ベッキーショックのサンミュージックを救った! 「なんでもできる」カズレーザーの業界評が急上昇中

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サンミュージック公式サイトより
「一発屋芸人の宝庫といわれる事務所も、メイプル超合金のブレークには胸をなで下ろしているようですよ。安藤なつは普通ですが、カズレーザーの多忙ぶりは尋常ではないです。ネタ番組、クイズ番組、コメンテーターにMCと、なんでもできますから。しかも、バイセクシャルでNGもないですからね(笑)」(テレビ局関係者)  ここのところ、テレビで見ない日はないという大活躍ぶりを見せているメイプル超合金。特にカズレーザーは、あらゆるジャンルの番組に出演し、その多才ぶりを発揮している。 「起用する側は、使い勝手がいいので『とりあえず、カズレーザーがいればなんとかなる』という理由でキャスティングすることが多いですね。しかも、ギャラは格安なんです。ゴールデンで15~30万円で、深夜だと5~10万円が相場のようです。費用対効果もいいので、しばらくは引っ張りだこの状態が続くのは? 彼らのライバルとしては、トレンディエンジェルの名前が挙がりますが、芸の幅の広さでは、メイプル超合金のほうが上というのが現場の評価ですね」(バラエティスタッフ)  業界内では、ベッキー騒動で屋台骨が揺らいだサンミュージックを救ったという評価もされている。 「実際、彼らの活躍がなかったら事務所は火の車だったと思いますよ。それもあって、好きな仕事をやらせているそうです。男女コンビというのは、なかなか難しいですが、彼らはうまくやっていると思いますよ。あくまで漫才がメインですが、安藤さんは志村けんさんや伊集院光さんといった大御所たちにかわいがられていて、ドラマもやっていますし、各々が好きなことをやっている印象ですね。彼らがコントをやるようになったら、カズレーザーもドラマに抜擢される可能性はありますよね。なんたって、あのブルゾンちえみさんがドラマに出るくらいですから」(芸能事務所関係者)  そのうち、コンビそろってドラマ出演もあったりして!?

『ピーチガール』のキスシーンを意識していたのは伊野尾だけ!? 山本の男前対応にファンも“いのみづ”歓迎

 他のジャニーズグループファンに比べると、ファンの年齢層が比較的若いことからキスシーンに過剰に反応してしまうこともあるHey!Sey!JUMPファン。以前は、メンバーの山田涼介がファンに「俺が恋愛ものの作品に出たときに、あまりヤキモチをやかないでほしい」と呼びかけたこともあったが、現在は映画『ピーチガール』にW主演で出演しているメンバーの伊野尾慧と山本美月の“キスシーン”がTwitterを中心に話題になっている。

 そんな伊野尾が5月18日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)に映画キャスト陣と一緒に出演し、キスシーンの……

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NEWS・小山慶一郎、“整形疑惑”を完全否定! 「二重にした?」とささやかれるジャニーズ

 NEWS・小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送)の5月16日放送回で、小山が自身の“整形疑惑”に触れる場面があり、ファンの間で注目を浴びている。

 同放送では、ゲストであるメンバーの加藤シゲアキとともに、冒頭から「最近エッチな夢を見なくなったこと」や「30歳になってからの体の変化」などについて言及。その後、リスナーからの「今年3月に放送された『CDTV春スペシャル』(TBS系)で、シゲアキさんの美しいうなじに心奪われました」というメールをきっかけに、“チャームポイント”を話題にトークを繰り広げた。

 そこで小山は「俺は今まで『一重です』って言ってたのに、二重になっちゃったから」と発言。加藤は笑いながら「ちゃんと言っとくと、整形じゃないんだよね」と返し、小山は「この歳でさすがに整形しないよね」と否定したのだ。

「小山は、2015年頃から整形疑惑が持ち上がりました。ジャニーズでは珍しい一重で、チャームポイントでもあったようですが、突然二重になっただけに、ファンもザワついていたんです。14年1月から、『news every.』(日本テレビ系)でメインキャスターを務め出したため、多忙による疲れで、二重グセがついたのかもしれませんね。ファンからは整形疑惑を否定したこと対して、『小山くんが、一重から二重になったことに触れてびっくり』『まぁ、大人になってから二重になる人もいるけど、こんなにはっきり否定するとは』といった反応が上がっています」(芸能ライター)

 その後、二重になった原因について、小山は「やっぱ年かなぁ~」「シワが目に入ってんだな。うん」と分析し、整形疑惑を一蹴した。

「二重整形疑惑があるジャニーズタレントはほかにもいます。Hey!Say!JUMPの岡本圭人は、かつて、奥二重だったものの、最近ではパッチリ二重になったことから、ファンには『あれは単なる“成長”で片付けられるの?』『ちょっとあからさまな気もする……』などと指摘されています。また、一重で知られていたV6・井ノ原快彦も、近年テレビ出演時に、二重のように見えることがあり、整形疑惑が一部で出ています。しかし、15年に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)で井ノ原は、ジャニー喜多川氏から『整形しちゃえば』と勧められたことはあったものの、『していない』と疑惑を否定していました」(同)

 さらに、NEWSの手越祐也には、整形疑惑だけでなく、アイテープ、アイプチ疑惑も持ち上がったことがある。

「手越の右目に、不自然なテープが貼られているように見える画像がネット上で拡散され、『手越、アイプチしてる? ちょっとショック』『手越くんアイプチじゃないかな?』と、ファンを騒がせました。同時に、二重整形疑惑もあるのですが、『手越くんは、自分のこと大好きじゃん。そんな人が、整形なんてするかな?』といった疑問の声も上がっており、整形していないと考えるファンも多いようです」(同)

 コンディションによって、いつもとは違う顔に見える場合もあるだけに、本当に整形したか否かは、本人のみぞ知るところ。こうした芸能人の整形疑惑は、今後も後を絶たないかもしれない。

深田恭子に仰天都市伝説! 20年間、第一線で活躍する理由は「スタッフでもワンチャンある……?」

深田恭子に仰天都市伝説! 20年間、第一線で活躍する理由は「スタッフでもワンチャンある……?」の画像1
 7月スタートのドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)で、瑛太演じる主人公・七瀬五郎の相手役・四俵蘭子を演じるのが深田恭子だ。1997年のデビューから、休むことなくドラマに出続けている深田だが、今年は1月期の『下剋上受験』(同)に続いて、すでに2本目。34歳となった今も、第一線で活躍を続けている。  こうした深キョン人気が続く裏で、とある都市伝説がささやかれているという。 「実は“深田恭子ならワンチャンあるらしい”というウワサがあるんです。それは、共演した俳優だけでなく、スタッフにも……という話で、それを聞きつけた制作スタッフが、積極的に深田さんをキャスティングしたがるんですよ」(テレビ局関係者)  深田ほどの大女優ともなれば、よっぽどの人気俳優や高給取りのスポーツ選手、あるいは大金持ちの社長などでない限り、そう簡単につながることなんてできないと考えるのが普通だが……。 「深田さんは下っ端のスタッフであっても、優しく接するんですよ。実際に連絡先を交換して仲良くなった男性局員もいたようで、スタッフみんなが“深キョンだったら、俺でも仲良くなれるかも”と期待しているわけです」(同) “深キョンワンチャンある説”は、テレビ業界だけでなく、広告業界でも知られているという。広告代理店の関係者は、こう話す。 「10年くらい前から、代理店周辺では“深田とだったら仲良くなれる”というウワサが流れていますね。だから、“CMに出せば、深田とエッチできるかも……”という不純な動機でキャスティングする代理店社員も多い。実際、デビュー以来、深田はずっとCMに出ていますからね。このウワサが功を奏しているのは間違いないです」  恋多き女として知られる深田。これまで、東山紀之、有田哲平、玉木宏、斎藤佑樹らとの熱愛が報じられ、最近は亀梨和也と交際中だという。その相手は、ほとんどが芸能人である。 「“深キョンワンチャンある説”が広まっているわりには、スタッフとの熱愛発覚はほとんどありません。10年前くらいにヘアメイクの男性との熱愛が報じられたことはありましたが、それ以外は実際にワンチャンをものにしたスタッフは皆無に等しい。結局のところ、深田さんは現場での人当たりがものすごく良くて、ただ単にスタッフに愛されているだけなんですよ。それを勝手に“ワンチャンある”と勘違いしちゃう男性スタッフが多いということなんだと思います」(前出・テレビ局関係者)  深田恭子の“人たらし”能力は、相当なものだといえそうだ。

深田恭子に仰天都市伝説! 20年間、第一線で活躍する理由は「スタッフでもワンチャンある……?」

深田恭子に仰天都市伝説! 20年間、第一線で活躍する理由は「スタッフでもワンチャンある……?」の画像1
 7月スタートのドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)で、瑛太演じる主人公・七瀬五郎の相手役・四俵蘭子を演じるのが深田恭子だ。1997年のデビューから、休むことなくドラマに出続けている深田だが、今年は1月期の『下剋上受験』(同)に続いて、すでに2本目。34歳となった今も、第一線で活躍を続けている。  こうした深キョン人気が続く裏で、とある都市伝説がささやかれているという。 「実は“深田恭子ならワンチャンあるらしい”というウワサがあるんです。それは、共演した俳優だけでなく、スタッフにも……という話で、それを聞きつけた制作スタッフが、積極的に深田さんをキャスティングしたがるんですよ」(テレビ局関係者)  深田ほどの大女優ともなれば、よっぽどの人気俳優や高給取りのスポーツ選手、あるいは大金持ちの社長などでない限り、そう簡単につながることなんてできないと考えるのが普通だが……。 「深田さんは下っ端のスタッフであっても、優しく接するんですよ。実際に連絡先を交換して仲良くなった男性局員もいたようで、スタッフみんなが“深キョンだったら、俺でも仲良くなれるかも”と期待しているわけです」(同) “深キョンワンチャンある説”は、テレビ業界だけでなく、広告業界でも知られているという。広告代理店の関係者は、こう話す。 「10年くらい前から、代理店周辺では“深田とだったら仲良くなれる”というウワサが流れていますね。だから、“CMに出せば、深田とエッチできるかも……”という不純な動機でキャスティングする代理店社員も多い。実際、デビュー以来、深田はずっとCMに出ていますからね。このウワサが功を奏しているのは間違いないです」  恋多き女として知られる深田。これまで、東山紀之、有田哲平、玉木宏、斎藤佑樹らとの熱愛が報じられ、最近は亀梨和也と交際中だという。その相手は、ほとんどが芸能人である。 「“深キョンワンチャンある説”が広まっているわりには、スタッフとの熱愛発覚はほとんどありません。10年前くらいにヘアメイクの男性との熱愛が報じられたことはありましたが、それ以外は実際にワンチャンをものにしたスタッフは皆無に等しい。結局のところ、深田さんは現場での人当たりがものすごく良くて、ただ単にスタッフに愛されているだけなんですよ。それを勝手に“ワンチャンある”と勘違いしちゃう男性スタッフが多いということなんだと思います」(前出・テレビ局関係者)  深田恭子の“人たらし”能力は、相当なものだといえそうだ。

劇場アニメ『BLAME!』は、監督の“実写的な感性”とアニメの魅力が融合された作品!?/瀬下寛之監督インタビュー

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 3DCGアニメーション映画『BLAME!(ブラム)』(5月20日全国公開)を試写会で見て、狂喜した。これは間違いなく今年のアニメ・シーンを代表する1本であり、昨年絶好調だった国産アニメ映画の波をさらに増幅させるに足るダイナミックな快作である。 『シドニアの騎士』で知られる弐瓶勉がデビュー間もない1997年より連載を開始し、20年を経た今も熱烈に支持されているSF漫画を原作とするこの作品、ネットワークの暴走によって都市から駆除される存在と化し、人類が絶滅寸前にまで追いやられてしまった未来世界を舞台に“世界を正常化させる鍵”ネット端末遺伝子を探し求める探索者・霧亥(キリイ)の戦いが描かれる。  本作は、原作者自身が総監修を務め完全新作ストーリーを構築。制作は『シドニアの騎士』(14年)、『亜人』(16年)などで3DCGセルルック技術を大いに飛躍させたポリゴン・ピクチュアズ。そして監督は、『河童』(94年/CG)『大日本人』(07年/VFX監督)などの実写作品を経て、『シドニアの騎士』で副監督、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』(15年)で監督、『亜人』(16年)で総監督を務めた瀬下寛之。  今回は、現在『GODZILLA 怪獣惑星』(静野孔文と共同)の今秋上映をめざして邁進&多忙中の瀬下監督に『BLAME!』についてお話をうかがってみた。
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ネット端末遺伝子を探し求める探索者・霧亥(キリイ)
■映画化のキッカケは“悪ノリ”だった ―― 映画『BLAME!』堪能させていただきました。間違いなく今年を代表する1本足り得た傑作だと確信しています。3DCGセルルック技術の飛躍的なまでの進歩とでもいいますか、いろいろな映像表現方法のひとつとして確立されたなといった感慨もあります。実のところ、3DCGがどうのセルルックがどうのといったことなど忘れて、今回は“映画”そのものとして没入して見ていました。 瀬下寛之(以下、瀬下) そう言っていただけるのが我々の目標なので、うれしいですね。まだまだ手探りではあるのですが、スタッフ一同がこだわりにこだわって頑張ってくれました。 ―― もともとの企画の発端は、やはり『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の第8話《再会》の中で、ショートアニメ『BLAME! 端末遺構都市』を劇中映画として制作したことでしょうか? 瀬下 ちょうど『第九惑星戦役』の脚本開発をやっているときでした。原作版では『バイオメガ』という作品が劇中劇で登場するのですが、『BLAME!』に替えちゃえば? とエグゼクティブ・プロデューサーの守屋からアイデアが出まして。同じ弐瓶先生の原作だし、僕も『BLAME!』のファンでしたので、早速、脚本とコンテを作って、弐瓶先生にお見せしてOKをいただき、およそ1分半のショートアニメを作ることになったんです。  ですから、もともとは悪ノリというか(笑)。喜ぶファンも少なからずいるでしょうし、Blu-rayなどの特典に入れれば付加価値も出るだろうと。結果的には、ファンの皆さんの評判と応援も盛り上がり、内外の関係者がそれを見て「これは映画にすべきじゃないか?」と。 ―― 実際『BLAME!』は幾度か映画化が企画され、短編も作られていますので、皆が機会をうかがっていたところはあったのでしょうね。 瀬下 弐瓶先生も『BLAME!』の映画化は難しいのではないかと以前おっしゃってましたが、いざ映像化してみたら想像以上に良い出来だったので、その後はそのショートアニメをパイロット版として、自然な流れで今回の映画化に至ったわけです。 ―― 弐瓶先生も『シドニアの騎士』のクオリティを見て、信頼された部分も大きかったのでしょうね。ただ、今回は原作通りというよりも、新たなエピソードといったストーリー展開です。 瀬下 ちょうど弐瓶先生が『シドニアの騎士』の連載を終えられた後だったこともあって、毎回ミーティングに参加してもらえたり、とても深く企画に入ってくださいました。しかも、「原作は難しい作品なので、映画のほうは解りやすくしましょうよ」とご提案をいただき、一気に加速したんです。
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セーフガードの不気味さは原作以上(!?)
 もともと僕らが『シドニアの騎士』で目指したのは、弐瓶先生のディープでハードなSF世界をアニメーションならではのポップな表現で解釈し、多くの人に見てもらえるようにすることでした。今回も『BLAME!』の入門編にしようということで、原作の魅力でもある荘厳・壮大なSF世界観に、普遍的テーマのシンプルなストーリーを盛り込むというコンセプトになっていきました。 ―― その世界観が今回、見事に描き出されていますね。 瀬下 そうですね。弐瓶先生が総監修という形で深く関わってくださったおかげで、原作のエッセンスなどはきちんと表現できていると思います。先生と共に作り、練り込んだストーリーや狙いなどを村井さだゆきさんにお伝えし、映画脚本として構成していただきました。 ―― 瀬下監督の狙いというのは、具体的にはどのようなところだったのでしょうか? 原作の主人公・霧亥が、今回はあからさまな主役という感じで登場しないのも意表をついています。 瀬下 そうですね。基本的な主役は人間です。飢餓であと1カ月しか持ちこたえられない集落を救おうとする少女づると、“世界を人間に取り戻す”ネット端末遺伝子を探し求めて永劫の旅を続ける霧亥とが邂逅する話であり、いわば霧亥はこの物語の世界そのものを象徴するキャラクターです。
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今回は少女・づるをはじめとするオリジナルキャラクターが登場する。
―― 原作ファンは最初霧亥がなかなか登場しないので驚くかと思いますが、映画ファンとしては時代劇や西部劇のアウトロー・ヒーローのような登場の仕方が実に映画的でワクワクしました。 瀬下 実はハードSFでありながらも、西部劇……というより、マカロニ・ウエスタンみたいにしたかったんですね(笑)。尊敬するセルジオ・レオーネ監督の映画に登場するようなさすらいの男が、餓えて絶滅寸前の集落にふらりと立ち寄ったことからドラマが生じる。ですから音楽もそれとなくエンニオ・モリコーネを意識した曲調にしていただき、テーマメロディと共に霧亥が現れる。一方ではハードSF版『男はつらいよ』でもありたいと思ってます(笑)。 ―― ですので、映画ファンからすると、実に映画的オマージュの韻を踏んだ映画になっていることに気づかされますが、それによって『BLAME!』という作品もまた新たに生まれ変わったという感慨もありますね。 瀬下 弐瓶先生ならではの圧倒的個性の世界観があればこそ、王道ともクラシックともいえる映画的スタイルをミックスして面白いし、結果的に新しい味わいになったのかなと思います。 ■“当たり前の日常”をCGで描きたい
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―― もともと瀬下監督は『大日本人』や『しんぼる』(09年)のVFX監督を担当されるなど、どちらかといえば実写畑のCGを担当されることが多かったような気もします。 瀬下 そうですね。僕自身、日本のアニメに深く関わるようになったのは、この5、6年のことで、それまではCMやゲーム、実写のビジュアル・エフェクトがほとんどでした。 ―― そういった経歴もあってか、今回の作品では実写感覚が非常にプラスに作用しているように思われます。 瀬下 それしかできないんですね(笑)。ただ、自分の出自そのものが個性であるとも思いますので、実写のセオリーと、日本のアニメで求められている表現との融合を目指していければとも思いますね。 ―― 実際、今の特撮やCGのクリエイターの多くは、実写・アニメといった垣根なく意欲的に活動されています。 瀬下 ビジュアル・エフェクト出身の僕自身、今こうやって伝統ある日本のアニメの端っこの方で関わらせてもらえているというのは、本当に光栄なことだと思いますよ。 ―― そこで瀬下作品の特徴のひとつとして、まるで実写のように画の中の光を大事にしているというのが挙げられます。 瀬下 光はとても重要です。といいますか、自分の画作りの中で照明が一番大事ではないかと思っているほどで、ストーリーやキャラクターのエモーション、シチュエーションも照明を主軸に表現したいと思って、こだわり続けています。 ―― 今回もそのために新たな技術を導入されたとか。 瀬下 そうですね。今の日本のアニメの中では、3DCGで構築されながらも見た目がセル画のように見える映像“セルルック”の技術が確立されてきていますが、うち(ポリゴン・ピクチュアズ)では、そのためのソフトウェア“セルルック・シェーダー”を独自に開発しています。  僕自身、リンクス(80年代末にトーヨーリンクスから社名変更。その後リンクス・デジワークスを経て、現在はイマジカに事業統合)やスクウェア・エニックスなど老舗CG系の出身で、技術開発しながら画を作り上げていくという世代です。CGの黎明期ではソフトウェアは売ってなかったから自分たちで作るしかなかったんですけど(笑)。今も購入したソフトウェアに対して、2~3割くらいは自社で開発したり改造したりしながら表現に少しずつ手を加えています。 ―― だから作品ごとに技術が進化しているわけですね。 瀬下 そうです。時間や予算などの条件を劇的に変化させるのが難しい上に、人間の熟練や根性にも限界があります。そこを手法・技法における創意工夫で毎回乗り切ってきているわけです。 ―― 実は瀬下監督がかつてアートディレクターとして関わっていらしたCG映画超大作『Final Fantasy:The Spirits Within』(01年)を見たとき、当時の評価こそ低かったものの、私自身はここから映像の革命が始まると確信していました。あれから16年、それが間違ってなかったことを、瀬下監督をはじめとするみなさんの実績が証明してくれています。 瀬下 僕が『Final Fantasy』制作のために渡米したのが1997年で、当時30歳でした。今はもう50歳(笑)。あっというまに20年経ってしまいました。 ―― 世界で初めてCGを本格的に導入した映画『トロン』(82年)や、クライマックスにCGが導入された出崎統監督のアニメ映画『ゴルゴ13』(83年)など、ああいった先駆的作品は再評価すべきだと思っています。さすがに当時は映像の落差に愕然としたものですが、今となっては歴史の1ページとして見るべきかなとも。 瀬下 『トロン』は僕がCGを始めるきっかけになった作品でした。『ゴルゴ13』は僕が89年に入社したリンクスの前身であるトーヨーリンクスがCGを担当しています。トーヨーリンクス自体、『ゴルゴ13』の山本又一朗プロデューサーや大阪大学の大村教授が主軸となり、イマジカの子会社として設立したものでした。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(88年)のCGもトーヨーリンクスで作られました。あのときのCGディレクターだった林弘幸さんは今でもポリゴン・ピクチュアズの前線で活躍されていて、僕にとって憧れの先輩です。 ―― まさに当時、そういった方々が日本のCG黎明期を支えてこられて、今の躍進につながっていったのだなと、改めて敬服させられます。 瀬下 そうですね。日本でCGを始めた最初の世代の方々の背中を見ながら、僕らも頑張ってきました。 ―― 正直、かつてはCGで構築されたキャラクターには、画的になかなか感情移入しづらいところもありましたが、本作も含めて今はそういうことはなくなりましたね。 瀬下 かなり解消できているとは思います。ただ、まだまだもっとやりたい。実は今のCGだと“当たり前の日常”はまだ勝負できないんですよ。これは『Final Fantasy』に着手してから20年来ずっと挑んできていることなんですけど、なかなか難しいですね。でも、それこそ登場人物がひっきりなしにご飯ばかり食べているCG映画を僕は作ってみたい(笑)。ご飯を食べている画って実はすごく難しいんですよ。派手なドンパチのアクションシーンはCGの長所を用いて構築できる。でも、ご飯食べたりシャワーを浴びたり着替えたり、髪の毛をとかしたりといった日常の描写は本当に難しいです。だから手描きのアニメで日常を豊かに描いている作品っていっぱいありますけど、心の底からうらやましい(笑)。 ―― つまり、究極的にはCGでホームドラマを構築したいと。 瀬下 そういうことです(笑)。異世界ではなく、日常のドラマを、3DCGという僕らの表現方法で描けるようになったとき、そこで初めて手描きのアニメのみなさんと同じ土俵の上に立てるのかなと。まだまだ足元にも及びませんけどね。でも、それこそ『サザエさん』や『クレヨンしんちゃん』のような、日常をきちっと描いた作品を3DCGで違和感なくやってみたいし、憧れでもあります。 ■プレスコによって声と画がお互いを高め合っている
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―― そういえば、かつて高畑勲監督がフル・デジタルで『ホーホケキョ となりの山田君』(99年)に挑まれていました。 瀬下 そうですね。プレスコならではのすごく独特な雰囲気だったという印象があって、とても好きな作品です。ちなみに、『山田君』のスタッフが、本作のプリプロの重要なポジションで活躍されていますよ。ディレクター・オブ・フォトグラフィーの片塰満則さんは、スタジオジブリのCG監督出身ですし。プロダクションデザイナーの田中直哉さんは数々のジブリ作品の美術監督です。『シドニアの騎士』から、ずっと一緒に仕事させていただいていますが、みなさん素晴らしい方々ですよ。美術監督の滝口比呂志さんも『言の葉の庭』(13年)など新海誠監督作品の常連ですし、音楽は菅野祐悟さんで音響監督は岩浪美和さん。……あらためて、つくづくスタッフに恵まれていると思います。 ―― 音響の岩浪さんということでは、今回は最新音響システム“ドルビーアトモス”を採用した立体音響上映もなされるとか。 瀬下 ドルビーアトモス、これはすごいですよ! 音響自体が物語の空間を生み出しています。観賞可能な方は、ぜひ体験していただきたいですね。 ―― 岩浪さんは『ガールズ&パンツァー劇場版』(15年)のセンシャラウンドファイナル極上爆音上映でも大活躍された音響監督ですので、今回も期待は大ですね。 瀬下 岩浪さんをはじめとする音響チームの音へのこだわりはものすごいです。音が作品の臨場感を何倍にも膨らませてくれているほどです。実際、彼らのおかげで、僕らの独特な制作手法も可能になっています。『シドニアの騎士』からずっとプレスコですが、工程としては、まずあらすじを作り、そこから脚本、そして場面設計へと進み、脚本・場面・配置演出(ステージング)の情報をまとめた「台本」というものを作成してからプレスコに入るのですが、そのとき画コンテは一切なし。 ―― そうなのですか!? 瀬下 画コンテはプレスコをすべて終えて、その後からです。要するに、まずラジオドラマを作るんです。それ自体が面白ければ、そこに画が加わればもっと面白くなるはずだと。ですから、なおさら音響の岩浪さんやチームのみなさんの力がものすごく重要になってくるんです。 ―― だからでしょうか。瀬下監督作品は声優の声がすごく活きているとでも言いますか、今回もアニメをメインとするプロの声優さんで占められていますが、いわゆるアニメ特有の声の臭いが、良い意味で感じられないですね。 瀬下 そういっていただけるとうれしいです。声優さんにはものすごく分厚めの台本を渡すのですが、そのト書きには相当量の場面状況や感情が記述されていて、さらに質問されれば、その声優さんが演じるキャラクターが場面上のどの位置でどう運動しているかを詳しく伝えます。セットがない状態での舞台演劇と似たような状況が生まれ、声優さんは自然とそのキャラクターになりきっていきます。その流れの中で彼ら自身のポテンシャルを引き出してもらうんですね。  そして、引き出せば引き出すほど、録った音には目をつぶれば見えてくるほどに豊かな表情や動きが加わります。そして、それを聞いたアニメーターたちは、彼ら自身の想像力を強烈に刺激された状態でキャラクターの演技をつけていきます。結果として、演出がそれほど細かい指示を出さなくても、意図に近いもの、またはそれを超えるものすら出来上がってくるようになります。 ―― メジャー劇場アニメ作品など、いわゆるアニメ声を嫌う製作サイドの意向で顔出しの俳優やタレントが起用されることは多々ありますが、瀬下作品を見ますとプロ声優だってちゃんと作品のテイストに即したリアルな声を出せるという事実を如実に知らしめてくれています。 瀬下 日本のプロの声優さんたちの技術は、世界最高峰のクオリティだと思います。ヴォイス・アクティングがこれほど進化している国って他になかなかないんじゃないでしょうか。みなさん信じられないほどの職人技です。僕自身『シドニアの騎士』でそのことに気づいて以来、声優さんのポテンシャルをさらに引き出すことを模索しています。
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―― ずっとお話をうかがっていますと、やはり瀬下監督が実写映画感覚の人なのだなと思わされます。何よりもまずは役者ありきという姿勢。 瀬下 そうかもしれないですね。役者さんは本当に大事です。これからも自分の感性とアニメならではの魅力がうまく融合できていたらいいなと思います。 ―― まさか今回の取材でセルジオ・レオーネの名前を聞けるとは思ってもいませんでしたので(笑)。 瀬下 サム・ペキンパーも好きです(笑)。僕は池袋育ちで、文芸坐をはじめとする名画座に自転車で通いながら、映画ばかり見ていました。また当時はロードショー館も入れ替えがなかった時代なので、おにぎり持参で『2001年宇宙の旅』(68年)のリバイバル上映を朝から晩まで繰り返しずっと見たり。今思えばおおらかな時代で、しっかりと僕のような映画中毒を育ててくれました(笑)。 ―― でも、その映画中毒としてのキャリアが、今のお仕事に大いに役立っていらっしゃる。素敵なことだと思います。 瀬下 ありがとうございます。『BLAME!』も自分が思う普遍的な映画的歓びを、劇場用映画ってこうあってほしいと思う壮大さとかも含めて、意識的に詰め込んでみました。また今回は横長のシネスコ・サイズでやらせていただきました。これも劇場用映画ということでの、大きなこだわり……というか憧れのひとつですね。つまり、『BLAME!』ってそんな映画なんです(笑)。 (取材・文/増當竜也) ■『BLAME!』 配給:クロックワークス 公開:5月20日(土)より全国公開(2週間限定) 公式サイト :http://www.blame.jp/    上映時間 :105分 (C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局

劇場アニメ『BLAME!』は、監督の“実写的な感性”とアニメの魅力が融合された作品!?/瀬下寛之監督インタビュー

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 3DCGアニメーション映画『BLAME!(ブラム)』(5月20日全国公開)を試写会で見て、狂喜した。これは間違いなく今年のアニメ・シーンを代表する1本であり、昨年絶好調だった国産アニメ映画の波をさらに増幅させるに足るダイナミックな快作である。 『シドニアの騎士』で知られる弐瓶勉がデビュー間もない1997年より連載を開始し、20年を経た今も熱烈に支持されているSF漫画を原作とするこの作品、ネットワークの暴走によって都市から駆除される存在と化し、人類が絶滅寸前にまで追いやられてしまった未来世界を舞台に“世界を正常化させる鍵”ネット端末遺伝子を探し求める探索者・霧亥(キリイ)の戦いが描かれる。  本作は、原作者自身が総監修を務め完全新作ストーリーを構築。制作は『シドニアの騎士』(14年)、『亜人』(16年)などで3DCGセルルック技術を大いに飛躍させたポリゴン・ピクチュアズ。そして監督は、『河童』(94年/CG)『大日本人』(07年/VFX監督)などの実写作品を経て、『シドニアの騎士』で副監督、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』(15年)で監督、『亜人』(16年)で総監督を務めた瀬下寛之。  今回は、現在『GODZILLA 怪獣惑星』(静野孔文と共同)の今秋上映をめざして邁進&多忙中の瀬下監督に『BLAME!』についてお話をうかがってみた。
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ネット端末遺伝子を探し求める探索者・霧亥(キリイ)
■映画化のキッカケは“悪ノリ”だった ―― 映画『BLAME!』堪能させていただきました。間違いなく今年を代表する1本足り得た傑作だと確信しています。3DCGセルルック技術の飛躍的なまでの進歩とでもいいますか、いろいろな映像表現方法のひとつとして確立されたなといった感慨もあります。実のところ、3DCGがどうのセルルックがどうのといったことなど忘れて、今回は“映画”そのものとして没入して見ていました。 瀬下寛之(以下、瀬下) そう言っていただけるのが我々の目標なので、うれしいですね。まだまだ手探りではあるのですが、スタッフ一同がこだわりにこだわって頑張ってくれました。 ―― もともとの企画の発端は、やはり『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の第8話《再会》の中で、ショートアニメ『BLAME! 端末遺構都市』を劇中映画として制作したことでしょうか? 瀬下 ちょうど『第九惑星戦役』の脚本開発をやっているときでした。原作版では『バイオメガ』という作品が劇中劇で登場するのですが、『BLAME!』に替えちゃえば? とエグゼクティブ・プロデューサーの守屋からアイデアが出まして。同じ弐瓶先生の原作だし、僕も『BLAME!』のファンでしたので、早速、脚本とコンテを作って、弐瓶先生にお見せしてOKをいただき、およそ1分半のショートアニメを作ることになったんです。  ですから、もともとは悪ノリというか(笑)。喜ぶファンも少なからずいるでしょうし、Blu-rayなどの特典に入れれば付加価値も出るだろうと。結果的には、ファンの皆さんの評判と応援も盛り上がり、内外の関係者がそれを見て「これは映画にすべきじゃないか?」と。 ―― 実際『BLAME!』は幾度か映画化が企画され、短編も作られていますので、皆が機会をうかがっていたところはあったのでしょうね。 瀬下 弐瓶先生も『BLAME!』の映画化は難しいのではないかと以前おっしゃってましたが、いざ映像化してみたら想像以上に良い出来だったので、その後はそのショートアニメをパイロット版として、自然な流れで今回の映画化に至ったわけです。 ―― 弐瓶先生も『シドニアの騎士』のクオリティを見て、信頼された部分も大きかったのでしょうね。ただ、今回は原作通りというよりも、新たなエピソードといったストーリー展開です。 瀬下 ちょうど弐瓶先生が『シドニアの騎士』の連載を終えられた後だったこともあって、毎回ミーティングに参加してもらえたり、とても深く企画に入ってくださいました。しかも、「原作は難しい作品なので、映画のほうは解りやすくしましょうよ」とご提案をいただき、一気に加速したんです。
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セーフガードの不気味さは原作以上(!?)
 もともと僕らが『シドニアの騎士』で目指したのは、弐瓶先生のディープでハードなSF世界をアニメーションならではのポップな表現で解釈し、多くの人に見てもらえるようにすることでした。今回も『BLAME!』の入門編にしようということで、原作の魅力でもある荘厳・壮大なSF世界観に、普遍的テーマのシンプルなストーリーを盛り込むというコンセプトになっていきました。 ―― その世界観が今回、見事に描き出されていますね。 瀬下 そうですね。弐瓶先生が総監修という形で深く関わってくださったおかげで、原作のエッセンスなどはきちんと表現できていると思います。先生と共に作り、練り込んだストーリーや狙いなどを村井さだゆきさんにお伝えし、映画脚本として構成していただきました。 ―― 瀬下監督の狙いというのは、具体的にはどのようなところだったのでしょうか? 原作の主人公・霧亥が、今回はあからさまな主役という感じで登場しないのも意表をついています。 瀬下 そうですね。基本的な主役は人間です。飢餓であと1カ月しか持ちこたえられない集落を救おうとする少女づると、“世界を人間に取り戻す”ネット端末遺伝子を探し求めて永劫の旅を続ける霧亥とが邂逅する話であり、いわば霧亥はこの物語の世界そのものを象徴するキャラクターです。
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今回は少女・づるをはじめとするオリジナルキャラクターが登場する。
―― 原作ファンは最初霧亥がなかなか登場しないので驚くかと思いますが、映画ファンとしては時代劇や西部劇のアウトロー・ヒーローのような登場の仕方が実に映画的でワクワクしました。 瀬下 実はハードSFでありながらも、西部劇……というより、マカロニ・ウエスタンみたいにしたかったんですね(笑)。尊敬するセルジオ・レオーネ監督の映画に登場するようなさすらいの男が、餓えて絶滅寸前の集落にふらりと立ち寄ったことからドラマが生じる。ですから音楽もそれとなくエンニオ・モリコーネを意識した曲調にしていただき、テーマメロディと共に霧亥が現れる。一方ではハードSF版『男はつらいよ』でもありたいと思ってます(笑)。 ―― ですので、映画ファンからすると、実に映画的オマージュの韻を踏んだ映画になっていることに気づかされますが、それによって『BLAME!』という作品もまた新たに生まれ変わったという感慨もありますね。 瀬下 弐瓶先生ならではの圧倒的個性の世界観があればこそ、王道ともクラシックともいえる映画的スタイルをミックスして面白いし、結果的に新しい味わいになったのかなと思います。 ■“当たり前の日常”をCGで描きたい
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―― もともと瀬下監督は『大日本人』や『しんぼる』(09年)のVFX監督を担当されるなど、どちらかといえば実写畑のCGを担当されることが多かったような気もします。 瀬下 そうですね。僕自身、日本のアニメに深く関わるようになったのは、この5、6年のことで、それまではCMやゲーム、実写のビジュアル・エフェクトがほとんどでした。 ―― そういった経歴もあってか、今回の作品では実写感覚が非常にプラスに作用しているように思われます。 瀬下 それしかできないんですね(笑)。ただ、自分の出自そのものが個性であるとも思いますので、実写のセオリーと、日本のアニメで求められている表現との融合を目指していければとも思いますね。 ―― 実際、今の特撮やCGのクリエイターの多くは、実写・アニメといった垣根なく意欲的に活動されています。 瀬下 ビジュアル・エフェクト出身の僕自身、今こうやって伝統ある日本のアニメの端っこの方で関わらせてもらえているというのは、本当に光栄なことだと思いますよ。 ―― そこで瀬下作品の特徴のひとつとして、まるで実写のように画の中の光を大事にしているというのが挙げられます。 瀬下 光はとても重要です。といいますか、自分の画作りの中で照明が一番大事ではないかと思っているほどで、ストーリーやキャラクターのエモーション、シチュエーションも照明を主軸に表現したいと思って、こだわり続けています。 ―― 今回もそのために新たな技術を導入されたとか。 瀬下 そうですね。今の日本のアニメの中では、3DCGで構築されながらも見た目がセル画のように見える映像“セルルック”の技術が確立されてきていますが、うち(ポリゴン・ピクチュアズ)では、そのためのソフトウェア“セルルック・シェーダー”を独自に開発しています。  僕自身、リンクス(80年代末にトーヨーリンクスから社名変更。その後リンクス・デジワークスを経て、現在はイマジカに事業統合)やスクウェア・エニックスなど老舗CG系の出身で、技術開発しながら画を作り上げていくという世代です。CGの黎明期ではソフトウェアは売ってなかったから自分たちで作るしかなかったんですけど(笑)。今も購入したソフトウェアに対して、2~3割くらいは自社で開発したり改造したりしながら表現に少しずつ手を加えています。 ―― だから作品ごとに技術が進化しているわけですね。 瀬下 そうです。時間や予算などの条件を劇的に変化させるのが難しい上に、人間の熟練や根性にも限界があります。そこを手法・技法における創意工夫で毎回乗り切ってきているわけです。 ―― 実は瀬下監督がかつてアートディレクターとして関わっていらしたCG映画超大作『Final Fantasy:The Spirits Within』(01年)を見たとき、当時の評価こそ低かったものの、私自身はここから映像の革命が始まると確信していました。あれから16年、それが間違ってなかったことを、瀬下監督をはじめとするみなさんの実績が証明してくれています。 瀬下 僕が『Final Fantasy』制作のために渡米したのが1997年で、当時30歳でした。今はもう50歳(笑)。あっというまに20年経ってしまいました。 ―― 世界で初めてCGを本格的に導入した映画『トロン』(82年)や、クライマックスにCGが導入された出崎統監督のアニメ映画『ゴルゴ13』(83年)など、ああいった先駆的作品は再評価すべきだと思っています。さすがに当時は映像の落差に愕然としたものですが、今となっては歴史の1ページとして見るべきかなとも。 瀬下 『トロン』は僕がCGを始めるきっかけになった作品でした。『ゴルゴ13』は僕が89年に入社したリンクスの前身であるトーヨーリンクスがCGを担当しています。トーヨーリンクス自体、『ゴルゴ13』の山本又一朗プロデューサーや大阪大学の大村教授が主軸となり、イマジカの子会社として設立したものでした。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(88年)のCGもトーヨーリンクスで作られました。あのときのCGディレクターだった林弘幸さんは今でもポリゴン・ピクチュアズの前線で活躍されていて、僕にとって憧れの先輩です。 ―― まさに当時、そういった方々が日本のCG黎明期を支えてこられて、今の躍進につながっていったのだなと、改めて敬服させられます。 瀬下 そうですね。日本でCGを始めた最初の世代の方々の背中を見ながら、僕らも頑張ってきました。 ―― 正直、かつてはCGで構築されたキャラクターには、画的になかなか感情移入しづらいところもありましたが、本作も含めて今はそういうことはなくなりましたね。 瀬下 かなり解消できているとは思います。ただ、まだまだもっとやりたい。実は今のCGだと“当たり前の日常”はまだ勝負できないんですよ。これは『Final Fantasy』に着手してから20年来ずっと挑んできていることなんですけど、なかなか難しいですね。でも、それこそ登場人物がひっきりなしにご飯ばかり食べているCG映画を僕は作ってみたい(笑)。ご飯を食べている画って実はすごく難しいんですよ。派手なドンパチのアクションシーンはCGの長所を用いて構築できる。でも、ご飯食べたりシャワーを浴びたり着替えたり、髪の毛をとかしたりといった日常の描写は本当に難しいです。だから手描きのアニメで日常を豊かに描いている作品っていっぱいありますけど、心の底からうらやましい(笑)。 ―― つまり、究極的にはCGでホームドラマを構築したいと。 瀬下 そういうことです(笑)。異世界ではなく、日常のドラマを、3DCGという僕らの表現方法で描けるようになったとき、そこで初めて手描きのアニメのみなさんと同じ土俵の上に立てるのかなと。まだまだ足元にも及びませんけどね。でも、それこそ『サザエさん』や『クレヨンしんちゃん』のような、日常をきちっと描いた作品を3DCGで違和感なくやってみたいし、憧れでもあります。 ■プレスコによって声と画がお互いを高め合っている
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―― そういえば、かつて高畑勲監督がフル・デジタルで『ホーホケキョ となりの山田君』(99年)に挑まれていました。 瀬下 そうですね。プレスコならではのすごく独特な雰囲気だったという印象があって、とても好きな作品です。ちなみに、『山田君』のスタッフが、本作のプリプロの重要なポジションで活躍されていますよ。ディレクター・オブ・フォトグラフィーの片塰満則さんは、スタジオジブリのCG監督出身ですし。プロダクションデザイナーの田中直哉さんは数々のジブリ作品の美術監督です。『シドニアの騎士』から、ずっと一緒に仕事させていただいていますが、みなさん素晴らしい方々ですよ。美術監督の滝口比呂志さんも『言の葉の庭』(13年)など新海誠監督作品の常連ですし、音楽は菅野祐悟さんで音響監督は岩浪美和さん。……あらためて、つくづくスタッフに恵まれていると思います。 ―― 音響の岩浪さんということでは、今回は最新音響システム“ドルビーアトモス”を採用した立体音響上映もなされるとか。 瀬下 ドルビーアトモス、これはすごいですよ! 音響自体が物語の空間を生み出しています。観賞可能な方は、ぜひ体験していただきたいですね。 ―― 岩浪さんは『ガールズ&パンツァー劇場版』(15年)のセンシャラウンドファイナル極上爆音上映でも大活躍された音響監督ですので、今回も期待は大ですね。 瀬下 岩浪さんをはじめとする音響チームの音へのこだわりはものすごいです。音が作品の臨場感を何倍にも膨らませてくれているほどです。実際、彼らのおかげで、僕らの独特な制作手法も可能になっています。『シドニアの騎士』からずっとプレスコですが、工程としては、まずあらすじを作り、そこから脚本、そして場面設計へと進み、脚本・場面・配置演出(ステージング)の情報をまとめた「台本」というものを作成してからプレスコに入るのですが、そのとき画コンテは一切なし。 ―― そうなのですか!? 瀬下 画コンテはプレスコをすべて終えて、その後からです。要するに、まずラジオドラマを作るんです。それ自体が面白ければ、そこに画が加わればもっと面白くなるはずだと。ですから、なおさら音響の岩浪さんやチームのみなさんの力がものすごく重要になってくるんです。 ―― だからでしょうか。瀬下監督作品は声優の声がすごく活きているとでも言いますか、今回もアニメをメインとするプロの声優さんで占められていますが、いわゆるアニメ特有の声の臭いが、良い意味で感じられないですね。 瀬下 そういっていただけるとうれしいです。声優さんにはものすごく分厚めの台本を渡すのですが、そのト書きには相当量の場面状況や感情が記述されていて、さらに質問されれば、その声優さんが演じるキャラクターが場面上のどの位置でどう運動しているかを詳しく伝えます。セットがない状態での舞台演劇と似たような状況が生まれ、声優さんは自然とそのキャラクターになりきっていきます。その流れの中で彼ら自身のポテンシャルを引き出してもらうんですね。  そして、引き出せば引き出すほど、録った音には目をつぶれば見えてくるほどに豊かな表情や動きが加わります。そして、それを聞いたアニメーターたちは、彼ら自身の想像力を強烈に刺激された状態でキャラクターの演技をつけていきます。結果として、演出がそれほど細かい指示を出さなくても、意図に近いもの、またはそれを超えるものすら出来上がってくるようになります。 ―― メジャー劇場アニメ作品など、いわゆるアニメ声を嫌う製作サイドの意向で顔出しの俳優やタレントが起用されることは多々ありますが、瀬下作品を見ますとプロ声優だってちゃんと作品のテイストに即したリアルな声を出せるという事実を如実に知らしめてくれています。 瀬下 日本のプロの声優さんたちの技術は、世界最高峰のクオリティだと思います。ヴォイス・アクティングがこれほど進化している国って他になかなかないんじゃないでしょうか。みなさん信じられないほどの職人技です。僕自身『シドニアの騎士』でそのことに気づいて以来、声優さんのポテンシャルをさらに引き出すことを模索しています。
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―― ずっとお話をうかがっていますと、やはり瀬下監督が実写映画感覚の人なのだなと思わされます。何よりもまずは役者ありきという姿勢。 瀬下 そうかもしれないですね。役者さんは本当に大事です。これからも自分の感性とアニメならではの魅力がうまく融合できていたらいいなと思います。 ―― まさか今回の取材でセルジオ・レオーネの名前を聞けるとは思ってもいませんでしたので(笑)。 瀬下 サム・ペキンパーも好きです(笑)。僕は池袋育ちで、文芸坐をはじめとする名画座に自転車で通いながら、映画ばかり見ていました。また当時はロードショー館も入れ替えがなかった時代なので、おにぎり持参で『2001年宇宙の旅』(68年)のリバイバル上映を朝から晩まで繰り返しずっと見たり。今思えばおおらかな時代で、しっかりと僕のような映画中毒を育ててくれました(笑)。 ―― でも、その映画中毒としてのキャリアが、今のお仕事に大いに役立っていらっしゃる。素敵なことだと思います。 瀬下 ありがとうございます。『BLAME!』も自分が思う普遍的な映画的歓びを、劇場用映画ってこうあってほしいと思う壮大さとかも含めて、意識的に詰め込んでみました。また今回は横長のシネスコ・サイズでやらせていただきました。これも劇場用映画ということでの、大きなこだわり……というか憧れのひとつですね。つまり、『BLAME!』ってそんな映画なんです(笑)。 (取材・文/増當竜也) ■『BLAME!』 配給:クロックワークス 公開:5月20日(土)より全国公開(2週間限定) 公式サイト :http://www.blame.jp/    上映時間 :105分 (C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局

109cmのAV監督・にしくんはなぜAVを撮るのか「障害者のエロはタブーではない」

昨年12月デビューし、SOD専属AV監督(1年契約)になった「日本一小さいAV監督」にしくん(24)。現在、月に1回のペースでAV作品を発表しています。 なぜ彼の身長は109cmなのか。理由は難病にあります。3歳のとき小児ガンを発病したにしくんは、抗がん剤や放射線治療などを施し翌年に完治したものの、今度は6歳のとき、身長が伸びていないことに気付き検査を受けて「ムコ多糖症モルキオ病」との診断を受けました。骨が伸びない上に変形し、車椅子の生活になる可能性もある進行性の難病です。しかし7歳で「ハイリスクな上に効果がない」と言われるも骨髄移植を受けたことが奏功し、以降は病気の進行が止まっています。 身長は109cmで骨は変形しているけれど、メンタルはごく普通の男性として成長してきたし、ペニスは成人男性として一人前(より少し大きいくらいの)サイズだし、お酒も飲める(どころか強い)。そんなにしくんの仕事と私生活、両方の「性」に迫ります。 ■あくまでも「カラダが小さくなった」という設定 ――初の監督作品『はじめまして、109㎝のAV監督・にしくんです・feat.浜崎真緒』には、男優としてトニー大木さんとしみけんさん、森林原人さんが出演していました。 にしくん 森林さんは女性ファン多いですよね。4作とも全部、森林さんには出てもらっているかな。 ――はい、messyでもたびたび森林さんにはお世話になっているので「おおっ」と思いました。この3名を起用した理由は? にしくん もともと男優さんで一番親しくしてもらっていたのが、トニー大木さんなので出演してほしくて。そして“初監督作品”を是非しみけんさんに飾っていただきたいという思いがあったのでお願いしました。体育会系のしみけんさんと逆に、頭脳系だと感じた森林さんにも出演してもらい、バランスの良い3人になったなと。 ――原人は頭脳系ですか? にしくん 森林さんは、すごく考える人というか、哲学的なところが好きで4作目までは全部出てもらってます。5作目からはこれまでと作風が変わるので、森林さんは出演していないんですけど。 ――作風がどう変わるんですか? にしくん 男性ユーザー人気の高いシリーズに、僕が出演していく形になります。4月20日にリリース、DMMで配信した5作目の作品は、ずばりマジックミラー号なんですね。保母さんを志望する現役女子大生を僕がナンパして、マジックミラー号でエッチするという内容です。 ――男優としても出演されてるんですか? にしくん クンニや手マンでの参加を入れると、1作目から出演していますが、絡みをするようになったのは4作目からですね。6~7作目に関してはドラマもので、僕ひとりの出演になります。当たり前の話ですが、僕はあくまでも「大人」の男性であって、でも見た目はまるで子供なんですよね。それを利用して、ドラマ作品では「謎の薬を飲んでカラダがちっちゃくなっちゃった! この小さいカラダでお姉さんに甘えてエッチしちゃえ~!!」というストーリーになっています。「アクシデントでカラダが小さくなっちゃった成人男性」という設定を、どの作品でも貫いています。 ――この半年で5本の作品をリリースしましたが、周囲からの反応はいかがでしたか? にしくん とりあえず、異常なビデオを撮って話題になったけれど、まだまだですね。AV作品としてどう反応されるのかを見ていかないといけないな、と思っています。 ――異常というのは、難病患者がセックスビデオを撮ったり出たりしているという点ですか? にしくん そうですね。タブーだろうなとは思います。ただ、同じように何かしらの病気を抱えている方からは、Twitterで「元気もらいました」とか「頑張ってみようと思います」という言葉をいただいたりしています。 ■同級生が社会人になるタイミングで、会社員を辞めた。 ――7歳で病気の進行を食い止めてから、ごく健常な児童と同じように学ばれてきて、それこそ森林原人さんと同じように中高一貫の男子校に進まれたんですよね。なぜAVの世界に? にしくん 中学受験をした当時は、とにかく勉強を頑張ろうと思っていたんですよ。親が「出来ないことがあっても、1個でもできることがあればいいんだよ」という教えだったのと、勉強だったら運動よりは出来そうだなという考えで。じゃあ、入学後にちゃんと勉強してたかっていうとゲームばっかりしてたんですけど(笑)、中学の時はとりあえず悪くはない成績は取れていて。進学校だったので当然、大学受験を視野に入れていて、高校生になったらもっと勉強に費やすぞ! って意気込んでいたんです。でも、高校に入る前の春休みのときに、「まだ暇だし、いっか」と思っちゃって、ちょっと外に出てみたんですよ。当時はひとりでは出掛けたことがないくらいインドア派だったんですけど、mixiで高校生のイベントを調べていくつか出向いてみたんです。そうしたら、イベント参加や人との出会いが楽しくなっちゃって。 ――高校生活がはじまってからも、いっそう外に出るように? にしくん きっかけになったのは、高1のときかな。東大・早稲田・慶應の学生団体が、“勉強のやる気を出させるため”とか“大学の良さを広める”という名目のワークショップで、僕が通う高校に来たんです。そこで彼らの活動についての資料を貰って、興味を持ったので自分から連絡したんです。そしたら、「色んな学校でワークショップやってるけど、連絡してきた奴、はじめてだわ」って言われて仲良くなって。 その後、学生団体の別のイベントに参加した時に、初対面の相手とパートナーを組んで相手のいいところを紹介する「他己紹介」と、「相手のいいところを名詞化する」っていう遊びをやったんです。僕のパートナーになった人は、僕のことを「彼がいきなり連絡くれて、遊びにきてくれた。彼を“飛び込み力”と名付ける」って言ってくれました。僕自身は、単に興味を持ったからメールして、「来る?」って言われたから行っただけなんだけど、「自分の行動を褒められた。これってすごいことなんだ」と誇りに思えて、堂々とできるようになった。それから、興味ある事業をしている経営者に連絡して会いに行ったりとか、人に会いに行く事が急激に増えた気がします。ギャルサーの子たちと仲良くなったり、クラブイベントの集客スタッフとしてPRのお手伝いをしたりもしました。web関係に強かったので、webでのPRを打って集客をしたりとか。 ――勉強を頑張るはずだった高校生活は? にしくん 結局、勉強は全然しなくて(苦笑)。外で出会った人たちと過ごすことが楽しくなってしまって、クラスメイトと話していても面白く感じなくなっちゃったんです。気が付いたら、成績が手に負えないくらい悪くなってて(笑)。 ――卒業は一応出来たんですか? にしくん 卒業はしました。高2が終わった時点で、親と担任に「お前の人生が短いから今が大事だっていうなら何も言わないけど、そうじゃないだろ? 未来を見据えておかないと、本当に生きていく術がないぞ。勉強くらいできてようやくお前は稼ぐ手段を得るんだから」って言われて、何にも言い返せなかったから、一応1年間は受験勉強をしたんです。ただ、1度下がったものはそう簡単に上がらなかったですよね。最終的に、中途半端に大学に行くよりも、高卒でいいから自力で稼ぐ術を探そう! って気持ちを切り替えて、稼ぐネタをつくるためにまた色んな人に会いました。 ――どんな人に会いに行ったんですか? にしくん 当時は、ネットワークビジネス、詐欺、宗教と怪しい人たちにもいっぱい会ってしまって。でも結局稼げないし、危ない目に遭うんで、いいことが全くなくて。 ――怪しいヤツばっかりですね……。 にしくん 危ない人に会いに行ってる僕を見かねた友人から、「にしくんアプリ作れば?」ってアドバイスされて、ハローワークの職業訓練でアプリの作り方を勉強して、プログラマーとして会社で働いてました。その人は友人というか、僕は師匠と呼んでいるんですけど、20代後半のエンジニア女性です。 ――師匠はギャルサー出身ですか? にしくん いえいえ別のつながりで(笑)。師匠は、偶然飲みに行ったところで仲良くなった人。それで、僕は1年半ほど会社員として働きました。でも、会社員をずっと続けられるタイプじゃないとも自覚していて……何とかしてフリーランスで稼げるようになりたいなと、まだまだ人脈を広げていって。色んな稼ぎネタを探しているうちに、アダルト業界の知り合いも増えて、アダルトの方面で何かやりたいなと思うように。昨年の4月、同級生が新卒で仕事をはじめるタイミングで、会社員を辞めました。 ――次の稼ぐ術がまだ決まっていなかったのに、退職という決断を。 にしくん 無謀ですけど、退職後も知り合いからアプリ制作の案件をちょこちょこ貰ってフリーでプログラミングの仕事していました。そんな中、AV監督の森川圭さんと親しくなり、僕が監督業に興味を持っていると話したら「SODの高橋がなりさんと会議するから来なよ」って誘ってくれたので、その会議に行きました。 ――最初から企画書を持って行ったんですか。 にしくん どういう意思で監督というものに興味があってやりたいのか、自分がやることがどれだけ新しいか、っていう企画は持って行きました。最初、がなりさんは僕を見て「あれ、子供連れて来たの?」って反応だったんですけど(笑)。色んな話をしていたら意気投合して、最終的にがなりさんが「俺は努力したら誰にでも勝てると思って生きてきたけど、お前にだけはどうやっても勝てる自信がない。お前を使って新しいことがしたい」と言ってくださって、SODで作品づくりをやらせてもらえることになりました。 ――なるほど、すべてご自身で積極的に動いた結果なんですね。 ■僕を受け入れてほしいって願望が強かった ――にしくんの監督作品には、一貫して込めているメッセージがあるんでしょうか。 にしくん 1作目から4作目まではどちらかといえば、ユーザーがヌケる作品を作るというよりも、自分が新しい道を切り開きたい願望のほうが強かったし、自分っていうものを受け入れてもらいたいっていう趣旨が強かった。5~7作目では、AVとしての需要を満たす、というか視聴者の男性がAVとして買いたいと思ってくれる、エロいものとして認めてくれることに重点を置いてるので、自分という素材を使ってどうエロくできるか、自分にしかできないエロい表現ってなんだろうか、っていう考え方に変わりましたね。 ――にしくんにしか出来ないエロい表現ってどんなものでしたか? にしくん まだ模索してるところでもあるんですが、最初の作品のときから周囲に言われるのは、「にしくんが相手することによって、女優さんの表情が変わる」と。普通の男性に対する警戒とか、演技の表情じゃなくて、戸惑いも楽しみも含め、女優さんの顔が他の作品では見せない“新しい”になってるから、それをうまく引き出せるといいね、っていう。 ――アダルト業界に興味があったといっても、ただドスケベで業界で働きたい人もいれば、AVならではの演出や表現に興味があって業界に入るケースなど、色々ありますが。 にしくん 僕は表現をすることに興味があったので、それがどんな業種でもよかったんです。人との出会いもあって、偶然にもAV業界で活動できるチャンスがあったことと、インパクトや新しさという意味では面白そうだなと。つまり僕のような一目でわかる障害者が、エロをやっているというインパクトです。 ――身近な人がAV女優としてデビューしたことも、アダルト業界で活動するようになったひとつのキッカケだったということですが。 にしくん そうです、友達の女の子だったんです。彼女は、AV女優として仕事をすることに対しての後悔はしていなかったたけど、世間の目が冷たいことだったり、子供が出来たときに親としてどうなんだろう、っていう悩みを抱えていましたね。その「世間の目」って、障害者に対しての見方と似たようなものだと僕は感じていたので、一石二鳥じゃないけど、どっちも覆してやろう! と思って。タブー×タブーでどっちも自分に当てはめてしまえば面白そうだなって。エロいことに興味があったわけではないんですよね。 ◆エロいことに興味があったわけではないと言いつつ、エロに興味がなければAV業界での仕事は務まりません。続く後編は、にしくんの性、プライベートのセックスについて伺っていきます。

島崎遥香、“いい子ちゃん”にキャラ変も「遅すぎ」! AKB運営ドン引きの性悪エピソード

 昨年の大みそかをもってAKB48から卒業した島崎遥香が、近頃ネット上で「しおらしくなった」といわれているようだ。現役時代から、「島崎のわがままぶりは、ファンへの塩対応どころか、運営サイドにまで被害を及ぼしていた」(週刊誌記者)というが、今になって“キャラ変”を試みているのだろうか。 「島崎は5月16日に都内で行われた『夢の7億円~ドリームジャンボカフェ~』のイベントに出席し、現在の“夢”として結婚願望に言及。その一方で、『やっぱり性格に難があるんでしょうか。モテないですね』と、自身の性格が原因で異性とは縁遠いと分析していました」(芸能ライター)  また、AKB時代、マスコミに見せていた素っ気ない態度も減り、一部では“甘対応”と呼ばれるようになったことを報道陣から指摘されると、「1人になったので、受け答えはちゃんとできるように成長しないと……」などと苦笑していたという。 「これまで好き勝手にやってきた島崎も、ソロになってさすがに危機感を覚えたみたいですよ。10日に出席した『ドリームジャンボ宝くじ』『ドリームジャンボミニ1億円』の発売初日イベントでも、同席した宝塚歌劇団の星組トップスター・紅ゆずるがファンに“神対応”する姿を見て、『私は反省しました。ファンの方に塩対応と言われていたので』『もっと紅さんみたいにやればよかった。ファンの方に申し訳ない』と謝罪の言葉まで口にしていたんです。いつからこんな“いい子ちゃん”になったんだか……」(同)  しかし、ネット上では「今さらキャラ変したって遅い」「AKBの看板を外して、焦ってるの?」「すぐに化けの皮が剥がれそう」などと冷ややかな声が多く聞かれている。 「島崎はAKB時代、運営に対しても身勝手な態度を取っていましたよ。スタッフが島崎に対して、LINEで注意を送ったところ、アカウントをブロックされてしまったことがあったんだとか。運営上層部でも手がつけられないメンバーだったそうです」(前出・記者)  ファン向けのキャラとしてではなく、普段から態度に問題があったという島崎。今さらその性格を直すことはできるのだろうか。