志村けん、石橋貴明……赤字の元凶“日枝久人脈”を切れないフジテレビの暗黒ぶり

『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』『ウチくる!?』など、フジテレビを支えた長寿バラエティ番組が3月で終了となる。大幅な番組改編により立て直しを図るフジだが、その一方で、低視聴率が原因で打ち切りに踏みきった『みなおか』のとんねるず・石橋貴明を、4月から深夜枠で再起用。新番組をスタートさせることが決まった。

 この起用は、石橋と昵懇の仲である、フジの日枝久相談役の存在によるものだといわれている。日枝氏は昨年、相談役に退いたものの、いまだ隠然たる力を持っており、フジの“ドン”としてトップに君臨し続けている。

 日枝氏が編成局長時代、バラエティ番組『夕やけニャンニャン』にとんねるずがレギュラー出演し、爆発的な人気を集めた。社長になってからは『みなおか』が高視聴率を記録。とんねるずは絶頂期のフジを支えた功労者となり、中でも石橋は、食事やゴルフを通じて個人的にも日枝氏と親しい間柄となった。そのために、今回も宮内正喜社長が“忖度”して、石橋に新番組を用意したのだという。

 実はフジで優遇されているのは石橋だけではなく、志村けんもその一人である。正確に言うと、志村は石橋以上に優遇されており、志村自身だけでなく所属事務所のイザワオフィスも、その恩恵を受け続けているという。

 フジが不定期で年3回放送している『志村けんのバカ殿様』シリーズは、今年で32年目を迎える。スタート当時の1986年に最高視聴率27.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、年々数字が低下。3年前からは1ケタ台になり、その後も回復していない。また、志村はそれとは別に、番組名をころころ変えながら深夜帯で冠番組を持ち続けている。現在放送している『志村の夜』も、視聴率は1%台と厳しい数字である。

 つい最近、テレビ東京の深夜番組『ゴッドタン』で、おぎやはぎが「ベテランはどんどん、つまらなくなる」とコメントしたことがあった。暗に志村を指していると言われているが、もし、そうだとしたら、おぎやはぎの認識は甘い。もともと、志村は普段は面白くないのだ。

 筆者も何度か会ったことがあるが、酒を飲めば面白いが、普段はただのおっさんだ。『8時だョ!全員集合』(TBS系)などで見せるギャグは、リーダーだった故・いかりや長介の厳しい台本の読み合わせのもとで作り上げられたもので、志村はアドリブが利かない。そのため、いつもやることが同じである志村の番組は、どんどんつまらなくなるのも当然だ。大御所である志村に気を使って周りも盛り上げているが、フジの制作スタッフも、そのことは十分わかっているはず。

『バカ殿』と『志村の夜』の番組の企画・制作は、いずれも志村の所属するイザワオフィスが担っている。年3回の『バカ殿』の制作費は『みなおか』の数倍にのぼり、『志村の夜』とあわせ、イザワオフィスに支払われる企画制作料は莫大な金額になるという。そのため、現場サイドからは、何度も打ち切りを望む声が上がっていた。

 それでも、打ち切れないのは、やはり日枝氏とイザワオフィスの社長である井澤健氏の蜜月関係によるものだという。井澤氏が渡辺プロダクションに所属していた時代、『夜のヒットスタジオ』などの番組を通じて、日枝氏を含めたフジの上層部と関係を深めており、独立後もその関係を引きずっているのだ。このような悪しき関係を断ち切らない限り、志村を切ることはできない。石橋も然りだ。

 フジは坂上忍や梅沢富美男でお茶を濁す番組作りをしても、日枝氏が相談役から退かない限り、低視聴率地獄からは脱出できないだろう。
(文=本多圭)

志村けん、石橋貴明……赤字の元凶“日枝久人脈”を切れないフジテレビの暗黒ぶり

『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』『ウチくる!?』など、フジテレビを支えた長寿バラエティ番組が3月で終了となる。大幅な番組改編により立て直しを図るフジだが、その一方で、低視聴率が原因で打ち切りに踏みきった『みなおか』のとんねるず・石橋貴明を、4月から深夜枠で再起用。新番組をスタートさせることが決まった。

 この起用は、石橋と昵懇の仲である、フジの日枝久相談役の存在によるものだといわれている。日枝氏は昨年、相談役に退いたものの、いまだ隠然たる力を持っており、フジの“ドン”としてトップに君臨し続けている。

 日枝氏が編成局長時代、バラエティ番組『夕やけニャンニャン』にとんねるずがレギュラー出演し、爆発的な人気を集めた。社長になってからは『みなおか』が高視聴率を記録。とんねるずは絶頂期のフジを支えた功労者となり、中でも石橋は、食事やゴルフを通じて個人的にも日枝氏と親しい間柄となった。そのために、今回も宮内正喜社長が“忖度”して、石橋に新番組を用意したのだという。

 実はフジで優遇されているのは石橋だけではなく、志村けんもその一人である。正確に言うと、志村は石橋以上に優遇されており、志村自身だけでなく所属事務所のイザワオフィスも、その恩恵を受け続けているという。

 フジが不定期で年3回放送している『志村けんのバカ殿様』シリーズは、今年で32年目を迎える。スタート当時の1986年に最高視聴率27.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、年々数字が低下。3年前からは1ケタ台になり、その後も回復していない。また、志村はそれとは別に、番組名をころころ変えながら深夜帯で冠番組を持ち続けている。現在放送している『志村の夜』も、視聴率は1%台と厳しい数字である。

 つい最近、テレビ東京の深夜番組『ゴッドタン』で、おぎやはぎが「ベテランはどんどん、つまらなくなる」とコメントしたことがあった。暗に志村を指していると言われているが、もし、そうだとしたら、おぎやはぎの認識は甘い。もともと、志村は普段は面白くないのだ。

 筆者も何度か会ったことがあるが、酒を飲めば面白いが、普段はただのおっさんだ。『8時だョ!全員集合』(TBS系)などで見せるギャグは、リーダーだった故・いかりや長介の厳しい台本の読み合わせのもとで作り上げられたもので、志村はアドリブが利かない。そのため、いつもやることが同じである志村の番組は、どんどんつまらなくなるのも当然だ。大御所である志村に気を使って周りも盛り上げているが、フジの制作スタッフも、そのことは十分わかっているはず。

『バカ殿』と『志村の夜』の番組の企画・制作は、いずれも志村の所属するイザワオフィスが担っている。年3回の『バカ殿』の制作費は『みなおか』の数倍にのぼり、『志村の夜』とあわせ、イザワオフィスに支払われる企画制作料は莫大な金額になるという。そのため、現場サイドからは、何度も打ち切りを望む声が上がっていた。

 それでも、打ち切れないのは、やはり日枝氏とイザワオフィスの社長である井澤健氏の蜜月関係によるものだという。井澤氏が渡辺プロダクションに所属していた時代、『夜のヒットスタジオ』などの番組を通じて、日枝氏を含めたフジの上層部と関係を深めており、独立後もその関係を引きずっているのだ。このような悪しき関係を断ち切らない限り、志村を切ることはできない。石橋も然りだ。

 フジは坂上忍や梅沢富美男でお茶を濁す番組作りをしても、日枝氏が相談役から退かない限り、低視聴率地獄からは脱出できないだろう。
(文=本多圭)

ジャニーズJr.・HiHi Jet、メンバー増員で5人体制に? 「4人がいい」「加入ありがとう」と賛否両論

 井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、高橋優斗による4人組のジャニーズJr.内ユニット「HiHi Jet」。何度かメンバーの入れ替わりを経たのち、1年以上この4人体制で活動を行ってきたが、ここへ来てユニットに所属していなかった作間龍斗が“再加入”したのではないかと、ファンの間で話題になっている。

 HiHi Jetは2015年秋頃に誕生。「Myojo」2015年12月号(集英社)に井上、橋本、猪狩、羽場友紀、岩崎大昇の5人が登場した際、「新グループのHiHi JET」「全員ローラースケートで大ハシャぎしてきたよ! ローラー初心者の岩崎をひっぱる姿は、すでにチームワークばっちりです!」と紹介されていた。ところが、その後すぐに岩崎がメンバーから外れてしまい、残る4人が同年12月~16年1月上演の舞台『JOHNNYS’ World』に出演。この時はスポーツ紙などでも「ローラースケート新ユニット」と大々的に取り上げられたが、グループ名の表記は「HiHi Jet」に変わった上に、短期間での人数減少という、わだかまりの残るお披露目となった。

 さらに、16年の「Myojo」8月号では、「HiHi Jetに高橋優斗、浮所飛貴、作間龍斗の3人が加わり、HiHi Jetsとして進化した!」と、突如7人グループになったと発表されたことも。13年入所の作間にとっては、これが“Myojoデビュー”の記念号な上、「Myojo初登場」「グループ加入」と、いきなりの大出世をはたした。インタビュー内では井上が「さっくん(作間)は、『ジャニーズ銀座2016』でもいっしょにローラーしてたりして、前からメンバーじゃなかったっけって感じだよ(笑)」とコメントし、早くも打ち解けている様子を見せていたのだが……。

 その後、五十嵐玲央を含む8人体制で活動していた時期もあったが、同年9月に『JOHNNY’S ALL STARS ISLAND』(16年12月~17年1月)の開催が発表された時点で、再びグループ名は「HiHi Jet」に戻り、今度は初期メンバーだった羽場が漏れた代わりに、高橋が正式に加入。橋本、井上、猪狩、高橋の4人が先輩たちと帝国劇場の大舞台に立つ一方、羽場は17年2月頃をもってジャニーズ事務所を退所したとみられている。また、最初にグループを離れた岩崎や、一時的に参加した浮所は、16年11月に結成が明らかになったJr.内ユニット「東京B少年」のメンバーに選ばれ、現在も活動中。そんな中、ユニットに入らず無所属の状態が続いていた作間が、どうやらHiHi Jetに“復帰”するようだ。

 2月19日に行われた『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の収録にて、HiHi Jetの4人が作間とともにパフォーマンスを披露し、最後に高橋が「HiHi Jet“5人”、よろしくお願いします!」などと、あいさつしていたとか。番組を観覧したファンのレポートによれば、トークの中で増員についてはっきりと言及したワケではないそうだが、5人体制に伴い、着用する衣装の色にも一部変更があったとのこと。これらの状況を受け、Jr.ファンの間では「HiHi Jet、メンバー加入説あるけど、私は4人のままがいい。あの4人だからこそ、グループが成り立ってると思う」「HiHi Jet人数増えるの!? 4人とも仲良いし、それ以上増えても意味がわからないから4人のままでいい」といった否定的な声が噴出している。

 しかし、作間の場合は“出戻り”とあって、「『HiHi Jetの増員がイヤ』だとか、『作間くんいらない』とか言われてるけど、作間くん16年の夏にHiHi Jetsにいたじゃん。戻っただけなのに、なんで文句言うの」「作間くん、もともとHiHi Jetsだったのに、いきなり降ろされて。でもまたHiHi Jetのメンバーになって……おかえり!」「HiHiメンバーが作間くんのこと大好きで、仲良しなのはわかるから、“加入してくれてありがとう”って気持ち」「HiHi Jetsの時から一緒にやってきた作間くんなら、すばらしい5人グループができると確信してる」と、好意的な反応の方が多く出ていた。

 こうして幾多の変動を経験しつつ、成長を遂げているHiHi Jet。5人での活動は固定になるのか、それとも期間限定の措置なのかは不明だが、いずれにせよ彼らの今後の展開を温かく見守っていきたい。

嵐、新曲メイキング映像の「スマホにモザイク処理」が波紋! 「見られたら困る?」とファン怪訝

 嵐の新曲「Find The Answer」(2月21日発売)が、20日付のオリコンデイリーシングルランキングで堂々の首位を獲得。発売初日にして22万9,483枚を売り上げた一方で、初回限定盤のDVDに収録されているメイキング映像内の“モザイク”に、ファンの関心が集まっている。

 昨年11月発売のシングル「Doors~勇気の軌跡~」は初回限定盤1・2と通常盤の3種販売で、初日に32.1万枚を記録。初回限定盤と通常盤の2種のみの今作は、表題曲が松本潤主演の1月期ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』(TBS系)の主題歌で、通常盤の収録曲「白が舞う」は、櫻井翔がスペシャルキャスターを務める『ピョンチャン2018オリンピック』(日本テレビ系)のテーマソングに起用されている。

「新曲の初日売り上げは22.9万枚のため、前作の『Doors~』に比べてイマイチ数字が伸びていないように感じます。しかし、これは“嵐の人気が下がった”というよりも、販売形態が1種類少ないことが要因でしょう。とはいえ、5話までで15~18%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、高視聴率を連発しているドラマの主題歌にしては、緩やかなスタートとなりました」(ジャニーズに詳しい記者)

 初回盤DVDのメイキング映像では、メンバーがスマートフォンで“撮り合い”をする姿が収められており、ファンの間で「『Find The Answer』のメイキング、5人が仲良しでとにかく可愛い」「今回のメイキング最高だった。嵐のわちゃわちゃがたくさんあって癒やされた」と、大好評だ。

「メイキングでは、二宮和也が中心となってスマホを持ち、大野智や相葉雅紀らに接近して撮影する場面や、リラックスした5人の表情が垣間見えます。その中で、テーブルに置いてあるメンバー自身のスマホやゲーム機、メイキング用に支給されたとみられるスマホの画面にも、薄いモザイクがかかっていました。嵐といえば、昨年12月に相葉雅紀と一般女性の真剣交際が報じられましたが、どうやらこのスキャンダルがモザイク処理に影響を与えてしまった模様。『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』の通常盤に収録されている特典映像内で、相葉が持っているスマホのホーム画面が、彼女の愛犬のトイプードルではないかと、疑惑が浮上したんです」(同)

 その映像が注目されたのは今年に入ってからだったため、ネット上では「嵐のスマホ見事に隠されてて笑える」「嵐のスマホ、完全モザイク。トイプードル写真の特定事件があったからかな?」「ついにメンバーのスマホにモザイクがかかった。相葉ちゃんのトイプードル事件の影響?」「今のタイミングでスマホにぼかし入れたら、あれはやっぱり見られたら困るものだったんだなって思っちゃう」と、邪推する声が見受けられる。

 ファンの書き込みによれば、2015年5月発売のシングル「青空の下、キミのとなり」のメイキングでも同様の処置はあったようだが、“トイプードル騒ぎ”後のタイミングとあって、モザイクと相葉の一件を結びつけてしまうのも無理もない。

 こうして、さまざまな意味でファンの話題をさらっている「Find The Answer」。前作「Doors~」は初週に57.1万枚を売り上げていたが、新曲はこの記録を上回ることができるのだろうか。

性犯罪被害に遭っても証拠が残りにくい? 卑劣な「デートレイプドラッグ」の実態

 昨年、ジャーナリストの女性が過去に元TBSワシントン支局長の男性からデートレイプドラッグの被害を受けたと告発する本が出版されて、大きな話題になった。日本では、まだあまり一般に知られていない「デートレイプドラッグ」。しかし、アメリカでは、国や州単位で対策を進めているというほど深刻な問題となっているようだ。その被害の実態や対処法などを、性暴力救援センター・SARC東京の平川和子理事長に聞いた。

■「デートレイプドラッグ」は、誰でも容易に入手可能

 デートレイプドラッグとは、特定の薬品名を指すわけではなく、相手を性的搾取するために意識や抵抗力を奪い、昏睡状態にさせる薬物のこと。一般的に手に入れることが難しい違法なドラッグとは限らず、市販薬や病院で処方される睡眠薬など、比較的身近な薬もデートレイプドラッグに含まれる。市販されている薬物でも、アルコール飲料に混入するなど悪用のされかた次第で、コップ1杯程度で記憶や意識が飛んでしまうほどの作用があり、危険性は高い。

 警察が昨年度に初めてデートレイプドラッグの被害数を公表したが、その数は年間30件程度。当然ながら、実際には発覚していない事件がたくさんあるのが実情だろう。

 日本でデートレイプドラッグという言葉をよく耳にするようになったのはごく最近だが、手口としては昔からよく知られている話だと、平川氏は指摘する。

「睡眠薬やアルコール度数の高いお酒を飲まされて、記憶を失った隙に強姦被害に遭うというケースは以前からありました。最近になって、ようやくメディアでデートレイプドラッグ被害が大きく報道されるにつれて、その実態が多くの人に知られるようになったのが現状です」

■いつ、どこで、何に薬物が仕込まれるかが、あまりに巧妙

 平川氏が理事長を務めるSARC東京では、性暴力や性被害の相談を、24時間365日受け付けている。同センターのホームページ上でデートレイプドラッグ被害に関する啓発運動を始めてから約半年間で、すでに10数件の相談があり、その多くは20代の若い女性だという。彼女たちは実際、どのようなシチュエーションで、デートレイプドラッグ被害に遭ってしまったのだろうか?

「基本的には、お酒の場です。よくあるのは、大勢で飲んだ後に『2人で飲まない?』と誘われ、その次の場所でお酒に睡眠薬を仕込まれ、知らずに飲んでしまうケース。被害者側の女性も、まさか薬物が入っているとは思いませんから、なかなか気づきにくく、当然こうした薬物の不適切な使用だけでも犯罪です」

 酒以外にも、ソフトドリンクや健康ドリンク、コーヒー牛乳にまで薬物を入れられたり、食べ物に錠剤を砕いたものを振りかけられていたケースもあるという。また、加害者側が2人組もしくはそれ以上の集団で、綿密な計画を立てて実行することもあるそうだ。

「たとえば、バーのマスターと手を組んで、飲み物に睡眠薬を入れるという例もありますし、とにかく巧妙。加害者は、お酒を飲みに行ける関係でありつつ、被害者側の女性よりも上の立場であることが多く、その関係性を利用して卑劣な犯罪行為に及ぶケースが少なくないのです」

 デートレイプドラッグ犯罪は、初対面ではなく、ある程度の顔見知りによる犯行が多く、未然に防ぐことは難しいという。それでも何かできる対策はないのだろうか?

「第一に、怪しいものは飲まない、食べないようにすること。また、トイレから戻ってきたとき、飲み残したものは飲まないことが被害の予防になります。さらに、もしもトイレで被害に遭われたと思われる女性に出会った場合、救急車を呼ぶか、記憶がなくてもレイプ被害の支援を求めることができると伝えてあげてください」

 ただ、いくら気を使っていても、被害に遭ってしまうことはある。さらに、自分では予防したつもりでも、それが防げなかった場合、女性側に落ち度がまったくないにもかかわらず、自分を責める要因にさえなってしまうと、平川氏は指摘する。

 また、もしデートレイプドラッグ被害に遭ったと気づいたら、すぐに対応することが何より重要だという。

「ある時点からの意識がなくなっていて、身に覚えのない性行為による違和感が残っていたりするなど、デートレイプドラッグ被害に遭ったと感じたら、すぐに警察に通報し、採尿や採血を受けるようにしてください。尿や血液から薬物反応が出れば、特定の人物を容疑者とすることができ、性被害の事件化も可能になるかもしれません」

 一方、睡眠薬の場合は、体内から早く排泄され、証拠として残りづらいため、時間がたってしまってからでは、立件が難しくなるケースが多いといわれている。

 もし警察に抵抗があるなら、SARC東京のような民間のサポートセンターに連絡すれば、被害の確認や相談ができる。また、内閣府によれば、2018年2月現在、41都道府県に性被害ワンストップセンターが設置されており、20年までには全都道府県に整備される予定となっているので、以前よりは被害者支援の輪も広がりつつある。

 デートレイプドラッグが現実に存在する。そして、もし被害に遭ったとしても相談できる場所がある。これらを知っておけば、いざというとき、泣き寝入りせずにしっかりと自分の身を守ることにつながっていくだろう。
(福田晃広/清談社)

・性暴力救援センターSARC東京

8.6秒バズーカーのデマ否定動画、「純粋な日本人だから」に潜む差別意識

 「ラッスンゴレライ」のリズムネタで一世を風靡した8.6秒バズーカーが自身の公式youtubeチャンネルにて、インターネット上で囁かれている噂をはっきりと否定する「遂に真相をお話します。。。【8.6秒バズーカー】」という動画を1月19日にアップしていた。

 動画では冒頭で、8.6秒バズーカーが、全盛期時代に囁かれ凋落の結果になったとする、ネット上でのとある「噂」についての説明を行うのだが、動画では以下の通りに「噂」をまとめていた。

・コンビ名の「8.6秒」は「8月6日の原爆投下日」
・「ラッスンゴレライ」は、爆弾投下の号令「落寸号令雷」
・「ちょっと待って!」は爆撃機チョットマッテ号
・「説明してと言われましても意味わからんからできませーん!」は爆弾投下に対して日本国民に政府が説明できなかったこと
・揃いのサングラスはマッカーサーを意味する

 当時、これらの他にも様々な解釈が一部ネット上で披露されていた。それらは、無理矢理すぎるとして唾棄されることもあれば、その前提でネタとして楽しまれることもあったが、真実だとして信じる人びとも一部にいたように見受けられたし、「8.6秒バズーカーは反日芸人」だとして、非難を始める人びともいた。8.6秒バズーカーによれば、彼らが出演する番組のスポンサーにクレームがつけられ、番組が放送されないなどといったこともあったそうだ。

 この荒唐無稽な噂が出始めた頃、8.6秒バズーカーは「反応しなかったら勝手に落ち着くだろう」「これが有名税か」と考え放置していた。しかし、瞬く間にネット上で8.6秒バズーカーに関する書き込みが増え、解釈もどんどん複雑になり過激化していったという。

 8.6秒バズーカーは動画内で「そんなわけあるか!」「僕らは超アホ。暗号を散りばめて伏線引いて回収するネタが作れていたらもっと面白い漫才できてる」「ラッスンゴレライは何の意味もない思いつきワード」「8.6秒ははまやねんの50mのタイム」と、これらの噂をとんでもないデマとして、ひとつずつ丁寧に説明しながら否定している。

 一方、はまやねんが過去にツイッターで「もう日本オワタ。中国と韓国とロシアに一気に攻め込まれる(笑)植民地プギャア」と書き込んでいたことについては、「大学生の頃に、当時みていた2chの影響で、知識はないけど、政治的な発言をしたらかっこいい」と思って書き込んだものだという真相を話し、「政治的な知識もないのに適当にカッコつけてつぶやいてしまってすみませんでした」と謝罪していた。

 持ちネタやコンビ名の解釈だけでなく、これらの書き込みもまた8.6秒バズーカーが「反日芸人」であることの根拠とされていた。さらに、一部ユーザーからは、吉本興業のHPでふたりの出身地が「外国その他」になっている(少なくとも現在は大阪府で登録されているが)、ツイッターにハングルを使ったアカウントがあるという指摘も出るようになり、「8.6秒バズーカーは『反日芸人』」だけでなく「韓国人である」という噂も出回るようになっていた。

 ここから本題に入りたい。8.6秒バズーカーはツイッターなどで「日本から出て行け」「祖国に帰れ」といったコメントがあったことに対し、動画内で以下の発言をしている。

「僕たち両親ともに日本人で。本当に僕たち日本人です」

 ネット上では、保守的、右翼的な価値観を強くもつユーザーが、気に入らない人間を、韓国人や中国人など特定の国の人間と認定することがある。そうしたネットユーザーは、韓国人や中国人のレッテルを貼ることでその人を侮蔑できる、と考えているわけだ。

 wezzyでは過去に、『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に出演した千葉雄大が、MCの上田晋也から「コッチ((手のひらを顔のそばで返す。男性同性愛者を揶揄するジェスチャー)だよね?」と問われた際に、それを否定も肯定もしない対応をとったことを賞賛する記事を掲載した(上田晋也が同性愛者の揶揄を「イジリ」に使うことの問題性)。

 千葉雄大の対応が賞賛に値するのは、差別的に特定の属性を負のレッテルとして貼りつける人間と同じ土俵に上がっていない点にある。もしここで千葉が「やめてくださいよ、違いますよ」と否定していたら、千葉が「同性愛者は、否定しなければいけないネガティブなもの」であると考えていることになる。たとえ本人がそう考えていないのだとしても、結果的に、差別的発言を行う人びとと同じように、性的マイノリティへの差別に加担することになってしまう。

 8.6秒バズーカーがデマの被害者であることに間違いはない。実際、スポンサーにクレームを付けられ、収録した番組が放送されないなどの被害にもあっている。長い間放置してきたことによって、噂が過激なものになっていったという経緯もある。だからこそ彼らは噂を否定するために発言したのかもしれない。だが、「僕たち両親ともに日本人で。本当に僕たち日本人です」という発言は、「韓国人であることを否定しなければいけない」「韓国人でないのだから誹謗中傷を受けるいわれはない」という価値観の表明になってしまう。

 こうした指摘に対して、おそらく、「ただ事実を言ったに過ぎない。そういう風に受け止めるほうが差別的だ」と反応する人もいるだろう。しかし差別発言を考える際に重要なのは、発言者の「意図」ではない。文脈や状況といった背景を踏まえることにある。そして現在の日本は、残念ながら、なんら政治的な色もなく、「韓国人」「同性愛者」などを否定できるような状況にはない。

 もちろんなにより問題なのは、ネット上で拡散されていった荒唐無稽な噂であり、特定の属性をレッテルとして貼り付け差別的な発言を行う人びとであることに間違いない。

 8.6秒バズーカーだけでなく、有名人は様々な誹謗中傷に晒されやすい存在だ。横浜ベイスターズDeNA・井納翔一が、ネット上で行われた妻に対する中傷に対して訴訟を起こしたことが報じられているし、タレントの山里亮太も法的措置を検討していると言っている。一方、複数の加害者が逮捕されているにもかかわらず、現在も一部で殺人事件の実行犯であるという誹謗中傷が書き込まれているスマイリーキクチのような例もある。

 動画内で8.6秒バズーカーは視聴者に伝えたいこととして、「デマ被害は放置せずきちんと否定しよう」「さらに悪質な場合は法的な対処を行おう」といっていた。しかしデマを信じ切っている人びとや面白おかしくイジる人びとは、当人がどれだけデマを否定しても、そうした行動をやめることはないだろう。そして法的な対処が行われたとしても、誹謗中傷が完全に止むこともないのだろう。

 この惨状は放置し続けてよいものではない。そのためには名誉毀損などを厳罰化する、ネット上の設計を変更する、現行の理念だけ掲げ罰則規定のないヘイトスピーチ規制法を改正するなど、様々な手段が考えられる。だがなにより私たちがはじめにできるのは、ネット上の書き込みを素直に信じないこと、そして自ら誹謗中傷を書き込まないようにすることだ。特に後者は、今すぐに始められる簡単な方法のはずだ。ネット空間を、そして社会を自由で快適にする担い手の一人は私たちにある。

能年玲奈、波瑠、国仲涼子が根強い人気! 芳根京子、高畑充希は“不人気”……「好きな朝ドラヒロイン」ランキング

 1961年4月に、『娘と私』(北沢彪主演)で放送開始した、NHK連続ドラマ小説は、来年4月スタートの『夏空-なつぞら-』(広瀬すず主演)で区切りの100作目を迎える。そこで、オリコンスタイルが「好きな朝ドラヒロイン」を調査したところ、2013年前期『あまちゃん』の能年玲奈(現・のん)が圧倒的な強さで1位となった。

 当然、近年にオンエアされた作品のヒロインが、視聴者の記憶に新しいため、絶対的に有利。だが、『あまちゃん』は放送終了から、すでに4年5カ月もたっているだけに、その人気は不動のもののようだ。

 同ランキングは、2月2日から6日にかけて、全国の10代から50代のオリコンモニターを対象に調査したもの。能年は全世代で1位をマークし、得票率は20.9%で、断トツだった。

『あまちゃん』は、「じぇじゃじぇ」が流行語となり、ロケ地の岩手県久慈市に観光客が殺到するなどの社会現象を巻き起こし、性別や世代を問わず、愛された。平均視聴率は20.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、それほど高くはなかったが、当時は朝ドラ低迷期。同作をきっかけに朝ドラを見る層がグッと増え、その後の高視聴率につながっただけに、NHKへの貢献度は絶大なもの。ここから、能年のみならず、橋本愛、福士蒼汰、松岡茉優、有村架純らがブレークし、有望な若手を数多く輩出した。

 その後、能年は当時の所属事務所(レプロエンタテインメント)の方針で、ドラマ出演をセーブし、映画に軸足を置いたが、独立騒動が浮上し、事実上の休業状態に陥った。16年7月にレプロとの契約が終了したとして、個人事務所を設立したが、業界からは干されたままで、いまだ大きな表舞台には立てず。折しも、来年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』は、『あまちゃん』の宮藤官九郎氏が脚本を担当。橋本、勝地涼、ピエール瀧、杉本哲太、松尾スズキらの『あまちゃん』勢が多数キャスティングされているだけに、能年のサプライズ出演に期待したいものだが……。

 2位には、15年後期『あさが来た』の波瑠が11.2%を獲得して入った。同作は23.5%の高視聴率をマークし、全世代から高い支持を受けた。波瑠は演技力が評価されており、その後の活躍ぶりもうなずけるところ。

 3位には、前作『ひよっこ』(17年前期)の有村架純が10.2%でランクイン。終わって間もない作品とあって、これは当然の結果といえそう。有村は『あまちゃん』に出演し、朝ドラの視聴者層にはおなじみ。すでに民放ドラマや映画で主演を張った実績があり、『NHK紅白歌合戦』では16、17年と2年連続で紅組の司会を務めているだけに、票も伸びたようだ。

 4位には、01年前期『ちゅらさん』の国仲涼子(6.8%)が入った。同作は17年も前の作品だけに、その人気は相当根強いものだ。朝ドラ史上、まれにみる大ヒット作で、続編が第4弾まで放送され、国仲はまさに“国民的ヒロイン”となった。『ちゅらさん』のイメージが強すぎたためか、朝ドラ後、大成したとはいいがたいのが残念なところ。14年12月に向井理と結婚し、15年9月に第1子を出産。いったんは芸能界に復帰したが、昨年9月に第2子妊娠を発表し、再び産休に入った。いまだにこれだけの支持を受けているだけに、子育てがひと段落したら、本格復帰を願いたいものだ。

 以下、5位=13年後期『ごちそうさん』・杏(6.1%)、6位=12年前期『梅ちゃん先生』・堀北真希(5.2%)、7位=15年前期『まれ』・土屋太鳳(3.6%)、8位=16年前期『とと姉ちゃん』・高畑充希(3.2%)、9位=14年前期『花子とアン』・吉高由里子(3.1%)、10位=16年後期『べっぴんさん』・芳根京子(2.4%)の順。『あまちゃん』以降に限ると、14年後期『マッサン』のシャーロット・ケイト・フォックスのみが、トップ10から外れた。

 放送から年数がたった作品のヒロインは、下位になっても致し方ないが、前々作の芳根、その前の高畑がこの位置にいるのは、“不人気”ということなのだろう。高畑の『とと姉ちゃん』は、視聴率的には、単話での20%割れが2回だけと安定し、平均22.8%と高視聴率を記録した。だが、実際のところ、その前作『あさが来た』がよかったため、“視聴習慣”がしっかりできていて、その恩恵を受けたのかもしれない。芳根が演じたヒロインは、朝ドラでは珍しいお嬢様で、ほとんど苦労せずに事業で成功。視聴者も感情移入しづらく、終盤はネタ切れで内容も薄く、不評だったのが響いたのか・・・・・・。

 これまで、朝ドラでは、数多くの大女優を生み出した。その一方で、朝ドラ以降、伸び悩んだヒロインも多数存在する。現在放送中の『わろてんか』の葵わかなを含め、今後もヒロインたちの活躍ぶりを注視していきたい。
(文=田中七男)

「なんというジャニーズJr.感!」フィギュア銀・宇野昌磨をジャニヲタがロックオン

 平昌五輪フィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した宇野昌磨選手(トヨタ自動車)に漂う“ジャニーズ感”が、ジャニーズファンの間で話題だ。

「氷上で見せた力強いイメージとは違い、競技後のインタビューでは『このあとに表彰式があるんですか?』とキョトン顔を見せたり、大好きなゲームの話になると急に目を輝かせるなど、予測不能な宇野選手の魅力に魅せられる人が急増。マスコミによるコメント取り合戦も加熱しています」(スポーツ紙記者)

 そんな中、ジャニーズファンの間では、その顔立ちや表情の作り方、高めの声などが「ジャニーズJr.っぽい」と話題だという。

「ジャニヲタの間で“ジャニーズ顔”と話題の宇野選手ですが、特にジャニーズJr.内ユニット Travis Japanのメンバー・宮近海斗に似ているとの指摘が相次いでいる。確かに、顔の形やパーツがそっくりで、共に20歳と年齢も同じ。ネット上では『宇野くん、Jr.感漂ってて推せる』と沸いているようです」(芸能記者)

 また、メダル獲得後、宇野選手が羽生結弦選手から頭をくしゃくしゃっと撫でられ、共に喜んでいる様子が報じられると、ネット上では「なんというジャニーズ感!」「Youたちジャニーズ入っちゃいなよ!」「待ち受け画面にしたい」と、ジャニーズファンが盛り上がる一幕も。

「ジャニタレ以外のイケメン有名人に厳しい評価を下しがちなジャニヲタから、こんなにも支持を受ける宇野選手は、やはり“ジャニーズ感”に満ち溢れているのでしょう。また、羽生選手とのやり取りは、ジャニーズグループのライブに漂う“BL感”を彷彿とさせたようですね」(同)

 ジャニーズファンも太鼓判を押す“ジャニーズJr.感”を漂わせる宇野選手。本人は、この思わぬ角度からのフィーバーぶりをどう受け止めているのだろうか?

大量の「アリス・クラブ」が販売されていたことも……湘南堂だけじゃない!? 古書店で売られる“児童ポルノ”

 神保町・すずらん通りにある古書店「湘南堂書店」が児童ポルノを販売していたとして、店主ら3名が逮捕された事件が話題になっている。

 新聞各紙の報道によれば、同書店では写真集などを“プレミア価格”で販売。これが、タレコミによって当局の知るところとなったという。

 実写の少女ヌードなどを扱う、いわゆる“児童ポルノ”を販売することが法律で禁じられてから、来年でいよいよ20年を迎えようとしている。それでも古書店の店頭やネット販売で、現在では“児童ポルノ”として販売を禁じられている写真集や雑誌を見つけるケースは多い。

 ただ、今回の事件のように、それがロリコンにとっては大金を払ってでも欲しいということがわかった上で、プレミア価格をつけて販売している古書店というものは、少ないように見受けられる。

 以前、サブカルチャーに強い馴染みの古書店で「『ヘイ!バディー』は、まだ在庫にあるんじゃないの?』と聞いてみたことがある。「ヘイ!バディー」とは、白夜書房が発行していた、グラビアは少女ヌード、モノクロページはサブカル文化人の原稿だらけという伝説的雑誌。そのほとんどの号のグラビアは、ワレメ無修正である。すると店主はあきれた顔で、こう言った。

「あっても売れないよ……『ビリー』ならあるけど……」

 古書店でも「児童ポルノが含まれるものは、売ってはいけない」というのは常識。それでも、古書店の店頭や市場に出回ることは、けっこうある。

「だいたいは無意識で陳列したり、ネットに登録したりするものだけど……まあ、これくらいならいいか……と、売ってしまう古書店も、ままあるものです」(ある古書店主)

 最近は、古書の販売もネットが主流になりつつある。大量に扱う中で、チェックしきれないのだろう。特定のキーワードで検索していると、ときどき“児童ポルノ”に該当する写真集や雑誌が浮上してくる機会は多いものだ。

 それとは別に、店頭で大量に「児童ポルノ」が並んでいるところを、過去何度も見たことはある。一度、店員に聞いて見たことがあったが「大量に持ち込まれたので……」と言う。どうも、マニアが死んだか何かで遺品を整理していた家族が処分に困って持ち込んだようだった。その時並んでいたのは、大量の「アリス・クラブ」と「小説アリス」だったが。引き取ったから売るのも、どうかと思う。でも、死後、これを見つけた家族の心中を察するに痛い。

 結局のところ、警察当局による取り締まりの主眼は、現在もリアルタイムで被写体となる児童が虐待されている可能性がある部分に当てられている。それらは、主にネットを通じて取引されており、大量の犯罪者の摘発も容易だからだ。

 今回のように、あまりに堂々と販売している事例は、むしろレアケースだと思いたい。
(文=昼間たかし)