55歳という年齢で無謀なスタントを決行し失敗、骨折したと報じられたばかりのトム・クルーズに、偽尻疑惑が浮上している。2008年に公開された大作『ワルキューレ』で、ヒップパッドをあてがいボリューム感と締まりのある力強い男尻を偽造して、ファンをあざむいたというのだ。疑惑を提起したツイッターの投稿には「動かぬ証拠」として映画のワンシーンをキャプチャした画像が添えられており、ネット上は「裏切られた」「がっかりだ」とお祭り騒ぎになっている。
スタント事故が起きたのは、トムがライフワークとして全身全霊を注いで製作している映画『ミッション・インポッシブル』シリーズ最新作撮影中のこと。ビルの屋上から隣のビルへと跳び移る危険なスタントに挑戦したものの、あえなく失敗した。跳躍力がイマイチだったため、トムはビルの側壁に下半身をしたたかに打ち付け、足首の骨を2本も折ってしまったのだ。命綱に吊られて屋上に戻される姿からは哀愁が漂っており、世間からは「トムはもう若くない」と切ながる声が続出した。この骨折によって撮影は4カ月中断すると報じられ、公開時期も来年の夏からクリスマスシーズンに延期されるのではないかと懸念されている。
そんな中、トムに「偽尻疑惑」が急浮上したのだ。1944年に起きたドイツ国防軍将校によるヒトラー暗殺計画を描いた緊張感あふれる歴史映画『ワルキューレ』で、トムがおしりにヒップパッドをあてがっていたようだ、というのがその疑惑である。
疑惑を提起したのは「iluvbutts247」という、直訳すると「おしり大好き247」というアカウント名を持つツイッターユーザーだ。「ハロー、ちょっとすみません。『ワルキューレ』のワンシーンでトム・クルーズがヒップパッドをあてていたという説を提唱させていただきます。いかがでしょうか」というコメントとともに、トムがおしりを突き出している画像をツイートしている。
hello, please, i present the theory that for one single shot in Valkyrie (2008), at 5:12, tom cruise wears a fake butt. observe: pic.twitter.com/Tw6yTbsQUe
— swizz keats (@iluvbutts247) 2017年8月20日
問題の画像は、『ワルキューレ』でトムが爆破により転び、フラフラになりながら立ち上がる瞬間をキャプチャしたもの。確かにまるで大ぶりの桃のように、おしりが盛り上がっており、割れ目もくっきり。キム・カーダシアンやニッキー・ミナージュにも引けを取らないほどのデカ尻である。
ツイッター民は、この疑惑提起ツイートに敏感に反応した。「CGじゃないか」「スタントのためのパッドでしょ」「いや、尻アップシーンのために計算して入れたパッドだろ」「おしりに必死すぎて笑える」「がっかり」「裏切られた気分」とお祭り騒ぎとなっている。
もともとトムは美尻の持ち主として有名で、出世作『トップガン』(86)のシャワールームシーンでは細マッチョながらも綺麗に盛り上がった美尻を下着やタオル越しに披露している。『卒業白書』(83)でも、まぶしいまでにキュッと引き締まったおしりで「Old Time Rock and Roll」に合わせて踊りまくり、見る者を喜ばせてくれた。
そんなトムのおしりも年齢とともに筋肉がなくなり小ぶりになってしまったようで、『ロック・オブ・エイジズ』(12)でおしり丸見えなロック歌手の衣装を着た時には盛り上がりに欠ける貧尻になっていた。とはいえ、見るに堪えないというほどではなく、「50歳で堂々と生尻をさらすことができるのは、普段から体を鍛えているトムだからできること」だとファンは評価した。
今回、偽物だと指摘されている尻は、トムが08年に『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で、ハゲヅラ&ボディパッドをあてて演じたレス・グロスマン役のおしりにそっくり。トムはこのレスに扮して同年の「MTVムービー・アワード」に出演し、おしりを突き出しふりふりするトゥワーク(ダンスの一種)を披露したのだが、その時の「不自然なまでに盛り上がった」おしりにとてもよく似ているのだ。
このおしりフリフリの頃、トムはケイティ・ホームズと結婚中で念願の実子にも恵まれ、幸せの絶頂にいた。心酔する新興宗教サイエントロジーの活動も活発に行っていると、タブロイドで書き立てられていた時期でもあった。そのためか、今回の偽尻疑惑に対して「なんなのかよくわからないけど、サイエントロジーが絡んでるんじゃないか」と陰謀説を唱える人もいる。
ネット上ではトムの偽尻疑惑についていろいろな意見が飛び出し、当初は「爆破シーンなので、怪我をしないようにおしりにパッドをあてたのではないか」という説が多くの人から支持されていた。トムはこれまで、スタントマンを使わず自ら危険なシーンに挑んでおり、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』では離陸する軍用機にしがみつき、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では世界一高いビルであるドバイのブルジュ・ハリファの側面を走って部屋からダイブしてきた。『ワルキューレ』で爆破から逃げるスタントシーンも自分でこなし、その際、万が一のことを考え「おしりを守る」ためにパッドを入れたのだという説が有力だとされたのだ。
しかしその説は、『ワルキューレ』の脚本と製作を担当したクリストファー・マッカリーによって打ち消された。クリストファーは、この疑惑提起に対して「1万2000もリツイートされ、今もその数が増え続けているこのスレッドで、私が疑惑への明確な答えを出すと思うかい?」とツイート。投稿後まもなくしてこのツイートを削除したため、「スタントのためにパッドを入れたのなら、そう断言するはず! 説は打ち消された!」「トムが自分のおしりの写りをよくするため、パッドをあてたに違いない!」と騒ぎは加速し、収拾のつかない状態に陥っている。
セレブといえど、短期間でイケてる体を手に入れるのは至難の技だ。美容整形手術という手もあるが、リスクがあるしダウンタイムもある。05年にマライア・キャリーが「腹筋が割れているように線を入れた」疑惑が持たれ、笑いものになったことがあったが、今回のトムもこの時のマライア同様、ファンの期待に応えて喜ばせようとパッドをあてた結果、9年の時を経てさらし者にされてしまったのかもしれない。
男といえど、キュッとヒップアップした筋肉のついている美尻を持ちたいと思う美意識の高い者は多い。あのジャスティン・ビーバーも、ボートや波打ち際に全裸で立ち、プリッとしたおしりをインスタグラムで披露しているほどで、男の美尻もセックスアピールの重要アイテムと見られている。豊満なおしりに使われる「dat ass!」というスラングは、男にも使われており、トムがこの「dat ass!」を取り戻したいと思ったとしてもなんら不思議ではないのだ。
昨年は「シワ伸ばししすぎて顔がパンパンに腫れて別人みたい」と大騒ぎされたトム。ネット上では「顔だけじゃなくおしりもか」「ケツくらい、いいじゃないか」という声も飛び交っており、このお祭り騒ぎはまだまだ当分続きそうである。







