TOKIO・山口達也“契約解除”……「バーで乳首舐め」の過去と「ヤレる女」フォルダの存在

「このゴールデンウィークも毎日のようにワイドショーで取り上げられてましたが、上から『何か新しいネタは入ってないのか!』って尻をたたかれてますよ。最近のニュースの中でも、かなり世間の関心が高いですからね」(ワイドショースタッフ)

 女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となったTOKIOの山口達也についての報道が、連日繰り広げられている。6日夜には山口のジャニーズ事務所からの契約解除も報じられ、フィーバーはまだまだ収まりそうもない。

「メンバーの謝罪会見が終わり、しばらく大きな動きはなさそうだと思われていた矢先での契約解除。週刊誌もワイドショーも、彼がどこの病院に入院しているのかを調べています。近影を撮っただけでスクープになりますからね。他には、過去に彼の被害にあった女性を探しているところもあるみたいですよ。“被害者”は他にもいるでしょうからね」(テレビ局関係者)

 実際、12年前にも「週刊女性」(主婦と生活社)で、今回と似たようなハレンチ行為があったことが報じられている。

「酔った山口さんが『バーで女性の乳首を舐めた』という記事でしたね。報じたのがアンチジャニーズの『週刊女性』だったことと、当時はまだジャニーズの力が圧倒的だったので、後追いするメディアはありませんでした。ただ、その記事に対してジャニーズは名誉毀損で訴えなかったので、ある意味、事実だと認めているんです。ジャニーズは『週刊女性』相手なら、少しでも事実誤認があると、すぐに裁判しますからね」(出版社関係者)

 山口の悪行はそれだけではない。あるスポーツ記者は、当時の山口の携帯を見た人物から、驚きの“フォルダ”があったことを明かされたという。

「彼はメールフォルダを仕事、友人などと分けていたそうですが、その中に『ヤレる女』というフォルダがあったというんです。確かに当時から、お酒と女についてはだらしなかったのは有名でしたからね。その『週刊女性』の記事のようなことは日常茶飯事だったんでしょう。それでも、トラブルになれば事務所が今までもみ消してきたんじゃないでしょうか。そう考えると、4人での会見の時に松岡さんが言っていた『(山口が)何度も何度も同じ事をしてしまった。昔から今まで、それで迷惑かけてきたこともいっぱいある。それでもやってしまった』と言った意味がわかりますよね。アルコール依存症については本人が否定していますが、セックス依存症かもしれませんよ」(スポーツ紙記者)

 ジャニーズから契約解除され、孤独になってしまった山口。今ごろ「ヤレる女」に連絡を取っているかも!?

TOKIO・山口達也だけじゃない!? 他メンバーにもくすぶる「セクハラ爆弾」のウワサ……

 山口達也が強制わいせつ事件を起こした人気グループ・TOKIO。“身内”であるTOKIOの他メンバー4人は2日、そろって都内のホテルで会見を行い、一連の騒動を謝罪した。

 400人近い報道陣が詰めかけた会見では、リーダーの城島茂が被害者および関係各所に対し「TOKIOのメンバーとして深くおわび申し上げます」と頭を下げ、他のメンバー3人もそれぞれの言葉で謝罪した。

 会見では、山口がメンバーに対し、グループ、並びにジャニーズ事務所を辞めることを「退職願」の形で提出したと報告。その後、6日になってジャニーズから山口の契約解除が発表された。

 今後、気になるのは山口の被害に遭ったとされる女性、さらにいまだ公にされていない「未遂事件」の数々が白日の下にさらされることだろう。

 ある週刊誌芸能デスクは「すでにライバル誌は『山口の裏の顔を証言する人物に接触している』とか、『これまで明らかになっていない新事実が載りそう』などといった情報が飛び交っている。老若男女誰でも知っているグループだけに関心度も高く、TOKIOについて報じれば、その分、反響も大きく、雑誌も売れると見込んでいる」と証言する。

 また、こんな話もある。今回の山口の件が引き金になって、他のメンバーの「裏の顔」まで公になるのでは? という話だ。

「正直、週刊誌にタレ込もうか迷っている」と明かすのは、ある芸能プロ幹部だ。

「うちの所属女性タレントで、数年前に別のTOKIOのメンバー・Xと番組共演していたのですがその際、間接的に2人での食事やデートを迫られて、本人が困ってしまうことがあった。幸い、番組プロデューサーがこれを察知して盾となり、なんとか難を逃れたが、セクハラやパワハラに敏感な今なら十分、告発する意義はある」(同)

 この番組では、別の番組責任者が女性出演者やスタッフに対し「Xに誘われても、絶対にスルーした上で、プロデューサーに報告するように」と徹底したことで、今までトラブルに発展していなかったという。

 今回、思わぬ形で山口が“パンドラの箱”を開けてしまった。その余波が懸念される。

山口達也『Rの法則』現場で見せていた不自然な姿……女性アイドルたちに“ボディータッチ”しながらワチャワチャ

 女子高生を自宅に呼び出し、無理やりキスをしたTOKIOの山口達也。強制わいせつの疑いで書類送検され、起訴猶予処分となったものの、ジャニーズ事務所からの契約解除が発表された。

 被害者と山口が知り合ったのが、NHK Eテレの『Rの法則』という番組だ。山口がメインMCを務めるこの番組には、10代の若手タレントが多数出演、被害者も出演者のひとりだった。

 同番組では、若手タレントたちの楽屋が男女分かれていない大部屋だったといわれており、連絡先も交換し放題だったとのこと。実際、この番組をきっかけに仲良くなったと思われる男女のアイドルは多かったようで、アイドルたちの出会いの場になっていたともウワサされていた。

 実際『Rの法則』の収録現場はどんな様子だったのだろうか。現場に足を踏み入れたことがあるというマスコミ関係者が明かす。

「若い出演者が多いということもあって、スタジオはかなり華やかで、元気あふれる感じです。本番前後には、出演者同士も仲良さそうに話していましたね。共学の高校のような感じだと思います」

 若い出演者たちが生徒なら、メインMCの山口達也は教師という立場になるはずだが、少々違和感もあったという。

「山口さんは、10代の女性出演者と、ものすごくフレンドリーに話していたんですよね。満面の笑みを浮かべて、たまに軽くボディータッチなんかしながら、ワチャワチャしていました。あまりに仲が良すぎる雰囲気が、逆に不自然だったくらいですね」(同)

 山口は、番組収録時に女子高生の出演者たちと交流を深め、その後に自室に呼び出していたということなのだろうか。週刊誌記者はこう話す。

「この番組が、若手タレントの出会いの場だったというだけではなく、山口にとっても出会いの場だったというのは、なんとも恐ろしい話。この状況では、今回の被害者以外にも、山口に誘われていた未成年タレントがいた可能性も否定できないでしょう」

 ちなみに、『Rの法則』元レギュラーである某女性アイドルが、SNSで今回のニュースに「いいね」を押して話題となった。

「その女性アイドルは『Rの法則』レギュラーの中でも、特に社交的で有名だったメンバーです。このアイドルを中心にして、男女レギュラーメンバーたちが交流を深めていたともささやかれていました。そんなメンバーが、山口の事件に『いいね』を押したということで、どんな意味があるのかと、ウワサになっていますね。単純にショックな事件だから『いいね』なのか、それとも『ついに悪事がバレたか』という意味での『いいね』なのか……。なかなか闇が深そうです」(同)

 事件発覚に至るまで、裏でどんなことが行われていたのかはわからないが、今回の事件が氷山の一角などではないことを願いたい。

TOKIO・山口達也、FAX通知の「契約解除」よりジャニー喜多川社長は謝罪会見を開くべき!

今週の注目記事・第1位
「山口達也『ジャニーズ』が本当に隠したかったこと」(「週刊現代」5/19号)

同・第2位
「自民党内からも出始めた『そろそろ安倍さん以外でよくない?』」(「週刊現代」5/19号)
「勝つのは親アベ自民かそれとも反アベ自民か」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第3位
「ビートたけしの『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第4位
「解散も安倍3選もすべてブッ潰す!? 財務省『医療費倍増』の嫌がらせ」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第5位
「仕事消滅! メガバンク支店長の『明日』」(「週刊現代」5/19号)

同・第6位
「セクハラ会見の翌日、『テレ朝』報道局デスクが突然死していた!」(「週刊現代」5/19号)

同・第7位
「あなたの町の『偏差値』」(「週刊現代」5/19号)

同・第8位
「横峰さくら『32年目の家族崩壊』」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第9位
「大流行の健康法20 名医が『医学的効果』を格付けした」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第10位
「60過ぎたら害のほうが多い『日用品』」(「週刊現代」5/19号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 長すぎる連休で、カネも体力も使い果たしたサラリーマン諸氏は、今日から始まる普通の生活に向き合うために、どんな「日常への戻り方」を実践しているのだろう。

 二昔前は、月曜に発売される現代やポストを駅やコンビニで買って、それを読みながら日常へ戻っていったというサラリーマンもいた。

 だが、今日発売の両誌を眺めても、そうしたサラリーマンたちの役に立ちそうな特集はあまり見当たらない。

 特に、ポストのほうには、なぜ今これを出すのかと首をひねる特集が多い。老後資産の万が一にどうする、痛みの左右差を放置すると危ない、ED薬の安心買い方ガイド、有名企業の「肩書き」の序列がわからないなど、失礼だが「暇ネタ」のオンパレード。

 昔からいわれている週刊誌の作り方の「王道」は、読者は知らないことには無関心、ちょっと知っていることをもっと詳しく知りたいという「欲求」に応えろというものだ。

 どうでもいいことなのだろうが、TOKIOの山口達也事件などは関心の高いテーマであろう。

 しかしポストは、ワイドの1本でしかない。山口ネタよりED薬の買い方のほうが、読者の関心が高いと思っているのだろうか。

 現代より薄くなってしまったポストをパラパラめくりながら、そんなことを考えた。

 さて、現代の危ない「日用品」から見てみよう。

 現代で、化学ジャーナリストの渡辺雄二が、日本では安全性の疑わしい化学物質の使用は極力避けるという「予防原則」という考え方が浸透していないと話している。

 それにメーカー側も、どれだけ有効かということは実証するが、マイナスの要素についてはきちんと検査しているかどうかわからないと疑問を呈している。

 例えば、歯磨き粉やマウスウォッシュといった口腔ケア用品には、洗浄力を高めるために界面活性剤や着色剤が添加されている。歯磨き粉に入っているフッ素には中枢神経や心臓障害のリスクが指摘されている。

 マウスウォッシュには消炎作用があるサリチル酸メチルが使われているものがあるが、動物実験では、継続的に使用すると骨や軟骨に破壊が認められるという研究結果があるという。

 またウエットティシュに使われている消毒成分のベンザルコニウム塩化物は、皮膚に触れたり、揮発して肺から体内に取り込まれると、肌荒れや皮膚障害、神経障害などを起こす可能性があるとされているから、抵抗力が低下している60代以降は注意した方がいいそうだ。

 シャンプーがフケやかゆみをかえって促進してしまうことがある。ハンドソープに入っているサリチル酸は、アメリカでは効果が認められていないそうだ。

 心配な方は、買ってご覧ください。

 今度はポスト。健康法はいつの時代でも、さまざまな流行がある。この中にもある「紅茶キノコ」などはずいぶん前にも流行った。

「サルノコシカケ」というのががんに効くと、こぞって高いカネを出して買ったときもあった。

 イワシの頭も信心からというように、これが効くと雑誌やテレビで煽ると、付和雷同型の日本人は、我先にと買いに走る。

 それがどのような効能があるのかなど、確かめもしないでだ。

「かかと落し」「ベターッと開脚」「ロングブレスダイエット」「ブルーベリー」「コラーゲン」「糖質制限」「水飲みダイエット」「水素水」などなど、挙げればきりがない。

 この中では、私も毎日やっているかかと落しは「低リスクの国民病予防策」として評価されているようである。

 英語をずっと聞いているだけで英語がうまくなるはずはないのと同じように、簡単に楽ちんで、健康になろうというのは虫が良すぎるのだ。

 私は嫌いだが、過剰にテレビCMを流し、肥満がここまでスリムになったと声高に喧伝する「RIZAP」だが、あそこに登場する人たちは、相当厳しいダイエットをしてあそこまで、やっといったのであろう。

 その過程を明かさないのはおかしいと私は思うのだが、健康法、ダイエットには、厳しい自己規制が求められること間違いない。

 安易なものに飛びつくと、効果がないばかりでなく、危険なこともあるということを知っておくべきである。

 さて、みなさんは横峯さくらという女子ゴルファーを覚えておいでだろうか。

 2009年には6勝を挙げて賞金女王を獲得するなど華々しい活躍をしたこともあった。

 その後14年にメンタルトレーナーの男性と結婚し、「米ツアー挑戦」を表明して渡米したが、その後は鳴かず飛ばず。

 有名だったのは、さくらの父親が議員になったり、女性問題を起こしたりということばかりだった。

 ポストによれば、最近は、両親とも疎遠になり、テレビで見かけることもほとんどなくなってしまった。

 父親にいわせれば、もともとさくらはパターイップスで、上りのパターが打てなかったそうだ。

 それにトレードマークだったオーバースイングも、米国のコーチから直されてしまったという。

 宮里藍が惜しまれて引退したのとは大きく違うようだが、失礼だが、あのようなオーバースイングは若い頃しかできないはずだ。

 早く見切りをつけていた方がよかったのにと、私は思う。

 現代お得意の、徹底比較調査シリーズ。今回は東京を除いた20大都市を、所得、学力、犯罪率、寿命などでランキングしたそうである。

 すると、大阪市が最下位の20位、堺市が19位と、大阪の都市が最下位争いをしているという。

 貯蓄高では1位から3位までは、横浜市、千葉市、神戸市の順。

 文化度(中学3年生が受けた全国学力テストの正答率)では、仙台市、さいたま市、静岡市。

 犯罪率の少ない順では、横浜市、川崎市、浜松市の順。長生きでは男性が熊本市、仙台市、浜松市。

 女性では岡山市、熊本市、福岡市。ということで、偏差値のべスト5は、さいたま市、浜松市、横浜市、川崎市、岡山市の順になるそうだ。

 こういう企画って、知ったからどうなるのか? いつも疑問に思うのだが。

 ところで、岩手日報(5月2日付け)に「盛岡は読書家の街 17年の書籍購入額日本一」という記事がある。

「盛岡市は、昨年の1世帯当たりの書籍購入額が1万3730円(前年比1254円増)と、全国の都道府県庁所在地・政令指定都市の中で最も多かった。総務省の家計調査で分かった。店舗数は減っているが、東北の同規模都市に比べまち全体の店舗面積が広く、本が身近にあるため草の根の読書活動が広がっている。県人作家の芥川賞受賞も追い風に、読書熱はさらにじわりと高まりそうだ。
 2人以上世帯を対象に抽出調査し文庫本や単行本、漫画本、古本などの購入額をまとめた。雑誌や週刊誌、電子書籍は含まない。2位以下は松江市(1万3359円)、大津市(1万3061円)、横浜市(1万2465円)、甲府市(1万1038円)と続く。盛岡市が全国1位になったのは2004年(1万7798円)以来13年ぶり。この5年連続で東北1位だったが全国一に返り咲いた」

 月にすれば1,000円強だが、前年比1,254円増というのがうれしいじゃないか。

 週刊誌は、この「スクープ週刊誌」を読めばだいたい用が済む。月に1冊でもいいから良書を読んでほしい。

 良書ってなんだ? それを見つけるために「読書」するんだよ。

 現代で、4月19日未明にテレビ朝日が記者会見を開き、福田財務省次官のセクハラ問題について、自社の女性記者だと発表したが、その翌日に、同社の報道デスク(49)が亡くなっていたと報じている。

 何やら、セクハラ事件と関係があるように思われるが、そうではなく、さまざまなニュースを追いかけていて、多忙を極めていたそうだ。

 それに彼は、子会社から優秀さを買われて本社の報道局映像センター取材部のデスクに抜擢されたため、そのストレスもあったのではないかといわれているようである。

 どちらにしても、メディアの現場というのは、他の企業のことはあれこれいうが、自分たちの職場は、過重労働は当たり前のブラック職場であり、そのことを自分たちからは口外しない。

 今回、彼の奥さんが社に乗り込んできて、過労死を疑って説明を求めたという。

 それが不十分だったのであろう、通夜の席でも、会社関係の人間が焼香するのを、喪主である奥さんは、頭を下げることなく睨みつけていたそうだ。

 亭主は奥さんに、仕事が多くて疲れるという思いを口にしていたに違いない。

 いつまでこんなことをやっているのか。労働組合は何をしているのか。滅私奉公とはいわないが、最低な労働環境を変えるために、中から声を上げるしかない。

 朝日新聞(4月17付)の(パブリックエディターから)で社会活動家の湯浅誠がこう書いている。

「長時間労働問題をめぐる朝日新聞社の報道姿勢です。約1年前、私は本コラムで自社の働き方も扱うべきだと主張しました(昨年5月30日朝刊『不都合な問題も取り上げて』)。その後、朝日は自社の働き方に触れましたが(同7月9日朝刊『働き方 記者も手探り 朝日新聞は』)、NHK記者の過労死の際には、死因の一つが選挙取材による疲労で、その報道はまさに朝日の記者たちが多忙を極める総選挙取材の最中になされたにもかかわらず、自社の働き方には触れませんでした。
 毎週のパブリックエディター定例会議で、私は頻繁にこのことに言及してきました。そして裁量労働制をめぐる問題が今国会の大きな争点であることは、去年からわかっていました。何か企画が準備されているはずという期待がありました。
 しかし中村GE(中村史郎ゼネラルエディター兼東京本社編集局長=筆者注)は、そうした記事は準備していなかったとのこと。『新聞社は長時間労働の典型のような職場で、働き方改革は切実な問題ですが、朝日新聞社の場合は「裁量労働制だから長時間労働になっている」とは必ずしも言えません』という理由でした」

 湯浅は、「朝日新聞はいま『ともに考え、ともにつくるメディア』をうたっています。そのためには、朝日から読者が見えるとともに、読者から朝日新聞の人たちが見えることも重要です。自己開示しない人たちと『ともに』考えることは難しい」と指摘し、内部から自分たちの問題として、過重労働について書き、訴えるべきだといっている。

 読者と共に考えるということは、そういうことである。今こそ、この問題を自分たちの問題だとしっかり捉え、会社に、世論に訴えていかなければ、ジャーナリズムではない。これはテレビはもちろん、出版も同じである。

 メガバンクが大きく変わろうとしている。現代によれば、私の近くにある三井住友銀行中野坂上支店というのは、ビルの11階にあるそうだ。

 エレベーターで上がると、そこは銀行とは思えない景色が広がっているという。

 窓口業務をする行員もいなければ、書類確認をする事務行員も「いない」というのである。

 そこを訪れた客は、総合受付で用件を伝える。すると担当者が用件別に案内してくれる。

 そこでは用件を伝えれば、行員がパソコンに打ち込んでくれる。つまりほとんどがペーパーレスなのだ。

 それだけではない。これまでは店の奥に引っ込んでいてふんぞり返っていた支店長の部屋もない。

 ロビーに立って、来客に気を配っていた女性が支店長だった。

 こうなってきたのは、AIが行員たちの仕事を奪ってきたからだが、その背景には、企業に1億円融資しても50万円程の利ザヤしか稼げない超低金利時代がある。

 アメリカのバンク・オブ・アメリカが15年に発表した予測では、さまざまな仕事がロボットに代替され、2,500万人が失業するとしている。

 当然ながら、給料も大幅に下がっていく。

 前号で現代がやっていたように、銀行業務や医者、弁護士、税理士などは、AIの得意分野である。

 銀行でいえば、外回りをして、融資案件を見つけ出していくことが支店長たちのメインの仕事になるそうだ。

 そうなれば、自分の預けているカネを引き出すのに、手数料を払うこともなくなるかもしれない。

 銀行の常識は世の中の非常識。早くそうなってほしいものだが。

 お次はポスト。スキャンダルまみれで凋落一途の財務省だが、それならと、財務省が悪だくみを考えているというのだ。

 突然「高齢者の医療費負担を2倍にする」という方針を打ち出した。

 ポストによればこれは、安倍政権に対する嫌がらせで、こうぶち上げれば安倍首相もおいそれと解散はできないだろうし、もしやれば、大幅な議席減になるに違いないからだ。

 解散できなければ3選もない。安倍には消えてもらって、次の総理のときに復権を果たそうというのが財務省の戦略だというのである。

 そううまくいくのだろうか。とはいえ、安倍の3選を阻む力は日増しに強くなっていることだけは間違いない。

 ビートたけしのポストのコラムがこのところ好調である。これしか読むところがないということもあるが。

 今週は山口達也ネタ。

「こんな歳になってまでアイドルでいろっていうのは『一生、偶像がバレないようにしろ』って過酷すぎるミッションなんでね。考えようによっちゃ、これほどの“ブラック労働”はないぜ。現に酒浸りを隠していた結果が、今回の事件に繋がっちまった。それなりにストレスもあったんだろうよ」

 メディアが、「山口メンバー」と呼んだことに触れ、「どうしても何か“敬称”をつけなきゃいけないって言うんなら、いっそのこと『山口組員』って呼んでやった方がよっぽど面白かったんじゃないか」。

 その上で、これからは、アイドルも官僚も「リスク回避教育」を施し、若いうちに、昔の中国の宦官のように、「自分からポコチン取っちゃう官僚やアイドルが出てくる怖~い世の中になりかねないぜ」。

 どうですかこの案は? ジャニー喜多川社長。

 さて、安倍首相への党内からの風当たりが強くなってきている。現代によれば、参議院議員の吉田博美が開いた政治資金パーティに、菅や麻生、岸田、石破、二階俊博まで集まったと報じている。

 吉田は参院のドンといわれて、前の青木幹雄の後を継ぎ、隠然たる力を持っているという。

 安倍首相は何とか、早期解散をして3選を果たしたいというつもりだろうが、もはや手詰まりというのが、永田町の大方の見方のようである。

 もし、解散を強行したとしても、ポストによれば、自民党の中で、安倍と親しいか、反安倍かを選ぶことになって、反安倍派が勝利するはずだという。

 それに、新階級といわれる非正規社員を多く含むアンダークラス、約1,000万人といわれる貧困層は、『新・日本の階級社会』(現代新書)を書いた、橋本健二早稲田大学教授にいわせると、反自民の傾向が強いというから、親安倍自民にとっては厳しいものになるはずだ。

 橋本教授にいわせると、近年、名店といわれる居酒屋が次々に店を閉じていくのも、貧困層がこうしたところで飲むカネさえなくなってきているからだという。

 ビールの売り上げが落ちているのも、酒の中ではやや高いビールを飲めない人たちが増えていることと無関係ではないそうだ。

 文化が継承されてきた居酒屋にも、貧困層の影響が出てきているのだ。

 アベノミクスを打ち破り、貧困や格差をなくせと声高にいう政党が出てくれば、自民党などあっという間に蹴散らすに違いない。

 だが、日本にはバーニー・サンダースが出ない。小泉進次郎にしても世襲議員のボンボンであり、貧困層に対する想像力はそれこそ貧困なものであろう。

 そこにこの国の悲劇がある。貧困層1,000万人プラス高齢者の連合軍で、貧困党でもつくるしかないか。

 さて、TOKIOの山口達也の処遇が決まった。ジャニーズ事務所は、山口を契約解除することを決定した。

 相も変わらず、FAXによる一方的な「お知らせ」で、読む限り、責任は事務所側にあるといいながら、それが単なる建前としか思えないところに、この事務所の長年積み上げてきた「病根」の深さを見るのは私だけではないだろう。

 スポニチは、横山慧の名前で、こう書いている。

「『またTOKIOとしてやっていけたら…』『先のことは考えられませんが、今は飲まない』
 山口が事件発覚翌日の謝罪会見で残した言葉だ。結果的にこれらの発言が、世間からの風当たりを強くしてしまった。TOKIOのメンバーからも『甘さ』を厳しく指摘された。(中略)認識の甘さと責任の重さ、影響力の大きい公人としての自覚のなさが、致命的な結果を招いてしまった」

 しかし、このスキャンダルは、TOKIOだけの問題ではなく、ジャニーズ事務所へ与えた打撃も大きいはずだ。デジタル版のディリースポーツ5月7日は、こう書いている。

「23年にわたりTOKIOとして活躍した山口を育てた立場であることから、異例の“温情措置”も付けられた。『契約を解除することとなりますが、事件の社会的な影響や、現在、山口が置かれている状況などを鑑み、彼を育ててきた立場として、社会に責任を果たすために必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行って参る所存でございま』と宣言。解雇ではなく、契約解除とした」

 これは温情からではない。今、アルコール依存症の山口を野に放てば、酩酊して自暴自棄になり何をするかわからない。

 世間からも、病人を見放すのかといわれる。ほとぼりが醒めるまで事務所が監視し、世間が忘れた頃に手放す。

 それはSMAPが解散し、かつての力を失いつつあるジャニーズ帝国を守るために、喜多川姉弟が考えた苦肉の策だ。

 アル中で病院にまで入り、それを女性誌に報じられたのはだいぶ前のことである。

 今度は、1カ月も入院して、退院したその日に焼酎をがぶ飲みし、呼んだ女子高生に「強制わいせつ」をし、告訴されてしまう。

 警察が事情を聞きに来ても、しばらくは事務所に知らせず、知らせた後も、テレビに出続けたのは、50前の中年男がやることではない。

 現代は「警視庁は山口を書類送検する際、検察に対して『厳重処分』という処分意見をつけた。これは起訴を求めるという重い見解だ」と報じている。

 こうした問題男を、長年放置していた事務所側の責任をどうとるつもりなのか。

 そうした問いには、喜多川社長は何も答えていない。芸能マスコミは、聞こうともしない。

 山口は、普通の常識さえ身に着けず、いい年をしてアイドルを演じ、そのはざまを埋めるために酒と女に逃げていたのであろう。

 こうした人間を、アイドルと誤魔化して、散々売りまくり、金儲けしてきた喜多川姉弟は、この責任をどうとるのか。

 自らテレビの前に身を晒し、謝罪会見を開くべきだ。そう思うのだが。

【巻末付録】

 まずは現代から。「週刊現代イチ押し美女 徳江かな 純真と成熟のはざまで」。19歳だそうだ。いいのかね、こんなあられもない格好をさせて。

「お笑い界の『美魔女』が脱いだ! 春やすこ 完熟の裸身」。もう還暦近いのだろう。ようやりはりますな。

 袋とじは「初脱ぎ! 渡辺万美 Hカップ・ヘア・ヌード」。『あまちゃん』にも出てたんやてな? なかなか魅せますな。

 ポストは、巻頭から西田幸樹の「なをん 仲村美海」。ヘア・ヌードはなし。「わきの下の“しげみ”」。女性は裸を見られるよりも恥ずかしい? 袋とじは「完全復刻 ビニ本黄金時代」。「謎の中国人美女が魅せた『初めての裸』アンナさん。26歳。」。このなかでは意外にビニ本が楽しめる。今週は引き分けだな。
(文=元木昌彦)

ジャニーズ解雇のTOKIO・山口達也騒動に、自称“姉貴分”泰葉が便乗「達也と話し合い改めてご報告を……」

 今クール注目を集めたのは、何といっても、強制わいせつ容疑で警視庁に書類送検(起訴猶予処分)されたTOKIO・山口達也の一連の騒動。当初は無期限謹慎処分とされていましたが、6日にジャニーズ事務所が、FAXで契約解除を発表。TOKIOは今後4人体制で活動を続けていくそうです。

 そんな中、山口容疑者の“姉貴分”を自称するタレントの泰葉さんがブログを連投。解雇された翌日の記事では「達也を長年にわたり所属として成長、擁護していただいた事に敬意、尊意を捧げます」とジャニーズに感謝を述べながら、「達也とよく話し合い人間としての歩み方が見つかり次第 改めてご報告に上がりたいと思います」と想いを綴っています。泰葉さんには山口容疑者から度々連絡が入っているようなので、今後もブログを通して山口容疑者からのメッセージを届けてくれるかもしれません(真偽はほどは不明ですが……)。

 それでは、詳しいランキングをみていきましょう!

第1位
TOKIO・山口達也、呼びつけた女子高生アイドルに「何もしないつもりかテメー!」と罵声を浴びせていた
酒は飲んでも飲まれるな

第2位
TOKIO・山口達也、前妻との離婚の裏にも「未成年タレント」との交際あった? 現役アナとの“危ない関係”
根っからのロリコンだった模様

第3位
山口達也がパワハラ発言!? 『ザ! 鉄腕! DASH!!』スタッフのフォローに称賛の声
セクハラだけじゃなかった!?

第4位
山口達也“強制わいせつ”女子高生との出会いも……NHK『Rの法則』は「スキャンダル製造番組」だった!?
歴代出演者たちにとってはもはや“黒歴史”

第5位
TOKIO・山口達也容疑者、ジャニーズ解雇の可能性も……損害は20億円!「事務所幹部は激怒している」
TOKIO、いや、ジャニーズはどうなる?

 

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新庄剛志がやろうとしている“目玉整形”は何? 「世界的にタブー」とDr.高須が警告!

【第62回】「高須幹弥センセイ、黒目の色って変えられるんですか?」
 元プロ野球選手の新庄剛志が、3月21日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で目玉の整形を予定していると話し、話題となっている。新庄と言えば、昨年9月に同番組で整形をカミングアウトして注目を集めたことも。今回は、「目玉をグレーっぽい緑。目の中に麻酔をポフッて入れます。そっから色を乗せる」と、黒目の色を変えたいようだ。しかし、日本でそのような施術を受けたという話はほとんど耳にしない。恐らく海外で受けるのだろうが、それってどんな手術なの? リスクとかないわけ!? 高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生、新庄が言っている目玉の整形ってどんなものなんですか?

■新庄がやろうとしている目玉整形は何?
 情報が少ないので詳しいことはわかりませんが、新庄選手の説明からすると、恐らく「レーザー手術」か「人工虹彩インプラント手術」のどちらかではないかと思います。

 レーザー手術は、レーザーで虹彩にあるメラニン色素を取り除いて瞳の色を変えるというものです。ただ、ブルーの瞳になるようなので、色味がちょっと違うかな? 

 人工虹彩インプラント手術は、角膜をわずかに切開して、そこから色付きのシリコン製人工虹彩を入れて瞳の色を変えます。人工虹彩の色次第でブルー以外にもできるようなので、こちらの方が可能性は高いかもしれませんね。

■人工虹彩インプラントは「受けてはいけない手術」
 どちらの手術だとしても、日本でやっているという話は聞かないので、恐らく海外に渡っての施術になるでしょう。日本人でも瞳の色を変えたいと思っている人は少なからずいるでしょうから、日本で施術が受けられるようになればはやるだろうし、病院側としてもそれなりに繁盛すると思います。それでも執りおこなっている病院がないのは、やる側のリスクが高いからだと思いますよ。

 中でも人工虹彩インプラント手術は、アメリカの厚生労働省にあたるFDA(米国食品医薬品局)ですら認可していないほど、世界的に「やってはいけない」という風潮なんです。感染症、緑内障、白内障、角膜損傷、視力低下、失明などのリスクがあり、実際に失明から角膜移植を要した症例もあったことで、米国眼科学会では「受けてはいけない手術」として提唱しています。アメリカでも施術を行っている病院はほとんどないようですし、知り合いの美容整形外科医や眼科医からも、施術を受けられる病院を知っているという話を聞いたことはありません。

 そのような手術を行って何か問題が生じたら、医者側は裁判などでも圧倒的に不利な立場となってしまいます。患者数は見込めても、世界的によくないとされていて、トラブルがあれば利益よりも賠償金のほうが高くなりそうな手術をやりたがる医者はそういないでしょう。

 うちのクリニックでも、もちろんやっていないので、「瞳の色を変えたい」と来られる患者さんもおりません。ただ、「黒目を大きくしたい」という患者さんは結構います。でも、実際に黒目を大きくすることはできないので、眼瞼下垂などで目の開きをよくして、黒目の出る割合を増やす施術をおすすめしています。

■美容目的の目玉整形はリスクが高すぎる
 新庄さんの希望している手術が何にせよ、瞳の色を変える手術で安全性の確立されているものは恐らくないと思われますので、医師から事前にリスクの説明を受けて、納得と覚悟の上で決意する必要があるでしょう。ただ、治療として行うなら、リスクとベネフィットを天秤にかけてもやったほうがいいケースもあると思いますが、美容目的で感染症や失明は、さすがにリスクが高すぎるかなと僕は思います。

 もしどうしても瞳の色を変えたいなら、カラーコンタクトがいちばんお手軽でしょうね。ただ、質の悪いカラーコンタクトは、通常のコンタクトより酸素の透過性が悪く、目に良くないと言われているので、「人工虹彩インプラント手術よりはマシ」という程度かと思います。

takasumikiya01高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
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TOKIO解散の時が迫る!? 被害者への配慮、イメージダウンによって解散が現実味を帯びる

 未成年に対する強制わいせつ容疑で書類送検された問題で、5月6日夜にジャニーズ事務所はTOKIO・山口達也との契約解除を発表した。しかし芸能界では、今回の問題が山口1人が責任をとって済むことではないと考えている人も多いようだ。

 5月6日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、モーリー・ロバートソンが被害を受けた女性に対して、TOKIOのファンから圧力がかかることを危惧。「あなたが和解したといってくれれば、彼らはまた活動できるのよ」といったように責められる可能性があると語る。

 また、「(しばらくして)“TOKIOの活動再開間近か!?”というメディアの報道が加熱すると、女性はまた思い出してPTSD(心的外傷後ストレス障害)のような状態になると思います。これを完全に1回癒やすには、そしてTOKIO全体の彼女への誠意を見せるならば、潔くスパっと解散してしまうほうがいい」と厳しい口調で論じた。

「その後モーリーは、被害女性が成人して心の傷が癒えた後ならばTOKIOが5人として再び活動を再開するのもありだと語っています。しかしネット上では『ファンには悪いけど、やっぱ解散かな。芸能人はイメージが大事だから、これを引っ張っても良いことは少ないと思う』『TOKIOが好きだからこそ、まだ傷が浅いうちに解散して欲しい』『確かに潔く解散した方がいい』など解散肯定派が多数。一方で『山口1人のためになぜ解散しないといけないの?』『解散したらTOKIOファンから被害女性へのバッシングが凄いことになるよ』といった反論の声も上がっている」(芸能ライター)

 TOKIO解散については、5月6日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)でも西川史子が推奨していた。

「西川はグループとしてのイメージダウンという観点から、一度解散したほうがいいと語っていました。しかし5月7日放送の『ビビット』(TBS系)では、山口が国分太一へ“TOKIOを守ってくれ”という言葉を送っていたことが判明。辞表を受理された後もTOKIOを想う山口に、他の4人のメンバーがどのように応えるのか注目が集まっています」(同)

 果たしてこの先TOKIOは、どのような決断を下すのだろうか。

『コンフィデンスマンJP』低視聴率でついに超高額制作費を投入? フジテレビ“破産”へまっしぐら!?

 4月30日に放送された『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)第4話「映画マニア編」。

 今回のターゲットは、産地偽装に手を染める食品会社2代目社長・俵屋勤(佐野史郎)。俵屋は社員へのセクハラや恫喝は当たり前、意に沿わない社員は左遷してしまう横暴ぶり。産地偽装に反発した宮下(近藤公園)も例に漏れず、左遷されてしまう。自暴自棄になり酔いつぶれた宮下と歓楽街で出会ったダー子(長澤まさみ)は、俵屋を詐欺の標的に定める。俵屋が生粋の映画マニアであることに目を付け、ニセモノの映画を作り、多額の制作費を巻き上げようとする。

 今回の見どころと言えば、俵屋を騙すために制作したアクション時代劇。大人数が炎の中で戦う合戦のシーンは迫力があった。ただ、豪勢なシーンは、視聴者にとっては喜ばしいが、制作側にとっては悩みの種となることも……。今回は、第4話の作品としての素晴らしさと、本作のビジネスとしての不安要素を綴りたいと思う。

■大味なのに繊細!? 実は哲学的な第4話

 ダイナミックなシーンの多い回であったが、素晴らしかったのは小道具や小ネタなど、ディテールの部分。映画雑誌の表紙写真が船越英一郎だったり、バーにある壁の穴を「勇作と力也さんがやった(殴った)」と嘘ついたり、伊吹吾郎が本人役で出てきたりと、俵屋を騙すためのギミックが小ネタ万歳で楽しめた。個人的には、映画『モテキ』(2011年、監督:大根仁)のときに長澤まさみが使った「ドロンします」という台詞があったことに好感を覚えた。

 とはいえ、ただの小ネタばかりのドタバタ喜劇の回ではない。「あるある」な共感と人間の本質に触れた見応えのある1時間だった。

 まず、映画に詳しくない者を見下す俵屋のよう人間を「シネマハラスメント」という造語で称したのは見事。日本代表を応援してないだけで「非国民だ」と罵るサッカーハラスメント、『ワンピース』を読んでいないだけで「人生を損してる」と言うワンピースハラスメント。ハラスメント野郎が現代社会に跋扈しているためか、映画マニアの俵屋が不幸になる様は痛快だった。

 また、ダー子がマリリン・モンローを色仕掛けの参考にしようとする場面も、ギャグのように見えて本質を突いている。頭脳明晰ゆえに色恋すら学習しようとするダー子演じる長澤まさみほどの美女が“ハニートラップは苦手”という設定に合点がいった。映画の知識が豊富なのに、その道のプロになれなかった俵屋と相まって、崇拝や憧れが願いの成就から遠ざけると教えてくれる。漫画家を志していたが、脚本家となった古沢良太の人生哲学が滲み出たのかもしれない。

 大味なコメディでありながら、キャラクターの整合性や小ネタにまで気を回す繊細さを併せ持つ。第4話はハイブローでありながらハイレベルだったと言える。

■『コンフィデンスマンJP』から見る、フジ崩壊のシナリオ

 ショービジネスである限り、切り離せないのが出資者や経営陣の満足度。内容が面白ければ良いと考えるのは、クリエイターとしては立派だがビジネスマンとしては失格。数字を見るのもプロの仕事。今回は視聴率ではなく、制作費にスポットを当ててみたい。

 Twitterの番組公式アカウントでは、「4話はロケがえらいことになってる」とつぶやかれていた。前述の通り、合戦のシーンは大迫力。甲冑をまとった兵士たちが、炎の中で戦闘を繰り広げていた。

 刀・槍・甲冑などの衣装代、地方ロケでの車両・燃料の費用、大勢のエキストラの出演料に弁当代。合戦シーンだけでウン百万が飛んだはずだ。古沢良太が「そこまでやれとは言っていない」と突っ込みリプライを公式アカウントにするほど、肝を冷やす費用が第4話に使われたと推測される。

 民放テレビドラマで制作費が一番高いのは、1話につき4~5,000万円かけられているTBSの日曜劇場と言われているが、各話大規模なロケが行われている『コンフィデンスマンJP』の制作費がそれ以上なのは明らか。本作は韓国版や中国版の制作が決まっており、費用の回収は国外でもできるにせよ、DVDやBlu-rayの売り上げが芳しくなかったり、人気が出ずにシリーズ化に失敗した場合は、大損失となる。その場合、シワ寄せを受けるのは局内の他の番組だ。ドラマ・バラエティ問わず制作費が削減されれば、士気もクオリティも下がる。

「企画力で勝負!」とフジが言ったところで、テレビ東京のような低予算で面白い番組を作るノウハウは皆無。制作会社や芸能プロは良質な企画や人材を、他局に売り込むだろう(すでにその動きは始まっているとウワサされるが……)。視聴率が落ちれば、広告収入は減る。放送事業のブランド力が落ちれば不動産事業やイベント事業も痛手を受ける。

『コンフィデンスマンJP』のような多額の予算が投入されたコンテンツを打ち出の小槌にできるか否かに、フジテレビの命運が懸っているとも言える。

■『コンフィデンスマンJP』は、『コード・ブルー』になれるのか?

 近年のフジテレビのヒットコンテンツと言えば、昨年の7月にも放映された『コード・ブルー』シリーズ。平均視聴率は15%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を超え、映画の公開も控えている。横綱相撲を得意としてきたフジテレビだけあって多額の制作費がかけられた番組は今でも面白い。『コンフィデンスマンJP』も4話で視聴率が9.2%と、前回の9.1%から微増。2ケタ視聴率の可能性もシリーズ化の可能性も残されている。

 だが、セカンドシーズンや映画化が実現しても、『コンフィデンスマンJP』は『コード・ブルー』ほどの収益は出せない恐れがある。

 その判断の基準にしたのは、番組公式ホームページのメッセージの投稿数だ。『コード・ブルー』は300ページ超のメッセージが寄せられるのに対し、『コンフィデンスマンJP』 は10ページ前後。30倍近く開きがある。1年前の作品が現在放映中の作品よりメッセージが多いのは当たり前だが、今のペースだと本作は50ページ前後いけば御の字。

 なぜ公式サイトのメッセージに着目したかと言えば、純粋な番組の応援である点だ。SNS上の応援メッセージの発信には、「自分はこの作品のファン」「作品の良さをわかっている」などのフォロワーに対する自己顕示が潜んでいる。対して番組のメッセージは制作者や役者に向けられる。多ければ多いほど、作品の熱狂的なファンが多いことの指標となる。

 山下智久や新垣結衣のファンが多いせいだと言われればそれまでだが、その分『コード・ブルー』はソフトや劇場公開の収益を見込めるとも言える。

「『コンフィデンスマンJP』は熱狂的ファンを増やしシリーズ化できるのか?」「そうなったとき収益を出せるのか?」。そんな能書きをたれながらも、第5話『スーパードクター編』は、純粋な気持ちで楽しみたいと思う。

(文=許婚亭ちん宝)

嵐・二宮和也『ブラックペアン』“闇医者”の可愛げと“バトルシーン”の充実ぶり

 嵐・二宮和也が、いかにもマンガチックな闇医者っぽい天才勤務医を演じている日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)。GW最終日に放送された第3話の視聴率は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、好調をキープしつつもじりじりと下げ続けています。

 元フジテレビアナウンサーの加藤綾子が扮する「治験コーディネーター」なる職業の人が、「実際の職業とあまりにもかけ離れている」などとして日本臨床薬理学会から抗議が届いたり、いろいろ騒がしいようですが、今回も振り返ってみましょう。

前回のレビューはこちらから

 

■完全に「ニノのためのドラマ」になりました。

 前回までのレビューでも申し上げております通り、このドラマ版『ブラックペアン』は原作を大きく逸脱しています。ニノ演じる天才外科医・渡海征司郎と医局で双璧をなすはずだった高階講師(小泉孝太郎)は権力にかしずくだけのビビり野郎と化し、その高階による「スナイプ手術」も原作では成功続きで医局を席巻していたはずが、2例やって2例失敗というポンコツぶり。さらに、渡海当人も手術の見返りに平気で同僚から金をむしり取るなど、キャラが原作より露悪化されておりますし、たった2話で原作の半分まで消化してしまった展開にも拙速さを感じていました。

 それもこれも、ジャニーズタレントであるニノを目立たせて、見せ場をたくさん与えるための施策です。いささか強引ともいえる原作改変によって、群像劇の中の1人でしかなかった渡海という医師を主人公に仕立て上げることにしたわけです。

 こうした“ジャニーズ上げ”のための脚本は、これも前回のレビューで指摘しましたが、前クールのキムタク主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)でも見られました。主人公であるキムタクを引き立たせるために周囲の人間を必要以上のバカとして描いた結果、物語そのものが破綻してしまった。見るに堪えないドラマがお茶の間に放送されてしまった。

 しかし、そうした“ジャニーズ上げ”が全部ダメだと言いたいわけではありません。『BG』がダメだったのは、“ジャニーズ上げ”をやろうとして失敗したことにより、キムタクすら魅力的でなくなってしまったからです。

 ひるがえって。

 終始“ニノ上げ”の『ブラックペアン』ですが、第3話にして、これは成功しているぞ、と感じました。ニノが、ちゃんと上がってるのです。

 

■“ニノ=闇医者”のギャップが、かわゆい。

 何しろ、クールに振る舞い、ひどい言動を繰り返すニノが、かわいいのです。頭を「よしよし」してあげたくなるのです。手術を成功させた渡海に「えらいぞー!」とか言ってアメとか買ってあげて、「うるせーよ」とか「いらねーよ」とか言われたい。そんで、部屋でこっそりアメちゃん舐めてるニノを物陰から眺めたい。そんな感じ。

 第3話は、ほぼ手術のシーンで占められていました。2人の手術を同時に行うことになった渡海、どうやってもそんなの、成功しそうにありません。

 医療ドラマにおける手術を、この『ブラックペアン』は時代劇の殺陣や、スポーツドラマの試合のように扱います。特に今回は、実に正しく「バトルもの」のドラマになっていたのです。

 渡海は、誰もが勝てないと感じる敵(この場合は病巣)に対し、知恵を尽くした機転と卓越した手技で立ち向かいます。みんな諦めちゃって、どうしようもないと途方にくれているのに、渡海だけが「やれる」と信じて、それをやり遂げる。勝ってみせる。

 このバトルシーンを盛り上げたのが、『ブラックペアン』の実に周到なバトル設定の明示です。

■なぜバトルとして成立したか

 どう考えても一般視聴者に馴染みのない「心臓僧帽弁手術」というバトルフィールドと、そもそも架空の医療機器である「スナイプ」というバトルウェポンについて、私たちはいつの間にか、「何ができて、何ができないか」「何がどうなるとピンチで、どうすれば解決できそうか」という予備知識を与えられています。手際よく、それらのバトル条件が説明されているため、バトル中に起こる出来事が「ピンチか、チャンスか」瞬時に理解できる。緊張感が削がれない。

 そして、一旦提示された条件の中で「これは解決できないだろう」と思わせておいて、ヒーロー渡海がメスを振るうことで大逆転を起こすわけです。

 さらに今回は、渡海はビビり高階にも見せ場を与えました。見栄っ張りで出世欲にまみれた高階でも「スナイプ」だけは使える。自ら目の前の患者を執刀しながら、隣のオペ室の手術の一部を高階に任せることで、ダメダメだった高階の価値を上げることにも成功しているんです。『キャプテン翼』でいえば、翼くんが石崎くんにパスを出してゴールを決めさせているわけです。

 この場面の段取りも、実によくできていました。石崎くん(高階)は、高速ドリブルで相手をゴボウ抜きにしたり、低い弾道のアーリークロスにバイシクルボレーを合わせてゴールに叩きこむことなんて天才的なことできません。でも、然るべきタイミングで足元に転がしてやれば、ゴールに流し込むことはできる。渡海は高階の「できること」と「できないこと」を見極めた上で、高階の今できるベストを引き出し、結果を出しました。これぞヒーロー、これぞキャプテン。

 このようなバトルシーンには、人物の背景や思想は必要ありません。そのバトルを描写するのに必要なだけの「力」や「技」といった実存的な前提条件と、ピンチを覆す逆転の方法だけ練っておけば成立するのです。逆にいえば、人物の背景や心情を徹底的に排除し、本来の力量と、各々が達成できる限界はどこまでなのかという厳密なラインだけ引いてあげることで、よりシーンの純度が上がる。純度が上がると、彼らがなぜ戦うか(なぜ執刀するか)という心の中の根っこの部分が浮き彫りになるんです。

 今回の渡海によるバトルは、掛け値なしで面白かったです。夢中で見ちゃった。先ほどは『キャプテン翼』を例に出しましたが、どちらかといえば『少林サッカー』(2001)に近い感触だったと思います。いやー、面白かった。参った。

 

■でも“イベント回”みたいなものだよね、今回は。

 それが医療現場の実際のところとどう違うとか、ただ日曜の夜に「あー明日から仕事だわー4連休明けとかつらいわー」とか言いながらビール片手にテレビを見ている視聴者には関係ありません。見終わった瞬間に細かいことは忘れるし、なんとなくバトルの爽快感だけ憶えておいて、気が向いたら来週も見るという、それだけのことです。テレビドラマって、本来そういうものだと思う。そういう意味で、よい回だったと思うんです。

 とはいえ、今回は特殊な回だったとも思います。ほぼ全編バトルだけで1時間というのは、お話の後半には持ってこられないはず。原作の改変について、今回はバトルにおける人物配置という要素でうまく作用しましたが、先行きどうなるかはもう少し話数を重ねてからじゃないと判断できないなーと思います。

 純度の高いバトルとしての手術シーンと、ニノ演じる渡海の可愛げ。この2つは間違いなく『ブラックペアン』の長所であると思うので、ドラマ方面のほぼオリジナルである「権力闘争のアレ」とか、原作のキモである「誰かのX線写真のペアンのアレ」についても、なんとかうまくやってほしいと思うところです。はい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

『ウチのガヤがすみません!』に生田斗真が登場! 5月8日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一

●V6

24:58~25:28 『アメージパング!』(TBS系)

●嵐

22:25~23:10 『グッと!スポーツ』(NHK総合) 相葉雅紀

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