宮藤官九郎の脚本にキレなく、テンポの悪いダダ滑りコメディー『監獄のお姫さま』第1話

宮藤官九郎の脚本にキレなく、テンポの悪いダダ滑りコメディー『監獄のお姫さま』第1話の画像1
TBS系『監獄のお姫さま』番組サイトより
“クドカン”の愛称で知られる人気脚本家・宮藤官九郎の新作ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)の第1話が17日に放送され、平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。1ケタ台からのスタートとなってしまいました。  さて、まずはあらすじを少し。“イケメン社長”として人気を集めるEDOミルク社の板橋吾郎(伊勢谷友介)は、日曜朝の情報バラエティ番組『サンデージャポン』(同)に出演中、ADから出された“息子が誘拐された”というカンペに驚き、妻・晴海(乙葉)に慌てて連絡。しかし、息子・勇介(前田虎徹)は無事ということで安堵します。  その一方、勇介と他の子を間違えて誘拐に失敗してしまった馬場カヨ(小泉今日子)、“女優”こと大門洋子(坂井真紀)、“姐御”こと足立明美(森下愛子)、“財テク”こと勝田千夏(菅野美穂)の4人は大慌て。吾郎の秘書を務める“先生”こと若井ふたば(満島ひかり)に助けを求めたところ、晴海が勇介を連れて美容院へ連れて行くことがわかり、今度は誘拐に成功します。そしてカヨは吾郎に連絡して、その夜に予定されているチャリティ・イベントで“告白”をするよう促すのです。  てっきり身代金を要求されるものだと思っていた吾郎は、犯人の指示を聞いてゾッとします。というのも吾郎の脛には傷が。それは6年前のことでした。当時の経営者一族と叩き上げの吾郎を社長に推す一派との間で内部抗争が勃発。結局、吾郎が社長令嬢・江戸川しのぶ(夏帆)と恋仲になったため、結婚して婿養子になれば同族経営の体面も保てるということで、抗争は終結を迎えることになったのでした。  しかしその後、吾郎が二股をかけていたことが発覚。そして、もう1人の恋人・横田ユキ(雛形あきこ)が殺され、実行犯がしのぶに殺害を依頼されたと供述したため、“嫉妬に狂っての犯行”と嫌疑をかけられたしのぶが実刑判決を受けることになってしまったのです。  勇介を誘拐した犯人は、6年前の真相について語るよう要求している。そう気づいた吾郎は動揺するのですが、今の地位を失うことを恐れてチャリティ・イベントでは何も語りません。  そんな吾郎の予想通り、カヨたちはしのぶの仲間。女子刑務所で共に過ごした元囚人なのです。まだ監獄にいる“姫”の復讐を果たすべく今回の計画を実行したのですが、吾郎が真実を話さないため強行作戦に打って出ることに。まず吾郎を誘拐して、その代わりに解放した勇介にネット動画でしのぶの裁判やり直しを求める声明を出させたのです。そして、世間がザワつき始めたところで今回は終了となりました。  さて、感想。今回はクドカンの出世作となったドラマ『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』(いずれもTBS系)でプロデューサーを務めた磯山晶が企画を担当し、同じく両ドラマで演出を務めた金子文紀が演出とプロデューサーを兼任。また、キャストも小泉や森下などクドカン作品でお馴染みのメンバーが集結したため、良作を期待する声が集まっていました。  しかし、今回は終始ダダ滑りしている感が否めませんでした。まず冒頭、『サンデージャポン』のMCを務めるお笑いコンビ・爆笑問題の2人だけは本物で、壇蜜や杉村太蔵などのコメンテーターたちはソックリさんというところで笑いをとろうとしたのかもしれませんが、その意図がミエミエで笑えず。しかもそのシーンが、吾郎の悪夢と正夢、カヨの視点と合計3回も繰り返されたためテンポの悪さを感じてしまいました。  それと、誘拐時のカヨたちのドタバタ劇も見ていられませんでした。ターゲットを間違える、車のエンジンがかからなくてピンチになるなど、素人でも考えられるようなどうしようもないトラブル続き。美容室で勇介を連れ去る際、カヨと女優がレンジャーものの全身衣装を着ていたシーンも意味不明な演出でした。また、クドカンの脚本といえばサブカル的な小ネタを挟んで笑いを誘うのが肝ともいえますが、今回は台詞にまったくキレがなく、それを演じる女優たちのリズムもイマイチでした。  また、憎まれ役である吾郎はもっと悪い男に描いてもよいのではないでしょうか。今回見た限りでは、ただの女好きの優男といった感じ。復讐コメディーなわけですから吾郎が悪ければ悪いほど、痛い目をみた時の痛快さが増す。そういった意味では、6年前の事件に吾郎がどう関わっていたのか、しのぶを裏切ったのかどうかなどといった点は気になるところではあります。  さて、次回はその6年前に遡り、しのぶとカヨたちが女子刑務所で出会う場面が描かれるようです。出所した後に復讐の加担をするということは相当な動機があってのこと。今回ほとんど出番がなかったしのぶですが、一体どのような女性なのか。次週の放送を待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

のんが初舞台決定も、ファンに漂う“これじゃない感”……24歳となった彼女の末路は「イタいおばさん?」

のんが初舞台決定も、ファンに漂うこれじゃない感……24歳となった彼女の末路は「イタいおばさん?」の画像1
 女優・のんが、自ら設立した自主レーベル「KAIWA(RE)CORD」から1stシングル「スーパーヒーローになりたい」を11月22日にリリース。タイトル曲を「虹の都へ」などで知られるミュージシャンの高野寛が手掛けているほか、のん自身が作詞作曲を手掛けたカップリング曲「へーんなのっ」などが収録されるという。  のんといえば、前所属事務所のレプロエンタテインメントとの泥沼独立騒動が平行線をたどる中、昨年7月に独立を強行。その後は、アニメ作品への声の出演をはじめ、広告やロックフェスへの出演、さらに「創作あーちすと NON」として本を出したり、オリジナルキャラクター「きいろいワンピースのワルイちゃん」のグッズを発売するなど、ジャンルにとらわれず活動している。 「のんの音楽活動自体は決して悪くはないのですが、女優仕事以外の活動が発表されるたびに、ファンの間では“これじゃない感”が漂っている。それが本人が目指す活動であればいいのですが、のんは独立時に『女優を中心に活動していきたい』と繰り返しており、それが叶っていない状況。以前のように女優として作品に打ち込めずにいる窮状を、世間に忘れられないよう、ほかの活動で埋めている印象すら受けます」(芸能記者)  確かに、のんの公式サイトのタイトルは、「女優のん 公式サイト」と“女優”の文字が。CM出演や声優の仕事も“演技”には変わりないものの、やはりファンが求めているのは、以前のように全身で演技をする姿だろう。 「独立から1年以上経つものの、レプロの公式サイトにはいまだに能年玲奈のプロフィールが掲載されたまま。そんなレプロの目を恐れ、テレビ業界は使いたがらないというのが現状のようです」(同)  12月には、舞台『LOVE LETTERS』への出演を控えているのんだが、椅子に座りながら手にした台本を読み上げる朗読劇だという。 「現在24歳となり、今後アラサーへ向かっていくことを考えると、もうNHK『あまちゃん』や、映画『ホットロード』(2014)で見せたようなピュアで若い役どころは厳しくなってくる。そのうち、その無邪気さが『イタいおばさん』という印象にならなければいいですが……」(同)  朗読劇とはいえ、初舞台への出演が決まり、ファンの期待も高まっているのん。しかし、かつての“能年玲奈”の姿を求めるのは、不毛なことなのかもしれない。

16歳で出産した女子高生、整形女性器公開に続き“アナルプレイ”配信! 「最悪のリアリティスター」の声

 ファラ・アブラハムという、「全米最悪のリアリティスター」と呼ばれる女性がいる。16歳で妊娠してしまった高校生が不安を抱えながら出産する姿を追った米MTVのリアリティ番組から知られるようになった人物だ。その彼女が、ハロウィンに合わせてポルノサイトで「アナルプレイ」を生配信すると発表。9月に「お直し手術した女性器」をお披露目配信してからまだ1カ月しかたっていないことから「おなかいっぱい」「どこに需要があるのか」「まだ小さい娘がかわいそうで仕方ない」と呆れ返る声が殺到している。

 年々増え続ける10代の妊娠/出産を予防することはできないかと、米MTVは2009年6月にリアリティ番組『16 and Pregnant』の放送を開始した。タイトル通り、16歳で妊娠してしまった女子高生が出産するまでの半年間と、出産後1〜2カ月間のリアルな姿をカメラで追う番組で、1話につき1人の女子高生が主役になっていた。彼女たちの家族や赤ん坊の父親とのリアルな関係、出産後に生活が一転し「こんなはずじゃなかったのに」と絶望する姿が放送され、10代で性交渉をするリスクや、避妊に対するティーンの意識を大きく変えることに貢献したとされている。

 09年12月には、『16 and Pregnant』シーズン1で特に好評だった4人の出産後の日常を追うスピンオフ番組『Teen Mom』が放送開始。ファラはここに出演していた。彼女のストーリーは、「モデルや料理家になりたいという夢を持つ美しく聡明な女子高生で、チアリーダーとして充実した高校生活を送っていたがファーストラブの彼の子を妊娠。愛する彼は出産2カ月前に不慮の交通事故で亡くなってしまい、そりの合わない母親のもと子育てを始める」というものだった。アイオワ州の田舎町に住む彼女は、モデルを夢見ているだけあり、妊娠中も出産後もスタイル抜群で、メイクもヘアスタイルもバッチリ決めた美人だった。彼氏が亡くなったこと、母親がヒステリックで意地悪なことから、「悲劇のヒロイン」として特に人気を集めていた。

 しかし『Teen Mom』のエピソードが進むと共に、ファラの化けの皮が剥がれ、とんでもない性悪女であることが判明する。ほかの3人は貧困層〜中間層の下あたりで、両親も非協力的。「負の連鎖から抜け出そうと学業やバイトを頑張ろうとするが、小さな子どもがいるので難しい」「友人たちは大学ライフを満喫しているのに、自分たちは恋人との関係もうまくいかない」という状態なのに、ファラは母親に赤ん坊の世話を任せて、着飾ってデートに出かけてゆく。母親が比較的裕福で協力的なため、金銭的にも苦労せず、学業を続けることも可能だった。ほかの3人が赤ん坊の夜泣きに付き合っている時も、ファラは爆睡して起きず、母親が赤ん坊の面倒をみる有様で、「少しは母親らしく」という母親に逆ギレして一人暮らしを始めたものの、うまくいかず出戻ってくる。地元の専門学校を卒業した後は、ビジネスチャンスの多いフロリダに移り住むが、やはり子どもが邪魔で母親に長期間預けてデート三昧。なのに「私は親に恵まれない」「友達も離れていった。16歳で妊娠して母親になったから」「母親からは虐待を受けてきた。殴られて警察に通報したら母親は逮捕された。こんな母親に育てられた私は不幸」とさめざめと泣き、不幸アピールを繰り返していた。そのため『Teen Mom』の視聴者は次第に、「ほかの3人は応援するけど、ファラはムカつく」「絶対に転落人生を歩むタイプだから見届けてやる」という目で見るようになった。

 「自分は悪くない。悪いのは周り」と繰り返しのたまい、都合が悪くなるとヒステリックに泣くファラは、世間の予想通り転落人生を邁進してゆく。

 まず、11年7月に「出産したせいで」AカップになってしまったバストをCカップにサイズアップする豊胸手術を受けた。手術後はもちろん子どもの面倒は見られないので、母親に預ける。世間からは「子育てを最優先させなければならないのに」と批判の声を浴びたが「私はアバズレじゃない。お手本的存在」と胸を張った。

 その後、『チャーリーズ・エンジェル』の新作映画に出るとツイートしたものの、映画ではなくドラマ版のオーディションを受けただけで、しかも落選。同時期、カーダシアン三姉妹の当時32歳だった長女が内縁の夫との間に3人目の子を妊娠したという報道に「『Teen Mom』から何も学ばないなんて本当にダメね」「キムの結婚式みたいに、妊娠もフェイクかもね」とツイートし、「何様!?」と大炎上した。

 12年8月には自叙伝を出版し、同時に歌手デビューを果たす。本がそこそこ売れたため調子に乗ったのか、『Teen Mom』出演者のひとりとそのパートナーを「ブタ」「クソ」とツイートし、「クソはお前だ」と再び炎上する。翌月「私だけのスピンオフ番組が制作される」と発言するが、実現はせず。10月には、1万6000ドル(約180万円)かけて鼻と顎の整形手術を受け「大満足」と発言。「母親なんだから、お金は子どものために使うべき」「金銭的に余裕がないのに整形しまくるのは、結局母親に頼っているから」と大バッシングされた。

 13年1月、3歳になる娘の眉毛がつながっているのをワックスで除毛しようとして失敗、それでも毛抜きで取ったことに非難が殺到する。虐待だという声も上がったが、ファラは「私は正しいことをしている!」と強気だった。3月には飲酒運転で逮捕され、6カ月の保護観察処分になり、これで少しは反省するかと思いきや、4月にファラのセックステープが水面下で売りに出されていると報道が出る。

 しかもポルノ男優が「大手ポルノ制作/配信会社Vividエンターテインメントの仕事でファラと作品を撮った」と明かしているのに、ファラは「寂しくて、彼を雇ってパーソナルなビデオを制作したの。自分を慰めるために。それが流出したの!」とあくまで流出なのだと主張。5月にVividから『ファラ・スーパースター:ティーン・マムの秘密』というタイトルで配信開始され、ファラは100万ドル(約1億1000万円)の報酬を受け取ったと報じられた。

 その後も「妊娠したかも」と騒いだり、約7000ドル(約80万円)かけてバストをCカップからDカップにしたり、自分のポルノを見てオナニーしていると発言したり、ポルノ女優好きなチャーリー・シーンにアプローチして彼のドラマに出演させてもらおうと企み、チャーリーからディスられたり、22歳にしてアルコール依存症のリハビリを受けたりと、日々話題を生み出し続けた。

 13年9月には、「大人のおもちゃ」を作るために自分のバストと性器の型をとり、その過程をビデオで披露。その後も、交際相手がいないのにカップル・セラピー番組に出演しようとしたり、ポルノのプロモーションで訪れたストリップ・クラブやポルノ・コンベンションでレイプされたと告白したり、14年2月に「実はあのポルノは流出じゃなくて、もともとポルノとして撮影したもの」と大告白のようにもったいぶって今さらな発言をして、ひんしゅくを買った。

 どうにか方向転換しようとした彼女は、14年4月、「エロティック・ロマンス」小説シリーズを執筆すると発表する。7月に『セレブリティ・セックス・テープ:製作中』をリリースし、その10日後にセックス玩具ラインを発売した。このまま作家・実業家路線で行くのかと思いきや、今度はストリップ・クラブの踊り子になる。本人は「リサーチのため」と説明したものの、世間からは「相当お金に困っているのでは?」と彼女の金遣いの荒さと、娘への影響を心配する声が上がった。

 16年になると、別の番組に出演することを『Teen Mom』のプロデューサーから契約違反だと咎められ、プロデューサーを呼び出し、「クズでマヌケなマザーファッカー」「あんたって本当にホワイト・トラッシュね」と暴言を吐きまくる姿が番組で放送されてしまう。「救いようのない女」「でも彼女をここまで勘違い女にさせたのもMTVだよね」という声が上がった。

 ちなみにこの頃、偶然この番組を見たニッキー・ミナージュが、いつだって助けてくれる母親に暴言を吐きまくるファラに「最低な女だね」「あんたのママがあんたの子を産んだわけじゃないんだよ。娘の育児を助けてくれることに感謝しなよ」と諭したが、ファラは「なんてネガティブな人」「女性の味方と思ってたけど攻撃するなんてひどい。エロいMVばっかりだし、もう娘には見せない」とお得意の被害者っぷりを披露し、世間は白目をむいた。

 娘が7歳になるとモデル事務所に登録し、ビキニ姿でポーズをとる写真をインスタグラムに投稿したり、学校に化粧して行かせたり、娘を使ってダイエット商品のステマ写真を投稿し、大炎上。「娘も金儲けに使おうとしている毒母」「成長したらポルノ女優にさせそうで怖い」と懸念された。

 わがままで被害妄想の塊で「自分が一番正しい」と信じているファラだが、そんな最低最悪女でもネタになるからか、また、彼女自身がネタをばら撒いているからか、「全米最悪のリアリティスター」としてずっとタブロイドを騒がせているのだ。

 彼女の傍若無人な振る舞いにずっと耐えてきた恋人と破局し、シングルになったファラは、今年8月に「ヴァギナ・リジュビネーション」という、膣をきつくして若返らせる手術を受けたことをインスタグラムで明かした。

 9月に入ると、セックスやオナニーの生配信、ポルノスターとのセックス・チャットなどを提供する“新感覚アダルト・ウェブ・ライブ映像サイト”「CamSoda」が、「ファラがお直しした女性器を世間に生配信します!」と発表。「やっぱり金か」「5秒見たら3日以内に死にそう」「キモすぎ」「本当に娘がかわいそう。絶対にいじめられてそう」と世間は唖然とした。

 この「CamSoda」には配信ユーザーのプロファイル・ページがあり、そのページにはウィッシュ・リストが書き込めるようになっているのだが、ファラは「ヘアケアやセットなどに3000ドル(約33万円)」「マニキュアとペディキュアに200ドル(約2万円)」「タイ、ギリシャ、モナコ、ブラジルの旅行」「1000ドル(約11万円)の買い物費用」「サイズ9のヒール」「ルイ・ヴィトンのバッグ、トラベルバッグ、キャリー」と大量に書き込み、「厚顔とはまさに彼女のこと」だと話題に。今後も「CamSoda」でいろいろ配信しそうだとマニアは注目していた。

 そしてその読み通り、ファラが今度「CamSoda」でハロウィンに便乗した「アナルプレイ」を配信すると報じられたのだ。

 米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は17日、「みなさん、ハロウィンのトリック・オア・トリートにはフロント・ドア(玄関)を使うものですが、ファラはバックを使うようです」という書き出しで、彼女がハロウィンに合わせて「CamSoda」で生ポルノショーを配信すると報道した。

 配信するのはハロウィン前日の30日で、「大人のおもちゃを使い、アナルプレイする」という内容になると伝えた。

 ファラが前回「CamSoda」で配信した性器丸出しショーは、8万人の見物客が殺到しサイトはクラッシュしてしまったが、前回以上のアクセスを見込んでいる同サイトは、サーバーを強化したと意気込んでいるとのこと。

 この報道に、世間は心底うんざりしているようで「ハロウィンは子どもと楽しむべきホリデーなのに、本当に母親失格」「そんなに需要があるの? 誰が見てるの?」と批判的な意見が殺到。「体を売ることでしか金稼ぎができないんでしょ。体を売ることで世間を騒がせて注目を集めてリアリティ番組に出るのを繰り返してる」「さすがに娘もいろいろわかってきてるんじゃないか。こんな母親を持って精神を病みそう」と、あらためて娘が気の毒がられている。

 ファラは現在、MTVインターナショナルがソーシャルメディアを通してセレブがデートする『Single AF』(シングル・アズ・ファック=めっちゃシングル)という番組に参加中。この番組は、まずMTVのフェイスブック、ツイッター、インスタグラムやスナップチャットで、シングルの若きセレブたちがカジュアルなデートを楽しむ姿を紹介する。今年10月24日に番組として放送する予定になっており、「TMZ」は「1人でアナルプレイするのは、まさしく『Single AF』の宣伝でもあるんでしょう」と、「シングル・アズ・ファック」と「シングル・アナル・ファッカー」をかけていた。

 相手にするのも嫌なのか、「TMZ」のコメント欄には230あまりしか書き込みがないが、どれもこれも彼女がいかに最悪か、母親として最低かを嘆くものばかり。「世も末」という言葉がぴったりだと、誰も彼もが感じているようだ。

「16歳で妊娠したら人生がめちゃくちゃになるという素晴らしいお手本」だと皮肉られているファラ。お騒がせリアリティ番組スターとしては息が長い彼女のことを、したたかで計算高い女性だと見ている人も多いが「もうおなかいっぱい」という声がほとんどだ。

 女性器、アナルの次は一体何を生中継するのか気になる色物好きな殿方もいるようだが、はたして彼女は今後どのようなエゲツないことをするのか。娘はどうなってしまうのか。「あと12年もしたら、母娘ポルノが楽しめそう」というゲスな声も聞こえてくるが、娘が道を外れないことを祈らずにはいられない。

16歳で出産した女子高生、整形女性器公開に続き“アナルプレイ”配信! 「最悪のリアリティスター」の声

 ファラ・アブラハムという、「全米最悪のリアリティスター」と呼ばれる女性がいる。16歳で妊娠してしまった高校生が不安を抱えながら出産する姿を追った米MTVのリアリティ番組から知られるようになった人物だ。その彼女が、ハロウィンに合わせてポルノサイトで「アナルプレイ」を生配信すると発表。9月に「お直し手術した女性器」をお披露目配信してからまだ1カ月しかたっていないことから「おなかいっぱい」「どこに需要があるのか」「まだ小さい娘がかわいそうで仕方ない」と呆れ返る声が殺到している。

 年々増え続ける10代の妊娠/出産を予防することはできないかと、米MTVは2009年6月にリアリティ番組『16 and Pregnant』の放送を開始した。タイトル通り、16歳で妊娠してしまった女子高生が出産するまでの半年間と、出産後1〜2カ月間のリアルな姿をカメラで追う番組で、1話につき1人の女子高生が主役になっていた。彼女たちの家族や赤ん坊の父親とのリアルな関係、出産後に生活が一転し「こんなはずじゃなかったのに」と絶望する姿が放送され、10代で性交渉をするリスクや、避妊に対するティーンの意識を大きく変えることに貢献したとされている。

 09年12月には、『16 and Pregnant』シーズン1で特に好評だった4人の出産後の日常を追うスピンオフ番組『Teen Mom』が放送開始。ファラはここに出演していた。彼女のストーリーは、「モデルや料理家になりたいという夢を持つ美しく聡明な女子高生で、チアリーダーとして充実した高校生活を送っていたがファーストラブの彼の子を妊娠。愛する彼は出産2カ月前に不慮の交通事故で亡くなってしまい、そりの合わない母親のもと子育てを始める」というものだった。アイオワ州の田舎町に住む彼女は、モデルを夢見ているだけあり、妊娠中も出産後もスタイル抜群で、メイクもヘアスタイルもバッチリ決めた美人だった。彼氏が亡くなったこと、母親がヒステリックで意地悪なことから、「悲劇のヒロイン」として特に人気を集めていた。

 しかし『Teen Mom』のエピソードが進むと共に、ファラの化けの皮が剥がれ、とんでもない性悪女であることが判明する。ほかの3人は貧困層〜中間層の下あたりで、両親も非協力的。「負の連鎖から抜け出そうと学業やバイトを頑張ろうとするが、小さな子どもがいるので難しい」「友人たちは大学ライフを満喫しているのに、自分たちは恋人との関係もうまくいかない」という状態なのに、ファラは母親に赤ん坊の世話を任せて、着飾ってデートに出かけてゆく。母親が比較的裕福で協力的なため、金銭的にも苦労せず、学業を続けることも可能だった。ほかの3人が赤ん坊の夜泣きに付き合っている時も、ファラは爆睡して起きず、母親が赤ん坊の面倒をみる有様で、「少しは母親らしく」という母親に逆ギレして一人暮らしを始めたものの、うまくいかず出戻ってくる。地元の専門学校を卒業した後は、ビジネスチャンスの多いフロリダに移り住むが、やはり子どもが邪魔で母親に長期間預けてデート三昧。なのに「私は親に恵まれない」「友達も離れていった。16歳で妊娠して母親になったから」「母親からは虐待を受けてきた。殴られて警察に通報したら母親は逮捕された。こんな母親に育てられた私は不幸」とさめざめと泣き、不幸アピールを繰り返していた。そのため『Teen Mom』の視聴者は次第に、「ほかの3人は応援するけど、ファラはムカつく」「絶対に転落人生を歩むタイプだから見届けてやる」という目で見るようになった。

 「自分は悪くない。悪いのは周り」と繰り返しのたまい、都合が悪くなるとヒステリックに泣くファラは、世間の予想通り転落人生を邁進してゆく。

 まず、11年7月に「出産したせいで」AカップになってしまったバストをCカップにサイズアップする豊胸手術を受けた。手術後はもちろん子どもの面倒は見られないので、母親に預ける。世間からは「子育てを最優先させなければならないのに」と批判の声を浴びたが「私はアバズレじゃない。お手本的存在」と胸を張った。

 その後、『チャーリーズ・エンジェル』の新作映画に出るとツイートしたものの、映画ではなくドラマ版のオーディションを受けただけで、しかも落選。同時期、カーダシアン三姉妹の当時32歳だった長女が内縁の夫との間に3人目の子を妊娠したという報道に「『Teen Mom』から何も学ばないなんて本当にダメね」「キムの結婚式みたいに、妊娠もフェイクかもね」とツイートし、「何様!?」と大炎上した。

 12年8月には自叙伝を出版し、同時に歌手デビューを果たす。本がそこそこ売れたため調子に乗ったのか、『Teen Mom』出演者のひとりとそのパートナーを「ブタ」「クソ」とツイートし、「クソはお前だ」と再び炎上する。翌月「私だけのスピンオフ番組が制作される」と発言するが、実現はせず。10月には、1万6000ドル(約180万円)かけて鼻と顎の整形手術を受け「大満足」と発言。「母親なんだから、お金は子どものために使うべき」「金銭的に余裕がないのに整形しまくるのは、結局母親に頼っているから」と大バッシングされた。

 13年1月、3歳になる娘の眉毛がつながっているのをワックスで除毛しようとして失敗、それでも毛抜きで取ったことに非難が殺到する。虐待だという声も上がったが、ファラは「私は正しいことをしている!」と強気だった。3月には飲酒運転で逮捕され、6カ月の保護観察処分になり、これで少しは反省するかと思いきや、4月にファラのセックステープが水面下で売りに出されていると報道が出る。

 しかもポルノ男優が「大手ポルノ制作/配信会社Vividエンターテインメントの仕事でファラと作品を撮った」と明かしているのに、ファラは「寂しくて、彼を雇ってパーソナルなビデオを制作したの。自分を慰めるために。それが流出したの!」とあくまで流出なのだと主張。5月にVividから『ファラ・スーパースター:ティーン・マムの秘密』というタイトルで配信開始され、ファラは100万ドル(約1億1000万円)の報酬を受け取ったと報じられた。

 その後も「妊娠したかも」と騒いだり、約7000ドル(約80万円)かけてバストをCカップからDカップにしたり、自分のポルノを見てオナニーしていると発言したり、ポルノ女優好きなチャーリー・シーンにアプローチして彼のドラマに出演させてもらおうと企み、チャーリーからディスられたり、22歳にしてアルコール依存症のリハビリを受けたりと、日々話題を生み出し続けた。

 13年9月には、「大人のおもちゃ」を作るために自分のバストと性器の型をとり、その過程をビデオで披露。その後も、交際相手がいないのにカップル・セラピー番組に出演しようとしたり、ポルノのプロモーションで訪れたストリップ・クラブやポルノ・コンベンションでレイプされたと告白したり、14年2月に「実はあのポルノは流出じゃなくて、もともとポルノとして撮影したもの」と大告白のようにもったいぶって今さらな発言をして、ひんしゅくを買った。

 どうにか方向転換しようとした彼女は、14年4月、「エロティック・ロマンス」小説シリーズを執筆すると発表する。7月に『セレブリティ・セックス・テープ:製作中』をリリースし、その10日後にセックス玩具ラインを発売した。このまま作家・実業家路線で行くのかと思いきや、今度はストリップ・クラブの踊り子になる。本人は「リサーチのため」と説明したものの、世間からは「相当お金に困っているのでは?」と彼女の金遣いの荒さと、娘への影響を心配する声が上がった。

 16年になると、別の番組に出演することを『Teen Mom』のプロデューサーから契約違反だと咎められ、プロデューサーを呼び出し、「クズでマヌケなマザーファッカー」「あんたって本当にホワイト・トラッシュね」と暴言を吐きまくる姿が番組で放送されてしまう。「救いようのない女」「でも彼女をここまで勘違い女にさせたのもMTVだよね」という声が上がった。

 ちなみにこの頃、偶然この番組を見たニッキー・ミナージュが、いつだって助けてくれる母親に暴言を吐きまくるファラに「最低な女だね」「あんたのママがあんたの子を産んだわけじゃないんだよ。娘の育児を助けてくれることに感謝しなよ」と諭したが、ファラは「なんてネガティブな人」「女性の味方と思ってたけど攻撃するなんてひどい。エロいMVばっかりだし、もう娘には見せない」とお得意の被害者っぷりを披露し、世間は白目をむいた。

 娘が7歳になるとモデル事務所に登録し、ビキニ姿でポーズをとる写真をインスタグラムに投稿したり、学校に化粧して行かせたり、娘を使ってダイエット商品のステマ写真を投稿し、大炎上。「娘も金儲けに使おうとしている毒母」「成長したらポルノ女優にさせそうで怖い」と懸念された。

 わがままで被害妄想の塊で「自分が一番正しい」と信じているファラだが、そんな最低最悪女でもネタになるからか、また、彼女自身がネタをばら撒いているからか、「全米最悪のリアリティスター」としてずっとタブロイドを騒がせているのだ。

 彼女の傍若無人な振る舞いにずっと耐えてきた恋人と破局し、シングルになったファラは、今年8月に「ヴァギナ・リジュビネーション」という、膣をきつくして若返らせる手術を受けたことをインスタグラムで明かした。

 9月に入ると、セックスやオナニーの生配信、ポルノスターとのセックス・チャットなどを提供する“新感覚アダルト・ウェブ・ライブ映像サイト”「CamSoda」が、「ファラがお直しした女性器を世間に生配信します!」と発表。「やっぱり金か」「5秒見たら3日以内に死にそう」「キモすぎ」「本当に娘がかわいそう。絶対にいじめられてそう」と世間は唖然とした。

 この「CamSoda」には配信ユーザーのプロファイル・ページがあり、そのページにはウィッシュ・リストが書き込めるようになっているのだが、ファラは「ヘアケアやセットなどに3000ドル(約33万円)」「マニキュアとペディキュアに200ドル(約2万円)」「タイ、ギリシャ、モナコ、ブラジルの旅行」「1000ドル(約11万円)の買い物費用」「サイズ9のヒール」「ルイ・ヴィトンのバッグ、トラベルバッグ、キャリー」と大量に書き込み、「厚顔とはまさに彼女のこと」だと話題に。今後も「CamSoda」でいろいろ配信しそうだとマニアは注目していた。

 そしてその読み通り、ファラが今度「CamSoda」でハロウィンに便乗した「アナルプレイ」を配信すると報じられたのだ。

 米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」は17日、「みなさん、ハロウィンのトリック・オア・トリートにはフロント・ドア(玄関)を使うものですが、ファラはバックを使うようです」という書き出しで、彼女がハロウィンに合わせて「CamSoda」で生ポルノショーを配信すると報道した。

 配信するのはハロウィン前日の30日で、「大人のおもちゃを使い、アナルプレイする」という内容になると伝えた。

 ファラが前回「CamSoda」で配信した性器丸出しショーは、8万人の見物客が殺到しサイトはクラッシュしてしまったが、前回以上のアクセスを見込んでいる同サイトは、サーバーを強化したと意気込んでいるとのこと。

 この報道に、世間は心底うんざりしているようで「ハロウィンは子どもと楽しむべきホリデーなのに、本当に母親失格」「そんなに需要があるの? 誰が見てるの?」と批判的な意見が殺到。「体を売ることでしか金稼ぎができないんでしょ。体を売ることで世間を騒がせて注目を集めてリアリティ番組に出るのを繰り返してる」「さすがに娘もいろいろわかってきてるんじゃないか。こんな母親を持って精神を病みそう」と、あらためて娘が気の毒がられている。

 ファラは現在、MTVインターナショナルがソーシャルメディアを通してセレブがデートする『Single AF』(シングル・アズ・ファック=めっちゃシングル)という番組に参加中。この番組は、まずMTVのフェイスブック、ツイッター、インスタグラムやスナップチャットで、シングルの若きセレブたちがカジュアルなデートを楽しむ姿を紹介する。今年10月24日に番組として放送する予定になっており、「TMZ」は「1人でアナルプレイするのは、まさしく『Single AF』の宣伝でもあるんでしょう」と、「シングル・アズ・ファック」と「シングル・アナル・ファッカー」をかけていた。

 相手にするのも嫌なのか、「TMZ」のコメント欄には230あまりしか書き込みがないが、どれもこれも彼女がいかに最悪か、母親として最低かを嘆くものばかり。「世も末」という言葉がぴったりだと、誰も彼もが感じているようだ。

「16歳で妊娠したら人生がめちゃくちゃになるという素晴らしいお手本」だと皮肉られているファラ。お騒がせリアリティ番組スターとしては息が長い彼女のことを、したたかで計算高い女性だと見ている人も多いが「もうおなかいっぱい」という声がほとんどだ。

 女性器、アナルの次は一体何を生中継するのか気になる色物好きな殿方もいるようだが、はたして彼女は今後どのようなエゲツないことをするのか。娘はどうなってしまうのか。「あと12年もしたら、母娘ポルノが楽しめそう」というゲスな声も聞こえてくるが、娘が道を外れないことを祈らずにはいられない。

井上真央主演『明日の約束』初回8.2%!! 新川優愛が「普段と顔が違う」「地味」と物議

 10月17日に放送を開始した、井上真央主演の連続ドラマ『明日の約束』(フジテレビ系)の初回平均視聴率は、8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。井上が連ドラの主演を務めるのは2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』以来2年ぶりだが、1ケタ台スタートという微妙な滑り出しとなった。

 同ドラマでは、主人公のスクールカウンセラー・藍沢日向(井上)が、勤め先の高校で生徒たちが抱える問題と向き合うというストーリー。自身の母親・尚子(手塚理美)の過干渉に悩む姿も描かれている。

 第1話では、日向が不登校の吉岡圭吾(遠藤健慎)を気にかけ、クラス担任の霧島直樹(及川光博)とともに家庭訪問へ。圭吾の母親・真紀子(仲間由紀恵)は息子がイジメを受けているとして学校側に対応を求めるも、日向はこの母親に引っかかるものを感じる。その後、家出した圭吾から話を聞いていた日向は、「好き」と告白を受け、さらに翌日には圭吾が“不可解な死”を遂げてしまうという展開だった。

 こうした内容に、ネット上では「暗い気持ちになる」といった感想も少なくなかったが、それ以上に井上に対して「久しぶりに見たらグッと大人っぽくなってて素敵」「30歳になって、いい意味で貫禄が出た」「内容は重いのに、真央ちゃんの演技は見応えがある」などと盛り上がっていた。

「また、井上と同じくらい注目を集めたのが仲間。かなりの“毒親”である真紀子を演じる仲間に対し、『演技がうますぎてゾッとした』『美人だからこそ不気味』といった反響が寄せられました」(芸能ライター)

 そんな中、日向と同じ高校の臨時教員・大宮奈緒役の新川優愛には、ネットユーザーから「なんかコンディションが悪い……?」との指摘が。

「ネット上では『疲れてる?』『メイクが地味なのかな?』『普段の顔と違う』『新川に見えない』と混乱が生じていました。ちょうど撮影時に、コンディションが悪かっただけの問題かもしれませんが、井上や仲間の女優オーラに負けてしまっていると感じる視聴者も少なくなかったようです」(同)

 作品自体には「次回も見る」という書き込みが散見されていたので、視聴率挽回のチャンスはありそうだ。次回以降も注目していきたい。

井上真央主演『明日の約束』初回8.2%!! 新川優愛が「普段と顔が違う」「地味」と物議

 10月17日に放送を開始した、井上真央主演の連続ドラマ『明日の約束』(フジテレビ系)の初回平均視聴率は、8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。井上が連ドラの主演を務めるのは2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』以来2年ぶりだが、1ケタ台スタートという微妙な滑り出しとなった。

 同ドラマでは、主人公のスクールカウンセラー・藍沢日向(井上)が、勤め先の高校で生徒たちが抱える問題と向き合うというストーリー。自身の母親・尚子(手塚理美)の過干渉に悩む姿も描かれている。

 第1話では、日向が不登校の吉岡圭吾(遠藤健慎)を気にかけ、クラス担任の霧島直樹(及川光博)とともに家庭訪問へ。圭吾の母親・真紀子(仲間由紀恵)は息子がイジメを受けているとして学校側に対応を求めるも、日向はこの母親に引っかかるものを感じる。その後、家出した圭吾から話を聞いていた日向は、「好き」と告白を受け、さらに翌日には圭吾が“不可解な死”を遂げてしまうという展開だった。

 こうした内容に、ネット上では「暗い気持ちになる」といった感想も少なくなかったが、それ以上に井上に対して「久しぶりに見たらグッと大人っぽくなってて素敵」「30歳になって、いい意味で貫禄が出た」「内容は重いのに、真央ちゃんの演技は見応えがある」などと盛り上がっていた。

「また、井上と同じくらい注目を集めたのが仲間。かなりの“毒親”である真紀子を演じる仲間に対し、『演技がうますぎてゾッとした』『美人だからこそ不気味』といった反響が寄せられました」(芸能ライター)

 そんな中、日向と同じ高校の臨時教員・大宮奈緒役の新川優愛には、ネットユーザーから「なんかコンディションが悪い……?」との指摘が。

「ネット上では『疲れてる?』『メイクが地味なのかな?』『普段の顔と違う』『新川に見えない』と混乱が生じていました。ちょうど撮影時に、コンディションが悪かっただけの問題かもしれませんが、井上や仲間の女優オーラに負けてしまっていると感じる視聴者も少なくなかったようです」(同)

 作品自体には「次回も見る」という書き込みが散見されていたので、視聴率挽回のチャンスはありそうだ。次回以降も注目していきたい。

新作『女装千年王国』も大好評! 西田一が語る、ただひとつの“愛の物語”

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『女装千年王国』(の~すとらいく)
 その晩、私はひとりの男と酒を飲んでいた。 「明日上京するので、お会いできませんか?」  ゲームブランド・の~すとらいくを主宰する西田一から、そんな連絡をもらったのは、前日の夕方だった。ヒロインが全員男の娘ということで注目された『女装山脈』を出発点に、ひたむきに男の娘をテーマにしたアダルトゲームをつくり続ける男。  ともすれば「変態」と謗(そし)られるテーマに人生を賭けた男と初めて会ったのは、昨年制作した『女装学園(孕)』が発売された直後のことだった。  共通の知人がいたことがあったからか、それとも、私自身が「男の娘が最高である」とか、「三次元で男の娘になっている人たちは羨ましい」という本音を隠す必要もないと思って話をしたためか、いずれにしても、話は弾んだ。  私の想いに応えるかのように、西田もまた作品への情熱を、とめどもなく語ってくれた。  中でも、彼が熱く語ったのは『女装山脈』から通底する、男の娘の<妊娠>を描くことへの使命感であった。 「妊娠して子どもが生まれるというのは、エロゲーの中では最大のハッピーエンドだと思っています。ゆえに、男の娘でも妊娠することができたら、すべての問題は、その場で解決するんです。ハッピーエンドに持っていくためには、男の娘を妊娠させなくてはいけない……」  愛を育んだ結果としてのセックス。その結果としての妊娠。そこには「エロゲー」を超えた崇高な思いと、幸福に包まれた興奮があるような気がした。  事実、ネットで作品名で検索してみても、批判的な意見はほとんど見られない。購入した無数の人たちが、西田と同じように幸福を感じているように見えた。  西田の作品は、決して大きく宣伝が打たれるものではない。有り体にいえば、熱心に取り上げるメディアも少ない。いわゆる「大手」に比べれば、市井のユーザーに言及されることは多くはない。けれども、そんな市場の片隅にそっと置かれた作品を通じて、西田は新しい常識を創造している。男の娘が妊娠することが、当然であるという常識を……。 「それが、ボクのシナリオとしての仕事だと思ってるんです」  その一点の曇りもないまなざしは、ずっと記憶に残っていた。だからである。年末に「週刊SPA!」(扶桑社)から「今年のエロゲーの十大ニュース」をテーマに取材を受けた時、私の口からは迷うことなく『女装学園(孕)』が最初に飛び出した。  * * *  それから約1年。新作『女装千年王国』の告知が始まったのは、春のことだった。ライトノベルの定番である「異世界転生もの」をモチーフに描かれる、男の娘物語。異世界に召喚された主人公は、勇者として魔王を打ち倒す。  そして、平和が訪れた世界を舞台に、女装姫騎士、女装サキュバス、女装聖女との物語は綴られる。なんでも「女装」と付ければよいのか。そんな取って付けたようなキャラクター設定。その緩さが、逆に、より硬質な芯のある物語世界を構築しているように思えた。
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 当初の予定より、1カ月遅れた発売日。私もすぐにダウンロード版を購入し、インストールを終わらせた。けれども、さまざまな原稿と、それに付随した読書に忙殺されて、なかなか「入国」することはできなかった。  Twitterをみると、次々と「入国」を果たし、愛を育んだ人々が幸せそうなツイートを紡いでいた。  どのヒロインと愛を育めばいいのだろう。メインヒロインである姫騎士か。それとも、翻弄してくれそうなサキュバスか。いやいや、アダルトにおいては定番ながら、禁忌を犯す感じが一段と強い聖女なのか……。そんなことを考えながら、入国を前に足踏みしていたら、西田から連絡が来たのである。  別件の用をどうにか切り上げた私は、どしゃぶりの雨の中を、待ち合わせ場所のバーへと急いだ。狭い路地、傘を差した酔客の間をすり抜けた先に、目当ての店はあった。扉を開けて、狭い階段を昇る。壁がブルー一色に塗られた薄暗いカウンターだけの店内。その一番奥で、すでに少し酔っているのか、西田は壁にもたれかかるように座っていた。  再会の挨拶の後、ザ・フーが流れる中で、あれこれと言葉を交わした。酒の上でのことである。たいした話ではない。作品の売れ行き。最近の注目している男の娘作品。TSFには、何か感じるものはあるか……。  この夜は、そんな他愛もない会話で終わるのかと思っていた。  だが、しばらくしてから、ふと、西田がつぶやくような声でいった。 「ボクの理想とする男の娘は、理想の中にしかいないんです」 「理想の中に?」  私が問いかけると、西田は少し考えてから、言葉を続けた。 「いや、現実にも一人だけ……。大島薫さんが出てきた時だけは違いました……」  そして、西田はグラスの三分の一ほどになった酒を飲み干した。しばらく沈黙が続いた。次にどんな問いかけをすればいいのだろう。少し迷って、私が言葉を口にしようとした。それよりも一瞬早く、近くに座ってた女性がカルーアミルクを注文する声がした。 「ボクもカルーアミルクをください」  私が次に紡ぐ言葉に迷っているのを察したのだろうか。西田は、またつぶやくような声でいった。 「ボクも大島薫さんみたいな女の子になって犯されたい。それが、原点にはあるんです」  それから、また他愛もない話が続いた。けれども、その合間に私は自分の興味の赴くままに質問を投げかけた。こうしたテーマを取材する時に、必ず聞かなくてはいけないこと。その人が情熱を傾けるジャンルに、どのようにして出会い、夢を育んでいったかということである。  * * *  ブランド・脳内彼女で『女装山脈』から始まる3つの作品を世に問うた後、西田は独立し、自らのブランド「の~すとらいく」の看板を掲げた。現在の「の~すとらいく」は商業流通で作品をリリースさせている同人サークル。いわば、個人事業主として、男の娘というジャンルに絞って作品を作り続けている。  普段は神戸の湾岸にある自宅で、一人シナリオを書き、ディレクションを行っている西田。たとえ、男の娘が支持を集めるジャンルとはいえ、そこに人生を捧げるには、どれだけの覚悟がいるのだろうか。昨年取材をしてからも、興味は尽きることがなかった。  そんな西田が、持参した手土産が、また興味を引いた。西田には馴染みであるバーで、ほかの客にも振る舞ったそれは、ケーニヒスクローネのはちみつアルテナの抹茶味だった。決して安くはない。かといって、慇懃無礼なほどに高額でもない。それでいて、一口食べれば、神戸ならではの上品さが感じられる味。上京にあたって、それを選ぶ優れたセンスは、一朝一夕にできるものではないと思った。 「もしかして、実家はお金持ちなのでは?」 「いや、お金持ちの知り合いはいるけど、うちはそうじゃないし」  西田が人生の初動部分を長く過ごしたのは、阪神のある都市。新興住宅地にあるマンションだった。両親は公務員の、ごくごく一般的な中産階級。ただ違うのは、自身の祖父のことだった。  熱心なキリスト教の信仰を持っていた祖父は、多額の寄付を欠かさず、ついには献堂までして先祖代々の財産を使い潰したという。そんな祖父と比べれば、両親の信仰心は、さほど篤くはなかった。ただ、食事の前にお祈りを欠かさない程度であった。それでも、西田はキリスト教に対する「親愛の情」はあるという。でも、その情は極めて複雑なものだ。 「『女装千年王国』のヒロインの一人は女装聖女なのですが、彼女が神様の子どもを孕む<受胎告知プレイ>は、書かずにはいられなかったんです。でも、同時に、とてつもない背徳感がありました。それがどうしようもなくて……声を収録する時には、スタジオの隅で十字を切っていたんです」  幼い頃から育まれてきた道徳観。いかなる信仰に拠ろうとも、それを汚すような行為をする時、人は漠然とした恐怖心を抱くものだ。私も、建物の中に入って人の話を聞くときには帽子を脱ぐ。和室であれば、勧められるまで褥することはない。神社仏閣の前を通るときには一礼するし、茶碗の中にご飯粒を残したりはしない。そんな根源的な道徳観に畏れを抱きながらも、西田の男の娘への情熱は、抑えることができなかった。  西田の記憶の最深部にある、男の娘との出会い。それは、中学生の時に何度も足を運んでいた、エロ本が立ち読みできる書店だった。ある日、いつものようにエロマンガ雑誌を立ち読みしていた西田は、ある作品を見て身体を震わせた。それは、ひんでんブルグの短編であった。タイトルは忘れてしまったのに、自身を興奮させた細部だけは、心に焼き付いて離れることがない。 「あの人、時々ショタ同士のセックスを描くじゃないですか。まさに、それだったのです。『魔神英雄伝ワタル』のワタルと虎王のような少年が、女のコに好き放題にされた挙げ句に、2人でセックスするように命令されるんです」  自分が男同士のセックスで興奮していることには、うしろめたい気持ちも芽生えた。でも「すげえ興奮する」という正直な気持ちが、それを遙かに凌駕していた。人には絶対にいえないかもしれない。けれども、興奮する。もっとこんな作品を読みたい衝動を、抑えることはできなかった。エロマンガ界の最大多数である男女間の営みとは違うジャンルで覚えた興奮……。  現在よりも、そうしたジャンルの市場が小さかった1990年代。その昂ぶりに応えてくれる作品に出会うのは、容易なことではなかった。高校生になった頃、茜新社から発売された男性向けショタアンソロジー『アンダーカバーボーイズ』は、幾度も読み、使った。  西田が幸運だったのは、青春の真っただ中で、そうした昂ぶりを隠さなくてもよい仲間たちに出会えたことだった。  大学に進学した西田は、ギターマンドリンクラブに入部した。どうしたわけか、そこは、音楽と共にアダルトゲームにも青春を捧げる男たちが集う場だった。 「なぜか、サークルのメンバーは男ばかりで……」  ロリ好きもいれば、熟女好きもいて当たり前の空間で、西田も自分の好きなものを隠すことはなくなった。 「その時は、変態キャラと開き直っていたんです。でも、言い始めたら薄れますよね」  2回生になってから、西田は実家を出て一人暮らしを始めた。誰かが、新しいアダルトゲームを買えば、狭いアパートの一室に集まって攻略を繰り広げる濃密な青春の一時が、過ぎていった。  * * *
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「でも……」  西田には聞こえないような小さな声で、私は呟いた。自分の心に刺さるような性的な情景を描いた作品との出会い。世間では、なかなか大っぴらにしにくい性的な志向を隠さなくてもよい仲間たちとの出会い。それだけで、西田が描く魅力的な男の娘が生まれるだろうかと、思った。性別を超えて孕む。それだけにはとどまらない聖母のようであり、ファムファタールのような、あの男の娘たちを描くことが……と。 「女性とも経験しているのでしょう?」 「ええ。でも、それが高校生の時だったら、もっと感動があったかもしれない……」  なぜ、高校生の時なのだろう。それを聞こうとした時、どやどやと新しい客が入ってきた。賑やかな雰囲気の中では、とてもそれを聞くことはできないような気がして、また、とりとめもない話が始まった。  そうした会話の後だったからだろう。酒の上でのとりとめのない話とはいえ、なんら隠したり飾ることなどない会話は楽しかった。何しろ、アルコールを口にしているのは西田だけ。下戸の私が口にしているのは、ずっとウーロン茶であった。つまり、ずっと素面なのだけど、何か気持ちは高揚していた。だから、普段はあまり人にはいわない秘密を、西田に教えた。 「私も、次の輪廻で女のコになれるのなら、こんな女のコになりたいと思って、気に入った画像はDropboxにフォルダをつくって保存しているのです」 「どんな画像があるのか、ぜひ見せてください」  iPhoneの画面に表示されるさまざまな画像を、西田は笑うでもなく、褒めるでもなく、ただ興味深そうに眺めていた。何かが、溶けて混ざり合っていくような感覚があった。  賑やかな時間が過ぎて、時計が午前1時を回った頃。急に客が引けて、再び店は私たち2人だけになった。また、ザ・フーのCDが回り始めた。 「ボク、コーラをください」  西田は酔って熱く昂ぶった身体を少し冷やそうとした。私も続いてコーラを注文した。西田はカバンの中から、眼鏡ケースを取り出し、ふうっと息を吸ってから眼鏡をかけた。  それから煙草を2本。高い天井に吸い込まれていく音楽に身を委ねて、いくばくかの時が流れた。  店と同じだけの時間を過ごしてきたとおぼしき灰皿で、煙草の火を消してから、西田は私に語りかけた。 「高校3年生の時。あれから、ボクは人間に興味を持ててはいないのです……」  * * *  その頃の西田は、まごうことなき中二病だった。  サイケデリックミュージックの話をして盛り上がれるヤツなんて、クラスにはほとんどいなかった。まだ、小室サウンドのムーブメントは続いていて、クラスメイトが話している音楽の話題といえばTRFとか安室奈美恵。そうでなければ、JUDY AND MARYの話ばかりだった。オタク趣味の友達とは、マンガやアニメの話で盛り上がることができた。でも、どこか物足りない気がしていた。  そんなクラスに、その少女はいた。  決して美人ではないけれども、肌から青春の輝きが滲み出ている少女。その輝きが、どこか昏さを持っていた、あの時の西田には眩しすぎた。遠足や文化祭。さまざまな行事の中で、何かと中心になっている少女。裏表のない愛嬌のある姿が、いつも心の片隅に残るようになっていた。でも、彼女の輝きに近づけば、陰のような自分は消滅してしまうような気がしていた。  高校3年生の一学期。席替えで、偶然にも少女が西田の後ろの席になった。太陽のような輝きに、何か落ち着かない気持ちで授業を受ける毎日が続いていた。でも、ある日、落ち着かない気持ちは終わりを迎えた。 「ねえ、なんの音楽を聴いているの?」  どうして、そんな会話になったのかは忘れてしまった。どうせ、お前にはわからないだろう。そんな捨て鉢な気持ちで、西田は自分の聴いている音楽の話をした。しばらく話を聞いていた少女は、うれしそうにこういった。 「わたしジャニスが大好きなの」  今となっては平凡な音楽の話かもしれない。でも、その時の西田には、ようやく訪れた幸運以外の何ものでもなかった。少女の持つ、うっとうしい輝きは、心地よい陽の光へと変わっていた。  気がつけば、毎日のように少女と話をしていた。クラスメイトたちは、大学受験への不安と未来への希望の中で、落ち着かない日々を過ごしていた。でも、自分にとって、これほど登校することが楽しい経験はなかった。  家に帰ってからも、ふっと少女と話をしたい想いが何度もめぐって抑えられなかった。そんな時は、リビングの電話機のところに行って、記憶している彼女の自宅の電話番号をダイヤルした。呼び出し音が鳴っている時、すぐに少女が電話に出てくれることを、心の中で願っていた。愛嬌のある、あの声が受話器の向こうから聞こえてくると、そのたびに、今までの人生では感じたことのなかった感覚が湧き出して止まらなかった。 「デヴィッド・ボウイ好きだな」 「わたしも好き」 「ボウイの『スターマン』は聴いてるよね?」 「大好き」  季節は夏。もう夏休みが始まろうとしていた。告白は西田のほうからした。告白も、電話だった。電話の向こうで、少女のうれしそうな声がしていた。それが、何か気恥ずかしかった。 「結局、2週間で別れたんです……」  私が「なぜ」と問いかけるよりも先に、西田は言葉を続けた。 「ボクには、恋愛……人を愛するためには、どういうことをすればよいのか、わかっていなかったんです。デートした時にも、キスどころか、手もつなげなくて、キスもできなくて、自分から行動することができなかったんです。すでに恋愛経験のあった彼女は、そんなボクを歯がゆそうに見ていたんです。それが、とても苦しくて……やつの高3の夏を、俺でふいにしてしまったんです」  最後に、西田が自らの抱える「原罪」を吐露したように見えた。  * * *
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 同世代の中では、尖った音楽の趣味を語り合っていた男女。それが「中二病特有のシンパシー」だったのだと、西田が思ったのは大学に入学してからだった。その青春の失敗の原因はなんだったのか。こうした時に、たいていの人は、こんな答えを導き出すはずだ。自分の恋愛スキルが低かったのだ、と。  そして、次へ次へと、新たな女性との出会いを求めていく。でも、西田はそうではなかったのだ。その苦い経験の先に「なぜ、自分は女性を愛そうとしたのか」を考え続けた。中学生の頃に、当時はまだ「ショタ」でひとくくりにされていた、男の娘趣味に目覚めた。それなのに、なぜ当たり前のように女性との恋愛や、その先のセックスを求めようとしてしまったのか。 「……そういう経験が、一緒になって、作品の世界観が構築されていると思っているんです」  そういって、西田は眼鏡を外して、煙草に火をつけた。塗り直したばかりのブルーの壁に、波打つ白い煙。その煙を眺めながら、改めて『女装山脈』に始まる、西田の作品のことを思い出した。『女装山脈』が発売されたのは2011年。  すでにジャンルとしては、そこそこメジャーになったとはいえ、まだニッチな雰囲気は拭えなかった。マンガの単行本やアンソロジーは増えていた。けれども、アダルトゲームで男の娘ジャンルの作品を購入して、プレイすることには、まだ多くの人が「俺は、変態になってしまうのではないか」という抵抗を持っているように思えた。  それが、今はどうだろう。男の娘との恋愛を描くことは当たり前になり、妊娠すらするようになった。そうなのだ。もはや、西田の作品において、ヒロインが男の娘であるとか、妊娠するとかは、きっかけに過ぎない。いうなれば、幼なじみとか妹とかと同じ。誰もが当たり前に持っている属性の好みにまでハードルを下げてきた。どうしても、男の娘ではないと興奮できない。男の娘が妊娠する作品でないと射精もできない。そんな人は少数派だろう。  多くは「男の娘なのだから、おちんちんから射精するのは当然のことだ」と考え、愛の結果としての妊娠を自然に受け入れている。西田の志向に基づいて描かれるのは男の娘ということにはなっている。  けれども、実際に描かれているヒロインは、性別を超越した存在。それも、単なるキャラクターでもない、西田の考える理想の愛を、絵を用いて人間のような形に具現化したものではないのか。 「まだ、理想の相手を求めているのですか? 自分が人生を懸けて愛したい人を?」 「……」  西田は、何も答えなかった。  午前2時を回った頃、ホテルに戻るという西田を見送って、私も家路に就いた。夕方から降り始めた雨は、ますます強くなっていた。「ルポライターは傘など欲しがらないものだ」と心に決めている私も、信念を曲げたくなるような、どしゃぶりだった。  帽子から垂れる水滴を拭いながら、路地を抜けて通りへと急いだ。客待ちをしていたタクシーに飛び乗って、自宅近くのいつも目印にしている交差点の名前を告げた。週末の深夜。どしゃぶりの雨。通りは混んでいて。タクシーも思うように進まなかった。 「早く、早く、家に帰ろう」  私は心の中で、何度も呟いた。早く帰って、濡れた服をハンガーにかけてから、ノートパソコンのスイッチを入れよう。そこにはもう『女装千年王国』が、入国を今か今かと待っている。  早く、一刻も早く入国しよう。きっと今なら、作品の中に見えるはずだ。西田が求める、理想的な愛とは何かという答えが。だから、一刻も早く帰らなくてはいけない……。  タクシーは遅々として進まなかった。 (文=昼間たかし)

新作『女装千年王国』も大好評! 西田一が語る、ただひとつの“愛の物語”

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『女装千年王国』(の~すとらいく)
 その晩、私はひとりの男と酒を飲んでいた。 「明日上京するので、お会いできませんか?」  ゲームブランド・の~すとらいくを主宰する西田一から、そんな連絡をもらったのは、前日の夕方だった。ヒロインが全員男の娘ということで注目された『女装山脈』を出発点に、ひたむきに男の娘をテーマにしたアダルトゲームをつくり続ける男。  ともすれば「変態」と謗(そし)られるテーマに人生を賭けた男と初めて会ったのは、昨年制作した『女装学園(孕)』が発売された直後のことだった。  共通の知人がいたことがあったからか、それとも、私自身が「男の娘が最高である」とか、「三次元で男の娘になっている人たちは羨ましい」という本音を隠す必要もないと思って話をしたためか、いずれにしても、話は弾んだ。  私の想いに応えるかのように、西田もまた作品への情熱を、とめどもなく語ってくれた。  中でも、彼が熱く語ったのは『女装山脈』から通底する、男の娘の<妊娠>を描くことへの使命感であった。 「妊娠して子どもが生まれるというのは、エロゲーの中では最大のハッピーエンドだと思っています。ゆえに、男の娘でも妊娠することができたら、すべての問題は、その場で解決するんです。ハッピーエンドに持っていくためには、男の娘を妊娠させなくてはいけない……」  愛を育んだ結果としてのセックス。その結果としての妊娠。そこには「エロゲー」を超えた崇高な思いと、幸福に包まれた興奮があるような気がした。  事実、ネットで作品名で検索してみても、批判的な意見はほとんど見られない。購入した無数の人たちが、西田と同じように幸福を感じているように見えた。  西田の作品は、決して大きく宣伝が打たれるものではない。有り体にいえば、熱心に取り上げるメディアも少ない。いわゆる「大手」に比べれば、市井のユーザーに言及されることは多くはない。けれども、そんな市場の片隅にそっと置かれた作品を通じて、西田は新しい常識を創造している。男の娘が妊娠することが、当然であるという常識を……。 「それが、ボクのシナリオとしての仕事だと思ってるんです」  その一点の曇りもないまなざしは、ずっと記憶に残っていた。だからである。年末に「週刊SPA!」(扶桑社)から「今年のエロゲーの十大ニュース」をテーマに取材を受けた時、私の口からは迷うことなく『女装学園(孕)』が最初に飛び出した。  * * *  それから約1年。新作『女装千年王国』の告知が始まったのは、春のことだった。ライトノベルの定番である「異世界転生もの」をモチーフに描かれる、男の娘物語。異世界に召喚された主人公は、勇者として魔王を打ち倒す。  そして、平和が訪れた世界を舞台に、女装姫騎士、女装サキュバス、女装聖女との物語は綴られる。なんでも「女装」と付ければよいのか。そんな取って付けたようなキャラクター設定。その緩さが、逆に、より硬質な芯のある物語世界を構築しているように思えた。
新作『女装千年王国』も大好評! 西田一が語る、ただひとつの愛の物語の画像2
 当初の予定より、1カ月遅れた発売日。私もすぐにダウンロード版を購入し、インストールを終わらせた。けれども、さまざまな原稿と、それに付随した読書に忙殺されて、なかなか「入国」することはできなかった。  Twitterをみると、次々と「入国」を果たし、愛を育んだ人々が幸せそうなツイートを紡いでいた。  どのヒロインと愛を育めばいいのだろう。メインヒロインである姫騎士か。それとも、翻弄してくれそうなサキュバスか。いやいや、アダルトにおいては定番ながら、禁忌を犯す感じが一段と強い聖女なのか……。そんなことを考えながら、入国を前に足踏みしていたら、西田から連絡が来たのである。  別件の用をどうにか切り上げた私は、どしゃぶりの雨の中を、待ち合わせ場所のバーへと急いだ。狭い路地、傘を差した酔客の間をすり抜けた先に、目当ての店はあった。扉を開けて、狭い階段を昇る。壁がブルー一色に塗られた薄暗いカウンターだけの店内。その一番奥で、すでに少し酔っているのか、西田は壁にもたれかかるように座っていた。  再会の挨拶の後、ザ・フーが流れる中で、あれこれと言葉を交わした。酒の上でのことである。たいした話ではない。作品の売れ行き。最近の注目している男の娘作品。TSFには、何か感じるものはあるか……。  この夜は、そんな他愛もない会話で終わるのかと思っていた。  だが、しばらくしてから、ふと、西田がつぶやくような声でいった。 「ボクの理想とする男の娘は、理想の中にしかいないんです」 「理想の中に?」  私が問いかけると、西田は少し考えてから、言葉を続けた。 「いや、現実にも一人だけ……。大島薫さんが出てきた時だけは違いました……」  そして、西田はグラスの三分の一ほどになった酒を飲み干した。しばらく沈黙が続いた。次にどんな問いかけをすればいいのだろう。少し迷って、私が言葉を口にしようとした。それよりも一瞬早く、近くに座ってた女性がカルーアミルクを注文する声がした。 「ボクもカルーアミルクをください」  私が次に紡ぐ言葉に迷っているのを察したのだろうか。西田は、またつぶやくような声でいった。 「ボクも大島薫さんみたいな女の子になって犯されたい。それが、原点にはあるんです」  それから、また他愛もない話が続いた。けれども、その合間に私は自分の興味の赴くままに質問を投げかけた。こうしたテーマを取材する時に、必ず聞かなくてはいけないこと。その人が情熱を傾けるジャンルに、どのようにして出会い、夢を育んでいったかということである。  * * *  ブランド・脳内彼女で『女装山脈』から始まる3つの作品を世に問うた後、西田は独立し、自らのブランド「の~すとらいく」の看板を掲げた。現在の「の~すとらいく」は商業流通で作品をリリースさせている同人サークル。いわば、個人事業主として、男の娘というジャンルに絞って作品を作り続けている。  普段は神戸の湾岸にある自宅で、一人シナリオを書き、ディレクションを行っている西田。たとえ、男の娘が支持を集めるジャンルとはいえ、そこに人生を捧げるには、どれだけの覚悟がいるのだろうか。昨年取材をしてからも、興味は尽きることがなかった。  そんな西田が、持参した手土産が、また興味を引いた。西田には馴染みであるバーで、ほかの客にも振る舞ったそれは、ケーニヒスクローネのはちみつアルテナの抹茶味だった。決して安くはない。かといって、慇懃無礼なほどに高額でもない。それでいて、一口食べれば、神戸ならではの上品さが感じられる味。上京にあたって、それを選ぶ優れたセンスは、一朝一夕にできるものではないと思った。 「もしかして、実家はお金持ちなのでは?」 「いや、お金持ちの知り合いはいるけど、うちはそうじゃないし」  西田が人生の初動部分を長く過ごしたのは、阪神のある都市。新興住宅地にあるマンションだった。両親は公務員の、ごくごく一般的な中産階級。ただ違うのは、自身の祖父のことだった。  熱心なキリスト教の信仰を持っていた祖父は、多額の寄付を欠かさず、ついには献堂までして先祖代々の財産を使い潰したという。そんな祖父と比べれば、両親の信仰心は、さほど篤くはなかった。ただ、食事の前にお祈りを欠かさない程度であった。それでも、西田はキリスト教に対する「親愛の情」はあるという。でも、その情は極めて複雑なものだ。 「『女装千年王国』のヒロインの一人は女装聖女なのですが、彼女が神様の子どもを孕む<受胎告知プレイ>は、書かずにはいられなかったんです。でも、同時に、とてつもない背徳感がありました。それがどうしようもなくて……声を収録する時には、スタジオの隅で十字を切っていたんです」  幼い頃から育まれてきた道徳観。いかなる信仰に拠ろうとも、それを汚すような行為をする時、人は漠然とした恐怖心を抱くものだ。私も、建物の中に入って人の話を聞くときには帽子を脱ぐ。和室であれば、勧められるまで褥することはない。神社仏閣の前を通るときには一礼するし、茶碗の中にご飯粒を残したりはしない。そんな根源的な道徳観に畏れを抱きながらも、西田の男の娘への情熱は、抑えることができなかった。  西田の記憶の最深部にある、男の娘との出会い。それは、中学生の時に何度も足を運んでいた、エロ本が立ち読みできる書店だった。ある日、いつものようにエロマンガ雑誌を立ち読みしていた西田は、ある作品を見て身体を震わせた。それは、ひんでんブルグの短編であった。タイトルは忘れてしまったのに、自身を興奮させた細部だけは、心に焼き付いて離れることがない。 「あの人、時々ショタ同士のセックスを描くじゃないですか。まさに、それだったのです。『魔神英雄伝ワタル』のワタルと虎王のような少年が、女のコに好き放題にされた挙げ句に、2人でセックスするように命令されるんです」  自分が男同士のセックスで興奮していることには、うしろめたい気持ちも芽生えた。でも「すげえ興奮する」という正直な気持ちが、それを遙かに凌駕していた。人には絶対にいえないかもしれない。けれども、興奮する。もっとこんな作品を読みたい衝動を、抑えることはできなかった。エロマンガ界の最大多数である男女間の営みとは違うジャンルで覚えた興奮……。  現在よりも、そうしたジャンルの市場が小さかった1990年代。その昂ぶりに応えてくれる作品に出会うのは、容易なことではなかった。高校生になった頃、茜新社から発売された男性向けショタアンソロジー『アンダーカバーボーイズ』は、幾度も読み、使った。  西田が幸運だったのは、青春の真っただ中で、そうした昂ぶりを隠さなくてもよい仲間たちに出会えたことだった。  大学に進学した西田は、ギターマンドリンクラブに入部した。どうしたわけか、そこは、音楽と共にアダルトゲームにも青春を捧げる男たちが集う場だった。 「なぜか、サークルのメンバーは男ばかりで……」  ロリ好きもいれば、熟女好きもいて当たり前の空間で、西田も自分の好きなものを隠すことはなくなった。 「その時は、変態キャラと開き直っていたんです。でも、言い始めたら薄れますよね」  2回生になってから、西田は実家を出て一人暮らしを始めた。誰かが、新しいアダルトゲームを買えば、狭いアパートの一室に集まって攻略を繰り広げる濃密な青春の一時が、過ぎていった。  * * *
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「でも……」  西田には聞こえないような小さな声で、私は呟いた。自分の心に刺さるような性的な情景を描いた作品との出会い。世間では、なかなか大っぴらにしにくい性的な志向を隠さなくてもよい仲間たちとの出会い。それだけで、西田が描く魅力的な男の娘が生まれるだろうかと、思った。性別を超えて孕む。それだけにはとどまらない聖母のようであり、ファムファタールのような、あの男の娘たちを描くことが……と。 「女性とも経験しているのでしょう?」 「ええ。でも、それが高校生の時だったら、もっと感動があったかもしれない……」  なぜ、高校生の時なのだろう。それを聞こうとした時、どやどやと新しい客が入ってきた。賑やかな雰囲気の中では、とてもそれを聞くことはできないような気がして、また、とりとめもない話が始まった。  そうした会話の後だったからだろう。酒の上でのとりとめのない話とはいえ、なんら隠したり飾ることなどない会話は楽しかった。何しろ、アルコールを口にしているのは西田だけ。下戸の私が口にしているのは、ずっとウーロン茶であった。つまり、ずっと素面なのだけど、何か気持ちは高揚していた。だから、普段はあまり人にはいわない秘密を、西田に教えた。 「私も、次の輪廻で女のコになれるのなら、こんな女のコになりたいと思って、気に入った画像はDropboxにフォルダをつくって保存しているのです」 「どんな画像があるのか、ぜひ見せてください」  iPhoneの画面に表示されるさまざまな画像を、西田は笑うでもなく、褒めるでもなく、ただ興味深そうに眺めていた。何かが、溶けて混ざり合っていくような感覚があった。  賑やかな時間が過ぎて、時計が午前1時を回った頃。急に客が引けて、再び店は私たち2人だけになった。また、ザ・フーのCDが回り始めた。 「ボク、コーラをください」  西田は酔って熱く昂ぶった身体を少し冷やそうとした。私も続いてコーラを注文した。西田はカバンの中から、眼鏡ケースを取り出し、ふうっと息を吸ってから眼鏡をかけた。  それから煙草を2本。高い天井に吸い込まれていく音楽に身を委ねて、いくばくかの時が流れた。  店と同じだけの時間を過ごしてきたとおぼしき灰皿で、煙草の火を消してから、西田は私に語りかけた。 「高校3年生の時。あれから、ボクは人間に興味を持ててはいないのです……」  * * *  その頃の西田は、まごうことなき中二病だった。  サイケデリックミュージックの話をして盛り上がれるヤツなんて、クラスにはほとんどいなかった。まだ、小室サウンドのムーブメントは続いていて、クラスメイトが話している音楽の話題といえばTRFとか安室奈美恵。そうでなければ、JUDY AND MARYの話ばかりだった。オタク趣味の友達とは、マンガやアニメの話で盛り上がることができた。でも、どこか物足りない気がしていた。  そんなクラスに、その少女はいた。  決して美人ではないけれども、肌から青春の輝きが滲み出ている少女。その輝きが、どこか昏さを持っていた、あの時の西田には眩しすぎた。遠足や文化祭。さまざまな行事の中で、何かと中心になっている少女。裏表のない愛嬌のある姿が、いつも心の片隅に残るようになっていた。でも、彼女の輝きに近づけば、陰のような自分は消滅してしまうような気がしていた。  高校3年生の一学期。席替えで、偶然にも少女が西田の後ろの席になった。太陽のような輝きに、何か落ち着かない気持ちで授業を受ける毎日が続いていた。でも、ある日、落ち着かない気持ちは終わりを迎えた。 「ねえ、なんの音楽を聴いているの?」  どうして、そんな会話になったのかは忘れてしまった。どうせ、お前にはわからないだろう。そんな捨て鉢な気持ちで、西田は自分の聴いている音楽の話をした。しばらく話を聞いていた少女は、うれしそうにこういった。 「わたしジャニスが大好きなの」  今となっては平凡な音楽の話かもしれない。でも、その時の西田には、ようやく訪れた幸運以外の何ものでもなかった。少女の持つ、うっとうしい輝きは、心地よい陽の光へと変わっていた。  気がつけば、毎日のように少女と話をしていた。クラスメイトたちは、大学受験への不安と未来への希望の中で、落ち着かない日々を過ごしていた。でも、自分にとって、これほど登校することが楽しい経験はなかった。  家に帰ってからも、ふっと少女と話をしたい想いが何度もめぐって抑えられなかった。そんな時は、リビングの電話機のところに行って、記憶している彼女の自宅の電話番号をダイヤルした。呼び出し音が鳴っている時、すぐに少女が電話に出てくれることを、心の中で願っていた。愛嬌のある、あの声が受話器の向こうから聞こえてくると、そのたびに、今までの人生では感じたことのなかった感覚が湧き出して止まらなかった。 「デヴィッド・ボウイ好きだな」 「わたしも好き」 「ボウイの『スターマン』は聴いてるよね?」 「大好き」  季節は夏。もう夏休みが始まろうとしていた。告白は西田のほうからした。告白も、電話だった。電話の向こうで、少女のうれしそうな声がしていた。それが、何か気恥ずかしかった。 「結局、2週間で別れたんです……」  私が「なぜ」と問いかけるよりも先に、西田は言葉を続けた。 「ボクには、恋愛……人を愛するためには、どういうことをすればよいのか、わかっていなかったんです。デートした時にも、キスどころか、手もつなげなくて、キスもできなくて、自分から行動することができなかったんです。すでに恋愛経験のあった彼女は、そんなボクを歯がゆそうに見ていたんです。それが、とても苦しくて……やつの高3の夏を、俺でふいにしてしまったんです」  最後に、西田が自らの抱える「原罪」を吐露したように見えた。  * * *
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 同世代の中では、尖った音楽の趣味を語り合っていた男女。それが「中二病特有のシンパシー」だったのだと、西田が思ったのは大学に入学してからだった。その青春の失敗の原因はなんだったのか。こうした時に、たいていの人は、こんな答えを導き出すはずだ。自分の恋愛スキルが低かったのだ、と。  そして、次へ次へと、新たな女性との出会いを求めていく。でも、西田はそうではなかったのだ。その苦い経験の先に「なぜ、自分は女性を愛そうとしたのか」を考え続けた。中学生の頃に、当時はまだ「ショタ」でひとくくりにされていた、男の娘趣味に目覚めた。それなのに、なぜ当たり前のように女性との恋愛や、その先のセックスを求めようとしてしまったのか。 「……そういう経験が、一緒になって、作品の世界観が構築されていると思っているんです」  そういって、西田は眼鏡を外して、煙草に火をつけた。塗り直したばかりのブルーの壁に、波打つ白い煙。その煙を眺めながら、改めて『女装山脈』に始まる、西田の作品のことを思い出した。『女装山脈』が発売されたのは2011年。  すでにジャンルとしては、そこそこメジャーになったとはいえ、まだニッチな雰囲気は拭えなかった。マンガの単行本やアンソロジーは増えていた。けれども、アダルトゲームで男の娘ジャンルの作品を購入して、プレイすることには、まだ多くの人が「俺は、変態になってしまうのではないか」という抵抗を持っているように思えた。  それが、今はどうだろう。男の娘との恋愛を描くことは当たり前になり、妊娠すらするようになった。そうなのだ。もはや、西田の作品において、ヒロインが男の娘であるとか、妊娠するとかは、きっかけに過ぎない。いうなれば、幼なじみとか妹とかと同じ。誰もが当たり前に持っている属性の好みにまでハードルを下げてきた。どうしても、男の娘ではないと興奮できない。男の娘が妊娠する作品でないと射精もできない。そんな人は少数派だろう。  多くは「男の娘なのだから、おちんちんから射精するのは当然のことだ」と考え、愛の結果としての妊娠を自然に受け入れている。西田の志向に基づいて描かれるのは男の娘ということにはなっている。  けれども、実際に描かれているヒロインは、性別を超越した存在。それも、単なるキャラクターでもない、西田の考える理想の愛を、絵を用いて人間のような形に具現化したものではないのか。 「まだ、理想の相手を求めているのですか? 自分が人生を懸けて愛したい人を?」 「……」  西田は、何も答えなかった。  午前2時を回った頃、ホテルに戻るという西田を見送って、私も家路に就いた。夕方から降り始めた雨は、ますます強くなっていた。「ルポライターは傘など欲しがらないものだ」と心に決めている私も、信念を曲げたくなるような、どしゃぶりだった。  帽子から垂れる水滴を拭いながら、路地を抜けて通りへと急いだ。客待ちをしていたタクシーに飛び乗って、自宅近くのいつも目印にしている交差点の名前を告げた。週末の深夜。どしゃぶりの雨。通りは混んでいて。タクシーも思うように進まなかった。 「早く、早く、家に帰ろう」  私は心の中で、何度も呟いた。早く帰って、濡れた服をハンガーにかけてから、ノートパソコンのスイッチを入れよう。そこにはもう『女装千年王国』が、入国を今か今かと待っている。  早く、一刻も早く入国しよう。きっと今なら、作品の中に見えるはずだ。西田が求める、理想的な愛とは何かという答えが。だから、一刻も早く帰らなくてはいけない……。  タクシーは遅々として進まなかった。 (文=昼間たかし)

『奥様は、取り扱い注意』綾瀬はるか、主婦友のAVを見る展開に「ゲスい」と批判の嵐

 10月18日夜10時から第3話が放送される、綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。視聴率は初回11.4%、第2話11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と順調な滑り出しをしている。

 同ドラマは、波瀾万丈でワケありの過去を捨て、閑静な高級住宅街で新婚生活を送っている専業主婦・伊佐山菜美(綾瀬)が主人公。合コンで一目惚れした夫のIT企業経営者・勇輝(西島秀俊)と穏やかな暮らしを送っていたが、1年とたたないうちに、ご近所の幸せそうに見える主婦たちがさまざまなトラブルを抱えていることに気づく。そんな彼女たちのトラブル解決に菜美が乗り出していくストーリーだ。

 第2話では、夫との関係がイマイチうまくいっていない菜美が、隣人の主婦・優里(広末涼子)、京子(本田翼)と、女子力を磨くために町のカルチャースクールに通って着物の着付けを学ぶことに。この「着付け教室」で、3人は色香漂う受講生・夏希(高岡早紀)に出会い、着付けの仕方や女性らしい所作を教えてもらうことになる。

 そんな中、夏希が元有名AV女優だった過去が何者かによって町中に暴露されてしまう。すると好奇心から、京子が夏希のAVを見てみないかと提案し、3人で観賞会を始めるのだった。

「主婦友が出演するAVを見るという行為には『ありえないんだけど! クズすぎない?』『友達のAVなんて絶対見たくないわ』『ゲスいわ。なんだ、この脚本』と疑問の声が続出しています。しかも3人は観賞直後に夏希の元を訪れ、AVを見たことを告白。これにも『気まずいでしょ』『展開に現実感がない』『脚本家が悪ノリしてる感じ。美人にAVネタをやらせて満足してるな』といった批判的な声が上がっていました」(芸能ライター)

 第3話では、いつものようにちょっとした町のトラブルを解決した菜美を見て、主婦の理沙(小野ゆり子)が、「ケンカの作法を教わりたい」と言い出す。理沙は元女子プロレスラーのボスママ・貴子(青木さやか)をはじめ、幼稚園のママ友からいじめを受けているようで、菜美は一緒に強さを身につけるトレーニングを開始する。

 すると、このトレーニングに優里と京子が加わり、さらに貴子の取り巻きだったママたちまで参加しだしたため、貴子は孤独になっていく。この時、菜美は貴子が誰にも言えない悩みを抱えていることを直感し、彼女のことも救おうと心に決めるのだった。

「第1話と第2話とも、終盤に、菜美が問題の元凶となった犯人に鉄拳制裁するアクションシーンがありました。今後も同じパターンになると予測されますが、『アクションがしょぼい』『暴力で解決するの嫌い』といった声と、『かっこいいから、アクションをもっと増やしてほしい』といった声が上がり、賛否が分かれています」(同)

 今のところ視聴率は好調だが、評価は分かれ気味。今後の展開次第で数字が大きく変わってきそうだ。

土田晃之、痛恨……! “U-turn事故”で視聴者の批判噴出!『バイキング』で、どう釈明する!?

土田晃之、痛恨……! U-turn事故で視聴者の批判噴出!『バイキング』で、どう釈明する!?の画像1
太田プロダクション公式サイトより
 お笑いタレントの土田晃之の評判がダダ下がりだ。13日にクルマで衝突事故を起こした土田だが、この事故をキッカケに猛バッシングが起きている。 「運転中にUターンしようとして、対向車と衝突事故を起こしたことから、ネット上ではかつて組んでいたコンビの『U-turn』に引っかけて、『体を張ったギャグかよ』などと茶化す声もありますが、日ごろは他人の不祥事に対して厳しいコメントを連発している土田に対して、『自分はどうなんだ?』という厳しい批判が相次いでいます」(芸能記者)  最近の土田といえばお笑いタレントとしてよりも、最近はレギュラー出演する『バイキング』(フジテレビ系)などで連発する辛口のコメントでお馴染み。事故を起こした13日に出演した同番組でも、覚せい剤取締法違反で逮捕された清水良太郎容疑者について「29歳にもなって本当にクソ野郎」などと罵っていた。 「これまでにも、現場や視聴者からは『偉そう』『何様なんだ』といった声が相次いでいました。特に現場からの評判は最悪です。3月まで出演していた『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)では、歌手の森進一へフジテレビが強引な突撃取材を行った同番組スタッフに対し、『本当にクソみたいだね』と批判。また、『ノンストップ』(同)について『クソみたいなVTR作りやがって』などと、自身のラジオ番組でキレる始末。こうした相次ぐ番組やスタッフへの批判に、現場では土田を起用したくない雰囲気が醸成されつつあります。今回の事故に、心の中でガッツポーズをしているTVマンも多いのでは(笑)」(同)  辛口コメントもさることながら、お笑いタレントとしての評価も芳しくない。ハライチの澤部佑とコンビでMCを務める欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)では、土田のトークがつまらなすぎて欅坂メンバーの魅力を引き出せていないとの声がもっぱら。 「番組内で昔のプロレスラーなどのたとえやボケを連発するのですが、若い世代のメンバーたちは何のことかわからず置いてけぼりにされ、微妙な空気が漂うことがあります。我々からすると、あんなどうでもいいボケはカットすればいいのに、なぜ番組スタッフは拾ってオンエアに乗せるのか不思議に思いますよ。同じ坂道グループの乃木坂46の冠番組『乃木坂工事中』(同)で絶妙なMCぶりを見せるバナナマンに比べて、トーク力や笑いのセンスで数段劣ります。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)などで“デキるひな壇芸人”を自認してきた土田ですが、底が見えた感じです。まあ、本人もそれを自覚しているからこそ、ことさら過激な物言いで注目を集め、お笑いタレントから辛口コメンテーターへの転向を図ろうとしているのかもしれませんね」(同)  20日放送の『バイキング』では当然、司会の坂上忍から今回の事故についてコメントを求められるはず。その際、“他人に厳しく自分に甘い”というイメージを視聴者に与えてしまうようでは、お笑いもダメ、コメンテーターもダメということになりかねない。