日本テレビの「eスポーツ」事業参入は“テレビ不況”を救うか? ハイリスクハイリターン狙いで……

 日本テレビが、流行りの「eスポーツ事業」に新規参入。プロチーム「AXIZ」(アクシズ)を結成しメンバーを公募する。

 初戦はオンラインカード型ゲームのプロリーグに設定。メンバーには月額報酬30万円に加えて賞金、同局の番組やイベント出演の際に発生するギャランティーも発生し、バックアップするという。

 これまでゲームといえば余暇を楽しむ1つの娯楽として長年親しまれたが、それを「稼業」にする動きが近年、急速に進んでいる。

 8月18日から9月2日までジャカルタで行われる『アジア競技大会』では、eスポーツを初めて公開競技として採用。日本代表選手も誕生し競技に参加する一方で、日本オリンピック委員会(JOC)は「正式な日本代表ではない」としてユニホームや滞在費などのサポートは一切行わなず、開会式や閉会式への出席も不可。まだまだ十分な競技環境が整っているとはいえない状況だ。

 だが、2022年の中国でのアジア競技大会ではメダル競技として採用される見通しで、その先には五輪種目としての“格上げ”も期待される。

 民放テレビ局関係者は、日テレの参入に「他社が追随する前に先手を打った形。メダル競技となればアジア、世界に自局の名前を売ることもできるし、国内においても競技大会の主催などにおいて優位に進められる可能性が高まる」と指摘。本来のテレビ局の主な収入であるCMスポンサーの売り上げが年々厳しくなる中で“金のなる木”に先行投資、「ハイリスクハイリターン」を狙ったのが思惑のようだ。

山口百恵と三浦友和の息子・三浦祐太朗が「2世タレントのやべーやつ」だと話題

 7月2日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、山口百恵と三浦友和の息子・三浦祐太朗が登場した。歌手・俳優と幅広い活躍を見せる芸能界の“サラブレッド”で、当然のことながら、かなりのイケメン。しかし両親譲りの甘いマスクの裏に、とんでもない個性を隠し持っていた。

 番組で三浦祐太朗は、知られざる三浦家の様子を赤裸々に暴露。「山口百恵の作るおにぎりがやたら大きい」ということや、「マスコミが殺到して幼稚園の入園式に出れなかった」など、さまざまなエピソードを語った。

 またベッドの引き出しに“エロ本”を隠して、山口百恵に見つかってしまった過去も告白。後日父の三浦友和から呼び出され、「お母さんがエロ本見つけたって言ってたぞ」「お母さんが『祐太朗が不良になっちゃった』って言ってたから、お母さんの見える場所に隠すなよ」とアドバイスを受けたという。意外と普通の家族のようだが、番組で祐太朗が“現在の趣味”を語りだすと、視聴者の間でざわめきが起こった。

「番組でのトークによると、祐太朗は現在“アニメ”にハマっているそうです。彼は放送されているほとんどのアニメを3話まで録画して、暇な時に撮りためていた分を全て視聴しているとのこと。特に好きなアニメはフジテレビ系の“ノイタミナ枠”で放送されていた『冴えない彼女の育てかた』で、『これがめちゃくちゃ良くてですね……』『いわゆるハーレム系のアニメなんですけど』と熱弁。同作品に出てくるヒロインの1人“加藤恵”というキャラクターが、“嫁”だとも語っていました」(芸能ライター)

 番組では“加藤恵”の声優・安野希世乃が、スタジオの裏でスタンバイ。祐太朗がリクエストした、「祐太朗から離れなさいよこの泥棒猫」というセリフを披露してくれた。すると彼は合掌をして拝みはじめ、「尊い……」と一言。これに視聴者からは「完全にガチオタじゃないか!」「山口百恵と三浦友和の2世タレントって認識しかなかったけど、こんな爆弾を隠し持ってたとは」「こちら側の人間だったか」「2世タレントのやべーやつ」といった声が相次いでいる。

「彼は以前からTwitterで『シュタゲに私の喜怒哀楽すべてを支配されてる』『ヒナまつりで号泣なう』とアニメへの愛を炸裂させていました。また今年の夏アニメ『邪神ちゃんドロップキック』とのタイアップも実現しており、EDテーマ『Home Sweet Home!』の作詞を担当。このまま“ガチオタキャラ”を推していけば、“2世タレント”というイメージを払拭できるかもしれません」(同)

 ちなみに『冴えない彼女の育てかた』は劇場版の制作が発表されているが、当然彼は“加藤恵”のためにも見に行くことだろう。

山口百恵と三浦友和の息子・三浦祐太朗が「2世タレントのやべーやつ」だと話題

 7月2日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、山口百恵と三浦友和の息子・三浦祐太朗が登場した。歌手・俳優と幅広い活躍を見せる芸能界の“サラブレッド”で、当然のことながら、かなりのイケメン。しかし両親譲りの甘いマスクの裏に、とんでもない個性を隠し持っていた。

 番組で三浦祐太朗は、知られざる三浦家の様子を赤裸々に暴露。「山口百恵の作るおにぎりがやたら大きい」ということや、「マスコミが殺到して幼稚園の入園式に出れなかった」など、さまざまなエピソードを語った。

 またベッドの引き出しに“エロ本”を隠して、山口百恵に見つかってしまった過去も告白。後日父の三浦友和から呼び出され、「お母さんがエロ本見つけたって言ってたぞ」「お母さんが『祐太朗が不良になっちゃった』って言ってたから、お母さんの見える場所に隠すなよ」とアドバイスを受けたという。意外と普通の家族のようだが、番組で祐太朗が“現在の趣味”を語りだすと、視聴者の間でざわめきが起こった。

「番組でのトークによると、祐太朗は現在“アニメ”にハマっているそうです。彼は放送されているほとんどのアニメを3話まで録画して、暇な時に撮りためていた分を全て視聴しているとのこと。特に好きなアニメはフジテレビ系の“ノイタミナ枠”で放送されていた『冴えない彼女の育てかた』で、『これがめちゃくちゃ良くてですね……』『いわゆるハーレム系のアニメなんですけど』と熱弁。同作品に出てくるヒロインの1人“加藤恵”というキャラクターが、“嫁”だとも語っていました」(芸能ライター)

 番組では“加藤恵”の声優・安野希世乃が、スタジオの裏でスタンバイ。祐太朗がリクエストした、「祐太朗から離れなさいよこの泥棒猫」というセリフを披露してくれた。すると彼は合掌をして拝みはじめ、「尊い……」と一言。これに視聴者からは「完全にガチオタじゃないか!」「山口百恵と三浦友和の2世タレントって認識しかなかったけど、こんな爆弾を隠し持ってたとは」「こちら側の人間だったか」「2世タレントのやべーやつ」といった声が相次いでいる。

「彼は以前からTwitterで『シュタゲに私の喜怒哀楽すべてを支配されてる』『ヒナまつりで号泣なう』とアニメへの愛を炸裂させていました。また今年の夏アニメ『邪神ちゃんドロップキック』とのタイアップも実現しており、EDテーマ『Home Sweet Home!』の作詞を担当。このまま“ガチオタキャラ”を推していけば、“2世タレント”というイメージを払拭できるかもしれません」(同)

 ちなみに『冴えない彼女の育てかた』は劇場版の制作が発表されているが、当然彼は“加藤恵”のためにも見に行くことだろう。

綾野剛『パンク侍、斬られて候』、初登場5位で大コケ! 「今年の映画でワースト」の声も

 石井岳龍監督・綾野剛主演の映画『パンク侍、斬られて候』が6月30日に公開された。北川景子・東出昌大・染谷将太ら豪華俳優陣が話題になったものの、全国週末興行成績(興行通信社/6月30日~7月1日)は初登場5位という結果に。ネット上でも「正直、今年見た映画の中でワースト」「シュールすぎて、どの層を狙ったのか謎」と不評の声が相次いでいる。

 ランキングでは29日公開の『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』が強さを見せてトップに。前週まで1位の『万引き家族』は1ランク下げたものの、依然堅調なヒットを記録している。『パンク侍、斬られて候』は322スクリーンという大規模公開で挑んだものの、ビッグタイトルの牙城を崩すことはできなかった。

「観客動員のためには『予告編』が重要な宣伝となりますが、同作の予告では時代劇とは思えないサイケデリックな映像が展開。群衆のダンスシーンや猿の大群が出撃するシーンなど、予告だけではストーリーが伝わりにくい内容となっていました。そのため、映画ファンからも『誰に向けた映画なのか、さっぱりわからん』『綾野さんも北川さんも宣伝がんばってたけど、予告の段階でつまらなそう』『予告を見ても、どういう話かさっぱり見えてこない』とケチがついています」(芸能ライター)

 スタート前からつまずいてしまった同作。公開が始まってみれば、100スクリーン以上少ない『それいけ! アンパンマン かがやけ! クルンといのちの星』にすら敗れている。

「監督を務めた石井は、『狂い咲きサンダーロード』や『蜜のあわれ』など、独特の映像美学が持ち味。そんな石井作品とあっても、今回は宣伝の失敗や不可思議な世界観がファンにそっぽを向かれてしまったようです。『石井節が炸裂してて面白い!』と評価の声もありましたが、ネット上には『もはや悪い夢を見ていたとしか思えない』『何を伝えたいのかわからないし、くだらないギャグを延々と見せられて、イヤになった』『物語が支離滅裂すぎて一体なにがしたかったのか』といった酷評が多く並びました」(同)

 同作は芥川賞作家・町田康の同名小説を原作に、熱狂的ファンの多い宮藤官九郎が脚本を書き起こしている。

「タイトルからもわかる異色の小説ですが、町田作品の中でも“傑作時代小説”との呼び声が高い作品。それだけに今回の映画化は大きな注目を集めていましたが、残念ながら原作ファンの期待値に届かなかったようで『小説の良さを残したいのはわかるけど、語りで展開する場面が多すぎてほんとしつこい!』『せっかくの町田康原作映画なのに、クドカンが滅茶苦茶にした感じ』『やっぱりこの作品は、小説で楽しむべきだね』と批判の声が上がっています」(同)

原作のファンからも落胆された同作。とはいえ、中には「ちゃんと理解するためにもう1回見に行こうかな」という声もあったので、リピーターが今後の興収の鍵を握っているかもしれない。

足立梨花、荒ぶりツイートは「サッカーW杯」以外にも……過度な“エゴサーチ”でメンタル崩壊危機か

 近頃、人気タレント・足立梨花のSNSでの荒ぶりが続き、話題となっている。

 足立といえばホリプロスカウトキャラバンでグランプリを獲得した抜群のスタイルと美貌、そしてそのルックスを鼻にかけないサバサバとしたキャラクターでバラエティ番組に引っ張りだこ。スポーツ報道の仕事でも頭角を現しており、今年はピョンチャンオリンピックNHK放送サポーターとして日中午後の時間帯の中継番組に出演。またJリーグの名誉女子マネジャーの立場でもある存在だ。

 そんな足立は6月28日のサッカー・ワールドカップの“日本対ポーランド戦”を観戦。自身のTwitterをリアルタイムで更新しながら応援していたが、終盤の日本がとったボール回し戦略について「いやいや、そんな試合は見たくない」と率直な意見をツイート。日本代表がセネガルをフェアプレーポイントで上回り、グループ2位で決勝トーナメント進出を果たした後も「なんというか うれしいんだけど 素直に喜べないというかなんというか 不思議な気持ちでいっぱいです」と正直な気持ちを吐露した。

 しかし、足立がJリーグ名誉マネジャーを務めているということもあり、日本代表の決勝進出に水を差す発言はいかがなものかといった批判が殺到。ここで足立は意見を訂正するどころか「なんかほんとここ最近、サッカー関連でめんどくさい人多すぎ なんなの? 好きなこと呟かせてよ 嫌なら私のツイート見るなよ 返事するなよ いろんな人のいろんな見方があっていいじゃんか。めんどくさいな」と怒りのツイートをぶち上げたのだった。

 実は足立がSNSで怒りを表明するにはこれが初めてではない。6月15日には自身のInstagramにて、商品を紹介するいわゆるスパムコメントに対し「まじふざけるな

 おまえらのコメントのせいで ちゃんとしたコメント見れない よくわからん商品の感想を 私のコメント欄に書くな 気持ち悪い ほんとひくわー」とコメントを表示している。

 これら2つの“SNS炎上”のせいで、足立が“SNS要注意タレント”としてブラックリスト入りしたと語るのは、ある大手広告代理店の営業マン。

「やはりCMは好感度が大事。いくら足立さんが正しいことを言っていたとしても、世間の反感を買ってしまったらCMタレントとしては失格です。SNSを見ていると短気なのが伝わってきますから、クライアントからは危なっかしい存在ですよね」

 また、足立がこのように荒ぶっているのは、タレントにはご法度とされる、いわゆる“エゴサーチ”を頻繁に行っているからだとのウワサも浮上している。

「足立さんは今年開催された『ピョンチャンオリンピック』のNHK放送サポーターを務めていましたが、いまいち存在感が出せなかった。そんな時に“いてもいなくても変わらない”といった自身への否定的な意見に心を傷めたといいます。最近でも、NHKのロシア・ワールドカップ番組でスタジオキャスターを務める後輩タレント・佐藤美希さんが『進行が下手だ』とネットで誹謗中傷された際にすぐにかばう発言をしていますが、そこからもネットの批判的な意見に敏感なことが伺えます」(週刊誌記者)

 足立は6月16日の夜、「みんなが思ってるよりテレビで喋るのって緊張するし頭ではわかってても口が動かなかったりするものですよ。私もスカパー!でマッチデーやってるころ酷すぎましたもん。でも自分でもわかってるしちゃんとやりたいのに思うようにできない。それがテレビなんです」と投稿。さらには「みんなで成長を見守りましょうよ」とも書いており、佐藤の名前は出していないものの、明らかに彼女をかばう発言をしている。

 後輩をかばったり、スパムに怒ったり、自分の意見を忖度せずにツイートするなど、正義感が強く真っすぐな性格であることが伝わってくる足立。CMタレントとしては厳しいが、事務所の大先輩・和田アキ子のように唯一無二の存在感で芸能界の御意見番になる日もそう遠くはないのかも!?

足立梨花、荒ぶりツイートは「サッカーW杯」以外にも……過度な“エゴサーチ”でメンタル崩壊危機か

 近頃、人気タレント・足立梨花のSNSでの荒ぶりが続き、話題となっている。

 足立といえばホリプロスカウトキャラバンでグランプリを獲得した抜群のスタイルと美貌、そしてそのルックスを鼻にかけないサバサバとしたキャラクターでバラエティ番組に引っ張りだこ。スポーツ報道の仕事でも頭角を現しており、今年はピョンチャンオリンピックNHK放送サポーターとして日中午後の時間帯の中継番組に出演。またJリーグの名誉女子マネジャーの立場でもある存在だ。

 そんな足立は6月28日のサッカー・ワールドカップの“日本対ポーランド戦”を観戦。自身のTwitterをリアルタイムで更新しながら応援していたが、終盤の日本がとったボール回し戦略について「いやいや、そんな試合は見たくない」と率直な意見をツイート。日本代表がセネガルをフェアプレーポイントで上回り、グループ2位で決勝トーナメント進出を果たした後も「なんというか うれしいんだけど 素直に喜べないというかなんというか 不思議な気持ちでいっぱいです」と正直な気持ちを吐露した。

 しかし、足立がJリーグ名誉マネジャーを務めているということもあり、日本代表の決勝進出に水を差す発言はいかがなものかといった批判が殺到。ここで足立は意見を訂正するどころか「なんかほんとここ最近、サッカー関連でめんどくさい人多すぎ なんなの? 好きなこと呟かせてよ 嫌なら私のツイート見るなよ 返事するなよ いろんな人のいろんな見方があっていいじゃんか。めんどくさいな」と怒りのツイートをぶち上げたのだった。

 実は足立がSNSで怒りを表明するにはこれが初めてではない。6月15日には自身のInstagramにて、商品を紹介するいわゆるスパムコメントに対し「まじふざけるな

 おまえらのコメントのせいで ちゃんとしたコメント見れない よくわからん商品の感想を 私のコメント欄に書くな 気持ち悪い ほんとひくわー」とコメントを表示している。

 これら2つの“SNS炎上”のせいで、足立が“SNS要注意タレント”としてブラックリスト入りしたと語るのは、ある大手広告代理店の営業マン。

「やはりCMは好感度が大事。いくら足立さんが正しいことを言っていたとしても、世間の反感を買ってしまったらCMタレントとしては失格です。SNSを見ていると短気なのが伝わってきますから、クライアントからは危なっかしい存在ですよね」

 また、足立がこのように荒ぶっているのは、タレントにはご法度とされる、いわゆる“エゴサーチ”を頻繁に行っているからだとのウワサも浮上している。

「足立さんは今年開催された『ピョンチャンオリンピック』のNHK放送サポーターを務めていましたが、いまいち存在感が出せなかった。そんな時に“いてもいなくても変わらない”といった自身への否定的な意見に心を傷めたといいます。最近でも、NHKのロシア・ワールドカップ番組でスタジオキャスターを務める後輩タレント・佐藤美希さんが『進行が下手だ』とネットで誹謗中傷された際にすぐにかばう発言をしていますが、そこからもネットの批判的な意見に敏感なことが伺えます」(週刊誌記者)

 足立は6月16日の夜、「みんなが思ってるよりテレビで喋るのって緊張するし頭ではわかってても口が動かなかったりするものですよ。私もスカパー!でマッチデーやってるころ酷すぎましたもん。でも自分でもわかってるしちゃんとやりたいのに思うようにできない。それがテレビなんです」と投稿。さらには「みんなで成長を見守りましょうよ」とも書いており、佐藤の名前は出していないものの、明らかに彼女をかばう発言をしている。

 後輩をかばったり、スパムに怒ったり、自分の意見を忖度せずにツイートするなど、正義感が強く真っすぐな性格であることが伝わってくる足立。CMタレントとしては厳しいが、事務所の大先輩・和田アキ子のように唯一無二の存在感で芸能界の御意見番になる日もそう遠くはないのかも!?

「ただの“出オチ”じゃない!」作者が語る、極道×アイドルマンガ『Back Street Girls』の魅力とは

 今、アイドル界では、ありとあらゆるものとの組み合わせが考えられている。プロレスアイドル、元自衛隊アイドル、女医アイドルなど、挙げていけばきりがないほどだ。

 そんな中、「極道」と「アイドル」というありえない設定で人気となったマンガがある。2015年から「ヤングマガジン」(講談社)に連載されている『Back Street Girls』だ。

 主人公は、「犬金組」という組織に属する若手極道の男3人。彼らは性転換&全身整形を施し、アイドルグループ「ゴクドルズ」としてデビューすることになる。極道ならではの特訓でアイドルのスキルを身につけた彼らは、アイドルヲタクから人気となり、その中で様々な出来事が起こっていく――。

 この奇想天外な設定が、ネットを中心に話題となり、今回ついにアニメ化されることとなった。

 一体、どんな発想からこの作品は生まれたのか? そしてアニメの見どころを、作者のジャスミン・ギュさんにお話を伺った。

* * *

 

――作品のアイデアは、どのような形で生まれたのでしょう?

ジャスミン・ギュ(以下、ジャスミン) 一言で言うと“究極のギャップ”を描きたかったんです。もともと極道モノを描きたいという気持ちがあって、“極道”と対称的なものを考えたときに頭に浮かんだのが“アイドル”でした。

――極道モノを描きたかったというのは、何か理由があるのですか?

ジャスミン 私、おじさんを描くのが好きなんですよ(笑)。それで、極道を描いていたら、担当さんから「可愛い女の子も出してよ」と言われて、女の子を描いてみました。

 自分では、今でも女の子を描くのは下手だと思っています。あまり描きたくなかったですし(笑)。でもいい機会なので、思い切ってこの作品は女の子を主人公にして、上手くなりたいなとは思いました。

――作品を描くにあたって、モデルとした人物や、参考にしたものは?

ジャスミン キャラクターなどで参考にしたものは全くないですね。衣装を参考にさせてもらった程度です。

 取材でとあるグループのライブを何度か見に行きましたが、ファンの幅広さには驚きました。年齢層もさまざまだし、女性もいますし。 

――好きなアイドルはいますか?

ジャスミン テレビなどで見ることはありますけど、「ファン」と言えるほど好きになった人はいないですね。私は、いろんなことにハマりやすいタイプなんですよ。なので、もし本気でファンになってしまったらどうなるかが怖いです。作品に出てくる人たちみたいに、実際CD何百枚も買ってしまいかねないです(笑)。

――マンガ作品では、どのようなものが好きでしたか?

ジャスミン 子供の頃は、鳥山明先生の『ドラゴンボール』(集英社)などが好きでした。一番好きなマンガ家さんは、伊藤潤二先生。楳図かずお先生の作品も好きです。ホラーマンガがとにかく好きなんですよ。

 なので、影響されないように意識しています。それでも影響されてしまっている部分はあると思いますね。

――今作を描くときは、ストーリーから作られたんですか? それともキャラクターから?

ジャスミン まずは設定を作って、その後がキャラクターですね。ただ、組長のキャラクターについては、ずっとこういう人を描きたいと思っていたんです。“ヤクザがアイドルになる”という設定が話題になりがちですが、彼らのキャラクターにも注目してもらいたいです。

――ストーリーやギャグのアイデアは、どのようにして考えられているのでしょう?

ジャスミン 何か方法があるわけではなく、単純に絞り出す感じです。

――ゴクドルズが歌う曲の詞も、先生が考えられているんですよね?

ジャスミン はい、私が考えています。ぼんやりとイメージはあるんですが、なるべくポップな感じにしようと思っていますね。

 音楽は大好きで、私自身、バンドもやっていたくらいなんです。よく聴くのはレゲエとかですね。

――連載は、今年3月発売の「ヤングマガジン」16号で一旦休止されていましたが、6月18日発売の29号から再開されましたね。今後の展開はどのようになりそうですか?

ジャスミン 今までのストーリーは、いろんな人が不幸になっていたので、その人たちを幸せにさせてあげたいなと思っています。まぁ、実際描いてみないとそのとおりになるかどうかはわからないですが。もしかしたら、もっと不幸になるかもしれない……。たまに、「ゴクドルズ」の生みの親である組長が暴走しがちで(笑)。

――やはり組長にも幸せになってもらいたい?

ジャスミン 組長はひどいことをやってるじゃないですか。だから、「この人こそひどい目に遭ってほしい」とはよく言われますね。悪い人間なんですけど、かっこよさは保ってあげたいと思っています。

――今回の作品以外で、今後描いてみたいテーマなどはありますか?

ジャスミン いろいろありますね。具体的なところまでは決まっていませんが、スケールの大きな作品を描いてみたいです。もちろんギャグマンガで。

――この作品もギャグ要素がありますが、時折ヒューマンストーリー的なシーンも出てきますよね。

ジャスミン 私は、ドラマや映画でもヒューマンストーリーの方が好きなんですよ。小説も恋愛小説が好きですし。なので、いろいろ挑戦していきたい気持ちはあります。

――ちなみに、原作のファンの方は、どのような層が多いと思われますか?

ジャスミン 20~30代の男性で、マンガ好きな人かなと思っているんですが、担当からは、結構女性ファンも多いと聞いています。たまにやりすぎる下ネタがあったりするので、ドン引きされない程度にとどめていこうとは思っています(笑)。

――この作品が話題になった一番の要因は、何だと思われますか?

ジャスミン やはり、最初の設定が大きいと思います。でも、それだけだと思われると悔しい部分もあります。「“出オチ”じゃなくて、その後のストーリーも、ギャグも、ちゃんと面白いよ!」と言いたいです。

――ここからはアニメについてお聞きしたいのですが、アニメ化の話は、いつ頃決まったのでしょう?

ジャスミン 話自体はかなり前からあったのですが、正式に決定したのはわりと最近です。決まってからはバタバタと具体化していきましたね。原作の雰囲気のまま作ってくださるということだったので嬉しい反面、過激な描写もあるので、大丈夫なのかなという心配もありました。

――ネットでの反響も大きいですが、SNSなどはチェックされていますか?

ジャスミン ネガティブなことが書かれている掲示板などは見ないようにしていますね(笑)。

――声優さんのアフレコ現場にも立ち会われたそうですが、先生から「こうしてほしい」など要望を出されたりはしたのですか?

ジャスミン 私はほとんど何も言わずに、アニメのスタッフの方におまかせしました。ただ、1話でアイリが「ちくしょう!! 売れちゃったよ!!」と言うシーンがあるのですが、それだけは「思い切って叫んでほしい」とお願いしましたね。

 現在PVも公開されていますが、一視聴者として見て、普通に面白かったです。インパクトがあって(笑)。

――7月3日からいよいよ放送が始まりますが、「ここは注目してもらいたい」という点は?

ジャスミン もちろん、“極道”であり“アイドル”でもあるメインキャラたちのギャップは面白いので見てほしいですが、個人的には脇役にも注目してもらいたいです。マンガを描く段階では、それほど作り込んでいなかったキャラでも、声優さんたちが声をあてることで本当に面白くしてくれているんです。実は、メインキャラ以外にも豪華な声優さん方が出演してくださるので、そこも楽しみにしていただきたいですね。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

ジャスミン アニメもマンガも、これからもっともっと面白くなりますので、ぜひ期待していてください!

* * *

 一見、突飛な設定に思われがちだが、先生のお話を伺って、それだけにとどまらない魅力と見どころのある作品であることを再認識した。アニメ放送後も、必ずやネットで話題になることだろう。ギャグ漫画好き、極道もの好き、アイドル好き、それぞれの見方で楽しむことができる作品だと思う。まずは、今夜放送の第1話に注目だ。

(取材・文=プレヤード)

■TVアニメ『Back Street Girls-ゴクドルズ-』
原作:ジャスミン・ギュ(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:今 千秋

BS11 7月3日より毎週火曜深夜1時~
TOKYO MX 7月3日より毎週火曜深夜1時40分~
MBS 7月3日より毎週火曜深夜3時~
AT-X 7月7日より、毎週土曜23時30分~
※リピート放送:毎週火曜15時30分~/毎週金曜7時30分~

公式HP:http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/ 
公式Twitter:https://twitter.com/inuganekikaku
公式Facebook:https://www.facebook.com/animebsg/

©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画

■マンガ『Back Street Girls』
講談社「ヤングマガジン」にて連載中
単行本 1~11巻発売中

「ただの“出オチ”じゃない!」作者が語る、極道×アイドルマンガ『Back Street Girls』の魅力とは

 今、アイドル界では、ありとあらゆるものとの組み合わせが考えられている。プロレスアイドル、元自衛隊アイドル、女医アイドルなど、挙げていけばきりがないほどだ。

 そんな中、「極道」と「アイドル」というありえない設定で人気となったマンガがある。2015年から「ヤングマガジン」(講談社)に連載されている『Back Street Girls』だ。

 主人公は、「犬金組」という組織に属する若手極道の男3人。彼らは性転換&全身整形を施し、アイドルグループ「ゴクドルズ」としてデビューすることになる。極道ならではの特訓でアイドルのスキルを身につけた彼らは、アイドルヲタクから人気となり、その中で様々な出来事が起こっていく――。

 この奇想天外な設定が、ネットを中心に話題となり、今回ついにアニメ化されることとなった。

 一体、どんな発想からこの作品は生まれたのか? そしてアニメの見どころを、作者のジャスミン・ギュさんにお話を伺った。

* * *

 

――作品のアイデアは、どのような形で生まれたのでしょう?

ジャスミン・ギュ(以下、ジャスミン) 一言で言うと“究極のギャップ”を描きたかったんです。もともと極道モノを描きたいという気持ちがあって、“極道”と対称的なものを考えたときに頭に浮かんだのが“アイドル”でした。

――極道モノを描きたかったというのは、何か理由があるのですか?

ジャスミン 私、おじさんを描くのが好きなんですよ(笑)。それで、極道を描いていたら、担当さんから「可愛い女の子も出してよ」と言われて、女の子を描いてみました。

 自分では、今でも女の子を描くのは下手だと思っています。あまり描きたくなかったですし(笑)。でもいい機会なので、思い切ってこの作品は女の子を主人公にして、上手くなりたいなとは思いました。

――作品を描くにあたって、モデルとした人物や、参考にしたものは?

ジャスミン キャラクターなどで参考にしたものは全くないですね。衣装を参考にさせてもらった程度です。

 取材でとあるグループのライブを何度か見に行きましたが、ファンの幅広さには驚きました。年齢層もさまざまだし、女性もいますし。 

――好きなアイドルはいますか?

ジャスミン テレビなどで見ることはありますけど、「ファン」と言えるほど好きになった人はいないですね。私は、いろんなことにハマりやすいタイプなんですよ。なので、もし本気でファンになってしまったらどうなるかが怖いです。作品に出てくる人たちみたいに、実際CD何百枚も買ってしまいかねないです(笑)。

――マンガ作品では、どのようなものが好きでしたか?

ジャスミン 子供の頃は、鳥山明先生の『ドラゴンボール』(集英社)などが好きでした。一番好きなマンガ家さんは、伊藤潤二先生。楳図かずお先生の作品も好きです。ホラーマンガがとにかく好きなんですよ。

 なので、影響されないように意識しています。それでも影響されてしまっている部分はあると思いますね。

――今作を描くときは、ストーリーから作られたんですか? それともキャラクターから?

ジャスミン まずは設定を作って、その後がキャラクターですね。ただ、組長のキャラクターについては、ずっとこういう人を描きたいと思っていたんです。“ヤクザがアイドルになる”という設定が話題になりがちですが、彼らのキャラクターにも注目してもらいたいです。

――ストーリーやギャグのアイデアは、どのようにして考えられているのでしょう?

ジャスミン 何か方法があるわけではなく、単純に絞り出す感じです。

――ゴクドルズが歌う曲の詞も、先生が考えられているんですよね?

ジャスミン はい、私が考えています。ぼんやりとイメージはあるんですが、なるべくポップな感じにしようと思っていますね。

 音楽は大好きで、私自身、バンドもやっていたくらいなんです。よく聴くのはレゲエとかですね。

――連載は、今年3月発売の「ヤングマガジン」16号で一旦休止されていましたが、6月18日発売の29号から再開されましたね。今後の展開はどのようになりそうですか?

ジャスミン 今までのストーリーは、いろんな人が不幸になっていたので、その人たちを幸せにさせてあげたいなと思っています。まぁ、実際描いてみないとそのとおりになるかどうかはわからないですが。もしかしたら、もっと不幸になるかもしれない……。たまに、「ゴクドルズ」の生みの親である組長が暴走しがちで(笑)。

――やはり組長にも幸せになってもらいたい?

ジャスミン 組長はひどいことをやってるじゃないですか。だから、「この人こそひどい目に遭ってほしい」とはよく言われますね。悪い人間なんですけど、かっこよさは保ってあげたいと思っています。

――今回の作品以外で、今後描いてみたいテーマなどはありますか?

ジャスミン いろいろありますね。具体的なところまでは決まっていませんが、スケールの大きな作品を描いてみたいです。もちろんギャグマンガで。

――この作品もギャグ要素がありますが、時折ヒューマンストーリー的なシーンも出てきますよね。

ジャスミン 私は、ドラマや映画でもヒューマンストーリーの方が好きなんですよ。小説も恋愛小説が好きですし。なので、いろいろ挑戦していきたい気持ちはあります。

――ちなみに、原作のファンの方は、どのような層が多いと思われますか?

ジャスミン 20~30代の男性で、マンガ好きな人かなと思っているんですが、担当からは、結構女性ファンも多いと聞いています。たまにやりすぎる下ネタがあったりするので、ドン引きされない程度にとどめていこうとは思っています(笑)。

――この作品が話題になった一番の要因は、何だと思われますか?

ジャスミン やはり、最初の設定が大きいと思います。でも、それだけだと思われると悔しい部分もあります。「“出オチ”じゃなくて、その後のストーリーも、ギャグも、ちゃんと面白いよ!」と言いたいです。

――ここからはアニメについてお聞きしたいのですが、アニメ化の話は、いつ頃決まったのでしょう?

ジャスミン 話自体はかなり前からあったのですが、正式に決定したのはわりと最近です。決まってからはバタバタと具体化していきましたね。原作の雰囲気のまま作ってくださるということだったので嬉しい反面、過激な描写もあるので、大丈夫なのかなという心配もありました。

――ネットでの反響も大きいですが、SNSなどはチェックされていますか?

ジャスミン ネガティブなことが書かれている掲示板などは見ないようにしていますね(笑)。

――声優さんのアフレコ現場にも立ち会われたそうですが、先生から「こうしてほしい」など要望を出されたりはしたのですか?

ジャスミン 私はほとんど何も言わずに、アニメのスタッフの方におまかせしました。ただ、1話でアイリが「ちくしょう!! 売れちゃったよ!!」と言うシーンがあるのですが、それだけは「思い切って叫んでほしい」とお願いしましたね。

 現在PVも公開されていますが、一視聴者として見て、普通に面白かったです。インパクトがあって(笑)。

――7月3日からいよいよ放送が始まりますが、「ここは注目してもらいたい」という点は?

ジャスミン もちろん、“極道”であり“アイドル”でもあるメインキャラたちのギャップは面白いので見てほしいですが、個人的には脇役にも注目してもらいたいです。マンガを描く段階では、それほど作り込んでいなかったキャラでも、声優さんたちが声をあてることで本当に面白くしてくれているんです。実は、メインキャラ以外にも豪華な声優さん方が出演してくださるので、そこも楽しみにしていただきたいですね。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

ジャスミン アニメもマンガも、これからもっともっと面白くなりますので、ぜひ期待していてください!

* * *

 一見、突飛な設定に思われがちだが、先生のお話を伺って、それだけにとどまらない魅力と見どころのある作品であることを再認識した。アニメ放送後も、必ずやネットで話題になることだろう。ギャグ漫画好き、極道もの好き、アイドル好き、それぞれの見方で楽しむことができる作品だと思う。まずは、今夜放送の第1話に注目だ。

(取材・文=プレヤード)

■TVアニメ『Back Street Girls-ゴクドルズ-』
原作:ジャスミン・ギュ(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:今 千秋

BS11 7月3日より毎週火曜深夜1時~
TOKYO MX 7月3日より毎週火曜深夜1時40分~
MBS 7月3日より毎週火曜深夜3時~
AT-X 7月7日より、毎週土曜23時30分~
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©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画

■マンガ『Back Street Girls』
講談社「ヤングマガジン」にて連載中
単行本 1~11巻発売中

【サッカーW杯】乾貴士もきっぱり否定! 「“ハリル遺産”がベルギーを苦しめた」評は的外れ!?

 サッカーW杯ロシア大会ラウンド16で日本が散った。

 優勝候補にも挙げられていたベルギーに対して2点をリードするものの、アディショナルタイムに3点目を奪われて逆転負け。それでも日本のパフォーマンスは称賛に値するもので、日本サッカー史上最高のパフォーマンスをベルギー相手に見せつけた。

 そんなロシアW杯での躍進を「“ハリル遺産”のおかげ」だと主張する人たちがいる。コロンビア戦やセネガル戦ではヴァヒド・ハリルホジッチ前監督が求めてきた「デュエル」(決闘)の意識が結実し、選手たちは逃げることなく攻め続けたし、ベルギー戦ではハリルジャパンでレギュラーだった原口元気がカウンターで点を獲った、というもの。しかし、原口をアシストしたのはハリルジャパンで冷遇されていた柴崎岳で、追加点を奪ったのも、ハリルジャパンでレギュラーではなかった香川真司と乾貴士のコンビだ。それなのに、ハリルの名前を出すのは少し強引な気がする。

 その乾だが、ベルギー戦前に「ゲキサカ」の取材に、ハリル解任当時の心境について「素晴らしいと思った」と語り、「ハリルさんのときは基本的に縦に速いサッカーをしないといけなかった。でも自分たちにそういうタイプのサッカーは合わないと思う」と、サッカー関係者の誰もが思っていたことを口にした。

 ハリルが監督に就任してから、ハリルを支持するライターは「ハリルの戦術が悪いのではなく、選手が悪い」と書き立て、本田圭佑や香川がそのターゲットとなった。一方で、個人戦術をベースにグループ戦術も求められるスペインリーグで活躍していた乾に対しては好意的で、「最終的にハリルジャパンの救世主になるのでは?」と持ち上げていた。

 そんな乾が、ハリルを否定したのだ。

 実際のところ、今大会の日本の躍進に、ハリルはどれくらい貢献したのだろうか? サッカー関係者に聞いた。

「ハリルのサッカーは、一般ファンには『縦ポンサッカー』(相手からボールを奪った後、すぐさまFWにロングパスを送る戦術)と揶揄されていたのですが、ハリル派のサッカーライターたちは『そう見えるけど、実は○○』などと戦術説明をしていました。ですが、ハリルは相手を分析した守備は得意なものの、攻撃は手付かず。結果、実際はやはり『縦ポン』でした。攻撃パターン構築が見えなかったからこそ、選手やOBが不安に思い、日本サッカー協会も解任したんです。解任のプロセスとタイミングは最悪でしたけど、解任に怒っていたのは、主に机上の空論が好きなライターですよ」

 ロシアW杯ベスト8をかけたベルギー戦、日本が同点に追いつかれたのは相手がパワープレーに出てきたからである。だが、そうなった場合、フィジカルの差を埋めるのは容易ではない。だからこそ、日本サッカー界はフィジカル以外の道を探り、それが今大会で実った部分もある。

 その現状を見ても、ハリルサッカーをノスタルジックに持ち出す人々がいることは理解に苦しむ。日本サッカー協会への嫌悪感と、今大会の日本のパフォーマンスは、別で語らなければいけないのではないか。

(文=TV Journal編集部)

【サッカーW杯】乾貴士もきっぱり否定! 「“ハリル遺産”がベルギーを苦しめた」評は的外れ!?

 サッカーW杯ロシア大会ラウンド16で日本が散った。

 優勝候補にも挙げられていたベルギーに対して2点をリードするものの、アディショナルタイムに3点目を奪われて逆転負け。それでも日本のパフォーマンスは称賛に値するもので、日本サッカー史上最高のパフォーマンスをベルギー相手に見せつけた。

 そんなロシアW杯での躍進を「“ハリル遺産”のおかげ」だと主張する人たちがいる。コロンビア戦やセネガル戦ではヴァヒド・ハリルホジッチ前監督が求めてきた「デュエル」(決闘)の意識が結実し、選手たちは逃げることなく攻め続けたし、ベルギー戦ではハリルジャパンでレギュラーだった原口元気がカウンターで点を獲った、というもの。しかし、原口をアシストしたのはハリルジャパンで冷遇されていた柴崎岳で、追加点を奪ったのも、ハリルジャパンでレギュラーではなかった香川真司と乾貴士のコンビだ。それなのに、ハリルの名前を出すのは少し強引な気がする。

 その乾だが、ベルギー戦前に「ゲキサカ」の取材に、ハリル解任当時の心境について「素晴らしいと思った」と語り、「ハリルさんのときは基本的に縦に速いサッカーをしないといけなかった。でも自分たちにそういうタイプのサッカーは合わないと思う」と、サッカー関係者の誰もが思っていたことを口にした。

 ハリルが監督に就任してから、ハリルを支持するライターは「ハリルの戦術が悪いのではなく、選手が悪い」と書き立て、本田圭佑や香川がそのターゲットとなった。一方で、個人戦術をベースにグループ戦術も求められるスペインリーグで活躍していた乾に対しては好意的で、「最終的にハリルジャパンの救世主になるのでは?」と持ち上げていた。

 そんな乾が、ハリルを否定したのだ。

 実際のところ、今大会の日本の躍進に、ハリルはどれくらい貢献したのだろうか? サッカー関係者に聞いた。

「ハリルのサッカーは、一般ファンには『縦ポンサッカー』(相手からボールを奪った後、すぐさまFWにロングパスを送る戦術)と揶揄されていたのですが、ハリル派のサッカーライターたちは『そう見えるけど、実は○○』などと戦術説明をしていました。ですが、ハリルは相手を分析した守備は得意なものの、攻撃は手付かず。結果、実際はやはり『縦ポン』でした。攻撃パターン構築が見えなかったからこそ、選手やOBが不安に思い、日本サッカー協会も解任したんです。解任のプロセスとタイミングは最悪でしたけど、解任に怒っていたのは、主に机上の空論が好きなライターですよ」

 ロシアW杯ベスト8をかけたベルギー戦、日本が同点に追いつかれたのは相手がパワープレーに出てきたからである。だが、そうなった場合、フィジカルの差を埋めるのは容易ではない。だからこそ、日本サッカー界はフィジカル以外の道を探り、それが今大会で実った部分もある。

 その現状を見ても、ハリルサッカーをノスタルジックに持ち出す人々がいることは理解に苦しむ。日本サッカー協会への嫌悪感と、今大会の日本のパフォーマンスは、別で語らなければいけないのではないか。

(文=TV Journal編集部)