この秋、東京ビッグサイトに新たに追加された東7、8ホールは年末に開催される「コミックマーケット91(冬コミ)」でも開放される。著者は昨年から一人同人活動を開始しているが、参加したイベントがちょうどこの新ホールで開催されたため、新館の使い勝手についてレポートしたい。なお、同人活動において人には聞けないタブーのひとつ、頒布した本の発売部数も書いているので、お役に立てれば幸いだ。 ■東1~6の真横だが、くっついてはいない東7、8ホール。屋根はあるので傘不用 東7、8ホールは既存の東1~6ホールのすぐ横にあるが、建物はくっついておらず東1~6ホールを突き抜け、一度屋外に出て短い横断歩道を渡った先にある。ただ、東館から西館に行くような遠さは全くなく、横断歩道の上には屋根もあるので雨でも傘いらずだ。東7、8ホールは図のように東1~6のようなきれいな四角ではない。大きさも7は1~6より大きく、8は小さい。特に東8はこぢんまりとしていてビッグサイトなのにアットホームさを感じる不思議な空間だった。一方、広大な東7は多角形ゆえに死角も多いのでトイレや非常口、宅配便の受付、ごみ捨て場はどこかの確認は最初にしておきたい。東7、8は建物がつながっていて、2つのホールの中間に飲み物とパンやお菓子を売る自販機はあったが、コンビニは東ホール入り口のファミリーマートまで戻らないとなく、飲食店もない。 東7、8ホールができたことで個人的に期待していたのは、オタクイベントの隔離だった。冬コミであれば東京ビッグサイトは全館オタクしかいないが、それ以外の東京ビッグサイトのイベントの場合、同日にまったく別のイベントも開催されるときもある。一度、東1~6、西1、2ホールでは同人誌即売会が開催されていたが、西3、4ホール(西館の上階)ではブランドのファミリーセールが開催されたことがあった。同人誌即売会とホビーショーならともかく、同人誌即売会とファミリーセールなど食い合わせが悪すぎる。案の定、西館のエスカレーターでコスプレイヤーとファミリーセールに向かうカタギが鉢合わせし、お互い「なんでこんなところにカタギ(オタク)が?」と呼吸が止まっている最高に気まずい光景に出くわしたことがあり、かゆくもないのに頭を掻かずにはいられなかった。 よって、「離れ小島」として東7、8ができれば、カタギもオタクもお互い幸せになれると思っていたが、甘かった。イベント当日、東7、8ホールでは同人誌即売会が行われていたが、東1~6ホールでは企業系のエキスポ、就職系のイベント、ファミリーセールなど複数のイベントが開催されていて、東京ビッグサイトはスーツ姿のサラリーマンからカートを引くオタクまでさまざまな人が行き来をしていた。そんなわけで、親切心と高い職業意識から、同人イベント会社の誘導スタッフが入り口で「同人誌即売会はこの奥、東7、8ホールですー! 同人誌即売会は……」と常に案内しているのだ。 それを見ていた、おそらく企業系エキスポ目当てであろうスーツ姿のサラリーマン2人組の会話。 上司「同人誌即売会って……?」 部下「アニメとか、漫画の……」 上司「ああ、アニメとか、漫画の……」 別にこの二人は「アニメとかwww漫画のwww」みたいな同人誌即売会をディスった様子で話しているそぶりはまったくなかったが、やはりかゆくもない頭に手が行ってしまう。自分にとって同人誌即売会は前日に美容院に行くほどの気合の入った楽しいお祭りなので、リクルートスーツの若者を見て変な気後れをしたくない。今度からはコミケ並みの全館オタク一色、右も左もオタクしかいない大型イベントにだけ参加しようとは堅く誓った。 ■既刊+新刊をスペースに並べられる喜び 私は2015年から同人イベントにサークル参加しはじめ、今回でイベントは4回目になる。3冊目となる新刊も用意した。以下、既刊と新刊のイベント、通販の頒布状況になる。 【イベントの頒布冊数】 1回目(頒布:Aのみ) A5冊 計5冊 2回目(頒布:Aのみ) A4冊 計4冊 ※新刊を出せず 3回目(頒布:Aと新刊B) A1冊、B10冊 計11冊 4回目(頒布:Bと新刊C) B4冊、C7冊 計11冊 【通販での頒布冊数】 A…7冊 B…21冊 C…3冊 【合計頒布冊数】 A…17冊 B…35冊 C…10冊 (A~Cもすべて50部発行している) 私が書いているのは二次創作(既存作品のパロディ)で、「A」、「B、C」は元の作品が違う。ジャンルの切れ目が縁の切れ目になるのが二次創作の宿命だ。イベント3回目は現ジャンルで旧ジャンルの作品Aを頒布してみたものの、やはり状況としては芳しくなかったために、今回は現のジャンルの同人誌だけ持参した。 よって、私も含め飽きっぽい人はあまり大量に同人誌を刷らないことをお勧めする。「もうこの沼一生抜けられない」とつぶやきながら、アニメの放映が切り替わる3ヵ月後には何食わぬ顔で別ジャンルに「もうこの沼一生()」と言ってのける沼ビッチなら特にだ。なので、沼ビッチは「尊い」「沼」「神」などを連呼すると「お前の沼なんて3カ月で干上がる水溜りのくせによ」とか思われてしまうため、いっそ沼ビッチは「旬のものが尊い」「旬が沼」と素直に言うか、いっそ何も言わないほうがいいだろう。 初めて参加した同人誌即売会では、最初の20分は同人誌を1冊も頒布できず、このまま一冊も頒布できないのだろうかと半べそだったのだが(http://otapol.jp/2015/08/post-3234.html)、今回も開始25分は絶好調に半べそだった。この半べそタイムのつらさは何度参加してもまったく慣れない。4回イベントに参加し、すべてにおいて開始20~25分は半べそだったので、もうわかってはいるが、それでもつらい。同人誌即売会は本来お祭りのはずだが、会場20分くらいは私も含め、結構な数のサークルが実はお通夜状態になっているのはサークル参加をしてはじめてわかったことだ。半べそタイムを味わいたくないがために私は極力開会ギリギリに参加している。しかしこれは交通機関の遅れがあったら一発アウトなのでお勧めはしない。遅刻をしたが最後、半べそでは済まない惨状になるだろう。 収穫として、今回のイベントでは同ジャンルでようやく複数冊の本(B、新刊C)を出すことができた。机の上に2冊同ジャンルの本があるとスペースは華やかになる。そして「新刊、既刊どちらもお願いします」「既刊はもう持っていて、今日は新刊を」なんて言ってくれる方もいて励みになる。また、感想が欲しいとは常に念仏のように伝えていたのだが、心優しい方から前作の感想を頂くことができ、25分の半べそタイムもこうして報われたのだった。 なお、同人誌の通販も開始し、今通販会社を通じBとCと頒布している。同じ人が購入したかどうかまではわからないが、減り具合からおそらくBとCをセット買いしてくれた人もいたようだ。やはり複数冊出せるものがあると動きが出て楽しい。 ■pixivのブックマーク数があれば同人誌が頒布できるとは限らない よく「pixiv(オンライン作品投稿サイト)のブックマーク数と実際の同人誌の頒布数はどれだけ関係あるか」は議論になるが、私の現状だと、書いた話がpixivでは100users入り(100人以上からブックマークがつく)になることもあるが、それでも上記の頒布数なので、「あんまり関係ない」と胸を張って言える。あえて計算するならブックマーク数の1/10の発行部数でも頼もしいほどに余ってくれるだろう。 1,000users入りしたら変わるのかもしれないが未踏なのでわからない。pixivのブクマはねっころがりながらタダでできるが、同人誌即売会は会場まで足を運びお金を出さないといけない。この二つの重みの違いを奥歯が磨り減るくらいかみ締めて発行部数を決めないと、在庫が家の中で存在感を増してくるはずだ。私も今回で3冊の同人誌を出したため、自宅のクローゼットの一角で在庫の成長が目覚しい。特に前ジャンルで出した同人誌Aを、今後どう頒布してやればいいのかが悩みの種だ。 ただ、たいていの同人サークルがそうだと思うが、私も自分の書いた話が大好きだ。自分の書いた話を日がたってから読むと「えっ、何これ面白い! ほんとに自分書いたの?」となる感覚に覚えのある同人サークルも多いかと思う。「自分グッジョブ(よくやった!)」をはるかに超えた「自分マジカル、ミラクル(なんでこんなことできたのか?)」だ。同人誌Aも、今読んでもとても面白い。初めての同人誌なのでつたないところもあるがそこが逆に初々しく見える始末で、もう初孫を見る祖父母の心境だ。こんなかわいい作品A。捨てる前に、まだまだやれることはある。 ということで今の課題は「前ジャンル作品Aに日の目を」と引き続きの「作品の感想は相変わらず超欲しいのでください」だ。ビッグサイトのイベントで乗り換えになる大井町駅は駅前に昼から飲める店が多く、町ものんびりしていてひとり打ち上げに最適であることがわかったので、今後も年2回ののんびりペースでひとりイベント参加をしてきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])東京ビッグサイトホームページより。間に道路はあるものの、東1~6から東7、8は目と鼻の先。クリックすると拡大します。
年別アーカイブ: 2016年
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“ジャニーズタブー”崩したレディー・ガガ、『SMAP×SMAP』終了に触れるも「メンバーは無言!!」
残すところあと2回となった『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)。12日の放送では、ゲストのレディー・ガガが「皆さんに会えなくなるのは寂しいです」とSMAPの解散に触れたが、対してメンバー5人は無言で笑顔を浮かべるのみだった。 3年ぶり3回目の出演となるガガは、メインコーナー「ビストロSMAP」と、ライブコーナー「S-Live」に出演。ガガは「ビストロSMAP」の最後、「我が家では家族そろって一緒に食卓を囲んで食事をするのが伝統なんです。だから今回『SMAP×SMAP』に出演できたのは、私にとって特別なことなのです。日本の皆さんが私たちと楽しい夕食のひと時を過ごせたのなら、心から嬉しいです」とコメント。 スタジオでは、コーナーを締めるための拍手が起き始めていたが、これを遮るように「もうすぐ終わると、うかがいました」と口を開き、「この番組最後の海外ゲストとして呼んでいただけて、とても光栄です。どうもありがとうございました。皆さんに会えなくなるのは寂しいです」と続けた。 これに、ネット上では、「誰も触れない解散ネタに、ガガが踏み込んできた」「芸能界のタブーを、ガガが崩した瞬間」と沸いたほか、「ガガ様が解散に触れたんだから、SMAPも何か言えよ」といった苦言も。 「この収録は、11月3日までに極秘に行われたもの。ガガは、スタジオに客がいないことを不思議がっていたのでは? この日のSMAPは、いつもより笑顔が多く、ファンも大喜び。特に香取慎吾は、自前のパンツを露出しながらガガのモノマネを披露したり、セットの一部で股間を隠しながら踊るなど、全力でボケを連発していました。ただ、解散や番組終了に触れたガガに対し、5人が苦笑いを浮かべて固まっていたのは、残念。SMAPが自身の解散について触れたのは、解散発表時のファクスとラジオ、そして、木村がハワイから帰国した際にスポーツ紙を通じ心境を語ったのみ。いまだに、メンバー自身が解散を語っている姿を、ファンは目にしていません」(芸能記者) なお、この日の平均視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、前回から2ポイント上昇。しかし、2011年にガガが出演した際は、18.3%の高視聴率を記録しただけに、期待はずれとも言えそうだ。 「メンバーは番組終了や解散に一切触れず、通常放送を淡々とこなすだけの放送が続いている。そのせいか、唯一5人のSMAPが見られる貴重な番組にもかかわらず、視聴率は大苦戦。裏番組の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に負け続きで、先月14日には6.4%を記録し、今年の自己ワーストを更新した。ガガ様がゲストでも1ケタですから、最終回の視聴率が心配ですね」(同) 次回19日の放送は、「ビストロSMAP」にタモリ、「S-Live」に椎名林檎が出演。最後の「ビストロSMAP」となるようだが、果たして解散や番組終了について、メンバーが触れる瞬間はあるのだろうか?
“ジャニーズタブー”崩したレディー・ガガ、『SMAP×SMAP』終了に触れるも「メンバーは無言!!」
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ノンスタ井上の当て逃げ事故に“もらい事故”しにいったウーマン村本の危うさ
お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介の“当て逃げ事故”で、各方面から批判の声が上がる中、お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔がTwitter上で“擁護発言”し、物議を醸している。 村本は13日、Twitterを更新し、井上の事故について「井上責める権利は誰にもなし。法律は厳しくあっていいけど、人は優しくあれよ」と持論を展開。続いて「この叩きたがりがいる世の中でこんなことを言うのはあれだけど、おれも怖いし逃げるかもしれない。そう考えたら、単純に責めれない」とつぶやいた。 その後も村本は「おれは、怖がりだし逃げると思う。だから怖くて逃げるのわかる。運転手さんが大きな怪我しなくてよかった。ふたりともはやく元気になーれ」「おれが怪我した運転手の身内なら全力で叩く。でも、どっちかというと井上側の気持ちがわかるから井上擁護的になるのかも。別に、好かれたいわけじゃないから正直に」などと連投。 1度目の投稿から徐々にトーンダウンしている印象だが、ネット民からは「それはおかしい」「当て逃げは犯罪」など批判の声が圧倒的だ。 「わざわざ“もらい事故”をもらいにいった形(笑)。最初のつぶやきで、予想以上の反発を食らい『やべぇ』と冷静になったのだろうが、時すでに遅しですね。SMAPの解散騒動では、SMAPファンの胸中を代弁して株を上げた村本ですが、また“ゲスキャラ”に戻ってしまいましたね」とはワイドショー関係者。 今回の当て逃げ事故に、情状酌量の余地はない。それをかばえば、芸人同士の“なれ合い”と解釈され、それが井上を間接的に苦しめることに、なぜ気付かないのか……。
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成宮寛貴の乱行写真を売る“知人”……「家族」と信じた“取り巻き”の蛮行
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
沖縄・辺野古沖の埋め立てに関し、国が翁長雄志沖縄知事を訴えていた訴訟で、最高裁判所は沖縄県側の敗訴を決定した。これまで沖縄県が示し続けてきた民意が見事に無視されたのだ。高江ヘリパッドにしても国の横暴は日に日に激しさを増している。ここまで国民を無視し、苦しめた上で成り立つのが安倍政権のいう“国策”とすれば、それは民主主義ではなく独裁だ。それを最高裁が支持したことで明らかになったのは、司法の独立も絵空事だということだろう。
第345回(12/10~13発売号より)
1位「成宮寛貴 水谷豊“悲憤の1時間”で決意した『絶縁と欧州逃避行』」(「女性自身」12月27日号)
2位「豊田チカ(大橋巨泉さん次女)×永麻理(永六輔さん次女) 『私たちのすぐそばに、いまも父たちはいます!』」(「女性自身」12月27日号)
3位「ムスコ飯 第105飯 辻仁成」(「女性自身」12月27日号)
成宮寛貴の芸能界引退は、現在でも大きな波紋を呼んでいる。特に聞こえてくるのが成宮のコカイン疑惑を報じた「フライデー」(講談社)に対する批判だ。しかし、成宮本人の近しい知人からの証言、写真、録音テープが揃い、取材の結果それらに相当性があったならば、週刊誌は当然報じるものだ。それが週刊誌ジャーナリズムの本分だろう。
ということで、今週の女性週刊誌各誌もこの話題を取り上げているが、特に注目したいのが「女性自身」だ。記事は9日の引退発表の前日、成宮の所属事務所社長が水谷豊の元を訪れ、緊急の話し合いを持ったということがメインとなっていて、タイトルもそうだ。しかし「自身」には話し合いとはまったく関係ない衝撃の写真が掲載されている。
それが成宮の“乱行写真”だ。
「自身」はこの写真を、「フライデー」に証言した人物とは別の“知人”から入手したという。成宮の周りには常に取り巻きがいて、ときにホテルのスイートルームを借り切ったり、ときに自宅に招いては大騒ぎしていたらしい。そして成宮はそうした友人たちを「家族」と信じていたが、「自身」に写真を提供したのも、そうした取り巻きの1人なのだろう。
全然「家族」なんかじゃない。
一方で、成宮にしても「フライデー」での証言が事実なら、「家族」にコカインを買わせたり、セクハラもどきのことをしていたことになる。さらに「フライデー」の告発者には、告発した理由がまがりなりにもあったが、「自身」の写真提供者にはない。単なる便乗だ。
成宮はロクな人間関係を持っていなかった。
芸能界を電撃的に引退した成宮だが、今後もマスコミだけでなく取り巻きの格好の餌食となり続ける可能性は高い。海外に逃げてる場合じゃないと思う。
年末になるとメディアがやる企画の1つが“今年鬼籍に入った著名人”特集だ。今週の「女性自身」では、冒頭グラビアで平幹二朗、蜷川幸雄、白川由美などに対し、交友のあった著名人や家族が追悼文を寄せている。だが、それとは別の“異色対談”も掲載されているのだ。
それが、今年亡くなった大橋巨泉の次女・チカさんと永六輔の次女・麻理さんの対談である。そこには、父親との思い出など数々が語られているが、対談ラストで語られる2人の娘の宣言は素敵だ。2人は“父親の遺志”を受け継ぐとして、こんな決意表明をしている。
「これからは、私たちが、父たちの『遺志』を継いで。巨泉さんも、父も、日本の『いま』と『将来』を憂い、とても心配していましたから」(麻理さん)
「とくに『反原発』と『反戦』は、お互い母親として、できることを広げていきたいですね」(チカさん)
「がんばりましょう!」(麻理さん)
なんと力強く、心強い言葉。さすが永六輔と大橋巨泉の娘たちである。
実際、永、巨泉とも、戦争に反対し安倍政権の暴挙に怒りを表明してきた。例えば、永は毎日新聞2013年5月23日付夕刊で、憲法堅持をこう訴えている。
「(99条は)憲法を変えてはいけないという条文です。天皇陛下といえども変えられない。それなのに国会議員が変えると言い出すのはおかしいでしょう」
「国民に義務を課すなんてちゃんちゃらおかしいですよ。憲法は国民を守るためのルール。それなのに99条を変えると言い出すなんて、政治家が憲法を勉強してこなかった証しです」
そして巨泉もまた「週刊現代」16年7月9日号、最後の連載となったコラムで、安倍政権への怒り、そして権力への反発のメッセージをこう発していたほどだ。
「今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです」
だが永や巨泉に代表される反骨の、そして戦争の恐ろしさを知る人々は年々減り続けている。しかし、彼らの“遺志”は子どもたちに受け継がれていた。素敵! 現在、ジャズシンガーとして活躍するチカさん、そしてアナウンサーの麻理さんの今後の活動、活躍に期待したい。
今週は「女性自身」ばかりがランキングしているが、しかし、2位の対談と同じくらい感動したのが、辻仁成連載コラム「ムスコ飯」だ。
今週は辻の“ムスコ”が「クラスの子に差別されている」というエピソードが記されているのだが、そこで語られる“ムスコ”の言葉、差別に対する考えが素晴らしすぎるのだ。
「みんなが人を差別しないで、平和でいられる社会をね、ぼくは考えたい」
これはほんのさわりだ。もっと、もっと多くのことを中学生の“ムスコ”は語っている。是非、雑誌を読んでください。本当に。


