「婦人公論」の老後資金特集、キリギリスに優越感を抱くアリのコツコツ節約

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は、「老後資金、この先5年でできること」です。そういえば去年の年末特大号は「女の年金スペシャル」でしたね。バタバタ金が出て行きがちなこの時期に、しっかり財布の紐を締め直そうという「婦人公論」の心配りでしょうか。

 ということで今号は、どこを開いてもカネカネカネの実用路線。「『個人型確定拠出年金』で、“節税”しながら年金を増やそう」「50代から始める『3000円投資』」「1日5分書くだけで貯金体質になる魔法の家計簿」など中年女性が飛びつきそうな甘い誘い文句が満載です。お金を守る/増やす術を紹介しながら、「貯蓄を増やそうと、手を出した株。時代の波にのまれ、総額2000万を失って」というトホホな読者体験手記でオトす。そして結局来年も「カネがない」「老後が不安」とうわ言を繰り返す、そんな「婦人公論」が大好きです!

<トピックス>

◎特集 老後資金、この先5年でできること

◎福原愛 家庭を持って、ラケットも握る。彼とならば、できそうです

◎『婦人公論』創刊100周年記念読者ノンフィクション大賞発表!

■貯蓄に秘められた女の人生

 お金特集で面白いのは、やはり読者のお財布事情。「ルポ 1300万から6000万まで 読者10人が明かす資産額と貯め方のコツ」に登場するのは、当たり前のように貯蓄1000万円超えの方ばかり。そこに軽いめまいを覚えながら読み進めますと、「貯蓄上手な読者10人のアンケートを見ると、ほぼ全員きっちりと家計簿をつけている。収支のフローを正確に把握するのは、基本中の基本」と、ズボラな人には二度目のめまいが訪れます。しかし、「給与天引きなどできまった額を貯金に回したり」「家庭菜園で食費を浮かせたり」と、成功の秘訣はおおむねコツコツ型。それで2,000~3,000万貯めるって、もはや家庭菜園というより豪農では……。

 みなさんの“私の貯蓄ライフ”には、それぞれにストーリーと哲学があり、非常に読み応えがあります。特に「人生で2度、貯蓄額が0円になりながらも、現在2600万円まで貯めた」という北海道在住57歳の女性。「結婚する前、私には400万円ぐらい貯金があったんです。それが、夫がギャンブルで作った借金の返済で一度0円に。その後2人で一所懸命働いて、900万円の土地と家を25年ローンで買い、もう一度貯蓄ゼロになったんです」。さだまさしの「アーアー」が聞こえてきそうな、女の壮絶人生from北の国。「北海道は暖房代が結構かかるんですが、うちは薪ストーブで、薪は山で拾ってきます。食費もあまりかかりません。地元金融機関の『100万円預金すると米10キロプレゼント』というキャンペーンを利用したり、親戚の農家が収穫物を持ってきてくれたり」

 そして、ここからが面白い。「夫の職場が牧場で、掃除用のボロ布が大量に必要なんです。そこで、使い古したタオルがあったらほしいと仲のいい友人に頼みました。すると、タオルだけじゃなく、着ない洋服もくれるようになって。そういう人たちはウチよりずっといい生活をしているけど、貯金がないと言います。給料日の少し前になると金欠になって、何か食材ない? と来たりして」。まさに現代版アリとキリギリス。いつもはタグつきの服をくれる人が、恥を忍んで食材をもらいにくる。こういうちょっとした優越感が、彼女をまた貯蓄の道へと駆り立てるのでしょうね。

■例外を例外としないために……

 さて、そんな貯蓄特集に登場する、ナレーター坂上みきのインタビュー「53歳で授かった息子のために、自分の老後は後回し」。坂上といえば10年以上に及ぶ不妊治療の末、2012年に53歳で出産したことが話題になりました。夫は一回り年下のニュージーランド人。超高齢出産ゆえの老後の不安も「夫はたいていのことはなんとかなると考えているので、『いざとなったら、僕がマグロ船に乗って稼ぐ』なんて、冗談めかして言うんです。趣味の域を超えた料理上手なので、彼ならマグロ船のシェフも務まるかもしれません(笑)」と明るく受け流す。このあっけらかんさは外国人特有のものなのか、個人由来のものなのか。

 先日台湾人の男性と結婚した福原愛の表紙インタビュー「家庭を持って、ラケットも握る。彼とならば、できそうです」も、夫に追従することが美徳だと育てられた「婦人公論」世代には考えさせられる内容です。たとえばプロポーズ。以前から台湾で家を探していたという夫(江宏傑選手)。たまたま福原が台湾に遊びに行った際、彼が見つけた物件に連れて行かれ「どう思う?」と聞かれたそう。「すごく素敵だと思う」と答えたら「これ、愛の」と鍵を手渡されて……。それは「この家の主人になっていただきたい」という意味のプロポーズだったのだとか。男性から女性に向けて「主人」という言葉がサラリと出てくるあたり、「婦人公論」世代には衝撃的なプロポーズではないでしょうか。そんな夫だからこそ、福原自身の結婚観も変わったといいます。

「私にとっての『なりたい自分』は、家庭を持って、さらにラケットも握っている、そんな姿です。以前は、そんなことは絶対不可能だと決めつけていました。私は器用ではないし、要領がいいほうでもないから、結婚したら、夢や目標はあきらめるしかないのだろう、と。実際、卓球界の女性の先輩たちはみなさん、結婚を機に引退なさっていました」

「でも、その考えは彼と出会ったことで変わりました。『愛のやりたいことを僕は全力で応援する、愛は何も変わらなくていい』おつきあいの中で彼が口にしたこの言葉を、折に触れて思い返し、どうしたら自分の好きな自分でいられるかを、考え続けています」

「そして、できれば、卓球界の後輩たちが、好きな人に巡り合い『結婚したいな』と思ったとき、『福原さんみたいなやり方もあるよね』と参考にしてもらえるような存在になれたらいいなあ、と思います」

 江選手の「何も変わらなくていい」は器の大きい言葉である一方で、相手に「自分の人生のビジョンは自分で描け」と通告するような厳しさもあるのでしょう。「福原さんみたいなやり方もあるよね」という“例外”を“原則”にできるほど、いまの社会は寛容なのか。それを阻止しているのは誰なのか。それを突き詰めない限り、“例外”は“例外”であり続けるような気がします。

(西澤千央)

「婦人公論」の老後資金特集、キリギリスに優越感を抱くアリのコツコツ節約

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は、「老後資金、この先5年でできること」です。そういえば去年の年末特大号は「女の年金スペシャル」でしたね。バタバタ金が出て行きがちなこの時期に、しっかり財布の紐を締め直そうという「婦人公論」の心配りでしょうか。

 ということで今号は、どこを開いてもカネカネカネの実用路線。「『個人型確定拠出年金』で、“節税”しながら年金を増やそう」「50代から始める『3000円投資』」「1日5分書くだけで貯金体質になる魔法の家計簿」など中年女性が飛びつきそうな甘い誘い文句が満載です。お金を守る/増やす術を紹介しながら、「貯蓄を増やそうと、手を出した株。時代の波にのまれ、総額2000万を失って」というトホホな読者体験手記でオトす。そして結局来年も「カネがない」「老後が不安」とうわ言を繰り返す、そんな「婦人公論」が大好きです!

<トピックス>

◎特集 老後資金、この先5年でできること

◎福原愛 家庭を持って、ラケットも握る。彼とならば、できそうです

◎『婦人公論』創刊100周年記念読者ノンフィクション大賞発表!

■貯蓄に秘められた女の人生

 お金特集で面白いのは、やはり読者のお財布事情。「ルポ 1300万から6000万まで 読者10人が明かす資産額と貯め方のコツ」に登場するのは、当たり前のように貯蓄1000万円超えの方ばかり。そこに軽いめまいを覚えながら読み進めますと、「貯蓄上手な読者10人のアンケートを見ると、ほぼ全員きっちりと家計簿をつけている。収支のフローを正確に把握するのは、基本中の基本」と、ズボラな人には二度目のめまいが訪れます。しかし、「給与天引きなどできまった額を貯金に回したり」「家庭菜園で食費を浮かせたり」と、成功の秘訣はおおむねコツコツ型。それで2,000~3,000万貯めるって、もはや家庭菜園というより豪農では……。

 みなさんの“私の貯蓄ライフ”には、それぞれにストーリーと哲学があり、非常に読み応えがあります。特に「人生で2度、貯蓄額が0円になりながらも、現在2600万円まで貯めた」という北海道在住57歳の女性。「結婚する前、私には400万円ぐらい貯金があったんです。それが、夫がギャンブルで作った借金の返済で一度0円に。その後2人で一所懸命働いて、900万円の土地と家を25年ローンで買い、もう一度貯蓄ゼロになったんです」。さだまさしの「アーアー」が聞こえてきそうな、女の壮絶人生from北の国。「北海道は暖房代が結構かかるんですが、うちは薪ストーブで、薪は山で拾ってきます。食費もあまりかかりません。地元金融機関の『100万円預金すると米10キロプレゼント』というキャンペーンを利用したり、親戚の農家が収穫物を持ってきてくれたり」

 そして、ここからが面白い。「夫の職場が牧場で、掃除用のボロ布が大量に必要なんです。そこで、使い古したタオルがあったらほしいと仲のいい友人に頼みました。すると、タオルだけじゃなく、着ない洋服もくれるようになって。そういう人たちはウチよりずっといい生活をしているけど、貯金がないと言います。給料日の少し前になると金欠になって、何か食材ない? と来たりして」。まさに現代版アリとキリギリス。いつもはタグつきの服をくれる人が、恥を忍んで食材をもらいにくる。こういうちょっとした優越感が、彼女をまた貯蓄の道へと駆り立てるのでしょうね。

■例外を例外としないために……

 さて、そんな貯蓄特集に登場する、ナレーター坂上みきのインタビュー「53歳で授かった息子のために、自分の老後は後回し」。坂上といえば10年以上に及ぶ不妊治療の末、2012年に53歳で出産したことが話題になりました。夫は一回り年下のニュージーランド人。超高齢出産ゆえの老後の不安も「夫はたいていのことはなんとかなると考えているので、『いざとなったら、僕がマグロ船に乗って稼ぐ』なんて、冗談めかして言うんです。趣味の域を超えた料理上手なので、彼ならマグロ船のシェフも務まるかもしれません(笑)」と明るく受け流す。このあっけらかんさは外国人特有のものなのか、個人由来のものなのか。

 先日台湾人の男性と結婚した福原愛の表紙インタビュー「家庭を持って、ラケットも握る。彼とならば、できそうです」も、夫に追従することが美徳だと育てられた「婦人公論」世代には考えさせられる内容です。たとえばプロポーズ。以前から台湾で家を探していたという夫(江宏傑選手)。たまたま福原が台湾に遊びに行った際、彼が見つけた物件に連れて行かれ「どう思う?」と聞かれたそう。「すごく素敵だと思う」と答えたら「これ、愛の」と鍵を手渡されて……。それは「この家の主人になっていただきたい」という意味のプロポーズだったのだとか。男性から女性に向けて「主人」という言葉がサラリと出てくるあたり、「婦人公論」世代には衝撃的なプロポーズではないでしょうか。そんな夫だからこそ、福原自身の結婚観も変わったといいます。

「私にとっての『なりたい自分』は、家庭を持って、さらにラケットも握っている、そんな姿です。以前は、そんなことは絶対不可能だと決めつけていました。私は器用ではないし、要領がいいほうでもないから、結婚したら、夢や目標はあきらめるしかないのだろう、と。実際、卓球界の女性の先輩たちはみなさん、結婚を機に引退なさっていました」

「でも、その考えは彼と出会ったことで変わりました。『愛のやりたいことを僕は全力で応援する、愛は何も変わらなくていい』おつきあいの中で彼が口にしたこの言葉を、折に触れて思い返し、どうしたら自分の好きな自分でいられるかを、考え続けています」

「そして、できれば、卓球界の後輩たちが、好きな人に巡り合い『結婚したいな』と思ったとき、『福原さんみたいなやり方もあるよね』と参考にしてもらえるような存在になれたらいいなあ、と思います」

 江選手の「何も変わらなくていい」は器の大きい言葉である一方で、相手に「自分の人生のビジョンは自分で描け」と通告するような厳しさもあるのでしょう。「福原さんみたいなやり方もあるよね」という“例外”を“原則”にできるほど、いまの社会は寛容なのか。それを阻止しているのは誰なのか。それを突き詰めない限り、“例外”は“例外”であり続けるような気がします。

(西澤千央)

『紅白』『カウコン』……2016年最後もジャニーズともり上がろう! 12月31日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂

【特番】
8:00~10:00 『ザ!大晦日DASH!!』(日本テレビ系)
12:00~14:05 『メレンゲの気持ち SP』(日本テレビ系) 松岡昌宏
13:15~17:00 『世界の教育コンテンツ~日本賞2016』(NHK Eテレ) 国分太一
17:20~17:30 『元日はTOKIO×嵐! 超本気のプレミアムトークSP』(日本テレビ系) 国分太一
19:15~23:45 『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)
23:45~24:45 『ジャニーズカウントダウン2016-2017』(フジテレビ系)

●KinKi Kids

【特番】
19:15~23:45 『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)
23:45~24:45 『ジャニーズカウントダウン2016-2017』(フジテレビ系)

 

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EXILE系ジャニーズというハイブリッド男子に中性的な華奢男子まで…エロメンの卵・ラブメンの「AVでは見れない素顔」

徹や月野帯人を筆頭とする女性向けAVメーカーSILK LABOの専属男優・エロメンは、今や女性の性文化に欠かせない存在です。今日もどこかでシャツのボタンを片手で外し、優しい愛撫と甘い言葉で世の女性を癒やす作品が制作されているでしょう。

 そんな中、女性のためのアダルト動画サイト・GIRL’S CHでは、「AVデビューさせたい!」というイケメンを発掘し、ユーザー投票によってデビューを決める「ラブメンプロジェクト」が進行中。デビュー前orしたての彼らは、エロメンほどの器用さをまだ持ちあわせていないはず……ウブなうちに色々知りたい!!!

 ということで、これまで5名のラブメンに突撃し、AVでは見ることのできない素顔に迫った『美しすぎる男子のヌード』。今回は特別編として、中でも人気のあった3名をピックアップしてご紹介します☆ ラブメンたちが身体を張って頑張ってくれた100枚越えのグラビア写真は、きっと心身ともに暖めてくれるはずですよ!

1位:「顔立ちはジャニーズ、身体はEXILE」ラブメン候補生の会社員・岡本健吾くんと休日まったりデート♡

SOD社員の岡本健吾くんが第一位を獲得です! 普段は制作部にてAD業務しているという岡本くんは、今回のラブメンプロジェクトに参加する前から、GIRL’S CHのオリジナル動画に何作か出演し話題を呼んでいました。

岡本くんのウリは、何と言っても“鍛え抜かれた肉体美”。撮影当時の体脂肪率は1桁だったんですから! その上、ジャニーズ系のイケメンと来たら……世の女性が放っておくわけがありませんね。納得の1位です☆

2位:ラブメン界の“逸材”降臨! 爽やか現役大学生・茂本拓也くんの休日の朝に密着♡

 動画レビュー欄にて「本物の美少年」と大絶賛だった茂本拓也くん! 彼もデビュー前からGIRL’S CHオリジナル企画「街角セクシーイケメンカタログ」にて注目を浴び、満を持してラブメンデビューしたひとりです。屈託のない笑顔とスラリと伸びた手足がイイんです~。見惚れますよ!

3位:エロメンの次はラブメン! 大注目男優・杉崎春くんの素顔♡

ラブメンプロジェクトにて真っ先にデビューが決まった杉崎春くん! 年上女性の心を鷲掴みにする、やんちゃ系男子です。無邪気な少年っぽさと、ふいに見せるオスの表情……そのギャップにクラクラします。

おすすめ写真は、シャワー上がり。色白で華奢な身体を横から撮っている写真では、薄いお腹や胸、綺麗な身体の曲線が際立っていて非常にいやらしいんです!! まだあどけなさの残る杉崎くんをイジリイジラれ……なんて妄想をお楽しみにください☆

【他2名はこちらから☆↓】

■即日デビューが決定した大注目ラブメン・麻生蛍汰くんの“ほどよい筋肉”に癒やされて♡

■八重歯が可愛い! ドSラブメン・菅田陸斗くんの“無邪気な素顔”に密着♡

現役の会社員や大学生という、ほぼ素人ならではの“飾らない姿”が癖になるラブメン。2017年も、彼らの素顔に迫り続けることをここに誓います。お楽しみに☆

校長室でエロ動画を物色する中学校校長の痴態がネットに流出! 盗撮した生徒にも非難殺到

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生徒がアップした動画のキャプチャ
 韓国・全羅南道(チョルラナムド)にある中学校で、校長(61)の不祥事が発覚し、物議を醸している。なんと、校長室でアダルト動画を見ていたというのだ。  12月8日18時50分ごろ、校長は校舎1階にある校長室で、学校の備品であるパソコンを使い、ネットのエロ動画を物色していた。生徒の多くがすでに下校した後の時間帯とあって油断したようだが、校長の痴態は、たまたま横を通りかかった3年生2人に目撃されていた。  しかし、生徒たちはその場で校長を問い詰めるわけでもなく、息を潜めると、なんと校長の痴態をスマートフォンで撮影。その動画をインターネット上に流してしまったのだ。  事件発覚から4日後、父兄たちに説明会が行われた。校長は「偶然スパムメールを開いたら、アダルト動画が再生された」と弁明、さらに辞表を出すとしたが、父兄たちの怒りは収まらない。  その後、一部の父兄らが「教職員が校内でアダルト動画を見ること自体、おかしい」と、教育委員会に報告。訴えを受けた教育委員会は、ここ1カ月間のパソコンの履歴やメールなどをチェックして、校長の懲戒処分の検討に入った。12月26日現在、校長の処遇は決まっていないが、重い処分が下ることは間違いなさそうだ。  この騒動を受けて、ネット民は「校長が学校でAV見るなんて恥ずかしいことだけど、時間帯を見る限り、情状酌量の余地はある。むしろ、生徒たちの無慈悲な盗撮のほうが問題だ」「恥ずべき行為なのは確かだが、生徒が校長を陥れた行為のほうが恥ずかしい」など、校長の行為を咎めながらも、生徒たちへの苦言が目立った。  長幼の序を尊ぶ儒教の教えが根深く残る韓国だが、そうした師や年長を敬う気持ちは薄れてきているのかもしれない。

リアーナが尊敬していたJ. Loをアンフォロー! 原因はドレイクとJ. Loのラブラブ写真か

 歌手のジェニファー・ロペスとドレイクが今月に入ってから急接近し、“2016年最後に誕生した超大物カップル”だと話題を集めている。

 アラフィフになってもナイスボディと美しい顔を維持しているジェニファーは、今年8月に交際5年になる18歳年下の元バックダンサー、キャスパーと破局。11月に開催されたラテン・グラミー賞で、双子をもうけた元夫のマーク・アンソニーとキスするなど、相変わらず恋多き女として話題を振りまいている。

 一方のドレイクは、長年追いかけ回していたリアーナのことを、8月に開催された『MTV ビデオ・ミュージック・アワード』で「22歳のときからずっと恋している女性」だと公開告白。ラブラブな夏を過したものの、間もなくしてスケジュールが合わなくなり、あっさり破局に至った。決してイケメンではないのに、ドレイクは女を切らしたことがないモテ男で、リアーナのほかにも、セリーナ・ウィリアムズ、テイラー・スウィフト、ニッキー・ミナージュら、ハイレベルのセレブたちと浮き名を流して来たプレイボーイだ。年齢・人種関係なくビビッときた女性に子犬のように甘えていくことで母性本能をくすぐり、女性を落とすのだともいわれている。

 そんなドレイクが12月に入り、以前から憧れていたジェニファーに猛アプローチをかけ始めたと報じられるようになった。10日と18日にジェニファーのラスベガス定期公演を鑑賞し、「短期間に2度も行くなんて」と注目されるように。一部メディアは「2人はコラボ曲制作の真最中で、一緒に過ごす時間が増えただけ」と報じたが、インスタグラムには付き合いたての恋人のような雰囲気の写真が投稿され、「コラボ曲の話題集め?」「真剣交際?」とファンを大いに混乱させている。

 そんな中、「2人が投稿するラブラブ写真に、リアーナが怒り心頭なようだ」という報道が流れ出した。米芸能ニュース&ゴシップサイト「HollywoodLife.com」によると、リアーナは今月11日にジェニファーとドレイクが、それぞれのインスタグラムに同じツーショット写真を投稿したのを見て激怒したとのこと。ジェニファーは写真に「アタシのショーを見に来てくれたの!」、ドレイクは目がハートの絵文字に「←」を付け「これがたくさん」という説明文を付けており、リアーナは2人がデキていると確信。周囲に「ジェニファーのことを師匠だと尊敬してたのに!」「エスキモー・シスターズになっちゃうなんて!」とわめいているという。ちなみに「エスキモー・シスターズ」とは、同じ男性とセックスをしたことがある意味の下品なスラングだ。

 20日には大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」が、ドレイク主催のプライベート・パーティーに招かれたゲストの中に、ジェニファーが含まれていたと報道。「まだ付き合ってないが、時間の問題」という情報筋の話を伝えた。

 28日になると、ジェニファーとドレイクがほぼ同時に同じ2ショット写真をインスタグラムに投稿。2人ともソファーに座っており、ドレイクがしなだれかかるジェニファーを背後から強く抱きしめているというもので、ジェニファーは安心しきったように目を閉じ、ドレイクはドヤっている目でカメラを見つめているという構図だ。多くの人が「ドレイクはジェニファーといちゃいちゃできて最高にハッピーそう」「ジェニファーも心地よさそう」「これは宣伝のためのヤラセじゃない」だと受け止めるようになってきた。

 リアーナもドレイクの気持ちが完全にジェニファーに向いていると感じているようで、ジェニファーのインスタグラムのフォローをやめたことが発覚した。フォローを外したのはクリスマス・ウィークエンドだった先週末だとみられており、堪忍袋の緒が切れたのだろう。「HollywoodLife.com」は、28日に投稿されたハグ写真を見たリアーナが「吐きそうなくらい気分を悪くしている」「階段から携帯電話を投げ飛ばすほど超ムカついている」と報道した。プライベートではまったく共通点がないように思えるリアーナとジェニファーだが、ランチを楽しんだり、授賞式ではセクシーな2ショット写真を撮ったりと、長年「大の仲良し」だと言われてきた。そのためリアーナのショックは大きいのだろう。

 また、ネット上では「ジェニファーの元恋人P・ディディもドレイクに対してムカついているはず」「マーク・アンソニーも嫉妬の炎を燃やしているに違いない」という予測も。ディディは14年12月にマイアミ市内でドレイクと乱闘騒ぎを起こし、半年後に和解したと報じられたが、今でもドレイクのことを嫌っているともっぱらのウワサ。ドレイクが元恋人をドヤ顔で抱きしめる写真を見て、おもしろいはずはないだろう。また、マークもジェニファーとの復縁を望んで3番目の妻との離婚を決意したとも報じられており、ジェニファーを横取りしたドレイクに敵対心を燃やしているに違いないという声が高まっている。

 恋多きジェニファーとドレイクだが、2人のロマンスは長続きするのか。外野の反応を含めて、今後の展開が楽しみである。

HKT48・指原莉乃は、なぜトップなのか? 大阪ミナミ伝説のホストが独自の「恋愛理論」で分析

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 AKB48グループで、トップをひた走るHKT48・指原莉乃。今年6月に開催された「第8回AKB48選抜総選挙」では、前人未到の24万票を獲得して、その地位を不動のものとした。しかしその一方で、「なんで指原って、あんなに人気があるの?」「そんなに可愛くないのに!」「大金をつぎ込んでまで指原を1位にしたい理由がわからない」「秋元康のお気に入りだから、裏で得票数をイジってるんじゃ」など、その人気を疑問視する声がネット上を飛び交っているのも事実。

 今回は、かつて大阪ミナミのホスト業界で頂点を極め、その姿を追った『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)が大好評を博したことでも知られる、ブランディングコミュニケーションデザイナー・井上敬一氏に取材を行った。現在は、ホスト時代に培った独自の恋愛理論を基に、恋に悩める子羊たちを救済しているという井上氏が分析する「指原がトップを獲り続ける理由」とは?

■脱税事件があったから共感できる、指原の覚悟

――指原莉乃の第一印象ってどんな感じでしたか?

井上敬一氏(以下、井上) ルックスだけでいうと、フツーの人ですよね(笑)。良くも悪くも印象に残らないというか、合コンだと一番損するタイプ。みんなが群がるような人には見えなかったです。しかも、デビュー当時の指原さんは、何かに怯えているような目をしていて、闇を抱えていそうなイメージがあったんですよ。だから人を信用してないようにも見えたし、「アイドルだからこうしなきゃ」みたいなものに捕らわれて、取り繕っているようにすら感じました。本当の自分で勝負してないんだろうなぁって。

――昨今のガツガツしている指原のイメージと、ずいぶん違いますね。

井上 2012年にファンの男性とのスキャンダルがあったでしょ。やっぱり、あれが転機になったと思います。あの報道で全てが世間に晒されて、関係ないことまで丸裸にされて、「もうええわ」って開き直ったんじゃないかなって。あの頃を境に、「どうせ叩かれるなら、こっちから晒してやる」みたいな言動が増えたんですよ。そうすることで、肝が据わったというか。目からも不安の色が消えましたしね。僕も、数年前に顧問税理士による脱税事件で同じような経験をしているので、その心理には共感できます(笑)。

 世間を騒がせたときって、どっちに転ぶかなんですよね。今話題になっている成宮寛貴さんみたいに鳴りを潜めるのか、指原さんのようにさらけ出すのか。彼女の場合は、取り繕うのを止めたことで、一歩前に出られたんだと思います。

■人気の理由は「ナンバーワンホストの条件」と同じ

――全てをさらけ出して知名度が上がったにしても、「なぜトップなのかわからない」「そんなに可愛くない」という声もあるんですよ。

井上 そういう声に、めっちゃ共感します! だって、ほかにいくらでも可愛い子がいるもん(笑)。ただね、僕もホストだった頃、この中途半端な顔で5年連続ナンバーワンだったんですよ。だから、いかにもモテそうなタイプじゃない指原さんがナンバーワンになるっていう意味も、すごく理解できます。

――何か秘訣があるんですか?

井上 売れる人って、「ストーリーを持っている」「隙がある」「可哀想である」っていう3つのポイントがあるんですよ。それによって人から共感されやすく、親近感を抱かれやすくなる。指原さんにとって、「スキャンダルで博多に飛ばされた」というのは、ストーリーであり、可哀想な要素でもある。それに彼女は、アイドルだったら言わなくていいような自虐ネタを連発するキャラで、隙もあるんです。そういう人だから、ファンが“上から目線”になれて、感情移入するんですよね。人の気持ちが入るのと、容姿端麗であることは関係ない。現に、指原さんはスキャンダルの翌年トップになってるでしょ。僕もこの教えでナンバーワンホストをたくさん育ててきたので、間違いありません。みんな可哀想な人が好きなんです(笑)。

 今日本で一番売れてる漫画って『ワンピース』(集英社)なんですが、主人公のルフィという船長は、可哀想な過去というストーリーを持っていて、隙だらけで、アホ(笑)。だけど、そこにみんな感情移入して、漫画が売れているんですよね。

――指原は、アイドルなのにアイドルらしくない扱いを受けていますね。

井上  “上から目線で見られる”って、人気を得る上で、すごく大事な要素なんです。人は自分より下の存在がいないと安心できないので、無意識にそういう人を必要としますから。特に今の時代はバーチャルじゃない“人とのつながり”が求められているので、「手の届かないアイドル」より「自分より格下のアイドル」の方が好まれるんですよね。指原さんがトップになったとき、今の時代が求めるリーダー像そのままだなって感じましたもん。

■指原のモテテクは「ホスト時代よくやってた手口」

――でも、人気が定着したら「格上のアイドル」になってしまうんじゃないですか?

井上 指原さんのファンは「俺たちがナンバーワンにしてやったんだぞ」って気持ちだと思いますよ(笑)。普通は売れてくると、本人にその気はなくても、周囲から「最近調子に乗ってる」とかって叩かれるじゃないですか。あれは、嫉妬だったり、自分より上になったのが気に障ったりするからなんです。でも、指原さんの場合は、自虐ネタを出し続けたり、変なことをやらされたり、常に何かしら可哀想と感じさせる出来事があるので、ファンはずっと上から目線で見ていられる。見せ方のバランスが取れているんですよね。

――確かに指原は、「アンダーヘアを脱毛した」とか、アイドルらしくない下品な話をすることもあります。常に下に見られている印象です。

井上 僕もホストをやってたときに、よく使っていた手口です(笑)。あとね、普通ならなかなか言えないようなことをぶっちゃける人って、相手に安心感を与えるんです。だから、最初に自己開示できる人はモテるんですよ。指原さんもそうでしょ。あれを綺麗な人がやったら計算高いと受け取られることもありますが、指原さんだから「正直」って印象を与えて、余計に好かれるんだと思います。

――抜群の美女ではない顔立ちで、自虐キャラやぶちゃけキャラなこともモテにつながっていると?

井上 そういうことです。相手を持ち上げるのは大変だし、わざとらしく見えたりもするけど、自ら格下になれば、相手はありのままで自然と上になりますから。指原さんは“相手を勝たせる”ことが上手なんでしょうね。僕、ホストをやっていたときに全裸で接客したこともあるんです(笑)。そうすると、「こいつの前なら、少しくらいアホなことしても大丈夫」って気を許してもらえるんですよ。だけど、お客様の帰り際、ビシッとスーツを着てお見送りすると、「ちゃんとした人なんだ!」って、服着ただけで株が上がるという特典もありました(笑)。

■指原は“教祖”としてパーフェクト

――指原さんの魅力がわかった気もしますが、それだけで大金をつぎ込んでトップに押し上げるほど熱狂的ファンになれますかね?

井上 彼女を見ていると、ファンというより“信者”を集めているようにも見えるんですよね。というのも、人はギャップの幅が広い相手ほど魅力を感じるので、ハマると熱狂して信者化しやすいんです。女性がモテるために必要なギャップは、「母性と無邪気さ」だと思うんですが、指原さんは人を包み込むような母性的な優しさがある一方で、子どもみたいに無邪気なところもある。『ワイドナショー』(フジテレビ系)などに出演した際、ニュースに取り上げられたタレントに対して、共感を示すときもあれば、クサすときもあるでしょ。それがギャップです。

 ちなみに、ファンって自分のイメージと違う一面を見つけると離れていくけど、信者はどうであっても好きでいてくれる。だから、ホストクラブでも「信者を作れ」って教えていました。ほら、信者って字をくっつけると、「儲(かる)」って字になるでしょ(笑)。

――指原さんの持つ、ファンに「お金を使ってでもトップにさせたい」と思わせる魅力は、神格化ということですか?

井上 それもあると思います。でも、ホストをやっていて僕が気づいたのは、「お金を払いたい」と思わせるには、「応援している人を応援したい」心理を刺激するのが一番ってこと。例えば、「俺の誕生日だから来て」って言うと来てくれないお客様でも、「大事な後輩に華を持たせたいから、こいつの誕生日は来てやって」って言うと、来てくれたりするんです。誰かのために頑張っている姿に共感して、財布の紐が緩むんですね。指原さんも、HKT48に移って劇場支配人になり、10代のメンバーが売れるように指導したり、イベントのプロデュースをしたりしてますよね。「自分を魅せる」側から「仲間を魅せる」側にシフトしたことで、支持者が増えたんだと思います。

――売れるポイントとモテ要素にプラスして、教祖の素質と支持される力もあるということですね。

井上 結構パーフェクトですよ(笑)。あらゆる面が今の時代にぴったりハマっているので、成るべくして成ったトップという感じです。まぁそれが、偶然なのか、秋元さんが仕掛けた計算なのかはわかりませんけどね(笑)。どっちにしても、自分の見せ方がよくわかっていることが彼女の強みだと思います。恋愛でもそうですが、人から愛されるのに顔は関係ないんです。

――では、井上さんから見ても指原さんは魅力的ですか?

井上 いえ、顔がタイプじゃないんですみません。僕は顔で女性を選ぶ方なので(笑)。
(取材・文=千葉こころ)

井上敬一(いのうえ・けいいち)
1975年、兵庫県尼崎市生まれ。1995年、立命館大学文学部哲学科中退後、ホストクラブに入店し、1カ月目で店舗のナンバーワンに。2002年からはホストクラブオーナーとして活動する。ホスト業界引退後、15年4月から「恋愛力アカデミー」をスタート。著書に『わかってくれない上司をうならせる神フレーズ50』(パブラボ)、『ゴールデンハート』(扶桑社)、『ホストである前に人間やろ』(竹書房)などがある。
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「ギャンブル依存症には遺伝的要素も強い」祖父、父、夫も陥った経験者が語る恐ろしさ

 

 めかしこんだ一部の富裕層が夜な夜な集う大人の遊び場。そんな現実離れしたイメージのあるカジノだが、日本でのカジノ合法化を目指す、通称カジノ法案(IR法案)が2016年12月15日、国会にて可決、成立した。現在の日本では、賭け事は禁止されているものの、現実には法のグレーゾーンを縫うようにパチンコや競馬、競艇など、多くのギャンブルが身近にあり、ギャンブル依存症に苦しんでいる人もいる。日本にカジノができたら、ギャンブル依存症の問題はどうなってしまうのか。祖父、父、夫がギャンブル依存症で、自らもギャンブル依存症に陥った経験をもつ、「ギャンブル依存症問題を考える会」の代表、田中紀子さんに話をうかがった。

■わかっているのにやめられない、ビギナーズラックなどなくてもハマってしまう

――ギャンブル依存症はれっきとした病気ということですが、その定義とは、ギャンブルに使うお金をコントロールできない状態ですか?

田中紀子さん(以下、田中) そうですね。本当に“コントロール不能”という状態です。でも、操り人形のように「気がついたらギャンブル場に来ていた」というのではないので、依存症ではない人にはその“コントロール不能”というのがよくわからないのだと思います。

 依存症と聞くと、一般の人は「だらしがない人」や「バカな人」に見えるんだと思います。でも、わかっているのにやめられないんです。例えば、蚊に刺されたときって掻いちゃいけないとわかっているのに掻いてしまうじゃないですか。掻きたくて掻きたくてしょうがないという強迫観念。そして、掻くと一瞬だけ楽になる。そのムズムズした感じが強烈で、掻かずにはいられない、イライラ・ソワソワ感がつらいんです。

――わかりやすいたとえですね。私はギャンブルらしいギャンブルをしたことがないのですが、以前ロト6を何度か購入しました。しかし、「当たらないしムダだな」と思ってすぐに購入しなくなったのですが、ギャンブルをやる方たちは一度当たるとのめり込んでしまうのでしょうか?

田中 そのへんも単純な話ではないです。みなさんが思っている「当たらない」という理屈はギャンブラーもわかっています。だって、普通の人よりも回数を経験しているからわかるに決まっているんです。わかっているけど習慣になり、気づいたときにはやめられない。ギャンブルにハマり込むのは単なる“発病”だと思うんです。

 大当たりが出て、その興奮が忘れられずにやめられないと思われがちですが、そうとも限りません。「勝ったときのことだけ覚えている」と言われますが、第一勝ってないし(笑)。ビギナーズラックなんてなくてもハマってしまいます。

■現在のギャンブルは射幸心を第一に考え、依存症に陥りやすいつくり

――先日、カジノ法案が成立しました。日本にカジノができることによって、ギャンブルをする人は増えるのでしょうか?

田中 そこがすごく難しくて、実際にカジノができるのが今から4~5年後なわけですよね。でも、“ギャンブル依存症”という問題は今起きていることです。だから、今からカジノができるまでに、どれだけの対策ができるかということが大きな分岐点になると思っています。これがおざなりなものだったら、当然ギャンブルをする人は増えるでしょう。

 でも、諸外国でもカジノができるまでの間に対策をしっかりやることで、ギャンブル依存症自体は減ったという地域もあります。今、これだけ既得権が蔓延している日本で、どれだけメスを入れられるかということが重要だと思います。

 新しいカジノができるために、なんで自分たちが割を食うの? なんで既得権を手放さなきゃいけないの? ということで、これから反発があると思います。政治家も、ギャンブル依存症対策をやるとは言っていますが、既得権を持っている農林水産省とか国土交通省とか、警察とかが果たして本当に手放すのか? という疑問がありますよね。

 ギャンブル依存症対策をしようということになったら、売り上げが落ちることが予想されるし、ギャンブル業界は政治家の天下り先になっているので、彼らは業界を潰しちゃならないんです。

 射幸心をよりあおるギャンブルではなく、もっと広くいろいろな人が楽しめるギャンブルにしたらいいのにと私は思います。今は、ギャンブルが安全な形で楽しめるようなつくりになっていません。

――つくり自体が安全でないとはどういう意味ですか?

田中 売り上げを上げるというのは、ギャンブルにどれだけハマるかというシステムの上に成り立っているからです。私が競艇にハマっていたときは“連複”という、1位と2位を当てるお金の賭け方しかありませんでした。そこに最近は1位から3位までを当てる“三連単”が出てきました。5レース全部の1位を当てる賭け方もあります。なかなか当たらない代わりに、当たったときの金額が大きいので、みんながハマっていくようになっているんです。そのような形式がどんどん知らない間に、こそこそと法改正されて通過、導入されています。

――怖いですね……。

田中 もう少し射幸心を落とせば、ハマってしまう人が抑えられる代わりに、もっとたくさんの人が楽しめるようになるのではないでしょうか。ただ、それまで刺激的なものを求めてやってきた人にはつまらなく感じ、売り上げは落ちるでしょう。熱狂的なギャンブルファンが離れていく可能性はありますが、そのほうが息の長いものになるのではないかと感じます。

――つまり、ギャンブルそのものが悪いわけではないということですか?

田中 そう思っています。ギャンブル依存症というのは、ギャンブル場がなくても、株とかFXとか、なんでもギャンブルに変えてしまうんです。そうなってくると経済行為自体を否定する状況になりますし、ギャンブルを禁止したからといって、依存症対策はうまくいきません。闇に潜っていったり、他のものに代替えしていったりということになってしまいます。

■予防教育は、子どもが親の依存症に気づけるというメリットがある

――今後、カジノができることになったら今のうちから対策が必要とのことですが、どのような対策をすべきだと思いますか?

田中 まずは、依存症の正しい知識を国民に行き渡らせることが大切ですが、それは至難の業です。きちんと関心を持って聞いてくれる方ならばいいですが、「何言ってるの? なんでも病気のせいにするなよ」とか「自分を正当化している」と言う人もいるんです。そのような人たちの周りにギャンブル依存症の人が出たら悲惨ですよね。その人に説教をして終わりで解決策になりません。

 否認している人たちにも「なるほど、こういうことなのか!」と思わせるにはどうしたらいいかなと、いつも考えています。わかってくれる人たちも少しずつ出てきていますが、やはり啓発が一番難しいです。私としては、中学生くらいから予防教育を始めた方がいいと思っています。

――喫煙者が減っている理由の一つに、予防教育の効果があったともいわれています。ギャンブル依存症についても、子どもの頃から予防教育をすれば、減る可能性はあるのでしょうか?

田中 そうですね。でも、予防教育は当事者本人にはあまり効かないと思っています。ダメだと教えられてもやる人はやりますから。予防教育の一番のメリットは、自分の周りで依存症になった人がいても巻き込まれないで済むという点です。また、親が依存症だということに子どもが気づけるというのも大きいと思います。ギャンブルで子どもの奨学金を使ってしまうような負の連鎖を防げるよう、子ども自身に知識を与えるのは大事だと思います。周りにお金を貸しちゃう人がいると、不幸の連鎖が止まりません。

――田中さんは、ギャンブル自体は悪い物ではないとおっしゃっていましたが、ギャンブルとうまく付き合っていくためにはどうしたらいいと思いますか?

田中 それはすごく難しいとは思うのですが、対策の一つとしては、回数と金額を制限するものがあればいいなと思います。その月の決まった額を入金して、使い切ったら制限がかかるといったカードのようなものですね。あとはやはり、依存症という病気があり、誰でもなる可能性があるということを知っておくことです。

 また、これはあまり知られていませんが、アメリカの医学会ではギャンブルにはまりやすい遺伝子が見つかったと発表されていますが、遺伝的要素も強いです。一番の予防はギャンブルをやらないことなので、「そう言えば父親が株にハマっていたな」とか「おじいちゃんがパチンコで身上を潰したな」といった心当たりのある方は、ギャンブル自体を避けるという方法もありますね。
(姫野ケイ)

田中紀子(たなか・のりこ)
ギャンブル依存症問題を考える会」代表。競艇・カジノにハマったギャンブル依存症当事者。祖父、父、夫がギャンブル依存症という三代目ギャン妻。著書『三代目ギャン妻の物語』(高文研)『ギャンブル依存症』(角川新書)。

「3,000万円は激安だと思ってます」与沢翼がぶっちゃける「2016年贅沢エピソード」ベスト3

――芸能界、政界、スポーツ界の個性豊かな著名人の方々に2016年の秘蔵ネタを語ってもらう「あの人が2016年を振り返る」。今回は、3億5千万円もの未納法人税の返納で無一文同然になったものの、海外へ移住後、トレーダーとして見事な返り咲きを果たした与沢翼さんが登場。モデル・相原真美さん(あーたん)との結婚や妊娠などプライベートも充実した今年、ドバイでの贅沢な暮らしぶりを自慢していただきました!

■2016年の贅沢エピソード
【第1位】828メートル206階建て、世界一高い「ブルジュハリファのマンション(レジデンス)」を購入して引っ越したこと
 2億5,000万円、現金一括。その他、タイの「リッツカールトンレジデンス」2億7,000万円、フィリピンの「グランドハイアットレジデンス」2億円など、2016年だけで計24物件、25億円分の高級不動産を現金一括ノーローンで買いました。

 2016年は不動産を買い漁る年で、不動産以外に思い出がないほどです。一方、生活費は月10万円くらいしか使わないため、アンバランスです。買い物はほとんどが不動産。3,000万円は安い、1億円は普通、3億円はちょっと高いという感覚です。買い物の桁が不動産によってまったく変わりました。本当に3,000万円は激安だと思っています。ただ、とは言っても、全て将来の値上がりや家賃収入を期待したビジネスの一環ですけどね。

【第2位】フェラーリとロールスロイスを1台ずつ、フルキャッシュ計8000万で購入
 これは本当にただの贅沢です。フェラーリは新型の488のオープンタイプスパイダー、ロールスロイスも新型のゴーストシリーズ2。ロールスロイスは、もうすぐ子どもが生まれるので、チャイルドシートを着ける用です。フェラーリだと子連れで移動ができないからです。

 今居住しているドバイは高級車天国で、車のグレードでホテルの取り扱いの対応が変わったりします。高級車でホテルに行くと、グレードの高い高級車だけは前に陳列されて、自然と無料バレーサービスになり、VIPというカードを渡されて館内で優遇されます。

【第3位】家の中にちょっとだけお金をかけました
 ブルジュハリファの新居にFENDIのベッド300万円やFENDIの絨毯100万円、計400万円のカーテンを買うなど。今月か来月には子どもが生まれ、ここで育っていくことになる初めてのマイホームなので、家具や絵画などにはこだわろうと思っています。今の家とは別に、庭付きのそれなりに豪邸(1,300平米)を4億5,000万円で買っていますが、2019年完成のため、しばらくブルジュハリファに住みます。あとは、高級なブリザーブドフラワーも買いましたね。これからもっとインテリアの細かいところを詰めていきます。

■今年のベストニュース
 トランプ大統領誕生! やっぱり時代は変わり種を求めていると思うし、これからますます、保護主義、アンチグローバルな流れになっていくと思う。EUやユーロは将来なくなっていくかもね。ASEAN経済共同帯にも限度がありそう。でも、それでいい。各国を一緒くたにせず、各国が各国のカラーで共存共栄するように、これからどんどんそれぞれの国が自己主張してよいと思う。もちろん、その分、軋轢や摩擦、争いは増えるだろうけど、それをうまく調整できたら、そっちの方が面白い世の中になる。

■2016年、奥様・あーたんとのラブラブエピソード
 シンガポールで結婚し、ドバイで報告して、日本でもニュースで取り上げてもらい、そして今年、ドバイで赤ちゃんが生まれます。2016年の2月に妊娠したらしいので、どんなエッチをしたのか、その時のことを思い出したいと真剣に当時を掘り越したのですが、まったく思い出せない。酔っぱらっていた時しか思い出せないので、妊娠ってのは、特にロマンチックな時に起こるものではないのだなと、しみじみ思いました。

■2017年の活動予定
 今も毎日やっている為替の取引、海外不動産投資を引き続き。さらに、子どもが少し動けるようになってきたら世界を旅して、家族3人で旅行しつつも、いろいろな国の株や社債、コモディティなどに、投資巡りをしていきたいと思っています。

与沢翼(よざわ・つばさ)
1982年11月11日生まれ。著書に『秒速で1億円稼ぐ条件』(フォレスト出版)『告白 秒速で転落した真実』(扶桑社)などがある。
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年末年始にイッキ見したい海外ドラマ5作!

 年内最後の本コラムでは、年末年始にイッキ見できる海外ドラマをジャンル別にピックアップ。王道ドラマから、珍品、名品などなど、多ジャンルをチョイスしているので、気軽にトライしてみてほしい。
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『ブラックリスト SEASON 1 COMPLETE BOX』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)
●犯罪ドラマ『ブラックリスト』  配信サービスが本格的にドラマ制作に乗り出し、日本で見られるアメリカのドラマの数はうなぎ上り。だが、制作数が増えた分、作品テイストはどんどんニッチ化し、どれを見たらいいかわからないという人も多いのでは? そんな時は、ネットワーク系のドラマの中から、自分の好みを探ってみるのがオススメだ。ネットワークは、日本でいうところの地上波のテレビ局。それだけに、比較的万人にアピールする方向性でドラマを制作する。そういう意味で、王道的なネットワーク・ドラマでありながら、しっかりとした個性を持った犯罪ドラマが『ブラックリスト』だ。  世界中の犯罪者と取引をし、「犯罪コンシェルジュ」と呼ばれるFBIの最重要指名手配者レイモンド・レディントンが、なぜか新米FBI捜査官エリザベス・キーンを指名し、20年かけて集めた世界中の犯罪者の情報“ブラックリスト”を合衆国に提供すると申し出るという本作は、毎回多彩な悪人たちが登場する1話完結的なドラマであると同時に、レイモンド とエリザベスの知られざる関係性と、そこに絡む悪の組織との対決という連続的なストーリーが同時進行していく。ジェームズ・スペイダー演じるレイモンド のミステリアスな人物像がドラマの謎に拍車をかけ、1話完結の気軽さを楽しんでいるうちに、気がつけば連続性のあるストーリーにハマっていけるパターンは、ライトな視聴スタイルにもマッチするだろう。
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Netflixより
●ミステリー『THE OA』  7年間、失踪していた盲目のヒロインをめぐるミステリー。ある日、自殺未遂で病院に運ばれた女性は、7年間失踪していた人物だった。7年ぶりに家族の前に現れたその女性、プレーリーは、失踪中の記憶を失っていた。さらに驚くべきことに、生来盲目だった彼女が、戻ってきた時には視力を取り戻していた。世間が奇跡の生還と盛り上がる中、プレーリーは少しずつ失われた記憶を取り戻し、ある目的を果たすために動きだす。  映画『ザ・イースト』の監督・主演コンビが贈るNetflixのオリジナル・シリーズとなる本作は、同社のオリジナル・シリーズ『センス8』的な独特の世界観を持つ。失踪した女性をめぐるサスペンスかと思いきや、次のエピソードではファンタジー、さらに進むとミステリーと、週1ペースの配信なら散漫になるところも、一挙配信のドラマだからこそ見る者を翻弄しつつ引き込んでいく。ヴァイラル狙いの前衛バレエ風のある“動作”といい、率直に言って珍品だが、その奇妙さはクセになる。エンディングに感動するか、ポカーンとするかは人によって大きく分かれるかと思うが、いずれにしても見終わった後に誰かと話したくなること必至だ。
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Amazonプライムより
●SFサスペンス『高い城の男』  フィリップ・K・ディックの同名小説をドラマ化した、Amazonのオリジナル・シリーズ。第2次世界大戦でドイツと日本(+イタリア)側が勝利していたら……という歴史改変SFを、リドリー・スコット製作総指揮で描いている。アメリカはドイツと日本で分割統治され、その世界は現実の世界とはかけ離れたものに。ナチス思想と軍国主義に支配された世界は、並みのホラーより恐ろしい。そんな世界の中で、レジスタンスの活動に巻き込まれるジュリアナと、ドイツ側のスパイとしてレジスタンスの活動を探るジョーを中心に、“高い城の男”が撮ったあるフィルムをめぐって、ドイツ、日本、そしてレジスタンスの思惑が入り乱れたサスペンスが展開される。  アメリカドラマの中には、しばしばヘンテコ・ニッポン描写が登場するが、歴史改変のあくまで“if”の話のため、すんなりと作品世界になじんでいる。今の日本とはおよそかけ離れた世界という点ではしっかりとSFだが、その緻密に構築された世界観は、恐ろしいほどのリアリティで迫ってくる。サスペンスとしても一級品で、早くもシーズン2が待ち遠しくなる作品だ。
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Amazonプライムより
●ホラー『ストレイン』  映画『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督が放つ、デル・トロ節炸裂のホラー・サスペンス。冒頭、ベルリンからJFK空港に着陸した航空機内で起こった乗客乗員206名が死亡するという謎の事件では、ウィルスによるパンデミックなストーリーかと思いきや、やがてそれは未知の生物との死闘に発展。ドラマはゾンビ・アポカリプス的な様相を呈し、その生物と人類の隠された戦いの歴史が明かになっていく。サスペンスから、ホラー、SF、アクション、ミステリーと、徹底的なジャンルのごった煮も、デル・トロ風味という味付けによってきっちりとひとつにまとめ上げられ、一気にその作品世界に引き込まれていく。  ストーリーが進むにつれ存在感を増していく、モンスター描写の本気度もスゴイ。「人間は飲み物だ」と言い切るあたりは、いっそすがすがしいほどだ。全般的に陰湿な恐怖よりも、あっけらかんとしたモンスター描写に徹しているので、ホラーが苦手な人でも入りやすいのもポイント。しかしながら、グロ描写が苦手な人は要注意。その物語の終着点がどこに向かうのか、まったく予測がつかないが、ワクワクさせられることは間違いない。
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huluより
●コメディ『VEEP』   今年はアメリカ大統領選挙があったため、アメリカの政治に大きな注目が集まったが、2017年はトランプ政権が本格始動するだけに、まだまだ目が離せない。アメリカにはいろいろな政治ドラマがあるが、正月らしく笑って過ごしたい人にオススメなのが、政治コメディ『VEEP』だ。アメリカで2番目の権力の座にありながら、その実態は世界一の閑職(?)な、女性副大統領を主人公にした本作は、副大統領とそのスタッフのドタバタぶり、そして毒が効いたユーモアで、アメリカの政治世界を笑顔でぶった切る。といっても、あくまで主題は閑職ポジションの悲哀。  主人公のセリーナ・マイヤーを演じるジュリア・ルイス=ドレイファスは全米で絶大な人気を博した『となりのサインフェルド』でブレイクした名コメディエンヌだが、本作でもその実力を遺憾なく発揮し、平時にはロクな仕事を与えられない副大統領というポジションの哀れな日常を、絶妙な笑いに転じている。アクの強い個性派キャラぞろいのキャストのアンサンブルも見事で、初笑いにうってつけの作品だ。 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin