「また指原かよ」HKT48・指原莉乃の“STU48兼任”に漂う、AKB48グループの手詰まり感

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撮影=岡崎隆生
 HKT48の指原莉乃が、夏に誕生する新グループ・STU48の兼任となり、STU48劇場の支配人を務めることを発表した。  昨年10月に発表されたSTU48は、兵庫・岡山・広島・山口・愛媛・香川・徳島の瀬戸内7県が本拠地。劇場は船上に設けられるといい、運営は「美しい瀬戸内海を航行し、主要港で公演を実施して参ります」としている。 「広告業界離れと、『CRぱちんこAKB48』の新機種が2014年を最後に発売されていないことで、売り上げが落ち込んでいると言われるAKB48グループですが、STU48は新たな収入源として期待されている。STU48は、博報堂の子会社・中国四国博報堂や、せとうち観光推進機構など、複数の地元企業や国、自治体が関わった一大プロジェクトとウワサされています。しかし、AKB48グループ自体が下火の今、アイドルファンからは『5年遅い』『それより、HKT48やSKE48のファン離れをどうにかしろ』と厳しい意見も上がっています」(芸能記者)  指原は23日未明のラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、「なんと私、STU48の劇場支配人の辞令を受けまして」「私もステージに立って、パフォーマンスをしたいと思うので、(HKT48と)兼任して、STU48を盛り上げようと思っております」と報告。ほかのメンバーから「HKT48と兼任?」「(声優アイドルの)プロデュースもしてるのに……」と多忙ぶりを指摘されると、指原も「大変だよー」と返していた。  指原といえば、先月末に、代々木アニメーション学院のバックアップで、声優アイドルをプロデュースすると発表したばかり。それもあってか、今回のSTU48の発表に対し、ネット上では「また指原か」「肩書き増えすぎ」「知ってるメンバーが指原しかいないから仕方ない」といった声が相次いでいる。 「STU48のキャプテンには、AKB48の中心メンバーである岡田奈々が就任することが既に発表されていますが、岡田の知名度では宣伝効果は期待できない。小嶋陽菜が卒業した今、AKB48グループには、指原以外に世間が食いつくメンバーがいませんから、指原にSTU48のような大きな案件や、“代アニ”のようなクライアント案件の仕事が集中するのも仕方ありません」(同)  400人以上のメンバーがいながら、指原1人に頼りきりのAKB48グループ。指原が過労で倒れてしまわないかと心配だ……。

現体制活動終了! “アイドルラップの先駆者”lyrical school「韻」で辿る彼女たちの足跡

 ラップブームといわれる昨今、アイドルがラップを、ラッパーがアイドルの楽曲を手掛けることは珍しくない。この連載では、アイドルファンで「社会人ラップ選手権」決勝進出経験を持つ、ラッパーのMC内郷丸が“ラッパー的観点”から毎月大量にリリースされるアイドルソングを定点観測。
現体制活動終了! アイドルラップの先駆者lyrical schoolの「韻」から見るラップ史の画像1
『date course』(T-Palette Records)
 2016年12月21日。日本のアイドルラップシーンを担うグループ、lyrical schoolが、2017年2月末のライブをもって現体制での活動を終了することを発表した。来る2月26日、この日を境に、立ち上げメンバーのami、ayaka、meiの3人は卒業してしまう。どうせならayakaさんと一度チェキを撮っておくべきだった……と、僕はいま後悔している。  いてもたってもいられない気持ちになり、今回の「現代アイドルソング学概論」は、直近でリリースされたアイドルソングではなく、lyrical schoolを扱うことにした。ただ、今回扱うのは、lyrical schoolの歌詞についてである。特にその中でも今回はラップとは切っても切れない関係にある「韻(ライム)」に注目したい。  まずそもそも「韻」とはなんだろうか。少し前に「彼氏が執拗に韻を踏んできます」というYahoo!知恵袋の投稿が話題になったが、意外と「韻を踏む」って何? と聞かれると、なんて答えればいいのか難しい。多くの場合、「母音が同じ言葉を使って、歌唱にリズム感を出すこと」と説明されている。簡単にlyrical schoolの歌詞から紹介しよう。
「P.S.」(YouTubeより)
“日焼けした白いスニーカーのキャンバス お揃いで買ったビーチサンダル”  13年9月にリリースされた1stアルバム『date course』(T-Palette Records)に収められた「P.S.」の一節だが、この歌詞の一行ごとの末尾の単語に注目してほしい。「キャンバス」と「サンダル」。それぞれの母音だけを抜き取ると、どれも「あ・ん・あ・う」だけで構成されている。これらの言葉が、区切りのいい場所に決まったタイミングで発音されるように歌詞を当てはめると、ただ言葉をリズムに合わせる以上のリズム感が生まれる、というのが「韻」である。  ただ、厳密に母音が同じでなくても、実際にラップをしてみるとリズム感が生まれる場合はかなり多いので、「母音が似たような言葉を使って、リズム感を出すこと」くらいに捉えていただければと思う。  それにしても、紹介した「P.S.」のリリックは素晴らしい。特に引用した一節は、このあと“2人の文字滲む一枚の短冊 固く結んだ ほどけないように”と続く。「キャンバス」「サンダル」「短冊」と韻を踏みながら、ひと夏の思い出の情景をさらっと描ききる。ラップの歌詞を読んでいると、韻を踏むことを優先させ文章として不自然になっていたり、歌詞中の物語がしっちゃかめっちゃかになっているようなものも多いが、こういう自然な韻を歌詞に忍ばせるのはかなり高度なことだと思う。  ほとんど病気のように、その単語を見つけると、「その言葉でどんな韻を踏めるか」を考えてしまう。先の「キャンバス」「サンダル」だったら、「淡白」「感覚」「腕白」……と、勝手に出てくるのがラッパーのさが。出てきた言葉を使って歌詞を書く。「何と何で韻を踏んでいるか」には、その詞の作者の作家性が如実に出ていると言っても過言ではない。  ここで、lyrical schoolの歌詞の特徴と比較するために、『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日)などに出ているような、バトルMCたちはどのような言葉で韻を踏んでいるか見てみよう。  たとえば、MCニガリとIcereyのバトル。一回で決着がつかず延長戦となったこの試合では、先攻のIcereyが“なっちまったぜ延長戦 延長の強さは川崎(Icereyの地元)の伝統芸”とラップ。「延長戦」と「伝統芸」で韻を踏んでいる。対するMCニガリは“延長戦から伝統芸 ネタ臭いライムマジで便所くせえ”とラップ。相手の踏んだ韻に対してさらに「便所くせえ」という言葉で韻を踏み返している。さらにIcerayは“俺はヒップホップ界のベートーベン”と、「ベートーベン」という言葉で韻を踏み返している。  MCニガリとT-Pablowの延長戦では、MCニガリが“目と目を合わせた結果 何ができるのか”とラップしたのに対し、T-Pablowが“合わせようか目と目 とってやるスキルのレントゲン 理想の扉ノックしても返答ねえ この日のために負けた戦極、罵倒、KOK”とラップ。相手の「目と目」という言葉から、「レントゲン」「返答ねえ」「KOK」という言葉を使って韻を踏んでいく。ちなみに「KOK」とは「King Of Kings」というMCバトルの大会の一つ。T-Pablowは実際にKOKの東日本予選で敗れており、彼だからこそ踏める韻に会場も大きいに盛り上がった。  ここまでで紹介したバトルMCが韻を踏むために使った言葉をざっと並べてみよう。「延長戦」「伝統芸」「便所くせえ」「ベートーベン」「目と目」「レントゲン」「返答ねえ」「KOK」。ざっと見ただけでも、相手を批判したり、自分を偉く見せたり(「ベートーベン」がその最たる例だ)するための言葉選びをしていることがわかる。また、MCバトルの大会の名前が出てくるのも、バトルMCならではの言葉選びだなと思う。ここまでの言葉はすべて母音が「え・え・お・え・え」に近いものだけを選んでいる。  ではこれらの言葉に近いもので、lyrical schoolが韻を踏むとどうなるか。最新アルバムのなかの一曲「マジックアワー」の歌詞を引用してみよう。
「マジックアワー」(YouTubeより)
“迷った目と目と手と手 自分勝手のデートは迷路です”  先のT-Pablowが使っていた「目と目」という言葉が入っているが、これに対して、デートでの男女の一瞬のすれ違いを描くために「手と手」「迷路です」といった言葉を使って韻を踏んでいる。相手をディスり、勝ち上がるためだけでなく、恋愛を描くために韻を踏むと、これだけ使う言葉が変わるのである。  別の曲を見てみよう。上記と似たような母音の言葉を使って韻を踏んでいる曲がある。うまくいかない恋路に悩む女の子の気持ちを歌った「ひとりぼっちのラビリンス」という曲の一節である。
「ひとりぼっちのラビリンス」(YouTubeより)
“結局この距離は平行線 出口の見つからない迷路で 思い描く君との成功例 行きたかった素敵なデートへ” “ドラマみたいな恋はエンドレス 思い通りできない劣等生 の私はおとなしくベッドへ”  一つ目の引用は一番の歌詞、二つ目の引用は二番の歌詞だが、語尾の言葉「平行線」「迷路で」「成功例」「デートへ」「エンドレス」「劣等生」「ベッドへ」はすべて先に挙げたバトルMCたちが使った言葉のどれでも韻を踏める。形式的には母音が「え・え・お・え・え」に近い言葉で韻を踏むということで、lyrical schoolもバトルMCたちもやっていることは同じだが、ラップから描き出される情景はむしろ正反対というのが面白い。  ちなみに「ひとりぼっちのラビリンス」が収録されているのは先の「P.S.」同様『date course』で、アルバム全体を通して気分良く出かけ、恋をし、恋を悩み、また日常に戻っていくという感情の流れを見事に描いている。アイドルがラブソングを歌うというのはよくある話だが、一貫して「デート」にフォーカスしたシティボーイ、シティガール的な感性を表現していたというのは、lyrical schoolを混沌としたアイドルシーンにあってもも埋もれることなくここまでこれた一つの要因だったのではないだろうか。  そのクリエイティビティが話題となった「RUN and RUN」のMVのような視覚的表現だけでなく、韻を踏むための言葉選びという細部にもこだわった一貫した世界観を表現し続けてきたlyrical school。いままでも何度かメンバーの入れ替わりはあるにはあったが、それらを生み出してきた現体制は、2月26日で終了してしまう。これからのlyrical schoolもまた、いままでのような一貫した世界観を表現し続けるのか、それとも何かが大きく変わるのか。最後のライブと今後の活動に、注目だ。 (文=MC内郷丸) Twitterアカウントは@bfffffffragile MC内郷丸の「ほんと何もできません」https://synapse.am/contents/monthly/uchigomaru

「J-GENE」4月号が本日発売! 特集は「嵐×ジャニーズファミリー」

毎月23日発売。
ジャニーズアイドルたちの“素顔”がいっぱい!

嵐とジャニーズファミリー
ハートあたたまる“HOT”な発言&エピソード集 ・ ・・1
嵐× TOKIO・ ・・2
嵐× V6・ ・・4
嵐× Hey! Say! JUMP・ ・・6
嵐× Sexy Zone・ ・・7
嵐×関ジャニ∞/嵐×生田斗真・ ・・8
嵐× KinKi Kids・ ・・9

もっと知りたい嵐! 第2 回 相葉雅紀・ ・・10
相葉を知るキーワード
キーワード1、やさしい・ ・・2
キーワード2、実は強い・ ・・13
キーワード3、感受性豊か・ ・・14
キーワード4、後輩思い・ ・・15
メンバーとのかかわり ・・・16

コンサートでは相葉のココに注目!
MC でのボケ、メンバーからのツッコミ・・・20
アクロバティック・エンターテインメント!・ ・・21
汗と涙と、やっぱり笑顔!・ ・・22

Kis-My-Ft2
ジャニーズカウントダウン2016-2017 スマイルコレクション・ ・・24
北山宏光・ ・・27
藤ヶ谷太輔・ ・・28
玉森裕太・ ・・29
千賀健永・ ・・30
宮田俊哉・ ・・31
横尾渉・ ・・32
二階堂高嗣・ ・・33

関ジャニ∞ 夏も五大ドーム!・ ・・34
錦戸 亮・ ・・45
大倉忠義・ ・・46
渋谷すばる・ ・・47
安田章大・ ・・48
丸山隆平・ ・・49
横山 裕・ ・・50
村上信五・ ・・51

ジャニーズWEST
「1st ドーム LIVE ♡ 24(ニシ)から感謝届けます♡」レポ・ ・・52
重岡大毅・ ・・57
小瀧 望・ ・・58
桐山照史・ ・・59
中間淳太・ ・・60
神山智洋・ ・・61
藤井流星・ ・・62
濵田崇裕・ ・・63

ジャニーズ基礎のキソ Vol.34
ジャニーズの医療ドラマ・映画・ ・・64
木村拓哉/長瀬智也/大倉忠義/稲垣吾郎/櫻井翔/相葉雅紀/草彅剛/東山紀之/二宮和也/
山下智久/中居正広

12 月公演の出演者を大特集!
ジャニーズ・オールスターズ・アイランド フォトレポート ・ ・・76
佐藤勝利(Sexy Zone)・ ・・77
藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)・ ・・78
玉森裕太(Kis-My-Ft2)・ ・・79
平野紫耀(Mr.KING)・ ・・80
永瀬廉(Mr.KING)・ ・・81
髙橋海人(Mr.KING)・ ・・82
岩橋玄樹(Prince)・ ・・83
神宮寺勇太(Prince)・ ・・84
岸優太(Prince)・ ・・85
三宅健(V6 /ゲスト出演)・ ・・ 86
Snow Man・・・87
SixTONES・ ・・88
Love-tune・ ・・89
HiHi Jet・ ・・90
Travis Japan /東京B 少年・・・91

懐かしMC プレイバック! Vol.24 嵐・ ・・92
ARASHI LIVE TOUR Beautiful World 2012 年1月15 日 福岡 Yahoo! JAPANドーム
(現・福岡 ヤフオク!ドーム)/ 2011年9 月3 日 国立霞ヶ丘競技場

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「パン屋に詳しい女」を嫌うSHELLY……テレビで「オンナによるオンナ叩き」が蔓延するワケ

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「パン屋さんにやたら詳しい」SHELLY
『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系、2月14日放送)

 『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)は、テーマに沿ったゲストを招いてトークを展開するバラエティ番組だが、最近「テーマが違っても、同じような話をしている」と思えることが増えてきている。具体的に言うと「オンナによるオンナ叩き」で、既視感がすごいのだ。

 2月14日放送の回のテーマは、「大都会東京のここが嫌い」だった。ゲストは、ひがみソングの歌姫・関取花、長崎県五島列島出身の女優・川口春奈、最近、東京進出を果たしたお笑い芸人・尼神インターの渚。3人は「東京のここが嫌い」トークを展開するが、よく聞いてみると、「それは東京と関係ないのでは?」というツッコミたくなるようなエピソードが多い。

 例えば、関取が「都会に染まった女」として明かしたエピソードは次の通りだ。学生時代の友達が、オシャレな出版社に勤務し、吉祥寺に引っ越したので遊びに行った時のこと。それまではショートカットにTシャツとジーンズ姿で、赤ちょうちんの飲み屋で飲んでいた彼女が、今はふわふわボブとロングスカート。ビールはやめ、今はパクチーモヒートがお気に入りだそうだ。関取が芸能ニュースを話題にすると、友達は「人のいいところを探すのではなく、悪いところばかり探していると、心は豊かにならないと思う」とたしなめられたことを芝居がかった口調で話していた。その後、ボサノバジブリの流れる友人の部屋で、北欧製の鍋で作ったチャイティーをふるまわれる。「味がぼやけているから、わからない」のが本音だったが、無難に「家で入れるとおいしいね」と答えておいたそうだ。

 話しながら、こみ上げる笑いを抑えられない関取に、MCのフットボールアワー・後藤輝基が「バカにしてるやろ!」とツッコんだが、私も同意見である。このエピソードは「都会に染まった女」というより「就職してライフスタイルや価値観が変わった女」であり、もっと言うと「昔は仲が良かったが、今は嫌いな女」という方が適当ではなかろうか(ちなみに、関取はこの友人のことを「さらばコットンガール」という曲にしたそうである)。

 そんな関取の話に、“非リア充”芝居が日本一うまいMCのHKT48・指原莉乃が、「都会に染まった女」の例として、「田舎から出てきた女はフラペチーノを頼むが、都会に染まった女は豆乳ベースの飲み物を頼む。豆乳のシールと、ハイブランドの財布が映るように写真を撮り、インスタに上げる」と乗っかってみせる。日本のトップアイドルが、「同性の悪口を言う」というタブーを犯すことで、一般人から親しみを獲得する“指原方式”だとは百も承知だが、この話、エピソードとして無理があるのではないだろうか。指原の挙げた例は、スターバックスのことを指しているのだろうが、同店は全国展開しているので、「東京に来て初めて経験するもの」とは限らないし、私は現在まあまあイナカに住んでいるものの、そのイナカでもハイブランドの財布を持つ若い女性は珍しくない。

 MCであるSHELLYのエピソードも、切れ味がイマイチである。どんな女が嫌かと聞かれたSHELLYは、「『おいしいパンが食べたいよね』と言ったのに対して、『クロワッサンだったら、メゾン・ランドゥメンヌ・トーキョー、カレーパンだったら、ピエール・ガニョールパン・エ・ガトーだよね』というように、パン屋さんにやたら詳しい女」と述べた。このエピソードも、私には意味がわからない。自分からおいしいパンが食べたいと言いだして、相手が答えたら嫌な気分になるとは、どういう了見なのだろう。

 SHELLYの真意はさておき、MCとゲストがそれぞれ“嫌なオンナ”について語ることは、タレント、制作側にとって好都合なのではないだろうか。まず、タレント側の立場で考えてみよう。視聴者がリア充を嫌う今、タレントが私生活を開示すると、ささいなことで視聴者の機嫌を損ねる可能性がある。しかし、“嫌なオンナ”トークであれば、積極的に参加することで「意外にさばけてる」と印象付けることができるのだ。次に、制作側から考えると“嫌なオンナ”の氏名を明かさないので、トラブルになることはない(例えば、嫌いなオンナとして芸能人の名前を挙げると、番組観覧者がネット上に書き込んだりして、面倒なことが起きかねない)。長寿番組にマンネリ化はつきものだが、各ゲストに“嫌なオンナ”エピソードを持ってきてもらえば、持ちよりのホームパーティーのように、労せずして場が華やかになるのだ。

 世の中に“嫌なオンナ”が存在するわけではなく、時と場合と相手によって、嫌な部分が露わになる。故に“嫌なオンナ”と“そうでないオンナ”に分けることはできない。こんな私見を制作側はまったく必要としないだろう。

 若者が恋愛をしなくなり、経済的格差は広がる一方、晩婚化、少子化は進み、離婚率も上昇するなど、多数派としての“フツウの人”の定義が激しく揺らいでいる今、“嫌なオンナ”は一番扱いやすくクレームのつかないコンテンツなのかもしれない。なぜなら自分を“嫌なオンナ”と思うオンナはほぼいないのだから。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

12時間にわたって値切り交渉……中国人観光客の「大陸風値切り」に韓国人もうんざり!

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 ここ数年、韓国には多くの中国人旅行客が訪れている。日本と同様、韓国経済にとっても中国人観光客は超優良客だが、一方では問題も発生している。それは、マナーだ。常軌を逸した中国人観光客の素行に、韓国人の不満が日増しに募り始めている。  先ごろ、韓国で1枚の写真が話題となった。中国人観光客が荒らした、韓国の空港内部の様子を収めた写真だ。ゴミ集積場かと思うような風景だが、実は韓国のリゾート地・済州島の空港(済州国際空港)の搭乗待合所である。同島は、中国人にとっても人気のスポットだが、観光客の増加に伴い、トラブルの数も増え続けているのだ。空港や観光施設で働く人々からは、こんな不満の声が相次いでいる。 「免税店の入り口で、つばやたんを吐く」 「禁煙エリアで喫煙する人も多く、警察もチラシを作って注意を呼びかけているが、ほとんど効果がない」 「店のドアの前に座り込んで、ポーカーなどギャンブルをする」 「免税店の中を、食べ物を食べながら歩き回り、ボロボロとこぼす」  トイレに関するマナーの違いも、韓国人にとっては悩みの種だ。洋式トイレに慣れておらず、便座の上に乗って用を足す中国人が多いという。当然、靴のままなので便座は汚れてしまい、次の人は使えない。さらに、店の前で子どもに放尿させる中国人の姿も報告されている。  また中国人の“値切り”は強烈で、その強引さから「大陸風値切り」と呼ばれているほどだ。例えば、ソウルの免税店で働いているキム氏(仮名)は、「12時間も値切られた」と、韓国メディアにその恐怖体験を語っている。 「午前9時30分ごろ、店がオープンすると、ひとりの中国人観光客がやってきた。その中年男性はある時計を気に入ったのだが、その日の午後9時、つまり閉店時間まで延々値切り続けてきた」(キム氏)  最近では、好みの商品の在庫がないと「免税店が出し惜しみして、ウソをついている」などとほかの中国人を扇動して騒いだり、「SNSやオンラインで“韓国の免税店は、まるっきりダメだ”と言いふらしてやる」と脅迫してくる中国人も増えてきているそう。韓国経済が不景気にさいなまれる中、中国人観光客の爆買いは数少ない景気のよい話にも思えるが、その実態は、カオスのようだ。 (文=河鐘基)

「性暴力を禁止する法律を育てていく」/あらゆる性差別を禁じる“Title IX”のコーディネーターに聞く、アメリカの今

昨年は、東京大学、慶應大学、近畿大学、千葉大学などで起きた、大学生による悪質な性的暴行事件が報道された。発覚した事件は氷山の一角だとも思われ、キャンパス・レイプ事件への大学の対応も問われる状況となっている。

キャンパス・レイプはアメリカでも深刻な社会問題となっている。キャンパス・レイプを巡る、警察、司法、そして大学の対応の問題をえぐり出したジョン・クラカワーの『ミズーラ』(亜紀書房)は、アメリカでベストセラーとなった(多発するキャンパス・レイプ 「レイプの首都」と呼ばれたアメリカの大学街で起きた普遍的な性暴力を巡る問題)。

アメリカには、1972年に制定された教育改正法第9編(以下、Title IX)という、連邦が財政支援をする教育プログラムや活動における性差別の禁止を規定した法律がある。オバマ政権下の2011年、教育省公民権局が、Title IXに定められた「性差別」は、学生同士の性暴力やセクシャル・ハラスメントも含むと明確に示した教育関係者向けの「同僚への書簡」(Dear Colleague Letter)を出したことで、教育現場における性暴力対応が大きく変わった。また司法省と教育省は連名で、トランスジェンダーの学生に関する「書簡」を2016年に出した。これによってTitle IXは性自認やトランスジェンダーであることに基づく差別をも含むとし、トランスジェンダーの学生が教育を受ける上で不利益を被らないためのガイドラインが提示された。

現在、トランプ政権下のアメリカでは、女性や性的マイノリティ(LGBT)の人権に関する様々な政策への反動が懸念されているが、Title IXが関係する学校での性暴力撤廃への動きも、トランスジェンダーの差別撤廃の動きも後退するのではないかと不安視されている。

オバマ政権時代にTitle IXに関して、アメリカの大学では具体的にどのような変化があったのだろうか。また、現在の課題はどのようなものなのだろうか。トランプ政権のもとではどうなってしまうのか。私の勤務校であるモンタナ州立大学(モンタナ州ボーズマン市)のTitle IXコーディネーター、ジル・シェーファーさんに、トランプ政権に移行する直前の昨年12月にお話を伺った。シェーファーさんは大学のOffice of Institutional Equityという、差別やハラスメントなどに対応する部署のディレクター。性差別のみならず、他のあらゆる差別に対応する仕事を担当しているが、今回はTitle IX関連、特に性暴力対応に焦点を当てる。

◎オバマ政権下でのTitle IX

オバマ政権は「同僚への書簡」の後も、2014年にキャンパスでの性暴力に関してホワイトハウスのタスクフォースを作るなど、積極的に大学での性暴力問題の対応を行った。アメリカでは連邦の財政支援を一切受けていない大学というのは少数の例外を除いてほとんどなく、全米の大部分の大学にTitle IXが適用されるため、政権による一連の対応が与えた影響は甚大で、大半の大学で性的暴行の訴えに対応する方針や制度を変えなくてはならなくなった。

まず2011年の「書簡」によって、性差別のみならず、性暴力、セクシャル・ハラスメント、ストーキング、親密な関係間の暴力(デートレイプやDVなど)その他のすべての性的な違法行為がTitle IXの範疇だと示された。そして、大学で雇用されている人たちは、学生の性差別や性暴力、セクハラなどの被害について聞いた場合、迅速に(24時間以内に)Title IX担当者に報告するのが義務と定められた。被害当事者が報告をためらったり、迷っている場合でも、事件を聞いた教職員には報告義務がある。教員のみならず、学長、事務方や寮の学生アシスタント、清掃担当者まで、フルタイム、パートタイムや客員などのステータスに関わらず、大学に雇われている人たちは全員が同じように報告義務を負う(例外は秘密保持義務が関わる医療関係者やカウンセラーなどのみ)。そして、性暴力やハラスメントに関する全教職員向けのトレーニングも必修となった。

さらに、性暴力事件の報告を受けた大学は、捜査を迅速に開始し、進めなくてはならないとも定められた(裁定には60日間の期限が推奨された)。このため大学は、性暴力の訴えがあった後、しばらく対応をせず放置しておくとか、警察の捜査の結果を待ってから調査をするなどはできなくなった。そして、刑事司法制度において使われる「合理的な疑いを挟む余地がない」の基準、すなわち事件が起きたかどうかについて、疑いが残る場合には事実認定ができない、いわゆる「疑わしきは罰せず」という基準ではなく、民事訴訟で適用される「証拠の優越」(preponderance of evidence)という、より低い立証ハードルの基準が大学内での性的暴行事件認定において使われることを義務付けた。要するに、この「書簡」以降、被疑者が罪を犯した疑いの方がより強ければ、訴えられた側の責任を問える制度になった。レイプという犯罪を行った学生が罪を逃れるケースを減らすため、軽い立証責任としたのだ(クラカワー『ミズーラ』p.255)。

2011年の「書簡」の内容は、ブッシュ政権時の2001年に教育省から出された指針とそう大きく違う内容ではなかったとシェーファーさんは言う。だが、2011年は、政権の取り組みの真剣度に加え、学生たちの性暴力反対の運動の広がりなどの要素もあり、2001年に比べて影響力が大きかった。シェーファーさんは「Title IXは使う人たちが育てる法律だと思う」として、学生たちの運動や、名乗り出たサバイバーたちの役割の大きさも強調した。また「ついつい日々この仕事をする中で、まだまだ課題が大きいと思ってしまいがちだけれど、考えてみたらこの5年での大学での変化はすごく急速なものでした。大学という組織は通常、変化は遅々としたものなのですが、Title IXに関しては本当に変化が大きかったと思います」ともシェーファーさんは語っている。

◎もし学生が性暴力の被害にあったら?

2011年の「書簡」以降、全米の大学で多くのTitle IXコーディネーターが雇われることになった。シェーファーさんもその時からTitle IXコーディネーターとしての仕事を他大学で始めたという。

Title IXコーディネーターは、学生が被害を報告しやすい、信頼できる環境を作るとともに、被害者が授業やカウンセリング、そのほかの助けを求めている場合には、様々な部署や教職員と連携を取りつつサポートする。さらに、Title IXコーディネーターは、通常の性暴力やハラスメントの被害者支援活動とも少し異なり、被害者一人のサポートに限定されず、大学や、その中の組織や場所などのコミュニティも視野におき、コミュニティそのものが安全な場になるようにする仕事でもあるという。

実際、学生が被害にあった場合、どういうプロセスを経るのか。モンタナ州立大学の場合について、シェーファーさんに聞いてみた。

1.被害学生の話を聞き、正式に告発を希望された場合は書類を作成する。
2.訴えられた側に知らせがいき、Title IX担当のオフィスによる調査が行われる。訴えた側、訴えられた側双方や証人の話を聞き、セキュリティカメラの映像、ソーシャルメディアでの発信、写真やビデオがあるならその検証など、ありとあらゆる方向から調査を行い、記録する。
3.Title IXオフィスが結論を出し、両側に知らせる。その後、訴えた側、訴えられた側双方に、再度回答の機会がある。
4.Title IX担当オフィスがさらなるアセスメントを行い、最終的な結論を出す。その後で訴えた側、訴えられた側に決定とその理由を知らせる。結論への抗議(アピール
は訴えられた側のみならず、訴えた側もすることができる(これは2011年の「書簡」で要求された点だ)。
5.結論が確定し、加害があったと認定されたら、被害者個人、及びコミュニティにとって二度と同様なことが起きないように、加害者に罰則を与える。裁定の最大の罰則は退学となる。

なお、一連の調査や決定は、警察の捜査とは独立してTitle IXオフィスにより行われる。適用される基準が異なることもあり、決定が司法刑事制度による判決と異なることもありうる。

私は、ミシガン大学の大学院生の時にストーキングの被害にあったことがある。1990年代で、Title IXに性暴力もストーキングも含まれてはいなかった時代だ。その時には、ミシガン大学の「学生行動規範」に基づき私が原告として訴え、学内裁判のような審問(ヒアリング)のプロセスを経て、被告側の学生への処分決定が出た。私の場合は裁判長役のロースクールの教員が決定を下す方法となったが、裁判員システム的な方法を使う場合もある。クラカワーの『ミズーラ』では、「学生行動規範」のもとでの大学裁判所での審問を通じて、被害者への二次被害がこれでもか、これでもかと積み重ねられていく様子が描かれていたが、当時のミシガン大学の「学生行動規範」による制度にも審問が含まれており、同様の事態が起きうる。私自身、審問の間、被告側の学生(加害者)とは同室にいなくてはならず、さらに質問にも答える必要が、相当の緊張や恐怖を強いられる経験だった。

2011年の「書簡」は、以前はほとんどの大学で実践されていたという、告発者への反対尋問を行わないことを強く推奨した。シェーファーさんによれば、今もまだ「学生行動規範」モデルを使っている大学もあるが、その数はだいぶ減ったという。例えば現在のモンタナ州立大学では、コーディネーターの指揮のもとにTitle IXオフィスがすべての調査を行い、告発した側、された側が同席する審問は行わずに結論を出す。

私がストーキング被害にあった際には自ら大学警察、市の警察、隣の市の警察など複数の警察や、大学内でも複数のオフィスに連絡せざるを得なかった。また、被害者が複数いた事件だったため、同じ大学のみならず、近隣の様々な街や隣町の大学にも広がっており、被害届が別の警察署に出され、横の連携が取れないという問題もあった。そもそもストーキングなどの犯罪は、必ずしも大学キャンパス内で起きるのみならず、どこでも起きうるものだ。シェーファーさんに聞いてみると、現在のTitle IX担当者は、そうした様々な関連機関の連携を担う役割をも担っているという。被害者にとって、同じ自らが被害にあったストーリーを何度も繰り返し違う人たちに説明をするということだけでも、ストレスが溜まる経験であり、二次被害ともなりうることだからだ。

クラカワー『ミズーラ』で描かれたモンタナ大学(モンタナ州ミズーラ市)で2012年に発生したレイプ事件の場合、2011年の「書簡」送付から半年も経っていなかったため、大学側が立証責任の新基準を学生行動規範に反映するのが遅れており、どの証拠基準を採用するかで混乱があった。また、州の高等教育局も「書簡」で定められた「証拠の優越」基準を無視するなど、制度があまりに整っておらず、問題がある対応が目立った。その後、ミズーラのモンタナ大学にはメディアが注目し、米国司法省の調査が入るなどもあり、制度の変更を余儀なくされた結果、性的暴行対応の制度は大幅に改善されたと、現役の同校教員は語っている。

◎トランスジェンダーに関する「書簡」

もう一つ、オバマ政権が大学キャンパスに与えた大きな影響は、LGBTへの差別撤廃への動きだった。2014年、オバマ大統領は、職場におけるLGBTの差別を禁止する大統領令を発行。そして、 2016年には、教育省公民権局と司法省公民権局が連名で、トランスジェンダーの学生に関する書簡(Dear Colleague Letter)を出した。学生の性自認やトランスジェンダーであることに基づく差別もTitle IXが禁止した性差別の範疇だとしたのだ。

例えば学校は、学生が望む性自認に合わせて、大学関係書類を発行したり、学生が望む性別の代名詞を使って呼ばれるようにすること、またトランスジェンダーの学生の性自認にあった、トイレやロッカールームなどの設備を使える環境を整えることなどが必要だとした。シェーファーさんはこの書簡をとても充実したものだと高く評価するが、その反面、ほとんどの大学はこの書簡の内容に従う準備が追いついておらず、反発や混乱も大きかったともいう。

こうしたオバマ政権の一連の政策により、大学におけるLGBTに関する対応は大きく変わった。さらにそれとともに、あるいはこうした動きをリードした形で、大学キャンパスにおけるLGBTの学生たちの積極的な運動が与えた影響は多大で、モンタナ州立大学も全く例外ではなかった。ちょうど私がモンタナ州立大学にきてすぐにオバマが大統領に就任したが、この8年間、LGBTの学生団体が大学や市、地元メディアへの働きかけなどを積極的に行い続け、LGBTをめぐる状況は大きく変化した。

◎課題は何か

現在のTitle IXに関連した課題は何か。

「何よりもまず、被害が報告される数を上げることです。レポートしやすくすること」それをまず達成することが現段階では重要なのだとシェーファーさんは強調した。被害の届け出が増えるということは、人々がそれについて話しているということ、そういう環境が作られているということになるから、と。被害の届出が少ないのは、事件が起きていないというより、むしろ隠蔽されている可能性の方が高い。現段階では被害の届出が多ければ多いほど、大学内での性暴力対応の試みが成功していると解釈されると言うことだ。もちろん、事件がそもそも起きないような環境づくりも大切であることは当然だ。通常の職場などに比べ、大学は人の移り変わりが激しいことが特色でもあり、常に性暴力やハラスメント問題について教育しつつ、対話ができる環境を作ることも大切だという。

さらにシェーファーさんは続けた。

「キャンパスでの性暴力問題が、白人でヘテロセクシャル、シスジェンダー、上流階級の問題として認識されがちであることも大きな問題なんです。沈黙させられている学生層がまだまだたくさんいます。特に留学生は沈黙させられていることが多く、最大の課題だと思います」

性暴力に対応する上でも、人種、民族、セクシュアリティや性自認、階層や障害などに基づく様々な状況や差別も絡む。常に「インターセクショナリティ」を意識して対応する必要がある問題なのだとシェーファーさんは強調した。

さらには、アメリカの大学が変わり、これだけ性暴力対応をすべきだという機運が高まり、教職員にも対応義務が生じた。良い展開なのだが、そんな中で、「教員や職員の中にも、性暴力のサバイバーがいるのは確実だろう。これだけ性暴力の対応をしなくてはいけなくなった状況で、サバイバーの教職員は実は自らが抱えるトラウマを想起させられるなど、厳しい思いをしている場合もあるのでは」という思いも頭をもたげるという。そうした教職員自身が抱えてしまうかもしれない問題の対応については、まだまだ話されていないことで今後の課題だという。

シェーファーさんは続ける。

「キャンパスの性暴力の問題は、グローバルな課題でもあるんです。例えば、モンタナ州立大学の学生が交換留学などで海外に行った場合どうなるのか、我々は我々の基準で対応したくても、現地ではまた違うかもしれない。そうした場合、自分たちの大学でだけ性暴力問題に対応しているから良いという問題ではないわけです」

シェーファーさんによれば、今、キャンパスでの性暴力問題については、インド、カナダ、オーストラリア、イギリスなどでも議論が起き、そうした国々の人たちとも情報交換ができる状況になってきたという。

「日本は今、どうなっているんですか? 日本もこの国際的に行われているキャンパスの性暴力をめぐる議論に入ってくれたらすごく意味がある。色々情報交換をして、一緒にキャンパスの性暴力の問題を解決していきたいんです。そういう意味でも、『ミズーラ』が日本語に翻訳されたのは、とても意味があることだと思います。『ミズーラ』について日本の読者がどういう感想を抱いているのか、ぜひ私も知りたいですよ」

さらに、2016年に「書簡」が出たばかりの大学でのトランスジェンダー学生への差別の撤廃に関しては、大学での対応が追いついておらず、課題は山積みという状況であるという。トランスジェンダーのトイレ問題はアメリカの保守派の反発が特に強く、トランプ政権となった現在、LGBTの権利の中でもトランスジェンダーへの差別撤廃は最も後退が危惧される状況となっている。

◎トランプ政権でどうなるのか

トランプ政権下のアメリカで、女性やLGBTの人権に関する政策の後退が懸念されている。そんな中、トランプ大統領は、富豪で教育問題の慈善家ベッツィー・デボス氏を教育省長官に指名した。デボス氏は公教育に関わった経験がなく、承認に関する上院公聴会でも知識の少なさを露呈し、批判が殺到した。2月14日、デボス氏の承認投票は上院において異例の賛否同数となり、史上初めて議長を務めるペンス副大統領が投票する展開となり、ようやく承認された。

このデボス氏の公聴会で、2011年のTitle IX「書簡」、すなわち学校における性暴力についてのガイドラインに関する質問があった。だが、自身の立場を問われたデボス氏は、それについて答えるのは時期尚早だと述べた。もともとTitle IXに基づく性暴力対策にトランプ政権は消極的なのではないかと懸念されてはいたが、このデボス氏の回答によって、アメリカの教育現場における性暴力対応の後退の可能性が高いと考えられる状況だ。

トランプ政権下では、キャンパス・レイプの問題に関しても、トランスジェンダーへの差別撤廃に関しても、後ろ向きになることが予測される。シェーファーさんは、「今後どうなるかは現段階(2016年12月)ではわからないが、法律が変わらない限り、今までの動きを大学では続けたい」と答えた。積み重ねてきたこの動きはそう簡単に止まるようなものではないはずだと。

現実にはまだまだキャンパスにおける性暴力問題は解決とは程遠い状況でもある。クラカワーによれば、大学の審理プロセスは各校でかなりばらつきがあり、混乱状態で方針が機能していない大学も多いという(クラカワー p.478)。性的暴行やセクシュアルハラスメントなどに関して、Title IXの規定に基づき、連邦政府が大学の取り扱いに不手際があったとして捜査を行なったケースは367件にものぼり、そのうち解決されたのは58件にすぎない(2017年2月15日現在)。デボス新教育長官の下で、過去8年間Title IXのもとで急速に進んできた様々な取り組みが今後どうなるのか、予断を許さない状況にある。

追記:2月22日、NYタイムズ紙など米メディアは、トランプ政権が、オバマ政権が2016年の「書簡」で出したトランスジェンダーの生徒や学生の性自認にあったトイレやロッカールームなどの設備を使えるように求める指針を取り消す予定だと報じた。間も無く新たな指針が出されるという。

追記2:現地時間の2月22日、トランプ政権は新たに「同僚への書簡」を出し、オバマ政権のトランスジェンダーの生徒や学生が、学校や大学で自らの性自認にあったトイレを支える環境を整えるとした指針を取り消した。(NYタイムズ記事)デボス教育長官が指針撤回への懸念を示したものの、セッションズ司法長官やトランプ大統領が強くオバマ政権の方針撤回を推したと報道されている。

■ 山口智美
モンタナ州立大学社会学・人類学部教員。ミシガン大学大学院人類学部博士課程修了、Ph.D. 日本の社会運動を研究テーマとし、70年代から現在に至る日本のフェミニズム運動、2000年代の右派運動などを追いかけている。共著に、『社会運動の戸惑いーフェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(斉藤正美・荻上チキとの共著、勁草書房2012)、『海を渡る「慰安婦」問題ー右派の歴史戦を問う』(能川元一・テッサ・モーリスースズキ・小山エミとの共著、岩波書店2016)、共編に『行動する女たちの会資料集成 全8巻』(行動する会復刻版資料編集委員会編、六花出版2015, 2016)など。現在、『田嶋陽子論』(斉藤正美との共著)と、日本の草の根保守運動についての単著を執筆中。「24条変えさせないキャンペーン」呼びかけ人。

Hey! Say! JUMPが『ミュージックステーション』に登場! 2月24日(金)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
20:54~22:48 『たけしのニッポンのミカタ! SP』(テレビ東京系) 国分太一

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
9:50~11:25 『ノンストップ!』(フジテレビ系) 坂本昌行 ※「One Dish」コーナー
23:15~23:45 『晴れ、ときどきファーム!』(NHK BSプレミアム) 長野博

 

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商魂たくましいAKB48・小嶋陽菜、卒コン前後に原宿で“退職金”を荒稼ぎ!? 用意周到な計画が……

商魂たくましいAKB48・小嶋陽菜、卒コン前後に原宿で退職金を荒稼ぎ!? 用意周到な計画が……の画像1
 今月21、22日に大々的に卒コン「こじまつり」を国立代々木競技場第一体育館で開催したAKB48の“こじはる”こと小嶋陽菜。そんな小嶋がこの卒コンに連動し、特に原宿を中心に稼ぎまくったのだという。  小嶋は2月に入ってからは自身がプロデュースするポップアップショップ『22;market』を期間限定でオープン。こちらは東京・大阪・名古屋の3都市展開で、9日にオープンした東京店は、代々木体育館から程近いラフォーレ原宿内で展開。さらに、16日からはこのラフォーレ原宿の目と鼻の先にあるサマンサタバサ表参道GATESポップアップデジタルストアにて「小嶋陽菜×Sweet×Samantha Thavasa スペシャルコラボショップ」を、こちらも期間限定で展開している。 「ショップが原宿に集中していることに、小嶋は8日の『22;market』内覧会で、『卒コンに合わせて、原宿でイベントをできないかなって思って』と言っていました。しかも、だいぶ前から練られていたようで、『22;market』で売るTシャツのデザインも、ロサンゼルスに行って決めたものがあるそうですが、ならば昨年の11月には動き出していたことになります。16日のスペシャルコラボショップイベントでは、卒コンのセットリストも『10月の段階から決めていて』と、説明。この日のために、相当前からさまざまな企画が同時進行していた様子が伺えるだけに、その期間に卒業のことを積極的に言及しなかったこともある意味うなずけます」(ワイドショー関係者)  さらに、これらの店舗を比べてみると、結構計算高い感じがするいう。 「両店では、アイテムのカテゴリ自体がバッティングしないようにしたりと、念入りに準備してきている感じをうかがわせています。8日のイベントでも、小嶋は『このお店を作る作業が忙しすぎて、卒業コンサートのことはすっかり忘れていました』と言っていて、小嶋のキャラクターもあってか話半分に聞いている記者が多かったのですが、これだけ大型コラボを展開するとなると本当に忙しかったのでは? また、卒コン後のことを聞かれて『何もしたくない』『休みたい』とコメントしてましたが、そう言えるくらいAKB48からの“退職金”をしっかり稼いだという実感があるのかもしれません」(同)  こうした小嶋の努力のかいあってか『22;market』のオンラインストアでは「SOLD OUT」が続出したり、同店Twitterでは入店が2時間待ちの日があるというほどの盛況。サマンサタバサ表参道GATESポップアップデジタルストアの方はといえば、公式サイトで22日の営業時間について「お仕事帰りのお客様はもちろんコンサート帰りのお客様にも」という配慮を示す形で「オープン時間を22:00までに延長致します」と掲載、理由がどうであれ商魂のたくましさも見せている。  卒コンでは、小嶋のAKB卒業日は4月19日と発表もあったが、そのあたりで“もう一稼ぎ”はあるのだろうか……。

吉高由里子『タラレバ娘』またまた原作レイプ!? 陳腐な恋愛ドラマに成り下がりか

吉高由里子『タラレバ娘』またまた原作レイプ!? 陳腐な恋愛ドラマに成り下がりかの画像1
 東京五輪までに結婚を目指す女性たちを描く『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の第6話。平均視聴率は前回から1ポイントアップの12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。  前回、スーパーで買い物をしていた倫子(吉高由里子)を、奥田(速水もこみち)がキャベツ片手に「一緒に食べませんか?」とナンパ。晴れて付き合うこととなった2人ですが、その後、どうなったのでしょうか? 早速、あらすじを振り返っていきましょう。 ※前回のレビューはこちら

さよなら、もこみち……

 ルックスも性格もいいうえに、女性に尽くし、あっちのほうも最高な奥田とラブラブな日々を送る倫子。同時に、数年ぶりの“彼氏持ち生活”に「幸せー! なんだけど、なんか落ち着かない」と窮屈さを感じつつ、「嫌われたくない!」という一心で相手のペースに合わせようとします。  また、脱サラして“映画バー”を始めるほど映画好きな奥田ですが、おすすめの映画を相手にガンガン押し付けてくるタイプ。会話にやたらと映画の話を挟んでくるほか、「倫子さんが好きそうなフランス映画、選んどいたよ!」とプレゼントしたり、「『ダークナイト』、俺の一押し!」と自分が好きな映画をやたらと倫子と一緒に見たがります。  そんなマイペースの奥田に対し、「これも幸せのための試練!」と本音を隠したまま交際を続ける倫子。しかし、「(彼氏に)黒髪似合うんじゃないかって言われて、染めちゃいました」と、金髪から黒髪に変貌したマミ(石川恋)を目の当たりにし、“彼色”に染まることのできない自分に悩み始めます。  さらに、倫子が脚本家を目指すきっかけとなった『セックス・アンド・ザ・シティ』を、奥田に「あれは映画じゃないでしょう」「登場人物が恋愛しか考えてないような話って、テーマが見えない」と全否定されたことで、絶望的な気持ちに。  その晩、落ち込んでいると、「やっと気付いたレバね」「遅すぎタラ」と、倫子にしか見えない生物“タラ”と“レバ”が登場。「間違いはここから始まったんレバ」と、第5話で倫子が「決めた! 私、この人(奥田)のこと、好きになる!」と心の中で叫んだシーンが回想され、「恋愛ってそういうものレバか?」「好きになろうとして好きになるものじゃないタラ」と説教されます。  これに、倫子は「私、間違ってた。『恋はしようと思ってするもんじゃない、落ちるものだ』って、脚本のセリフで書いたことがある。それなのに、私は大バカ者だ……」と、スペックだけで人を好きになろうとしたことを猛省。  あくる日、奥田に別れを切り出し、屋上から「ごめーん! 未来の私ー!」と叫んで、第6話は終了です。

テーマのすり替えは、ナゼ起きた?

 ん? あれ? 倫子と奥田のくだりって、こんなに陳腐な話でしたっけ……。いや、私は決して、原作原理主義とかってわけじゃないんですよ。ただ、これは見過ごせない!  原作では、“妥協できない女”の苦悩が見事に、そして残酷に描かれています。妥協できない側の人間であることを受け入れ、イバラの道を進む倫子が、悲しくも生き生きと描かれているんです。ほんと泣けるんですよ……。  実際、世の結婚できない女性の多くが、この“妥協”という部分で苦しんでいるし、第6話はそんな独身女性にグサグサと刺さるテーマだったはずなんです。  しかし、ドラマでは、倫子が奥田を好きになろうとしたこと自体を「間違いだった」と否定し、挙げ句、倫子が「恋はしようと思ってするもんじゃない、落ちるものだ」と、太古の昔から少女マンガで語られてきた陳腐なセリフをブッ込んでくるんですよ、うう……。  このせいで、“妥協”というテーマが一気にズレて、急に安っぽい恋愛ドラマみたいになってしまったんです。これやられたら、「はいはい、テレビドラマってそういうものですか」って、最終回まで期待が持てなくなっちゃいますよ。  しかも今回、倫子のセリフに「『セックス・アンド・ザ・シティ』否定されちゃったんだよね。私、あれ見て、脚本家になるって決めたんだ。見てる女の人にグサグサ刺さるようなドラマを作りたいって」っていうのがあるんです。なのに、ドラマ自体がグサグサ刺さらない仕様になってるという。  さらに、原作の倫子は、奥田について、映画の話以外でイヤなことは「ない」と明言していますが、ドラマではそのへんも「笑いのツボが違う」とか「一緒にいて楽しくない」とか「奥田さんのとこ行ったら、緊張しちゃって落ち着かない」とか、いろんな理由が加えられていて、これも“妥協”というテーマを薄める原因になっています。  これって、わざとなんでしょうか? いろいろなパターンの“恋愛あるある”を入れて、視聴者の共感を得る作戦なのでしょうか? このドラマは、ただでさえ「バンドマンの女関係はクソ」という壮大な“あるある”が入っているというのに……。  というわけで、不満をウダウダと垂れ流してきましたが、やっぱり3人の女子会シーンはすこぶる楽しいし、マミちゃんはかわいいし、小雪(大島優子)の不倫相手の丸井(田中圭)や、バンドマンの涼(平岡祐太)のクソっぷりにはグッと来ます! そういえば、KANA-BOONのベースの人って、バンドマンなうえに不倫ですね。クソですね、あはは。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

V6・森田剛&宮沢りえ、「結婚一直線」を予期させる“バレンタイン箱根旅行”報道

 一度燃え上がった大人の恋は、消えることはなかった。女優・宮沢りえ(43)とV6・森田剛(38)の“バレンタインデート”が発覚した。バレンタイン前日、2人は神奈川・箱根町の超高級温泉旅館の1泊8万円以上する離れの特別室に午後8時頃にチェックインした。駐車場が奥まっているつくりで、過去にお忍びで宿泊した芸能人も多い有名人御用達の宿。宮沢の小学1年生の娘の姿はなかったというから、“2人きり”の婚前旅行だったのだろう。

 2人が出会ったのは昨年8月の舞台。同年5月に逝去した演出家・蜷川幸雄の追悼公演『ビニールの城』だった。長くこじれていた宮沢と前夫の離婚が正式に決まったのは同年3月、宮沢の新しい恋を邪魔するものは誰もおらず、意気投合した2人はすぐに交際をスタートさせたようだ。

 2人は、周囲の目を気にせずに、堂々と交際を続けていくる。恋愛問題にうるさい森田の所属事務所も公認ということなのだろう。渋谷・代官山の書店に立ち寄った2人が、その後、楽しそうに宮沢のマンションに消えたと報じられたのは昨年の10月だった。翌朝、宮沢の自宅マンションを出た森田は、V6が出演する渋谷・代々木のイベント会場に向かい、その客席には、森田を見つめる宮沢と7歳の娘の姿もあったという。交際2カ月で、娘も公認の仲になっていたようだ。そして翌日、2人は3泊4日の沖縄旅行に出かけた。飛行機の中では、客室乗務員や乗り合わせた客の目も気にせず、ずっと手をつなぎあっていたといい、沖縄での2人の行動は、一般客に写真を撮られ、Twitterにもアップされた。そして年末には、渋谷のカメラショップでの仲睦まじいショッピングの様子も報じられるなど、目撃情報は後を絶たない。

 テレビCMでデビューして30年、国民的アイドルから、いまや日本を代表する女優になった宮沢。昨年公開の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で、「第40回日本アカデミー賞」主演女優賞を始め、数々の主演女優賞を受賞し、いまや乗りに乗っている宮沢の“愛”は、それこそ本当に熱そうだ。

 宮沢は仕事も順調で、1月18日から3月12日まで、東京・芸術劇場プレイハウスで舞台『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』に妻夫木聡、古田新太らと共演中。そんな中できた、たった2日間の貴重な休演日である2月13~14日に、森田と箱根旅行をしていたのだ。感じ取れるこの愛の真剣さから、結婚に向かって一直線なのかもしれない。

石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。