テレビ朝日が、4月から中高齢向けの“昼ドラ”枠を設けると発表した。放送時間は、月曜日から金曜日の昼0時30分から同50分までの20分間。第1弾は、『北の国から』(フジテレビ系)などで知られる大御所・倉本聰氏が手掛ける『やすらぎの郷(さと)』。 物語の舞台は、テレビの全盛期を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストなど“テレビ人”だけが入居できる老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」。家族、財産、過去への想い、恋、死への恐怖、芸術への心残り……といった多岐にわたるテーマで、入居者たちの姿がユーモラスに描かれるという。 主演は石坂浩二。脇には、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫、風吹ジュン、常盤貴子、草刈民代といった大女優が勢ぞろいしている。 「昼ドラといえば、無名俳優や旬を過ぎた俳優が多数出ていたフジテレビの“昼メロ”のイメージが強いだけに、ネット上では『豪華すぎる』と驚きの声が相次いでいる。当然、これだけのメンツを揃えれば、制作費は相当のもの。ゴールデン帯の連ドラと同等の予算をつぎ込んでいるようです。お金のかけ方からも、テレ朝の期待の高さがうかがえます」(テレビ誌記者) 昼帯の年間平均視聴率は、2012年以来5年連続で『ひるおび!』(TBS系)が首位に。昨年の年間平均視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。 「テレ朝は14年、『ワイド!スクランブル』を2部制にし、正午スタートの『徹子の部屋』を挟む形にしたが、これが大失敗。ニュースを見たい視聴者は、みんなTBSに流れてしまった。また、ゴシップ色を強め、トークバトル番組にリニューアルした『バイキング』(フジテレビ系)も、最近は主婦層の取り込みに結果を出し始めている。シニア向け昼ドラ枠の新設は、『主婦層を捨てる』というテレ朝の宣言ともいえそう」(同) 独自路線をより明確にしたテレ朝。昼帯の視聴率争いに、大きな変化が生まれるかもしれない。テレビ朝日公式サイトより
日別アーカイブ: 2017年2月1日
テレビ朝日が主婦層を「完全に捨てた」!? 『徹子の部屋』の失敗を“豪華な昼ドラ”で取り戻せるか
テレビ朝日が、4月から中高齢向けの“昼ドラ”枠を設けると発表した。放送時間は、月曜日から金曜日の昼0時30分から同50分までの20分間。第1弾は、『北の国から』(フジテレビ系)などで知られる大御所・倉本聰氏が手掛ける『やすらぎの郷(さと)』。 物語の舞台は、テレビの全盛期を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストなど“テレビ人”だけが入居できる老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」。家族、財産、過去への想い、恋、死への恐怖、芸術への心残り……といった多岐にわたるテーマで、入居者たちの姿がユーモラスに描かれるという。 主演は石坂浩二。脇には、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫、風吹ジュン、常盤貴子、草刈民代といった大女優が勢ぞろいしている。 「昼ドラといえば、無名俳優や旬を過ぎた俳優が多数出ていたフジテレビの“昼メロ”のイメージが強いだけに、ネット上では『豪華すぎる』と驚きの声が相次いでいる。当然、これだけのメンツを揃えれば、制作費は相当のもの。ゴールデン帯の連ドラと同等の予算をつぎ込んでいるようです。お金のかけ方からも、テレ朝の期待の高さがうかがえます」(テレビ誌記者) 昼帯の年間平均視聴率は、2012年以来5年連続で『ひるおび!』(TBS系)が首位に。昨年の年間平均視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。 「テレ朝は14年、『ワイド!スクランブル』を2部制にし、正午スタートの『徹子の部屋』を挟む形にしたが、これが大失敗。ニュースを見たい視聴者は、みんなTBSに流れてしまった。また、ゴシップ色を強め、トークバトル番組にリニューアルした『バイキング』(フジテレビ系)も、最近は主婦層の取り込みに結果を出し始めている。シニア向け昼ドラ枠の新設は、『主婦層を捨てる』というテレ朝の宣言ともいえそう」(同) 独自路線をより明確にしたテレ朝。昼帯の視聴率争いに、大きな変化が生まれるかもしれない。テレビ朝日公式サイトより
ジェームズ・キャメロン監督、「『タイタニック』のジャックは助かったのでは?」の質問にイラッ!
『ターミネーター』(1984)の脚本と監督で注目を集め、『エイリアン2』(86)、『アバター』(2009)など数多くのメガヒット作を手がけてきた巨匠ジェームズ・キャメロン監督。海とSFを愛する彼は、壮大なドキュメンタリー番組を制作することでも知られている。そんなジェームズが、米ナショナルジオグラフィック・チャンネルで1月29日にプレミア放送された『Atlantis Rising』のプロモーションのため、米大手ニュースサイト「The Daily Beast」のインタビューに応じ、海底探検への思いを熱く語った。
同番組は「伝説の超古代文明アトランティスが沈んでいる海を探す」というロマンあふれる冒険ドキュメンタリー。ジェームズは番組の制作総指揮を務め、探検・調査にも参加している。ジェームズはインタビューの中で、深海探査の道筋をつけてくれたのは20年前に世界的な大ヒットとなった映画『タイタニック』(97)だと発言。「『タイタニック』は悲劇のラブストーリーを伝えるために製作した。でも難破船を探究し、リアルに描きたいという強い気持ちもあったんだ」と明かした。
これに対してインタビュアーは「『タイタニック』といえば、ぜひともお聞きしたいことが!」「長い間、みんなが疑問に思ってきた、“板にはジャック(レオナルド・ディカプリオが演じた役)が乗れる余裕もあったんじゃないのか。助かる可能性もあったんじゃないか”という件なんですが」と切り出した。
映画終盤、豪華客船タイタニック号が沈み、海に放り出される形となったジャックとローズ(ケイト・ウィンスレット)は浮遊していた船のドアにたどり着く。ドアは2人の体重を支えきれなかったため、ジャックは愛するローズだけを乗せ、自分は海に浸り、ドアにしがみつくローズを励ましながら救助を待つ。ところが、あまりの寒さにジャックは凍死。海の底に沈んでいくというシーンがあり、インタビュアーはこのことを指しているのだ。
インタビュアーは、長年ファンの間で議論されてきた質問をジェームズにぶつけ、「実際(2人を乗せる)余裕があったのなら、『その通り』、というお言葉が聞きたいのですが」と迫る。ジェームズは「その話をするのかい?」と笑いながら、「いいかい? とっても、とってもシンプルな話なんだ。台本の147ページに『ジャックは板から降り、彼女が生き延びれらるようスペースを譲る』と書いてあるんだよ」と冷たく言い放ち、「どうだ、シンプルだろう」と念を押すように繰り返した。
そして、「事後分析したければ、どうぞご自由に。君が話しているのは『怪しい伝説』で放送されたエピソードのことだろう?」と、12年に放送された検証番組『怪しい伝説』シーズン10第14話「Titanic Survival」について語りだした。ジェームズは「OK、じゃ、やってみよう。君がジャックで、君はマイナス2度の水の中に浸かっている。君は次第に低体温に陥っていく。『怪しい伝説』は、ここで君とローズのライフジャケットを脱がせて、板の下に潜り込んで、それらを縛り付けるよう指示するんだよね。すぐに流されないように、どうにかしてしっかり縛り付けなければならない」と、「Titanic Survival」の検証内容について解説。
「つまり、君はマイナス2度の水の中に潜り続け、5~10分かけて、これをやり遂げなくてはならないんだよね。作業が終わって板の上に戻る頃には、君は死んでるよ。ということは、これはうまくいかないということだ」と断言し、「ジャックにとってのベストチョイスは、上半身を海から出して救助を待つことだった。死んでしまう前に、誰かが彼をボートか何かに引き揚げてくれることを祈るのが最良の選択肢だったのさ」とあらためて強調した。
なお、ジェームズはこの「Titanic Survival」に特別ゲストとして出演。メインキャスターの1人であるアダム・サヴェッジから「我々の検証では、2人とも生き延びることができたという結果が出たんです!」とドヤ顔で告げられると、一瞬にして不機嫌に。検証の内容を解説する別のメインキャスター、ジェイミー・R・ハイネマンの顔を怒りに満ちたような目でにらみつけながら聞いていた。そしてため息をつくと、「君たちは、わかってないね。台本に『ジャックは死ぬ』と書いてあれば、ジャックは死ななければならないんだ」「板はもう少し小さくするべきだったかもしれない。その点はしくじったと思うよ。でもジャックは沈み、死ななければならないんだ」と断固主張。アダムとジェイミーはその剣幕に押され、「反論できないよ」と意気消沈していた。
そんな『怪しい伝説』を振り返り、ジェームズは、「2人はおもしろい奴らだったよ。一緒に番組に出られて、とても楽しかった」と好意的にコメント。が、その直後、「でも、正直、くそまみれのうそつき野郎だったね」と冷たくディスったのだ。
実はジェームズ、サディスティックな完璧主義の監督として知られている。撮影現場に携帯電話を持ち込まれるのが大嫌いな彼は、釘を板などの材料に打ち込む工具、ネイルガンを持ち歩いており、携帯が鳴った途端、取り上げて壁に打ち付けてしまうと伝えられている。
また、出演者に対しても、ジェームズは容赦しないことで有名。『タイタニック』でローズを演じたケイトは、「凍り付くような水に入れられ、めちゃくちゃ寒い状況の中で長時間撮影をした」「『お願いだから死なせて』と思ったほど」と暴露。ジェームズと結婚していた『ターミネーター』の出演女優リンダ・ハミルトンは、彼との夫婦関係を「すべてにおいて最悪だった」と回想。自分の思い通りにしたがる冷酷な男なのだと示唆しているのだ。そんなジェームズだから「なぜ、いつまでも『ジャックは生きられたはず』と無意味な議論をするのか」という怒りと、サドな性格から、思わず「くそまみれのうそつき野郎」というひどい言葉が出てしまったのだろう。
今回のインタビューだが、ムッとしたのはこの『タイタニック』のジャックの話題のみで、あとはにこやかに対応していた様子。今年8月に『アバター』続編シリーズの撮影を開始することも発表し、ファンを大喜びさせている。
ジェームズ・キャメロン監督、「『タイタニック』のジャックは助かったのでは?」の質問にイラッ!
『ターミネーター』(1984)の脚本と監督で注目を集め、『エイリアン2』(86)、『アバター』(2009)など数多くのメガヒット作を手がけてきた巨匠ジェームズ・キャメロン監督。海とSFを愛する彼は、壮大なドキュメンタリー番組を制作することでも知られている。そんなジェームズが、米ナショナルジオグラフィック・チャンネルで1月29日にプレミア放送された『Atlantis Rising』のプロモーションのため、米大手ニュースサイト「The Daily Beast」のインタビューに応じ、海底探検への思いを熱く語った。
同番組は「伝説の超古代文明アトランティスが沈んでいる海を探す」というロマンあふれる冒険ドキュメンタリー。ジェームズは番組の制作総指揮を務め、探検・調査にも参加している。ジェームズはインタビューの中で、深海探査の道筋をつけてくれたのは20年前に世界的な大ヒットとなった映画『タイタニック』(97)だと発言。「『タイタニック』は悲劇のラブストーリーを伝えるために製作した。でも難破船を探究し、リアルに描きたいという強い気持ちもあったんだ」と明かした。
これに対してインタビュアーは「『タイタニック』といえば、ぜひともお聞きしたいことが!」「長い間、みんなが疑問に思ってきた、“板にはジャック(レオナルド・ディカプリオが演じた役)が乗れる余裕もあったんじゃないのか。助かる可能性もあったんじゃないか”という件なんですが」と切り出した。
映画終盤、豪華客船タイタニック号が沈み、海に放り出される形となったジャックとローズ(ケイト・ウィンスレット)は浮遊していた船のドアにたどり着く。ドアは2人の体重を支えきれなかったため、ジャックは愛するローズだけを乗せ、自分は海に浸り、ドアにしがみつくローズを励ましながら救助を待つ。ところが、あまりの寒さにジャックは凍死。海の底に沈んでいくというシーンがあり、インタビュアーはこのことを指しているのだ。
インタビュアーは、長年ファンの間で議論されてきた質問をジェームズにぶつけ、「実際(2人を乗せる)余裕があったのなら、『その通り』、というお言葉が聞きたいのですが」と迫る。ジェームズは「その話をするのかい?」と笑いながら、「いいかい? とっても、とってもシンプルな話なんだ。台本の147ページに『ジャックは板から降り、彼女が生き延びれらるようスペースを譲る』と書いてあるんだよ」と冷たく言い放ち、「どうだ、シンプルだろう」と念を押すように繰り返した。
そして、「事後分析したければ、どうぞご自由に。君が話しているのは『怪しい伝説』で放送されたエピソードのことだろう?」と、12年に放送された検証番組『怪しい伝説』シーズン10第14話「Titanic Survival」について語りだした。ジェームズは「OK、じゃ、やってみよう。君がジャックで、君はマイナス2度の水の中に浸かっている。君は次第に低体温に陥っていく。『怪しい伝説』は、ここで君とローズのライフジャケットを脱がせて、板の下に潜り込んで、それらを縛り付けるよう指示するんだよね。すぐに流されないように、どうにかしてしっかり縛り付けなければならない」と、「Titanic Survival」の検証内容について解説。
「つまり、君はマイナス2度の水の中に潜り続け、5~10分かけて、これをやり遂げなくてはならないんだよね。作業が終わって板の上に戻る頃には、君は死んでるよ。ということは、これはうまくいかないということだ」と断言し、「ジャックにとってのベストチョイスは、上半身を海から出して救助を待つことだった。死んでしまう前に、誰かが彼をボートか何かに引き揚げてくれることを祈るのが最良の選択肢だったのさ」とあらためて強調した。
なお、ジェームズはこの「Titanic Survival」に特別ゲストとして出演。メインキャスターの1人であるアダム・サヴェッジから「我々の検証では、2人とも生き延びることができたという結果が出たんです!」とドヤ顔で告げられると、一瞬にして不機嫌に。検証の内容を解説する別のメインキャスター、ジェイミー・R・ハイネマンの顔を怒りに満ちたような目でにらみつけながら聞いていた。そしてため息をつくと、「君たちは、わかってないね。台本に『ジャックは死ぬ』と書いてあれば、ジャックは死ななければならないんだ」「板はもう少し小さくするべきだったかもしれない。その点はしくじったと思うよ。でもジャックは沈み、死ななければならないんだ」と断固主張。アダムとジェイミーはその剣幕に押され、「反論できないよ」と意気消沈していた。
そんな『怪しい伝説』を振り返り、ジェームズは、「2人はおもしろい奴らだったよ。一緒に番組に出られて、とても楽しかった」と好意的にコメント。が、その直後、「でも、正直、くそまみれのうそつき野郎だったね」と冷たくディスったのだ。
実はジェームズ、サディスティックな完璧主義の監督として知られている。撮影現場に携帯電話を持ち込まれるのが大嫌いな彼は、釘を板などの材料に打ち込む工具、ネイルガンを持ち歩いており、携帯が鳴った途端、取り上げて壁に打ち付けてしまうと伝えられている。
また、出演者に対しても、ジェームズは容赦しないことで有名。『タイタニック』でローズを演じたケイトは、「凍り付くような水に入れられ、めちゃくちゃ寒い状況の中で長時間撮影をした」「『お願いだから死なせて』と思ったほど」と暴露。ジェームズと結婚していた『ターミネーター』の出演女優リンダ・ハミルトンは、彼との夫婦関係を「すべてにおいて最悪だった」と回想。自分の思い通りにしたがる冷酷な男なのだと示唆しているのだ。そんなジェームズだから「なぜ、いつまでも『ジャックは生きられたはず』と無意味な議論をするのか」という怒りと、サドな性格から、思わず「くそまみれのうそつき野郎」というひどい言葉が出てしまったのだろう。
今回のインタビューだが、ムッとしたのはこの『タイタニック』のジャックの話題のみで、あとはにこやかに対応していた様子。今年8月に『アバター』続編シリーズの撮影を開始することも発表し、ファンを大喜びさせている。
若い男に射精してもらえなくなるショック――“ババア”になる前に読んでおきたい『私という病』
今回は趣向を変えて、小説ではなくエッセイをご紹介しようと思う。今から10数年前、作家の中村うさぎ氏がデリヘル嬢になったことを覚えている方はいるだろうか? 彼女のデリヘル嬢体験ルポは雑誌に掲載され、にわかに読者がざわついていたように記憶している。
中村氏の『私という病』(新潮社)は、デリヘル嬢となったいきさつから、その体験ルポ、そしてその後の彼女の心境が生々しく綴られている。
中村氏がデリヘル嬢になろうと思ったきっかけには、とあるホストの存在があった。一回り年下のホストのことを愛した彼女は、金を出させるためのテクニックだと知りつつも、彼の「好きになってしまった」という言葉を受け入れる。
しかしそのホストは、決して積極的に彼女を抱こうとはしなかった。交際時にたった2回、真っ暗な部屋で、彼は中村氏から頑なに目を背けて行為に至ったが、一度目は射精すらしなかったという。後日、彼女は彼が自分に対して欲情していなかったことに気づき、ひどくショックを受けてしまう。
誰でもいいから自分を女として見てほしい、そして欲情してほしい。そんな想いから、中村氏は歌舞伎町のデリヘルで働くことを決意する。彼女は3日間で十数人の客を取る。年齢も風貌もさまざまだが、どの男性も“普通”の男性たちだ。デリヘル嬢として初対面した彼女を見下すわけでもなく、対等に接し、欲情し、射精をする。
容姿だけで十数人の男たちに性の対象として選ばれ、女として扱われた経験は、当時47歳だった彼女の欲求を満たしたのだろうか? 一回り年上の“ババア”である自分に対して、射精を果たすことができなかった男に、彼女は何を感じたのだろうか? デリヘル嬢になった後の、ホストに対する想いは書かれていなかったが、私はホストとの忌まわしい過去は、ある程度癒やされたのではないだろうかと思った。
しかしその一方で、デリヘル嬢としての勤めを終えた中村氏は、 自分のことを“見下す”周囲の視線を感じるようになる。それは、客でも、同性である女でもない、男からの視線だった。彼らは彼女に、「体を売った女」というレッテルを貼り、誰とでも寝る女だと侮蔑するのであった。
本書は、軽快な文章で書かれているため、さらりと読めてしまうが、同性である私たちにとって強烈な警笛を鳴らしていると感じてしまう。女は誰しもババアになる。女として見られなくなる。その時に、心の落としどころをどこへ持っていくのか、考えるべきだと言っているように思うのだ。
もともとセックスが苦手であった女性は、さっさと「上がり」とするのもいい。男と“寝たい”と思う人は、そのために自分をとことん磨き上げるのもいいし、若い男に“笑われたくない”ならば、同世代の恋人を持つのもいい。女として扱われなくなることが、自分にとってどの程度の衝撃であるかを把握して、自分が何を望んでいるのか知っておくことが大切なのではないだろうか。
繰り返すが、私たち女は、誰しもが必ずババアになる。だから、心の準備と覚悟をしておかなければならない。このエッセイは、中村氏がそのことを、身をもって私たちに提示してくれた指南書なのだ。
(いしいのりえ)
若い男に射精してもらえなくなるショック――“ババア”になる前に読んでおきたい『私という病』
今回は趣向を変えて、小説ではなくエッセイをご紹介しようと思う。今から10数年前、作家の中村うさぎ氏がデリヘル嬢になったことを覚えている方はいるだろうか? 彼女のデリヘル嬢体験ルポは雑誌に掲載され、にわかに読者がざわついていたように記憶している。
中村氏の『私という病』(新潮社)は、デリヘル嬢となったいきさつから、その体験ルポ、そしてその後の彼女の心境が生々しく綴られている。
中村氏がデリヘル嬢になろうと思ったきっかけには、とあるホストの存在があった。一回り年下のホストのことを愛した彼女は、金を出させるためのテクニックだと知りつつも、彼の「好きになってしまった」という言葉を受け入れる。
しかしそのホストは、決して積極的に彼女を抱こうとはしなかった。交際時にたった2回、真っ暗な部屋で、彼は中村氏から頑なに目を背けて行為に至ったが、一度目は射精すらしなかったという。後日、彼女は彼が自分に対して欲情していなかったことに気づき、ひどくショックを受けてしまう。
誰でもいいから自分を女として見てほしい、そして欲情してほしい。そんな想いから、中村氏は歌舞伎町のデリヘルで働くことを決意する。彼女は3日間で十数人の客を取る。年齢も風貌もさまざまだが、どの男性も“普通”の男性たちだ。デリヘル嬢として初対面した彼女を見下すわけでもなく、対等に接し、欲情し、射精をする。
容姿だけで十数人の男たちに性の対象として選ばれ、女として扱われた経験は、当時47歳だった彼女の欲求を満たしたのだろうか? 一回り年上の“ババア”である自分に対して、射精を果たすことができなかった男に、彼女は何を感じたのだろうか? デリヘル嬢になった後の、ホストに対する想いは書かれていなかったが、私はホストとの忌まわしい過去は、ある程度癒やされたのではないだろうかと思った。
しかしその一方で、デリヘル嬢としての勤めを終えた中村氏は、 自分のことを“見下す”周囲の視線を感じるようになる。それは、客でも、同性である女でもない、男からの視線だった。彼らは彼女に、「体を売った女」というレッテルを貼り、誰とでも寝る女だと侮蔑するのであった。
本書は、軽快な文章で書かれているため、さらりと読めてしまうが、同性である私たちにとって強烈な警笛を鳴らしていると感じてしまう。女は誰しもババアになる。女として見られなくなる。その時に、心の落としどころをどこへ持っていくのか、考えるべきだと言っているように思うのだ。
もともとセックスが苦手であった女性は、さっさと「上がり」とするのもいい。男と“寝たい”と思う人は、そのために自分をとことん磨き上げるのもいいし、若い男に“笑われたくない”ならば、同世代の恋人を持つのもいい。女として扱われなくなることが、自分にとってどの程度の衝撃であるかを把握して、自分が何を望んでいるのか知っておくことが大切なのではないだろうか。
繰り返すが、私たち女は、誰しもが必ずババアになる。だから、心の準備と覚悟をしておかなければならない。このエッセイは、中村氏がそのことを、身をもって私たちに提示してくれた指南書なのだ。
(いしいのりえ)
トリップ必至!? 濃厚すぎるファンタジーワールド「松月洞童話村」
童話村のことを聞いた時は、正直「またか……」という思いしかなかった。 お年寄りしかいない寂れた町や、いわゆる貧民街を、「アート」と称する派手なばかりの壁画で埋め、観光客を呼び込もうとする手法は、韓国では実にありがちだ。 前回の碑石文化村(参照記事)のように、日本人の墓石の1つや2つあればいいのだが、壁画だけでは珍スポと言うには物足りず。むしろ美大生が描いたようなしょぼいイラストで、せっかくの趣が台無しになった古い町を数多く見てきたものだ。 だから仁川駅前の「松月洞(ソンウォルドン)童話村」も、似たり寄ったりだろうとタカをくくっていた。 しかし、その町が近づくにつれて、私の思いは間違っていたことを知る。夢であってほしい
ゲートの向こうは童話村。遠目に見ても、浮かれっぷりが異常
城まで建てちゃう?
壁画だけにとどまらず、町の至るところに、ものすごい密度で立体物が投入されている! これはアートなんかじゃない。むき出しのファンタジーそのものだ。 そして特筆すべきなのは、店舗がある大通りばかりではなく、一般住宅しかない細い通りまでファンタジーに侵食されているということ。住民たちは、どんなテンションで毎日を過ごしているのだろう?一般住宅が並ぶ細道までハイテンション
一見ラブホテルのようだが、普通のアパート
そして気になるのは、「童話村」と言いつつ、ディ●ニーっぽいキャラクターが多いということである。激似というわけではないので、あくまでインスパイアの範囲ということだろうか? あまりの物量に圧倒され、脳の判断を司る部分が衰弱している私がいる。 気を確かに持って、前に進む。童話村は、30分ほどでぐるりと一周できる。ライフラインは電気ガスではなく、魔法
「花壇にゴミを捨てるな」との警告文が乱立するおじいちゃんの家、というのは日本でもよくある日常だが、その家もファンタジーに侵されており……
この松月洞、かつては外国人の居住地として栄えたが、近年は若者が減少し、建物も老朽化。町を活性化するため、2013年から童話をモチーフにした壁画を描き始めたことから、現在の童話村になったという。それにしても、この手加減のなさは一体どこから?トタン屋根をブロックで固定する家もファンタジー仕様に。お金をかける場所はそこなのか
探訪の最後に、序盤に出会ったお城に行ってみた。こちらはカフェとなっていたのだが、明らかにメニューがおかしい。建物の屋上から童話村を見下ろす。明らかに老朽化が進む一帯と、きらびやかな一帯とのギャップがすごい
英語で「DRUG COFFEE」、韓国語で「麻薬コーヒー」とある! そんなのが普通に売ってたら、そりゃ住民の皆さんもファンタジー過剰になるよ! さっそく注文してみる。ドラッグコーヒー?
ソフトクリームの乗ったアイスコーヒーに、なんと注射器がささっている。なんでも、この液体を少しずつかけて食べるとヤバいとか……。 味見すると、普通のチョコレートソースのようにも感じたが、童話村のハイテンションな空気にやられた私の脳に、サイケデリックなイメージがぶわーっとひろがっては消えていった。 (取材・文=清水2000) ●松月洞童話村 住所 仁川市中区自由公園西路45番キル、51番キル注射器がぶっ刺さっております
佐々木蔵之介&関ジャニ∞・横山『破門』大コケ! 超目玉作なのに「安っぽい」「劇場ガラガラ」
佐々木蔵之介と関ジャニ∞・横山裕がW主演する映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』が1月28日に公開初日を迎えるも、「同日公開の映画にことごく惨敗し、ネット上にも辛辣な感想が飛び交っている」(芸能ライター)という。
同映画は、小説家・黒川博行氏が、2014年に第151回直木賞を受賞した『破門』(角川文庫)を実写化。経営コンサルタントの二宮啓之(横山)は、強面のヤクザ・桑原保彦(佐々木)に巻き込まれ、ヤクザ同士の抗争に関わるハメになる……というハードボイルド・アクションで、「人気原作モノ、女性ファンの多い佐々木&横山が主演だけに、超目玉作とみられていました」(同)というが……。
「興行通信社が発表した初週の映画ランキングによると、『破門』は全国302スクリーンという大規模公開だったにもかかわらず、オープニング2日間の動員は8万4,000人、興行収入も1億800万円と乏しく、5位発進で大コケ。一方、同日公開した松坂桃李&菅田将暉の若手人気コンビがW主演する『キセキ あの日のソビト』は、全国157スクリーンと小規模スタートだったものの、2日間で動員18万人超、興収も2億3000万円を突破し、2位に輝いています」(同)
そのほか、阿部寛と天海祐希というベテランコンビがタッグを組んだ『恋妻家宮本』も、『破門』とさほど変わらない315スクリーン公開だったが、4位にランクインしている。
「『破門』を鑑賞したネットユーザーのレビューを見てみると、主演2人の関西弁での“かけ合い”を評価する声はあったものの、『全体的に安っぽい』『見終わった後、何の印象も残ってなかった』『横山ファンと蔵之介ファン以外にはつまらないかもしれないね』などと散々な意見が多かったです」(同)
また、同作品のシリーズは以前、別キャストでドラマ化されていたため、そちらと比較する者も少なくなかったようだ。
「BSスカパー!で15年と16年にドラマ化された際は、北村一輝と濱田岳のW主演でした。このコンビの評判が良かったことから、『ドラマの方が面白かったな』『小説もドラマも好きだったのに、映画はわざわざ出向いて損した感じ』と不満を漏らす人も少なくありません。映画業界では、『ジャニーズ主演作はファン動員を見込めるので、興収が伸びる』とよくいわれるのですが、横山はその期待を裏切ってしまったようです」(同)
ネット上には、映画館を訪れた人から、「5席も埋まってない」「初日からガラガラでびっくり」といった報告も上がっている。こうした口コミがまん延する中、次週以降の巻き返しは難しいかもしれない。
早くも危険水域に……西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』第2話が急降下のワケ
西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)第2話の平均視聴率が、6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回は8.5%で、歴代のフジ月9ドラマ史上最低のスタートとなったが、第2話では1.6ポイントも急降下した。 月9史上ワースト視聴率となった前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』でさえ、初回8.8%、第2話8.6%だったことを考えると、第2話で6%台を出してしまった『明日結婚します』は、早くも“危険水域”に突入したといえそう。 第2話で初回の大きく下回るのは、それだけ多くの視聴者が“脱落”したことを意味する。この流れでは、昨年4月期の福山雅治主演『ラヴソング』が第6話、第7話で記録した同枠史上最低視聴率の6.8%を更新する可能性も高そうだ。それどころか、月9では禁断の視聴率ともいえる5%台、果ては5%割れすらしてしまいそうな気配だ。 初回では、演技初挑戦となった準主役のflumpool・山村隆太の棒演技や容姿に大バッシングが浴びせられていたが、第2話でここまで低い視聴率を記録してしまった要因はなんなのか? 「昨今、主役のインパクトやネームバリューが弱いドラマは少なくないのですが、通常はそれを準主役やメーンキャストがカバーしてくれるわけです。『カインとアベル』では山田の知名度の低さを、ヒロインの倉科カナや、それを取り巻く高嶋政伸や桐谷健太、竹中直人ら個性派がカバーしてくれていたのです。しかし、『明日結婚します』は、主役、準主役のみならず、メーンキャストが中村アン、岸井ゆきの、森田甘路といった面々で、このポジションも弱すぎる。これでは、視聴者はなかなか感情移入できませんし、そもそも重厚感がないわけです。大物の沢村一樹や杉本哲太、山崎育三郎、高岡早紀らも出ていますが、重要な役どころではないため、彼らを生かせていません。そのあたりが低視聴率の原因につながっているのでは?」(テレビ誌関係者) 現状、明るい話題がまるでない『明日結婚します』。第3話でも、さらに数字を下げるようなら、盛り返すのはかなり難しくなる。なんとか踏みとどまってほしいものだが……。 (文=田中七男)フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
早くも危険水域に……西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』第2話が急降下のワケ
西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)第2話の平均視聴率が、6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回は8.5%で、歴代のフジ月9ドラマ史上最低のスタートとなったが、第2話では1.6ポイントも急降下した。 月9史上ワースト視聴率となった前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』でさえ、初回8.8%、第2話8.6%だったことを考えると、第2話で6%台を出してしまった『明日結婚します』は、早くも“危険水域”に突入したといえそう。 第2話で初回の大きく下回るのは、それだけ多くの視聴者が“脱落”したことを意味する。この流れでは、昨年4月期の福山雅治主演『ラヴソング』が第6話、第7話で記録した同枠史上最低視聴率の6.8%を更新する可能性も高そうだ。それどころか、月9では禁断の視聴率ともいえる5%台、果ては5%割れすらしてしまいそうな気配だ。 初回では、演技初挑戦となった準主役のflumpool・山村隆太の棒演技や容姿に大バッシングが浴びせられていたが、第2話でここまで低い視聴率を記録してしまった要因はなんなのか? 「昨今、主役のインパクトやネームバリューが弱いドラマは少なくないのですが、通常はそれを準主役やメーンキャストがカバーしてくれるわけです。『カインとアベル』では山田の知名度の低さを、ヒロインの倉科カナや、それを取り巻く高嶋政伸や桐谷健太、竹中直人ら個性派がカバーしてくれていたのです。しかし、『明日結婚します』は、主役、準主役のみならず、メーンキャストが中村アン、岸井ゆきの、森田甘路といった面々で、このポジションも弱すぎる。これでは、視聴者はなかなか感情移入できませんし、そもそも重厚感がないわけです。大物の沢村一樹や杉本哲太、山崎育三郎、高岡早紀らも出ていますが、重要な役どころではないため、彼らを生かせていません。そのあたりが低視聴率の原因につながっているのでは?」(テレビ誌関係者) 現状、明るい話題がまるでない『明日結婚します』。第3話でも、さらに数字を下げるようなら、盛り返すのはかなり難しくなる。なんとか踏みとどまってほしいものだが……。 (文=田中七男)フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより











