平昌五輪「日本人がメダルを獲ってから」しか注目しない……ゆがんだ日本のスポーツ中継

 連日、熱戦が繰り広げられている平昌オリンピック。2月23日現在までに獲得した金メダルが3個、銀は5個、銅は3個と、素晴らしい成績に、日本中が沸きに沸いている。

 しかし、不思議なのは、オリンピックがスタートするまでは、さほど盛り上がっていなかったこと。事前にオリンピック関連でテレビが報じたことといえば、どの局もどの番組も「北朝鮮美女応援団」のことばかり。

 他は、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手と、男子スキージャンプの“レジェンド”葛西紀明選手のことが少々触れられている程度に見えた。

 挙句、女子スピードスケート500メートルで金メダルが確実視されていた小平奈緒選手ですら、事前に取り上げられることはほとんどなく、1000メートルで銀を獲ってもなお報道は少なかった。にもかかわらず、500メートルで金メダルを獲得すると、途端に所属先の相澤病院のことが取り上げられ、Twitterのトレンド入りするなど、報道が盛り上がるという状態。

 もちろん地元の新聞などは以前からきちんと報道しているし、応援している人は誰でも知っている情報だが、フォームの変化についての解説なども含めて、テレビが取り上げるのは基本的に「メダルを獲ってから」。

 本来は事前に選手の情報がたくさんあったほうが、応援する側ももっと熱が入るというものなのに。

 いったいなぜテレビは「メダルを獲った後」しか注目しないのか。スポーツ系の番組に携わる放送作家は言う。

「テレビは基本的に『世の中が何を注目しているか』に沿って番組を作るからです。フィギュアスケートの羽生結弦選手にしても、ケガの具合がどうなっているかわからない状態でしたし、スキージャンプの葛西紀明選手にしても、『レジェンド』とはいえ、それほど世の中が注目していたわけではありませんでしたよね? 世間がオリンピック開催前に何を注目していたかというと、スポーツ以外で面白がれる部分、『北朝鮮』だったから、『北朝鮮美女応援団』ばかりを取り上げたわけです。スピードスケート小平選手のさまざまな物語だって、事前にテレビで流したところで、『知らない選手の物語』では世の中は見ない。『金メダリストの物語』だから途端に興味が湧くわけです。そもそもテレビをそれほどみんな見ていないですから、余計に事前に選手の情報を流したところで見ないですよね」

 また、男子フィギュアスケートで金メダル最有力と言われつつも、ショートプログラムで失敗→フリーで4回転ジャンプを5回成功させて1位を獲得、総合5位に巻き返したネイサン・チェン選手は、ネット上ではソチ五輪の浅田真央選手と重ね合わせて「ネイサン真央」とも言われ、大人気となった。にもかかわらず、テレビでは生中継以外、その演技の映像がほとんど流れていない。

 スピードスケート女子500メートルで小平選手とライバル関係にあり、銀メダルとなったイ・サンファ選手も、小平選手との仲の良さがネット上で話題になり、大盛り上がりとなった。しかし、テレビでは彼女自身についてはほとんど取り上げられていない。

 なぜなのか。前述の放送作家は言う。

「世間は『日本』にしか興味がないから、日本人しか映さないんです。日本人が世界で活躍するところは見たいし、ネットなどの反応で日本が世界から褒められている記事は読みたい。逆に、外国人が活躍しても見たいと思う人は少ないので、流しても視聴率がとれないんです」

 そういえば、日本人選手が男女ともにトップレベルで活躍するようになった卓球の国際試合も、テレビで見られる試合が増えている気がする。

 結局、「日本人が活躍すること」「日本人が好成績を挙げること」こそが世間の興味であり、「大会が始まる前に選手の情報が知りたい」とか「外国人選手の試合も観たい」とか思う一部の人は、専門誌や有料放送、ネットなどで自ら情報を集めるしかないのかも。

平昌五輪「日本人がメダルを獲ってから」しか注目しない……ゆがんだ日本のスポーツ中継

 連日、熱戦が繰り広げられている平昌オリンピック。2月23日現在までに獲得した金メダルが3個、銀は5個、銅は3個と、素晴らしい成績に、日本中が沸きに沸いている。

 しかし、不思議なのは、オリンピックがスタートするまでは、さほど盛り上がっていなかったこと。事前にオリンピック関連でテレビが報じたことといえば、どの局もどの番組も「北朝鮮美女応援団」のことばかり。

 他は、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手と、男子スキージャンプの“レジェンド”葛西紀明選手のことが少々触れられている程度に見えた。

 挙句、女子スピードスケート500メートルで金メダルが確実視されていた小平奈緒選手ですら、事前に取り上げられることはほとんどなく、1000メートルで銀を獲ってもなお報道は少なかった。にもかかわらず、500メートルで金メダルを獲得すると、途端に所属先の相澤病院のことが取り上げられ、Twitterのトレンド入りするなど、報道が盛り上がるという状態。

 もちろん地元の新聞などは以前からきちんと報道しているし、応援している人は誰でも知っている情報だが、フォームの変化についての解説なども含めて、テレビが取り上げるのは基本的に「メダルを獲ってから」。

 本来は事前に選手の情報がたくさんあったほうが、応援する側ももっと熱が入るというものなのに。

 いったいなぜテレビは「メダルを獲った後」しか注目しないのか。スポーツ系の番組に携わる放送作家は言う。

「テレビは基本的に『世の中が何を注目しているか』に沿って番組を作るからです。フィギュアスケートの羽生結弦選手にしても、ケガの具合がどうなっているかわからない状態でしたし、スキージャンプの葛西紀明選手にしても、『レジェンド』とはいえ、それほど世の中が注目していたわけではありませんでしたよね? 世間がオリンピック開催前に何を注目していたかというと、スポーツ以外で面白がれる部分、『北朝鮮』だったから、『北朝鮮美女応援団』ばかりを取り上げたわけです。スピードスケート小平選手のさまざまな物語だって、事前にテレビで流したところで、『知らない選手の物語』では世の中は見ない。『金メダリストの物語』だから途端に興味が湧くわけです。そもそもテレビをそれほどみんな見ていないですから、余計に事前に選手の情報を流したところで見ないですよね」

 また、男子フィギュアスケートで金メダル最有力と言われつつも、ショートプログラムで失敗→フリーで4回転ジャンプを5回成功させて1位を獲得、総合5位に巻き返したネイサン・チェン選手は、ネット上ではソチ五輪の浅田真央選手と重ね合わせて「ネイサン真央」とも言われ、大人気となった。にもかかわらず、テレビでは生中継以外、その演技の映像がほとんど流れていない。

 スピードスケート女子500メートルで小平選手とライバル関係にあり、銀メダルとなったイ・サンファ選手も、小平選手との仲の良さがネット上で話題になり、大盛り上がりとなった。しかし、テレビでは彼女自身についてはほとんど取り上げられていない。

 なぜなのか。前述の放送作家は言う。

「世間は『日本』にしか興味がないから、日本人しか映さないんです。日本人が世界で活躍するところは見たいし、ネットなどの反応で日本が世界から褒められている記事は読みたい。逆に、外国人が活躍しても見たいと思う人は少ないので、流しても視聴率がとれないんです」

 そういえば、日本人選手が男女ともにトップレベルで活躍するようになった卓球の国際試合も、テレビで見られる試合が増えている気がする。

 結局、「日本人が活躍すること」「日本人が好成績を挙げること」こそが世間の興味であり、「大会が始まる前に選手の情報が知りたい」とか「外国人選手の試合も観たい」とか思う一部の人は、専門誌や有料放送、ネットなどで自ら情報を集めるしかないのかも。

フジテレビ『隣の家族は青く見える』高畑淳子の“顔芸”が達者すぎ!

 ある集合住宅(コーポラティブハウス)を舞台に、そこに住む4組の「家族」の価値観の違いを軽やかに描く『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)。第6話の視聴率は5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)ですが、オリンピックの最中、ドラマは録画が増えるので、もはや視聴率に意味はないでしょう。前回から2カ月が経過した4家庭の現状から振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

■高畑淳子の表情だけで笑える

 

 大器(松山ケンイチ)の両親と妹夫妻が、前回生まれた子どものお宮参りの帰りに、大器と奈々(深田恭子)の住むコーポを訪ねて来る。鯛のお頭付きのお祝い膳で迎える古風な奈々。

 奈々が言った「子どもが生まれる事自体が奇跡」という言葉に感動し、琴音(伊藤沙莉)が命名したのは「真奈」という名前(ちなみにハワイ語でマナは奇跡という意味だとも)。その琴音は、旦那の啓太(前原滉)に対し「おむつ変えただけで『俺今日めっちゃがんばった』みたいになる」のが気にくわない。いわゆる産後から旦那への嫌悪感が強まる「産後クライシス」。後半に妊活クライシスにも触れる場面もあり、未経験にはピンとこない「危機」を、多少教材的にだが教えてくれる。

 前回、奈々らが不妊治療をしていることを知り、自分の無神経な振る舞いを涙ながらに後悔した聡子(高畑淳子)は、子どもの話題になるたびに逆に過剰にドギマギ。高畑の顔の芝居があまりに冴えまくるので、全員のシーンで、この人の表情だけ見てても面白い。高畑主演のコメディドラマが観たい。

 広瀬渉(眞島秀和)は独立し、自宅で仕事を開始。それに応じるように、慣れない家事や大検の資格を取ろうとしたりするパートナー・朔(北村匠海)。前回「あなたは彼にはふさわしくない」と広瀬の元同僚・長谷部(橋本マナミ)に言われたことが大きいようだ。

 そして、別れる寸前だったのに焼けボックリに火がつき燃え上がり、結局踏みとどまった川村亮司(平山浩行)と杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)の事実婚カップル。ちひろは同居しだした亮司の前妻との子ども・亮太に歩み寄ろうとするが、亮太は拒絶しているように見え、双方うまくいかない。そんな中、亮司はよきパパになろうとしすぎて亮太を過剰にかわいがり、それがちひろは気に食わない。

 なかなか深刻な環境だと思うのだが、ちひろと明るく喧嘩しつつ、たまにいちゃつく様子は重くなりすぎない。今回も、ぞんざいに扱われるちひろと高橋のバタ臭い演技がマッチ。コメディ時の篠原涼子を彷彿とさせ、ますます仕事を増やしそう。『ラストシンデレラ』(フジテレビ系)で共演してますね。

 ちひろ、奈々、朔の仲良し女子会も恒例化。

 夫婦になり「安心」してしまうことを回避するため事実婚にしたと語るちひろと、それに対し「選択して事実婚なのと、事実婚しか選択できないのは、また違う」という同性カップルの朔。「逆に婚姻届という拘束力のあるものが欲しい」と願うなど、それぞれの価値観を素直にぶつけ合える関係。仲よすぎて、どこか特典映像のアフタートークにすら見えてくる。誰しも、こうなれたらいいのだが。

 小宮山深雪(真飛聖)は、長女・優香(安藤美優)の成績が落ちたことで悲願の私立中学入学に焦りだす。深雪に秘密で友達とダンス練習をする優香と父親・真一郎(野間口徹)は理解し合っており、さきほどの女子会トーク仲間からも浮き立ち、深雪だけがドラマの中で浮いてきている。自分勝手な価値観を押し付けたり、他人の価値観を否定してしまったり、どうしても「加害者」的な見え方になってしまうが、どんどん孤立してしまうことで余計、自分の価値観に必死にすがろうとする様が痛々しく、悲しく見えてくる。価値観に縛られ、もがき苦しむ様に見える深雪と、どう接するべきか? そんな問いを投げかけられているようにも感じる。

 今回、優香と亮太が同じクラスになっていたことも判明。こっそり優香を隠し撮りするなど不審な行動も見せたが、この突然現れた亮太が小宮山家に風穴を開けてくれるのか。朔もそうだが、深雪の価値観をポーンと飛び越えていくような人物と触れ合わせてほしい。すっかり「悪者」な深雪に、ドラマ後期、改心させるとかそんな単純なことではなく、もっと多くの人が感情移入してしまうような作りになってほしいし、時折その気配も感じる。

 今回、琴音が慣れない育児で必死になり、周りを全て敵としてみてしまうような場面があるのだが、深雪も真一郎が単身赴任している中、こうして苦労して必死に育児をしてきたのかと思うと素直に憎めない。

 ちなみに、優香の友人が、ダンスをしていることを亮太が親(深雪)にばらさないように「念のため口止めしときなよ」と優香にけしかけるのが、どこか残酷で笑いました。

■奈々の4度目の人工授精の結果は?

 

 一方、不妊治療のために仕事を調整しているのだが、それが言えないため、ついに理解ありそうだった上司に「やる気ないスタッフ雇ってるほど余裕ないんだよね」とまで言われてしまう奈々。他の同僚が妊娠したため人手が足りないらしく「こういうのってお互い様だから」と、あまりに悲しい言葉まで言われてしまう。他人を理解することの難しさ。自分の立場も言いたいが、いろいろ考えると奈々は言えないし、言わない人だろう。気遣いから我慢したり言えない人が損をしてしまう仕組みをヒリヒリと見せる。同じことを自分は誰かにしてしまっていないか? と考えてしまう。

 足を骨折した母親を見舞うため実家を訪ねるも、結婚や孫を強くせっつかれてしまう広瀬。後輩のふりして付いていった朔は、ゲイであることを告白しないことが親に対し残酷だと言い、広瀬は隠し通すことこそが親孝行だと言う。どちらが正解か、答えはない。どちらの価値観もあることを認識するのが正解なのかもしれない。カミングアウトするかしないかのスタンスで、たびたびぶつかる広瀬と朔だが、今回は親がいない朔の気持ちも影響しているようだ。広瀬の実家に着いた当初、柱に隠れるように所在無げにしていた朔。他人からの見え方にこだわってしまう深雪とは真逆で、しがらみから自由で、身軽で、それが強さにも見えたりもする朔だが、本人はその価値には気づいておらず、すぐ子どものようにヘソを曲げたりもする。代わる代わる他人の側面を見せるドラマだからこそ気づかせてくれる幸せのあり方。幸せの青い鳥の童話じゃないが、隣の芝だけでなく自分の家の芝の青さに気付けたらいいのだが。

 ちょっとしたミスだけで急に母親としての自信をなくし、弱音をぶちまけてしまう琴音。できちゃっただけで「子どもなんて欲しくなんてなかった」と感情だけで口走る琴音に平手打ちを食らわせる聡子。横にいる奈々を思っての行為だ。

「世の中には赤ちゃんが欲しくたってできない人だっているんだよ」「謝んなさい!」と泣きながら、ただならぬ気迫で迫る聡子に思わず「……誰によ?」と聞いてしまう琴音。このシーン、感動したという声も多いし、もちろんその意図はあるのだろうが、同時に少しだけ笑わそうとしている。このバランスが綺麗だし、挑戦的だ。

 あからさまな聡子の態度で、奈々は自分の不妊治療を聡子が知ってることに気づく。

 子どもをせっついたことを謝り「子どもができようができまいが、そんなことどうだっていいの、あんたちが幸せに暮らしてたらそれでいいのよ」と心から奈々に訴える聡子。真っ先に今ある目の前の幸せに気付けたのは聡子なのかもしれない。

 少しずつ、登場人物の悩みの裏側が見えてきたシリーズ中盤。価値観の違う人物と人物が触れ合うことが毎回新鮮に楽しみで、絡んでない人同士をつい考えてしまう。

 ちひろが触れようとすると激怒していたスマホを深夜に握りしめ、事故で急死した母親からの何気ない留守電の声をヘッドホンで繰り返し聴き涙する亮太には、親がそもそもいない朔がきっと寄り添ってくれるだろう。

 そして4回目の人工授精も残念な結果に終わってしまった奈々。大器が不倫? 浮気? のように訪ねた女性は誰なのか? ひやひやしながら次週を待ちたいと思います。
(文=柿田太郎)

 

フジテレビ『隣の家族は青く見える』高畑淳子の“顔芸”が達者すぎ!

 ある集合住宅(コーポラティブハウス)を舞台に、そこに住む4組の「家族」の価値観の違いを軽やかに描く『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)。第6話の視聴率は5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)ですが、オリンピックの最中、ドラマは録画が増えるので、もはや視聴率に意味はないでしょう。前回から2カ月が経過した4家庭の現状から振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

■高畑淳子の表情だけで笑える

 

 大器(松山ケンイチ)の両親と妹夫妻が、前回生まれた子どものお宮参りの帰りに、大器と奈々(深田恭子)の住むコーポを訪ねて来る。鯛のお頭付きのお祝い膳で迎える古風な奈々。

 奈々が言った「子どもが生まれる事自体が奇跡」という言葉に感動し、琴音(伊藤沙莉)が命名したのは「真奈」という名前(ちなみにハワイ語でマナは奇跡という意味だとも)。その琴音は、旦那の啓太(前原滉)に対し「おむつ変えただけで『俺今日めっちゃがんばった』みたいになる」のが気にくわない。いわゆる産後から旦那への嫌悪感が強まる「産後クライシス」。後半に妊活クライシスにも触れる場面もあり、未経験にはピンとこない「危機」を、多少教材的にだが教えてくれる。

 前回、奈々らが不妊治療をしていることを知り、自分の無神経な振る舞いを涙ながらに後悔した聡子(高畑淳子)は、子どもの話題になるたびに逆に過剰にドギマギ。高畑の顔の芝居があまりに冴えまくるので、全員のシーンで、この人の表情だけ見てても面白い。高畑主演のコメディドラマが観たい。

 広瀬渉(眞島秀和)は独立し、自宅で仕事を開始。それに応じるように、慣れない家事や大検の資格を取ろうとしたりするパートナー・朔(北村匠海)。前回「あなたは彼にはふさわしくない」と広瀬の元同僚・長谷部(橋本マナミ)に言われたことが大きいようだ。

 そして、別れる寸前だったのに焼けボックリに火がつき燃え上がり、結局踏みとどまった川村亮司(平山浩行)と杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)の事実婚カップル。ちひろは同居しだした亮司の前妻との子ども・亮太に歩み寄ろうとするが、亮太は拒絶しているように見え、双方うまくいかない。そんな中、亮司はよきパパになろうとしすぎて亮太を過剰にかわいがり、それがちひろは気に食わない。

 なかなか深刻な環境だと思うのだが、ちひろと明るく喧嘩しつつ、たまにいちゃつく様子は重くなりすぎない。今回も、ぞんざいに扱われるちひろと高橋のバタ臭い演技がマッチ。コメディ時の篠原涼子を彷彿とさせ、ますます仕事を増やしそう。『ラストシンデレラ』(フジテレビ系)で共演してますね。

 ちひろ、奈々、朔の仲良し女子会も恒例化。

 夫婦になり「安心」してしまうことを回避するため事実婚にしたと語るちひろと、それに対し「選択して事実婚なのと、事実婚しか選択できないのは、また違う」という同性カップルの朔。「逆に婚姻届という拘束力のあるものが欲しい」と願うなど、それぞれの価値観を素直にぶつけ合える関係。仲よすぎて、どこか特典映像のアフタートークにすら見えてくる。誰しも、こうなれたらいいのだが。

 小宮山深雪(真飛聖)は、長女・優香(安藤美優)の成績が落ちたことで悲願の私立中学入学に焦りだす。深雪に秘密で友達とダンス練習をする優香と父親・真一郎(野間口徹)は理解し合っており、さきほどの女子会トーク仲間からも浮き立ち、深雪だけがドラマの中で浮いてきている。自分勝手な価値観を押し付けたり、他人の価値観を否定してしまったり、どうしても「加害者」的な見え方になってしまうが、どんどん孤立してしまうことで余計、自分の価値観に必死にすがろうとする様が痛々しく、悲しく見えてくる。価値観に縛られ、もがき苦しむ様に見える深雪と、どう接するべきか? そんな問いを投げかけられているようにも感じる。

 今回、優香と亮太が同じクラスになっていたことも判明。こっそり優香を隠し撮りするなど不審な行動も見せたが、この突然現れた亮太が小宮山家に風穴を開けてくれるのか。朔もそうだが、深雪の価値観をポーンと飛び越えていくような人物と触れ合わせてほしい。すっかり「悪者」な深雪に、ドラマ後期、改心させるとかそんな単純なことではなく、もっと多くの人が感情移入してしまうような作りになってほしいし、時折その気配も感じる。

 今回、琴音が慣れない育児で必死になり、周りを全て敵としてみてしまうような場面があるのだが、深雪も真一郎が単身赴任している中、こうして苦労して必死に育児をしてきたのかと思うと素直に憎めない。

 ちなみに、優香の友人が、ダンスをしていることを亮太が親(深雪)にばらさないように「念のため口止めしときなよ」と優香にけしかけるのが、どこか残酷で笑いました。

■奈々の4度目の人工授精の結果は?

 

 一方、不妊治療のために仕事を調整しているのだが、それが言えないため、ついに理解ありそうだった上司に「やる気ないスタッフ雇ってるほど余裕ないんだよね」とまで言われてしまう奈々。他の同僚が妊娠したため人手が足りないらしく「こういうのってお互い様だから」と、あまりに悲しい言葉まで言われてしまう。他人を理解することの難しさ。自分の立場も言いたいが、いろいろ考えると奈々は言えないし、言わない人だろう。気遣いから我慢したり言えない人が損をしてしまう仕組みをヒリヒリと見せる。同じことを自分は誰かにしてしまっていないか? と考えてしまう。

 足を骨折した母親を見舞うため実家を訪ねるも、結婚や孫を強くせっつかれてしまう広瀬。後輩のふりして付いていった朔は、ゲイであることを告白しないことが親に対し残酷だと言い、広瀬は隠し通すことこそが親孝行だと言う。どちらが正解か、答えはない。どちらの価値観もあることを認識するのが正解なのかもしれない。カミングアウトするかしないかのスタンスで、たびたびぶつかる広瀬と朔だが、今回は親がいない朔の気持ちも影響しているようだ。広瀬の実家に着いた当初、柱に隠れるように所在無げにしていた朔。他人からの見え方にこだわってしまう深雪とは真逆で、しがらみから自由で、身軽で、それが強さにも見えたりもする朔だが、本人はその価値には気づいておらず、すぐ子どものようにヘソを曲げたりもする。代わる代わる他人の側面を見せるドラマだからこそ気づかせてくれる幸せのあり方。幸せの青い鳥の童話じゃないが、隣の芝だけでなく自分の家の芝の青さに気付けたらいいのだが。

 ちょっとしたミスだけで急に母親としての自信をなくし、弱音をぶちまけてしまう琴音。できちゃっただけで「子どもなんて欲しくなんてなかった」と感情だけで口走る琴音に平手打ちを食らわせる聡子。横にいる奈々を思っての行為だ。

「世の中には赤ちゃんが欲しくたってできない人だっているんだよ」「謝んなさい!」と泣きながら、ただならぬ気迫で迫る聡子に思わず「……誰によ?」と聞いてしまう琴音。このシーン、感動したという声も多いし、もちろんその意図はあるのだろうが、同時に少しだけ笑わそうとしている。このバランスが綺麗だし、挑戦的だ。

 あからさまな聡子の態度で、奈々は自分の不妊治療を聡子が知ってることに気づく。

 子どもをせっついたことを謝り「子どもができようができまいが、そんなことどうだっていいの、あんたちが幸せに暮らしてたらそれでいいのよ」と心から奈々に訴える聡子。真っ先に今ある目の前の幸せに気付けたのは聡子なのかもしれない。

 少しずつ、登場人物の悩みの裏側が見えてきたシリーズ中盤。価値観の違う人物と人物が触れ合うことが毎回新鮮に楽しみで、絡んでない人同士をつい考えてしまう。

 ちひろが触れようとすると激怒していたスマホを深夜に握りしめ、事故で急死した母親からの何気ない留守電の声をヘッドホンで繰り返し聴き涙する亮太には、親がそもそもいない朔がきっと寄り添ってくれるだろう。

 そして4回目の人工授精も残念な結果に終わってしまった奈々。大器が不倫? 浮気? のように訪ねた女性は誰なのか? ひやひやしながら次週を待ちたいと思います。
(文=柿田太郎)

 

人助けよりSNS優先……目前で男に襲われ泣き叫ぶ少女を放置して動画撮影する人々

 誰もが、いつでもどこでもスマホを使って写真や映像を撮り、それをすぐさまネットにアップする現代だが、その弊害を象徴するような事件が中国で起こった。

 2月上旬、広東省梅州市にある田舎町の路上で、10代の少女が中年の男にいきなり押し倒された。少女は泣き叫んで抵抗したものの、男は少女を離すことなく、路上で抱きついたままだった。

 そのすぐ近くに人がいたようだが、誰も助けない。それどころか、少女が押し倒されて泣き叫んでいるところを、スマホで撮影していたようだ。その映像がネットに流されている。

 その映像を見ると、少女は泣きながら「抱きついて何するのよ!」と叫ぶが、男は「何もしてない。ただちょっと抱きついているだけだ」と言い、抵抗する少女の手を払いのけ、少女に強引にキスをしようとする。その映像を撮影している人間は、少女を助けることなく、ただその模様を撮影し続けるのみ。

 ようやく警察が駆けつけ、少女は助けられたが、少女は地面に座り込み、大声で泣き続けていた。

 この映像を見た中国のネット民たちは、この場にいた人たちに対して呆れるばかりのようだった。

「女の子がこんなに泣き叫んでいるのに誰も助けもしないとは……」
「これを撮影していたヤツに人間性っていうものはあるのか?」
「撮影していたヤツだけじゃない、周りにいたヤツら全員がゴミだな」

 中国の農村といえば、人間関係が濃く、おせっかいなほど他人に関心を持つ人が多かったはずだが、スマホやSNSがそういった人たちの心をここまで変えてしまったのだろうか。過剰なデジタル依存により、目の前で起こっている出来事をリアルなものとして感じることがなくなり、自分とは直接関係のない、テレビや映画の映像のように感じているのかもしれない。
(文=佐久間賢三)

 

人助けよりSNS優先……目前で男に襲われ泣き叫ぶ少女を放置して動画撮影する人々

 誰もが、いつでもどこでもスマホを使って写真や映像を撮り、それをすぐさまネットにアップする現代だが、その弊害を象徴するような事件が中国で起こった。

 2月上旬、広東省梅州市にある田舎町の路上で、10代の少女が中年の男にいきなり押し倒された。少女は泣き叫んで抵抗したものの、男は少女を離すことなく、路上で抱きついたままだった。

 そのすぐ近くに人がいたようだが、誰も助けない。それどころか、少女が押し倒されて泣き叫んでいるところを、スマホで撮影していたようだ。その映像がネットに流されている。

 その映像を見ると、少女は泣きながら「抱きついて何するのよ!」と叫ぶが、男は「何もしてない。ただちょっと抱きついているだけだ」と言い、抵抗する少女の手を払いのけ、少女に強引にキスをしようとする。その映像を撮影している人間は、少女を助けることなく、ただその模様を撮影し続けるのみ。

 ようやく警察が駆けつけ、少女は助けられたが、少女は地面に座り込み、大声で泣き続けていた。

 この映像を見た中国のネット民たちは、この場にいた人たちに対して呆れるばかりのようだった。

「女の子がこんなに泣き叫んでいるのに誰も助けもしないとは……」
「これを撮影していたヤツに人間性っていうものはあるのか?」
「撮影していたヤツだけじゃない、周りにいたヤツら全員がゴミだな」

 中国の農村といえば、人間関係が濃く、おせっかいなほど他人に関心を持つ人が多かったはずだが、スマホやSNSがそういった人たちの心をここまで変えてしまったのだろうか。過剰なデジタル依存により、目の前で起こっている出来事をリアルなものとして感じることがなくなり、自分とは直接関係のない、テレビや映画の映像のように感じているのかもしれない。
(文=佐久間賢三)

 

公立校にはない自由な校風が個性を生む? “変わった学校”に通っていた売れっ子芸能人たち!

 今をときめく売れっ子芸能人の中には、幼少時から変わった校風の学校に通っていた者がいる。

 まずは俳優の斎藤工。斎藤の父親は映画関係の会社に勤めていた映画好きらしく、斎藤はインタビューにて、「自分の家は“衣食住”のように映画が生活の中に溶け込んでいた」と語っている。母親も自由な人物のようで、斎藤はテレビにて両親には放浪癖があると暴露。メキシコに行っていたり、グアテマラに住んでいたなどと明かしている。そんな型破りな両親の教育方針で、斎藤は幼少のころからシュタイナー教育に接しており、当時高田馬場にあった「東京シュタイナーシューレ」という学校に幼児クラスから小学6年生まで在籍。シュタイナー教育とは、オーストリア生まれの哲学者、ルドルフ・シュタイナー博士によって提唱されたもので、幼児期は健康な身体を作るのが第一との考えで7歳になるまで文字や数字を教えないというのびのびとした教育法。

斎藤は母校をかなり愛しているようで、シュタイナー学園のHPの卒業生インタビューでは「シュタイナー教育というベースがあるから、今の自分は、すごく柔軟に冷静に俳優という職業を楽しめている」と語っている。

 また、ミュージシャンの星野源も、校則やテストがないというユニークな校風の、埼玉県飯能市にある私立校「自由の森学園中学・高等学校」出身。自由の森学園は学力重視の教育にアンチテーゼを唱えており「数字で成績をつけない」「定期テストを行わない」といった教育方針をとっていることで有名なところだ。

 卒業生は星野のほかにタレントのユージや俳優の吉岡秀隆などがおり、クリエイティブな人材を多数輩出。星野はWEBサイト「日経ビジネスオンライン」に掲載されたCMプランナー・澤本嘉光との対談にて「僕は授業中にずっと、ギターの練習とか芝居の稽古とかをやっていた」と母校での思い出を語っている。

 そして、自由の森学園と同じく、多数の芸能人を輩出している学校が和光学園だ。この学校は幼稚園から大学院までを運営する私立の学校法人。「個性を伸ばす教育」をモットーにした自由な校風で、芸能人の子どもが多数通うことでも知られている。

「芸能人のお子さんたちに対してさまざまな配慮をしてくれることから“芸能人御用達”の学校といわれています。Mr.Childrenの桜井和寿さんや、広末涼子さん、千秋さんがお子さんを通わせていますね。卒業生には小沢健二さんやダウンタウンの浜田雅功さんの息子でミュージシャンのハマ・オカモトさん、土屋太鳳さんなどがいます」(芸能事務所勤務)

 小さい頃から自由な教育を受けていたほうが大人になってから大成する!?

公立校にはない自由な校風が個性を生む? “変わった学校”に通っていた売れっ子芸能人たち!

 今をときめく売れっ子芸能人の中には、幼少時から変わった校風の学校に通っていた者がいる。

 まずは俳優の斎藤工。斎藤の父親は映画関係の会社に勤めていた映画好きらしく、斎藤はインタビューにて、「自分の家は“衣食住”のように映画が生活の中に溶け込んでいた」と語っている。母親も自由な人物のようで、斎藤はテレビにて両親には放浪癖があると暴露。メキシコに行っていたり、グアテマラに住んでいたなどと明かしている。そんな型破りな両親の教育方針で、斎藤は幼少のころからシュタイナー教育に接しており、当時高田馬場にあった「東京シュタイナーシューレ」という学校に幼児クラスから小学6年生まで在籍。シュタイナー教育とは、オーストリア生まれの哲学者、ルドルフ・シュタイナー博士によって提唱されたもので、幼児期は健康な身体を作るのが第一との考えで7歳になるまで文字や数字を教えないというのびのびとした教育法。

斎藤は母校をかなり愛しているようで、シュタイナー学園のHPの卒業生インタビューでは「シュタイナー教育というベースがあるから、今の自分は、すごく柔軟に冷静に俳優という職業を楽しめている」と語っている。

 また、ミュージシャンの星野源も、校則やテストがないというユニークな校風の、埼玉県飯能市にある私立校「自由の森学園中学・高等学校」出身。自由の森学園は学力重視の教育にアンチテーゼを唱えており「数字で成績をつけない」「定期テストを行わない」といった教育方針をとっていることで有名なところだ。

 卒業生は星野のほかにタレントのユージや俳優の吉岡秀隆などがおり、クリエイティブな人材を多数輩出。星野はWEBサイト「日経ビジネスオンライン」に掲載されたCMプランナー・澤本嘉光との対談にて「僕は授業中にずっと、ギターの練習とか芝居の稽古とかをやっていた」と母校での思い出を語っている。

 そして、自由の森学園と同じく、多数の芸能人を輩出している学校が和光学園だ。この学校は幼稚園から大学院までを運営する私立の学校法人。「個性を伸ばす教育」をモットーにした自由な校風で、芸能人の子どもが多数通うことでも知られている。

「芸能人のお子さんたちに対してさまざまな配慮をしてくれることから“芸能人御用達”の学校といわれています。Mr.Childrenの桜井和寿さんや、広末涼子さん、千秋さんがお子さんを通わせていますね。卒業生には小沢健二さんやダウンタウンの浜田雅功さんの息子でミュージシャンのハマ・オカモトさん、土屋太鳳さんなどがいます」(芸能事務所勤務)

 小さい頃から自由な教育を受けていたほうが大人になってから大成する!?

【本日発売】J-GENERATION 4月号は、Hey!Say!JUMP『I/Oth』を大特集! 嵐カップリング&キンプリの軌跡も収録!

 毎月23日発売。ジャニーズアイドルたちの“素顔”がいっぱい!

CONTENTS
Hey! Say! JUMP 
I/Oth Anniversary Tour 2017-2018・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1P~
セットリスト・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8P~
MC いいとこどり!・・・・・・・・・・・・・・・・10P~
山田涼介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12P~
知念侑李・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14P~
中島裕翔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16P~
岡本圭人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18P~
有岡大貴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20P~
髙木雄也・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22P~
伊野尾慧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24P~
八乙女光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26P~
薮宏太・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28P~

ARASHI
カップリングお蔵出し① 大野智×松本潤なかよしフォトコレクション・・30P~

KinKi Kids
Concert 20.2.21 ~ Everything happens for a reason ~・ ・・・・・・42P~
MC いいとこどり!・ ・・・・・・・・・・・・・・48P~
堂本光一・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50P~
堂本剛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51P~
キレのあるダンスでふたりを
バックアップした“ふぉ~ゆ~”!・ ・・・52P~

ジャニーズ基礎のキソ Vol.46
ジャニーズ ケガと病気のエピソード・ ・・・・・・・・・・・・・・54P~
亀梨和也/塚田僚一/堂本剛/三宅健/大倉忠義/木村拓哉/国分太一/中居正広/今井翼/
河合郁人/相葉雅紀

関ジャニ∞ ジャニーズカウントダウン2017 ー2018・・・・・・・66P~
渋谷すばる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71P~
村上信五・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72P~
横山裕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73P~
錦戸亮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74P~
安田章大・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75P~
大倉忠義・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76P~
丸山隆平・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77P~

King & Prince
祝・CD デビュー! デビューまでの軌跡・・・・・・・・・・・・・・78P~
2015 「Mr.King vs Mr.Prince」が誕生!・・79P~
2016 「Mr.KING」と「Prince」に派生・ ・・・・・80P~
2016 チーム一丸となり舞台の中心的存在に・・・・81P~
2017 セクシーなパフォーマンスで魅了!・・・・・・82P~
2017 伝統ある帝劇でその実力を発揮・ ・・・・・・・84P~
永瀬廉・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86P~
平野紫耀・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87P~
髙橋海人・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88P~
岸優太・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89P~
神宮寺勇太・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90P~
岩橋玄樹・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91P~

懐かしMC プレイバック! Vol..36 KAT-TUN・ ・・・・・・・・・・・92P~
KAT-TUN SPECIAL TOKYODOME CONCERT Debut “Real Face” 2006 年3 月17 日 東京ドーム
TOUR 2007 cartoon KAT-TUN II You 2007 年6 月2 日 東京ドーム

■立ち読みはこちら

 

カテゴリー: 未分類

平昌五輪カーリング女子とYOSHIKIが引き起こした“現象”の共通点

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎カーリングバブル
 この原稿は、“ギャル曽根”率いる韓国チームとの大一番の前日に書いているのだが。勝っても負けても、さらに人気爆発、カーリング女子か。

 もぐもぐタイムで食べていた「赤いサイロ」売り切れパンク状態入手不可。うへぇ。このベクトルはアレだな。正月にYOSHIKIのもぐもぐタイムがフィーチャーされたあの時と一緒だな。

 たぶん飛びついてるの同じ人たちなんだと思う。てことは、やっとあけぼのの「チーズおかき」が、平穏に買える日常が戻ってきたということか。一瞬ワーッと来て食い尽くして、お得意さんも製造先も振り回されて滞る。バッタの群れか。

 きっと藤澤五月選手の勤める保険代理店にも、帰国後、客が殺到するんだろうな。今からもう外に並んでたりして。北海道で。

◎どうぞ安らかに
 第一報を目にしたときは、てっきり『バイプレーヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(テレビ東京系)に寄せたテレ東の悪ノリ企画かと思った。「いやいや、これはちょっとやりすぎでしょう」つってのだが。え? ウソでしょ? ドッキリだよね? え……?

 ……本当だった大杉漣の訃報。まさかの『バイプレーヤーズ』放映日当日。まさかの松重豊付き添いで。それもLINEで連絡してからの。

 これが『バイプレーヤーズ』の放送終了後なら、まだ違った受け止め方ができたのだが。遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研に連名コメント出されたら、それは劇中劇にしか。

 放送はあと2回。これはもう、想定した通りの話で終わらせるのではなく、「バイプレーヤーズ的」着地を見せるしかないだろう。

 遊び要素満載のドラマではあったが、ここが本当の腕の見せどころ。どうか『バイプレーヤーズ』らしい伝説を。それを何より望んでるのは、大杉漣だと思うから。……謹んでご冥福をお祈りします。

◎コインチェック問題の余波
 すっかりハレモノ枠となった、ビットコインCM。出てるタレントもゲテモノ扱いというか。見ていて「うわぁ、出ちゃってるよ」の感は否めない。ギャラは相当いいんだろうが、イメージを捨て目先の金を選ぶ感じも含め、いろんな意味でハイリスク・ハイリターン。

 例の出川哲朗のCMは即、お蔵入りとなり、売れっ子ゆえ逆にそれが「出川は悪くない」の流れに至ったが。今も出続けてる面々はなぁ。ローラだの成海璃子だの、何かこう、「脛に傷あり」なコンセンサスが。騒動前から出てるんだから仕方ないのだが。なんと最近新たに、この鉄火場にわざわざ加わる兵が。

 剛力彩芽。まるでビットコインのCMに出るために生まれてきたかのように、イキイキとビットコイン的世界観を体現。

 本人のせいなのか事務所のせいなのか、それともその両方なのか。とにかく、ゴリ押しされる場所が本当に極端になってきた剛力。働かされてんなぁ。働き方改革の波は、彼女には、来ない。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。