高畑淳子、裕太氏の質問を口ふさぎ阻止――報道陣からは笑い漏れる「異様な空気」

 女優の高畑淳子が8月23日、主演舞台『土佐堀川 近代ニッポン—女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯』の製作発表会見に出席。奇しくもちょうど1年前のこの日、息子の高畑裕太氏が強姦致傷容疑で逮捕(その後不起訴処分)されたこともあり、会見が始まる前から、会場内にはピリピリムードが漂っていたという。

「主催者サイドからは会見前に、『事件の真相や一般人になられた息子のことを聞いた時点で(会見を)止めます』と念押しするかのようにアナウンスされました。囲み取材が始まる直前も、再び同様のことが伝えられましたね」(ワイドショー関係者)

 というのも先月、同作ポスター撮影の際に取材対応した高畑は、「なかったことはなかったんだと、毎晩2時間くらい心の中で一人記者会見をしている」と発言し、一旦収まったはずの息子の事件を自ら再び“着火”させてしまった。

「今回は主要キャストが全員集合しており、他事務所の手前、裕太氏の件で舞台に泥を塗られてはたまったもんじゃない。かといって、高畑を制御できるかといえば、それも難しい。主催者サイドはそのように考え、もし話の流れが怪しくなったら、手段を選ばず無理矢理でも会見を止めようとしたのではないでしょうか」(同)

 実際、会見の途中、報道陣から「8月23日の……」などと、裕太氏の事件に関する質問が出そうになると、主催者サイドが強引にストップをかける一幕もあった。

 しかし、主催者サイドの配慮もむなしく、高畑は会見で暴走。報道陣から、「9回転んでも10回起き上がる」という主人公の役柄に絡めて、自身の「転び具合」を聞かれると、「(役と)同じくらい。ただ、しつこいたちなので忘れないことは、死ぬまで忘れない」「私は死ぬ時に(主張したいことを)言ってから死のうと思っている」と事件を彷彿とさせるような発言をし、さらに、ベテランの女性リポーターから、主人公が子育てに苦労したエピソードに絡め、裕太氏の子育てについて聞かれた瞬間、険しい表情でそのリポーターの口を手で押えたのだった。

「その直後、本人は『お仕事だとはわかりますが、暴力的ですみません』と陳謝し、報道陣からは笑いが漏れていましたが、異様な空気であったのは確か。ただ彼女はやはり、事件についてあれこれ報じたマスコミに、激しい怒りを抱いているのでしょうね。舞台を潰さないよう、各方面からアドバイスを受けていると思いますが、結局は我慢が利かないことが露呈してしまいました」(同)

 果たして、高畑が落ち着きを見せる日は来るのだろうか。

【放送直前】『24時間テレビ』事件簿! 嵐のギャラ騒動、川口春奈が拒否、徳光和夫が時速2.5キロ……

【放送直前】『24時間テレビ』事件簿! 嵐のギャラ騒動、川口春奈が拒否、徳光和夫が時速2.5キロ……の画像1
 日本テレビの恒例大型番組『24時間テレビ40 愛は地球を救う』がこの週末に生放送されます。今年のテーマは「告白~勇気を出して伝えよう~」で、メインパーソナリティーは嵐・櫻井翔、NEWS・小山慶一郎、KAT-TUN・亀梨和也の御三方です。  自己最高平均視聴率は、当時SMAPだった草なぎ剛と香取慎吾がメインパーソナリティーを務めた2005年で、19.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。以降、15%を切る年はなく、昨年は15.4%を記録しました。日本人って、『24時間テレビ』が本当に大好きなんですね。  そんな、国民的番組である『24時間テレビ』ですが、生放送というフォーマットも手伝って、いろんな意味で私たちを楽しませてくれます。というわけで、近年起きた大小さまざまな事件を、独自のセレクトで振り返っていきます。

2016年 高畑裕太パニック!

 番組パーソナリティーに就任していた高畑裕太が、放送4日前に前橋市内のホテルで40代の従業員女性に性的暴行を加えたとして、群馬県警に逮捕されました(後に不起訴となり、釈放)。  これにより、高畑がリハビリ支援員役で出演していた『24時間テレビ』内のスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』は、急きょNEWS・小山慶一郎を代役に立て、一部撮り直しに。  さらに、事件の日の夜に放送予定だったバラエティ番組『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)は、“チャリTシャツ”を着た高畑がゲスト出演していたため、お蔵入りに。メインパーソナリティーのNEWS・増田貴久もゲスト出演していたため、ネット上では、パーナさん(NEWSのファン)が「私は高畑裕太を一生許さない」「超楽しみにしてたのに!」と怒りを爆発させていました。

2016年 富士山の頂上で虐待疑惑騒動

 チャレンジ企画「両足マヒになんて負けない! 少年と家族が挑む富士登山」では、事故で下半身不随となった12歳の少年とその家族が富士山登頂に挑戦。番組では、AKB48の「LOVE TRIP」の曲中に、登頂に成功した少年と父の姿が挿入されました。  少年を立ち上がらせようとする父と、疲れ果てて座り込んでしまう少年。この直後、父が少年の頭をフルスイングでスパーン! 被っていた帽子が叩き落とされる場面が全国に放送され、視聴者が騒然。大騒動へと発展しました。  後に、日テレは「お父さんが登頂を非常に喜んでおられて、その中で帽子を取って頭をなでてあげようとしたところが、誤解を生んでいる」「感極まっての行動」だと説明しました。

2014年 川口春奈の「ダメよ~ダメダメ」断固拒否事件

 当時、ブレークしていた日本エレキテル連合が、日本武道館入りする芸能人をレポートする役を担当。出会った芸能人みんなに「ダメよ~ダメダメ」と言わせるお決まりパターンで笑いを誘っていましたが、女優の川口春奈だけがこれを拒否。能年玲奈や芦田愛菜、片岡鶴太郎らが「ダメよ~ダメダメ」と言わされる中、川口はカメラ目線で「はい、どうも~!」と返すだけでした。

2014年 関ジャニ∞・大倉忠義、握手を拒まれる

 この年のメインパーソナリティーは、関ジャニ∞。番組のオープニングでは、「募金すれば、ジャニタレと握手できるかもよ」という画作りのため、関ジャニ∞のメンバーが握手コーナーで横一列に並び、一般人と握手する様子が放送されました。  そんな中、とある一般女性が大倉の手をパシッと払いのけ、スタスタスター。唖然とする大倉の表情が放送され、ネット上のeighter(関ジャニ∞のファン)たちは、「この女を許さない」「本人特定しないと気がおさまらない」と怒りに震えていました。

2013年 高額ギャラ報道で波紋!

 放送の約1カ月前、「FLASH」(光文社)が出演者のギャラについて「嵐5,000万円、森三中・大島美幸1,000万円、上戸彩500万円……」などと詳細に掲載。あまりの高額ギャラに、ネット上では「募金する気がなくなった」「出演者が全員悪人に見える」との声が殺到しました。  慌てた日テレは、「嵐のメンバーにはチャリTシャツのデザインを含め、メーンパーソナリティーを今年もボランティアで務めていただいております」とのコメントを発表。しかし、メインパーソナリティーの嵐になんらかの形で報酬が支払われるか否かは不明のままだったほか、ほかの出演者について一切触れられていない点など不可解な点が多く、「日テレが、何を伝えたいのか分からない」という声が相次いでしまいました。  また、ネット上では、大島が挑戦するチャリティーマラソンの放送中、沿道で「大島、1,000万円のために頑張れ!」「嵐はいくら募金した?」などの横断幕を掲げようとしている人がいるらしい、というウワサが。これを受けてか、放送では沿道が極力映らないカメラワークに……。

2011年 徳光和夫のマラソンがギネス級と話題に

 毎年、追跡しながら動画配信しようとするネット民が現れるチャリティーマラソンですが、徳光が走ったこの年も、スタート地点が神奈川県相模原市内であることがすぐに割り出され、その後も一般人が追跡。スタート地点から武道館までは最短距離で約44キロしかなかったため、「余裕すぎる」と騒ぎになりました。  これを受けてか、番組ではゴール直後に総走行距離を63.2キロと発表。しかし、全走行時間から割り出すと、1時間に2.5キロほどしか進んでいないことになるため、「どこがマラソンだよ」「ギネス級のスローペース」とのツッコミが相次ぎました。  毎年、何かしらしでかしてくれる『24時間テレビ』。今年は、チャリティーマラソンランナーの当日発表という、番組都合の茶番が早くも「盛り上がってない」「誰でもいい」と話題ですが、無事にエンディングの「サライ」を聞くことができるでしょうか?

ジャニーズWESTが仲良しすぎる! 中間淳太が藤井流星にプレゼントして、“内緒でお揃い”にしたモノとは?

 『関ジャニ∞村上信五とジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン!』(文化放送)の8月17日深夜放送回では、ジャニーズタレントたちの意外な“お揃い事情”が明らかになった。
 
 18日はジャニーズWEST藤井流星の誕生日ということで、リスナーから「(藤井)流星くんとの最近のエピソードを教えてください」というメッセージが届いた。中間は以前、カレーを食べに行った際、財布を家に忘れて支払いができず、たまたま近くにいた藤井を呼んで……

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鈴木奈々、インスタの“すっぴん”ドライブ写真が「クオリティー凄すぎ」と話題

 タレントの鈴木奈々(29)が8月23日、自身のインスタグラムを更新。父親とドライブに出かけた際の写真を公開し、話題を呼んでいる。

 鈴木はこの投稿で「今日はお父さんとお出かけです」「たくさん親孝行するぞ~」とコメント。車内で撮った父親とのツーショット写真をアップし、仲良し父娘をアピールした。さらにハッシュタグでは「#いつもありがとう」「#お父さん大好き」など、父親へ感謝の言葉をつづっている。

 写真奥に写る鈴木の父親に対し、「お父さん若い」「イケメンですね」「優しそうなお父さん」「お父さんダンディー!」など絶賛するコメントが多数寄せられた。鈴木の父親は以前にもインスタグラムに登場したことがあり、ファンからは“イケメンパパ”として知られている。

 さらに注目を集めたのは「#わたしすっぴん」という鈴木のハッシュタグ。いつものギャル風メイクとは違った清楚な雰囲気に、「すっぴん!? 全然わからない」「肌綺麗」「スッピンとは思えない」「すっぴんでもかわいいですね」など、普段の姿とのギャップに驚きの声が上がっている。

 過去にもすっぴん写真を何度も投稿していることから、素顔にはそれなりの自信があることがうかがえる。これからの投稿写真にも注目が集まりそうだ。

指原莉乃、嵐・櫻井翔と共演で「ダサい」とイジる! 嵐ファンは「何様」「近寄るな」と激怒

 8月23日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に、嵐・櫻井翔がゲスト出演。ファンは楽しみにしていたようだが、同時に番組レギュラーであるHKT48・指原莉乃への否定的な声が飛び交う事態となった。

 櫻井は、26日に放送を控えた『24時間テレビ 愛は地球を救う』のメインパーソナリティーを務めるため、その番宣を兼ねて登場。櫻井が女子力の高い私生活を送っていることが明かされ、ネット上も「翔くん可愛すぎる!」などと盛り上がった。

「一方、嵐や櫻井ファンの中には、指原アンチが少なくないようで、序盤から『翔くんは見たいのに、指原が邪魔だわ』などと言われていました。途中、櫻井がフランスの香水を使っているという話になり、どんな香りか確かめるために指原が近づくと、『近寄らないで!』『ホント目障りなんだけど』といった厳しい声が飛び交ったほどです」(芸能ライター)

 また、櫻井は、10月期に主演を務める連続ドラマ『先に生まれただけの僕』(同)の共演者である蒼井優から、「オーガニックの水出しコーヒー」を勧められて飲んでいると語った。

「これについて、指原が『本物のオーガニック志向の人に教えてもらってオーガニックにハマる(人が)、一番ダサいです』と言い放ったため、ネット上では『なんで翔くんが指原にダサいって言われなきゃいけないわけ?』『指原は何様なんだよ!』などと、嵐ファンの怒りが噴出。実は指原は、昨年6月に『VS嵐』(フジテレビ系)に出演した際も、櫻井を『ジャニーズなのに、とび方がダサい』とイジり、ファンを激怒させたことがあったんです。指原の中で、櫻井は“イジッてもいい人”という位置づけかもしれませんが、ファンはまったく納得いっていないようですね」(同)

 そのほか、同放送では、櫻井が2010年、「an・an」(マガジンハウス)のグラビアでお尻を“チラ見せ”したショットに挑戦したことを紹介。その際、写真集『スキャンダル中毒』(講談社)で、指原がお尻を見せているページを隣に並べ、さらに、指原が自身と櫻井を「ケツドル」と称するシーンが。これに対しても、「翔くんと指原のお尻写真を一緒にしないで!」「指原のお尻で台無し」と、ファンから悲痛な声が聞かれた。

 指原は『24時間テレビ』の企画への参加も告知されている。スタジオで櫻井と絡むことがあれば、またファンが大荒れとなりそうだ。

山崎賢人、「肌荒れてる」「ストレス?」と心配も…菅田将暉との仲良しオフショットに反響

 8月23日、俳優の菅田将暉(24)が自身のインスタグラムを更新。21日深夜放送の『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にゲストとして登場した山崎賢人(22)とのツーショット写真を公開した。

 菅田がインスタグラムを更新したのは約4カ月ぶりということもあり、久々の投稿にファンは大喜び。前日には山崎も自身のインスタグラムに同じ写真を投稿している。

 菅田と山崎は以前から仲が良く、映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~』やドラマ『35歳の高校生』(日本テレビ系)などでたびたび共演。今回のラジオでも漫画の実写化作品についてトークを展開し、軽妙なやりとりが反響を呼んでいる。

 旬のイケメン俳優2人のツーショットに対し、ファンからは「大好きな2人」「このコンビ最高!」「2人ともイケメンすぎます」「同じ写真載せるって本当に仲良し」など歓喜のコメントが多数寄せられた。

 その一方、山崎のインスタグラムには「お肌荒れてますね」「ストレスですか?」など肌荒れを指摘する声も上がっており、売れっ子ゆえの忙しさをファンは心配しているようだ。主演映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が“大コケ”したとも報じられている山崎、心労が絶えないのかもしれない。

『やすらぎの郷』性暴力被害に認知症……倉本聰が描く“忘れる”ということ

ニッポンのお茶の間をわかし続ける“昼ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(木曜日)お届けします!

『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月~金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。

【サイ女の昼ドラ通信バックナンバー】
<94話~98話>『やすらぎの郷』松岡茉優の性暴力被害エピソードに「今のところ一番不快」批判の声
<89話~93話>『やすらぎの郷』八千草薫の“殿方と手をつなぐのは初めて”衝撃告白に「切ない」の声
<84話~88話>『やすらぎの郷』が後番組『トットちゃん!』の番宣に? 清野菜名が黒柳徹子役で出演決定

■8月17日(木)/99話~23日(水)/103話
 99話は、秀次(藤竜也)が一馬(平野勇樹)に、ハッピーことゆかり(松岡茉優)が受けた性暴力被害の全貌と、男性職員たちによる犯人への報復計画に関して尋ねる場面からスタート。秀次は職員たちの報復計画を制止し、彼らに代わって、原田(伊吹吾郎)、那須(倉田保昭)と犯人のたまり場に乗り込むのだった。同話では全員70歳超えとなる藤や伊吹、倉田がアクションシーンを披露したこのシーンには、視聴者も「憧れのアクションスターは今なお健在だった!」「めちゃくちゃカッコいい!」と大興奮のよう。

 栄がハッピーの性暴力事件について知らされる場面が描かれた100話では、ハッピーが施設内のバー・カサブランカに復帰。カサブランカで気を使いながら話をする栄たちに、ハッピーは「私のことだったら気にしないで下さい」と言う。その様子を見たお嬢こと冴子(浅丘ルリ子)や凉子(野際陽子)はハッピーに「忘れなさい」と告げるのだった。しかし、この言葉が視聴者の間で波紋を呼んだ。「名言のつもりで言っているとしたら、性暴力被害と女性を軽視してる」「軽々しく言っていい言葉じゃない」という批判から、「長く生きている老人たちだからこそのセリフだよね。つらいことこそ忘れようとするしかない」「実際どう向き合うかって、忘れるのがリアルだと思う」という賛同の声まで、さまざまな反響があった。

 101話で栄は、運転免許証更新のために、ほかの入居者とともに高齢者講習を受ける。その中にはカーマニアで知られる岡林谷江(佐々木すみ江)の姿もあった。その翌朝、「やすらぎの郷」で車の盗難事件が発生する。

 車両盗難の犯人が谷江だと発覚した102話。高齢者講習の結果、運転免許を取り上げられたことに立腹した谷江は、来訪者の車を乗っ取り、高速道路を猛スピードで逆走。パトカーとのカーチェイスを繰り広げる。そんな騒ぎが「認知症による一種の徘徊」として一段落ついた頃、栄は姫こと摂子(八千草薫)の付き人から、姫の様子がおかしいと相談を受けるのだった。

 103話では、姫が急に始めた身辺整理はマヤ(加賀まりこ)の勧めによるものだったと判明。姫が手放すと決めた物の中には、天皇陛下から賜った紫綬褒章まで含まれており、あまりの勢いに栄は不安を抱く。

 ハッピーの性暴力被害、そして谷江の逆走騒動では“認知症”についても触れられた今回のエピソード。老人たちにスポットを当てた『やすらぎの郷』にとって、“忘れる”ということは大きなテーマになってくるのかもしれない。

『東京喰種』は、中国政府とウイグル人の対立を暗示する反体制的作品?

『東京喰種』は、中国政府とウイグル人の対立を暗示している反体制的作品?の画像1
『東京喰種 1』(集英社)
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  先日、実写映画版『東京喰種トーキョーグール』を見てきました。この作品は中国でも人気がありますが、その理由は、残虐描写がふんだんにあるところです。中国のエンタテインメント業界は、エロや暴力、登場人物による反体制的な発言が禁止されるなど、規制が非常に厳しいのが特徴です。本作のアニメ版も2015年、『寄生獣』や『進撃の巨人』などとともに配信停止となりました。  そして最近、中国では全人代(全国人民代表大会)を控え、政府がナーバスになり、さらにエンタテインメント規制が厳しくなっています。先月、百度百科(中国版ウィキペディア)に記載されていた『東京喰種』の項目や、その作品にまつわるBBSが全て削除される措置が施されました。  ですが、抑えつけられれば抑えつけられるほど見たくなるのが国民の心情です。電子書籍版の漫画サイトでは、アニメや紙の出版物よりもゆるい規制で配信されています。また、あまたの海賊版サイトも存在しており、こうしたサイトでは、中国国内の規制などお構いなしに、エロ漫画をはじめ、多くの日本の過激な人気作が配信されています。そんなグレーゾーンの刺激的な作品として、『東京喰種』が人気を博しているわけです。規制だらけの窮屈な社会にあって、少しでも過激なモノを見たいという国民感情の表れでしょう。  とはいえ、残虐描写だけが人気の理由ではありません。日本のホラーの中には、土着的な風習をモチーフとしたものや、『呪怨』などのように、ジワジワと心理的に迫ってくるような、いわゆる「J(ジャパニーズ)ホラー」と呼ばれる作品があります。中国ではどちらかというと、ゾンビなどのようにわかりやすい、アメリカンホラー的な作品のほうがウケます。人間を食べるグール(喰種)というクリーチャーは、ゾンビと同様、万国共通の怖さを持ち合わせています。ですので、中国人読者も自然に作品に入り込むことができたのです。  そしてもうひとつ、本作が中国人読者の心をつかんだ最大の理由を挙げるとすれば、善悪では割り切れない、深みのあるストーリーにあるといえるでしょう。これまで残虐描写が好きな中国人が見てきたのは抗日ドラマでした。ドラマは、漫画と同様に規制の厳しいジャンルですが、抗日ドラマだけは例外です。「抗日」を免罪符にした上で、カンフーの達人が日本兵を八つ裂きにするといったホラー映画並みの残虐描写が、子どもも見ることのできるドラマに盛り込まれていたのです。こうしたドラマはおおむね、脚本も何もあったものではありません。子どもだましの稚拙な作りで、まともな大人が見て鑑賞に堪え得る代物ではありませんでした。  一方、『東京喰種』は深いテーマを抱え、脚本も練り込まれており、非常に完成度の高い作品になっています。 ■ウイグル人とうり二つの、グールの生活  僕は、漫画版は未読で、今回の実写映画版で初めてこの作品と触れました。見終えた後、これは中国の現状を暗喩した作品だと思いました。そして、政府が全人代を前にBBSを削除したのも納得です。 『東京喰種』には、人間を食べるグール(喰種)という種族が存在しています。主人公の大学生・カネキは大けがを負った際、グールの臓器を移植され、グールに変貌します。そして人間社会で生活を営むことが困難となり、グールの社会へ混じります。すると、人喰いの生物だと思われていたグールの中には、実は、普通の人間よりも心優しい者たちもいることがわかったのです。むしろ、彼らは普段、生活をする上で肩身が狭くて、迫害されている側でした。彼らは生まれたときからグールですし、それ以外の選択肢がありません。    中国人である僕は、この映画を見てウイグルを連想しました。彼らは生まれたときからウイグル人ですし、イスラム教を信仰しています。しかし、中国は名目上「信仰の自由」をうたっているものの、イスラム教を弾圧。イスラム教徒の身なりをしているだけで、今夏からは「テロ対策」として、所持するパソコンやUSBメモリなどの記憶装置の中身が政府に検閲されています。今、ウイグル人たちはこうした中国の締め付けに反発してテロを起こしていますが、それはちょうど、『東京喰種』において仲間を殺された者たちが喰種対策局(CCG)に対して襲撃を企てる姿と重なります。  中国政府は自分たちが正義だと信じて疑っておらず、そんな姿も、本作におけCCGとうり二つです。ですがひとたび、ウイグル人であったり、グールの側からその世界を見てみると、正常には見えません。  中国政府も、この作品に込められているメッセージが反体制的なものであり、危険なものだと感じたのでしょう。そこで今、中国のネット上からこの作品の情報がことごとく削除されているのかもしれません。 ■清水富美加のためにあるような作品  さて、本作では、「幸福の科学」に出家した清水富美加さんが、ヒロインであるトーカ役を務めています。清水さんは芸能界を引退する際、「人肉を食べる人種役に葛藤」と、良心にそぐわない仕事が増えたことを理由のひとつとして挙げていました。ですが、本作は、前述のように、たとえ世間では「悪」だと迫害されている側であっても、見方を変えると違う面が見えてくるという、世界の多様性を訴えたものだと思います。こうした点から、清水さんが表面的なところだけを捉えて本作を批判的に語ったことは、非常に残念に感じます。  清水さんが芸能界を引退して宗教家としての道を選択したことは、当時、多くの国民にとって理解の範疇外でした。ですが、本作を見れば、多くの人は自分の物差しだけでは世の中を見てはいけないことがわかりますし、これはまさに清水さんの選択を肯定する映画としても見ることができます。単なるゾンビ映画などとは一線を画しています。  清水さんは本作で、非常にキレのある演技を見せています。清水さんにはぜひ、作品に込められている真意をつかんでいただき、仮に続編が製作される際には、もう一度、トーカ役として出演していただきたいです。その折には、きっと彼女が属する団体も、多額の出資をしてくれるのではないでしょうか?
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)、『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>
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『日本人に帰化したい!!』(青林堂) 新刊出ました! 『東京喰種』は、中国政府とウイグル人の対立を暗示している反体制的作品?の画像4

水卜麻美『スッキリ!!』MC就任は“加藤浩次切り”の布石!? フリー転身「凍結」の裏事情

水卜麻美『スッキリ!!』MC就任は加藤浩次切りの布石!? フリー転身「凍結」の裏事情の画像1
日本テレビ公式サイト「アナウンスルーム」より
 日本テレビの水卜麻美アナが6年半アシスタントを務めた『ヒルナンデス!』を9月いっぱいで卒業することを発表。10月から朝の情報番組『スッキリ!!』のMCに就任するという。  水卜アナといえば、2013年から昨年までオリコン「好きな女性アナウンサーランキング」で4年連続1位を獲得した人気アナだけに、かねてから独立も噂されていたものだった。実際、『ヒルナンデス!』の降板が決まった際には、フリー転身報道が飛び交ったが、日テレに残留した裏には、ある“密約”があったようだ。日テレ関係者が明かす。 「日テレが独立の条件として、視聴率が低迷する『スッキリ!!』を立て直したら、快く送り出す。さらにフリーになった後も、局を挙げてバックアップするというもの。実は、日テレは『スッキリ!!』MCの加藤浩次を切りたがっている。その後釜に元大阪府知事の橋下徹氏を据えるべく水面下ですでに交渉が進んでおり、上層部の頭の中には、来年4月にはフリーになった水トアナと橋下氏のコンビで番組を大幅にリニューアルする青写真があるようです。また、あまり知られていませんが、水トアナはもともとスポーツ志望。その彼女に、局幹部が東京五輪特番の総合司会を任せることを確約したといいます」  水トアナは今年の『24時間テレビ』でのマラソンランナー候補として名前が挙がっているが、前出の日テレ関係者は「その可能性は低い」と言って、こう続ける。 「ランナーになれば、おっぱいを揺らしながら走る姿や、ワキ汗などを、週刊誌などが卑猥に扱う可能性がある。今後、局を挙げてバックアップしようとしている彼女に、そんな下品なイメージがつくような仕事をさせるはずがありませんよ」  水トアナが“スッキリ”とフリー転身できるか、秋以降の視聴率に注目したい。

『24時間テレビ』出演者全員が“マラソン特訓中”! 事務所は「バカバカしい」と悲痛の声

 いよいよ放送が今週末に迫った『24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~』(日本テレビ系)。各メディアは、「チャリティーランナー予想」に精を出している状況だが、番組出演者が所属する芸能プロからは、「茶番に強制参加させられている」という悲鳴も聞こえてくる。

 例年であれば、遅くとも6月なかばまでには発表されるランナーだが、一部メディアが「アンジャッシュ・渡部建が内定」などと事前に報じたことで、日テレ側は前代未聞のプランを発表した。

「7月30日放送の『行列のできる法律相談所』内で、『当日まで本人にも知らされない』『(ランナーは)当日武道館にいる人で、走る理由がある人』などと明かされたんです。そこで、紙媒体を中心に、なかば“予想レース”のような報道が飛び交う状況となってしまいました」(スポーツ紙記者)

 こうした報道は、結果的に『24時間テレビ』の多大な“宣伝”にもなっているという。

「異常なほどの箝口令が敷かれているため、局内の人間のほとんどがランナーを知りません。なのに、マスコミ各社から『ランナーは誰?』などと取材されるので、煩わしさを感じていますよ。しかも渡部に関しては、本当のランナーを隠すために日テレが用意した“オトリ”なんです。実際に、渡部がトレーニングを受けている様子をマスコミ関係者が目撃したため、内定記事が出たのですが、それすらも日テレの策略だったというわけです。記事が出たことで、より一層『絶対に外部に漏れないようにしてもらわねば』という空気が強まりました」(日テレ関係者)

 さらに番組出演陣は、日テレの“オトリ”となるべく、一律でマラソンのトレーニングを受けさせられているという。

「NEWS・小山慶一郎も、トレーニングをしていると公言しているし、不倫騒動渦中の雨上がり決死隊・宮迫博之も、『走らないといけない理由ができたんで』と語り、『行列』内でトレーニング中の様子が放送された。早くからランナー説が取り沙汰されているりゅうちぇる、ブルゾンちえみも受けているし、局アナの水卜麻美から、フリーアナの羽鳥慎一までやっているんですよ。いくらトレーニングも出演ギャラに含まれていると言っても、こんな茶番のためにスケジュールを合わせるのは、少々バカバカしいですよ……」(芸能プロ関係者)

 複数出演者による“リレー説”が飛び出したのも、「出演者全員、一律でトレーニングを受けさせられているためでしょう」(同)というが、たかだか番組の1コーナーのために、フェイクまで用意する必要はあるのだろう。