セックスワーカーを経験した中村うさぎに聞く、売春はなぜ“いけない”ことなの?

 世界最古の職業といわれる「売春」。現代の日本では売春防止法によって禁止されている行為だが、法的な規制を抜きにしても、多くの日本人が「売春はいけないこと」という意識を持っているのではないだろうか。

 2017年9月に『エッチなお仕事なぜいけないの?』(ポット出版プラス)を上梓した作家の中村うさぎさんは、恐らく世間一般では少数派であろう“売春賛成派”。同書には売春の是非について、中村さんと有識者たちによる対談が収められているが、実際のところ、売春がいけないといわれているのはなぜなのか? ご本人に聞いてみた。

■「不特定多数に性を売ること」への嫌悪感

 まず、売春が悪だという認識が浸透している背景には、「不特定多数に性を売る」という行為そのものが、嫌悪の対象になりやすいからだと中村さんは指摘する。

「そもそも、なぜ不特定多数に性を売ることが悪とされるのか? ひとつは、男性が生み出した“貞淑”という幻想によるものだと思います。それは、自分の子孫を確実に残したいという、男性たちによる本能レベルの欲求ではないでしょうか? なにしろ、女性のほうは、父親が誰であろうと自分が産んだ子どもは100%の自分の子であるという確信がありますが、男性は、女性の腹から出てくる赤子が自分の種じゃない可能性もあるわけです。そんな危機感が働いたからこそ、夫以外の男性と寝る女性を嫌悪し、“不貞”というレッテル貼りをしたのではないでしょうか」

 歴史を振り返ってみると、後家が権力を握っていた室町時代をはじめ、政治でも女性の影響力がある程度強かった14世紀ごろまでは、セックスを売り物にする女性も差別の対象にはならなかったという。

「たとえば平安時代から鎌倉時代にかけて『白拍子』と呼ばれる女性たちがいましたが、彼女らは歌舞を演じるだけでなく、男性の夜の相手もしていたことがわかっています。容姿端麗で芸に優れた白拍子は男性の憧れの的で、彼女たちをめとることは男性にとってもステータスでした。一方、武家時代に入って男性優位の社会になってくると、遊女などの地位が途端に低くなるのです」

 つまり、男性が権力を握り、彼らにとって都合のよい倫理観が出来上がった結果、性を売ることへの嫌悪感が浸透していったとも考えられるのだ。そうした中で、性を売る人はいやしいという差別感情が生まれ、「遊女という職業はけしからん」という暗黙の了解が出来上がって、売春への忌避感が生まれたのだという。

 一方、女性が売春をする女性に対して差別することも、世の中にはある。それはもちろん、男権的な価値観から生まれた“貞淑”という観念が世間一般に浸透した結果ともいえるが、それ以前の問題として、女性が売春をよしとしないのには「もっと感情的な理由がある」と中村さんは話す。

「売春が嫌われるのには、“女を売るのはズルい”という同性からの視点もあるのだと思います。キャバクラなんかでも枕営業するホステスは下に見られる傾向にあるようですが、要は性を使ってのし上がった同性に対して、イカサマをされたような理不尽な感情が湧くんですよね。それこそ、安い時給のアルバイトなんかでコツコツ稼いでいる女性が、売春で大金を稼いでいる人に対して“反則”だと感じることもあるでしょう」

 ほかにも、一部のフェミニストたちによる売春反対の声もある。売春を男性による「性の搾取」と見なし、倫理的に到底認められないという意見だ。

「売春は女性性の搾取であり、男性優位社会の産物だという考え方ですね。ただ、親に遊郭に売られたり、暴力による売春の強制があった昔ならいざ知らず、現代では自分の意志で性を売る仕事を選び取っている人も多いわけです。そうした女性の立場はどうなるのか? 男権的な価値観に洗脳されて、無自覚に性を売っているのだと話すフェミニストもいます。しかし、仮にそれが刷り込みであったとしても、刷り込まれた価値観を、そのまま肯定するか否定するかは、その人の自由でしょう」

 女性の売春や風俗ビジネス は、男性の性欲なしには成り立たないものであり、その性欲そのものを否定してしまえば、それはフェミニズムというより、もはやミサンドリー(男性嫌悪)ではないか、というのが中村さんの見方だ。

「結局のところ、風俗に対する過剰なバッシングを繰り返すフェミニストたちは、単に男性の性欲が嫌いなんだと思います。しかし、自らの意志でセックスワークを選んだ人たちまでも、『被害者』として一括りにすることは、彼女たちの自由意志を無視した差別といえるのではないでしょうか」

 女性の不貞に対する男性の嫌悪感にしろ、男性に対するフェミニストの憎しみにしろ、売春を否定する人の根底には「不快」という感情が存在しているのだと中村さんは言う。

「人間の快・不快というのは、感情の中でも根深いもの。そして、どんなに売春が不道徳であるかを理論武装しようとしたところで、感情的なものが根底にある限り、必ずほころびが出てくる。たとえば、売春は『性の搾取』だといわれていますが、そもそも売春以外でも、労働力や時間を搾取する企業なんて、ごまんとあるわけです。なぜ、性の搾取だけが特別視されるのか? また、『性は神聖なものだから、売り買いするのはタブーだ』と言う人もいますが、なぜセックスだけが神聖になるのか? どれも理論で突き詰めることができない。そうした意味でも『売春がいけない理由』については、明確な答えが、今のところ私の中に存在しません」

 ただし、冒頭でも少し触れたように、売春は売春防止法により、法的には違法と定められている。法律では売春をすることも、そして買春することも禁止されているのだ。では、女性を買う男性についても、「社会の風俗を乱すような」不道徳な輩といえるのか?

「先に話したミサンドリー的な考えだったら『男の性欲そのものが汚らわしい』ということになりかねませんから、それこそ金を払って性欲を発散する男性はアウトになる。そうでなくとも『買春は、性欲を持て余した気持ちの悪いオッサンがするもの』というイメージを抱いている女性は、一定数いるのではないでしょうか?  かつては、私も風俗を利用する男性に対して、偏見を持っていましたから」

 実は、中村さんは、デリヘルでセックスワーカーとして働いた経験がある。そしてセックスワークを体験する中で、風俗を利用する男性に対して、ある種の理解を抱くようになっていったのだという。

「実際デリヘルで働いてみると、客の大半が至って普通の人で、まったく暴力的でも居丈高でもなかった。そして、彼らは単に性欲の発散だけでなく、彼女や奥さんにさらけ出せない性的ファンタジーを満たしてくれる相手を求めて、風俗店にやってくることに気がつきました。セックスワーカーはお金をもらって、そのファンタジーを満たしてあげるわけです。少なくとも私は、一方的に男性に性を搾取されているという感覚はなかったですね」

 社会全般に浸透している偏見や差別意識から、なんとなく「いけないこと」だと思われている売春。しかし、売春の是非についてハッキリと答えられる人はいないのかもしれない。それならば、法的な規制はともかくとして、当事者以外の人たちが、セックスワークに関わる人たちを勝手に裁く権利もないのではないだろうか?
(松原麻依/清談社)

セックスワーカーを経験した中村うさぎに聞く、売春はなぜ“いけない”ことなの?

 世界最古の職業といわれる「売春」。現代の日本では売春防止法によって禁止されている行為だが、法的な規制を抜きにしても、多くの日本人が「売春はいけないこと」という意識を持っているのではないだろうか。

 2017年9月に『エッチなお仕事なぜいけないの?』(ポット出版プラス)を上梓した作家の中村うさぎさんは、恐らく世間一般では少数派であろう“売春賛成派”。同書には売春の是非について、中村さんと有識者たちによる対談が収められているが、実際のところ、売春がいけないといわれているのはなぜなのか? ご本人に聞いてみた。

■「不特定多数に性を売ること」への嫌悪感

 まず、売春が悪だという認識が浸透している背景には、「不特定多数に性を売る」という行為そのものが、嫌悪の対象になりやすいからだと中村さんは指摘する。

「そもそも、なぜ不特定多数に性を売ることが悪とされるのか? ひとつは、男性が生み出した“貞淑”という幻想によるものだと思います。それは、自分の子孫を確実に残したいという、男性たちによる本能レベルの欲求ではないでしょうか? なにしろ、女性のほうは、父親が誰であろうと自分が産んだ子どもは100%の自分の子であるという確信がありますが、男性は、女性の腹から出てくる赤子が自分の種じゃない可能性もあるわけです。そんな危機感が働いたからこそ、夫以外の男性と寝る女性を嫌悪し、“不貞”というレッテル貼りをしたのではないでしょうか」

 歴史を振り返ってみると、後家が権力を握っていた室町時代をはじめ、政治でも女性の影響力がある程度強かった14世紀ごろまでは、セックスを売り物にする女性も差別の対象にはならなかったという。

「たとえば平安時代から鎌倉時代にかけて『白拍子』と呼ばれる女性たちがいましたが、彼女らは歌舞を演じるだけでなく、男性の夜の相手もしていたことがわかっています。容姿端麗で芸に優れた白拍子は男性の憧れの的で、彼女たちをめとることは男性にとってもステータスでした。一方、武家時代に入って男性優位の社会になってくると、遊女などの地位が途端に低くなるのです」

 つまり、男性が権力を握り、彼らにとって都合のよい倫理観が出来上がった結果、性を売ることへの嫌悪感が浸透していったとも考えられるのだ。そうした中で、性を売る人はいやしいという差別感情が生まれ、「遊女という職業はけしからん」という暗黙の了解が出来上がって、売春への忌避感が生まれたのだという。

 一方、女性が売春をする女性に対して差別することも、世の中にはある。それはもちろん、男権的な価値観から生まれた“貞淑”という観念が世間一般に浸透した結果ともいえるが、それ以前の問題として、女性が売春をよしとしないのには「もっと感情的な理由がある」と中村さんは話す。

「売春が嫌われるのには、“女を売るのはズルい”という同性からの視点もあるのだと思います。キャバクラなんかでも枕営業するホステスは下に見られる傾向にあるようですが、要は性を使ってのし上がった同性に対して、イカサマをされたような理不尽な感情が湧くんですよね。それこそ、安い時給のアルバイトなんかでコツコツ稼いでいる女性が、売春で大金を稼いでいる人に対して“反則”だと感じることもあるでしょう」

 ほかにも、一部のフェミニストたちによる売春反対の声もある。売春を男性による「性の搾取」と見なし、倫理的に到底認められないという意見だ。

「売春は女性性の搾取であり、男性優位社会の産物だという考え方ですね。ただ、親に遊郭に売られたり、暴力による売春の強制があった昔ならいざ知らず、現代では自分の意志で性を売る仕事を選び取っている人も多いわけです。そうした女性の立場はどうなるのか? 男権的な価値観に洗脳されて、無自覚に性を売っているのだと話すフェミニストもいます。しかし、仮にそれが刷り込みであったとしても、刷り込まれた価値観を、そのまま肯定するか否定するかは、その人の自由でしょう」

 女性の売春や風俗ビジネス は、男性の性欲なしには成り立たないものであり、その性欲そのものを否定してしまえば、それはフェミニズムというより、もはやミサンドリー(男性嫌悪)ではないか、というのが中村さんの見方だ。

「結局のところ、風俗に対する過剰なバッシングを繰り返すフェミニストたちは、単に男性の性欲が嫌いなんだと思います。しかし、自らの意志でセックスワークを選んだ人たちまでも、『被害者』として一括りにすることは、彼女たちの自由意志を無視した差別といえるのではないでしょうか」

 女性の不貞に対する男性の嫌悪感にしろ、男性に対するフェミニストの憎しみにしろ、売春を否定する人の根底には「不快」という感情が存在しているのだと中村さんは言う。

「人間の快・不快というのは、感情の中でも根深いもの。そして、どんなに売春が不道徳であるかを理論武装しようとしたところで、感情的なものが根底にある限り、必ずほころびが出てくる。たとえば、売春は『性の搾取』だといわれていますが、そもそも売春以外でも、労働力や時間を搾取する企業なんて、ごまんとあるわけです。なぜ、性の搾取だけが特別視されるのか? また、『性は神聖なものだから、売り買いするのはタブーだ』と言う人もいますが、なぜセックスだけが神聖になるのか? どれも理論で突き詰めることができない。そうした意味でも『売春がいけない理由』については、明確な答えが、今のところ私の中に存在しません」

 ただし、冒頭でも少し触れたように、売春は売春防止法により、法的には違法と定められている。法律では売春をすることも、そして買春することも禁止されているのだ。では、女性を買う男性についても、「社会の風俗を乱すような」不道徳な輩といえるのか?

「先に話したミサンドリー的な考えだったら『男の性欲そのものが汚らわしい』ということになりかねませんから、それこそ金を払って性欲を発散する男性はアウトになる。そうでなくとも『買春は、性欲を持て余した気持ちの悪いオッサンがするもの』というイメージを抱いている女性は、一定数いるのではないでしょうか?  かつては、私も風俗を利用する男性に対して、偏見を持っていましたから」

 実は、中村さんは、デリヘルでセックスワーカーとして働いた経験がある。そしてセックスワークを体験する中で、風俗を利用する男性に対して、ある種の理解を抱くようになっていったのだという。

「実際デリヘルで働いてみると、客の大半が至って普通の人で、まったく暴力的でも居丈高でもなかった。そして、彼らは単に性欲の発散だけでなく、彼女や奥さんにさらけ出せない性的ファンタジーを満たしてくれる相手を求めて、風俗店にやってくることに気がつきました。セックスワーカーはお金をもらって、そのファンタジーを満たしてあげるわけです。少なくとも私は、一方的に男性に性を搾取されているという感覚はなかったですね」

 社会全般に浸透している偏見や差別意識から、なんとなく「いけないこと」だと思われている売春。しかし、売春の是非についてハッキリと答えられる人はいないのかもしれない。それならば、法的な規制はともかくとして、当事者以外の人たちが、セックスワークに関わる人たちを勝手に裁く権利もないのではないだろうか?
(松原麻依/清談社)

「誰が撮影してもかわいいってどういうこと?」橋本環奈、1日警察署長を務めてファン絶賛! 

 女優の橋本環奈(18)が12月4日、自身のTwitterを更新。投稿された写真が話題を呼んでいる。

 今月1日、橋本は地元・福岡中央署の一日警察署長を務め、警察官の制服姿でパレードに参加。橋本は「先日久しぶりに福岡に帰って、1日警察署長をさせて頂きました!笑 天神の街をパレードするのは不思議な感覚でした。いつも普通に歩いてる場所を…笑」と、久々の地元での活動に対して感慨深げに語った。

 さらに「たくさんの方に声をかけて頂いて写真を撮って頂いたので、写真載せます。通知を見て、見つけた写真です。皆さんありがとうございます!」とコメントを添え、ファンから寄せられたパレード中の写真を掲載。制服姿で敬礼をする姿や笑顔で手を振るショットなど4枚を公開した。

 この投稿に対し、「まさに天使」「最高に可愛い」「制服似合ってるね」「逮捕してください」「逆に犯罪増える」「誰が撮影しても可愛く写るってどういう事?」など絶賛の声が殺到。また、今年7月に出演したドラマ『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)での警察官役を思い出したファンも多く、「いきもの係が恋しい」「署長役も見てみたい」といったコメントも届いている。

メジャーシーンで結果を出した入江悠監督が語る埼玉ロケ作品『ビジランテ』で挑んだ新境地!!【前編】

 地方都市で過ごした青春時代の葛藤をラップに叩き付けた自主映画『SRサイタマノラッパー』(09)でブレイクを果たした入江悠監督。『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(12)以降はメジャーシーンでの挑戦が続いていたが、2017年はワーナー系で全国公開された『22年目の告白 私が殺人犯です』が3週連続で興収1位を飾るという躍進の年となった。最新作『ビジランテ』は『サイタマノラッパー』シリーズ以来となる久々のオリジナル劇場映画。地元・深谷市で撮影した『ビジランテ』に込めた想い、テレビ東京で深夜ドラマ化された『SRサイタマノラッパー マイクの細道』にまつわるエピソードなど、入江監督に2017年を振り返ってもらった。

──故郷や家族に対して複雑な感情を抱く3兄弟(大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太)を主人公にした『ビジランテ』の構想はいつ頃から考えていたんでしょうか?

入江悠(以下、入江) 『ロードサイドの逃亡者』の後、『日々ロック』(14)や『ジョーカー・ゲーム』(15)と商業映画をやり、その後に寒村を舞台にした『太陽』(16)という作品を撮ったんです。僕の中では『太陽』で描かれていたテーマや問いがすごくフィットしていた。その頃からですね。

──神木隆之介&門脇麦主演の『太陽』は文明の進化から置き去りにされた集落で暮らす若者たちの愛憎劇でした。

入江 SFという設定でしたけど、ひとつのコミュニティーの中には差別があり、コミュニティーを出ていくことに反発心を抱く者もいたりと、いろんな立場の人間がいるドラマだったんです。『太陽』は前川知大さんの舞台が原作だったのですが、その独創性と冷徹な観察眼に刺激を受けて、自分なりに地元の深谷市を舞台にして書いたのが『ビジランテ』です。オリジナルで脚本を書くのはすごく時間が掛かり、気が付いたらオリジナルでの劇場作品は『ロードサイドの逃亡者』以来になってしまいましたね。

──『サイタマノラッパー』劇場版三部作の舞台挨拶で、各地を回った体験も活かされている?

入江 それはあると思います。それまでの自分が知っていた世界は狭かったけれど、『サイタマノラッパー』シリーズで全国の地方都市を北は北海道から南は九州まで回って、各地の問題に触れる機会になったんです。原発問題もあれば、『ビジランテ』で描いたような郊外型ショッピングモールの建設をめぐる問題もある。でも社会と個人というテーマは、各地に共通する問題じゃないかと感じられたんです。そういった日本全体にかかわる問題を、地元の街に置き換えて描いた感じですね。

──『サイタマノラッパー』は半径1メートルの物語でしたが、今回は間口が広まった感じがします。半径500メートルぐらいの物語?

入江 もう少し広いかな。半径1キロメートルぐらいの物語ですかね。ショッピングモールは駐車場だけでもかなり広いですから。『サイタマノラッパー』シリーズは僕個人の悩みや不安、夢と現実などをドラマ化したものでしたが、2017年でちょうど撮影から10年経つんです。年齢を重ねていく中で、僕も少しずつですが社会との関係性を考えるようになった。技術的なことや僕自身の人間的な未熟さもあって、これまでは映画として描くことができなかったんですが、もう少し視野を広げて、そこで生きている人たちの人間模様を描いてみようという気になってきたんです。

──2017年4月~6月にオンエアされたTVドラマ『SRサイタマノラッパー マイクの細道』にも劇場版三部作では描かれなかったIKKUの家族が登場しました。

入江 僕の高校時代は男子校で、剣道部だったんですが、6人いる同期はみんな結婚して家庭を持っているんです。同期の結婚式に呼ばれて、久々に集まったら、「結婚してないのは、もう入江だけだぞ」と言われて(笑)。東京にいるとあまり独身であることを意識しないんですが、たまに田舎に帰省すると気づかされますね。同級生たちはちゃんと結婚して、子育てして、親の介護なども引き受けていたんだなぁと。自分は映画を撮ることしかやらず、家族に対する責任はいっさい引き受けてこなかった。そのことは『マイクの細道』にも入っていますね。

■入江作品の中における3人の男たち

──『サイタマノラッパー』と同じ埼玉県深谷市でロケ撮影されたこともあり、『ビジランテ』に映し出される世界も同じような風景ですが、そこで繰り広げられるのはまったく異なるハードボイルドなものになっています。

入江 『サイタマノラッパー』はシリーズ化されていくことで、主人公たちがどんどんアイコン化され、中でもIKKUとTOMはコミカルな存在になっていった。それもあり、『ビジランテ』では現実感のあるキャラクターとして一郎(大森南朋)、二郎(鈴木浩介)、三郎(桐谷健太)の3兄弟を考え出したんです。3兄弟の父親役には、映画『64 ロクヨン』(16)でのコワモテの警察署長役が印象的だった菅田俊さんにお願いしました。菅田さんには真冬の冷たい川の中に入って、熱演していただきました。

──菅田俊演じる武雄は、子どもたちを容赦なく折檻する“昭和の父親”。ちなみに入江家はどんな家庭だったんでしょうか?

入江 うちは全然違います。もっと、ダラッとしてました。父はフリーランスの物書きなんです。父の仕事がないときは、母が稼いでいました。菅田さんみたいな厳格な父親ではなかったんですが、それもあって昔ながらの家庭像への憧れがあったみたいです(笑)。

──大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太はどういう順番でキャスティングを?

入江 同じ空気を吸って育ったことを匂わせるような3人であることが必要でしたし、年齢差もそれぞれないといけないので、誰が最初ということはなく、バランスを考えて3人同時に決めていった感じですね。

──日刊サイゾーだからお聞きしますが、大森南朋と鈴木浩介はよく共演OKしたなと。

入江 大森さんと鈴木さんなら大丈夫だろうなと思ってオファーしました。僕はあまりテレビドラマは見ないんですが、鈴木さんが出演していたドラマを幾つか見たところ、すごくいい。もっと映画に出てほしい人だなと思いました。オファーすると、鈴木さんは映画出演をとても喜んでくれた。3人とも現場では仲良かったですよ。真冬の深谷はかなり寒く、カメラが回っていない間は3人ともヒーターの前に集まって、ずっと雑談していました。3人とも初共演だったんですが、昔からの顔なじみのようでした。

──大森南朋のふてぶてしい姿は、お父さん(舞踏家の麿赤兒)に似てきましたね。これまでは全然似てない親子だなぁと思っていたんですが、『ビジランテ』では受け継いでいる業みたいなものが全身から滲み出ています。

入江 あると思います、そういうのって。麿赤兒さん、高田馬場の喫茶ノワールでお見かけしたことがあったんですが、「昭和の怪人」がお店に現われたような怖さを感じました。麿さんからすごい殺気が漂っていたんです。大森南朋さんにもそれに近いものを感じました。本人はそのことを意識していたかどうかは分かりませんが、ちょっと近寄りがたい雰囲気がある。でも、逆にひょうきんな面も併せ持っている。顔のシワとかも年輪っぽい感じがして、大人の顔を見せていますよね。

──桐谷健太はCMですっかりメジャーになりましたが、撮影現場ではムードメーカー役も買って出る好人物。

入江 彼とは同い年なんです。井筒和幸監督の『ゲロッパ!』(03)や『パッチギ!』(05)に出ていたのを観て、「いい役者が出てきたなぁ」と思っていたんです。同世代の役者と一緒に仕事をする機会って、『サイタマノラッパー』シリーズ以外ではなかなかなくて、いつか自分の作品に出てほしいなと思っていました。脚本を渡したところ、「ぜひ、やりたい」と言ってもらえ、うれしかったですね。

──女優陣の脱ぎっぷりも素晴しい。入江作品で、ここまで本格的な濡れ場があるのは初めて。『ジョーカー・ゲーム』では深田恭子が荒縄で縛られて吊るされるシーンがありましたけど。

入江 ハハハ、「少年ジャンプ」に出てくるような緊縛シーンでしたね(笑)。濡れ場シーンは、仙台短編映画祭から“愛”をテーマにした作品を依頼されて、『サイタマノラッパー』のTOM役の水澤紳吾を主演にした短編映画『狂人日記』(14)を撮ったことがあるんです。誘拐した女性を監禁してしまうというハードな内容で、仙台で上映されて物議を呼び、門外不出になってしまった(苦笑)。本格的な濡れ場は、それ以来ですね。今回は前半ずっとバイオレンスシーンかSEXシーンばかり撮っていたので、感覚が麻痺していました。でも、女優陣は肝が据わっていて、やるとなるとバンッと脱ぎっぷりよくやってくれた。間宮夕貴さんは石井隆監督の『甘い鞭』(09)や塩田明彦監督の『風に濡れた女』(16)がとても良くて、僕から出演をお願いしました。間宮さんは脱ぎっぷりだけでなく、脱いだ上でしっかり演技ができる素晴しい女優です。

──物語を大きく左右するファムファタール役は元AKB48の篠田麻里子。カーセックスシーンや枕営業シーンにも挑んでみせた。

入江 30歳前後で、こういう悪女役をできる女優って意外といないんです。彼女は身長があるし、品のある顔立ちなので、悪い女を演じさせるとハマる。難しい役だから受けてくれるか心配だったんですが、「リハーサル、いっぱいやらせてください」「何かあったら、すぐ言ってください」と現場ではすごく謙虚でしたね。初日が鈴木浩介さんとのカーセックスシーンだったんですが、物怖じせずにやってくれました。最初にそういうシーンを演じ切ったことで、鈴木さんと距離感なく、うまく夫婦役になったように思います。

──『サイタマノラッパー』シリーズはIKKU、TOM、MIGHTYという3人の男たちの物語でしたが、今回の『ビジランテ』も3兄弟の物語。男3人というキャラクターでも共通していますね。

入江 自分自身の分身を3つに分けた感じですね。3人という人数が好きみたいです。地元を飛び出したい気持ちが今回は一郎になり、地元の街のメインストリームを歩きたいという想いが二郎になり、2人の間で揺れ動く感情が三郎になっている。矛盾を1人のキャラクターに抱え込ませると物語化しにくいけれど、3人に分散させてぶつかり合うことで物語が動いていく。あと数本オリジナル脚本を書いたら、いつも同じ内容なことがバレると思います(笑)。

──町の再開発が始まる前に不審火が起き、ショッピングモール建設の利権に裏社会が絡んだりと、地方都市の不穏なリアリティーを感じさせるドラマが展開されていく。

入江 『サイタマノラッパー』の舞台挨拶で、各地のいろんな話を聞いてきたことが役立ちました。『ビジランテ』の脚本を書いていた頃、深谷市でもショッピングモールの建設計画が進んでいたらしくて、「お前、よく知ってたな」と勘ぐられたんですが、まったくの偶然でした。深谷市でも実際にショッピングモールの建設に賛成か反対かの市民集会が開かれ、脚本を書きながらざわっとしました。

──映画と現実は不思議とシンクロする。

入江 シンクロしちゃいますね。『22年目の告白』の製作を進めているときも、『絶歌 神戸連続殺傷事件』(太田出版)が出版されましたし。『22年目の告白』の脚本を書いたほうが早かったんですが、フィクションで書いていたことが現実化していくみたいな怖さを感じましたね。 
(インタビュー後編に続く/取材・文=長野辰次/撮影=長谷英史)

 

『ビジランテ』
脚本・監督/入江悠
出演/大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、篠田麻里子、嶋田久作、間宮夕貴、吉村界人、菅田俊
配給/東京テアトル R15+ 12月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開
C)2017「ビジランテ」製作委員会
https://vigilante-movie.com/index.php

■『ビジランテ』の公開を記念して、テアトル新宿にてトークショーを開催

ヤクザday
12月10日(日)  14:00の回上映後
ゲスト/般若、坂田聡、山口航太、龍 坐、大宮将司、蔵原 健、三溝浩二、裵ジョンミョン

ヤングday
12月16日(土)3回目上映後
ゲスト/吉村界人、間宮夕貴、大津尋葵、入江悠監督

デリヘルday
12月23日(土)4回目上映後
ゲスト/岡村いずみ、浅田結梨、市山京香、入江悠監督

●入江悠(いりえ・ゆう)

1979年神奈川県生まれ、埼玉県深谷市出身。『JAPONICA VIRUS』(06)で長編監督デビュー。自伝的要素の強い青春映画『SRサイタマノラッパー』(09)が「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」オフシアター・コンペティション部門でのグランプリ受賞を皮切りに、自主映画として異例のロングランヒットに。『SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(10)、『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(12)と共に『SR』北関東三部作として熱烈な支持を集めた。『日々ロック』(14)、『ジョーカー・ゲーム』(15)でメジャーシーンに進出。『22年目の告白 私が殺人犯です』(17)は3週連続興収1位を記録するヒット作となった。その他の主な監督作に『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンローロは鳴り止まないっ』(11)、『太陽』(16)など。『SRサイタマノラッパー マイクの細道』『22年目の告白』が共に現在DVDが絶賛リリース中。

KAT-TUN亀梨和也、クランクイン初日に骨折していた! 「怖い」「体が言うこと聞かない」と吐露

 2018年1月スタートのドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)に主演するKAT-TUN亀梨和也が、12月1日に東京都内でアクロバティックなシーンを撮影していたところ、左手を骨折したことが大きなニュースとなった。病院では「激しい動きはさけ、十分安全に配慮するように」とアドバイスを受けたそうで、現在は撮影を続行しているとのこと。しかし、「全治4週間」という一部報道もあったため、ファンの間では亀梨のケガの悪化を心配する声も続出している。

 ドラマ公式サイトで亀梨のケガが発表されたのは12月3日だったが、2日に放送されたラジオ『KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT』(FM NACK5)では、亀梨がドラマ撮影について語っている。

 番組にはリスナーから『FINAL CUT』の主演に対するお祝いメッセージが多数届いており、その中から亀梨がいくつか紹介し、うれしさとやる気十分であることをアピール。今回亀梨が演じるのは、“復讐”に燃える男・中村慶介。道具を使わずに、高低差や障害物を越えて移動していくアクロバティックな動きが特徴のスポーツ“パルクール”を得意とするアクティブな役ということもあり、このドラマのために猛練習中だとか。ケガをしてしまったのは、恐らくこのパルクールのシーン撮影中だと思われる。

 亀梨はラジオにて、「パルクール、フリーランニングを今回取り入れさせてもらってるんですけど、いや~もう怖いね! なんかね、ちょっとでも恐怖心持つと体が言うこと聞いてくれないというか」と、恐怖心と戦いながら収録を行っていることを明かした。さらに続けて、「なかなか普段の生活じゃしないような動きを、(主人公の)日常というか、外とかでやるので。なんとかなんとかやっていきたいな、と思っております」とも語り、ハードなアクションに悪戦苦闘していることをうかがわせた。

 また同ラジオでは、「ちょうど1日にクランクインしたばっかりなので」と語っていた亀梨。これにより、クランクインと同時に骨折という、かなり不安なスタートを切っていたことも判明した。くしくもこの日の放送では、リスナーから「ケガには十分気をつけて撮影がんばってください」というメッセージが。心身ともに厳しい状況での撮影となっているようだが、ファンからの声援を力に変えてほしいものだ。

深田恭子、写真集オフショットに「女神かと思った」「35歳とは思えない」と絶賛の声

 12月5日、女優の深田恭子(35)が自身のインスタグラムを更新。投稿された写真が反響を呼んでいる。

 深田が投稿したのは、20日に発売される自身の写真集『palpito(パルピト)』(講談社)の撮影オフショット。写真はイタリア・シチリア島の都市シラクーザにあるオルティージャ島の洞窟で撮影されたものと見られ、水着の上にワンピースを着た深田が船の上で微笑むショットなど3枚を掲載。3枚目の写真では、美しいプロポーションを惜しげもなく披露した全身ショットも公開している。

 深田はこの投稿に、「洞窟に入って行く時、楽しみな様な恐ろしい様な 勿論怖いことは何もなく美しい澄んだ空間で神秘の世界でした #ただのビビリかも.... #オルティージャ #palpito」と撮影時の感想を添えた。

 公開された写真に対し、ファンからは「女神かと思った」「ため息が出るくらい綺麗」「神秘的な美しさ」「海のヴィーナスですか」「35歳とは思えない美貌」「お尻がキュート」など、称賛の声が数多く寄せられた。2日に一部公開された先行カットでもセクシーな美脚を披露しており、写真集は発売前から大きな注目を集めている。

若手・中堅女子アナの奮起に期待! 20代ゼロで“熟女だらけ”になってしまった『好きな女性アナウンサーランキング』

 今月1日、オリコンスタイルが毎年恒例の「第14回好きな女性アナウンサーランキング」を発表。日本テレビの水卜麻美アナが5連覇を成し遂げ、2008年に5連覇を達成した高島彩アナ(当時フジテレビ)に続く“殿堂入り”を果たした。ランキング全体を見渡すと、若手女子アナのランクインはなく、“熟女だらけ”で、まるでフレッシュ感がない結果となった。

 首位の水卜アナは、局の意向で、10月より『ヒルナンデス!』から『スッキリ』に担当番組が変わったが、まったく影響はなく、盤石のV5。現状、対抗馬といえるような女子アナが、ほかにいないだけに、水卜アナの独壇場は当分続きそうだ。

 2位は、毎年上位に顔を出す“NHKのお局様”有働由美子アナで、昨年の4位からランクアップ。なんといっても、朝の人気番組『あさイチ』での名司会ぶりや、歯に衣着せぬ大胆な発言で、同性の圧倒的な支持を受けており、その人気は不動のもの。

 3位には、昨年9位に初ランクインしていた、テレビ朝日のベテラン・大下容子アナが、まさかの急上昇。もともと、安定したアナウンス力や親しみやすさには定評があったが、9月で終了した『SmaSTATION!!』での、MC・香取慎吾への名フォローぶりが評価を高めたようだ。同番組最終回での香取とのハグは、視聴者の涙を誘った。

 4位には、元フジテレビの加藤綾子アナ(フリー)が入った。昨年の2位から、やや順位は下げたが、安定した人気を維持している。昨年4月に『めざましテレビ』を卒業し、フリー転向後はレギュラー番組が減ったが、CM出演もあり、順調なフリーアナ生活を送っている。

 5位は、テレビ東京の“エース”大江麻理子アナで、昨年と同順位。かつては、上位の常連だったが、2014年春に『ワールドビジネスサテライト』のMCに就任後、超セレブ男性と結婚したことで、男性人気が急落。15年には10位まで、ランクが降下し、一時は後輩の狩野恵里アナに、同局人気ナンバー1の座を奪われたが、実力で奪回した。

 6位には、元TBSの田中みな実アナ(フリー)がランクインし、昨年の7位から順位を上げた。“ぶりっ子”キャラが災いし、異性、同性問わず、アンチが多いため、局アナ時代はランキングに入ることはなかったが、ここに来て、ジワジワ人気を上げてきた。最近はローカル局TOKYO MXの『ひるキュン!』や、低視聴率番組『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』(フジテレビ系)のMCを務めているが、活動自体は目立っていない。だが、9月に発売された女性週刊誌「anan」(マガジンハウス)の「美乳特集号」の表紙で、上半身裸での“肘ブラ”ポーズ挑戦が話題を振りまき、順位上昇を押し上げたようだ。

 大みそかの『紅白歌合戦』の司会に抜擢された、NHKの桑子真帆アナは、昨年の10位から7位まで上昇。局内で“ポスト有働アナ”と期待される桑子アナは、5月にフジ・谷岡慎一アナと結婚。男性ファンが多いだけに、人気降下も懸念された。しかし、今春より、担当番組が深夜の『ニュースチェック11』から、ゴールデン帯の『ニュースウオッチ9』に変わったことで、その影響はなかったようだ。

 NHKきっての美人アナ・井上あさひアナは8位に入り、14年以来、3年ぶりにランクインした。かつては、同ランキングの常連だったが、15年春にMCを務めていた『ニュースウオッチ9』を降板し、京都放送局に異動。全国ネットでの露出が激減したため、ランクから消えていた。だが、今春に東京アナウンス室に復帰し、『NHKニュース7』土日祝のキャスターに就任し、人気が回復した。

 昨年は圏外だったフジテレビの山崎夕貴アナは9位に入り、2年ぶりにランクイン。秀でて美人というわけではないが、庶民的で親しみやすいキャラクターが支持されて、15年には4位まで上がったが、昨年は圏外だった。今年は若手芸人・おばたのお兄さんとの交際、彼の浮気が発覚したが、その際の対応なども好感度をアップさせたようだ。昨年のランキングでは、フジから一人も入っていなかっただけに、“低迷フジ”の最後のとりでともいえそう。

 10位には、元フジテレビの高橋真麻アナ(フリー)が、まさかの初ランクイン。局アナ時代は評価が低かった高橋アナだが、フリー転向後はバラエティタレントとしてブレーク。『バイキング』(フジテレビ系)などで司会もこなしてはいるが、アナウンサーとして、評価されてのランキング入りとはいいがたい。

 一方で、昨年トップ10に入りながら、今年圏外に消えたのは、夏目三久アナ(フリー/昨年3位)、赤江珠緒アナ(フリー/同6位)、竹内由恵アナ(テレビ朝日/同8位)の3人。赤江アナは4月から産休に入り、現在も育休中で、出演機会が減ったためと思われる。ランキング常連で、テレ朝の“エース”と呼ばれる竹内アナは、6月にバスケットボール・リンク栃木ブレックスの田臥勇太との熱愛が報じられたことが原因だろう。交際相手の田臥は、同局の元先輩アナ・前田有紀(13年に退職)の元カレで、結婚秒読みともいわれた。いわば、“先輩アナのお古”との交際で、男性の支持層が圧倒的に多い竹内にとって、イメージダウンは免れなかったようだ。

 ナゾなのは、夏目アナの急降下だ。昨夏、有吉弘行との結婚、妊娠が報じられ、後に誤報とされたが、そういった報道があっても、昨年はトップ3に入っていた。今年になって、レギュラー本数は減っておらず、TBS系『あさチャン!』、日本テレビ系『真相報道 バンキシャ!』などに出演中。昨年のようなスキャンダルもなかっただけに、これだけは理解しがたい現象だ。

 全体的には、トップ10に今後飛躍が期待される中堅・若手のランクインがなく、20代はゼロ。30代後半、40代の熟女だらけのランキングにはもの悲しさすら感じる。来年こそは、フレッシュな女子アナの台頭を切に願いたい。殿堂入りの水卜アナはランキングの対象から外れるが、有働アナ、大下アナといったベテランが首位に立つのだけは、避けてほしいところだが……。
(文=田中七男)

「まじキレた!」Twitterで大暴れ! 朝青龍、モンゴル力士で「金儲け」のしたたかな算段

  連日続いている、日馬富士と貴ノ岩をめぐる暴行騒動。だが、近頃ではほとんど進展が見られないことから、メディア側も新情報の収集に手を焼いている。そんな中、モンゴルからSNSで情報発信を続けている元横綱・朝青龍に、にわかにスポットライトがあたりつつあるという。

 2010年に現役引退し、現在はモンゴルの政財界で、要人を務めている朝青龍。今回の騒動に関しては、現場に居合わせなかったことなどを理由に関与しないという姿勢をみせていたが、11月29日に突如「さー日本のマスコミ今どこにいる?」「TBSどこ?日テレどこ?フジテレビどこ?日本テレビどこ?ワイドショーどこ?」などと、自らマスコミを待ち受けるようなツイートを連発。しかし、取材陣には出会えなかったようで、「日本マスコミ無いし、田舎に今から戻る!!」と捨てゼリフを吐いたことが話題になっていた。

「同じくモンゴル出身の元力士・旭鷲山がテレビの取材を受け始めたことで、金儲けになるとでも思ったのか、ここ数日のツイートはまるで『自分もメディアに登場したい』と言わんばかりのもの。テレビ局も色めきだっています。朝青龍は日本相撲協会にも属していないだけに、現役の力士や親方のような“タブー”はないことから、格好の取材先となっているんです」(テレビ局関係者)

 型破りで、とにかく勝つことにこだわった朝青龍と、スポーツマンシップを最優先させた貴乃花親方は、現役時代から犬猿の仲で知られた。それが10年以上の時を経て、再び因縁のバトルが勃発する気配も醸しているとあって、確かに各メディアにとって絶好の話題といえるだろう。

「日馬富士の引退以降、あっと驚くような新事実や、協会の人事に動きもみられないことから、視聴者の反応もやや鈍くなってしまっていますからね。特にテレビと新聞は、協会には絶対服従に近いスタンスだけに、現役力士への直撃取材など、絶対にNGが出てしまう。引退した日馬富士への直撃が検討された際にも、局上層部から『協会の許可を取ってからにしろ』などと、投げやりな指導が入ってしまいました」(同)

 そんな中で、しがらみのない朝青龍は、5日午後には突然テレビ朝日を名指しで「テレ朝に話し受けないからな!!」「まじキレた!!テレ朝馬鹿に」「礼儀無し、いきなりベラベラ喋るテレ朝!!今会議中やし!!怒」などと怒りのツイートを投稿した。

「恐らくテレ朝の記者が、直接携帯に電話をかけたことが激怒の理由とみられます。局としては、一見、厄介な事態に発展しそうですが、こうした攻撃を受けてもダメージはないし、むしろ話題になるとプラスに捉えられていますよ」(同)

 朝青龍は、テレ朝も出資しているAbemaTVで年末特番への出演を予定しているため、ファンからは心配の声も。しかし、せっかくのドル箱コンテンツに成長した相撲騒動だけに、今後もテレビ局による“朝青龍イジり”は続いていくことだろう。

「まじキレた!」Twitterで大暴れ! 朝青龍、モンゴル力士で「金儲け」のしたたかな算段

  連日続いている、日馬富士と貴ノ岩をめぐる暴行騒動。だが、近頃ではほとんど進展が見られないことから、メディア側も新情報の収集に手を焼いている。そんな中、モンゴルからSNSで情報発信を続けている元横綱・朝青龍に、にわかにスポットライトがあたりつつあるという。

 2010年に現役引退し、現在はモンゴルの政財界で、要人を務めている朝青龍。今回の騒動に関しては、現場に居合わせなかったことなどを理由に関与しないという姿勢をみせていたが、11月29日に突如「さー日本のマスコミ今どこにいる?」「TBSどこ?日テレどこ?フジテレビどこ?日本テレビどこ?ワイドショーどこ?」などと、自らマスコミを待ち受けるようなツイートを連発。しかし、取材陣には出会えなかったようで、「日本マスコミ無いし、田舎に今から戻る!!」と捨てゼリフを吐いたことが話題になっていた。

「同じくモンゴル出身の元力士・旭鷲山がテレビの取材を受け始めたことで、金儲けになるとでも思ったのか、ここ数日のツイートはまるで『自分もメディアに登場したい』と言わんばかりのもの。テレビ局も色めきだっています。朝青龍は日本相撲協会にも属していないだけに、現役の力士や親方のような“タブー”はないことから、格好の取材先となっているんです」(テレビ局関係者)

 型破りで、とにかく勝つことにこだわった朝青龍と、スポーツマンシップを最優先させた貴乃花親方は、現役時代から犬猿の仲で知られた。それが10年以上の時を経て、再び因縁のバトルが勃発する気配も醸しているとあって、確かに各メディアにとって絶好の話題といえるだろう。

「日馬富士の引退以降、あっと驚くような新事実や、協会の人事に動きもみられないことから、視聴者の反応もやや鈍くなってしまっていますからね。特にテレビと新聞は、協会には絶対服従に近いスタンスだけに、現役力士への直撃取材など、絶対にNGが出てしまう。引退した日馬富士への直撃が検討された際にも、局上層部から『協会の許可を取ってからにしろ』などと、投げやりな指導が入ってしまいました」(同)

 そんな中で、しがらみのない朝青龍は、5日午後には突然テレビ朝日を名指しで「テレ朝に話し受けないからな!!」「まじキレた!!テレ朝馬鹿に」「礼儀無し、いきなりベラベラ喋るテレ朝!!今会議中やし!!怒」などと怒りのツイートを投稿した。

「恐らくテレ朝の記者が、直接携帯に電話をかけたことが激怒の理由とみられます。局としては、一見、厄介な事態に発展しそうですが、こうした攻撃を受けてもダメージはないし、むしろ話題になるとプラスに捉えられていますよ」(同)

 朝青龍は、テレ朝も出資しているAbemaTVで年末特番への出演を予定しているため、ファンからは心配の声も。しかし、せっかくのドル箱コンテンツに成長した相撲騒動だけに、今後もテレビ局による“朝青龍イジり”は続いていくことだろう。

亀梨和也の骨折で、稲垣吾郎が『FINAL CUT』されちゃう!? 関テレドラマ出演が“白紙化”の大ピンチ

 KAT-TUNの亀梨和也が12月3日、来年1月スタートのドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)の撮影中に、左手人さし指を骨折するけがを負っていたことがわかった。

「亀梨は1日に都内の公園で、1人で障害物を飛び越えるなどのトレーニングシーンを撮影中に負傷。全治4週間と診断されました。同日中に撮影に復帰し、今後のスケジュールには影響がないようです。ただ、普段はギプスをはめ、本番撮影の際に外すなど、不便は強いられているようです」(テレビ誌ライター)

 関西テレビは亀梨本人と事務所に謝罪し「より一層の安全対策強化を目指す」と話しているが、なんと、この事故が元SMAPの稲垣吾郎に飛び火する可能性があるという。いったいどういうことか? 芸能関係者が耳打ちする。

「『週刊新潮』(新潮社)が10月に報じていますが、来春の関西テレビ制作のドラマに、稲垣が準主役扱いで出演内定しているといわれています。民放キー局は、ジャニーズ事務所に“忖度”しているため、元SMAPメンバーには新規オファーをしないことが暗黙の了解となっている。しかし、関西テレビは『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』といった“僕シリーズ3部作”や、『銭の戦争』『嘘の戦争』で草なぎ剛が主演するなど、ジャニーズ退所組とは近しいこともあり、『うちは準キー局なのだから、どこの事務所とも平等に付き合っていく』というスタンスを取っていた。そんな矢先に起きた亀梨の骨折事故。どんな理由であれ、タレントにけがをさせたというのは、テレビ局サイドにとっては相当のペナルティが科せられる事態です。そのため業界では、稲垣のドラマ起用を取り下げることを条件に、ジャニーズとの“手打ち”をするのではとささやかれています」

 亀梨ドラマのタイトルよろしく、稲垣は『FINAL CUT』されてしまうのだろうか?