“二股騒動”塩谷瞬のウィキペディアが大言壮語だらけ!「自分で編集してるw」と揶揄飛び交う

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アメーバブログより
 ウィキペディアの俳優・塩谷瞬のページに対し、「自分で編集してるw」との揶揄が飛び交っている。  ウィキペディアといえば、誰でも編集することができるインターネット百科事典だが、ネット上では塩谷瞬についての記述が「細かすぎる」「主観的な文章」「大言壮語だらけ!」「イメージとかけ離れすぎ」と話題に。  具体的には、デビュー前のボランティア活動についての記載が異様に細かい点や、2013年の記述に「実は重度の網膜剥離になり緊急入院しており、 そこで出会った執刀医の先生がネパール支援(ヒマラヤを支援する会 現EARTH)として医療支援を行っており、 革命が起きて生まれ変わろうとしているネパールの今を見て欲しい、と言われ、この目が治ったら必ず行きますと約束した」と、まるで本人のブログのような文章が並んでいる点などに疑惑が集中している。  さらに、少なくとも01年の『百獣戦隊ガオレンジャー』(テレビ朝日系)の時点で「スーパー戦隊シリーズ」は大ブームとなっていたが、塩谷のページを見ると、02年の塩谷主演作『忍風戦隊ハリケンジャー』がきっかけで「戦隊ブームという一大ブームを引き起こした」(現在は削除)とされており、ネットユーザーは違和感を強めているようだ。 「“中立的な観点”を標榜するウィキペディアですが、塩谷のページには『自分で書いたのでは?』と思わせる大袈裟な記述だらけ。また、なんといっても塩谷の代名詞ともいえる12年の二股交際報道についての記載が全くないのも気になります。真相はわかりませんが、これを書いた人物は、塩谷を“偉大な人間である”と世にアピールしたい人物のようです」(芸能記者)  同ページの編集履歴を見てみると、この疑惑がネット上で話題となった22日、何者かがモバイルから幾度となく手を加えていることがわかる。たとえば、普段の移動手段についての「たまにタクシーも使う」という記載や、「戦争映画から等身大の役、荒廃感のある役まで幅の広い役をどれも自分の分身のように繊細に演じきる表現力は、豊富な人生経験がその根底にあることを感じさせる」といった賛辞が削除されている。 「タレントのウィキペディアの編集は、所属事務所が行っていることが多い。しかし、塩谷は10年に大手のスターダストプロモーションを離れて独立してからというもの、営業やプロモーション、ゴシップ記事を報じたマスコミへの反論作業まで、全てを自身の判断で行っているとか。自らウィキペディアを編集していても、なんらおかしくはありません」(同)  かねてより「自分は大物」との意識が強いとささやかれている塩谷。大言壮語だらけのウィキペディアは、ウワサ通り本人が書き込んでいるのだろうか?

佐藤天彦名人が“ボロ負け”……それでも将棋界が「人間対コンピュータ」に挑んだ理由

佐藤天彦名人がボロ負け……それでも将棋界が「人間対コンピュータ」に挑んだ理由の画像1
公益社団法人「日本将棋連盟」公式サイトより
 ついに名人がコンピュータとの勝負の場に登場し、注目を集めた将棋の「電王戦」。2番勝負の第2局が5月20日に行われ、佐藤天彦名人が「PONANZA」に完敗した。これまでチェスや囲碁のトッププロがコンピュータソフトに敗れており、将棋界も今回の敗戦は想定の範囲内だったはずだが、わざわざ“負け戦”に挑んで何か得るものはあったのか? 「名人が2連敗」という屈辱的な結果に終わった電王戦。両者の力の差がどれほどあったのかは、 「精度の高い読みの前にリードを広げられて完敗した」(日刊スポーツ) 「ソフトが佐藤名人に圧勝」(時事通信) 「佐藤名人がソフトに完敗」(サンスポ) といった見出しや寸評を見れば明らかだ。将棋に詳しい週刊誌記者が語る。 「今回の電王戦は、第1局、第2局とも佐藤名人の完敗としか言いようがない内容の将棋でした。そもそもプロ棋士レベルの将棋は、『良い手を指したほうが勝つ』よりも、『悪い手を指したほうが負ける』という勝負になるもの。しかし、今回のPONANZAとの対局で、佐藤名人はこれといった悪手を指したわけではありません。ということは、両者の力にかなりの差があったということです」  名人という“ラスボス”が出動し、わざわざ引導を渡されに行った形の将棋界。その背景には将棋界の焦りがあったのではないかと、前出の記者は分析する。 「将棋が世間で最後に話題になったのは、羽生善治さんが七冠を取った“羽生フィーバー”の時で、それが1996年のこと。今、羽生さん以外の棋士の名前を答えられる人がどれだけいるでしょうか? 実際、将棋人口は激減しており、昨年には将棋界唯一の新聞だった『週刊将棋』(マイナビ出版)も休刊になりました。しかし、ソフトとの対局となれば、マスコミも大きく報じますし、将棋ファンでない層も興味を持ってくれます。実際、2013年から行われた電王戦はニコニコ動画で中継が行われて大変な視聴者数を記録し、将棋を指さずに観るだけの『見る将』という新たなファンを獲得しました。名を捨てて実を取ったというのは酷ですが、ソフトに敗れるのと引き換えに新たなファンを獲得できたのですから、悪くない試みだったのではないでしょうか」  残念ながら名人は敗れてしまったが、それと前後して“スーパー中学生”の藤井聡太四段が登場。プロ棋士とコンピュータソフトが対決する電王戦は、「役割を終えた」として今回限りで終了したが、注目度が高まるタイミングでのニューヒーローの誕生は将棋界に福音をもたらすかもしれない。

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葉加瀬太郎、口説き文句「愛人になればいいんだよ」発言に出た身勝手さ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 恐ろしい。加計学園の「総理のご意向」文書に関し、実名告発しようとした文科省前事務次官に対し、読売新聞が“出会い系バー通い”という記事を掲載したことだ。犯罪を犯したわけでもないのに、こんな情報が大手紙に踊る。前代未聞の“口封じ”。安倍政権下で進む恐怖政治の一端だ。

第365回(6/18~23発売号より)
1位「葉加瀬太郎 路チューも! 赤面の密談愛」(「女性セブン」6月1日号)
2位「菊川怜 新婚早々夫との別居生活3週間」(「女性自身」6月6日号)
3位「ココが変だよ! ニッポンの教育」(「週刊女性」6月6日号)

 葉加瀬太郎、お前もか! 結構驚いた。陽気な愛妻家、恐妻家だと思っていた葉加瀬に浮気疑惑報道。いや、浮気じゃないけどツッコミどころ満載だ。

 妻・高田万由子がイギリス滞在中の日本で、都内の高級割烹で、そしてバーで年上の女性シンガーを口説く葉加瀬。その口説き文句の一部始終を「セブン」は拾う。

「ヤッても変わらないと思うよ。もっと好きになると思う」「おれはずっとお願いしてるんだけどさ……」「愛人になればいいんだよ。おれ、絶対、100%愛人に精力を注ぐ」

 ヤルだの、お願いだの精力だの(精力は違う意味か。笑)葉加瀬の口から次々と飛び出す口説き文句。呆れるより、なんだか笑える。葉加瀬だからか? しかも店から出た2人は、路地裏で目と目を合わせてチュー、だって。しかも2人の会話から、過去にもチューしたことがあるらしい。なるほどね。葉加瀬もフツーの男だったのか。

 だが、冒頭のお前もか! というのは、葉加瀬が女性を熱心に口説いたり、もしかしたら浮気しているかもしれないことに対してではない。葉加瀬が口説き文句の中で、既婚者のシンガーに対し、こんなフレーズを発していたことだ。

「だから愛人になればいいんだよ。そっちの家庭をなんとかしてくれないと」

 なんて身勝手な! これを言葉通りに受け取れば、葉加瀬は自分の家庭は壊すつもりはない。でもこの女性を愛人にしたい。でもって、女性には8年前に結婚した夫がいる。それは嫌だ。独占したい。ほかの男と結婚しているなんてダメ、ってことだろう。自分はあくまで離婚なんかするつもりは毛頭ないし、東大卒で美人で、タレントで女優の妻とよろしくやる。子どももいるし、それがマスコミにも受けているし、離婚なんかしたらイメージダウンだ。でも、でも相手に夫がいるのはイヤ。W不倫なんてありえない! だから女性にだけ“家庭をどうにかして”だって――。

 もうちょっと、進歩的な考えの持ち主かと思ったら、そうでもなかった。結構フツーだった。

 笑顔と涙の結婚報告を、自身が司会を務める『とくダネ!』(フジテレビ系)で発表した菊川怜だが、出るわ出るわ、夫の“隠し子”。今のところ4人だが、驚いたのは菊川の対応だ。報道によると菊川は“すべてを知った上での結婚”だったと伝えられていることだ。しかし額面通りには受け取れないよね。今さら、しかも結婚してしまった直後にこの状況では、“知っていた”としか言えないから。お気の毒。

 そんな菊川だが「自身」によると、結婚して3週間、いまだに同居はしていないらしい。それは事務所も認めているし、お互い忙しい身、さらに騒動まで巻き起こっているから特段不思議なことではない。だが、注目すべきは記事の中で触れられているある“事実”だ。

「いまのところ、結婚を発表した『とくダネ!』では、その後の“婚外子騒動”はいっさい取り扱われていない」

 そうなんだよね。おかしいよね。あれだけ人様のスキャンダルを取り上げているワイドショーが、身内の都合の悪いことになるとだんまりなんて。

 これについて「自身」では婚外子問題は法律に触れてはいないし、菊川には責任のないことだとフォローしている。確かにそうだけど、ワイドショーでやってるよね。法律に触れない不倫問題やら、家族の問題やら、スキャンダルやら。身勝手だよね。ずるいよね。しかも、菊川の結婚は番組で報告したのだから、その後のスキャンダルも報告しなくちゃね。しかし、びっくりするのが、番組関係者のコメントだ。

「(番組の功労者でもある)彼女にあえて嫌な思いをさせたくないというのが、スタッフの総意なんです」

 ワイドショー制作者の意識ってそんなもんなんだろうな。都合の悪いことは無視し、ネグる。そういえば安倍首相の“よいしょ応援団長”として各局のワイドショーでも絶賛売り出し中だった元TBS記者の山口敬之も、準強姦と、官邸ぐるみのもみ消し疑惑まで浮上したが、ワイドショーは完全無視。

 期待する方がバカか。

 最近では力の入った社会派記事に定評のある「週女」だが、今週もすごい! 10頁にわたり、教育問題を掲載しているが、そこで大きく取り上げているのが何かと話題の教育勅語や安倍政権推進の教育支援法について。

「天皇のために死ぬが教育勅語の本質」「子どもたちの教育は『政権の意向』に侵食されてきた」「“能力”はどうあれ、政府が望ましいと決めた振る舞い、心構えをすることに重点が置かれています」

 素晴らしい。必見の特集だ。

週刊文春の「新潮中吊り盗み見問題」を元「週刊現代」名物編集長は、どう見たか?

motoki0523
「週刊新潮」(5/25号、新潮社)
今週の注目記事・1 「燃える怨恨『アントニオ猪木』独占インタビュー 小池都知事『都民ファーストの会』代表は公金1100万円を横領した!」(「週刊新潮」5/25号) 同・2 「安倍首相がモミ手をする『渡邉恒雄90歳ど迫力』」(「フライデー」6/2号) 同・3 「『文春砲』汚れた銃弾」(「週刊新潮」5/25号) 「新潮VS文春』(「週刊ポスト」6/2号) 同・4 「ドラマ『やすらぎの郷』撮影現場はリアル老人ホーム」(「週刊新潮」5/25号) 同・5 「心配です『海の王子』の給料でやっていけますか」(「週刊現代」6/3号) 同・6 「この夏、『阿波おどり』に中止の危機」(「週刊現代」6/3号) 同・7 「菊川怜 夫穐田誉輝に『第4の婚外子』が発覚」(「週刊文春」5/25号) 同・8 「徹底検証『オプジーボ』は本当に効くのか 青木直美」(「週刊文春」5/25号) 同・9 「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」(「週刊現代」6/3号) 同・10 「突然の奇行! 草なぎ剛『子犬と路上座り込み』」(「フライデー」6/2号) 同・11 「アッキーが『いいね!』した“女の敵”」(「週刊新潮」5/25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  今週はどれもこれも読みごたえのない記事ばかりだ。困ったものだと嘆いてばかりはいられない。  毎度毎度だが、現代とポストの巻頭特集は特にひどい! 現代は「人口8000万人の国ニッポンで起きること」、ポストは「景気“上昇”確率『98・6%』の衝撃 史上最高益ニッポン企業『日経平均3万円』への挑戦」だ。  このまま行くと人口は減り続けて、2050年には4,000万人減り8,000万人になってしまうという内閣府が出した「最悪シナリオ」がある。  そんなことは以前からいわれていることだが、だからどうしなくてはいけないのか、対案や提案を出さなくてはいけないのに、現代は「後戻りのきかない『人口激減時代』に足を踏み入れたことを、そろそろ真剣に受け止めなければ、取り返しがつかなくなる」と結ぶだけ。  おいおい、そんなことを言うために巻頭特集をつくったんかいな? 月刊誌でも、もうちょっと、そうした時代になる前に「これこれこれだけのことはしておかなければ」とか何か言うぞ! 失礼を顧みずに言わせてもらえば、脳のない記事だ。  同じように脳のないのがポスト。日経平均3万円は聞き飽きた。それも、アホトランプが大幅法人税減税をやれたらという前提では、それだけで、無理やないか、そう思うわ。  おまけに「内閣府経済社会総合研究所」によると「最終需要財の在庫率指数も昨年秋ごろから改善していて、先行指標を押し上げている」というが「内閣府」の自画自賛では信用ならないのでは。  まあ、オオカミ少年のように「株価3万円時代が来る」と何とかの一つ覚えで言っていれば、あと30年もするとそうなるかもしれない。ご苦労なこっちゃ。  ということで、今週はスクープと呼べる記事はない。そこで順位なしである。  先週、新潮が安倍官邸御用達のジャーナリスト、山口敬之が「準強姦罪で逮捕寸前」だった過去があることを報じたが、新潮によれば、山口がフェイスブックでこのことについて縷々弁明していたが、それに対して安倍昭恵が「いいね!」を押していると報じている。まだ懲りないようだね、昭恵さん。  フジは産経新聞グループだから、安倍のポチのようなジャーナリストが出るのは致し方ないが、5月18日朝の『とくダネ!』(フジテレビ系)の時事通信・田崎史郎のコメントには開いた口がふさがらなかった。朝日新聞がスクープした以下の記事、 「安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人『加計(かけ)学園』(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」(5月17日付)  これについて田崎は概ねこう言った。 「獣医学部は四国にはない。だが、獣医と文科省が抵抗していた。この文書は麻生が反対しているとあるから、おそらく本物だろう。だが、安倍が加計学園だけを優遇しようとしたことはない。規制緩和を進めている中でこうなった。文書が流失したのは文科省関係者であることは確実。官邸では誰がリークしたのか特定している。その人はちょっと問題があって処分されちゃっているから、逆恨みしているんじゃないか」  官邸の代弁者である。山口もそうだが、こうした人間をテレビに出すフジの神経が、視聴率不振につながっているのだと、私は思う。  さて、フライデーによれば、あの草なぎ剛が、犬を連れて散歩の途中、路上で急に座り込み泣き出したというのだ。草なぎの両足の前で子犬が心配そうに覗き込んでいる。酔っぱらっているのではない。フライデーがたまらずに声をかけると、「散歩を、ハイ」。そういってまたトボトボ歩きだしたそうだ。彼の心が心配だ。  現代の「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」という特集にも驚いた。読者1万人にアンケートでも取ったのかと思ったら、わずか16人ぐらいの有識者といわれる人間に聞いただけのようである。それで100人もでっちあげるというのは、まったく納得がいかない。その上、第1位が「ビートたけし」だというのだから開いた口がふさがらない。  その理由が「常に真剣で妥協しない。言いたいことは言う。それで礼儀正しい」(田原総一朗)「知的で鋭い毒を吐く貴重な存在」(楡周平)というのだ。  私は、たけしがテレビに映るとチャンネルをすぐ回してしまうほど、見たくないタレントである。  この男が政治や社会問題に口を出す資格があるのか。そう言ってしまえば、私のような売れない雑文書きが、こんな大タレント様を酷評していいのかという声が聞こえてくるが、彼のそれなりの才能は認めるものの、彼が日本でいちばん信用できる人間などとどうしていえるのだろうか。これだったら、89位の「松本ヒロ」のほうを私は買う。96位の「室井佑月」のほうがなんぼかいい。  こんな安易な順位付けをしてはいけない。これならたけしの次に安倍晋三を入れてもいいのではないか。何しろ一部の極右からは信頼されているのだから。バカバカしくて涙が出てくる企画である。  ところで、バカバカしいといえば、土曜日のボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦を見たか?  村田諒太(31)とアッサン・エンダムとの12回戦だったが、誰が見ても圧倒的な村田のパワーがエンダムを圧倒していた。  楽勝だと思われていたが、結局12回までもつれ込み、エンダムのまさかの判定勝ちだった。村田のジムも世界ボクシング協会(WBA)のヒルベルト・メンドーサJr.会長も「おかしい」と怒りをあらわにしていたが、私はそうは思わなかった。  なぜなら、あの程度の相手をKOできなかった村田の詰めの甘さが、まだまだ世界チャンピオンの力はないと世界にわかってしまったからである。村田を大事に育て過ぎた。ようやく必ず勝てる相手を見つけ、いちおう世界王者として売り出し、ラスベガスあたりでこのクラス最強の王者ゲンナディ・ゴロフキンとでもやれば、負けるにしても大きなビジネスになる。  周囲はそう考えていたのだろう。だから、打ち合って万が一のことがないようにして、判定は日本でやるのだから、よほどのことがなければ負けることはない。そう読んでいたのであろう。  だが、パンチ力はないが手数が多いエンダムのほうを、ジャッジたちは優勢と見ていたのである。村田は引退するかもしれない。もし、もう一度立ち直れたら、ゴロフキンへ挑戦して最後の花を咲かせてほしい。そのときはやみくもに打ち合うことだ。村田のパンチが当たれば、ゴロフキンといえども立っていられないかもしれない。それだけのパンチ力を持った村田よ、金メダルのことは忘れて、いちボクサーとして再起せよ!  肺がんなど末期がんに効くといわれる「オプジーボ」という高額な薬がある。1人あたりの治療費は年間3,500万円だったが、今年の前半に半額に引き下げられた。  さまざまながんに効果ありといわれているが、果たして効くのか? 文春でKKR札幌医療センターの磯部宏院長は、「薬剤自体にがんを叩く効果がない分、効かない人には全く効かず、八割近い方は、別の抗がん剤に変えざるを得ないのが現実です」と話している。  だが2割の人には劇的効果があるという。それも、どういう人には効果があるのかわからないというから、悩ましい。だが、がんの治療は日進月歩のようだから、少しでも長生きしてその恩恵にあずかりたいものではあるが。  文春は、新潮の怒りに怯えたか、今週は読むべきものが少ない。やはり『とくダネ!』(フジテレビ)でキャスターを務める菊川怜の結婚相手、穐田誉輝に、婚外子が3人と先週報じたが、実は4人だったと今週報じている。MCの小倉智明は、「これってホント?」って聞けばいいのに。  文春によれば、菊川は婚外子の件も全部知ったうえで結婚したというのだから。  さて、地方新聞というのは、ほかの県では知られていなくても、その県では大変な力を持ち、傘下にテレビ局を入れ、地元の政治家も取り込んでいることが多い。  私が昔よくお付き合いした「北國新聞」(石川県金沢市に本社)もそうだった。部数は少ないがコングロマリット化して、石川県では絶大な力を持っていた。  夏の風物詩「阿波おどり」は徳島の名産品といってもいいくらい、県外でも知られている。  その踊りが、慢性的な赤字体質が改善せず4億3,000万円もの巨額な借金が積み上がり、中止の危機に追い込まれていると現代が報じている。  その元凶ともいうべきが「徳島新聞」だと、市観光局幹部が憤っている。要は、徳島新聞は口は出すがカネは出さず、それどころか阿波おどりを収入源にしているというのだ。  おどりの期間中、鑑賞できる桟敷席が10万席ほどあるのだが、徳島新聞が市の中心部にある人気の席を取ってしまい、それも2~3万枚も持って行ってしまうというのである。  チケットをオープンにして販売したいというと、「おまえはん、何を言うとんぞ! そんなことをしたら徳島におられんようになるぞ」と脅されたそうだ。  こうしたイベントは、地元紙には企業名の入った「名刺広告」というのが入るが、それでも徳島新聞は多大な利益を上げているという。  さらに徳島新聞は、自社の社員をアルバイトと称して阿波おどりに参加させ、日当1万円以上を観光協会に請求するそうだ。  徳島新聞は県内シェア7割を誇る。そうした力を自分たちが甘い汁を吸うために使うのでは、批判されても仕方あるまい。  全国に知られている阿波おどりが、こんなことで中止にでもなったら県の恥だろう。徳島新聞もそうなれば、甘い汁を吸うこともできなくなる。  両者と、県民を交えて、早急に話し合うべきだ。  ところで秋篠宮眞子さん(25)が婚約を発表した。相手は大学時代「湘南江の島 海の王子」にもなったことのあるイケメン・小室圭さん(25)で、ICU時代に知り合い愛をはぐくんできたという。  小室さんのインタビューを見たが、口は堅かったが、あの若さでメディアに怯まず堂々とした受け答えは、大したものだと思った。  眞子さんは、結婚が決まれば、現代によれば1億5,000万円以上の一時金が支払われるという。  皇族出身だから、眞子さんは共働きできない。だから、若い2人の生活はかなり大変ではないかと、現代が老婆心から心配しているが、いいではないか。  若い2人なら、どんなことをしてでも食べていける。眞子さんは、テレビで見る限り優しそうな娘さんだし、小室さんも前途がありそうな青年である。まずはおめでとう!  4月からスタートしたテレビ朝日系の『やすらぎの郷』が注目を集めている。倉本聰(82)が脚本を書き、主人公に石坂浩二(75)、彼を振り回す大女優に、元女房の浅丘ルリ子(76)、石坂の元彼女だった加賀まりこ(73)、五月みどり(77)、野際陽子(81)、八千草薫(86)が出ている。男優は藤竜也(75)、ミッキー・カーチス(78)と、年寄りだらけである。  舞台はテレビ業界に貢献した人間だけが入居できる老人ホーム。私も何度か見てはいるが、テンポが遅く、俳優たちのセリフもスムースではないので、あまり熱心ではないが、平均視聴率は6・3%と、昼の時間帯では大健闘だと新潮が報じている。  だが、いつ何があるかわからないので、看護婦が撮影現場で待機し万全の体制を取っているという。それにセリフが多いと覚えられずにカンニングペーパーを用意したりする老優も多いようだ。  70代、80代の大スターたちが、“ああ、歳を取ったな”と視聴者に言われることを覚悟して、あえて自分をさらけ出す勇気には、確かに俳優魂を感じるが、これは日本の俳優たちがあまりそういうことをしないだけで、海外では大年の大スターが老醜をさらして、見るものに感動を与える映画やドラマは多い。  私の好きな映画に『カルテット! 人生のオペラハウス』(2013)というのがある。ダスティン・ホフマンの初監督作品で、引退した音楽家たちが暮らす老人ホームが舞台である。  これにはイギリスが誇る著名な老アーティストたちが多く出演して名曲を演奏している。役者が音楽家を演じるのでなく音楽家が音楽家を演じる。  ホフマンは、演技経験のない音楽家たちにこう言ったという。「演技は全くしないでいいから、今感じていることをそのまま撮りましょう」。「年をとるとはどういうことか、そのまま見せたかった」そうだ。  この『やすらぎの郷』の欠点は、大俳優たちが自意識を捨てきれていないところだと思う。それがなくなれば、ドラマとしてさらなる広がりが出てくると思うのだが。  さて、先週の月曜日の夜だったと思う。新潮編集部から電話がかってきた。若い女性で、文春が新潮の中吊りを火曜日の午後に不正に入手していた件について、コメントをもらいたいというのである。  3時から友人たちと蕎麦屋で一杯飲んで、6時過ぎにオフィスへ戻ってウトウトしていたこともあるが、彼女が「そんなことが許されるのでしょうか」と息せき切っている訳がよくわからず、校了日の夕方に中吊りを手に入れて、それから取材しても、ろくな記事はできない。それに、私が編集長のときは、ライバル誌の週刊ポストの情報を手に入れようと、あらゆる手を尽くして集めたものだ。週刊誌も一企業と同じだから、ライバルの情報を探るのは当然の「企業努力」ではないか。  そう答えたものだから、当然ながら、新潮の当該の記事に私のコメントは入っていない。  新潮は昨日(水曜日)の夕方、某週刊誌編集長から見せてもらった。「『文春砲』汚れた銃弾」というタイトルもすごいが、巻頭10ページ特集というのにも驚いた。  新潮側の怒りはよく見て取れる。新聞もテレビも、平素文春にしてやられているからか、大騒ぎしている。私はこの記事を2回読み直した。だが、識者といわれる大谷昭宏や佐藤優、中森明夫たちが、「ライバル誌の広告を抜く行為というのは、週刊誌という媒体にとって自殺行為」(大谷)などと非難しているのが、よくわからない。  その理由は後で触れるとして、新潮を見てみよう。新潮が、文春側に情報が洩れているのではないかとの「疑念」を抱いたのは14年9月11号。新潮は朝日新聞の「慰安婦誤報」をめぐって、朝日で連載していた池上彰が「朝日は謝罪すべきだ」と書いた原稿を掲載しないとしたことで、連載引き上げを決めたという記事を掲載し、中吊りにもかなり大きく打った。  この週の文春の中吊りは池上の件には触れていない。だが、新聞広告には「『池上彰』朝日連載中止へ『謝罪すべき』原稿を封殺」のタイトルがあり、「記事中の池上氏のコメントはわずか6行で、急遽差し挟まれたような不自然な印象を読む者に与えるのだ」(新潮)  その上、文春は校了日である火曜日の午後7時57分に「スクープ速報」としてこの記事をネット上にアップしたため、「それは週刊文春のスクープネタとしてまたたくまに拡散されたのだ」(同)。  池上も、新潮の取材に対して、文春から電話があったのは新潮の取材があった後で、校了日の午後5時半だったと話している。文春の新谷学編集長は最近、『「週刊文春」編集長の仕事術』(ダイヤモンド社)という本を出しているが(彼が書いたとは思えないほど読みどころのない本だが)、その中でも、 「池上彰さんのコラムを朝日新聞が掲載拒否した件では、同日発売の週刊新潮も同様の記事を掲載していることがわかったので、校了日である火曜日の夜に『スクープ速報』を配信した」  と書き、その結果、「週刊文春デジタル」の会員が爆発的に増えたとしている。  そのほかにも、文春に中吊りが流れている疑惑があると考えた新潮は、文春側に「不正を止めろ」と通告するのではなく、漏洩ルートを突き止めるための調査を続けた。  新潮が誇る調査力で、漏洩しているのは新聞広告ではなく中吊り広告。新潮の中吊り広告の画像データから、そのPDFファイルがコピーされたのは、週刊文春編集部にあるコピー機であることが判明した。  さらに、漏洩元はどこかを突き止めると、出版取次会社「トーハン」(東京)が、文春の人間に渡していることがわかり、文春の「雑誌営業部兼販売促進チーム」に属する30代の男性が、トーハンの人間から新潮の中吊り広告を受け取り、コンビニでそのコピーを取っているところを「激写」した。動かぬ証拠を手に入れた新潮が、大々的に文春の悪事を特集したというわけである。  新潮に直撃された新谷編集長は、いつもの歯切れの良さはなく、「入手しているかどうかの事実関係も含めて、情報収集活動については一切お答えしていないので」「うーん……。ま、だからさ……(苦笑)。あー。……難しい問題だよな、これな。確かにな……」と要領を得ない。  確かに、佐藤優の言うように「中吊りを見て誌面を作るのは、道徳的に大きな問題が」あるのは間違いない。  だが、先ほども触れたが、週刊誌といえども編集部員の数からして中規模企業ぐらいはある。梶山季之が書いた『黒の試走車』(光文社)ではないが、ライバルが何をやっているのか、どんな情報を持っているのかを探ることは雑誌の浮沈、そこで生活しているフリーの記者、筆者たちの生存に関わるのだから、あらゆる手を尽くして情報を取ることが一方的に悪いといえるのだろうか。  新聞も昔は、抜いた抜かれたで一喜一憂したものである。ここで私が編集長時代の経験を話してみよう。こんなことがあった。ライバルのポストに大物女優のヘアヌード写真集が独占でグラビアに載ることが校了日にわかった。ネタ元は某印刷会社の人間。こういう時のために、その人間とは酒を飲み、ゴルフをやり、親交を深めていた。  ポストも同じ印刷所だった。私は件の印刷所の人間に電話して、その写真集が手に入らないだろうかと頼んだ。何とかしましょうと言ってくれた。  数時間後、写真集が手に入った。だがその時間からグラビアに入れることはできない。写真集の版元との交渉もしなければならない。そこで考えた。活版の自社広告を2ページ落とし、見開きに写真集を開いて見ている(顔は出さない)人間を、後ろから撮った写真を大きく載せる。  キャプションには「○○女優のヘアヌード写真集が凄い話題!」。中吊り広告は間に合わないので、新聞広告を差し替えてもらって、左トップに「これが女優○○のヘアヌード写真集だ!」と特筆大書する。  当時、ライバルだが、ポストの編集長とは気が合ってよく飲んだ。私より少し下で人柄の素晴らしい温厚な人物だった。その週末も、夜、2人で飲んだ。  人の悪い私は、ポストの編集長に「あんたんとこ何かでっかいスクープでもあるんじゃないか?」。彼は「そんなのがあったらいいですけど、ないですよ」ととぼける。  翌週の月曜日、新聞広告を見た彼から怒りの電話がかかってくる。「元木さんひどいじゃないか」。私はこう答える。「怒るのはもっともだけど、こちらも普段から企業努力をしてきて、あんたんとこに大スクープが載るのを黙って見ているわけにはいかないんだよ」。  彼とはしばらく会わなくなるが、そのうちまた銀座の場末のバーで飲むことになる。彼は編集長を辞めて50歳の若さで亡くなってしまった。「ライバルは憎さも憎し懐かしき」である。  文春のやり方に違和感があるのは、自分のところのスクープでもないものを、速報として流してしまうことだろう。それはやってはいけない。  私が現役中に一番腹が立って喧嘩したのは新聞社だった。現代は月曜発売なのに、新聞広告を自分のところで作り、新聞社に渡すのは、記憶では水曜日か木曜日午前中だったと思う。  なぜ、新聞社に事前に情報提供しなくてはいけないのか。新聞社から各方面に情報が流れていることはわかっているのだ。それに、自社の悪口を書かれていないかを見るのは事前検閲にあたる。セックスがだめでSEXがいい根拠を示せ。  現代で、朝日新聞のある「疑惑」をトップでやったら、朝日新聞は何の通告もなしに月曜日の朝刊で、大きく誌面を使って反論記事を載せたことがあった。  芸能人がツーショットを撮られると、雑誌の発売前に会見を開いてしまうのも、新聞広告の情報が流れるからである。  新潮のいうように、フェアにやろうというのはその通りである。それに新潮は文春に部数でだいぶ差をつけられている。  だが、きれいごとだけでは情報戦争を生き抜いていけないことも事実である。新潮社はあまりデジタルに熱心ではないが、情報を取るだけではなく情報を流す方法も考えたほうがいいと思う。  文春が出版取次のトーハンから新潮の中吊りをもらっていた問題は、まだ尾を引きそうである。文春新谷編集長が「情報を不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりした事実は一切ない」とし「他メディアの動向を把握するのは日常的なこと」だと反論している。  新潮側は当然ながら盗人猛々しいと批判している。また、どうして新潮は長年にわたり中吊りを渡していたトーハンの責任を問わないのかという声も多くある。  私は、お行儀はよくないが、他誌の動向を掴むのも取材活動の一環だと思う。文春も、乙武5人不倫や山口敬之の準強姦罪など、新潮の大スクープを載せていないのは、そこまでやってはまずいという判断があったのではないかと、私は思う。  ここは文春側は潔く新潮に詫びて、お互い、火曜日の午後に中吊りを交換することにしたらどうだろうか。それは無理か?  ポストに私のコメントが載っている。そこで、「新潮が怒るのもわからなくはないけど、ほかに追っかけるニュースがあるだろうと。ちなみに新潮に今回の件でコメントを求められたのでそう話したら、ボツになったけどね(笑)」。  次はフライデー。心をへし折っても折れそうにない老獣・ナベツネこと渡辺恒雄読売新聞主筆(90)のお話。  5月15日の「中曾根康弘元首相の98歳の誕生会」で、安倍首相が渡辺に歩み寄り、「『(国会で)読売新聞を熟読してください』って言ったら怒られちゃいました」というと、ドン渡辺が「そんなこと気にすんじゃねえよ」といったそうだ。  全国紙政治部記者によると、このところ安倍首相とは月一ペースで会っていて、安倍が5月3日に出した「憲法9条に第3項を加え、自衛隊を合憲にする」という発言も、ナベツネの意を汲んだものだといわれているそうだ。  仮にも新聞社のトップというのに、安倍とベッタリくっつき、世論をないがしろにして憲法改正をすすめるというのは、どういう神経をしているのか。  読売新聞には、こうした新聞を私物化している人間を批判する人間はいないのか。かつては正力松太郎、務台光男、そして渡辺。新聞を私物化するのは読売新聞の伝統だが、それにしてもひどい新聞だと、思わざるを得ない。  かくして「共謀罪」が、多くの反対を押し切って強行採決されたのである。  ところで文春で阿川佐和子のおばあちゃん(だって63歳だぜ)が、69歳の一般人のおじいちゃんと結婚したと「独占手記」を書いている。  まあ勝手にやりなさい、というしかない。  5月19日付の朝日新聞が、小池百合子・東京都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」の野田数(かずさ)代表(43)が、公金を横領したとする新潮とアントニオ猪木参院議員に慰謝料などを求める民事訴訟を起こしたと報じていた。  このところ人気下降気味の小池都知事にとっては頭の痛いことであろう。新潮の記事はこうだ。13年に日本維新の会から参院選に立候補して当選した猪木だが、18年ぶりの国政復帰だから、秘書が見つからなかった。  そこへ維新の会の事務局から野田を推薦され政策秘書にした。野田は、小池が保守党時代に秘書を務め、その後市議、09年からは都議を務め、現在は小池の名代として「都フア」の代表を務め、小池からの信頼も厚いという。  なかなかできる男だと、最初、猪木は全幅の信頼をしていたそうだ。だがそのうち、野田が銀座などで派手に飲み歩いているというウワサが耳に入った。そこで内々に調べたら、クラブやキャバクラでかなりの金を使っていることが判明した。  そのほかにも、野田は「文書通信交通滞在費」は月50万円と説明していたのに、まったくの嘘で、実際は月100万円だった。それを猪木名義の別の口座を開設して、そこへ月末に支払われる分が振り込まれるようにしていたという。  そこで出納関係の業務をしていた女性秘書と野田に辞めてくれるよう伝えたそうだ。だが、解雇に納得せず、事務所にあった実印や預金通帳、現金をすべて持ち出し、パソコンのデータもすべて消去してしまったという。  猪木にいわせると横領された金額は4,000万円にも及ぶそうだが、すべてを裁判で立証するのは困難と判断して、1,120万円を横領したと記載して、警視庁に告訴状を出したという。  野田側は、そうした事実もないし、これまで一度も警察や検察から事情聴取はもちろん、連絡を受けたこともないと否定している。  猪木側の弁護士は、告訴状を出してから2年以上になるのに、警察は動かないという。 読む限りは、猪木のほうに理があるように思えるが、このところ都議選を控えて小池バッシングが激しい中で、ある種の「思惑」があっての告発のようにも思える。どちらにしても、裁判で白黒、決着をつけるべきである。  ポストは、件の野田が、5月15日、高級和食屋、座っただけで5万は取られる六本木のクラブ、ショーパブなどを次々飲み歩いている様子をレポートしている。  この豪遊資金はどこから拠出されているのだろうと、野田に質問状を送ると、代理人の弁護士から、野田のポケットマネーから払っているとの答えが返ってきたという。  だが、この御仁、何やら小池のアキレスけんになりそうな気がするが。  文春は、官邸、森元総理、ドン内田側の攻勢が激しい中、小池都知事のインタビューをやっている。そこで小池は、 「都知事選に立候補した昨年七月の状況にすごく似ています。束になって潰しにかかる流れですね。でも、都民セカンドだった人たちに言われたくない。待機児童問題はこれまでにないスピード感でやっています。女性の皆さんはかなり評価をしてくれています」  と、いじめられる小池VS都民をないがしろにする悪党どもという構図を作りたいようだが、今度はそううまくいくか。  文春で連載している元小泉の秘書・飯島勲が都議選を予測している。自民党は50語席を超える。「都ファ」はマックスで47から48議席。公明は13議席で、民進党はゼロか1議席と読んでいる。そうなれば蓮舫は辞任か。次もいないがね。 【巻末付録】  今週は見るべきものはそうない。ポストの「進化するラブドール もはや人間を超えた」というのがいい。こんな人形を抱いてみたいと思わせるほどかわいい。  現代は袋とじで「石田えり」。御年56歳。私が「フライデー」編集長のときに彼女のヘアヌード写真集を作ってバカ売れした。  それから23年ぶり。もちろんヘアヌードはないが、相当鍛えたのであろう、身体に衰えはない。見事だ。  今週は現代の勝ちだな。 (文=元木昌彦)

週刊文春の「新潮中吊り盗み見問題」を元「週刊現代」名物編集長は、どう見たか?

motoki0523
「週刊新潮」(5/25号、新潮社)
今週の注目記事・1 「燃える怨恨『アントニオ猪木』独占インタビュー 小池都知事『都民ファーストの会』代表は公金1100万円を横領した!」(「週刊新潮」5/25号) 同・2 「安倍首相がモミ手をする『渡邉恒雄90歳ど迫力』」(「フライデー」6/2号) 同・3 「『文春砲』汚れた銃弾」(「週刊新潮」5/25号) 「新潮VS文春』(「週刊ポスト」6/2号) 同・4 「ドラマ『やすらぎの郷』撮影現場はリアル老人ホーム」(「週刊新潮」5/25号) 同・5 「心配です『海の王子』の給料でやっていけますか」(「週刊現代」6/3号) 同・6 「この夏、『阿波おどり』に中止の危機」(「週刊現代」6/3号) 同・7 「菊川怜 夫穐田誉輝に『第4の婚外子』が発覚」(「週刊文春」5/25号) 同・8 「徹底検証『オプジーボ』は本当に効くのか 青木直美」(「週刊文春」5/25号) 同・9 「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」(「週刊現代」6/3号) 同・10 「突然の奇行! 草なぎ剛『子犬と路上座り込み』」(「フライデー」6/2号) 同・11 「アッキーが『いいね!』した“女の敵”」(「週刊新潮」5/25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  今週はどれもこれも読みごたえのない記事ばかりだ。困ったものだと嘆いてばかりはいられない。  毎度毎度だが、現代とポストの巻頭特集は特にひどい! 現代は「人口8000万人の国ニッポンで起きること」、ポストは「景気“上昇”確率『98・6%』の衝撃 史上最高益ニッポン企業『日経平均3万円』への挑戦」だ。  このまま行くと人口は減り続けて、2050年には4,000万人減り8,000万人になってしまうという内閣府が出した「最悪シナリオ」がある。  そんなことは以前からいわれていることだが、だからどうしなくてはいけないのか、対案や提案を出さなくてはいけないのに、現代は「後戻りのきかない『人口激減時代』に足を踏み入れたことを、そろそろ真剣に受け止めなければ、取り返しがつかなくなる」と結ぶだけ。  おいおい、そんなことを言うために巻頭特集をつくったんかいな? 月刊誌でも、もうちょっと、そうした時代になる前に「これこれこれだけのことはしておかなければ」とか何か言うぞ! 失礼を顧みずに言わせてもらえば、脳のない記事だ。  同じように脳のないのがポスト。日経平均3万円は聞き飽きた。それも、アホトランプが大幅法人税減税をやれたらという前提では、それだけで、無理やないか、そう思うわ。  おまけに「内閣府経済社会総合研究所」によると「最終需要財の在庫率指数も昨年秋ごろから改善していて、先行指標を押し上げている」というが「内閣府」の自画自賛では信用ならないのでは。  まあ、オオカミ少年のように「株価3万円時代が来る」と何とかの一つ覚えで言っていれば、あと30年もするとそうなるかもしれない。ご苦労なこっちゃ。  ということで、今週はスクープと呼べる記事はない。そこで順位なしである。  先週、新潮が安倍官邸御用達のジャーナリスト、山口敬之が「準強姦罪で逮捕寸前」だった過去があることを報じたが、新潮によれば、山口がフェイスブックでこのことについて縷々弁明していたが、それに対して安倍昭恵が「いいね!」を押していると報じている。まだ懲りないようだね、昭恵さん。  フジは産経新聞グループだから、安倍のポチのようなジャーナリストが出るのは致し方ないが、5月18日朝の『とくダネ!』(フジテレビ系)の時事通信・田崎史郎のコメントには開いた口がふさがらなかった。朝日新聞がスクープした以下の記事、 「安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人『加計(かけ)学園』(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」(5月17日付)  これについて田崎は概ねこう言った。 「獣医学部は四国にはない。だが、獣医と文科省が抵抗していた。この文書は麻生が反対しているとあるから、おそらく本物だろう。だが、安倍が加計学園だけを優遇しようとしたことはない。規制緩和を進めている中でこうなった。文書が流失したのは文科省関係者であることは確実。官邸では誰がリークしたのか特定している。その人はちょっと問題があって処分されちゃっているから、逆恨みしているんじゃないか」  官邸の代弁者である。山口もそうだが、こうした人間をテレビに出すフジの神経が、視聴率不振につながっているのだと、私は思う。  さて、フライデーによれば、あの草なぎ剛が、犬を連れて散歩の途中、路上で急に座り込み泣き出したというのだ。草なぎの両足の前で子犬が心配そうに覗き込んでいる。酔っぱらっているのではない。フライデーがたまらずに声をかけると、「散歩を、ハイ」。そういってまたトボトボ歩きだしたそうだ。彼の心が心配だ。  現代の「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」という特集にも驚いた。読者1万人にアンケートでも取ったのかと思ったら、わずか16人ぐらいの有識者といわれる人間に聞いただけのようである。それで100人もでっちあげるというのは、まったく納得がいかない。その上、第1位が「ビートたけし」だというのだから開いた口がふさがらない。  その理由が「常に真剣で妥協しない。言いたいことは言う。それで礼儀正しい」(田原総一朗)「知的で鋭い毒を吐く貴重な存在」(楡周平)というのだ。  私は、たけしがテレビに映るとチャンネルをすぐ回してしまうほど、見たくないタレントである。  この男が政治や社会問題に口を出す資格があるのか。そう言ってしまえば、私のような売れない雑文書きが、こんな大タレント様を酷評していいのかという声が聞こえてくるが、彼のそれなりの才能は認めるものの、彼が日本でいちばん信用できる人間などとどうしていえるのだろうか。これだったら、89位の「松本ヒロ」のほうを私は買う。96位の「室井佑月」のほうがなんぼかいい。  こんな安易な順位付けをしてはいけない。これならたけしの次に安倍晋三を入れてもいいのではないか。何しろ一部の極右からは信頼されているのだから。バカバカしくて涙が出てくる企画である。  ところで、バカバカしいといえば、土曜日のボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦を見たか?  村田諒太(31)とアッサン・エンダムとの12回戦だったが、誰が見ても圧倒的な村田のパワーがエンダムを圧倒していた。  楽勝だと思われていたが、結局12回までもつれ込み、エンダムのまさかの判定勝ちだった。村田のジムも世界ボクシング協会(WBA)のヒルベルト・メンドーサJr.会長も「おかしい」と怒りをあらわにしていたが、私はそうは思わなかった。  なぜなら、あの程度の相手をKOできなかった村田の詰めの甘さが、まだまだ世界チャンピオンの力はないと世界にわかってしまったからである。村田を大事に育て過ぎた。ようやく必ず勝てる相手を見つけ、いちおう世界王者として売り出し、ラスベガスあたりでこのクラス最強の王者ゲンナディ・ゴロフキンとでもやれば、負けるにしても大きなビジネスになる。  周囲はそう考えていたのだろう。だから、打ち合って万が一のことがないようにして、判定は日本でやるのだから、よほどのことがなければ負けることはない。そう読んでいたのであろう。  だが、パンチ力はないが手数が多いエンダムのほうを、ジャッジたちは優勢と見ていたのである。村田は引退するかもしれない。もし、もう一度立ち直れたら、ゴロフキンへ挑戦して最後の花を咲かせてほしい。そのときはやみくもに打ち合うことだ。村田のパンチが当たれば、ゴロフキンといえども立っていられないかもしれない。それだけのパンチ力を持った村田よ、金メダルのことは忘れて、いちボクサーとして再起せよ!  肺がんなど末期がんに効くといわれる「オプジーボ」という高額な薬がある。1人あたりの治療費は年間3,500万円だったが、今年の前半に半額に引き下げられた。  さまざまながんに効果ありといわれているが、果たして効くのか? 文春でKKR札幌医療センターの磯部宏院長は、「薬剤自体にがんを叩く効果がない分、効かない人には全く効かず、八割近い方は、別の抗がん剤に変えざるを得ないのが現実です」と話している。  だが2割の人には劇的効果があるという。それも、どういう人には効果があるのかわからないというから、悩ましい。だが、がんの治療は日進月歩のようだから、少しでも長生きしてその恩恵にあずかりたいものではあるが。  文春は、新潮の怒りに怯えたか、今週は読むべきものが少ない。やはり『とくダネ!』(フジテレビ)でキャスターを務める菊川怜の結婚相手、穐田誉輝に、婚外子が3人と先週報じたが、実は4人だったと今週報じている。MCの小倉智明は、「これってホント?」って聞けばいいのに。  文春によれば、菊川は婚外子の件も全部知ったうえで結婚したというのだから。  さて、地方新聞というのは、ほかの県では知られていなくても、その県では大変な力を持ち、傘下にテレビ局を入れ、地元の政治家も取り込んでいることが多い。  私が昔よくお付き合いした「北國新聞」(石川県金沢市に本社)もそうだった。部数は少ないがコングロマリット化して、石川県では絶大な力を持っていた。  夏の風物詩「阿波おどり」は徳島の名産品といってもいいくらい、県外でも知られている。  その踊りが、慢性的な赤字体質が改善せず4億3,000万円もの巨額な借金が積み上がり、中止の危機に追い込まれていると現代が報じている。  その元凶ともいうべきが「徳島新聞」だと、市観光局幹部が憤っている。要は、徳島新聞は口は出すがカネは出さず、それどころか阿波おどりを収入源にしているというのだ。  おどりの期間中、鑑賞できる桟敷席が10万席ほどあるのだが、徳島新聞が市の中心部にある人気の席を取ってしまい、それも2~3万枚も持って行ってしまうというのである。  チケットをオープンにして販売したいというと、「おまえはん、何を言うとんぞ! そんなことをしたら徳島におられんようになるぞ」と脅されたそうだ。  こうしたイベントは、地元紙には企業名の入った「名刺広告」というのが入るが、それでも徳島新聞は多大な利益を上げているという。  さらに徳島新聞は、自社の社員をアルバイトと称して阿波おどりに参加させ、日当1万円以上を観光協会に請求するそうだ。  徳島新聞は県内シェア7割を誇る。そうした力を自分たちが甘い汁を吸うために使うのでは、批判されても仕方あるまい。  全国に知られている阿波おどりが、こんなことで中止にでもなったら県の恥だろう。徳島新聞もそうなれば、甘い汁を吸うこともできなくなる。  両者と、県民を交えて、早急に話し合うべきだ。  ところで秋篠宮眞子さん(25)が婚約を発表した。相手は大学時代「湘南江の島 海の王子」にもなったことのあるイケメン・小室圭さん(25)で、ICU時代に知り合い愛をはぐくんできたという。  小室さんのインタビューを見たが、口は堅かったが、あの若さでメディアに怯まず堂々とした受け答えは、大したものだと思った。  眞子さんは、結婚が決まれば、現代によれば1億5,000万円以上の一時金が支払われるという。  皇族出身だから、眞子さんは共働きできない。だから、若い2人の生活はかなり大変ではないかと、現代が老婆心から心配しているが、いいではないか。  若い2人なら、どんなことをしてでも食べていける。眞子さんは、テレビで見る限り優しそうな娘さんだし、小室さんも前途がありそうな青年である。まずはおめでとう!  4月からスタートしたテレビ朝日系の『やすらぎの郷』が注目を集めている。倉本聰(82)が脚本を書き、主人公に石坂浩二(75)、彼を振り回す大女優に、元女房の浅丘ルリ子(76)、石坂の元彼女だった加賀まりこ(73)、五月みどり(77)、野際陽子(81)、八千草薫(86)が出ている。男優は藤竜也(75)、ミッキー・カーチス(78)と、年寄りだらけである。  舞台はテレビ業界に貢献した人間だけが入居できる老人ホーム。私も何度か見てはいるが、テンポが遅く、俳優たちのセリフもスムースではないので、あまり熱心ではないが、平均視聴率は6・3%と、昼の時間帯では大健闘だと新潮が報じている。  だが、いつ何があるかわからないので、看護婦が撮影現場で待機し万全の体制を取っているという。それにセリフが多いと覚えられずにカンニングペーパーを用意したりする老優も多いようだ。  70代、80代の大スターたちが、“ああ、歳を取ったな”と視聴者に言われることを覚悟して、あえて自分をさらけ出す勇気には、確かに俳優魂を感じるが、これは日本の俳優たちがあまりそういうことをしないだけで、海外では大年の大スターが老醜をさらして、見るものに感動を与える映画やドラマは多い。  私の好きな映画に『カルテット! 人生のオペラハウス』(2013)というのがある。ダスティン・ホフマンの初監督作品で、引退した音楽家たちが暮らす老人ホームが舞台である。  これにはイギリスが誇る著名な老アーティストたちが多く出演して名曲を演奏している。役者が音楽家を演じるのでなく音楽家が音楽家を演じる。  ホフマンは、演技経験のない音楽家たちにこう言ったという。「演技は全くしないでいいから、今感じていることをそのまま撮りましょう」。「年をとるとはどういうことか、そのまま見せたかった」そうだ。  この『やすらぎの郷』の欠点は、大俳優たちが自意識を捨てきれていないところだと思う。それがなくなれば、ドラマとしてさらなる広がりが出てくると思うのだが。  さて、先週の月曜日の夜だったと思う。新潮編集部から電話がかってきた。若い女性で、文春が新潮の中吊りを火曜日の午後に不正に入手していた件について、コメントをもらいたいというのである。  3時から友人たちと蕎麦屋で一杯飲んで、6時過ぎにオフィスへ戻ってウトウトしていたこともあるが、彼女が「そんなことが許されるのでしょうか」と息せき切っている訳がよくわからず、校了日の夕方に中吊りを手に入れて、それから取材しても、ろくな記事はできない。それに、私が編集長のときは、ライバル誌の週刊ポストの情報を手に入れようと、あらゆる手を尽くして集めたものだ。週刊誌も一企業と同じだから、ライバルの情報を探るのは当然の「企業努力」ではないか。  そう答えたものだから、当然ながら、新潮の当該の記事に私のコメントは入っていない。  新潮は昨日(水曜日)の夕方、某週刊誌編集長から見せてもらった。「『文春砲』汚れた銃弾」というタイトルもすごいが、巻頭10ページ特集というのにも驚いた。  新潮側の怒りはよく見て取れる。新聞もテレビも、平素文春にしてやられているからか、大騒ぎしている。私はこの記事を2回読み直した。だが、識者といわれる大谷昭宏や佐藤優、中森明夫たちが、「ライバル誌の広告を抜く行為というのは、週刊誌という媒体にとって自殺行為」(大谷)などと非難しているのが、よくわからない。  その理由は後で触れるとして、新潮を見てみよう。新潮が、文春側に情報が洩れているのではないかとの「疑念」を抱いたのは14年9月11号。新潮は朝日新聞の「慰安婦誤報」をめぐって、朝日で連載していた池上彰が「朝日は謝罪すべきだ」と書いた原稿を掲載しないとしたことで、連載引き上げを決めたという記事を掲載し、中吊りにもかなり大きく打った。  この週の文春の中吊りは池上の件には触れていない。だが、新聞広告には「『池上彰』朝日連載中止へ『謝罪すべき』原稿を封殺」のタイトルがあり、「記事中の池上氏のコメントはわずか6行で、急遽差し挟まれたような不自然な印象を読む者に与えるのだ」(新潮)  その上、文春は校了日である火曜日の午後7時57分に「スクープ速報」としてこの記事をネット上にアップしたため、「それは週刊文春のスクープネタとしてまたたくまに拡散されたのだ」(同)。  池上も、新潮の取材に対して、文春から電話があったのは新潮の取材があった後で、校了日の午後5時半だったと話している。文春の新谷学編集長は最近、『「週刊文春」編集長の仕事術』(ダイヤモンド社)という本を出しているが(彼が書いたとは思えないほど読みどころのない本だが)、その中でも、 「池上彰さんのコラムを朝日新聞が掲載拒否した件では、同日発売の週刊新潮も同様の記事を掲載していることがわかったので、校了日である火曜日の夜に『スクープ速報』を配信した」  と書き、その結果、「週刊文春デジタル」の会員が爆発的に増えたとしている。  そのほかにも、文春に中吊りが流れている疑惑があると考えた新潮は、文春側に「不正を止めろ」と通告するのではなく、漏洩ルートを突き止めるための調査を続けた。  新潮が誇る調査力で、漏洩しているのは新聞広告ではなく中吊り広告。新潮の中吊り広告の画像データから、そのPDFファイルがコピーされたのは、週刊文春編集部にあるコピー機であることが判明した。  さらに、漏洩元はどこかを突き止めると、出版取次会社「トーハン」(東京)が、文春の人間に渡していることがわかり、文春の「雑誌営業部兼販売促進チーム」に属する30代の男性が、トーハンの人間から新潮の中吊り広告を受け取り、コンビニでそのコピーを取っているところを「激写」した。動かぬ証拠を手に入れた新潮が、大々的に文春の悪事を特集したというわけである。  新潮に直撃された新谷編集長は、いつもの歯切れの良さはなく、「入手しているかどうかの事実関係も含めて、情報収集活動については一切お答えしていないので」「うーん……。ま、だからさ……(苦笑)。あー。……難しい問題だよな、これな。確かにな……」と要領を得ない。  確かに、佐藤優の言うように「中吊りを見て誌面を作るのは、道徳的に大きな問題が」あるのは間違いない。  だが、先ほども触れたが、週刊誌といえども編集部員の数からして中規模企業ぐらいはある。梶山季之が書いた『黒の試走車』(光文社)ではないが、ライバルが何をやっているのか、どんな情報を持っているのかを探ることは雑誌の浮沈、そこで生活しているフリーの記者、筆者たちの生存に関わるのだから、あらゆる手を尽くして情報を取ることが一方的に悪いといえるのだろうか。  新聞も昔は、抜いた抜かれたで一喜一憂したものである。ここで私が編集長時代の経験を話してみよう。こんなことがあった。ライバルのポストに大物女優のヘアヌード写真集が独占でグラビアに載ることが校了日にわかった。ネタ元は某印刷会社の人間。こういう時のために、その人間とは酒を飲み、ゴルフをやり、親交を深めていた。  ポストも同じ印刷所だった。私は件の印刷所の人間に電話して、その写真集が手に入らないだろうかと頼んだ。何とかしましょうと言ってくれた。  数時間後、写真集が手に入った。だがその時間からグラビアに入れることはできない。写真集の版元との交渉もしなければならない。そこで考えた。活版の自社広告を2ページ落とし、見開きに写真集を開いて見ている(顔は出さない)人間を、後ろから撮った写真を大きく載せる。  キャプションには「○○女優のヘアヌード写真集が凄い話題!」。中吊り広告は間に合わないので、新聞広告を差し替えてもらって、左トップに「これが女優○○のヘアヌード写真集だ!」と特筆大書する。  当時、ライバルだが、ポストの編集長とは気が合ってよく飲んだ。私より少し下で人柄の素晴らしい温厚な人物だった。その週末も、夜、2人で飲んだ。  人の悪い私は、ポストの編集長に「あんたんとこ何かでっかいスクープでもあるんじゃないか?」。彼は「そんなのがあったらいいですけど、ないですよ」ととぼける。  翌週の月曜日、新聞広告を見た彼から怒りの電話がかかってくる。「元木さんひどいじゃないか」。私はこう答える。「怒るのはもっともだけど、こちらも普段から企業努力をしてきて、あんたんとこに大スクープが載るのを黙って見ているわけにはいかないんだよ」。  彼とはしばらく会わなくなるが、そのうちまた銀座の場末のバーで飲むことになる。彼は編集長を辞めて50歳の若さで亡くなってしまった。「ライバルは憎さも憎し懐かしき」である。  文春のやり方に違和感があるのは、自分のところのスクープでもないものを、速報として流してしまうことだろう。それはやってはいけない。  私が現役中に一番腹が立って喧嘩したのは新聞社だった。現代は月曜発売なのに、新聞広告を自分のところで作り、新聞社に渡すのは、記憶では水曜日か木曜日午前中だったと思う。  なぜ、新聞社に事前に情報提供しなくてはいけないのか。新聞社から各方面に情報が流れていることはわかっているのだ。それに、自社の悪口を書かれていないかを見るのは事前検閲にあたる。セックスがだめでSEXがいい根拠を示せ。  現代で、朝日新聞のある「疑惑」をトップでやったら、朝日新聞は何の通告もなしに月曜日の朝刊で、大きく誌面を使って反論記事を載せたことがあった。  芸能人がツーショットを撮られると、雑誌の発売前に会見を開いてしまうのも、新聞広告の情報が流れるからである。  新潮のいうように、フェアにやろうというのはその通りである。それに新潮は文春に部数でだいぶ差をつけられている。  だが、きれいごとだけでは情報戦争を生き抜いていけないことも事実である。新潮社はあまりデジタルに熱心ではないが、情報を取るだけではなく情報を流す方法も考えたほうがいいと思う。  文春が出版取次のトーハンから新潮の中吊りをもらっていた問題は、まだ尾を引きそうである。文春新谷編集長が「情報を不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりした事実は一切ない」とし「他メディアの動向を把握するのは日常的なこと」だと反論している。  新潮側は当然ながら盗人猛々しいと批判している。また、どうして新潮は長年にわたり中吊りを渡していたトーハンの責任を問わないのかという声も多くある。  私は、お行儀はよくないが、他誌の動向を掴むのも取材活動の一環だと思う。文春も、乙武5人不倫や山口敬之の準強姦罪など、新潮の大スクープを載せていないのは、そこまでやってはまずいという判断があったのではないかと、私は思う。  ここは文春側は潔く新潮に詫びて、お互い、火曜日の午後に中吊りを交換することにしたらどうだろうか。それは無理か?  ポストに私のコメントが載っている。そこで、「新潮が怒るのもわからなくはないけど、ほかに追っかけるニュースがあるだろうと。ちなみに新潮に今回の件でコメントを求められたのでそう話したら、ボツになったけどね(笑)」。  次はフライデー。心をへし折っても折れそうにない老獣・ナベツネこと渡辺恒雄読売新聞主筆(90)のお話。  5月15日の「中曾根康弘元首相の98歳の誕生会」で、安倍首相が渡辺に歩み寄り、「『(国会で)読売新聞を熟読してください』って言ったら怒られちゃいました」というと、ドン渡辺が「そんなこと気にすんじゃねえよ」といったそうだ。  全国紙政治部記者によると、このところ安倍首相とは月一ペースで会っていて、安倍が5月3日に出した「憲法9条に第3項を加え、自衛隊を合憲にする」という発言も、ナベツネの意を汲んだものだといわれているそうだ。  仮にも新聞社のトップというのに、安倍とベッタリくっつき、世論をないがしろにして憲法改正をすすめるというのは、どういう神経をしているのか。  読売新聞には、こうした新聞を私物化している人間を批判する人間はいないのか。かつては正力松太郎、務台光男、そして渡辺。新聞を私物化するのは読売新聞の伝統だが、それにしてもひどい新聞だと、思わざるを得ない。  かくして「共謀罪」が、多くの反対を押し切って強行採決されたのである。  ところで文春で阿川佐和子のおばあちゃん(だって63歳だぜ)が、69歳の一般人のおじいちゃんと結婚したと「独占手記」を書いている。  まあ勝手にやりなさい、というしかない。  5月19日付の朝日新聞が、小池百合子・東京都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」の野田数(かずさ)代表(43)が、公金を横領したとする新潮とアントニオ猪木参院議員に慰謝料などを求める民事訴訟を起こしたと報じていた。  このところ人気下降気味の小池都知事にとっては頭の痛いことであろう。新潮の記事はこうだ。13年に日本維新の会から参院選に立候補して当選した猪木だが、18年ぶりの国政復帰だから、秘書が見つからなかった。  そこへ維新の会の事務局から野田を推薦され政策秘書にした。野田は、小池が保守党時代に秘書を務め、その後市議、09年からは都議を務め、現在は小池の名代として「都フア」の代表を務め、小池からの信頼も厚いという。  なかなかできる男だと、最初、猪木は全幅の信頼をしていたそうだ。だがそのうち、野田が銀座などで派手に飲み歩いているというウワサが耳に入った。そこで内々に調べたら、クラブやキャバクラでかなりの金を使っていることが判明した。  そのほかにも、野田は「文書通信交通滞在費」は月50万円と説明していたのに、まったくの嘘で、実際は月100万円だった。それを猪木名義の別の口座を開設して、そこへ月末に支払われる分が振り込まれるようにしていたという。  そこで出納関係の業務をしていた女性秘書と野田に辞めてくれるよう伝えたそうだ。だが、解雇に納得せず、事務所にあった実印や預金通帳、現金をすべて持ち出し、パソコンのデータもすべて消去してしまったという。  猪木にいわせると横領された金額は4,000万円にも及ぶそうだが、すべてを裁判で立証するのは困難と判断して、1,120万円を横領したと記載して、警視庁に告訴状を出したという。  野田側は、そうした事実もないし、これまで一度も警察や検察から事情聴取はもちろん、連絡を受けたこともないと否定している。  猪木側の弁護士は、告訴状を出してから2年以上になるのに、警察は動かないという。 読む限りは、猪木のほうに理があるように思えるが、このところ都議選を控えて小池バッシングが激しい中で、ある種の「思惑」があっての告発のようにも思える。どちらにしても、裁判で白黒、決着をつけるべきである。  ポストは、件の野田が、5月15日、高級和食屋、座っただけで5万は取られる六本木のクラブ、ショーパブなどを次々飲み歩いている様子をレポートしている。  この豪遊資金はどこから拠出されているのだろうと、野田に質問状を送ると、代理人の弁護士から、野田のポケットマネーから払っているとの答えが返ってきたという。  だが、この御仁、何やら小池のアキレスけんになりそうな気がするが。  文春は、官邸、森元総理、ドン内田側の攻勢が激しい中、小池都知事のインタビューをやっている。そこで小池は、 「都知事選に立候補した昨年七月の状況にすごく似ています。束になって潰しにかかる流れですね。でも、都民セカンドだった人たちに言われたくない。待機児童問題はこれまでにないスピード感でやっています。女性の皆さんはかなり評価をしてくれています」  と、いじめられる小池VS都民をないがしろにする悪党どもという構図を作りたいようだが、今度はそううまくいくか。  文春で連載している元小泉の秘書・飯島勲が都議選を予測している。自民党は50語席を超える。「都ファ」はマックスで47から48議席。公明は13議席で、民進党はゼロか1議席と読んでいる。そうなれば蓮舫は辞任か。次もいないがね。 【巻末付録】  今週は見るべきものはそうない。ポストの「進化するラブドール もはや人間を超えた」というのがいい。こんな人形を抱いてみたいと思わせるほどかわいい。  現代は袋とじで「石田えり」。御年56歳。私が「フライデー」編集長のときに彼女のヘアヌード写真集を作ってバカ売れした。  それから23年ぶり。もちろんヘアヌードはないが、相当鍛えたのであろう、身体に衰えはない。見事だ。  今週は現代の勝ちだな。 (文=元木昌彦)

マンガにはない“水音”、性器描写がリアル! 『僧侶と交わる色欲の夜に…』のR18版が原作以上にエロい

 恋愛要素だけでなく、ちょっとエッチな描写もあって、こっそり読んでは胸キュンしている人も多いであろう「TL(ティーンズラブ)マンガ」。現在、そんなTLマンガを原作としたTVアニメが、なんと地上波で放送中です。エロ描写が必須と言っていいTLマンガのTVアニメ化なんて、オタクである筆者が知る限りでは今回が初だと思います。

 アニメ化されたのは、真臣レオンの『僧侶と交わる色欲の夜に…』(星雲社)。ネットでよく見る「僧侶の前に、俺だって男だよ」って広告バナーでおなじみの(?)作品ですね。5分のショートアニメで、4月からTOKYO MXにて毎週日曜25時より放送されています。

『僧侶と交わる色欲の夜に…』は、その名のとおりお坊さんとのエッチがたっぷり描かれた作品。深谷美桜は同窓会で初恋の相手だった九条隆秀と再会して胸をときめかせますが、九条くんは実家の寺を継いで僧侶になり、頭もつるつるの坊主頭になっていました。「お坊さんってことは恋愛も結婚もしない!?」とショックを受け、ヤケ酒をする美桜。すっかり酔っ払ってしまった美桜は九条くんに介抱してもらいますが、それだけで終わらず。「僧侶の前に、俺だって男だよ」と言う彼に、濃厚なキスから失神するほどの愛撫をされてしまうのでした。

……地上波で放送できるわけがないじゃんこんなの! BPOにクレーム必至だよ!

 と思っていたら、TVアニメ版にはワナがありました。ちょっとやらしいシーンでは、局部をまさかの「木魚イラスト」で隠し、完全にアウトなシーンは「TERA劇場」として九条君のセクシーカットをバックにイケメンなセリフを流したり、中学時代の美桜ちゃんと九条くんによる小劇場が展開される仕組み。エロいシーンばかりの回は一体何が起こったのかよくわからない状態! 「とりあえず美桜ちゃんイッちゃったのかな?」みたいな。

 このシュールさが逆にアニメファンにウケているようですが、筆者はエッチなシーンを見たい!! ……調べると、私みたいな人向けにバッチリ「R18ノーカット完全版」も制作されていました。ありがとうございまーす!

 ちなみに、「R18ノーカット完全版」を視聴するには電子書籍サイト「ComicFesta」で1話ずつ動画を購入する必要があるのでご注意を。

■原作以上にエロいR18版

 とりあえず筆者は「R18ノーカット完全版」が気になったので、欲望と“色欲”に身を任せて購入。……わ~すごい、全部全部見える~! モザイクは性器や結合部のみなので、TV版では見られなかった美桜ちゃんのおっぱい(乳首がピンク色!)、そしてモザイク付きだけど九条くんのおちんちん(けっこうデカイ!)もバッチリ見ることができちゃいます。あとなぜか2人ともパイパンでした(作画の問題?)。九条くんの体毛、眉毛とまつげしかない!

 TLマンガって男性向けのエロマンガと違って、性器や結合部ってちゃんと描かれないことが多いじゃないですか。というか『僧侶と交わる色欲の夜に…』の原作マンガもそうなんですけど、これがアニメ版(R18ノーカット完全版)ではモザイクありだけど、ちゃんと描かれている。

 気になって調べてみたら、アニメの監督がこれまでに多数の男性向けアダルトアニメを手がけていた人でした。男性向けのアダルトアニメ畑から来た監督なだけあって、エッチシーンの見せ方がTLマンガよりエロくなっているような……。マンガでは聞こえない「クチュクチュ」音効果でエロさが倍増しているのもあるかもしれないけど!

 あと個人的な感想ですが、アニメ版九条くんは原作以上に表情一つ変えずにエッチなことをするもんですから、「めっちゃ美桜ちゃんにいやらしいことしているのに、性欲……あるの?」って思ってしまい(制作スタッフがいわゆる“女の子カワイイ系”のアニメを作っている方々ばかりなので、男性の描き方がちょっとぎこちないのも関係しているかも)。

 でも、そんなアニメ版九条くんに萌える瞬間がやってくるのです。『僧侶と交わる色欲の夜に…』は同窓会で出会ったことをきっかけに、九条くんが美桜に「婚約者のフリ」をお願いするのですが、好きな人にそんなことをお願いされた上に愛撫で一方的にイカされまくる美桜の心は穏やかではなく。

 本心を打ち明けると、実は九条くんも美桜のことが好きだったことが判明して。第6話目にしてや~~っと身も心も結ばれる(セックスする)のですが、そのシーンで九条くんが初めて赤面するんですよね。そうだよね、好きな子に「こんなにおっきくなってる」って言われたら興奮しちゃうよね。そして、「もう我慢できない」って入れちゃう九条くん、“僧侶の前に、男だよ”感あってカワイイ~~!

 初めてのエッチは対面座位でしながら、「ずっと見たかった、深谷のセックスしている時の顔」と言っていちゃいちゃキス。最後は正常位でギュッと抱きしめながら、お互いに好きと言い合って頂点に――。挿入から数分で終わっちゃったけど、ショートアニメだから仕方ない(笑)!

 前述のとおり、TLマンガ原作ではあるけど、どちらかと言うと男性向けアダルトアニメに近いような『僧侶と交わる色欲の夜に…』のR18版アニメ。ちょっと苦手な女性もいるのかな~と思いますが、エロさは保証するので、色欲にあふれた夜に視聴してみては。ちなみにこの記事、どこからも広告料1円ももらってません……!!!!

Hey! Say! JUMPが『リトルトーキョーライフ』で“危険生物”について質問攻め!? 5月24日(水)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

5:50~ 8:00 『ZIP!』(日本テレビ系) 山口達也
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
23:00~23:30 『TOKIOカケル』(フジテレビ系)

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
15:55~16:54 『よじごじDays』(テレビ東京) 長野博
19:00~19:56 『水野真紀の魔法のレストランR』(毎日放送) 長野博 ※関西ローカル
21:00~21:54 『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系) 井ノ原快彦

 

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Hey! Say! JUMPが『リトルトーキョーライフ』で“危険生物”について質問攻め!? 5月24日(水)ジャニーズアイドル出演情報

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15:55~16:54 『よじごじDays』(テレビ東京) 長野博
19:00~19:56 『水野真紀の魔法のレストランR』(毎日放送) 長野博 ※関西ローカル
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自己最低7.5%も折り込み済み!? 『貴族探偵』第6話で、なぜフジテレビは視聴率を“捨てた”のか

自己最低7.5%も折り込み済み!?『貴族探偵』第6話で、なぜフジテレビは視聴率を捨てたのかの画像1
フジテレビ系『貴族探偵』番組サイトより
 ごく一部の視聴者に対してのみ絶賛放送中の今期月9『貴族探偵』(フジテレビ系)は第6話。ごく一部以外の視聴者はまるで興味がないらしく、視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去最低に沈みました。まあ、なんだかんだ言っても、15日に発表された連結決算をみるとフジ・メディア・ホールディングスさんは都市開発やら広告やらで儲かっているようなので、ここはひとつ『貴族探偵』チームには自由にやらせてあげてほしいと祈るばかりです。  というわけで、今回も“ごく一部”の立場から『貴族探偵』を振り返ってみたいと思います(過去のレビューはこちら)。  第6話は、前回の事件の解決編となりました。前回のレビューで、私はこのドラマの魅力を「謎解きの一点突破だ」と言いましたが、今回の謎解き編でその魅力が発揮されたかどうかといえば、圧巻のひと言だったと思います。堪能しました。詳細はまあ、いいでしょう。別のサイトでも見てください。  ここまで、『貴族探偵』というドラマで蔑ろにされてきた(意図的に簡素化されてきた)のが、犯人の動機やバックグラウンドといった、「事件そのものの魅力」「犯人の人間性」といった部分でした。今回はその部分で、毛色の違う描かれ方が行われたことが特徴的でした。  あまりにストイックに論理的な謎を構築することを志向した原作では、それらのバックグラウンドや人物の個性は、むしろ筋立てを複雑化し、作品そのもの魅力を半減させるものだったはずです。なるべく読者が理解しやすい、ステレオタイプな人物を事件周辺に配置することで、謎解きの精緻っぷりを浮き立たせるやり方。変な例えになりますが、麻耶雄嵩さんという作家さんは、まな板の上に何があっても「刺身で食え」と言ってくるんです。しかも「最低限の塩で食え」と。  当然、そうした推理小説は読者を選びます。麻耶さんがこの作風でしか物語を書けないのか、あるいは推理小説というジャンルそのものに対する実験や修行の類なのか、それとも「そこでなら勝負できる、勝てる」という職業作家としての確信めいた作戦なのか、それは想像するしかありません。しかし、麻耶さんの覚悟は見てとれます。「美味い刺身を食わせてやるから、船に乗れ」と読者に要求し、作家とともに洋上に出た奇特な読者にだけ、彼らが求める極上の刺身を提供してきたのでしょう。そこには、信じられないような釣りテクと包丁さばきがあったのでしょう。これも、今回のドラマで麻耶さんに初めて出会った私には、想像するしかありません。  しかし、テレビドラマという市場を通したら、どうしたって客層は広がりますし、素材の鮮度も落ちてしまいます。そこでフジテレビには、保存や調理の技術が求められます。「ストイックな推理劇」という素材の味を殺さないまま、テレビ向けに料理しなければならなくなったのです。  私はずっとここで、主にこの「フジテレビの調理技術」に対して、惜しみない賞賛を書き連ねてきました。過剰にポップな演出も、登場人物を増やしてオリジナルで追加された事件の概要と推理も、決して本筋をジャマするものではありませんでした。あくまでフジテレビは、素材の味を引き出しつつ、お子さまでも美味しく食べられる万人向けの料理として提供してきたと感じていました。  で、今回の第6話「解決編」を見終わった感触は、今までとは少し違います。  今回の事件では、テレビでオリジナルに追加された人物のバックグラウンドや個性、過去や未来といったキャラクターの連続性が、時間をかけて、実に感動的に描かれました。これは、今までにはなかったことです。事件の犯人や関係者は、その回が終わればキレイさっぱり印象を失って、解決にいたった爽快感だけが残る……『貴族探偵』は、そういう味わいのドラマだったのです。  料理の例をまだ続けるならば、今回は「フジテレビがカレーをぶかっけてきた」と感じたのです。別に不味いカレーじゃないし、むしろ高級な「帝国ホテルのカレー」っぽいカレーなんですが(食べたことはない)、明らかに『貴族探偵』はこの第6話で、「麻耶色のドラマ」から「フジテレビ色のドラマ」に舵を切ったと感じました。  思えば、なぜ1話完結で十分に楽しかったドラマを、中盤である5・6話で2話構成にしてきたのか。5話を見なければ6話はつまらないし、当然、視聴率は落ちる。視聴率を捨ててまで、あえて、なぜそうしたのか。  それはフジテレビが、この『貴族探偵』を単に原作モノの翻訳ドラマとして作るのではなく、あくまで「1クールの連続ドラマ」として成立させようとした結果なのだと思います。  第1話からイマジナリーな存在として示唆されてきた女探偵の師匠・喜多見切子(井川遥)が、今回初めて「すでに死んでいる」と明示されました。同時に、貴族探偵が彼女を「殺した」という過去もほのめかされた。  これは、原作に建て増しされた設定ではありません。原作そのものを底上げして、土台の部分に差し込まれたものです。少しずつ明らかにされてきたこの土台が、今回あらわになったことで、次回以降の『貴族探偵』は、これまでとは段違いに天井高の高い作品として描かれていくことになります。単話で楽しい『貴族探偵』が、最終話に向かって走り出すタイミングが、この5・6話だったということです。1話でも終われる事件を、2話分かけて解決すると同時に、最終回に向けて「床板を外すための時間」が必要だったということです。  単話でこれだけ楽しければ、最終回だけちょっと複雑な事件を持ってきて誰か殉職でもさせりゃ、それはそれでオッケーなドラマだったわけですが、フジテレビは「連続ドラマとしても面白くしてやる」という面倒な決意を、2時間使って宣言したわけです。  もちろん、今後の貴族探偵と女探偵をめぐる成り行きそのものも楽しみですが、フジテレビ制作陣の“クリエイターとしての戦い”というリアルなドラマとしても「こいつら、どこまでやる気なんだ」という期待に満ちた作品になってきました。この戦い、「どらまっ子」を名乗る者として、見守らないわけにはいきません。  いやー、「どこまでホメる気なんだ」って感じですね。ちょっと書いてて恥ずかしいよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)