亀梨和也の骨折で、稲垣吾郎が『FINAL CUT』されちゃう!? 関テレドラマ出演が“白紙化”の大ピンチ

 KAT-TUNの亀梨和也が12月3日、来年1月スタートのドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)の撮影中に、左手人さし指を骨折するけがを負っていたことがわかった。

「亀梨は1日に都内の公園で、1人で障害物を飛び越えるなどのトレーニングシーンを撮影中に負傷。全治4週間と診断されました。同日中に撮影に復帰し、今後のスケジュールには影響がないようです。ただ、普段はギプスをはめ、本番撮影の際に外すなど、不便は強いられているようです」(テレビ誌ライター)

 関西テレビは亀梨本人と事務所に謝罪し「より一層の安全対策強化を目指す」と話しているが、なんと、この事故が元SMAPの稲垣吾郎に飛び火する可能性があるという。いったいどういうことか? 芸能関係者が耳打ちする。

「『週刊新潮』(新潮社)が10月に報じていますが、来春の関西テレビ制作のドラマに、稲垣が準主役扱いで出演内定しているといわれています。民放キー局は、ジャニーズ事務所に“忖度”しているため、元SMAPメンバーには新規オファーをしないことが暗黙の了解となっている。しかし、関西テレビは『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』といった“僕シリーズ3部作”や、『銭の戦争』『嘘の戦争』で草なぎ剛が主演するなど、ジャニーズ退所組とは近しいこともあり、『うちは準キー局なのだから、どこの事務所とも平等に付き合っていく』というスタンスを取っていた。そんな矢先に起きた亀梨の骨折事故。どんな理由であれ、タレントにけがをさせたというのは、テレビ局サイドにとっては相当のペナルティが科せられる事態です。そのため業界では、稲垣のドラマ起用を取り下げることを条件に、ジャニーズとの“手打ち”をするのではとささやかれています」

 亀梨ドラマのタイトルよろしく、稲垣は『FINAL CUT』されてしまうのだろうか?

引退危機の真木よう子、ネット上のバッシング記事は「身内が書かせている」?

 女優・真木よう子が引退危機に陥っている。11月に報じられた、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』ドタキャン騒動で「情緒不安定」や「事務所とのトラブル」がささやかれ、業界内では「このまま引退の可能性もある」と話す関係者もいるのだ。

 真木の降板が製作サイドに伝えられたのは、撮影日前日というこの騒動。所属事務所は「現在の体調では長期に渡る撮影が難しい」としたが、この映画は真木の出演作を何本も撮ってきた“身内”の大根仁監督で、本来ならスケジュール調整しながらの出演も可能だったとみられることから、業界関係者の間では「体調不良は表向きで、実際には所属事務所とのトラブルだろう」といわれている。

「もともと情緒不安定なタイプで、気性も激しい。酒の勢いで“言ってはいけないこと”を口走るところもある人。目上の人にも食ってかかるので、事務所の人が代わりに謝るのも日常茶飯事だった。でも本人は、そういうフォローに感謝せず、よく事務所の文句を言っていて、おそらく今回は事務所側がさじを投げたのでは」(映画関係者)

 真木はまだ駆け出しの頃、最初に世話になった仲代達矢ともめて劇団を飛び出し、キャリア初期からトラブルを起こしがちだった。2008年に元俳優と結婚し、女児も誕生したが、15年に離婚。その後はSNSを始めたが、下ネタにも答える奔放なキャラクターが人気の半面、問題発言でたびたび炎上し、8月には「他人のポストから、郵便物を盗み取るのは、犯罪行為にあたりますか?」などと書いて、これまたファンを騒然とさせた。

「真木さんはフィギュアスケートの羽生結弦の熱狂的ファンなので、羽生ファンの中には『結弦クン宅のポストが狙われている!』と不安がる人もいた」と雑誌編集者。

 その後、クラウドファンディングを利用する形でコミケへの参画を企図したものの、批判を浴びて撤回する騒動を起こし、Twitterのアカウントも削除。一部では長女を元夫に預け、別の男性とデートしたり、ホストクラブ通いをしているなどの報道もあった。ただ、こうしたゴシップは「真木を嫌う事務所関係者が積極的にマスコミに書かせている」という見方もある。

「たとえば某女性向けサイトは、しつこいほど真木叩きを繰り返しています。11月に入ると、『何をやっても叩かれる芸能人』として真木を代表に挙げ、続いて『“新たなスキャンダルを週刊誌がキャッチ”の噂』『真木よう子が典型、不安定な人がTwitterやると壊れる』と、彼女に恨みでもあるのかというぐらいに、立て続けにバッシング記事を掲載したんです。単に美人の真木に嫉妬した女性編集者の仕業だろうという人もいますけど、ひょっとすると真木叩きを焚きつけている“身内”が存在する可能性もあります」(女性誌記者)

 いずれにせよ、映画降板は真木がただならぬ問題を抱えている証拠。以前にも、激ヤセ、激太りと、不安定な体調の変化が見られていたこともあるほか、過去の言動と行動の矛盾が多数指摘されてもいる。

 それだけに「もし事務所がさじを投げたという形になっているなら、下手すればしばらく干されるし、なお態度を変えないなら、最悪引退ということだってありえる」と前出関係者は心配している。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

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柴咲コウの“事務所不信”は、もう限界!? 元SMAP3人の「CULEN」移籍説の真実味

 2年ほど前より、大手芸能プロ・スターダストプロモーションからの“独立”がウワサされている、女優の柴咲コウ。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』出演中に、IT企業のCEOに就任するという“社内独立”が明らかになったが、依然として事務所との溝は埋まらないままだという。

 そんな柴咲が、元SMAP・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が所属する「CULEN」へ、新年早々に合流するという情報が流れている。

「CULENの役員を務める飯島三智氏は、元SMAPチーフマネジャー時代、キムタク(木村拓哉)をはじめ、ジャニタレが主演するドラマのヒロインに、スターダストの女優を起用するケースが多かった。そのため、同社のH社長とは、“昵懇の仲”といわれていますからね。それだけに、CULENに合流するという情報は、信ぴょう性があると思いますよ」(ドラマ関係者)

 柴咲は、昨年の11月に携帯用アプリ会社の社長からサポートを受けて、IT企業「レトロワグラース」を設立し、代表取締役CEOに就任。同社が柴咲のファンクラブ事業を所属事務所から引き継ぎ、新レコードレーベルを立ち上げていたことが明らかになった。

 実業家との熱愛を事務所関係者によってメディアにリークされたことがきっかけとなり、柴咲は事務所に対し、不信感を募らせていたという。関係悪化から独立のウワサが絶えず、大河ドラマ放送中の騒動は避けたいと考えた事務所が、同じくスターダスト所属の俳優・山田孝之と同様に、柴咲の会社設立を“社内独立”という形で認めたという。

 しかし、大河ドラマ終了後は歌手活動を中心にしていきたいという柴咲に対し、事務所側は女優としての活動を期待しており、その方向性の違いから、独立騒動は再燃するとみられている。新会社でのレコードレーベル立ち上げも、柴咲の歌手活動への強い意向によるものだ。

 そんな中、柴咲と同じくCULENへの合流がウワサされる、元KAT-TUNの赤西仁との2ショット写真が、先月お互いのインスタグラムに投稿された。それも、CULENに所属する元SMAPの3人が出演する、AbemaTV『72時間ホンネテレビ』放送中の出来事だというから、なんとも意味深である。業界関係者の間では、飯島氏への合流へのメッセージではないかといわれている。

 前出のドラマ関係者によると、「スターダストのH社長との仲もあり、いまだプロモーション力が衰えない飯島氏の事務所との合流であれば、柴咲の独立は穏便に話し合いがつくと思いますよ」とのことだ。

 年末年始の柴咲の動向から目が離せない。
(文=本多圭)

関ジャニ∞村上信五、後輩に洋服をプレゼント! ちょっと変わったジャニーズの“お下がり文化”

 関ジャニ∞村上信五とジャニーズWEST桐山照史・中間淳太がパーソナリティを務めるラジオ『関ジャニ∞村上信五とジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン!』(11月30日深夜放送、文化放送)にて、関ジャニ∞の村上信五がジャニーズWESTの桐山照史に“お下がりの服”をプレゼントする、ジャニーズの先輩後輩らしい場面があった。

 村上はこの日、月~水曜日の『レコメン!』パーソナリティを務めるお笑い芸人のオテンキ・のりにムートンブーツ、桐山に水色のダウンジャケットをプレゼントしたことを報告。桐山が「めっちゃキレイなんすね! 新品みたい」と声を弾ませると、村上はダウンジャケットについて「昔に、ホンマお金ない時にスタイリストの方がくれはったんですよ。衣装で着てたやつで。そん時オレ、ダウンなんか自分で買うたことがなく。で、しばらくしたら自分で買えてん。お気に入りの色とか形ってあるやん。で、それが買えて、そっから着なくなったのよ」と説明。「だから桐に『お前もダウン持ってないんやったら、とりあえずこれは渡すけれども、自分の好みのダウンを買えたんやったら、また誰かにあげな』って言うて」と、自分のダウンジャケットを後輩に代々引き継ぐよう提案したと語った。

 桐山はこの言葉に同意しながらも「これボクも3~4シーズンは着るから、4年後くらいに……」と発言。すると村上は「いや、(東京)オリンピックまでには買えよ~」と、なかなか手放そうとしない桐山にチクリ。さらに村上は「5人目くらいまで(渡って)いって、ボロボロの状態で着てるヤツを見たら、なんか感慨深いもんがあるかもしれんな。それを見れてるということは、まだオレも現役で頑張ってるということ」と語り、後輩はもちろん、自身が今後も芸能界で活躍できるように願っていた。

 そんな話から桐山は思い出したように、関ジャニ∞安田章大が後輩に渡す“個性的すぎるお下がり服”について語りだす。桐山いわく、安田は関西ジャニーズJr.によく自分の服を渡すそうだが、「サイズ感」の問題で、着られるのはジャニーズWEST神山智洋ぐらいだったと明かした。

 すると村上は「アイツの服、着るのに人選ぶやろ? ずいぶんなあ……」と核心をついた発言を。ジャニーズファンならば周知の通り、サイズ感以前に、安田の私服は“個性的すぎる”ことで有名。今年3月に放送されたバラエティ番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)では、ゲスト出演した安田の私服について、レギュラー出演者のHey!Say!JUMP伊野尾慧が「個性がすごいと言うのか……『ジャニーズカウントダウン』のリハーサルの時に、安田くんだけすごい派手な服着て、『衣装でやってるんだ、えらいな~』って思ったら私服だったりして」と話す場面があった。

 桐山は、そんな安田から神山が私服をもらっているのを見て、「神ちゃんがもらってた服、『絨毯ちゃうん?』っていうのがあった」と衝撃を受けたと語り、中間淳太も「ペルシャ絨毯みたいな」と表現。安田の私服を1番よく見ているだろう村上も「靴とかもすごいからなあ~」と、なにか言いたげな発言をするが、後輩2人は「かわいい服もいっぱいあるんですけど」とフォローしていた。

 ジャニーズアイドルには昔から先輩が後輩に洋服をあげる“お下がり文化”があるが、今回の放送でもそんなステキなエピソードが明かされた。「4年後くらい」とは言っていたが、桐山が一体どの後輩に村上のダウンジャケットを渡すのかも、ファンにとっては気になるところだろう。

子宮系女子に代わる新勢力とは!?「トンデモ・オブザイヤー★ 2017」

 ついに2017年もあと残りわずか。この1年を振り返ると、スピリチュアルエッセンス漂うトンデモ物件が、政治の世界でも目立っていたような印象です。インパクトの強いものや、被害が大きそうな物件をピックアップしながら〈トップ10〉を勝手にランキングさせていただきましょう。

10位★「子宮系女子」筆頭格がついに地上波進出!
 当連載でも頻繁にスポットを当てさせていただいている「子宮カルト」こと子宮系女子。その代表格である子宮委員長はる氏が地上波デビューしたことは、トンデモウオッチャーたちの間でそこそこ大きなニュースでしょう。出演したのは『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)。

 さすがに番組内で「子宮の声」だの「カルマ粒」だの語るシーンはなく、美しい芸能人たちに混ざって、無難にニコニコしていただけという拍子抜けな感じではありましたがアウェイな場では仕方ないのかもしれません。常に「世間とずれがあっても後ろ指刺されても、自分軸で心の底から楽しいと思うことを!」と主張しているわりには、テレビだの映画だのメディアが絡むと大喜びで大宣伝する姿は、カルトの女王様らしからぬ小市民さを見せつけていました。

9位★来年は新勢力に!? 「膣系女子」誕生の予感
 以前より〈膣ケア〉を異常に重要視する一派はいましたが、今年3月『ちつのトリセツ 劣化はとまる』(径書房)なる本が登場し、7月には天下の朝日新聞で取り上げられ、Amazonの「家庭医学・健康」ジャンルで1位へ躍り出ているという快挙に。すると多くの女性誌で、「膣の劣化を防ぐ会陰マッサージ」なるものがやたらと増加。6月には森田敦子著『潤うからだ (美人開花シリーズ)』(ワニブックス)なる膣ケア本も登場しました。

 健康のバロメーターとなるパーツは他にもたくさんあるのに、なぜ子宮だの膣だの生殖器ばかりにスポットをあて「自分と向き合おう!」と謳われるのか、意味不明すぎます。その違和感は7月に桃子さんと対談でたっぷり語らせていただきましたので、ご興味ある方はぜひご一読を。

▼「健康のため」という言い訳がないと、自身の性や性器と向き合えない/徹底討論! 話題の1冊『ちつのトリセツ』がいかにトンデモ本か【1】 
▼西洋医学への不信感に目覚め、“膣系女子”に転身した女性が放つ呪いの書/徹底検証! 話題の1冊『ちつのトリセツ』がいかにトンデモ本か【2】

8位★あの医師が、トンデモ保育園設立の準備中…
 反医療を謳い、自ら「キチ○イ医」を名乗る内海聡医師こと〈うつみん〉が、なんと「保育園を作ろう」と寄付を募っているのです。目標額は1千万、500円でも1000円でも大歓迎だそうです。「残念ながら日本の保育園や幼稚園の多くはオワッテいます」という嘆きにより、うつみん基準で納得できる保育園を作るのだとか。その詳細はお次の通り。

 「内海の理論や真弓先生の理論※を参考とし、ワクチンについては一切の強制をせず、給食は予算の範囲で安全なものを選択し牛乳を義務化せず、おやつも砂糖菓子ではなく自然なものを選択し、保育園内の空気はutsumion(オリジナルのマイナスイオン発生器)で清浄化する、ありがとうボトル(陶器のボトルにお茶を入れると、水素が発生するお茶ができるというトンデモ商品)のお茶をみんなで飲める、土にできるだけ触れる教育、親子のコミュニケーションセミナーの開催、内海によるミニ勉強会の開催、って保育園を最初は考えています」 ※薬を使わない自然派育児を提唱する小児科医。ちなみに当連載次回は、真弓医師のドキュメンタリー映画レビューを予定しています。

 オカルト英才教育機関の設立、実現しませんように~。

7位★イメージ先行の「無痛分娩バッシング」急増
 無痛分娩による重大事故が相次いで報道されたことに対し、「無痛分娩は危険」「楽して産もうとするから罰があたった」「自分は真面目に産んだから子供は健康で幸せ~」という意見がネット上でよく見られるようになりました。

 これは「無痛分娩は怖い」と思わせてしまう情報が不十分な報道の責任が一部あるものの、極端な意見に共通していたのは、やはり従来の「自然に産んだほうが格上」という〈自然なお産教〉のエッセンス。「楽して産んだらおっぱいも母性も出ない!」なんて精神論やマウンティングをかまされたら、とりあえず産婦人科マンガ『コウノドリ』(講談社)でもそっと手渡しておきましょう。

6位★メルカリが温床に。「妊娠米」に批判殺到
 ジンクスのひとつとして「妊婦には〈妊娠菌〉なるものがあり、それを移してもらうと妊娠できる」というものは以前からありました。それが、フリマアプリ「メルカリ」にて、悪徳商法化されているとニュースになったこと自体が大ニュースです。

 メルカリでは〈妊婦が触れた米〉という触れ込みで「妊娠米(妊娠菌がついている米)」なるものが、通常の米の10倍近い価格で取引される現象が発生。目玉が飛び出るほど高額でもないし、直接的な健康被害があるわけでもない。でも、ワラにもすがりたくなる気持ちにつけこんだ、不妊ビジネスとして悪質であると叩かれたのです。

 そもそも妊娠菌自体、存在しないただの空想の産物。「小遣い稼ぎになる」と聞き、妊娠していない女性がプロフィールを装って販売していたケースもあるようで、なんとも手軽な商売だよな~と呆れるばかりです。現在は、効果効能を謳っていることから〈医薬品医療機器法(旧薬事法)〉に抵触する恐れがあるとして、妊娠菌商品は削除されています。神頼みという心境につけこむ不妊ビジネスのひとつとして、注目されたトンデモ物件でありました。

 ちなみにこの原稿を書いている今も、メルカリで〈安産菌〉を謳う中古衣服が販売されているのを確認しましたが、使用済みの下着を販売する商売のほうが、陰湿さがないだけまだマシなように感じてしまいました。

*   *   *

 次回はトンデモ度のシャレにならなさが恐ろしい、5位から1位の発表です!

心身の回復にかかる時間、回復するか否かは誰にもわからない。生活保護は心と命とを支える社会保障である/『助け合いたい』さいきまこ×『失職女子。』大和彩対談

 貧困が、人から奪うものとは何か。お金がなければ生活の水準は落とさなければならない。娯楽などにかかる費用を真っ先にけずり、衣食住のコストは極力抑えることになる。それによって健康に影響が出ることもあるだろう。子どもがいれば教育にお金をかけられず進学などの選択肢が減る……。

 と、ここまでは多くの人が想像がつくはずだが、漫画家のさいきまこさんは、それだけにとどまらず、「経済的な不安は体だけではなく心も蝕みます」という。さいきさんの最新著書『助け合いたい~老後破綻の親、過労死ラインの子~』(秋田書店)には、困窮していくほどにうつ症状が重くなる40代の男性・漆原諒が登場する。

『失職女子。~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで~』(WAVE出版)の著者で現在も生活保護を利用中の大和彩さんは同書のなかで「貧困はIQを下げる」といったことを書いている。申請のための書類を前にしても、そこに文字が書いてあることはわかるのに、目の焦点が合わず読み取れない、内容も頭に入ってこない。貧困は心だけでなく、脳にもダメージを与えると考えている。

 両氏の対談、後篇は貧困によるこうしたダメージとそこからの回復、そのために生活保護はどう活用されるべきかをお話いただく。

▼前篇はこちら
誰しものなかに貧困への差別心がある前提のもと、私たちは社会保障について考えなければならない

まずは心身を休息させる
さいきまこさん(以下、さいき)「お金がないっていう不安が人の心にまで大きな影響を与えることは、もっと知られてほしいです。生活保護を利用することによって、今夜の寝るところ、明日のご飯代を心配しなくて済むようになる……これでどれだけ安心できることか。生活保護というとすぐに就労支援に結びつけられがちですが、まずそうやって身を落ち着けてから必要があれば医療にかかり、心身を休息させることが大事なんです」

大和彩さん(以下、大和)「私のもとにも常に『働きましょう』という案内が届きます。私も働きたい気持ちは強く持っているのですが、これまでは精神疾患に加え、もともとの持病が悪化して寝込んでいる時間のほうが長い生活でした。その持病が、職を失った原因のひとつでもあるのですが。痛みが強くて、脳のCPUの99%がその沈静化に使われている感じで、ほかに何もできない。食事もできないから常に栄養失調状態でした。最近になってやっと手術を受け、痛みの原因を取り除けました。それでもまだ身体がボロボロな状態なので、回復には時間がかかるのだとつくづく思います」

ーー『助け合いたい』では、保護が決定した女性が「生活保護を受けることで、自分を取り戻して生きたい」と前向きになる様子が描かれていましたが、大和さんもそう思われましたか?

(C)さいきまこ/秋田書店
大和「なかなかそうは思えませんね。将来のことを考えれば考えるほど落ち込むし、何かに希望を託そうと思ってもその希望が思い浮かばない。もうこのまま死ぬのかなと絶望して、別に一生このままでもいいじゃん……という境地に至ってはじめて、やっと、最後にもうちょっと生きてみようか、という気持ちになれました」

さいき「そういうものなのかもしれませんね。『早くよくなりたい』『治さなきゃ』と焦っているうちは心も身体も回復しなくて、『もういいや、これで』と自分を受け入れることができてはじめて変化が訪れるのでしょう」

大和「ずっと寝たきりで死んでいくかもしれないけど、それはもうしょうがない。そう思ったうえでじゃあ最後に何かしたいことがあるかを自分に問いかけてみたら、手術を受けてみたいとか、やっぱりもうちょっと生きてみたいとか、そういう気持ちが見えてきたんです」

さいき「それが、自己肯定のひとつの形なんだと思いますよ」

ーー身体の回復と心、脳の回復、いずれも保護を利用できることが決まった時点では回復にどのくらいの時間がかかるのか、そもそも回復できるのかわからないものです。しかし、『助け合いたい』の漆原諒さんは、うつでドクターストップがかかっているにもかかわらず「働かなければ」と焦り、空回りしていました。

さいき「それだけ男性は働いて稼ぐ以外の人生が実質許されていないということですね。それは、女性がその男性を支えることになっているのと表裏一体で、男女の役割がそれぞ固定されているから、両方ともそこから逸脱しようとするとものすごい負荷がかかります。彼のように休養していも、それを世間が認めてくれずに『中年の男の人が昼間からフラフラ……』と怪しまれますし、本人も働いていない自分に存在意義を見出せなくなってしまうんです」

働くことをやめられない男性、働けない女性
ーー 一方で諒さんの姉は結婚して以来、長らく専業主婦をしていて、いざ自分も稼がなければならなくなったとき仕事の選択肢がほとんどないと知り、愕然としていましたね。一度仕事から離れた女性は仕事を得にくいのが現実です。

(C)さいきまこ/秋田書店
大和「それなのに最近、若い女性のあいだで早く結婚したい、専業主婦になりたいという傾向が強まっているように感じられませんか?」

ーー2013年の「少子高齢社会等調査検討事業報告書(若者の意識調査編)」では、「結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか」という問に対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人が合わせて約35%。「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」の合計が約39%なので、それよりは下回るものの、専業主婦願望を持つ女性は決して少なくないといえますね。

さいき「まず、働きたくないというのが大きな理由だと思います。親の世代がちょうど男女雇用機会均等法世代で、でも社会環境が整わずに潰れていった女性たちを見ていると仕事をしたい、続けたいとは思いにくいですよね。さらにいまの労働環境見ていたら、男女ともに働きたいと積極的に思えない人が多くても当然でしょう。生活保護=働かない人という思い込みをもとに、『俺だって働きたくねーよ』というバッシングをSNSなどでよく見かけます」

「老後破綻→生活保護」は必ず増える
大和「希望を持ちにくいですよね。諒さんは、大きなミスをしたわけでも何か悪いことをしたわけでもなく、むしろブラックな労働環境でも営業で好成績を収めてきたのにリストラされています。私も、さしたる理由もなく突然リストラされました。そういう現実を見ていると、働いてもいいことがないと思うのも無理からぬことなのかもしれません」

さいき「そういう理不尽な目に遭ったり、四大卒でも就職や働きつづけることがままならなかったり、これはもう個人の努力でどうこうできるものじゃなくなっているんですよ。多くの人がそこそこ稼いでそこそこ消費できて、老後は年金でちゃんと暮らしていけるんだったら、働くことに意味を見いだせるのでしょうけれど、いまはそれが破綻しているうえに、老後はもちろん、病気や事故で働けなくなったときのために自分自身で備えないといけません。給与や収入をサポートするタイプの保険、いまとても多いですよね。でもそこには、備えられる人はもともと貧困リスクは低いという矛盾があります」

ーーそこは本来なら、社会保障で受け止められるべき、ということですよね。

さいき「生活保護もそのひとつです。最後の最後にこのセーフティーネットがあるというのは、命の支えというだけでなく心の支えでもあります。病気や事故、そのほかの理由で働けなくなることは誰にでもあるし、それは自己責任ではないと早く気づいてほしいんです。誰にとっても自分事なんだ、と。なのにいま、社会保障の予算はどんどん削られようとしています。このままだと、いざ自分が支えてもらおうとした時にどうなっているか……。安定していると思われていた団塊世代も年金は不安定、長寿の親の介護と非正規雇用の子どもの扶養を抱えている。今後、老後破綻で生活保護が必要な人がますます増えるでしょう」

大和「団塊世代が一斉に生活保護を受給しはじめて、受給者がマイノリティでなくなったら、社会の偏見なども少しは変わっていくかもしれませんね。ところでさいきさん、今回は『助け合いたい』というタイトルですが、これは家族同士で助け合うという意味なんでしょうか?」

回復しなくても生きていていい。
さいき「自民党の改憲草案では、憲法24条に『家族は、互いに助け合わなければならない』の一文が加えられることになっています。こうなると虐待を受けた子どもが親の扶養義務を背負わされたり、経済的に不安のある家族がそろって共倒れになったり……今回描いた家族もあわやそうなるところでしたが、そんなことが強いられるようになる可能性があります。それでも、多くの人たちは家族で助け合いたいという気持ちがあると思うんです。ただそれは先立つものがあってこそ可能なので、ないなら社会保障制度で文字どおり『保障』してもらうしかないですよね」

ーーそれによって心身が回復して、また働けるようになったほうがいいですよね。

さいき「はい、一時的に休んで、回復して、働けるようになればそれはすばらしいことです。でも、生活保護=回復のためのツール、ではないんですよ。実際に受給されていた女性が『回復する人もいるけど、回復しない人もいるし、そういう人はずっと生活保護で支えてもらっていい』というのを聞いて、私もハッとしました。生活保護は回復が目的なんじゃなくて、生きつづけることが目的のツールなんです」

大和「そう考えると、生活保護の意味合いがまったく変わってきますね。生きること自体を、保障する」

さいき「生活保護の本来の意義って、実はここにこそあるんです」

中居正広、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔とゴルフするも「なんかイヤだった」と本音吐露

 12月2日放送のラジオ番組『中居正広 ON & ON AIR』(ニッポン放送)で、元SMAPの中居正広がKis-‐My‐Ft2・藤ヶ谷太輔との“プライベートゴルフ”について明かした。SMAP時代から数々の番組で共演し、過去には友人らと一緒に東北旅行に出掛けたこともある中居&藤ヶ谷。ゴルフコースを共に回ったのは初めてだったそうで、中居は振り返りながら「イヤだった」と漏らしている。

 同ラジオでは、定期的にゴルフトークを展開している中居。自身が出演する各番組の関係者とゴルフに行く機会があるといい、先日は『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)チームで「行こう」という話になり、レギュラーのキスマイ・藤ヶ谷と北山宏光が参加したと語った。藤ヶ谷、北山と交代で番組に出演している玉森裕太は、10月期の連続ドラマ『重要参考人探偵』(同)で主演を務めているため予定が合わなかったという。

中居は、過去に北山と回っていたため、今回は藤ヶ谷を誘ってコースへ。しかし、藤ヶ谷はゴルフ経験が浅かったのか、「まぁまぁ、ホントにうれしい限り、クソヘタくそで。藤ヶ谷(笑)」と、中居は上から目線でコメント。また当日は残念ながら雨が降っていたため、カッパを買いにゴルフ場のインショップへ連れ立って向かったところ、赤と青の2種類のカッパが販売されていて、「僕、どっち(の色)でもいいです」(藤ヶ谷)「俺もどっちでもいいから」(中居)「中居さん、選んでください」(藤ヶ谷)と押し問答のようにになった末、藤ヶ谷が赤、中居は青のカッパをチョイスしたとのこと。

「これ、よくよく考えると……たぶん、このカッパを僕は、一生着ると思うのね」「そう考えると、たぶん藤ヶ谷もそれ一生着るんだろうなーって。あれっ!? って。これ、(藤ヶ谷と)一生色違い? みたいな(笑)」

 急きょ買い揃えたカッパだったが、中居は時間がたつにつれ、細かいところが気になったようだ。

「なんか、ペアルックみたいになってんのよ。同じメーカーで。俺はブルーで藤ヶ谷が赤だったのね。なんか気持ち悪くないですか? カッパがペアルックって、色違いの。なんか……なんかイヤだったのよ(笑)。なにげなく買った物がさ、ペアルックってイヤじゃん。って、別に俺、藤ヶ谷と買い物もしたこともないし」

“藤ヶ谷と色違いのペアルック”になった点を、妙に引きずる中居。さらには、今回のゴルフで、これまでとは違う切ない気分を味わったようで……。

「(ゴルフが)終わったら若いキャディーさんとかがさ、『藤ヶ谷くーん、藤ヶ谷くーん』みたいな。僕はまぁ、手前味噌で申し訳ないですけども。今までいろんな人と回って、たぶん一番こう、一応『キャーキャー』言われるタイプだったんですよ。『キャーキャー』言われる人たちと回ったことがなかったので。で、初めてわかったのね、こう……“キャーキャー言われてない側”じゃないけど(笑)」

 と、自虐的に振り返った。過去、スタッフや地元の友人とコースを回った際、周囲から「中居くんだ~」と声をかけられると、スタッフが「毎回こんなんじゃ大変ですね」などと同情してくれたという。ところが、初めて自分以外の人物がもてはやされている光景を目の当たりにし、自身に反応する声も特に聞こえず、寂しい思いをしたのだろう。

「そしたらなんかさ、藤ヶ谷も藤ヶ谷で、自分が『キャーキャー』言われちゃって『申し訳ない』って思ってんのか、ちょっとこう足早に行こうとするのよ。なんかそれもイヤでさ(笑)。なんか、藤ヶ谷も初めての経験なんじゃない? 自分が『キャー』って言われてる、申し訳なささが。僕はでも、基本的に言われても言われなくても、ゴルフはパッと行ってパッと行くタイプなんですよ。歩くのも早いし」

 もともと、足早にゴルフを回るタイプで、決して「なんで後輩のお前が言われて、俺が言われねぇんだよ!」といった怒りで早く歩いたわけではないと主張する中居。しかし、

「なんか知んないけど、藤ヶ谷もスゲー早く、ワァーって付いてきたから。なんか変に気ぃ使わせちゃったなーって思いながら。初めてだったんだろうね。俺は平気だから(笑)。ちゃんと対応……藤ヶ谷とかはちゃんと(声がけに)対応してあげた方がいいじゃん? なんかもう、全盛期のアイドルなわけだからさ」

と、後輩の藤ヶ谷に気苦労をかけ、逆に申し訳ない気持ちになってしまったことを吐露していた。

 ある意味で“世代交代”という現実に直面し、軽く屈辱も味わいつつ、藤ヶ谷を持ち上げながら面白おかしく話した中居。藤ヶ谷はこの日の先輩の言動に、何を感じていたのだろうか。

「保毛尾田保毛男」騒動の余波続く……テレビ局の忖度で“オネエタレント”に消滅危機!

 年々厳しくなる放送コードに、テレビ関係者が悲鳴を上げている。この問題は、ついにオネエタレントにも波及し、影響も出始めているという。

 事の発端となったのは、9月に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』(フジテレビ系)だ。

 大御所お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が番組のコント内で演じた人気キャラクター「保毛尾田保毛男」が同性愛者を揶揄していると、インターネットを中心に批判にさらされた。事態を重く見たフジテレビは宮内正喜社長が会見で「不快な面をお持ちになった方がいたことは、テレビ局としては大変遺憾なこと」と深々と頭を下げた。さらに番組ホームページでも「性的少数者の方々をはじめたくさんの視聴者の皆さまがご不快になったことに関して、深くお詫びいたします」と謝罪した。

 これに呼応するように、他のテレビ局でも過敏な反応が発生。現役の局関係者を困惑させているという。

「フジテレビの一連の騒動を受けて先日、あるテレビ局内で『オネエタレント』の方々を過度にイジりすぎないようにといった趣旨のお達しが出ました。数年前だったら、性転換したタレントに『夜になってヒゲが濃くなったな』とか『素はオッサンじゃないか』といったツッコミが頻繁に聞かれていましたが、そういった類いの発言も控えるようにと。性転換タレントを、おもしろおかしくイジることも、今やご法度です」(テレビ局スタッフ)

 イジられることを身上とするオネエタレントにとっては、たまったものではない。保毛尾田問題は、芸能界でも時代の転換点として大きく話題になった。

 そんな中、タレントのミッツ・マングローブが10月に、週刊誌「週刊朝日」(朝日新聞出版)上で「なかなか窮屈な世の中になってきました。28年ぶりにブラウン管に帰ってきた保毛尾田保毛男ちゃん騒動を目の当たりにして、ずっと悶々としてた」と警鐘を鳴らした。

「ネットでの炎上や抗議を恐れ、テレビ局が激しく反応しています。今までオネエとしての地位や立場を芸能界での活躍によって広く社会に広めてきた功労者のようなタレントが、仕事が奪われかねない状況になっていますよ。タレント側も制作側も、しがらみが多くなりすぎてきていますね」(前出の関係者)

 近い将来、イジられて生きてきたオネエタレントが、テレビから消えてしまうことになるかもしれない。

日馬富士引退会見で“力不足”露呈の『報ステ』富川悠太アナに厳しい声「今度こそ更迭か」

 横綱・日馬富士の引退会見で、「力不足」を露呈したのがテレビ朝日『報道ステーション』のキャスターを務める富川悠太アナウンサーだ。

 日馬富士に質問をしたが、同席した師匠・伊勢ヶ浜親方に「その質問はおかしい」とダメ出しされ、それでも食い下がったが、番組用のパフォーマンスにしか見えなかったため、リアルタイム視聴していた人々から「不快」の声が相次いだ。さらにこの失態は各局の番組スタッフの間でも笑い話にされており、たびたび降板のウワサもささやかれている富川アナには「今度こそ更迭か」なんて声も聞かれる。

「新入幕を決めたのも、大関昇進を決めたのも、同じ九州場所でした。ここで引退を決めた心境は?」というのが富川アナの最初の質問だった。

 騒動の核心とはまるで無関係な、いかにもテレビリポーター的な質問だが、こうした注目会見では、番組名を声高に名乗って番組宣伝を兼ねようとするのがテレビのお家芸。

「当然、報ステのものと思われるテレビカメラが、席上ではなく富川アナの方を向いていましたから、まさに仕事アピールの画作りが狙いだったんでしょうね」(現場にいた他局のテレビ関係者)

 日馬富士は「大宰府の神様、心から信じています」と九州への思いを答えたが、富川アナは想定した回答と違っていたからだろうか、すぐ同じ質問を繰り返した。

「この九州場所で引退を決意したことをお伺いします」

 これに日馬富士は戸惑った風で言葉をなくしていると、親方が「そういう風になったということじゃないですか」と代弁した。選んで九州場所での引退となったわけではないのだから、これは当然の回答だろう。さらに親方は「いま言っているんだから、その質問はちょっとおかしいんじゃないですか」と付け加えたが、富川アナはまたも「どの段階で決意したんでしょうか」と食い下がった。

「だから、それもさっき述べたじゃないですか。同じ質問を繰り返さないでください」と親方。その話を遮って、なお質問をしようとした富川アナには「もっとみなさん聞きたいことがあると思うので、代わってください。ひとりひとつで」とまで言った。すると富川アナは「今後も相撲に関わっていきたい思いはありますか」と質問。こうなると、質疑応答というより意地の張り合いのようにも見えた。

「会見は伊勢ケ浜部屋の宿舎がある福岡県で行われたので、日帰り出張となった富川アナは、何か“手柄”のようなものを持って帰りたかったんでしょうね」(前出関係者)

 結局、不穏な空気に日馬富士は無言のままで、親方が「他の人の質問にして」とマイクを譲らせた。その模様は一部で「親方の逆ギレ」とも伝えられたが、それまでNHK記者らによる長い代表質問には、日馬富士も親方もキッチリ答えていたから、その見方はおかしいだろう。

 一方の富川アナは当夜、このお粗末な展開を隠すように、「私は最前列にいて、どのタイミングで引退を決めたか質問をしたんですが、横綱は無言でした」と、異なるニュアンスで伝えてごまかした。さらに、会見での日馬富士の手の握り方など、これまた本題と無関係な話をする始末だった。

 これにはネット上で「他人が聞いて答えた話を自分が聞いたかのように話していた」、「事実を伝えるニュース番組の体を成してない」、「目立ちたいだけの粘着仕事」、「なんでもかんでもポエム的にしかできないのか」と散々だ。同業者である他局のアナウンサーもこんな厳しい話をしている。

「番組を見ていると、富川さんは相手の話を聞いていないことが多い。政治家との対談でも、用意しておいた質問を投げることに集中してしまい、相手の回答に突っ込みを入れるようなアドリブの会話ができていません。これは新人アナがやってしまうレベルのことですが、富川アナは通常ニュースでも分析はすべて解説者任せということも多く、自分でモノを考えない習慣がついているのでは。司会者というより、まるでナレーターとか街角リポーターみたいな感じです。テレ朝はもっと優秀な局アナがいるのに、なぜ彼らを起用しないのかと思ってしまいます」

 富川アナはこれ以前にも「力不足」と言われる失態が多々あった。昨年、安倍晋三首相へのインタビューでは「憲法改正を発議する前に国民の信を問うことはしないのか?」と聞いたが、これは順序が逆で、発議があって国民投票があるため、安倍首相に「法律と憲法をごっちゃにされていますね」と笑われてしまったのである。このとき富川アナは横の解説者に「後藤(謙次)さんどうでしょう?」と逃げる始末だった。

「首相相手との議論は大変な仕事ですから、まだ仕方ないと思えますけど、スポーツ選手の会見取材もまともにこなせないとなると、根本的に仕事を学び直した方がいいと思いますよ」(前出アナ)

 爽やかなルックスで若々しさには定評があり、昨年、古舘伊知郎の後任となったことには、出演料の高額なフリーアナではない局アナの起用が、局内でも歓迎ムードだった。しかし、このままでは「やっぱり外部から」の声が聞こえてしまいそうである。
(文=李銀珠)