好感度No.1のサンドウィッチマンが繰り広げる“コント”と“街ブラ”の融合!『ぶらり即席コントの旅』

 サンドウィッチマンが絶好調だ。先ごろ実施された「歴代M-1王者で最も好きなコンビ」という調査(日刊大衆)で1位を獲得するだけでなく、今年行われた「一番好きなお笑い芸人」調査(日経エンタテインメント!)では、明石家さんまに次いで2位にランクイン。その上、「今一番面白いお笑いコンビ」(ボイスノート調べ)、「テレビ局関係者が使いたい芸人ランキング」(週刊FLASH)で1位を獲得するなど、もはや無双状態である。

 そんな彼らの勢いを表しているのは、現在のレギュラー本数ではないだろうか。テレビとラジオを合わせ、その数なんと14本! しかも、彼らが出入りしているのは在京キー局だけではない。出身地の東北を大事にしているからか、地方でのレギュラー番組も非常に多いのだ。そんなところも、サンドウィッチマンの好感度につながっている気がする。

 

■即興で作り上げられる街中でのコントのクオリティに驚愕

 

 彼らが持つレギュラーの中でも特にご紹介したいのが、『サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅』である。東北放送とTVKテレビにて今年10月より放送されているこの番組、地方だからと言ってヌルいところは全くなく、放送時間30分まるまるが無茶ぶりの連続だ。

 そのコンセプトだが、基本はいわゆる“街ブラロケ番組”。しかし、ほら貝の音が鳴ったら最後、そのシチュエーションで即興コントをしなければならないという形式である。しかも、その日のコントで最も足を引っ張った出演者(各回でゲスト1組が出演)は、罰としてセンブリ茶を飲まなければいけないルールまで設けられている。

 さて、どういう形で番組は進んでいくのか。何度も言うが、サンドウィッチマンの好感度は高い。商店街にある店舗に立ち寄り「これ、美味しそうですねぇ」とふれあいが行われる際の空気感は、すこぶる朗らかである。

 そんな最中「ブワワァ~!」と、唐突にほら貝の音色が響く。その刹那、緊張が走り始めた芸人のテンションを察知することは容易だ。即興なので、言うまでもなく台本はない。状況も役どころもオチも、全てアドリブとチームワークで組み立てられていくことになる。

 例えば、今までにこんなコントが完成している。

 

■「新居を探すカップル」(ゲストはニッチェ・江上敬子)

 

 高円寺の不動産屋にお邪魔している最中、唐突にほら貝が鳴った。

江上 (お客さんのテイで)お家をさがしているんですけどぉ。

富澤 (お客さんのテイで)今、夫婦っていうか、セフレなんですけど。

伊達 (店員のテイで)マニアだな、随分。どういう感じの家がいいのかな?

江上 私、お風呂スケスケのやつがいい。

富澤 スケベな女だよ、本当に(笑)。

伊達 お風呂スケスケの物件は無え。

江上 じゃあ、天井は鏡がいい。

伊達 ラブホテルに住め。太ってんな、お前ら。

富澤 2階の方がいいですね。下に聞かせたいみたいなところがあるんで。響かせたいみたいな(笑)。あんま、お金ないんで。

伊達 仕事は何やってんの?

江上 ○○です。(音声処理されているが、おそらく「AV女優です」と答えている)

■「相席」(ゲストはアンタッチャブル・柴田英嗣)

 

 月島のもんじゃ焼き屋で食事している最中、唐突にほら貝が鳴った。

富澤 (店員のテイで)こちらでどうぞー。すみません、相席お願いします。

伊達 (外国人のテイで)スミマセン、スリランカカラキマシタ。

柴田 (鉄板いっぱいに広がったもんじゃ焼きを指して)ダメでしょ! なんで、俺のを食べさすの!?

富澤 元々、もんじゃをちょっと多めにしてあるんですよ。

柴田 スリランカの人が来るのを見込んで多くしたわけじゃねえだろ。

伊達 イタダキマ~ス!

柴田 やめろって、おい!(伊達を叩く) ふざけんな、偉い奴を呼んでこいよ。上司でもオーナーでも。

富澤 (伊達を指して)スリランカ店の上司になります。

柴田 あっ、お店の人!?

 

■「遺跡発掘」(ゲストは東京03)

 

 江古田駅前でオープニングトークしている最中、唐突にほら貝が鳴った。

伊達 (道路を指差して)ここ、掘るから。遺跡があるって言われてるんだよ。

飯塚 すみません、ウチの前でなんですか? 遺跡なんてないですよ。勝手に掘られても困るんですけど。

角田 早く掘っちまえよ、オラ!

飯塚 あなたは誰なんですか?

角田 ここに、前に落としたメガネが埋まっちゃってる可能性があるんだよね。

伊達 メガネ? (小声で)徳川の埋蔵金ですよ。

角田 (小声で)それ言っちゃうとマズいから。

伊達 (小声で)でも、メガネってどうかな。メガネの嘘はバレるよ。

角田 (飯塚に)メガネはジョークだよ。

飯塚 ジョーク!?

 アドリブでここまでできるなんて、改めて思うが芸人は凄い。

 

■コント開始をびびり続けるゲストと、ずっと余裕のサンド

 

 この番組に出るゲストを見ていると一様に戦々恐々で、「いつ、ほら貝が鳴るのか?」と心ここにあらずの様子だ。何しろ、街ブラ中に神社でお参りした柳原可奈子は「あんまりほら貝が鳴りませんように」と拝んでしまうし、バイきんぐの小峠英二はぐったりした表情で「思った以上に大変でしたね。もう、出たくないです」とこぼしてしまっている。

 一方のサンドウィッチマンは、終始、余裕しゃくしゃくのテンションでいるのが凄い。M-1でブレークしたものの、コント職人でもある2人の肝とスキルが印象付けられるのだ。

 また、あんなルックスでありながら“人を傷つけない笑い”に人気が集まっているサンド。それだけに、街ブラでの距離の取り方は絶妙である。感じよく振る舞いながら、それでいて時には一般人にもツッコんでみせたり。好感度の所以そのままを垣間見た感がある。

“街ブラ”としても“コント”としても新しいこの番組は必見だ! ……と言いたいところだが、カンニング竹山がゲスト出演する「中野区新井薬師寺編」(TVKでは12月23日深夜に放送)で、『サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅』は最終回を迎えるとのこと。

 でも、番組は当初から「東京23区の街ブラを目指す」と標榜していたはず。もしも口コミでの人気が高まれば、続編の放送の可能性だってあるかもしれない。期待したい。

 ちなみに同番組、放送できなかった未公開含む完全版が来年の1月6日よりdTVにて独占配信されることが決定している。興味を持った方は、是非ご覧いただきたい。
(文=寺西ジャジューカ)

不完全燃焼かと思いきや心地よいラスト!『先に生まれただけの僕』そのワケは、櫻井翔の爽やかさ?

 嵐・櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)も今回でラスト。平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、前回から1.4ポイントアップしての幕引きとなりました。

 前回の終了間際、鳴海涼介(櫻井翔)はフィアンセの松原聡子(多部未華子)から突然の別れを切り出され、出向元・樫松物産の専務・加賀谷圭介(高嶋政伸)からは会社に戻るか退社して校長職を続けるかの二者択一を迫られ、窮地に陥ってしまいました。

 聡子にメールも電話もつながらず、これまでほったらかしにしていたことを悔やむ鳴海。一方、学校では前回から取り組み始めた受験生を増やすための活動がうまくいかず、公私ともに停滞してしまいます。

 そんな鳴海の姿を見かねた副校長・柏木文夫(風間杜夫)は、将来性を考慮するならば本社に戻るべきだと助言。鳴海自身もその方が得策だと考え、聡子に直接会いに行き、本当はクリスマスにサプライズで渡す予定だった婚約指輪を見せてプロポーズ。そして、本社へ戻る決心をしたことを伝えるのです。

 しかし、京明館高校に愛着が湧いてしまった鳴海は、加賀谷に本社復帰を申し出る踏ん切りがつきません。そんな中、前回から教師たちが行っていた、受験生の個別相談受け付けのチラシ配布を生徒たちが自主的に手伝っていることが発覚。京明館高校を改革しようという鳴海の熱意が、いつの間にか全校に浸透していたのです。

 生徒たちの意識の変化に驚き、喜んだ鳴海は、改めて教育にやりがいを感じます。商社マンとして働いていた頃は、仕事を円滑に進めるためとはいえ時にウソをつく必要があった。しかし、教育現場ではウソは通じない。生徒たちと真正面から向き合わなければならない。そして、「正直でいられることがうれしかった」ことに気づき、校長職にとどまることを決意。加賀谷の机に社員証と社章を置き、その足で聡子の元へ向かい、本社に戻らないことを告げた上で再度プロポーズ。それに聡子が承諾してくれたため、鳴海は胸を撫で下ろすのでした。

 そして月日が流れ、受験シーズンも無事に終えて季節は夏に。鳴海は夏休みを迎える生徒たちに対して、常にあがきながらも様々なことを経験し成長していくことが大事だとアドバイス。校長としての佇まいもすっかり板につき、京明館高校の前途は明るいと感じさせる雰囲気でドラマは幕引きとなりました。

 さて感想ですが、前々回あたりから鳴海と聡子、そして現代社会の教師・真柴ちひろ(蒼井優)との三角関係がクローズアップされるようになり、“元・エリート商社マンが不採算・高校を再建する”という本道から外れがちになってしまったため、納得のいく締めくくりになるのか不安を感じていました。

 今回に至っても序盤は恋愛色が強く、イルミネーション輝く中で鳴海がプロポーズしたシーンは、こてこてのラブストーリーを見ている気分でした。また、保健養護教諭・綾野沙織(井川遥)を交え、聡子とちひろの3人で酒を飲みながらガールズトークを繰り広げる場面は、結婚に行き遅れた女性たちが主人公の別のドラマを見ているような錯覚に陥ってしまいました。

 同シーンでの、鳴海と聡子の結婚を知った時のちひろの切ない表情、そこから一転、酔っぱらったフリをして聡子に絡んでいき、それに対する聡子の敵意を抑えようとしつつも抑えきれないバチバチ感は見ていて楽しかった。今後、泥沼の三角関係を描いたドラマで多部と蒼井の共演を見てみたいとは感じましたが、少なくとも今回のドラマに恋愛のいざこざは不要だったと思います。

 そんな恋愛騒動にガッツリ時間が割かれただけに、このまま不完全燃焼で終わるのではないかと危惧したのですが、鳴海が聡子との結婚と校長職の継続を決断後、時の経過は早かったものの後味の悪くない終わり方を迎え、逆に少し驚いてしまいました。

 気持ちの良い着地ができたのは、ラストの演出と編集の妙なのか。あるいは夏という季節と櫻井翔の爽やかさがもたらした雰囲気がそう錯覚させたのか。思い返してみると、鳴海が具体的に行った改革といえばアクティブ・ラーニングの導入ぐらいなもので、それぐらいならエリート商社マンでなくても考えつくレベルです。

 ただ、鳴海は京明館高校に赴任後、生徒たちと真正面から向き合い、その場しのぎのウソをつかず、社会経験を積んだ分ほんの少しだけ生徒たちよりも目線の高い“先に生まれただけの僕”という立場を貫いて、真摯に校長職に臨んでいたことは事実。このスタンスだけに限れば、従来の学園ドラマにはあまりなかったものだと思います。本格的な再建はまだ果たしていないものの、鳴海校長ならこの先きっとやってくれる。そんな雰囲気が画面から伝わってきたため、心地よいラストになったのではないでしょうか。
(文=大羽鴨乃)

「不倫スキャンダルが怖い」東京の夜から既婚芸人が消えた? “浮気の現場”は地方へと……

 有名人の不倫報道が続いた2017年。中でも、特に多かったのがお笑い芸人だ。雨上がり決死隊の宮迫博之、130Rの板尾創路、千鳥の大悟、東京03の豊本明長などが、不倫や浮気を報じられた。

「ひと昔前なら、芸人が女遊びをするのは当たり前でしたが、1回の不倫報道で下手すれば仕事を全部失うかもしれないというこのご時世では、軽い気持ちの女遊びも相当リスキーです。結婚している芸人たちは、いつ撮られるかわからないとビクビクしていますよ」(お笑い関係者)

 実際、週刊誌が怖くて、女遊びを控えている芸人も少なくないようだ。

「派手に遊んでいた芸人たちも、ここ1年くらいは、みんなおとなしくなっていますね。特に宮迫さんの報道があった後くらいから、東京の夜の街から既婚芸人が消えている……なんてウワサになっていますよ」(同)

 しかし、芸人がそう簡単に女遊びをやめるわけがない。

「東京で遊ぶと週刊誌に撮られちゃうということで、地方に行って遊びまくっているようです。大阪は多少のマスコミもいるので、名古屋や福岡あたりがメインとなっているみたいですが、それ以外の都市でも遊んでいるとか。そういえば、千原ジュニアさんなんかは、名古屋の読者モデルのような女性と、とても仲良くしているそうですね……」(劇場関係者)

 吉本興業は、2011年から「あなたの街に住みますプロジェクト」と銘打ち、47都道府県に「住みます芸人」を派遣。住みます芸人たちは、実際にその土地に住み、その地域を拠点に活動している。この住みます芸人たちが、先輩芸人の女遊びのセッティングをするケースもあるようだ。

「地方の県だと、そこを拠点に活動している芸人が“住みます芸人”だけということも少なくない。そうなると彼らは、かなりちやほやされる。地元企業の社長に気に入られたり、地元のキャバクラが顔パスになったりするらしい。その地域では顔が広いから、住みます芸人が一声かければ、遊びたい女の子が山ほど集まる。住みます芸人は、そうやって集めた女の子たちを、東京から来た先輩芸人の遊び相手としてあてがうわけです。地方には、浮気がしやすい環境が整っているんですよ」(同)

 週刊誌記者の皆さん。むしろ地方で張ったほうが、芸人たちの不倫現場をスクープできるのでは?

木村拓哉「フライデー」インタビューは“抹消”――類を見ないジャニーズ圧力発動にテレビ局騒然

 12月22日発売の「フライデー」(講談社)に掲載された木村拓哉直撃インタビューをめぐって、一部地方テレビ局に、ジャニーズ事務所が激怒したと、関係者の間で話題になっている。木村は同誌に対し、SMAP解散後の心境から、元メンバーたちへの思いまで、初めて言及するという異例の展開だったが、この歴史的な直撃は闇に葬られてしまうようだ。

「ジャニーズの天敵である『フライデー』に、インタビューが掲載されたことも衝撃ですが、一般メディアからすると、木村が元メンバーたちに“初めてコメントしたこと”が、最も重要視されています。グループの分裂・解散、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のジャニーズ退所と、今回のインタビュー内容は、一連の騒動の振り返りにもなっており、『木村がこう発言した』という点だけでも、複数社がニュースとして伝えようと試みていました」(テレビ局関係者)

 「フライデー」は、誌面に掲載された記事とは別途で、WEBサイト上にインタビュー中の動画を公開し、会員限定で配信を行っている。

「しかしジャニーズは、所属タレントをWEB上に載せることを基本的にNGとしているため、大問題になっている。『フライデー』に対して、直撃を行ったことではなく、むしろネットに木村の写真や動画を掲載したことに、相当おかんむりの様子です」(同)

 しかし、そのインタビューが貴重な内容であることは間違いない。そのため、地方を含めた複数のテレビ局が、「フライデー」側に動画や誌面の使用を打診していたという。

「ところが、ジャニーズ側の強い要請が各局に入ったようで、テレビでの使用はNGとなってしまったようです。実はジャニーズが、地方局までにこうした圧力をかけること自体、異例中の異例。しかも動画だけでなく、誌面の使用すらNGというところを見ると、そもそも『フライデー』のインタビューそのものを、お蔵入りにしたいのでしょう」(同)

 なお、ネット上では、ジャニーズと「フライデー」による“仕込みインタビュー”を疑う声も出ているが、業界内ではその点について「あり得ない」と言われているようだ。

「ジャニーズサイドは、『フライデー』に相当ブチギレていますからね。それに木村は、『事務所と仲が悪い週刊誌だから、しゃべらない』という人間ではありません。過去には、事務所側が意図しない直撃に対して、本人が真っ向から応じてしまったため、当時チーフマネジャーだった飯島三智氏が困り果てていたなんてこともありました。今回、直撃に対して口を開いたのも、ただ“本人がしゃべりたかったからしゃべった”のでしょう」(芸能プロ関係者)

 しかし、解散騒動で好感度が暴落してしまった木村だけに、「世間からは、何らかの思惑から『フライデー』と共謀して、ヤラセ直撃を仕組んだのではないかと見られてしまっています。ジャニーズにとっては痛恨でしょうね」(同)だとか。

 各テレビ局にだけでなく、週刊誌にも強い影響力を誇っていたジャニーズ。その威光が弱まりつつあるのかもしれない。

2年8カ月ぶりテレビ復帰のアジアン隅田美保 最大の障壁は、相方・馬場園の“こだわり”だった!?

 2年8カ月ぶりテレビ復帰のアジアン隅田美保 最大の障壁は相方・馬場園の“こだわり”だった!?

 漫才コンビ・アジアンのツッコミ担当・隅田美保が12月18日にブログを更新。2年8カ月ほど休んでいたテレビ出演の仕事に復帰したい意向を明らかにした。

 婚活に専念するために、漫才以外の芸能の仕事を休んでいた隅田。しかし「テレビを休んでも、彼氏ができませんでした」と、お笑いの仕事が原因で彼氏ができないわけではないことに気づいたのだと告白した。

 そして、「またテレビに出たい」と相方である馬場園梓に告げたところ、「そんな簡単に戻してもらえるような甘い世界じゃない」と言われ、「やる気があるという所を見てもらおう!」ということで、女性芸人No.1を決める『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)に出場したとのことだ。

 そして隅田は、12月11日に放送された『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝戦に出場。2年8カ月ぶりにテレビ出演を果たした。

 今後、テレビでの活動を希望している隅田だが、業界内はどう反応しているのだろうか? テレビ局関係者が語る。

「バラエティーの世界では人気女性芸人がたくさんいるので、まずそこに割って入るのが、かなり難しい。とはいえ、久々のテレビ復帰ということで、少なからずオファーがあるのは間違いないと思います。復帰直後の特需を終えて、また番組から呼ばれるかどうかは実力次第といったところですけどね」

 婚活に失敗してテレビに戻ってくる隅田にとっては、バラエティーの世界はそう簡単なものではない。

「少なくとも、婚活に失敗したことについてイジられまくることは確実。ブスだの、性格に問題があるだの、かなりひどいことを言われてしまうと思います。隅田さんは繊細な人なので、耐えられるかどうかが心配ですよね。もしも、そういうイジリがNGだというのであれば、おそらく出演オファーは少ないでしょう」(同)

 さらに、隅田の障壁となり得るのが、相方の馬場園だという。

「隅田さんと馬場園さんの関係はものすごく良好なんですが、馬場園さんの笑いに対するこだわりが強すぎる傾向にあるんですよ。隅田さんの発言なんかに、強めのアドバイスをすることも多いし、番組内での隅田さんの扱いについて馬場園さんが意見を出してくることは十分にあり得ると思います。番組スタッフには、馬場園さんのこだわりが理解できないという人がいるので、結果的に“面倒くさいコンビ”と思われ、敬遠されてしまう可能性もあるでしょう」(放送作家)

 長期ブランク後のテレビ復帰は、なかなか大変そうだ。

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藤原紀香、過激ベッドシーンに「需要ある?」「キツい」! 『眠れぬ真珠』の演技に批判噴出

 12月21日深夜に放送された、藤原紀香主演のスペシャルドラマ『眠れぬ真珠~まだ恋してもいいですか?~』(日本テレビ系)の前編。近年の紀香は、何かとネットでバッシングされる“炎上タレント”と化しており、「今作も視聴者の反感を買いまくった」(芸能ライター)ようだ。

 同ドラマは石田衣良の小説を実写化したもので、紀香は17歳年下の徳永素樹(劇団EXILE・鈴木伸之)と恋に落ちる主人公・内田咲世子を演じる。

「事前に紀香と鈴木のラブシーンは予告されていたものの、冒頭からかなり激しめの濡れ場が放送され、『もともと興味なかったけど、偶然見たら本当にキツかった』『いくら深夜だからって、紀香の濡れ場なんて需要ある?』などと、視聴者を困惑させました。その後もエロい展開が続きましたが、『原作のイメージと違うっていうか、“セクシーな紀香”ばっかり強調されて、内容が頭に入ってこない』という指摘も多かったですね」(同)

 また、鈴木のファンからも「見るに堪えない」「鈴木くんにとって罰ゲームでしかない」と、悲痛な叫びが噴出していた。

「紀香の演技自体にも、批判的な意見が多かった。咲世子は更年期障害に悩む女性という設定なのですが、体調が急変したシーンに『わざとらしい』『いかにも演技してますって感じで、笑ってしまう』といった声が上がっていました」(同)

 同作には、ほかにも“大根演技”でお馴染みの佐野ひなこが出演しており、相変わらず「へたくそ!」と酷評の嵐で、「キャストが紀香に佐野って、叩いてくださいと言わんばかりのドラマだな」とまで言われる始末だ。

「そもそも紀香は、2016年に歌舞伎俳優・片岡愛之助と結婚し、基本的には“梨園の妻”としての役割を優先することを公言していました。にもかかわらず、今回のような過激なドラマに出演したため、『やっぱり紀香は前に出ないと気が済まないんだな。それにしても歌舞伎関係者はこのドラマをどう思うんだろう……』『女優を続けるにしても、仕事は選ぶべき』など、否定的な見方をする者が少なくありません」(同)

 同作の後編は、28日に放送予定。ある意味、こちらにも注目が集まりそうだが、紀香にとってプラスになっていないことはたしかだろう。

藤原紀香、過激ベッドシーンに「需要ある?」「キツい」! 『眠れぬ真珠』の演技に批判噴出

 12月21日深夜に放送された、藤原紀香主演のスペシャルドラマ『眠れぬ真珠~まだ恋してもいいですか?~』(日本テレビ系)の前編。近年の紀香は、何かとネットでバッシングされる“炎上タレント”と化しており、「今作も視聴者の反感を買いまくった」(芸能ライター)ようだ。

 同ドラマは石田衣良の小説を実写化したもので、紀香は17歳年下の徳永素樹(劇団EXILE・鈴木伸之)と恋に落ちる主人公・内田咲世子を演じる。

「事前に紀香と鈴木のラブシーンは予告されていたものの、冒頭からかなり激しめの濡れ場が放送され、『もともと興味なかったけど、偶然見たら本当にキツかった』『いくら深夜だからって、紀香の濡れ場なんて需要ある?』などと、視聴者を困惑させました。その後もエロい展開が続きましたが、『原作のイメージと違うっていうか、“セクシーな紀香”ばっかり強調されて、内容が頭に入ってこない』という指摘も多かったですね」(同)

 また、鈴木のファンからも「見るに堪えない」「鈴木くんにとって罰ゲームでしかない」と、悲痛な叫びが噴出していた。

「紀香の演技自体にも、批判的な意見が多かった。咲世子は更年期障害に悩む女性という設定なのですが、体調が急変したシーンに『わざとらしい』『いかにも演技してますって感じで、笑ってしまう』といった声が上がっていました」(同)

 同作には、ほかにも“大根演技”でお馴染みの佐野ひなこが出演しており、相変わらず「へたくそ!」と酷評の嵐で、「キャストが紀香に佐野って、叩いてくださいと言わんばかりのドラマだな」とまで言われる始末だ。

「そもそも紀香は、2016年に歌舞伎俳優・片岡愛之助と結婚し、基本的には“梨園の妻”としての役割を優先することを公言していました。にもかかわらず、今回のような過激なドラマに出演したため、『やっぱり紀香は前に出ないと気が済まないんだな。それにしても歌舞伎関係者はこのドラマをどう思うんだろう……』『女優を続けるにしても、仕事は選ぶべき』など、否定的な見方をする者が少なくありません」(同)

 同作の後編は、28日に放送予定。ある意味、こちらにも注目が集まりそうだが、紀香にとってプラスになっていないことはたしかだろう。

木村拓哉が激老け!? しょぼくれたオジサンは素顔か演出か…プンプン漂うヤラセ臭も

 木村拓哉(45)が、「フライデー」の直撃取材に応じている。同誌取材班が、東京都内で新年から始まる主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)のロケをしている木村の元を訪れ、SMAP解散後の“激動の一年”について聞いたというものだ。

 その内容はまるで事務所チェック済みのインタビューのような当たり障りの無さで特筆すべき点はない。しかし驚くのは、ライティングにこだわって撮影した一枚ではない、自然体の木村拓哉の写真。肌のたるみやシワなど、いつもの“修整済みのキムタク”ではない生身の姿を捉えていた。日頃、ファッション誌や映画誌などの媒体で、完璧な質感の“キムタク”を見慣れていると、突然ガクッと老けたかのように感じてしまうだろう。しかし木村はもう45歳であり、年相応のたるみは当然。ツルンとした質感の完璧ショットこそ不自然だった。

 ただ、オフではなく「ドラマのロケ中」に直撃したとあるため、当然プロの手によるヘアメイクやスタイリングは完了していたのではないかと考えられる。それでもこの仕上がりなのか、または役柄的にしょぼくれた雰囲気を演出するためのヘアメイクをしているのか、あるいは現場到着から間もなくまだメイクなどの準備が整わない時間帯での取材だったのか……いずれにしろ、新鮮な姿ではある。

 それゆえ、ジャニーズ事務所がこの掲載を許容したことに、二重の驚きがある。「新しい地図」が途切れず話題を提供してくる中、米倉涼子『ドクターX』枠の新ドラマである木村主演作品のPRになりふりかまわない、という意図なのだろうか。だとしても、同記事は会員限定とはいえweb版の「フライデー」にも別カットまでプラスした写真つきで掲載されており、インタビュー動画もUPされている。Webでの所属タレント写真管理に神経質なほど厳しいジャニーズ事務所としては、異例の対応といえるのではないか。

 そんな“神対応”も含め、直撃取材というよりは事務所と段取りを詰めて実施したインタビュー取材のような木村の記事。いわゆるヤラセ臭さがきつい。「フライデー」はSMAP解散騒動が盛り上がっていた当時、工藤静香(47)の独占取材を敢行し、工藤から「どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃいけないの」との言葉を引き出している。

 ただ、それでもジャニーズ事務所が「ライティングも修整もなしの木村拓哉」の写真を、しかもwebにもUP許可したとしたら、大きな進歩なのかもしれない。

木村拓哉が激老け!? しょぼくれたオジサンは素顔か演出か…プンプン漂うヤラセ臭も

 木村拓哉(45)が、「フライデー」の直撃取材に応じている。同誌取材班が、東京都内で新年から始まる主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)のロケをしている木村の元を訪れ、SMAP解散後の“激動の一年”について聞いたというものだ。

 その内容はまるで事務所チェック済みのインタビューのような当たり障りの無さで特筆すべき点はない。しかし驚くのは、ライティングにこだわって撮影した一枚ではない、自然体の木村拓哉の写真。肌のたるみやシワなど、いつもの“修整済みのキムタク”ではない生身の姿を捉えていた。日頃、ファッション誌や映画誌などの媒体で、完璧な質感の“キムタク”を見慣れていると、突然ガクッと老けたかのように感じてしまうだろう。しかし木村はもう45歳であり、年相応のたるみは当然。ツルンとした質感の完璧ショットこそ不自然だった。

 ただ、オフではなく「ドラマのロケ中」に直撃したとあるため、当然プロの手によるヘアメイクやスタイリングは完了していたのではないかと考えられる。それでもこの仕上がりなのか、または役柄的にしょぼくれた雰囲気を演出するためのヘアメイクをしているのか、あるいは現場到着から間もなくまだメイクなどの準備が整わない時間帯での取材だったのか……いずれにしろ、新鮮な姿ではある。

 それゆえ、ジャニーズ事務所がこの掲載を許容したことに、二重の驚きがある。「新しい地図」が途切れず話題を提供してくる中、米倉涼子『ドクターX』枠の新ドラマである木村主演作品のPRになりふりかまわない、という意図なのだろうか。だとしても、同記事は会員限定とはいえweb版の「フライデー」にも別カットまでプラスした写真つきで掲載されており、インタビュー動画もUPされている。Webでの所属タレント写真管理に神経質なほど厳しいジャニーズ事務所としては、異例の対応といえるのではないか。

 そんな“神対応”も含め、直撃取材というよりは事務所と段取りを詰めて実施したインタビュー取材のような木村の記事。いわゆるヤラセ臭さがきつい。「フライデー」はSMAP解散騒動が盛り上がっていた当時、工藤静香(47)の独占取材を敢行し、工藤から「どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃいけないの」との言葉を引き出している。

 ただ、それでもジャニーズ事務所が「ライティングも修整もなしの木村拓哉」の写真を、しかもwebにもUP許可したとしたら、大きな進歩なのかもしれない。

カラテカ・矢部太郎と大家さんの幸福な関係~『大家さんと僕』インタビュー

 ひとり暮らしは、さみしい? 気楽? 家族はあったかい? ウザい? どっちの気分のときもあるでしょうし、「絶対こっちがいい!」なんてルールはありませんよね。ただ、2015年の国勢調査によると、現在の日本では老若男女問わず、単身世帯が増加中のようです。とりわけ割合が多いのは、高齢の女性のひとり暮らし。夫に先立たれてひとりで暮らすケースが多いようです。一方、男性はというと20~30代が単身世帯のほぼ4割。

 そんな「おひとりさま高齢女性」と「おひとりさま男性」が、ひとつ屋根の下――といっても二世帯住宅型のアパート――で暮らし、交流している日々を描いたマンガ『大家さんと僕』(新潮社)が爆発的に売れています(なんと現段階で7刷15万部!)。作者は吉本興業に所属する芸人・カラテカの矢部太郎さん(40)。矢部さんは、大家さんである88歳の老婦人と、約50歳近いジェネレーションギャップを味わいながら、“芸人らしからぬ”価値観で豊かに楽しく生きている……ように見えます。大家さんとの暮らしについてお話を伺いました。

『大家さんと僕』新潮社
 『大家さんと僕』は、芸人の矢部さんが初めて描いたエッセイマンガ。矢部さんが8年前に引っ越した新宿のはずれの一軒家(の二階)、一階には高齢女性である大家さんがひとりで暮らしていました。大家さんの挨拶の言葉は「ごきげんよう」、毎日きちんとした服装で身なりを整えて、朝は早く起きて庭を掃除し、食事も三食きちんとした時間に作って召し上がる上品なおばあさんです。

 貸し出している部屋はひとつだけ、つまり物件の借主は矢部さんひとりなので、大家さんと一対一のお付き合いがはじまります。一軒家のため距離感が近く、干しっぱなしの洗濯物を大家さんが取り込んでくれたり、ウォシュレットを「使わないから」とくれたり……家賃を手渡しする際には欠かさずお茶に誘われ、矢部さんはその距離感に最初は戸惑ったといいます。

「ひとり暮らしって、自由じゃないですか。ひとり暮らしの良さを知ってしまって、もっと早くすればよかったなと思っているくらい。実家は東村山市だから遠いわけじゃないんですけど、26歳で家を出てから実家にほとんど帰らなくなっています。ひとりだと気を遣わないじゃないですか、何時に帰ってもいいですし、お風呂の順番もないし、夜中に映画を観てても大丈夫だし、自堕落でもいい。毎日ゴミみたいなもの食べてても何も言われないですからね。そういう暮らしが自由というか、いいなあと……でも、今もひとり暮らしではあるのですが、すぐ近くに大家さんがいる。この感じも悪くないんです」

――大家さんと矢部さんが、事務的な関係でもただのお友達でもない、どう表現していいかわからないけれど良い塩梅の交流をされていることが『大家さんと僕』ですごくわかりました。ここへ越す前はどんな部屋に住んできたんですか。

「最初は、一階がライブハウスになってるマンションだったんです。ベース音がすごかったですね。ズンッ、ズンッ、ズンッ」

――笑。低い音は響きますね。

「ジャンル的に激しい感じの音楽のライブが多くて。そこは2年契約で更新しなくて、引っ越しました。次は焼肉屋の上階だったんですけど、深夜、終電前の時間くらいにお店が閉まるので一本締めを何度もやる音が全部聞こえてくる。夏とか窓をあけたりしたいんですけど騒音が厳しいので、そこも2年契約で更新せず。次に住んだところは今の部屋の近所で、オートロックで7畳のワンルームマンションでした。一回更新したんですが……番組ロケで部屋の中をポケバイが走るなど色々やらかしてしまって、『もう更新しないでね』と言われてしまって」

ひとり上手の心地いい関係
――今はもう実家に住む選択肢はない?

「ひとり暮らしのきっかけが、実家が遠いからだったので……仕事場が大体都心なので、やっぱり遠くて。実家でもし寝坊すると一時間くらいの大幅な遅刻になっちゃうんですよね。現場って大体本番開始の一時間前が入り時間なので、家が都心であればもしその時間に集合できてなくてもマネージャーさんに電話もらえれば間に合うんです。実は今日も寝坊しました、すみません……(苦笑)」

――寝つきが悪すぎるとか、あるんですか。

「ちょっと尋常じゃない冷え性というのが関係してるようなんですけど……起きたとき仮死状態みたいになってるので、蘇生させないといけなくて」

――木造アパートだと寒そうですね。

「冬は寒くて夏は暑いですね(笑)。でもそれを補って余りあるくらいの素敵な物件なんですよ、今住んでいる部屋は」

――大家さんがいるから、だけではなくて。イラストでは木造二階建て外階段でコンパクトに書かれてますけど、実際の間取りはどうなっているんですか?

「ワンルームなんですけど、22畳なんです」

――広い!!!!

「広いんです。この広さのワンルームってなかなかないので、それが良くて。洒落てるわけでもないし見た目は普通の木造アパートなんですけどね。物件としてすごく魅力的で絶対に引っ越したいなと思いました。あと、オートロックじゃない物件というのもポイントでした。前に住んでいたオートロックのマンションでは、鍵をよく失くして弁償していたんですよね。オートロックの鍵って高いんですよ……。オートロックなしの広い物件という条件で探して、ここにたどり着いたんです。バストイレ別、室内洗濯機置き場、キッチンコンロは一口ですけど僕あまり自炊しないので全く問題なくて僕にとってはすごくいい部屋です」

――もともとそこに大家さんはご家族で住まれていたんですよね。それを一階と二階を分離させて二世帯にして。矢部さんの前に借りていた住人の方ってどんな人だったのでしょう。

「大学生の男の子が住んでいたそうです。その人も大家さんとめちゃくちゃ仲良くて、お茶したり伊勢丹行ったりしていたそうで……元カレみたいなね(笑)。でも僕、過去は気にしないタイプなんで! 過去88年もありますから気にし出したらきりがないし(笑)」

――でも矢部さんも最初は、警戒心のようなものがあったというか、大家さんとすぐ馴染んだわけではないですよね。

「すぐではないですけど、最初におうちにお茶でお呼ばれして入ったのは入居から数カ月後ぐらいでした。引っ越しのご挨拶した時点で『今度お茶しましょうね』って言われて、人となりをわかってもらったほうが信用してもらえるだろうし一回くらい行ったほうがいいと思って伺ったら、『またしましょう』ってすごい誘われるようになって……。

僕はひとり上手というか、ひとりでしたいことが読書とか映画見たりとか色々あるので、淋しさなんかも感じなかったし、大家さんとの距離が近い感じは最初は求めてなかったんです。でも、気がついたら鹿児島まで一緒に旅行するくらい仲良くなってましたね(笑)」

「何が楽しくて生きてるの?」と聞かれても…

大家さんと矢部さんの近すぎず遠すぎない関係、羨ましいです
――高齢女性はともかくとして、単身世帯の「結婚しない若者」って、社会問題として扱われがちですし、次世代を生まないことをネガティブに捉える向きもあります。でも個人の幸福としては、家族ではない単身世帯同士の交流というかたちもありですよね。

「あっ、僕も大家さんもすごい、幸福度は高いなと思ってて。芸人の世界の常識だと、僕が『幸福度が高い』と言っても『嘘やろ』ってなって認められないし、世間一般もわりとそうなのかなと思うんですが(笑)。でも売れていっぱい稼いで女の子たちと遊んで美味しいもの食べて……っていう方向性じゃなくても、楽しいこといっぱいあると思うんですけどね。

品川庄司の品川さんとかそっち派なので、そういう話をするとよく『お前、何が楽しくて生きてるんだ?』とイジられたりします(笑)。そう言われるぐらい、芸人の中では誰も、僕みたいにはなりたいとは思ってないんじゃないかなあ。価値観ですよね。どちらかといえばマイノリティなのかもしれません」

――過去にテレビで花嫁募集企画をやられてましたね。

「ああいうのは、テレビだなって感じはしますけど(苦笑)。同世代の女性と話すのはあまり楽じゃないというか、気を遣ってしまうのですぐ仲良くはなれない、時間がかかりますよね。何回も会ったりすれば喋れるんですけど……大家さんとだって、結構頻繁にお茶をしていたので仲良くなれたんですよ」

――大家さんとはもはやお互いお誕生日のお祝いをするくらいの関係なんですよね。

『大家さんと僕』新潮社

『大家さんと僕』新潮社
「今年はお誕生日にマグカップを差し上げました。全然高いものではないんですけど、喫茶店でお茶しながら米寿をお祝いして。サンドイッチを頼んだんですけど、僕も大家さんの少食なので二人で一皿でいいくらいなんですよ。でも注文した一皿が来たら大家さんが『テーブルが淋しいわね、もうひとつ頼みましょう』って頼んじゃって(笑)。大家さんは1~2コしか食べないし僕も1~2コでいいのに無理して食べました」

――大家さんは京王プラザホテルの中華がお好きなんですよね。ゆっくりお食事されるので一緒にランチするとなると平均4時間かかる(笑)。

「そう、時間がかかるのでディナーはあまり行かないんです。まあ僕も少食だし食べるの遅いんですが、大家さんよりは少し早いです(笑)。芸人の先輩と食事すると僕だけ全然食べ終わらなくて、置いてきぼりでさっさと帰られることもあるくらいなんですが」

――そのペースというか、呼吸が大家さんとは合っているのかもしれませんね。矢部さんは「待てる人」ですよね。

『大家さんと僕』新潮社
――大家さんもお年を召されているので、単行本ではハラハラしてしまうくだりはありますが……。

「博多華丸・大吉の大吉さんにも『後半ハラハラしてページめくれなかったわ。帯に大家さん元気ですって書いといて!』と言われました(苦笑)」

――お二人でお散歩していて、大家さんが「年だからもう転べないのです 矢部さんはいいわね まだまだ何度でも転べて」というシーンは示唆に富んでいました。

「それ、いろんな方に言われるんです! 僕はその言葉にそんなに深い意味があると思って描いていなかったので、言われてみるとなるほどなあって。もう40歳ですけど、まだ40歳ですし」

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 芸人らしくないけれど、穏やかな生活を楽しんでいる矢部さんの「幸福度」の高さ、『大家さんと僕』を読めば一発で理解できてしまうのではないでしょうか。そして矢部さんも数十年後、大家さんのような素敵なおじいさんになっているのかもしれません。

『大家さんと僕』新潮社