『花のち晴れ』C5が地味な原因をDr.高須が検証! セレブ感があるのは平野紫耀と今田美桜だけ!?

【第63回】「高須幹弥センセイ、C5ってセレブっぽい顔してますか?」

 「C5」と呼ばれるスーパーセレブ男女5人が牛耳るセレブ高校・英徳学園を舞台に繰り広げられる青春ラブコメディ『花のち晴れ』(TBS系)。10年ほど前に旋風を巻き起こした『花より男子』(TBS系)のネクストシーズンということもあり、スタート前から大きな注目を集めていたが、いざ始まると「C5が『花男』に登場したF4に比べて地味」との声が後を絶たず、ガッカリしている視聴者は少なくない様子。高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生、なぜC5は「F4より地味」と言われてしまうのでしょうか?

■C5が地味と言われる原因は?

 お金持ちの男性はきれいな女性と結婚することが多いので、セレブ家庭の子どもは一般的に美男美女が多いです。色白の美肌で、あまり硬いものを食べないから、骨がそれほど発達せず、小顔で顎も小さめ。ガツガツしていない雰囲気もあると、セレブ感が漂っているように見えるでしょう。そこを踏まえて、C5メンバーそれぞれの顔から見ていきたいと思います。

 平野紫耀さんは、以前診断させていただいた通り、パーツ一つひとつが際立った顔立ちのイケメンです。濃いめの顔なので目立ちますし、プライドが高いお金持ちのお坊ちゃんという役柄にも合っていると思います。「表向きはカリスマリーダーだけど、本当はメンタルの弱いヘタレ男子」という設定のようですが、F4のような完璧なセレブのキャラクターでも雰囲気を出せたと思いますよ。

 濱田龍臣さんは、顔の横幅が広く、エラと頬骨の張ったホームベース型ですが、その割には顎先がそんなに長くないため、童顔っぽく見える輪郭をしています。目は大きいですが、タレ目で、位置も外側についているので離れて見え、童顔の印象をより強くしていますね。きれいな顔なのでセレブ感はありますが、F4やC5のようなくくりで象徴するほどのイケメンではないから、C5のイケメン平均値を下げていると思います。

 今田美桜さんは、黒目が100%近く見えていて目力がありますが、顔に凹凸がなく、頬はふっくら丸みを帯びているので童顔っぽく、今どきの若い女性にウケるかわいい顔立ちをしていると思います。中顔面が少し陥没してバランスが崩れているのが残念ですが、小顔で色も白く、肌もきれいなので、セレブ感はありますね。

 鈴木仁さんは、パーツのバランスがよく、イケメンなのですが、特徴的なパーツがなくてパッとしないんですよね。身長に対して顔が小さすぎるのも、よりインパクトを弱くしていると思います。モデルとしてはウケるでしょうが、俳優としては、印象が薄くて記憶に残りにくいタイプでしょう。また、顎が小さく、エラや頬骨も張っていないので、男らしさも感じません。おとなしそうで性格がよさそうに見えることから、セレブの御曹司としての雰囲気はありますが、C5のメンバーとしてはイマイチかなと思います。優等生役のほうが向いていると思いますよ。

 中田圭祐さんは、輪郭がゴツゴツしていて顔の彫も深く、目は二重で目力があり、鼻は全体的に横に広がって鼻根部が低く窪んでいるうえ、唇が厚くて口元が少し出ているという、典型的な東南アジア系の顔立ちですね。パーツの位置関係はいいので、それなりにイケメンではありますが、色が浅黒いためセレブ感はありません。ただ、ひとりくらい中田さんのような濃くてアクの強い顔立ちがいてもいいのかなとは思います。

■C5が地味なのはあえての構成!?

 かつてF4を演じた松本潤さん、小栗旬さん、阿部力さん、松田翔太さんの4人は、抜群のイケメンが揃っていたわけではありませんが、それぞれ顔に特徴があって、全体的なバランスも取れていました。演技力の素質もある人ばかりだったので、プライドが高くて性格が悪そうな雰囲気をうまく表現できていたことも、視聴者が入り込めた一因だと思います。

 対してC5は、童顔で、世間的にも子役のイメージが拭いきれていない濱田さんと、優しそうでインパクトのない鈴木さんがいることにより、学園を牛耳るほどの強さが欠けてしまっています。さらに、中田さんにセレブ感がないことから、平野さんと今田さんだけで“学園を牛耳るスーパーセレブ”感を維持しているのため、F4より見劣りして地味に感じてしまうのでしょう。

 視聴者的には『花より男子』をイメージして期待値が高かったため、落差が大きかったのだと思いますが、『花のち晴れ』は落ち目の英徳学園が舞台で、主人公も強がっているヘタレ男子と、設定もストーリーも違うので、あえてこのメンバーを選んだのかもしれませんね。だとしたら、比較されて地味扱いされてしまうのはちょっとかわいそうな気もします。

takasumikiya01高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
公式ブログ

『花のち晴れ』C5が地味な原因をDr.高須が検証! セレブ感があるのは平野紫耀と今田美桜だけ!?

【第63回】「高須幹弥センセイ、C5ってセレブっぽい顔してますか?」

 「C5」と呼ばれるスーパーセレブ男女5人が牛耳るセレブ高校・英徳学園を舞台に繰り広げられる青春ラブコメディ『花のち晴れ』(TBS系)。10年ほど前に旋風を巻き起こした『花より男子』(TBS系)のネクストシーズンということもあり、スタート前から大きな注目を集めていたが、いざ始まると「C5が『花男』に登場したF4に比べて地味」との声が後を絶たず、ガッカリしている視聴者は少なくない様子。高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生、なぜC5は「F4より地味」と言われてしまうのでしょうか?

■C5が地味と言われる原因は?

 お金持ちの男性はきれいな女性と結婚することが多いので、セレブ家庭の子どもは一般的に美男美女が多いです。色白の美肌で、あまり硬いものを食べないから、骨がそれほど発達せず、小顔で顎も小さめ。ガツガツしていない雰囲気もあると、セレブ感が漂っているように見えるでしょう。そこを踏まえて、C5メンバーそれぞれの顔から見ていきたいと思います。

 平野紫耀さんは、以前診断させていただいた通り、パーツ一つひとつが際立った顔立ちのイケメンです。濃いめの顔なので目立ちますし、プライドが高いお金持ちのお坊ちゃんという役柄にも合っていると思います。「表向きはカリスマリーダーだけど、本当はメンタルの弱いヘタレ男子」という設定のようですが、F4のような完璧なセレブのキャラクターでも雰囲気を出せたと思いますよ。

 濱田龍臣さんは、顔の横幅が広く、エラと頬骨の張ったホームベース型ですが、その割には顎先がそんなに長くないため、童顔っぽく見える輪郭をしています。目は大きいですが、タレ目で、位置も外側についているので離れて見え、童顔の印象をより強くしていますね。きれいな顔なのでセレブ感はありますが、F4やC5のようなくくりで象徴するほどのイケメンではないから、C5のイケメン平均値を下げていると思います。

 今田美桜さんは、黒目が100%近く見えていて目力がありますが、顔に凹凸がなく、頬はふっくら丸みを帯びているので童顔っぽく、今どきの若い女性にウケるかわいい顔立ちをしていると思います。中顔面が少し陥没してバランスが崩れているのが残念ですが、小顔で色も白く、肌もきれいなので、セレブ感はありますね。

 鈴木仁さんは、パーツのバランスがよく、イケメンなのですが、特徴的なパーツがなくてパッとしないんですよね。身長に対して顔が小さすぎるのも、よりインパクトを弱くしていると思います。モデルとしてはウケるでしょうが、俳優としては、印象が薄くて記憶に残りにくいタイプでしょう。また、顎が小さく、エラや頬骨も張っていないので、男らしさも感じません。おとなしそうで性格がよさそうに見えることから、セレブの御曹司としての雰囲気はありますが、C5のメンバーとしてはイマイチかなと思います。優等生役のほうが向いていると思いますよ。

 中田圭祐さんは、輪郭がゴツゴツしていて顔の彫も深く、目は二重で目力があり、鼻は全体的に横に広がって鼻根部が低く窪んでいるうえ、唇が厚くて口元が少し出ているという、典型的な東南アジア系の顔立ちですね。パーツの位置関係はいいので、それなりにイケメンではありますが、色が浅黒いためセレブ感はありません。ただ、ひとりくらい中田さんのような濃くてアクの強い顔立ちがいてもいいのかなとは思います。

■C5が地味なのはあえての構成!?

 かつてF4を演じた松本潤さん、小栗旬さん、阿部力さん、松田翔太さんの4人は、抜群のイケメンが揃っていたわけではありませんが、それぞれ顔に特徴があって、全体的なバランスも取れていました。演技力の素質もある人ばかりだったので、プライドが高くて性格が悪そうな雰囲気をうまく表現できていたことも、視聴者が入り込めた一因だと思います。

 対してC5は、童顔で、世間的にも子役のイメージが拭いきれていない濱田さんと、優しそうでインパクトのない鈴木さんがいることにより、学園を牛耳るほどの強さが欠けてしまっています。さらに、中田さんにセレブ感がないことから、平野さんと今田さんだけで“学園を牛耳るスーパーセレブ”感を維持しているのため、F4より見劣りして地味に感じてしまうのでしょう。

 視聴者的には『花より男子』をイメージして期待値が高かったため、落差が大きかったのだと思いますが、『花のち晴れ』は落ち目の英徳学園が舞台で、主人公も強がっているヘタレ男子と、設定もストーリーも違うので、あえてこのメンバーを選んだのかもしれませんね。だとしたら、比較されて地味扱いされてしまうのはちょっとかわいそうな気もします。

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テリー伊藤、西城秀樹さんの“ラブレター”エピソードを語り「デリカシーがない」と大炎上!?

 5月20日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)にテリー伊藤が出演。16日に亡くなった西城秀樹さんとの思い出を語ったのだが、三浦(旧姓・山口)百恵とのエピソードに「それは言わないほうが良かったんじゃ……」と冷ややかな声が上がっている。

 古くから親交があったというテリーは、「初めて会ったのが僕が27歳、彼(西城さん)が21歳」と切り出し西城さんの話を語り始めた。当時はまだ無名ディレクターだったというテリーに対し、西城さんはこの頃からトップスター。しかし彼はテリーの演出が気に入ったようで、「今から飯食いにいこう」と気さくに誘ってくれたという。

 その後も西城さんが2011年に2回目で倒れたことを振り返りながら、「実は2回目の倒れた後にも、年間80カ所で(コンサートを)やってた」と思い出話を語るテリー。スーパースターの貴重なエピソードに、出演者も神妙な面持ちで耳を傾けていたのだが……。

「番組内でテリーは、還暦を迎えた後に西城さんと会った時の会話も披露。テリーは西城さんに『実はねテリーさん、山口百恵ちゃんが僕のこと好きだったんだよ』と、三浦百恵からラブレターを貰っていたと打ち明けられたそうです。そこでテリーが『すごいじゃないですか!? つきあったの?』と聞くと、西城さんは『あの頃女の子にそんなに気がなかったし、格好悪いと思って……』と答えたのだとか。西城さんが当時どれだけ人気があったのかを伝えるためのエピソードだったようですが、視聴者からは『それ話しちゃうのはデリカシーがない』『百恵さんに対する配慮が足りない』といった声が相次いでいました」(芸能ライター)

 昭和を代表する歌手“山口百恵”は、1980年に21歳の若さで引退。俳優の三浦友和と結婚し、現在は一般人として第2の人生を歩んでいる。

「以前からテレビ番組でのテリーの発言は、『デリカシーがない』などと指摘されがちでした。5月3日の『ビビット』(TBS系)では山口達也に関するTOKIOメンバーの記者会見が取り上げられたのですが、番組MCの国分太一の前で『長瀬君は音楽的な才能があるからソロで活動してもいいんじゃないか』と提案。この時もネット上では『国分の気持ちを考えてコメントして欲しい!』『ちょっと無神経すぎる』『記者会見ちゃんと聞いてたの?』といった声が相次ぎ炎上しています」(同)

 時たま“話し過ぎ”が批判されてしまうテリーだが、彼にしか語れない貴重なエピソードがあるのも事実。今後も炎上を恐れずに、さまざまな発言をして人々の注目を集めていただきたい。

『コンフィデンスマンJP』ついに視聴率微増がストップ! 低視聴率の要因は“ストーリーの使い回し”!?

 5月14日放送の『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)第6話「古代遺跡編」。

 ボクちゃん(東出昌大)が訪れた寂れたラーメン屋の夫婦は、地方再生のために計画されたふれあいモールの完成を心待ちにする。しかし2年後、店を再訪すると、計画は産業廃棄物処理場の建設に変更されていた。コンサルタントの斑井満(内村光良)が地方再生を謳い低価格で村の土地を買い、産業処理会社に転売したのだった。

 ダー子(長澤まさみ)たちは、ニセモノの遺跡を発掘させることで処理場の建設をストップさせようと目論む。しかし、元考古学研究者の父親のせいで苦労を強いられた息子の斑井は遺跡発掘そのものを憎んでいた。ダー子はそれを逆手に取り、斑井の父親が唱えた諸説が正しかったと歴史の捏造まで試みる。斑井は、処理場で得る利益と遺跡発掘の情熱との間で心が揺れ動くようになっていく。

 以上が6話のあらすじ。突飛な切り口はいつも通りであるが、今回は過去の回ほどワクワクした気持ちで見ることができなかった。SNS上の書き込みも、「回によって当たり外れがある」「自分には合わなかった」など厳しい意見も目立つ。今回は、その要因を探りながら、第6話を振り返りたい。

(これまでのレビューはこちらから)

■1話完結型の弱みだけに留まらぬ、本作のマンネリ化

 勿論、批判的な書き込みばかりではなく、好意的な書き込みも多々あった。内村光良が真面目に悪役を演じたことへの賞賛。レキシの楽曲「狩りから稲作へ」がBGMで流れ、アフロヘアのダー子たちがニセモノの土器を作る演出に笑った人も多かったようだ。

 脚本も高い水準を保っていた。産業廃棄物処理場を絶対悪として描かず、建設現場の人間がラーメン屋に集まり店の経営が潤うオチ。遺跡マニア達の情熱に触れた後、斑井が金に群がる女とイチャつく自分を、映し窓に見て我に返る場面。善悪というものを明言せずに視聴者に感じ取らせる、古沢良太の脚本はいい味を出していた。

 しかし、父親のようになりたくない息子が利益至上主義者となり、ダー子たちとの出会いで純粋さを取り戻す構図は第3話「美術商編」と似通っている。しかも石黒賢演じる美術商の方が『リーガルハイ』(同)の主人公・古美門(堺雅人)のように、弁もキャラも立っていて、強敵に見えた。

 全10話もあるのに展開の被りを指摘するのは酷ではあるが、毎話悪人を騙すという骨子が変えられぬ物語ゆえ、肉付けを変えなければ新鮮さが損なわれてしまう。同じ肉付けだとしても、第3話を上回るハラハラする展開と感動を第6話では見せてほしかった。

■平均視聴率2ケタは望み薄。その前に視聴率って必要な指標?

 良し悪しの感想以上に、シビアなのが視聴率。2話で7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区平均。以下同)と落ち込んだが、3話9.1%、4話9.2%、5話9.3%と微増していただけに、6話の8.2%は手痛い数字であった。

 現在1話から6話までの平均視聴率が8.8%。全10話の平均視聴率を10.0%にするためには、7話から最終話までの各話、約11.8%ずつ出さなければならない。

 ところで、そもそも視聴率という指標になんの意味があるのか?

 テレビマンにとっては査定のようなモノであるが、我々一般視聴者にとってなんら影響を及ぼさない。それにもかかわらず、「面白いのに視聴率がともなわない」「もっとたくさんの人に見てほしい」と言う作品のファンがいる。テレビと視聴率の不思議である。

 これは推察にすぎないが、テレビは同じ時間に同じモノを見ている人がいる安心感を与えてくれるメディアだからなのだと思う。テレビはある意味お祭りと似ていて、大勢の人ごみの中を歩くだけでワクワクするもの。逆に閑散とした出店の通りを歩くと、余計に孤独を感じてしまう。そんな心境から出る言葉が、たくさんの人に見てほしいという期待なのかもしれない。

 今は小説も映画もネット番組も、自分の好きな時間に自由に見られる。テレビもネット配信でそうなりつつあるが、各家庭にブラウン管や液晶画面の箱が置かれている限り、テレビには寂しさを紛らわせる賑やかさが求められる。また、多種多様な楽しみがあるゆえに、自分の趣味趣向に自信を保つことは難しい。だからこそ、自分の好きな作品に対する「面白い」というネット上の評判や高視聴率には、視聴者の寂しさを打ち消し、自信を与える力がある。

 作り手には視聴率を気にせず面白い作品を作ってほしい。同時に視聴率もとってほしい。

 見る側のワガママな意見で、恐縮であるが……。

■第7話「家族編」の期待できる点と、不安なポイント

 家族がテーマで、古沢良太脚本であれば期待が持てる。彼の出世作といえば、山崎貴監督の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』。昭和の家族を描いたこの作品は、30億円を超える興行収入を記録し、古沢良太自身は山崎監督とともに日本アカデミー賞最優秀脚本賞をつかみ取った。

 しかし、金持ち家族の遺産相続が絡むという方向性には不安を覚える。騙す標的が経済ヤクザというのも、第1話「ゴッドファーザー編」と被らないか心配だ。輪をかけて、近年のフジテレビは『モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐~』『貴族探偵』『カインとアベル』など、富豪の家族が登場する物語で大コケを連発中なのも心配の一因だ。古沢良太というド真ん中ストレートを投げても結果を出せる本格派をマウンドに立たせながら、過去で失敗したリードを要求し続けるフジテレビの勇気には拍手を送りたい。キャスト・脚本・演出・美術やロケーションに至るまで高水準な作品だけに、各話の方向性の舵取りだけが悩ましい。

 第7話「家族編」を楽しみにしつつ、密かに古沢良太の朝ドラ登板にも期待をしたい。

(文=許婚亭ちん宝)

嵐・二宮和也『ブラックペアン』マンネリ感と粗い肉付け「でも面白い」という凄み

 今週もニノちゃまこと嵐・二宮和也がすこぶる愛らしかった日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)も第5話。視聴率は13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、ほぼ横ばいです。最終回でようやく15%に届くかどうか、という感じですかね。正直、ニノの可愛げ以外に、あんまり伸びしろは感じません。

 というわけで、振り返りましょう。

前回のレビューはこちらから

 

■完全に『水戸黄門』とか『遠山の金さん』とか

 今回も基本的に、ほかの医者が失敗した手術を主人公・渡海(二宮)がリカバリーするという、いつもの展開。マンネリ感の漂う中、目新しさとして投入されたのが手術用ロボットの「ダーウィン」でした。

 このダーウィン、実際の医療現場でも使われている「ダヴィンチ」という手術支援ロボットなのだそうです。渡海たちが働く病院で、重病の女の子の手術をダーウィンで行うことになり、渡海は興味なさげな顔を見せつつ裏でしっかりダーウィンについて勉強したり、女の子に造血剤を投与したりして、失敗に備えます。案の定、ダーウィンによる手術は大失敗。渡海がババンと登場してササっと手術をこなし、一件落着となりました。

 もうこのドラマは『水戸黄門』とか『遠山の金さん』のように、お約束を楽しむ作品だと思ったほうがよさそうです。「なんだかんだあって、渡海が助ける」という以上の展開を期待すると、肩透かしを食らってしまう。5話目にして、ようやく楽しみ方がわかってきました。とにかく、本筋であるはずの「ブラックペアン」について、体内にペアンが残されたX線写真についての話が、まるで進まないんだもの。

 とはいえ、思い返してみれば、原作である『ブラックペアン1988』(講談社)は研修医の世良くん(竹内涼真)の心情描写に多くのページが割かれているわけで、主人公を世良くんから渡海先生に変更した時点で、1クールのドラマとしては、まったくエピソードが足りなくなることは自明なんですよね。そこで尺足しのために投入されたのがダーウィンだったわけですが、ものすごく、これは違和感があるマシンでした。原作タイトルから『1988』を外したのは、このためだったのでしょうけれども。

 

■じゃ、スナイプいる?

 私は医療についてなんの知識もない単なるどらまっ子ですので、このドラマから得た知識と理解だけで話を進めますけれども、「スナイプ」は最先端医療マシンとして登場したはずなんですよね。これまで開胸が必要だった手術も、スナイプならちょっと穴を開けるだけで心臓の中までいける。患者の負担も少なく、執刀医の技量にも左右されない。外科の未来を担うニューマシン。しかし劇中、そのニューマシンによる手術は失敗を繰り返し、渡海によるリカバリーがなければ何人も死んでいたことでしょう。

 そこで登場したダーウィンなんですが、特徴はこうです。これまで開胸が必要だった手術も、ダーウィンならちょっと穴を開けるだけで心臓の中まで行ける。患者の負担も少なく、執刀医の技量にも左右されない。外科の未来を担うニューマシン。しかも、機械なので人間より細かい作業ができる。

 まんまこれ、スナイプの超進化版というか、「4本腕のオートメーションスナイプ」というか、ダーウィンが世の中に存在するなら、スナイプっていらなくない? と思うんです。スナイプなら可能で、ダーウィンで不可能なことが想像できない。ここまでさんざん「外科の世界を変える」と喧伝してきたはずのスナイプが、完全に「ダーウィンの腕部分のおもちゃ」にしか見えなくなってしまう。

 原作は1988年の話で、当時の現実としてスナイプっぽいものはあっても、ダーウィンっぽいものはなかったのでしょう。作者の海堂尊さんはお医者さんでもあるので、そのへんのリアリティには注意を払っていたと想像します。

 その1988年の時点で“最先端”として登場したスナイプを2018年の現代劇であるドラマにそのまま持ってきて、さらに2018年の“最先端”であるダーウィンも登場させてしまう。自動車に例えれば、4話目まで『頭文字D』(講談社)でおなじみの藤原とうふ店のパンダトレノが「最先端の夢のマシン」だったのに、5話目から急に自動運転の電気自動車が出てきたようなものです。パソコンでいえば「PC-9801」とIntel Core i7搭載の「MacBookAir」が両方とも「最先端」と謳われている。ゲーム機ならゲームボーイとNintendo Switchが……といった具合です。

 何が言いたいかというと、それくらい『ブラックペアン』というドラマの肉付けはいい加減なので、マジメに考えながら見ていると頭が混乱するという話です。「なんだかんだあって、渡海が助ける」の「なんだかんだ」の部分は、あんまりちゃんと見ないほうがいいと思う。スナイプやダーウィンの設定のいい加減さに振り回されるように、それらを持ちこんでくる高階講師(小泉孝太郎)や西崎教授(市川猿之助)たちのキャラクターも右往左往して、なかなか人物像が見えてきません。彼らと真剣に向き合えば向き合うほど、「なんなんだよ!」とツッコミたくなってしまうこと請け合いです。

■でも面白いという豪腕ぶり

『ブラックペアン』のすごいところは、シナリオ的にそこまで粗いことをやっておきながら、毎回それなりにきっちり面白いということです。とにかく見せちゃう。見せ切っちゃう。

 今回も、ダーウィンのスペシャリストとして渡海たちの勤める東城大に乗り込んできた松岡さん(音尾琢真)がいい具合に憎たらしく、トラブルに陥ると、いい具合に狼狽えてくれる。アーム同士が干渉して動けなくなったダーウィンが巨躯を震わせて呻く様子を切り取った数秒のカットも、「暴走寸前の最先端マシン」という感じで、異様に怖い。年端もいかない重病の女の子に「高階先生は、干されたんだよ」などと言い放つ渡海は相変わらず猫背で素敵だし、どの場面でも、だいたい一番まともなことを言っているのに扱いがよくない関川先生(今野浩喜)も存在感を発揮している。ノースリーブのカトパンは今日もエロエロにエロい。

 端的に言って、画面が終始エモいのです。エモーションに満ちてる。ダーウィンの撮影には、本物のダヴィンチを借りてきたそうです。本物を借りてきておいて「ロボット手術」の信頼性を著しく損なうような描写を平気でやっちゃうあたり、狂気すら感じます。

 原作からエッセンスを拾いつつ、基本的には「死にそうな人を助ける」という“場面の強さ”を演出することに全力を注いでいるように見える『ブラックペアン』。あんまり深く考えずに、「今日も最後に渡海くんが助けるぞ!」という気持ちで最終話まで楽しみたいと思います。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

 

少女であることのコスト 女性の低賃金問題は在学中のアルバイトからはじまっている

 なぜ女性の賃金は男性よりも低いのかを考える上で、女子教育の問題や職場での女性差別、出産育児などの重要な要因を連載の中で取り上げてきました。しかし、この女性の低賃金問題を考える上で、重要なトピックはまだあります。

 男女間の賃金格差や女性の労働参加というと、学校を卒業した後のことをイメージする人が多いかもしれません。かく言う私もその一人でした。しかし最近、『The Cost of Being a Girl (少女であることのコスト)』という本を読んで、これらの問題を「教育」と「労働」で切り離すことは誤りだと気が付きました。この本では、働く10代の女子に焦点を当てて、男女間の賃金格差の起源に迫っています。

 確かに日本でも、高校生年齢に相当する15歳から19歳の人口の8.7%は学校に行く傍らで仕事をしていますし(総務省「平成24年度就業構造基本調査」)、大学生を見ても、全くアルバイトをしていない学生の割合は20%にも満たず(国立教育政策研究所「学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究」)、大半の若者が、教育期間を終えて就職する前に数年程度の労働経験を持っていることになります。そして、往々にしてこの学生時代の労働経験は、その人の労働観を形成し、就職や就労パターンなどに作用して、一生涯影響を与えたりします。

 そこで今回は、この本の内容を通じて、日本と同程度に女性の労働参加率が低く、ジェンダーステレオタイプが根強く残る、米国の少女達の事例を紹介しつつ、日本の状況についても少し触れてみたいと思います。

10代女子の主な働き口―ベビーシッターと小売店の店員
 米国では、共働きの富裕層が学生にベビーシッターを頼むことがあります。しかし女子学生に依頼することは比較的よく見られても、男子学生に依頼することはほとんどありません(データ的にもほとんど存在しないことが分かっています)。日本ではあまり見られない形態の女子労働なので、概要だけかいつまむと、こうした傾向には3つの問題を指摘することが出来ます

①女性が育児をするものだというジェンダーステレオタイプが刷り込まれる

②ケア労働であるため金銭的な交渉がしづらい

③仕事と非仕事の境界があいまいになりサービス残業が当たり前になる

 この3つの問題が当然のものとして女子に刷り込まれてしまって、彼女たちのその後の職業選択や労働観に悪影響を及ぼしてしまいます。

 もう一つ少女たちが従事する典型的な労働は、小売店の店員(ショップガール)です。この業種の一つの特徴として、外見的な美しさが重視される職である点が挙げられます。外見的な美しさが、本人の賃金や周りの人たちの生産性に与える影響については、近年経済学の分野で分析が進んでいるので詳細はその分野の本(例えば『美貌格差: 生まれつき不平等の経済学』(東洋経済新報社)など)に譲りますが、小売業界の場合、そこでの議論とは少し異なる特徴を持ちます。

 今日の小売業界で特徴的なのは、女子店員に自社ブランドを体現することを求めている点です。明るく美しいことは必須前提条件とされますが、さらに自社ブランドの商品を自費で購入することが求められています。例えば、アパレルであれば自社ブランドの商品を身にまとって接客することが必要とされます。その他の小売業界でも、制服がある所を除けば、やはりそのブランドを体現するような服装であることや、商品に精通するためにブランドの商品を購入することを求められます。

 自社ブランド商品の購入を女子店員に求めることは、実質的な給与の減少につながります。また問題はそれだけに留まりません。一般的に女性の方が男性よりも給与交 渉が苦手であるのは広く知られるようになってきましたが、マネージャーには「女子店員は自社ブランド商品が直接購入できるから働いている」と考える傾向があるため、給与交渉に真剣に取り合ってくれず、交渉を更に難しいものにしてしまうのです。

 『The Cost of Being a Girl』には他にも女子店員を取り巻く問題がいくつか指摘されています。代表的なものとして、①セクハラにさらされやすい、②他の業種と比較したときに、アパレルや飲食店の店員は給与が上がりにくい、③女子店員は男子店員と比較して、急なお願いや残業を頼まれやすい、④男子店員が一般的な求人で入ってくることが多いのに対し、女子店員は友達繋がりから入ってくることが多く、マネージャーは女子店員が真剣に働いているとは捉えないし、女子店員たちもこれが自分の「本当の」仕事だとは思わなくなる、という4点が挙げられます。

 これらの10代女子の労働経験は、ジェンダーバイアスのかかった労働観を植え付け、その後のキャリア選択や労働観に影響を与えます。それは例えば、子育ては女性がするのが当たり前、給与の交渉はしないのが当たり前、外見的な美しさが何よりも重要、多少のセクハラは許容して当たり前、といったものです。言うまでもなく、こういった労働観は男女間の賃金格差や女性の労働参加に負の影響を及ぼすでしょう。男女の労働問題を解決するためには、この問題の起源である10代女子の労働環境の問題に取り組むことも必要です。

日本の女子労働の状況
 では日本の場合はどうでしょうか?

 冒頭でも言及した、国立教育政策研究所・学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究によると、日本の大学生の8割以上はアルバイトに従事しています。このことから、やはり日本でも学校を卒業する前の数年間の労働経験が、若者の労働観に大きく影響している可能性があります。

 残念なことに男女別のデータが公開されていなかったので、全体的ないくつかの特徴について言及したいと思います。まず、日本の大学生でアルバイトをしている者のうち、2/3程度は今回言及した飲食・販売業に従事している点です。つまり、女子大生の約半数以上が小売店の店員ということになるでしょう。おそらく日本の女子店員も、美しさの維持やセクハラ被害など、今回紹介した本で指摘されているような状況に多かれ少なかれ置かれているのではないかと思います。そうであれば、やはりここの問題に切り込んでいかないと、男女間の賃金格差の起源を断つことはできないでしょう。

 女子の問題からは離れますが、日本のケースでもう一つ気になるのは、長時間労働の多さです。大学生の労働経験が大学での学習に活きるのか、それとも阻害してしまうのか、決定的な結論が出ていないのが現状です。しかし、一点だけ一貫した結論が出ているのは、週に20時間を超える労働は大学生の学習を阻害するというものです。そして、日本の大学生の9人に1人以上はこのような長時間労働に従事しています。これだけ長い労働時間になると、就労体験から得られる良い効果よりも悪影響の方が確実に大きくなってしまうので、対策を講じる必要があるでしょう。

まとめ
 私の最初の労働経験は小学生の時の数年間の新聞配達でした。朝早起きする大変さもそうですが、天気の悪い時や正月の配達の大変さを身に染みて覚えています。この最初の労働体験が影響してか、私は同じような学歴や経歴の人達と比較して、お金は額に汗水たらして稼ぐものだという労働観が強いように思います。

 このように、最初の労働体験はその後の労働観に強く影響を与えます。日本の少女達の多くも米国と同様に、学校を卒業する前から労働体験が始まっています。学校や企業に働きかけるだけでなく、この女子労働におけるジェンダー問題に切り込んでいかないと、この最初の労働体験が女性のキャリア選択や労働観を歪ませ、女性の労働参加に悪影響を与え続けることになるでしょう。

少女であることのコスト 女性の低賃金問題は在学中のアルバイトからはじまっている

 なぜ女性の賃金は男性よりも低いのかを考える上で、女子教育の問題や職場での女性差別、出産育児などの重要な要因を連載の中で取り上げてきました。しかし、この女性の低賃金問題を考える上で、重要なトピックはまだあります。

 男女間の賃金格差や女性の労働参加というと、学校を卒業した後のことをイメージする人が多いかもしれません。かく言う私もその一人でした。しかし最近、『The Cost of Being a Girl (少女であることのコスト)』という本を読んで、これらの問題を「教育」と「労働」で切り離すことは誤りだと気が付きました。この本では、働く10代の女子に焦点を当てて、男女間の賃金格差の起源に迫っています。

 確かに日本でも、高校生年齢に相当する15歳から19歳の人口の8.7%は学校に行く傍らで仕事をしていますし(総務省「平成24年度就業構造基本調査」)、大学生を見ても、全くアルバイトをしていない学生の割合は20%にも満たず(国立教育政策研究所「学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究」)、大半の若者が、教育期間を終えて就職する前に数年程度の労働経験を持っていることになります。そして、往々にしてこの学生時代の労働経験は、その人の労働観を形成し、就職や就労パターンなどに作用して、一生涯影響を与えたりします。

 そこで今回は、この本の内容を通じて、日本と同程度に女性の労働参加率が低く、ジェンダーステレオタイプが根強く残る、米国の少女達の事例を紹介しつつ、日本の状況についても少し触れてみたいと思います。

10代女子の主な働き口―ベビーシッターと小売店の店員
 米国では、共働きの富裕層が学生にベビーシッターを頼むことがあります。しかし女子学生に依頼することは比較的よく見られても、男子学生に依頼することはほとんどありません(データ的にもほとんど存在しないことが分かっています)。日本ではあまり見られない形態の女子労働なので、概要だけかいつまむと、こうした傾向には3つの問題を指摘することが出来ます

①女性が育児をするものだというジェンダーステレオタイプが刷り込まれる

②ケア労働であるため金銭的な交渉がしづらい

③仕事と非仕事の境界があいまいになりサービス残業が当たり前になる

 この3つの問題が当然のものとして女子に刷り込まれてしまって、彼女たちのその後の職業選択や労働観に悪影響を及ぼしてしまいます。

 もう一つ少女たちが従事する典型的な労働は、小売店の店員(ショップガール)です。この業種の一つの特徴として、外見的な美しさが重視される職である点が挙げられます。外見的な美しさが、本人の賃金や周りの人たちの生産性に与える影響については、近年経済学の分野で分析が進んでいるので詳細はその分野の本(例えば『美貌格差: 生まれつき不平等の経済学』(東洋経済新報社)など)に譲りますが、小売業界の場合、そこでの議論とは少し異なる特徴を持ちます。

 今日の小売業界で特徴的なのは、女子店員に自社ブランドを体現することを求めている点です。明るく美しいことは必須前提条件とされますが、さらに自社ブランドの商品を自費で購入することが求められています。例えば、アパレルであれば自社ブランドの商品を身にまとって接客することが必要とされます。その他の小売業界でも、制服がある所を除けば、やはりそのブランドを体現するような服装であることや、商品に精通するためにブランドの商品を購入することを求められます。

 自社ブランド商品の購入を女子店員に求めることは、実質的な給与の減少につながります。また問題はそれだけに留まりません。一般的に女性の方が男性よりも給与交 渉が苦手であるのは広く知られるようになってきましたが、マネージャーには「女子店員は自社ブランド商品が直接購入できるから働いている」と考える傾向があるため、給与交渉に真剣に取り合ってくれず、交渉を更に難しいものにしてしまうのです。

 『The Cost of Being a Girl』には他にも女子店員を取り巻く問題がいくつか指摘されています。代表的なものとして、①セクハラにさらされやすい、②他の業種と比較したときに、アパレルや飲食店の店員は給与が上がりにくい、③女子店員は男子店員と比較して、急なお願いや残業を頼まれやすい、④男子店員が一般的な求人で入ってくることが多いのに対し、女子店員は友達繋がりから入ってくることが多く、マネージャーは女子店員が真剣に働いているとは捉えないし、女子店員たちもこれが自分の「本当の」仕事だとは思わなくなる、という4点が挙げられます。

 これらの10代女子の労働経験は、ジェンダーバイアスのかかった労働観を植え付け、その後のキャリア選択や労働観に影響を与えます。それは例えば、子育ては女性がするのが当たり前、給与の交渉はしないのが当たり前、外見的な美しさが何よりも重要、多少のセクハラは許容して当たり前、といったものです。言うまでもなく、こういった労働観は男女間の賃金格差や女性の労働参加に負の影響を及ぼすでしょう。男女の労働問題を解決するためには、この問題の起源である10代女子の労働環境の問題に取り組むことも必要です。

日本の女子労働の状況
 では日本の場合はどうでしょうか?

 冒頭でも言及した、国立教育政策研究所・学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究によると、日本の大学生の8割以上はアルバイトに従事しています。このことから、やはり日本でも学校を卒業する前の数年間の労働経験が、若者の労働観に大きく影響している可能性があります。

 残念なことに男女別のデータが公開されていなかったので、全体的ないくつかの特徴について言及したいと思います。まず、日本の大学生でアルバイトをしている者のうち、2/3程度は今回言及した飲食・販売業に従事している点です。つまり、女子大生の約半数以上が小売店の店員ということになるでしょう。おそらく日本の女子店員も、美しさの維持やセクハラ被害など、今回紹介した本で指摘されているような状況に多かれ少なかれ置かれているのではないかと思います。そうであれば、やはりここの問題に切り込んでいかないと、男女間の賃金格差の起源を断つことはできないでしょう。

 女子の問題からは離れますが、日本のケースでもう一つ気になるのは、長時間労働の多さです。大学生の労働経験が大学での学習に活きるのか、それとも阻害してしまうのか、決定的な結論が出ていないのが現状です。しかし、一点だけ一貫した結論が出ているのは、週に20時間を超える労働は大学生の学習を阻害するというものです。そして、日本の大学生の9人に1人以上はこのような長時間労働に従事しています。これだけ長い労働時間になると、就労体験から得られる良い効果よりも悪影響の方が確実に大きくなってしまうので、対策を講じる必要があるでしょう。

まとめ
 私の最初の労働経験は小学生の時の数年間の新聞配達でした。朝早起きする大変さもそうですが、天気の悪い時や正月の配達の大変さを身に染みて覚えています。この最初の労働体験が影響してか、私は同じような学歴や経歴の人達と比較して、お金は額に汗水たらして稼ぐものだという労働観が強いように思います。

 このように、最初の労働体験はその後の労働観に強く影響を与えます。日本の少女達の多くも米国と同様に、学校を卒業する前から労働体験が始まっています。学校や企業に働きかけるだけでなく、この女子労働におけるジェンダー問題に切り込んでいかないと、この最初の労働体験が女性のキャリア選択や労働観を歪ませ、女性の労働参加に悪影響を与え続けることになるでしょう。

斉藤由貴、“パンティ不倫”から復帰の一方で50代医師は“窃盗未遂”!? 分かれる明暗

 5月16日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)で、不倫報道後、初となるバラエティ出演を果たした斉藤由貴。騒動当時、家族へ多大な迷惑を掛けてしまったと、一時期は引退も考えていたといわれるが、すでに女優としての復帰も果たしている。しかし一方で、お相手の男性医師はと言えば、一部週刊誌で「窃盗容疑」が伝えられていたが……。

 不倫報道の当初は記者会見で、関係を否定していた斉藤だったが、途中で医師が不倫を認め謝罪したことで、“クロ”だったことが明らかに。

「医師が白旗を上げたのは、昨年9月発売の『フラッシュ』(光文社)が報じた“パンツ写真”の影響といわれています。斉藤由貴のものとみられる下着を、医師が頭に被っている衝撃写真で、不倫以上にこちらの写真が、ネット上でも大盛り上がりを見せていました」(芸能ライター)

 そんな中、年末になると、斉藤がドラマや舞台にキャスティングされていることが判明。NHK大河ドラマ『西郷どん』こそ降板したが、4月放送の『黒井戸殺し』(フジテレビ系)や、公開中の映画『いぬやしき』にも出演している。さらにはバラエティにも出演と、すっかり通常モードに戻った様子の斉藤だが、医師を巡っては5月7日発売の「週刊現代」(講談社)が、離婚調停中であることをスクープ。さらに、直撃を試みた記者が手にしていたICレコーダーを、医師が奪い取ってしまったことが報じられた。

「その後、医師に返却してほしい旨を伝えるも、『知りませんね』などとしらを切られてしまったそう。記事は『相変わらず他人のものに手を出す。「手癖」の悪さは直っていないようだ』などと、皮肉いっぱいに締めくくられていました」(スポーツ紙記者)

 不倫騒動時から、医師はマスコミ取材にかなりの敵意を持っており、恫喝されたという記者も多かったそうだが、この件に関しては窃盗罪に問われかねないトラブルだけに、離婚と同様、行く先に注目が集まっていたという。

「レコーダーの録音データには、別件の取材音声なども含まれている可能性もあり、単に買い換えれば済む問題でもない。『週刊現代』側も困り果て、再三返却を申し入れ、先日ようやく手元に戻ってきたそうです。世間からのバッシングに加えて離婚調停中、そこに警察沙汰を自ら招くのは得策ではないとして、さすがの医師もそこは冷静な判断をしたのでしょう」(同)

 女優として完全復帰しつつある斉藤に対し、立て続けに苦境に見舞われる医師。自らが招いた状況とはいえ、明暗が大きく分かれる不倫カップルとなってしまったようだ。

女性はHの前に●●するとイキやすい!? ドイツの研究チームが手っ取り早い方法を発見!

 男性はベッドの上で女性を満足させてナンボ。しかし、相手の女性がなかなか絶頂に達せず、お悩みの方も多いのではないだろうか?

 つい先日も「『イクまでの時間』理想は16分、でも実際は……」という記事を紹介したように、女性の期待と男性の限界は必ずしも一致しない。しかし、女性の期待に一歩近づく、手っ取り早い方法が発見された。なんと、女性はセックスの前に鼻をかむとイキやすくなるというのだ。

 英紙「ミラー」(電子版/5月12日付)によると、多くの男性にとっては朗報となるこの新説を発表したのは、ドイツのドレスデン工科大学の研究者たち。彼らが若い女性70人にセックスとその際の嗅覚についてアンケートを行ったところ、匂いに対して比較的鈍い人7人のうち1人しか絶頂に達しないのに対し、匂いに敏感な女性7人のうち6人もが、セックスのたびに絶頂に達することがわかったという。

 つまり、匂いに敏感な女性は、敏感ではない女性よりも6倍イキやすいということになる。

 心理療法士のフィリップ・ホドソン氏は、「調査の結果、鼻かぜや鼻づまりの時、女性はイキにくいことがわかっている。それを改善するには、セックスの前に鼻をかんでおくのが効果的です」と話している。

 鼻をかんで鼻の通りをよくしておくことで、女性はセックスの最中に匂いをより強く感じ取ることができ、それによりイキやすくなるというわけだ。

 こんな簡単な方法で女性を満足させることができる可能性が高まるのなら、とりあえずやってみる価値はありそうだ。ベッドサイドのティッシュは、もはや事後の処理のためだけのものではないのだ。

娘の成長に目を見張る毎日だけど、「父ちゃんっていっぱい結婚してるの?」とバツ3がバレた!

 先日、小学校3年生の娘ココが、学校で健康診断を受けました。すると視力が両目とも0.6と、この年齢としてはかなり悪いことが判明。眼科に行き再検査してもらうと、やはり0.6! 医者に原因を聞いても、わからないという。ひとまず目薬をもらいましたけどね。

 ココは、外出の移動時に電車でNintendo DSを遊ぶくらいでゲームにはハマってないし、活字の本は読まないし、テレビも画面に近づいて見ないので、オレも妻くらたまも原因はわからん! このまま視力が下がると小学生の時点でメガネをかけるようになるらしいのですが、まあその時はしかたないよなぁ。今のところ風邪すらめったに引かない健康体なのに!

 活字の本はぜんぜん読まないココですが、最近になってようやくマンガは読むように。『ドラえもん』(藤子・F・不二雄、小学館)がメインなんだけど。いままでは外出時に必ずDSを持ってたのが、いまはマンガを持って行くようになったんです。「DSはもうやらないの?」と聞くと、「ゲームは飽きた」! そうなのか……。成長とともに興味の対象もどんどん移っていきますね。

 そんなココが今ハマっているのは、ゲームセンターにあるUFOキャッチャー。1,000円あれば3~4個はゲットできるほどうまいんですよ。金はかかるけど、本人がやりたいならやらせてあげようというのがオレのスタンスなんですが、妻くらたまは「UFOキャッチャーは300円まで」と厳しい! あとは、池袋にある「ナムコナンジャタウン」にある釣りゲームにもハマってます。2~3カ月に1度行くんですが、週末になると「ナンジャタウンに行きたい!」と言い出すほど。オレも妻も同じところにしょっちゅう行きたくないんだよな……。

 代わりに、先日新宿の「VR ZONE SHINJUKU」という、VRを使ったアトラクション施設に行ってきた。VRってゴーグルみたいなものを付けて仮想空間を見るやつね。料金は遊園地並みで、大人4,000円、子ども2,000円もします。そこで地上200メートルのビルの上から細長い板を歩き、板の先にいるネコを助けるという、高所恐怖症の人には絶対無理なアトラクションにココが挑戦。恐がりながらもクリアし、「次は父ちゃんがやって!」と言う。ココができてオレはパスというわけにもいかず、イヤイヤやってみたが、これがマジで怖い! ホントに綱渡りしているような感覚で、腰が抜けそうになったが、なんとかクリア。最新のVR技術はすごいね、妻は怖すぎて吐きそうになってましたよ。

 飽きっぽいココですが、習い事は英会話、バレエ、かけっこ教室、科学実験教室、バドミントンと2年生の時と変わりません。毎週土曜日は、朝10~11時半にかけっこ教室、午後2~6時にバドミントンなので、家族の外出はほぼなくなりました。さらに今年に入ってから妻が仕事でダイエット企画に挑戦し、週3回ほど19時くらいから1時間ほど近所の小学校のプールに通っていて、ココも一緒に行くように。その間オレは家でマンガや読書もでき、ココの幼稚園時代よりもなんとなく自分の時間が持てるようになったような気がします。相変わらず、毎日の学童保育クラブに迎えには行くし、習い事の送り迎えもやってますけどね。

 そろそろ1人で習い事には行かせようかと思いつつ、去年松戸で3年生の女の子が小学校の保護者会会長に殺された事件があったし、先日も4年生の女の子が友達の家にあったブランコで遊んでたら、ブランコが倒れて下敷きになって死亡した事故もあったし、まだまだ目が離せないと思うわけですよ。

 そういえば昨日ココが、「父ちゃんって、いっぱい結婚してるの?」と聞いてきました。

「そうだよ。4回結婚してるよ」

「えー、すごいね!」

「そうそう。だからココにはママが4人いるってことだね」

「えー! 私、ママが4人いるんだ! ヤッター!」

 と喜んでました。これを妻に話したら、「あんた! それちゃんとココに説明しなさいよ! 間違った知識で、本当にママが4人いると友達に話したら、嘘つきっていじめられる原因になるんだから!」と怒られました。なるほど……。

 たぶん、ママ友経由で、ココの友達がココに聞いたんだろうな。今後、ココが成長してネットを見るようになると、バツ3とか自己破産とかオレの情報を知ることになるし、友達からもオレのことを聞かれることになるだろう。その時に落ち込んだり、内にこもったりするのではなく「いやー、うちのオヤジはバカだからさあ。ヤバいよね!」と自虐的な返しができる子になってほしい。今のところ、それができる子に育っている雰囲気がしますけどね。