキング化。その結果、2018年卒業の東大・京大生が選んだ志望企業のトップはマッキンゼー・アンド・カンパニー。2位はボストン コンサルティング グループ、3位はゴールドマン・サックスと、トップスリーは『外コン』や、『外銀』と呼ばれる外資系投資銀行が占めた。
一方で5大商社は、18年卒は最大手の三菱商事が4位、三井物産が7位、伊藤忠商事は14位。住友商事と丸紅がともに15位を下回る圏外。さらに19年卒業予定を見ると、三井物産と伊藤忠商事が圏外に消え、三菱商事も4位から6位へと順位を落とした。20年卒業予定も圏内は三菱商事だけで、しかも順位を8位にまで落としている」(AERA)
ハウテレビジョンの音成洋介社長によれば、東大・京大生の総合商社離れはここ数年の傾向だそうである。
背景には、超実力主義のプロフェッショナル型組織の志向があるという。
採用コンサルタントの谷出正直氏は、
「例えば、総合商社は配属先を選べず、その配属先や社内政治によってその後のキャリアが決まる。
10年近い長い下積み生活もある。こうした働き方が今の若者、とくに自分の人生やキャリアを選べる側にいる東大生や京大生の価値観と一致しなくなってきている。しかも、終身雇用が崩れ転職が前提となりつつあることを見据えると、日本企業に入社することをリスクとも感じている」
昔は銀行や商社に入れば、一生安泰だった時代があった。今は銀行は淘汰され、商社もこのままいけば、先は明るくない。
それなら早いうちにキャリアをつけて、世界へ羽ばたこうとする気持ちも分からぬではない。
ところで東大が落語の世界にまで進出していることをご存じだろうか。
「兄貴たちはバカだから東大に行ったが、オレは利口だから将棋指しになった」。常々こう言っていたのは米長邦雄永世棋聖である。
落語の世界も以前は「学問なんざぁ邪魔だ」という空気が色濃くあった。だが、最近、大学出の落語家も珍しくなくなってきている。そしてついに東大出が出現したのである。
春風亭昇太さん(38)は岡山大学に3年までいて、一念発起、一浪して東大経済学部、それも産業集積論を学ぶ。その傍ら落語研究会で落語力を研鑽。1日16時間稽古して学生落語の最高峰「策伝大賞」を受賞した。
28歳の時、『東大生に最も向かない職業』(祥伝社)に就こうと春風亭昇太師匠の門を叩き、弟子入りする。現在は二つ目で、真打ちは目の前である。
しかし、私が気になるのは、演者の学歴が高くなると、庶民の娯楽である落語の質が変わってくるのではないかということだ。
客の方が高校出で、落語家の方が学士様では、なんだか堅苦しくなりそうな気がするのだが。
ところで、先のニューズウイーク日本版で、世界の人口が100億人になる日がそう遠くないと特集を組んでいた。
中国では建国100周年を祝う頃には、高齢者が5億人になるそうだ。
人口がこれ以上増えると、真っ先に不足するのが水である。早くも「水戦争」が世界中で起こっている。
こう暑いと、水を飲まないではいられないが、そのうち、ペットボトルが1本500円なんて時代が来るそうである。
そこに麻生なる人物が、13年4月にアメリカのワシントンでこうぶち上げたというのだ。
「(日本の)水道は全て国営もしくは市営、町営でできていて、こういったものを全て民営化します」
すると、水メジャーといわれる海外の水道事業大手や国内の総合商社から、問い合わせが殺到したと、サンデー毎日が報じている。
サッカーW杯で浮き立っていた7月5日に、衆院本会議で「水道法改正案」が可決したのである。
麻生がいっていた、水道事業の民営化である。
南米ボリビアの都市コチャバンバで民営化したことがあった。しかし、2000年、水道料金が3~4倍に跳ね上がったことに市民が反発し、大規模な抗議運動に発展したという。
国連開発計画の報告書によれば、都市機能が4日にわたって麻痺して6人が死亡した。料金値上げを強行したのは、公営水道を買収した英国ロンドンに本社がある民間企業。コチャバンバ以外でもフィリピンや南アフリカなどでも水道事業の民営化をしたところ、サービス低下や料金高騰が起きたという。
結果、15年までに世界235の民営水道事業が再公営化されているそうである。
よく中国が、日本のきれいな水が出る場所を買い漁っているといわれる。水はさらに不足し、日本でも水戦争が起きるかもしれない。
アホな安倍政権では、そうしたことへの危機感が微塵も感じられない。
政権を変えて、早急に手を打つべきは、いうまでもない。
さて、親子げんかだけが有名になった大塚家具だが、銀座本店の家賃が払えず、大塚久美子社長(50)が都落ち寸前だと新潮が報じている。
3月に、大塚家具は貸主の三井不動産を相手に、月額9600万円の家賃を7600万円に値下げするよう求める確認訴訟を起こしているそうだ。
すると、三井側は、1億320万円への引き上げを求めて反訴したという。
泣きっ面にハチか。大塚家具の17年の決算は対前年比17.7%減のマイナス72億5900万円。単純計算では毎月4億円が失われているという。
久美子社長が復帰した直後は110億円あった現金も減り続け、今やキャッシュは10億円程度だそうだ。
60%オフのポスターが貼られた店内には、客より店員の数の方が多いそうである。
だが都落ちしても、業績が回復するとはとても思えない。久美子社長の経営手腕とはこの程度のものだったようだ。
文春は、睡眠が認知症に深く関わっていると報じている。
睡眠不足は肥満や高血圧などのリスクを高めるといわれていたが、認知症もそうだというのである。
アルツハイマー型の認知症の人の脳には、老人斑と呼ばれるシミのような者が多くみられる。これはアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が蓄積されることで形成されるが、徹夜した翌朝はこれが増えていることが明らかになったという。
睡眠時間は60代で正味7時間、70代で正味6時間。なるべく夜の11時から朝6時ぐらいまで寝て、それ以外の時間は寝ないか、30分程度の昼寝がいいそうだ。
さて、紀州のドン・ファンの49日法要が行われたとフライデーが伝えている。
フライデーは、野崎氏が本当はどれぐらいカネを持っていたかを試算している。
口座に預けてあるのが7億円近く。株も同じぐらい。常々持ち歩いていた「ドン・ファンの埋蔵金」が2億から3億円。
貴金属やシャガールなどの絵画は、しめて4億円から5億円。田辺市内に持つ豪邸や不動産もある。
これらが10億円程度か。しめて総額は30億円は下らないだろうというのがフライデーの皮算用である。
そういえば、先週の某夜、新宿の「猫目」というバーで私の隣に座った女性がいた。もはや酔眼朦朧の私がハッとするような派手な女だった。
なんとなくバーの女性とのやりとりを聞いていると、あの紀州のドン・ファンと結婚した若妻と同じマンションだというのである。
マンションの入り口に週刊誌の記者やカメラマンが待ち構えていて、当人と間違えられて困ると話しながら、まんざらではない様子。
私は若妻の顔は、マスクをしている写真しか見ていないが、似ているような感じがする。
隣の女性も、高級クラブに所属し、紀州のドン・ファンのような男たちと夜な夜なデートしているといわれても違和感のない、かなりケバイ感じの訳あり女性のように見えた(失礼)。
隣のサイゾーの大編集長はさすがだ。彼女に、マンションはどこか、若妻のことを聞かせてほしいと声をかけていた。
その後2人の話がどうなったかは朧である。
ところで西日本を襲った大豪雨の死者は200人を超えた。映像を見ていると、西日本一帯が津波に襲われたかのようである。
何しろ、高知県馬路村に降り注いだ3日間の雨の量は1091.5ミリだという。ここはゆずで有名な村だ。ここでつくられたポン酢は香りがよく、何にかけてもおいしい。ゆずはどうなったのであろう。
私が住んでいる首都圏は、今回の豪雨の被害はなかったが、他人事ではない。新潮によれば、1時間100ミリの雨が3~4時間続いても、インフラに支障は出ないが、河川の氾濫で大きな被害が出るという。
東京都江戸川区の土屋信行土木部長は「一番危険なのは荒川」だといっている。
「明治43年の水害を受け、水路を分けるために人工的に作られたのが現在の荒川で、墨田区、江戸川区、江東区といった海抜0メートル地帯が荒川沿いにあり、海抜マイナス5メートル地帯もここに集中しています」
新潮によると、関東・東北豪雨の被害総額は2896億円だったから、西日本豪雨はその3~4倍になり、豪雨前に戻すには2兆円を要することになるのではないかと試算している。
同じ新潮がキャンペーンを続けている「食べてはいけない国産食品」だが、先週と今週、文春に批判されたからではないだろうが、今週は「添加物なし!『国産食品』リスト」と、食べてもいいものをリストアップしてきた。
私も以前から、食べてはいけない食品は山のようにあるのだから、これなら安心という食品を紹介すべきだと思っていた。
早速ページを開いてみた。私はウインナー、ハム、ベーコンが大好きだが、なかなか安心できるものが見つからなかった。それは当然だった。何しろソルビン酸などなし、味覚を破壊するタンパク加水分解物などなし、タール系着色料なしは、新潮によればたった1社しかないというのだから。
「大多摩ハム」という福生市にある70人余りの会社だ。パンは、食パンのほとんどはトランス脂肪酸の含有量はゼロだという。そのほかの菓子パン類も、アンパン(山崎製パン)、くるみあんぱん(フジパン)、My Bagel(敷島製パン)など、安全なものがズラリと並んでいる。
調味料は、私が愛してやまないブルドックソースの塩分50%カット、ウースターソース、ハナマルキの無添加田舎みそ、ミッカンのポン酢、ハウス食品のタコのガリシア風炒めなどは、使ってもいいそうだ。このリストを持って、これから買い物に行こう。
さて、ギャンブル依存症を激増させるカジノ法案が成立すれば、海外でカジノを運営している企業が、日本に手を伸ばしてくることは間違いない。
それがわかっていながら、そうした企業にパーティ券を購入してもらったりしている議員が無数にいると、文春が報じている。
そのリストをアメリカの司法当局が入手して、日本の捜査機関い照会してきたそうだ。そこには麻生太郎、西村康稔、荻生田光一、細田博之、野田聖子などの名前があった。
リストを作ったのはアメリカの大手カジノ業者「シーザーズ・エンターテインメント」のアドバイザーで、日本参入に向けたロビー活動をしていた人物だという。
神戸学院大学の上脇博之教授がこう指摘している。パーティ券購入に規定はないが、立法趣旨からいえば寄付と同じ、道義的、政治的には大きな問題だとし、
「場合によってはロビイスト側も名義貸しで違法となる可能性もありますし、政治家側も実際にお金を出したのが外国のカジノ企業だと知っていれば違法になりえます」
何兆円のカネが動くカジノ利権に群がる政治屋ども。必ず、その利権を巡って贈収賄事件が起こるに違いない。
法案をろくに審議しないまま成立させ、政治屋や業者に対する罰則をきめ細かくつくらないのでは、日本のカジノは外国よりも質の悪い悪の温床になる。
まったく関係ない話だが、昨日(7月16日)、夜テレビを見ていたら、講談社の古賀義章さんが出ていた。
彼は私がフライデーの編集長の時に編集部員だった。明治大学出の面白い男で、仕事もできた。私が仲人でもある。
週刊現代でも一緒で、彼は雲仙普賢岳やオウムのアジトなどの写真を撮り、写真集にもなっている。
私が講談社を離れてから、彼が事務所まで来てくれて、インドで仕事をしたいと熱く話してくれた。
学生時代、インドに魅入られ、インドと講談社を結ぶ何かを考えているという。
やがて、彼が、巨人の星のインド版をつくると聞いた。野球をインドで熱狂的なファンのいるクリケットに変えてやるが、スポンサーやテレビ局との交渉など、難問は山ほどあったが、一つ一つ解決して、放映へとこぎつけた。
今では子どもたちが、このアニメを見てクリケット選手になりたいというぐらいの、人気番組になっているようである。
そんな苦労話を、古賀はにこやかな顔で話していた。彼も50を超えて、白いものが増えたが、いい顔になった。
こうしてみると、私の周りには人材がいたなと、改めて思わせてくれた。講談社とインドの懸け橋になった男。さらなる飛躍を!
さて、かつての栄光は全く消えてしまった巨人軍だが、弱くなっただけではなく、泥棒やセクハラの宝庫にもなってしまったようだ。
柿沢貴裕(23)は、同僚選手たちのユニフォームなどを盗んだとして逮捕された。年収が500万円しかないのに、マスタングやコルベットなどの高級アメ車を乗り回していては、カネがなくなるのは当たり前だ。
先日は一軍選手たちが「全裸パーティ」を開き、そのバカ騒ぎぶりを動画で撮ってSNSにアップしていたという、前代未聞のバカぶりがフライデーで暴露された。
今週のフライデーは、巨人の二軍のトレーナーだった半田剛(31)が、知り合った美容サロンの女経営者に「マッサージをしてあげる」といって近づき、マッサージをしながら、「身体硬いね。正常位しなさ過ぎだよ」などと語りかけ、別の日には、「何カップ?」と聞きながら突然胸を揉んだという。
彼女は謝罪を要求したが、らちが明かず、巨人に問い合わせても、所属している治療院に聞いてほしいというだけ。思い余った彼女は、6月26日に渋谷署に被害届を提出し受理されたそうだ。
フライデーが改めてこの件で巨人に取材すると、「当球団の委託業務とは関係ない行為でトラブルを起こしたため、当球団の求めで6月に交代しました」と答えたという。
巨人のトレーナーの名刺を渡して、ふざけた行為に及んだのだから、もう少し当事者意識を持った返答をするべきであろう。
それとも、次から次へと起こる不祥事に、個別に対応ができなくなったのか。
ところで、2016年9月に起きた横浜市・大口病院の点滴殺人事件は、当初から久保木愛弓看護師の犯行ではないかと疑われていたが、物証に乏しく、「神奈川県警史上最大の難事件」といわれてきた。
文春で、捜査関係者がこう語っている。
「聴取した関係者は百人以上に及ぶ。医療器具や着衣などありとあらゆるものに関して、指紋だけでなくDNA鑑定を実施した。界面活性剤による殺人はもちろん前例がないため、致死量の検証なども専門家と綿密に進めていました」
そうして久保木容疑者の服からだけ検出された界面活性剤が決め手になった。西川惣蔵さん(88)や八巻信雄さん(88)さんだけではなく、彼女が勤務していた4階病棟では約3カ月の間に48人が死亡している。
久保木は「他の入院患者の体内にも消毒液を入れた。20人ぐらいにやった」と供述しているそうだから、彼女が手を下した被害者はまだまだ増えそうである。
犯行の動機については、「(患者の)容態が急変するのを見るのが嫌だった」(文春)といっているそうだが、そんな女がなぜ看護師になったのだろう。
さて、文春が新谷学編集長から加藤晃彦編集長にバトンタッチ。新谷氏は文春の歴史の中でも一時代を画す「新谷文春」をつくりあげた。
数々のスクープもそうだが、そうした記事をパッケージにしてテレビのワイドショーなどに売るというビジネスモデルをつくりあげたことも、評価されていい。
残念ながら、あれだけ注目を集める誌面をつくりながら、部数減には歯止めがかからなかったようだ。
新谷編集長がいっていたように、ITを駆使して文春というブランドの販路を広げていくことが、次の編集長にも求められるだろう。
新谷編集長、お疲れ様でした。
前任の編集長がやりたい放題やった後を受け継ぐ人は大変だろう。私も勝手気ままな編集長を5年半もやったから、次の編集長は相当苦労したようだ。加藤文春をどうつくり上げていくのか、じっくりお手並みを拝見しよう。
ところで今週の特集記事は、私と関わりのあるものが多い。といっても、私の知り合いが逮捕されたというのではないが、懐かしい名前が出てきて、往時を思い出した。
文春に「坂本弁護士一家殺害犯6時間告白テープ初公開」というのがある。今回死刑が執行された7人には入らなかったが、岡崎一明死刑囚が逮捕前にした告白を録音したテープを、ノンフィクション・ライターの武田頼政氏が書き起こしている。
これは、私が編集長だった95年、当時現代の記者だった武田氏に取材してもらって、巻頭特集として掲載したものである。
当時、オウム真理教の被害者たちの守護神として、オウム批判の急先鋒だった坂本堤弁護士一家が忽然として消えてしまった。オウムの仕業ではないかという見方は根強かったが、遺留品も少なく、坂本氏、妻、そして幼い子どもの行方は杳として知れなかった。
粘り強い取材で定評があった武田氏は、当時オウムから脱退して山口県宇部市に住んでいた岡崎に会いに通い、岡崎から信頼を寄せられるようになっていた。
この記事にあるように、電話で突然、「わしもその場にいたんじゃ」と打ち明けた。
岡崎の話によると、村井秀夫(95年に刺殺された)、新實智光(今回死刑執行)、早川紀代秀(同)らと、深夜、坂本弁護士宅に侵入して、3人をポア(殺害)した。
だが岡崎は、「自分はあくまでも見張り兼運転手役だった」(文春)と、殺人には関与していなかったと、当時は主張していた。
遺体を乗せた車を運転して、子どもは長野県、奥さんは新潟県、坂本氏は富山県に埋めたといっている。そう武田氏から聞いた私は、実際にそのルートを通って現場へ行ってみてくれと、指示したことを記憶している。
岡崎は仮名にしたが、この手記が掲載された現代は評判になり、よく売れた。しかし、当時、テレビのワイドショーなどに出ていたコメンテーターの中には、あんな手記はデタラメだ、だから週刊誌は信用できないなど、批判する声もあった。
そこで私は、これを1週で終わらせてはいけない。この事件の真相が解明されたとき、やはり現代の記事は正しかったと思ってもらえるようにと、編集部編として『坂本弁護士一家殺害事件』というブックレットを出した。
先ほどAmazonを覗いたら、これが180円で売られていた。
その後、岡崎は神奈川県警と警視庁の合同捜査本部に逮捕された。武田氏によると、岡崎は供述調書でこう述べているという。
「私は、坂本弁護士の背後から、右手を前首に回して、確かパジャマみたいな寝間着の左の奥襟を掴んで締めました」
と、自分も実行犯だったと自白している。麻原オウムが、狂気の道を突き進むきっかけになった事件だけに、私にとっても思い出深い、そして武田氏のいっているように、彼らの死刑が執行されても、決して風化させてはならない事件である。
文春は、麻原の遺骨の引き取りを巡って、妻や娘たちの争いが起きていると報じている。骨肉の争いなどどちらでもいいが、大きな疑問がある。麻原が死刑執行間際に「(遺体は)四女に」と漏らしたというが、そうした判断ができ、話せるのなら、なぜ、生かしておいて事件の全容を解明する努力をしなかったのか。メディアはここを追及すべきである。
オウム事件は週刊誌の独壇場だったといっていい。とくに麻原や幹部たちが逮捕されてからは、警察や検察からは情報が出てこないため、独自の情報をどうとるか、週刊誌の現場は戦場であった。懐かしいといってはいけないのだろうが。
ところで角居勝彦調教師というのが飲酒運転で逮捕された。
「草津署によると、角居容疑者は6日午前0時5分ごろ、草津市西渋川1丁目の県道を酒気を帯びて乗用車を運転した疑いがある。交差点で出合い頭にトラックと衝突し、呼気1リットルあたり0・18ミリグラムのアルコールが検出されたという」(朝日新聞7月6日付より)
角居は5度の最多賞金獲得や最多勝利など、2008年から7年連続してJRA賞を受賞している。通算693勝(7月5日現在)は歴代7位で、日本ダービーを勝った名牝ウオッカ、日本馬初の世界最高賞金ドバイ・ワールドカップを制したヴィクトワールピサを管理していた。
この角居って、ポストで連載「感性の法則」をしている調教師だよね。先週の合併号で「休載」しなかった理由は?
酒を飲んで事故って、現行犯逮捕。JRAは彼を調教停止処分にしたが、ポストは連載を続けるつもりだろうか。まずいと思うのだが。
さて、今週の第1位は文春のこの記事だ。
文科省の事務次官間違いなしといわれていたエリート官僚が、受託収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された。
佐野太(58)、科学技術・学術政策局長だった。肩書だけを聞くと、なぜ事務次官候補だったのかという疑問が湧く。
新潮で文科省担当記者がこう解説する。この役所は旧科技庁系の人数を1とすると、旧文部系は3と圧倒的に多いが、官房長や次官はたすきがけでポストに就くから、同期にライバルがいない佐野は、3年したら次官になってもおかしくなかったというのだ。
今回逮捕されたのは、文春によると、「東京医科大学に対し、文科省の私立大学支援事業の対象校に選定することの見返りに、次男を大学入試で合格させてもらったというものでした」(検察担当記者)。問題になった、独自の取り組みをする大学へ助成金を支給するという制度は、選ばれると、年間2000万から3000万の補助金が最大5年間にわたって受けられるというものである。
16年に東京医科大は選考から漏れているが、17年は選ばれている。ちなみに16年は加計学園系列の千葉科学大と岡山理科大学、17年には日本大学も選ばれているという。何やら、きな臭いが。
医大には裏口入学があるという噂はよく聞くが、東京医科大はどうなのか。ここは偏差値66・5、医師国家試験の合格率96・4%という、全国の医学部のなかで6位だというから、なかなかの狭き門である。
それに、1次試験はマークシートだから点数の操作がしにくいようだ。したがって「加点」が行われるのは2次試験だという。
この大学には、どこでもいるように臼井正彦理事長というドンがいる。眼科医だが、どこかの首相のように、理事長職は2期4年までというのを自分から変更して、居座り続けていた。
2次試験の委員会には理事長は出ないが、ランク付けをした「指示書」を子飼いの学長に渡し、これとこれは加点するように命じていたそうだ。
臼井は、一人入れば1本だと嘯いていたという。1本は1000万円だそうだ。定員は75人だが、過去には20人以上の裏口入学を受け入れたこともあると同大学の関係者が話している。
毎年、受験生の得点の一覧表が学内の教授会に配られるが、今年はなぜか一覧表に得点が記載されていなかったと、別の関係者が語る。
「一次試験の採点で、機械によって自動的に弾かれた佐野氏の息子さんを無理やり通過させたため、得点が発表できなかったのではないかといわれています。(中略)今回さらなる一線を越えてしまったと感じます」
呆れ果てるしかないが、肝心の佐野の次男は、安倍首相の出身校、あの成蹊高校を昨年卒業している。しかも今年1月のセンター試験の直前に、家族でセブ島へ出かけていたそうである。親父に、勉強しなくても入れるといわれていたとしか思えない。
その佐野容疑者だが、早稲田大学大学院理工学研究科を終了後に旧科技庁に入庁。出世ポストの総務課長を経て官房長というコースは、前川喜平前次官と同じ。
山梨県出身の佐野は、県知事になろうと狙っていたといわれる。官から政界へ華麗な転身をと考えていたのかもしれない。
それは、彼の妻の影響ではないか。彼女は文部大臣を務めた小杉隆の長女だという。ここで私の思い出につながる。
小杉氏と知り合ったのは、彼が自民党都議から、河野洋平たちが自民党を脱藩してつくった新自由クラブに移り、国政に打って出ようというときであった。
ピカピカの青年政治家だったが、困った問題を抱えていた。ある女性と不倫をしていて、それを週刊誌に嗅ぎつけられたというのである。
週刊誌というのは私のことだ。すると、有名劇団の演出家から、新自由クラブのお歴々たちが次々に出て来て、小杉は将来必ず大物になる逸材だから、勘弁してくれというのである。
まだ30そこそこの若造にとっては、こんな面白いことはない。第一、まだ議員にもならない人間ではバリューに欠けて、週刊誌ネタにはなりにくい。
結局、党の幹部が、責任を持って別れさせると一筆を書き、それなりのものを払い、けりをつけた。その小杉氏が文部大臣になったのだから政治の世界は分からない。
だが、文春や新潮が報じているように、小杉氏の奥さんが架空の投資話を持ち掛けて約9000万円を騙し取ったとして、詐欺で逮捕されてしまったのだ。
そのために小杉氏は政界を引退せざるを得なくなる。その小杉の娘の亭主が、収賄容疑で逮捕される。因果は巡るというのだろうか。
臼井理事長と学長は辞任したが、守屋武昌元防衛次官が逮捕されたときのように、特捜部は家族ぐるみで大学から接待を受けていたのではないかと見て、奥さんの事情聴取もおこなっているようだ。
現代はタイトルを「収賄で逮捕の文科省エリート 一番のバカは『親父』か『息子』か『大学』か」としているが、みんなバカである。
だが一つだけ同情する点がある。「バカな子供ほど親はかわいい」のである。
(文=元木昌彦)