夏季限定! ハンバーガーみたいなカツカレーみたいな『冷たいエスニックタンタンまぜ麺』

 久しぶりに池袋北口へ仕事で向かうと、いつも駐めていたパーキングがドンキになっているではないか! そして、そのすぐ近くで見つけたのが、この看板だった。

夏季限定!ハンバーガーみたいなカツカレーみたいな『冷たいエスニックタンタンまぜ麺』の画像2

 

「なになに、『冷やし印度タンタン』? なんじゃそら!?」

 その数日前、渋谷で冷やしカレーカツ丼(記事参照)を食べたばかりで、“冷やしカレー”の意外な旨さを知ってしまった筆者の舌は、容赦なくおねだり汁(よだれ)を口内にほとばしらせてくるのでした。

 お昼時から外れているせいか、店内に先客は一人だけ。躊躇する間もなく自販機にコインを挿入していました。

 初めて入った店なのに、狭い店内からは、なぜか「元インドカレー屋?」というエスニックな雰囲気が伝わってくる。先客の美人のお姉さんも、よく見たらアジア系のお顔立ち。ちょっと楽しそうな店ではないですか。

 そして、10分ほどで着丼したのはコレ!

 看板の写真とほぼ同じ見た目の、正直、ラーメンだかカレーだか、なんだかよくわからない丼。

 まず、てっぺんに乗っかってるオレンジ色の薄いおせんべみたいなのは何やろ? と、パリッとひと口。

「ふ~ん、わからん……」

 なので別皿によけておき、続いて、「多分麺のはずだけど、どんなかな~」と、丼の底を探ってみると……、

 結構歯ごたえありそうな感じのコワモテの麺が顔を覗かせてくれるのでした。

 冷やし麺というと、それだけでかなり硬めという印象ですが、筆者は某博多ラーメンのチェーン店で替え玉をした際、硬めの麺のおかげで翌日腹痛を起こしたことがあり、ちと不安ではありました。

 さらにさらに、丼の中をよく見ると、丼の黄色に紛れているけど、同系色の旨そうなものが!

 紛れもなく豚肉です。薄手のトンカツというよりは、排骨の雰囲気で、エスニックな雰囲気に一役買っています。

 さて、いよいよ実食だが、はたしてどうやって食えばいいものか。汁なしのラーメンなので、ここはまぜ麺のようにまぜまぜしてズルズルっと。

 が、しかし……。

「ん? 味濃くね?」

 丼の底の方にカレースープというかタレが溜まっていて、その部分を食べると、香辛料のスパイシーな味と香りが強く出てくる。これは、まぜ麺定番の、「混ぜれば混ぜるほど美味しくなる」という言葉を信じて、よ~くまぜて食べる方が味が均一になって美味しく食べられそう。

 そしてさらには、最初に別皿に取り分けておいた、あのおせんべいをパリパリっと砕いてトッピング~!

 実はこのおせんべい、後から調べたら、インドやパキスタンで食されている「パーパド」と呼ばれるもので、付け合わせやデザートとして供されるものらしい。なので、食べ方としては正解だったようだ。

 そしてもうひとつ。このお店、元は「カレーは飲み物。揚」というカレー店で、最初に筆者が感じたエスニックな空気は、気のせいではなかったようだ。

 そしてこの「冷やし印度タンタン」は、夏季限定商品。いつまで提供されるのかは、誰にもわからない……。

 

池袋 カレーつけ麺。ちゃんぽん麺。壬生「冷やし印度タンタン」990円

SNS映え  ☆☆
不思議度  ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

おニャン子クラブ“31年目の復活”に見る人生の悲しさ「懐かしさよりも、考えるのは終活……」

 懐かしい? いや、もう悲しくなるからやめてほしい。おニャン子クラブが7月7日に、日本テレビ系列で放送される大型音楽特番『THE MUSIC DAY』に出演するというのだ。

 この特番では「バブルソングメドレー」というコーナーを設けて、1980年代後半から90年代初頭を駆け抜けたヒット曲をメドレーで披露するという。

 1987年に解散してから、すでに30年あまり。これまでも、再結成はあった。2002年には賛同者のみの一時的な再結成としてニューシングルをリリースし、テレビ番組にも出演。昨年9月にも、解散30周年記念イベントにメンバーが出演している。

 今回、出演するメンバーは現在も芸能界など、さまざまな分野で活躍する顔ぶれ。でも、今回出演予定のを年齢と共に並べると悲しさが……。

内海和子(51)、国生さゆり(51)、立見里歌(52)、新田恵利(50)、山本スーザン久美子(52)、渡辺美奈代(48)……

 いかがだろう。時の流れが残酷であることばかりを感じて、虚無感が止まらないではないか。

 もちろん、年齢を重ねることは悪ではない。そして、この同窓会的な出演には歓迎する向きも少なくない。SNSでは、出演を心待ちにしているファンの声も多く聞かれている。

 でも、いまさらアラフィフどころか還暦のほうが近くなった元おニャン子たちが「セーラー服を脱がさないで」を歌った時に感じるのは懐かしさか。いや、なんかの余興かという気分しか感じない。

 この出演企画でうれしさや懐かしさを感じさせるのは、当時のファンたちに、自分も同程度に老いてしまったということを強制的に知らしめる行為ではあるまいか。

 これは、そろそろ自分の人生にも結論をつけて、さぁ、終活の準備を始めようかという合図なのか。懐かしさよりも悲しさばかりが募るよ……。
(文=是枝了以)

中国イケメン俳優と大物監督に、性的暴行疑惑! 弁護人は「合意」を主張も……

 

 米映画業界で、性犯罪スキャンダルが立て続けに取り沙汰されている。これまでに、俳優のモーガン・フリーマンやシルベスタ・スタローン、監督のリュック・ベッソンなど、そうそうたる面々が、加害者としてその名を挙げられている。

 そんな中、中国でも人気俳優と大物監督が強姦事件を起こし、話題となっている。

 豪「シドニー・モーニング・ヘラルド」(6月28日付)によると、中国の人気ドラマに数多く出演しているイケメン俳優・高雲翔(Gavin Gao)が今年3月、シドニーのホテルで女性に暴行を働き、裁判沙汰になっているという。

 記事によると、高は市内にあるシャングリラホテルの一室で、地元の中国系女性に無理やり関係を迫り、行為に及んだという。なお、現場には映画『シティーハンター』の監督として知られる映画監督・王晶(バリー・ウォン)の姿もあったとされ、女性の通報を受け現場に駆けつけた地元警察は2人を強姦容疑で逮捕した。2人は容疑を否認したが、6月28日に行われた公判では、検察側が女性の部屋のベッドから検出された体液が高のDNAと一致するという報告書を提出するなど、裁判は泥沼化していくとみられている。

 一方、中国メディアの報道の中には「被害者の証言には不自然な点があり、信用できない」と、両被告を擁護するものも。事件発生の直前、両被告と被害女性、そしてその友人らは一緒にカラオケに興じていた。さらに、路上で被害女性が高と激しいキスをする姿が防犯カメラに記録されていることがわかった。

 もちろん、カラオケやキスをしたからといって、合意ということにはならないが、高は、性行為は合意の上だったと主張し、検察側と真っ向から対立している。弁護人はメディアに対し、「女性は既婚者でありながら高と関係を持ってしまい、夫に浮気がバレるのを恐れ、とっさに『レイプされた』と警察に被害を訴えた」とも主張している。

 果たして、真相はいかに……。

(文=青山大樹)

 

中国イケメン俳優と大物監督に、性的暴行疑惑! 弁護人は「合意」を主張も……

 

 米映画業界で、性犯罪スキャンダルが立て続けに取り沙汰されている。これまでに、俳優のモーガン・フリーマンやシルベスタ・スタローン、監督のリュック・ベッソンなど、そうそうたる面々が、加害者としてその名を挙げられている。

 そんな中、中国でも人気俳優と大物監督が強姦事件を起こし、話題となっている。

 豪「シドニー・モーニング・ヘラルド」(6月28日付)によると、中国の人気ドラマに数多く出演しているイケメン俳優・高雲翔(Gavin Gao)が今年3月、シドニーのホテルで女性に暴行を働き、裁判沙汰になっているという。

 記事によると、高は市内にあるシャングリラホテルの一室で、地元の中国系女性に無理やり関係を迫り、行為に及んだという。なお、現場には映画『シティーハンター』の監督として知られる映画監督・王晶(バリー・ウォン)の姿もあったとされ、女性の通報を受け現場に駆けつけた地元警察は2人を強姦容疑で逮捕した。2人は容疑を否認したが、6月28日に行われた公判では、検察側が女性の部屋のベッドから検出された体液が高のDNAと一致するという報告書を提出するなど、裁判は泥沼化していくとみられている。

 一方、中国メディアの報道の中には「被害者の証言には不自然な点があり、信用できない」と、両被告を擁護するものも。事件発生の直前、両被告と被害女性、そしてその友人らは一緒にカラオケに興じていた。さらに、路上で被害女性が高と激しいキスをする姿が防犯カメラに記録されていることがわかった。

 もちろん、カラオケやキスをしたからといって、合意ということにはならないが、高は、性行為は合意の上だったと主張し、検察側と真っ向から対立している。弁護人はメディアに対し、「女性は既婚者でありながら高と関係を持ってしまい、夫に浮気がバレるのを恐れ、とっさに『レイプされた』と警察に被害を訴えた」とも主張している。

 果たして、真相はいかに……。

(文=青山大樹)

 

指原莉乃は、ポスト・石橋貴明? 巧妙な“ブスイジり”テクニックを読み解く

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「お前の自撮りで頑張れると思っているのか?」HKT48・指原莉乃
「痛快TVスカッとジャパン」(フジテレビ系)

 とんねるず・石橋貴明が自らの看板を下ろそうとしている。

 7月1日放送の『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)に出演したYOUに、妻である女優・鈴木保奈美を好きになった理由を聞かれた石橋は、「すげー食べるから、おごり甲斐がある」と答えていた。それなら、ギャル曽根も好きなのだろうか。石橋は、自身の女性の好みについて、盟友・秋元康から「おまえは本当に系列が一緒」と言われたそうだが、確かに共通点はある気がする。

 番組名は失念したが、石橋は「JJ」(光文社)の表紙モデルが好きで、「こういう、いいところのお嬢さんと付き合いたい」「自分を見下してる美人に言うことを聞かせたい」などと言っていた。全盛期の石原真理子(お父さんは社長で、田園調布に住み、聖心女子学院に初等科から通うお嬢さま)にもあこがれていたという。石橋は後藤久美子とウワサになったこともあるが、「はっきり物を言う美人」が好きなのだろう。

 そんな石橋は、自分が「美人ではない」と思った女性芸能人への外見イジりが激しい。『うたばん』(TBS系)に友近が初めて出演した時も、ネタについてはコメントせず、ずっと「足短け~」と言っていた。芸人としてのネタよりも、美醜をイジる。それが石橋のスタイルで、それで笑いも取れていた。

 しかし、時代は変わりつつある。石橋がかつて『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)で、散々「ブス」とイジった山崎夕貴アナが、「週刊文春」(文藝春秋)主催の「好きな女子アナランキング」で9位にランクインし、フジのアナでは最高位を記録。山崎は石橋のタイプではないと扱われていたが、一般人には好まれるようだ。石橋の好みである“都会の裕福な家庭に育った、ツンとした美人”タイプの女子アナは、今の時代には合っていないと見ることができるだろう。オトコ芸人も、女性をブスイジりすることは、自分の好感度を下げる要因になると気づきつつある。それでは、石橋の築いた“ブスイジり”という芸自体が消えるのかというと、そんなことはない。すごい後継者が現れた。HKT48の指原莉乃である。しかも、美醜だけに着目した石橋より、ブスイジりが巧妙になっているところが、すごい。

 7月2日放送の『痛快TVスカッとジャパン』(同)に出演した指原は、嫌いなオンナについて質問され、「ワールドカップで『日本代表がんばれ!』って一言と共に、自撮りを載せるオンナ」と答え、「その気持ちが日本代表に届くのか? お前の自撮りで頑張れると思っているのか?」と続けた。SNSユーザーにとって、ワールドカップのようなイベントは格好のネタであり、あまり深い意味はないと思うのだが、指原はこの「時事ネタ」の投稿に対し、2種類の嫌悪を感じたのではないだろうか。1つめは、一般人が芸能人気取りで日本代表メンバーを応援する滑稽さ、2つめは、自分が日本代表メンバーの士気を高めるほど価値の高い存在であるという自意識だ。確かに一般人の全ての応援投稿を日本代表メンバーが見ているとは考えにくいので、指原の指摘は正しいだろう。しかし、こういう言い方で一般人を笑っていいのは、同じポジションの人、つまり一般人女性ではないだろうか。

 指原のようなトップアイドルがこれを言うと、一般人をバカにしているように見えてしまうし、自撮りを添えて日本代表を応援する“自意識”を腐しているようにも見え、もっと単純に「美人でもないのに、ブスがはしゃぐな」という意味の言葉に取れなくもない。しかし、ブスイジりが好意的に受け入れられていた全盛期の石橋同様、現在の指原はバラエティで無双である。指原が過激なことを言うほど、番組が盛り上がるという図式ができつつある。

■指原のブスイジりはここがすごい!

 指原のすごいところは、「やりっぱなし」にしないところである。指原は番組放送後、自身のインスタに、出身地である大分県のサッカーチーム、大分トリニータのユニフォームを着た「自撮り」をアップし、「日本代表ガンバレ~!」と言葉を添えた。そして「#お前の自撮りじゃ頑張れない」「#ロシアまで届かない」「#都内出られない」というハッシュタグまで添えてみせたのだ。

 一般人をバカにしたままでは悪いから、嫌いなオンナ、つまり自意識がブスなオンナをあえて演じ、「私の自撮りは、ロシアまで届かないどころか、都内を出られません」と自虐して見せたのである。一般人を斬るだけでなく、さらに強く自分を斬ることでバランスを取り、文句を言わせないようにしているのだろう。

 SNS上のイヤなオンナネタは、今や指原の十八番と言っていいのではないか。イヤなオンナの個人名をあげる必要はないので、自分の評判を下げることなく、悪口が言えるからだ。自意識が強い、もっと言うと、自分以外好きではないといった若い世代にはウケることだろう。

 しかし、長い目で見ると、どうなのだろうか。芸人の横澤夏子も、よくイヤなオンナネタで登場するが、指原も横澤も「文春」が企画する「女が嫌いな女」にランクオンしている(2017年版で、指原は12位、横澤は30位)。人気があるだけに、アンチも多いと言うこともできるだろうが、ある程度の年齢だと予想される「文春」読者層には、必ずしも「オンナの悪口」が受け入れられていないと見ることもできるのではないだろうか。

 悪口は一種のエンターテインメントなので笑いを起こすが、人は笑っているようで、「この人、ほかの場所では私のこと悪く言っているんだろうな」とシビアに見ているものである。人は悪口を言うのは好きでも、悪く言われるのは大嫌いだからである。

 こんなことを、賢い指原が気づかないはずがない。次にどんな凝った“ブス斬り”を仕掛けてくるのか、怖いような楽しみなような気分である。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」

明石家さんまの「剛力彩芽から貰った物は捨てた」発言にドン引きする人々

 7月4日放送の『さんまのお誕生日会! 豪華芸能人が選んだプレゼントにホンマでっか!? 連発SP』(フジテレビ系)で、明石家さんまの放った一言が物議を醸している。

 この日は7月1日に63歳の誕生日を迎えた明石家に、豪華芸能人がプレゼントを贈る企画が行われた。関ジャニ∞の横山裕やマツコ・デラックスといった芸能人が思い思いの品物をプレゼントするなかで、番組には人気若手女優の吉岡里帆が登場。これには明石家も「これはこれは!」「ありがとうございます。今後とも1つよろしくお願いします」と嬉しそうな表情を見せている。

 しかし彼はその後に、「俺も女優さんから色々いただくんですよ、こういう環境にいるから」「だからもう…… 剛力(剛力彩芽)からもらった物は捨てました」と告白。さらに「心の整理つけました」とも続けていた。

「明石家の剛力彩芽大好きエピソードはかなり有名。『FNS27時間テレビ』で彼が気になった女性をランキング形式で発表する『ラブメイト10』でも、剛力は2013年から2016年まで4回連続で1位に選ばれています。そのためZOZOTOWNの前澤友作と彼女の交際が報道されてからは、ラジオなどで傷心の思いを語ることも。4月に放送された『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)でも、『ZOZOTOWNの社長はよほどモテはる。どこが俺と差あるんだろう』とぼやいていました」(芸能ライター)

 そんな明石家が剛力からのプレゼントを「捨てた」という事実に、ネット上では「冗談だとは思うけど、さすがに『捨てた』は失礼」「63歳のおじさんが本当につきあえると思ってたのか?」「もう還暦過ぎたんだし、若い子追っかけてないでそろそろ落ち着いたほうが……」といった声が。今回の発言には、“笑い”を通り越してドン引きしてしまった人も多いようだ。

「『ヤングタウン土曜日』では、明石家に度々“剛力イジリ”が仕掛けられています。6月30日の誕生日直前放送では、特製のバースデーケーキが収録スタジオに登場。しかしこのケーキには『ごめんね』と謝る剛力の似顔絵が描かれており、彼は『早く片づけなさい! すぐ包丁入れなさい!』とつっこんでいました」(同)

 本気なのかウケ狙いなのかいまいちわからない、明石家の“剛力彩芽大好きキャラ”。剛力への想いには“整理をつけた”とのことだが、次のターゲットは既に決まっているのだろうか……。

【サッカーW杯】評価急上昇の柴崎岳、移籍必至! 交際相手・真野恵里菜の芸能活動はどうなる?

 サッカーロシアW杯で強豪・ベルギーを苦しめ、大健闘した日本代表チームの中でも評価を上げたのが、中盤で試合をコントールしたMF柴崎岳。現在スペイン1部のヘタフェに所属する柴崎は、女優の真野恵里菜との結婚のウワサが報じられているが、結婚後の2人の生活はどうなるのか。

 苦戦が予想された今回の日本代表チームで、大きく評価を上げたのが柴崎だ。初戦のコロンビア戦では中盤でリズムを作り、ベルギー戦でも得点を生む起点となったのは、柴崎のスルーパスだった。フリーのスポーツライターが語る。

「今大会後、柴崎には世界が注目。青森山田高校時代からその素質が注目され、強豪・鹿島アントラーズでもあっさりレギュラーを獲得した柴崎ですが、細身の体格から、世界での活躍は厳しいのではという見方もありました。しかし、今大会では技術の高さや競り合いにも負けないボディバランスの強さも見せ、チーム躍進の原動力として俄然注目が集まっています。ベルギー戦でも、多くの海外紙が柴崎に最高得点を与えました。柴崎は現在26歳と、まさにこれから脂が乗る時期です。今シーズンの年俸は1億円程度ですが、一気に5倍近くの年俸を提示するチームが現れてもおかしくありません。所属するヘタフェは、1部でも財政力が非常に弱いチームなので、お金を積まれれば喜んで売るでしょう」

 そうなると気になるのは、今夏にも結婚することが報じられている交際相手・真野恵里菜だ。もともと、モーニング娘。らが所属する「ハロー!プロジェクト」出身のアイドルで、その後コツコツと実績を積み重ね、女優へと転身した彼女。近年はドラマで重要な役を演じ、CMにも出演する真野だが、海外で戦う柴崎と結婚した場合、芸能活動はどうするのか? 芸能誌のライターが話す。

「真野は、今年3月にdTV・FODで配信開始された野島伸司脚本の恋愛ドラマに出演しており、インタビューで『専業主婦は想像できない』と答えていますが、同じインタビューで、『結婚相手の方に家に入ってほしいと言われたら、入るべきだと思うかもしれません』とも答えています。このインタビューは結婚報道が出る前のものでしたが、わざわざこのような答え方をしたのは、“そのような相手がいること”を示唆したものと見てよいでしょう。コツコツやってきて花開いた真野ですが、柴崎はW杯で活躍して完全に国民的な知名度のある選手になりましたし、移籍話も浮上していて、年俸も一気に上がりそうです。仮に結婚後も芸能生活を続けても、『旦那をほったらかして』と叩かれるだけですし、長友佑都と結婚した平愛梨のように、“とりあえずは夫に寄り添い、夫絡みのニュースで話題になって、忘れられない程度に存在感を残す”という形が良いんじゃないでしょうか。それならいずれ芸能界にも戻れますし」

 柴崎の移籍先には、現在所属するスペインリーグの他、イタリアやドイツのチーム名も浮上している。結婚準備は、移籍先が決まり次第といった状況のようだ。

【サッカーW杯】「おっさんJAPAN」今後は? 2022年カタールW杯はメンバー総入れ替えへ!

 大会開幕前の厳しい予想に反してグループリーグを勝ち上がり、強豪・ベルギーをギリギリのところまで追い詰めたサッカー日本代表。日本国中から選手を称える声が上がっているが、どうやら次回大会ではメンバーが大幅に入れ替わりそうだ。

 ベルギーを相手に一時は2点のリードを奪ったものの、最後には逆転され、ベスト8を逃した日本。試合後には多くの選手が代表引退を口にした。本田圭佑が「おそらくこれで自分の代表のキャリアが終わる」と語れば、長谷部誠も「日本代表にひとつの区切りをつけさせていただきたい」と、代表引退を表明。酒井高徳も「もっと可能性のある人に期待したい」と、こちらも代表から退くことを表明した。

 本田、香川真司、岡崎慎司の“BIG3”をはじめ、長谷部、川島永嗣、長友佑都など、経験豊富なベテランが多くを占め、「おっさんJAPAN」などとも揶揄された今回の代表メンバーだったが、どうやら一区切りが付きそうだ。フリーのスポーツライターが語る。

「今回、健闘した日本代表ですが、選出されたメンバーの平均年齢は28.3歳で、これは出場32カ国中、上から6番目です。前回が26.8歳でしたから、いかに新陳代謝が進んでいなかったかがよくわかります。ベルギー戦後、本田は『4年後は考えられない』と言いましたが、確かに本田は4年後には35歳なので、もう1回は厳しいでしょう。そのほか主力を見ると、4年後には川島が39歳、岡崎が36歳、長友、槙野(智章)が35歳、香川・乾(貴士)は33歳。大迫(勇也)は32歳、原口(元気)は31歳、宇佐美(貴史)は30歳ですが、彼らの年齢なら、すでに海外でバリバリ活躍した実績が欲しいところ。もちろん頑張るのは“年齢を重ねてもやれる”という勇気を与えることではありますが、裏を返すと、2022年に彼らが選ばれているようでは若手の育成方針に疑問が残ります」

 世界に目を向ければ、神戸入りが決まっているアンドレス・イニエスタが34歳、クリスティアーノ・ロナウドが現在33歳だが、やはり30代で勝負するのはなかなか厳しいと言わざるを得ない。しかも、大幅入れ替えを促すもう1つの理由があるという。

「W杯の次回大会は初の中東開催となるカタールでの開催です。カタールといえば、夏の気温は45度以上になる酷暑の国。カタールは誘致に際して、エアコンスタジアムを造ると主張して成功しましたが、結局は11月~12月に大会を開催する案に落ち着きました。しかし冬といっても、6月か9月の東京ぐらいの気温ですし、大会期間も28日間と非常にタイト。しかも未知なる中東ではタフな戦いが予想されるので、ベテラン勢にはより厳しい条件です。となると、今回の代表メンバーで次回も入れそうなのは、2022年に30歳の柴崎岳、29歳の昌子(源)、27歳の中村航輔ぐらい。今回出場機会のなかった若手メンバーの大島(僚太)、植田(直通)、遠藤(航)はW杯の経験値はゼロですし、ほぼ“総入れ替え”になりそうです」(同)

 4年後の話をするのはいささかせっかちだが、にわかファンからは「知らない選手ばっかり」ということになるかも。

昔話の女たちは、バチバチにキレていた——『日本のヤバい女の子』はらだ有彩さんインタビュー

今年5月、初の単著である『日本のヤバい女の子』(柏書房)を刊行されたはらだ有彩さん。浦島太郎の乙姫や虫愛づる姫君、道成寺の清姫にイザナミといった、昔話に登場する女の子たちを取り上げた新感覚のエッセイとして、今話題を呼んでいます。

彼女たちはみんな怖い。残酷だったり気まぐれだったり横暴だったり見た目が整っていなかったり、とてもじゃないけれど“よい女の子”とは言えない人たちばかり。「女性は淑やかで従順であるべき」「か弱く、男性より劣った守られる存在であるべき」「男性のために見た目に気を配るべき」……今も昔も“女”に課せられるレギュレーションを、次々にぶち壊していきます。『日本のヤバい女の子』は、彼女たちの「ちょっと聞いてくれる?」に耳を傾け、想像を巡らせ、「今の時代にもこんなヤバいことがあってさぁ」と文句を言い合い、慰め合い、そして涙を拭きながら励まし合っていくような一冊です。

昔話の世界に見る「風潮に流される」ことの恐ろしさ、現代において矮小化される女性の怒り、苦しさを抱えて現実を生きる私たちに、物語がくれるもの。また著者はなぜ、昔話を今の時代に新しく語り継ぐのか。“ヤバい女の子”たちの究極の女友達であり、永い時間の流れに思いを馳せるストーリーテラーであるはらださんに、お話を伺いました。

“男が女に助けられる=恥”という風潮
——『日本のヤバい女の子』は古くから伝わる民話や伝承のエピソードを参照しつつ、そこに現れる女の子たちを単なる登場人物ではなく、血の通った一人の人間として描いています。さまざまな役割を負わされつつ、その枠組みを破壊していく彼女たちの姿にシンパシーを感じる読者も多いと思いますが、なぜ昔話を題材にされたのでしょうか。

はらだ:大学を卒業して社会に出てから、「ままならないなぁ」と感じることがたくさんあって。たとえば会社でのハラスメントとか、それまで言葉や対話で解決できると思っていたことが全然通用しなくて、周りも特に疑問を持っていない、みたいなこと。でもそういうのって時代が進むにつれて改善されてきているから、今はたぶん歴史の中で一番マシな状態のはずだと思ったんですよね。そうしたら「今でさえこんな感じなのに、昔の人って大丈夫だったん!?」って心配になってきちゃって……。昔話を読んで調べてみることにしたんですけど、案の定大丈夫じゃなかった。

——この本は、鎌倉時代の夫婦の逸話「おかめ伝説」から始まっています。大工の夫・高次が犯した失敗を優れた助言でリカバーしたおかめは、しかし「女の助言で仕事を成功させたなんて知られたら、夫の名誉に傷がつく」と自害をしてしまう。これは“男が女に助けられる=恥”という当時の風潮によるものですが、今の時代では考えられないことですよね。だけど現代においても、理不尽な風潮というものは確かに存在する。

はらだ:おかめの話を読んだとき、本当に「なんで!?」って思ったんですよね。でも私自身、ごく最近までそういう風潮みたいなものに流されまくりだったところもあって。それこそ“大学を出たら就職するもの”って思って就職をしていたし、ブラック企業で結構ひどい目に遭ったにも関わらず“就職したら三年は働くもの”って思い込んでそのまま働き続けていた。別に嫌ならさっさとやめればいいし、誰もそうしなきゃいけないなんて言っていないのに、疑うことをまったくしてこなかったんです。26歳くらいになってようやく自我というものに目覚めた、みたいな感じで……。「今まで信じてたのは何だったんや!?」ってなって、仕事もやめて、これまでなんとなく従ってきたものに反抗しようと思って文章を書き始めました。

——明らかに理にかなっていないことでもなぜか固定された価値観としてあって、しかも当事者もそれを知らぬ間に内面化している、ということがありますよね。夫の窮地を機転で救えるほど聡明な女性だったおかめでさえ、歪な価値観を飲み込んで自害してしまった。だけど高次は妻に助けられたことを本当に恥だと思っていたのか。“世間は”じゃなく“高次は”どう感じるのかを確かめられていたら、と歯がゆい気持ちになりました。

はらだ:高次はきっと風潮に従うよりも、おかめが生きていてくれる方を望んだはず。じゃなかったら、妻がああいう形で死んでしまったことを後世に残る形で語ったりしないですよね。それでもおかめが「高次に恥をかかせたくない」って思い詰めて自害してしまうくらいには、“女に仕事を助けられるのは恥”って感覚がみんなの中に浸透していたんだと思います。でも後世の、社会の風潮が変わった後の私たちから見たら本当にやりきれない。今だったらありえないし、じゃあ彼女の死ってなんだったんだろうってなる。だから「今みんながそうだから」という理由で何かをするっていうのは、すごく怖いことだなって思います。

「この風潮はおかしい」と書き記した人がいた
——昔の“そういうもの”が今では“ありえない”になるように、時代が移り変わるにつれて、人々の間にある価値観も少しずつ更新されています。ですが逆に「これは昔の方がマシだったな」ということはありましたか。

はらだ:昔話を読んでいると、女性が“人ならざる力”みたいなものを持っている存在で「怒らせると大変なことになる」っていう描かれ方をされているんです。それはすごくいいなって思いました。能面において、鬼になったときに角が生えるのは基本的には女の人の面だけらしいんですけど、強大な力を発揮したり、何か別の存在に変化したりする力があるものとしてみんなが認識しているわけですよね。たとえば道成寺に伝わる『安珍・清姫伝説』の清姫は、自分を騙した男を大蛇に化けて焼き殺すし、『鬼神のお松』は夫を亡くし、知人の男に裏切られた怒りと悲しみで復讐の鬼になる。「どうせ何もできやしないだろう」という認識によるキャラクター設定ではなくて、最終兵器を持っている存在としてそこにいるのがよかった。

——今の日本って女性の怒りというものが矮小化されているというか、「女は何があってもじっと耐え忍ぶべき」とか、「女の怒りはただのヒステリーで、取るに足らないもの」というような認識が広くあるように感じます。

はらだ:「保育園落ちた日本死ね」って、ありましたよね。あれを釣りだと思ってる人、おそらく男性っぽいアカウントが、インターネットに一定数いたんです。「女性がそんな乱暴な言い方するわけないだろう。これは釣り、俺には分かる」みたいな感じで。「いやいやいや、あるでしょ!?」って思ったんですけど。昔話にはバチバチにキレてすべてを破壊し尽くす乱暴な女性がたくさん登場するので、それがどうして消滅していったのかが分からない。

——一方で「女は怖い」ふうの言説も存在するけれど、それはそれで“女の敵は女”系の、男性たちが掌握できて、笑って許せたり面白がれたりするものでしかない気がします。

はらだ:「想像できる範囲の怒りでしかないだろう」という感じはあるかもしれないです。この間も「日本のヤバい女の子」のweb連載で書いたんですけど、能に『竹生島』っていう演目があって、そこは弁財天、つまり女の神様が司ってる島だから、女の人は入ってはいけないっていう決まりになっている。お参りにきた男性二人が、地元の漁師と一緒にいた女性の船に乗せてもらって島に行くんですけど、さあ上陸しましょうっていうときにその女性も一緒に入ろうとするので、「ここは女人禁制だけど大丈夫? 神様が怒らない?」と尋ねたら、「いや、そんなんまったく怒りませんけど」って答える。実はその女性こそが弁財天の化身だったんです。周囲は“女の敵は女”みたいに勝手に決めつけているけど、実際にそんなことはないのにねっていう話なんですよ。

——かなり進んだ考えが導入されていますね。

はらだ:「能の演目が作られた当時にその概念がすでに存在していたんだ、どこかに『みんなこう言ってるけど、なんかおかしいんじゃないか』って思って書き記した人がいたんだ」ってびっくりして。ちょっと元気が出ますよね。にも関わらず、その学びが現代に全然引き継がれていない。そういうのも興味深いし、不思議だなって思います。

「“女の子”という言葉が示す意味そのものが変化していけばいい」
——本に登場するヤバい女の子たちは、“女らしさ”のレギュレーションを次々に破壊していくヒーロー/ヒロインのようにも思えます。表現の世界で見られるヒロイン像も、たとえば“戦うヒロイン”の登場のように、男性から守られるお姫様的なものから、自力で戦うヒーロー的なものへと変遷が見られますが、そうした女の子たちについてどう感じられていますか。

はらだ:女性がヒーロー化するときって、必ずと言っていいほどドレスアップしますよね。『美少女戦士セーラームーン』もそうだし『プリキュア』シリーズとかも。『プリキュア』は女の子が肉弾戦をするという点ではたしかにエポックメイキングだけど、ドレスアップもするし、服飾とかお菓子とかの“女の子らしさ”と紐付けされたものと結びつけられるから不思議だなと思っていて。だけど歴史の中ではドレスアップ=着飾ること自体が男性の目を惹くという要素と密接に関わっていた瞬間もあったわけで、それと切り離されたヒロインっていないのかな、と考えたりもします。

——ディズニー映画に登場するプリンセスも、ヒロイン像の変遷する例としてしばしば取り上げられますね。

はらだ:プリンセス像が変化していくこと自体はいいことだと思います。だけど各々の“プリンセス像”が変化する反面、“プリンセス”という外枠のイメージは変わっていない気がするんですよね。「プリンセスみたいになりたい」って言うのと、「『アナと雪の女王』のプリンセスみたいに主体性を持ちたい」っていうのとは必ずしも一致しない人はあんまりいないんじゃないかな。しかも「女の子なら誰でも憧れるもの」みたいに表現したりするじゃないですか。

——たしかに、言葉が指す意味自体はアップデートされていない。“女の子”のイメージもそうですね。今も昔も“ヤバい女の子”はたくさんいるのに、“女の子”と聞くとなんとなく可憐なものが想像されてしまう。

はらだ:実は一人一人はちょっとずつ変化しているんだけど、それに私たちがついていけていなくて、古典的なイメージのままだったりするんじゃないかなって。アップデートされていないし、ダイバーシティに対応していない感じですよね。だから“プリンセス”や“女の子”という言葉の意味も、将来的に一緒に変化していったらいいなと思います。じゃあ何でタイトルで「女の子」と使っているのかというと、昔、あるメーカーさんで総合職の男性たちが一般職の事務の人たちのことを「女の子」という総称で呼んでいるのを見て、そりゃ確かにほとんど女性なんだけど、うーん…となったことがあって。「女の子」にもっと親愛の意味を込め直したかった、というのがあります。「女」「女性」「女の人」よりも近い、友達の感覚で使っています。

——はらださんが表現をされるとき、一番気を遣われているのはどういうところですか?

はらだ:私は「ニュートラルだとみせかけて実は根底が偏ってる」っていうのが一番ださいと思っています。たとえば「美人とかブスという指針を日常に持ち込むべきではない」という話をしているときに「そうそう、女の子はみんな可愛いんだから」って発言があったとしたら、それは大きな問題じゃないですか。「そもそも可愛くなくても問題ないはずだ」っていうふうに、できるだけ真理に近づいた状態で話をしたいと思っていて。

——フラットな状態で表現をするために、どういったプロセスを踏まれているのでしょうか。

はらだ:結局のところ他人のことは分からないから、なるべく私のジャッジを入れない、断言をしないようにしています。あとは自分で自分の間違いを注意するのは無理だから、信頼できると思う人を勝手に心の中に呼び寄せてみて、「この人だったらどう思うかな」って想像するようにする。たとえば私の母はゴリゴリのフェミニストなんですけど、口寄せみたいな感じで呼んでみて、できるだけ余計なことで苛立ちを感じさせたり、悲しませたりしないようにしようって思っています。

『日本のヤバい女の子』(柏書房)
「今生だけでは時間が足りないから」
——『日本のヤバい女の子』は、現代で生きづらさを抱える人たちを優しくお茶に誘い、心をすくい上げてくれるような本だと感じます。読者を苦しさから助け出したいという意識はありますか。

はらだ:助け出せるかどうかは、正直分からないです。自分にできることって限られていると思うから。たとえば身近に同性のカップルがいて、「結婚したいけどできないんだよね」という相談をされたとしても、私がすぐに解決してあげられることってたぶんないんですよ。そういうときに、ちょっと喋って楽になってもらう、みたいなことが本を通してできたらいいなと思って。

『馬娘婚姻譚』という話には、馬を愛して結婚したけれど、父親の手で馬を殺されてしまった女の子が出てくるんですけど、悲しみに暮れた彼女は馬の首とともに天に昇って、オシラサマと呼ばれる神となるんです、みたいな話をして、実際には無理なんだけど「そういう話もあるんだな」「最悪宙に消えればいいか」ってちょっと楽になってもらえたらいいなって思ってて。私はただ、「私やあなたのほかにも、同じ目に遭ってる人がいたんだよ」っていうことを書き残しておきたかったんです。それを読んでくれた人たちが「じゃあ私もこうしてみよう」、「状況は変わらないけどこう思う」とか、「いっそ状況を変えてみよう」とか、結果として思ってくれたらいいなって。

——本の序文には「私たちが昔話になる日を夢見て」というタイトルがつけられていますが、はらださんの文章からは、伝承を語り継ぐ流れに連なるような、後世に資料を残していくような印象を受けます。

はらだ:たぶんすでに社会にある問題を一つ残らず完璧に改善するには、今生だけでは時間が足りないので、「ちょっと間に合わなかったけど、あとよろしく!」みたいな感じで次の世代の人に引き継ぎをしたいという気持ちはあります。たぶんあと70年くらいしたら私たちって死んでいるし、この瞬間に生まれた人でもあと100年くらいしたら死ぬじゃないですか。連綿と人類というものが続いていくなかで、自分の思ったことを誰かに伝えて、それでまたそれが伝わって……って続いていく。

——はらださんの視点は、遠い時代の女の子たち一人一人の感情に寄り添う女友達のようでもあり、悠久の時の流れを見せてくれるストーリーテラーのようでもあり、私たちの身近なところにも、もっと遠い時代にも希望を示してくれるものだと感じました。

はらだ:もちろん「明日会社に行ったら絶対あの上司がいらんこと言ってくるわ」っていうことはあるけど、歴史上でみんな繋がっていて、長い目で見てちょっとずつよくなっていくのかなって思うことで救われることもあるなって思うんです。今の視点ともっと広くて高い視点をいったりきたりしながら、なんとか暮らしていきたい。時間が経って癒されることもあれば、癒されないこともあると思うんですけど、長い時間の中でいろんな人たちの物語と混ざり合って、最後にはよかったって思えるように暮せたらいいな。
(聞き手・構成/餅井アンナ)

「週刊誌=おばさん認定」は本当か? 現役美容師が「お客様に渡す雑誌」の裏側を暴露

biyouinbiyouin「先日から通ってる美容院が雑誌廃止してiPad Proでdマガジンを読ませてくれるようになったんだけど、美容師さん側も気遣わなくてよくなったし、お客さんも200誌以上の中から好きなものを読めるって喜んでるからdマガジンにしてよかった…って美容師さん言ってた」

 先日Twitter上で、“美容院で渡される雑誌”に関するツイートが話題を集めた。ほとんどの美容院では、お客さんが施術中に暇をしないようにという配慮からか、ファッション誌やグルメ誌、週刊誌といった雑誌が渡される。自分とは趣味趣向の合わない雑誌、読者層が違う雑誌を渡されると、モヤッとしてしまうことも少なくないが、このツイート主によると、通っている美容院が雑誌を廃止して、200誌以上の最新号が読み放題のサービス「dマガジン」を導入、お客さん側が自分の好きな雑誌を選べるようになったという。事実、数年前から、「dマガジン」に移行しているサロンも少なくないだろう。

 このツイートが話題になった背景には、多くの人が「美容院で渡された雑誌」に関して、腑に落ちない思いをした経験があるからなのではないだろうか。地方のサロンで美容師をしているAさんは「カウンセリングの際に、『普段読んでいる雑誌は何ですか?』と質問している美容院も多いですが、そうでなければ、お客様の服装や雰囲気、メイクから判断して、その系統のファッション雑誌を、美容師が選んで渡しています」とのこと。つまり、見た目によって「この人はこういう雑誌を読みそう」とジャッジされているというわけだ。

 ネット上には「自分より上の世代向けのファッション誌を渡されてショック」「席に、ファッション誌ではなく週刊誌が置いてあったのを見たときは、『あぁ私もババアになったんだ』と痛感した」「独身なのに主婦向け雑誌を持ってこられてムカッとした」などのエピソードも散見されるが、今回、現役の美容師たちに、お客さんに対する雑誌選びの基準や工夫、そして普段は言えない“本音”を明かしてもらった。

 前出のAさんいわく、「独身なのに主婦向けの雑誌を渡す、そのお客様より上の年代の雑誌を渡すといったことは、完全に美容師のミス」と指摘する。

「美容師が、雑誌のジャンル、読者層の年代を把握していない、またお客様のことを覚えていないために起きた失敗だと思います。新人だとたまにやってしまうかもしれませんが、実際にお客様からクレームを受けたというのは、ないかなぁ。そんなことしたら、お客様の前に先輩にど叱られるので、『先輩から説教されたことがある』という美容師はいるかも。あと、気をつけないといけないのは、お客様より下の世代の雑誌を渡してしまうこと。以前、40~50代、言い方は悪いですが“普通のおばさん”といった感じのお客様に、赤文字系のファッション誌を渡そうとした美容師がいて、『ちゃんと見て!』と。『若く見られてうれしい』と好意的に受け取ってくれる人もいるかもしれませんが、不快に思われる人もいますから、注意が必要です」

 また、新規のお客さんの場合、見た目に加えて、会話の中で「独身か既婚か」「子持ちかキャリアウーマンか」などを聞き出し、それによってその人に合った雑誌を決めるというAさん。2回目以降のお客さんに関しては、朝礼で「お客様情報」の申し送りを行い、「その際には、結婚しているかどうか、といったことも伝えます。もしそのお客様が大好きな雑誌があれば、『絶対にそれを渡してください!』と共有する」そう。施術中、話を振られるがままにプライベートについての話をする人も多いだろうが、意外にも美容師はしっかりとその話を把握しているようだ。

「週刊誌を渡されたら、それで即『おばさん認定』というわけではないです。会話をしている中で、そのお客様がニュースで話題になっている芸能人の話をしたとか? 美容師が『このお客様はゴシップが好き』と思ったら、若い方でも週刊誌を渡す可能性はありますね。見た目だけでなく、会話からも判断していると思ってくれるとうれしいです。あと、私の場合、その人の年齢層に合ったファッション誌を3冊、あとグルメ誌やカルチャー誌などを1冊、計4冊持っていって、選んでもらうようにしています。そうすれば、嫌な思いはさせないかなって」

服装に気を使ってなさそうな30~40代に渡すのは……

 都内で美容師をしているBさんも、Aさん同様に「見た目だけでなく、会話の内容も重要」と語るが、新規のお客さんに受付で待ってもらう際に渡す雑誌は、「完全に見た目だけで判断しています」という。

「ただ、うちの場合ですが、お客様と会話をする前に渡す雑誌に関しては、主婦向け雑誌を外すようにしています。失礼に当たるといけないからという配慮で、そういった点に関しては、どの店も気を使っているんじゃないでしょうか。『独身なのに主婦向け雑誌を渡された』という場合は、かなり落ち着いた雰囲気が出てたってことだと思いますけどね」

 またBさんは「言い方は悪いですが……」とことわった上で、「私は30~40代で、服装に気を使ってなさそうなお客様には、無難に『東京ウォーカー』(KADOKAWA)とかの情報誌をベースに、そこにその方の年代のファッション誌を加えて持っていくことはあります」と本音を覗かせる。

「逆に『美容院=オシャレ』な場所と思って、背伸びしたファッションで来るお客様も多いんですが、それは避けた方がいいかも。一番好きなジャンル&等身大のファッションでご来店してもらった方が、雑誌だけじゃなくて、髪形やヘアケアの提案までまるで違ってきます。普段通りの格好で来てほしいなと思います」

 ネット上には「この雑誌を渡されてショックだった!」というエピソードが数々飛び交っているが、「むしろ新人でもないのに、雑誌選びを間違える美容師はヤバい!」と語るのは、都内近郊のサロンに勤めるCさん。

「美容院ごとにそのお店の雰囲気というものがあります。幅広い雑誌を置いているところもあると思いますが、それなりにお店の雰囲気に合った雑誌を置いているのでは。お客様側も、最近は、美容院のホームページや美容師のSNSを見て、お店の雰囲気を知った上で来店する方が多いですから、それで雑誌を外すっていうのは、あまり起こらないと思うんですよね。なのに間違えるのは、美容師がどうかしてると思っちゃう(笑)」

 話題になったツイートでは、dマガジンに移行したことで、「美容師さん側も気遣わなくてよくなった」とあったが、Cさんは「雑誌選びが面倒くさいなぁとは思わないですよ、少なくとも僕は」と語る。美容師は、お客さんの雰囲気を読み取ってヘアスタイルを提案していくというのも仕事の1つだけに、どんな雑誌が好まれるのかを見抜くのも美容師としての“目”が問われるのかもしれない。

 来店する側からすると、「どの雑誌を渡されるか」「自分は他人にどう見えているのか」は気にしてしまうところだが、「それは違う」という雑誌だったとしても、美容師が間違えただけと軽く受け流した方がいいのかもしれない。