愛人手当ては「家電」に物品、居酒屋の常連客と“コスパの良い”愛人関係に【「職業:愛人」の女たち】

 バブル時代、愛人といえば“パパ”から買ってもらった高級マンションに住み、メルセデス・ベンツやBMWなどの外車を乗り回し、シャネルスーツにエルメスのバッグという格好で六本木や銀座に出勤する……そんなイメージがあった。

 しかし、それも今は昔。長く続く経済の下り坂時代、90年代、00年代では“デフレスパイラル”“失われた20年”などという言葉が流行して、昨今は“貧困女子”が一躍注目。愛人業界にも、「コスパの良い」「プチプラ」女性たちが現れている。
 
 話を聞いたのは、サクラちゃん(仮名・26歳)。ナチュラルメイクというよりはすっぴんに近い顔に、デニムとTシャツといったカジュアルファッション。まさか愛人がいるような女性には見えない。
 現在、付き合って5年になる“パパ”がいる。相手は43歳の“フツーのサラリーマンの男性”。話をよく聞いてみれば納得。「それも愛人って言うんだ!」と驚愕するような交際をしているのである。
 

 出会いはバイト先の居酒屋……店員と常連客

 2人の出会いは、当時21歳だったサクラちゃんがバイトしていた居酒屋だという。居酒屋でパパと出会えるものなのか? 出会ったとして、どうして愛人という形の交際になったのか?
 
「最初は常連さんだったんですよ。週に2~3回は私がバイトしてた店に来て、1人でご飯を食べて、軽く飲んで帰っていく……みたいな。常連さんでみんな名前も知っていたので、『田中さん(仮名)いらっしゃい! まずはいつも通りビールでいい?』みたいな感じで、店が暇な時にはバイトが代わる代わる田中さんのおしゃべりの相手をするような間柄でしたね。さっと食べて飲んで、ダラダラ長居することもなく、バイトスタッフに絡んだりすることもなかったので、本当にいいお客さんでしたね。だから、店の飲み会なども誘われるくらいだったんですよ」
 
ーーもはや店員扱いくらいだ。
 
「そうそう。で、店の飲み会があった時に、田中さんと結構ガッツリと話す機会があったんですよね。『普段は何やってんの?』『専門学校生ですよ』みたいなかんじで。私、高校出てすぐに一度就職しているんですよ。でも、やりたいことがあったので、お金を貯めて上京して、専門学校に入ったんです。貯金で足りなかった学費は親に借りて、生活費は全部自分で出していました。居酒屋のバイト代は月10万ちょっとだったので、本当生活がキツくて……。まあ、だから、賄いがしっかりついてる居酒屋を選んだってのもありますね。そんなことを話していたんです」
 
ーーそこまではよくある話だよね。
 
「うん、そうなんですよね。『若いのにエライね』『いやいやそんなことないですよ。自分の好きなことやりたいって出てきたので、多少の苦労は仕方ないって思ってます』みたいな話をしていた中で、『ただ、冷蔵庫がないのがきついんですよね』ってポロッとこぼしたんです。私、ちょっと衛生的にコインランドリーってイヤなんですね。だから、最初に洗濯機を買っちゃったんですよ。だから、その当時、家電が洗濯機しかなかったんです」
 
ーー珍しいね。
 
「でしょ。で、それを話したら、『え? 一人暮らし用の冷蔵庫なんて、2~3万程度でしょ。それくらいなら買ってあげるよ』って田中さんが言い出したんです。その時は、私もお酒が入っていたので、『えー! ウソー! 超うれしい! めっちゃ助かる~!』なんてノリで言っちゃって……」
 
 たいていの場合、飲み会での約束は御破算だろう。実現しなかったとしても、「ノリだしね」と気にも留めないものである。ところがなんと、翌日田中さんからサクラちゃんの携帯に連絡があったのだという。
 
「『どうする? いつ買いにいく?』って。え、本気だったんだ! って正直ビックリしましたよ。悪いからいいですよって断ったんだけど、大した額じゃないから気にしないでっていうので、その電話で電気屋さんに一緒にいく日程を決めちゃったんですよね」
 
 初めてのデートは電気屋。なんとも所帯じみた交際である。電気屋に行くと、田中さんは「どうせだったら電子レンジもあった方が便利じゃない?」と電子レンジも買ってくれた。大型家電のため、当然、後日配送となる。そのため、その日は食事をした後に、お互いの家にすぐに帰った。

 家電から家財、食費へ。不思議な愛人関係……

 男女の仲に発展したのは、家電が家に到着した日だという。
 
 「家に見にいってもいい? イヤだったら遠慮するけど」と言う田中さんに、サクラちゃんは「家電を買ってくれたんだから、ちょっとはお礼をしないと」と、手料理でもてなすことにしたと言う。
 
 家電が届いたその日、2人はサクラちゃんの家で食事をして、田中さんが買って来たお酒を一緒に飲んだ。一人暮らしの女性の家に、男女がいる。セクシーな展開になっても不思議はない。
 
「『そんなつもりじゃなかったんだけど、ボク、サクラちゃんみたいな子ってタイプなんだよ』みたいなことを言って、田中さんが突然キスして来たんです」
 
ーーえ、拒まなかったの? イヤじゃなかったの?
 
「うーん、イヤといえばイヤでしたね。でも、当時彼氏もいなかったし……っていうか今もいないんですけど(笑)。え、どうしよ、どうしよとか思っているうちに押し切られちゃうような感じで、最後までしちゃったんです」
 
ーー冷蔵庫と電子レンジを買ってもらっただけで?
 
「ですね」
 
 その後は、なんとなく交際が始まり、月に2〜3回、サクラちゃんのバイトの休みに合わせて、平日の夜、田中さんは家に来るようになった。家に遊びにくるときには、一緒にスーパーに行き、“生活の援助”という名目で、野菜や肉、飲み物などの食類や洗剤などの日用雑貨をどっさりと買い込んでくるのが恒例。これで、サクラちゃんの家計からは、“食費”“日用雑貨”という項目が削られた。

 そして、その後も、1~2ヶ月に一度は、家電や家具などを買ってくれた。これまでに買ってくれたものは、大型テレビ、テレビゲーム、ゲームソフト、包丁セット、ル・クルーゼの鍋、ベッドなど……。
 
「ウチで使うものは基本、田中さんが全部買ってくれました。だから、家賃と普段着る洋服くらいしかお金を使わないんですよね」
 
 そのため、わずか十数万円の手取りにもかかわらず、月に1~2万円は貯金すらできるようになったと言う。
 

 愛人男性の前は、男性経験はひとりだけ

ーーでも、当時21歳でしょ? それまでの男性経験は?

「地元で、高校時代に付き合っていた彼氏と初体験をして、その後何回か……っていう程度。だから、田中さんは私にとって2人目ですね」

ーー若さをムダにしてない? 別れようとは思わないの?

「……それはちょっと思いますね。別に好きでも嫌いでもないし、いるといるで便利だから別れる理由がないんですよね。『今月金欠なんだよね』とかいうと、現金で1~2万円くれることもあるし」
 
 ちなみに田中さんに、「奥さんにバレたら怒られるのかな? 私、慰謝料とか請求されたりしないの?」と聞いたことがあるという。すると、田中さんは、「妻とは子どもが生まれた後、ずっとセックスレスだし、夕飯も作らないくらいだから、何も気にしてないと思う」と答えたという。
 
 田中さんが毎月使っているお金をざっと計算してみた。

 一人暮らしの女性の食費、雑費で約2~3万円。たまに買う家電や家具が多くて1回5万円程度で、月にすると2万円強。つまり、1カ月で使う金額は約5万円である。一般のサラリーマンにしてみてば、小遣いとしてはやや高額といったところだろうか。

 だが、風俗に行けば2回分の金額だ。サクラさんと田中さんの密会は、月に2~3度だというから、1回あたりに換算すると、約1万9,000円~2万5000円。風俗で射精を目的としたつかの間の関係を持つのではなく、サクラちゃんと田中さんの間には、曲がりなりにも継続的な関係があり、射精目的だけではない時間も流れている。サクラさんの手料理でもてなしてもらい、会話をして、一緒に風呂に入り、最後はベッドで肌を重ねる。

 だが、恋愛感情があるわけではなく、友人でもない。そして、サクラさんは田中さんのことを信頼もしていない。そこに1回2万円前後……。
 
「お互いにとってメリットしかない都合のいい関係なんですよ。私は彼の私生活に興味ないし、恋人として付き合う気もないし」
 
 サクラさんはそう嘯くが、端から見るとどうしても、若さを刻一刻と失っていくサクラさんがソンばかりしているように見えてしまう。ものすごい安いわけではないけれど、決して高くない金額でいいように使われている。そう見えるのだ。
 
 現に、サクラさんはこう言う。

「中途半端に彼氏みたいな人がいて、彼の存在によって金銭的にも助かっているから手放すのが惜しい。だから、本気で彼氏を作ろうと思えないんですよね」
 
 このままだとズルズルと関係を続けてしまう気がする……そんな恐怖を感じているのだろう。
 

 別れるチャンスは何回かあった

 この短くない交際期間で、別れるチャンスは何回かあった。

「最近、お見合いっていいかもって思っちゃうんですよね。彼のおかげでだいぶ貯金もできたし、結婚相談所にでも登録をして、条件のいい人と結婚しようかなって考えることがよくあります」

 まずは、専門学校を卒業して、就職したとき。収入が20万円弱になり暮らしは楽になったが、仕事を覚えるのが大変な時期で、「私も社会人になったし、そろそろ別れたい」と告げようか、悩んだ時期もあった。

 次は、少し仕事を任させれるようになり、残業が増えた時期。帰るのが遅くなり、会える時間が短くなった。だが、「就職したばかりの時って、慣れなくて大変だよね」「働くって、バイトと違うでしょう」などと田中さんはサクラさんの気持ちに寄り添い、愚痴をよく聞いてくれた。また、「忙しい時期は無理しないで、会える時に会えばいいんじゃない?」などと田中さんは臨機応変に動いた。
 
 若い女性の内面を見抜くことなどわけない中年男性によってほだされ、別れのタイミングを失い、サクラさんはズルズルと関係を続けてしまった。明らかに、田中さんにとってサクラさんは“都合のいい相手”だろう。中途半端な関係を続けるうちに、サクラさんは大事なものを失っていったのではないか? そんな気がしてならなかった。
(協力:オフィスキング)

愛人手当ては「家電」に物品、居酒屋の常連客と“コスパの良い”愛人関係に【「職業:愛人」の女たち】

 バブル時代、愛人といえば“パパ”から買ってもらった高級マンションに住み、メルセデス・ベンツやBMWなどの外車を乗り回し、シャネルスーツにエルメスのバッグという格好で六本木や銀座に出勤する……そんなイメージがあった。

 しかし、それも今は昔。長く続く経済の下り坂時代、90年代、00年代では“デフレスパイラル”“失われた20年”などという言葉が流行して、昨今は“貧困女子”が一躍注目。愛人業界にも、「コスパの良い」「プチプラ」女性たちが現れている。
 
 話を聞いたのは、サクラちゃん(仮名・26歳)。ナチュラルメイクというよりはすっぴんに近い顔に、デニムとTシャツといったカジュアルファッション。まさか愛人がいるような女性には見えない。
 現在、付き合って5年になる“パパ”がいる。相手は43歳の“フツーのサラリーマンの男性”。話をよく聞いてみれば納得。「それも愛人って言うんだ!」と驚愕するような交際をしているのである。
 

 出会いはバイト先の居酒屋……店員と常連客

 2人の出会いは、当時21歳だったサクラちゃんがバイトしていた居酒屋だという。居酒屋でパパと出会えるものなのか? 出会ったとして、どうして愛人という形の交際になったのか?
 
「最初は常連さんだったんですよ。週に2~3回は私がバイトしてた店に来て、1人でご飯を食べて、軽く飲んで帰っていく……みたいな。常連さんでみんな名前も知っていたので、『田中さん(仮名)いらっしゃい! まずはいつも通りビールでいい?』みたいな感じで、店が暇な時にはバイトが代わる代わる田中さんのおしゃべりの相手をするような間柄でしたね。さっと食べて飲んで、ダラダラ長居することもなく、バイトスタッフに絡んだりすることもなかったので、本当にいいお客さんでしたね。だから、店の飲み会なども誘われるくらいだったんですよ」
 
ーーもはや店員扱いくらいだ。
 
「そうそう。で、店の飲み会があった時に、田中さんと結構ガッツリと話す機会があったんですよね。『普段は何やってんの?』『専門学校生ですよ』みたいなかんじで。私、高校出てすぐに一度就職しているんですよ。でも、やりたいことがあったので、お金を貯めて上京して、専門学校に入ったんです。貯金で足りなかった学費は親に借りて、生活費は全部自分で出していました。居酒屋のバイト代は月10万ちょっとだったので、本当生活がキツくて……。まあ、だから、賄いがしっかりついてる居酒屋を選んだってのもありますね。そんなことを話していたんです」
 
ーーそこまではよくある話だよね。
 
「うん、そうなんですよね。『若いのにエライね』『いやいやそんなことないですよ。自分の好きなことやりたいって出てきたので、多少の苦労は仕方ないって思ってます』みたいな話をしていた中で、『ただ、冷蔵庫がないのがきついんですよね』ってポロッとこぼしたんです。私、ちょっと衛生的にコインランドリーってイヤなんですね。だから、最初に洗濯機を買っちゃったんですよ。だから、その当時、家電が洗濯機しかなかったんです」
 
ーー珍しいね。
 
「でしょ。で、それを話したら、『え? 一人暮らし用の冷蔵庫なんて、2~3万程度でしょ。それくらいなら買ってあげるよ』って田中さんが言い出したんです。その時は、私もお酒が入っていたので、『えー! ウソー! 超うれしい! めっちゃ助かる~!』なんてノリで言っちゃって……」
 
 たいていの場合、飲み会での約束は御破算だろう。実現しなかったとしても、「ノリだしね」と気にも留めないものである。ところがなんと、翌日田中さんからサクラちゃんの携帯に連絡があったのだという。
 
「『どうする? いつ買いにいく?』って。え、本気だったんだ! って正直ビックリしましたよ。悪いからいいですよって断ったんだけど、大した額じゃないから気にしないでっていうので、その電話で電気屋さんに一緒にいく日程を決めちゃったんですよね」
 
 初めてのデートは電気屋。なんとも所帯じみた交際である。電気屋に行くと、田中さんは「どうせだったら電子レンジもあった方が便利じゃない?」と電子レンジも買ってくれた。大型家電のため、当然、後日配送となる。そのため、その日は食事をした後に、お互いの家にすぐに帰った。

 家電から家財、食費へ。不思議な愛人関係……

 男女の仲に発展したのは、家電が家に到着した日だという。
 
 「家に見にいってもいい? イヤだったら遠慮するけど」と言う田中さんに、サクラちゃんは「家電を買ってくれたんだから、ちょっとはお礼をしないと」と、手料理でもてなすことにしたと言う。
 
 家電が届いたその日、2人はサクラちゃんの家で食事をして、田中さんが買って来たお酒を一緒に飲んだ。一人暮らしの女性の家に、男女がいる。セクシーな展開になっても不思議はない。
 
「『そんなつもりじゃなかったんだけど、ボク、サクラちゃんみたいな子ってタイプなんだよ』みたいなことを言って、田中さんが突然キスして来たんです」
 
ーーえ、拒まなかったの? イヤじゃなかったの?
 
「うーん、イヤといえばイヤでしたね。でも、当時彼氏もいなかったし……っていうか今もいないんですけど(笑)。え、どうしよ、どうしよとか思っているうちに押し切られちゃうような感じで、最後までしちゃったんです」
 
ーー冷蔵庫と電子レンジを買ってもらっただけで?
 
「ですね」
 
 その後は、なんとなく交際が始まり、月に2〜3回、サクラちゃんのバイトの休みに合わせて、平日の夜、田中さんは家に来るようになった。家に遊びにくるときには、一緒にスーパーに行き、“生活の援助”という名目で、野菜や肉、飲み物などの食類や洗剤などの日用雑貨をどっさりと買い込んでくるのが恒例。これで、サクラちゃんの家計からは、“食費”“日用雑貨”という項目が削られた。

 そして、その後も、1~2ヶ月に一度は、家電や家具などを買ってくれた。これまでに買ってくれたものは、大型テレビ、テレビゲーム、ゲームソフト、包丁セット、ル・クルーゼの鍋、ベッドなど……。
 
「ウチで使うものは基本、田中さんが全部買ってくれました。だから、家賃と普段着る洋服くらいしかお金を使わないんですよね」
 
 そのため、わずか十数万円の手取りにもかかわらず、月に1~2万円は貯金すらできるようになったと言う。
 

 愛人男性の前は、男性経験はひとりだけ

ーーでも、当時21歳でしょ? それまでの男性経験は?

「地元で、高校時代に付き合っていた彼氏と初体験をして、その後何回か……っていう程度。だから、田中さんは私にとって2人目ですね」

ーー若さをムダにしてない? 別れようとは思わないの?

「……それはちょっと思いますね。別に好きでも嫌いでもないし、いるといるで便利だから別れる理由がないんですよね。『今月金欠なんだよね』とかいうと、現金で1~2万円くれることもあるし」
 
 ちなみに田中さんに、「奥さんにバレたら怒られるのかな? 私、慰謝料とか請求されたりしないの?」と聞いたことがあるという。すると、田中さんは、「妻とは子どもが生まれた後、ずっとセックスレスだし、夕飯も作らないくらいだから、何も気にしてないと思う」と答えたという。
 
 田中さんが毎月使っているお金をざっと計算してみた。

 一人暮らしの女性の食費、雑費で約2~3万円。たまに買う家電や家具が多くて1回5万円程度で、月にすると2万円強。つまり、1カ月で使う金額は約5万円である。一般のサラリーマンにしてみてば、小遣いとしてはやや高額といったところだろうか。

 だが、風俗に行けば2回分の金額だ。サクラさんと田中さんの密会は、月に2~3度だというから、1回あたりに換算すると、約1万9,000円~2万5000円。風俗で射精を目的としたつかの間の関係を持つのではなく、サクラちゃんと田中さんの間には、曲がりなりにも継続的な関係があり、射精目的だけではない時間も流れている。サクラさんの手料理でもてなしてもらい、会話をして、一緒に風呂に入り、最後はベッドで肌を重ねる。

 だが、恋愛感情があるわけではなく、友人でもない。そして、サクラさんは田中さんのことを信頼もしていない。そこに1回2万円前後……。
 
「お互いにとってメリットしかない都合のいい関係なんですよ。私は彼の私生活に興味ないし、恋人として付き合う気もないし」
 
 サクラさんはそう嘯くが、端から見るとどうしても、若さを刻一刻と失っていくサクラさんがソンばかりしているように見えてしまう。ものすごい安いわけではないけれど、決して高くない金額でいいように使われている。そう見えるのだ。
 
 現に、サクラさんはこう言う。

「中途半端に彼氏みたいな人がいて、彼の存在によって金銭的にも助かっているから手放すのが惜しい。だから、本気で彼氏を作ろうと思えないんですよね」
 
 このままだとズルズルと関係を続けてしまう気がする……そんな恐怖を感じているのだろう。
 

 別れるチャンスは何回かあった

 この短くない交際期間で、別れるチャンスは何回かあった。

「最近、お見合いっていいかもって思っちゃうんですよね。彼のおかげでだいぶ貯金もできたし、結婚相談所にでも登録をして、条件のいい人と結婚しようかなって考えることがよくあります」

 まずは、専門学校を卒業して、就職したとき。収入が20万円弱になり暮らしは楽になったが、仕事を覚えるのが大変な時期で、「私も社会人になったし、そろそろ別れたい」と告げようか、悩んだ時期もあった。

 次は、少し仕事を任させれるようになり、残業が増えた時期。帰るのが遅くなり、会える時間が短くなった。だが、「就職したばかりの時って、慣れなくて大変だよね」「働くって、バイトと違うでしょう」などと田中さんはサクラさんの気持ちに寄り添い、愚痴をよく聞いてくれた。また、「忙しい時期は無理しないで、会える時に会えばいいんじゃない?」などと田中さんは臨機応変に動いた。
 
 若い女性の内面を見抜くことなどわけない中年男性によってほだされ、別れのタイミングを失い、サクラさんはズルズルと関係を続けてしまった。明らかに、田中さんにとってサクラさんは“都合のいい相手”だろう。中途半端な関係を続けるうちに、サクラさんは大事なものを失っていったのではないか? そんな気がしてならなかった。
(協力:オフィスキング)

書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況

書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況の画像1
 書店に並ぶ本のうち約40%が「返品」されている――出版不況と言葉では聞くが、数で見ると改めて驚くものがある。思えば90年代にはよく聞いた『ミリオンセラー(100万部突破本)』という言葉も聞かなくなった。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、前編に続き、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■問屋が最強――「取次無双」な出版業界 ――出版業界は独特ですよね。出版社という本を作るメーカーがあり、書店という小売があり、取次という問屋がある。メーカー、小売、問屋という構造は他業種でも一緒ですが、出版業界は問屋である取次の権限がとても強いですよね。出版社が取次にそれはそれは気を使っているのを見聞きして、取次とはそんなに恐ろしいのかと思ったほどです。日本出版販売株式会社、株式会社トーハンが日本二大取次ですが、ここまで取次が強い背景には何があるのでしょう。 山本 取次は流通を抑えていますからね。例えば出版社が3000部取次に預けると、取次でこの書店には何冊、あの書店は売れるから何冊、と書店に卸す冊数を取次が決めていたんです。出版社にしてみても自力でやるより取次にお願いした方が、取次が長年の実績に基づいたルート、冊数で配本してくれますから。ですが、最近では出版社が書店から受注をして取次を経由して配本する方向へ変わってきています。  また、最近の傾向として取次が出版社から受け取る本の冊数が減っているというのはありますね。かつては3000部引き受けていたのが、今は2000部になるというような。取次からの受注が少ないと、出版社には在庫が残ることになります。 ――なぜ、取次が出版社から受け取る冊数は減っているのでしょうか? 山本 一番大きな理由は返品です。書店からの返品率は上がっており41%とも言われています。 ――書店にある本の半分弱が返品されているとなると、気が遠くなりますね。 山本 返送時の郵送コストは取次が負担しますから、取次にしてみたら返品率の上昇は死活問題です。 ■読書離れの実態を数字で追う~電車で見かけなくなった雑誌を読む人 ――出版不況は、読者側の読書離れもあるのでしょうか。 山本 実際あると思いますね。文化庁の平成25年の調査では1カ月に一冊も本を読まない人が47.5%でした。およそ10年前の平成14年度では37.6%でしたので、年々増えているんです。 ――この文化庁の『国語に関する世論調査』は毎年行われていますが、平成25年度を最後に、1カ月に読んだ本の冊数を聞く質問そのものがなくなってしまっていますね。電子書籍に移っているのでしょうか? 山本 電子書籍というより、ゲームや動画など「本ではない娯楽」へ流出していると思いますね。特に雑誌は厳しいです。電車の中で紙の雑誌を読む人をずいぶん見かけなくなりました。マンガそのものは好調ですが、マンガをスマホで読む人が増え、紙のマンガ雑誌も発行部数を落としています。 ――聞けば聞くほど出版業界に明るい兆しを感じにくいですが、それでも明るいジャンルを上げるとしたら何でしょう? 山本 「児童書」は手堅いと思います。少子化なので、意外なように聞こえるかもしれませんが、子供の数が減り、親が一人の子供にかけられるお金はむしろ増えていますから。 ――確かに、親は子供の未来に対しては切実ですしね。前編で「萌え」が強いとありましたが、「児童書」「萌え」はどちらも「金を出そうと読者(もしくは読者の親)が切実に思える」点がずば抜けているのでしょうね。 山本 一方で、苦しいジャンルはマニュアル系の書籍でしょう。 ――特にIT系だと内容がすぐ陳腐化してしまいますし、ネットでいくらでも丁寧に解説したサイトが今はありますからね。 ■「ウェブ発ベストセラー」はあれど、「電子書籍発ベストセラー」はない ――今は電子書籍のプラットフォームが整って、誰でも電子書籍を発表できるようになりましたよね。こういった電子書籍の状況はどうでしょうか? 山本 電子書籍(※ここでは、紙の媒体で先に出た書籍が電子化したものでなく、電子のみで出版されているもの)は売れていませんね。100冊売れればいい方とも聞きます。そもそも、「大人気電子書籍、(紙の)書籍化!」という話はあまり聞きませんよね。 ――確かに、「人気ウェブサイトのコラム、(紙の)書籍化!」は聞きますけど、「人気電子書籍、(紙の)書籍化!」は聞かないですね。 山本 もともと紙媒体でヒットしたマンガの電子化作品などは伸びていますが、これも、紙の書籍の大幅減少分を補うほどではありません。出版業界は1996年には2兆6千億の市場規模がありましたが、15年には1兆5千億まで下がっているんです。 ――驚きの下がり具合です。書店が減るわけですね。 山本 なかなかベストセラーは出ていないですよね。ビジネス書において最近のミリオンセラー(100万部突破)は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)くらいですね。 ――考えてみれば本も音楽も、ネットの一般普及が進む前の90年代は「ミリオンセラー」が結構頻繁に出ていましたよね。 山本 そうですね。出版点数自体は増えていますから、何を読んでいいのかわからない、という人も増えているはずです。他の娯楽により読書離れが進み、また、出版点数が増え選択肢が増す中で、ベストセラーは以前より出しにくくなっているとは思いますね。 ――ありがとうございました。 * * *  私自身、著者として本を出している。一冊目は14年に出したので、書店での取り扱いはかなり少なくなってしまっている。よって、いつでも自著を販売してくれるAmazonにはとても感謝している。しかし、Amazonばかりが大きくなる状況には危機感や違和感も覚える。さらに、宅配便の再配達問題に関わる取材をして配送業者の厳しい状況を知り、私は都市部に住んでいて、小さな子供がいるなど買い物に苦労するような事情もないのだから、そもそも通販自体をあまり使わないようにしようと個人的には思っている。なかなか難しくはあるが。  そのため利用しているのが「e-hon」という、オンラインで本を注文し、それを指定した書店で受け取れるサービスだ(書店の売り上げになる)。正直、Amazonで買うよりも手間だ。しかし「あの書店つぶれちゃったんだ、残念」などと、数年間買い物しなかったであろう書店の閉店をつぶれてから惜しむ人を見るとカッコ悪いと思うので、できる範囲で続けていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp

書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況

書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況の画像1
 書店に並ぶ本のうち約40%が「返品」されている――出版不況と言葉では聞くが、数で見ると改めて驚くものがある。思えば90年代にはよく聞いた『ミリオンセラー(100万部突破本)』という言葉も聞かなくなった。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、前編に続き、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■問屋が最強――「取次無双」な出版業界 ――出版業界は独特ですよね。出版社という本を作るメーカーがあり、書店という小売があり、取次という問屋がある。メーカー、小売、問屋という構造は他業種でも一緒ですが、出版業界は問屋である取次の権限がとても強いですよね。出版社が取次にそれはそれは気を使っているのを見聞きして、取次とはそんなに恐ろしいのかと思ったほどです。日本出版販売株式会社、株式会社トーハンが日本二大取次ですが、ここまで取次が強い背景には何があるのでしょう。 山本 取次は流通を抑えていますからね。例えば出版社が3000部取次に預けると、取次でこの書店には何冊、あの書店は売れるから何冊、と書店に卸す冊数を取次が決めていたんです。出版社にしてみても自力でやるより取次にお願いした方が、取次が長年の実績に基づいたルート、冊数で配本してくれますから。ですが、最近では出版社が書店から受注をして取次を経由して配本する方向へ変わってきています。  また、最近の傾向として取次が出版社から受け取る本の冊数が減っているというのはありますね。かつては3000部引き受けていたのが、今は2000部になるというような。取次からの受注が少ないと、出版社には在庫が残ることになります。 ――なぜ、取次が出版社から受け取る冊数は減っているのでしょうか? 山本 一番大きな理由は返品です。書店からの返品率は上がっており41%とも言われています。 ――書店にある本の半分弱が返品されているとなると、気が遠くなりますね。 山本 返送時の郵送コストは取次が負担しますから、取次にしてみたら返品率の上昇は死活問題です。 ■読書離れの実態を数字で追う~電車で見かけなくなった雑誌を読む人 ――出版不況は、読者側の読書離れもあるのでしょうか。 山本 実際あると思いますね。文化庁の平成25年の調査では1カ月に一冊も本を読まない人が47.5%でした。およそ10年前の平成14年度では37.6%でしたので、年々増えているんです。 ――この文化庁の『国語に関する世論調査』は毎年行われていますが、平成25年度を最後に、1カ月に読んだ本の冊数を聞く質問そのものがなくなってしまっていますね。電子書籍に移っているのでしょうか? 山本 電子書籍というより、ゲームや動画など「本ではない娯楽」へ流出していると思いますね。特に雑誌は厳しいです。電車の中で紙の雑誌を読む人をずいぶん見かけなくなりました。マンガそのものは好調ですが、マンガをスマホで読む人が増え、紙のマンガ雑誌も発行部数を落としています。 ――聞けば聞くほど出版業界に明るい兆しを感じにくいですが、それでも明るいジャンルを上げるとしたら何でしょう? 山本 「児童書」は手堅いと思います。少子化なので、意外なように聞こえるかもしれませんが、子供の数が減り、親が一人の子供にかけられるお金はむしろ増えていますから。 ――確かに、親は子供の未来に対しては切実ですしね。前編で「萌え」が強いとありましたが、「児童書」「萌え」はどちらも「金を出そうと読者(もしくは読者の親)が切実に思える」点がずば抜けているのでしょうね。 山本 一方で、苦しいジャンルはマニュアル系の書籍でしょう。 ――特にIT系だと内容がすぐ陳腐化してしまいますし、ネットでいくらでも丁寧に解説したサイトが今はありますからね。 ■「ウェブ発ベストセラー」はあれど、「電子書籍発ベストセラー」はない ――今は電子書籍のプラットフォームが整って、誰でも電子書籍を発表できるようになりましたよね。こういった電子書籍の状況はどうでしょうか? 山本 電子書籍(※ここでは、紙の媒体で先に出た書籍が電子化したものでなく、電子のみで出版されているもの)は売れていませんね。100冊売れればいい方とも聞きます。そもそも、「大人気電子書籍、(紙の)書籍化!」という話はあまり聞きませんよね。 ――確かに、「人気ウェブサイトのコラム、(紙の)書籍化!」は聞きますけど、「人気電子書籍、(紙の)書籍化!」は聞かないですね。 山本 もともと紙媒体でヒットしたマンガの電子化作品などは伸びていますが、これも、紙の書籍の大幅減少分を補うほどではありません。出版業界は1996年には2兆6千億の市場規模がありましたが、15年には1兆5千億まで下がっているんです。 ――驚きの下がり具合です。書店が減るわけですね。 山本 なかなかベストセラーは出ていないですよね。ビジネス書において最近のミリオンセラー(100万部突破)は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)くらいですね。 ――考えてみれば本も音楽も、ネットの一般普及が進む前の90年代は「ミリオンセラー」が結構頻繁に出ていましたよね。 山本 そうですね。出版点数自体は増えていますから、何を読んでいいのかわからない、という人も増えているはずです。他の娯楽により読書離れが進み、また、出版点数が増え選択肢が増す中で、ベストセラーは以前より出しにくくなっているとは思いますね。 ――ありがとうございました。 * * *  私自身、著者として本を出している。一冊目は14年に出したので、書店での取り扱いはかなり少なくなってしまっている。よって、いつでも自著を販売してくれるAmazonにはとても感謝している。しかし、Amazonばかりが大きくなる状況には危機感や違和感も覚える。さらに、宅配便の再配達問題に関わる取材をして配送業者の厳しい状況を知り、私は都市部に住んでいて、小さな子供がいるなど買い物に苦労するような事情もないのだから、そもそも通販自体をあまり使わないようにしようと個人的には思っている。なかなか難しくはあるが。  そのため利用しているのが「e-hon」という、オンラインで本を注文し、それを指定した書店で受け取れるサービスだ(書店の売り上げになる)。正直、Amazonで買うよりも手間だ。しかし「あの書店つぶれちゃったんだ、残念」などと、数年間買い物しなかったであろう書店の閉店をつぶれてから惜しむ人を見るとカッコ悪いと思うので、できる範囲で続けていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp

ASKAもアソコに隠せばバレなかった? 絶対に見つからない「覚醒剤の置き場所」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■覚醒剤で「被害者」が出ることも

 8月に起こった新宿・歌舞伎町のひき逃げ事件で、逮捕された自営業者が覚醒剤を使っていたことも報道されてましたね。被害者を20メートルくらい引きずったそうですが、シャブやってると、こういう時に正常な判断ができなくなるんです。

 覚醒剤は「被害者なき犯罪」といわれますが、実際には、こういう形で被害者が出ることもあるので、やっぱりシャブは「ダメ、絶対」ですね。とはいえやめるのは難しいもの。私はおかげさまでやめられたので、苦しんでいる方の力になってあげたいですね。

■ヤクザ事務所にはシャブもチャカもない

 覚醒剤に関するニュースで印象に残ったのは、盗んだバイクに覚醒剤(シャブ)や拳銃(チャカ)が隠されていたケースを、テレビ局が「意外な隠し場所」と報道していたことです。

 これは、意外でも何でもないんですよ。だって、組事務所の場所は警察にバレバレで、そんなところにシャブやチャカを誰が置くもんですか。

 話はそれますが、ヤクザの事務所は、ほんと減りましたね。暴力団排除条例で賃貸契約ができず、いくつかの組織でシェアしている例もあるそうです。いいか悪いかは別にして、戦後の貧しい時代の組事務所は、不良たちが集まって、ごはんを食べたり、チンチロリンなどの博奕をやって仲よく過ごす「場」みたいな意味もありました。「行き場のない人たち」が集まれたんですよ。悪いこともするけど(笑)。

 だから、抗争事件が多かった頃も、武器やシャブがゴッソリ……ということはなかったと思いますよ。親分衆はみんなアジトみたいなところを持っていて、シャブやチャカはそこから随時持って行くんです。

 そういえば「抗争で死ぬかもしれんし、長い懲役に行くかもしれんから」と、アジトに彫師さんを呼んで、全身ウン百万円の刺青を仕上げさせた親分もいましたね。本当に素敵すぎます……。

 シャブやチャカの隠し場所として、家族名義のリゾートマンションの駐車場なんて、王道中の王道ですが、駅のコインロッカーを使うこともあります。「シャブ保管庫」や「武器庫」としてギョーカイで有名なロッカーもありました。

 私の場合は、クルマの車体下につけるような強力マグネットのケースも使ってました。郵便受けとかにもつけられるんで、運んだり隠したりするのには重宝でした。ずっと置いておくのには向いていないですが、一回も落としたり、なくしたりしたことはないですね。

 ムショでは、「シャブをどこに隠していたか」というような自慢めいた話もよくしていましたが、やっぱりマグネットで車体の下に入れる人はいましたね。昔はおおらかで、けっこう自宅に置いている人もいて、「夫が勝手に私のシャブを食ってたからケンカになった」とか、そんな話も聞きました。

 あとは子どもが使わなくなった通園バッグの再利用とか、食べ終わったクッキーの缶とか、すぐバレそうなところばっかりです。ASKAさんも、書斎の引き出しに入れてはったと報道されていましたね。もしかすると、バレて、パクられて、ラクになりたかったのかも?

 それと、たまに外国人がコンドームに入れた薬物をアソコに入れてて、空港でパクられたりしてますが、さすがに日本人はそういうのはないですね。ちなみに昔はヤクザもお金があったので、ヨットやクルーザーなんかにもよく置いてました。でも、あんまりリゾート感あふれるところは遠いので、取りに行くのがタイヘンです。要するに、隠さなあかんもんは邪魔臭いので、持たないほうがええということです。

nakanorumi_portrait中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

ASKAもアソコに隠せばバレなかった? 絶対に見つからない「覚醒剤の置き場所」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■覚醒剤で「被害者」が出ることも

 8月に起こった新宿・歌舞伎町のひき逃げ事件で、逮捕された自営業者が覚醒剤を使っていたことも報道されてましたね。被害者を20メートルくらい引きずったそうですが、シャブやってると、こういう時に正常な判断ができなくなるんです。

 覚醒剤は「被害者なき犯罪」といわれますが、実際には、こういう形で被害者が出ることもあるので、やっぱりシャブは「ダメ、絶対」ですね。とはいえやめるのは難しいもの。私はおかげさまでやめられたので、苦しんでいる方の力になってあげたいですね。

■ヤクザ事務所にはシャブもチャカもない

 覚醒剤に関するニュースで印象に残ったのは、盗んだバイクに覚醒剤(シャブ)や拳銃(チャカ)が隠されていたケースを、テレビ局が「意外な隠し場所」と報道していたことです。

 これは、意外でも何でもないんですよ。だって、組事務所の場所は警察にバレバレで、そんなところにシャブやチャカを誰が置くもんですか。

 話はそれますが、ヤクザの事務所は、ほんと減りましたね。暴力団排除条例で賃貸契約ができず、いくつかの組織でシェアしている例もあるそうです。いいか悪いかは別にして、戦後の貧しい時代の組事務所は、不良たちが集まって、ごはんを食べたり、チンチロリンなどの博奕をやって仲よく過ごす「場」みたいな意味もありました。「行き場のない人たち」が集まれたんですよ。悪いこともするけど(笑)。

 だから、抗争事件が多かった頃も、武器やシャブがゴッソリ……ということはなかったと思いますよ。親分衆はみんなアジトみたいなところを持っていて、シャブやチャカはそこから随時持って行くんです。

 そういえば「抗争で死ぬかもしれんし、長い懲役に行くかもしれんから」と、アジトに彫師さんを呼んで、全身ウン百万円の刺青を仕上げさせた親分もいましたね。本当に素敵すぎます……。

 シャブやチャカの隠し場所として、家族名義のリゾートマンションの駐車場なんて、王道中の王道ですが、駅のコインロッカーを使うこともあります。「シャブ保管庫」や「武器庫」としてギョーカイで有名なロッカーもありました。

 私の場合は、クルマの車体下につけるような強力マグネットのケースも使ってました。郵便受けとかにもつけられるんで、運んだり隠したりするのには重宝でした。ずっと置いておくのには向いていないですが、一回も落としたり、なくしたりしたことはないですね。

 ムショでは、「シャブをどこに隠していたか」というような自慢めいた話もよくしていましたが、やっぱりマグネットで車体の下に入れる人はいましたね。昔はおおらかで、けっこう自宅に置いている人もいて、「夫が勝手に私のシャブを食ってたからケンカになった」とか、そんな話も聞きました。

 あとは子どもが使わなくなった通園バッグの再利用とか、食べ終わったクッキーの缶とか、すぐバレそうなところばっかりです。ASKAさんも、書斎の引き出しに入れてはったと報道されていましたね。もしかすると、バレて、パクられて、ラクになりたかったのかも?

 それと、たまに外国人がコンドームに入れた薬物をアソコに入れてて、空港でパクられたりしてますが、さすがに日本人はそういうのはないですね。ちなみに昔はヤクザもお金があったので、ヨットやクルーザーなんかにもよく置いてました。でも、あんまりリゾート感あふれるところは遠いので、取りに行くのがタイヘンです。要するに、隠さなあかんもんは邪魔臭いので、持たないほうがええということです。

nakanorumi_portrait中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

「豚小屋みたい」「食べ残しを再利用」韓国飲食店の“覆面調査”が散々な結果に

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イメージ画像(足成より)
 韓国観光公社は9月14日、平昌冬季五輪を約5カ月後に控え、各地の外国人観光客向け飲食店に対する覆面調査を実施した。  この調査は、飲食店のサービスの質を向上し、外国人観光客のグルメツアーを活性化させることが目的とされている。韓国人と外国人各50人の計100人で構成された“ミステリーショッパー”と呼ばれる調査員たちは、飲食店400店を抜き打ちで訪れて評価したという。  ただ、実際の調査結果は散々だった。  ソウル中心部のチゲ店を訪ねたアメリカ人のクリスティーン氏(29・仮名)は、「従業員がふきんで拭いたものの、テーブルがあまりに汚くてスマートフォンを置けなかった」とこぼした。エプロンも、すでに数人が使ったかのようにシミだらけだったという。また、注文したスンドゥブチゲはやけどしそうなほど熱かったが、「あらかじめ注意を促した従業員は一人もいなかった」そうだ。 「どれだけひいき目に見ても、10点満点中3~4点をつけるのも難しい」と語ったのは、同じくソウル中心部の鶏料理店を訪れたフランス人のエリック氏(31・仮名)だ。メニューを見ると、店の歴史については英語で記載されているのに、肝心の料理のページには英語表記がなく、写真すら載っていなかったという。さらに、店の裏手にあるトイレは男女共用で、ゴミ箱には使用済みのトイレットペーパーがうず高く積もっており、「本当に耐えがたかった」と話している。  一方、韓国人調査員のチョン氏(仮名)も不満を噴出させた。同氏がソウルの繁華街にある中華料理店に入店すると、注文もしないうちにキムチチゲが運ばれてきたという。この店はネット上で“名店”と呼ばれているが、実際は売り上げアップのためにランチタイムは1品しかメニューを用意しておらず、用意されたキムチチゲも「酸っぱいし、コショウのにおいがひどかった」という。チョン氏は「外国人の友達が食べに行こうとしたら止める」とまで言い切っている。  もっとも、同様の事例は今回の調査以外でも報告されている。例えばある日本人観光客は、ソウルの飲食店を訪れた際、韓国語のメニューよりも料金が高く設定された日本語表記のメニューを渡されたと韓国メディアに明かしている。  こうした飲食店の実態を受け、韓国ネット民はさまざまな反応を見せている。「同じ韓国人として恥ずかしい」「(名店というのも)9割は広告費を出して宣伝しているだけ」「実際、飲食店は豚小屋かと思うぐらい汚い」「飲食店の人たちには日本に行ってみてほしい」といった具合だ。  中には、「キムパプ(韓国海苔巻き)を作っているおばさんがくしゃみをして、唾が飛んでいるのを見た」「外国人観光客は、食べ残しのおかずが再利用されていることに、まだ気づいていない」と暴露するコメントもあった。  韓国観光公社は、今回の調査結果を基に、サービスの質が劣っている飲食店に対しては改善を促すためにコンサルティングを実施するという。このままでは、またしても韓国の悪評が世界に広まってしまいそうだ。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・「もう二度とごめんだ!!」日韓を訪れた外国人観光客の“リピート率”に大きな差が出たワケ http://s-korea.jp/archives/18092?zo ・「韓国では他人を助けようとするな」未だにまん延している韓国人の人種差別意識 http://s-korea.jp/archives/15197?zo

名門大学で美人JDの“5分間”シェアリングが開始!? 「あんなことや、こんなことまで……」

名門大学で美人JDの5分間シェアリングが開始!?  あんなことや、こんなことまで……の画像1
会場に集まった“校花”たち。スラリと伸びたお御足が美しいが
 先日、ラブドールのシェアリングサービスが登場した途端、当局に摘発された事件をお伝えしたばかりだが(参照記事)、今度はミスキャンパスをシェアする試みが行われている。  場所は北京交通大学のキャンパス。創立1896年という、理工系の名門大学である。  新学期が始まってまだ1カ月もたっていない先日、キャンパス近くの学生寮エリアに突然、パステルピンクの派手な舞台が設置された。  看板に大きく書かれているのは「共享校花」の文字。「共享」はシェアする、「校花」はいわばミスキャンパスのような美人女子大生を意味し、つまりは“キャンパスの花をシェアしよう”ということである。
名門大学で美人JDの5分間シェアリングが開始!?  あんなことや、こんなことまで……の画像2
確かにかわいいが、現役女子大生にしてはちょっとケバい気が
名門大学で美人JDの5分間シェアリングが開始!?  あんなことや、こんなことまで……の画像3
女の子の胸元にあるQRコードをスキャンする男子学生
 しかも、看板の下には「ハロー独り身君、5分間、校花を君の彼女にしよう」との煽り文句に加え「私の“下のほう”を食べさせてあげる」「私の目には、あなたしか見えないの」「私のココロをあげる」「話しなんかしないで、私にキスして」などという意味深なフレーズの書かれたプラカードも並んでいる。  そこに現れたのが、おそろいの白いシャツにチェック柄のミニスカートをはいた15人の校花たち。このイベントに参加したい人は、スマホに専用アプリをインストールして、校花たちの胸元にあるQRコードをスキャンすると、彼女たちと5分間だけ“お付き合い”できるというのだ。
名門大学で美人JDの5分間シェアリングが開始!?  あんなことや、こんなことまで……の画像4
たった5分間、写真なんか撮っているヒマはないと思うのだが
 現場には10人を超える男子学生たちが列をなし、順番が来ると好みの女の子のところに行き、一緒に写真を撮ったり、近くの学食に行って食事をしたりしていたという。  長く続いた一人っ子政策のために、大幅な男余りとなった中国、危機感を持った学生たちがついにこんなシェアリングまで始めたかと感心するやらあきれるやらと思ったら、実はこれにはウラがあった。  このイベントは、大学とはまったく関係のない企業が開催したもので、しかも大学側の許可も得ずに勝手にキャンパス内で行ったものだったということが判明。現場にいた校花たちも、もちろんこの大学の学生などではなく、どこかからかき集めてきた女の子たち。列に並んでいた男子学生たちも、ほとんどがサクラだったという。  勝手にキャンパス内で低俗なイベントを開催されたことに気づいた大学側は、これにカンカン。すぐさまイベントを中止、設備を撤去させ「大学はこのようなイベントに対して断固反対し、さらに事実を調査した上、関係者に対して厳粛な処分を行い、企業には法的責任を求める」との声明を出している。  すぐさま当局に摘発された“ラブドールシェア”同様、“キャンパスの花シェア”も、あっという間についえてしまった。新たなビジネスへのチャレンジ精神はたたえるが、もう少しまともな企画を考えてほしいものである。 (文=佐久間賢三)

名門大学で美人JDの“5分間”シェアリングが開始!? 「あんなことや、こんなことまで……」

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会場に集まった“校花”たち。スラリと伸びたお御足が美しいが
 先日、ラブドールのシェアリングサービスが登場した途端、当局に摘発された事件をお伝えしたばかりだが(参照記事)、今度はミスキャンパスをシェアする試みが行われている。  場所は北京交通大学のキャンパス。創立1896年という、理工系の名門大学である。  新学期が始まってまだ1カ月もたっていない先日、キャンパス近くの学生寮エリアに突然、パステルピンクの派手な舞台が設置された。  看板に大きく書かれているのは「共享校花」の文字。「共享」はシェアする、「校花」はいわばミスキャンパスのような美人女子大生を意味し、つまりは“キャンパスの花をシェアしよう”ということである。
名門大学で美人JDの5分間シェアリングが開始!?  あんなことや、こんなことまで……の画像2
確かにかわいいが、現役女子大生にしてはちょっとケバい気が
名門大学で美人JDの5分間シェアリングが開始!?  あんなことや、こんなことまで……の画像3
女の子の胸元にあるQRコードをスキャンする男子学生
 しかも、看板の下には「ハロー独り身君、5分間、校花を君の彼女にしよう」との煽り文句に加え「私の“下のほう”を食べさせてあげる」「私の目には、あなたしか見えないの」「私のココロをあげる」「話しなんかしないで、私にキスして」などという意味深なフレーズの書かれたプラカードも並んでいる。  そこに現れたのが、おそろいの白いシャツにチェック柄のミニスカートをはいた15人の校花たち。このイベントに参加したい人は、スマホに専用アプリをインストールして、校花たちの胸元にあるQRコードをスキャンすると、彼女たちと5分間だけ“お付き合い”できるというのだ。
名門大学で美人JDの5分間シェアリングが開始!?  あんなことや、こんなことまで……の画像4
たった5分間、写真なんか撮っているヒマはないと思うのだが
 現場には10人を超える男子学生たちが列をなし、順番が来ると好みの女の子のところに行き、一緒に写真を撮ったり、近くの学食に行って食事をしたりしていたという。  長く続いた一人っ子政策のために、大幅な男余りとなった中国、危機感を持った学生たちがついにこんなシェアリングまで始めたかと感心するやらあきれるやらと思ったら、実はこれにはウラがあった。  このイベントは、大学とはまったく関係のない企業が開催したもので、しかも大学側の許可も得ずに勝手にキャンパス内で行ったものだったということが判明。現場にいた校花たちも、もちろんこの大学の学生などではなく、どこかからかき集めてきた女の子たち。列に並んでいた男子学生たちも、ほとんどがサクラだったという。  勝手にキャンパス内で低俗なイベントを開催されたことに気づいた大学側は、これにカンカン。すぐさまイベントを中止、設備を撤去させ「大学はこのようなイベントに対して断固反対し、さらに事実を調査した上、関係者に対して厳粛な処分を行い、企業には法的責任を求める」との声明を出している。  すぐさま当局に摘発された“ラブドールシェア”同様、“キャンパスの花シェア”も、あっという間についえてしまった。新たなビジネスへのチャレンジ精神はたたえるが、もう少しまともな企画を考えてほしいものである。 (文=佐久間賢三)

彼氏は“セフレ三昧”でも……菊地亜美、周囲にのろけまくり! 「仕事にストイックで、男に免疫がない」との声も

彼氏はセフレ三昧でも……菊地亜美、周囲にのろけまくり!「仕事にストイックで、男に免疫がない」との声もの画像1
 タレントの菊地亜美(27)が幸せいっぱいだ。  7月に写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)で、5歳年上の大阪在住の不動産会社役員X氏との熱愛が発覚。8月には「週刊女性」(主婦と生活社)で、X氏がバツイチでセフレを多数抱え、女グセが悪いことが報じられたが、菊地は今夏、X氏と2人で温泉1泊旅行に出かけたことや、X氏の要望で麻婆豆腐作りに励んでいること、連日にわたって数時間も電話で会話していることなどを、周囲にノロケまくっているという。 「もともと2014年11月まで所属していたアイドルグループ・アイドリング!!!では、恋愛禁止。グループを卒業した後もバラエティ番組に引っ張りだこで、ストイックに仕事に打ち込んできたため、男に対する免疫がない。そのため、今回友人にX氏を紹介されて、コロっといってしまったようです」(芸能関係者)  さらに、これまでの境遇も、菊地がのぼせ上がる要因になっているという。 「菊地は人当たりもよく、人付き合いもいい。気さくで、どちらかというと“お笑い担当”のため、同じ事務所に所属する女優の新垣結衣やタレントのマギー目当てで近づいてくる男が多かったようです。忙しい中、菊地がようやく自分好みのイケメンと少し親しくなったと思ったら『新垣結衣ちゃんとかマギーちゃんを紹介してよ』と頼まれることもあったようで、ショックを受けていた時期もありました。今回のX氏は、ようやく自分のことだけを見て、愛してくれると喜んでいますよ」(同)  苦労の末に、せっかくつかんだ幸せだけに、このまま結婚まで一気に突っ走ってもらいたいものだ。