映画『銀魂』のモザイクが薄くて中村勘九郎の“中村勘九郎”が見えていると騒然

 小栗旬さん(34)主演、福田雄一さん(49)が監督・脚本の映画『銀魂』が7月14日に公開されました。人気マンガやアニメの実写版は、原作ファンから不評の声が上がりがちですが、本作はギャグとパロディにあふれた『銀魂』の世界をドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで知られる福田監督が絶妙に再現&アレンジしていて、原作から『銀魂』が好きな筆者もかなり楽しめる作品でした。  そんな映画『銀魂』では、俳優たちの体を張った演技も注目を集めています。中でも神楽を演じた「1000年にひとりの美少女」こと橋本環奈ちゃん(18)の鼻ほじ&ゲロ吐きシーンが話題ですが、今回は近藤勲役の中村勘九郎さん(35)に注目していきます。なんていったって、中村さん、ほとんど劇中で服を……着てないんです。 ※以下、本編の一部ネタバレを含みます。 モザイクが薄すぎる気がする  中村さんが演じた近藤勲は江戸の治安を守る真選組の局長という立場にいますが、心を寄せるお妙さん(映画では演:長澤まさみさん)にストーカーしまくったり、その外見から「ゴリラ」と呼ばれていたり、たびたび下ネタ要員にされていたりと、なかなか残念な人物。また、何かと全裸になることも多く、股間のモザイク率が高いキャラでもあるんですが、映画でもそのモザイクが再現されています!  そのシーンは、「近藤局長が全裸で刀を素振りする」ところ。土方十四郎(映画では演:柳楽優弥さん)と沖田総悟(映画では演:吉沢亮さん)と敵の動向を報告し合うという、シリアスなシーンかと思えば、近藤局長が実は全裸で素振りをしていたという、原作にもあるギャグです。  中村さんはこの作品に合わせてジムで身体を鍛えたそうで、その筋肉は美しい……んですが、なぜか全裸! もちろんモザイクはかかっているんですが、股間部分のモザイクがどことなく薄い……!! はっきり判別できるレベルではありませんが、大スクリーンで陰毛と竿の位置は確認できてしまうレベルです。大丈夫なの!? しかも刀を振っているからブラブラしているように見える! ネットでもアレを見た人から「中村勘九郎のモザイク薄過ぎて」「中村勘九郎の中村勘九郎がブラブラしている」という声が上がっています。絶対に前貼りつけてるだろうと思うんですけど、いやまさか、もしかして……!?  ほかにも、ふんどし姿になって全身にはちみつを塗りたくるというシーンがあるんですが(しかも初登場シーン)、志村新八役の菅田将暉さん(24)が「(中村さんは)ずっとふんどしの方にハチミツを集めていて……『飛びかかる時にここからハチミツ散らしたい!』って言っていて」とジャパンプレミアで証言していました。体張りすぎぃぃぃぃ!  そんな中村さんはここで言うまでもありませんが、歌舞伎の名門「中村屋」の名跡「中村勘九郎」の当代。将来、人間国宝に認定される可能性もあるのです。本人は出演が決まった時、「僕自身、元々下ヨリの発言・行動、そして思考しかありませんので近藤の役に素直に入れました」と言っていましたが……。“しかありません”って!!  もしかするとパッケージ化された時はモザイクが濃くなってしまうかもしれないので、未来の人間国宝のアレを、ぜひ劇場で確認してみては。

ローラ、独立騒動で“消える”? 「レギュラー0本」「後輩のバーター落ち」の崖っぷち

 Twitterでの「最近裏切られたことがあって悲しい」発言以降、所属事務所との確執が報じられているローラ。7月18日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)では、今年に入ってから番組レギュラーが0本になったこと、さらには有名デザイナーに心酔するあまり、事務所側がコントロール不能になっていることが報じられ、ローラの事務所内での孤立は、想像以上に深刻化しているようだ。  ローラの独立説は、Twitterでの発言を受けて「東京スポーツ」が詳報。事務所からは、ローラが信頼していた取締役を始め、何人ものスタッフが離脱しているという。相談相手がいなくなったローラが頼ったのは、芸能界の大先輩である堺正章で、彼のサポートにより、ほかの大手芸能事務所、またはその系列への移籍を画策しているそうだ。  こうしたネガティブな報道が相次ぐ原因には、所属事務所側のマスコミ対応の悪さが挙げられるという。 「ローラと事務所のトラブルをめぐっては、『週刊文春』(文藝春秋)や『女性自身』(光文社)も記事を出していますが、全ての記事で共通しているのが、『所属事務所は取材に回答しなかった』という点。熱愛など、私生活の話ならまだしも、芸能活動の進退にまで関わる今回のような件でさえ、事務所が一切回答しないのはあり得ない対応です。事務所として『どう書いてくれても構わない』と言っているようなものですからね」(週刊誌記者)  12日発売の「週刊新潮」(新潮社)では、ローラに変わって後輩のダレノガレ明美を猛プッシュしているとの記事も掲載されていた。 「スタッフの大量離脱の影響なのか、近頃はローラに仕事のオファーを出しても、事務所から回答さえろくにもらえない、という話が聞こえてくるようになってきました。一方で、後輩のモデルたちはテレビ出演の機会も多く、いまやローラが後輩の“バーター扱い”になりつつあるようです」(同)  独立もやむを得ない状況のローラだが、今後も変わりなく芸能活動を続けることは可能なのだろうか。

ローラ、独立騒動で“消える”? 「レギュラー0本」「後輩のバーター落ち」の崖っぷち

 Twitterでの「最近裏切られたことがあって悲しい」発言以降、所属事務所との確執が報じられているローラ。7月18日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)では、今年に入ってから番組レギュラーが0本になったこと、さらには有名デザイナーに心酔するあまり、事務所側がコントロール不能になっていることが報じられ、ローラの事務所内での孤立は、想像以上に深刻化しているようだ。  ローラの独立説は、Twitterでの発言を受けて「東京スポーツ」が詳報。事務所からは、ローラが信頼していた取締役を始め、何人ものスタッフが離脱しているという。相談相手がいなくなったローラが頼ったのは、芸能界の大先輩である堺正章で、彼のサポートにより、ほかの大手芸能事務所、またはその系列への移籍を画策しているそうだ。  こうしたネガティブな報道が相次ぐ原因には、所属事務所側のマスコミ対応の悪さが挙げられるという。 「ローラと事務所のトラブルをめぐっては、『週刊文春』(文藝春秋)や『女性自身』(光文社)も記事を出していますが、全ての記事で共通しているのが、『所属事務所は取材に回答しなかった』という点。熱愛など、私生活の話ならまだしも、芸能活動の進退にまで関わる今回のような件でさえ、事務所が一切回答しないのはあり得ない対応です。事務所として『どう書いてくれても構わない』と言っているようなものですからね」(週刊誌記者)  12日発売の「週刊新潮」(新潮社)では、ローラに変わって後輩のダレノガレ明美を猛プッシュしているとの記事も掲載されていた。 「スタッフの大量離脱の影響なのか、近頃はローラに仕事のオファーを出しても、事務所から回答さえろくにもらえない、という話が聞こえてくるようになってきました。一方で、後輩のモデルたちはテレビ出演の機会も多く、いまやローラが後輩の“バーター扱い”になりつつあるようです」(同)  独立もやむを得ない状況のローラだが、今後も変わりなく芸能活動を続けることは可能なのだろうか。

引退危機のローラに醜聞続出! くりぃむしちゅー・有田との“関係”も蒸し返される!?

引退危機のローラに醜聞続出! くりぃむしちゅー・有田との関係も蒸し返される!?の画像1
 人気タレントのローラが、芸能界引退の危機に瀕している。理由は所属事務所社長とのトラブル。ローラはTwitterで「ローラ最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいるんだけど」「黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえしてください」とつぶやくなど、すでに関係は修復不能となっている。 「仕事の方向性や金銭をめぐってモメているようだが、その舞台裏をツイートするのは完全なルール違反。一部では独立や大手事務所への移籍もささやかれているが、契約をめぐるトラブルに芸能界はとにかく厳しい。彼女には多くのファンがいるが、芸能界では同情の声は皆無だね」(芸能プロ関係者)  18日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)では、ローラ変心の裏に世界的デザイナーのマッシモ・ジョルジェッティ氏の存在があると報道。同氏は今年4月まで一流ブランド「エミリオ・プッチ」のクリエイティブディレクターを兼務する一方で、故郷・イタリアで「MSGM」なるブランドを立ち上げ、大成功を収めている。  2人の出会いは2013年ごろ、マッシモ氏のブランドを着ていたローラの姿をインスタグラムで発見した同氏が、関係者を通じて猛アプローチしたことだという。  以来、ローラはマッシモ氏にゾッコン。次第に所属事務所よりもマッシモ氏の言うことを聞くようになったとか。スポーツ紙記者は「能年玲奈さんが『生ゴミ先生』と呼ばれる魅力開発トレーナーの女性に心酔した時と似ている。こうなると、もうどうしようもない。所属事務所はすでに説得を諦め、後輩のダレノガレ明美を売り出すなど、完全にローラを干しにかかっている」と話す。  現時点では円満退社からは程遠く、双方がいがみ合う展開にしかならない。そうなると危惧されるのは、これまで押さえていた醜聞が飛び出すことだ。週刊誌記者が声を潜めて明かす。 「表に出ていないだけで、彼女は恋多き女。陽気なイタリア人デザイナーの言うことを真に受けるくらいですから、男性にハマリやすい。例えば、かねて熱愛がウワサされたお笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平との仲。彼女は笑って否定していましたが、真相はガチ。何度も有田の家に泊まりに行っているし、プライベートでローラとの関係について聞かれた有田も否定していなかった。ローラのほうが熱を上げていたようです」  このほか三代目J Soul Brothersの登坂広臣や、モデル男性とのただならぬ関係もささやかれた。前出スポーツ紙記者は「彼女は一連のトラブルを含めて、日本の芸能界に辟易している。マッシモ氏を追いかけ、拠点を海外に移し、モデルとして活動していく考えもあるそうです」と話す。 “傷だらけのローラ”は、一体どこへ向かうのか――。

引退危機のローラに醜聞続出! くりぃむしちゅー・有田との“関係”も蒸し返される!?

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 人気タレントのローラが、芸能界引退の危機に瀕している。理由は所属事務所社長とのトラブル。ローラはTwitterで「ローラ最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいるんだけど」「黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえしてください」とつぶやくなど、すでに関係は修復不能となっている。 「仕事の方向性や金銭をめぐってモメているようだが、その舞台裏をツイートするのは完全なルール違反。一部では独立や大手事務所への移籍もささやかれているが、契約をめぐるトラブルに芸能界はとにかく厳しい。彼女には多くのファンがいるが、芸能界では同情の声は皆無だね」(芸能プロ関係者)  18日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)では、ローラ変心の裏に世界的デザイナーのマッシモ・ジョルジェッティ氏の存在があると報道。同氏は今年4月まで一流ブランド「エミリオ・プッチ」のクリエイティブディレクターを兼務する一方で、故郷・イタリアで「MSGM」なるブランドを立ち上げ、大成功を収めている。  2人の出会いは2013年ごろ、マッシモ氏のブランドを着ていたローラの姿をインスタグラムで発見した同氏が、関係者を通じて猛アプローチしたことだという。  以来、ローラはマッシモ氏にゾッコン。次第に所属事務所よりもマッシモ氏の言うことを聞くようになったとか。スポーツ紙記者は「能年玲奈さんが『生ゴミ先生』と呼ばれる魅力開発トレーナーの女性に心酔した時と似ている。こうなると、もうどうしようもない。所属事務所はすでに説得を諦め、後輩のダレノガレ明美を売り出すなど、完全にローラを干しにかかっている」と話す。  現時点では円満退社からは程遠く、双方がいがみ合う展開にしかならない。そうなると危惧されるのは、これまで押さえていた醜聞が飛び出すことだ。週刊誌記者が声を潜めて明かす。 「表に出ていないだけで、彼女は恋多き女。陽気なイタリア人デザイナーの言うことを真に受けるくらいですから、男性にハマリやすい。例えば、かねて熱愛がウワサされたお笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平との仲。彼女は笑って否定していましたが、真相はガチ。何度も有田の家に泊まりに行っているし、プライベートでローラとの関係について聞かれた有田も否定していなかった。ローラのほうが熱を上げていたようです」  このほか三代目J Soul Brothersの登坂広臣や、モデル男性とのただならぬ関係もささやかれた。前出スポーツ紙記者は「彼女は一連のトラブルを含めて、日本の芸能界に辟易している。マッシモ氏を追いかけ、拠点を海外に移し、モデルとして活動していく考えもあるそうです」と話す。 “傷だらけのローラ”は、一体どこへ向かうのか――。

山下智久“ポスト木村拓哉”確定か!? 新垣結衣、フジ月9『コード・ブルー』16.3%の好発進!

山下智久ポスト木村拓哉確定か!? 新垣結衣、フジ月9『コード・ブルー』16.3%の好発進!の画像1
 山Pこと山下智久主演の人気シリーズ最新作『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)が17日にスタート。“月9”は2016年1月クール以降、全話平均視聴率で1ケタが続いていますが、『コード・ブルー』初回は平均視聴率16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録しました。  同シリーズは08年に第1シーズン、09年にスペシャルドラマ、10年に第2シーズンが放送され、今回、約7年半ぶりに復活。その間、ガッキーが『逃げ恥』(TBS系)で再評価されたり、比嘉愛未が斉藤工から福士誠治に乗り換えたり、山Pが書類送検されたりといろいろありましたが、主要キャストはほぼ再集結しました。  とはいえ、脚本家はこれまでの林宏司氏から、小雪主演『大貧乏』(フジテレビ系)や、嵐・松本潤主演の月9『失恋ショコラティエ』(同)を手掛けた安達奈緒子氏に変更。過去の作品をざっと見る限り、医療系の作品は見当たりませんが、大丈夫でしょうか……?

山Pの登場シーンがやばい!

 ドクターヘリを運航する千葉の翔北救命センターは、人手不足でてんてこ舞い。フライトスタッフリーダーの白石(新垣結衣)を中心に、医師の藤川(浅利陽介)、看護師の冴島(比嘉愛未)らが奮闘するも、新人フェロードクターの名取(Hey! Say! JUMP・有岡大貴)や灰谷(成田凌)、横峯(新木優子)、看護師の雪村(馬場ふみか)はまるで使い物にならず、脳外科医の新海(安藤政信)も「想像以上にヤバイね、今の救命」と危機感を口にします。  で、ドラマ開始6分で藍沢(山下)の着替えシーンがドーン! お椀のように盛り上がった大胸筋ドーン、ドーン! はい、これで女性視聴者はチャンネルを替えられない呪いにかかりました。  山Pがムキッとしている最中も、患者は次々と運ばれてきますが、開始10分も経たぬうちに2人もお亡くなりになりました。悔しそうなガッキー。  また、医師の三井(りょう)が休職することに。入れ替わりで、産婦人科医として別の病院で働いていた緋山(戸田恵梨香)が救命に戻ってきます。が、あまりの忙しさに「やってらんないんだけど!」とイライラ。白石に「あんたスタッフリーダーでしょ? 言ってきてよ。藍沢に戻ってこいって!」とキレまくりです。  そんな中、七夕祭の山車が横転し、民家に突っ込む事故が発生。現場に駆けつけるも、無残な状況に新人のダメフェローたちはオロオロするばかり。特に横峯は、山車と家の壁に挟まった血まみれの子どもを発見するも、トランシーバーを使わずにトコトコと歩いて白石に報告しに来たため、温厚な白石が「(子どもを)放ってきたの!?」と叱咤するほどのダメっぷりです。  重傷人が多い上に、その中の妊婦がいきなり破水したり、軽傷だと思っていた人の意識レベルが急に下がるなど、現場は大わらわ。人手が足りず、窮地に追い込まれた白石は、藍沢に電話。ヘリで駆けつけた藍沢は、山車に挟まったままの子どもの頭に、その場でドリルでギリギリと穴を空け、血の塊を除去。一命をとりとめました。特に大掛かりな検査もせずに、頭蓋骨に穴空けちゃうなんてすごいですね。救急ではよくあることなんでしょうか? 教えて、脳外科医の人!  後日、みんなが集まる中、部長の橘(椎名桔平)が「フェローたちに、新しく加わる指導員を紹介したい」と発表。すると、画面がスローモーションになり、おもむろに藍沢がとーじょー!! ぶっきら棒に「よろしく」と自己紹介し、ついに主役が救急に合流しました。

ICONIQが出てる

 以前から、ジャニーズ事務所が“ポスト・キムタク”として売ろうとしているとウワサされてきた山下ですが、同作初回の山Pはまさに“ポスト・キムタク”的な扱い。1月クールの木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)では、キムタク演じる天才外科医がシアトルから日本の病院に呼び戻されるところから物語が始まりますが、これとダブりました。  ただ、いくらジャニタレを完全無欠のヒーローとして描きたくても、それはドラマのクオリティが伴っていなければお寒いドラマになりがち。14年に大コケした関ジャニ∞・大倉忠義主演『Dr.DMAT』(TBS系)なんかが、その失敗例なんだと思います。  その点、『コード・ブルー』は本格派の雰囲気ながら、設定も脚本も演出もわかりやすく、10代や老人にも優しい作り。初回では、畳み掛けるように次々と感情を揺さぶる展開が用意され、スピード感溢れる仕上がりに。また、新人フェローたちのダメっぷりが“これでもか!”と描かれ、新キャラの人物説明もばっちりでした。  そんな中、気になる新キャラが。ヘリのGOサインを出すコミュニケーションスペシャリストの町田役を、ICONIQ改め伊藤ゆみが演じているではありませんか。昨年、ICONIQの名前を捨て、女優業再開宣言と同時にヌードを披露した伊藤ですが、以降、ゲスト出演ばかりで目立った活躍はなし。『コード・ブルー』は、改名後初の連ドラレギュラーなので、もっとスポーツ新聞とかは騒いであげたほうがいいと思います。  そんなこんなで、ネット上でも「面白い!」「毎週、見る!」「山Pかっこいい!」と大評判の『コード・ブルー』。“月9”の窮地を救えるといいですね。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

山下智久“ポスト木村拓哉”確定か!? 新垣結衣、フジ月9『コード・ブルー』16.3%の好発進!

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 山Pこと山下智久主演の人気シリーズ最新作『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)が17日にスタート。“月9”は2016年1月クール以降、全話平均視聴率で1ケタが続いていますが、『コード・ブルー』初回は平均視聴率16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録しました。  同シリーズは08年に第1シーズン、09年にスペシャルドラマ、10年に第2シーズンが放送され、今回、約7年半ぶりに復活。その間、ガッキーが『逃げ恥』(TBS系)で再評価されたり、比嘉愛未が斉藤工から福士誠治に乗り換えたり、山Pが書類送検されたりといろいろありましたが、主要キャストはほぼ再集結しました。  とはいえ、脚本家はこれまでの林宏司氏から、小雪主演『大貧乏』(フジテレビ系)や、嵐・松本潤主演の月9『失恋ショコラティエ』(同)を手掛けた安達奈緒子氏に変更。過去の作品をざっと見る限り、医療系の作品は見当たりませんが、大丈夫でしょうか……?

山Pの登場シーンがやばい!

 ドクターヘリを運航する千葉の翔北救命センターは、人手不足でてんてこ舞い。フライトスタッフリーダーの白石(新垣結衣)を中心に、医師の藤川(浅利陽介)、看護師の冴島(比嘉愛未)らが奮闘するも、新人フェロードクターの名取(Hey! Say! JUMP・有岡大貴)や灰谷(成田凌)、横峯(新木優子)、看護師の雪村(馬場ふみか)はまるで使い物にならず、脳外科医の新海(安藤政信)も「想像以上にヤバイね、今の救命」と危機感を口にします。  で、ドラマ開始6分で藍沢(山下)の着替えシーンがドーン! お椀のように盛り上がった大胸筋ドーン、ドーン! はい、これで女性視聴者はチャンネルを替えられない呪いにかかりました。  山Pがムキッとしている最中も、患者は次々と運ばれてきますが、開始10分も経たぬうちに2人もお亡くなりになりました。悔しそうなガッキー。  また、医師の三井(りょう)が休職することに。入れ替わりで、産婦人科医として別の病院で働いていた緋山(戸田恵梨香)が救命に戻ってきます。が、あまりの忙しさに「やってらんないんだけど!」とイライラ。白石に「あんたスタッフリーダーでしょ? 言ってきてよ。藍沢に戻ってこいって!」とキレまくりです。  そんな中、七夕祭の山車が横転し、民家に突っ込む事故が発生。現場に駆けつけるも、無残な状況に新人のダメフェローたちはオロオロするばかり。特に横峯は、山車と家の壁に挟まった血まみれの子どもを発見するも、トランシーバーを使わずにトコトコと歩いて白石に報告しに来たため、温厚な白石が「(子どもを)放ってきたの!?」と叱咤するほどのダメっぷりです。  重傷人が多い上に、その中の妊婦がいきなり破水したり、軽傷だと思っていた人の意識レベルが急に下がるなど、現場は大わらわ。人手が足りず、窮地に追い込まれた白石は、藍沢に電話。ヘリで駆けつけた藍沢は、山車に挟まったままの子どもの頭に、その場でドリルでギリギリと穴を空け、血の塊を除去。一命をとりとめました。特に大掛かりな検査もせずに、頭蓋骨に穴空けちゃうなんてすごいですね。救急ではよくあることなんでしょうか? 教えて、脳外科医の人!  後日、みんなが集まる中、部長の橘(椎名桔平)が「フェローたちに、新しく加わる指導員を紹介したい」と発表。すると、画面がスローモーションになり、おもむろに藍沢がとーじょー!! ぶっきら棒に「よろしく」と自己紹介し、ついに主役が救急に合流しました。

ICONIQが出てる

 以前から、ジャニーズ事務所が“ポスト・キムタク”として売ろうとしているとウワサされてきた山下ですが、同作初回の山Pはまさに“ポスト・キムタク”的な扱い。1月クールの木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)では、キムタク演じる天才外科医がシアトルから日本の病院に呼び戻されるところから物語が始まりますが、これとダブりました。  ただ、いくらジャニタレを完全無欠のヒーローとして描きたくても、それはドラマのクオリティが伴っていなければお寒いドラマになりがち。14年に大コケした関ジャニ∞・大倉忠義主演『Dr.DMAT』(TBS系)なんかが、その失敗例なんだと思います。  その点、『コード・ブルー』は本格派の雰囲気ながら、設定も脚本も演出もわかりやすく、10代や老人にも優しい作り。初回では、畳み掛けるように次々と感情を揺さぶる展開が用意され、スピード感溢れる仕上がりに。また、新人フェローたちのダメっぷりが“これでもか!”と描かれ、新キャラの人物説明もばっちりでした。  そんな中、気になる新キャラが。ヘリのGOサインを出すコミュニケーションスペシャリストの町田役を、ICONIQ改め伊藤ゆみが演じているではありませんか。昨年、ICONIQの名前を捨て、女優業再開宣言と同時にヌードを披露した伊藤ですが、以降、ゲスト出演ばかりで目立った活躍はなし。『コード・ブルー』は、改名後初の連ドラレギュラーなので、もっとスポーツ新聞とかは騒いであげたほうがいいと思います。  そんなこんなで、ネット上でも「面白い!」「毎週、見る!」「山Pかっこいい!」と大評判の『コード・ブルー』。“月9”の窮地を救えるといいですね。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

日本映画のポスターがダサいのは原因があった!? 『獣道』プロデューサー、アダム・トレルが大放談

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 日本映画ってポスターやフライヤーがダサい。そう感じたことはないだろうか? ネットなどで海外の映画のポスタービジュアルを見ていると、すごくオシャレでかっこいいのに、なんでこうも違うのか。そんな疑問に答えてくれたのは、英国出身の映画プロデューサーであるアダム・トレル氏。日本のインディペンデント映画の秀作を海外へ配給する一方、現代版“男はつらいよ”の世界を描いた藤田容介監督の『福福荘の福ちゃん』(14)や原発問題に真正面から斬り込んだ園子温監督の『希望の国』(12)といった話題作をプロデュースしている。単館系でロングランヒットを記録した『下衆の愛』(16)の内田英治監督と再びタッグを組んだ最新プロデュース作『獣道』は、7月15日より東京での公開が始まったばかり。日本映画をこよなく愛するがゆえに辛辣な意見も口から飛び出すアダム氏に、日本映画界のいい面とダメな面について語ってもらった。  東京で暮らし始めたのは2014年からだが、独学で学んだという日本語は流暢で気っ風がいい。まずは日本映画界の“いい面”について。 アダム・トレル「日本人は、みんな映画は映画館へ観に行く。これは素晴しいこと。映画はまず映画館で公開され、半年後にDVD化され、さらにその後にオンデマンド化されるようになっています。日本では昔からのルールが今も守られている。でも、欧米ではNetflixが大きな力を持ち、映画の公開とネットでの配信が同時になっています。みんな自宅で映画を観るようになり、DVDレンタル店はすっかり減り、街から映画館もどんどん消えています。その点、日本では映画館で映画を楽しむという文化が守られている。しかも、日本はインドやハリウッドに次ぐ映画製作本数を誇り、まぁこれは多すぎだと思うけど、『下衆の愛』や今回の『獣道』のような低予算の映画でも、面白い作品は2~3週間やそれ以上上映してくれる。映画館に通って、インディーズ映画を応援する日本の映画ファンは本当に素晴しい」
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映画プロデューサーのアダム・トレル氏。12~13歳で深作欣二や鈴木清順にハマり、日本映画に魅了されたという。
 ゼロ年代の個性豊かな日本映画を英国で配給してきたアダム氏は、園監督が資金集めに苦戦した『希望の国』をきっかけにプロデューサーとして日本映画の製作現場に足を踏み入れるようになった。だが、そこで驚いたのが“製作委員会方式”という日本映画界ならではのシステム。映画会社だけでなくテレビ局、出版社、ビデオメーカーなど様々な企業が製作費を分担し、興行リスクを減らすために編み出されたものだが、映画の内容に興味のない人たちが委員会に参加していることには違和感を覚えたという。 アダム「人気アイドル事務所の誰々が出演すればファンを動員できるとか、製作委員会の参加者はお金のことしか関心がない。クリエイティヴィティなことには興味を持っていない。映画への愛情が感じられない。何十億円も投じた大作映画なら分かるけれど、2,000万~3,000万円規模のインディペンデント作品でも製作委員会方式になっていることにはびっくりした。製作委員会ではA、B、C、D……とフォーミュラ(慣習的やり方)で仕事が進んでいく。製作委員会方式では面白い映画はつくれないと思う。もし、面白い映画ができたとしたら、それは単なる偶然。製作委員会方式が嫌で、内田監督の『下衆の愛』は自主映画として作った。製作費は5万ドル以下で、俺の家や行きつけの居酒屋で撮影した。お金はなかったけど、愛とパッションで撮った映画。海外の映画祭で上映されたし、米国、ドイツ、台湾、香港、中国、韓国へ配給でき、イタリアでのリメイクも決まった。映画が面白いかどうかは、製作費がどれだけあるかではなく、愛とパッションがあるかどうかだよ」 ■日本人も知らない日本文化を伝えたい  内田監督との2度目のタッグ作『獣道』は、愛とパッションに加え、映画的な面白さが溢れた作品だ。地方都市を舞台に、カルト教団で育った少女・愛依(伊藤沙莉)が自分の居場所を求めて、ヤンキーコミュニティーに溶け込こんでいく姿が描かれる。カルト教団や崩壊した家庭といった要素は、園監督の大ブレイク作『愛のむきだし』(08)を彷彿させる。また、英国人プロデューサーのアダム氏がヤンキーカルチャーを題材にした映画を製作するというのもユニークだ。
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現在公開中の『獣道』。どこにも居場所のない愛依(伊藤沙莉)は髪を金髪にして、ヤンキー一家の一員となる。
アダム「園監督の『愛のむきだし』を海外で配給したところ、大変な人気になった。それまでの園監督は『自殺サークル』(02)などエクストリーム系の監督のひとりくらいにしか欧州では認識されていなかったけど、『愛のむきだし』が大ヒットし、『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』(11)も当たった。内田監督から『獣道』の内容を最初に聞いたとき、俺も『愛のむきだし』と似ているなと感じた。海外ではカルト宗教は人気の題材なので、すごくいいと思った。『獣道』の英題は『Love and Other Cults』。ヤンキー文化に関しては、俺は素養があった。『ビー・バップ・ハイスクール』(85)や『スケバン刑事』(フジテレビ系)を子どもの頃に観ていたしね。海外の不良はギャングっぽくて怖いけど、日本のヤンキーはどこか可愛げがある。それにヤンキー文化は英国のモッズカルチャーと通じるところがある。どちらも労働者階級の文化で、彼らは月曜から金曜まで一生懸命働いて、週末は稼いだお金でバイクを改造したりファッションに使って、みんなでツーリングする。モッズは黒人音楽が好きで、ヤンキーは永ちゃんが好き。音楽が重要なのも一緒(笑)。すごく通じるところがある。俺、70~80年代の日本のアイドルグループも大好きで、ピンクレディやキャンディーズのグッズをコレクションしていた。メジャーなアイドルだけじゃなくて、キャンディーズの妹分だったトライアングル、フィーバー、キャンキャンまで集めてた。日本人も知らない日本の文化をみんなに伝えたい。自分でもおかしいと思うよ。ヤバいよね(笑)」
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元人気子役の伊藤沙莉と須賀健太がそのポテンシャルを遺憾なく発揮。閉塞的な社会に喘ぐ若者像をリアルに演じている。
 上映時間237分だった『愛のむきだし』に対し、『獣道』は94分で家族や社会に翻弄されながら生きていくヒロイン・愛依の過酷な青春が濃密に描かれていく。愛依を演じた伊藤沙莉はテレビドラマで活躍した人気子役出身だが、『獣道』では金髪に染めてのヤンキーファッション、清純そうな中流家庭風ファッションなど自分を受けいれてくれる環境に応じて次々と擬態していく。自分の居場所を失いたくないために上半身裸になるシーンもあり、まさに体当たりの熱演で『獣道』を完走してみせた。 アダム「伊藤沙莉は本当にヤバいよ(笑)。彼女は女優としてもちろん人気もあるけど、大事なのは人気よりも演技ができるということ。彼女が脱ぐシーンは、脱ぐことで自分の心を見せる重要な場面だった。逆にSEXシーンでは脱いでない。彼女はちゃんとそのことを理解してくれて演じてくれた。彼女の所属事務所は、タレントではなく俳優をマネージメントしている、映画に対して理解のある会社でよかった。これが製作委員会方式だったら、『もっと有名なアイドルを使え』とか言ってきて、その結果このシーンもなくなっていたかもしれない。もしくはセールスのためにヌードシーンを増やすよう言われたかもしれない。内田監督は女優の演出がうまいし、キャスティングのセンスもいい。今回もすごくいいキャストが集まった。ヤンキー役の吉村界人もいいし、演技は初めてのアントニーも悪くない。子役時代も含めて長いキャリアのある須賀健太は安定していて、もう何も言うことがない(笑)。最初の編集段階での『獣道』はすごく長かったけど、俺は編集に関しては厳しい。最近の日本映画はダラダラしたのが多すぎる。映画は映像と音も大事だけど、テンポをよくしないと海外では観てもらえない。最初から最後まで監督と一緒になって映画をよくするための努力を惜しまない、それがプロデューサー」
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ヤンキー映画をプロデュースしたアダム氏に「ヤンキー座り、お願いします」と頼んだところ、こんな感じに……。
■日本のコメディは海外にも需要がある  これまで海外では、日本映画といえば三池崇史監督の『オーディション』(00)をはじめとするエクストリーム系か中田秀夫監督の『リング』(98)のようなホラー作品しか知られていなかったが、日本のインディペンデント系のコメディ作品には個性的な作品が多く、海外でも需要があると話す。 アダム「藤田監督の前作『全然大丈夫』(08)はロンドンで劇場公開されるほど人気が高かったから、『福福荘の福ちゃん』もつくった。三木聡監督も英国で人気がある。三木監督の『亀は意外と速く泳ぐ』(05)、『転々』(07)、『インスタント沼』(09)をDVD-BOXにしたら、すごく売れた。三木監督も藤田監督もモンティパイソンを見て育った世代で、彼らのちょっとブラックな笑いは英国人も大好き。日本のインディペンデント系監督のコメディはとても個性的で、海外でもっと売れる可能性がある。藤田監督や三木監督のオリジナル作品を求めているファンは海外に多い。日本には才能のある監督が他にもたくさんいる」  最後になったが、冒頭で触れた「日本映画のポスターがダサいのはなぜか」という問題について。アダム氏が運営する配給会社「Third Window Films」のwebサイトには日本のポスターとは異なる、オシャレな英語版のポスタービジュアルが並んでいる。日本と海外とでポスターがこうも違うのはどうしてなのか? アダム「日本の映画のポスターやフライヤーはすごく説明的。出演者は誰々で、どんなストーリーかも文字でびっしり説明されている。予告編もそう。日本のフライヤーと予告編を見たら、内容がだいたい分かってしまう。『これはどんな映画なんだろう』と見た人がもっとミステリアスに感じ、興味を持たせるようなものにしないとダメ。海外では日本の出演者が誰かということには興味が持たれないので、日本版のポスターをそのままは使えない。今後はますますオンデマンドが主流化していくから、キービジュアルはより重要になってくる。それに映画はアートなんだから、ポスターやフライヤーもアートじゃないとね。日本映画のポスターやフライヤーがダサいのはデザイナーの責任ではなく、ディレクションしている映画会社の宣伝担当者の問題であり、ポスターやフライヤーにまで口を出してくる芸能事務所が大きな問題。主人公だけ映ったポスターを予定していたら、『うちの俳優もポスターに入れろ』『斜めじゃなくて、正面から顔が映ったものにしろ』とか文句を言ってくる。日本映画のポスターがどれもこれも同じように、出演者の顔だらけなのはそのため。映画のクリエイティヴな面にまで口を挟んでくる日本の芸能事務所はおかしい。まぁ、『獣道』のポスターはやり過ぎかもしれないけどね(笑)」  前作『下衆の愛』の上映期間中は、都内の上映館のエントランスにアダム氏が立ち、手作りのポストカードを入場者にひとりずつ配る姿が連日続いた。お客さんと話すことが楽しいし、お客さんから映画の感想や意見を聞いて、次回作はよりよいものにしたいという想いからだった。『獣道』でも都内での上映期間中は基本、映画館でお客さんを出迎え、見送るつもりだという。『獣道』をスクリーンで楽しんだ後は、ぜひアダム氏の生トークにも触れてみてほしい。 (取材・文=長野辰次/撮影=尾藤能暢)
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『獣道』 監督・脚本/内田英治 プロデューサー/アダム・トレル 主題歌/餓鬼連合(餓鬼レンジャーwith伊藤沙莉) 出演/伊藤沙莉、須賀健太、アントニー、吉村界人、韓英恵、冨手麻妙、松本花奈、川上奈々美、毎熊克哉、マシュー・チョジック、矢部太郎、でんでん、広田レオナ、近藤芳正、篠原篤、日高七海、大島葉子、アベラヒデノブ、川籠石駿平、根矢涼香、衣緒菜、森本のぶ、水澤紳吾、松井薫平 配給/スタイルジャム 7月15日よりシネマート新宿ほか全国順次公開中 (c)third window films http://www.kemono-michi.com ●アダム・トレル 1982年英国ロンドン生まれ。22歳のときに配給会社「Third Window Films」を立ち上げる。園子温監督の『愛のむきだし』(08)、『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』(11)、『ラブ&ピース』(15)などを英国で配給し、園監督の海外での人気を高めた。資金集めが難航した園監督の『希望の国』(12)には共同プロデューサーとして参加。2014年より日本に来日しての映画製作も始め、『福福荘の福ちゃん』(14)や『下衆の愛』(16)をプロデュースしている。

日本映画のポスターがダサいのは原因があった!? 『獣道』プロデューサー、アダム・トレルが大放談

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 日本映画ってポスターやフライヤーがダサい。そう感じたことはないだろうか? ネットなどで海外の映画のポスタービジュアルを見ていると、すごくオシャレでかっこいいのに、なんでこうも違うのか。そんな疑問に答えてくれたのは、英国出身の映画プロデューサーであるアダム・トレル氏。日本のインディペンデント映画の秀作を海外へ配給する一方、現代版“男はつらいよ”の世界を描いた藤田容介監督の『福福荘の福ちゃん』(14)や原発問題に真正面から斬り込んだ園子温監督の『希望の国』(12)といった話題作をプロデュースしている。単館系でロングランヒットを記録した『下衆の愛』(16)の内田英治監督と再びタッグを組んだ最新プロデュース作『獣道』は、7月15日より東京での公開が始まったばかり。日本映画をこよなく愛するがゆえに辛辣な意見も口から飛び出すトレル氏に、日本映画界のいい面とダメな面について語ってもらった。  東京で始めたのは2014年からだが、独学で学んだという日本語は流暢で気っ風がいい。まずは日本映画界の“いい面”について。 アダム・トレル「日本人は、みんな映画は映画館へ観に行く。これは素晴しいこと。映画はまず映画館で公開され、半年後にDVD化され、さらにその後にオンデマンド化されるようになっています。日本では昔からのルールが今も守られている。でも、欧米ではNetflixが大きな力を持ち、映画の公開とネットでの配信が同時になっています。みんな自宅で映画を観るようになり、DVDレンタル店はすっかり減り、街から映画館もどんどん消えています。その点、日本では映画館で映画を楽しむという文化が守られている。しかも、日本はインドやハリウッドに次ぐ映画製作本数を誇り、まぁこれは多すぎだと思うけど、『下衆の愛』や今回の『獣道』のような低予算の映画でも、面白い作品は2~3週間やそれ以上上映してくれる。映画館に通って、インディーズ映画を応援する日本の映画ファンは本当に素晴しい」
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映画プロデューサーのアダム・トレル氏。12~13歳で深作欣二や鈴木清順にハマり、日本映画に魅了されたという。
 ゼロ年代の個性豊かな日本映画を英国で配給してきたトレル氏は、園監督が資金集めに苦戦した『希望の国』をきっかけにプロデューサーとして日本映画の製作現場に足を踏み入れるようになった。だが、そこで驚いたのが“製作委員会方式”という日本映画界ならではのシステム。映画会社だけでなくテレビ局、出版社、ビデオメーカーなど様々な企業が製作費を分担し、興行リスクを減らすために編み出されたものだが、映画の内容に興味のない人たちが委員会に参加していることには違和感を覚えたという。 トレル「人気アイドル事務所の誰々が出演すればファンを動員できるとか、製作委員会の参加者はお金のことしか関心がない。クリエイティヴィティなことには興味を持っていない。映画への愛情が感じられない。何十億円も投じた大作映画なら分かるけれど、2,000万~3,000万円規模のインディペンデント作品でも製作委員会方式になっていることにはびっくりした。製作委員会ではA、B、C、D……とフォーミュラ(慣習的やり方)で仕事が進んでいく。製作委員会方式では面白い映画はつくれないと思う。もし、面白い映画ができたとしたら、それは単なる偶然。製作委員会方式が嫌で、内田監督の『下衆の愛』は自主映画として作った。製作費は5万ドル以下で、俺の家や行きつけの居酒屋で撮影した。お金はなかったけど、愛とパッションで撮った映画。海外の映画祭で上映されたし、米国、ドイツ、台湾、香港、中国、韓国へ配給でき、イタリアでのリメイクも決まった。映画が面白いかどうかは、製作費がどれだけあるかではなく、愛とパッションがあるかどうかだよ」 ■日本人も知らない日本文化を伝えたい  内田監督との2度目のタッグ作『獣道』は、愛とパッションに加え、映画的な面白さが溢れた作品だ。地方都市を舞台に、カルト教団で育った少女・愛依(伊藤沙莉)が自分の居場所を求めて、ヤンキーコミュニティーに溶け込こんでいく姿が描かれる。カルト教団や崩壊した家庭といった要素は、園監督の大ブレイク作『愛のむきだし』(08)を彷彿させる。また、英国人プロデューサーのアダム氏がヤンキーカルチャーを題材にした映画を製作するというのもユニークだ。
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現在公開中の『獣道』。どこにも居場所のない愛依(伊藤沙莉)は髪を金髪にして、ヤンキー一家の一員となる。
アダム「園監督の『愛のむきだし』を海外で配給したところ、大変な人気になった。それまでの園監督は『自殺サークル』(02)などエクストリーム系の監督のひとりくらいにしか欧州では認識されていなかったけど、『愛のむきだし』が大ヒットし、『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』(11)も当たった。内田監督から『獣道』の内容を最初に聞いたとき、俺も『愛のむきだし』と似ているなと感じた。海外ではカルト宗教は人気の題材なので、すごくいいと思った。『獣道』の英題は『Love and Other Cults』。ヤンキー文化に関しては、俺は素養があった。『ビー・バップ・ハイスクール』(85)や『スケバン刑事』(フジテレビ系)を子どもの頃に観ていたしね。海外の不良はギャングっぽくて怖いけど、日本のヤンキーはどこか可愛げがある。それにヤンキー文化は英国のモッズカルチャーと通じるところがある。どちらも労働者階級の文化で、彼らは月曜から金曜まで一生懸命働いて、週末は稼いだお金でバイクを改造したりファッションに使って、みんなでツーリングする。モッズは黒人音楽が好きで、ヤンキーは永ちゃんが好き。音楽が重要なのも一緒(笑)。すごく通じるところがある。俺、70~80年代の日本のアイドルグループも大好きで、ピンクレディやキャンディーズのグッズをコレクションしていた。メジャーなアイドルだけじゃなくて、キャンディーズの妹分だったトライアングル、フィーバー、キャンキャンまで集めてた。日本人も知らない日本の文化をみんなに伝えたい。自分でもおかしいと思うよ。ヤバいよね(笑)」
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元人気子役の伊藤沙莉と須賀健太がそのポテンシャルを遺憾なく発揮。閉塞的な社会に喘ぐ若者像をリアルに演じている。
 上映時間237分だった『愛のむきだし』に対し、『獣道』は94分で家族や社会に翻弄されながら生きていくヒロイン・愛依の過酷な青春が濃密に描かれていく。愛依を演じた伊藤沙莉はテレビドラマで活躍した人気子役出身だが、『獣道』では金髪に染めてのヤンキーファッション、清純そうな中流家庭風ファッションなど自分を受けいれてくれる環境に応じて次々と擬態していく。自分の居場所を失いたくないために上半身裸になるシーンもあり、まさに体当たりの熱演で『獣道』を完走してみせた。 アダム「伊藤沙莉は本当にヤバいよ(笑)。彼女は女優としてもちろん人気もあるけど、大事なのは人気よりも演技ができるということ。彼女が脱ぐシーンは、脱ぐことで自分の心を見せる重要な場面だった。逆にSEXシーンでは脱いでない。彼女はちゃんとそのことを理解してくれて演じてくれた。彼女の所属事務所は、タレントではなく俳優をマネージメントしている、映画に対して理解のある会社でよかった。これが製作委員会方式だったら、『もっと有名なアイドルを使え』とか言ってきて、その結果このシーンもなくなっていたかもしれない。もしくはセールスのためにヌードシーンを増やすよう言われたかもしれない。内田監督は女優の演出がうまいし、キャスティングのセンスもいい。今回もすごくいいキャストが集まった。ヤンキー役の吉村界人もいいし、演技は初めてのアントニーも悪くない。子役時代も含めて長いキャリアのある須賀健太は安定していて、もう何も言うことがない(笑)。最初の編集段階での『獣道』はすごく長かったけど、俺は編集に関しては厳しい。最近の日本映画はダラダラしたのが多すぎる。映画は映像と音も大事だけど、テンポをよくしないと海外では観てもらえない。最初から最後まで監督と一緒になって映画をよくするための努力を惜しまない、それがプロデューサー」
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ヤンキー映画をプロデュースしたアダム氏に「ヤンキー座り、お願いします」と頼んだところ、こんな感じに……。
■日本のコメディは海外にも需要がある  これまで海外では、日本映画といえば三池崇史監督の『オーディション』(00)をはじめとするエクストリーム系か中田秀夫監督の『リング』(98)のようなホラー作品しか知られていなかったが、日本のインディペンデント系のコメディ作品には個性的な作品が多く、海外でも需要があると話す。 アダム「藤田監督の前作『全然大丈夫』(08)はロンドンで劇場公開されるほど人気が高かったから、『福福荘の福ちゃん』もつくった。三木聡監督も英国で人気がある。三木監督の『亀は意外と速く泳ぐ』(05)、『転々』(07)、『インスタント沼』(09)をDVD-BOXにしたら、すごく売れた。三木監督も藤田監督もモンティパイソンを見て育った世代で、彼らのちょっとブラックな笑いは英国人も大好き。日本のインディペンデント系監督のコメディはとても個性的で、海外でもっと売れる可能性がある。藤田監督や三木監督のオリジナル作品を求めているファンは海外に多い。日本には才能のある監督が他にもたくさんいる」  最後になったが、冒頭で触れた「日本映画のポスターがダサいのはなぜか」という問題について。アダム氏が運営する配給会社「Third Window Films」のwebサイトには日本のポスターとは異なる、オシャレな英語版のポスタービジュアルが並んでいる。日本と海外とでポスターがこうも違うのはどうしてなのか? アダム「日本の映画のポスターやフライヤーはすごく説明的。出演者は誰々で、どんなストーリーかも文字でびっしり説明されている。予告編もそう。日本のフライヤーと予告編を見たら、内容がだいたい分かってしまう。『これはどんな映画なんだろう』と見た人がもっとミステリアスに感じ、興味を持たせるようなものにしないとダメ。海外では日本の出演者が誰かということには興味が持たれないので、日本版のポスターをそのままは使えない。今後はますますオンデマンドが主流化していくから、キービジュルはより重要になってくる。それに映画はアートなんだから、ポスターやフライヤーもアートじゃないとね。日本映画のポスターやフライヤーがダサいのはデザイナーの責任ではなく、ディレクションしている映画会社の宣伝担当者の問題であり、ポスターやフライヤーにまで口を出してくる芸能事務所が大きな問題。主人公だけ映ったポスターを予定していたら、『うちの俳優もポスターに入れろ』『斜めじゃなくて、正面から顔が映ったものにしろ』とか文句を言ってくる。日本映画のポスターがどれもこれも同じように、出演者の顔だらけなのはそのため。映画のクリエイティヴな面にまで口を挟んでくる日本の芸能事務所はおかしい。まぁ、『獣道』のポスターはやり過ぎかもしれないけどね(笑)」  前作『下衆の愛』の上映期間中は、都内の上映館のエントランスにアダム氏が立ち、手作りのポストカードを入場者にひとりずつ配る姿が連日続いた。お客さんと話すことが楽しいし、お客さんから映画の感想や意見を聞いて、次回作はよりよいものにしたいという想いからだった。『獣道』でも都内での上映期間中は基本、映画館でお客さんを出迎え、見送るつもりだという。『獣道』をスクリーンで楽しんだ後は、ぜひアダム氏の生トークにも触れてみてほしい。 (取材・文=長野辰次/撮影=尾藤能暢)
日本映画のポスターがダサいのは原因があった!? 『獣道』プロデューサー、アダム・トレルが大放談の画像5
『獣道』 監督・脚本/内田英治 プロデューサー/アダム・トレル 主題歌/餓鬼連合(餓鬼レンジャーwith伊藤沙莉) 出演/伊藤沙莉、須賀健太、アントニー、吉村界人、韓英恵、冨手麻妙、松本花奈、川上奈々美、毎熊克哉、マシュー・チョジック、矢部太郎、でんでん、広田レオナ、近藤芳正、篠原篤、日高七海、大島葉子、アベラヒデノブ、川籠石駿平、根矢涼香、衣緒菜、森本のぶ、水澤紳吾、松井薫平 配給/スタイルジャム 7月15日よりシネマート新宿ほか全国順次公開中 (c)third window films http://www.kemono-michi.com ●アダム・トレル 1982年英国ロンドン生まれ。22歳のときに配給会社「Third Window Films」を立ち上げる。園子温監督の『愛のむきだし』(08)、『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』(11)、『ラブ&ピース』(15)などを英国で配給し、園監督の海外での人気を高めた。資金集めが難航した園監督の『希望の国』(12)には共同プロデューサーとして参加。2014年より日本に来日しての映画製作も始め、『福福荘の福ちゃん』(14)や『下衆の愛』(16)をプロデュースしている。