TOKIO松岡&WEST神山出演『名奉行!遠山の金四郎』放送! 9月25日(月)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

5:50~ 8:00 『ZIP!』(日本テレビ系) 山口達也
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
19:25~19:55 『テストの花道 ニューベンゼミ』(NHK Eテレ) 城島茂

【特番】
20:00~22:54 『名奉行!遠山の金四郎』(TBS系) 松岡昌宏

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦

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『HiGH&LOW』で描かれる「絆」は綺麗事なのだろうか? EXILEのドキュメンタリー番組から山王連合会問題を読み解く

──ここまでは、ハイロー狂いの識者の皆様に集まっていただき、『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』についてさまざまな考察を行ってきました。最後に、長らくLDHをウォッチしてきたサイゾーpremium編集部が、本作に散りばめられた「EXILEイズム」について、NHKで放送されたEXILEドキュメンタリーの内容に言及しながら考えていきます。
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EXILEのドキュメンタリー番組のワンシーン。(絵/骨つぎ子)
「(一人ひとりが)いつまでもお互いにチーム同士必要とされ続ける存在でい続けないと、人間関係って壊れていくから。同情してずっと暮らしていこうよっていうチームじゃないじゃん、俺たちって」  まるで『HiGH&LOW』に登場するセリフのようですが、そうではありません。これはハイローの祖、 HIROさんがドキュメンタリーでEXILEメンバーに語った実際の言葉です。察しの良い方ならば、この言葉が『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』で起きた「山王連合会の内部分裂=DTC問題」について考える上で、非常に重要な証言になることがわかるのではないでしょうか。やはりハイローの物語を読み解くには、EXILEのストーリーをおさらいするのが有効です。そこで本稿では、2014年にNHKで放送されたEXILEドキュメンタリーを参照しながら、『HiGH&LOW』について考察してみたいと思います。  SWORDとよばれる地区にひしめく5つのチームが抗争を経て、ヤクザや海外マフィアとの戦いに発展していく……という「全員主役」がキャッチコピーの本作ですが、ストーリーの核となるのは山王連合会というチームです。  山王連合会の起こりは、物語の実質的な主人公・コブラとその親友ヤマトが、やむなく犯罪に手を染めてしまった幼馴染・ノボルの帰ってこられる場所を作るために結成したというものでした。その後チームには、山王商店街で暮らすバイク好きやケンカ好きが集まっていったのだと推測します。  今回の映画『END OF SKY』では、そんな山王連合に内部分裂が生じます。ヤクザとの全面戦争に息巻くコブラやヤマトたちとは打って変わって、あまり乗り気になれないほかのメンバーたち。銭湯の一人息子テッツは、ヤクザの地上げに応じなければ赤字の銭湯を続けていくことが厳しい状況です。同じく山王商店街で商店をひらくダン、床屋を営むカニ男など、山王商店街には「現状」を守りたい人間がいます。しかし、寂れていくばかりの山王商店街ではそれも難しい。ヤクザの地上げに応じれば、新天地で各々の商売を続けていくことができるかもしれないわけです。  DTCとはダンとテッツに、鬼邪高校から流れついたチハルが加わったチームを指します。チハルもドラマシリーズで父親の借金に悩まされていたので、「今ある生活を守りたい」というダンやテッツに共感したのかもしれません。  一方コブラ・ヤマト・ノボルの主張は、山王商店街ひいてはSWORD全体にヤクザの手が及べば、一時的には状況が良くなったとしても、近い将来きっと後悔するだろう、というものです。今の生活が多少立ち行かなくなったとて「正義」を守るべきだと。  現状を守るためにヤクザとのケンカから手を引きたいDTCらと、ヤクザという反社会組織に抗い正義を貫きたいコブラたちは、山王連合会の溜まり場で激しくぶつかります。この話し合いの中で、このまま争いに突入したらテッツの実家の銭湯は潰れてしまうとダンが訴えますが、当のテッツにコブラはこんなようなことを言います。 「お前は本当にやれるだけのことはやったのか?」  実はこのシーンに関してだけ言えば、コブラと観客に微妙な温度差があるように感じるのです。ツイッターなどで感想を検索していると、やはりコブラとDTCの対立について語っている向きもいて、その多くがざっくりと言えば「そりゃないよコブラちゃん」「DTCの主張のほうがもっともじゃないのか?」というものでした。  我々観客がそう思うのも無理はありません。ヤクザに店を売らないと銭湯を続けられないテッツに対して、「お前は本当にやれるだけのことはやったのか?」と語りかけるコブラの言葉は、あまりに辛辣ではないか。やれることと言ったって、萎びた商店街の銭湯の息子にできることは限られているだろうし、実家を手伝ってるだけで偉いじゃんテッツ! そう感じる人が多いのではないかと推測します。そしてそれは、もしかしたら我々がDTC側の人間であるからなのではないでしょうか。  日々、生きているだけで精一杯です。多分、筆者も中野の自宅をヤクザに地上げされたら喜んで応じてお金をもらうでしょう。だって私たちは毎日学校へ通うだけで精一杯、家事をするだけで精一杯、通勤するだけで精一杯、目の前の仕事をこなすだけで精一杯なのです。  将来を見据えて、高い志や、将来の目標や、具体的なビジョンを描くことが大切であるということはもちろん分かります。けれどそんなもので今日明日のお腹は膨れないので、ただ日々を粛々とこなし受け流し小銭を稼いで生きていくしかない。そういう人間のほうがこの世界には多いはず。つらい。  山王連合会の話し合いを劇場でぼんやり見ていると、コブラが問いかけてきます。「お前は本当にやれるだけのことはやったのか?」と。やってますよ! 毎日毎日業務に追われてせっせこせっせこ片付けてますよ! それじゃダメなんですか!? と喚き散らしたくもなる。ですから、DTCはそれそのまま私たちの姿なんじゃないかと思ったのです。  しかし、一方で長らくLDHウォッチを続けた結果EXILEを内在化させた筆者は、コブラの主張こそがEXILEの意志であることを瞬時に察知しました。EXILEの意志はそのままハイローの正義なので、結論から先に言うとコブラがDTCに今後歩み寄ることはないと推測します。ハイロー世界(=EXILEユニバース)ではDTCの主張は決して通りません。  ではその「EXILEの意志」とは何なのか? 紐解く鍵は、2014年7月にNHKで放映されたEXILEドキュメンタリー『EXILE~夢を追い続ける者たちの真実・500日密着ドキュメント』の中にあります。  このドキュメンタリーは2012年の『第63回NHK紅白歌合戦』の舞台裏から始まり、13年にパフォーマー勇退を決めたHIROさんと、そんなHIROさんの穴を埋めるべく新体制に向けたメンバーらの活動、さらに新メンバーオーディションの舞台裏に、北大路欣也の重厚すぎるナレーションと共に迫っていく内容です(このキャスティングは「白戸家」繋がりでしょうか)。  2013年の1月1日、LDH会議室にメンバー全員が集合し、HIROさん勇退に向けた話し合いが行われます。EXILEに三が日なんかありません。ATSUSHIさんが言うには「他のメンバーがどういうビジョンを描いているかお互い知らないから、それを共有することでEXILEの未来が見えてくる」のだそうです。そこで各々は、自身が考えるこれからのビジョンについて語ります。「ダンス教育に携わりたい」「ダンスでできる社会貢献をしていきたい」など、メンバーたちが語る将来設計はさまざまです。中でもアッパーなキャラクターでお馴染みのSHOKICHIさんは「ソロで歌いたい」と夢を語り、「ゆくゆくはダルビッシュになりたい」と宣います。いきなりなんだと思うでしょうが、彼の主張はこうです。 「EXILEではダンスばっかりやらせて頂いてるじゃないですか。その中で一番後ろで踊っているヤツが、ソロ(歌手)でガンガン活躍したら『EXILE SHOKICHIを歌わせないで後ろで躍らすの?』みたいな。例えば野球でいうとライトにダルビッシュがいる!みたいな(驚きを世間に提供できるんじゃないか)」  これにはメンバーも大ウケです。SHOKICHIさんはもともと歌手志望でしたが、EXILEではパフォーマーに甘んじていました。その打開策としての「ライトにダルビッシュ」という例え話が、ほかのメンバーやHIROさんの心を掴んだようでした。  そんな賑やかな話し合いのなか、EXILEのイメージからは少し離れる上品なグレーのカーディガンを着た黒髪の彼は少々浮かない顔です。小林直己さんです。 「単刀直入に言うと、ビジョンは今はっきり言えるようなものはないです」  訥々とそう話す直己さん。そらそうだと思います。全員が全員、明確なビジョンを描いてはいられないだろう。将来に迷ったり、未来が見えなかったりするのもまた人間らしさじゃないか、と。しかし直己さんは続けます。 「HIROさんから言われた言葉で今年のテーマにしようと思うのが『NAOKIはもっとEXILEになったほうがいい』」  なんですか。この世界中の理不尽をありったけ詰め込んだような「もっとEXILEになったほうがいい」というパワーワードは。一体どういう意味なんですかHIROさん。どうしちまったんですか。 「もっとEXILEになる」って何?もしも上司に「君はもっとサイゾーになったほうがいいよ」と言われたら次の日に辞表を提出するだろうなと思いながら、筆者は「私は絶対にEXILEにはなれない」と絶望に近い気持ちに陥りました。  ただのEXILEでいるだけでは、EXILEにはなれないのです。いよいよ何を言っているんだとお思いでしょうが、もう少しお付き合い頂きたい。実際にほとんどのEXILEのパフォーマーたちは、「ただのパフォーマー」にとどまっていません。あるものはコーヒーショップを開き、あるものは演劇を始め、そしてあるものはアパレルブランドを立ち上げました。今のメンバーたちは皆EXILE以外のグループを兼任したり、新しいプロジェクトを立ち上げたりして、「ただのEXILE」など一人もいない状況が完成しつつあります。  ATSUSHIさんは言いました。 「歌にしろ芝居にしろ、死ぬ気でやっている人は(他にも)いるわけだから、(明確なビジョンを)決めていかないと生き残っていけない」  この元旦に行われたEXILE会議は、そのまま山王連合会の話し合いに通ずる部分があります。山王連合会=EXILEとすれば、あの時の直己さんがDTCでしょうか。山王連合会=EXILEという街があって、そこで生きていくだけで大変でしょうし、もうそれだけで充分に立派だと思います。でも、その街では、ただ生きているだけではダメなのです。テッツは銭湯を守るだけではダメで、「ダルビッシュになりたい!」くらいの大きなビジョンを描かなくては、山王連合会=EXILEでは認められないわけです。  例えば、あの時テッツが「山王商店街では銭湯ばっかりやらせて頂いてますが、その銭湯がスーパー銭湯だったらヤバくないですか? さらに番台にDJ卓とか置いて昼は銭湯、夜は踊りながら浸かれる銭湯とかにしたらノリノリでマジでヤバくないですか?」くらいのプレゼンができていれば、コブラも考え直したかもしれない。HIROさんみたいなノリで「それ、ヤバイね」とか言ってくれたかもしれない。  ビジョンを描けない者はEXILEにあらず。ただ今ある生活(=現状)を守りたいだけのDTCに移入しているようでは、我々はEXILEにはなれないのです(なりたいかどうかは別として)。  ここで、冒頭のHIROさんの言葉に戻ります。 「いつまでもお互いにチーム同士必要とされ続ける存在でい続けないと、人間関係って壊れていくから。同情してずっと暮らしていこうよっていうチームじゃないじゃん、俺たちって」  この言葉こそ、コブラがDTCに伝えたかった真意であり、山王連合会ひいては『HiGH&LOW』のあり方なのではないか。ハイローは「仲間の絆」を描いたストーリーですが、ともすればこの「絆」という言葉には綺麗ごとや馴れ合いのような響きを想起されがちです。しかし、ドキュメンタリーでHIROさんが語った「絆」は、いたってシビアな側面も持ち合わせていました。互いに必要とされ続ける「仲間」でいるためには、互いの努力や発展が不可欠である、と。だからDTCは努力しなければならない。銭湯が潰れても食っていけるような努力をして、その先のビジョンを描かなければコブラが認めてくれることはないでしょう。  DTCはやっぱりそのまま私たちの姿なんじゃないかと思います。うだつの上がらない市井の人々の代表として、目の前の生活に手一杯で夢やビジョンを描ききれないものの存在を描いてくれたんじゃないでしょうか。そしてそんなDTCに「やれるだけやったか!」と発破をかけてくれるコブラの存在が、そのままハイロー=EXILEのメッセージなのかもしれません。  ところで、13年元旦のEXILE会議で「もっとEXILEになったほうがいい」と言われた直己さんは、その後兼任する三代目J Soul Brothers大ブレイクを経て俳優・パリコレモデルに邁進、サイゾー7月号のインタビューにご登場いただいた際には「言葉ではなくエンターテインメントの奥のほうで感じてもらおうというのが、EXILEの哲学なんです」とその哲学を熱っぽく語ってくださいました。  なるほど、これが「もっとEXILEに成る」ということか。さらにEXILEを超越し、ターミネーターにまでなった直己さんの姿を見ていると、眩しいばかりです。  さて、今日も今日とて日々を暮らすのに精一杯、やはり先のビジョンなんか描けない筆者は、コブラに発破をかけもらうため劇場へ足を運びます。だって『HiGH&LOW』には力があるから。EXILE TRIBEから溢れ出る生命力をじゃぶじゃぶと浴びることができる、いわば「観る栄養剤」です。サイゾーpremiumでは、これからも懲りず恐れず、いつかHIROさんに「ヤバイね」と言ってもらうことを夢見ながら『HiGH&LOW』を追っていこうと思います。  あーあ、いつかEXILEになりたいな。いや、これは本当に。 (文/サイゾーpremium編集部)

電撃総選挙で、舛添要一氏が「俺を使え!」とテレビ各局に営業中!?

電撃総選挙で、舛添要一氏が「俺を使え!」とテレビ各局に営業中!?の画像1
 衆院解散総選挙が来月10日公示、同22日投開票で実施されることが決定的となり、メディアは選挙モードに突入している。そんな中、水面下でアピールしまくっているのが、舛添要一前東京都知事だ。  舛添氏といえば、セコすぎる政治資金の私的流用が発覚し、昨年6月に引責辞任。その後、しばらく表舞台から姿をくらませたが、今年6月に著書『都知事失格』(小学館)を出版し、活動を再開させた。  8月には『有吉ジャポン』(TBS系)で久しぶりのメディア出演を果たし、100円のカップ麺をすするなど、生活の困窮ぶりをこれでもかとアピール。知事時代の月給に加え、退職金も満額もらったのだから、そこまで金に困っていることはありえないのだが、これも舛添氏の戦略なのだろう。 「全盛期の舛添氏は『このままだと俺が総理になっちゃうよ~』と軽口を叩くこともありましたが、もう政界再挑戦は考えていないようです。ただ、本人は国際政治学者として以前のようにメディア出演して、小銭を稼ぎたい。ゆくゆくは講演会で全国を回り、政府系団体で顧問などの特別職につきたい。そのためには、次期総選挙は格好のアピールの場。テレビ各局に“営業”をかけているそうです」(スポーツ紙記者)  事実、舛添氏は20日に、Twitterで「今日から選挙について解説やコメントを書いていく」と宣言。ソッコーで「書かんでええバカ」とリプライされたが、それにもめげず「新聞は全国紙も左から右まで多様であり、どの新聞に影響を受けるかによって投票態度が変わる。問題はテレビで、新聞ほどの多様性がなく各局大同小異で流れを作りがち。活字より映像のほうがインパクトが強くポピュリズム的」とつづった。  テレビ局に「自分という“毒薬”を使え」と間接的に言っているように聞こえなくもない。  とはいえ、都民の舛添氏への嫌悪感は尋常ではない。使う側にも覚悟がいるだろう。テレビ各局にとって選挙特番は総力戦。「舛添要一」という禁断の果実に手を出すのは、いったいどの局か……。

愛人手当ては「家電」に物品、居酒屋の常連客と“コスパの良い”愛人関係に【「職業:愛人」の女たち】

 バブル時代、愛人といえば“パパ”から買ってもらった高級マンションに住み、メルセデス・ベンツやBMWなどの外車を乗り回し、シャネルスーツにエルメスのバッグという格好で六本木や銀座に出勤する……そんなイメージがあった。

 しかし、それも今は昔。長く続く経済の下り坂時代、90年代、00年代では“デフレスパイラル”“失われた20年”などという言葉が流行して、昨今は“貧困女子”が一躍注目。愛人業界にも、「コスパの良い」「プチプラ」女性たちが現れている。
 
 話を聞いたのは、サクラちゃん(仮名・26歳)。ナチュラルメイクというよりはすっぴんに近い顔に、デニムとTシャツといったカジュアルファッション。まさか愛人がいるような女性には見えない。
 現在、付き合って5年になる“パパ”がいる。相手は43歳の“フツーのサラリーマンの男性”。話をよく聞いてみれば納得。「それも愛人って言うんだ!」と驚愕するような交際をしているのである。
 

 出会いはバイト先の居酒屋……店員と常連客

 2人の出会いは、当時21歳だったサクラちゃんがバイトしていた居酒屋だという。居酒屋でパパと出会えるものなのか? 出会ったとして、どうして愛人という形の交際になったのか?
 
「最初は常連さんだったんですよ。週に2~3回は私がバイトしてた店に来て、1人でご飯を食べて、軽く飲んで帰っていく……みたいな。常連さんでみんな名前も知っていたので、『田中さん(仮名)いらっしゃい! まずはいつも通りビールでいい?』みたいな感じで、店が暇な時にはバイトが代わる代わる田中さんのおしゃべりの相手をするような間柄でしたね。さっと食べて飲んで、ダラダラ長居することもなく、バイトスタッフに絡んだりすることもなかったので、本当にいいお客さんでしたね。だから、店の飲み会なども誘われるくらいだったんですよ」
 
ーーもはや店員扱いくらいだ。
 
「そうそう。で、店の飲み会があった時に、田中さんと結構ガッツリと話す機会があったんですよね。『普段は何やってんの?』『専門学校生ですよ』みたいなかんじで。私、高校出てすぐに一度就職しているんですよ。でも、やりたいことがあったので、お金を貯めて上京して、専門学校に入ったんです。貯金で足りなかった学費は親に借りて、生活費は全部自分で出していました。居酒屋のバイト代は月10万ちょっとだったので、本当生活がキツくて……。まあ、だから、賄いがしっかりついてる居酒屋を選んだってのもありますね。そんなことを話していたんです」
 
ーーそこまではよくある話だよね。
 
「うん、そうなんですよね。『若いのにエライね』『いやいやそんなことないですよ。自分の好きなことやりたいって出てきたので、多少の苦労は仕方ないって思ってます』みたいな話をしていた中で、『ただ、冷蔵庫がないのがきついんですよね』ってポロッとこぼしたんです。私、ちょっと衛生的にコインランドリーってイヤなんですね。だから、最初に洗濯機を買っちゃったんですよ。だから、その当時、家電が洗濯機しかなかったんです」
 
ーー珍しいね。
 
「でしょ。で、それを話したら、『え? 一人暮らし用の冷蔵庫なんて、2~3万程度でしょ。それくらいなら買ってあげるよ』って田中さんが言い出したんです。その時は、私もお酒が入っていたので、『えー! ウソー! 超うれしい! めっちゃ助かる~!』なんてノリで言っちゃって……」
 
 たいていの場合、飲み会での約束は御破算だろう。実現しなかったとしても、「ノリだしね」と気にも留めないものである。ところがなんと、翌日田中さんからサクラちゃんの携帯に連絡があったのだという。
 
「『どうする? いつ買いにいく?』って。え、本気だったんだ! って正直ビックリしましたよ。悪いからいいですよって断ったんだけど、大した額じゃないから気にしないでっていうので、その電話で電気屋さんに一緒にいく日程を決めちゃったんですよね」
 
 初めてのデートは電気屋。なんとも所帯じみた交際である。電気屋に行くと、田中さんは「どうせだったら電子レンジもあった方が便利じゃない?」と電子レンジも買ってくれた。大型家電のため、当然、後日配送となる。そのため、その日は食事をした後に、お互いの家にすぐに帰った。

 家電から家財、食費へ。不思議な愛人関係……

 男女の仲に発展したのは、家電が家に到着した日だという。
 
 「家に見にいってもいい? イヤだったら遠慮するけど」と言う田中さんに、サクラちゃんは「家電を買ってくれたんだから、ちょっとはお礼をしないと」と、手料理でもてなすことにしたと言う。
 
 家電が届いたその日、2人はサクラちゃんの家で食事をして、田中さんが買って来たお酒を一緒に飲んだ。一人暮らしの女性の家に、男女がいる。セクシーな展開になっても不思議はない。
 
「『そんなつもりじゃなかったんだけど、ボク、サクラちゃんみたいな子ってタイプなんだよ』みたいなことを言って、田中さんが突然キスして来たんです」
 
ーーえ、拒まなかったの? イヤじゃなかったの?
 
「うーん、イヤといえばイヤでしたね。でも、当時彼氏もいなかったし……っていうか今もいないんですけど(笑)。え、どうしよ、どうしよとか思っているうちに押し切られちゃうような感じで、最後までしちゃったんです」
 
ーー冷蔵庫と電子レンジを買ってもらっただけで?
 
「ですね」
 
 その後は、なんとなく交際が始まり、月に2〜3回、サクラちゃんのバイトの休みに合わせて、平日の夜、田中さんは家に来るようになった。家に遊びにくるときには、一緒にスーパーに行き、“生活の援助”という名目で、野菜や肉、飲み物などの食類や洗剤などの日用雑貨をどっさりと買い込んでくるのが恒例。これで、サクラちゃんの家計からは、“食費”“日用雑貨”という項目が削られた。

 そして、その後も、1~2ヶ月に一度は、家電や家具などを買ってくれた。これまでに買ってくれたものは、大型テレビ、テレビゲーム、ゲームソフト、包丁セット、ル・クルーゼの鍋、ベッドなど……。
 
「ウチで使うものは基本、田中さんが全部買ってくれました。だから、家賃と普段着る洋服くらいしかお金を使わないんですよね」
 
 そのため、わずか十数万円の手取りにもかかわらず、月に1~2万円は貯金すらできるようになったと言う。
 

 愛人男性の前は、男性経験はひとりだけ

ーーでも、当時21歳でしょ? それまでの男性経験は?

「地元で、高校時代に付き合っていた彼氏と初体験をして、その後何回か……っていう程度。だから、田中さんは私にとって2人目ですね」

ーー若さをムダにしてない? 別れようとは思わないの?

「……それはちょっと思いますね。別に好きでも嫌いでもないし、いるといるで便利だから別れる理由がないんですよね。『今月金欠なんだよね』とかいうと、現金で1~2万円くれることもあるし」
 
 ちなみに田中さんに、「奥さんにバレたら怒られるのかな? 私、慰謝料とか請求されたりしないの?」と聞いたことがあるという。すると、田中さんは、「妻とは子どもが生まれた後、ずっとセックスレスだし、夕飯も作らないくらいだから、何も気にしてないと思う」と答えたという。
 
 田中さんが毎月使っているお金をざっと計算してみた。

 一人暮らしの女性の食費、雑費で約2~3万円。たまに買う家電や家具が多くて1回5万円程度で、月にすると2万円強。つまり、1カ月で使う金額は約5万円である。一般のサラリーマンにしてみてば、小遣いとしてはやや高額といったところだろうか。

 だが、風俗に行けば2回分の金額だ。サクラさんと田中さんの密会は、月に2~3度だというから、1回あたりに換算すると、約1万9,000円~2万5000円。風俗で射精を目的としたつかの間の関係を持つのではなく、サクラちゃんと田中さんの間には、曲がりなりにも継続的な関係があり、射精目的だけではない時間も流れている。サクラさんの手料理でもてなしてもらい、会話をして、一緒に風呂に入り、最後はベッドで肌を重ねる。

 だが、恋愛感情があるわけではなく、友人でもない。そして、サクラさんは田中さんのことを信頼もしていない。そこに1回2万円前後……。
 
「お互いにとってメリットしかない都合のいい関係なんですよ。私は彼の私生活に興味ないし、恋人として付き合う気もないし」
 
 サクラさんはそう嘯くが、端から見るとどうしても、若さを刻一刻と失っていくサクラさんがソンばかりしているように見えてしまう。ものすごい安いわけではないけれど、決して高くない金額でいいように使われている。そう見えるのだ。
 
 現に、サクラさんはこう言う。

「中途半端に彼氏みたいな人がいて、彼の存在によって金銭的にも助かっているから手放すのが惜しい。だから、本気で彼氏を作ろうと思えないんですよね」
 
 このままだとズルズルと関係を続けてしまう気がする……そんな恐怖を感じているのだろう。
 

 別れるチャンスは何回かあった

 この短くない交際期間で、別れるチャンスは何回かあった。

「最近、お見合いっていいかもって思っちゃうんですよね。彼のおかげでだいぶ貯金もできたし、結婚相談所にでも登録をして、条件のいい人と結婚しようかなって考えることがよくあります」

 まずは、専門学校を卒業して、就職したとき。収入が20万円弱になり暮らしは楽になったが、仕事を覚えるのが大変な時期で、「私も社会人になったし、そろそろ別れたい」と告げようか、悩んだ時期もあった。

 次は、少し仕事を任させれるようになり、残業が増えた時期。帰るのが遅くなり、会える時間が短くなった。だが、「就職したばかりの時って、慣れなくて大変だよね」「働くって、バイトと違うでしょう」などと田中さんはサクラさんの気持ちに寄り添い、愚痴をよく聞いてくれた。また、「忙しい時期は無理しないで、会える時に会えばいいんじゃない?」などと田中さんは臨機応変に動いた。
 
 若い女性の内面を見抜くことなどわけない中年男性によってほだされ、別れのタイミングを失い、サクラさんはズルズルと関係を続けてしまった。明らかに、田中さんにとってサクラさんは“都合のいい相手”だろう。中途半端な関係を続けるうちに、サクラさんは大事なものを失っていったのではないか? そんな気がしてならなかった。
(協力:オフィスキング)

愛人手当ては「家電」に物品、居酒屋の常連客と“コスパの良い”愛人関係に【「職業:愛人」の女たち】

 バブル時代、愛人といえば“パパ”から買ってもらった高級マンションに住み、メルセデス・ベンツやBMWなどの外車を乗り回し、シャネルスーツにエルメスのバッグという格好で六本木や銀座に出勤する……そんなイメージがあった。

 しかし、それも今は昔。長く続く経済の下り坂時代、90年代、00年代では“デフレスパイラル”“失われた20年”などという言葉が流行して、昨今は“貧困女子”が一躍注目。愛人業界にも、「コスパの良い」「プチプラ」女性たちが現れている。
 
 話を聞いたのは、サクラちゃん(仮名・26歳)。ナチュラルメイクというよりはすっぴんに近い顔に、デニムとTシャツといったカジュアルファッション。まさか愛人がいるような女性には見えない。
 現在、付き合って5年になる“パパ”がいる。相手は43歳の“フツーのサラリーマンの男性”。話をよく聞いてみれば納得。「それも愛人って言うんだ!」と驚愕するような交際をしているのである。
 

 出会いはバイト先の居酒屋……店員と常連客

 2人の出会いは、当時21歳だったサクラちゃんがバイトしていた居酒屋だという。居酒屋でパパと出会えるものなのか? 出会ったとして、どうして愛人という形の交際になったのか?
 
「最初は常連さんだったんですよ。週に2~3回は私がバイトしてた店に来て、1人でご飯を食べて、軽く飲んで帰っていく……みたいな。常連さんでみんな名前も知っていたので、『田中さん(仮名)いらっしゃい! まずはいつも通りビールでいい?』みたいな感じで、店が暇な時にはバイトが代わる代わる田中さんのおしゃべりの相手をするような間柄でしたね。さっと食べて飲んで、ダラダラ長居することもなく、バイトスタッフに絡んだりすることもなかったので、本当にいいお客さんでしたね。だから、店の飲み会なども誘われるくらいだったんですよ」
 
ーーもはや店員扱いくらいだ。
 
「そうそう。で、店の飲み会があった時に、田中さんと結構ガッツリと話す機会があったんですよね。『普段は何やってんの?』『専門学校生ですよ』みたいなかんじで。私、高校出てすぐに一度就職しているんですよ。でも、やりたいことがあったので、お金を貯めて上京して、専門学校に入ったんです。貯金で足りなかった学費は親に借りて、生活費は全部自分で出していました。居酒屋のバイト代は月10万ちょっとだったので、本当生活がキツくて……。まあ、だから、賄いがしっかりついてる居酒屋を選んだってのもありますね。そんなことを話していたんです」
 
ーーそこまではよくある話だよね。
 
「うん、そうなんですよね。『若いのにエライね』『いやいやそんなことないですよ。自分の好きなことやりたいって出てきたので、多少の苦労は仕方ないって思ってます』みたいな話をしていた中で、『ただ、冷蔵庫がないのがきついんですよね』ってポロッとこぼしたんです。私、ちょっと衛生的にコインランドリーってイヤなんですね。だから、最初に洗濯機を買っちゃったんですよ。だから、その当時、家電が洗濯機しかなかったんです」
 
ーー珍しいね。
 
「でしょ。で、それを話したら、『え? 一人暮らし用の冷蔵庫なんて、2~3万程度でしょ。それくらいなら買ってあげるよ』って田中さんが言い出したんです。その時は、私もお酒が入っていたので、『えー! ウソー! 超うれしい! めっちゃ助かる~!』なんてノリで言っちゃって……」
 
 たいていの場合、飲み会での約束は御破算だろう。実現しなかったとしても、「ノリだしね」と気にも留めないものである。ところがなんと、翌日田中さんからサクラちゃんの携帯に連絡があったのだという。
 
「『どうする? いつ買いにいく?』って。え、本気だったんだ! って正直ビックリしましたよ。悪いからいいですよって断ったんだけど、大した額じゃないから気にしないでっていうので、その電話で電気屋さんに一緒にいく日程を決めちゃったんですよね」
 
 初めてのデートは電気屋。なんとも所帯じみた交際である。電気屋に行くと、田中さんは「どうせだったら電子レンジもあった方が便利じゃない?」と電子レンジも買ってくれた。大型家電のため、当然、後日配送となる。そのため、その日は食事をした後に、お互いの家にすぐに帰った。

 家電から家財、食費へ。不思議な愛人関係……

 男女の仲に発展したのは、家電が家に到着した日だという。
 
 「家に見にいってもいい? イヤだったら遠慮するけど」と言う田中さんに、サクラちゃんは「家電を買ってくれたんだから、ちょっとはお礼をしないと」と、手料理でもてなすことにしたと言う。
 
 家電が届いたその日、2人はサクラちゃんの家で食事をして、田中さんが買って来たお酒を一緒に飲んだ。一人暮らしの女性の家に、男女がいる。セクシーな展開になっても不思議はない。
 
「『そんなつもりじゃなかったんだけど、ボク、サクラちゃんみたいな子ってタイプなんだよ』みたいなことを言って、田中さんが突然キスして来たんです」
 
ーーえ、拒まなかったの? イヤじゃなかったの?
 
「うーん、イヤといえばイヤでしたね。でも、当時彼氏もいなかったし……っていうか今もいないんですけど(笑)。え、どうしよ、どうしよとか思っているうちに押し切られちゃうような感じで、最後までしちゃったんです」
 
ーー冷蔵庫と電子レンジを買ってもらっただけで?
 
「ですね」
 
 その後は、なんとなく交際が始まり、月に2〜3回、サクラちゃんのバイトの休みに合わせて、平日の夜、田中さんは家に来るようになった。家に遊びにくるときには、一緒にスーパーに行き、“生活の援助”という名目で、野菜や肉、飲み物などの食類や洗剤などの日用雑貨をどっさりと買い込んでくるのが恒例。これで、サクラちゃんの家計からは、“食費”“日用雑貨”という項目が削られた。

 そして、その後も、1~2ヶ月に一度は、家電や家具などを買ってくれた。これまでに買ってくれたものは、大型テレビ、テレビゲーム、ゲームソフト、包丁セット、ル・クルーゼの鍋、ベッドなど……。
 
「ウチで使うものは基本、田中さんが全部買ってくれました。だから、家賃と普段着る洋服くらいしかお金を使わないんですよね」
 
 そのため、わずか十数万円の手取りにもかかわらず、月に1~2万円は貯金すらできるようになったと言う。
 

 愛人男性の前は、男性経験はひとりだけ

ーーでも、当時21歳でしょ? それまでの男性経験は?

「地元で、高校時代に付き合っていた彼氏と初体験をして、その後何回か……っていう程度。だから、田中さんは私にとって2人目ですね」

ーー若さをムダにしてない? 別れようとは思わないの?

「……それはちょっと思いますね。別に好きでも嫌いでもないし、いるといるで便利だから別れる理由がないんですよね。『今月金欠なんだよね』とかいうと、現金で1~2万円くれることもあるし」
 
 ちなみに田中さんに、「奥さんにバレたら怒られるのかな? 私、慰謝料とか請求されたりしないの?」と聞いたことがあるという。すると、田中さんは、「妻とは子どもが生まれた後、ずっとセックスレスだし、夕飯も作らないくらいだから、何も気にしてないと思う」と答えたという。
 
 田中さんが毎月使っているお金をざっと計算してみた。

 一人暮らしの女性の食費、雑費で約2~3万円。たまに買う家電や家具が多くて1回5万円程度で、月にすると2万円強。つまり、1カ月で使う金額は約5万円である。一般のサラリーマンにしてみてば、小遣いとしてはやや高額といったところだろうか。

 だが、風俗に行けば2回分の金額だ。サクラさんと田中さんの密会は、月に2~3度だというから、1回あたりに換算すると、約1万9,000円~2万5000円。風俗で射精を目的としたつかの間の関係を持つのではなく、サクラちゃんと田中さんの間には、曲がりなりにも継続的な関係があり、射精目的だけではない時間も流れている。サクラさんの手料理でもてなしてもらい、会話をして、一緒に風呂に入り、最後はベッドで肌を重ねる。

 だが、恋愛感情があるわけではなく、友人でもない。そして、サクラさんは田中さんのことを信頼もしていない。そこに1回2万円前後……。
 
「お互いにとってメリットしかない都合のいい関係なんですよ。私は彼の私生活に興味ないし、恋人として付き合う気もないし」
 
 サクラさんはそう嘯くが、端から見るとどうしても、若さを刻一刻と失っていくサクラさんがソンばかりしているように見えてしまう。ものすごい安いわけではないけれど、決して高くない金額でいいように使われている。そう見えるのだ。
 
 現に、サクラさんはこう言う。

「中途半端に彼氏みたいな人がいて、彼の存在によって金銭的にも助かっているから手放すのが惜しい。だから、本気で彼氏を作ろうと思えないんですよね」
 
 このままだとズルズルと関係を続けてしまう気がする……そんな恐怖を感じているのだろう。
 

 別れるチャンスは何回かあった

 この短くない交際期間で、別れるチャンスは何回かあった。

「最近、お見合いっていいかもって思っちゃうんですよね。彼のおかげでだいぶ貯金もできたし、結婚相談所にでも登録をして、条件のいい人と結婚しようかなって考えることがよくあります」

 まずは、専門学校を卒業して、就職したとき。収入が20万円弱になり暮らしは楽になったが、仕事を覚えるのが大変な時期で、「私も社会人になったし、そろそろ別れたい」と告げようか、悩んだ時期もあった。

 次は、少し仕事を任させれるようになり、残業が増えた時期。帰るのが遅くなり、会える時間が短くなった。だが、「就職したばかりの時って、慣れなくて大変だよね」「働くって、バイトと違うでしょう」などと田中さんはサクラさんの気持ちに寄り添い、愚痴をよく聞いてくれた。また、「忙しい時期は無理しないで、会える時に会えばいいんじゃない?」などと田中さんは臨機応変に動いた。
 
 若い女性の内面を見抜くことなどわけない中年男性によってほだされ、別れのタイミングを失い、サクラさんはズルズルと関係を続けてしまった。明らかに、田中さんにとってサクラさんは“都合のいい相手”だろう。中途半端な関係を続けるうちに、サクラさんは大事なものを失っていったのではないか? そんな気がしてならなかった。
(協力:オフィスキング)

書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況

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 書店に並ぶ本のうち約40%が「返品」されている――出版不況と言葉では聞くが、数で見ると改めて驚くものがある。思えば90年代にはよく聞いた『ミリオンセラー(100万部突破本)』という言葉も聞かなくなった。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、前編に続き、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■問屋が最強――「取次無双」な出版業界 ――出版業界は独特ですよね。出版社という本を作るメーカーがあり、書店という小売があり、取次という問屋がある。メーカー、小売、問屋という構造は他業種でも一緒ですが、出版業界は問屋である取次の権限がとても強いですよね。出版社が取次にそれはそれは気を使っているのを見聞きして、取次とはそんなに恐ろしいのかと思ったほどです。日本出版販売株式会社、株式会社トーハンが日本二大取次ですが、ここまで取次が強い背景には何があるのでしょう。 山本 取次は流通を抑えていますからね。例えば出版社が3000部取次に預けると、取次でこの書店には何冊、あの書店は売れるから何冊、と書店に卸す冊数を取次が決めていたんです。出版社にしてみても自力でやるより取次にお願いした方が、取次が長年の実績に基づいたルート、冊数で配本してくれますから。ですが、最近では出版社が書店から受注をして取次を経由して配本する方向へ変わってきています。  また、最近の傾向として取次が出版社から受け取る本の冊数が減っているというのはありますね。かつては3000部引き受けていたのが、今は2000部になるというような。取次からの受注が少ないと、出版社には在庫が残ることになります。 ――なぜ、取次が出版社から受け取る冊数は減っているのでしょうか? 山本 一番大きな理由は返品です。書店からの返品率は上がっており41%とも言われています。 ――書店にある本の半分弱が返品されているとなると、気が遠くなりますね。 山本 返送時の郵送コストは取次が負担しますから、取次にしてみたら返品率の上昇は死活問題です。 ■読書離れの実態を数字で追う~電車で見かけなくなった雑誌を読む人 ――出版不況は、読者側の読書離れもあるのでしょうか。 山本 実際あると思いますね。文化庁の平成25年の調査では1カ月に一冊も本を読まない人が47.5%でした。およそ10年前の平成14年度では37.6%でしたので、年々増えているんです。 ――この文化庁の『国語に関する世論調査』は毎年行われていますが、平成25年度を最後に、1カ月に読んだ本の冊数を聞く質問そのものがなくなってしまっていますね。電子書籍に移っているのでしょうか? 山本 電子書籍というより、ゲームや動画など「本ではない娯楽」へ流出していると思いますね。特に雑誌は厳しいです。電車の中で紙の雑誌を読む人をずいぶん見かけなくなりました。マンガそのものは好調ですが、マンガをスマホで読む人が増え、紙のマンガ雑誌も発行部数を落としています。 ――聞けば聞くほど出版業界に明るい兆しを感じにくいですが、それでも明るいジャンルを上げるとしたら何でしょう? 山本 「児童書」は手堅いと思います。少子化なので、意外なように聞こえるかもしれませんが、子供の数が減り、親が一人の子供にかけられるお金はむしろ増えていますから。 ――確かに、親は子供の未来に対しては切実ですしね。前編で「萌え」が強いとありましたが、「児童書」「萌え」はどちらも「金を出そうと読者(もしくは読者の親)が切実に思える」点がずば抜けているのでしょうね。 山本 一方で、苦しいジャンルはマニュアル系の書籍でしょう。 ――特にIT系だと内容がすぐ陳腐化してしまいますし、ネットでいくらでも丁寧に解説したサイトが今はありますからね。 ■「ウェブ発ベストセラー」はあれど、「電子書籍発ベストセラー」はない ――今は電子書籍のプラットフォームが整って、誰でも電子書籍を発表できるようになりましたよね。こういった電子書籍の状況はどうでしょうか? 山本 電子書籍(※ここでは、紙の媒体で先に出た書籍が電子化したものでなく、電子のみで出版されているもの)は売れていませんね。100冊売れればいい方とも聞きます。そもそも、「大人気電子書籍、(紙の)書籍化!」という話はあまり聞きませんよね。 ――確かに、「人気ウェブサイトのコラム、(紙の)書籍化!」は聞きますけど、「人気電子書籍、(紙の)書籍化!」は聞かないですね。 山本 もともと紙媒体でヒットしたマンガの電子化作品などは伸びていますが、これも、紙の書籍の大幅減少分を補うほどではありません。出版業界は1996年には2兆6千億の市場規模がありましたが、15年には1兆5千億まで下がっているんです。 ――驚きの下がり具合です。書店が減るわけですね。 山本 なかなかベストセラーは出ていないですよね。ビジネス書において最近のミリオンセラー(100万部突破)は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)くらいですね。 ――考えてみれば本も音楽も、ネットの一般普及が進む前の90年代は「ミリオンセラー」が結構頻繁に出ていましたよね。 山本 そうですね。出版点数自体は増えていますから、何を読んでいいのかわからない、という人も増えているはずです。他の娯楽により読書離れが進み、また、出版点数が増え選択肢が増す中で、ベストセラーは以前より出しにくくなっているとは思いますね。 ――ありがとうございました。 * * *  私自身、著者として本を出している。一冊目は14年に出したので、書店での取り扱いはかなり少なくなってしまっている。よって、いつでも自著を販売してくれるAmazonにはとても感謝している。しかし、Amazonばかりが大きくなる状況には危機感や違和感も覚える。さらに、宅配便の再配達問題に関わる取材をして配送業者の厳しい状況を知り、私は都市部に住んでいて、小さな子供がいるなど買い物に苦労するような事情もないのだから、そもそも通販自体をあまり使わないようにしようと個人的には思っている。なかなか難しくはあるが。  そのため利用しているのが「e-hon」という、オンラインで本を注文し、それを指定した書店で受け取れるサービスだ(書店の売り上げになる)。正直、Amazonで買うよりも手間だ。しかし「あの書店つぶれちゃったんだ、残念」などと、数年間買い物しなかったであろう書店の閉店をつぶれてから惜しむ人を見るとカッコ悪いと思うので、できる範囲で続けていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp

書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況

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 書店に並ぶ本のうち約40%が「返品」されている――出版不況と言葉では聞くが、数で見ると改めて驚くものがある。思えば90年代にはよく聞いた『ミリオンセラー(100万部突破本)』という言葉も聞かなくなった。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、前編に続き、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■問屋が最強――「取次無双」な出版業界 ――出版業界は独特ですよね。出版社という本を作るメーカーがあり、書店という小売があり、取次という問屋がある。メーカー、小売、問屋という構造は他業種でも一緒ですが、出版業界は問屋である取次の権限がとても強いですよね。出版社が取次にそれはそれは気を使っているのを見聞きして、取次とはそんなに恐ろしいのかと思ったほどです。日本出版販売株式会社、株式会社トーハンが日本二大取次ですが、ここまで取次が強い背景には何があるのでしょう。 山本 取次は流通を抑えていますからね。例えば出版社が3000部取次に預けると、取次でこの書店には何冊、あの書店は売れるから何冊、と書店に卸す冊数を取次が決めていたんです。出版社にしてみても自力でやるより取次にお願いした方が、取次が長年の実績に基づいたルート、冊数で配本してくれますから。ですが、最近では出版社が書店から受注をして取次を経由して配本する方向へ変わってきています。  また、最近の傾向として取次が出版社から受け取る本の冊数が減っているというのはありますね。かつては3000部引き受けていたのが、今は2000部になるというような。取次からの受注が少ないと、出版社には在庫が残ることになります。 ――なぜ、取次が出版社から受け取る冊数は減っているのでしょうか? 山本 一番大きな理由は返品です。書店からの返品率は上がっており41%とも言われています。 ――書店にある本の半分弱が返品されているとなると、気が遠くなりますね。 山本 返送時の郵送コストは取次が負担しますから、取次にしてみたら返品率の上昇は死活問題です。 ■読書離れの実態を数字で追う~電車で見かけなくなった雑誌を読む人 ――出版不況は、読者側の読書離れもあるのでしょうか。 山本 実際あると思いますね。文化庁の平成25年の調査では1カ月に一冊も本を読まない人が47.5%でした。およそ10年前の平成14年度では37.6%でしたので、年々増えているんです。 ――この文化庁の『国語に関する世論調査』は毎年行われていますが、平成25年度を最後に、1カ月に読んだ本の冊数を聞く質問そのものがなくなってしまっていますね。電子書籍に移っているのでしょうか? 山本 電子書籍というより、ゲームや動画など「本ではない娯楽」へ流出していると思いますね。特に雑誌は厳しいです。電車の中で紙の雑誌を読む人をずいぶん見かけなくなりました。マンガそのものは好調ですが、マンガをスマホで読む人が増え、紙のマンガ雑誌も発行部数を落としています。 ――聞けば聞くほど出版業界に明るい兆しを感じにくいですが、それでも明るいジャンルを上げるとしたら何でしょう? 山本 「児童書」は手堅いと思います。少子化なので、意外なように聞こえるかもしれませんが、子供の数が減り、親が一人の子供にかけられるお金はむしろ増えていますから。 ――確かに、親は子供の未来に対しては切実ですしね。前編で「萌え」が強いとありましたが、「児童書」「萌え」はどちらも「金を出そうと読者(もしくは読者の親)が切実に思える」点がずば抜けているのでしょうね。 山本 一方で、苦しいジャンルはマニュアル系の書籍でしょう。 ――特にIT系だと内容がすぐ陳腐化してしまいますし、ネットでいくらでも丁寧に解説したサイトが今はありますからね。 ■「ウェブ発ベストセラー」はあれど、「電子書籍発ベストセラー」はない ――今は電子書籍のプラットフォームが整って、誰でも電子書籍を発表できるようになりましたよね。こういった電子書籍の状況はどうでしょうか? 山本 電子書籍(※ここでは、紙の媒体で先に出た書籍が電子化したものでなく、電子のみで出版されているもの)は売れていませんね。100冊売れればいい方とも聞きます。そもそも、「大人気電子書籍、(紙の)書籍化!」という話はあまり聞きませんよね。 ――確かに、「人気ウェブサイトのコラム、(紙の)書籍化!」は聞きますけど、「人気電子書籍、(紙の)書籍化!」は聞かないですね。 山本 もともと紙媒体でヒットしたマンガの電子化作品などは伸びていますが、これも、紙の書籍の大幅減少分を補うほどではありません。出版業界は1996年には2兆6千億の市場規模がありましたが、15年には1兆5千億まで下がっているんです。 ――驚きの下がり具合です。書店が減るわけですね。 山本 なかなかベストセラーは出ていないですよね。ビジネス書において最近のミリオンセラー(100万部突破)は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)くらいですね。 ――考えてみれば本も音楽も、ネットの一般普及が進む前の90年代は「ミリオンセラー」が結構頻繁に出ていましたよね。 山本 そうですね。出版点数自体は増えていますから、何を読んでいいのかわからない、という人も増えているはずです。他の娯楽により読書離れが進み、また、出版点数が増え選択肢が増す中で、ベストセラーは以前より出しにくくなっているとは思いますね。 ――ありがとうございました。 * * *  私自身、著者として本を出している。一冊目は14年に出したので、書店での取り扱いはかなり少なくなってしまっている。よって、いつでも自著を販売してくれるAmazonにはとても感謝している。しかし、Amazonばかりが大きくなる状況には危機感や違和感も覚える。さらに、宅配便の再配達問題に関わる取材をして配送業者の厳しい状況を知り、私は都市部に住んでいて、小さな子供がいるなど買い物に苦労するような事情もないのだから、そもそも通販自体をあまり使わないようにしようと個人的には思っている。なかなか難しくはあるが。  そのため利用しているのが「e-hon」という、オンラインで本を注文し、それを指定した書店で受け取れるサービスだ(書店の売り上げになる)。正直、Amazonで買うよりも手間だ。しかし「あの書店つぶれちゃったんだ、残念」などと、数年間買い物しなかったであろう書店の閉店をつぶれてから惜しむ人を見るとカッコ悪いと思うので、できる範囲で続けていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp

ASKAもアソコに隠せばバレなかった? 絶対に見つからない「覚醒剤の置き場所」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■覚醒剤で「被害者」が出ることも

 8月に起こった新宿・歌舞伎町のひき逃げ事件で、逮捕された自営業者が覚醒剤を使っていたことも報道されてましたね。被害者を20メートルくらい引きずったそうですが、シャブやってると、こういう時に正常な判断ができなくなるんです。

 覚醒剤は「被害者なき犯罪」といわれますが、実際には、こういう形で被害者が出ることもあるので、やっぱりシャブは「ダメ、絶対」ですね。とはいえやめるのは難しいもの。私はおかげさまでやめられたので、苦しんでいる方の力になってあげたいですね。

■ヤクザ事務所にはシャブもチャカもない

 覚醒剤に関するニュースで印象に残ったのは、盗んだバイクに覚醒剤(シャブ)や拳銃(チャカ)が隠されていたケースを、テレビ局が「意外な隠し場所」と報道していたことです。

 これは、意外でも何でもないんですよ。だって、組事務所の場所は警察にバレバレで、そんなところにシャブやチャカを誰が置くもんですか。

 話はそれますが、ヤクザの事務所は、ほんと減りましたね。暴力団排除条例で賃貸契約ができず、いくつかの組織でシェアしている例もあるそうです。いいか悪いかは別にして、戦後の貧しい時代の組事務所は、不良たちが集まって、ごはんを食べたり、チンチロリンなどの博奕をやって仲よく過ごす「場」みたいな意味もありました。「行き場のない人たち」が集まれたんですよ。悪いこともするけど(笑)。

 だから、抗争事件が多かった頃も、武器やシャブがゴッソリ……ということはなかったと思いますよ。親分衆はみんなアジトみたいなところを持っていて、シャブやチャカはそこから随時持って行くんです。

 そういえば「抗争で死ぬかもしれんし、長い懲役に行くかもしれんから」と、アジトに彫師さんを呼んで、全身ウン百万円の刺青を仕上げさせた親分もいましたね。本当に素敵すぎます……。

 シャブやチャカの隠し場所として、家族名義のリゾートマンションの駐車場なんて、王道中の王道ですが、駅のコインロッカーを使うこともあります。「シャブ保管庫」や「武器庫」としてギョーカイで有名なロッカーもありました。

 私の場合は、クルマの車体下につけるような強力マグネットのケースも使ってました。郵便受けとかにもつけられるんで、運んだり隠したりするのには重宝でした。ずっと置いておくのには向いていないですが、一回も落としたり、なくしたりしたことはないですね。

 ムショでは、「シャブをどこに隠していたか」というような自慢めいた話もよくしていましたが、やっぱりマグネットで車体の下に入れる人はいましたね。昔はおおらかで、けっこう自宅に置いている人もいて、「夫が勝手に私のシャブを食ってたからケンカになった」とか、そんな話も聞きました。

 あとは子どもが使わなくなった通園バッグの再利用とか、食べ終わったクッキーの缶とか、すぐバレそうなところばっかりです。ASKAさんも、書斎の引き出しに入れてはったと報道されていましたね。もしかすると、バレて、パクられて、ラクになりたかったのかも?

 それと、たまに外国人がコンドームに入れた薬物をアソコに入れてて、空港でパクられたりしてますが、さすがに日本人はそういうのはないですね。ちなみに昔はヤクザもお金があったので、ヨットやクルーザーなんかにもよく置いてました。でも、あんまりリゾート感あふれるところは遠いので、取りに行くのがタイヘンです。要するに、隠さなあかんもんは邪魔臭いので、持たないほうがええということです。

nakanorumi_portrait中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

ASKAもアソコに隠せばバレなかった? 絶対に見つからない「覚醒剤の置き場所」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■覚醒剤で「被害者」が出ることも

 8月に起こった新宿・歌舞伎町のひき逃げ事件で、逮捕された自営業者が覚醒剤を使っていたことも報道されてましたね。被害者を20メートルくらい引きずったそうですが、シャブやってると、こういう時に正常な判断ができなくなるんです。

 覚醒剤は「被害者なき犯罪」といわれますが、実際には、こういう形で被害者が出ることもあるので、やっぱりシャブは「ダメ、絶対」ですね。とはいえやめるのは難しいもの。私はおかげさまでやめられたので、苦しんでいる方の力になってあげたいですね。

■ヤクザ事務所にはシャブもチャカもない

 覚醒剤に関するニュースで印象に残ったのは、盗んだバイクに覚醒剤(シャブ)や拳銃(チャカ)が隠されていたケースを、テレビ局が「意外な隠し場所」と報道していたことです。

 これは、意外でも何でもないんですよ。だって、組事務所の場所は警察にバレバレで、そんなところにシャブやチャカを誰が置くもんですか。

 話はそれますが、ヤクザの事務所は、ほんと減りましたね。暴力団排除条例で賃貸契約ができず、いくつかの組織でシェアしている例もあるそうです。いいか悪いかは別にして、戦後の貧しい時代の組事務所は、不良たちが集まって、ごはんを食べたり、チンチロリンなどの博奕をやって仲よく過ごす「場」みたいな意味もありました。「行き場のない人たち」が集まれたんですよ。悪いこともするけど(笑)。

 だから、抗争事件が多かった頃も、武器やシャブがゴッソリ……ということはなかったと思いますよ。親分衆はみんなアジトみたいなところを持っていて、シャブやチャカはそこから随時持って行くんです。

 そういえば「抗争で死ぬかもしれんし、長い懲役に行くかもしれんから」と、アジトに彫師さんを呼んで、全身ウン百万円の刺青を仕上げさせた親分もいましたね。本当に素敵すぎます……。

 シャブやチャカの隠し場所として、家族名義のリゾートマンションの駐車場なんて、王道中の王道ですが、駅のコインロッカーを使うこともあります。「シャブ保管庫」や「武器庫」としてギョーカイで有名なロッカーもありました。

 私の場合は、クルマの車体下につけるような強力マグネットのケースも使ってました。郵便受けとかにもつけられるんで、運んだり隠したりするのには重宝でした。ずっと置いておくのには向いていないですが、一回も落としたり、なくしたりしたことはないですね。

 ムショでは、「シャブをどこに隠していたか」というような自慢めいた話もよくしていましたが、やっぱりマグネットで車体の下に入れる人はいましたね。昔はおおらかで、けっこう自宅に置いている人もいて、「夫が勝手に私のシャブを食ってたからケンカになった」とか、そんな話も聞きました。

 あとは子どもが使わなくなった通園バッグの再利用とか、食べ終わったクッキーの缶とか、すぐバレそうなところばっかりです。ASKAさんも、書斎の引き出しに入れてはったと報道されていましたね。もしかすると、バレて、パクられて、ラクになりたかったのかも?

 それと、たまに外国人がコンドームに入れた薬物をアソコに入れてて、空港でパクられたりしてますが、さすがに日本人はそういうのはないですね。ちなみに昔はヤクザもお金があったので、ヨットやクルーザーなんかにもよく置いてました。でも、あんまりリゾート感あふれるところは遠いので、取りに行くのがタイヘンです。要するに、隠さなあかんもんは邪魔臭いので、持たないほうがええということです。

nakanorumi_portrait中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

「豚小屋みたい」「食べ残しを再利用」韓国飲食店の“覆面調査”が散々な結果に

「豚小屋みたい」「食べ残しを再利用」韓国飲食店の覆面調査が散々な結果にの画像1
イメージ画像(足成より)
 韓国観光公社は9月14日、平昌冬季五輪を約5カ月後に控え、各地の外国人観光客向け飲食店に対する覆面調査を実施した。  この調査は、飲食店のサービスの質を向上し、外国人観光客のグルメツアーを活性化させることが目的とされている。韓国人と外国人各50人の計100人で構成された“ミステリーショッパー”と呼ばれる調査員たちは、飲食店400店を抜き打ちで訪れて評価したという。  ただ、実際の調査結果は散々だった。  ソウル中心部のチゲ店を訪ねたアメリカ人のクリスティーン氏(29・仮名)は、「従業員がふきんで拭いたものの、テーブルがあまりに汚くてスマートフォンを置けなかった」とこぼした。エプロンも、すでに数人が使ったかのようにシミだらけだったという。また、注文したスンドゥブチゲはやけどしそうなほど熱かったが、「あらかじめ注意を促した従業員は一人もいなかった」そうだ。 「どれだけひいき目に見ても、10点満点中3~4点をつけるのも難しい」と語ったのは、同じくソウル中心部の鶏料理店を訪れたフランス人のエリック氏(31・仮名)だ。メニューを見ると、店の歴史については英語で記載されているのに、肝心の料理のページには英語表記がなく、写真すら載っていなかったという。さらに、店の裏手にあるトイレは男女共用で、ゴミ箱には使用済みのトイレットペーパーがうず高く積もっており、「本当に耐えがたかった」と話している。  一方、韓国人調査員のチョン氏(仮名)も不満を噴出させた。同氏がソウルの繁華街にある中華料理店に入店すると、注文もしないうちにキムチチゲが運ばれてきたという。この店はネット上で“名店”と呼ばれているが、実際は売り上げアップのためにランチタイムは1品しかメニューを用意しておらず、用意されたキムチチゲも「酸っぱいし、コショウのにおいがひどかった」という。チョン氏は「外国人の友達が食べに行こうとしたら止める」とまで言い切っている。  もっとも、同様の事例は今回の調査以外でも報告されている。例えばある日本人観光客は、ソウルの飲食店を訪れた際、韓国語のメニューよりも料金が高く設定された日本語表記のメニューを渡されたと韓国メディアに明かしている。  こうした飲食店の実態を受け、韓国ネット民はさまざまな反応を見せている。「同じ韓国人として恥ずかしい」「(名店というのも)9割は広告費を出して宣伝しているだけ」「実際、飲食店は豚小屋かと思うぐらい汚い」「飲食店の人たちには日本に行ってみてほしい」といった具合だ。  中には、「キムパプ(韓国海苔巻き)を作っているおばさんがくしゃみをして、唾が飛んでいるのを見た」「外国人観光客は、食べ残しのおかずが再利用されていることに、まだ気づいていない」と暴露するコメントもあった。  韓国観光公社は、今回の調査結果を基に、サービスの質が劣っている飲食店に対しては改善を促すためにコンサルティングを実施するという。このままでは、またしても韓国の悪評が世界に広まってしまいそうだ。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・「もう二度とごめんだ!!」日韓を訪れた外国人観光客の“リピート率”に大きな差が出たワケ http://s-korea.jp/archives/18092?zo ・「韓国では他人を助けようとするな」未だにまん延している韓国人の人種差別意識 http://s-korea.jp/archives/15197?zo