ロボトミー手術、地雷撤去の強制……世界残酷史『ニーゼと光のアトリエ』『ヒトラーの忘れもの』

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ブラジルの精神病院を舞台にした『ニーゼと光のアトリエ』。速効性のあるロボトミー手術に対し、女医ニーゼは穏やかな芸術療法を取り入れる。
 人類に大きな貢献を果たした人々に贈られるノーベル賞だが、過去には化学兵器を開発したフリッツ・ハーバーにノーベル化学賞が与えられるなど、かなりおかしな選考もしている。神経科医のエガス・モニスは精神疾患を根本的に治す“ロボトミー手術”を考案し、ノーベル生理学・医学賞を1949年に受賞している。ロボトミー手術は患者の前頭葉部分を切除することで、激昂しやすい患者の性格を穏やかにするというもの。当時は画期的な発明として賞讃されたが、手術後に廃人化してしまう患者も少なくなく、1970年代になってロボトミー手術は行なわれなくなった。ブラジル映画『ニーゼと光のアトリエ』はロボトミー手術が最新の医療だと信じられていた1940年代の精神病院を舞台に、実在の精神科医ニーゼ・ダ・シルヴェイラを主人公にした実録映画だ。  1943年のリオデジャネイロ。女医のニーゼ(グロリア・ピエス)はかつて勤めていた精神病院に復職するが、監獄のような鉄格子で覆われた病棟内の現状に驚きを隠せない。病院側や家族の介護の負担が減るという理由から、精神疾患を抱えた患者へのロボトミー手術が行なわれており、しかも患者の眼孔からアイスピックを突き刺し、前頭葉部分を手探りで切断するという簡易な方法が奨励されていた。当時の精神病院では電気ショック療法も行なわれていた。ベッドに患者を縛り付け、患者が泡を吹いて意識を失うまで電圧は上げられた。患者たちをモルモットのように扱うそれらの医療法は、ニーゼには受け入れがたいものだった。  女医に対する偏見が強い病院内で、ニーゼは与えられた病室を鍵の掛からない出入り自由なアトリエとして開放し、患者たちに思い思いに絵を描かせることを始める。またニーゼは患者のことをクライアントと呼び、病院の中庭で犬を飼い、その世話を患者たちに任せる。「精神は身体と同じように自然治癒力を持ち、本来の形に戻ろうとする」というユング理論に従ったものだった。ニーゼの根気づよい指導によって、患者たちは次第に心を開くようになり、彼らの描いた色彩豊かな絵画は、美術界で評判を集める。だが病院の主流派医師たちは、ニーゼが取り組む芸術療法や動物セラピーといった穏やかな医療スタイルを頑なに認めようとしない。衛生上の問題を口実に、患者たちがかわいがっていた犬たちを殺処分してしまう。明るさを取り戻しつつあった患者たちの怒りが病院内でついに爆発する―。
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終戦直後のデンマークを舞台にした『ヒトラーの忘れもの』。地雷撤去にドイツの少年兵が駆り出された実話をベースにしたものだ。
 デンマークとドイツの合作映画『ヒトラーの忘れもの』も知られざる歴史の暗部を暴いた作品だ。第二次世界大戦中、ドイツによって占領されていたデンマークには連合軍の上陸を防ぐために200万個もの地雷が海岸線に埋められていた。ドイツの全面降伏によってデンマークは5年ぶりに解放されたが、海岸線の地雷はそのままの状態。この地雷群の撤去を命じられたのは、デンマークに取り残されていたドイツの捕虜兵たちで、その大半は15歳から18歳までの少年兵だった。ナチスドイツが残した負の財産を処理するなかで、少年兵たちは手足を、そして命を次々と落としていくことになる。  デンマーク軍のカール軍曹(ローラン・ムラ)が監視する中、双子のレスナー兄弟(エーミール&オスカー・ベルトン)ら11名のドイツ少年兵たちが砂浜に埋まった地雷群の撤去に従事する。あどけない顔の少年兵たちは「母国が犯した戦争犯罪を自分たちが償なわなくては」と地雷撤去の経験もないまま、手探りでの作業に当たる。カール軍曹から「地雷撤去さえ済めば、帰国できる」と言われた少年兵たちだったが、彼らが置かれている状況は最悪だった。デンマーク兵だけでなく民間人もドイツ兵のことを憎み、食料をろくに与えない。1日の作業が終わると逃げ出さないように、狭い粗末な小屋の中に鍵を掛けて閉じ込める。お腹をすかせ、体調を崩しても休ませてもらえず、少年兵たちはひとり、またひとりと地雷を誤って爆発させてしまう。ドイツ人を憎んでいたカール軍曹だが、少年兵たちのあまりに悲惨な状況を見かねて、こっそり食べ物を調達する。だが、このことからカール軍曹はデンマーク軍の上官に睨まれ、少年兵たちはより苛酷な運命に追い込まれてしまう。 『ヒトラーの忘れもの』を手掛けたのは、戦後日本の裏社会を描いたジャレット・レト主演のヤクザ映画『The Outsider』を撮影中のデンマーク出身のマーチン・サントフリート監督。「戦争において自分たちがいかに正しかったか、どれほど人々の助けになったかという話はよく聞くけれど、どの国の歴史にも暗黒面はある。地雷を埋めたのはドイツ人であり、ドイツ人が撤去すべきだとは思うが、だからといって地雷撤去の経験のない少年たちにやらせるべきだったのかは大きな疑問だ。この出来事に関する歴史資料はほとんどなく、墓地や病院を訪ね、また民間の歴史研究家たちから話を聞いて回った。70年前の戦争の物語だが、人間は戦時中と戦後でどんな態度をとるのか、また怪物を倒すために自分も怪物になってしまうことに警鐘を鳴らしたものなんだ」と語っている。
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地雷撤去に従事する少年兵たち。ドイツ兵捕虜2600人が強制労働させられ、その半数が地雷の犠牲となった。
 ブラジルの精神病院を舞台にした『ニーゼと光のアトリエ』とデンマークでの地雷撤去を題材にした『ヒトラーの忘れもの』は描かれている世界はまったく異なるが、主人公たちは似たような状況に追い詰められる。女医ニーゼはロボトミー手術を推し進める病院側との軋轢を招き、カール軍曹は少年兵たちと交わした「地雷撤去が済めば、家に戻れる」という約束を守ろうとし、デンマーク軍内で白眼視されることになる。自分が所属する組織からの命令に背けば、組織内での自分の居場所を失ってしまいかねない。厳しい選択を主人公たちは強いられることになる。  時代が変われば、社会的倫理観も大きく変わり、そのときは正しいと思われた判断も、後から責任を問われる可能性が生じる。砂丘のように刻々と形を変えていく大きな時流の中で、我々は少年兵たちと同じように手探りで少しずつ前に進むことしかできない。人間は過ちを犯すものであり、そんな人間たちが集団で犯した大きな過ちに、個人としてどう向き合うかを両作品は問い掛けてくる。 (文=長野辰次)
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『ニーゼと光のアトリエ』 監督・脚本/ホベルト・ベリネール  出演/グロリア・ピレス、シモーネ・マゼール、ジュリオ・アドリアォン、クラウジオ・ジャボランジー、ファブリシオ・ボリヴェイラ、ホネイ・ヴィレラ  配給/ココロヲ・動かす・映画社 12月17日(土)渋谷ユーロスペースほか全国順次公開 (c)TvZero http://maru-movie.com/nise.html
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『ヒトラーの忘れもの』 脚本・監督/マーチン・サントフリート 出演/ローラン・ムラ、ミゲル・ボー・フルスゴー、ルイス・ホフマン、ジョエル・バズマン、エーミール・ベルトン、オスカー・ベルトン 配給/キノフィルムズ 12月17日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー (c)2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S & AMUSEMENT PARK FILM GMBH & ZDF http://hitler-wasuremono.jp

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ロボトミー手術、地雷撤去の強制……世界残酷史『ニーゼと光のアトリエ』『ヒトラーの忘れもの』

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ブラジルの精神病院を舞台にした『ニーゼと光のアトリエ』。速効性のあるロボトミー手術に対し、女医ニーゼは穏やかな芸術療法を取り入れる。
 人類に大きな貢献を果たした人々に贈られるノーベル賞だが、過去には化学兵器を開発したフリッツ・ハーバーにノーベル化学賞が与えられるなど、かなりおかしな選考もしている。神経科医のエガス・モニスは精神疾患を根本的に治す“ロボトミー手術”を考案し、ノーベル生理学・医学賞を1949年に受賞している。ロボトミー手術は患者の前頭葉部分を切除することで、激昂しやすい患者の性格を穏やかにするというもの。当時は画期的な発明として賞讃されたが、手術後に廃人化してしまう患者も少なくなく、1970年代になってロボトミー手術は行なわれなくなった。ブラジル映画『ニーゼと光のアトリエ』はロボトミー手術が最新の医療だと信じられていた1940年代の精神病院を舞台に、実在の精神科医ニーゼ・ダ・シルヴェイラを主人公にした実録映画だ。  1943年のリオデジャネイロ。女医のニーゼ(グロリア・ピエス)はかつて勤めていた精神病院に復職するが、監獄のような鉄格子で覆われた病棟内の現状に驚きを隠せない。病院側や家族の介護の負担が減るという理由から、精神疾患を抱えた患者へのロボトミー手術が行なわれており、しかも患者の眼孔からアイスピックを突き刺し、前頭葉部分を手探りで切断するという簡易な方法が奨励されていた。当時の精神病院では電気ショック療法も行なわれていた。ベッドに患者を縛り付け、患者が泡を吹いて意識を失うまで電圧は上げられた。患者たちをモルモットのように扱うそれらの医療法は、ニーゼには受け入れがたいものだった。  女医に対する偏見が強い病院内で、ニーゼは与えられた病室を鍵の掛からない出入り自由なアトリエとして開放し、患者たちに思い思いに絵を描かせることを始める。またニーゼは患者のことをクライアントと呼び、病院の中庭で犬を飼い、その世話を患者たちに任せる。「精神は身体と同じように自然治癒力を持ち、本来の形に戻ろうとする」というユング理論に従ったものだった。ニーゼの根気づよい指導によって、患者たちは次第に心を開くようになり、彼らの描いた色彩豊かな絵画は、美術界で評判を集める。だが病院の主流派医師たちは、ニーゼが取り組む芸術療法や動物セラピーといった穏やかな医療スタイルを頑なに認めようとしない。衛生上の問題を口実に、患者たちがかわいがっていた犬たちを殺処分してしまう。明るさを取り戻しつつあった患者たちの怒りが病院内でついに爆発する―。
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終戦直後のデンマークを舞台にした『ヒトラーの忘れもの』。地雷撤去にドイツの少年兵が駆り出された実話をベースにしたものだ。
 デンマークとドイツの合作映画『ヒトラーの忘れもの』も知られざる歴史の暗部を暴いた作品だ。第二次世界大戦中、ドイツによって占領されていたデンマークには連合軍の上陸を防ぐために200万個もの地雷が海岸線に埋められていた。ドイツの全面降伏によってデンマークは5年ぶりに解放されたが、海岸線の地雷はそのままの状態。この地雷群の撤去を命じられたのは、デンマークに取り残されていたドイツの捕虜兵たちで、その大半は15歳から18歳までの少年兵だった。ナチスドイツが残した負の財産を処理するなかで、少年兵たちは手足を、そして命を次々と落としていくことになる。  デンマーク軍のカール軍曹(ローラン・ムラ)が監視する中、双子のレスナー兄弟(エーミール&オスカー・ベルトン)ら11名のドイツ少年兵たちが砂浜に埋まった地雷群の撤去に従事する。あどけない顔の少年兵たちは「母国が犯した戦争犯罪を自分たちが償なわなくては」と地雷撤去の経験もないまま、手探りでの作業に当たる。カール軍曹から「地雷撤去さえ済めば、帰国できる」と言われた少年兵たちだったが、彼らが置かれている状況は最悪だった。デンマーク兵だけでなく民間人もドイツ兵のことを憎み、食料をろくに与えない。1日の作業が終わると逃げ出さないように、狭い粗末な小屋の中に鍵を掛けて閉じ込める。お腹をすかせ、体調を崩しても休ませてもらえず、少年兵たちはひとり、またひとりと地雷を誤って爆発させてしまう。ドイツ人を憎んでいたカール軍曹だが、少年兵たちのあまりに悲惨な状況を見かねて、こっそり食べ物を調達する。だが、このことからカール軍曹はデンマーク軍の上官に睨まれ、少年兵たちはより苛酷な運命に追い込まれてしまう。 『ヒトラーの忘れもの』を手掛けたのは、戦後日本の裏社会を描いたジャレット・レト主演のヤクザ映画『The Outsider』を撮影中のデンマーク出身のマーチン・サントフリート監督。「戦争において自分たちがいかに正しかったか、どれほど人々の助けになったかという話はよく聞くけれど、どの国の歴史にも暗黒面はある。地雷を埋めたのはドイツ人であり、ドイツ人が撤去すべきだとは思うが、だからといって地雷撤去の経験のない少年たちにやらせるべきだったのかは大きな疑問だ。この出来事に関する歴史資料はほとんどなく、墓地や病院を訪ね、また民間の歴史研究家たちから話を聞いて回った。70年前の戦争の物語だが、人間は戦時中と戦後でどんな態度をとるのか、また怪物を倒すために自分も怪物になってしまうことに警鐘を鳴らしたものなんだ」と語っている。
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劇場版『神の舌を持つ男』予想通りの大コケ……「ギャグが周回遅れ」の酷評で、即“圏外”へ

 7月期にTBS系で放送された連続ドラマ『神の舌を持つ男』(向井理主演)の劇場版『RANMARU 神の舌を持つ男』(略称)が12月3日に公開された。

 興行通信社の調べによると、「週末観客動員数ランキング」(3~4日)で8位、公開2週目の「週末観客動員数ランキング」(10~11日)では、早くもトップ10から消えてしまった。興行収入200億円を超える大ヒットとなったアニメ『君の名は。』(神木隆之介&上白石萌音主演)が、公開から第16週を迎えても、いまだ両ランキングの上位に食い込んでいるのに対し、『神の舌を持つ男』は早々に下降線をたどってしまったようだ。映画を鑑賞した人からは「ギャグが古くさい」「周回遅れのエンタメ」「堤ワールドが好きな人以外ではきつい」などといった声があふれ、「Yahoo!映画」ユーザーレビューは、5点満点中1.76点(12月16日午後4時現在)という低評価となっている。

 劇場版では、朝永蘭丸(向井)が、旅の途中でたどり着いた鬼灯(ほおずき)村で、“運命の女性”となる美人の村医者・りん先生こと武田竜胆(木村多江)と出会い、その村の温泉旅館・菩辺美庵(ぼへみあん)で、三助として働くことになる。しかし、ある事件が発生し、蘭丸は“絶対舌感”を生かして、その謎を解明していく……といったストーリーだ。ドラマ版同様、甕棺墓光(木村文乃)、宮沢寛治(佐藤二朗)も引き続き登場し、そのほか、市原隼人、黒谷友香、財前直見らがキャスティングされている。

 『神の舌を持つ男』は、『TRICK』シリーズなどでおなじみの堤幸彦監督が、構想に20年を要したとの触れ込みで制作された作品。“映画化ありき”でスタートし、連ドラの放送開始前から、劇場版の撮影がすでに始まっていたという。その連ドラは、最高6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、全話平均5.6%と、よもやの大爆死。ふんどし姿で奮闘した主演の向井にとっては、とんだ赤っ恥をかかされた格好となった。

 それでも、映画化は中止されることなく強行されたが、大赤字をかぶることを回避したかったTBSは製作チームから離脱し、泥舟から降りてしまったという。それでも、下馬評を覆して、劇場版がヒットすれば、堤監督も、主役の向井も面目躍如となるはずだったが、第1週から低迷。ここから巻き返すのは極めて難しい状況となった。

 従来の二枚目のイメージを壊してまで、この作品に挑んだ向井にとっては、“黒歴史”となってしまったようだ。
(田中七男)

ノンスタ井上裕介“ひき逃げ”事件の真相を笑い飯・哲夫が暴露! 被害者を「極悪」と非難し謝罪

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 NON STYLEの井上裕介が起こした“ひき逃げ事件”。警視庁からの情報と吉本興業の主張に食い違いが生じるなど、不明瞭な部分も多いこの事件について、井上や同乗していたスーパーマラドーナ・武智の友人だという笑い飯の哲夫が、真相を語った。  11日夜、乗用車でタクシーを追い越した際、タクシーの右前部と井上の車の左後部が衝突し、タクシー運転手の首や腰に全治2週間のけがを負わせた井上。警視庁によれば、井上は事情聴取で「事故を起こしたことが世間に知られたら、大変になると思った」と供述しているということだったが、吉本興業は12日に「怖くなって逃げたという事実はない」「何かに当たったかもしれないとは思ったが、後ろにいたタクシーの運転手が降りてくることもなかったので、接触時は事故だという認識はなかった」と反論。さらに、13日、吉本興業が正式コメントを発表。そこには、「前を走っていたタクシーを追い越そうとした際に同車に接触したかもしれないと認識しておりました」と書かれており、接触物が“何か”から“同車”に変わっていた。  この事件について、15日のラジオ番組『笑い飯哲夫の明るく楽しいニュースシャワー』(MBSラジオ)に出演した哲夫は、「友だちなんで、ほんまのだいたいこんなんやっていうのは知ってる」と断言。哲夫の説明によれば、車線変更時にタクシーに衝突したことを、井上は気付いていなかったが、武智は気付いていたといい、武智は2度にわたり「擦ってるのでは?」「言ったほうがいいのでは?」と井上に助言したという。しかし、赤信号を待っている際にも、後ろにつけていたタクシーが何もアクションを起こしてこなかったため、井上が「何も言ってこないから、大丈夫だろう」と判断。確認しようとせず、そのまま走り去ったのだという。  さらに、哲夫は「普通ぶつけられたら言いますもんね。プププー(クラクション)とか、パッシングしたり」と、タクシー側の非を挙げたほか、「本人(井上側)もぶつけたのかどうかわかってないにもかかわらず、(タクシー運転手は)病院に行って、全治2週間だというようなことを言うてるんですよね。これね、何が一番悪いかってね、ちょっとだけぶつけられて、『いったいわあ、首むちうちなったわ~』て言うてくるやつ。これ“極悪”なんすよね。それでお金をもらおうとしてる」「あくどい」などと非難した。  この約40分後、哲夫は番組内で謝罪。しかし、道交法に定められた「救護義務」についての説明が“抜けていた”ことと、被害者が実際は無傷であるかのような誤解を与えてしまったことについては謝罪したが、その他の発言については訂正しなかった。 「哲夫はおそらく、武智から聞いたことをそのまま話したのでしょう。哲夫はラジオで、井上を庇うというよりも、同乗していた武智を最後まで庇っている印象でしたが、周囲の吉本芸人も『先輩の井上に強く言えるわけがない』と武智に同情的だとか。しかし、今回の哲夫の口ぶりでは、井上や武智が『大してケガもしてないのに、金欲しさに~』と被害者を悪く言っているとも捉えられかねない。かわいがっている後輩を擁護したいのはわかりますが、哲夫の身勝手な行動に吉本が黙っているとは思えない」(芸能記者)  一方、日本テレビは、「事故後、一度も車を止めることなく、現場から走り去っていた」と報じており、情報が錯綜している今回の事件。とはいえ、法律上、「当て逃げ」ないし「ひき逃げ」であることは変わりないだろう。

“息子がセクハラ被害”ザ・グレート・サスケ、成宮寛貴を「ハグしたい」発言に「意味不明」「怖い」

 成宮寛貴の芸能界引退を受けて、プロレスラーのザ・グレート・サスケの言動に注目が集まっている。

 サスケは成宮が引退を発表した2日後の12月11日、自身のブログで「引退する成宮さんへ」と題し、「その幕の引き方じゃぁ我々家族は逆に許しませんよ」「10年程前に愚息があなたから受けたハラスメントが真実だったって認める事になっちゃうじゃないですか?」などと、過去に自身の息子と成宮に何らかのトラブルがあったことを示唆。このブログは、マスコミにも大きく取り上げられた。

「さらに、サスケは15日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で、息子が高校生の時、成宮から『無理やり肉体関係を求められたこと』などを告発。その一方で、14日に報道陣の取材に応じた際は、成宮に対して『特に憎んでいない』と話していたこともあり、ネット上では『真意がよくわからないな……』と、混乱が広がっています」(同)

 もっとも、このようにサスケが世間を騒がせることは、今回が初めてではない。

「1990年からレスラーとして活躍していたサスケですが、2003年に岩手県議会議員選挙に出馬。本人は覆面レスラーとして、議会にも覆面姿で出席することを公約としていたものの、当選後の議会では『品位を損なう』と問題視され、大揉めに。さらに、05年には政務調査費指摘流用疑惑が浮上し、岩手県は13年に政務調査費の返還を求める訴訟を提起。しかし、サスケ側は出廷せず、政務調査費276万円の返還を求める判決が下されても、期限内に納付しませんでした」(同)

 そのため、財産差し押さえ騒動にまで発展したが、結局はサスケが約1カ月遅れで全額返金し、解決となった。

「そのほか“UFO研究家”としても知られるサスケは、05年の県議会でUFOについての県の認識を質問するなど、ぶっとんだところがある。本人に悪気がなくても、周囲に誤解を招きやすい印象です」(同)

 サスケは15日、後楽園ホールで開催されたみちのくプロレス年末恒例の『宇宙大戦争』では、「今の私が1つ言わなければならない……成宮、成宮、成宮、成宮! 一言、成宮、出てこい! 私は突然辞めたことに怒ってるんです」「彼が戻ってくるまで私は待ちますよ。そしてね、リング上でハグしてあげますよ、私が」などと語っていた。こうしたサスケの言動に対して、ネット上では「わけがわからなすぎて、怖い」「意味不明すぎて、息子さんは父の発言をどう思ってるの?」といった混乱の声も出ている。14日の取材では、「ご本人の(元)所属事務所のマネージャーさんと話し合いの場を持ちたい」ともコメントしていたが、もし、実現した場合、サスケは一体何を話すつもりなのだろうか。

成宮寛貴、引退しても暴露が止まらない 報道における芸能人と一般人の境目はどこ?

narimiya1206「ドラマのこのシーンってありえるの?」「バラエティーのあのやり方ってコンプライアンス的にどうなの?」……テレビを見ていて感じた疑問を弁護士に聞いてみる、テレビ好きのための法律相談所。

〈今回のテーマ〉
電撃引退した成宮寛貴に関する報道

■芸能人か一般人かの区別より、公共性があるか否か

 コカイン使用疑惑が報じられ、12月9日、突然に引退を発表した成宮寛貴について、引退後もそのセクシュアリティや海外逃亡説など、さまざまな情報が各メディアで盛んに流されている。本来、芸能人と一般人では報道が許される範囲が異なるはずだが、その境目はいったい、どこにあるのだろうか? アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に聞いた。

 まず、芸能人と一般人では報道される範囲に違いはあるか、という点について、プライバシーの観点から、岩沙弁護士は次のように述べる。

「アメリカの裁判例の中には、著名人はプライバシーの権利の一部を失い、プライバシー侵害の成立の範囲が狭いと判断するものもあります。一方、日本の裁判例は、著名人のプライバシーも尊重しており、著名人であることから直ちに何らかの帰結を導くことはしておらず、芸能人か一般人かの区別は、日本ではさほど重要ではありません。

 また、名誉を毀損するような報道についても、芸能人か一般人かの区別は重要ではなく、『公共性』が認められるのであれば、幅広い事実の報道を積極的に行えることになります。なぜなら、名誉毀損表現であっても、(1)公共の利害に関する事実を(2)もっぱら公益を図る目的で摘示し(3)事実が真実であることが証明されれば不法行為は成立しない、とされているからです。

 過去の刑事事件の裁判例では、一般人の私生活上の行為であっても社会的活動の性質、社会に及ぼす影響力の程度などによっては、公共性が認められるとされました。したがって、芸能人か一般人かの区別より、公共性があるか否かが重要です」

 では、なぜ「公共性」があると幅広い報道が許されるのだろうか? 

「それは、表現の自由が持つ民主主義的な意義が重要なためです。すなわち、その事実を一般市民に報道し、市民が議論することが、市民の発達や社会の発展に役立つ場合があるとされているからです。もっとも、人はうわさが大好きで、他人の生活をのぞき見たいという欲求を潜在的に持っており、人々がのぞき見たい事実のすべてに公共性を認めると、人々の名誉は貶められ、プライバシーは暴かれ放題になってしまいます。したがって、公共性が認められるのは限定的な場合に限ります」

 つまり、単なるのぞき見趣味のゴシップでなく、その情報に社会的な意味がある場合は、芸能人も一般人も関係なく、報道が可能ということのようだ。

■名誉毀損罪損が成立する可能性も

 では、すでに“一般人”である成宮に関する現在の過熱報道は、法的に問題はないのだろうか?

「過去の裁判例では、ボクシング元世界チャンピオンの具志堅用高氏が所属していたジムの会長の脱税報道や、宗教団体会長の女性関係が乱れている事実に公共性が認められたこともあります。一方、女優の故・大原麗子さんが近所とトラブルを起こしていた事実や、テレビ局のアナウンサーが学生時代にランジェリーパブに勤務していた事実については、公共性は認められませんでした。

 前述の通り、公共性は限定的にしか認められないため、成宮氏の現状の報道について、公共性は認められない可能性があります。したがって、場合によっては報道する側に名誉毀損罪などが成立してもおかしくはありません」

 成宮本人が引退表明の自筆ファクス以外何も語らない中、“18年来の親友”と名乗る人物がLINEメッセージの内容を明かしたり、プライベートの“乱行写真”が雑誌に掲載されたりと、暴露はますます過激になっているが、報道する側にも慎重な姿勢が必要のようだ。

『べっぴんさん』すみれ、過労で倒れる! 視聴者の議論呼んだ「家事は女の仕事」問題

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。

■12月14日(水)/63話~12月16日(金)/65話
 63話では、すみれの家で家事や育児を手伝っていた喜代(宮田圭子)が腰痛を悪化させ、入院することに。仕事に苦戦する夫・紀夫(永山絢斗)に負担をかけないよう、すみれは仕事に加え、家事や育児も全てこなしていくことを決意。また、すみれの姉・ゆり(蓮佛美沙子)も体調を崩したような様子を見せる。

 64話では、百貨店へのキアリス出店前日、1人で店内に残りショーケースのレイアウトを考えていたすみれ。その晩、紀夫が家に帰ると部屋には誰もおらず、心配した紀夫は慌てて商店街の本店や友人たちの家へ探しにいくが、すみれは見つからない。実はすみれは、トラブルで百貨店に閉じ込められてしまっていたのだ。紀夫は一睡もせずにすみれを待ち続けるが、朝帰りとなったすみれを見て頬を無言で叩いてしまう。視聴者からはこの沈痛なシーンに、「すみれは、1つのことに集中すると周りが見えなくなっちゃうから……」「もしこの時代にスマホやLINEがあったら、こんなことにはならなかったのに」など、嘆きの声が続出した。

 65話では、仕事と家事の両立で悩むすみれが、ついに過労で倒れてしまう。「仕事だけでも大変なのに、さらに家事全部なんて誰でも倒れるよ」「すみれちゃん無理しすぎ」という同情の声に加えて、「仕事してるのに、女の人が全部家事もやるのが当たり前っていう時代しんどいな」「時代背景的にしょうがないんだけどさ、家事は全て女の仕事なの? 紀夫くん手伝ってやれよ~」「紀夫がもうちょっと周りを見れる人だったら、すみれは倒れなくてすんだんじゃ……」と紀夫を責める声も。

 娘・さくら(粟野咲莉)に、お互いのどこが好きなのかを問いかけられたものの、答えられなかったすみれと紀夫。夫婦の関係は、これからどうなっていくのか、視聴者の関心は高まる。

中国ドッキリ番組を無断使用でテレ朝『ワイド!スクランブル』赤っ恥! 背景にはデーブ・スペクターの暗躍?

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「スペクター・コミュニケーションズ」公式サイトより
 黄金色の装飾品が並ぶ宝石店で、わめき立てる客の女。次の瞬間、女性店員に向け、大量の紙幣を投げつけ始める――。  9月23日放送のテレビ朝日系『ワイド!スクランブル』のコーナー「週刊Newスペクター」で取り上げられた、中国河北省で撮影されたという動画である。同コーナー担当のデーブ・スペクター氏によると、「ネックレスを一つずつしか見せない店員に、富裕層の女が激怒した」場面だという。  ところが、「週刊ポスト」(小学館/12月23日号)によると、この映像は中国の地方テレビ局が制作したドッキリ動画で、女性店員と客の女は役者。『ワイド!スクランブル』はそうと知らず、ネット上に落ちていたこの映像を実録映像として無断使用したのだという。記事では映像の無断使用に対する、中国地方テレビ局側の怒りのコメントも紹介されている。  フィクション映像とはつゆ知らず、「中国富裕層の傲慢ぶり」を示す実録映像として放送してしまった番組のマヌケっぷりは目も当てられないが、それだけではない。この一件からは、ネット動画を垂れ流しするテレビ業界の番組制作の怠慢と、それを支えるデーブ氏の共犯関係が見えてくるのだ。  デーブ氏が代表を務める「スペクターコミュニケーションズ」の内情を知る人物は話す。 「あのコーナーで取り上げる動画の多くには、提供元として『スペクターコミュニケーションズ』がクレジットされているが、実際は動画投稿サイトからの拾い物がほとんど。それでも動画1本あたり5万円のフィーを同社に支払っている。これで著作権問題をツッコまれても同社に責任転嫁でき、番組側には安い買い物というわけです。制作費やマンパワーが削減されるテレビ業界で、ネット動画は頼みの綱。同番組以外にも、同社はネットの拾い物を多数『映像提供』している」  デーブ氏は過去に同番組で、中国のパクリ事情について「意識改革しないと」と物申していたが、自分自身と日本のテレビ業界もしかりである。

中国ドッキリ番組を無断使用でテレ朝『ワイド!スクランブル』赤っ恥! 背景にはデーブ・スペクターの暗躍?

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「スペクター・コミュニケーションズ」公式サイトより
 黄金色の装飾品が並ぶ宝石店で、わめき立てる客の女。次の瞬間、女性店員に向け、大量の紙幣を投げつけ始める――。  9月23日放送のテレビ朝日系『ワイド!スクランブル』のコーナー「週刊Newスペクター」で取り上げられた、中国河北省で撮影されたという動画である。同コーナー担当のデーブ・スペクター氏によると、「ネックレスを一つずつしか見せない店員に、富裕層の女が激怒した」場面だという。  ところが、「週刊ポスト」(小学館/12月23日号)によると、この映像は中国の地方テレビ局が制作したドッキリ動画で、女性店員と客の女は役者。『ワイド!スクランブル』はそうと知らず、ネット上に落ちていたこの映像を実録映像として無断使用したのだという。記事では映像の無断使用に対する、中国地方テレビ局側の怒りのコメントも紹介されている。  フィクション映像とはつゆ知らず、「中国富裕層の傲慢ぶり」を示す実録映像として放送してしまった番組のマヌケっぷりは目も当てられないが、それだけではない。この一件からは、ネット動画を垂れ流しするテレビ業界の番組制作の怠慢と、それを支えるデーブ氏の共犯関係が見えてくるのだ。  デーブ氏が代表を務める「スペクターコミュニケーションズ」の内情を知る人物は話す。 「あのコーナーで取り上げる動画の多くには、提供元として『スペクターコミュニケーションズ』がクレジットされているが、実際は動画投稿サイトからの拾い物がほとんど。それでも動画1本あたり5万円のフィーを同社に支払っている。これで著作権問題をツッコまれても同社に責任転嫁でき、番組側には安い買い物というわけです。制作費やマンパワーが削減されるテレビ業界で、ネット動画は頼みの綱。同番組以外にも、同社はネットの拾い物を多数『映像提供』している」  デーブ氏は過去に同番組で、中国のパクリ事情について「意識改革しないと」と物申していたが、自分自身と日本のテレビ業界もしかりである。

激化した“日7”視聴率戦争の順位付けが確定!? やっぱりフジ『フルタチさん』は爆死で……

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古舘プロジェクト公式サイトより
 10月期より各局の視聴率争いが激化する日曜午後7時台だが、2カ月を経て、早くも順位付けが確定したようだ。  12月11日放送分の“日7”視聴率は、日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』が前週(4日)より、1.0ポイントダウンも、16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高い数字をキープし、ダントツの1位。2位はNHK総合『ダーウィンが来た!』の12.3%で、こちらも安定した視聴率を維持。3位はテレビ朝日系『日曜もアメトーーク!』の9.9%で、この週は健闘したほうだ。4位は大きく水をあけられて、フジテレビ系『フルタチさん』で6.0%。5位はテレビ東京系『モヤモヤさまぁ~ず2』で5.8%。最下位はTBS系『クイズ☆スター名鑑』スペシャルで、ギリギリ5.0%だった。  テレビ朝日とTBSは、10月16日から新番組『日曜もアメトーーク!』『クイズ☆スター名鑑』を放送開始。『モヤさま』は23日オンエア分から、新アシスタントに福田典子アナが就任。『フルタチさん』は11月6日にスタートし、視聴率の奪い合いが激しさを増すはずだった。  しかし、フタを開けてみれば上位2強の座はまったく揺るがず、常時20%前後の視聴率をキープ。『ダーウィンが来た!』も常に10%を超え、残された少ないパイを4局で食い合っている状況だ。  そんな中、『日曜もアメトーーク』は、木曜深夜の『アメトーーク!』の固定ファンがついていることもあり、おおむね8~9%台をマークして、同時間帯3位の座を確保。4位は『モヤさま』と『フルタチさん』の争いだが、『フルタチさん』は初回から8.0%→8.1%→5.8%→8.0%→5.3%→6.0%と苦戦。古舘伊知郎のトークで2時間もたせなければならない難しさもあるが、ここまでの視聴率推移を見る限り、この先、2ケタ台に乗せるのは至難のワザだろう。 「企画がマンネリ」などと批判もある『DASH!!』だが、結局、各局がテコ入れを図っても、その牙城が崩れることはなさそうだ。 (文=田中七男)