プロデューサーとのセクハラ裁判を乗り越え、今年8月に4年ぶりとなるサードアルバムをリリースしたシンガーソングライターのケシャが、観客にぷりんと向けたおしりから、グリッターを噴射しているように錯覚させるライブの写真をインスタグラムに投稿。「とうとうおしり露出解禁か!」「これで100%復帰完了!」とファンを喜ばせている。
ケシャはデビューシングル「ティック・トック」(2009)や「Take I Off」(10)のハチャメチャでイケイケなMVから、「今さえ楽しければいい、刹那的なパーティーガール」「グリッターまみれのハデ好き姉ちゃん」というイメージが強かった。しかし、実際は自身のヒット曲のほとんどを自分で手がけており、その活動は「アイドル/ポップスター」の域にはとどまらない。自身が歌手デビューする前から数多くのアーティストに楽曲を提供し、マイリー・サイラス、アリアナ・グランデ、ブリトニー・スピアーズら有名どころもケシャが手がけた曲を歌っている。業界では、実力派ソングライターと高く評価されているのだ。
17歳のとき、彼女のデモテープを聞いた売れっ子音楽プロデューサーのドクター・ルークから「高校を中退して音楽活動をすべき」と勧められ、ロサンゼルスに移住。18歳でルークのレコードレーベルとソングライター&パフォーマー契約を結び、作詞作曲や、ほかのアーティストのバックコーラスなどを担当してきた。歌手デビューする機会が与えられずギャラも少なく、冷遇された時期を経て、2009年にやっとリリースした「ティック・トック」で全米シングルチャート9週連続トップをキープするという大ヒットを記録。デビューアルバム『アニマル』も、世界中のチャートで上位にランクインした。こうして彼女は、誰もが知る「超イマドキのアーティスト」となった。
ケシャは無名時代、当時から面識のあったパリス・ヒルトンのホームパーティで、トイレと間違えてクローゼットで嘔吐したり、デモテープを手渡そうとプリンスの豪邸に忍び込むなど、ぶっ飛んだエピソードも多いが、根は真面目な人物だ。175cmと長身の彼女は、少しでも肉付きがよくなると、全体的に大きく見える傾向にあるため、長年体重コントロールには苦労しているといわれてきた。14年には激太りしたと話題になり、程なくして摂食障害治療のためリハビリ施設に入所している。その後、プロデューサーのルークから約10年間にわたり精神的、肉体的、性的な虐待を受けてきたことを告白。体重が増加したときに「冷蔵庫みたい」と侮辱されたことも明かした。契約面での不満も存在し、結果として両者は訴訟に発展していく。
ルークの評価は、世間から激しいバッシングを受けてダダ下がりしたが、契約の効力は強く、ケシャの訴訟は棄却されてしまう。多くの有名アーティストがケシャを応援する声明を出し、テイラー・スウィフトに至っては「裁判資金に充てて」と25万ドル(約2800万円)を寄付したと報道された。ほかにも「彼女の助けになりたい」という若手アーティストが声をかけ、ケシャは16年から少しずつ音楽活動を開始。人気DJのZEDDと組んで発表した「トゥルー・カラーズ」で、歌手業から離れていたギャップを感じさせないような見事な歌声を披露。その後もアワードショーなどでパフォーマンスをしたり、ミニツアーを行うなどのウォーミングアップを経て、今年7月、4年ぶりとなるオリジナル・ニューソング「プレイング」をリリース。翌8月には、5年ぶりとなるニューアルバム『レインボー』をリリース。初週から全米アルバム・チャート1位を獲得し大きな話題になった。米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」の突撃取材を受けたケシャは「まさか1位になれるとは思ってなかった」と謙遜し切りで、堅実な性格の伝わる真面目な表情は、大きなイメージアップにつながった。
映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインがセクハラ疑惑によりハリウッドを追放されたことで安心した女優たちが「実はセクハラされた」と告発しまくっているが、ケシャはまだ権力を持っていたルークに「セクハラしたでしょ!」「この不公平な契約もどうにかして!」と突きつけた勇気ある女性だ。
とはいえ裁判のストレスはすさまじく、ケシャはこの間、かなりボリューミーな外見になってしまった。そんな彼女を「デブ」「ブス」とディスり「体を売って金を稼ぐ女」と騒ぐうるさいアンチもいたが、昨年6月、ケシャはそんなアンチたちに真っ向から反撃。トップレスで布が食い込んだビキニパンツを着て海の中からおしりを突き出している写真をインスタグラムに投稿し、「私のマジカルで不完全なケツにでもキスしてな!」と言い放ったのだ。
ファンはこの「ケシャの反撃写真」を見て大喜びした。というのも、ケシャは自分のおしりに絶大なる自信を持っているようで、これまでにもおしりを露出した写真を頻繁にお披露目してきたからだ。
12年、セカンド・アルバム『ウォーリア』の付属ブックレットでまだ薄っぺらかったおしりを披露し、13年には肉付きがよくなってきた半ケツ写真などをインスタグラムに投稿し始める。同年10月には、下半身にはTバックにガーターだけをつけ、四つん這いになっている写真を投稿。あまりにもプリンプリンした見事なおしりのため「画像修正に違いない」と叩く声が上がるほどだった。14年、15年にも、忘れた頃に、おしりをアピールする写真を投稿。自分だけでなく、ツアーを一緒に回っているダンサーやバンドマンら、男性クルーのおしりの写真や動画も載せるようになり、「まるでケツ・フェチ」「ケツ・マニア」と笑う者もいた。
ケシャは今年夏からアーティストとして完全復帰したものの、一部からは音楽ではなく「マジカルすぎる体」で注目されている。どスッピンでヨレヨレのカジュアル服を着ているオフの彼女はものすごく太って見えるが、バッチリメイク&ヘアースタイルでブランドものの服を着て闊歩するオンの彼女は太っているようにはまったく見えず、最高にかっこいいからだ。ジムにも通っているそうで、頑張って体作りをしていることは明らかで、「もう少ししたら、ご自慢のおしりを披露してくれるかな」とファンは見守っていた。
そんなケシャが2日前、「グリッターのおしり」というキャプションを付けた、ライブで撮影した1枚の写真をインスタグラムに投稿。ズボンをおしりの下まで下げて観客の方へ突き出しており、周囲にはグリッターが飛び散っている。まるでおしりから客に向かってグリッターを噴射しているような写真なのだ。
現在、ケシャはニューアルバム『レインボー』を引っさげたツアーの真っ最中。米、カナダ、イギリスしか回らないが、復活第一弾ツアーとしてはこれくらいがちょうどよいのだろう。公演はソールドアウトが続いており、ケシャはインスタグラムにライブの様子をたくさん投稿している。自分のファンにグリッターや紙吹雪を噴射する動画もあり、ファンとの交流を思いっきり楽しんでいることがわかる。
今回、インスタグラムに投稿したおしりが果たしてケシャのものなのかは定かではないが、ケシャはライブで黒いズボンをはいていることから、彼女のおしりである可能性は大。両手を上げてグリッターを浴びる観客、「ウッヒョー!」という表情でまぶしそうにステージを見ている最前列の男性の表情を見ると、おしりを見せたこの瞬間、観客に感動を与えたことは間違いなさそうだ。
ちなみに『レインボー』のジャケ写は、全裸で海に入っているケシャの後ろ姿の絵であり、きれいなおしりが描かれたものとなっている。しかし、これはあくまでイラスト。今回、ステージでおしりをぷりんと出したことで「ある意味、これが完全復活の証しだ」と感激しているファンも少なくない。
これだけいろいろあったケシャは、まだ30歳。学生時代、学校のコピー機で自分のおしり写真を10万枚もコピーしたという逸話を持つ彼女は、まだまだおしりにこだわりを持っているようでなよりである。これからも自慢のおしりをガンガン見せつけグリッターにまみれながら、圧巻の歌声を披露してほしいものだ。