20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!
【煩悩001-5】視界に入れたくない!? ホコリまみれの“放置ラック”(Aさん・35歳)

第1回目のクライアント・東京都23区内の2Kに住むAさん(35歳)のお部屋です。
これまで4度にわたり、「モノの量」と「雑念」に悩まされるキッチンを片付けてきました。
VOL.5からは、リビングエリアに入ります。
<キッチン編>
(VOL.1:「モノに支配された」30代女子キッチンの現実)
(VOL.2:30女の“汚キッチン”に宿るは、雑念と虫の気配)
(VOL.3:30女の可愛いセンスが「汚シンク」を構築!?)
(VOL.4:“中年男性”の貫禄漂う30女の「駄ラック」)

毎日使いたい美容品や生活雑貨を置くスペースだそうです。モノグサタイプなのか、諦めてしまったのか? ラックも小物類もすべてホコリまみれで、雑然と乱れています。
なぜ、モノが溢れるのか? モノを捨てれば解決できるのか? その理由を探りながら、片付けが苦手な人でもスッキリと維持できる方法をご紹介します。
オープンラック収納は、ホコリが溜まりやすい
1段目をよく見ると、ホコリだらけです。
本棚やカラーボックスなど「オープンラック」タイプの収納は、ホコリが溜まる欠点があります。掃除が苦手な人は、扉付きや引き出しタイプを選んだほうが気楽です。とはいえ、ワンアクションで取り出せて在庫管理がしやすいメリットがあります。Aさんは、すでにオープンラックなので「収納ボックス」を使って解決していきます。
空間を見つけると、モノを突っ込んでしまう癖への”対策”
2段目からは、空間があると「とりあえず置く」癖がみてとれます。こういった場合、モノを減らして「余白」ができても、元の状態に戻りがちです。モノの居場所をしっかり作って、隙間や空間に「モノが置けない」対策を考えます。
「空き箱を使った収納」は、上級者向き
空き箱や紙袋を活用した収納法は、予算がかからないのでオススメですが、収納が苦手な人には「わかりづらい、戻しづらい、維持しにくい」方法です。最終的に、モノをどかしながら出し入れするこの空間にストレスを感じるようになります。
現在の問題点を検証した後は、収納ラックにあるモノを全部出してモノを減らす作業に入ります。必要なモノと不必要なモノを、区分していきましょう!

まずは、モノを全部出してグループに分ける作業から入ります。
本当に「必要なモノか?」を考える作業は、VOL.1の記事で紹介しています。生活雑貨や美容品は「まだ使えそう……」「いつか使うかも……」ではなく、「使いきる!」「使う!」という考え方で進めていきましょう。
図に書き出して、写真でサイズを記録する

収納ボックスを選ぶ時は、「収納ラックの形と寸法を記したメモ」を、現物と一緒にスマホで撮影しましょう。写真に収めることで、サイズ感がつかみやすくなります。
「100円ショップの収納ボックス」、選ぶならこれがおすすめ!
国産の「収納ラック」は、一定の規格に沿った寸法で製作されています。そのため、A4サイズの収納がぴったり! こちらは、100円ショップのA4型マガジンボックスです。右の黒ボックスは、ダストボックスとして販売されています。

100円ショップで人気のスクエアボックスも、A4サイズなのでおすすめです。小ボックスは、その半分(A5サイズ)になります。ちなみに、各メーカー(ダイソー、セリア、キャンドゥ)によって、微妙にサイズやデザインが異なるので注意してください。
< 収納ボックスを購入する時のポイント>
① A4サイズのボックスをメインに考える
② 同じお店で買い増しできるもの
③ 同じ色でそろえる
④ 同じサイズでそろえる
⑤ 材質をそろえる

1段目には「使用頻度の高いモノ」をまとめます。蓋付きボックスなので、ホコリをガードすることができます。

「使用頻度は少ないけれど、必ず必要なモノ」は、2段目にまとめます。「必要なモノか?」の精査中に出てきた、「使わないけれど捨てられないモノ」は、「思い出ボックス」としてまとめて保管しておきましょう。

3段目には、Aさんが韓国旅行で爆買いしたという大量のシートマスクとそのストックをまとめました。ワンアクションで取り出せて、在庫量も把握できます。
<収納ボックスを使うメリット>
① 面がそろうので、視界がスッキリする
② 居場所が決まり、モノを探さなくなる
③ 積み重ねて、空間を最大限に活用できる
④ グループごと移動でき、作業にムダがなくなる
⑤ ホコリがたまらない!
グループにまとめた収納ボックスに、それぞれラベルを貼って「収納ラック」へと戻して完成です。
収納が苦手なAさんにも「わかりやすい、戻しやすい、維持できる」ように改善しました。これなら、ワンアクションで取り出せて、隙間にモノを置くこともできません。「モノの居場所」をしっかり決めれば、部屋を狭くみせる雑多感から解放されます。VOL.5の「収納ラック」に使用した金額は、合計2,000円(税抜)です。
→次回
【VOL.6】リビングのビフォーアフター(デスク周り編)
(毎週月曜更新・次回は6月4日予定)
<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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<片付けに悩む[30代・ひとり暮らしの女性]を大募集>
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