V6岡田准一が結婚も、ファンから全然祝福されない!? 「V6の“氷河期”が来る」と言われるワケ

 V6岡田准一が、12月24日に結婚を正式発表した。相手は2011年ごろから交際が報じられていた、女優の宮崎あおい。報道各社には「12月23日に私どもは結婚いたしましたことをご報告させていただきます。未熟な2人ではございますが、皆さまのご期待に沿えるよう、これからもまい進して参りますので、変わらぬご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます」とのメッセージが24日に送られている。一部報道では、「2人はすでに同棲している」とも伝えられている。

 正式発表を受け、新聞各社や情報番組でも岡田と宮崎の結婚が取り上げられているが、ファンは一足先に2人の結婚を知っていた。というのも、岡田からV6のファンクラブ会員宛てに結婚を知らせる封書が、“12月24日”に指定されていたはずが、一部のファンクラブ会員に“12月22日”に間違って届いてしまったのだ。また、その封書が届いたことをTwitter上で報告するファンが現れたため、22日には岡田の結婚がネット上ですでに話題になっていた。

 この際も、ファンからは岡田への祝福の声が続出していたが、正式発表がされてからも「岡田くん・あおいちゃんおめでとうございます! 幸せな家庭を築いて下さい!」「岡田くん結婚おめでとう! 幸せになってくださいね」と、ネット上には2人の結婚を祝福するファンが。しかし日が経つにつれ、「結婚したことにより、岡田准一がいかにファンのことを考えてないかがわかって悲しい」「なんで“24日指定”にしたんだろう? 自分がよければいいのか?」など、否定的な意見が増えている。

 まずファンが気にしているのが、結婚を知らせる封書が“クリスマスイヴ”である12月24日に届くよう指定されていたこと。一般的にクリスマスと言えば、ポジティブなイベントが行われることが多く、街も活気付く時期である。しかし、そんな時に応援しているアイドルの結婚が発表されたら……。なんとも言えない複雑な気持ちになるファンが現れても、おかしくないだろう。

 また、岡田と宮崎の交際が発覚した11年、宮崎は俳優の高岡奏輔と結婚していた。しかし同年、宮崎は高岡と離婚。要するに、岡田と宮崎は“不倫”していたということになる。この報道が出た当時も岡田と宮崎へ非難の声が噴出していたが、その2人が結婚するとあって「岡田くんと宮崎あおいって、不倫してたんじゃなかったっけ? なんかこう、素直に祝福できない気持ちになる……」「自分の応援してる人が不倫した末結婚するとか、どう受け止めたらいいの」「岡田くんの結婚、アイドル以前にそもそも1人の人間としてどうなの? 祝っていいの?」と、やはり“不倫”という点に引っかかるファンは多い。

 さらに、「グループの活動にまで影響が及ぶのではないか」と懸念する声も。岡田はV6の中でも1、2を争う人気を誇っており、また“俳優”としても評価が高い。それだけに、岡田の結婚にマイナスな意見が続出する中、「グループ全体の人気が落ちてしまうのでは」とファンが心配しているようなのだ。

 V6といえば、17年は“再ブレイクの年”と言えるほど、目覚ましい活躍をしていた。8月30日には特番『V6の愛なんだ2017 史上最高の夏まつり!』(TBS系)が放送され、視聴率11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。同番組は好評を受け、18年にも放送が決定している。さらに、8月9日に発売されたオリジナルアルバム『The ONES』は、オリコン週間アルバムランキングで12.9万枚を売り上げ第1位に。V6のオリジナルアルバムが週間1位を獲得するのは、なんと07年に発売した『Voyager』以来とあって、V6の人気がここにきて上昇してきたことを感じさせた。

 そんな最中で岡田が結婚を発表したため、ネット上には「V6ファンの大部分を占めていた岡田担が激減し、V6に“氷河期”が訪れることが予想できるわ……」「アイドルグループに所属してる以上は、もっとファンのこともメンバーのことも考えてほしかった。少しでも意識があれば、イヴに結婚を報告しないし、略奪婚もしなかったでしょ?」「う~ん、もうV6にお金を払うことはないかな……結婚したから冷めたというよりは、結婚にいたるまでの過程とか対応が気になっちゃうな。今までありがとう」と、急激に熱が冷めてしまったというファンの投稿もある。

 来年以降、V6に“氷河期”は訪れてしまうのだろうか。ファンの不安を的中させるのも、見事に外すのも、メンバー次第である。

V6・岡田准一、結婚報告に「不倫略奪キモい」「グループに泥塗るな」とファン離れ深刻

 V6・岡田准一と女優の宮崎あおいが12月23日に婚姻届を提出したことを翌24日に正式発表した。井ノ原快彦、長野博に続いてグループで3人目の既婚者誕生となったが、今回の結婚発表に際して多くのファンが岡田に“失望”している。

 2人は2008年公開の映画『陰日向に咲く』や、12年の映画『天地明察』で共演し、数年前から交際が報じられてきた。本来、岡田の結婚報告は24日の“期日指定”でファンクラブ会員向けにメッセージカードが届くはずだったが、22日に一部ファンのもとに誤配送され、ネット上で大きな騒ぎに。この騒動を受けて、24日に入籍する予定を早めて23日の入籍し、マスコミへの正式発表に至ったという。

 事務所がファンクラブ会員に送ったのは、クリスマスシーズンを意識したかのような真っ赤な封筒。メッセージカード内には結婚相手となる宮崎の名前は書かれていないものの、まず「私、岡田准一は結婚する運びとなりました」と報告し、ファンへの感謝などがつづられていた。

近年、ジャニーズタレントの結婚報告は、ファンクラブ会員へメッセージカードで伝えてからマスコミ報道されるという手法が取られている。岡田も同様に、ファンへの報告を優先したにもかかわらず、郵便局側の誤配送によって、結婚報告がネット上で騒動化。しかし、そもそも「クリスマスイブに報告」する事に対し、疑問を抱くファンも少なくないようだ。

「イブに突然結婚を宣言するのは無神経だとして、『そんなクリスマスプレゼントいらない。ファンなら喜んでくれると本気で思った? 最悪な1年の終わり。ファンナメすぎ』『指定日前に配達した局員、ある意味グッジョブ。イブに届いてたら地獄絵図だよ』と、ドン引きしています。また、フリマアプリ・メルカリには結婚報告カードがすでに多数出品されており、中には過去のファンクラブの会報とセットで出品する例も。Twitter上には結婚報告カードを燃やしている写真をアップする人も出現し、如実にファン離れが進んでいる印象です」(ジャニーズに詳しい記者)

 さらには、岡田サイドがマスコミや関係各所に送った結婚報告に伴う菓子の詰め合わせに、V6のキャラクター・ぶいろくくんが使われていることが発覚し、「最悪。これ以上V6という看板に泥塗らないで」など否定的な反応が目立っている。

「ファンの間でここまで非難の声が出ている背景には、岡田と宮崎が交際を開始した時期も影響しています。宮崎は07年に俳優の高岡蒼甫(現・奏輔)と結婚するも、11年12月に離婚。当時、『週刊文春』(文藝春秋)が岡田と宮崎の“不倫疑惑”を報じたため、業界内外に大きな衝撃が走りました。しかし今回、岡田と宮崎の結婚を伝えるスポーツ紙などでは『長らく友人関係が続いていたが15年春に交際がスタートし、同年8月に週刊誌報道で関係が明らかになっていた』と、あくまで宮崎が離婚した後に岡田と交際を始めたかのように報道し、不倫の過去には一切触れられていません」(同)

 一度、不倫疑惑が持ち上がった相手と交際を続けた上に、ファンの神経を逆なでするような結婚報告だったことで、「宮﨑あおいなんかとなぜ……不倫からの略奪愛だろ。あの女だけは駄目だよ」「不倫略奪婚の奴がいるグループなんて気持ち悪い」と、ファンを卒業するという宣言が相次いでいる状況だ。

 祝福コメントの三宅健にまで飛び火

「メンバーの三宅健は、マスコミを通じて『V6の末っ子にこんな日が来るなんて想像もしなかったです』『家族思いの岡田。きっと、守るべき者が出来たことで更に強く優しい男になるんだと思います』などと祝福コメントを寄せ、また24日には公式携帯サイト・Johnny's webの連載『にこにこ健』で『会えなくても みんな、同じツリーを見て』と、自宅のクリスマスツリーや自撮り写真をアップし、岡田の一件で傷心のファンを癒やしていました。ところが、一部ファンの怒りの矛先はその三宅にも向かっていて、『お祝いコメント見たけど、三宅しゃしゃりすぎ。家族思い? その前にアイドルとしてファンを思いやれ』『好感度狙っててイライラした』『三宅のあざとさも岡田の末っ子感も、今じゃ吐き気がして無理』と、辛らつなツイートが見受けられました」(同)

 その一方で、情報番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)のスタッフ用Twitterアカウントが、手当たり次第にV6ファンに取材協力のお願いを送り、物議を醸している。あるファンがダイレクトメッセージのやりとりをTwitterに載せているが、その中でスタッフは「できればですが、グリーティングカードを見せていただきながらインタビュー取材させていただきたい」「グリーティングカードの写真を送っていただくことはいかがでしょうか?」と、懇願。執拗にメッセージカードにこだわる姿勢に、ファンから批判が上がっている。

 前途多難な結婚発表となった岡田だが、大みそかの『ジャニーズカウントダウン 2017-2018』で、ファンに直接結婚の挨拶を行うのか、注目が集まる。

堀北真希の容姿が激変! “芸能界引退→幸せ太り”で「平成の山口百恵」になる!?

 激変した姿に、衝撃を受けた人も多いだろう。「女性自身」(光文社)に掲載された元女優・堀北真希の近影が話題を呼んでいる。

 堀北は2015年8月に俳優の山本耕史と結婚。昨年12月に第一子を出産し、今年2月28日に芸能界を引退した。

 同誌では、夫婦で長女のベビーカーを押す仲むつまじい風景が掲載されているが、驚きなのは、堀北の容姿の変化だ。かつては黒髪にほっそり体形の清楚系だったが、近影は茶髪のショートカットにメガネ。幸せ太りなのか、あごのあたりには少々肉がついていた。

 その姿に、一部のファンからは「劣化しとる(涙)」という声も上がっているが……。スポーツ紙記者は「芸能界を引退しても着飾る女優さんやモデルが多い中、ほぼすっぴんで外出し、100円ショップで買い物したり、ママ友とも積極的に交流する堀北さんの姿には好感が持てます。ネット上では写真を掲載した『女性自身』に『穏やかな生活の邪魔をするな!』と、批判の矛先が向いているほどです」と語る。

 堀北は、アイドルとして人気絶頂にありながら俳優の三浦友和と結婚、引退した山口百恵さんに強い憧れを持っていることで知られる。自身で引退を決めたときも、周囲に「百恵さんのように潔く辞めたほうが素敵」と話していたという。

 その百恵さんも、引退後はたびたび週刊誌のエジキになり、激太りしたプライベートショットを度々撮られた。

「そう考えると、堀北さんも順調に“平成の百恵さん”への道を歩んでいるように思えます。芸能界を離れると、それまで事務所が主導していたエステ通いをすることもなくなるので、容姿に変化が出るのは当然。そんなことよりも、ストレスなく自然体でいることのほうが大切だと痛感したのでしょう」(ワイドショー関係者)

 一部では、将来的な堀北の芸能界復帰もささやかれているが、百恵さんを目標にするのならば、その可能性はゼロに近い。

「堀北さんは現在、第二子についても考えているようです。『娘にきょうだいを』という気持ちが強いようですね」とは週刊誌記者。

 芸能界から離れても、堀北は輝いている――。

そして日向先生は伝説のカウンセラーとなった! 井上真央の“神演技”が炸裂『明日の約束』最終回

「悩み続けるしかないんだと思います。親の思い込みや決めつけは、子どもにとってつらいんです。愛情だと分かるから、心がどんどん縛られていくんです」

 井上真央主演の社会派ミステリー『明日の約束』(フジテレビ系)の最終話。視聴率の低迷から途中打ち切りにならないかと心配された井上真央の復帰作でしたが、なんとか全10話を完走しました。前回までに誰が吉岡圭吾を自殺に追い詰めたのかという謎解きは済ませていたので、最終回はスクールカウンセラー日向先生を演じた井上真央の、主演女優として圧巻演技が炸裂した50分間となったのでした。

 いつもはドラマのエンディングを飾っていた東方神起が歌う主題歌「Reboot」が流れる中、胸騒ぎのラストエピソードが幕を開けます。愛する息子・圭吾(遠藤健慎)を自殺で失った最凶毒親・吉岡真紀子(仲間由紀恵)との戦いも最終ラウンドです。小嶋記者(青柳翔)から預かった圭吾の肉声が残された音声データを、日向先生は真紀子の家へと届けに行きます。これまで日向先生のことを拒絶していた真紀子ですが、この日はどうも様子が違います。日向先生が圭吾の仏壇に「線香をあげたい」とお願いすると、あっさり「どうぞ」と許可したのでした。

 自殺を考えている人は、無意識のうちにSOSを発していると言われています。日向先生が圭吾の遺影に向かって手を合わせると、近くに真紀子が書いた遺書らしきものがあることに気づきます。圭吾の肉声が唯一残されている大切な音声データは、水槽の中に投げ込まれていました。真紀子が後追い自殺を考えていることを、日向先生は察知します。3カ月間ずっと真紀子に苦しめられてきた日向先生ですが、臨床心理士として、いやその場に居合わせた人間として放っておくわけにはいきません。

 死んであの世にいる圭吾に、自殺の原因は本当に自分なのかどうかを確かめたいと口走る真紀子。短大を卒業後、親から言われるがままにお見合い結婚し、23歳のときに産んだ圭吾だけが真紀子の生き甲斐でした。真紀子は自分が理想の母親になることで、圭吾に幸せな人生を歩ませようと誓ったのです。自分自身にとっても、そして圭吾にとっても絶対的なユートピアとなる理想の家庭を築き上げることに尽力した真紀子でした。でも、大人にとっての完成されたユートピアは、未来のある子どもにとっては自由のないディストピアとなってしまうのです。

 最愛の息子を失い、高校を訴える裁判も取り止めになり、生きる気力を失った真紀子に向かって、日向先生は圭吾から自殺前夜に告白されたことをようやく打ち明けます。「あなたのせいで圭吾が!」と真紀子は詰め寄りますが、そんな真紀子の怒りと憎しみを敢えて日向先生は受け止めるのでした。

「それで真紀子さんが生きようと思うのなら、それでもかまいません。あのとき、答え方が違っていたら何かが変わっていたかもしれません。私は心の苦しみを汲み取ってあげられなかった。ごめんさない」

 日向先生が胸の内をさらけ出したことで、真紀子は圭吾が死んで苦しんでいるのは自分ひとりではなかったことに気づきます。ドラマ開始から15分間にわたる、井上真央と仲間由紀恵との緊張感溢れる演技バトルでした。

 

■これが見納め、毒親・尚子の鬼顔スマッシュ!

 

 女子プロレスラーの豊田真奈美選手は、11月に行われた引退試合で前代未聞となる54人掛けのラストファイトを披露しましたが、最終話の日向先生/井上真央もそれに近いものを感じさせました。真紀子との息詰まるバトルの後は、もっとも身近で、いちばん扱いにくい実の母親・尚子(手塚理美)との決着戦です。

 圭吾の自殺騒ぎに日向の婚約解消といろいろありましたが、この夜は尚子と日向は一緒にコタツに入って、珍しくまったりモードです。「どこか温泉でも行かない?」と尚子は機嫌よさげです。せっかくの母娘の団欒タイムでしたが、日向は意を決して「家を出ていく」と尚子に告げるのでした。

「何よ、それ。ママに相談もなしで。ねぇピッピ、聞いた? また日向が変なこと言うのよ~」

 例によって日向が自己主張すると、尚子は文鳥のピッピちゃんに呼び掛け、家庭内議会での多数派であることを誇示するのでした。そして3カ月間ハラハラドキドキしどおしだった、背面からの振り向きざまの鬼顔スマッシュを決めます。

「本気で言ってんの、あんた? 日向はそんなにママのことが嫌いなの?」

 毒とドスの効いた尚子の高圧的な台詞に対し、日向は一度まぶたを閉じ、ためをつくってから乾坤一擲となる言霊を口から吐き出します。

「嫌いじゃないよ。だから、つらいんじゃない」

 毒親の恐ろしさは、本人が「自分は毒親」と気づいていないことです。日向は涙をボロボロとこぼしながら、尚子の押しつけがましい愛情に子どもの頃から苦しんできたことを訴えます。それでも尚子はまだ自分の非を認めようとはしません。

「あんたなんか二度と顔も見たくない! やっぱりママのことが嫌いなんでしょ。ちゃんと嫌いって言ってから、出ていきなさいよッ」

 日向はこのとき、ずっと研ぎ澄ましてきた優しいナイフで尚子に斬り掛かります。

「言わない。自分を産んでくれた人のことを嫌いになることは、自分を嫌いになることと同じことだから」

 

■日向先生がテレビ界に残したものとは?

 

 2人の毒親とのデスマッチを終えた日向先生は、高校に残される生徒や教師たちに終業式の場でラストメッセージを贈ります。井上真央は主演映画『八日目の蝉』(11)や『白ゆき姫殺人事件』(14)に代表されるように、“受け”の芝居が抜群にうまい女優です。『明日の約束』でも手塚理美や仲間由紀恵のテンション高めな演技に対し、抑えた芝居でずっと応え続けました。演技キャリアのない若手俳優たちとの共演シーンでは、相手のまっすぐな演技を引き出してみせました。でも視聴率は低迷したまま。そんな中でブレずに腐らずに自分の芝居を貫き、そして最後の最後に女優としての底力を発揮してみせます。日本のテレビドラマや映画での壇上での演説シーンは鼻白んでしまうことが多いのですが、井上真央は自分自身や自分の周囲にいる親しい人たちに向かって語り掛けるように、この3カ月間で芝居を通して体感してきたことを言葉へと凝縮していくのでした。

「私がいちばん許せないのは、吉岡圭吾くんです。亡くなった人を否定的に話すのはよくないと思います。でも、私は今を生きている人に言いたいのです。自殺という行為を、つらい現実から逃げるための手段と思ってほしくないんです。吉岡くんにも生きて逃げる勇気を持ってほしかった。生きることから逃げさえしければ、人はやり直せるから。幸せが約束された明日ではなくても、それでも明日も生きていることが大切だと信じてください」

 ノーサイドの時間です。これまで日向先生を窮地に追い込んできた小嶋記者や仮面ティーチャー・霧島先生(及川光博)は日向先生の名スピーチを褒め讃えて学校を去っていきます。日向先生から別れを告げられた年下の恋人・本庄(工藤阿須加)は「今の仕事を辞めて、医大を再受験する」とのことです。16歳のひとりの少年が自殺を遂げたという悲しい事実は変わりませんが、日向先生と共にこの事件に関わった人たちは、ほんの少しですが成長を遂げ、生きていくことの重みを背負う覚悟ができたのではないでしょうか。

 最後に関西テレビが制作した『明日の約束』の功罪について考えたいと思います。毒親というテーマに真っ正面から向き合った姿勢は高く評価されますが、視聴率は初回の8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)以降は伸び悩み、最終回も5.9%に留まりました。もっと多くの人に観てもらうための工夫がされてしかるべきでした。サスペンス要素を強くしたために、1話~3話を見逃していた人たちが途中から入りづらかった点も惜しまれます。またシリアスムードのドラマにあって、コメディリリーフの役割を任されていたのが白洲迅と新川優愛の若手2人だったのも荷が重すぎたように思います。

 オリジナルストーリーであることを謳っている『明日の約束』ですが、2016年に出版されたノンフィクション『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(福田ますみ著、新潮社刊)が企画のベースになっていることは明らかです。もちろん、『モンスターマザー』には日向先生のようなスクールカウンセラーは登場しませんし、『明日の約束』はフィクションドラマとして独自の展開をしています。実際に05年に起きた高校生自殺事件の傷跡が当事者たちには、まだ残る『モンスターマザー』を原作本としてクレジットすると諸々問題があったのでしょうが、関西テレビと新潮社側とでうまくコミュニケーションできていれば、双方にとって効果的な宣伝もできたように思います。例えば、原作として明記するのではなく、「原案」や「企画協力」にするとか。『モンスターマザー』で書かれている毒親のリアルな凄まじさや性善説に基づいた学校教育の危うさは、もっと知られるべきでしょう。日本のテレビ界に社会派ドラマを定着させるための課題も残した番組だったと言えそうです。

 10月の番組スタートからずっと苦虫を噛み潰したような表情だった日向先生でしたが、最終回では毒親との和解を果たしたバスケ部マネジャーの増田(山口まゆ)や真紀子の娘・英美里(竹内愛紗)の元気そうな近況を知り、ようやく明るい笑顔を見せてくれました。自分のことよりも、子どもたちの幸せを喜ぶ日向先生が、とても神々しく思えた瞬間でした。3カ月間、難しい問題に向き合ってきた日向先生/井上真央、お疲れさまでした。そして、決して明るくはないドラマを応援し続けてきた視聴者のみなさんも。どうかよい年をお迎えください。

(文=長野辰次)

真木よう子、小雪、西内まりや……“大コケ”クイーンは誰の手に!? 2017年ドラマ低視聴率ランキング

『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5期(テレビ朝日系)、『陸王』(TBS系)、『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)……と、今年も話題の連続ドラマが多くの視聴者を感動させた一方で、あまり関心を寄せてもらえず、早期打ち切りとなった地獄のような作品も存在します。そんなドラマが「2017年のうちに成仏できますように」との思いを込め、残念ながら低視聴率に終わった民放プライム帯ドラマを振り返ります。

■首位はもちろん『セシル』!

 全話平均視聴率が7%を切ってしまったドラマは、11作品。ワーストランキングは以下の通りです(ビデオリサーチ調べ、関東地区/クールまたぎ除く)。

1位『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)4.5%
2位『大貧乏』(フジテレビ系)4.9%
3位『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)5.3%
4位『明日の約束』(フジテレビ系)5.7%
5位『僕たちがやりました』(フジテレビ系)6.1%
6位『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)6.1%
7位『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)6.4%
8位『嫌われる勇気』(フジテレビ系)6.5%
8位『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)6.5%
8位『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)6.5%
11位『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)6.7%

 トップは、11月に篠原涼子主演映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の降板が発覚するなど、何かと話題の真木よう子が主演の『セシルのもくろみ』。7位の『人は見た目が100パーセント』同様、「女は女らしくあるべき」「女はおしゃれをするべき」というフジの揺るがない価値観がこれでもかと詰め込まれた作風で、第6話では驚愕の3.7%を記録してしまいました。

 最終回では、主人公による約10分間の演説シーンが。「そういうネットニュースが出るたびに、いちいち右往左往するのはどうなんでしょう? もう数字とか、ネットとか、そんな本当の正体もわからないものに振り回されるの、やめにしませんか?」「先日は、撮影を飛ばしてしまって、すいませんでした!」など、自身に関するもろもろの騒動をネタにしたセリフを言わされていた真木ですが、結局、同作を最後に表舞台から姿を消してしまいました……。

■フジ“死に枠”が廃止に

 2位は、小雪にとって14年ぶりの連ドラ主演となった『大貧乏』。裏番組の木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』が、竹内結子、松山ケンイチ、及川光博、浅野忠信、木村文乃とこれでもかと主役級の役者を盛り込んだせいか、大苦戦。小雪は、子育てに奮闘するシングルマザー役を好演していましたが、世間ではあまり話題になりませんでした。

 もちろん、キャスティングだけのせいではないにしろ、小雪はここ数年「親になって初めて人間にさせていただいた」発言や、「(明日、起こるはずの日食を)見ました」発言など、“失言女優”のイメージが定着。好感度の低さが数字に表れてしまったのかもしれませんね。

 3位は、観月ありさにとって“テレビドラマ主演女優連年記録”26年目となる『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』。『大貧乏』の後番組だったこともあり、心配通りの結果となってしまいました。

 しかし、同作で号泣した筆者としては、正直、もっと評価されてほしかった……。主人公の「お前の骨には敬意を払う」「骨は決して裏切らないんだ」という独特なセリフ回しにも違和感はなく、観月の“なりきりぶり”に感心。原作ファンはいろいろ思うところがあるかもしれませんが、いやほんと、こんな変人役がはまる女優さんって、なかなかいませんよ。

 なお、『大貧乏』や『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』が放送されたフジの日曜夜9時枠は、9位の渡部篤郎主演『警視庁いきもの係』を最後に廃枠となってしまいました。

■“カンテレ制作枠”失墜のきっかけ

 5位の窪田正孝主演『僕たちがやりました』は、草なぎ剛主演『嘘の戦争』、小栗旬主演『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』と、それまで好調続きだった火曜夜9時台のカンテレ制作枠の数字をガクンと落とすきっかけに。筆者含め熱いファンは多かったものの、エログロありの挑戦的な作風が視聴者層を狭めたのか、最終回も6.0%と低視聴率のまま終わってしまいました。

 当たり前ですよ、初回から加藤諒演じる高校生が腕に「ウンコ」ってピンで彫られたり、主人公ら高校生が、金持ちの先輩から無限に金を配られるドラマを、うちの両親が見るとは思えないもの。あと、自分の子どもにも見せたくない……。

 8位の『嫌われる勇気』は、“死に枠”の「木曜劇場」枠で放送。主演の香里奈は、「アドラー心理学で提唱される特徴をそのまま具現化したような人物」を“ほぼスッピン”で好演していましたが、「日本アドラー心理学会」が“放送中止”か“脚本の大幅な見直し”を求めてフジに抗議文を送ったことで、ミソが付いてしまいました。

 11位は、西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』。これが俳優デビューとなったflumpool・山村隆太の大根ぶりもさることながら、脚本が兎にも角にもクソでした。脚本は、山室有紀子さんと倉光泰子さんの共同作とのことですが、倉光さんが後に面白ドラマ『刑事ゆがみ』の脚本を手掛けたとはいまだに信じられません。そのくらい『突然ですが、明日結婚します』は、子ども騙しの安直な恋愛ドラマでした。ああ、逆に見直したくなってきた……。

 みなさん、いかがでしたでしょうか? あまりにも話題にならなかったため、「そんなんあったっけ?」というドラマもあったかもしれませんね。しかし、ドラマの制作現場は、役者もスタッフも命がけ。全てのドラマが日の目を見られるよう、「日刊サイゾー」ではこれからも“全話レビュー(http://admin.cyzo.com/review.html)”を続けていきます!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)