元極妻が教える「職質」の心がまえ――しつこく聞いてくる“おまわりさん”をかわす裏ワザ

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■元国家公安委員長が二度も職質を

 大阪で、職務質問を拒否してナイフを出した男に警察官が発砲……という事件がありましたね。もちろんナイフは持ってるだけでダメですが、この職務質問というのは、なかなか微妙な問題なので、ちょっとご紹介しますね。

 「職務質問」とは、「怪しい人間に対して質問できる」という意味で、法律(警察官職務執行法第2条1項)により定められています。あくまでも「質問」を「できる」だけで、強制ではありません。でも、事実上は強制に近いですね。

 とはいえ、私はされたことないんですよ。女性はラリってる時など特殊な場合を除き、ほとんどされないのだとか。知り合いの女性編集者さんは、深夜に脱走した猫ちゃんを探して、スッピン+ジャージ姿で懐中電灯とキャリーバッグを持って何度もウロウロするという不審な行動を取ったにもかかわらず、一度も職質されたことがないそうです。

 逆に、国家公安委員長だった白川勝彦元議員は、なんと二度も職質を受けているそうです。別に「顔が反社会」とかではないですし、現在は弁護士さんです。白川元議員は、公式サイトで「強引な質問は憲法違反」とバッサリ。

 そもそも国家公安委員長は警察庁を管理する立場なのに、末端の警察署員(ヤクザで言うなら「枝の若い者」)が顔を知らない……というのは、由々しき問題です。ヤクザだったら、指が何本あっても足りませんよ。ことほど、さように職質は「現場のフィーリング」に左右されるようです。

[button_more text=’イヤだなと思ったらアレを使う’]

 フィーリングですから、女性でも職質をされる可能性はゼロではありません。私も「その日」のために、いろいろ知識は仕入れております。

「ちょっと、いいですか?」

 突然、複数のおまわりさんに囲まれたら、悪いことをしてなくても、ドキっとしますよね。

「身分証明書とカバンの中身、見せてもらえます?」

 ここでバッグを勝手に開けようとするおまわりさんがいたら、インチキです。職質の場合は、本人が「見せる」のが前提だからです。これが面倒だったら、開けて見せてさっさと行くのもアリです。でも、深夜に近所のコンビニに行く時など、免許証などは持たずにスマホしか持ってないこともありますよね。

「イヤです」

 こう言ってみたら、どうでしょうか? おまわりさんたちの態度がイッキに硬化します。

「どうしてですか?」
「だって、任意ですよね?」
「そうですけど……。ご協力お願いしますよ」
「私のどこがアヤしいんですか?」
「……こんな時間にどちらへ?」
「言わなきゃダメですか?」

 さあこうなったら、ますます態度が硬化します。それで、なぜかおまわりさんは、こんな時は「こちらに話しかけながら近づいてくる」のだそうです。これは相当イヤですね。制服や背広はなかなかお洗濯できないから、臭いでしょうしね。

 でも、ここで「寄らないでください!」とか言って払いのけたら、公務執行妨害になるかもしれません。走って逃げたら追いかけてきますしね。そこで、スマホを出します。

「動画、撮ってもいいです?」

 警察も、拒否することはないようです。

「任意なのに、なぜ拒否できないのか、カメラの前で説明してもらえますか?」
「……」

 そこで「公開してもいいですか?」などと聞いてみましょう。ちなみにネットなどで「公務員に肖像権はないから、撮り放題&載せ放題」的なお話を見かけますが、それはウソで、肖像権はあるそうです。「このハゲー!」みたいなことがない限り、公開には先方の了承が必要です。

 まあここまでやるのは面倒……と思われたら、最初からサクッと受けるほうが早いですね。私も面倒くさいので、応じてしまうかもしれません。

男の子への性的搾取と、オンライン上の居場所

 男子高校生にわいせつ行為をしたある地方議員が、今年に入ってから遺体で見つかった。児童買春・ポルノ禁止法で逮捕され釈放された後に、車の中で自死してしまったらしい。同性間の性暴力やDVがあることの知られていない社会で加害者や被害者の性別があかされることは、私自身は一定の意味があることだと思う。議員であれば、実名報道されても仕方あるまい。ただ、ときどきこういう痛ましいことは起きる。不祥事や犯罪に対するペナルティに加えて「予期せぬアウティング」という制裁がついてくるというような。彼が命を絶った理由が他にいろいろあったとしても、ちょっと考えさせられる話だ。

 報道によるアウティングは、ときどき起きる。同性間DVで殺された被害者が実名報道されたこともあれば、猟奇的事件の被害者がトランスジェンダーでそのことが格好の週刊誌ネタになってしまったこともあった。つまり性的少数者はうっかり殺されてもいけない。まあ、そもそも犯罪被害に遭った際の実名報道なんて性的少数者でなくとも大多数の人は望んでいないので、どんな事件であったとしても「詳細をどこまで報じるのか」という根本的な問いはいつもあるのだけれど、いちおうメディアが事件を実名で報じるのには「そのことが公益にかなうため」という理由があるそうだ。それであるならば、今回このような事件がおきたという報道から私たちは何を読みとるべきなのだろうか。教訓は何だったろうか。そんなことに想いをはせる。

 今回の被疑者はインターネットを介して出会った高校生を買春したり、中学生にLINEで性的な画像を送らせたりしたことが報じられている。男性に惹かれる男の子たちがインターネットで自分探しをはじめると、すぐにアダルトコンテンツや出会い系掲示板にたどりついてしまうというのは、よくある話だ。ためしに「ゲイ 高校生」でネット検索してみると、みごとにアダルトコンテンツだらけで、ときどき「yahoo!知恵袋」などで「性行為目的じゃない仲間がほしい」と相談をしている子がいるのが切ない。

 英国のLGBT支援団体らによる調査では、10代の子どもたちが自分の性的な写真や動画を撮る割合はゲイやバイセクシュアル男性の場合は59%にのぼり、そのうちの47%がオンライン上で出会った見知らぬ相手にこれらを送ったことがあると回答している。同性が好きかもしれないと思ったときに、はじめて目にするコミュニティの「常識」が、あまりにセックスやルッキズムにかたよっていれば、そもそもゲイとはそのようなものだと思いこむ子どもたちもいるだろう。

 私が関わっているLGBT系ユースの団体「にじーず」のオンライン匿名質問箱には、「男らしくないとゲイはモテませんか」「ゲイはノンケより外見を気にしますか」といったコメントが寄せられる。男の子が好きな男の子であることと「だれかが作ったゲイの世界」の一員になることの間で引き裂かれている声にも聞こえる。いやなことはしなくていいよ、という声がもっとかれらには必要じゃないのか。きみは、きみのままでいいんだよ。

 昨今では「自殺 方法」「死にたい」などと検索すると、支援機関につなげられるようなオンラインサービスをしている団体があるらしい。特定非営利法人OVAでは「夜回り2.0」というキャッチーな言葉で、支援が必要な人へのオンライン上のアプローチが有効ではないかと提唱している。若者が検索するとエロコンテンツだらけのLGBTについても同じことが言えそうだ。最近知りあった英語圏の友人は、10代の頃にポルノサイトをのぞこうとして「18歳未満の人はこちら」とオンライン性教育サイト「scarlteen」を紹介されたことが役立ったといっていた。このサイトは多様な性にもひらかれていて、妊娠や恋人との付き合い方、ボディ・イメージなど、子どもたちの困りごとにもマッチしている。日本にもこんなサービスがほしいし、「ネットは危ない」だけでないインターネット活用の方法について議論していく必要があると思う。いろんな人のアイデアを聞いてみたい。

福山雅治主演、ジョン・ウー監督の映画『マンハント』がまったく話題にならず……黒歴史濃厚か

 福山雅治が初めて本格的なガンアクションに挑戦した、ジョン・ウー監督の映画『マンハント』。日本では2月9日に全国公開され、2月10日~2月16日の週間観客動員数ランキングでは初登場4位を記録、翌週のランキングは6位となった(興行通信社調べ)。日本を代表する人気俳優である福山の主演作としては、なんとも微妙な数字だ。

「世界的なアクション映画の監督であるジョン・ウーと福山のタッグということで、本当であれば話題性は十分。しかし、福山がツアー中ということもあり、公開時のプロモーションはそこまで積極的ではなく、波に乗れなかったという印象です」(映画関係者)

 1976年公開の高倉健の主演映画『君よ憤怒の河を渉れ』のリメイク作品となる『マンハント』。ロケは大阪で行われた。

「あまりにも話題になっていないからか、公開2周目になってから、ロケの秘話などを報じる記事がちょくちょく出るようになっています。福山とジョン・ウーでコケたとなったら映画会社としても大痛手ですからね」(同)

 そもそも、作品の評判はどうなのだろうか? ネット上では「午後ロークオリティ」「話がむちゃくちゃすぎて、ところどころでつい笑っちゃう」「いっそコメディ映画といってほしい」といった感想が投稿されている。

「ジョン・ウーらしいアクション映画です。設定にツッコミどころも多いですが、そういった突拍子もない空気感も含めて楽しむ作品だと思います」(同)

 しかし、その突拍子もない雰囲気が、福山のファン層に今ひとつフィットしていないようだ。芸能事務所関係者は、こう話す。

「福山のファンの多くは妙齢の女性。恋愛ドラマであれば、無条件に絶賛されていたかもしれません。でも、ぶっ飛んだアクション映画となると、劇場に足を運んだはいいが、魅力を理解できずに困惑するというパターンも多い。でも、福山のファンとして“つまんなかった”とは投稿できないから、スルーしてしまう。結果的にSNSへの投稿も少なく、話題にならないということなんでしょうね」

 このまま『マンハント』は、ヒットすることなく終わってしまうのだろうか……?

「下手をすれば、福山の黒歴史になってしまうかもしれない。福山サイドとしては、それだけは避けたいといったところでしょう。打ち切りになるまでは、メディア展開も含めて悪あがきが続くと思いますよ」(同)

 結婚してからというもの、人気の低下もささやかれている福山。『マンハント』が“凋落”の決定打にならなければいいが。