同性愛や売春も……250年前の官能小説『ファニー・ヒル』に見る、セックスへのたくましい想像力

 官能小説の面白いところは「セックスを物語で表現する」という実に単純明快なルールの上で書かれているところである。

 筆者がよく聞かれるのは「恋愛小説と官能小説の違いは?」という質問だが、この答えは簡単だ。恋愛小説の目的は“恋愛”であって、官能小説の目的は“セックス”である。最近では、この境界線が非常に曖昧になっていて、読者の受け取り方に委ねられる部分もあるが、それだけ“官能小説”というジャンルが、さまざまな手法でつづられるようになったということではないだろうか。

 官能小説、かつては性愛文学と呼ばれていたジャンルが誕生したのは、実に250年以上前に遡る。今回ご紹介する『ファニー・ヒル』(河出書房新社)がそれに当たる。

 舞台はイギリス・ロンドン。タイトルと同名の15歳の少女・ファニーは、美しい容姿を持つ貧しい田舎娘である。ひょんなことから彼女は故郷を離れてロンドンへ移り住むが、仕事や住処を提供してくれるとアテにしていた女性は何の世話もしてくれず、その代わりに、品の良い格好をしたブラウン夫人に声をかけられ、彼女についていくことになる。

 「あなたは私の話し相手として雇われた」と夫人に告げられたファニーは、その夜、屋敷の女支配主であるフィービーにベッドの中でキスをされ、体中を触られる――彼女は、ブラウン夫人に騙されて売春宿に雇われたのであった。

 まだ処女であったファニーは、フィービーやほかの売春婦たちからセックスの話を聞き、想像を膨らませる。また、ブラウン夫人がセックスをする様子や、売春婦の“仕事”を覗き見しながら、次第にセックスや男性に対しての欲望を膨らませるようになっていく。

 そんなある日、彼女は美しい青年のチャールズと運命的な出会いをする。すぐに2人は恋に落ち、ファニーはブラウン夫人の売春宿を抜け出して、チャールズに処女を捧げるのだった。

 彼はファニーが処女であることに驚きつつも喜び、アパートを用意して、ともに生活を始める。しかし、2人にとって極上の幸せを1年ほど過ごしたある日、父親に騙されたチャールズは外国へ行くことになり、2人は引き裂かれてしまう。

 この先どう生きればいいのかと、路頭に迷っていたファニーに、とある男の愛人になる話が持ち込まれる。こうしてファニーは安定した生活を手に入れたが、彼がメイドと関係を持つ場面を目撃し、復讐しようと企てる――。

 本作のように、金のない田舎娘が身ひとつで愛と、そして金も手に入れるというシンデレラストーリーは、250年も前からの定番であったことがわかる。そんな主軸であるストーリーの面白さはもちろんのこと、特筆すべきは、ファニーとチャールズの男女のノーマルなセックスの様子から、ファニーが汚らしい初老の男に嫌悪を感じながらも体を買われるシーン、また、屋敷の支配主の女性・ファービーとファニーの、いわゆる“百合”の関係も描かれていて、非常にさまざまな要素のセックスが描写されている点である。

 まさに、現在の多種多様な官能小説の原点ともいえる、セックスへの想像力が詰まった本作。ぜひご一読いただきたい。
(いしいのりえ)

緊迫する北朝鮮情勢を「結婚できない男女のパターン」からひもとく

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 既報の通り、アメリカと北朝鮮が一触即発の状態を続けており、「すわ開戦か」という危機感が高まっていますね。  確かに、いつにない緊張感が醸成されていますが、最高指導者に就任直後から経済システムに少しずつ資本主義社会のエッセンスを取り入れ、街並みも近代的に改装を続けてきた金正恩氏が、せっかくコツコツと築き上げてきたものを爆撃させて失うようなリスクを取るだろうか? と考えると、あまり現実的ではないというのが私の見方であります。  万が一、そうなるとすれば、なんだかんだで中国が復興責任を負わされるでしょうし、ロシアも許さないでしょう。中国が所有する鉱山もありますし。だいたい、更地になったところで何もない。多少のレアメタル以外、本当に何もないんだよ! 自然がきれいなだけです。  もしかすると、白頭山が爆撃の衝撃で噴火するかもしれませんね。そうなったら、アメリカに責任取ってもらいましょう。  そんなわけで、今回は長きにわたって続いてきたアメリカと北朝鮮の情報戦と脅し合いが史上最高に先鋭化している中、「そもそも北朝鮮をどう理解すればいいか?」と戸惑っている方々に、あえてメンタル的な視点からの手引をご紹介したいと思います。参考になれば幸いです。  まず女性に例えるとすれば、北朝鮮には「こういうふうに愛してくれないと嫌」という対外的な理想像が明確にあります。 ・もっと尊重してほしい、すごいと言ってほしい ・きれいなところだけを見てほしい ・お金がない人は近寄らないで  こう書くと、めんどくさい婚活女そのものですね。さしずめ、核やミサイル開発は「自分磨き」といったところでしょうか……。  だからこそ、海外メディアに対しては用意した場所しか取材許可をしないわけですが、隠せば隠すほど暴きたくなるのが人間心理。ちょっとのことでも「暴露してやった」と躍起になるジャーナリストが現れるという悪循環が生まれています。  ただ現在は、在朝欧米人のインスタを見ると皆、判を押したかのように北朝鮮旅行写真をアップしていますし、ファン同士の草の根情報共有が進んでいるので、いずれ前述のような状況は軟化していくと思います。  話を戻しますと、いかなる面倒な女でも、なぜか夫がいたり、世話する男がいるのが世の常。彼女らには、一部の男性を惹きつけてやまない魅力があるものです。 (1)「君のためならウンコでも食える」チョソンクラスタ  チョソンクラスタは北朝鮮の表面的な部分のみならず、北朝鮮が隠しておきたい恥部までストーカーのごとく(失礼)すべて把握しており、たとえ毛深くても、化粧を取ったらドブスであっても、そうした難点すべてひっくるめて愛情を注げる人々です。「愛ゆえに北朝鮮のウンコまで食える」人種でしょう。ただし北朝鮮としては、どうしてそんなことまで知ってんのよ! と引く場面もあるかと思います。 (2)「痛いところを突いてくる元カレ」北朝鮮問題ジャーナリスト  この中には元総連関係者や脱北者も多く、第三国人でも知朝派ばかりです。彼らは一見、北朝鮮の暗部を暴き、声高に批判を繰り返していても、その裏には誰よりも朝鮮を気にかける心情が見て取れますし、北朝鮮文化や音楽に誰よりも詳しいです。  要するに「痛いところを突いてくる元カレ」でしょう。全員が「北朝鮮憎し」をモチベーションにしているわけではありません。しかし、これはドMの女なら関係成立しますが、プライドが高い北朝の敵意の対象となるのは致し方ないともいえるでしょう。中にはヤッてもないのに「あいつはマグロだった」と言いふらすようなエセジャーナリストもいますが、間違いなく彼らは殺意の対象でしょう。脱北者は、話がややこしくなるので割愛します。 (3)「腐れ縁」一般在日クラスタ  ひとくくりに在日といっても千差万別なので、大別すると A 北朝鮮に無条件追従(数%) B 自分なりの理解で、うまく距離を取る(半分以上) C 完全なる北朝鮮フォビア(多くて3割くらい) ※()内は筆者の肌感覚  メインはBになりますが、Aも本音では「しょうがねえな」と思いつつ、あえて一蓮托生を誓った人々も多いし、Cも愛情の裏返しであるパターンが多い。  北朝鮮は前述のように「君のいいところもダメなところも全部知ってるけど、絶対に見捨てないよ」と言ってくれる人々に、もっと向き合わなければいけないでしょう(ダメな点が時折、理解を超えてくる問題はあるが……)。 「理想の私以外、愛されてはいけない」というのは自分の首を絞めるし、“婚期”も逃してしまいます。北朝鮮は、いいところばかり褒めてくれる人(国)ではなく、(1)(2)(3)をもっとしたたかに利用して転がすべきでしょう。今のままでは不十分だと思います。  一方、敵対国。 「核を放棄したら対話してやる」というのは相手の言い分や自主性を一切無視し、「君が仕事を辞めたら結婚してあげる」と一方的に要求するダメな婚活男のメンタルそのものです。  こうした条件付きの友愛を示してくる奴は「仕事を辞めてほしい」といって結婚後に経済DVしてくる男と同じで、北朝鮮にとっては信用ならないのです。北朝鮮はそれをわかっているからこそ、核開発、ミサイル開発で自衛するわけです。そもそも、ナイフを突きつけながら「武器を捨てろ」と言われて素直に放棄する人はいませんね。  で、われわれ一般市民は、北朝鮮をどのように理解すればよいのか? 全体を見る時に、少しだけ「個」の目線で見てあげることだと思います。  個と全体を同列に語ってはならないと言いますが、あえて個からの視点を適用しなければならないと私は考えています。個に即した分析や理解が広がることで、長い目で見れば平和につながると思っています。  こういう文章を書くときに私が思い浮かべているのも、組織ではなく一般同胞、朝鮮労働党ではなく、北で出会った一般人民の顔です。 ※本内容は個人の視点です。本国や関連組織の見解を代弁するものではありません。 ●やす・やどろく ライター、編集者。都内大学院の心理学部在籍中。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

緊迫する北朝鮮情勢を「結婚できない男女のパターン」からひもとく

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 既報の通り、アメリカと北朝鮮が一触即発の状態を続けており、「すわ開戦か」という危機感が高まっていますね。  確かに、いつにない緊張感が醸成されていますが、最高指導者に就任直後から経済システムに少しずつ資本主義社会のエッセンスを取り入れ、街並みも近代的に改装を続けてきた金正恩氏が、せっかくコツコツと築き上げてきたものを爆撃させて失うようなリスクを取るだろうか? と考えると、あまり現実的ではないというのが私の見方であります。  万が一、そうなるとすれば、なんだかんだで中国が復興責任を負わされるでしょうし、ロシアも許さないでしょう。中国が所有する鉱山もありますし。だいたい、更地になったところで何もない。多少のレアメタル以外、本当に何もないんだよ! 自然がきれいなだけです。  もしかすると、白頭山が爆撃の衝撃で噴火するかもしれませんね。そうなったら、アメリカに責任取ってもらいましょう。  そんなわけで、今回は長きにわたって続いてきたアメリカと北朝鮮の情報戦と脅し合いが史上最高に先鋭化している中、「そもそも北朝鮮をどう理解すればいいか?」と戸惑っている方々に、あえてメンタル的な視点からの手引をご紹介したいと思います。参考になれば幸いです。  まず女性に例えるとすれば、北朝鮮には「こういうふうに愛してくれないと嫌」という対外的な理想像が明確にあります。 ・もっと尊重してほしい、すごいと言ってほしい ・きれいなところだけを見てほしい ・お金がない人は近寄らないで  こう書くと、めんどくさい婚活女そのものですね。さしずめ、核やミサイル開発は「自分磨き」といったところでしょうか……。  だからこそ、海外メディアに対しては用意した場所しか取材許可をしないわけですが、隠せば隠すほど暴きたくなるのが人間心理。ちょっとのことでも「暴露してやった」と躍起になるジャーナリストが現れるという悪循環が生まれています。  ただ現在は、在朝欧米人のインスタを見ると皆、判を押したかのように北朝鮮旅行写真をアップしていますし、ファン同士の草の根情報共有が進んでいるので、いずれ前述のような状況は軟化していくと思います。  話を戻しますと、いかなる面倒な女でも、なぜか夫がいたり、世話する男がいるのが世の常。彼女らには、一部の男性を惹きつけてやまない魅力があるものです。 (1)「君のためならウンコでも食える」チョソンクラスタ  チョソンクラスタは北朝鮮の表面的な部分のみならず、北朝鮮が隠しておきたい恥部までストーカーのごとく(失礼)すべて把握しており、たとえ毛深くても、化粧を取ったらドブスであっても、そうした難点すべてひっくるめて愛情を注げる人々です。「愛ゆえに北朝鮮のウンコまで食える」人種でしょう。ただし北朝鮮としては、どうしてそんなことまで知ってんのよ! と引く場面もあるかと思います。 (2)「痛いところを突いてくる元カレ」北朝鮮問題ジャーナリスト  この中には元総連関係者や脱北者も多く、第三国人でも知朝派ばかりです。彼らは一見、北朝鮮の暗部を暴き、声高に批判を繰り返していても、その裏には誰よりも朝鮮を気にかける心情が見て取れますし、北朝鮮文化や音楽に誰よりも詳しいです。  要するに「痛いところを突いてくる元カレ」でしょう。全員が「北朝鮮憎し」をモチベーションにしているわけではありません。しかし、これはドMの女なら関係成立しますが、プライドが高い北朝の敵意の対象となるのは致し方ないともいえるでしょう。中にはヤッてもないのに「あいつはマグロだった」と言いふらすようなエセジャーナリストもいますが、間違いなく彼らは殺意の対象でしょう。脱北者は、話がややこしくなるので割愛します。 (3)「腐れ縁」一般在日クラスタ  ひとくくりに在日といっても千差万別なので、大別すると A 北朝鮮に無条件追従(数%) B 自分なりの理解で、うまく距離を取る(半分以上) C 完全なる北朝鮮フォビア(多くて3割くらい) ※()内は筆者の肌感覚  メインはBになりますが、Aも本音では「しょうがねえな」と思いつつ、あえて一蓮托生を誓った人々も多いし、Cも愛情の裏返しであるパターンが多い。  北朝鮮は前述のように「君のいいところもダメなところも全部知ってるけど、絶対に見捨てないよ」と言ってくれる人々に、もっと向き合わなければいけないでしょう(ダメな点が時折、理解を超えてくる問題はあるが……)。 「理想の私以外、愛されてはいけない」というのは自分の首を絞めるし、“婚期”も逃してしまいます。北朝鮮は、いいところばかり褒めてくれる人(国)ではなく、(1)(2)(3)をもっとしたたかに利用して転がすべきでしょう。今のままでは不十分だと思います。  一方、敵対国。 「核を放棄したら対話してやる」というのは相手の言い分や自主性を一切無視し、「君が仕事を辞めたら結婚してあげる」と一方的に要求するダメな婚活男のメンタルそのものです。  こうした条件付きの友愛を示してくる奴は「仕事を辞めてほしい」といって結婚後に経済DVしてくる男と同じで、北朝鮮にとっては信用ならないのです。北朝鮮はそれをわかっているからこそ、核開発、ミサイル開発で自衛するわけです。そもそも、ナイフを突きつけながら「武器を捨てろ」と言われて素直に放棄する人はいませんね。  で、われわれ一般市民は、北朝鮮をどのように理解すればよいのか? 全体を見る時に、少しだけ「個」の目線で見てあげることだと思います。  個と全体を同列に語ってはならないと言いますが、あえて個からの視点を適用しなければならないと私は考えています。個に即した分析や理解が広がることで、長い目で見れば平和につながると思っています。  こういう文章を書くときに私が思い浮かべているのも、組織ではなく一般同胞、朝鮮労働党ではなく、北で出会った一般人民の顔です。 ※本内容は個人の視点です。本国や関連組織の見解を代弁するものではありません。 ●やす・やどろく ライター、編集者。都内大学院の心理学部在籍中。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』第5話 カッパとパンチラとの異次元セッションの開幕!

『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』第5話 カッパとパンチラとの異次元セッションの開幕!の画像1
テレビ東京系『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』番組サイトより
“青春の墓場”を求めて、埼玉生まれのヒップホップグループ「SHO-GUNG」が東北道を旅する『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』。前回に続いて岩手県遠野を舞台にした第5話は、TVシリーズ前半戦のクライマックスとも言えるエロスと超常現象をラップでひとまとめにしたおかしなおかしな祭典となった。  トラック運転手のカブラギ(皆川猿時)に奪われていたスマホをようやく返してもらったIKKU(駒木根隆介)たちは、2週間後に川崎クラブチッタで行なわれるライブイベントの出演者の中に「SHO-GUNG」の名前を見つけ歓喜する。クラブでライブデビューすることが、彼らの夢だったので、第2話から第4話まで続いた“夢はじまり”は今回はなし。後はクラブチッタ出演が“夢オチ”にならないことを願うばかりだ。  ライブ出演が決まったからには、一刻も早く川崎に向かいたい。ところが独身生活の長いカブラギは雪(中村静香)のことをすっかり気に入り、どぶろく屋に婿入りしてもいいアピールを朝食の席で繰り返す。このままではいつまでも遠野で足止めをくらい、しかもMIGHTY(奥野瑛太)はカッパの神様の呪いでチンコ痛に悩まされたままだ。  いつもは長いものには巻かれろ気質のTOM(水澤紳吾)だが、このときのTOMは違った。カブラギの耳元で「昨晩、いいものを見ましたよね」と囁く。雪の入浴姿を窓から覗き見していたことをネタに、カブラギを脅すTOM。自分もしっかり見てたくせに。TOMもだてに性風俗店が乱立する北関東でおっぱいパブやガールズバーで働いていたわけではなかった。面倒くさいオッサンたちを懐柔するノウハウを身に付けていた。あの頼りなさが身の上だったTOMが、何だか少しだけ輝いてみえる。クラブチッタのステージに立つという明確な道が見えてきたことで、日和見主義のTOMも変わってきたことを感じさせるエピソードだ。  一行はMIGHTYがカッパの神様から呪いを掛けられた「めがね橋」へと再び出向き、カッパの神様の怒りを沈めようとする。ここで一行が思い出したのは、雪のおじいちゃん(樋浦勉)が口にしていた「歌は祝い、歌は呪い」という言葉。IKKUたちが魂を込めたリリックを放つには、やはりラップしかない。「カッパとラッパー、俺たち仲間です〜♪」とTOMがラップで呼び掛けるが川面は静かなまま。そこへ「遠野のカッパはエロカッパで有名だ。必要なのはエロコミュニケーションだ」と訳知り顔で現われたのは、自称「遠野出身で、いちばん有名なラッパー」の溝口(松尾諭)だった。  IKKU役の駒木根隆介、カブラギ役の皆川猿時、そして『シン・ゴジラ』(16年)の「君が落ち着け」の名台詞で一躍有名になった松尾論。小太り系の男優がやたら多い『マイクの細道』。重心が低い彼らが出ていることで、ドラマ自体も地に足が着いた印象を受ける。あんこ型の彼らは都会では暑苦しくても、雪国にはよく似合う。そういえば数年前、体重100kgある巨漢ばかり集まった男性ボーカルグループ「デブ・レパード」が存在したけど、彼らは今どうしているだろうか。  溝口にレクチャーされ、エロカッパを振り向かせるためには女の子の力も必要なこと知るIKKUたち。「SHO-GUNG」vs伝説の妖怪・河童! 『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』の世界が、白石晃士監督の『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!【人食い河童伝説】』とリミックスされていく。そんな溝口の話を聞きながらも、地元名物ほうとうに舌鼓を打つIKKU。これまでにも『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(12)では宇都宮ギョーザを、『マイクの細道』の第1話、第2話ではマグロ料理を黙々と平らげたIKKUだが、ここにきて「ほうとうが胃の中に入ると体が芯からポカポカする。これはハッピーのマグマだ」と彦摩呂ばりに言葉が口からこぼれ落ちてくる。どうやらIKKUもライブに向けて、トドのような体の中を様々なリリックが駆け巡っているようだ。  溝口の助言に従い、カッパにまるで興味のないトーコの機嫌をとろうと必死な「SHO-GUNG」。伝説のタケダ先輩(上鈴木伯周)に曲を作ってもらうために頭を下げたこと以外、まともに他人にお願いをしたことのないIKKUも低姿勢で年下のトーコに接する。夢を実現するためには、つまらないプライドは邪魔になるだけ。旅を続ける中で、MIGHTYもTOMもIKKUもそれぞれが少しずつ変化を遂げている。 「よく見たら、二階堂ふみに似ている」とトーコのことをヨイショするMIGHTY。ここでトーコを演じている山本舞香情報を。山本舞香は1997年生まれの鳥取県出身。宮沢りえ、蒼井優、夏帆らを輩出した「三井のリハウスガール」として2011年にCMデビュー。くっきりしたつぶらな瞳は、確かに二階堂ふみを彷彿させる。入江悠監督は『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(11)、『日々ロック』(14)と二階堂ふみをヒロインに起用しおり、この系統の女優が好みらしい。『マイクの細道』ではヤンキー役の山本舞香だが、初主演映画『桜ノ雨』(16)では奥手な女子高生役を繊細に演じており、女優としての将来性を感じさせる逸材なのだ。  そして、いよいよシリーズ前半戦の総決算となる「めがね橋」ライブの開幕。河原に祭壇とキュウリを用意し、「SHO-GUNG」に加え、雪の元彼であることが判明した溝口もMCとして参加。溝口はラッパーを目指して遠野から東京に出たものの、夢破れて帰ってきた。雪と寄りを戻し、どぶろく屋の借金を2人で返していくという。溝口にとっては、これがラップ納めだ。さらに溝口と復縁してご機嫌な雪、いやいやながらトーコもダンサーを務めることに。  IKKUたちが新しい自分たちの歌を見つける旅でもある『マイクの細道』。今回はロケ地が遠野ということもあり、民俗学的な視点から音楽や芸能というジャンルのルーツを探っていくことになる。溝口によれば、この奉納ライブは「天岩戸」伝説みたいなものだという。「天岩戸」は日本神話のひとつで、“太陽神”アマテラスオオミカミがご機嫌ななめ状態で岩戸の中に引き篭った際、困った他の神さまたちはアメノウズメを岩戸の前で歌い踊らせてアマテラスオオミカミを誘き出したという。「天岩戸」伝説は芸能・お祭りの事始めであり、アメノウズメは日本芸能界における芸能人第1号でもある。その「天岩戸」伝説を、遠野のエロカッパを相手に再現しようというのだ。  雪のおじいちゃんが言っていたように「歌は祈り」であり、「歌は呪い」でもある。歌は人々に刹那的に夢や希望を与え、ささくれた心を癒してくれる。だが、ドラッグの過剰摂取と同じで、歌の世界で描かれた夢や運命の恋人探しに取り憑かれてしまうと、下手すれば一生を台無しにしかねない。心に響く歌や言葉は薬にもなるが、使用方法を誤ると中毒症状に陥ってしまう。曲がりなりにもMC(マスター・オブ・セレモニー)を名乗るのなら、そのことは肝に銘じておきたい。MIGHTYのチンコに掛けられた呪いを解き、溝口の東京で破れた夢を供養するため、「SHO-GUNG」withミゾグチ&YUKI+TOKOの一度かぎりのセッションが始まる。 「歌え、祝え、祝え、呪え♪」と溝口が煽り、「SHO-GUNG」のメンバーがマイク代わりのキュウリを手にフリースタイルのラップを繋げていく。バックで踊っている雪の弾けっぷりがいい。さすが中村静香、初代ドロリッチガール! たわわなバストが右へ左へとウェーブを奏でる。ノリノリの雪に感化され、やる気のなかったトーコもグルーヴに身を委ね、体を揺らし始める。これまで一度も笑顔を見せたことのないトーコが、踊りと共に初めて明るい表情を見せた。「SHO-GUNG」と溝口だけでなく、実家からずっと離れることができずにいた雪もトーコも、胸の奥に仕舞い込んでいた感情が澱のように溜まっていた。そんな淀んだ感情が、セッションの盛り上がりと共に浄化されていく。 「プチョヘンザ~♪ カッパヘンザ~♪」  雪とトーコのダンスに引き寄せられ、カッパの神様がついに出現。カッパの神様は頭の上の皿を「キュキュッ」と鳴らし、「SHO-GUNG」たちのステージに応えてみせる。そして一陣の風と共に、めくれ上がる雪とトーコのスカート。トーコのパンティーはピンク、そして雪は名前の通り純白のパンティーだ。紅白そろって、縁起がいい。カッパの神様も大満足。かくしてMIGHTYのチンコの呪いは収まった。ドントハレ〜♪  雪山に残したトラックを修理していた間に、ふいに現われた溝口が雪のハートをがっちりゲットしたことを知って、どよ〜んと落ち込むカブラギ。そんなカブラギの背中をバンバン叩きながら「また、いい人に出逢えるから大丈夫だって」と励ますトーコ。ヤンキー娘トーコがすごくいい女に思えてくる。  遠野民話の終わりの決め文句「どんと晴れ(めでたし、めでたし)」のような大団円を迎えた第5話。だが、最後の最後に意外な事実が明らかになる。溝口も伝説のタケダ先輩を知っており、しかもまだ生きているという。タケダ先輩は実は双子の兄弟で、『SR1』で亡くなったタケダ先輩はヤングタケダであり、お兄ちゃんが福島で暮らしているとのこと。オープニング映像に登場していたタケダ先輩は幽霊ではなく、お兄ちゃんだったのだ。『仁義なき戦い』シリーズの松方弘樹、『男たちの挽歌』シリーズのチョウ・ユンファもびっくりな急展開。  クラブデビューという目標が定まり、旅の途中のトラブルで結束力を固めた「SHO-GUNG」。あと彼らに必要なのは、新しい彼らに相応しい新しい曲である。次回、新しい出逢いとさらなる試練が待ち受ける福島編への期待が高まる。 (文=長野辰次)

『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』第5話 カッパとパンチラとの異次元セッションの開幕!

『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』第5話 カッパとパンチラとの異次元セッションの開幕!の画像1
テレビ東京系『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』番組サイトより
“青春の墓場”を求めて、埼玉生まれのヒップホップグループ「SHO-GUNG」が東北道を旅する『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』。前回に続いて岩手県遠野を舞台にした第5話は、TVシリーズ前半戦のクライマックスとも言えるエロスと超常現象をラップでひとまとめにしたおかしなおかしな祭典となった。  トラック運転手のカブラギ(皆川猿時)に奪われていたスマホをようやく返してもらったIKKU(駒木根隆介)たちは、2週間後に川崎クラブチッタで行なわれるライブイベントの出演者の中に「SHO-GUNG」の名前を見つけ歓喜する。クラブでライブデビューすることが、彼らの夢だったので、第2話から第4話まで続いた“夢はじまり”は今回はなし。後はクラブチッタ出演が“夢オチ”にならないことを願うばかりだ。  ライブ出演が決まったからには、一刻も早く川崎に向かいたい。ところが独身生活の長いカブラギは雪(中村静香)のことをすっかり気に入り、どぶろく屋に婿入りしてもいいアピールを朝食の席で繰り返す。このままではいつまでも遠野で足止めをくらい、しかもMIGHTY(奥野瑛太)はカッパの神様の呪いでチンコ痛に悩まされたままだ。  いつもは長いものには巻かれろ気質のTOM(水澤紳吾)だが、このときのTOMは違った。カブラギの耳元で「昨晩、いいものを見ましたよね」と囁く。雪の入浴姿を窓から覗き見していたことをネタに、カブラギを脅すTOM。自分もしっかり見てたくせに。TOMもだてに性風俗店が乱立する北関東でおっぱいパブやガールズバーで働いていたわけではなかった。面倒くさいオッサンたちを懐柔するノウハウを身に付けていた。あの頼りなさが身の上だったTOMが、何だか少しだけ輝いてみえる。クラブチッタのステージに立つという明確な道が見えてきたことで、日和見主義のTOMも変わってきたことを感じさせるエピソードだ。  一行はMIGHTYがカッパの神様から呪いを掛けられた「めがね橋」へと再び出向き、カッパの神様の怒りを沈めようとする。ここで一行が思い出したのは、雪のおじいちゃん(樋浦勉)が口にしていた「歌は祝い、歌は呪い」という言葉。IKKUたちが魂を込めたリリックを放つには、やはりラップしかない。「カッパとラッパー、俺たち仲間です〜♪」とTOMがラップで呼び掛けるが川面は静かなまま。そこへ「遠野のカッパはエロカッパで有名だ。必要なのはエロコミュニケーションだ」と訳知り顔で現われたのは、自称「遠野出身で、いちばん有名なラッパー」の溝口(松尾諭)だった。  IKKU役の駒木根隆介、カブラギ役の皆川猿時、そして『シン・ゴジラ』(16年)の「君が落ち着け」の名台詞で一躍有名になった松尾論。小太り系の男優がやたら多い『マイクの細道』。重心が低い彼らが出ていることで、ドラマ自体も地に足が着いた印象を受ける。あんこ型の彼らは都会では暑苦しくても、雪国にはよく似合う。そういえば数年前、体重100kgある巨漢ばかり集まった男性ボーカルグループ「デブ・レパード」が存在したけど、彼らは今どうしているだろうか。  溝口にレクチャーされ、エロカッパを振り向かせるためには女の子の力も必要なこと知るIKKUたち。「SHO-GUNG」vs伝説の妖怪・河童! 『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』の世界が、白石晃士監督の『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!【人食い河童伝説】』とリミックスされていく。そんな溝口の話を聞きながらも、地元名物ほうとうに舌鼓を打つIKKU。これまでにも『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(12)では宇都宮ギョーザを、『マイクの細道』の第1話、第2話ではマグロ料理を黙々と平らげたIKKUだが、ここにきて「ほうとうが胃の中に入ると体が芯からポカポカする。これはハッピーのマグマだ」と彦摩呂ばりに言葉が口からこぼれ落ちてくる。どうやらIKKUもライブに向けて、トドのような体の中を様々なリリックが駆け巡っているようだ。  溝口の助言に従い、カッパにまるで興味のないトーコの機嫌をとろうと必死な「SHO-GUNG」。伝説のタケダ先輩(上鈴木伯周)に曲を作ってもらうために頭を下げたこと以外、まともに他人にお願いをしたことのないIKKUも低姿勢で年下のトーコに接する。夢を実現するためには、つまらないプライドは邪魔になるだけ。旅を続ける中で、MIGHTYもTOMもIKKUもそれぞれが少しずつ変化を遂げている。 「よく見たら、二階堂ふみに似ている」とトーコのことをヨイショするMIGHTY。ここでトーコを演じている山本舞香情報を。山本舞香は1997年生まれの鳥取県出身。宮沢りえ、蒼井優、夏帆らを輩出した「三井のリハウスガール」として2011年にCMデビュー。くっきりしたつぶらな瞳は、確かに二階堂ふみを彷彿させる。入江悠監督は『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(11)、『日々ロック』(14)と二階堂ふみをヒロインに起用しおり、この系統の女優が好みらしい。『マイクの細道』ではヤンキー役の山本舞香だが、初主演映画『桜ノ雨』(16)では奥手な女子高生役を繊細に演じており、女優としての将来性を感じさせる逸材なのだ。  そして、いよいよシリーズ前半戦の総決算となる「めがね橋」ライブの開幕。河原に祭壇とキュウリを用意し、「SHO-GUNG」に加え、雪の元彼であることが判明した溝口もMCとして参加。溝口はラッパーを目指して遠野から東京に出たものの、夢破れて帰ってきた。雪と寄りを戻し、どぶろく屋の借金を2人で返していくという。溝口にとっては、これがラップ納めだ。さらに溝口と復縁してご機嫌な雪、いやいやながらトーコもダンサーを務めることに。  IKKUたちが新しい自分たちの歌を見つける旅でもある『マイクの細道』。今回はロケ地が遠野ということもあり、民俗学的な視点から音楽や芸能というジャンルのルーツを探っていくことになる。溝口によれば、この奉納ライブは「天岩戸」伝説みたいなものだという。「天岩戸」は日本神話のひとつで、“太陽神”アマテラスオオミカミがご機嫌ななめ状態で岩戸の中に引き篭った際、困った他の神さまたちはアメノウズメを岩戸の前で歌い踊らせてアマテラスオオミカミを誘き出したという。「天岩戸」伝説は芸能・お祭りの事始めであり、アメノウズメは日本芸能界における芸能人第1号でもある。その「天岩戸」伝説を、遠野のエロカッパを相手に再現しようというのだ。  雪のおじいちゃんが言っていたように「歌は祈り」であり、「歌は呪い」でもある。歌は人々に刹那的に夢や希望を与え、ささくれた心を癒してくれる。だが、ドラッグの過剰摂取と同じで、歌の世界で描かれた夢や運命の恋人探しに取り憑かれてしまうと、下手すれば一生を台無しにしかねない。心に響く歌や言葉は薬にもなるが、使用方法を誤ると中毒症状に陥ってしまう。曲がりなりにもMC(マスター・オブ・セレモニー)を名乗るのなら、そのことは肝に銘じておきたい。MIGHTYのチンコに掛けられた呪いを解き、溝口の東京で破れた夢を供養するため、「SHO-GUNG」withミゾグチ&YUKI+TOKOの一度かぎりのセッションが始まる。 「歌え、祝え、祝え、呪え♪」と溝口が煽り、「SHO-GUNG」のメンバーがマイク代わりのキュウリを手にフリースタイルのラップを繋げていく。バックで踊っている雪の弾けっぷりがいい。さすが中村静香、初代ドロリッチガール! たわわなバストが右へ左へとウェーブを奏でる。ノリノリの雪に感化され、やる気のなかったトーコもグルーヴに身を委ね、体を揺らし始める。これまで一度も笑顔を見せたことのないトーコが、踊りと共に初めて明るい表情を見せた。「SHO-GUNG」と溝口だけでなく、実家からずっと離れることができずにいた雪もトーコも、胸の奥に仕舞い込んでいた感情が澱のように溜まっていた。そんな淀んだ感情が、セッションの盛り上がりと共に浄化されていく。 「プチョヘンザ~♪ カッパヘンザ~♪」  雪とトーコのダンスに引き寄せられ、カッパの神様がついに出現。カッパの神様は頭の上の皿を「キュキュッ」と鳴らし、「SHO-GUNG」たちのステージに応えてみせる。そして一陣の風と共に、めくれ上がる雪とトーコのスカート。トーコのパンティーはピンク、そして雪は名前の通り純白のパンティーだ。紅白そろって、縁起がいい。カッパの神様も大満足。かくしてMIGHTYのチンコの呪いは収まった。ドントハレ〜♪  雪山に残したトラックを修理していた間に、ふいに現われた溝口が雪のハートをがっちりゲットしたことを知って、どよ〜んと落ち込むカブラギ。そんなカブラギの背中をバンバン叩きながら「また、いい人に出逢えるから大丈夫だって」と励ますトーコ。ヤンキー娘トーコがすごくいい女に思えてくる。  遠野民話の終わりの決め文句「どんと晴れ(めでたし、めでたし)」のような大団円を迎えた第5話。だが、最後の最後に意外な事実が明らかになる。溝口も伝説のタケダ先輩を知っており、しかもまだ生きているという。タケダ先輩は実は双子の兄弟で、『SR1』で亡くなったタケダ先輩はヤングタケダであり、お兄ちゃんが福島で暮らしているとのこと。オープニング映像に登場していたタケダ先輩は幽霊ではなく、お兄ちゃんだったのだ。『仁義なき戦い』シリーズの松方弘樹、『男たちの挽歌』シリーズのチョウ・ユンファもびっくりな急展開。  クラブデビューという目標が定まり、旅の途中のトラブルで結束力を固めた「SHO-GUNG」。あと彼らに必要なのは、新しい彼らに相応しい新しい曲である。次回、新しい出逢いとさらなる試練が待ち受ける福島編への期待が高まる。 (文=長野辰次)

浜崎あゆみ、Aマークだらけの要塞ビルを売却! 相次ぐ不動産手放しは「四十路手前の焦り」か?

浜崎あゆみ、Aマークだらけの要塞ビルを売却! 相次ぐ不動産手放しは「四十路手前の焦り」か?の画像1
 歌手の浜崎あゆみが、東京・南青山の“要塞ビル”を手放したと話題だ。  同物件は、浜崎が大ヒットを連発していた2005年に購入した、築25年の地下1階・地上5階の自宅兼事務所。以前から、ある会員制不動産売買サイトに「超大物女性歌手の自宅売却 土地建物で25億」などと掲載されている建物の写真が、「どう見てもあゆの自宅だ」と話題になっていた。  なお、同ビルの外観は、鉄格子でほとんど窓が見えず、いかにも“要塞”といった印象。その内部は、浜崎が14年に発売した書籍『ayu LIFE STYLE BOOK』(講談社)で、惜しみなく披露。地下に広がる仕事部屋は、壁と天井が赤一色。バーカウンターのすべてのイスに、浜崎を表す「A」マークがあしらわれ、壁には浜崎の顔面が大写しになったCDジャケットがびっしり。シャンデリアと巨大ミラーボールがぶら下がり、なんとも毒々しい雰囲気であった。 「8日発売の『週刊ポスト』(小学館)は、この件についてエイベックス広報のコメントを掲載。浜崎が自宅を売りに出していたことを認め、すでに買い手がついていることも明かしている。これにファンは、浜崎があんなに気に入っていたこの自宅を、なぜこのタイミングで手放したのかとザワついている。ただ、この建物は、住んでいるだけでランニングコストは相当のもの。浜崎も収入が激減していますから、その辺を見直したのでは?」(芸能記者)  浜崎といえば、14年にも神奈川県・逗子に所有していた別荘を売りに出し、騒ぎに。完成から約2年半しか経っていなかったこの別荘は、海外の不動産サイトに3億4,880万円で紹介されていた。 「所有物件を次々と売りに出している浜崎ですが、最近はライブ活動が中心。かなり大掛かりなセットを組んで全国を回っているほか、“あゆ一座”と呼ばれる大勢のダンサーに高額なギャラを支払っており、大した儲けになっていないとか。また、オフのたびにダンサーを引き連れて海外高級リゾートを訪れており、出ていく金は計り知れない。ここ数年、広告契約も数える程度しかなく、来年迎える40歳を手前に焦っているのでは?」(同)  最近は、メディア露出のたびに歌声や容姿の劣化ばかりが話題となってしまう浜崎。ファン離れが如実なだけに、自宅の売却との関連性が気になるところだ。

浜崎あゆみ、Aマークだらけの要塞ビルを売却! 相次ぐ不動産手放しは「四十路手前の焦り」か?

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 歌手の浜崎あゆみが、東京・南青山の“要塞ビル”を手放したと話題だ。  同物件は、浜崎が大ヒットを連発していた2005年に購入した、築25年の地下1階・地上5階の自宅兼事務所。以前から、ある会員制不動産売買サイトに「超大物女性歌手の自宅売却 土地建物で25億」などと掲載されている建物の写真が、「どう見てもあゆの自宅だ」と話題になっていた。  なお、同ビルの外観は、鉄格子でほとんど窓が見えず、いかにも“要塞”といった印象。その内部は、浜崎が14年に発売した書籍『ayu LIFE STYLE BOOK』(講談社)で、惜しみなく披露。地下に広がる仕事部屋は、壁と天井が赤一色。バーカウンターのすべてのイスに、浜崎を表す「A」マークがあしらわれ、壁には浜崎の顔面が大写しになったCDジャケットがびっしり。シャンデリアと巨大ミラーボールがぶら下がり、なんとも毒々しい雰囲気であった。 「8日発売の『週刊ポスト』(小学館)は、この件についてエイベックス広報のコメントを掲載。浜崎が自宅を売りに出していたことを認め、すでに買い手がついていることも明かしている。これにファンは、浜崎があんなに気に入っていたこの自宅を、なぜこのタイミングで手放したのかとザワついている。ただ、この建物は、住んでいるだけでランニングコストは相当のもの。浜崎も収入が激減していますから、その辺を見直したのでは?」(芸能記者)  浜崎といえば、14年にも神奈川県・逗子に所有していた別荘を売りに出し、騒ぎに。完成から約2年半しか経っていなかったこの別荘は、海外の不動産サイトに3億4,880万円で紹介されていた。 「所有物件を次々と売りに出している浜崎ですが、最近はライブ活動が中心。かなり大掛かりなセットを組んで全国を回っているほか、“あゆ一座”と呼ばれる大勢のダンサーに高額なギャラを支払っており、大した儲けになっていないとか。また、オフのたびにダンサーを引き連れて海外高級リゾートを訪れており、出ていく金は計り知れない。ここ数年、広告契約も数える程度しかなく、来年迎える40歳を手前に焦っているのでは?」(同)  最近は、メディア露出のたびに歌声や容姿の劣化ばかりが話題となってしまう浜崎。ファン離れが如実なだけに、自宅の売却との関連性が気になるところだ。

【ジャニーズ回覧板】中居、SMAPのオトナの事情を暴露&迷走するジャニーズのデジタルチケット

≪不定期連載≫

――特段知らなくても支障はないけれど、なにか引っかかるジャニーズアイドルの言動。そんな彼らの味わい深い小ネタを回覧板としてお届けします!

■中居、草なぎと香取の“オトナの事情”を暴露

 5月2日に放送された、『ザ!世界仰天ニュース 2時間SP』(日本テレビ系)ではVTRを受けて、「衝撃的な出来事」をテーマにトークする場面が。ゲスト出演していた俳優・竹内涼真が思春期のころ、実父に「エッチなビデオを見たいの?」と聞かれたというエピソードを語ると、それに笑顔で入ってきたのが司会の中居正広。SMAPのツアーで地方をまわっているときに、ホテル代を精算していると、草なぎ剛が有料ビデオ代として4万8,000円も請求され、所持金が足らずに「1万円貸してください~」と泣きついていた過去を暴露した。

 中居は草なぎに、30秒ほどの試聴タイムを使い……

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『やすらぎの郷』、恋ダンスならぬ“老いダンス”に「こんな斬新なパロディなかなかない」

『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月~金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。

■5月2日(水)/22話~5月8日(月)/26話
 22話では、“お嬢”こと白川冴子(浅丘ルリ子)、“姫”こと九条摂子(八千草薫)、水谷マヤ(加賀まりこ)たちが、呪ってやりたい人の名前を叫びながらナスに割り箸を突き刺して揚げるという「ナスの呪い揚げ」の儀式を実行した。栄も参加していたその儀式も夜には終了し、過去のアルバムを見ながら、参加者たちは大騒ぎの飲み会を始める。過去のアルバムの中には、栄の亡き妻・律子(風吹ジュン)の写真もあった。

 飲み会翌日の朝から物語がスタートした23話。前日のけだるさが残る栄のもとに、なんと儀式で名前が挙がった人物が突然死を遂げたというニュースが舞い込んでくる。ニュースを聞いた栄は儀式に参加した人々を集め、本当にその人物が呪いのせいで死んだのか、検証を始める。

 24話では、お嬢が本当に人を殺してしまったかもしれないと部屋に引きこもってしまう。一方、栄はあの日の夜に見た律子の若い頃の写真がきっかけで、女優業の引退後、認知症を患った律子を介護し続けていた日々を思い返す。そして、セリフを忘れた律子を酷評し、引退するきっかけを作った演劇評論家を“呪い揚げる”妄想をするのだった。

 かつて任侠映画で一世を風靡した高井秀次(藤竜也)が「やすらぎの郷」に入居するというニュースが施設内を駆け巡ぐった25話では、「やすらぎの郷」全体が憧れの人の入居に色めき立っていた。しかし、栄の友人である“マロ”こと真野六郎(ミッキー・カーチス)は、お嬢やマヤを含め、秀次と関係のある女性が施設内に多数いることが心配だと告げるのだった。

 26話では、秀次がいよいよ入居する日に。「やすらぎの郷」の女性入居者たちは、朝早くから、美容院に行ったり、バッチリ化粧をしたり、めかしこんで、秀次の到着を待つ。しかし、駅まで迎えに行ったはずの車には乗っておらず、結局、その日秀次は現れなかった。一方、栄は、マロが口を滑らせてほのめかした、秀次と律子との関係について、井深涼子(野際陽子)に聞こうとするが、涼子も口を割らず、栄は悶々とした気持ちを抱えたままなのであった。

 新たな人物の登場でまたもや大騒ぎとなりそうなドラマ『やすらぎの郷』。休む間もなく話題を提供してくれる同作だが、25話のラストでは、ラジオ体操のような雰囲気を醸し出す同作オリジナルの体操「やすらぎ体操」が披露された。陽気なBGMに合わせ、NHKのラジオ体操風のお姉さんが体操をする映像と、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の「恋ダンス」のように登場人物たちが踊っている映像が切り替わりながら流れる様子に、「こんな斬新なパロディ、なかなかないぞ」「局というくくりガン無視すぎてスゴイ」と視聴者も驚愕。「老いダンス」という言葉も生まれ、さらに「歌詞もじっくり聞くとヤバイ」「最後のジャマイカのポーズが、ウサイン・ボルトの勝利の決めポーズだということはわかった」と小ネタもたっぷりのようだ。

 思いもよらない演出を“ぶっこんできた”昼ドラ『やすらぎの郷』。これからも視聴者の想像を超える演出に期待しよう。

ゲス乙女・川谷絵音、『ワイドナショー』出演は“ガス抜き”……「ライブ前の話題作り」と批判

 5月7日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)に、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音が出演。活動自粛後初のテレビ出演となったが、視聴者からは「不倫を笑いにする風潮に嫌気が差す」といった否定的な声が上がっている。

 川谷の地上波テレビ出演は、昨年7月の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)以来およそ10カ月ぶり。ベッキーとの不倫騒動や、当時未成年だったタレント・ほのかりんとの飲酒騒動について語ると予告され、放送前から大きな注目を集めていた。

「番組内で川谷は、ベッキーを実家に連れて行った話や当時の心境、ほのかとの交際などについて明かしました。出演者のダウンタウン・松本人志や東野幸治などからの質問やイジリにも笑顔で対応し、赤裸々に自身の思いを語ったのですが、ネット上では『いまさらありのまま話したところで、好感度なんて上がらないよ』『結局芸能人が芸能人をかばってるだけ』といった批判的な声が噴出しています」(芸能ライター)

 『ワイドナショー』といえば、昨年10月にベッキーが約150日ぶりに地上波テレビ出演した際に10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を記録。川谷出演でも“スキャンダル特需”はあったのだろうか。

「川谷出演回の視聴率は8.5%となり、注目を集めていた割には伸び悩む結果となってしまいましたね。ゲスの極み乙女。は、10日にZepp Tokyoでの復活ライブを行う予定で、『スポーツニッポン』は、川谷が『ワイドナショー』に出演した意図について、『公演で純粋に音楽を聴いてもらうため。自分からぶっちゃけて話すことで“ガス抜き”をしたかった』という事務所関係者の弁を報道。これにはネットユーザーから『ガス抜きというより、話題作りの戦略でしょ』『結局、ライブの宣伝のようにも感じる』といった呆れる声も上がっています」(同)

 ベッキーとの不倫騒動勃発から、約1年半。川谷が世間から受け入れられる日は、まだまだ訪れそうにない。