セクハラじゃなくて、本人は「純愛」……東大卒オジサンたちは、なぜ人生を踏み外す

 功成り名を遂げたオジサンが、セクハラでそれまでの人生を台無しにする。そんな事件が、相次いで話題となっている。

 財務省の福田淳一事務次官のセクハラ疑惑、米山隆一新潟県知事が出会い系サイトで知り合った女子大生を相手に売春を楽しんでいた事件などがそれだ。両者とも、辞任に追い込まれ、積み重ねてきたキャリアを、一瞬にして失ってしまった。

 一連の報道の中で直接的には言及されないものの、国民の多くが思っているであろうことがある。

「地位も権力も手に入れても、モテないやつはモテないのか……」

 福田氏は、湘南育ちのサーファーで、東京大学在学中に司法試験に合格を果たした後、大蔵省に入省。米山氏は、灘高校から東大。医学部を卒業後、さらに司法試験にも合格。

 どちらも、経歴は異世界チート系。だが、異世界転生もののラノベと違って、ハーレムは訪れなかったということか。

 報道された福田氏のセクハラ発言を百歩譲って、はぐらかしのための行為としても品性のかけらも感じられない。米山氏に至っては、使っていたのが援助交際のマッチングで有名な出会い系サイトということまで暴露されている。

「勉強ばっかしてきて、エラくなった純粋オジサンは、マジでヤバいですよ……」

 そう話すのは、東大卒の20代女性。彼女によれば、人生のほとんどを「勉強」に割いてきた人は、どこかしら世間からズレた感覚を持っているという。

「東大を卒業してから、そのまま有名企業に入るなり官僚になるなり、迷いのない人生を送ってきたオジサンは危険ですね。社会の多様性に触れることもないですし。とりわけ、恋愛スキルに欠けてるからセクハラ的な言動も、悪気なくしちゃうんです」

 しかも、恐ろしいのはセクハラ的な言動が、オジサンにとっては「純愛」の表明だったりもするということ。

「性的な言葉を吐くとか、セックスの後にお金を渡すとかが、自分の誠意であり純愛のアピールだと勘違いしている東大卒エリートオジサンは、死ぬほど多いですね……」(同・20代女性)

 やっぱり、若いうちにちゃんと遊び方も覚えておかないといけないという先人の教えは、正しかったのか。
(文=是枝了以)

美しい孤高の女性戦士にうっとり!! 映画『ワンダーウーマン』のDVDをプレゼント

 サイ女読者の皆さま、映画『ワンダーウーマン』をご存じでしょうか。本作は、2017年に公開されて大ヒットしたスーパーヒーロー映画で、19年に続編の『ワンダーウーマン2』が公開されることが決定しています。そんな超人気映画である本作の主演は、『ワイルド・スピード』シリーズや『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に出演のガル・ガドット。一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見ていきましょう!

 外界から守られた島・セミッシラで育ったアマゾン族の王女ダイアナ(ガル・ガドット)は、幼い頃から最強の女戦士となるべく鍛えられ、戦士になることを夢見ていた。ある日、偶然「外の世界」から入り込んできてしまったスティーブ・トレバー(クリス・パイン)を救出したことがきっかけで、ダイアナは「外の世界では戦争が起きている」と知る。その戦争を終わらせるため、トレバーとともに「外の世界」へ旅立つことを決意したダイアナは、戦いの中で次第に真の宿命に目覚めていく――。

 主人公であるダイアナは、その美しさからは想像できないほどの力を持つ、心優しい女性戦士なんだとか。そんな孤高の女性戦士が世界を救うために立ち上がるというストーリーの本作は、大スペクタクル間違いなし! その一方で、“純愛ラブストーリー”も描かれるそうなので、「バトル系ってなんだか苦手」という方も、楽しめる内容になっているのではないでしょうか。

 今回は、映画『ワンダーウーマン』のDVDを3名の方にプレゼント! 「見に行こうと思ってて結局見れなかった」という方は、この機会をお見逃しなく! 皆さん、奮ってご応募ください。お待ちしています!

※5月21日〆

ご応募はこちらから
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TOKIOにおける山口達也の役割。長年連れ添ったスタッフの悲嘆

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです! GW最終日、休み明けの明日からに備えて「今夜は飲むか~!」と話していた矢先に飛び込んできた「山口達也さん退所」の衝撃ニュース。「えっ、ちょっと待ってよ。何この急展開……」とオタオタするアツの隣でスポーツ紙記者たちが「まさか余罪が発覚しそうになったとか?」と物騒な話をし始めて、ドタバタな夜になっちゃったのよ。

 もちろん被害者の方を思うといたたまれないし、ファンの方にとっても解散という最悪のシナリオは免れたからひと安心かもしれないけど……。人の噂も7.5日と言われる昨今だけど、1週間ちょっとで“山口達也”の名前はすっかり抹消されて「本当にTOKIOに山口達也は存在していたのか?」と不思議な気持ちになっちゃってね。

 4人での新生TOKIOは既に始動していて、5月9日に行われた『TOKIOカケル』(フジテレビ系)の収録では元気な姿を見せてくれたけど、いつも静かなスタジオが物々しい空気に包まれて、取材に向かった週刊誌の記者たちによると「収録には立ち会えず。とてつもない厳戒態勢だったよ」とこぼしていたわ。

 普通はふらっと立ち寄っても収録中のメンバーとアイコンタクトが取れたし、スタッフやマネージャーさんたちと挨拶や立ち話ができる感じなんだけど、さすがに今はそんな雰囲気じゃなくて、番組スタッフは「城島茂リーダーはじめ、国分太一さん、松岡昌宏さん、長瀬智也さんが制作サイドにまで気を使ってくれて。ゲストにもこのちょっと異様なムードを感じさせないよう、とにかく収録を無事に終えることだけを考えていた」そうで、気苦労が絶えなかったみたい。

 でも「ポッカリ大きく空いた穴を4人が全力で埋めて上手くまとめていたから、画面的にはそんなに大きな違和感はないと思う」という言葉が、「そこにはもう本当に達兄ィの席はないのね」と実感しちゃった。スポーツ紙に載った4人の“頑張った笑顔”もちょっと痛々しくて直視できなかったしね。しょーがないんだけど(涙)。

 思えば、アツがTOKIOというグループを知ったのは達兄ィを介してだったのよね。1993年の衝撃的ドラマ『同窓会』(日本テレビ系)を覚えているかしら? 台本の役者名の欄に山口達也(TOKIO)と書いてあって、まだ素人同然だったアツは番組を担当していた筋金入りのお嬢様だった美人広報さんに「TOKIOってなぁに?」と聞いてしまったぐらいで、「これからデビューするジャニーズのアイドルで、バンドなんだって。ベースを担当しているらしいの。山口くんはめちゃくちゃ好青年だから応援してあげてね。すごい人気なんだから。私たちの癒し的存在よ」と教えてもらって。

 初対面は日テレの生田スタジオ。初々しい制服姿で立つ笑顔の山口達也さんを発見した時の第一印象は「なんて爽やかな人なんだろう」だったわ。役柄は新宿二丁目に出入りするバイセクシャルの高校生で、爽やかとは程遠い感じだったんだけど、西村和彦さんとの劇中ラブシーンが話題になってね。よく西村さんも「男の初キス相手は山口くん」と言って笑ってるけど、ゴールデンタイムのドラマとしてはかなり過激であれこれ批判もされたりしていたわ。

 だけど脚本を担当された井沢満先生は「これは愛のドラマなの。真実の愛を描いているの」と熱くおっしゃっていて、その後のドラマ『夜に抱かれて』(日本テレビ系)にも東山紀之さんとともに、達兄ィもホスト役で出演。井沢先生にもとても気に入られていたわ。ちなみに『同窓会』には太一くんも出演していて、可愛いウエディングドレス姿を披露してくれているんだけど、残念ながらあんまり話題にはならず。最初にTOKIOの名を世に知らしめたのは「俳優・山口達也」で間違いないと思うの。

 それからTOKIOとしてデビューして、あれよあれよという間に日本武道館コンサートを開催して一気に人気者になって、音楽番組にも次々と出演するようになって。ある時、某音楽番組のリハに立ち会った際、急にリハの時間が繰り上がって、近くにマネージャーさんもいなくて、「楽屋から俺のベースを持ってきて」と言われてダッシュして楽屋に行ったんだけど、部屋にはベースやギターがゴーロゴロ。「え~、一体どれがベース? 何でこんなにいっぱいあるの?」と戸惑っちゃって舞い戻ったら「とにかく弦の少ないやつを持ってくればいいから」と教えられ、とりあえず「弦4本」の楽器を持って行って「コレコレ、合ってる。よかった!」と安堵される始末。「ベースもね、弦が4本だったり6本だったりするからね」と教えてくれたんだけど、初めて聞く話ばかりでびっくりしたなあ。

 長瀬くんにも「ギターやベースは、みんな何本も持ってきてるもんなんだよ。そりゃ初めて見たらわからなくなっちゃうよね」と慰められて、楽器オンチを露呈してしまった自分が恥ずかしい~。その後も武道館ライブの本番直前、なぜかメンバーの案内人を任されてしまったアツは、知ったかでステージまでメンバーをアテンド。会場をぐるぐる周りながらようやく「あ、この扉だ!」と見つけたその扉を開けたら、そこはアリーナ後方の扉で。

 ステージ直前、いきなりそんな変な所から出てきたメンバーに、いち早く見つけた一部のファンの皆さんは大興奮して「キャ~」の悲鳴。あまりのことに「見なかったことにしよう」と慌てて扉を閉めたアツにメンバーたちは「お前のせいでうっかりサプライズ登場しちゃう所だったじゃねーか」って……。楽器オンチに加え方向音痴まで。いやぁ本当にその節もあの節もごめんなさいね。思い出すと申し訳ないことばっかりよ。よく「担当チェンジ」って言われなかったなと、今更ながら思うわ。はい、ありがとうございます。痛み入ります!

 思えば隔週だったりしたけど、水曜日はいわばTOKIOデーだったのよね。台場のフジテレビ本社からいつしか湾岸スタジオへと移ったけど、『ねばぎば!TOKIO』や『メントレG』(フジテレビ系)時代から、ずっと収録に立ち会ってきた気がするわ。彼らってヘアメイクは自分でするから、楽屋でメイク中にあれこれ無駄話をしたり、リーダーがリーゼントにする時は強烈な匂いがするスプレー缶が登場するから「目と鼻を塞げ」と言われて、みんなで一斉に目をつぶってこらえたり。

 達兄ィは、メンバーの誰よりも髪型と髪の色が変化していたから、時に「繋がり大丈夫?」って心配になることがあったわ。ある日突然、赤にしたり青にしたり緑にしたり。自身のメンバーカラーでラッキーカラーでもある黄色にしようとして「染めてる間に寝ちゃってさ。気がついたら何だか妙なオレンジになってた」とか、いつもびっくりさせられてたわ。

 変化といえば髪だけじゃなくて、体重の増減、体型の変動も大きくて。筋肉質なんだけど、かつては普通にだいぶ太っていて、松兄ィがたまに「これ以上、兄ぃが太ったら『TOKIOを辞めさせる』ってメリーさんが言ってた」とイジリ倒すぐらいで、「やべー、食欲が落ちねー」とつぶやきながらダイエットに励んだり。あの時のジョークがこんな形で本当になっちゃうとは、夢にも思わなかったわ。

 お酒だってね、東山さんのお家に太一くんと一緒に居候している頃から、少しずつ強くなっていったのよ。東山さんは後輩たちを引き連れて飲みに行くことが多かったんだけど、飲み方や生活全般への諸注意はしつこいぐらいしていたし、「どうせ飲むなら高い酒にしろ。変な酔い方はしないから。高い酒を飲みたい時は俺に連絡しろ」って注意してたしね。松兄ィも朝までコースの常連だったけど、あの人は仕事の前に「とりあえずサウナに行って酒を抜く」のが常で、「遅刻は絶対にしない」を信条にしてたから間違いは起こさなかったの。まぁサウナに入ってもお酒の匂いが消えていない時も多かったけど、松兄ィはその辺の心持ちが違ったのかもしれないわ。サウナで倒れたりもしたけど。

 若かりし頃、俳優業も順調だったんだけど、当時のチーフマネージャーさんが「山口達也は実はトークや回しが上手い。俳優よりバラエティー番組や情報番組のMCなんかに向いてると思う」と言っていて、その時はまだ番組内でもそんなに達兄ィのトークが冴え渡るという感じではなかったから「まさか」と驚いちゃったんだけど、さすが敏腕チーフマネージャー。見る目が違ったわ。それがいつしか『ZIP!』(日本テレビ系)などに繋がっていったんだものね。あ~、ホントもったいない!

 かつては“水恐怖症”だったのに、サーフィンと出会ってすっかり海の魅力に取りつかれて。前からプールでは泳げていたけど、いつの間にか海でもスイスイ泳げるようになって、海にいる時間は本当に幸せそうだったわ。愛犬「じゅのん」を飼い始めてからはべったりで、仕事場や海でもいつも一緒。じゅのんちゃんが亡くなるその日まで、持てる限りの溢れる愛情を注いでいてね。凝り性というか、自分でこうと決めたら一直線に努力して突き進んでいく真っ直ぐな男、それが達兄ィだったのに。いつ何がどうなって曲がってしまったのかしら? 返す返すも残念だし、なんだか悔しいわ。

 パパとしては「かなり失格だけど」と自覚しつつも「叱る時はちゃんと叱る。でも子供たちと全力で遊べる父親になりたい」って言ってたっけ。思い出はとてもじゃないけど書ききれないわ。でも、もう達兄ィと仕事場で会うことはないのかもしれないのよね。正直まだ信じられないわ。

 番組スタッフも「今はバタバタしてるから実感がないけど、これから画面には4人しかいないんだよな。『一方、達也は……』なんてナレーションもないんだ。今まで当たり前にあったことがなくなるってなんだろう。言葉にするのは難しい」って、寂しそうにしていたわ。

 長年、ずっと密かに続けてきたFM  NACK5のラジオ「山口達也  TOKIO WALKER」は松兄ィが引き継いで、新たなラジオ番組にしてくれるからちょっと安心だけど。NACK5のスタッフは少人数で、達兄ィのいる所にどこにでも出没して、いつもサクッと収録していてね。優しくて優秀なスタッフだったから、今は上手い言葉がかけられないわ。苦労を共にしつつも、いつも楽しそうにラジオ収録してたもの。アツたちも番組に何度かお邪魔しちゃって。みんなみんな達兄ィの分身みたいな存在だったのよね。

 取材陣は彼の現況を知ろうとあっちへこっちへと追っているようだけど、とりあえず今はもう、心身ともに健康になってくれることを切に望みます。某週刊誌の人たちから「どうやら家族が海外にいるようで、この騒動を目の前で見ることはなかったから子供たちにはせめてもの救いだったと思うけど、この情報化社会だからね。この間の正月には子供たちと一緒にサーフィンをしたり、交流はずっとあるみたいで。何せ一家の大黒柱が会社を辞めたわけで、いくら庶民とは違う経済力だったとはいえ、これから養育費や何やらで揉めるかもね」って言ってたけど、その心配よりまずは健康体に戻らなくちゃ。

 King&Princeの平野紫耀くんにオネダリされて『トキカケ』の中で100万円弱の高級時計をポンとプレゼントした達兄ィだし、TOKIOの貯金額にはキンプリも「ハリウッドか?」と驚くほどだったから、急に困ることなんてないだろうしね。かつて「いつか弟と2人で音楽がやれたらいいねって話し合ってる」という夢を語っていたことがあって、その時はメリーさんやジュリーさんが猛反対してたけど、もしかしたらいずれその夢が叶う日が来たりして!?

 まぁ、マスコミの皆さんはほぼ「復帰はムリだろうね。ただ、今回のことで事務所的には大きな功績はある。どんなに事務所が注意しても絶対に改めなかった所属タレントたちの“酒問題”が改善したって。錦戸亮なんかには一番効いたから、上層部はホッとしているらしい」とのこと。こんなことで功績をあげて役立っても仕方ないけどね。

 今現在、猛省する毎日の中で、心配している友達なんかには少しずつ連絡を返している達兄ィ。「しっかり反省して、自分と向き合って、いろんな問題をじっくりひとつずつ解決していくから待ってて」って。今はまだ暗闇の中だけど、小さな一筋の光に向かって歩き出そうとしているのね。山口達也さん、あなたと歩いた長い長い日々は紛れもなくアツのタカラモノです。ありがとうね! いつかいつか、どこかで会える日がくることを祈ってます。

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Kis-My-Ft2宮田俊哉&横尾渉が『戦闘中』に登場! 5月13日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
19:00~19:58 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)

●V6

19:30~19:55 『みんなの手話』(NHK Eテレ) 三宅健

●嵐

12:45~13:15 『ニノさん』(日本テレビ系) 二宮和也
21:00~21:54 『ブラックペアン』(TBS系) 二宮和也

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「アンクル・トムの小屋」は差別を助長するの!? 米国の暗黒史『私はあなたのニグロではない』

 子どもの頃に世界名作全集「アンクル・トムの小屋」を読んだ人は多いだろう。黒人奴隷トムの苛酷な運命を描いたものだが、親切だったかつての白人オーナーの息子と死に際に再会するラストシーンは涙を誘った。米国南部における人身売買の実態が広く知られるようになり、南北戦争のきっかけになったとも言われている。ところが現代の米国では、アンクル・トムは不人気らしい。トムにとっての幸せは優しい白人オーナーのもとで暮らすこと、という設定が黒人にとっては面白くないのだ。ドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』(原題『I AM NOT YOUR NEGRO』)は、人種問題に繋がる有名作品の数々を取り上げた興味深い構成となっている。

 本作のナレーションを務めるのはサミュエル・L・ジャクソン。彼が出演したクェンティン・タランティーノ監督作『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)で描かれた黒人虐待シーンは強烈なインパクトがあった。『アベンジャーズ』シリーズをはじめ数多くの娯楽大作に出演しているサミュエルだが、もともとはスパイク・リー監督の『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)など人種差別を題材にした社会派作品で注目を集めた俳優だ。ハイチ出身のラウル・ペック監督は、“アメリカ黒人文学のレジェンド”ジェームズ・ボールドウィンが遺した未発表原稿をサミュエルに朗読させる形で、キング牧師やマルコムXらが最前線に立った1960年代の公民権運動の歴史を検証していく。

 ストウ夫人ことハリエット・ビーチャー・ストウが「アンクル・トムの小屋」を発表した1852年から9年後に南北戦争が始まり、1863年の奴隷解放宣言へと繋がった。米国史上最大の内戦となった南北戦争は奴隷解放を旗印にした北軍の勝利に終わったが、北軍が引き揚げた後の米国南部では黒人たちに対して大きな締め付けが待っていた。「ジム・クロウ法」という州法が米国南部では施行され、白人が利用するレストランやトイレなどに黒人は入ることは許されず、白人との結婚も禁止といった人種差別政策は、1960年代に公民権運動が盛り上がるまで実に100年近く続くことになった。人権保障を記した合衆国憲法も歴史的な奴隷解放宣言も、実際に効力を発揮するまでにあまりにも多くの血が流れている。

 米国の映画史も偏見と事実の歪曲から始まった。有名すぎるために本作からは省かれているが、“映画の父”と呼ばれるD・W・グリフィスの代表作『国民の創生』(1915)では、南北戦争後に無法地帯化した南部で暴れる黒人たちを制裁する正義の覆面戦隊としてKKK(クー・クラックス・クラン)が描かれている。米国映画の中で正義のヒーローは常に白人だった。ハリウッド黄金期、白人の映画スターたちはスクリーン上で華やかに歌い、踊った。たまに出てくる黒人は、もっぱら頭の弱い道化師役だった。幼い頃のボードウィンは父親に顔がよく似た黒人俳優が登場する映画を観るが、その俳優が演じたのは白人女性をレイプした上に殺害した疑いで逮捕される哀れな学校の用務員というキャラクターだった。

 1950年代になると、黒人の映画スターとしてシドニー・ポワチエが現われる。ポワチエとユダヤ系移民のトニー・カーティスがダブル主演した『手錠のままの脱獄』(58)は古典的バディームービーの名作として知られているが、黒人側にしてみれば、納得しかねるストーリーだった。クライマックス、列車に乗って逃亡しようとする脱走囚の2人。黒人のポワチエはうまく列車に飛び乗るが、怪我を負った白人のカーティスは乗りそびれてしまう。この場面でポワチエは単独での逃亡を諦め、カーティスと一緒に列車から降りてしまう。このエンディングに白人の観客は感動し、黒人の観客はブーイングした。名優として今なおリスペクトされているポワチエだが、白人にとって都合のいい優等生を演じたにすぎないとボールドウィンは手厳しい。アンクル・トムと同じだというわけだ。

 少年時代のボードウィンは多くの男の子がそうであるように、西部劇に夢中になった。西部劇はそれこそ暴力と偏見に溢れたジャンルだ。映画史に残るジョン・フォード監督の人気作『駅馬車』(39)だが、主人公であるジョン・ウェインは駅馬車を襲うネイティブ・アメリカンを次々と射殺する。子どもの頃のボードウィンはウェインら西部劇のヒーローたちに無邪気に声援を送っていたが、やがて物心がつく年齢になると、自分はウェインたち白人側の人間ではなく、白人が虐殺するネイティブ・アメリカン側の人間なのだと気づき、愕然とすることになる。

 襲い掛かる敵に向かって、銃を持って反撃することが許されているのは白人だけだと、ボールドウィンは指摘する。西部劇はすっかり人気がなくなったものの、ボードウィンが半世紀前に指摘したこの構図は現代も変わらない。コロンバイン高校で実際に起きた銃乱射事件を題材にした犯罪映画『エレファント』(03)の中で、イジメがはびこるスクールカーストに対して銃を手にして抵抗することが許されたのは白人の少年たちだった。ボードウィンは言う、「白人が『自由か死か』と叫べば英雄になれるが、黒人が同じことを叫べば断罪される」と。根深い偏見や差別意識は今も消えることがない。映画やテレビなど様々なメディアの中で、それは息づいている。

 白人夫婦の家で、家政婦として働く太った黒人女性のイラストも本作の中に挿入される。この太った家政婦のイラストは、1940年代から続く人気アニメ『トムとジェリー』に登場した黒人のお手伝いさんミセス・トゥ・シューズ(足だけおばさん)を彷彿させる。黒人女性=家政婦というステロタイプなイメージを長年にわたって拡散しつづけたテレビ番組も、ボードウィンらにとっては不快なものだったようだ。

 魔女狩りのように、問題表現のある作品をあげつらい、封印化を迫るのが本作の狙いではない。むしろ、ボードウィンは逆のことを言っている。「問題をすり替えている限り、この社会に希望はない」と。問題に向き合っても、社会は容易には変わらない。だが、問題に向き合わない限り、社会を変えることはできない。本作はボールドウィンのこんな言葉で締めくくられる。

「歴史は過去ではない、現代である。我々は歴史だ。そして、この事実を無視することは犯罪である」
(文=長野辰次)

『私はあなたのニグロではない』
監督/ラウル・ペック 原作・出演/ジェームズ・ボールドウィン
語り/サミュエル・L・ジャクソン 
配給/マジックアワー 5月12日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
http://www.magichour.co.jp/iamnotyournegro

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「調教されて風俗入り」は意外と多い? “家畜部屋”で暮らした女性の“リアル”な過去とは

 そのスマホ広告は、誰でも1度は見たことがあるはずだ。可愛らしくポップでライトなテイストの、風俗嬢が主人公の漫画広告を。引き込まれるように思わずクリックした人も少なくはないだろう。

 どこにでもいる地味女子の、風俗嬢としての日常を描いたコミックエッセイ『リアル風俗嬢日記〜彼氏の命令でヘルス始めました』(竹書房)。

 リリースされるや、電子コミックサイト「めちゃコミック」の総合週間ランキングでナンバー1にランクインし、現在も高順位をキープ。5月17日には単行本第2弾も発売される同作は、作者であるΩ子さんの実体験がベースとなっている。

 「彼氏の命令」という、聞けば聞くほど理解しがたい“風俗入りしたきっかけ”や、世間一般のイメージにある“やさぐれて闇を抱えた風俗嬢像”を塗り替える、仕事に対する思いなど、リアルな本音をΩ子さんにうかがった。realdiary_0007-500――同作が漫画化された経緯を教えてください。

Ω子さん(以下、Ω) 働き始めた当初、風俗店特有のシステムや、変わった性癖のお客様と触れ合うなかで、「こういうことを漫画にしたら面白いのになあ」と思っていました。もともと漫画を描くのが趣味だったので、そうした、自分が面白いと思った日常を反映した4コマ漫画をTwitterアカウントにアップするようになったのが、2016年の春頃でした。そうしたら、それから2カ月足らずで現担当編集さんから「連載しませんか」と声をかけていただき、びっくりしました。まさか仕事につながるとは思っていなかったので。

担当編集 その頃、数人の風俗嬢の方のTwitterアカウントをフォローしていたんです。あるときを境に、みんな同じ漫画を「あるある!」「わかる!」なんて言いながらリツイートしだして。それが、Ω子さんの漫画でした。何度も流れてくるんですよ。風俗嬢の方々に、かなり刺さったんだろうなあ、と。

<プレイ中、感じていないのがバレるから目を開けられない>

<目は口ほどにモノを言う>

 などの“風俗嬢あるある”を、わかりやすくユーモアたっぷりに描写した4コマが、瞬く間にバズった。『リアル〜』でも、嫌な客を満足させなきゃいけないときは、「『チンコ頑張れ! チンコ頑張れ!』とチンコと会話するようにしている」や、クリトリスと入り口をこねこねとする男に対し、「うどんか!!」とツッコミを入れるなど、ライトな下ネタは同業者でなくともくすりと笑ってしまうはずだ。

――同業者からの共感は、うれしかったですか?

Ω そうですね。当時は同業者や元同業者の友人が1人もおらず、1人で考えて1人で描いていたので、同業者の方に「面白い」と言っていただけたのはうれしかったし安心しました。

――電子コミックサイトのレビューを読むと、「こんな世界があるんだと、知らない世界を面白く知れてよかった」など、一般読者からも好評を博しています。

Ω それは意識して描かせていただきました。風俗を舞台にした漫画って、お客様をひどく描いたり、風俗嬢がやさぐれていたりする作風が多いな、という印象が強いですよね。でも実際に働いている身としては、「わりと楽しいこともあるのになあ」と。そういったことを伝えたくて、漫画にしたかったという側面もありますね。

――フラットで等身大で、作中の至る所にユーモアが散りばめられ、これまでの“風俗=闇”といった印象が払拭されるのが、Ω子さんの作風の特徴ですよね。一方、唯一、不穏な雰囲気を醸し出しているのが、風俗入りしたきっかけです。

realdiary_0022-500 サブタイトルにもなっている通り、「彼氏の命令」が、風俗界に足を踏み入れたきっかけだ。が、第1話開始早々、「入店のきっかけは――…まあこういう暗い話は後ほど」と濁し、まずは入店面接をポップに回想する。そして数ページ後、「暗い話は後ほど」の約束通り、Ω子さんは明かすのだ。

『なぜ風俗嬢になったのか事情は様々だと思います

「借金」

「単純にお金が欲しい」

「夢のため」

「好きな人のため」』

 Ω子さんは、「好きな人」という名の、“M奴隷”として主従関係を結んだ“ご主人様”のためだった。彼の命令で働き始め、売り上げも渡していた。しかし報われることなく、徐々に精神を病んでゆく。当時はそうした働き方に「何の疑問も持たなかった」と、Ω子さんは述懐する。

――ご主人様の描写は、少し触れただけでも異常さが際立っていました。“ご主人様”って、何者なんでしょうか? 「なんなんだこいつは!?」と、イチ読者としてつい腹が立ってしまいました。

Ω 読者の方からも、「この男、許せない!」といったご主人様への怒りのメールをいただきます(笑)。

――ご主人様とは、どういった経緯で出会ったのでしょうか?

Ω とある学校に通っていたときの臨時講師として、月に何度か講義を受けていました。そのときは普通に“講師と生徒”でしたが、卒業後、私含めて何人かが、個人的に先生の元で直接指導を受けるためのグループに引き抜かれたんです。

――それが世にも恐ろしき“奴隷グループ”だった……と!?

Ω いえ(笑)。男子生徒もいましたし、その時点で「女子をはべらすため」という印象はありませんでした。ですが次第に、男子含め数人が抜けたり、代わりに新たな女子が入ってきたり、グループがぐちゃぐちゃになってきた頃から、異変を感じるようになりました。そのひとつが、もともと、地味でおとなしかった女子が、みるみる派手になってゆき、垢抜けていったこと。そのときはまったく知りませんでしたが、実は彼女、在学中から調教され始めていたんです。最終的に、そのときいた4人が全員調教され、奴隷グループになってしまって。

――ちょ、ちょっと待ってください。さきほどから「調教」とサラッと言いますけど、いきなり「調教」するんですか? もともとSM愛好家の集まりなどなら理解できますが、Ω子さんたちはそうした趣旨で集まったのではないんですよね? 「調教」ってそんな日常的なものでしたっけ……?

Ω 私にとっては当たり前のことすぎるんですが、担当編集さんからも、いつも同じように突っ込まれています(笑)。

 ご主人様は、人の心をつかむのが抜群にうまい、頭の良い人でした。思えば、引き抜かれてグループに入った当初から、徐々にマインドコントロールされていたんだと思います。ささいな失敗でも、「お前はダメな人間だ」と、ひどい言葉で責められる。私が原因ではなくとも悪い結果を招けば「おまえのせいだ」と、やっぱり責められる。そんなふうに罵倒され続け、「おまえはクズだから、俺がいないと生きていけない」と刻み込まれて、本当にそうなってしまいました。

――ささいな失敗とは、たとえばどんなことですか?

Ω 本当に細かいことです。「作業がもたついた」とか、「ご主人様の知人への事務メールの返信がちょっと遅かった」とか。

――そんなことで責められることに、疑問を抱かなかったのでしょうか。

Ω 疑問を持たせないようにしていたんだと思います。その手口のひとつが、グループ以外との接触を断つこと。バイトを辞めさせられたし、「ネット環境を切れ」と言われ、毎日ずっと閉鎖されたグループにいました。そういったごく狭い世界で「おまえは間違っている」と言われ続けると、「私が全部悪いんだな」と思い込んでしまって、「先生がいないと生きていけない」という心情になっていました。それが、調教序盤で、そうした日々が3〜4年続きました。

――それでまだ序盤……。

realdiary_0024-500 彼女たちは共同生活を送っていた。みな、Ω子さんと同じようにご主人様の命令で風俗店に勤め、売り上げを渡していた。作中、『私たちの存在価値は「常にご主人様の為に尽くすこと」風俗で働くこともその1つだった』と、彼女たちの勤務動機が描かれている。

――4人で一緒に住んでいたんですね。

Ω 実際には私は1人暮らししていて、ある日からもう1人が同居するようになり、それとは別に他2人が住む家畜部屋があって、そこでみんなでSMプレイをしていました。

――“家畜部屋”って、なんなのでしょうか……。そこでは何が行われていたんですか?

Ω SMプレイをするようになったのは終わりの1年ほどなんですが、私が初めてご主人様と体の関係を持ったのもそこでした。2人でいい雰囲気になっていると、ほかの子たちが帰ってきて。ぎょっとしていると彼が「おいで」と言い、彼女たちとおっぱじめたんです。で、「こいつらは、お前よりずっと前から調教済みなんだよ」とカミングアウトしてきて、さらにびっくり。「こいつらはおまえにとって先輩なんだから、おまえは俺とこいつらにも尽くさなきゃいけないんだぞ」と言いながら、乱交になりました。

――乱交の内容は、どんなものですか?

Ω ご主人様を含めた3〜4Pが主でした。ご主人様の命令で奴隷同士の女性器を舐め合ったり、ご主人様と代わる代わるセックスしたり。

――最初からそんなプレイをすることになるなんて、普通はドン引きしそうですが……。

Ω あ、でも、肉体関係を持つ以前から、「常に装着してすごすように」と命令されてアナルジュエリーや乳首クリップをしていて、M奴隷としてだいぶ調教されていたから、びっくりする程度でした。むしろうれしかったです。ちなみに、そういう器具って痛いじゃないですか。でもそれも、「ご主人様が私のために与えてくださった痛みなんだ」と脳内変換されていましたね。

――完全に仕上がっていたんですね。

Ω 私以外の3人は、もっとすごいんですよ。ご主人様が「おまえは、『3・2・1』と言われたら、イクんだからな? はい、3・2・1、イケ」と言った瞬間、指1本触れてないのに興奮しだしてイクんですよ。“脳イキ”というそうなんですが、あれを見たときは衝撃でしたね。

――魔法使いじゃないですか!

realdiary_0026-500
 知らずに“奴隷ヒエラルキー”の最底辺に位置付けられてしまったΩ子さん。毎日働いたが指名は増えず、比例してご主人様にむげに扱われ、嫉妬ゆえほかの女性とも衝突し、精神はみるみる疲弊してゆくのだった。

――彼の風俗勤務命令の目的は、なんだったのでしょうか? みなさんの売り上げが目的ですか? それとも「人間を思い通り動かす」ことの一環だったのでしょうか。

Ω SMプレイの一環としては、珍しくないようです。私の店にも同じような境遇の子がいましたし。でも、ご主人様はいいパソコンに買い換えたりしていたので、金銭搾取目的もあったのかもしれませんが(笑)。奴隷のなかの1人がタフで、朝から夕方までヘルスで働き、夕方から夜まではソープで働いていました。休みは4人とも生理中と週1回。売り上げはすべて渡し、そこから生活費だけをもらっていました。でもそれも、「これにいくら使いました」という申告制でしたね。

――「同じような境遇の子」について、作中では、暴力を振るわれていたような描写もあります。暴力って、普通に嫌というか、警察沙汰ではないかと思うのですが。

Ω ですよね。でも、調教やマインドコントロールされているときは、痛みを感じなくなっていました。今でも覚えているのが、私が落ち込んでいるのを態度に出したら、「被害者ぶるのか」と、ご主人様の怒りを買ったときのことです。つらい言葉で責められ続け、張り手をされました。そういったことが毎日続いていたので病んでいた私は、路上でヒステリーを起こし、「もう無理です」と泣き叫んだんです。「全部やめるのか」「やめます」というやりとりのあと、家まで送られ部屋に入った瞬間、抱きしめられ、こう言われました。「おまえはやめると言うが、俺から離れられるのか」。私は泣きながら、「無理です」と言いました。するとご主人様は、「そうだ、俺がいないと生きていけないよな。だから俺にご奉仕し続けろ」と。手を上げられた直後は、そうした“アメ”がありました。

――そこまでされても、なお離れられなかったご主人様への思いは、どんなものだったのでしょうか?

Ω 「とにかく愛されたい」に尽きます。「愛されたい」もおこがましい表現ですが。にもかかわらず、構われない日々が続き、病み、ずっと泣いていました。末期は、泣くことすらおこがましいと感じて、涙も出ず……何をしていたんだろう……ひたすら風俗で働いていましたね。泣けるようになったきっかけは、ゴールデンボンバーです。

――え?

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Ω 『元カレ殺ス』という曲をたまたま聞き、最初は「みっともない嫉妬をさらけ出して、なんて恥ずかしい歌詞なんだろう」と思っていたんですが、毎日聞くうちに「醜い部分があっても、生きていていいんだ」と衝撃を受け始め、ゴールデンボンバーにハマって毎日泣きながら聞きました。

――まさか鬼龍院翔さんも、ひとりの奴隷が解放されることになるとは思わなかったでしょうね。

Ω 笑っちゃいますよね(笑)。音楽を聞くことがこんなに楽しいのかと。こんなに楽しい世界があるのに、「もしご主人様といる時間が永遠に続くなら……」、それは、地獄だな、と。「捨てられたら生きていけないと思っていたけど、こんなに楽しいものがあるなら、捨てられても生きていけるのでは」という考え方に変われたんです。最終的に、あれだけ一緒にいたのに、メールで「やめます」「わかった」で、おしまい。マインドコントロールが解けた瞬間でした。

――今、ご主人様に対してどんな感情を持っていますか?

Ω 憎くもないけど、平和に生きていきたいから関わりたくないです。今ちょうど、こうしたご主人様とのエピソードを執筆中で、『リアル〜』と同じく「めちゃコミック」で先行配信される予定です。夏〜秋頃にはみなさまに読んでいただけるようになっていればと思います。

 指名も少ない“お茶っぴき嬢”だったΩ子さんだが、マインドコントロールが解けたことで仕事へのやりがいが見え始める。仕事の楽しさを見いだした一方、“身バレ”攻防戦も勃発し……楽しみながらも波乱含みの風俗嬢ライフは、後編へ続く。

(文=有山千春)

 

(後編は5月13日配信予定)

「違和感ありすぎ」「さすがにない」『Missデビル』筧美和子、モテ設定に違和感の声続出

 5月12日夜10時から第5話が放送される、菜々緒主演の『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)。視聴率は初回9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話8.1%、第3話8.8%、第4話6.8%となっている。

 同ドラマは、「人事の悪魔」と呼ばれる型破りな人事コンサルタント・椿眞子(菜々緒)が主人公。老舗の損害保険会社「共亜火災」を舞台に、ハラスメントや社内恋愛のこじれ、職場の士気を下げる社員にいたるまで、どんな会社にでも起こりうる問題を、大胆な手法で解決していくというストーリー。

 第4話では、博史(Sexy Zone・佐藤勝利)が総務部に“研修”へ行くことを命じられ、さらに中山花憐(筧美和子)と恋に落ちるように言い渡される。花憐は男に媚を売るタイプのぶりっ子女で、女性から嫌われる女性の典型的な存在。そんな花憐と仲良くすることで、博史は総務部の女子社員から白い目で見られることに。

 それでも博史は花憐との仲を深め続け、ついに“お気に入り”の座をゲット。さらに、花憐には「Kちゃん」という本命がいることを突き止めて眞子へ報告する。これをきっかけに、花憐と恋仲にあった高木繁克という男性社員が、ライバル会社のスパイであると判明。高木は、社内の情報をリークして得たお金で、花憐の気を引くための高級な食事やプレゼントの代金をまかなっていたのだった。

「筧がモテモテの女子社員という役を演じていましたが、ネット上ではツッコミが続出。『顔パンパンだし太ってるし違和感ありすぎる』『腰回り太すぎるでしょ。さすがに、これでモテ設定はない』『菜々緒と比べるとスタイルがひどい。もう少し痩せてたら今回の役もアリだったんだけど……』といった声が上がっています」(芸能ライター)

 第5話では、博史と同期の新入社員・南雲(前田航基)が、社長の大沢(船越英一郎)をナイフで襲撃し、けがを負わせてしまう。現場に駆けつけた眞子と博史のおかげで一命を取りとめた大沢は、千紘(木村佳乃)に「外部には事件のことが広まらないようにしれくれ」と指示を出した。

 そんな中、博史は次の研修先を言い渡されるが、南雲のことが気になって仕事が手につかない。そこで眞子は、南雲の父が経営していた「明新ゴム化学工業」で20年前に起きた事故を博史に伝える。この事故が、社長を襲う動機となったと知った博史は、「友人として南雲にしてあげられることはないのか?」と考えた博史は、父親の修(鶴見慎吾)に相談するのだった。

「火災事故は『明新ゴム化学工業』に重大な過失があるようで、共亜火災が悪徳企業というわけではないようです。予告映像では、博史が南雲に涙ながらに退職を勧告しているようなシーンもあり、物語が大きく動くかもしれません」(同)

 果たして第5話では、一体どのような展開を迎えることになるのだろうか。

アラサー女性は生命保険に入ってはいけない!? 「保険は幻想」と専門家が忠告のワケ

 独身でも既婚でも、アラサーに近づくにつれて、なんとなく気になり始めるのが「生命保険」。がんになったら100万円の一時金、死亡したら遺族に500万円の保険金、満期を迎えたら払込料よりも多いお金が戻ってくる……など、一人ひとりの目的に合わせて保障内容をカスタマイズできるのが今の保険の主流となっている。

 あなたの身の回りにも、「老後資金を蓄えるために個人年金に入った」「女性疾病が手厚い医療保険に入った」「お金が増えやすい外貨建ての積立保険に入った」などと言い始める人がいないだろうか。「もしかして、保険について何も考えていないのは私だけ!?」そんな焦りを感じているかもしれないが、「生命保険は、“お金を用意する手段”として考えた場合、損をしやすい仕組みになっています。お金に関する知識のない人が、うかつに保険に入るのはオススメしません」と言うのは、『「保険のプロ」が生命保険に入らない もっともな理由』(青春出版社)の著者である保険コンサルタントの後田亨氏。なぜ、うかつに保険に入ってはいけないのか。その理由を後田氏に聞いた。

■1万円の保険料のうち、3000円超が手数料として保険会社に

 後田氏によると、万が一のため、もしものときのお守りというイメージが強い生命保険だが、そうした前提が人々の判断力を鈍らせる。困ったときに役に立つものというイメージを植え付けられるほど、手数料などのコストや確率論を不問にしがちになるのだという。

「保険専用ATMを想像してみてください。保険料から保険会社が手数料を引いた残りのお金が、いざという時に支払われるわけです。手数料がいくらかわからなかったら、使いたくないですよね?」

 たとえば、日本人の2人に1人はがんになるというキャッチコピーがあるが、がん情報サービスのデータでは、30歳から40歳までに罹患する確率は1%、向こう10年間で10%を超えるのは61歳以降だ。保険会社による調査などでは、がんの治療等に必要なお金は50万円程度であることが多い。確率論で考えると貯蓄での対応が基本で、手数料がわからない生命保険に頼るのは疑問だ。

「複数の専門家によると、売れ筋の『医療保険』で、1万円の保険料を払った場合、3000円超の手数料が引かれるイメージです。ほとんど暴利だと感じます。貯蓄性が語られる保険でも手数料が高いので、10年超、元本割れが続くことが珍しくありません。お金の心配をしている人が、金融機関や代理店の取り分が大きく、お金が減りやすい仕組みに頼るのは、ヘンですよね?」

 この説明をしても、多くの人は、にわかには納得しないという。いざというときの安心料と思えば、手数料が多少高くても仕方ない。貯蓄代わりに入る保険も、頑張って満期まで加入し続ければいいだけの話と、自分を納得させる人が圧倒的に多いそうだ。後田氏はこれを「お金の使い道に縛られている」と言う。

「入院時のお金、老後のお金など、お金の使い道によって最適な保険があるというのは幻想です。入院費は自腹が合理的だし、満期時のお金の増え方より、契約当初のお金の減り方が、断然、重要です。満期が来るまでに増税が行われたりすると、少々お金が増えても仕方がないからです。元本割れが続く手段が、有利なはずがないと、常識で考えましょう」

 生命保険は、契約期間が少なくとも10年、長いと老後までの数十年続くのが一般的。にもかかわらず、ほとんどの人が長期間の固定支出を軽視しすぎているというのが現状のようだ。特に、将来を考え始めたアラサー女性は、不安をあおる言葉に弱いのではないだろうか。「もしも、病気になったら」「働けなくなったら」「一生独身だったら」「夫に何かあったら」など、心配事が増えれば増えるほど、生命保険に依存しやすくなる。しかし、保険が便利なのは、30代が急死に備えるようなレアケースだけだ。「30代女性にピッタリの生命保険」などを探すのではなく、自力では対応不可能な大金が絡む事態に限定して利用すべきなのだ。

「お金を増やしたい、老後資金の蓄えを作りたいのであれば、生命保険よりも確定拠出年金や、積立NISAがオススメです。いずれもメリット・デメリットはありますが、生命保険よりも安い手数料で、お金を増やしていくことができます」

 とはいえ、「手数料がどれくらいかかっているかわからないものは買わない。理解できないものには近づかない」ことが何より大事だと、後田氏は強調する。

 女性誌等で組まれるマネー特集にしても、広告宣伝が絡んでいる場合や、業界寄りの有識者が重宝される傾向もあるという。賢くお金を運用したいのであれば、勉強すること。あるいは、お金を払って専門家に相談する。それも面倒なら、いっそ近づかないに限るだろう。保険に限らず、お金に関するうまい話は怪しむべきと、いま一度心に刻んでおこう。
(島野美穂/清談社)

SixTONESの企画力は本物、東京B少年・那須の恋人トークが怖い!【Jr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、5月3日~9日公開の動画をチェックします!

 企画発案者の川島、“ヒマ人”扱いされる

 3日にアップされた「Travis Japan 【エンディング曲制作】第2弾!今回も名曲・迷曲続々!」は、「Travis Japan エンディング曲を作ろう!名曲・迷曲が次々登場!?」(4月12日更新)の第1弾に続く、オリジナル曲作りの過程を追った動画。再生回数は11日までに10万台を記録している。前回は川島如恵留、吉澤閑也、七五三掛龍也の曲が完成しており、今回は松田元太から始まった。企画の中心人物・川島がパソコンを使いながら曲作りをサポートするが、準備中には「パソコンイジってさ、曲作ろうなんてよく思うよね」(宮近海斗)「ね、絶対ヒマなんだよ、アイツ」(中村海人)と、さりげないディスりが炸裂。「アハハハ」と笑って誤魔化す川島、目が泳いでいてかわいそうだ。

 松田は「まつだげんた」の6字をもとに「あいうえお作文」のようなイメージで自身が用意した歌詞を読み上げていくが、「『ま』ママ夜ご飯何つくーてんの?」「『つ』疲れちゃったよねーって」「『だ』台所の床は冷たいって言うよねー」と、意味不明なポエムが並ぶ。案の定、メンバーのツッコミが散々入った後、川島は頭文字の「ま」「つ」「だ」の声出しを「3回ずつぐらい録りたい」と、メンバーに指示した。しかし、2回目の「ま」を録る時、説明を理解できていなかった宮近が「つ」と発してしまい、川島は幼稚園の先生さながらに「3回やるって言ったよぉ~!」と優しく注意。ヒマ人と決めつけられ、段取りも邪魔される川島が不憫でならない。その後、松倉海斗、宮近もオリジナル曲を発表し、エンディングは松田の自作曲が流れるのだが、クセのある読み方、特に語尾の言い方がなんかイラっとする……。

 SixTONES、見どころ&ツッコミどころ満載で再生回数27万超え!

 4日の動画は「SixTONES【ドライブ旅】全員で越谷へ!想定外の渋滞に…」。正直言うと、筆者はいわゆる“オラオラ系”グループが好みではないため、SixTONESに元々さほど興味がなかったものの、このチャンネルを通じ、彼らの魅力を少しずつ感じてきている。これまでSixTONESは、ブラジルの元サッカー選手・ロナウジーニョとの対談、英会話レッスン、京本大我×松村北斗のサシトーク、早泣き対決など、バラエティに富んだ企画を次々と展開している点も評価できるポイントだろう。そんな彼らだけに、今回もタイトルを見ただけで、「面白いんだろうな」とわかり、期待に胸を膨らませて再生した。

 ドライブ旅は田中樹の提案で、本人が行きたい場所へ向かうとのこと。田中が「俺って若干、高所恐怖症じゃん。なんだけど、それでも楽しめちゃうような」と目的地のヒントを出すと、森本慎太郎の「素潜り」を皮切りに、「ハマグリ」(松村)「どんぐり ころころ コロンビアに着いちゃった」(ジェシー)「あ、コロンビア行くんですか、今日?」(松村)と、早くもボケの渋滞が発生。こうした内輪ノリも、過去の動画を見ているうちにいつの間にか抵抗なく楽しめるようになってきてしまった。一方、行き先の正解は「室内スカイダイビング」で、都内の渋谷から埼玉県の越谷まで田中の運転でドライブすることになった。

 運転を開始するなり田中は、「ここ絶対右じゃなくてよかったよ。なんでここ俺に曲がらせるの?」とカーナビに文句を言うと、すかさず隣の高地優吾が「お前、運転すると人が変わるタイプの人ですね」と指摘。ジャニーズJr.が私服姿で運転するシーンはなかなか見る機会もないだけに、ファンにとってはお宝映像ではないだろうか。車内では免許に関するエピソードを挟み、途中でドライブスルーに寄ろうと決めた6人。何を食べようかとワクワクしている様子だったが、出発から30分後にトラブルが発生。高速道路で渋滞にハマってしまったのだ。そして渋滞で退屈し、運転手の隣で一番言ってはいけない「眠い」の一言をつぶやく高地。気を利かせた森本が「みんなで1つの曲の詞を作っていこう」とアイデアを出して、即興の曲作りがスタートした。「回転寿司」のテーマで、ラップが得意な田中は「Ah 寿司が回る 俺の気持ち上がる 店員は下がる」と、運転しながら韻を踏んで盛り上げる。さすがJOKER(元KAT-TUN・田中聖)の弟!

 こうして出発後1時間50分でようやく目的地に到着。室内スカイダイビングの模様は次回の動画で公開されるという。それにしても、車を降りた時に驚いたが、松村のファッションセンスが独特すぎ。シルクのパジャマ(?)のような半袖シャツの下に白のタートルネック、サスペンダー付きパンツ、サングラス……。英会話レッスン(4月13日更新)の回でのオレンジのアウターからファッションセンスは少し気にはなっていたが、今後も松村の私服に注目してしまいそうだ。アクシデントも含め、見どころ&ツッコミどころ満載の1本だった。再生回数は1週間の間に27万回を突破するほど、大ヒットしている。

 5日の「東京B少年【声フェチ】第2弾! 遠距離恋愛の彼女におやすみ前の一言」は、「東京B少年 声フェチ!彼女と初キスでの胸キュンボイス」(4月21日更新)企画の続編。テーマは電話で彼女のB子ちゃんと話す設定に決まり、トップバッターの那須雄登は「いま何やってるの? あ、ごめん。ナス食べてた? ごめん。ちゃんと俺の言うこと、守ってくれてたんだね。ありがとう!」「いつ会える? あぁ~、どうしよっかな。じゃあ、B子ちゃんがナス100個食べた時に会いに行こうかなっ! バイバイ!」とコメントしたのだが……。いやいや、怖い怖い! 自分の名前にかけて恋人にナス強要は怖い。もちろんプライベートではこんなことないと思うが、実際の本人も愛が重すぎてフラれるタイプなのでは……と、ついつい邪推までしてしまった。

 最年少の金指一生は、頑張って「俺も愛してるよ」と大人っぽいセリフを口にするも、ちょっと“歯がない人”みたいなしゃべり方になってしまったのが残念。浮所飛貴は「連絡できなかった間、ずっとB子ちゃんのことしか考えてなかったの」「俺、B子ちゃんのこと、ホントに大好きなの」という、「~なの」の語尾が胸キュンポイント。しかし、それぞれの健闘を見届けた結果、やはり印象に残るのは狂気的な「ナス」のくだりであり、コメント欄でも「ナスネタやめてください。これは那須ファンの心からの訴えです。1回くらいジャニーズっぽくして!」「那須さま、そろそろカッコイイの待ってます」「那須くんまたナス入れてきた(笑)。面白い! 那須くんに会えるならナス100個食べます」と、さまざまな意見が寄せられていた。ファンのウケはよさそうなものの、再生回数は公開から6日で8万台と、伸び悩んでいる。

 Snow Man、あっさりとバカがばれる

 6日公開の「HiHi Jets【ローラースケート】フィギュアみたいなスピンに挑戦!」は、タイトル通りの内容に加え、特別な面白さもなかったので詳細は割愛。再生回数は5日間で8万台となっている。一方で、9日の「Snow Man ジャニーズ初!【大学院卒】阿部亮平が出題&解説!珍回答迷回答続出!?」は、ライブでも行われている人気コーナー「阿部ちゃん先生」がYouTubeに上陸した形。生徒は長ランに裸の人(深澤辰哉)や、「ごきげんよう」と挨拶する“ロイヤル”な宮舘涼太、リュックを背負い、「よろしくピーマンでありまーすでございます」と元気な佐久間大介ら、キャラの濃い5人がズラリと並んだ。ジャニーズ初・上智大学理工学部大学院を卒業した阿部が「ちゃんと答えないと、バカばれちゃうから」と発破をかけ、「俺たちの力見せてやろうぜ」と意気込む深澤。長ランに裸がもうアホっぽいし、すでに嫌な予感しかない。

 1問目の国語は「ダントツ」が何の略語かを答える問題。佐久間は「めっちゃ使う。俺、なんなら、V6の三宅健くんにこれ使ったら、『それ何?』って言われたもん。そこで俺、説明した。『こういう略ですよ』って」と話し、正解の「だんぜん(断然)トップ」と回答。岩本も正解だったが、宮舘&深澤は「ダンダントツトツ」(なんだそれ)で、まさかの間違いかぶり。三宅が「ダントツ」の意味を知らなかった事実に驚きつつ、宮舘には「ロイヤルキャラならもうちょっと賢くいてほしかった……」と思うほど、その後もポンコツぶりが目立っていた。各々の珍回答が面白いため、電車内などでの視聴には注意が必要だろう。オチを先に言ってしまうと、阿部以外はいい意味で“ほとんどバカ”だったことが露呈する。再生回数は公開から2日で11万台を稼いでいた。ちなみに、血管フェチは4分54秒頃からの岩本の腕に注目! 個人的にSnow Manは動画の仕上がり(面白さ)に波があると思っているが、今回はアタリ回だった。
(中村チズ子)

おっぱい出てるのに見ちゃダメ!? イスラエル女性「トップレス行進」で●●を訴える!

 5月4日、イスラエル最大の都市、テルアビブの目抜き通りを、肌を露出した数千人の女性たちが埋め尽くした。中にはトップレスの女性たちも……。

 男性なら思わず鼻の下を伸ばしてしまいそうな光景だが、不純な視線にはご注意。参加者の女性たちが「ノーといえばノー」「ひもパンはレイプへの招待状ではない」などと書かれたプラカードを掲げているように、これは女性を取り巻く性差別に抗議するデモ活動なのである。

 2011年、カナダのトロントで、「性犯罪に遭いたくなければ、女性はヤリマン(スラット)のような服装は慎むべきだ」と警察官が発言したことに反発した現地の女性たちによって始められたこの「スラットウォーク(SlutWalk)」だが、その後各国へと伝播。「レイプされる側にも落ち度がある」といった偏見や、女性の服装の自由を訴える目的で、これまでにロンドンやパリ、サンパウロ、シンガポールなどの世界の主要都市で開催されてきた。11年以来、毎年スラットウォークが開催されてきたテルアビブは近年、各開催地の中でも最大級の盛り上がりを見せており、全裸に近い格好で参加する女性も少なくない。

 翻って我が国の現状を見ても、元TOKIOの山口達也による強制わいせつ事件、フリージャーナリストの伊藤詩織さんが告白したレイプ被害、さらにTwitter上で広がる#MeTooなどに対し、「被害者にも落ち度がある」という主張は根強く展開されている。

 そんな日本においてこそ、早急にテルアビブ級のスラットウォークが開催されるべきだろう(下心はありません)。 

(文=牧野源)