Hey!Say!JUMP八乙女光、山田涼介の“人工”涙ボクロは「意味わかんない」

 日々テレビや雑誌を通してファンに魅力をアピールしているジャニーズアイドルたち。しかし、彼らの見せ場はなんといってもコンサート。ファンに直接会える場ということもあり、髪型やヘアカラーを変えたり、めがねやカラーコンタクトなどの小物を使ったりと、普段とは違うビジュアルでファンを楽しませてくれる。

 Hey!Say!JUMPの山田涼介も昨年のツアー『Hey!Say!JUMP LIVE 2016 DEAR.』では、髪の毛をオールバックにしたり、首筋にタトゥーシールを張ったりと気合十分だったのだが、2月8日深夜に放送されたバラエティ番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)にて、メンバーの八乙女光が山田の行動について「意味わからない」と……

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滝沢秀明「白髪染め」CM発表会がビミョ~な空気に? 「白髪生えてない」発言はNG!?

 タッキー&翼の滝沢秀明が2月6日、都内で行われたホーユー「メンズビゲン ワンタッチカラー」の発表会に出席した。まだ34歳で白髪のイメージはない滝沢だが、ジャニーズとして初の白髪染め商品のCMに起用され、同CMは20日から放送予定だという。その意外性から、当日は多くの報道陣が取材に訪れたものの、その会見内容には拍子抜けする記者も多かったようだ。

「ジャニーズ事務所は、『滝沢にはまだ白髪は生えていない』としていて、そのため会見中も、滝沢から商品の実際の使用感についてのPRはなし。リリースに書かれている、通り一遍の宣伝文句、『片手でサクッと塗れる簡単さ』や『おしゃれなパッケージ』を繰り返すのみでした」(スポーツ紙記者)

 これまでにないキャスティングで、“従来の白髪染めのイメージを一新したい”“白髪が生え始めた若めの世代にも手に取ってほしい”というホーユー側の思いは伝わるものの、「どうも事務所側との意思疎通がうまくいっておらず、そのため肝心の訴求力が弱まってしまったのではないでしょうか」(同)という。

「それは滝沢のコメントからも伝わってきました。どうやら、自ら『まだ白髪は生えていない』と明言することを禁じられていた様子なんです。起用されたときの感想を聞かれ、『正直びっくりしました。白髪染めは10代や20代の時は想像できなかった。僕も30代になって、そろそろそういう時期を迎えるんだなと思います。大人になったということ』と、“白髪はまだ”と匂わせるコメントはしていましたが、なんとも歯切れの悪い会見でした。滝沢もですがジャニーズ自体が、『白髪=イメージダウン』と捉えているのではないかという印象もあり、記者からは『わざわざ会見を開かなくてもよかったのでは』という意見も出ていましたね」(同)

 ビゲンの男性向け白髪染めといえば、2014年に岩城滉一を起用してCM発表会見を行ったものの、会見中に岩城がサッカー日本代表を侮辱したことで炎上し、CMがお蔵入りになる悲劇に見舞われたことも。会見を開く前、主催者側とタレント側が意思疎通を図ることは、実は何より重要なのかもしれない。

日テレ・水10『母になる』で2年半ぶり連ドラ主演! 沢尻エリカの正念場に?

日テレ・水10『母になる』で2年半ぶり連ドラ主演! 沢尻エリカの正念場に?の画像1
 最近、地上波ではほとんど見かけない女優・沢尻エリカが、4月期の日本テレビ系連続ドラマ『母になる』(水曜午後10時~)で主演を務めることがわかった。沢尻が連ドラの主役に起用されるのは、2014年10月期『ファーストクラス』第2シリーズ(フジテレビ系)以来2年半ぶりで、日テレでは初主演となる。  同ドラマは、3歳の息子が幼稚園の帰りに誘拐された主人公・柏崎結衣(沢尻)のもとに、9年の月日を経て、13歳になった息子が現れ、空白の9年間を埋められるのか、一度壊れた家族を取り戻せるのか、家族になるとはどういうことなのかを描いたオリジナル作品だという。  脚本は、『ホタルノヒカリ』『シェアハウスの恋人』(日本テレビ系)、『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系)などを手掛けた水橋文美江氏が担当。沢尻の脇を固めるのは、結衣のもとに戻ってきた息子から母と慕われる女性・門倉麻子役の小池栄子、結衣のママ友・西原莉沙子役の板谷由夏。  沢尻といえば、07年公開の主演映画『クローズド・ノート』の舞台あいさつで、終始不機嫌な態度を取り、「別に」発言でバッシングを受け、一時休業に追い込まれたのは、あまりにも有名。  その後、12年に女優復帰を果たしてから、連ドラ主演はフジの『ファーストクラス』シリーズのみ。14年4月期の第1シリーズは、平均8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と深夜枠としては上々だったが、プライム帯でオンエアされた第2シリーズは平均6.6%と低迷した。  その後、15年4月期には、嵐・相葉雅紀主演『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)でヒロインを務め、平均12.5%の高視聴率を獲得。昨年の『24時間テレビ39 愛は地球を救う』(日本テレビ系)内のNEWS・加藤シゲアキ主演ドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』でもヒロインとして20.5%の高視聴率をアシストした。  それ以降、ドラマにも映画にも出演することがなかった沢尻だが、昨年10月から、NHK BSプレミアムの歴史教養ドキュメンタリー番組『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』で自身初のMCに挑戦し、新境地を開拓している。  日テレの「水10」ドラマはヒットが続いているだけに、『母になる』もコケられない。沢尻としても、最終回で20%超えを果たした自身の連ドラ代表作『1リットルの涙』(05年10月期/フジテレビ系)を超えるヒットを飛ばしたいところだろうが、果たして……。 (文=田中七男)

キムタクのアクションがキレッキレ! 『無限の住人』予告編公開で風向き一転、期待の声!

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映画『無限の住人』オフィシャルサイトより。
 2月5日、元SMAPの木村拓哉が主演する映画『無限の住人』の予告編が公開されたのだが、アクションはかなり期待できそうなものになっているようだ。 『無限の住人』は人気NEO時代劇マンガ(作:沙村広明/講談社)を三池崇史監督で実写化したもの。やはり人気マンガを原作とした三池監督作品の『テラフォーマーズ』(16年)が、ものの見事な爆死を遂げた前後に情報が公開されたため、原作ファンからは批判の声があがっていた。 「キムタクはやっぱり何をやってもキムタクだし……」なんて声も上がる一方で、巨匠・山田洋次が監督を務めた時代劇映画『武士の一分』(06年)では、主人公の失明した武士を渋く演じ、華麗な殺陣を見せて、高い評価を受けた実績もあるだけに「殺陣はがんばってくれそう」と、期待するファンも多かった。  しかし、昨年1月から世間を騒がせたSMAP解散騒動によって、「SMAP解散で小物感あるし、卑怯なイメージが強くて映画見ても頭よぎりそう」「今の木村拓哉がやる卍は正直見たくない……」「キムタクの映画って時点で興味なくすわ」と逆風ムードに。  だが、豪華な追加キャストたち、役衣装を身にまとったビジュアル、昨年11月に公開された特報映像、そして5日に公開された予告編を見る限り、アクションはかなり頑張っている様子で、少し風向きが変わりつつある。  木村を始め、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵などが迫力のある殺陣をみせている。木村はワイルドに荒々しく戦う万次を演じ、福士は華麗に舞って天津影久を演じ、市原もぶっ飛んでいるキャラのため演じるのが難しそうな尸良を上手く表現、戸田も初の本格アクションとは思えないほど木村と激しくやりあいながら、乙橘槇絵らしい色気を醸しだしている。予告編ではあまり激しいアクションが写っていないが、海老蔵はロン毛がいかしていて、杉咲花はなんといっても可愛い。  ネット上には「アクション頑張ってるなー! これは映画館で見る価値あるかも」「出演者の気合を感じる」「キムタクはナルシストだからこういうの死ぬほど頑張ってそう。そう思うとハマり役と言えなくもない」「普通に映像がかっこよかったわ」と好意的な意見も出ている。同作には“ぶった斬りアクション”という煽りまでついているのだから、アクションには素直に期待してもいいのかも。  また主題歌はMIYAVIに決定し、予告編では描き下ろしの楽曲も流れているのだが、世界で活躍するサムライギタリストの曲に、木村も「『お、きたきたきた!』と興奮しました」「余分な言葉はまったく無かったし、曲の構成的にも余分なものは一切無い。彼がここまで向き合ってくれて、理解してくれていることが非常に嬉しかったです」と大絶賛のコメントを出している。  映画の公開は4月29日。あまりよくなかった前評判を覆すことができるのか。少し期待してみたい。

キンコン西野、インスタでセフレ募集し交渉成立「エッチします」「だってみんなもするじゃないですか」宣言も、誰も興味なしのサムさ!

 お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(36)が、絵本作家・のぶみのニコ生チャンネル『会議を見せるテレビ第26回』に出演した際、自身のInstagramにてセフレを募集したことを明かした。  その投稿は、1月7日に領収書の写真を掲載し、自作の絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)の初版発行部数を2万部引き上げる交渉のため、自腹で1万冊以上購入した後に手売りで完売させたという内容。「命懸けのスタートダッシュに成功し、『えんとつ町のプペル』は現在23万部。文句があれば受けてたちます。どうぞ」と記した後、ハッシュタグにて「#そんなことよりセックスしたい #セックスしてやってもいいよ~って人はDMください #今日も下半身の煙突町がプペる」と付け足した。  さらに本人いわく、このハッシュタグを受けて本当にセックスしても良いという女性からDMが届いたそうで、「エッチします。絶対する」「だって、みんなもエッチするじゃないですか」と語った。ただ「家に呼んじゃったら、来てほしくない時に来る場合もある」こと等を懸念して、どこかのホテルで会うとのこと。相手女性がおかわり要求する前提とは、すごい自信だ。これに対し、同番組に出演していたのぶみと構成作家の山口トンボは「すごいな」と言いつつも、最終的には「知らねーよ!」とさじを投げていた。  西野は1月18日にも自身のブログにて、突如「ちなみに僕は昔、長崎の人妻と不倫をしたことがあります。とっても可愛かったですよ」と言い出したが話題にならなかった。一方、2月5日には、日本音楽著作権協会(JASRAC)宛にお礼のブログを配信。1月19日に「お金の奴隷解放宣言」と称し、『えんとつ町のプペル』を無料公開したことで「無料とは何事だ!」と無事炎上したが、JASRACが音楽教室から著作権料を徴収する方針を発表した後「お金を取るとは何事だ!」と同社に矛先が回ったことに感謝の意を評している。ちなみに西野は、『えんとつ町のプペル』を無料公開した際の炎上は「『炎上』ではなく、『議論』であった」としている。というのも「『炎上=目立ちたがり屋=トランプ大頭領みたいで下品=サイテー!=おでんツンツン男』みたいにしてしまうと、話が前に進まないので、時間がもったいない」とのこと。  Instagramでセフレを募集したことをニコ生で語り、誰に聞かれたわけでもないのにブログで不倫経験を暴露。そして、賛否両論が飛び交うJASRACの件に触れるなど、目立ちたがり屋であり、炎上を狙った発言なのだろう。しかし、そのすべてが一向に話題にならない理由には気づいていないのだろうか。世間の誰もが、みんながエッチすることなんて周知の事実で、西野の色恋ネタなど「知らねーよ」なのである。 (夏木バリ)

祝アリーナツアー! その前に昨年のKis-My-Ft2ドームツアーを復習

デビュー5周年の節目を迎えたKis-My-Ft2の「CONCERT TOUR 2016 I SCREAM」を徹底レポート!
メンバーセルフプロデュースのソロコーナーやなかよしショット、二階堂へのバースデーサプライズが行われた2016年8月6日東京ドーム公演の模様も完全収録!

CONCERT TOUR 2016 I SCREAM フォトレポート・・・・04P~
セットリスト 2016.08.07 東京ドーム・・・・21P~
MC いいとこどり!・・・・22P~
北山宏光・・・・26P~
藤ヶ谷太輔・・・・36P~
玉森裕太・・・・46P~
千賀健永・・・・56P~
宮田俊哉・・・・66P~
横尾渉・・・・76P~
二階堂高嗣・・・・86P~

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FBIモノ、ミステリー好き集合! 超科学ミステリー『FRINGE/フリンジ』DVDをプレゼント

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 『スター・トレック』『LOST』などで知られるヒットメーカー、J.J.エイブラムスが手がけるサイエンスミステリードラマ『FRINGE/フリンジ』。2008年から放送が始まったファーストシーズンはアメリカで1200万人以上が視聴する人気作となり、話題を呼びました。そんなドラマのDVDを今回プレゼントにご用意。早速あらすじを見ていきましょう!

  超能力、テレポーテーションといった、いわば科学とは思えないような事象を研究分野とする“フリンジ・サイエンス”。ある日、ドイツからアメリカへ向かう飛行機「627便」内で乗客乗員の体の肉が解け落ち、骨だけの姿で見つかるという事件がおこる。新たな生物テロかと思われたが、その前後にも、科学をもとにした捜査では説明がつかないような事件が起こっており、FBIはこれらを「パターン」と呼んで捜査を続けてきた。「フライト627」以降、FBIのオリビア・ダナム(アナ・トーヴ)は「パターン」の捜査を行うフリンジ・チームへと抜擢をうける。フリンジ・サイエンス研究者のウォルター(ジョン・ノーブル)、その息子でIQ190の頭脳を持つピーター(ジョシュア・ジャクソン)の協力をバックに、日々起こる不可解な事件に立ち向かっていくのだが……。

  シーズン1では怪奇な事件の連続、そしてシーズンが進んでいくと、“もうひとつの世界(パラレルワールド)”という、これまたミステリー好きには魅惑的なお話が展開されていくのも見どころです。見れば見るほど、ドラマ内で展開されていく“ありえないこと”も、実は起こりうるんじゃないか? と思えてくるリアリティがあり、『Xファイル』シリーズが好きだった方もハマるのでは? 

 今回は『FRINGE/フリンジ』のDVDを3名の方にプレゼント。面白すぎて寝不足になっても責任は負えませんが、読者の皆さん、ご応募おまちしてま~す!

※2月20日〆

ご応募はこちらから
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日本は格差社会ではなく、すでに階級社会だった!? 『愚行録』が暴くこの国の見えないヒエラルヒー

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映像化は困難とされた貫井徳郎作品の初映画化『愚行録』。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)はエリート一家惨殺事件の真相を探る。
 慶應大学には付属校から上がった内部生と大学から入った外部生との間に見えない溝が存在し、早稲田大学では一流企業に就職するための猛烈なコネづくりが行なわれている──。有名大学のえげつない内情を克明に描いた貫井徳郎のミステリー小説『愚行録』(東京創元社)が、妻夫木聡&満島ひかり主演作として映画化された。本作で長編デビューを果たしたのは、ポーランド国立映画大学で演出を学んだ新鋭・石川慶監督。にこやかな表情を浮かべながらも、いっさい本音を吐くことのないエリート階級の人々の腹黒い内面を、乾いた映像で切り取ってみせ、魅力的なドス黒系エンターテイメントに仕立てている。  誰からも愛された美男美女のエリート夫婦とその娘が新築されたばかり自宅で刺殺されるという陰惨な事件が起き、犯行から1年が経っても犯人の手掛かりはつかめない。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)はエリート夫婦の過去を知る関係者たちへの取材を始める。被害者夫婦の友人たちは「あんないい人がなぜ?」と首を傾げるが、その言葉の裏側から被害者夫婦の意外な素顔が浮かび上がってくる。さらに田中が取材を進めていくと、今の日本は格差社会どころか、歴然とした階級社会であることを思い知らされる。実の妹・光子(満島ひかり)が我が子をネグレクトしていた疑いで拘置所送りとなっている田中にとって、エリート階級とその階級に憧れる人々たちの言動はあまりにも虚しく感じられた。  直木賞候補にもなった原作小説を1時間57分に収めるために、映画ではぎゅっと絞った形となっているが、登場キャラクターたちの腹黒さや浅はかさが次々とスクリーンに映し出されていく。本人たちはそのことに気づいていない分、取材記者・田中の目を通して見る我々には、よりイタくてキモいキャラクターに映る。中でも極めつけなのが、殺されることになる夏原友季恵(松本若菜)だ。美人でファッションセンスに優れている友季恵は、学生の頃から人気者だった。大学から入った外部生ながら、華やかさと育ちの良さから内部生とのランチに呼ばれ、あっさりと学内カーストを駆け上がっていく。クラスメイトの誰とも明るく接するが、ダサくて取り柄もない外部生を内部生に紹介することは決してしない。友季恵をライバル視する同級生の淳子(臼田あさ美)は目障りなので、淳子の彼氏・尾形(中村倫也)を思わせぶりな態度で奪い取ってしまう。尾形が淳子から自分に乗り換える様子を見て、友季恵はにっこりと微笑む。
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外部生ながら、真っ先に内部生グループに昇格した夏原友季恵(松本若菜)。誰とでも気さくに接し、育ちの良さを感じさせる人気者だった。
 友季恵には自分がえげつないことをしているという自覚はまるでなく、自分が欲しいものは素直に手に入れ、逆らう者は容赦なく叩き潰すという行為が無意識レベルでできてしまう。多分、友季恵は自分がなぜ殺されたのか、その理由を知らないまま死んでいったはずだ。殺人鬼から愛する我が子を最期まで庇おうとした悲劇のヒロインとして、同窓生たちの記憶に残ることになる。生まれつきの悪女である友季恵役にオーディションで選ばれたのは松本若菜。成海璃子主演の官能作『無伴奏』(16)では池松壮亮の美しい姉を演じており、二面性のある美女役でこれから活躍の場を増やしてきそうだ。  週刊誌記者として事件の真相を追っていく主人公役の妻夫木聡とその妹役の満島ひかりは演技力に定評があるが、友季恵と一緒に殺されることになる大手不動産会社勤務の夫・田向役の小出恵介、田向にとって“都合のいい女”である恵美役の市川由衣ら助演陣も、実に素晴しく腹黒い人間像をはつらつと演じてみせる。彼らの生き生きとした悪人顔を見ていると、俳優として裏表のあるキャラクターのほうが薄っぺらい善人役よりも演じがいがあることが、とてもよく分かる。
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事件を追う田中にとって、気がかりな存在である妹の光子(満島ひかり)。兄妹とも、家族に関しては苦い思い出しかなかった。
 人間のドロドロした嫌な部分を描きながらも、本作を魅力的なエンターテイメント作品に押し上げている要因に、端正なカメラワークと湿度の低い映像も挙げられる。石川監督がポーランド国立映画大学に留学した際、撮影科にいた同期生のポーランド人ピオトル・ニエミイスキを日本に招き、撮影監督を任せている。石川監督によると、日本とポーランドは1本あたりの映画製作の予算規模が似ており、ピオトルの異文化に対するオープンな性格もあって、限られたスケジュールの中でもスムーズに撮影が進んだとのこと。日本の知られざるヒエラルヒー社会を、異邦人の乾いた目線で見つめるような冷ややかな味わいが本作にはある。  原作では慶應大学となっていた大学名は、映画では文應大学となっているが、多分どのキャンパスにも夏原友季恵によく似た女性がいたはずだ。とても美しい上に頭もキレ、彼女が現われただけでパッと場が明るくなる。多くの人の目には社交的な性格に映るが、でもごく自然に自分の周囲にいる人間をコマのように扱うことに優れている無慈悲な女王さま。それが夏原友季恵という女だ。愚かなことに、男たちはそんな女王さまに尽くすことに喜びを感じてしまう。人間はどうしようもなく愚かな生き物であることを、『愚行録』は思い出させてくれる。 (文=長野辰次)
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『愚行録』 原作/貫井徳郎 脚本/向井康介 監督・編集/石川慶 出演/妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満 配給/ワーナー・ブラザーズ映画、オフィス北野  2月18日(土)より全国ロードショー (c)2017「愚行録」製作委員会 http://gukoroku.jp

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