銀ダラは実は「鱈」ではない?『孤独のグルメ』“名無しの権兵衛さん”は生で食べたら危険な海藻……

 金曜深夜のバーチャル食事ショー『孤独のグルメSeason7』(テレビ東京系)。今回は、ディスニーランドなどのあるエリアを埋め立てるまで漁師町として栄えた浦安。今もその名残が強く息づく街で、クセの強い魚料理が登場。「第六話 千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食」。

(前回までのレビューはこちらから)

■まるで石炭のよう

 雨の浦安。三番瀬に注ぐ細い川沿いを行く井之頭五郎(松重豊)は「都会の川でも、川は川」と、今日も街歩きしながら商談へ。

 目的地のペットホテルに着くが誰も出てこないので、ケージの中に入り犬をあやすも、悪いタイミングで店長(ふかわりょう)が戻ってきてしまい、子犬をあやすひょっとこ顔→驚きの形相と顔芸二連打。松重の顔芸は、いつだって楽しい。

 商談中から、すでにランチに向かう従業員の様子を観察していたぬかりのない五郎は終了後、すぐに飲食店探し。浦安では、『Season1』の4話で静岡おでんを食べているのだが、特に言及することはなし。五郎は過去の店を再訪しないのかが気になる(おでんを食べたカフェは今は閉店している)。

 猫実川沿いに、一見スナックっぽい外観の店を発見。「お食事所 魚や 羅甸」とあるが「らしゅん?」読めないまま入店。

 大きな短冊に書かれたメニューが壁にずらり。

「鯵の南蛮漬 お刺みを付けて 1250」
「いかの生姜焼き お刺みを付けて 1350」
「鰆(さわら)の西京焼き 1200 お刺み付けて 1350」などなど。

「お刺身付き」ではなく「お刺みを付けて」という言い回しに血の通ったものを感じる。「色っぽいじゃないか」と五郎もお気に入り。「み」が平仮名なのもいい。

 煮魚気分の五郎は「鯖の味噌煮」か「銀ダラの煮付け」の二択で悩み、「すみません『銀ダラの煮付け お刺み付けて』をお願いします」と律儀にメニュー通り注文。1,450円。「沖縄産生もずく」も追加。

 ご飯おかわり「三杯目から有料」という張り紙を見て「客のご飯おかわり率が尋常じゃなく高いと読み取れる。これは期待大」とボルテージを上げる名探偵・井の頭。

 隣の席の鯖味噌があまりに美味そうなので判断を誤ったかと後悔しかけるも、出てきた銀ダラのインパクトで全てが吹き飛ぶ。吸い込まれそうなほどに黒いのだ。

 思わず「これ銀ダラですか?」と尋ねちゃう五郎。

「ええ。見た目は黒いですけど、正真正銘、銀ダラです。ふふふ」おかみさんが意味ありげに微笑む。みな驚くのだろう。

 普通の煮付けは茶色だし、形も切り身だが、この煮付けは全て違う。異様なほど照りを伴って黒光りし、形も無骨で、黙って出されたら銀ダラどころか魚であることすら見破れない自信がある。見れば見るほど石炭の如し。

 

■「銀ダラ」は鱈とは違う魚

 しかし一口食べて五郎はすぐさま病みつきに。

「確かに銀ダラだ。だが俺の知ってる銀ダラとは全然違う。ふわふわ。こんなの初めて」
「中は真っ白。巨大な岩山を採掘してるみたいだ」

 砂糖と醤油で味付けしているらしいのだが(本物の店主談)、素材が違うのか調理法に秘密があるのか、煮付けというより巨大な佃煮のようにも見える。

 とにかくこれが大当たりであると確信した五郎は「鯖味噌が美味いと知りながら、あえて銀ダラを選んだ自分を褒めたい」とアトランタ五輪の有森裕子のように勝ち誇る。実は客の8割が銀ダラ目当てらしく、見事な五郎の嗅覚。

「銀ダラ銀シャリ銀ダラ銀シャリ……銀のラリーが止まらない」『銀』に侵された五郎は「箸が止まらない。アイキャンストップラビングユー、銀ダラに首ったけ」と、ついに煮魚に告白。レイ・チャールズもびっくり。銀シャリもお代わり。

 ちなみに「銀ダラ」というのは真鱈(まだら)やスケトウダラとは全く違う魚で、どちらかというとアイナメに近く、いわば鱈の代用魚。脂が強くて嫌われていたが、むしろ最近はその脂のおかげで人気になった例のパターン。「ムツ」に対しての「銀ムツ=メロ(マジェランアイナメ)やメルルーサ」などと同じ構図だが、この銀ダラはムツの代用品であったこともあるからややこしい。

■刺身のツマ・オゴノリは生で食べたら危険

 そして「お刺み」。マグロ赤身3切れと、細長く切った短冊のイカ刺し。煮付け(1,300円)に+150円で付いてくるとは思えないクオリティ。

 刺身のツマの緑の細長い海藻を好いている五郎は「やるじゃないの、名無しの権兵衛さん」と改めて評価。この海藻はおそらくオゴノリで、実は東京湾でも潮干狩りの際に普通に採れたりするのだが、生のものをそのまま食べると嘔吐や意識低下の末、亡くなることのあるので要注意。もちろん市販のものは湯でたり、石灰処理を行っているので安全だ。

 小鉢も手を抜かず、マグロをあっさり煮たフレーク状のもので、「マグロの連打」。

 豆腐の味噌汁。「魚が上手い店は100パーセント、味噌汁も美味い」とすすっていたが、やはり出汁がちゃんとしてるのだろう。

 たくわん付いて、味噌汁付いて、小鉢付いて、あげくコーヒーまで付いてくる。五郎いわく「つきまくり」。

 別注の沖縄産生もずくは酢の物ではなくしゃきしゃきした歯ごたえで、「アシストを超えた戦力」。これでも白米をわしわし食べる。

 

■3杯目はタレだけで

 とにかくこの漆黒の煮付けに骨抜きにされた五郎は「まだ美味い。うまさが衰えない。この店、リピート確実」「これのためだけに浦安に来る価値がある」と大絶賛。年間パスポートがあれば買う勢い。

「大将が毎日河岸に足を運び、長い歳月をかけて出来上がった煮付け。この銀ダラは大将が掘り当て、磨き上げた黒い宝石だ」

 最大の賛辞を贈り、大団円かと思いきや、残った黒光りするタレに目に止まる……。禁断のご飯有料おかわりに突入!

 タレの残る平皿に飯を落とし、混ぜこねる。前々回の群馬・下仁田で豚すき焼きの残り汁を使い卵かけご飯を食したのに通じる、最低にして最高の禁じ手。

「ご飯が美味しさの黒いマントを羽織っていく」こういう作業をしてる時の五郎、いや全ての大人は実に悪い笑顔になる。一口食って「ほーら来ちゃったよ! 文句なしの美味さだ!」と賭けに勝った喜びを噛み締める五郎。もはや箸でなくスプーンで掻き込む「銀ダラ残り汁絡め飯」(命名・五郎)。見た目はイカスミのリゾットのよう。

「たっぷりの旨味とコクとちょい苦味が混ざったこの味は完璧な美味さの黄金比」

 こんな感想を聞けば聞くほど、おかわりに制限あることに納得してしまう。それくらい「食わせて」しまう味なのだろう。

 

■謎の友人・滝山

 コーヒーを飲み店を出た五郎は「今度、滝山にも教えてやろう」と満足げ。

 滝山とは原作1巻・6話「ひかり55号のシュウマイ弁当」で2コマだけ登場した五郎の友人。この時は新刊線のお供にシュウマイ弁当の購入を勧めるも、五郎は瞬間で温まるタイプ(ジェット)を購入してしまい、車内で匂いが充満し顰蹙を買ってしまうという事件が起きた。

 ドラマ化されてからも滝山は『Season2』の9話で声だけ登場(声=テレ東の植草朋樹アナ・ふらっとQUSUMIナレーターも担当)したが、『Season4』の9話でついに実写化。待ち合わせに遅刻してきながらも五郎に上客を紹介し、それも自らがバカンスへ旅立つためという憎めない悪友ぶりを村田雄浩が演じた。

『Season5』の8話でも、登場しないが手紙で五郎にどっきりを仕掛けるなど、ほとんど顔を見せないのに名物キャラとして認知されている。

 この「滝山」のモデルは、原作者・久住昌之の盟友・滝本淳助(ヒカシューのジャケット写真撮った人)であるとの説がある。共著『タキモトの世界』(太田出版)や『タモリ倶楽部 東京トワイライトゾーン』(日之出出版)での共闘ぶりを見ていると、あり得なくもないと思うが、身近な仲間の名前をもじっただけのような気もするし、真相が気になる。

 そして、久住が同店を訪ねる「ふらっとQUSUMI」のコーナー。鯖の塩焼きも美味そうだったが、主人の持って来た銀ダラ煮付けを食べるなり「うわ! うんまい! これはみんな食べるのわかるわ! 参った」と久住も脱帽。鯖塩の時と久住のリアクションが違いすぎて笑ってしまった。

 最後に明かされたのが「羅甸」の読み方。「らてん」と読み、ラテンアメリカの「ラテン」の当て字で、店主ご夫妻がラテンダンスをやっていたのがその由来だという。次回は「墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ」。
(文=柿田太郎)

山口紗弥加の悪魔ぶりが最高『モンテ・クリスト伯』果たして葉山奨之の芝居は下手なのか? 狙いなのか?

 日本でも『巌窟王』として知られる170年前の原作を下地とし、現代の日本版に「脚色」したドラマ『モンテ・クリスト伯 ─華麗なる復讐─』(フジテレビ系)。

 無実の罪で投獄された後、莫大な財産を手に舞い戻った紫門暖あらためモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)が気づかれることなく自分をハメた旧友らに、遠回りだが最も心理的に効果的な復讐を仕掛けていく。

 第5話の視聴率は5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2話続けてダウン。5月に入り上がったものの、また初回並みに戻ってしまった。物語は盛り上がってきているのだが、複雑な人間関係やその展開に、途中から見始めたがついてこれない視聴者が脱落してしまったのか。確かに細かい伏線も多いのでわからないと面白さが半減してしまうかもしれないが、残念だ。おさらいします。

(前回までのレビューはこちらから)

■安藤役の葉山の不自然な芝居は本当に狙いなのか?(その2)

 前回、金や不貞のことで神楽清(新井浩文)に暴言を吐かれ、家を飛び出した妻・留美(稲森いずみ)は一夜明けて、何事もなかったように清に朝食を振る舞う。清は、有力者である議員・木島(嶋田久作)の紹介での結婚である手前、「別れられねえよな」と皮肉を言うが、留美が昨日と打って変わって落ち着いていられるのは、真海に紹介された若き実業家(のフリをしている)安藤完治(葉山奨之)という依存先を見つけたから。

 清の前で仮面のような固まった笑顔でたたずむ稲森いずみも、留美に皮肉を言った後「ま、俺も一緒か」と自嘲する新井浩文も、双方どうしようもない関係性がにじみ出ている芝居がとても良かった。

 しかし留美が「王子様」的に依存している当の安藤は、留美が事業のためにと貢いだ金で、朝からデリヘルを呼ぶようなゲスっぷり。「とにかくちょー若い子」と注文を出すあたり、やはり留美を金ヅルとしか見ていないのだろう。

 前回、芝居が「下手くそすぎる」と酷評された葉山だが、筆者はこれが善人ヅラを強調する「演技の演技」のためであると書いた。その演技の意図はおそらく間違っていないと思うのだが、かといって今回の悪人ヅラの芝居がうまかったかと言われると、正直なんとも言えない感じで、今後の葉山の演技に注目したい。

 

■すみれの想いと江田の嫉妬が炸裂

 南条すみれ(山本美月)は、真海(紫門暖)に会いたがっているが、真海はかつての最愛の人物・すみれに会おうとしない。それは、すみれを復讐相手と見ていないから巻き込まないようにしてるからなのか、それとも自分の母親が餓死したのを、母の元を離れ南条幸男(関ジャニ∞・大倉忠義)と結婚したすみれのせいだと思いつつも葛藤しているからなのかわからないが、その態度に、真海の手下であり、南条家にマネジャーとして入り込んでいる江田(桜井ユキ)は嫉妬を強める。

 その気持ちが暴走したのか、真海が入間夫妻を自宅に招いた際、江田は真海に黙ってすみれも招待する。

 真海がかつての夫・紫門暖と同じ猫舌であるかどうかを見極めようと、熱々の小籠包を食べるのを注視したり、星が好きなのか尋ねたり、かなり前のめりに真海=暖かどうか? に踏み込んでくるすみれ。

「これまで(結婚を)考えたことは?」

「一度だけ、結婚を考えた女性がいました。けれど、私が長い旅をしている間にその女性は別の男性と結婚してしまったそうです」

「真海さんはその女性を恨んでいますか?」

「こう思うことにしています。その女性はもう死んでしまったのだと」

 この答えに悲しい顔をするすみれだが、2人だけでベランダにいるとあらぬ誤解を招くと「貴女には迷惑をかけたくない」と言った何気ない真海の言葉に本音が見え隠れする。

 一同が帰ったあと、すみれが持参した娘・明日花が描いた星空の絵を燃やす真海の姿は、自分の気持ちが揺らがないように、復讐の炎を焚きつけているように見えた。

 そんな姿を見て、江田は「あの男たちに復讐したいのか、それともすみれを取り返したいのか」と詰め寄る。どこまで本気かわからない感じで真海に首を絞められつつも、江田は「かまいません、真海さんになら殺されても」「でも私に代わって必ず南条幸男を殺してください!」と胸中を吐露、情念の深さをさらけ出した。迫力あるいいシーン。

■登場してすぐ死んだ出口

 今回、真海のもとに復讐のための新たな「手駒」が登場。外務省の官僚・出口文矢(尾上寛之・原作でのフランツ・デビネーの相当)は、マレーシア政府まで動かし自分を帰国させた真海に心酔しているようで、それは婚約者である入間未蘭(岸井ゆきの)の祖父・入間貞吉(伊武雅刀)の殺害まで引き受けるほど。初めは冗談として聞いていた出口だが、それにより30億円の遺産が自分たちに入るということ、そして貞吉が過去に美蘭の母(父である入間公平=高橋克典の前妻)を毒殺した罪人であることなどを真海から吹き込まれ、実行に移す。

 入間宅に美蘭しかいない隙をつき(入間夫妻は真海宅に招かれている)、貞吉の部屋に侵入した出口だが、なんといきなり泡を吹いて死亡してしまう。

 出口の死の描写は原作のフランツというより使用人・バロワと同じで、ある程度エピソードをミックスしていると思われる。

 ちなみに原作では出口にあたるフランツは、明日花にあたるアルベール(青年男子)の親友で、ともに盗賊と対峙したりといろいろ冒険をするのだが、ドラマではこの2人はまったく切り離されており、やはり明日花が少女であることで原作通りでない部分が生まれている。

 

■悪魔・瑛理奈が正体を現す

 出口の死因が美蘭の母親と同じため「事件性がある」と子飼いの医師に言われるも、自分の立場からそれをもみ消す公平。

 警察官僚である公平の自宅で事件があっても事を荒立てないはずだという真海の推測通りの展開。

 ハイボール好きの出口だけが飲むように炭酸水に毒を仕込んでいたのは公平の妻・入間瑛理奈(山口紗弥加)だ。

 ずっとカマトトのような振る舞いを続け、本性を潜めていた瑛理奈だが、13年前にまだ美蘭の家庭教師として入間家に入り込んでいた時に、当時の公平の妻(美蘭の実母)を殺したのも彼女だったのだ。

「清濁合わせ飲んで生きてきた人間は必ず自分の中に悪魔を抱え込むことになる」「私はあの家(入間家)に住む悪魔を目覚めさせただけ」だという真海は、瑛理奈に出口名義で手紙を送っていた。

「13年前、前の奥様を毒殺したように入間貞吉を殺してください。遺産を戴ければ、他言は致しません。 出口文矢」

 これが逆に出口が殺される引き金となることを、真海はわかっていたのだろう。

「手紙には人の人生を壊すほどの力があると教えてくれた人がいてね、その人へのお返しだ」と真海は江田に語っていたが、これはかつて自分がテロ組織と繋がっているかのように手紙を捏造した公平のことを指している。

 出口が死んだ翌日、一人キッチンで陽気に「歓喜の歌」を口ずさむ瑛理奈の「悪魔」ぶりはかなりキテおり、山口紗弥加ここにありといった感じ。ずっと丁寧にキャラを積み重ねて来たのが生きている。

「第九」でエヴァンゲリオンを思い出した人もいるかもしれないが、どちらかというと映画『ダイハード』のそれのようだった。

 

■なぜ出口を殺す必要が?

 一見、出口を殺すことには意味がないように思われる。しかし、瑛理奈に罪を犯させることで、本当の目的である公平を追い込んでいる。さらに今後、瑛理奈の唯一の実子で、溺愛する瑛人(宇都宮太良)だけに遺産が渡るように、「公平の一番の宝物」=美蘭を殺すことまで真海は見越しているのだ。

 さらに真海の根回しは周到で、事前に公平にも出口が日本の援助金を横領していたと刷り込んでいる(おそらく嘘)。この真意はまだはっきりしていないが、今後生きてくるのだろう。

 この横領の事実を伝える際、真海はマレー語の報告書を見せ「私は、マレー語はちょっと(読めない)」と公平を困らせている。これは第1話で英語(ローマ字)の読めない暖(真海)が公平に手紙を改ざんされた時と立場が入れ替わっていること示している。

 ドロドロの展開の中にあって守尾信一朗(高杉真宙)と未蘭だけは純粋にお互いに惹かれあうが、現在の両親に恩義のある真面目な美蘭は親の決めた相手(出口)と結婚すると覚悟を決めていた。その矢先の出口殺害。今後二人の関係はどうなるのか? それ以前に美蘭は瑛理奈に殺されてしまうのか?

 次回はいよいよ南条に真海の復讐が炸裂する模様。乞うご期待。
(文=どらまっ子HARUちゃん)

チュートリアル・徳井義実、今度こそ結婚へ!? 気になる“お相手”の事務所は「恋愛に寛大」で……

 先日、女性誌に姉妹2人組音楽ユニット、チャラン・ポ・ランタンのももとの熱愛が報じられたお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実。数々の浮き名を流しまくった男も、今度こそ“18歳差”の女性とゴールインするのか。

 もともと彼女たちの楽曲を自身のイベントで起用したことがきっかけで交流、熱愛へと発展した徳井。過去には女優の夏川結衣、元バドミントン選手の潮田玲子らと交際が報じられるなどモテモテの人生を歩んでいた。

「元モデルのイケメン芸人。そのギャップで女性を落とすので、芸人の間でも一目置かれていた」(お笑い関係者)

 ただ、近年はその遊びっぷりも鳴りを潜めていたが、ここにきて年下女性との交際がすっぱ抜かれた。

「ももは音楽シーンにおいて、まだまだ発展途上の身。本業に集中しなければならない時期」(音楽関係者)というが、人気者との交際で「知名度がアップするのは確実。楽曲に触れるファンが増える点を考えればプラスでしょう」(同)と話す。

 また、ももの所属事務所は、大手ながら恋愛に関しては「割と寛大な対応を見せる事務所として知られ、今回も『コメントしない』と静観している」(同)。本人らがその気になれば、一気に結婚まで進むことも事実上可能だ。

「後は徳井が他の女性に目移りしないか。ももさんも、人気者が彼氏ならそれなりの覚悟はしないといけない。そうしたところを乗り越えられるかがポイント」(芸能関係者)

 お笑い芸人とミュージシャン、異色のカップルに注目だ。

日大アメフト部のOBが語っていた、パワハラの中で一番ツラかったこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎気がかり
 犯行からスピード逮捕となった、新潟女児殺害事件の犯人、小林遥。こばやしはるか……。TBSのニュースや情報番組でその名前が読み上げられるたび、何かちょっと感傷的になるというか。あんな形でいきなり表舞台から去ってしまった小林悠アナは、今どこでどうしているんだろう。趣味の仏閣巡りは、心の安寧をもたらしているのだろうか?

◎悪しき伝統
 悪質タックル日本大学アメフト部。「ツブしてこい」「イモーターン!」こんなマッドマックスみたいな運動部はイヤだ。しかし、日大アメフト部って、代々こういうイモータン的メンタリティの監督を迎えてきた伝統があるからな。昔、田中貴金属の息子とかマツダの息子とかが在籍していた頃の話だが。いろんなパワハラの中で、選手たちが一番ツラいとこぼしていたのが、「合宿所の風呂の湯舟で、監督が剥いた足の水虫の皮の処理をさせられる」ことだったそうな(部員談)。素手で受け取らにゃならんそうで。いやあ。拷問か。幸福の形はみな似ているが、不幸とパワハラの形は実にさまざま、とまとめておくか。

◎どうぞ安らかに
 「皆さん、どうしてもメンテナンスのことばかりで『流行に合わせ髪型を変える』という意識が希薄になりがちですが、もっと自然に、でも若々しいという形に、今の技術ならいくらでもできるんです。どんどんアドバイスさせていただきたいです!」。こう語っていた、以前取材したカツラメーカーのアドバイザーさんたち。彼女たちが「ぜひ改良させて頂きたい芸能人」5人の中に入っていた……のだが。叶わぬままに。ヒデキ、完遂。ご冥福をお祈りいたします。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

日大アメフト部のOBが語っていた、パワハラの中で一番ツラかったこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎気がかり
 犯行からスピード逮捕となった、新潟女児殺害事件の犯人、小林遥。こばやしはるか……。TBSのニュースや情報番組でその名前が読み上げられるたび、何かちょっと感傷的になるというか。あんな形でいきなり表舞台から去ってしまった小林悠アナは、今どこでどうしているんだろう。趣味の仏閣巡りは、心の安寧をもたらしているのだろうか?

◎悪しき伝統
 悪質タックル日本大学アメフト部。「ツブしてこい」「イモーターン!」こんなマッドマックスみたいな運動部はイヤだ。しかし、日大アメフト部って、代々こういうイモータン的メンタリティの監督を迎えてきた伝統があるからな。昔、田中貴金属の息子とかマツダの息子とかが在籍していた頃の話だが。いろんなパワハラの中で、選手たちが一番ツラいとこぼしていたのが、「合宿所の風呂の湯舟で、監督が剥いた足の水虫の皮の処理をさせられる」ことだったそうな(部員談)。素手で受け取らにゃならんそうで。いやあ。拷問か。幸福の形はみな似ているが、不幸とパワハラの形は実にさまざま、とまとめておくか。

◎どうぞ安らかに
 「皆さん、どうしてもメンテナンスのことばかりで『流行に合わせ髪型を変える』という意識が希薄になりがちですが、もっと自然に、でも若々しいという形に、今の技術ならいくらでもできるんです。どんどんアドバイスさせていただきたいです!」。こう語っていた、以前取材したカツラメーカーのアドバイザーさんたち。彼女たちが「ぜひ改良させて頂きたい芸能人」5人の中に入っていた……のだが。叶わぬままに。ヒデキ、完遂。ご冥福をお祈りいたします。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】芸能界に“飛び火”? 学園祭へのタレント派遣に暗雲が……

 予想外の広がりを見せている、日本大学アメリカンフットボール部選手による“悪質タックル”騒動。いまだに収束のメドが立っていない。

 取材を続ける全国紙社会部記者は「今回の一件は、日大の内田正人監督が辞任したら、それで終わりということにはならない。大学の常任理事も辞めて、アメフト界から永久追放されることも考えられる。大学としても経営責任として理事が一斉に辞職するなど、大きな動きを見せない限り、騒動は収まらないと思います」と話す。

 マンモス大学の名門部活による不祥事だけに、その影響は各方面に広がっているが、なんと芸能界にも“飛び火”しかねない様相となってきている。

 ある芸能関係者は、「毎年、秋になると各大学で学園祭が開かれて、そこにお笑い芸人やアイドルなどの芸能人を呼んでのトークショーなどが催されます。ところが、今回の一件で、事務所やタレント側から“日大外し”の要望が噴出することが予想される。理由は簡単で、問題ある大学で営業をすれば、それだけタレントのイメージダウンにもつながりかねないから。もともとイメージや印象重視の芸能界において、ダーティーな場所や人物がいるところで仕事をするのは、今のご時世、命取りになりかねない」と話す。

 毎年、各大学の学園祭にどんなタレントが来るかは大きな注目を集めるが、アメフトとは関係ない部分でこうした影響が出るとなれば、残念というしかない。

女優・川口春奈のMLB観戦報告に「メンタル強すぎ」と称賛の声

 5月17日に女優の川口春奈がInstagramを更新。MLBで大谷翔平の試合を観戦する写真が投稿されたのだが、ネット上では案の定「この人も大谷翔平狙いか……」「大谷翔平と関わるな!」といった声が相次いだ。

 川口は「やっとこさ、、、大谷選手に会いに来ました」というコメントと共に4枚の写真を投稿。うち3枚はスタジアムの観客席で撮影されており、大谷が所属する「ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム」のユニフォームに身を包んでいる。

 ユニフォームの背番号は大谷と同じ17番。さらに彼女はロサンゼルス・エンゼルスの赤いキャップも被っているのだが、ここにも「大谷翔平」という文字が施されていた。まさに“フル装備”で試合観戦に臨み大谷に歓声を送ったようなのだが……。

「メジャーに挑戦する以前から、大谷に近づいた女子アナなどには容赦ないブーイングが浴びせられていました。代表例としては、宮司愛海や久慈暁子、加藤綾子といった面々が挙げられるでしょう。まして最近はメジャーで現地紙も絶賛するほどの活躍を見せており、大谷フィーバーは益々過熱。当然“大谷に会いに行った”と公言した川口には、『日本の宝である大谷に必要以上に近づかないで!』『下心が見え見え』『行動が露骨すぎる』といった声が上がっています」(芸能ライター)

 一方でネット上では、「このタイミングで『大谷に会いに来た』って宣言出来るのは逆にすごい」「メンタルが強すぎない?」「叩かれるのはわかってるだろうに… 勇気あるなぁ」と称賛する声も寄せられていた。

「今回のインスタ投稿で叩かれることは川口も最初からわかっていたと思いますが、彼女自身あまり気にしていないのでしょう。元々川口はあまり“大衆ウケ”を重視しない傾向があり、バラエティー番組などでも明け透けなトークが好評。例えば『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』では、“入浴時に一人で結構しゃべる”“阿部寛と鬼ごっこをする夢を見る”といった不穏なプライベートを明かしていました。一部からは『病んでる』とも指摘されていますが、そのような突飛な言動も彼女の魅力の1つなのでしょう」(同)

 きっと大谷の試合も“見たかったから見に行った”というだけのことなのかも。今後も川口には“自由すぎる言動”で飾らない姿を見せてもらいたい。

『あなたには帰る家がある』ついに“生霊化”した木村多江! 今度は旅行先に突然現れ……まだまだ続く「綾子事変」! 

 中谷美紀主演のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第5話が放送され、平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。前回から1.5ポイントアップしました。

 前々回は9.1%、前回は6.5%。そして今回が8.0%と、平均視聴率のアップダウンが激しいドラマ。原作によれば次回以降も見どころはたくさんあるので、このまま上昇していくといいのですが……。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■しつこい茄子田夫婦に翻弄される真弓!

 前回から茄子家に出向き綾子(木村多江)と直接対決の末、「うちの家族に近づくな!」と宣言した真弓(中谷美紀)は、怒りが収まらないまま帰宅。夕食の準備をしている秀明(玉木宏)に真弓は、綾子の取った行動をすべて話し「あの女はヤバイ」と訴える。

 真弓の言う綾子の様子が知っている綾子とは違うため、半信半疑な顔を浮かべる秀明。しかし、真弓に責められた秀明はとっさに「茄子田家とはもう関わらないし、何かあったら真弓を守る」と宣言する。

 一方、これまでの出来事や真弓の言葉を思い返し、綾子と秀明の関係に気付き始めた太郎(ユースケ・サンタマリア)は、綾子に対して地味な嫌がらせを始める。そんな太郎の様子に綾子は秀明との関係がバレているかもと不安に。これを餌にもう会わないと約束した秀明を無理やり呼び出し、「夫に浮気したと告白したほうがいいのかも」と泣きながら相談するも、焦った秀明は「絶対に言うな」と諭す。

 ある日、自分たちのせいで娘の麗奈(桜田ひより)を不安にさせまいと、秀明は家族旅行に出かけることを提案。これを機に真弓との関係も完全に修復したいと考えていたのだった。

 そして、旅行当日。現地に到着した佐藤家は家族水入らずの時間を楽しむが、途中で偶然を装った茄子田家と遭遇してしまった。

 なんとか、茄子田家と距離を持とうとする佐藤家。しかし翌朝、真弓がジョギングをしていたところに太郎が現れ、秀明と綾子の関係を問い詰める。太郎の尋問に、ただただ涙を溜めて黙るだけの真弓。そんな姿に業を煮やした太郎は、急に走り出した。

 一方、秀明は旅館の入口で真弓の帰りを待っていたところ、突然目の前に綾子が現れ動揺する。そんな中、走ってきた太郎が2人の間に攻め込む。だが、太郎は何も言わぬまま、タクシーに乗り込み去っていってしまったのだった、というのが第5話の内容でした。

■今週も「綾子事変」がキレッキレ!

 4話で真弓の職場にメンチカツを持っていくという暴挙で視聴者を楽しませてくれた綾子ですが、まだまだ「綾子事変」は継続中。今回はなんと、佐藤家の家族旅行にしれっと現れ、さらに温泉でも真弓と出くわし、秀明が「顔のほくろをかわいいってほめてくれたの」と自慢……。もう怒りを通り越して恐怖。ここまでくると、マウンティングでもストーカーでもなく、佐藤夫婦に取り付く“生霊”です。

 また、綾子について語る姑の言葉も、秀明の会社の後輩・森永桃(高橋メアリージュン)の言葉も辛らつ。確かに関わってはいけない女なのですが、どうしてそうなってしまったのかという部分が気になる。きっと救いようのない恋ばかりしてきたんでしょうね……。今後、その部分が解明されることを期待したいところです。

■口は達者だけど、小心者の太郎

 今回、綾子と秀明の関係にやっと気づく太郎。しかし、裏切られた気持ちで怒りがこみ上げている割には、復讐が小さい。

 まず、綾子の大切にしていたピクニックセットの皿をわざと割るんですが、見ていて「やることがちっさ!」と思わず突っ込んでしまいそうに……。夫婦2人きりになって綾子をドヅメすればいいのに……。綾子に何か弱みでも握られているのでしょうか。

 また、旅行先でジョギングをする真弓を待ち伏せして、綾子と秀明の関係を問い詰めるんですが、真弓には厳しく追及する割に、その後、綾子と秀明がいるところに行くと、綾子を見るや否や、何も言わずタクシーに乗って逃げ出す……。もう謎すぎてよくわかりません。次回以降、太郎という男の本当の姿が描かれることに期待したいです。

■原作者も嘆く!? ちょっとさびしい脇役の扱い

 脇役の中で、特に気になるのが高橋メアリージュン演じる森永なのですが、彼女の扱いがとてつもなく雑。原作では秀明に恋をするも、秀明が女性とホテルへ行くところを目撃し、妻子持ちと知って会社を退社。さらに、ホテルに行った相手が浮気相手をいう事実を知ってショックを受け、真弓にその事実を伝えてしまうという、物語に重要な役柄なのですが、ドラマではゆとり教育を受けたキラキラ女子社員で、あまり重要な役柄になっておらず、正直残念です。原作者の山本文緒氏も自身のTwitterで「メアリージュンにも見せ場を!」と発言していましたし、何かしらの思い入れがあるのかも!? もう少し出番を増やしても良いかもしれません。

 そして、今回もう一人気になった人物が。トリンドル玲奈演じる真弓の年下の同僚・小島希望です。1、2話ではそれなりに出番があり、真弓や由紀(笛木優子)とともに行動するようなフラグが立っていたんですが、4話から急に出演がなくなり、いつの間にか公式ホームページの人物相関図からも写真のみならず丸ごと消去……。これについては、ネットでも臆測を呼んでおり、「スタッフとトリンドルの間で何かあったのでは?」と勘ぐる人も。一体なぜ……謎が深まるばかりです。

 以上、第5話のレビューでした。

 次回は、綾子がついに佐藤家に乗り込み、とんでもない行動を実行します。予告を見る限り、原作同様の事件が勃発するよう。物語の山場と言っても過言ではない展開が待ち構えているので、期待して放送を待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)

吉本芸人“大阪原点回帰”の弊害あらわ……「先輩のコンパセッティングが忙しすぎる」

  月亭方正(山崎邦正)、東野幸治、今田耕司……。長年、東京で売れっ子だった吉本芸人の“大阪原点回帰”に拍車がかかっている。近年はダウンタウン、ナインティナインの岡村隆史までが関西ローカルでレギュラー番組を持つなど、その流れは顕著だ。

「名前があるので、企画案が通りやすいのは助かるわ」

 関西を拠点に活動するベテラン放送作家は、この流れを歓迎する。

「東京の放送局は視聴率に苦しんでるって言うけど、それは大阪でも同じや。テレビ局からの予算もどんどん削られる一方やし、ここ数年で再放送枠が一気に増えた。新規で制作できる番組が減った影響が、そういった部分に表れていると思うけどな」(同)

 冒頭で触れたタレントたちは現在、月亭方正を除いて拠点は東京。そのため、隔週での収録が軸となるが「それでも、百戦錬磨の男たちやから収録も早く済む。本人たちも東京の局と比べて規制がいし、友達にも会えて羽を伸ばせるのも気に入っているみたいやね」(同)。

 だが、喜んでばかりもいられない。現在、中堅クラスの芸人は「ほとんどが東京に行ってしまった。理由はズバリ、関西で仕事がないから。ずっといる芸人もいるけど、ギャラの単価はあまり上がりませんからね。まあ、月亭八光みたいにタニマチをたくさんつかまえられる芸人なら、あまり関係ないですけどね」(在阪テレビ局編成マン)。

 本来なら、もっと下の若手に仕事が回るはずだが、その若手たちも肝心の芸を磨く時間が取れないのだという。

「大御所芸人が来れば、彼らが最優先となるのは当然のこと。となれば、大物のプッシュがなければ以前にも増して仕事にありつけなくなった。若手は夜な夜な、先輩芸人が来阪するたびにコンパなどをセッティング、ご機嫌をうかがいながら、なんとか番組に出してもらおうと必死で、芸を磨いたりすることが二の次になっている実情がある」(同)

 若手にとっては目の肥えた先輩たちに認められれば、一気に売れるチャンスが拡大するが、一方ではその弊害にも悩まされているようだ。

二宮和也の天才的なアドリブと洞察力…努力を見せない男の“隠れた努力”を目撃!

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです! 4月クールのドラマも中盤戦だけど「やっぱり刑事ドラマ強し」で、テレビ朝日の一人勝ち状態。井ノ原快彦主演の『特捜9  警視庁捜査一課特別捜査班』がトップを走り、その後を波瑠と鈴木京香主演の『未解決の女  警視庁文書捜査官』が追随、内藤剛志主演の『警視庁・捜査一課長  season3~ヒラから成り上がった最強の刑事!~』と続いて……。視聴率トップ3のドラマタイトルが全部似ているからちょっとゴチャゴチャしちゃうけど、「安定の刑事もの。少しぐらい内容がかぶっても、やっぱり見ちゃう!」と評判も上々。全国津々浦々の老若男女から支持されているのよね。

 当初は渡瀬恒彦さんから引き継いだ「9係から特捜9へ。」のキャッチコピーに「荷が重いよ、胃が痛いよ~」と嘆いていたイノッチだけど、蓋を開けてみれば堂々の首位。渡瀬さんは亡くなる前、体調が思わしくないのに『警視庁捜査9係』のレギュラーメンバー総出の会見を開いて、「僕が美味しいお肉を調達するので、ぜひ来てください」と懇意の記者たちを練馬の東映東京撮影所に呼んでくださったの。大ベテランなのにお席にまで来て「お肉を焼くのはイノッチだから遠慮しないでいっぱい食べてね。イノッチのこと応援してあげてよ」と優しくアテンドしてくださって。今でも思い出すたびに胸がジーンとしちゃうわ。

 このチームはイノッチはじめ羽田美智子さん、津田寛治さん、吹越満さん、田口浩正さん、中越典子さん、原沙知絵さん他、大勢のレギュラーキャストがとても仲良しでいいムードなんだけど、今回は山田裕貴くんやジャニーズJr.の宮近海斗くんが加わって新たな若いファンを獲得したり、やっぱり寺尾聰さんが渋くてカッコイイしね。どこか渡瀬さんの気配を感じる安心安定の刑事ドラマだから、今後もずっと続いていくんだろうなぁ。イノッチもムードメーカーとして現場を盛り上げていて、スタッフも心底ホッとしたんですって。

 各局どこのドラマプロデューサーも頑張っているのに、このご時世だからなのか、どうにも視聴率が伸びなくて「あーあ、刑事ドラマと医療ドラマだけ作ってろってことかよ」なんて愚痴るプロデューサーも多数。テレビ朝日にジェラってるだけなのが、かなり痛々しいわ。

 まぁアツ的にはタイトルがなかなか覚えられないけど、長澤まさみ主演の月9『コンフェデンスマンJP』と、坂口健太郎主演の『シグナル  長期未解決事件捜査班』も推しなんだけど。元気のないフジテレビが大金をかけて作った入魂の月9は、まさみちゃんの弾けっぷりに目を見張るし、かつての月9の勢いを早く取り戻して欲しいと願わずにはいられない優秀作品よ。次クールは上戸彩ちゃんの名前が上がってるけど、このまま繋がっていって欲しいな。月9放送直前の『痛快TV  スカッとジャパン』が面白いんだから、ドラマでチャンネルチェンジされちゃうなんてもったいないもの。

 それと有閑マダムたちがこぞって大好きなディーン・フジオカ主演の『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』は、もうどう表現すればいいのかしら? 最近は「おディーン様」じゃなくて「おデーコン様」と呼ぶ元おディーン様ファンの先輩女性記者は『モンクリ伯ー加齢なる悲劇ー』とタイトルを変えて呼んでるし、どうしたもんだろ。フジテレビも悲喜こもごもだけど、とにかく1日も早く輝きを取り戻すことを夢見て応援していくからね。

 さて一方、前評判はダントツで高かった岩田剛典主演の『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)も、案の定『崖っぷちドラマ!』と呼ばれちゃってて可哀想。岩ちゃん、人気占い師のしいたけさんに相談に行ったのに、崖っぷちに追い込まれたまま。日曜夜のドラマ枠がまだ定着していないのかもしれないけど、あのホテルが再建する前にバイバイだわぁ。

 7月クールは加藤シゲアキ初主演ドラマ『ゼロ  一攫千金ゲーム』に決定して、もうまもなくクランクインよ。何と小山慶一郎、増田貴久、手越祐也とNEWSのメンバーも全員がどこかで友情出演するそうだし、あっと驚く事務所の後輩も出演するとかで話題作りには事欠かないんだけど、大丈夫かな? ぜひいいニュースだけを聞かせてちょーだいね!

 そんな不調の4月ドラマだけど、視聴率的に第4位につけているのは、忘れちゃいけない二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)。当初は米倉涼子主演の大ヒット作『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を超える医療ドラマと噂されていたんだけど、それは置いといて。やっぱりニノの演技力は卓越していると認めざるを得ないわよね。

 よく「二宮和也は天才!」と評されて、今回のドラマのインタビューでも「あなたは自分が天才だと思いますか?」と、いろんな人から聞かれちゃったんですって。アツも悔しいけど、昔からちょいちょいこの質問を繰り返してきたの。何かあの演技を見ていると、自然と聞きたくなっちゃうのよね。

 そのたびに苦笑いされて「天才? 天才ってどんな人だろうね。何なんだろう?」なんてはぐらかされて。「共演する女優さんたちにもよく聞かれるのよ。『あの演技はどうやったんですか? どんな役作りをするんですか?』って。まぁその都度、何とか答えるんだけどさ。同業者から興味を持たれるのは嬉しいよね」と至ってクールなニノなんだけど、一緒に仕事をしたことがあるドラマプロデューサーたちは「二宮和也は決して天才として生まれたわけじゃなくて、努力の上に成り立った天才なんだ!」って、みんながみんな言うの。でも「その努力する姿は人に見せない」のがいかにもニノらしいけど。

 ドラマの現場には台本は持ち込まない。どんなに忙しくてもセリフはすべて頭に入っていて、手に持っているのはゲーム機だけ。今回も小泉孝太郎さんが「本番直前までゲームをしてる。どうやって瞬時に役になり切れるのか、本当にわからない。僕には信じられないよ」と驚いていたけれど、いつもこんな感じ。

 スタジオ前室では、タバコをくゆらせながら竹内涼真くんや葵わかなちゃんの話し相手になったり、悩み続ける涼真くんにさりげなくアドバイスをしたり。アドリブもプロデューサーの度肝を抜くようなものをすんなりやっちゃって、その全部がドラマ細部にまで気を配った的確なアドリブなんですって。今までいろんな後輩たちがニノからアドバイスをもらってたけど「とにかく上から目線じゃないの。絶対に偉そうじゃなくて、本当にハッと気づかせてくれる一言をくれる。二宮さんの観察力ハンパない」と誰もが絶賛するのよね。「他人に興味ない」風を装いつつも、実はちゃんと見ていて、何気なく重要ポイントを伝えていく。ニノったら、なんてカッコイイんでしょ。

 連ドラ主演は4年ぶりだけど、前回の『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)の時も、いっぱいの野球部の若い連中を相手にきちんと適材適所な指示を出していて、優しく細やかにみんなの面倒を見ていたわ。

 ある時、撮影当日に台本が大幅に変更されて、それが8ページぐらいあってね。いくらニノでもそんな急には覚えられないだろうなと思ってたんだけど、「とんでもない集中力を発揮して、ものの1時間ぐらいで完璧に覚えてきた」とプロデューサーもびっくりしていたわ。

 でもね、「ニノは天才じゃないと思った。スタジオの個室に閉じこもって何度も何度も声に出してセリフを言い続けた。休みもせずに、ひたすらずっと練習してた。大丈夫? って聞いたら『焦ってるよ、時間ないしさ。大丈夫じゃないけど、やるしかねーから』って。努力してる所をちょっとだけ見せてもらえた気がして感動しちゃったよ」と言ってたの。スタジオ内の食堂でお気楽に伸びたラーメンをすすりながら待っていたアツは、その話を聞いて鳥肌が立っちゃったわ。「そりゃ努力の上に天才は作られるんだな」って改めて感心。

「役作り? 役作りってどうやるんだろ? 天才って何者? 俺? 俺は天才とはまた違う生き物だと思うよ」と、役者論に関しては決して多くは語ってくれないんだけど、あの数々の演技の中に答えが隠されているんだから、聞くだけ野暮ってもんなのかもね。うっかり毎回、どうしても知りたくなって聞いちゃうんだけど、ニノの演技は見て感じればいいのかもしれないわ。

 特に今回は、涼真くんたち若手の台頭も面白いけど、ベテランの市川猿之助さんや内野聖陽さんたちがいらっしゃって、敵対しあうヒリヒリ感がたまらないわよね。猿之助さんは歌舞伎界の重鎮なのに、現場ではみんなを笑わせたりと気さくなお人柄で、内野さんは口数は少ないんだけど、存在そのものがもう重厚で。「俺は台本をもらうとグツグツ煮込んじゃうタイプで、夜な夜なあーでもないこーでもないと一人鍋なんだよ。まさに鍋奉行(笑)。セリフを発するまでに時間がかかるすごく面倒くさい役者」なんだと、インタビューで自虐的に答えてくださったんだけど、ニノとのやりとりのどの瞬間も、何か謎や嘘がありそうで目が離せないものね。ま、大ベテラン相手にさらりと演技をする(かのように見せる)ニノがやっぱり一番すごいけど!

 秋には米倉さんの新作ドラマがスタートするそうで、大門未知子ロスは耐えられそうにないけど、今はそれより『ブラックペアン』のシリーズ化を希望したいわ。まぁニノの刑事ドラマでもいいけど。「テレビ見ない。そもそも部屋にないもん。YouTube見てるかゲームしてるかどっちかだな」という若い世代のテレビ離れを止められるのは、もう本物の演技派俳優たちが出演する内容の濃い刑事ドラマor医療ドラマだけなのかもしれないわ。その第一人者はまずは怪優・二宮和也なのかも。あの自然っぽく見える超越した演技、教えてもらえなくてもやっぱりその謎が知りたいしね。ニノに何度も聞きたくなっちゃう気持ち、わかっていただけると幸いです。努力型天才俳優・二宮和也から、いつか答えをもらえる日が来るまで、アツも精進致しますっ、ハイ!