横綱・稀勢の里、夏場所休場で「復帰は難しそう」 「年寄名跡」空き株で引退準備か

 いよいよ土俵際まで追い込まれた。引退まで待ったなしだ。東京・両国国技館で13日に初日を迎える大相撲の夏場所を横綱・稀勢の里(31)が休場することとなった。「左大胸筋痛、約1カ月激しい運動を制限する」という診断書を日本相撲協会に提出。稀勢の里は昨年夏場所からついに7場所連続での休場となった。横綱の連続休場は、過去にさかのぼっても貴乃花(現親方)の2001年名古屋場所から02年名古屋場所で休んだ史上ワースト1位に並ぶ不名誉な記録となった。

 相撲関係者は「待望の日本人横綱ということもあり周囲からは『まだまだ大丈夫だ』『もう1場所くらい休んでもいい』なんて甘い声も出ていますが、さすがにここまで来ると横綱という肩書にもキズがついてしまいます。状況からして、完治して以前のような力を発揮することは、もう難しそうです。稀勢の里関自身はすでに、次に出場する場所で進退を懸けると明言しており、次回土俵に立つといわれる7月の名古屋場所ではいよいよ相撲人生の終えんを迎える可能性もありますよ」と声をひそめる。

 崖っぷちの稀勢の里だが、近いうちにくる引退のその時に備えて着々と準備も進めているという。

「稀勢の里はすでにコツコツと貯めたお金で年寄名跡『荒磯』を取得しています。4月には、その年寄名跡を借りていた現熊ケ谷親方(元前頭・玉飛鳥)が名跡の変更を行い空き株となりました。つまり、稀勢の里はいつ引退してもスムーズに襲名できる状況が整ったのです。これが引退の準備なんじゃないのかと、相撲界ではささやかれています」(前出・相撲関係者)

 先を見据えた地ならしに抜かりがない横綱だが、引退となれば、絶大な人気を誇る稀勢の里だけに相撲界にとっても痛手でしかない。なんとか、けがを治して万全の状態で土俵にあがり、横綱相撲を見せてもらいたいものだ。

プロ野球・パリーグ爆走中の西武ライオンズに迫る“パパラッチ”の魔の手

 今季のプロ野球でパ・リーグ首位を快走するプロ野球の埼玉西武ライオンズ。11日の時点で貯金は14を数えるなど、2008年以来10年ぶりの優勝に向けてひた走っている。

「今年のチームの特徴は、なんといっても攻撃陣の充実。チーム打率が3割近く、どこからでも点を取れる。相手チームの投手にとっては、お手上げ状態でしょう」(スポーツ紙プロ野球デスク)

 今年は球団も「埼玉・所沢移転40年」と銘打って、さまざまなイベントを仕掛けており、かつて1980~90年代の“強いライオンズ”を再現しているかのよう。

 このままいけば、さらに注目度も増すこと間違いないが、それと同時に気をつけなければならないのが、ゴシップ誌の魔の手だ。

 ある週刊誌編集者は「これだけど派手に勝っているとなれば、話題にもなる。今はまだ、選手自体にネームバリューがそれほどないので、すぐにゴシップ狙いの臨戦態勢とはならないが、6月の交流戦が終わる頃までこの状況が続けば、その流れになるでしょうね」とほくそ笑む。

 別の芸能記者は「過去には金子侑司がフジテレビの三田友梨佳アナウンサーとの熱愛が報じられたり、もっと前には松坂大輔(※現・中日)が当時、日本テレビの局アナだった柴田倫世と交際、結婚に至った。関東に本拠地を置きながら、巨人やヤクルトの選手ほど目立つことはないけど、食事会など関係を持つ選手は多い」と指摘する。

 これまでなら多少、目立った行動をしても報じられることはなかったが“需要有り”と判断されれば話は別。「これも人気者の有名税」と割り切ってプレーできれば、本当に優勝は現実味を帯びるかもしれない。

『孤独のグルメ』意外にも麻婆豆腐は初登場! 原作には、あの宇佐美圭司の東大の絵も登場していた!

 今回の『孤独のグルメSeason7』(テレビ東京系)は、東京・三河島。常磐線を使っていないと馴染みのない駅名かもしれないが、もともと荒川区の多くは「三河島」という地名で、ある大規模な鉄道事故のイメージを払拭するため、ちょうど50年前に「荒川」に置き換えられた(一部他の地名に組み込まれた)という。「第5話 東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐」。

(前回までのレビューはこちらから)

■路上で子どもに焼き鳥を差し出される域に達した五郎の食いしん坊ぶり

 昔の街並みの残る三河島の惣菜店を眺めつつ、「商店街っていえば、昔はどこもこんなふうだった」と郷愁に浸る井之頭五郎(松重豊)は、今日もマイペース。

 途中、路上で男子児童が頬張る焼き鳥に見とれすぎ、気づいたその男児に無言で焼き鳥を差し出されてしまうほど。いい大人なのに、一瞬「え? いいの?」と手を伸ばしかけるも、ふと我に返ったため、さすがに食べはせず。しかし、坊主頭の児童との微笑ましいアイコンタクトが実にいい塩梅でした。

 菓子店を開店予定の杉山(中山忍)との商談帰りに、三河島近辺に多い韓国食材店を訪ねると、すでに杉山に土産としてキムチをもらっているのに、同じ店(丸満商店)でまたキムチを購入しちゃう欲しがり五郎。あげく、そのキムチでご飯を食べることを想像しながらの帰り道、「このキムチで飯をばくばくと……いかん……家までもたない。ここで店を探そう!」と、食物連鎖ならぬ食欲連鎖でスイッチオン、街を彷徨いだす。キムチの役目はここで終わり。

 見つけた店は「麻婆豆腐専門・真実一路」。漫画『3年(ハイスクール)奇面組』(集英社)に真実一郎というキャラクターがいたのを思い出す。

「その麻婆一筋、わき目も振らぬ心意気、痺れるじゃないか」と、山椒にかけた上手いことを言いつつ五郎、入店。手に2つのキムチを抱えて。

 

■色とりどりの麻婆

 ここの麻婆豆腐は「五味一体」にこだわっており、店内の黒板にいろいろが記されている。

・「麻」…四川花山椒の痺れ
・「辣」…四川朝天辣椒で作る自家製辣油の辛味
・「香」…ニンニクや秘伝配合の豆板醤、四川永川豆チの香り
・「熱」…鍋フチを焦がすほどの熱さ
・「色」…豆腐、辣油、ニンニクの芽の3色のコントラスト

 ということらしい。店の壁にうんちくが書かれている店は、どこか説教臭く感じてしまうが(すみません)、中国のフィルターを通しているせいか、特に気にならない。ちなみに「三位一体」はキリスト教の教え。

メインの麻婆豆腐には4色があるようで、

・王道の「赤」
・青唐辛子と山椒で爽やかな「白」
・中国たまりと黒胡椒を使った「黒」
・野菜ペーストを使った「緑」

 とどれも気になるラインナップ。

 注文しようと声をかけるも、一人でカウンター内で作業している店員にあまり声が届いていないようで、何度か呼び直すことになる五郎。これ、実際にあると気を使うやつだ。さらに大きな声で呼び直すパターンと、作業を凝視し、その隙間を縫って自然に聞こえるように声をかけるパターンとに分かれるが、ドラマでの五郎は躊躇なく前者。しかし、以前、回転寿司を食べていた時の五郎は後者(見かねた隣のおばさんが店員に伝えてくれた)だった。ちなみに筆者も後者だ。前者になりたい。

 そして、この店「麻婆専門」と看板に掲げながらも麻婆以外のメニューが実に多い。いつものようにガシガシと頼んでいく五郎。

・ザーサイのネギ生姜和え
・ワンタン入り滋養スープ
・海老と大葉の春巻き
・豚ヒレと野菜の五目春巻き
・緑の麻婆豆腐
・ライス
・白茶

「給料日だから」とか「今日は奮発しちゃえ」とかいう理由も葛藤も一切なく、当たり前のようにこの品数を頼める五郎の懐具合に毎回驚く。今日もしっかり数千円コース。「頼みすぎじゃない?」とか「そんなにお腹空いてたの?」とか「1,000円超えちゃうよ?」とか勝手にハラハラしてしまっていたが、一応個人の貿易商だし、何より大食漢ということで、今は「どれだけ頼んでも大丈夫な人」として慣れた。

■緑色の麻婆には何が?

 まず出てきた白茶の茶葉が開く間、隣の席で頼まれていた「麻婆(豆腐専用)ハイボール」が気になる五郎。調べると山椒が振りかけられているものらしいが、下戸の五郎は当然スルー。

 白茶を美味しそうに味わいつつも、本音は「よく分からない」と素直な感想。しかし、甘さもあるこのお茶は、辛い麻婆から何度も五郎を救ってくれる。いいチョイス。

 そして「ワンタン入り滋養スープ」は「滋養という言葉が胃袋に沁みて」「体にいい。心にもいい。魂が癒やされていく」と、五郎の胃袋がほだされていくのがわかる。

「ザーサイのネギ生姜和え」でつないでいるところに、揚げたての春巻きが到着。

「海老と大葉の春巻き」からかじり付くが、まずかじる音がいい。衣の砕ける音が食欲をそそる。味も「味付けが程よくて、程よい」という五郎らしい感想。「豚ヒレと野菜の五目春巻き」は「濃いめのオカズ味」と感想を言いながら、米も来てないのに食い進む。

 そして、「緑麻婆豆腐」が登場。エメラルドグリーンに輝くその色は、福島の名所・五色沼の湖面のような色合い。野菜のペーストが使われており、野菜の甘みがありつつ、それが辛味と絡む。

「でも確かに麻婆豆腐だ。これは驚いた……。しかし驚きながらもスプーンは進んでいく!」と活弁士のような気合の入った五郎の心の声が響きわたる。甘みのある白茶で流し込む五郎の表情は幸せそのもの。

 

■さらに真紅の麻婆を追加

 隣の席に「燻製焼き飯」が到着。五郎は身を乗り出して食いつきつつ、「なるほどの燻製臭。謎の中国人・クン・セイシュウ」と不気味な独り言(妄想)。

 その勲星周(当て字は適当)に刺激された五郎は「五味一体麻婆豆腐・赤」を追加。鍋ごと焼かれ、グツグツと沸き立つ赤麻婆。「これ、もしかして100度超えてるんじゃないの?」と五郎は恐れていたが、脂が表面にある分、そうかもしれない。

 フハフハしながら一口すすった五郎の感想→「熱くて味がわからない!」に爆笑。

 しかし慣れてくるにつれ、「熱いけど美味い。俺の舌は痺れと辛さで悲鳴を上げ続けているのに、脳がスプーンの動きを止めるのを拒絶している」。

 あー、美味い四川風の麻婆って確かにこんな感じ。舌が痺れてるのに手が止まらなくなるあの感じ。

 一緒に出てきた白米にぶっかけて赤麻婆を掻き込む。

 ちなみに食べた人の感想を調べると、この「赤」が一番辛くて、次いで「白」そして「緑」、意外にも「黒」が一番辛くないらしい。五郎というか、松重おじさんの額に天然の汗が玉のように滴る。

 ここで五郎は「助け舟を呼ぼう」と「正式杏仁豆腐」を召喚。余計なものやシロップなどのかかってない、ただただ濃厚そうな杏仁がたっぷり到着。

「ねっとりとしてすっきりしてる。ネトスキで品良い甘み」を味わいながら、辛さからの落差を楽しむ五郎。あーどっちの「豆腐」も食べたい。辛いから甘いへの豆腐のハシゴ。この流れで見ていると、むしろ美味しく杏仁を食べるために麻婆を食べたくなってくるほど。それほどこの流れでの杏仁豆腐が美味しそうに感じた。最後に白茶で全て洗い流す感じもいい。

 店内のメニューには「鱈と白子の麻婆豆腐」や「とろけるチーズの麻婆豆腐」など、他にも気になるものが多かったのだが、今回筆者が一番気になったのは、「燻製麻婆豆腐」で、白麻婆豆腐に桜の燻香をプラスしたものらしい。燻製チャーハンもそうだが、一度は体験してみたい。

 原作者・久住昌幸が同店を訪れる「ふらっとQUSUMI」では

・胡瓜の四川唐辛子和え
・ピータンとピーマンの香り和え

 など酒に合いそうなツマミをつまみつつ、久住が「カメ出し生紹興酒」を「カメ出し烏龍茶」だと言い張るという昼酒時恒例の和尚様のような秘技・飲酒隠しを披露、こちらも幸せそうだった。

 

■宇佐美圭司の、あの東大の絵が原作に登場していた

 意外だったのは、麻婆豆腐が、原作やドラマの全シリーズ通して初登場だったこと。シーズン2(第6話・京成小岩の四川家庭料理 珍々)にて「豆腐のニンニクタレかけ」なるものは食べているが、これは丸のままの豆腐にしゃばしゃばしたタレをかけたものだし、やはり違う。

 他にも四川っぽいものが登場していないかと調べていると、原作コミック2巻(扶桑社)で東大学食を訪れ「赤門ラーメン」なる担々麺(風)のものを食べている。これは言わずもがな汁の色をかの赤門に寄せたメニューで、四川云々といったものではないのだが、それとは関係なくコマをよく見てみると壁に見覚えのある壁画が…。

 そう。生協側が廃棄してしまったことが発覚し、先日話題になった画家・宇佐美圭司のあの絵だ。2巻が発売されたのは2015年。原作者の久住は13年に取材で訪れたとTwitterで発言しており、当然だが当時はあそこに行ったら否応無しに目に入ってくるものだったのだろう。

 ちなみに五郎は絵については特に触れていないのだが、地下に広がるこの学食の構造について「学食サンダーバード基地!」と興奮している。

 話が脇道にそれたが、次回は千葉県浦安市の真っ黒な銀ダラの煮付け定食。

 最近は予告で店を調べて放送日前に行くのが流行ってしまい、すでにこの麻婆の店も放送日前から行列ができていたらしい。行く方はお気をつけて。
(文=柿田太郎)

100人の女性を連れ込み、レイプ容疑で逮捕者も……「ナンパ指導塾」の闇

 女性を口説くためのナンパ指導塾が、酒に酔わせて女性を襲う犯罪者の養成所と化していたのだろうか。警視庁新宿署は準強制性交容疑で「リアルナンパアカデミー」というナンパ指導塾の受講生だった2人の男を逮捕した。

 2人は昨年7月、20代の女性タレントに大量の酒を飲ませて酩酊させ、アカデミーが管理する東京・新宿区のマンションに連れ込んで暴行した疑い。容疑者のひとりは「同意があった」などと否認しながらも、100人ほどこのマンションに女性を連れ込んだことを明かしたという。

 同アカデミーは「月間新規SEX10人以上を達成した塾生は数百人います」などと過激な文句で受講生を募っていたナンパ指導塾で、5万4,800円で4時間の講習を3回受けられるコースを基本に、教材の販売などもしている。アカデミー自体が摘発されたわけではないが、受講生が性犯罪の常習者で、その犯行現場を提供していたとなれば、伝授している口説き方がさっぱり身に付いてはいなかったことになってしまう。

 かつてナンパ指導塾のひとつを運営していた50代男性K氏によると、「10年ぐらい前にブームがあった中で出てきた多数の塾には“強引系”と呼ばれる悪質なところも多い」という。

「ナンパ指導のビジネスは昔、通販でその極意を記した教材を高額で売るのが主流でした。でも、それがネット時代になって、すぐにコピー転売されるようになって、30万円ぐらいで売られていた高級商材も二束三文になったんです。それで出てきたのが実際にナンパ師を名乗る男が実践して見せるタイプで、サクラの女性を仕込んでみせたりする業者も結構ありました。ただ、ブームが廃れ始めてからは、結果を見せるために強引なことをする連中も出てきたんです。問題のアカデミーも、講師が受講生と一緒に強引なナンパをして、まるで狂気を植え付けるように受講生にも慣れさせていくんです。だから、女性に対して凶暴な受講生が多いという評判はありました。いわゆる“ヤリ部屋”と呼ばれる場所を提供するのもそういった“強引系”の特徴。過去、その手の強引な講師が逮捕された例もあります」

 K氏によると“ヤリ部屋”を提供しているナンパ指導塾は、「さらなる危険が存在する可能性もある」という。

「このアカデミーが実際にそうだったかはわかりませんが、過去の例では、部屋に盗撮機器を仕掛け、女性が被害を訴えた場合に、映像の存在を明かし、女性にリベンジポルノ的な怖さを感じさせ、警察に行かせないようにする手口がありました。ただ、それが警察に摘発されても、ほとんどの場合はナンパを実行した受講生だけが有罪となって、その舞台となったナンパ塾自体は『悪用されただけ』と無関係を決め込むことが多く、塾側もそれを想定して巧妙に運営を続けるので、まるで犯罪者の養成所になってしまうんです」

 もちろん、違法性のないナンパ指導塾もあるだろうが、一部の人気サイトやメールマガジンには「ナンパ塾を経営してみた体験談 女とやりまくりながら大儲け」(原文ママ)と、運営者を目指すセミナーの参加者募集もあった。こんな粗末なフレーズに釣られてしまう程度の連中だからトラブルを起こしやすいとも言えそうだが……。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

100人の女性を連れ込み、レイプ容疑で逮捕者も……「ナンパ指導塾」の闇

 女性を口説くためのナンパ指導塾が、酒に酔わせて女性を襲う犯罪者の養成所と化していたのだろうか。警視庁新宿署は準強制性交容疑で「リアルナンパアカデミー」というナンパ指導塾の受講生だった2人の男を逮捕した。

 2人は昨年7月、20代の女性タレントに大量の酒を飲ませて酩酊させ、アカデミーが管理する東京・新宿区のマンションに連れ込んで暴行した疑い。容疑者のひとりは「同意があった」などと否認しながらも、100人ほどこのマンションに女性を連れ込んだことを明かしたという。

 同アカデミーは「月間新規SEX10人以上を達成した塾生は数百人います」などと過激な文句で受講生を募っていたナンパ指導塾で、5万4,800円で4時間の講習を3回受けられるコースを基本に、教材の販売などもしている。アカデミー自体が摘発されたわけではないが、受講生が性犯罪の常習者で、その犯行現場を提供していたとなれば、伝授している口説き方がさっぱり身に付いてはいなかったことになってしまう。

 かつてナンパ指導塾のひとつを運営していた50代男性K氏によると、「10年ぐらい前にブームがあった中で出てきた多数の塾には“強引系”と呼ばれる悪質なところも多い」という。

「ナンパ指導のビジネスは昔、通販でその極意を記した教材を高額で売るのが主流でした。でも、それがネット時代になって、すぐにコピー転売されるようになって、30万円ぐらいで売られていた高級商材も二束三文になったんです。それで出てきたのが実際にナンパ師を名乗る男が実践して見せるタイプで、サクラの女性を仕込んでみせたりする業者も結構ありました。ただ、ブームが廃れ始めてからは、結果を見せるために強引なことをする連中も出てきたんです。問題のアカデミーも、講師が受講生と一緒に強引なナンパをして、まるで狂気を植え付けるように受講生にも慣れさせていくんです。だから、女性に対して凶暴な受講生が多いという評判はありました。いわゆる“ヤリ部屋”と呼ばれる場所を提供するのもそういった“強引系”の特徴。過去、その手の強引な講師が逮捕された例もあります」

 K氏によると“ヤリ部屋”を提供しているナンパ指導塾は、「さらなる危険が存在する可能性もある」という。

「このアカデミーが実際にそうだったかはわかりませんが、過去の例では、部屋に盗撮機器を仕掛け、女性が被害を訴えた場合に、映像の存在を明かし、女性にリベンジポルノ的な怖さを感じさせ、警察に行かせないようにする手口がありました。ただ、それが警察に摘発されても、ほとんどの場合はナンパを実行した受講生だけが有罪となって、その舞台となったナンパ塾自体は『悪用されただけ』と無関係を決め込むことが多く、塾側もそれを想定して巧妙に運営を続けるので、まるで犯罪者の養成所になってしまうんです」

 もちろん、違法性のないナンパ指導塾もあるだろうが、一部の人気サイトやメールマガジンには「ナンパ塾を経営してみた体験談 女とやりまくりながら大儲け」(原文ママ)と、運営者を目指すセミナーの参加者募集もあった。こんな粗末なフレーズに釣られてしまう程度の連中だからトラブルを起こしやすいとも言えそうだが……。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

『あなたには帰る家がある』木村多江、迫真の“マウンティング”演技が怖い……「綾子事変」勃発でついに本性を現す!

 中谷美紀主演のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第4話が5月4日に放送され、平均視聴率6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。前回の9.1%から2.6ポイントダウンしました。 

 ここに来て大幅な視聴率ダウンを記録した同ドラマ。ゴールデンウィーク後半ということもあり、視聴者が減ったのかも!?

 では、今回もあらすじから振り返っていきましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■浮気をあっさり認めた秀明に、真弓が冷酷な仕返しを開始!

 綾子(木村多江)との関係に気付いた真弓(中谷)が問い詰めたことで、ついに浮気を白状した秀明(玉木宏)。大激怒した真弓の許しを得ようと家事の手伝いを始めるものの、一向に許してもらえず、苦悩する日々を過ごす。

 そんな中、秀明の浮気相手がまさか妻である綾子だとは知らない太郎(ユースケ・サンタマリア)は、修学旅行の打ち合せに来た真弓に、横暴な態度で「浮気されるほうにも原因がある」とたしなめる。何も知らない太郎の態度に真弓は腹が立ち、「浮気されるほうにも原因がある」とあえて復唱してみるが、太郎は真実にまったく気付かない。

 一方その頃、秀明は同僚の森永桃(高橋メアリージュン)と家の建て替えの件で茄子田家を訪問する。だが、目を合わせてもくれずよそよそしい態度をとる秀明に綾子は不安を覚えるのだった。

 その夜、リビングで秀明と真弓が2人きりでいると、急に秀明の携帯が鳴る。電話の相手はよりにもよって綾子。真弓を気にして電話に出ず、切れるのを待った秀明だったが、真弓は「綾子へ電話をかけるように」と命令。その命令に従い電話した秀明は、綾子と明日会う約束をし、真弓には「絶対に別れると言う」と宣言した。

 翌日、秀明は約束の時間に綾子に会いに行き、直接「もう会えない」と言う。秀明を尾行していた真弓は、その一部始終を見て安堵するも怒りはまだ収まらず。いきつけのカレーショップで愚痴をこぼしていたところ、急に急性胃腸炎で倒れてしまう。自宅で寝込む真弓の姿を見た秀明は再度謝罪し、真弓の許しを得るのだった。

 秀明の浮気の件も片付き、真弓はやっと平穏な日々が過ごせると思っていた。だが、翌日会社に行くと、綾子が真弓の職場を訪れメンチカツを差し入れた事実を聞かされ、再び激怒。我慢しきれない真弓は茄子田家に向かい、ついに綾子と直接対決するのだった、というのが第4話の内容でした。

■原作と相違点が多すぎてドラマは別物に!?

 これまで、原作について触れていなかったので、今回はまずそこに触れてみたいと思います。

 原作は直木賞作家・山本文緒氏の1994年に刊行された同名小説。不倫がテーマというのは同じなのですが、ところどころドラマと内容が違います。佐藤家・茄子田の家族設定や真弓の仕事など(細かく上げるとキリがないのでやめておきます)違いが多くあり、ドラマはまた違った印象を持つことができて、原作ファンでもドラマを楽しむことができます。

 さらに言うと、原作では真弓はパートの保険外交員として働き始めるのですが、上司や顧客からの枕営業の強要などのびっくり場面も出てきます。2013年に放送されたバラエティ番組『マツコの日本ボカシ話』(TBS系)がたった第1回放送で打ち切りになったのは、「生保レディ」をテーマに“枕営業”の話を取り上げ、スポンサーからクレームが入ったためとウワサされたTBSですから、「これはやめよう」と判断したのかもしれません。

 設定変更について長々と語ってしまいましたが、原作者の山本氏はドラマについて「いち視聴者として、現代的な装いになった『あなたには帰る家がある』を心から楽しみに、毎週末、テレビの前に座りたいと思っております」とブログで語っています。みなさんもドラマ版はドラマ版として楽しみましょう。

■コミカル演出は“もうお腹いっぱい”

 これまで、コミカルな演出をほめてきましたが、もそろそろお腹いっぱいと言うのが正直なところ。今回急激な平均視聴率低下は、この演出に視聴者は飽きてきたというのもあるかもしれません。

 秀明の浮気が真弓にバレる第3話までは、コミカルな演出が視聴者のハラハラドキドキ感を盛り上げ、さらに不倫ドラマに多いドンヨリ感を軽減させてくれていました。しかし、それも3話までのお話。浮気がバレてしまった4話では、多少少なくなってはいましたが、この演出が逆にウザく、邪魔とさえ感じてしまいました。

 浮気がバレた時点で、『昼顔』(フジテレビ系)のようなシリアスものにしていき、話の中心である佐藤家だけではなく、茄子田家の人たちにももう少し焦点を当て始めたほうが、ドラマに深みが出るのではないかと感じてしまいました。

■今回の見どころは“ガチンコ女の本音バトル”!

 演出に難癖をつけましたが、今回は後半部分に出てくる綾子の真弓に対する嫌がらせ行動がとても面白かったです。

 秀明に別れを告げられた後、真弓の職場に秀明の好物であるメンチカツを大量に差し入れする綾子。もう、嫌がらせ以外のなにものでもありません。その上、ずぼら主婦である真弓にライバル心があるためなのか、手作りなのに既製品ばりの仕上がり。これはもう、ストーカーレベルで怖い! さっさと被害届を出すなり、慰謝料請求するなどで対処した方がいいです。

 その行為に、ふつふつと怒りを覚えた真弓は、ついに茄子田家に乗り込み直接対決するのですが、このときにも綾子は、「そもそも、あなたは夫の気持ちをわかっているの?」と言い、「バーベキューのときの料理も野菜の切り方も洗い物の仕方も全部ひどかった」「妻の務めを果たさないで要求・不満ばかり。秀明さんがかわいそう」と暴言を吐き、マウンティングするのです。

 もう、見ているだけでも腹が立つ。嵐・二宮和也との交際が報道された伊藤綾子の二宮ファンに対する“匂わせ行為”に匹敵するほどの暴挙です(笑)。これも「綾子事変」と言って間違いはないでしょう。

 そして、その暴言に対し、真弓はひるむどころか、馬鹿にしたように「はぁ?」と言い返し、「夫は私を選んだ。だからもう家族に近づくな!」と綾子に浴びせるように反論。まるで、今流行のフリースタイルダンジョンのよう。こんなに気持ちのいいシーンは近年の不倫ドラマにはなかったような……。これにも新鮮さを感じ、「綾子事変」と同様にとても面白かった。むしろ、今回はこのシーンだけで十分だったかも!? こういうシーンが今後も続くことを切に祈っています。

 以上、第4話のレビューでした。

 次回の第5話はついに茄子田が綾子と秀明の関係に気付くよう。怒りがこみ上げてきた太郎は『茄子田WARS~太郎の復讐~』を仕掛けるために、偶然を装って佐藤家の旅行先に現れるとのこと。どのようにして、佐藤家がダークサイドに落ちていくのでしょうか。放送を楽しみに待ちましょう。

(文=どらまっ子KOROちゃん)

『モンテ・クリスト伯』森友問題に仮想通貨暴落、視線入力まで登場! それでいて中身のドロドロは“現代の大映ドラマ”か

 日本でも『巌窟王』として有名な約170年前の名作を下地とし、現代の日本的に「翻訳」したドラマ『モンテ・クリスト伯 ─華麗なる復讐─』(フジテレビ系)。

 無実の罪で投獄されたのち、莫大な財産を手に舞い戻った紫門暖あらためモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)が、気づかれることなく堂々と旧知の友人である復讐相手たちを陥れていくところが見どころ。

 第3話の視聴率が7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、今回の第4話が6.5%と、低空飛行ながら初回の5.1%よりじわじわ上昇中。第4話をおさらいします。

(前回までのレビューはこちらから)

 

■殺されたはずの赤ん坊が「母」の前に

 とある国有地の取引を有利に進めるため、不動産業を営む神楽清(新井浩文)は旧知の議員・木島義国(嶋田久作)にすがり、五蓉不動産がライバルとして動いていることを知る。議員が根回しして取引を有利に進める、もちろん森友学園や加計学園問題を下地としているのだろう。

 しかし、その五蓉不動産のCMに人気俳優である南条幸男(関ジャニ∞・大倉忠義)と妻のすみれ(山本美月)が出演することを知り、旧知の友であり、真海を陥れた「共犯者」である神楽は気に食わない。

 神楽の妻・留美(稲森いずみ・原作でのエルミーヌに相当)は刑事部長・入間公平(高橋克典)とかつて不貞関係にあり、産んだばかりの子どもを遺棄した秘密がある。公平は真海(ディーン・フジオカ)を警戒し、留美に近づかないように電話で指示、しかしその電話の最中、絶妙なタイミングで真海が登場、留美に接触する。怖い。

 真海はアパレルブランドを立ち上げようとしている青年実業家の安藤完治(葉山奨之・原作でのベネデット/アンドレア・カヴァルカンティに相当)を紹介し、留美と引き合わせる。3人は真海の購入したばかりの家でランチをするが、ここの庭にかつて留美と公平は子供を埋めているため留美は落ち着かない。

 だが、おかまいなしにグイグイ踏み込んでくる、いい人っぽい安藤に、次第に心を開いていく留美。かつて銀座でホステスをしていた留美を、子飼いの神楽と結婚させたのは議員の木島で、神楽は出世と金にしか目がなく、乾ききっている留美は何人もの男と体を交え、寂しさをごまかしていた。そこに自分と向き合ってくれそうな純粋っぽい安藤が現れたので、惹かれてしまったのだろう。ついさっき公平に釘を刺されたのに、もう真海の紹介した男に出資しようとする留美の弱さが悲しい。

 しかし、実は安藤は非合法っぽい集団から借金を取り立てられており、留美を金ヅルと見て接触しているよう。

 実はこの安藤は、留美と入間との間に生まれ埋められたはずの子どもで、真海はそれを知っていて留美と引き合わせた。安藤のことを「私のために生まれてきた人間」だという真海は、もちろん復讐の駒として使うのだろう。

 

■安藤役・葉山の芝居が変なのはわざとか?

 しかも留美は軽い気持ちで始めた仮想通貨(ベルコイン)にはまって損失を出し、夫には言えないため公平に泣きついて金(300万)を出してもらう。実は神楽は秘書の牛山(久保田悠来)を使って、仮想通貨のことも、公平とのことも、若い男と寝ていることも全て知っていた。神楽は留美に対する愛は一切なく、ただ自分の大切な金を危機にさらしたことにのみ激怒する。神楽の最も大切なもの、つまり真海が神楽から奪おうとするものが浮き彫りになる。もちろんこの仮想通貨の「暴落」を裏で操っていたのも真海だ。

 金の件で神楽にブチ切れられた留美は、その300万を持って家を飛び出し、そのまま安藤と身体を交えてしまう。安藤が、自分があやめかけた実子であるとも知らずに。

 留美は安藤に対して、他の寝るだけの若い男らと違い、母性のようなものを感じているようだが、文字通り「母」であるだけ悲しく、しかも一線まで越えてしまった。もちろん真海が不幸にしたいのは留美ではなく、その先にいる神楽や公平なのだが、復讐に目が眩んでいる真海には今は関係ないのだろう。

 ちなみに安藤役の葉山の芝居が嘘のようにたどたどしく、これは「純粋ないい人」を演じるための、いわゆる「演技の演技」だと思うのだが、それにしてもただ下手に見えてしまっており、どちらにせよ現時点ではやや損をしている気がする。

■伊武雅人の目力が凄い

 入間公平の長女で大学院生の未蘭(岸井ゆきの/原作でのヴァランティーヌに相当)は親の決めた外務官僚の出口文矢(尾上寛之/原作でのフランツ・デネピーに相当)との結婚に抵抗するが、公平は自分の出世のために押し切ろうとする。公平の父である入間貞吉(伊武雅刀)は寝たきりで意識レベルが極めて低いように見えるため、雑に報告し、了承をとったことにする公平。

 しかし、未蘭を溺愛する貞吉は未蘭が出口と結婚した場合、30億の資産を公平、未蘭、瑛人(公平と現妻の間の子・未蘭は前妻との子)の3人には相続せず、文化財団に寄付すると公平を脅す。

 手も口も動かせない貞吉だが、視線で文字を操るパソコンで会話が可能だったのだ。

「ワタシノ遺産カミランノ結婚カドチラカエラベ、コウヘイ!」と機械に読み上げさせ、公平を睨みつける貞吉。伊武雅人の不気味さがよく出てるシーンだ。

 この騒動の最中、未蘭は海洋生物の研究を兼ねて訪れた魚市場で、守尾水産で働く守尾信一朗(高杉真宙)と出会い、惹かれ合っており、この時信一朗から借りて未蘭が着ていた守尾水産のパーカーを貞吉が意味ありげに見つめていたのが気になる。

 かつて守尾水産の船長をしていたバラジという男と貞吉はテロ組織を通じてつながっているはずで、真海(紫門暖)が投獄されるきっかけでもあるからだ。

 

■すみれはやはり暖に気付いている?

 前回、真海宅で開いたパーティに南条の妻で料理研究家のすみれ(山本美月)だけは呼ばなかったように、今回もかつての妻・すみれと接触しないようにする真海。すみれは会いたそうなのだが、真海は意図的に避けているようだ。

 前回、娘に星の話をしたり(真海がかつて星を頼りに船を操縦していた)行けなかったパーティの差し入れにオレンジのケーキを作ったり(真海が暖としてすみれと付き合っていたころオレンジを齧って食べていた)そのケーキを作りながら「愛は勝つ」を口ずさんでいた(2人の結婚式やプロポーズ時の思い出の曲)ことから、すみれは真海を暖だと気付いているか、少なくとも面影に親近感を抱いているはずで、今回も真海がらみの会話で思わせぶりな表情を見せていた。

 南条のマネジャーで、すみれのマネジャー的な存在でもある江田愛梨(桜井ユキ)はどこかすみれをライバル視してるようにも見える。真海に片思いしている感は見受けられるが、真海の復讐を手伝う利害関係はまだ明らかにされていない。

 

■南条は過去に香港マフィアとつながりが

 国有地取引においてライバル側(五蓉不動産)に付いた南条幸男が気に食わない神楽に、真海が仕掛ける。南条が香港時代に非合法組織と繋がっていたようだと、それとなく神楽に吹き込み、神楽は南条の弱みを見つけようと香港に秘書を送り込み調べだす。そもそも五蓉のCMを南条に持ってきたのもマネジャーの江田だから当然、江田を操作している真海が裏で手を回したのだろう。

 香港の非合法組織は「ヴァンパ」というらしく、原作では山賊の親玉を殺し、その親玉に座った元・羊飼いの少年の名がルイジ・ヴァンパで、殺された先代の親玉の名がククメットである。ククメットは真海と繋がりがあるとでっちあげられたテロ組織の名前に使われており、今回も個人名ではなく、組織名として流用されている。

 

■最新の話題をうまくはめ込む

 今回、森友問題や仮想通貨、視線でのパソコン操作など、最新の話題が盛り込まれていた。原作ではもちろん仮想通貨ではなく、スペインの株が暴落したと嘘をつき大損をさせたり、パソコンではなく、目で合図して意思の疎通を図ったりしているのだが、最新の話題やガジェットとあざとく入れることで古典に血を通わせ、現代の日本にうまく落とし込んでいる印象を強めた。このあたりは、古典を翻案にしたドラマならではの楽しませ方だろう。このドラマが当たれば、今後こういった「翻訳」ものが増えるかもしれない。

 真海の復讐はただ殺すとか脅すのではなく、かつての共犯同士を憎ませあってこじらせたり、身内同士を憎ませたり、内部から破壊させ、逃げ場を失わせていくのがえぐい。

 まったく違うのだが、ここにきて口コミで評判が上がってきているのは、このドロドロ具合にどこかかつての大映ドラマのような懐かしさがあるからだろうか。次回の展開が楽しみだ。
(文=どらまっ子HARUちゃん)

 

「南北合同チーム」だけじゃない! 融和ムード続く韓国で強引な“便乗商法”続出

 4月29日~5月6日にスウェーデンで開催された世界卓球選手権の女子団体戦準決勝で、韓国と北朝鮮が急きょ「南北合同チーム」を結成し、世界中から大バッシングを浴びたが、
南北融和ムードが続く韓国国内では最近、少々強引すぎる“便乗商法”が登場している。

 例えば、韓国大手スーパー「ホームプラス」の広告だ。コカ・コーラとスプライトの写真を並べ、「炭酸首脳会談」と題した広告を自社サイトに掲載。さらに、南北首脳会談の夕食会の際、平壌冷麺について「遠くから持ってきた……遠くからってのは、言っちゃまずかったか(苦笑)」と語った金正恩委員長の発言を踏まえて、牛乳パックの横に「消費期限が短いと言ってはいけないな」と印刷したパロディ広告もある。

 また政界でも、南北融和を訴える政治家が続出している。

 特に6月13日に行われる統一地方選挙に出馬する候補者たちは票集めに躍起になっており、“朝鮮半島平和マーケティング”に走る者も少なくない。経済特区の指定や南北を結ぶ鉄道の連結、金剛山観光事業の再開などをマニフェストに掲げたり、中には小中学生の修学旅行先を北朝鮮にするという案まで出ている。

 ただ、そんな融和ムードに違和感を持つ人々も少なくない。

 ネット上には、「ちょっとみんなリアクションがオーバーだよ。どうせすぐ冷めるくせに」「これまでも融和ムードになったことはあったけど、すぐ敵対したじゃないか」「“民衆は犬だ、豚だ”という言葉の意味がわかった」などと、否定的な意見も寄せられている。

 最も動揺しているのは軍人たちだろう。というのも、韓国国防部(日本の防衛省に相当)は最近、各部隊に「板門店宣言」の内容などを解説した新たな指導書を送ったのだ。

 ある軍関係者はこう語る。

「少し前までは“北朝鮮はわれわれの敵だ”と教育されてきました。それなのに、急に北朝鮮と親しく接しろと言われても……。兵士のみならず、教育担当者さえも混乱していますよ」

 南北首脳会談をきっかけに、韓国で高まる融和ムード。急な手のひら返しや強引な便乗には批判も上がっているが、今後も続くのだろうか?
(文=S-KOREA)

●参考記事
・南北共同宣言にも明記。ソン・フンミンも出場濃厚なアジア大会で南北合同チームが結成か
http://s-korea.jp/archives/34378?zo=1

・金正恩氏が商業広告のモデルに!! 北朝鮮の核実験にも“平穏すぎる”韓国
http://s-korea.jp/archives/19853?zo=1

TOKIO・山口と関ジャニ・渋谷、ジャニーズ事務所の姿勢に言いたいこと

180509yamaguchi――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎二丁目の女王?
 LGBTイベントのステージでの、「私もマイノリティの1人」という発言が「?」扱いされている浜崎あゆみ。金取るツアーは人が入らず、声も出ず。外見もクオリティ低めのそっくりさんみたいで二度見必至。そんな現在の彼女にとって、ここが温かく迎えてもらえる唯一の場所なのかもしれない。声出てなくても、コルセット飛びそうでも、「がんばれー」って言ってもらえるしね。

 しかし「私もマイノリティの1人」かぁ。感極まると、思わずこういう的外れな発言をしてしまう痛さが「二丁目に通う女」たる所以。寄り添っているつもりで、寄り添ってもらっている。いつか二丁目の地面とコールタール状に溶け合って、最後の日を迎えるのではないだろうか。近々引っ越してくるだろう、あれは。

◎引かない波
 未成年に対する強制わいせつで、TOKIO・山口達也との契約を解除したジャニーズ事務所。契約はなくとも責任を持って支援する、とちゃんとした感じのこと言ってたけど。「未成年に対する強制わいせつ」で、まず謝らなきゃならんのは誰なんだ、というそもそも論に行きつくな、この話は。ユー、墓場まで持っていくのか。

◎余波
 そして、一連の騒動ですっかり埋もれてしまった関ジャニ∞・渋谷すばる退所。ある意味、山口よりも事務所の扱いがぞんざいな印象。辞めるまでかなり時間はあるのに、行われるツアー不参加という、世にも中途半端な飼い殺し状態。真綿で首を締めるがごとく、渋谷への世間の興味を失せさせるベクトルが感じられると言ったら気のせいか。彼を育ててきた立場として、社会に責任を果たすために必要な支援を、今後も積極的かつ継続的に行ってやって。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

性欲があっても友人関係にはなれると思う。『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』花田菜々子さんインタビュー

 出会い系サイトで会った人に本をすすめる――いささか奇矯に思えるこの試みを、1年間続けた書店員がいる。「ヴィレッジヴァンガード」に勤め、本を愛してやまなかった花田菜々子さんは、仕事にも家庭にも行き詰まっていた2013年から1年、マッチングサービスを利用してさまざまな人に出会い、おすすめの本を紹介し続けた。

 花田さんはその経験を記した『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)を上梓。マッチングサービスには、多様な人がいる。「出会い系」というとどうしても恋愛やセックスを前提にした世界のように感じるが、案外そうではない世界もそこには広がっているようだ。現在は「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長を務める花田さんに話を聞いた。

 

――書籍のタイトル『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)では「出会い系」とありますが、実際に本を読むと、フェイスブックを利用したマッチングサービスの一種ですよね。最近では「Tinder」などマッチングアプリで一般化しつつありますが、花田さんが使われていた2013年当時はまだそんなに広まってはいなかったように思います。なぜ「出会い系」を使ってみようと思ったんですか?

「ひとつには、海外旅行に行ったときに、現地の人や日本人の人と『どこ泊まってるの?』とか話してご飯を食べに行くようなことが楽しくて好きだったんです。ベタベタ仲良くなるんじゃなくて、ご飯だけ食べて少し話して『じゃあね』って別れるような付き合い方が海外ならできるのに、なんで日本ではできないんだろう? と思っていました。日本で同じお店でご飯食べてる知らない人に『これからどこ行くの?』って絶対言わないじゃないですか。自分もそうやって話しかけられたら『怖っ』って思いますし。その不自由さはなぜなんだろう、と」

――使ったサイトはどうやって見つけたんですか?

「もともと私はテクノロジーにすごく疎くて、ツイッターもフェイスブックも『なんか怖い』と思ってやっていませんでした。でもあるとき、社会起業家の方の新書を読んでいたら『これからはこういうサービスが台頭して社会が変わっていく』とそのサイトが紹介されていて、『見てみよう』と思って登録しました」

――最初から、出会った人に本をすすめる目的で始められたんですよね。

「本が大好きで、人にすすめるのももともと好きだったんです。友達にも『君はこういう人だから、この本が面白いと思う』『こういうことで悩んでるって言ってたから、あの本を読んでみたら』とか、よくおすすめしてました。それをもっといろんな人にやりたいという気持ちはありました。それでちょうどプライベートでしんどかった時期にサービスの存在を知って、『じゃあせっかくだから登録して、ここでやってみようかな』と」

◎「男が買い手/女が売り手」ではない、互いにジャッジする世界

 花田さんが使っていたサービスは、「知らない人と30分だけ会って話してみる」ことをコンセプトにしたもの。プロフィールを登録したあと、日時とだいたいの場所にメッセージを添えてアップすると、それに興味を持った人から連絡が届く。目的は異性との“出会い”に限らず、仕事や趣味の話をする前提でOKとされていた。

 とはいえ、花田さんが一人目、二人目にマッチングした人は、なんとかセックスの話に持ち込もうとする男性だった。そして4人目に出会った男性に、花田さんは思わぬ指摘をされる。「プロフィールをすごく変わった感じで書いているけど、あれはヤバいやつに見えるから変えたほうがいい」。職業欄には、「セクシー書店員」と書いていた。

――奇をてらったプロフィールを書いていたというあたり、たしかにインターネットをあまり使ってこなかった方なんだろうな、と思いました。

「そうそう、インターネット音痴で。何か目立つことを書いたほうがいいと思ってやっていました。そのときに会った人に言われたのが、『興味本位で会いに来る人もいると思うけど、正直自分も「変なやつが来たらどうしよう」と思ってちょっと怖かった』と。ふざけていたつもりが怖さを与えていた(笑)。サイトを見ていても、女性からの募集はすぐに埋まって、男性からのはなかなか埋まっていないようだったので、『女性ってラッキーだな』『それだったら結構やりやすいぞ』と思っていたんですが、そうでもなかった。男が買い手で女が売り手という市場ではなくて、お互いが試されているし見られている。ジャッジするのは自分だけじゃないんだ、と知りました」

――私はマッチングサービスや出会い系を使ったことがないので、花田さんの本を読んで、同性同士で会うのもOKだったり、このサービス自体をひとつのコミュニティと捉えて、ユーザー同士で横のつながりを持って自治的なことをしようとしている人がいたりすることに驚きました。

「すごく開かれた出会い系という感じでしたね。実際に会ったあとにお互いを評価するシステムがあって、そこでずっと高い評価をつけられ続けている人と会うのは安心だし、何回かマッチングが成立しているはずなのに誰からも評価を書かれていないのはヤバい人なんじゃないか、とかって判断ができたんです。要は、500人くらいのグループが、みんなで相手を変えていろんな人と会っているので、『この人はやめたほうがいい』とか『この人はすごく良い人だったからぜひ会ってほしい』みたいな情報は、わりと頻繁にやりとりされていました」

◎「結局男は下心があるんだよ」性欲ポリスのうざったさ

 プロフィールを修正した花田さんは、さまざまな人と出会う。初対面でなんとなく気があって、一晩飲み明かして雑魚寝した男性、コーチングを学んでいる女性、会ったあとに自分たち2人を主人公にした官能小説を送りつけてくる男性……。気が合った人たちとはその後も交流が続き、そこからまた人を紹介されて、と友人関係が広がっていく。そこには男性もたくさんいた。

――「出会い系」といったときに、どうしても連想されるのは恋愛やセックスを前提にした関係だと思うのですが、花田さんの本を読むと、そうでもないことも多いですよね。1年間使ってみて、異性間の関係性のバリエーションが増えたという感じはありますか?

「うーん、そこはもともと性格として、『付き合う・付き合わない』しかない考え方の人が苦手というか、男女の関係はそれだけじゃないだろうという考え方をするタイプだったので。『男女が一晩同じ部屋にいたらセックスするのが当たり前だ』みたいな考え方はしないほうでした。だから男友達も普通に若い頃からいたし、この1年でより強くそう思うようになりました。でも、みんながみんなそうではなくて、性的な関係性でしか捉えない人もいるし、こちらがそういうつもりじゃなくても性欲を出してくる人もいる。多様だなぁ、と思いましたね」

――私も「男女が一緒にいたら即ち性的な関係につながる」みたいな考えはない側なんですが、そうではない人も多いですよね。どちらかというと、今は「一緒にいたら何かあるのが当然だ」みたいな考え方をする人のほうが多いような気すらします。

「ツイッターとかでそういう声がうるさくなったように見えるってだけじゃないですか?(笑) まさにそれでおすすめしたいのが、千早茜さんの『男ともだち』(文春文庫)です。男女が恋愛や性欲以外でつながることを描いた小説で、主人公の女の子は不倫をしているんですが、恋人は心の支えにはならないし、利用されている感じもある。一方で、彼女には男友達がいて、その彼もいろんな女の子が出入りしているんだけど、2人は一度もそういう関係になったことがない。一緒に過ごしてもそうはならないんだけど、ずっとお互いを見ていて励まし合う、ある種唯一無二の関係なんだ、ということを描いています。これは私は『すごいわかる』と。セックスしていない友達としか築けない関係や頼れないことってあると思うんです。でもこういう話をすると『いやいや、そんなわけないじゃん。結局男は下心があるんだよ』って言ってくる人がいるんですよね。あれ、なんなんでしょうね」

――わかります。ほんとになんなんでしょうね。

「『下心があるんだからね』って必殺技のように言ってくるんですけど、あったらなんなの? と。まず『お前はそうだとしても、こっちに強制してくるな』っていうのもありますし。下心があったって別にいいじゃないですか。こっちだって、相手の持っているものに魅力を感じて親しくなることはありますし、それが満たされなかったからって離れるわけじゃない。男の人が『隙きあらばヤラせてほしいな、でもヤラせてくれないな』と思いながらでも、友情は築けるじゃないですか。そこにすごくこだわる人っていますよね」

――男友達相手でも「この人、顔がいいな」とか思いますしね。だからといってそれだけではないし、即恋愛になるわけでもない。関係性のグラデーションがない人と接するのはしんどいな、と思います。

「『性欲入った、はいダメ!』みたいな、性欲ポリスがいますよね」

――性欲ポリス(笑)。あったとしても、直接ぶつけてくるわけじゃないなら普通に付き合えるだろう、っていう。

「無理やり迫ってくるとか、隙きあらばそういう言葉を投げかけてくるんだったら面倒ですけど、そうでもないならお互いもうちょっと大らかに、いろんな関係があっていいでしょう、と思います」

◎自分を開示することが、寄ってくる人を選別するフィルターになる

――今、『男ともだち』という本を紹介してくださったみたいに、花田さんは出会った人に本を紹介されてきたわけですが、70人におすすめして、読んでくれた割合はどれくらいですか?

「半々くらいだと思います。悪くない数字だと思ってます。本に興味がなくてとりあえず会いたいって思ってる人もいるかもしれないし、私自身誰かに本をすすめられて『面白そうですね』って言ったけど結局買わないことも結構ありますから。だから買うところまでいってくれていたら大勝利ですよね」

――1年間のその経験は、その後の書店員としてのお仕事に影響を与えたところはありますか?

「お客さんに聞かれたときに、前よりは自信を持ってすすめられるようになりました。『こういうふうに聞いてくる人には、どういう本がいいんだろう?』というのが、ある程度経験値として積み上がっているからだと思います。それと、職場も変わったのでこの経験の影響かどうかはわからないんですが、お客さんを人として見られるようになりました。今までは、例えば客数が1日100人だったら、『100人』という塊でしか見れていなかった。その人たち一人ひとりが何かを考えて生きているということが、わかってはいてもリアルに受け止められてはいなかったと思います。それが、お客さんとしゃべって『この本は違う』『こういうのが読みたかった』という言葉を持っている人間なんだ、と体感として理解した感じはあります」

――お店に立っているだけだと、なかなか得られない実感ですよね、きっと。

「あとは、見える世界が変わってきました。『出会い系』をやる前は、『転職したいけど行く場所なんかない。大したキャリアじゃないから、やれることなんかない』って堂々巡りの中にずっといたんです。周りの人も同じようなことを言っていたから、それが事実だと思いこんでいたけれど、いろんな人に会う中で『そうでもないな』と思えるようになりました。唯一無二だと思っていた職場への執着も薄れていったし、『どうとでもなる』もしくは『どうにもならなくても別の楽しさが存在する』と知っていった気がします」

――長く働いて思い入れがあると、なかなか踏ん切りがつかないですよね。「会社の人が嫌いなわけじゃないし」という。

「そうなんですよ。『こういうところは嫌だけど、こういう楽しい部分もある』『社内に友達もいっぱいいるし』って、何かと理由をつけて限界値まで頑張ってしまうんですよね」

――そういうときに、全然関係ない人と会って話をするのは有効そうですね。出会い系やマッチングサービスを使って人と出会うときに、より楽しむためにできる工夫って何だと思いますか?

「自分を開示しないと、いいつながりはできないと思います。自己紹介の仕方として『28歳女子です、都内に住んでます』だと引っかかりは何もないですよね。確かに自分のことを言うのは怖いから、せいぜい『趣味は読書です』『犬を飼ってます』くらいに留めてしまう。だけど、自分が思っていることや、『これが自分らしさだ』っていうプロフィールを書けたら、それに反応した人だけが応答してくれて、会いたい人にスムーズに会えるんじゃないでしょうか。例えば『漫☆画太郎が好きです』って書いたら、同じものが好きな男子からは反応があるだろうし、『漫☆画太郎が好きだなんて、気持ち悪い女だな』って思う人はいなくなっていくじゃないですか。そういうフィルターとしても有効だと思います。ダサい言い方ですけど、まずは自分を知って、自分がいちばん伝わることを具体的に書いていくことが大事なんじゃないでしょうか」

花田菜々子(はなだ・ななこ)
1979年、東京都生まれ。書籍と雑貨の店「ヴィレッジヴァンガード」に12年ほど勤めたのち、「二子玉川蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の本屋」店長を経て、現在は「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長を務める。編著書に『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』(朝日出版社)がある。

(取材・構成/斎藤岬)