15.7%『陸王』ストーリー停滞、最終回直前で「こはぜ屋」の誰もが信用できなくなっていく……

 17日に放送された日曜劇場『陸王』(TBS系)最終回直前の第9話は25分の拡大版でした。視聴率は15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調ではあるものの、ちょっと伸び悩みな感じです。

 そして視聴率以上に、お話は停滞しています。正直、第6話のニューイヤー駅伝のくだりから急激に進展しなくなった物語にイライラが募るばかりです。瞬間瞬間の画面の強さや俳優さんたちの芝居の良さはあるので、ドラマが出力を失ったわけではありません。だからこそ、フラフラしてる宮沢社長以下こはぜ屋の面々が信用できなくなっていくのがつらいところです。

 というわけで、振り返りましょう。

前回までのレビューはこちらから

 世界的スポーツメーカーFelixの御園社長(松岡修造)に買収話を持ちかけられ、「すぐにでも3億出資する」と言われてホイホイと固い握手をかわしてしまった宮沢社長(役所広司)でしたが、社内からは当然のように猛反発。さらに、銀行の融資担当・大橋さん(馬場徹)からも「(買収されれば)相手の思い通りにするしかなくなる」と諭され、再びフラフラと迷いだします。いわく「買収を受け入れて陸王を続けるか、足袋屋に戻るか」の選択肢しかないといい、「俺は陸王を続けたいんだ」と決意を述べます。

 もっとも強く反発しているのが、これまで宮沢社長に理解を示してきた縫製おばちゃん軍団のリーダー・あけみさん(阿川佐和子)でした。

「私が会社を売ることに賛成することは絶対にない、絶対にない」

 と、大切なことなので2回言ったりします。今回、こはぜ屋パートでは、このあけみさんを説得するだけで、フルに1時間半を使います。長いよ。

 そもそもこのドラマは、こはぜ屋という老舗足袋業者が「100年の暖簾」とやらを“もう守れない”という状況から始まっています。足袋の需要が減って、もうこのままでは先も長くない。だから新規事業を始めなければいけない。よし、「陸王」で頑張ろう。そういう話だったのに、最終回前の大詰めまで来て「足袋屋に戻る」ことへの逡巡が語られる。「足袋屋に戻る」ことは、ドラマの序盤で「イコール倒産」と、すでに定義されているはずなのに、社員がそれを求め、社長も迷う。そりゃ気持ちがわからないわけじゃないけど、3話も引っ張られたら、さすがに嫌気が差してしまいます。あんなにキュートだった阿川さんも、なんだか憎たらしく見えてくる始末です。「感情論じゃどうしようもない」ということを視聴者に一度飲み込ませておいて、今さらそこをグチグチ言われても、ねえ……。

 

■急にアッパー素材が手に入りました

 

 一方、宮沢社長以上に陸王をあきらめられないのが、社長の息子・大地(山崎賢人)です。織物業者・タチバナラッセルの不義理によってアッパー素材の供給が止まることになって以来、一人であちこちの繊維業者、織物業者へ折衝に訪れては、門前払いされる日々。それでも、大地は陸王を作りたくて仕方ありません。初めて自分の人生に意味を与えてくれたのが陸王だった、ということは、ここまで丁寧に描写されているので、よくわかります。この人の行動は、信用できるんです。

 でも、この人はいつも結果が信用できないんだ。この日、アポを取って訪れたタテヤマ織物という会社で、担当者にドタキャンされ、受付で夕方まで待ち続けた大地。その姿をチラ見していたおじさんに会議室に招かれると、いきなり「お手伝いさせていただきます」とアッパー素材の提供を申し出られました。こはぜ屋の財務状況も、現状ソール材であるシルクレイを作る算段がないことも、説明したのかどうか知りませんが、「ある意味ブレイクスルーだ」と、実に物わかりのいいおじさん。社内で検討する必要もないそうです。なぜなら社長だから。しかも、サンプル材を持って帰ってみたら、タチバナ以上の優秀な素材なんだとか。もう、おとぎ話の世界です。

 大地は、1足分だけ残っている茂木モデルの陸王を作りたいといいます。茂木(竹内涼真)といえば、そもそも陸王プロジェクトのきっかけになった実業団選手。ケガこそ克服したものの、記録的には伸び悩んでいる様子。しかも、一度は陸王でサポート契約をしたのに、こはぜ屋の都合でご破算にしてしまった過去もある。まだ応援している気持ちを伝えたいから、陸王を1足作って贈りたいと。そのために、アッパー素材を探してきたのだと。

 あれー? と思ったんですよ。タチバナは確か、こはぜ屋との契約を切るときに「3月までは納品する」と言ってなかったっけと。結果、シルクレイ製造機が火を噴いたことで陸王の製造はストップしましたが、その時点で大量生産をかけているということは、タチバナからの納入も止まってないはず。現時点で「タチバナの素材の在庫がない」という状況があるとすれば、宮沢社長が「製造機がブッ壊れたから、もう素材は買えない。今あるものも返品する」とタチバナに申し出た以外には、あり得ないケースです。あれほど「裏切り者!」と面罵したタチバナに対して、そういう仕打ちをしているわけで、やっぱり信用できない人だよなぁとなってしまう。些末なことではあるんですが、会社と会社との契約云々で散々引き延ばされている中での出来事なので、どうしても気になってしまいました。

■村野さんも坂本さんも信用できなくなった

 

 ただ1足の陸王を茂木くんに納入するため、こはぜ屋はシューフィッター・村野さん(市川右團次)を呼び戻すことに。最初は「茂木を迷わすだけだ」と協力を固辞していた村野さんでしたが、飯山ちゃん(寺尾聰)に何か言われたら、あっさり翻意。出来上がった陸王を見て「1mmカカトを深くして!」とか指示を出したり「完璧です!」と感動してみたり、こちらもブレブレです。

 さらに、買収話を持ってきたベンチャーキャピタルの坂本ちゃん(風間俊介)も手落ちがひどい。宮沢社長が買収ではなく業務提携を模索することにした段になって初めて、これまでFelixに買収された企業がどうなったかを調べる有様です。それまで「買収は有益」「これしかない」「こはぜ屋を守れる」と言い続けてきた坂本ちゃん、実は何も調べてなかったことが露呈しました。坂本ちゃんの提案通り買収されてたら、あっという間に、こはぜ屋はなくなっていたということです。

 こうしたブレを、このドラマでは、セリフの“振り返しの一撃”で逆転させようとしています。誰かのひと言で誰かの心変わりを促し、説得力を生もうとしている。まだ物語の全容が見えていなかった序盤は、それも効果的だったんです。大地が、大橋さんが、あけみさんが、ギュッと力を込めて発するセリフのひとつひとつが、ドラマに大きな展開を与えていたし、そこに爽快感があった。

 でも、ここまで状況が煮詰まっている終盤では、セリフひとつで状況を逆転させる手法に無理が生じているように感じます。物語が、どんどんほころんでいくように見えるのです。

 

■唯一信用できる男・松岡修造

 

 そんな中、Felixの御園社長だけはブレていません。威風堂々とした振る舞いは迫力がありますし、妻の命を奪ったハリケーンの名前を社名にしたというエピソードもサイコっぽくて素敵です。業務提携を持ちかけられたときに「買収の方が簡単」と繰り返す様も、信念が感じられて実に信用できる。なぜ御園社長が信用できるかといえば、まだ出てきたばっかりでよくわからない人だからというだけなんですが、ともあれ『陸王』の最終盤を下支えする見事な配置ですし、松岡さんの演技も要求に十分応えていると感じます。

 ともあれ、次回は最終回。いろんなモヤモヤは忘れて、ただ画面に身を委ねたいと思います。いろいろ書いたけど、楽しんで見ていることだけは間違いないのですよ。ホントに。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

15.7%『陸王』ストーリー停滞、最終回直前で「こはぜ屋」の誰もが信用できなくなっていく……

 17日に放送された日曜劇場『陸王』(TBS系)最終回直前の第9話は25分の拡大版でした。視聴率は15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調ではあるものの、ちょっと伸び悩みな感じです。

 そして視聴率以上に、お話は停滞しています。正直、第6話のニューイヤー駅伝のくだりから急激に進展しなくなった物語にイライラが募るばかりです。瞬間瞬間の画面の強さや俳優さんたちの芝居の良さはあるので、ドラマが出力を失ったわけではありません。だからこそ、フラフラしてる宮沢社長以下こはぜ屋の面々が信用できなくなっていくのがつらいところです。

 というわけで、振り返りましょう。

前回までのレビューはこちらから

 世界的スポーツメーカーFelixの御園社長(松岡修造)に買収話を持ちかけられ、「すぐにでも3億出資する」と言われてホイホイと固い握手をかわしてしまった宮沢社長(役所広司)でしたが、社内からは当然のように猛反発。さらに、銀行の融資担当・大橋さん(馬場徹)からも「(買収されれば)相手の思い通りにするしかなくなる」と諭され、再びフラフラと迷いだします。いわく「買収を受け入れて陸王を続けるか、足袋屋に戻るか」の選択肢しかないといい、「俺は陸王を続けたいんだ」と決意を述べます。

 もっとも強く反発しているのが、これまで宮沢社長に理解を示してきた縫製おばちゃん軍団のリーダー・あけみさん(阿川佐和子)でした。

「私が会社を売ることに賛成することは絶対にない、絶対にない」

 と、大切なことなので2回言ったりします。今回、こはぜ屋パートでは、このあけみさんを説得するだけで、フルに1時間半を使います。長いよ。

 そもそもこのドラマは、こはぜ屋という老舗足袋業者が「100年の暖簾」とやらを“もう守れない”という状況から始まっています。足袋の需要が減って、もうこのままでは先も長くない。だから新規事業を始めなければいけない。よし、「陸王」で頑張ろう。そういう話だったのに、最終回前の大詰めまで来て「足袋屋に戻る」ことへの逡巡が語られる。「足袋屋に戻る」ことは、ドラマの序盤で「イコール倒産」と、すでに定義されているはずなのに、社員がそれを求め、社長も迷う。そりゃ気持ちがわからないわけじゃないけど、3話も引っ張られたら、さすがに嫌気が差してしまいます。あんなにキュートだった阿川さんも、なんだか憎たらしく見えてくる始末です。「感情論じゃどうしようもない」ということを視聴者に一度飲み込ませておいて、今さらそこをグチグチ言われても、ねえ……。

 

■急にアッパー素材が手に入りました

 

 一方、宮沢社長以上に陸王をあきらめられないのが、社長の息子・大地(山崎賢人)です。織物業者・タチバナラッセルの不義理によってアッパー素材の供給が止まることになって以来、一人であちこちの繊維業者、織物業者へ折衝に訪れては、門前払いされる日々。それでも、大地は陸王を作りたくて仕方ありません。初めて自分の人生に意味を与えてくれたのが陸王だった、ということは、ここまで丁寧に描写されているので、よくわかります。この人の行動は、信用できるんです。

 でも、この人はいつも結果が信用できないんだ。この日、アポを取って訪れたタテヤマ織物という会社で、担当者にドタキャンされ、受付で夕方まで待ち続けた大地。その姿をチラ見していたおじさんに会議室に招かれると、いきなり「お手伝いさせていただきます」とアッパー素材の提供を申し出られました。こはぜ屋の財務状況も、現状ソール材であるシルクレイを作る算段がないことも、説明したのかどうか知りませんが、「ある意味ブレイクスルーだ」と、実に物わかりのいいおじさん。社内で検討する必要もないそうです。なぜなら社長だから。しかも、サンプル材を持って帰ってみたら、タチバナ以上の優秀な素材なんだとか。もう、おとぎ話の世界です。

 大地は、1足分だけ残っている茂木モデルの陸王を作りたいといいます。茂木(竹内涼真)といえば、そもそも陸王プロジェクトのきっかけになった実業団選手。ケガこそ克服したものの、記録的には伸び悩んでいる様子。しかも、一度は陸王でサポート契約をしたのに、こはぜ屋の都合でご破算にしてしまった過去もある。まだ応援している気持ちを伝えたいから、陸王を1足作って贈りたいと。そのために、アッパー素材を探してきたのだと。

 あれー? と思ったんですよ。タチバナは確か、こはぜ屋との契約を切るときに「3月までは納品する」と言ってなかったっけと。結果、シルクレイ製造機が火を噴いたことで陸王の製造はストップしましたが、その時点で大量生産をかけているということは、タチバナからの納入も止まってないはず。現時点で「タチバナの素材の在庫がない」という状況があるとすれば、宮沢社長が「製造機がブッ壊れたから、もう素材は買えない。今あるものも返品する」とタチバナに申し出た以外には、あり得ないケースです。あれほど「裏切り者!」と面罵したタチバナに対して、そういう仕打ちをしているわけで、やっぱり信用できない人だよなぁとなってしまう。些末なことではあるんですが、会社と会社との契約云々で散々引き延ばされている中での出来事なので、どうしても気になってしまいました。

■村野さんも坂本さんも信用できなくなった

 

 ただ1足の陸王を茂木くんに納入するため、こはぜ屋はシューフィッター・村野さん(市川右團次)を呼び戻すことに。最初は「茂木を迷わすだけだ」と協力を固辞していた村野さんでしたが、飯山ちゃん(寺尾聰)に何か言われたら、あっさり翻意。出来上がった陸王を見て「1mmカカトを深くして!」とか指示を出したり「完璧です!」と感動してみたり、こちらもブレブレです。

 さらに、買収話を持ってきたベンチャーキャピタルの坂本ちゃん(風間俊介)も手落ちがひどい。宮沢社長が買収ではなく業務提携を模索することにした段になって初めて、これまでFelixに買収された企業がどうなったかを調べる有様です。それまで「買収は有益」「これしかない」「こはぜ屋を守れる」と言い続けてきた坂本ちゃん、実は何も調べてなかったことが露呈しました。坂本ちゃんの提案通り買収されてたら、あっという間に、こはぜ屋はなくなっていたということです。

 こうしたブレを、このドラマでは、セリフの“振り返しの一撃”で逆転させようとしています。誰かのひと言で誰かの心変わりを促し、説得力を生もうとしている。まだ物語の全容が見えていなかった序盤は、それも効果的だったんです。大地が、大橋さんが、あけみさんが、ギュッと力を込めて発するセリフのひとつひとつが、ドラマに大きな展開を与えていたし、そこに爽快感があった。

 でも、ここまで状況が煮詰まっている終盤では、セリフひとつで状況を逆転させる手法に無理が生じているように感じます。物語が、どんどんほころんでいくように見えるのです。

 

■唯一信用できる男・松岡修造

 

 そんな中、Felixの御園社長だけはブレていません。威風堂々とした振る舞いは迫力がありますし、妻の命を奪ったハリケーンの名前を社名にしたというエピソードもサイコっぽくて素敵です。業務提携を持ちかけられたときに「買収の方が簡単」と繰り返す様も、信念が感じられて実に信用できる。なぜ御園社長が信用できるかといえば、まだ出てきたばっかりでよくわからない人だからというだけなんですが、ともあれ『陸王』の最終盤を下支えする見事な配置ですし、松岡さんの演技も要求に十分応えていると感じます。

 ともあれ、次回は最終回。いろんなモヤモヤは忘れて、ただ画面に身を委ねたいと思います。いろいろ書いたけど、楽しんで見ていることだけは間違いないのですよ。ホントに。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

中居正広MCの『ザ!世界仰天ニュース』は、3時間スペシャル! 12月19日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也

※『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系、山口達也)は放送休止。

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
12:30~12:50 『トットちゃん!』(テレビ朝日系) 三宅健
24:58~25:28 『アメージパング!』(TBS系)

■続きはこちら

カテゴリー: 未分類

中居正広MCの『ザ!世界仰天ニュース』は、3時間スペシャル! 12月19日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也

※『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系、山口達也)は放送休止。

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
12:30~12:50 『トットちゃん!』(テレビ朝日系) 三宅健
24:58~25:28 『アメージパング!』(TBS系)

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WWEの人気レスラー、「サインがチンコにしか見えない」と州から呼び出されてブチギレ動画を投稿

 WWEの人気レスラー、エンツォ・アモーレ(31)が、デラウェア州に怒りを炸裂させている動画をインスタグラムに投稿した。運転免許証に記載されている彼の署名がチンコに見えると問題視されてしまい、作り直すように呼び出しを食らったとのことで、本人は「俺様は小学校の頃から、こう署名してきたんだ!」と大爆発。ファンは「すげぇ!」「チンコだ!」「最高!」と感激している。

 エンツォは、火山が爆発したような個性的な髪形と派手な衣装、そして抜群のマイクパフォーマンスで、世界最大のプロレス団体WWEを盛り上げている。身長が2メートルを超えるビッグ・キャスと長年タッグを組んでいたため、ミニサイズのちょこまかしたレスラーに見られがちだったが、本人も身長は181cmと決して低くはない。大学アメフトで鍛え上げたがっしり体形の、見せ場を心得ているレスラーだ。

 今年はバックステージで襲撃に遭いまくり、その犯人がビッグ・キャスだと判明したためタッグを解消。クルーザー級王座戦に挑戦し、卑怯な手でベルトを奪取した。その後、腹を立てた同階級のレスラーたちからリンチされてしまったが、結局WWEの上層部は彼らのに対し、今後「エンツォに触れたら解雇」と言い渡す。エンツォはマイクを独り占めし、リングの上でほかの選手たちを次々と罵倒し倒して、「今年のクルーザー級マッチのハイライト」だとファンを大喜びさせた。

 そのエンツォが15日、インスタグラムにガチで怒りを炸裂させた動画を投稿。マイクパフォーマンスさながらの絶妙なディストークを展開させ、ネット上の話題をさらったのだ。

 この動画は、デラウェア州の運転免許証を発行するDMV(車両管理局)駐車場に止めた車の中で撮影されたもので、エンツォは口癖である「ハゥ・ユー・ドゥーイング?(みんな元気か?)」とニッコリ笑顔で動画をスタート。直後、舌をレロレロしながら怒りに満ちた表情に変わり「問題があるんだ。デラウェア州だよ! 俺様は最近、忙しくってな。アブダビに行ったり、インドにも行ったしな」と海外遠征にも参加している人気ぶりをアピールした。次にサングラスを外し、「そんな俺様の電話がひっきりなしに鳴るわけよ。でも俺様は出ない。FUボタンを押して、そのまんま留守電につなげる。だって誰からなのか知ってるから。デラウェア州だよ!」と、電話を無視して留守電につなげることを表現する「ファック・ユー・ボタン」ことFUボタンというスラングを口にした。

 続けて、「奴らが何で電話をかけてくるのかも知っている。俺様に出向いて、運転免許証の署名を変更する手続きをしろって言うわけよ。いま、記載されている俺様の署名は、許容範囲を超えてるんだとよ!」と見開いた目をさらに大きくする。

「署名だけじゃなくて、写真も含めて何もかもやり直せって言うわけよ。だから、最高にイケてる髪形で、最高にイケてる態度で登場してやる。なぜなら、俺様は裁判所でも、人生においても、DMVでも俺様自身のスポークスマンであり代弁者だからよ」と語り、「俺様はいつだって勝つ! なぜなら正真正銘のチャンプだから! 唯一の勝者だからな。だから俺様はデラウェア州からどう署名するかなんて指示は受けねぇんだよ!」と大声で叫び、怒りを爆発させた。

 そして、あきれた表情で「俺様は小学校の頃から、この署名なんだよ」と、カメラの前に運転免許証を掲げる。そこには穏やかな微笑みを浮かべたエンツォの写真と、その下に記載された彼の署名があるのだが、どう見ても「チンコと金玉」にしか見えない。しかし、エンツォは「俺様の名前、EAじゃねぇか、デラウェアよ! どう思うよ! ハァ? 何が問題なんだよ、デラウェア!」とヒートアップして、動画は終了する。

 エンツォはこの動画に「俺様は自分の権利、そして、どうやって署名するのか知っている。もうすぐデラウェア州は、それを知ることになる」というメッセージを添えてインスタグラムに投稿していた。車の後方にはチャイルドシートが載せられており、動画も自撮りであることから、プライベートなオフの時間を使い、このDMVに1人で来たものと思われる。

 WWEの人気レスラーは、試合ごとに移動を繰り返して、体を張って試合をしている。つかの間のオフの時間は体を休めたり、トレーニングに費やしたり、家族との時間を過ごしたいだろう。そんな貴重な時間にデラウェアDMVに呼び出されたエンツォは怒り心頭。「くだらないことで呼び出された」と動画を通して、世間に訴えたのだ。

 しかし、署名は確かにチンコに見えるため、ネット上で大爆笑をさらった。メディアもおもしろがって伝えたため、再生数はあっという間に20万回を超えた。1,200以上ついたコメントのほとんどが「すげぇ!」「最高!」と彼の署名と態度をたたえるものだった。

 デラウェア州が問題視している署名は、エンツォの主張通り「E」と「A」を横向きにつなげたようにも見える。小学校低学年児童のようなたどたどしい字で、「小さい頃からこの署名」という本人の主張も信じられなくはない。だが、何の説明もなくこの署名を見せられたら「右向きの水平なチンコ」にしか見えない。しかもチンコの根元の、本人が「E」と主張している部分は睾丸に見え、一段とリアルさを演出している。DMVが「許容範囲を超えている署名」だと判断しても、仕方ないように思えるのだ。

 ちなみに世間に出回っているエンツォのサインは、リングネームのエンツォ「Enzo」とアモーレの「Amore」と読めるサインになっており、チンコ形ではない。彼の本名はエリック・アーントで、本名でサインする時のみこのチンコ形スタイルを取っているものと見られる。

 セレブや著名人の多くが、他人には真似できないような個性的なサインをする。そのため、サインの一部がチンコに見えてしまうケースはこれまでもあり、あのオバマ大統領や人気中堅俳優のトム・ハーディも「チンコになってる!」と世間を喜ばせたことがあるものの、エンツォのサインは、これを超える「チンコサイン」だとネット上は大盛り上がり。「こんなリアルなチンコ形のサインはいまだかつてなかった」「こんなサインを小学生の頃からしてきたのか」と感心さえされている。

 エンツォは、作り直した運転免許証でも同じチンコサインをしているのかはまだ発表していない。しかし、ここまでガチでまくし立てているのを見ると、変えていないのではと多くのファンは推測。DMVでもお得意のトークを繰り広げながら「EとA」だと主張して担当者を言いくるめ、堂々とチンコ形のサインをしたに違いないという声が多数上がっている。

 次に出場する試合で、この運転免許証について語るのではないかと期待するファンも多いが、果たして!?

WWEの人気レスラー、「サインがチンコにしか見えない」と州から呼び出されてブチギレ動画を投稿

 WWEの人気レスラー、エンツォ・アモーレ(31)が、デラウェア州に怒りを炸裂させている動画をインスタグラムに投稿した。運転免許証に記載されている彼の署名がチンコに見えると問題視されてしまい、作り直すように呼び出しを食らったとのことで、本人は「俺様は小学校の頃から、こう署名してきたんだ!」と大爆発。ファンは「すげぇ!」「チンコだ!」「最高!」と感激している。

 エンツォは、火山が爆発したような個性的な髪形と派手な衣装、そして抜群のマイクパフォーマンスで、世界最大のプロレス団体WWEを盛り上げている。身長が2メートルを超えるビッグ・キャスと長年タッグを組んでいたため、ミニサイズのちょこまかしたレスラーに見られがちだったが、本人も身長は181cmと決して低くはない。大学アメフトで鍛え上げたがっしり体形の、見せ場を心得ているレスラーだ。

 今年はバックステージで襲撃に遭いまくり、その犯人がビッグ・キャスだと判明したためタッグを解消。クルーザー級王座戦に挑戦し、卑怯な手でベルトを奪取した。その後、腹を立てた同階級のレスラーたちからリンチされてしまったが、結局WWEの上層部は彼らのに対し、今後「エンツォに触れたら解雇」と言い渡す。エンツォはマイクを独り占めし、リングの上でほかの選手たちを次々と罵倒し倒して、「今年のクルーザー級マッチのハイライト」だとファンを大喜びさせた。

 そのエンツォが15日、インスタグラムにガチで怒りを炸裂させた動画を投稿。マイクパフォーマンスさながらの絶妙なディストークを展開させ、ネット上の話題をさらったのだ。

 この動画は、デラウェア州の運転免許証を発行するDMV(車両管理局)駐車場に止めた車の中で撮影されたもので、エンツォは口癖である「ハゥ・ユー・ドゥーイング?(みんな元気か?)」とニッコリ笑顔で動画をスタート。直後、舌をレロレロしながら怒りに満ちた表情に変わり「問題があるんだ。デラウェア州だよ! 俺様は最近、忙しくってな。アブダビに行ったり、インドにも行ったしな」と海外遠征にも参加している人気ぶりをアピールした。次にサングラスを外し、「そんな俺様の電話がひっきりなしに鳴るわけよ。でも俺様は出ない。FUボタンを押して、そのまんま留守電につなげる。だって誰からなのか知ってるから。デラウェア州だよ!」と、電話を無視して留守電につなげることを表現する「ファック・ユー・ボタン」ことFUボタンというスラングを口にした。

 続けて、「奴らが何で電話をかけてくるのかも知っている。俺様に出向いて、運転免許証の署名を変更する手続きをしろって言うわけよ。いま、記載されている俺様の署名は、許容範囲を超えてるんだとよ!」と見開いた目をさらに大きくする。

「署名だけじゃなくて、写真も含めて何もかもやり直せって言うわけよ。だから、最高にイケてる髪形で、最高にイケてる態度で登場してやる。なぜなら、俺様は裁判所でも、人生においても、DMVでも俺様自身のスポークスマンであり代弁者だからよ」と語り、「俺様はいつだって勝つ! なぜなら正真正銘のチャンプだから! 唯一の勝者だからな。だから俺様はデラウェア州からどう署名するかなんて指示は受けねぇんだよ!」と大声で叫び、怒りを爆発させた。

 そして、あきれた表情で「俺様は小学校の頃から、この署名なんだよ」と、カメラの前に運転免許証を掲げる。そこには穏やかな微笑みを浮かべたエンツォの写真と、その下に記載された彼の署名があるのだが、どう見ても「チンコと金玉」にしか見えない。しかし、エンツォは「俺様の名前、EAじゃねぇか、デラウェアよ! どう思うよ! ハァ? 何が問題なんだよ、デラウェア!」とヒートアップして、動画は終了する。

 エンツォはこの動画に「俺様は自分の権利、そして、どうやって署名するのか知っている。もうすぐデラウェア州は、それを知ることになる」というメッセージを添えてインスタグラムに投稿していた。車の後方にはチャイルドシートが載せられており、動画も自撮りであることから、プライベートなオフの時間を使い、このDMVに1人で来たものと思われる。

 WWEの人気レスラーは、試合ごとに移動を繰り返して、体を張って試合をしている。つかの間のオフの時間は体を休めたり、トレーニングに費やしたり、家族との時間を過ごしたいだろう。そんな貴重な時間にデラウェアDMVに呼び出されたエンツォは怒り心頭。「くだらないことで呼び出された」と動画を通して、世間に訴えたのだ。

 しかし、署名は確かにチンコに見えるため、ネット上で大爆笑をさらった。メディアもおもしろがって伝えたため、再生数はあっという間に20万回を超えた。1,200以上ついたコメントのほとんどが「すげぇ!」「最高!」と彼の署名と態度をたたえるものだった。

 デラウェア州が問題視している署名は、エンツォの主張通り「E」と「A」を横向きにつなげたようにも見える。小学校低学年児童のようなたどたどしい字で、「小さい頃からこの署名」という本人の主張も信じられなくはない。だが、何の説明もなくこの署名を見せられたら「右向きの水平なチンコ」にしか見えない。しかもチンコの根元の、本人が「E」と主張している部分は睾丸に見え、一段とリアルさを演出している。DMVが「許容範囲を超えている署名」だと判断しても、仕方ないように思えるのだ。

 ちなみに世間に出回っているエンツォのサインは、リングネームのエンツォ「Enzo」とアモーレの「Amore」と読めるサインになっており、チンコ形ではない。彼の本名はエリック・アーントで、本名でサインする時のみこのチンコ形スタイルを取っているものと見られる。

 セレブや著名人の多くが、他人には真似できないような個性的なサインをする。そのため、サインの一部がチンコに見えてしまうケースはこれまでもあり、あのオバマ大統領や人気中堅俳優のトム・ハーディも「チンコになってる!」と世間を喜ばせたことがあるものの、エンツォのサインは、これを超える「チンコサイン」だとネット上は大盛り上がり。「こんなリアルなチンコ形のサインはいまだかつてなかった」「こんなサインを小学生の頃からしてきたのか」と感心さえされている。

 エンツォは、作り直した運転免許証でも同じチンコサインをしているのかはまだ発表していない。しかし、ここまでガチでまくし立てているのを見ると、変えていないのではと多くのファンは推測。DMVでもお得意のトークを繰り広げながら「EとA」だと主張して担当者を言いくるめ、堂々とチンコ形のサインをしたに違いないという声が多数上がっている。

 次に出場する試合で、この運転免許証について語るのではないかと期待するファンも多いが、果たして!?

若い男性との恋に潜む“罠”――『不倫純愛~一線越えの代償~』が描くアラフォー女性の転落

 歳を重ねると恋愛を始めることに対して慎重になるが、一度始めてしまうと思春期の頃のように燃えてしまうことが多い。その最たる例が「不倫」である。相手が独身で若ければ若いほど、相手と同じ年齢の頃に戻り、再び青春を謳歌してしまうのだ。そしてもちろん、セックスも楽しみ、溺れてしまう。

 しかし、そうしたアラフォー、アラフィフ女性の若い男性との不倫は、思わぬ危険を孕んでいる。

 今回ご紹介する『不倫純愛~一線越えの代償~』(幻冬舎)は、1人の女性が不倫によって奈落の底に落ちていく物語だ。

 40歳の売れっ子脚本家・香澄は、公務員の夫と結婚しているが、現在は別居生活を送っていた。別居の原因は夫の過干渉で、香澄は週に1度1LDKの部屋に夫を入れるという条件を飲み、一人暮らしをしている。そんな彼女が一回り年下のダンサーの来夢と出会い、その人生は大きく変化してゆく。

 ある日、香澄の元に配達員として荷物を届けに来た来夢。その逞しい胸板や爽やかな笑顔に、香澄は一目惚れをする。

 その後、街中で偶然、来夢と出会った香澄は、彼が出演するダンスショーの招待状をもらう。迷いながらもショーを見に行った彼女は、若い女性ダンサーやファンに嫉妬心を燃やし、歳が離れている既婚者であることも忘れて、彼に恋をしていることに気付いてしまう。同じく香澄のことを好きになってしまった来夢は、ショーを終えてから強引に彼女を食事に誘った。そして、ついに2人は結ばれてしまう――。

 売れっ子で金もある香澄は、来夢と知り合い、恋に落ちてしまったことで、かつて体験したことのない闇へ転落してゆく。母親の借金を肩代わりしている来夢のために貯金を崩し、とある男と愛人契約を結び、性奴隷のように扱われる。読者である我々は、香澄の転落人生の首謀者が誰だかわかるのだが、当の本人である香澄は、疑いもせずに来夢を愛し続けているのである。

 年甲斐もなく若い男と恋愛するとこうなってしまう――呆れる反面、主人公と同世代の筆者としては胸がチクチクと痛むのだ。年甲斐もないということは百も承知。歳を重ねると女は商品価値が薄れてしまう。けれど、これまで一生懸命生きてきた自分を、若い男性が好いてくれたら、それほどの称賛はないだろう。

 せめて、小説の中では夢を見させていただきたい――そんな淡い希望を抱くアラフォーの女性に対して、張り手でもしているかのような、反面教師のような1冊である。
(いしいのりえ)

若い男性との恋に潜む“罠”――『不倫純愛~一線越えの代償~』が描くアラフォー女性の転落

 歳を重ねると恋愛を始めることに対して慎重になるが、一度始めてしまうと思春期の頃のように燃えてしまうことが多い。その最たる例が「不倫」である。相手が独身で若ければ若いほど、相手と同じ年齢の頃に戻り、再び青春を謳歌してしまうのだ。そしてもちろん、セックスも楽しみ、溺れてしまう。

 しかし、そうしたアラフォー、アラフィフ女性の若い男性との不倫は、思わぬ危険を孕んでいる。

 今回ご紹介する『不倫純愛~一線越えの代償~』(幻冬舎)は、1人の女性が不倫によって奈落の底に落ちていく物語だ。

 40歳の売れっ子脚本家・香澄は、公務員の夫と結婚しているが、現在は別居生活を送っていた。別居の原因は夫の過干渉で、香澄は週に1度1LDKの部屋に夫を入れるという条件を飲み、一人暮らしをしている。そんな彼女が一回り年下のダンサーの来夢と出会い、その人生は大きく変化してゆく。

 ある日、香澄の元に配達員として荷物を届けに来た来夢。その逞しい胸板や爽やかな笑顔に、香澄は一目惚れをする。

 その後、街中で偶然、来夢と出会った香澄は、彼が出演するダンスショーの招待状をもらう。迷いながらもショーを見に行った彼女は、若い女性ダンサーやファンに嫉妬心を燃やし、歳が離れている既婚者であることも忘れて、彼に恋をしていることに気付いてしまう。同じく香澄のことを好きになってしまった来夢は、ショーを終えてから強引に彼女を食事に誘った。そして、ついに2人は結ばれてしまう――。

 売れっ子で金もある香澄は、来夢と知り合い、恋に落ちてしまったことで、かつて体験したことのない闇へ転落してゆく。母親の借金を肩代わりしている来夢のために貯金を崩し、とある男と愛人契約を結び、性奴隷のように扱われる。読者である我々は、香澄の転落人生の首謀者が誰だかわかるのだが、当の本人である香澄は、疑いもせずに来夢を愛し続けているのである。

 年甲斐もなく若い男と恋愛するとこうなってしまう――呆れる反面、主人公と同世代の筆者としては胸がチクチクと痛むのだ。年甲斐もないということは百も承知。歳を重ねると女は商品価値が薄れてしまう。けれど、これまで一生懸命生きてきた自分を、若い男性が好いてくれたら、それほどの称賛はないだろう。

 せめて、小説の中では夢を見させていただきたい――そんな淡い希望を抱くアラフォーの女性に対して、張り手でもしているかのような、反面教師のような1冊である。
(いしいのりえ)

ひき逃げ逮捕の“レジェンドプロゴルファー”中村通容疑者にゴルフ協会から「大甘処分」の裏事情

「関西四天王」とも呼ばれたゴルフ界のレジェンドがひき逃げで逮捕されたが、関係者からはプロゴルファーとしての処分について「1カ月の資格停止ぐらいが妥当」と話している。

 12月10日、兵庫県警に逮捕されたのは、プロゴルファー中村通容疑者(67)。前日18時ごろ、宝塚市内で乗用車を運転中、男子大学生の自転車に接触して軽傷を負わせるも、そのまま立ち去ったとして、自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。

 この件に、日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は、メディアに「そんなことをするような人ではない」と話したが、ネット上では「性善説すぎる」「人柄は関係ない」と厳しい見方がされている。ゴルファーが刑事事件を起こした場合、PGAが理事会を経てライセンス停止などの処分を課すのが通例だが、PGA関係者は「処分は形だけでいい」と話す。

「行政処分は別に出るんだから、ゴルファーとしては関係ない。ひき逃げしたってゴルフに何か不利益あるわけじゃないから。一応、世間的にうるさく言われないよう、1カ月の停止とかでいいんだよ」(同)

 なんとも極端な考え方だが、過去の例を見ても、基本的に私生活での問題について、ゴルフ界の処分は甘いといわれる。2年前、民家から作業着を盗んだ窃盗事件で逮捕されたプロゴルファー・伊藤勇気への処分は「3カ月間の資格停止」だった。伊藤はセーラー服にカツラという不審な姿で千葉市内の路上を歩いていたところ110番通報され、民家に逃げ込んで70代女性の作業着を盗んで着替えた。不法侵入と窃盗という犯罪で立件されたが、当初「理事会では半数以上の理事が、過去の事例から戒告程度でいいと言っていた」と関係者。

「でも、一部の理事が『大きく報道されちゃっているから』として資格停止に処分が格上げされた」(同)

 交通事故による問題では、韓国籍の女子ゴルファー・黄アルムが14年1月、乗用車を運転中に男性をはねて死なせる事故を起こして逮捕されたが、日本女子プロゴルフ協会が「1カ月の資格停止」にとどめ、同年5月には復帰した。男子では人気選手の石川遼が無免許運転をしたときにもPGAが「本人が反省している」という理由から「処分ナシ」としたこともあった。

「中村さんは業界に貢献した大御所だから、彼を厳しく処分しようとする奴がいたら、周りが黙っちゃいないよ」と前出関係者。

 そうなると今回も、厳しい処分にはならないのだろうか。

 中村容疑者は1968年に当時の史上最年少17歳でプロテストに合格。同世代の山本義隆らと「関西四天王」と呼ばれ活躍。生涯獲得賞金は約7億5,000万円で、現在もシニアとして活動中。親族にゴルファーが多く、ゴルフ界のサラブレッドとも呼ばれ、ジャンボ尾崎ら有名ゴルファーからも「なかさん」と呼ばれ、敬われている。そんなレジェンドだけに、なお厳しい処分はありえないというわけだ。

 ただ「その理由は他にもある」と、ゴルフ記者からはこんな話が聞かれた。

「PGAの役員は以前、暴力団とゴルフをしていても厳しい処分をされず、内閣府から強い批判を受けて慌てて退会させたことがあります。昔からヤクザとゴルフは縁が強くて、10年以上前から各スポーツ界が暴力団排除に積極的な動きを見せていたのに、ゴルフ界で本格的にそうなったのは3年ぐらい前からの話。今でこそヤクザとは絶縁した体裁を取っていますけど、実際には、まだまだ縁がある関係者も多く、特に古いゴルファーには後ろ盾みたいなヤクザがいるんですよ。だからレジェンドみたいな人に厳しいことをやると、何かとその背後に睨まれることもあるんで、特に昭和世代の選手には甘いんです」

 ひき逃げ事件では、幸い被害者が軽傷で済んだが、ゴルフ界の中村容疑者への処分も“軽い”もので終わりそうだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

嵐・相葉雅紀、熱愛報道もテレビは総スルー! ジャニーズは「十分考慮して」と無言圧力

 12月18日発売の「フラッシュ」(光文社)が、嵐・相葉雅紀に交際5年にも及ぶ恋人がいることをスクープした。ジャニーズ事務所のトップ人気を誇る嵐メンバーの熱愛は、間違いなくビッグニュースだが、同日の情報番組、新聞ともに、これを取り上げるメディアは皆無だった。

 同誌によれば、相葉のお相手は関西出身のAさんという同い年の女性。愛犬のトイプードルとともに相葉の自宅マンションに出入りしており、すでに相葉の両親とも挨拶済みと伝えられている。

「相葉・Aさん双方の家族に取材が行われており、どちらも交際を否定していないため、記事の信ぴょう性は限りなく高いと言える。しかし、同誌発売日のテレビ、新聞が取り上げたジャニーズネタは、17日に行われたKinKi Kidsのコンサートのニュースのみ。というのも、ジャニーズは今回の相葉の報道に関する、各社の問い合わせに対し、『十分考慮して判断してください』といった無言の圧力めいた対応を取ったため、どこも“自粛モード”となったようです」(テレビ局関係者)

 スクープを放った「フラッシュ」にさえ、ジャニーズからのコメントはなし。テレビや新聞は、この一件を今後、どのように扱っていくのだろうか。

「同じ嵐のメンバーでは、松本潤と井上真央の交際は完全黙殺が続いたまま、最終的に破局を迎えました。一方で、今年発覚した櫻井翔とテレビ朝日・小川彩佳アナウンサーについて、ジャニーズは初め『親しい友人』としていたものの、その後『いいお付き合いをしているようです』と、コメントしています。こうしたパターンもあるので、相葉の場合も、今後ジャニーズが交際を認めるような発言をする可能性があり、マスコミやファンも注目している状態です」(同)

 年末に向けて、相葉は報道陣の前に姿を現す機会が増えてくる。

「相葉の誕生日である12月24日から、東京ドームで3日間、嵐のコンサート『嵐 ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 untitled』が開催されます。こちらでは例年、“親ジャニーズ”の記者のみが参加するインタビューが行われるのですが、相葉が自ら報道について言及するのかどうか。また、29日からは『NHK紅白歌合戦』のリハーサルが始まり、こちらでも囲み取材が聞かれる予定です。ドーム公演とは違い、『紅白』にはアンチ・ジャニーズのメディアも多く訪れるだけに、ジャニーズ側にとって想定外の質問が飛び出す可能性もあります」(週刊誌記者)

 さまざまな懸念も出ている中、相葉は5年越しで育んできた愛を、どこまで貫くことができるだろうか。