今週の注目記事・1位
「今度の好景気は本物 株も、土地も、給料も上がる」(「週刊現代」11/11号)「これからの1年、日本経済に何が起きるのか」(「週刊ポスト」11/10号)
同・2位
「中村喜四郎という生き方」(「週刊現代」11/11号)
同・3位
「村上信五と小島瑠璃子、超厳戒お泊まり愛撮った-こじるりは恋愛でも無双」(「フライデー」11/10号)
同・4位
「安倍晋三・昭恵『夫婦30年秘録』-キューピッド役が初告白」(「週刊文春」11/2号)
同・5位
「島田紳助『芸能界に未練なし。生き甲斐よりお金・仲間・筋肉』」(「週刊文春」11/2号)
同・6位
「枝野代表の盟友、秘書がセクハラ告発-『あとで一緒に風呂行く?』」(「週刊文春」11/2号)
同・7位
「新皇帝・習近平の『新しい中国』どう付き合うのが正しいか」(「週刊現代」11/11号)
同・8位
「ソフトバンクにあって巨人にはないもの、何だろう」(「週刊ポスト」11/10号)
同・9位
「『天皇退位日』決定でいや増す『美智子皇后』のご懸念」(「週刊新潮」11/2号)「新元号スクープ『負けられない戦い』」(「週刊ポスト」11/10号)
同・10位
「老けない『最強食』-20万人を診た権威が教える」(「週刊文春」11/2号)
同・11位
「『東京五輪買収』疑惑の新証拠」(「週刊ポスト」11/10号)
同・12位
「『神戸製鋼』はそんなに悪いか?」(「週刊新潮」11/2号)
同・13位
「カリスマ精神科医ゆうきゆう氏『独身装い婚活パーティ参加者を毒牙に』」(「週刊文春」11/2号)
同・14位
「横田めぐみさんの『消息』」(「週刊文春」11/2号)
同・15位
「トランプが暴くJFK暗殺“54年目の真実”」(「週刊ポスト」11/10号)
同・16位
「『もし立川談志が生きていたら』-七回忌<イタコ>放談」(「週刊文春」11/2号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
今週も、選挙報道を外すとこれといったすごい読み物はない。その選挙結果も、安倍晋三首相が早速、数を頼みに特別国会を11月1日からわずか8日間、実質3日しか開かないという暴挙の前に、あっという間に忘れ去られてしまった。
東京新聞は、社説で「国会軽視」だと批判しているが、これは国民をバカにしている証拠で、「国民蔑視」である。
だからいわんこっちゃない。煙となんとかは上にのぼりたがるのだ。
トランプが来日して、松山英樹を引きずり込んでゴルフを一緒にやるそうだ。松山は、新しいシーズンが始まっているから参加できないと断れば、男になれたのにと考えるのは私だけではないだろう。
それに後で触れるが、あれだけアベノミクスは失敗だと報じていたのに、少しばかり株が上がると、現代とポストは、さあ、これからは株だ株だと大騒ぎしている。
週刊誌なんてそんなもんだとは思うが、いい加減な週刊誌づくりをしてきた私の目から見ても、もうちょっと「事実を見る目」があってほしいと思う。
よって今週も順位なしにした。
「大衆は威張っているフリをしているヤツが必要なんだ。そういうのが一人、二人いないと、息詰まっちゃう」
生前の立川談志の言葉である。文春で立川談春が師匠談志の思い出を語っている。
「一方で、本当の権力とはきっちり距離をとっていましたね。石原慎太郎さんのことは大好きで、『何が慎太郎だ、バカヤロー』とは言っても、田中角栄さんには絶対に近寄らなかった。『本当の権力をおちょくるとピエロは殺されるぞ』」(談春)
11月が来ると7回忌になる。弟の松岡由雄さんも亡くなって早1年が過ぎた。
弟弟子の立川志らくが、談志の後継者だと自分で吹聴しているが、それに対する批判であろう、こういっている。
「(談志は=筆者注)すごい人ですよ。談志の才能と器の大きさを継げてる奴は一人もいないんです」
談志は晩年、「落語には江戸の風が吹いてなきゃいけない」といっていた。それについて談春はいろいろ考えてきたという。
「徒弟制度を決して学校にするな、という教えは談志一門にとっては特に重い意味を持つ。
これは何だといえば、世の経済理論や競争原理とは無縁のところに、落語の世界、“江戸の風が吹く”世界があって、落語家の強みは、まさに、そこにある。落語家ってバカだから、損得で動かないからね(笑)」
また談志十八番「芝浜」の季節がやってくる。
ケネディ大統領が暗殺されて54年が経つそうだ。いまだにオズワルドは真犯人なのか、複数犯ではないのか、FBIが暗殺に関わっていたのではないか、ロシアの関与はと、謎は、年を追って深くなるばかりである。
その20世紀最大の謎が、トランプ大統領の一声で、未公開の資料が公開されるかもしれないのだ。
10月21日にTwitterで、トランプは「JKFファイルの公開を認める」とツイートした。
それもあって10月26日に、捜査資料の一部が公開されたのだ。
トランプにとっては、自分へ向かう批判をそらしたいがための思い付きだろうが、この膨大な資料の山から、真実の一端が明るみに出るかもしれないのだ。
10月28日の朝日新聞は、こう報じている。
「1963年に起きたケネディ米大統領暗殺事件をめぐり、事件直前に英国の地方紙に『大ニュースがある』という匿名の電話がかかってきたことが、米国立公文書館が公開した米連邦捜査局(FBI)の内部文書から明らかになった。
文書は事件の4日後に当たる63年11月26日付で、当時のFBI副長官が長官にあてたもの。英情報局保安部(MI5)からもたらされた情報として、米テキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺される約25分前に、英国の地方紙ケンブリッジ・ニューズに匿名の電話があり、『大きなニュースがあるから、ロンドンの米国大使館に電話すべきだ』と告げて切れた、としている」
どんな推理小説よりも面白い「世紀の謎」が解き明かされるかもしれない。だが、そこに出てくるのは、アメリカ政府内の暗闘か、はたまたロシアの陰謀か。楽しみである。
さて、北朝鮮に拉致された横田めぐみの「消息」が、政府の極秘文書が解禁されたことで「わかった」かのように文春が報じている。
この文書は、04年に拉致問題対策本部事務局の前身である「内閣官房拉致被害者・家族支援室」が、蓮池薫夫妻、地村保志夫妻、曽我ひとみら5人から聞き取り調査をし、分析したものだという。
残念ながら、横田ひとみについての確度のある新情報は、私が読む限りない。
横田が拉致されてから40年もの月日がたった。彼女ももう53歳になる。母親の横田早紀江は、トランプ米大統領が拉致問題に言及し、11月5日に来日した際、横田夫妻たちと会うことになったことを、「本当にありがたいことです」といっている。
だが、中国・習近平が強力な一強体制をつくりあげ、ロシアのプーチン大統領も北朝鮮への関与を強めている今、武力攻撃をほのめかして圧力をかけるだけのトランプ・安倍連合ができることは限られている。
圧力をかけながら対話の道を模索することができなければ、この危険な膠着状態が続くだけだろう。
ところで、先週新潮が、8ページを割いて、文春に載った山口敬之元TBSワシントン支局長の「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」という記事はねつ造ではないのかと問題提起した。
それに対して、文春が今週号で「週刊新潮『韓国軍に慰安婦』捏造記事の指摘に答える」という反論を2ページでやっている。
新潮でも登場した山口の元リサーチャー・グリーン誠子にこういわせている。
「新潮は資料の肝心な点の検証を怠っています。初めから歪曲と捏造という偏った姿勢で取材を進めたのは非常に残念に思います」
新潮での発言とは違っているようだが、来週号で、新潮は第2弾をやってくるだろう。この論争どうなるのか注目である。
その山口だが、「月刊Hanada」(飛鳥新社)に独占手記「私を訴えた伊藤詩織さんへ」を寄せたようだ。
私は未読だから、メールマガジン『文徒』(今井照容責任編集)から、武田砂鉄のツイートを紹介しておこう。
「山口敬之『私を訴えた伊藤詩織さんへ』を読む。伊藤が記した内容の多くに具体的な反証を挙げず、レイプ後に送られてきた伊藤からの業務連絡メールを『これが、被害者がレイプ犯に送る文面でしょうか?』などと、本人を繰り返し中傷。こんなものは反論ではない。潔白を主張するなら記者会見を開くべき」
新潮の今回の指摘も含めて、山口は堂々と会見を開き、自分の口から説明すべきこと、いうまでもない。
その文春が先週、精神科医・ゆうきゆう(本名・安田雄一郎・42)が十代の患者と不誠実な肉体関係をもっていたと報じた。すると文春に対して「私も性的搾取をされた」と告発する11通の投稿があり、そのうち8名が取材に応じてくれたという。
E子は21歳。15年に開催されたゆうきの心理学イベントで知り合い、約1年間付き合っていた。
F子23歳は元幼稚園教諭。16年に開催された心理学講義イベントにスタッフとして参加し、その後個室居酒屋で食事をし、肉体関係を持った。
そのほかにも、当時高校生だったG子、19歳もいる。女性たちが異口同音にいっているのは、食事をして肉体を求めてくるだけで、「デートをしたい」などというと、その後、連絡してこなくなるというのだ。
この御仁、女に関してはマメで、医者限定の婚活パーティにも顔を出している。そこで知り合ったH子、34歳は、乱交パーティにも誘われたと話している。
ゆうきは妻子持ちだから、婚活パーティに独身と偽って出席するのは違反である。
ゆうき側は、文春とは弁護士を通してやりとりしているようだが、彼女たちの告発に対しては何も答えていないという。
お次は新潮らしい視点の記事。「神戸製鋼はそんなに悪いのか?」がそれである。
アルミ・銅製品だけでなく、鉄粉や液晶画面材料、鋼線、ステンレス鋼線へと広がる「検査データ改竄」は、それを使っている鉄道、自動車、航空機メーカーなど500社以上に影響が出るのではないかといわれている。
しかし新潮が取材してみると、被害者であるはずの顧客企業のほうが、むしろかばう方に回っているというのである。
自動車業界の関係者がこう話す。
「神鋼の問題はコンプライアンス(法令順守)と安全性を分けて考えたほうが良いと思います。たとえば問題になったアルミ製品はスポーツカーなど高級車のボディパネルに使われることが多いんです。しかし、データが改竄されていたからといって走行中にパネルが剥がれたりなんてことはあり得ない。また、エンジンの部品にも神鋼のものが使われていますが、メーカー側が求めている元の規準が厳しいということもあって、問題にするレベルではない」
今回、自動車メーカーが車種を発表していないのは、安全性に問題がないから、リコールせずに静観するのが一番いいと考えているからだというのだ。
さらに、これから普及する電気自動車にはアルミの合金が不可欠だが、それを自社生産しているのは神鋼だけという事情もあるという。
東芝の二の舞はないというのだ。だが、今以上のデータ改竄が明るみに出てくれば、わからないだろう。その予想はどうやら当たりそうだが。
東京五輪招致に電通を通じて多額の買収費用が、IOC委員のディアク親子に流れたのではないかという「疑惑」は、日本ではほとんど報じられなくなったが、16年にリオ五輪を開催したブラジルでは、大きな動きがあった。
ポストによれば、10月5日に、ブラジル連邦警察はリオ五輪の招致に絡み、票の買取に関与したとして、ブラジル・オリンピック委員会の会長を逮捕した。
これはフランス司法当局からの情報提供がきっかけだったが、フランス当局は、東京五輪でも同じようなことが行われたのではないかと見ているようだ。
さらに10月20付のフランス紙『ル・モンド』が、ディアクの息子から父親へあてたメールの内容をスクープした。
そこには、東京と争っているマドリードへ投票するようアフリカ諸国への働きかけが行われている、どうしたらいいかという内容だそうだ。
このニュースは、東京への票の取りまとめを行ったことを示す証拠だと、世界中でビッグニュースとして扱われたが、日本では一部の新聞が伝えただけだった。
電通への忖度はもちろんのこと、1,000日を切った東京五輪を辞めさせて、代替地を探すというのは難しいというIOC側の「配慮」もあるのではないか。
この疑惑が明らかになるのは東京五輪が終わってからになる? そんな悠長なことをいっていないで、即刻、事実を調べ、事実なら辞退すべきだと、私は思うが。
老けないためにどうするかは、世界共通、男女共通の悩みである。やはり文春で、「20万人を診た権威が教える老けない『最強食』」という特集をやっている。読まないわけにはいかない。
まず、AGE牧田クリニックの牧田善二院長が、老ける食べ物ワースト3に上げるのは、「フランクフルトソーセージ、ベーコン、フライドポテト」である。
これらに含まれるタンパク質や脂質が糖質と結びつき、AGEという老化を促進させる物質が発生するのだそうだ。
ステーキやトーストにこんがり焼けた焼き色がつくと、糖化が起こりやはりAGEが生まれるという。
AGEというのは茶褐色の物質のため、肌が黄色くくすんでくる。
ではAGEを蓄積させない「若返りの食べ物」は何か。代表格は鶏肉だそうである。鶏肉に含まれるカルノシンという物質が、酸化と糖化を強力に抑えることがわかってきたという。
抗酸化作用の強いのは鮭も一押しだそうだ。それにエビやカニなど、熱すると鮮やかな赤色に変わるものがいい。
毎日食べてほしいものは納豆。ビタミンB群だけでなく、毛細血管の血行を促すビタミンEも豊富で、肌のためには最高の食材だという。
食べ方も、油で焼いたり炒めるのではなく、茹でる、蒸す、煮るほうがいい。揚げ物には酢やレモンをかける。コショウやクミンなどのスパイスもいいそうだ。
赤ワイン、緑茶、野菜ではブロッコリーやキャベツ、菜の花。果物なら柿かみかん。
老廃物を排出した後、新しい細胞を再生する時に必要になるのは亜鉛の力だ。今が旬の牡蠣には亜鉛がたっぷり含まれる。
ということは、今夜は居酒屋で、焼き鳥、納豆、湯豆腐、生ガキを頼んで、緑茶割りといきますか、ご同輩!
新潮が天皇の退位日は決定したが、美智子皇后が「ご懸念」なさっていると報じている。
朝日新聞は10月20日付で「天皇陛下退位19年3月末、即位・新元号4月1日」とスクープした。
菅官房長官などは、オフレコで「誰が漏らしたのかなぁ。(朝日は)どうせ恥かくでしょう」と語っているそうだが、新潮で安倍首相のブレーンである八木秀次麗澤大教授は、「朝日新聞の報道は結果として誤報にはならないと思います。天皇陛下は19年1月7日予定の『昭和天皇三十年式年祭』をご自身で執り行いたい、そう強く望まれていると仄聞しています。
同時に、そうなるならば、政府主催で『御在位三十周年式典』も催さなくてはならないという話も聞こえてきていますから」
と、朝日の報道にお墨付きを与えている。
ポストによると、元号決定も、早ければ年内というウワサもあり、NHK、朝日新聞、日本テレビなどがスクープ合戦を繰り広げていると報じている。
そうなると、心配になるのが雅子妃の体調である。新潮によると、皇后陛下と妃殿下では、公務の量が7倍も違うという。
皇后は年340件ほどで推移し、雅子妃は年50件程度だそうである。
宮内庁関係者が、「美智子皇后は雅子妃について会話の中で触れることがなくなりました。以前は、そのお振舞や自覚に対して苦言を呈される場面があったのですが、もはや口にされたくないのかなという風に察しています」と語っている。
私は、一日も早い雅子妃の回復を祈っている。
さて、今や名実ともにプロ野球界の盟主になったソフトバンクだが、巨人との違いは何だろうと、ポストが研究している。
年棒総額もソフトが上、外から連れてくるのではなく、3軍まで作って自分の所で選手を養成しようとしているのもソフト、徹底したデータ野球などを取り入れているソフトなど、巨人を圧倒しているソフトバンクの強さはよくわかる。
しかし、私は、両者の決定的な違いは「トップが口を出すか出さないか」だと考える。
ソフトの孫正義と読売のナベツネの違いである。野球をよく知らないくせに口をやたら出して監督や選手を委縮させる読売のやり方は下の下である。
ヤンキース以上に、巨人の低迷はこれからも続くと思う。
注目されたプロ野球のドラフトが26日開かれ、早実の清宮幸太郎選手は日ハム、履正社の安田尚憲選手はロッテ、広陵の中村奨成選手は広島に決まった。
相変わらず戦力もツキもない巨人は、2回外れて中大の鍬原拓也投手を指名した。
清宮、安田、中村の中で、一番いい条件の球団に入れたのは誰か。新潮が2週前に特集していた、選手会が全球団約800名の選手に行ったアンケートをまとめた「チーム満足度調査」で見てみよう。
まずは清宮を獲得した日ハム。(1)年棒への満足度はソフトバンクに続いて2位。(2)球団スタッフを含めた球団人件費ではトップ。(3)球団の説明は理解できているかでは第4位。(4)球団の説明はわかりやすいかでは4位。(5)査定方法は理解できているかは3位。(6)プレーは評価されているかではソフトバンクに続いて2位。
(7)いい分は聞いてもらえるかでは1位。(8)サインしなければならないプレッシャーがあるかでは5位。(9)球団の姿勢、交渉方法に満足かでは3位になっている。
次は安田。ロッテは1が9位。2が9位。3が8位。4が9位。5が10位。6は8位。7は8位。8は4位。8が10位となった。
中村はどうか。1が7位。2が10位。3が6位。4が3位。5が11位。6が10位。7が5位。8が7位。9が9位となる。
日ハムはほとんどが高得点で、査定方法、プレーの評価、球団の姿勢や交渉方法に不満が多いのは、ロッテと広島である。
現時点での幸せ度は、ダルビッシュや大谷翔平を育てた日ハムに入る清宮のようだ。運も実力のうちだから、あとは本人の努力次第である。
次はお馴染みの現代、近藤編集次長による中国情勢の分析である。10月24日に第19回共産党大会が閉幕した。
話題は、今後5年間、中国を率いる「トップ7」の顔ぶれである。60代のイエスマンばかりを集め、習近平主席は、死ぬまでこの座を離さないと、国内外に知らしめたといわれている。
それに「ミスター・ギロチン」と畏れられた王岐山を「定年退職」させてしまった。これは、周恩来を終生切らなかった毛沢東と比べると、「度量も権謀術数も習近平は持ち合わせていない」(近藤)ということのようだ。
それほど習近平一人に権力を集中した中国は、長期的に見ると危ういと近藤次長は見る。
「習近平総書記は、スーパーマンではない。習近平書記がカゼを引いたら、すべてがストップするような国に中国がなるのだとしたら、習総書記が目指す『2049年(建国100周年)に世界一の強国になる夢』は、邯鄲の夢に終わるだろう」
米ソ対立の冷戦は終わったが、これからはアメリカ、中国、ロシアが対立する新冷戦時代が来る、否、来ているのだろう。
アメリカの尻馬にのっているだけの自民党外交は、早晩、どうしようもならないところまで追いつめられるに違いない。
今の日本に求められるのは、アジアの国と連携を深め、三大国と同じ距離を取っていくことだと思う。
それができない首相には、日本を導く力はないと判断していいはずだ。
文春は、今回躍進した立憲民主党・枝野幸男代表の盟友が、女性秘書にセクハラを繰り返していたと報じている。
告発されているのは立憲の新人、青山雅幸議員(55)。青山はB型肝炎訴訟や浜岡原発廃炉訴訟などに携わった人権派弁護士だという。枝野とは東北大学で同じ法律系サークルに所属して以来の友人らしい。
20代半ばの元秘書・山田麻美(仮名)によれば、昨年4月に青山が代表を務める法律事務所に入所したが、6月ごろから食事に誘われるようになったという。
多いときは週1ペースで誘われ、タクシーで移動するときに手を握ってくるようになった。
昨年8月、別の秘書らと3人で県北地域に出張した際にも、秘書がいない隙に、「青山先生がハイハイをしながらこちらへ寄ってきた。恐くなったので、近くにあったざぶとんを抱いてガード。頭をなでられた。身の毛がよだつほどの恐怖だった」(山田)。
その後も、抱きしめられたり、食事中に「なんで冷たくするの? 優しくしてよ」と手を握る、エレベーターの中でキスを迫られたなど、エスカレートしていったという。
文春の直撃に青山は、一連のセクハラ行為を否定し、山田を「彼女は人をハメル人。あのね、ウソをつく人の特徴は一部は事実なの。でもその事実を膨らませるわけよ」と非難し、名誉棄損にもなると仄めかしている。
彼女は、身の危険を感じて、ノートを付け、メールや音声も残していた(週刊文春デジタルで動画を有料配信中)。青山議員に分が悪そうだ。
立憲民主党は26日の執行役員会で、青山雅幸衆院議員を無期限の党員資格停止処分と会派入りを認めない方針を決めた。当然であろう。
文春で、暴力団員との交際疑惑で芸能界を引退した島田紳助(61)の「独白4時間」をやっている。
今週の文春は、大作はないが面白い記事が多い。さすが文春である。
紳助、今はまったく何もしていないそうで、家で筋トレをやっているそうだ。そのおかげか、ゴルフで、ドライバーの飛距離は250ヤード、ハンデは9になったという。
「僕は常々、老後に必要なのは『お金と仲間と筋肉』と言うてるんです。この三つがあれば幸せに生きられると思ってます」
私もその通りだとは思う。仲間と筋肉は自分の努力で何とかなる。時間もたっぷりある。しかし、カネは年取れば取るほどどうにもならん。
一日中、家で絵を描いて過ごす日もあるそうだ。旅先へも必ずアクリル絵の具を持参する。
「ICOCA」を持って電車にも乗るし、若い仲間と飲むときは割り勘にするそうだ。
芸能界に戻る気はないのか? と聞かれ、
「別に、頑なに戻らないと決めているわけじゃないんですよ。今の生活が幸せで、その必要を感じていないだけなんです。いろんな人があったかく(復帰を)待っててくれるみたいで、それはとてもありがたい。価値がゼロの人間やとそんな噂も立たないでしょ。でも、さすがに吉本の社長も諦めたんとちゃいますか」
引退する最後の頃は「いっぱいいっぱいになっていて」、あの頃の精神状態に戻るのは、ちょっと無理だという。
それに芸能界でやり残したことはないといい切る。
「芸能界を辞めて損したなと思うのは、綺麗な女の子との出会いがないことだけです(笑)」
ネットニュースで見た85歳のチアリーダーのおばあちゃんの言葉、「生きがいなんていらん。なくても楽しく生きられる」が眼から鱗だったそうだ。
「なるほどなあ、日々楽しかったら、それだけでええねんやって。人生あと三十年。世間を意識して生きてるんとちゃうし、僕の周りにはいつもおもしろい提案をしてくれるやつがたくさんいます。『生きがい』なんか求めず、体を鍛えて老いに抗いながら、これからも大切な家族や仲間たちと、楽しく愉快に生きていきますよ」
オレもこんなふうに生きてみたい。それにつけてもカネの欲しさよ、である。
上方には、やはり50代で引退して、表舞台には一切出てこない上岡龍太郎という芸人がいる。マンガトリオにいた頃から好きだった。
上岡は引退して、プログルファーになるとアメリカへ渡り、1年間、プロについて修業をした。
プロにはなれなかったが、今も週2、3回はゴルフをしているそうである。上岡が辞めた理由は、彼の親しい人間によると、「自分の芸が下手になったから」だという。
大橋巨泉もセミリタイアしたのは、世界中でゴルフをやるためだった。私も月に1、2回はゴルフをやって、老後を楽しみたいものだ。
お次も文春。安倍晋三と昭恵のお見合いをセッティングし「キューピッド役」を果たした濱岡博司元山口新聞東京支局長の思い出が載っている。
安倍の父親・晋太郎から、神戸製鋼にいた息子の安倍が、後継者として自分の事務所に来るので盛り立ててほしい、秘書からは、「(晋三氏は)人見知りが激しいし臆病だけど、まあお手柔らかに頼むよ」といわれ、山口県人を中心に始まったのが「晋三会」だという。
また晋太郎の妻・洋子から「誰かいい人がいたら連れてきて」と頼まれ、出入りしていた電通で、「森永製菓のお嬢さんがいる」と紹介されたそうだ。
だが、その友人は「彼女の私生活をよく知っているけど、晋三さんに合うかどうかはわかりませんよ」と付け加えたという。
晋三は昭恵の姿を見たことがあるらしく、「昭恵さんは自分の憧れのマドンナなんだ」といっていたそうで、話はとんとん拍子に進んだ。だが、2人を引き合わせる当日、昭恵は待ち合わせ時間に50分遅れたそうだ。
交際は順調だったが、安倍がなかなか「最後の一言をいってくれない」と昭恵が濱岡に相談したこともあるそうだ。
濱岡にいわせると、安倍は「女性に対してはまったく無垢」だそうである。
子どもはできなかったが、お互い干渉しない主義で夫婦仲は悪くないという。だが、第一次政権の時、昭恵が神田に居酒屋を出した時に濱岡は、「洋子さんから、『二人を離婚させられないか』という相談を受けたことがあります。『居酒屋経営はいくら何でも許せない』ということです」。
嫁姑の問題以外にも、岸信介時代から使えていたお手伝いが同じ家にいるが、彼女と昭恵の仲も悪いそうだ。
濱岡は安倍にこう苦言を呈している。
「お父さんの晋太郎さんに人脈形成から結婚までお膳立てされ、本当の苦労を知らないのでしょう。だから首相の立場にあっても、他人の言うことに耳を傾けず、拙速に物事を進めているように思えます」
夫のいうことを聞かず、勝手気ままに振る舞う嫁を苦々しく思いながらも、何もいえず、自分は自分で、人の意見を聞かずに自分勝手に振る舞う似た者同士。
この2人を結び付けているのは、権力という実体のない摩訶不思議なものでしかないのだろう。それを失った時、2人の絆は脆く解けてしまうに違いない。
次はフライデーの張り込みネタ。「関ジャニ∞・村上信五と小島瑠璃子『超厳戒お泊まり愛』」。10月22日の『池上彰の総選挙ライブ』(テレビ東京系)で体当たりレポートをしていた小島瑠璃子(23)と村上信五(35)のロマンスである。
デジタルフライデー(10/27金曜日7:02配信より)から紹介しよう。
「すっかり秋めいてきたある夜。超高級住宅街にタクシーが停まった。
小さなバッグ一つで降り立ったのは、ヒザ上20センチ超のミニスカから伸びる美脚が眩しいこじるりである。
すでに深夜1時過ぎ、辺りには人影ひとつないのだが、それでも人目が気になるのか、彼女は忍び足でススーッと、ある高級マンションに入っていく。テレビで見せる元気ハツラツなイメージとは真逆の、アダルトな雰囲気だ。
翌日、こじるりが入ったとおぼしき部屋の窓にちょっとした変化があった。小さな猫が日向ぼっこをしていたのだ。
気付けば深夜の訪問から半日が経過。午後2時半を過ぎてようやく、こじるりがマンションから出てきた。キャップとマスクで変装しているが、昨夜と同じ服装だ。こじるりから遅れること30分、またもマンションからキャップを被った人物が出てきた。その少年のような顔を見て、先ほどの猫がフラッシュバックする。
目の前のキャップ男は『関ジャニ∞』の村上信五(35)。さっきの猫は、写真をテレビで公開したり、仕草をマネたりと、村上が溺愛している愛猫・チーであった」
こういう記事は、正直にいえば、どう紹介すればいいのか私にはよくわからない。
この2人が人気者だというのはわかる。だが、テレビの歌番組などはまったく見ない私には、顔が思い浮かばない。
やはり、その記事が面白いかどうか判断するために必要なのは、その人間への知識や興味である。
フライデーの張り込みネタ、特に最近のネタは、私には遠い世界の出来事にしか思えない。書き手の思い入れのない文章ほど、読み手の心に響かないものはない。
毎回、申し訳ないと、心の中で手を合わせているのだ。
ところで、中村喜四郎(68)という政治家をご存じだろうか。当選14回になる、経歴からいえば最古参の現役である。
元自民党で元建設大臣。総理候補といわれたこともある。だが、メディアで見かけることはもちろんのこと、永田町でも会期中以外には姿を見ることはない。
それは、94年のゼネコン汚職で斡旋収賄容疑で逮捕され、東京地検特捜部の取り調べに一貫して完全黙秘、無罪を訴えたが、懲役1年6カ月の実刑判決を受けたからである。
国会会期中に逮捕されるという異例のことだったが、中村は「国会の正面玄関で待っているから、堂々と逮捕しに来い」と啖呵を切った。
私は、逮捕される前に何度か会ったことがある。彼は40代だった。カッコいい青年政治家で、言葉も柔らかく、末は大物になるという風格を備えていた。
人生は暗転した。だが、そこからが中村のすごさである。大量の中傷ビラがまかれる中で、有権者へ真実を話していくという彼の姿勢が通じて、多くの後援会は離反せずにとどまった。
今回の衆院選でも出陣式には4,000人が集まったという。街頭にはポスターが1枚もないのに、選挙区の家や店には中村のポスターだらけだったそうである。
無所属の一匹狼で、政治に対する発言力はあるのかと問うと、
「無所属であるということは、政策でも政治姿勢でも、いっさい人に気兼ねをしなくて済みます。だから、国民の立場でいろいろものを言うし、ものを考える。私は共謀罪採決でも反対票を投じた。節目節目で、キャリアのある政治家がどういう動きをするかというのは、見る人は見ています。(中略)
国民目線で、安倍氏のやっていることは許せないといったとき、行動を起こせる人がベテラン国会議員のなかにいないといけない」
安倍政権については、
「消費増税を延期するための解散なんて、国政選挙では絶対やっちゃいけない。中長期的なビジョンをまったく示していない」
異論をいえない雰囲気があるが、という問いには、
「だんだん自分の考えを言わない習慣が、自民党のベテラン議員でも身についてしまっている。無所属で、感性を研ぎ澄ませていかないと」
元民進党の山尾志桜里は、立憲民主党へ入るようなことをいっているようだが、無所属のままでいたらどうか。
確かに国会で質問することはほとんどなくなるが、今はSNSで自ら発信できる。党にいてはいえないことも、無所属ならいえる。
そのほうが、彼女のためにいいのではないか。中村の生き方を見ていて、そう思うのだが。
最後は、現代の「今度の好景気は本物 株も、土地も、給料も上がる」、ポストの「これからの1年、日本経済に何が起こるのか」という巻頭特集について触れたみたい。
現代のタイトルはまるで安倍首相のいい分をそのまま書いたようである。
少し前には、日本の行く末に「不安」ありと書いていたはずが、少しばかり株が上がっただけで宗旨替えするというのはおかしくないか。
ポストはリードで、「『戦後最長の連騰』が大変『めでたい』ことは間違いないが、そこに不思議な感覚を抱く日本人は多いはずだ」と書きながら、これからの日本経済は「怖くないバブル」が起きるといきなり飛躍する。
おかしくないか。自ら文中で「今回の連騰の上げ幅はわずか1,400円ほどにすぎず、急騰とも暴騰とも表現できない」といっているのにである。
現代は冒頭で、企業の倒産がジワリと増えていると書き出している。両誌ともに、上がる根拠はよくわからないが、株が上がるといっておけば、なんとなく雑誌が明るく見えるから、そういう思い付きで特集を組んだとしか思えない。
現代は、倒産しているのは従業員5人以下の零細企業で、その原因は「人手不足」で、満足に人を確保できないからで、世の中はすべて「雇用は増え」「景気は上向き」「株はまだまだ上がる(ポストは4万円台もとまでいっている)」というのだが、株の上がる根拠が、両誌ともに同じ格言なのが笑える。
「株式市場にはこんな格言がある。〈相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える〉」
私など皮肉屋は、そういうなら現在は「楽観の中で天井を打った」状態ではないのと考えてしまうのだが。
これからは「高齢者も働き、共働き夫婦が増える傾向にあるので、今後は世帯の収入が増えることが見込まれます」(現代)「来年3月までに2万5000円まで上がってもおかしくない」(同)。
仮説や、あらまほしいエコノミストたちのコメントだらけで、安倍政権の公約のようである。
株が上がる自信がないことは、現代の「年金で始める『安心株』投資」、ポストは「『緩やかバブル』で老後資金を守りつつ殖やす年利3%の『マイルド投資術』」というタイトルからもわかる。
株バブルが本当に来るのなら、虎の子のタンス貯金をぜんぶはたいて、1,000万でも1億でも買えと何でいわんのかい。
一言いっておきたい。今の世の中バブルでも好景気でもない。いいのは一部の安倍お友だち大企業と役人だけである。
トランプ米大統領の超大型企業減税に期待をかけているようだが、トランプの先行きはますます不透明だ。
競馬で、締め切り間際に慌てて買うのを、作家の山口瞳は「飛び込み自殺」といった。そうならないようにお気をつけ召され。
【巻末付録】
久しぶりのような気がする。まずはポストから。巻頭は西田幸樹の「なおん 神谷えりな」。この西田というカメラマン、女をきれいに撮らせたら、いま一番なのではないか。
撮ってほしいという女が殺到しているのだろうな、うらやましい。
後半は「都合のいい女 杏」「葵つかさ 恥ずかしいポーズ36態」。袋とじは「神の乳を持つ女 RION」「金の尻を持つ女 神ユキ」。
現代は、「『ドクターX』の美人看護師が白衣を脱いだ! 久住小春」。なかなか横顔のいい女性だ。「妄想グラビア 人妻・塔子さんと不倫旅行に行ってきました」。こういう女性と水上の法師温泉へでも行きたいね。
袋とじは「ベルリン『国際セックス祭』に潜入!」。いっとくけど、この手のグラビアで面白いのはほとんどないといっていい。今度のもやっぱり!
というわけで、今週は低調につき、引き分けだ。(文中敬称略)
(文=元木昌彦)