アンチにもサービスしてこそ一流!?【手越祐也】が確立した、新しいアイドルの賞味法を考えてみる

アンチにもサービスしてこそ一流!?【手越祐也】が確立した、新しいアイドルの賞味法を考えてみる
 以前どこかで、「芸能人は、一般人からの愛と軽蔑を同時に受ける存在」といったことを書いた記憶があります。芸能人の中でも、毀誉褒貶がいちばん激しいのが「アイドル」という職種だと思います。演技力とか歌唱力とか、ソングライティングの能力とか、そういったことが二の次とされがちな分野だから、どうしてもアンチが出てきてしまうのかもしれません。  そんなアンチに、どう対応するか。これは大きく分けて3つのやり方があります。 1.完全に無視する。そもそもアンチという存在を認識しない  例えばデビュー当時の松田聖子は、「人気」と「ぶりっ子バッシング」がかなり拮抗していたのに、聖子(およびスタッフ)は、バッシングなどまったく目に入っていないかのようにふるまっていました。それはそれで異常なほど胆力のいることです。 「そもそもアンチなんてこの世に存在しない。私(ぼく)のことを嫌いな人なんて、この世に存在するはずがない」  という、壮大すぎる大前提の下に生きているわけだから。このスタンスでやっている人が、うっかりツイッターなんかで「私は好きな人だけに向けて仕事をしていくんだ」的な宣言をしてしまうのは、アンチを喜ばせるだけです。 「俺ら(あたしたち)のこと、しっかり目に入ってんじゃん。頑張って目に入らないようにしてるだけじゃん」というのは、今も昔もアンチの大好物です。 2.アンチという存在がいることを大前提にして、対抗策を生み出す  これに関してはAKBグループがうまい。『アンチ』という曲を(カップリング扱いではあるものの)リリースしたり、前田敦子が「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでください」と涙ながらに絶叫したり。  ちなみに、この2番目の方法の先駆者は、私は小泉今日子だと思っています。90年代中盤あたりの『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』で、デビュー当時の営業回りのことが話題になったとき、キョンキョンは、 「(営業先で)てめえなんかこんなとこ来んじゃねえよ! とか言われましたよ」  と言い、司会のダウンタウンから「うわ。そんときどう思った?」と訊かれると、 「来たくて来てんじゃねえよ! って言いたくなっちゃった」  とサラッと答え、きっちり爆笑を生み出していました。さすが、「自意識のコントロール」と「嗅覚」にかけては、当時のアイドル界のみならず芸能史上でもトップ集団に位置するだろうキョンキョンの実力を、まざまざと見せつけられた思いがしたものです。  で、最後は、いちばん新しい方法です。 3.アンチの存在をはじめから勘定に入れたうえで、そちらの側にも一定のサービスを施す 「アンチも笑わせる。楽しませる」わけだから、かなりきつい業務といえるでしょう。この3番目の方法に関して、トップを独走しているのが、NEWSの手越祐也です。  ちなみに私は、NEWSはけっこう好き。『チャンカパーナ』あたりは歌謡曲のいい部分をきちんと引き継いだ作りでレベル高いし。KinKi Kidsの初期の曲とか、修二と彰(亀梨和也と山下智久のユニット)の『青春アミーゴ』あたりにも通じる、年長者にも大変やさしい「サービス」になっているから。  さて、そんな手越が出演する『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に、唯一の「イケメン枠」で出ている手越ですが、その扱いの、いい意味での「ひどさ」と言ったらありません。  手越が何かカッコいいことをやり遂げた後に、NEWSの持ち歌が流れ、手越単体のPV風の映像が流れるのが、この番組のお約束。もちろん、生粋のファンにとってはたまらない絵ヅラでしょう。しかしこれ、扱い方としては、『めちゃイケ』で体を張りすぎて事故ギリギリの結果が生まれてしまったときに、スロー映像とともに『空に太陽がある限り』を流されていた「スター・にしきのあきら」と全く同じカテゴリーだったりします。  また、「手越が課題をやり遂げるまでの悪戦苦闘」のシーンに挟まれるナレーションがいちいちひどい(繰り返しますが、いい意味で)。課題に挑戦する際、「いけるでしょう」という手越のコメントのあとに「神様、どうかいけませんように」というナレーションが入る。で、手越が失敗するごとに入れられる「イエーイ」というナレーションが、どんどんボリュームが大きくなっていったり。  2年ほど前のオンエアになりますが、「視聴者の中学生から届いた」という「どうしたらダンスが上手くなるのでしょうか」という相談メールに、手越が答えるという場面がありました。語りだすうちにどんどんナルシシズムをあふれさせていく手越が、実際にダンスのお手本を見せようとした途端、容赦なくそれを途中でぶった切り、画面一面のラベンダー畑に切り替えたシーンはいまでも覚えています(しかもそれをワイプで見ていたウッチャンが「ありがとう!」とスタッフの判断にお礼を言っていた)。  最近では、「手越に改めてほしいこと・七カ条」と称し、手越の性格からスキャンダルまで、メッタメタにイジリまくっていました。 「手越祐也のことが嫌い」という層はもちろん、「好きでも嫌いでもない。というか、どうでもいい」という層(手越に限らず、すべての芸能人は、この層がいちばん多いものです)に対して、「手越の取扱説明書」を念入りに作りこんでいるのです。日本テレビは、新しく出てきた芸人に対するトリセツの作り方がほかのテレビ局とは比較にならないくらい上手いのですが、ゴールデンの時間帯でアイドルにここまでひどいトリセツを、たっぷりの愛情とともに披露してみせる「思い切り」が、あの番組を視聴率トップに押し上げている要因のひとつなのでは、と思います。  で、これが成立するのは、生粋のファンがこのイジり方を許容し、一緒に楽しんでいるからこそ。日本の「アイドル賞味法」は、ここまで進化したわけです。一般人の「メディア空間で空気を読む」能力は、世界中で日本がいちばん高いような気がします。  そう言えば、「AKBは視聴率を持っていない」と、いろんなメディアで言われてきましたが、私が知る限り、年に1度の(AKB的)大イベント・総選挙のライブ中継以上に視聴率が高かったのは、『めちゃイケ』の抜き打ちテスト企画でした。要するに「AKBの人気者決定戦」ではなく「AKBのバカ決定戦」のほうが高人気。「アンチ」や「どうでもいい」層に向けてのサービスが含まれていないと数字を取ることができないなんて、厳しい時代になったものです。  ちなみに私個人は、手越祐也はかなり好きです。アイドルとして、というよりは芸能人として。人格というバケツに大小数えきれないほどの穴が空いていて、水がバッシャンバッシャンと漏れ続けているようなスキだらけのキャラクターを、「ポジティブ」の一点突破でカバーしている様子は、見ていて楽しい。 「この人、芸能界くらいしか生きるところがないんだろうな」「芸能界に進めなかったら、かなりの確率で人生が破綻していただろうな」という人が、収まるところにちゃんと収まっているのは、なんと言うか、励まされるんですよ。「誰もがそれぞれ穴だらけだけど、誰もがそれぞれ輝ける場所がちゃんとある」ということを見せてもらっている感じがしますから。 高山真(たかやままこと) 男女に対する鋭い観察眼と考察を、愛情あふれる筆致で表現するエッセイスト。女性ファッション誌『Oggi』(小学館)で10年以上にわたって読者からのお悩みに答える長寿連載が、『恋愛がらみ。 ~不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館)という題名で書籍化。人気コラムニスト、ジェーン・スー氏の「知的ゲイは悩める女の共有財産」との絶賛どおり、恋や人生に悩む多くの女性から熱烈な支持を集める。月刊文芸誌『小説すばる』(集英社)でも連載中。

結婚できない男1000万人超、中国に見る「拝金主義」が染み付いた“婚活”が問うもの

 1979年から2015年まで行われた「一人っ子政策」によって、中国国内の男女比は完全に崩壊。農村部の女性の数は激減し、今、多くの男性が結婚難に陥っている。そして中国の政府系シンクタンクによると、2020年で一生結婚できない男性は1,000万人超と予想されている。

 そんな結婚できない中国人男性の婚活現場を取材したドキュメンタリーが放送された。タイトルは『光棍児(こうこんじ) 中国 結婚できない男たち』(NHK BS1、9月11日午後9時~再放送)。「光棍(こうこん)」とは「独身」という意味である。

 番組では、日本のほのぼのお見合いドキュメンタリーでは決して見られない、男女の駆け引きと心のズレ、また拝金主義に陥り、露骨な要求を突きつける女たち、そんな金目当ての女性に辟易しながらも愛を求める男たちを生々しく映し出していた。放送後、ネット上には「お金で男性が選ばれる時代なんて…」「愛とか恋の延長の結婚はなく、金、金、金。すべての価値観が金であることが切なすぎた」と中国の現状を悲観する声や、「日本もこんな格差社会になるんだろう」「日本だって所得問題で結婚躊躇する人が増えている。男女同数でも起こり得る事」「外国の話では済まされないと思う」と、この国とて同様だとする声など、既婚・独身、男女を問わず、さまざまな反応が上がった。

 本稿では、そんな番組に登場した3人の“光棍児”の姿を点描してみたい。

 見ず知らずの女性宅に突撃お見合い

 舞台は、甘粛省(かんしゅくしょう)慶陽。1人目は、コックをやっているという男性。お見合い相手に会うため、仲人に連れられて農村にやってきたが、その後の奇妙な展開をカメラはとらえていた。女性がすぐそばにいるのに、男性が話しかけることは一切許されなかったのだ。親の意向か女性の判断かはわからない。さらにはその後、彼らは外で待つように指示された。まるで「面接」の結果を待つように。1時間後、しびれを切らした男性が愚痴をこぼす。「交通費だってバカにならないのに、会うこともまともにできないなんて」。だが結局、色よい返事は得られなかったようだ。

 驚いたのは、外で待っているその間、男性の仲人が近隣の家に突撃訪問し、その親に「娘さんがいるなら見合いさせてくれないか」と交渉していることだった。見ず知らずの家にお見合いを掛け合うという行き過ぎた行為に、「手当たり次第やるもんじゃないでしょ」と当の男性は呆れていたが、仲人は「向こうの親父がいいって言ってんだから」となぜか鼻息が荒い。自分の仕事はとにかく結婚させること、と割り切っているのだろうか。

 押しかけた先の父親からその後、残念な返事が返ってきた。「実はさっき遠くから娘が彼を見て『会いたくない』って。『背が低いのが嫌だ』とさ」。仲人は「ちょっとでも会ってくれませんか」と泣きつく。「本人が嫌がってるんだから無理だ。親父の言うことなんか聞きやしない。『お見合いしたいなら父さんがすれば』って言われたよ」と父親もお手上げだ。

 「会った瞬間にそっぽを向いて帰る女はしょっちゅう」

 2人目は、リンゴ農家の三男で、現在は長距離バスの添乗員をしている楊瑞卿(よう・ずいきょう)42歳。自分の家にお見合い相手の女性が訪ねてくるとあって、居住まいを正す楊さん。電動カミソリで念入りにひげを剃り、靴を磨いている。さらに料理を作る母親に、「おふくろ、豆腐は細かく切ってね。量が多く見えるからさ」とお願いしている。そんな言葉がいじらしくもあり、哀しくもある。

 楊さんは過去十数年で20回以上はお見合いをしている“達人”だ。「会った瞬間にそっぽを向いて帰っちゃう女もいたよ。しょっちゅうだよ」。だが、彼はそんなことは慣れっこだという。「見た目が良くないからさ。はげてるし」。彼の頭はつるっぱげだ。

「ちなみにいい写真があるけど見る? 結構気に入ってるんだ」

 そう言って、長さ数センチの小さな写真を見せてくれた。「ちょっと修正してもらったんだ」と話すそこには、あろうことかフサフサの髪の毛を頭に合成した楊さんの姿が……。

 さて、お見合い相手の女性は車に乗りつけてやってきた。離婚経験がある30代だ。お見合いした後、楊さんの母親が「礼金だから受け取ってよ」とお金を渡そうとしている。だが女性は受け取らず、逃げるように車を走らせて帰って行った。「飯もろくに食わずに急いで帰ろうとしていたし、話すときもそっぽを向いて目すら合わせてくれなかった」――砂煙の中、楊さんは呆然と立ち尽くす。

 また、お見合いの際に彼女と交換したのであろうLINEに、「俺はストレートな性格だからあなたの気持ちを教えて」「なんで何も言わないの?」「大丈夫 俺打たれ強いから」などとメッセージを送っているが、まったく返事がないという。それでいて、相手のことを冷酷に批評する。「彼女は都会に憧れているけど都会の男からは相手にされない、農村の生まれなのに農村には住みたくない。そういうタイプなんじゃないか」。

 その後、彼女から電話がかかってきた。楊さんは早速「あんたの気持ちを聞かせてよ」と切り出す。20秒ほど間があり、彼女は「特に悪い印象は持たなかったわ。いろいろもてなしてくれてありがとう」と言葉を告げた。楊さんが笑った。「おれは今、時間があるから、いつでもいいから電話ちょうだいね。今度どっか行こうね」。電話を切ると、目を輝かせて番組スタッフに「はい、形勢逆転です」と報告。

 女の本心は「金、車、家。物欲生活を望んでる」

 後日、カメラは楊さんのデートを追っていた。どこかの花畑へ向かっている道すがら、意外と楽しげに2人は会話している。ところがその後、彼女はなにやら、立て込んだ電話に応じていた。不穏な雰囲気である。

 画面が切り替わり、楊さんが夜道を寂しげに歩く後ろ姿が映し出されていた。聞いてみるとおしゃべりの最中に突然、「今そんな気分じゃないって言いだしたんだ。あなたには解決できないことなの」と打ち明けられたと言う。楊さんが「話してくれないとわからない」と問いただすと、「20万元(約330万円)くれる?」と借金を明かしたらしい。さらに彼女は、「私のために20万元を出せる?」と確かめてきた。楊さんは、「それは俺とあんたの関係次第」と返した。

 それ以外も、貯金額についてしつこく聞いてきたが、「俺は教えなかったよ」と、精一杯の強がり。そして「彼女の本当の目的は何なのか、それがわかるまで探り合いだね」と割り切り、「彼女は平凡な生活を送りたいと言っていたけど、本心は金、車、家。物欲生活を望んでるんじゃないかな」と、心のうちを推測した。楊さんはその後、彼女からLINEをブロックされ、音信不通となった。やはり目的は金だったのか。

 石油会社の社員「大金も女もついてくる」

 3人目の光棍児は馬雲飛(ま・うんひ)42歳。彼は慶陽市内に4店舗をもつ人気の整体師だ。小太りで、少し腹が突き出ている。彼は仕事帰り、何もない簡素なアパートで生い立ちを語る。

 彼の意中の相手は、保険会社の契約社員で、夢はエステ店を持つことだという27歳。彼女は先ほどの女性よりかなり気まぐれだった。馬さんのことを「勝ち組」と持ち上げ、さらに「こんな田舎を捨てて海辺の町にオーシャンビューの家を買ってよ。私も30になるし遊んでる年じゃないから」と、思わせぶりなことを言ってみせたかと思えば、別の日には、隣で話している馬さんを遮って、スマホを眺めながら「それよりも今3万元(約50万円)する保険のソフトを買えなくて困ってるのよ」とおねだりしてくる。これによって全国の顧客データを調べることができるのだという。馬さんも「甘えて来たと思ったら急に冷めて。この情緒不安定さには参るね」と苦笑。

 別の日。馬さんが、女性へ「こっちには何時に着きそう?」と電話をかけると、「ほかの用事があるから、そっちには行かないわ」と、まさかのドタキャン。「一緒に晩飯食う約束したじゃない? どうしてくれるんだよ」と、スマホを見つめながら「来ないってさ。約束したのに……」と恨み節。

 一方、とある店。そこには誰の目から見ても明らかなイケメンたちが、数人の女性といわばカラオケ合コンをしていた。広いフロアで歌い、踊り、飲んでいる。すると1人の男性が「来てくれたね」と出迎えたのが、先ほどの女性だった。おそらくだが、彼女が約束をドタキャンしたあと、番組スタッフが個別に連絡。「ほかの用事」が何なのか尋ねて、合コン場所に先回りして撮っていたのだろう。

 イケメンの1人は事も無げに言う。「親の七光りで国有石油会社に入った。金の苦労は何もしてない。大金も女もついてくる」。女性は笑顔を振りまいていた。実に楽しそうだ。男性へのボディタッチもカメラの前で平気でやる。はしゃぎ、歌い、踊り、飲み、乱痴気騒ぎ。そして男女に分かれて、何やらヒソヒソ話をし始めた……。

 一方、ドタキャンを食らった馬さんは、部屋で1人、箱からバッグを取り出しながら、「プレゼントしようと思って買ったけど、いらないと言われたんだ。『私なんかよりもっときれいな人と付き合ったほうがいいよ』と言われた。なんでそんなこと言うのかな」と嘆いていた。 

 光棍児が問いかけるもの

 圧倒的な売り手市場の中で、女性に男性はいくらでも寄ってくる。そして女性は、彼らを切り捨てようと思えばいくらでも切り捨てられると考えているようだ。もちろん、中国にはこういった男性や女性ばかりではないだろう。愛される喜びを知る人もいるはずだ。だがこれはまぎれもない現実であり、こうしたむきだしの欲望に面食らいつつも、その打算や策略に心当たりがある人も少なくないだろう。

 「一人っ子政策」といういびつな社会の構造が生んだ「光棍児」だが、彼らの姿は、人を好きになるということとは? 幸せとは? 金とは? 結婚とは? と、普遍的な問いをこちらに投げかけてくるものだった。

プロボクシングのドーピング問題で“メキシコ産牛肉”に大打撃!? 現地業者に聞くと……

プロボクシングのドーピング問題でメキシコ産牛肉に大打撃!? 現地業者に聞くと……の画像1
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 ボクシングのドーピング問題を受け、メキシコ産牛肉の購入を避ける意向を示す人々が増えている。8月15日に行われたプロボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチで、山中慎介を4ラウンドTKOで下し王座を奪取した新王者のルイス・ネリ(メキシコ)が試合後、ドーピング検査で陽性反応が出ていたことが発覚し、ネリの代理人が「食べた牛肉に薬物が混入していた」と主張したからだ。  検査は来日前に専門機関が実施したもので、主に家畜の筋肉量を増やすための成長促進剤が検出された。これを人間が摂取した場合、心拍数が速くなったり気管支が広がる効果があって、過去にスポーツ選手の悪用例もある。  一説には「アメリカで輸出用の牛肉に使用され、検査に緩いメキシコでの流通が知られている」とも言われることから、ネリ側の弁明となったわけだが、このニュースを見た日本の人々が「メキシコ産牛肉は怖い」と感じているのだ。  日本では過去のBSE問題でアメリカ産牛肉の規制があった経緯から輸入肉全体への不信感が広まったのだが、最近はスーパーマーケットのほか、牛丼店やレストランなどでメキシコ産牛肉を見かけるようになっている。食肉を扱う業者によると「メキシコ産は日本で流通する牛肉全体の2%ほどの量ですが、1980年代から輸入され90年代の輸入自由化で増加、BSE問題のときアメリカ産に代わるものとして注目されてきた」という。 「2004年、EPA(経済連携協定)でさらに日本への輸出に本腰となり、メキシカンビーフ輸出協会は昨年、対日輸出5%増を目標に発表しています。7月末、冷凍牛肉に緊急輸入制限が発動すると、アメリカ産やカナダ産を使ってきた牛丼の松屋やステーキのけんもメキシコ産への転換を検討しているとしました」(同)  普及に追い風が吹いていたメキシコ産牛肉だったわけだが、ボクシング協栄ジムの金平桂一郎会長はネリ側の主張に対して8月26日、Twitterで「これが本当なら、メキシコ産の牛肉は食べてはいけない事になる。メキシコ遠征などとか、仮にメキシコ産の牛肉が一般家庭に出回るとしても日本人は買わないですね」とした。  スポーツ界でドーピングの危険性からメキシコ産牛肉に待ったをかけた例は過去にもある。アメリカのプロフットボール「NFL」は昨年、選手に中国とメキシコ産の肉を食べないよう通知。その理由が筋肉増強剤の注入だった。NFL側の出した話では、大量摂取した場合、動悸、頭痛、めまい、神経過敏、嘔吐などの副作用があり、これは加熱調理しても影響が残るとしている。 「メキシコでは家畜にこうした薬物を使用することは禁じられているため、本来は問題がないはずなのですが、アメリカ産牛肉の一部にこれが許され、隣国メキシコに流れているという風説は確かにあります」と前出業者。  事実、11年にはメキシコで、サッカー選手5人に薬物の陽性反応が出たときに、その原因が合宿中の食肉だと認められた。そのため、世界アンチドーピング機構(WADA)が公式に中国やメキシコでの食事に注意するようスポーツ選手に通達したこともあるのだ。対して食肉業界はどうか。メキシコ肉の輸入に携わる現地業者に聞いてみた。 「メキシコではサガルパと呼ばれる食料省が安全性を厳しく管理していて、検査を受けた処理施設が肉の加工を行っている。牛肉よりもずっと多くの豚肉やアボカド、マグロなどがすでに日本に輸出されているが、何も問題は起きていない」  ただ、調べたところではサガルパによる検査により流通している食肉は全体の6~7割で、残りはそうではない。こう見ると食肉業界では安全を前提に話が進んでいても、スポーツ方面では危機感が根強い印象。そのあたりは日本側の検査を信じるしかなく、まさか人体に悪影響を及ぼす汚染肉が市場に出ているとは思えないわけだが、ボクシングのドーピング騒ぎで警戒感が強まったのは確かだ。食の安全には供給する側がそれを証明して不安を払しょくする必要がある。当然、ボクシング側もネリの主張が本当なのかを検証しなければならないだろう。 (文=片岡亮/NEWSIDER)

『ウチの夫は仕事ができない』、突然ファンタジーに? 「ドラえもんの世界かよ」とツッコミの嵐

 関ジャニ∞・錦戸亮主演のドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)第9話が9月9日に放送される。視聴率は初回11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)の好スタートだったが、第2話以降は8~9%台で推移し、第8話ではついに7.8%まで下降。

 同作は、容姿・学歴・収入ともに申し分ないが、実は仕事のできない“お荷物社員”な夫・小林司(錦戸)とその妻・沙也加(松岡茉優)が、二人三脚で社会に挑んでいくという“お仕事ホームドラマ”。

 第8話では、司が大口顧客の会長・夢子(田島令子)を喜ばせるイベントの企画を任される。この仕事は毎年恒例のもので、社内でも注目を集める一大イベント。これまでの地道な努力が評価されたため、ついに司に大役が回ってきた。

 さっそく夢子のもとを訪ねて情報収集する司。しかし夢子の生まれ育った村は、すでにダムの底に沈んでおり、家族、友達など大事な人も、もうこの世にいない。そんな夢子を喜ばせるために司が用意したのが、3Dホログラムで当時の風景を再現すること。すると、その企画は大成功を収め、司は社内で最大級の名誉である“社長賞”を授与されるのだった。

「今回は3Dホログラムのシーンにツッコミが噴出。現地でのロケ映像をドラマ内では3Dホログラムという体で使っていたため、異常に鮮明でリアルすぎる3Dホログラムになっていたのです。これには『こんな技術まだないわ』『3Dホログラムとかいうレベルじゃない』『急にファンタジーになってビビった』『ドラえもんの世界かよ』と苦笑されていました」(芸能ライター)

 第9話では、すっかり仕事のできる男に成長した司の姿が。「仕事より大事なことがある」と定時に帰ってしまう社員に対して、仕事で頼りにされたことがないのだと呆れるなど、人格も変わっている。

 社内での評価が上がる一方で多忙を極め、家では沙也加の話も上の空。ついに、沙也加にとって司とのコミュニケーションツールだった手作りのお弁当に、手をつけないまま帰宅する。予告映像には沙也加が「私の好きなつかぽんってどこにいってしまったの?」と落ち込んでいる様子が映し出されていた。

「これまで夫婦のほんわかしたやりとりが大好評だった同ドラマだけに、視聴者から『次回、見るの怖い』『予告映像だけで胸が痛くなる』『沙也加が悲しむの見たくない! 次回絶対キツいじゃん』といった不安の声が上がっています。司が涙するシーンもあるようで、波瀾の展開になることは間違いないでしょう」(同)

 “癒やし系ドラマ”とも評されていた『ウチの夫は仕事ができない』の突然の変化。どんな結末に向かっていくのか目が離せない。

女子校出身者をディスりまくる、「non・no」恋愛あるある企画の意図とは?

 今月の「non・no」(集英社)の表紙は、この秋の流行カラーである、くすみピンクを身にまとい、ふんわりとした笑顔を浮かべる乃木坂46・西野七瀬。レギュラーモデルでもある西野は、メインのファッション特集「今→秋どっちもアガる服」のほか、「七瀬が恋した秋ピンク」「乃木坂46の愛され顔の作り方」、そして巻末連載の「ななせるふ。」と1冊を通して出ずっぱり。前号では、けやき坂46が特集を組まれていましたが、坂道グループは現役大学生であるノンノ読者の理想の女子像なのでしょうか。まあ、確かに、体育会系なノリのAKB48グループより全方位的にモテそうだし、女優やアーティストよりも等身大でマネしやすそうですもんね。それでは、早速本編をチェックしていきましょう!

<トピックス>
◎今→秋どっちもアガる服
◎1女・菜々花の大学後期はコスパで大人見え着回し20days
◎女子校育ちVS.共学育ちの恋愛あるある

■女子大生ファッションはちょっとずつ進化する

 まずはメインのファッション特集「今→秋どっちもアガる服」を見ていきましょう。「秋色」「花柄」「チェック柄」「ベロア素材」「ファーアイテム」「フェミニントップス」「丈短アウター」など、この秋の流行アイテムが紹介されているのですが、前号で指摘した“皆と同じ流行スタイルにちょっとだけ個性を取り入れたい”女子大生心理をくすぐるように、「ベリーピンク」と「くすみピンク」、「タータンチェック」と「グレンチェック」、「肩透け」と「肩あき」、「フリル」と「レース」、「スウェードライダース」と「デニムのライダース」などなど、細かな違いのあるアイテムがずらり! これなら他人と被るにしても、丸被りという事態は避けられますね。

 また夏ファッションでもはやっていた「花柄」は、レトロで大人っぽい雰囲気の「ヴィンテージ花柄」に、しっかり肌見せしていた「オフショル」はさりげない肌見せの「フェミショル」に進化しています。マイナーチェンジすぎる! コーディネートの中のちょっとした個性アピールと同じなのか、流行についても突然のイメチェンではなく、ちょっとずつ進化していくスタイルのようです。それは、イマドキ女子大生の謙虚さなのか自信のなさなのか、どちらにせよ興味深い発見でした。

 続いてチェックするのは「1女・菜々花の大学後期はコスパで大人見え着回し20days」。ちなみに、念のため解説すると「1女」とは「大学1年生」のことです。ここでも「『いかにも1女』な量産型ガーリーは前期で卒業!」というキャッチの通り、“皆と同じが安心だけど、明らかに同じに見えてしまうのもダサい”イマドキ女子大生ファッションの真髄が表れています。「ビジュー衿つきトップス」や「花柄・ミニ丈・リボンつき」のワンピースなど、ただ甘いだけのガーリーアイテムはNGだそうです。

 この着まわし企画は、1女の菜々花が、キャンパスですれ違いざまに「今年の秋は断然くすみピンク」という情報を教えてくれた優華先輩(何のコミュニティの先輩かは謎)をオシャレのお手本に、「大人ガーリー」を目指すという内容。最初は、「後期は勉強も頑張りたい!黒でまとめてまじめで賢そうな女の子に」と宣言していたものの、その後は「今日は授業がお昼まで。気になっていたお店でカフェモカをテイクアウト♪」「今日はショッピング♪憧れのお店ものぞいちゃおうかな」「今日は話題のパン屋さんへ。サンドイッチにしてインスタにアップしよ(はぁと)」と放課後を満喫しつつ、合間に「テニスサークル」と「バイト」に明け暮れる日々……。そして秋の連休には「仲間と小旅行」へ。「最近、授業も楽しくていい感じ。差し色の赤トップスで勉強のやる気もアップ!」と言っていますが、一体いつ勉強しているのかわからないほど遊び呆けていました。まあ、文系の女子大学生の日常なんてこんなものですよね。

 一方、オシャレ面では、アクティブな活動が多く、パンツスタイルになりがちだった菜々花が、女のコらしさと大人見せを意識したスタイルをマスターし、友達から「菜々花、最近可愛い(はぁと)」と褒められるまでにレベルアップ。小旅行のメンバーには男の子もいたため、「男子モテ」も意識しているのですが、菜々花の関心は、それより「同級生モテ」や「先輩モテ」にあるようでした。「話がある」という男の子からの呼び出しよりも、女友達に「そのバッグマネしたい(はぁと)」と言われたときの方が、目に見えてテンションが上がっています。

 そして、この着まわし企画は、優華先輩と「姉妹みたい♪」と言われるほど仲良くなるというエンディングを迎えるのですが……なんだろう、この、可愛い女の子たちが仲間内でただひらすらにイチャイチャしてる感じ。嫉妬とかモテとか目立ちたいとか、そういったリアルなドロドロ要素が一切感じられない平和な女子校ユートピア。あまりにリアリティがないけれど、どこかで既視感があるような……。

 そう、これって乃木坂の世界観なのではないでしょうか。秋元康が乃木坂を通して表現する、“理想の私立女子高校”的なイメージに直結しているような気がするんです。特に、表紙に起用された西野は、乃木坂の中でも優等生的なイメージが強い。もしもノンノ編集部が、こんなオッサンのような価値観を理想の女子大生像として提唱しているのなら、あまりにも前時代的すぎるのではないでしょうか。

 最後に気になったのは読者アンケート企画「女子校育ちVS.共学育ちの恋愛あるある」です。

 「共学育ち」「女子校育ち」とそれぞれのイメージがまとめられているのですが、これがあまりにも偏見だらけ。まず「共学育ち」のファッションは、流行を取り入れたパステルカラーにオフショルで肌見せ、フレンドリーな性格で、協調性があり、集団行動も得意。さらに、友情が恋愛に発展するパターンが多いとされています。一方、「女子校育ち」のファッションは、全身モノトーンにまとめがちで、ミニ丈は着ない。自我が強めで、1人で全部できちゃう。男子への幻想を抱きがちで、優しくされると好きになってしまうとのこと。まるで上から目線で「女子校出身者は男に免疫がないんでしょ?」と言われているようで、女子校出身者になんか恨みでもあるんですかね? 

 確かに、女子校出身者の方が、恋愛下手になりやすいという一般論はあります。しかし続く「恋愛シーン別やりがちあるある」においても、女子校育ちはディスられまくり。飲み会で、自分からは話さず受け身に徹する、気になる男子と同じ授業になったときも、なんとなく近くの席に座るのが精一杯のアピールとされていて、さすがにこれはバカにしすぎだと感じました。

 しかもこの企画、ただ「あるある」が並べられているだけで、ディスられがちな女子校出身者の言い分を聞くだとか、もっとこうした方がいいとか、特に結論があるわけではないんです。生産性なさすぎ! しかし、ここはノンノ女子会。無益な争いを避け、誌面を広げながら「えー!」「わかるー!」「ひどーい!」「あるあるー!」とオチのない平和なおしゃべりに興じてもらうことを目的としたページなのだと理解しました。編集部が目指すのはノンノ女子大というユートピアなのでしょう。そんな穏やかな日々がいつまで続くのかはわかりませんが、これからも温かく見守っていきたいと思います!
(橘まり子)

ディズニー・ハロウィーンは“地獄のイベント”!? 元キャストが明かす“クソ客”の実態

 9月8日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで、毎年秋の恒例スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」が開幕。10月31日までの54日間行われる同イベントは、「ディズニーのイベントの中で最も高い人気を誇る」(元キャスト)といい、今年は20周年を迎えることから、例年以上の盛り上がりを見せそうだ。開催期間中、パーク内は“妖しげな異空間”に変貌し、ハロウィーンをテーマにしたショーやグッズなども充実、ゲスト(入園者)も“フル仮装OK”になるなど、普段とは違ったディズニーパークを楽しめるという。

 しかし、前出の元キャストは、そんな「ディズニー・ハロウィーン」に後ろ向きの反応を示している。

「ディズニー・ハロウィーンは、キャスト側からすると、正直言って“地獄のイベント”。単純に来場者数が増えて混乱が起こるというだけでなく、さまざまなトラブルが勃発し、てんやわんやの状況に陥っていました……」

 今回は、元キャストが、ため息交じりに明かす“ディズニー・ハロウィーン”の裏側をお届けする。

■ヴィランズの手下たちの“異様すぎる人気”

 ディズニーシーでのハロウィーンイベントでは、ディズニーの悪役たち(ヴィランズ)にスポットが当てられており、今年も、ヴィランズを主役にしたショー『ザ・ヴィランズ・ワールド』が開催される。

「2015年から、ヴィランズたちの“手下”という設定のキャラクターたちが登場し、パーク内でアトモスフィアと呼ばれる小規模なショーを行っているんです。手下には、例えば、『ピーター・パン』のキャプテン・フックの手下・ホック、『不思議の国のアリス』のハートの女王の手下・ジャックハート、『白雪姫』のウィックド・クイーンの手下・アップルポイズンなどがいて、彼・彼女らは、“ヴィランズの力で魅力的な人間の姿に変えられた”とされており、実際に、容姿端麗な人間が扮しています。これが、多くのファンのハートをつかんだようで、大変な人気を博しているんです」(前出・キャスト)

 ネットを見てみると、ファンの間では「手下沼」なる言葉が飛び交っており、どっぷりハマッている人はかなりいる様子。一昨年、シー内のレストラン「セイリングデイ・ブッフェ」で手下たちと会える期間が設けられた際は、なんと東京ディズニーリゾート歴代最高待ち時間630分を記録し、ディズニーファンを驚愕させたこともあったという。

「それだけ人気なので、毎日アトモスフィアが行われるエリアでの“場所取り”が横行。入園ダッシュ(開園すると同時に、一目散にそのエリアへ走っていくこと)して、その場から動かない人が続出し、ほかのゲストの邪魔になっていました。ゲスト同士で、“場所を取った取られた”のトラブルも発生することから、夢の国なのに、殺気立った空気が流れてしまうことも」(同)

 なぜ手下たちは、そんな熱狂的なファンを生み出したのか。その理由についても、元キャストは、解せないところがあるようだ。

「手下たちが容姿端麗で魅力的というのもありますが、手下同士の“関係性”が着目され、いわゆる“カップリング萌え”をする人が増えたからかもしれません。なんというか、オタク的な消費のされ方をしていて、これはあくまで私個人の意見ですが、受け入れにくかったですね。手下の中の人たちも、ファンが沸くことを知ってか、ショーの際に男女キャラがイチャついたりしてましたし……。そもそも、この手下たちは、日本のディズニーが創作したものですし、純粋なディズニーファンには嫌悪感を抱く人もいたと思います」(同)

 今年も手下たちは、シー内でアトモスフィアを行う予定だというが、大きな混乱が起こらないことを祈るばかりだ。

 ハロウィーンイベント開催中、普段は禁止されている全身仮装がOKとなる。ディズニーファンには常識かもしれないが、実はこの仮装には詳細なルールが設けられているという。

 東京ディズニーリゾートの公式サイトには、「特別なこの時期を楽しむために必要な仮装ルール」というページがあり、仮装できるキャラクターは「ディズニー映画・番組(実写を含む)、ゲームに登場するディズニーキャラクター※マーベル社のキャラクターへの仮装はご遠慮ください」「東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに登場するディズニーキャラクター(アトラクションに登場するキャラクターを含む)」「東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでのパレードやショーなどのエンターテイメントプログラムに出演するダンサーや出演者(過去実施分も含む)」と明記され、仮装対象作品の一覧も掲載されている。

「マーベル社のキャラクターというのは、スパイダーマンやアベンジャーズといったキャラクターです。ディズニーがマーベル社を買収したため、これらは名目上ディズニーキャラクターなのですが、スパイダーマンは、ディズニーというより、USJのイメージの方が強いのでは。ディズニー内では、仮装はNGとなっています」

 さらに、ほかのゲストを不快にさせる可能性のある露出度の高い仮装、防犯上の理由から過度なメイク、お面、ゴムマスク、付けヒゲなど、顔がわかりづらくなる仮装もNGとされている。また棒や長杖も、ケガの原因となり危険なため持ち込むことができない。

「例えば、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの仮装をしたい場合は、自分のヒゲを伸ばしてもらうしかないです(笑)。ルールが細かすぎるため、毎年違反者が続出している状況ですが、キャストは見つけ次第注意しなければいけないので、かなり労力がかかる。しかも仮装している人は、絵になる場所で仮装写真を撮りたいと思うようで、一箇所にとどまり続ける場合も少なくありません。道の真ん中にドンッと座るなど、邪魔で邪魔でしょうがなかったですよ。あとこれはハロウィーンに限ったことではありませんが、写真をたくさん撮るゲストの中には、それをキャストに見せたがる人がいて、対応しなければいけない身としては面倒でした」(同)

■“限定”に踊らされるゲストたち

 ファンならば誰もが必ず手にしたいであろうハロウィーンイベントの“限定グッズ”。ランドでは、ミッキーマウスやミニーマウスなどおなじみのキャラクターが描かれたタオルやTシャツ、リストバンド、シーではヴィランズをモチーフにしたボールペンセットやマグなどが発売されている。しかし、キャストたちは、日々ディズニー人気を利用する“悪党”たちに、頭を悩ませているようだ。

「いわゆる“転売ヤー”、限定グッズを大量購入して、高値をつけて売りさばく人たちです。この人たちも、入園ダッシュして、グッズを買い漁っていくので手を焼きました」(同)

 ネット上のオークションサイトを見ると、すでに今年のハロウィーンの限定グッズが、正規価格より高値でやり取りされている。中には、並ばないと買えないという激戦グッズもあることから、転売品に手を出してしまう人もいるようだ。

「人の心理として、“限定”という文字に踊らされるのはしょうがないかもしれません。ハロウィーン“限定”のパレードに目の色を変えてしまうゲストも大勢いて、よりいい位置で見たいと、入園ダッシュして荷物を道の真ん中に置いて場所取りをする人もいました。何より邪魔ですし、置き引き被害も増えますから、本当にやめてほしいといつも思っていましたね。特に年間パスポートを持っている人は、1デーパスポートの人をバカにしていて、『アイツらにいい場所を渡してなるものか!』と躍起になっているみたい。そんなライバル心、さっさと捨ててほしいものですが……」(同)

 このように、さまざまなトラブルの火種がくすぶっているディズニー・ハロウィーン。ゲストたちの熱狂をよそに、今ころ現役のキャストたちは、深いため息をついているのかもしれない。

ド派手なアクション、スピード感、血しぶき舞う肉弾戦! 見るとスカッとする海外ドラマ3選

 連日猛暑日が続くような暑さのピークは過ぎ、9月に入ってからはほんのりと秋の空気が感じられるようになったものの、今度は暑くなったり、寒くなったりの気温差に、どうにもぐったりしがちな人も多いのではないだろうか? 今回はそんな人たちにこそ見てほしい、スカッとするドラマを紹介しよう。 ■『HAWAII FIVE-0』
 夏のピークは過ぎても、まだまだ夏気分でいたい! という人や、日本のジメッとした暑さがどうにもしんどい、という人にオススメなのが『HAWAII FIVE-0』だ。70年代に大ヒットしたシリーズを現代にアップデートし、ハワイのあちこちで起こる事件を州知事直轄の特別捜査チーム“FIVE-0”が解決していくアクションシリーズだ。  とにかくこのドラマ、アクションにかける意気込みがハンパない。ワイキキのメイン通りでド派手なカーチェイスを展開したり、ダウンタウンの街中で機関銃をぶっ放したり。以前、キャストの一人、マシ・オカにインタビューした際、「予算は年々下がっているのに、なぜかアクションはどんどん派手になる」と語っていたのだが、その通り、アクションシーンはどんどんスケールアップしていく。その振り切ったド派手さが爽快なのだ。ハワイって観光地だよね? と思わず心配になってしまうところでもあるが、なにしろハワイ州の全面バックアップぶりがこれまたハンパない。日本人にもおなじみの観光名所から知られざる秘境まで幅広く網羅したロケーションは、この夏旅行に行けなかった人も観光気分が味わえる(もれなく銃撃戦が付いてくるが)。  そんなアクションと共に人気なのが、FIVE-0メンバーのキャラクターワークだ。特にシールズ出身の元軍人スティーヴと、彼の相棒となるホノルル市警の刑事ダニーのコンビの、もはや夫婦漫才のような絶妙な会話の応酬はすっかり番組の名物となっている。彼らをしっかりと支える頼れるタフガイ・チン、彼の従妹でチームの紅一点コノの健康的な魅力が絶妙にリンクし、最高のチームワークを見せてくれる。ちなみにこのドラマ、吹き替え版の人気が特に高いのも特徴のひとつ。本家以上に暑苦しく、絶妙なやりとりは必見だ。暑い時期にこそ熱いものを食べる感覚で、ここはやっぱり吹き替え版を暑い時期に見てほしい。 ■『SCORPION/スコーピオン』
『HAWAII FIVE-0』に負けず劣らずスカッとするが、FIVE-0ほどには暑苦しくない、よりオールラウンダーな夏バテ対策ドラマといえるのは『SCORPION/スコーピオン』だ。こちらはトータルIQ700の天才チーム「スコーピオン」が、その頭脳を駆使して事件を解決していく痛快犯罪ドラマ。IQ197の頭脳を持つコンピューターの天才で、このドラマの主人公ウォルター・オブライエンを筆頭に、行動心理学の天才、機械工学の天才、数学の天才という4人の天才たちがチームを組んで、国家に関わる重要な事件に挑んでいく。  天才というとギークなイメージが強いが、このドラマに出てくる天才たちはやけにアクティブ。司令塔として人員を動かすのではなく、チーム自らが危険な任務に乗り出し、(時に巻き込まれ)、窮地をその頭脳で鮮やかに乗り切っていく。主人公のウォルターは実在の人物がモデル。本人もこのドラマの製作に関わり、チームが難局を乗り切る際にどういう思考をするか、そのアイデアなどをアドバイスしているとか。  天才のイメージを覆す行動派なスコーピンのメンバーだが、社会性ゼロ、対人スキルに著しく問題がある点はイメージ通り。チームのメンバーがかなりクセのある彼らだけなら、その言動にも理解不能な面が多々出てくるわけだが、元ウエイトレスのシングルマザー(その子どもがまた天才だったりする)と、国土安全保障省の捜査官という“普通の人”をチームのまとめ役として投入することで、うまく天才である彼らと多くが一般人である視聴者との間をつないでいる。彼らを介することで、天才たちが持つ天才ならではの苦悩がより身近なものに感じられ、人間ドラマとしての面白さも感じられるようになっているのだ。  そうしたリアリティに加え、映画『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督が製作総指揮を務めている(&第1話も監督)だけあって、内容が重くならず、スピード感あふれる軽快さと見応えのあるアクションでエンタテインメントに徹している。ドラマとアクションのバランス感覚の良さ、気軽に見られる敷居の低さ、それでいて1話、また1話と見たくなってしまう中毒性の高さがこのドラマの魅力だ。 ■『スパルタカス』
 夏バテが重症な人には荒療治的なドラマとして、少し古い作品になってしまうが『スパルタカス』をオススメしたい。共和制ローマ時代の最大の奴隷戦争となったスパルタクスの反乱をベースに、ローマ軍によって奴隷として捕らわれ、剣闘士となったスパルタカスを主人公に、血しぶき舞う肉弾戦がこれでもか! と繰り広げられる本作は、歴史に詳しくなくても興奮必至のドラマだ。  スパルタカスを筆頭に、屈強で半裸の男たちがウヨウヨ登場し、闘争本能をむき出しにあちらこちらでバトっては生首が飛び、臓物が飛び出る強烈極まる描写が続出。とにかく男たちが終始荒ぶっているので、見ているこちらも引きずられるように一気にテンションが上がっていく。闘技場の外に出れば、支配階級の者たちが野心をむき出しに駆け引きと謀略を張り巡らす。女たちは女たちでやはり自らの肉体を武器に、あらゆる手練手管を駆使していく。まさに生と生とのぶつかり合いとしか言い様のないドラマはどこを切り取ってもとにかく濃い。濃すぎる。  欲望と本能があまりにむき出しな世界は、生きているだけで疲れそうで今の時代に生まれたことを思わず感謝したくなるほどに強烈だ。だが、現代より生きることに貪欲な時代が舞台だからこそ、本能むき出しで闘う男と女のそのダイナミックな生きざまを、とことんエロスとバイオレンスに落とし込んだ濃すぎるドラマがストレートに響いてくる。ひ弱な現代人の夏バテなど、力技で吹き飛ばしてしまうパワーがあるのは間違いないが、荒ぶるパワーの過剰摂取でかえってぐったりする可能性もなきにしもあらずなのは、頭の片隅に入れておこう。 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin

【ジャニーズざわつきニュース】草なぎ剛、本を読まない理由を吐露&関西Jr.があのTV番組にこっそり出演?

--ベテランから若手まで、日々の活動を通じてさまざまな話題を提供してくれるジャニーズタレントたち。今回は8月下旬から9月上旬にファンが“ざわついた”ネタを、ジャニーズ研究会の独断と偏見でセレクト!

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 草なぎ剛&香取慎吾がパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayFM)。9月3日放送回のオープニングでは「読書の秋」と……

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セカオワ・Saori処女作の明暗は……「ヤッツケ仕事」「薄い内容」小説を酷評された芸能人

 SEKAI NO OWARIの“Saori”こと藤崎彩織が、10月28日に発売される『ふたご』(文藝春秋)で小説家デビューすることが話題になっている。近年、ピースの又吉直樹をはじめ、モデルの押切もえ、NEWSの加藤シゲアキなど、小説家デビューしてヒットを飛ばす芸能人も多い。しかし、実は小説を出版したものの、パッとしない結果に終わってしまった芸能人も少なくない。

「アンジャッシュの渡部建は、2009年に書き下ろし小説『エスケープ!』(幻冬舎)で小説家デビューしています。同書は、構想から2年かかって書き上げたというノンストップコメディ作品。出版時は、女優・伊藤裕子と別れた時期ということもあり話題になったものの、レビューには『笑わそうと思って書いているのが見え見え』『アンジャッシュのネタを無理に小説もどきに押し広げただけ』と酷評の声が多く上がっています」(芸能ライター)

 さらに、お笑い芸人では“SEKAI NO OZAWA”ことスピードワゴン・小沢一敬も『でらつれ』(講談社)という小説を10年に出版している。

「同書は、18人のさまざまな“愛のカタチ”を描いたという連作短編集。出版当時のインタビューでは『音楽が聞こえてくるような小説にしたかった』『ネタを作るのも小説を書くのも実はそんなに大差はない』と発言するなど、自信作に仕上がったようです。しかし、一読した人からは『ファンなら読んで楽しめる本かもしれませんが、基本的には薄い内容のお話ばかり』『文章が拙すぎて、読み物としてはあまりオススメできません』といった声が。当時のインタビューで小沢は、続編について『オファーがあれば書きたい』と言っていたのですが、現在に至るまで出版されていません」(同)

 ほかにも、グラビアアイドルの吉木りさは、13年に『誰かさんと誰かさんがネギ畑』(竹書房)で小説家デビューしている。

「千葉県を舞台に書かれた同書は、昭和レトロな表現が散りばめられたという一冊。女子4人の会話を中心に物語が進むのですが、『終わりのエピソードが唐突でした』『終わり方がヤッツケ仕事だなぁ』とオチに賛否があるようです。また、当時は歌手としても活動していたため、『何でも手を出すのは良いが、駄作出すくらいなら活動の幅を広げない方がいい』と辛らつな声も。その後、写真集やムック本を発売している吉木ですが、2作目の小説刊行には至っておらず、歌手としての活動も現在は行っていないようです」(同)

 出版時に話題にはなるものの、刊行後は売り上げを伸ばすことができないケースが多い“芸能人小説家”たち。この先、第二の又吉は誕生するのだろうか?

アンガールズ田中の育ちはやっぱりヤバかった! 「変態ごっこ」に励み、無理やり母親の裸を……

アンガールズ田中の育ちはやっぱりヤバかった! 「変態ごっこ」に励み、無理やり母親の裸を……の画像1
『俺、、、ギリギリ正常人間。』(ソニーミュージックマーケティング)
 9月3日放送『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に、アンガールズが出演した。  ゲストの知られざる生い立ちや今までの人生を振り返るのが、この番組の恒例。「痩せ型」「長身」という要素はアンガールズ2人の共通項だが、両者の人生を見比べてみると、歩んできた道のりはあまりにも異なっている。  では、山根良顕の方から確認していこう。現在、「イクメン」キャラが定着している山根だが、彼のイケてるライフスタイルは今に始まったことではない。意外にも、幼き頃から健康的でリア充寄りの人生を満喫していた。  まず、小4から6年連続で学級委員を務めているという事実が発覚。当時について、山根は「クラスのマスコットボーイみたいだった」と述懐している。  中学時代の山根もいい。サッカー部へ入部するや、中国地方大会の決勝にまで進出した経歴の持ち主だという。  そんな彼が15歳のとき、初めての彼女ができる。しかも、好きだった女の子が向こうから告白してきたという、スペシャルななれそめ。すぐに別離が訪れてしまったようだが、何にせよ、素敵で淡いエピソードではないか。 ■「変態ごっこ」に励み、母親の全裸を見せられる田中  一方、田中卓志の青春はあまりにも不憫だ。結婚相手の条件は「黒髪」で、「自分のことを“キモい”と4回以上思ったらダメ(3回まではOK)」と主張するなど、女性に対する価値観が独特すぎる彼。その人生を掘り起こすと、育ちからしておかしくなりそうな火種が潜んでいた。  例えば。男3兄弟の次男として育った田中だが、そんな彼らがテレビを見ている前方を、母親はなぜかいつも全裸で通り過ぎていたという。「うちは男兄弟しかいないから、女の体に慣れさせるため」というのが、その理由。なんと、田中が18歳になるまで、この教育は続いたらしい。 「メチャクチャ腹立ちましたよ!(笑) テレビ見てたら毎回、お母さんがおっぱいを全然隠さないでゆさゆささせて」(田中)  これで女性への免疫をつけられればいいのだが、そうは問屋が卸さなかった。田中の高校生活は泣ける。彼は体育の授業で、腕を骨折。その後、ギプスを巻いた田中を見た女子生徒に「骨折したの?」と聞かれ「うん」と返したくだりのみが、高校3年間で女子と交わした唯一の会話だったというのだから。「そういう奴は俺だけじゃなくて、いるからね!」と豪語する田中であったが、いや、なかなかにレアだ。  さかのぼれば、小学校時代の田中もおかしい。この頃、田中は友人らと共に「変態ごっこ」という遊びに励んでいたというのだ。ほかのクラスメートはサッカーなどで遊んでいるのに、田中が所属するグループだけは手の代わりにアゴを使い、足とアゴだけでジャングルジムを登るというものだ。  こっそりコレを楽しんでいた田中グループだったが、ある日、1人の女子に見つかってしまう。そして、物好きなことに「面白そう!」とこの遊びに加わるくだんの女子。そしてその日の帰りの会で、その子は「今日、田中くんたちと『変態ごっこ』をして楽しかったです」と発表してしまったというから大変だ。「おい! 俺らは隠れてやってるのに、なんでみんなにバラすんだよ!」と、慌てふためいた当時の田中少年。幼き頃から後ろめたさ満点だった。 ■田中は「子どもを見ても無」 だが、いくら青春時代をこじらせていようとも、大事なのは今だ。「結婚願望はメチャクチャある」と断言する田中には幸せを望むばかりだが、問題がないわけじゃない。どうやら、彼には「子どもを見ても無」という悩みがあるというのだ。  これは、どういうことか? 例えば知人の子どもを見かけたら、通常ならば「うわぁ~、かわいい!」とリアクションしそうなものだが、田中はそのようなリアクションに「えーっ!」と思ってしまう。子どもがいても、単に「いち人間がいるな」としか思えないそうだ。相方の山根は「イクメン」で評判を呼んでいるというのに。  そんな自分の内面について「大丈夫かな、俺!?」と心配する田中であるが、どう考えても心配だ。この先、田中が女性と結婚し、子どもを授かったとしよう。その時も、「いち人間がいる」としか思えないのだろうか……?  実はネット上では、田中に対する好意的な声が多い。「本当はイケメン」「高学歴、高収入、高身長の完璧超人」「乗馬とバイオリンと紅茶を趣味に持っていて上品」などなど。これらの評価は、冗談でもなんでもない。身長188センチ、体重62キログラムで、肩幅の狭い田中。もしもモデルだったらパリコレで重宝されるはずの、抜群のスタイルを誇っている。「貯金額が1億円を超えた」というウワサについても、過去に本人が認めている。「完璧超人」という評価は、言い得て妙だ。  これらの事実を踏まえると、彼の足を引っ張っているのは外見よりも内面だという気がする。ヤバいエピソードだらけの彼の青春時代。アンガールズ田中の現状は必然であった。 (文=火の車)