サイゾーウーマンが勝手に表彰!! 2016年“タレントの衝撃的1枚”画像集

 ブログやTwitter、インスタグラムなどのSNSに日夜アップされる芸能人のプライベート写真。たった1枚の写真がきっかけとなり、好感度がアップしたり、大炎上したりなど、その影響力は計り知れない。2016年は、浜崎あゆみがインスタグラム上で、露出度の高い写真を何枚もアップし、そのたびに「一体何アピールなの?」「脱ぐことでしか話題にならないって、いよいよオワコン」などと騒がれたが、裏を返せば、まだまだ注目度の高い歌姫であることを証明できたとも言えるだろう。中には、衝撃的な1枚にもかかわらず、ネットユーザーから気づいてすらもらえなかった写真が多数あるのだ。今回は、サイゾーウーマン編集部がネット上を徘徊して発見してしまった“名もなき衝撃写真”を一気出し! 編集部員のハートを震わせた“2016年の1枚”を勝手に表彰する。

■受賞者:坂本一生
「ただならぬ筋肉を育て上げていた坂本一生」

 前々から“いい体をしている人”というぼんやりしたイメージはあったものの、いつの間にかただならぬ筋肉を育て上げていた坂本一生。プロレスラー、スポーツジムインストラクター、飲食店店長、探偵、便利屋など、久しぶりに見ると、いつも別の仕事をしているため、そのキナ臭さがばかりが目につき、肉体美に人々の関心がいかなかった様子。いまだ根無し草のような生活を送っていそうな坂本だが、この力強い1枚からは「筋肉だけは裏切らない」という強烈なメッセージ性を感じる。

<2016年の1枚秘話>
 今年12月上旬、六本木で職務質問を受けたと、「フライデー」(講談社)で告白した坂本。なんでも、車のトランクに入っていた仕事道具のバールを“凶器”と勘違いされ、カッとなって「そんなに手柄が欲しいならここで暴れてやろうか!」と警官を挑発したそうだ。「筋骨隆々×バール」の絵面は相性抜群なだけに、警官の勘違いを助長させた可能性は高く、そもそも「坂本一生が車の中にバールを入れてる」と聞いて、よからぬ想像をしない人はいないことを、坂本自身が知っておくべきかもしれない。

■受賞者:黒柳徹子、平野レミ、清水ミチコ、森山良子
「徹子らうるせえババアたちが、連携プレーで魅せる」

 芸能界の四大“うるせえババア”こと黒柳徹子、平野レミ、清水ミチコ、森山良子が、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にて“女子会”を行った。清水ミチコのTwitterにアップされた4ショット写真から、すでにガヤガヤとした雰囲気が伝わってくる。各々の茶目っ気たっぷりなキャラクターも相まってか、“ババアになった若草四姉妹”といった可愛らしい風情がある半面、ライティングの影響もあってか、黒幕感漂う1枚となっている。一見、取っ付きやすそうな面々ながら、業界内では絶対的な権力を持っているババアたちであることを痛感させられる。

<2016年の1枚秘話>
 11月14日、15日の『徹子の部屋』に出演した4人。脱線しまくり&視聴者が置いてきぼりの放送事故になるのではないかと心配されたが、それは杞憂だったようだ。「体力に自信がある」と語る森山に対し、徹子が「だって『ざわわ、ざわわ』聞いてればわかるでしょ、体力があるって」と生煮え状態の同意をすると、すかさず清水が「わからないですよ!」とツッコむ一方、平野がサラッと「長い曲だからね」と徹子をフォローするなど、流れるような連携プレーで視聴者を魅了。日帰りバスツアーに参加する仲良しババアたちを見るような、心に木漏れ日が差した気分になる放送だった。

■受賞者:松居一代
「不吉な予感しかしない、松居一代のおばさんパワー宣言」

 今年11月、突然アメブロを始めた松居一代。ブログ開設1週間記念のエントリーでは、「おばさんパワーは強いぞ♪♪♪」のデカデカしい緑文字とともに、顔面ドアップ写真を投稿した。シミ・シワ・たるみ・乱れ髪などを、気持ちいいくらい修整していない1枚で、“59歳のリアル”を表現。ブログ自体は、「みんなの笑顔を思い浮かべてきょうもいくね よろし~く(はぁと)」とポジティブな一文で締めくくられているが、ただただヤケクソな印象が残り、夫・船越英一郎の顔がちらつく事態に。エントリーにつけられた「#決心」「#みんなのおかげ」などのハッシュタグが重いことも、見る者の心をざわつかせた。

<2016年の1枚秘話>
 SMAP解散騒動のビッグニュースに日本が揺れた今年1月、ひっそりと松居&船越にも“解散”危機が報じられた。松居は、自宅近所の神社にマスコミを召集して緊急会見を開き、今年の正月に奉納したという鈴緒を披露して、「これを見ていただければ一目瞭然、何も申し上げることはない!」と、鼻息荒く離婚を全否定したが、船越に対する「いよいよかわいそう」という同情コメントばかりがネット上を飛び交った。そんな松居がブログを開設した経緯もまた無茶苦茶で、なんでも「今年は新年早々から凹んでいた」が、全てが吹っ切れたため、「アメブロさんを104で調べてわたしから電話したんだ」とのこと。今まで「船越の嫁」という肩書によって保たれていた「変な人だけど、面白いおばちゃん」像が、来年徐々にほころびを見せるかもしれない。松居いわくの“おばさんパワー”がブログで全開になったとき、一体何が起こるのか、今から恐ろしい。

■受賞者:田代まさし
「何かを咥えている、田代まさしの自画像に波紋」

 今年4月に発生した熊本地震の際、田代まさしが、「何にもしないよりはマシかなって思い、こんな絵を描いてみました。熊本の皆さん頑張ってください!」として、Twitter上でイラストを発表した。熊本のご当地キャラであるくまモンと、くわえタバコのマーシーのイラストだが、人気漫画家でも、有名イラストレーターでもないマーシーが、「なぜイラストを……?」という疑問ばかりが募ることに。さらに「結構うまい」といういう事実も、見る者を混乱させた。ちなみに同ツイートは、12月時点で、1,500件近くリツイートされている。

<2016年の1枚秘話>
 “日本芸能界シャブ史”に燦然と輝く男・マーシー。10年に5度目の逮捕、11年より府中刑務所に収監され、14年7月にシャバに出てからは、民間の薬物依存リハビリ施設「ダルク」のスタッフとして活動をしている。そんな中、発表したイラストだったが、マーシーが口に咥えているブツは、「本当にただの煙草なのか?」という点に人々の関心は注目。「ジョイントですか?」「何かを吸いたいという気持ちが、絵に表れてしまっている」などの声が飛び交うことに。しかし、それ以上に多かったのが、「お前の方こそ頑張れよ!」「もうヤクに手を出すなよ!」といった激励メッセージで、あれだけ逮捕されても、どこか憎みきれないマーシーの人柄を垣間見ることができた。

■受賞者:山田邦子
「山田邦子、渾身のYOSHIKI姿に見るサービス精神」

 山田邦子が、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(フジテレビ系、17年1月6日放送)で披露予定のX Japan・YOSHIKIに変身した姿を公表した。隣に写る片岡鶴太郎は、絵や書の世界に進出して以来、自身の“粋な人”プロデュースばかり執着しているようだが、もともとは太田プロの芸人。2人は、伝説のお笑い番組『オレたちひょうきん族』(同)でともにレギュラーとして活躍した間柄だけに、当時のファンにとってはたまらないツーショットだろう。ちなみに山田は、「段取り、リハーサルしてから6時間以上」このYOSHIKIスタイルだったそう。御年56とは思えないタフさには恐れ入る。

<2016年の1枚秘話>
 「そういえばあのタレント、今何してるんだろう?」と、邦ちゃんのことをネットで検索したことがある人は、少なくないのではないだろうか。全盛期に比べ、テレビ露出が激減し、もうとっくにショボクレているかと思いきや、まるで若手芸人のような気合入りまくりのYOSHIKI姿を見せてくれるのだから、さすがは邦ちゃんといったところ。しかし気になるのは、放送前の番組で披露する仮装を、ブログで惜しみなく見せてしまった点だ。出落ち感しかない姿だけに、「それはまだ隠しておいた方がよかったのでは……」と思いつつも、邦ちゃんのサービス精神に感服してしまう。

高知東生がシャブSEXに溺れ、TBSが勃起した下半身を放送した【5・6月のランキング】

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 ゆく年、くる年──。2016年も日刊サイゾーはたくさんのニュースを扱ってきました。中でも人気を集めたのは、やっぱり芸能ゴシップ&スキャンダル。冬休み真っ盛り、家でゴロゴロしながら、各月の月間ランキングを振り返ってみましょう。  はてさて2017年は、どんなニュースで楽しませてくれるのかな……? 【1位】 numero000s.jpg覚せい剤4グラム所持の衝撃! 高知東生容疑者がハマった“肉弾女売人”の正体 またシャブか……と、日本全国を暗澹たる気持ちにさせた高知東生の覚せい剤逮捕事件が第1位。4グラムというのは軽く100回以上使える量だそうで、不倫相手と夜な夜なシャブセックスに耽っていたとか。高島礼子かわいそう……。(2016.6.29掲載) http://www.cyzo.com/2016/06/post_28630.html


【2位】
rgegera.jpgTBSが勃起した下半身を放送、フジ『Mr.サンデー』が炎上、香取脱退でSMAPが4人に!?……週末芸能ニュース雑話

2位は「週末芸能雑話」から。元AKBの永尾まりやと番組上でベロチューしたイケメンモデルが勃起していて、それをTBSがそのまま放送したという話題。そのほか、過去の勃起騒動も振り返りました。(2016.6.26掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28594.html



【3位】
weqrfrwfeqrweqf.jpgそれでもゲス川谷とはヤッてない!? ベッキー“処女説”の根拠「性欲を毛嫌いしていた……」

3位は、ゴールデンウィークを迎えても、まだまだ尾を引くベッキーの“ゲス不倫”。ベッキーが「文春」に手紙を送ったことを受けて、爆笑問題・太田光が番組上でベッキー“処女説”を主張しました。(2016.5.2掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_27961.html



【4位】
grfaagrfe.jpg高知東生の薬物逮捕に、SMAPファンがザワザワ……キムタクを虜にしたAV女優“あいだもも”とは!?

またまた高知東生の覚せい剤逮捕について。高知の前の奥さんであるAV女優・あいだもものファンであることをキムタクが過去に公言していたため、ジャニヲタがざわついていたそうです。(2016.6.27掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28612.html



【5位】
rgeqagreq.jpg結婚発表! 相武紗季の“お相手”は大丈夫?「少し前までヤミ金で一儲けしていた人物」

女優の相武紗希が30代の実業家と結婚。しかし、お相手の素性がなかなかに刺激的だったようで、周囲には相武を心配する声が広がりました。今日現在(12月22日)、まだ離婚はしていないようですが……。(2016.5.7掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28021.html



【6位】
refr.jpgジャニーズ的にはルール違反! SMAP中居正広・香取慎吾の被災地訪問で、キムタクとの関係は“修復不可能”に

6位はSMAPのギクシャク記事。このころは公式に「解散はしない」ということになっていましたが、内部分裂はもはや隠しきれていませんでした。今になって読み直すとカウントダウン中の緊張感がすごい。(2016.5.20掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28188.html



【7位】
gretwgqre.jpg今さら「SMAPは我が子」宣言? ジャニー喜多川社長“ホモセクハラ疑惑”のおぞましさ

7位もSMAP。こちらでは、ジャニーさんの「SMAPは我が子と同じ」というコメントを受けて、「いやいや、おまえホモセクハラしとったやろ!」とツッコみました。ジャニーもメリーもエグイよね。(2016.5.18掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28160.html



【8位】
gret4wgtew.jpg福山雅治、轟沈──!フジテレビ『ラヴソング』は、なぜ“史上最低の月9”になったのか

8位は月9史上最低視聴率(当時)を記録した福山雅治『ラヴソング』最終回を終えてのドラマ評。ぐにゃぐにゃと変節した物語を詳細に分析しつつ「本来の姿」を探りました。(2016.6.14掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28454.html



【9位】
frweqgfreq.jpg“元アウトローのカリスマ”瓜田純士がチンコのデカさを見抜いた!「ゲス川谷は強烈」「舛添都知事は神の領域」

9位には日刊サイゾーで好評連載中の“アウトローのカリスマ”瓜田純士さんがランクイン! 話題の人たちのチンコのデカさを品評し、人の本質に迫ります。(2016.5.17掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28154.html



【10位】
gfreqgret.jpg「大喜利メンバーになれば……」ビートたけしも猛批判する『笑点』利権まみれの黒い舞台裏

10位は、司会が歌丸師匠から昇太くんに変わった『笑点』の真っ黒な裏側。あんな素っ頓狂なテーマソングの裏で、利権がうごめいているとは……。怖い怖い。(2016.6.12掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28417.html


      
   
					

高知東生がシャブSEXに溺れ、TBSが勃起した下半身を放送した【5・6月のランキング】

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 ゆく年、くる年──。2016年も日刊サイゾーはたくさんのニュースを扱ってきました。中でも人気を集めたのは、やっぱり芸能ゴシップ&スキャンダル。冬休み真っ盛り、家でゴロゴロしながら、各月の月間ランキングを振り返ってみましょう。  はてさて2017年は、どんなニュースで楽しませてくれるのかな……? 【1位】 numero000s.jpg覚せい剤4グラム所持の衝撃! 高知東生容疑者がハマった“肉弾女売人”の正体 またシャブか……と、日本全国を暗澹たる気持ちにさせた高知東生の覚せい剤逮捕事件が第1位。4グラムというのは軽く100回以上使える量だそうで、不倫相手と夜な夜なシャブセックスに耽っていたとか。高島礼子かわいそう……。(2016.6.29掲載) http://www.cyzo.com/2016/06/post_28630.html


【2位】
rgegera.jpgTBSが勃起した下半身を放送、フジ『Mr.サンデー』が炎上、香取脱退でSMAPが4人に!?……週末芸能ニュース雑話

2位は「週末芸能雑話」から。元AKBの永尾まりやと番組上でベロチューしたイケメンモデルが勃起していて、それをTBSがそのまま放送したという話題。そのほか、過去の勃起騒動も振り返りました。(2016.6.26掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28594.html



【3位】
weqrfrwfeqrweqf.jpgそれでもゲス川谷とはヤッてない!? ベッキー“処女説”の根拠「性欲を毛嫌いしていた……」

3位は、ゴールデンウィークを迎えても、まだまだ尾を引くベッキーの“ゲス不倫”。ベッキーが「文春」に手紙を送ったことを受けて、爆笑問題・太田光が番組上でベッキー“処女説”を主張しました。(2016.5.2掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_27961.html



【4位】
grfaagrfe.jpg高知東生の薬物逮捕に、SMAPファンがザワザワ……キムタクを虜にしたAV女優“あいだもも”とは!?

またまた高知東生の覚せい剤逮捕について。高知の前の奥さんであるAV女優・あいだもものファンであることをキムタクが過去に公言していたため、ジャニヲタがざわついていたそうです。(2016.6.27掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28612.html



【5位】
rgeqagreq.jpg結婚発表! 相武紗季の“お相手”は大丈夫?「少し前までヤミ金で一儲けしていた人物」

女優の相武紗希が30代の実業家と結婚。しかし、お相手の素性がなかなかに刺激的だったようで、周囲には相武を心配する声が広がりました。今日現在(12月22日)、まだ離婚はしていないようですが……。(2016.5.7掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28021.html



【6位】
refr.jpgジャニーズ的にはルール違反! SMAP中居正広・香取慎吾の被災地訪問で、キムタクとの関係は“修復不可能”に

6位はSMAPのギクシャク記事。このころは公式に「解散はしない」ということになっていましたが、内部分裂はもはや隠しきれていませんでした。今になって読み直すとカウントダウン中の緊張感がすごい。(2016.5.20掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28188.html



【7位】
gretwgqre.jpg今さら「SMAPは我が子」宣言? ジャニー喜多川社長“ホモセクハラ疑惑”のおぞましさ

7位もSMAP。こちらでは、ジャニーさんの「SMAPは我が子と同じ」というコメントを受けて、「いやいや、おまえホモセクハラしとったやろ!」とツッコみました。ジャニーもメリーもエグイよね。(2016.5.18掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28160.html



【8位】
gret4wgtew.jpg福山雅治、轟沈──!フジテレビ『ラヴソング』は、なぜ“史上最低の月9”になったのか

8位は月9史上最低視聴率(当時)を記録した福山雅治『ラヴソング』最終回を終えてのドラマ評。ぐにゃぐにゃと変節した物語を詳細に分析しつつ「本来の姿」を探りました。(2016.6.14掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28454.html



【9位】
frweqgfreq.jpg“元アウトローのカリスマ”瓜田純士がチンコのデカさを見抜いた!「ゲス川谷は強烈」「舛添都知事は神の領域」

9位には日刊サイゾーで好評連載中の“アウトローのカリスマ”瓜田純士さんがランクイン! 話題の人たちのチンコのデカさを品評し、人の本質に迫ります。(2016.5.17掲載)
http://www.cyzo.com/2016/05/post_28154.html



【10位】
gfreqgret.jpg「大喜利メンバーになれば……」ビートたけしも猛批判する『笑点』利権まみれの黒い舞台裏

10位は、司会が歌丸師匠から昇太くんに変わった『笑点』の真っ黒な裏側。あんな素っ頓狂なテーマソングの裏で、利権がうごめいているとは……。怖い怖い。(2016.6.12掲載)
http://www.cyzo.com/2016/06/post_28417.html


      
   
					

草なぎ剛を「愛してる」!? いま振り返りたい、香取慎吾とメンバーの仲良しエピソード(2000年以降編)

 1988年4月に結成、91年9月9日にCDデビューしたSMAPが、まもなく約25年の歴史を閉じようとしている。「チーフマネジャーの退職」「派閥問題」などさまざまな原因が挙げられているが、決定的ともいわれているのが「メンバーの不仲」。しかしファンが見守ってきた日々は、「不仲」とはかけ離れたものだった。そこで、SMAPのメンバー仲を振り返るべく、思わず頬が緩んでしまうようなエピソードをわずかながらも紹介したい。香取慎吾とメンバーの仲良しエピソード(2000年以降編)をプレイバック!

【香取慎吾×中居正広】

・2003年に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)にて、「2人きりの本音トーク」と題した企画が放送された。そこで中居は、「なにかあったら(SMAPを任せられるのは)慎吾だなって」と告白。コンサートなどプレッシャーがかかる舞台の前、体調が悪くなり倒れることがあるという中居は……

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2017年はTOKIO×嵐で幕開け! 1月1日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

【特番・ゲスト】
5:30~9:30 『新春シューイチ&ZIP&ズムサタSP』(日本テレビ系) 山口達也
9:30~15:50 『新春しゃべくり007 SP』(日本テレビ系) 城島茂
16:00~18:00 『笑点 SP』(日本テレビ系) 城島茂
18:00~21:00 『元日はTOKIO×嵐 ウルトラマンDASH』(日本テレビ系)

●V6

【ゲスト】
9:30~15:50 『新春しゃべくり007 SP』(日本テレビ系) 坂本昌行、長野博、井ノ原快彦

 

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女性向け性感マッサージを個人ブログ経由で。キスも挿入もなし、純粋に全身の快楽を提供するその全容とは

女性向けの性風俗は、男性向けのそれと比べて決して多くありません。男性の性欲は「解消すべきもの」と位置付けられてきましたが、女性の性欲はそうではなかったからです。そもそも性風俗利用の目的は性浴の解消に限らず、ユーザー側は癒しや触れ合いも求めています。女性がそうしたものを求めたとき、提供されるサービスが少ないこと、そして一般的でないゆえにグレーゾーンで安心感を伴わないサービスに出くわしてしまう懸念があることは、問題ではないでしょうか。

▼挿入NGのはずが…「女性向け性感マッサージ」で体験した恐怖

 今回、女性ユーザーを対象にした「性感マッサージ」を個人のサービスとして無料で行っていたという男性・Mさんのお話を伺うことができました。本業は会社員で、かつての交際相手の影響で独自サービスを始めたというMさん(38)。ヒャダインこと前山田健一さんに似た、小柄で朗らかな雰囲気を持つ男性です。その目的は何だったのか、サービス内容はどうだったのか、なぜ今は閉じてしまったのか。詳細を探ってみましょう。

◎元カノ仕込みのエステテクニック

――Mさんが女性を対象にした性的なマッサージサービスを始められたのはいつ頃ですか。

Mさん「5年前ですね。2011年に個人ブログを立ち上げて、メールで受付をしていたんですが、2014年度以降は新規の方は受け付けていないんです」

――そもそも、どうしてそんなサービスを?

Mさん「動機は話すと長いのですが、もともと僕は若い頃にスポーツをしていました。体育系の大学を卒業して、そのままスポーツチームに入って、一応それで飯を食っていたんですね。選手ってほどじゃないんですけどアマチュアのノンプロみたいな……。そういう生活だったので、マッサージといったらゴリゴリ系しか知らなかったわけです。競技を辞めて会社員になった頃に、エステティシャンの女性とお付き合いするようになって、何度かオイルマッサージをしてもらったんですが、『うわあ何だこれ、気持ちいい!』とびっくりしました。女性がエステで受けているマッサージっていうのは、全然ゴリゴリ系じゃなくて、とても心地いいものなんだと知りました」

――痩身エステだとゴリゴリ系もあるかもしれませんけど、リラックス目的のマッサージは本当に至福ですよね~。

Mさん「あまりに気持ちよくて感動でしたね。で、その彼女と付き合っていくうちに、『今度はあなたが私にして』と言われまして、イチからエステマッサージのやり方を指導されたんですね。わたし専属のセラピストに育ちなさい、と(笑)、結構スパルタな感じで仕込まれ、半年くらい経って合格のお墨付きをもらえました。その頃には僕もマッサージするのが楽しくなっていて」

――それは別に性的なマッサージではなく?

Mさん「全然、普通の、オイルを使ってリンパを流すようなマッサージですね。そのうち、彼女が女友達を連れて来たんですよ、『この子にもやってあげて』と。いつの間にか何人も連れてくるようになって、今思えば彼女は友達から金をとってたんじゃないかって気もするんですけど(笑)、ともかくも様々な女性にマッサージをするようになったんですね」

――マッサージが得意な彼氏さん、だったわけですね。

Mさん「何年かしてその彼女とは恋愛関係が終わってお別れしたんですけど、彼女の友達で一度マッサージをしたことのある女の子数人から『疲れた~またやってー』と連絡が来たりしててまだつながっていたんです。それで、不定期にマッサージをしてあげていたら、友達の友達、そのまた友達とクチコミで『無料でオイルマッサージしてくれる人がいるぞ』と広まったようで(苦笑)。普通に考えたら初対面の男と密室で、裸に近い格好でマッサージ受けるなんて女性は嫌だと思うんですけど、“友達の紹介”ということでハードルが下がったんだと思います」

――無料でやっていたということですけど、少額でもお小遣い程度にお金をもらおうと思わなかったですか?

Mさん「全然思わなかったです、そんなプロじゃないんだし、と思って。趣味の延長のような形で。それに、風営法がありますから、法的な許可を得ていない以上、お金をいただいて接客することはしてはいけません」

――Mさんの本業は?

Mさん「本業は普通の会社員ですよ。ただ勤務体系がゆるやかな仕事なので、平日の昼間に請け負うこともありましたね」

――なるほど。では、非・性的なオイルマッサージから、性感マッサージに移行した転機は何だったんでしょうか?

Mさん「それが5年前ですね。友達の友達の知り合い、くらいの関係性の方から、『××さんに聞いたんですけど、マッサージお願いできますか?』とメールをもらって、『いいですよー』と受けて、指定のシティホテルへお伺いしたんですね。それは40代半ばの主婦女性だったんですが、いつもどおり、紙パンツとバスローブに着替えていただいて、うつぶせでベッドに寝てもらって背面のマッサージをしたんです。もうそろそろ終わりだなという頃に、ふっとその人が顔を上げてこちらを振り向いたんですね。あっ、痛かったかなと思って『すみません、痛かったですか?』と聞いたら、『や、そうじゃないんです』と。『今あなたに全身をマッサージしてもらって、感じてます……』とおっしゃったんですね」

――それを言うの、勇気が要ったでしょうね。

Mさん「非常に驚いたのですが、聞くと『ずっと夫とはセックスレスで、このまま女性としての人生を終わらせるのかなとずっとすごく悩んでいた。でも今こうして触られて、濡れている自分がいることに気づいて、正直言ってすごくうれしい』と。えーって思って、一瞬でウワァァァって頭の中でいろいろな考えが巡って……全然そういうつもりでマッサージしてなかったのにそんなことになっちゃったらまずい、いけないことだ、とか。でもその女性が『もしご迷惑でなかったら、もっと直接触っていただけませんか』と真剣だったので、それまで触ることのなかった、体の性的な部分にも触ってさしあげたんですね。そうしたらものすごく喜んでいただけて、帰り際の笑顔がとても綺麗で、僕もうれしい気持ちになったんです」

――全身マッサージでほぐしてもらってからの、性的な満足も得られるって、サービス満点特盛り状態ですもんね。

Mさん「それからいろいろ類似のお仕事があるのか調べていくと、性風俗というかたちでそうしたサービスを運営している業者さんもいくつかあることや、個人で同じようなことをやっている男性が何人かいてブログを開設していることなどを知りまして。僕もブログを立ち上げて、『こういうマッサージを行います』と告知したところ、思った以上に問い合わせがありました。カウントしてないですけど、最終的に、2011~2013年で200件ほどですかね」

◎キスと挿入はNG

――どのようなサービス内容なんですか。

Mさん「まず向き合って10~15分ほどお話をして、それから『そろそろ準備しましょう』とシャワーを促します。僕もマッサージ用の洋服(Tシャツとハーフパンツ)に着替えて、オイルやベッドの用意をして、音楽もかけますね。ラブホの有線を使うこともあれば、一応スマホに癒しの音楽を落としてるのでそれを小さいボリュームでかけたり。女性はシャワーを浴びたらエステなどで使われる紙ショーツとガウンを着て出てきてもらい、まずはベッドにうつ伏せで寝ていただいて、脚〜背面のマッサージを全身行います。エステティシャン仕込みなので、グイグイとコリをほぐすものではなく、リンパを流していくタイプのマッサージですね。この時点で恥ずかしいという方もいらっしゃるので、アイマスクも用意しています。視覚を遮断すると、その他の感覚が鋭敏になるので、性感マッサージ的にも良い効果があるんですよね。次に仰向けになっていただいて、同じように脚~デコルテまでマッサージをして……デコルテから乳房のあたりに移行し、徐々に性器を優しく刺激していきます。全体で2時間くらいでしょうか」

――性感マッサージと言いつつ、変わらずエステ式マッサージありきなんですね! 料金は……

Mさん「女性にご負担いただくのはホテルなどの場所代のみで、施術料はいただいてません。プロのマッサージ師ではないですから……あくまでも趣味の延長で始めたものですし、お金儲けのためにはやりたくないんですよ」

――では、利用される方の客層は?

Mさん「独身・既婚問わず、年齢層も幅広い女性という感じで……女性からだけじゃなく、カップル・ご夫婦からのお問い合わせも多くありました。刺激が欲しいというご夫婦、寝取られ趣味の旦那さんと奥さん、また、『自分では彼女を満足させてあげられないんだ』という男性がパートナー女性と一緒にいらっしゃるなどといったケースが、思いのほか多かったですね」

――カップルのご夫婦、男性の方が勃起してその場でパンツを脱がれたりとかは?

Mさん「ありますよ、もう我慢できないって入ってきて挿入したりとか。それは構わないです、そうなったらもう僕は見ているだけです。僕のマッサージを通じて、その二人が盛り上がってくださると、うれしくなりますね。このサービスを通して自分の人生観がすごく広がったし、女性にこうしてあげたいああしてあげたいという範囲も広がりました。もともと単純にセックスすることは好きでしたけど、それだけじゃなくなりましたね」

――お客さんから、マッサージ以外の要望をされることはありますか?

Mさん「最初に、女性に『どうしたいですか? どうしてほしいですか?』とお伺いする時間があるんですが、多かったのが縛られたい・人に見られたい・複数でしたい、でした。それを、『だから私は変態なんです』って後ろめたさを伴ってお話しされる方が非常に多い。でも、性欲って特別なものじゃない。食欲と同じだと思えばよくないですか? 食事の好みって、肉が好き、魚が好き、野菜が好き、お菓子が好き、色々じゃないですか。どれを好んでも変態じゃないですよね。性癖だとか好きなプレイもそうで、縛るとか縛られるとかが好きでも、後ろめたいと思う必要なんてないですよね。変態じゃない、別に好みの問題なだけです。だから、出来ることはしてさしあげるようにしてましたね。複数でしたい、っていうのは僕じゃ実現出来ませんけど、簡単な緊縛は勉強しました」

――それはオプションで?

Mさん「そうですね。といってもオプション料金がかかるわけではないですよ(笑)。縛られてみたい、という方には、柔らかい紐で手首を縛ってあげたりとかするくらいで。Mっ気の強い女性は、それだけで興が乗ります。また、アイマスクをつけた状態で縛って、鏡の前でアイマスクを外してあげると『わぁっ』って喜んでくださいますねやってみて、僕も縛られた女性を見るのは好きだな、ということに気付きましたね。やっぱりすごい綺麗なんですよ。希望される場合は、そのお客さんのケータイで縛られた肢体を撮影してあげて記念に持って帰ってもらうことも」

◎「僕が女性に欲望を満たしてもらう時間じゃない」

――密室で一対一で、女性は裸で無防備な状態です。だからこそ男性施術者に不信感を抱きがちというか、安心して体を預けることが難しいのも現状だと思います。Mさんは女性が気持ちよくなっていくにつれて、股間が反応しなかったですか?

Mさん「しますよもちろん、最初に女性に『触って欲しい』と要求された時も、勃起はしたんです。それに僕も一人の男なので好みのタイプの女性が来たらやりたいなあって気持ちがわいたこともあります。でもマッサージとセックスとは別のことじゃないですか。僕のことをお客様が触りたいというのならば触ってもらうのは別にいいんですけど、射精に導いていただかなくていいんです。僕が女性に欲望を満たしてもらう時間じゃない。奉仕する時間ですから。そうやって線を引かないと続かない、と、ずっと思っていました。密室だしトラブルの元になることも理解していますから」

――基本的に、キスもないんですよね。

Mさん「しないです。セックスをしているわけではなく、あくまでも性感マッサージをしているので。ただ、正直に言えば、行為に至ったこともゼロじゃなくて、お互いのコミュニケーションの結果そういうことになったことも中にはありました。でも一回目でそういうことになるのはありえない。リピーターになってくださった方と何度もお会いしているうちにそうなった、ということがあって。基本的には、奉仕と欲望は別で考えています」

――相手の女性から一方的に好かれることもあるんじゃないですか? 性的な快感を与えてくれて、優しくしてくれる男性に対して、好意を持ってしまうことは当然あると思うんです。男性向け性風俗でも、女性キャストに惚れるお客さんはいますよね。

Mさん「そうですね……一回ちょっと、そういうようなことがあって。実は、それで活動を自粛することにしたんです。キスと挿入をすごい求められて、ごめんなさいと断ったんですけど……そのあとも頻繁にメールが来るようになって『次はいつ何時に予約!』と、何度も……。僕も本業がありますから時間もそんなに使えないですし、新規の方を優先させていますと何度かお断りしたら、今度は別名義でメールを送ってくるようになってしまったんですね。フリーメールアドレスっていっぱい作れるじゃないですか。別人を装って……でも、どこかで見たことがある文章だなと(苦笑)。だから会わずにかわしていたのですが、それが相手の心の中に恨みのような気持ちを持たせてしまったのかもしれません。ネット掲示板に誹謗中傷を書かれてしまいまして」

――ありますよね、やっぱり、そういうトラブルは……。好意が憎しみに変わってしまうというか。

Mさん「僕もリスクを負ってまでやる必要はないですから、潔くやめようと思い、ブログに『こういうことがあってご理解いただけなかった、僕の勉強不足です、ついては今後、一旦ブログからの募集をやめさせていただきます』と記して過去の施術日記だけに残して更新を一切やめたんですね。そうしたら、嬉しかったのは、これまで施術した方達から励ましのメールをたくさんいただいて。それで今でもご要望のあるリピーターさんにはたまにマッサージをしています」

お客様を尊重するという当たり前のこと

――この2~3年で、AVの「マッサージもの」すごい増えましたよね。マッサージされてるうちに気持ちよくなっちゃってハメちゃう系。女性向け動画サイトさんのランキング情報によると、そういう作品は、女性人気も高いようですよ。

Mさん「僕もAVはたまに見るんですけど、確かに増えたなあって思います。実は、僕がやっていたような個人での性感マッサージサービスをする男性も、増えているようで……リピーターの女性でいろいろ試している好奇心旺盛な方がいるのですが(笑)、『このあいだ、新しく開業したどこそこの誰っていう人にやってもらったけど、全然良くなかった!』とか『前にしてもらった人は、あなたと考え方が似てて良かった!』とかいろいろと評判を伺っています」

――場所代だけじゃなくて、施術料金をとってやられている男性や業者さんもいますよね。

Mさん「ありますよね。もちろん女性への奉仕をしっかりして癒しの時間を提供しているきちんとしたところが多いとは思いますが、中には5分くらい女性の体をマッサージしたら、すぐ“性器の責め”に移行してしまって満足感が得られなかった、という話を耳にすることもあります。もちろん様々なお客様がいらっしゃると思いますし、セックスだけを求める方もいるのかもしれませんが、やっぱりサービスを提供する側の“欲望”を表出してはいけないと思うんですね。本当に、信頼してもらえないと出来ないことをやっていることじゃないですか、女性は裸なわけで。僕のところに連絡してくる人は、最後の送信ボタンを押すまでに何日も悩んだと思う。そこは尊重しなきゃいけないし、その勇気はありがたく受け止めているので、だからこそ素敵な時間にしましょうねといつも言ってきました。笑顔で帰ってもらえるようにサービスしてきたつもりです」

――そもそも日本って女性向けの性風俗が圧倒的に少ないですよね。

Mさん「カップルや夫婦でのセックスの回数も少ないという統計データが出ていますよね。女性が欲望を表出しにくい社会だと思います。それに男性のやりたい放題のセックスに従ってきた女性は、セックスそのものに良い印象をもてないと思うし、セックスをしたいと思えなくなるんじゃないでしょうか。悪循環ですよね」

――性欲というものを誤解している側面もあるんじゃないかな、と思います。Mさんは個人で性感マッサージをやられているとのことでしたから、ガツガツした性欲旺盛な方なのかと想像してしまっていたのですが、性欲でやられているわけじゃないんですよね。意外でした。見た目も全然、色黒とかアクセサリーとかないですし。

Mさん「それは気をつけてるんですよ(笑)。特に新規のお客様をとっていた頃は、今よりもっと気を遣っていたかも。初対面の印象って大事じゃないですか。そこで生理的嫌悪感を持っちゃったらもう二人でホテルには行けない。僕は風貌がサルっぽいので、『黒縁メガネのちっちゃいサル顔が現れますから、サルが来たって思ってください』と、事前にハードルを下げたメールをお送りしてからお会いしていました」

――ご自身が男性向けの性風俗に行くことは?

Mさん「若い頃はたまにあったんですけどね、ピンサロとか。体育会だったのでみんなで、それこそ安いピンサロとかヘルスとか。いいのか悪いのか、体育会系でしょっちゅうコンパもあって、女性との出会いもセックスの機会も多くあったんですね。おかげさまで経験をそれなりに積ませていただいて、だからあんまり、今もう『やりたくてやりたくてしょうがない』みたいな気持ちにはならないですね」

――性感マッサージをする上での考え方は、そういう下地ありきなのかもしれませんね。

___

 自分の欲望を満たすためじゃなく、相手のためにしている。これは男性向け風俗で働く女性も同じでしょうし、サービスの基本だと思います。Mさんはもう新しいお客様を受けることはないでしょうが、同じような志を持ち性感マッサージをしている男性は関東や関西に数名いらっしゃる、とおっしゃっていました。この基本を理解した女性向けの性風俗が、日本でビジネスとしても発展していくことを望みます。

■取材・文=水品佳乃

星野源は「子犬の目をした脅迫者」? 『逃げ恥』が描いた、普通の人々の「普通じゃない」美しさ

――女性向けメディアを中心に活躍するエッセイスト・高山真が、世にあふれる"アイドル"を考察する。超刺激的カルチャー論。
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TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』HPより。
「親子や兄弟姉妹ですら合わない部分があるのが当然なのだから、違う家庭で育ってきた者同士が合わない部分があるのは当たり前。そんな『当然』や『当たり前』を、『困る』とか『つらい』に変換するクセがついてしまうと、ふたりの間にあるパワーを奪ってしまう。そんなもったいないことって、ない」 「それを踏まえたうえで、ふたりで、たくさん話し合いましょう『どちらかが折れることを前提とした話し合い』ではなく、『どちらの望みもある程度取り入れるための話し合い』をね」 「知りたい。知ってもらいたい。その努力を惜しんだら、おしまい」 「面倒くさいといえばそのとおりかもしれないけれど、それは新しい人間関係を構築する際、避けては通れない面倒くささだと思います」 ・・・・・・・・・・・・  上の文章は、今年発売した私の本『恋愛がらみ。 ~不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館)からの、ほぼ原文の写しです。手前味噌の極みと思われても仕方ないオープニングで恐縮です。私の本は、『Oggi』というファッション誌で10年ほど連載していたエッセイから「恋愛がらみ」に特化したものをまとめたものでして、写した文章は、だいたい3~8年前くらいに『Oggi』にて最初に発表したものではなかったか、と記憶しています。  本当に僭越極まりないのですが、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の最終回を見ながら、「ああ、こういうこと書いてたわ」と思い返していました。  それにしても本当に面白いドラマでした。ラブコメドラマ(要するに「ハッピーエンドで終わらせることが至上命題」のドラマ)の最終回で、これほどまでに「めんどくさい」「面倒」という単語が出てきたドラマは、いままでになかったと思います。  最終回の1つ前の回で、平匡は「脱・童貞」を果たし、何やらおかしな方向に進んでいきました。「かわいい嫉妬」の体をとってはいましたが、みくりの仕事先のひとつをぶった切る。「異性が働いている場所でバイトなんかすんな」とか言って、恋人の経済のヒモを切っていくような精神的童貞や処女はけっこういます。しかし、それを35歳の平匡がやるようになるとは。平匡本人がどんなに多忙であっても、「家事のプロ」としてみくりが作ったおかずが大失敗に終わっても、料理にはきちんとポジティブな感想を出していたのに、「美味しい」とも言わなくなる。そして、「みくりが『対価の発生する、仕事』だからこそ完璧にこなしていた」家事全般を、「無償のもの」として計算し、ライフプランを立てて、ドヤ顔のプロポーズをカマす…。そんなとんちんかんなドヤ感たっぷりの提案にみくりが異議を申し立てれば、自分が悪手ばかりを打っていることに気づかないまま、「みくりさんは、僕のことが好きではないということですか?」(訳/僕のことが好きなら●●してくれるものじゃないの?)と、子犬の目で恫喝にかかる…。ええ、あれは「子犬の目をした脅迫者」としか言えない表情でした(星野源、まったくうなってしまうほどの名演です)。そのシーンの20~30分ほど前、「平匡さんは、可愛すぎる」「可愛いは最強です。可愛いには絶対服従です!」と言っていたみくりが、決然と「それは、好きの搾取です!」と言い返したシーンでは、「よくぞ言った!」と画面に声をかけてしまったほどです。このシーン、ブラック企業による「やりがいの搾取」を痛烈に批評した、みくりのセリフと対になっているあたり、この作品自体の構成のうまさにも感じ入りました。  で、最終回。実を言うとこの最終回のいちばんの“ドリーム”は、「平匡が、『嫌な意味でも男になってしまった』自分自身を、序盤ですぐに反省する」という点ですが、これはこれで仕方がない。というのも、「避けては通れない面倒くささをきっちり描くためには、かなりの尺が必要である…。そんな判断を制作側がした」ということが、すぐにわかる作りになっていたからです。  CMとオープニング&エンディングを除けば正味60分を切るだろう時間の中で、制作側は、「みくりと平匡の話し合い」というか「すり合わせ会議」を、ドラマ前半の中になんと3回も入れています。そのうち1回は、家に仕事を持ち帰ったみくりがしっちゃかめっちゃかになっている状態のとき。そんなときであっても、「話し合い」「すり合わせ」は必要である、という根幹から、このドラマは逃げていなかった。  他人と関係を結んでいくのは、それが「結婚」という形をとっていようといまいと、本当にめんどくさい。当たり前のことだから、つらかったり困ったりということではないけれど、ものすごくめんどくさい。そんな厳然たる事実を、パロディを使ってポップに演出してはいましたが、正面切って描いていた。それだけでも称賛に価するドラマだったと私は思います。  当然、どちらか一方がしっちゃかめっちゃかなときは、ただでさえめんどくさい「話し合い」なんて、うまくいくはずがありません。みくりは、平匡に投げやりな態度で「(この関係を)やめるなら、いまです」みたいな捨て台詞を吐き、家での仕事場所(浴室)にこもって扉を閉めてしまいます。  それに対し、平匡は、「いままで自分は、周囲に壁を作っていたけど、いまはみくりさんが、それをしている」「自分の壁をノックしてくれたみくりさんに、いま自分ができることは…」と心の中で回想し、みくりがこもる浴室のドアをノックし、扉を開けないまま、話し出すのです。 「生きていくのって、めんどくさいんです。それはひとりでもふたりでも同じで、それぞれ別のめんどくささがあって。どっちにしてもめんどくさいんだったら、一緒にいるのも手じゃないでしょうか」 「みくりさんは自分のことを普通じゃないと言ったけど、僕からしたら、いまさらです。(中略)世間の常識からすれば、僕たちは最初から普通じゃなかった。いまさらですよ」  そう言いながら、浴室の扉にかけた平匡の手は、その扉を開けることなく、平匡は静かにその場を離れます。  平匡のモノローグは「みくりさんは僕が作った壁をノックしてくれた」的なものだったのですが、実のところ、みくりのノックとは、初期~中期の平匡にとってはむしろ「壁を蹴破る」くらいの勢いのものでした。 「結婚してよ!」 「私の恋人になってもらえませんか?」 「スキンシップはどうでしょう?」 「バカ!」 「いいですよ、そういうことしても(←平匡にとって人生初のセックスのお誘い)」  どれもこれも、「童貞の壁」(しかも35歳)を粉々にする破壊力だったことでしょう。対して、平匡のノックは、文字通りの「ノック」であり、それも「扉を開けない」「壁は破らない」繊細さを持ったものでした。「女子の心の壁を破壊して、その心に入りこんで来るパワーを持つ男子」と、「心の壁を破られ、交際を始めて、つきあいが深まるにつれ徐々に男子のパワーの中に繊細さを加味していく女子」の組み合わせがそのほとんどを占める日本のラブコメ作品において、それは明らかに「普通じゃなかった」のです。「普通じゃなかった」のは、単に「ふたりは契約結婚からのスタート」ということだけではなかったわけです。  冒頭に続き私個人の話をして恐縮ですが、私は初恋のときから、自分が「普通じゃない」ことを自覚していました。ドがつく田舎に生まれたゲイで、初恋は35年以上前のことでしたから。そこからは「普通でない自分」をいかに受け入れ、その次は、そんな自分を受け入れてくれる他者(性愛の相手であれ、友情の相手であれ)をいかに探すか、という道を歩いてきたのです。そして、私はこのドラマで、「ノンケの男女の相当数もまったく同じことをしている」ということを、あらためて確認した思いです。  みくりは、「こざかしくて、めんどくさい女」という自己イメージ(明らかに「私フツーに女らしくないでしょ」という自己認識です)ゆえに、自分自身にどうしても低い点数をつけてしまう人間だった。平匡は、「ゲイはイケメンとみたら誰彼かまわず襲いかかる」「ゲイは男性の目線と女性の目線をあわせもつ」みたいな偏見丸出しの分析をしながらも、自分の分析をされるとムッとし、そしてムッとする自分自身の器の小ささ(明らかに平匡が「男らしさ」と形容しているだろう性格の対極にあるものです)に悩む日々が続く。ま、救いなのは、そんな自分の偏見や器の小ささを反省し、即座に成長の跡を見せることですが。ちなみに、「男目線」とか「女目線」とか、そんなものはありません。そんなザックリしたものは存在しないし、ヘテロであろうとゲイであろうと、個人個人が持っているのは「私の目線」「僕の目線」だけです。そういうことを、このドラマで風見(人間関係の機微をきちんとわかっているが、ややいたずらが過ぎるイケメン)がきちんと言及していたのには目を見張りました。  また、石田ゆり子演じる、みくりの伯母・百合(ゆりちゃん)は、若さを武器に自分に牙をむく20代中盤の女子に、「多くの女性にとって、『加齢は不幸でしかない』という『普通』が、女性たちの呪いになっている」という現実を指摘しながら、「あなたがいま『価値がない』と切り捨てたものが、あなたの未来になるなんて、そんな恐ろしい呪い(要するに、普通)からは、さっさと逃げてしまいなさい」と優しく諭す。しかし、そう言いながらも百合は、自分のほうが17歳年上である風見との恋愛に、「普通の価値観」にとらわれてギリギリまで踏み出せなかったりする(最後に踏み出せて、ゆりちゃん自身も呪縛から解き放たれて、本当によかった)。  ゆりちゃんの部下である若い女性・堀内は、アメリカからの帰国子女であるがゆえに、「普通の日本人」「普通のアメリカ人」からはみ出してしまう自分自身を自覚しつつ、自分自身をはみ出させようとする「普通の日本人像」と戦っている。同じくゆりちゃんの部下である若い男性・梅原は、ゲイであるがゆえに「普通のノンケの男女」からはみ出している自分を自覚している。そして「ノンケの普通」が回している「この世界の日常生活」では会えないからこそ、ゲイの出会い系アプリを使う。「普通のノンケの男女」に対する嫉妬も認めている。会社の人間関係でカミングアウトをするのは、心から信頼した堀内だけ。その堀内にも、「ナイショな」と、アウティング(自分の望まない人間関係にまで秘密をバラされてしまうこと)に対する牽制を忘れない。「普通じゃない」ゆえに、そこまで周到なことをしなくてはいけないことを、骨身に染みてわかっている。まだ見ぬ意中の人・沼田と出会った瞬間、その場に居合わせた、信頼する上司のゆりちゃんにもカミングアウトしたのも同然なのですが、ここにゆりちゃん以外の会社の人間がいたら、梅原は、沼田の前でまったく素知らぬ顔をしただろうと断言できます。  男だろうと女だろうと、ノンケだろうとゲイだろうと、何歳であろうと、どんな人生を送っていようと、誰もがそれぞれに「普通じゃない」部分を抱えている。平匡が最終回で「僕たちは最初から普通じゃなかった」と気づき、風見は第4話だったかな「普通って誰が決めるんだろう。くだらない」と口にしていたように。  それぞれの「普通じゃない」部分は、当然、それぞれに違っています。そして、「それぞれに違っている部分」それが、個性になる。「それぞれに違っている部分」こそが、多数決でなんとなく決められてしまっている「●●らしさ」(●●には、男とか女とかオジサンとかオバサンとかノンケとかLGBTとか日本人とか、とにかく好きな単語を入れてOK)ではなく、「自分らしさ」になる……。そのことをこれだけはっきり言い切った日本のドラマを、私はほかに知りません。  お互いの「普通じゃない」を認め合うこと。認め合ったうえで、めんどくさいことから逃げずに、ノックし合うこと。そして、変わりゆく関係性に対して敏感であろうと努めること。コミュニケーションの本質は、まさにそこにあると私は思っています。ええ、ドラマが言う通り、それは本当にめんどくさい。でも、そこから逃げなかったふたりだからこそ、逃げなかった平匡だからこそ、みくりは、最終回のいちばんの盛り上がりどころで、ようやく平匡に「大好き」と言えたのです。「大好き」と伝えたあとも、「(ふたりの関係性の)模索は続きます」と言い切る平匡だからこそ、みくりは、さまざまな未来の可能性を(妄想の中ではありますが)楽しみにできるのです。  すべてにおいて「普通」な人が誰ひとりとして存在していないこの社会。すべての「普通じゃない」人にとって、本当に優しい、素敵なドラマでした。2016年も終わりますが、この時代にこういうドラマが出てきたことを、私は素直に喜びたいと思っています。 高山真(たかやままこと) 男女に対する鋭い観察眼と考察を、愛情あふれる筆致で表現するエッセイスト。女性ファッション誌『Oggi』(小学館)で10年以上にわたって読者からのお悩みに答える長寿連載が、『恋愛がらみ。 ~不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館)という題名で書籍化。人気コラムニスト、ジェーン・スー氏の「知的ゲイは悩める女の共有財産」との絶賛どおり、恋や人生に悩む多くの女性から熱烈な支持を集める。月刊文芸誌『小説すばる』(集英社)でも連載中。

星野源は「子犬の目をした脅迫者」? 『逃げ恥』が描いた、普通の人々の「普通じゃない」美しさ

――女性向けメディアを中心に活躍するエッセイスト・高山真が、世にあふれる"アイドル"を考察する。超刺激的カルチャー論。
1612_nigehaji.jpg
TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』HPより。
「親子や兄弟姉妹ですら合わない部分があるのが当然なのだから、違う家庭で育ってきた者同士が合わない部分があるのは当たり前。そんな『当然』や『当たり前』を、『困る』とか『つらい』に変換するクセがついてしまうと、ふたりの間にあるパワーを奪ってしまう。そんなもったいないことって、ない」 「それを踏まえたうえで、ふたりで、たくさん話し合いましょう『どちらかが折れることを前提とした話し合い』ではなく、『どちらの望みもある程度取り入れるための話し合い』をね」 「知りたい。知ってもらいたい。その努力を惜しんだら、おしまい」 「面倒くさいといえばそのとおりかもしれないけれど、それは新しい人間関係を構築する際、避けては通れない面倒くささだと思います」 ・・・・・・・・・・・・  上の文章は、今年発売した私の本『恋愛がらみ。 ~不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館)からの、ほぼ原文の写しです。手前味噌の極みと思われても仕方ないオープニングで恐縮です。私の本は、『Oggi』というファッション誌で10年ほど連載していたエッセイから「恋愛がらみ」に特化したものをまとめたものでして、写した文章は、だいたい3~8年前くらいに『Oggi』にて最初に発表したものではなかったか、と記憶しています。  本当に僭越極まりないのですが、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の最終回を見ながら、「ああ、こういうこと書いてたわ」と思い返していました。  それにしても本当に面白いドラマでした。ラブコメドラマ(要するに「ハッピーエンドで終わらせることが至上命題」のドラマ)の最終回で、これほどまでに「めんどくさい」「面倒」という単語が出てきたドラマは、いままでになかったと思います。  最終回の1つ前の回で、平匡は「脱・童貞」を果たし、何やらおかしな方向に進んでいきました。「かわいい嫉妬」の体をとってはいましたが、みくりの仕事先のひとつをぶった切る。「異性が働いている場所でバイトなんかすんな」とか言って、恋人の経済のヒモを切っていくような精神的童貞や処女はけっこういます。しかし、それを35歳の平匡がやるようになるとは。平匡本人がどんなに多忙であっても、「家事のプロ」としてみくりが作ったおかずが大失敗に終わっても、料理にはきちんとポジティブな感想を出していたのに、「美味しい」とも言わなくなる。そして、「みくりが『対価の発生する、仕事』だからこそ完璧にこなしていた」家事全般を、「無償のもの」として計算し、ライフプランを立てて、ドヤ顔のプロポーズをカマす…。そんなとんちんかんなドヤ感たっぷりの提案にみくりが異議を申し立てれば、自分が悪手ばかりを打っていることに気づかないまま、「みくりさんは、僕のことが好きではないということですか?」(訳/僕のことが好きなら●●してくれるものじゃないの?)と、子犬の目で恫喝にかかる…。ええ、あれは「子犬の目をした脅迫者」としか言えない表情でした(星野源、まったくうなってしまうほどの名演です)。そのシーンの20~30分ほど前、「平匡さんは、可愛すぎる」「可愛いは最強です。可愛いには絶対服従です!」と言っていたみくりが、決然と「それは、好きの搾取です!」と言い返したシーンでは、「よくぞ言った!」と画面に声をかけてしまったほどです。このシーン、ブラック企業による「やりがいの搾取」を痛烈に批評した、みくりのセリフと対になっているあたり、この作品自体の構成のうまさにも感じ入りました。  で、最終回。実を言うとこの最終回のいちばんの“ドリーム”は、「平匡が、『嫌な意味でも男になってしまった』自分自身を、序盤ですぐに反省する」という点ですが、これはこれで仕方がない。というのも、「避けては通れない面倒くささをきっちり描くためには、かなりの尺が必要である…。そんな判断を制作側がした」ということが、すぐにわかる作りになっていたからです。  CMとオープニング&エンディングを除けば正味60分を切るだろう時間の中で、制作側は、「みくりと平匡の話し合い」というか「すり合わせ会議」を、ドラマ前半の中になんと3回も入れています。そのうち1回は、家に仕事を持ち帰ったみくりがしっちゃかめっちゃかになっている状態のとき。そんなときであっても、「話し合い」「すり合わせ」は必要である、という根幹から、このドラマは逃げていなかった。  他人と関係を結んでいくのは、それが「結婚」という形をとっていようといまいと、本当にめんどくさい。当たり前のことだから、つらかったり困ったりということではないけれど、ものすごくめんどくさい。そんな厳然たる事実を、パロディを使ってポップに演出してはいましたが、正面切って描いていた。それだけでも称賛に価するドラマだったと私は思います。  当然、どちらか一方がしっちゃかめっちゃかなときは、ただでさえめんどくさい「話し合い」なんて、うまくいくはずがありません。みくりは、平匡に投げやりな態度で「(この関係を)やめるなら、いまです」みたいな捨て台詞を吐き、家での仕事場所(浴室)にこもって扉を閉めてしまいます。  それに対し、平匡は、「いままで自分は、周囲に壁を作っていたけど、いまはみくりさんが、それをしている」「自分の壁をノックしてくれたみくりさんに、いま自分ができることは…」と心の中で回想し、みくりがこもる浴室のドアをノックし、扉を開けないまま、話し出すのです。 「生きていくのって、めんどくさいんです。それはひとりでもふたりでも同じで、それぞれ別のめんどくささがあって。どっちにしてもめんどくさいんだったら、一緒にいるのも手じゃないでしょうか」 「みくりさんは自分のことを普通じゃないと言ったけど、僕からしたら、いまさらです。(中略)世間の常識からすれば、僕たちは最初から普通じゃなかった。いまさらですよ」  そう言いながら、浴室の扉にかけた平匡の手は、その扉を開けることなく、平匡は静かにその場を離れます。  平匡のモノローグは「みくりさんは僕が作った壁をノックしてくれた」的なものだったのですが、実のところ、みくりのノックとは、初期~中期の平匡にとってはむしろ「壁を蹴破る」くらいの勢いのものでした。 「結婚してよ!」 「私の恋人になってもらえませんか?」 「スキンシップはどうでしょう?」 「バカ!」 「いいですよ、そういうことしても(←平匡にとって人生初のセックスのお誘い)」  どれもこれも、「童貞の壁」(しかも35歳)を粉々にする破壊力だったことでしょう。対して、平匡のノックは、文字通りの「ノック」であり、それも「扉を開けない」「壁は破らない」繊細さを持ったものでした。「女子の心の壁を破壊して、その心に入りこんで来るパワーを持つ男子」と、「心の壁を破られ、交際を始めて、つきあいが深まるにつれ徐々に男子のパワーの中に繊細さを加味していく女子」の組み合わせがそのほとんどを占める日本のラブコメ作品において、それは明らかに「普通じゃなかった」のです。「普通じゃなかった」のは、単に「ふたりは契約結婚からのスタート」ということだけではなかったわけです。  冒頭に続き私個人の話をして恐縮ですが、私は初恋のときから、自分が「普通じゃない」ことを自覚していました。ドがつく田舎に生まれたゲイで、初恋は35年以上前のことでしたから。そこからは「普通でない自分」をいかに受け入れ、その次は、そんな自分を受け入れてくれる他者(性愛の相手であれ、友情の相手であれ)をいかに探すか、という道を歩いてきたのです。そして、私はこのドラマで、「ノンケの男女の相当数もまったく同じことをしている」ということを、あらためて確認した思いです。  みくりは、「こざかしくて、めんどくさい女」という自己イメージ(明らかに「私フツーに女らしくないでしょ」という自己認識です)ゆえに、自分自身にどうしても低い点数をつけてしまう人間だった。平匡は、「ゲイはイケメンとみたら誰彼かまわず襲いかかる」「ゲイは男性の目線と女性の目線をあわせもつ」みたいな偏見丸出しの分析をしながらも、自分の分析をされるとムッとし、そしてムッとする自分自身の器の小ささ(明らかに平匡が「男らしさ」と形容しているだろう性格の対極にあるものです)に悩む日々が続く。ま、救いなのは、そんな自分の偏見や器の小ささを反省し、即座に成長の跡を見せることですが。ちなみに、「男目線」とか「女目線」とか、そんなものはありません。そんなザックリしたものは存在しないし、ヘテロであろうとゲイであろうと、個人個人が持っているのは「私の目線」「僕の目線」だけです。そういうことを、このドラマで風見(人間関係の機微をきちんとわかっているが、ややいたずらが過ぎるイケメン)がきちんと言及していたのには目を見張りました。  また、石田ゆり子演じる、みくりの伯母・百合(ゆりちゃん)は、若さを武器に自分に牙をむく20代中盤の女子に、「多くの女性にとって、『加齢は不幸でしかない』という『普通』が、女性たちの呪いになっている」という現実を指摘しながら、「あなたがいま『価値がない』と切り捨てたものが、あなたの未来になるなんて、そんな恐ろしい呪い(要するに、普通)からは、さっさと逃げてしまいなさい」と優しく諭す。しかし、そう言いながらも百合は、自分のほうが17歳年上である風見との恋愛に、「普通の価値観」にとらわれてギリギリまで踏み出せなかったりする(最後に踏み出せて、ゆりちゃん自身も呪縛から解き放たれて、本当によかった)。  ゆりちゃんの部下である若い女性・堀内は、アメリカからの帰国子女であるがゆえに、「普通の日本人」「普通のアメリカ人」からはみ出してしまう自分自身を自覚しつつ、自分自身をはみ出させようとする「普通の日本人像」と戦っている。同じくゆりちゃんの部下である若い男性・梅原は、ゲイであるがゆえに「普通のノンケの男女」からはみ出している自分を自覚している。そして「ノンケの普通」が回している「この世界の日常生活」では会えないからこそ、ゲイの出会い系アプリを使う。「普通のノンケの男女」に対する嫉妬も認めている。会社の人間関係でカミングアウトをするのは、心から信頼した堀内だけ。その堀内にも、「ナイショな」と、アウティング(自分の望まない人間関係にまで秘密をバラされてしまうこと)に対する牽制を忘れない。「普通じゃない」ゆえに、そこまで周到なことをしなくてはいけないことを、骨身に染みてわかっている。まだ見ぬ意中の人・沼田と出会った瞬間、その場に居合わせた、信頼する上司のゆりちゃんにもカミングアウトしたのも同然なのですが、ここにゆりちゃん以外の会社の人間がいたら、梅原は、沼田の前でまったく素知らぬ顔をしただろうと断言できます。  男だろうと女だろうと、ノンケだろうとゲイだろうと、何歳であろうと、どんな人生を送っていようと、誰もがそれぞれに「普通じゃない」部分を抱えている。平匡が最終回で「僕たちは最初から普通じゃなかった」と気づき、風見は第4話だったかな「普通って誰が決めるんだろう。くだらない」と口にしていたように。  それぞれの「普通じゃない」部分は、当然、それぞれに違っています。そして、「それぞれに違っている部分」それが、個性になる。「それぞれに違っている部分」こそが、多数決でなんとなく決められてしまっている「●●らしさ」(●●には、男とか女とかオジサンとかオバサンとかノンケとかLGBTとか日本人とか、とにかく好きな単語を入れてOK)ではなく、「自分らしさ」になる……。そのことをこれだけはっきり言い切った日本のドラマを、私はほかに知りません。  お互いの「普通じゃない」を認め合うこと。認め合ったうえで、めんどくさいことから逃げずに、ノックし合うこと。そして、変わりゆく関係性に対して敏感であろうと努めること。コミュニケーションの本質は、まさにそこにあると私は思っています。ええ、ドラマが言う通り、それは本当にめんどくさい。でも、そこから逃げなかったふたりだからこそ、逃げなかった平匡だからこそ、みくりは、最終回のいちばんの盛り上がりどころで、ようやく平匡に「大好き」と言えたのです。「大好き」と伝えたあとも、「(ふたりの関係性の)模索は続きます」と言い切る平匡だからこそ、みくりは、さまざまな未来の可能性を(妄想の中ではありますが)楽しみにできるのです。  すべてにおいて「普通」な人が誰ひとりとして存在していないこの社会。すべての「普通じゃない」人にとって、本当に優しい、素敵なドラマでした。2016年も終わりますが、この時代にこういうドラマが出てきたことを、私は素直に喜びたいと思っています。 高山真(たかやままこと) 男女に対する鋭い観察眼と考察を、愛情あふれる筆致で表現するエッセイスト。女性ファッション誌『Oggi』(小学館)で10年以上にわたって読者からのお悩みに答える長寿連載が、『恋愛がらみ。 ~不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館)という題名で書籍化。人気コラムニスト、ジェーン・スー氏の「知的ゲイは悩める女の共有財産」との絶賛どおり、恋や人生に悩む多くの女性から熱烈な支持を集める。月刊文芸誌『小説すばる』(集英社)でも連載中。

『ハイロー』『おそ松さん』2016年ヒット作を“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が斬る!

 百戦錬磨の元アウトローが、激しい拒絶反応を起こした!――EXILEや三代目JSBなどLDH所属のタレントが総出演し、幅広い層から支持を集めた映画『HiGH&LOW THE MOVIE』。そして今年、女性の間で大人気となり、「日経エンタテインメント」のヒット番付にも名を残したアニメ『おそ松さん』。2016年の女子ブームを振り返る上で避けて通れないこの2大作品を、“元アウトローのカリスマ”こと作家の瓜田純士(37)に鑑賞してもらったところ、開口一番、「1000パーセントのストレスをありがとう」という不穏なコメントが飛び出した。ヤバい! 瓜田さんがご機嫌斜めだ! 

 新宿で生まれ育ち、少年時代からケンカに明け暮れ、アウトローのカリスマとして名を馳せた瓜田。現在はヤクザもシャブもケンカもやめ、作家として穏やかな日々を送っている。新宿在住であるため散歩がてら映画館へ足を運ぶ機会も多く、また、家にこもって執筆する間はテレビをほぼ付けっぱなしだという。

 だが、そんな瓜田も『HiGH&LOW THE MOVIE』と『おそ松さん』に関しては、「まったくのノーマーク。どんな作品なのかもよくわからない」とのことだったので、あえてよくわからないまま予習ナシで見てもらい、率直な感想を語ってもらうことにした。

 鑑賞後、インタビュー場所に現れた瓜田は、明らかに不機嫌な様子。「このクソ忙しい師走に、1000パーセントのストレスを与えてくれてありがとう。おかげで体調が悪くなり、執筆活動も滞った。この損害賠償は、サイゾーウーマンの編集部に請求すればいいですかね?

 と、いきなりヤカってきたのである。アウトローをやめたはずの男が、再びアウトローに戻りつつある。いったい何が気に入らないのか……? 恐る恐る感想を聞いてみよう。

☆瓜田の『HiGH&LOW THE MOVIE』評

――まずは『HiGH&LOW THE MOVIE』(以下『ハイロー』)の感想からお聞かせください。

瓜田 あのですね、こんなイケメンたちに不良ぶられると、こっちとしては困るんですよ。こんなイケてる連中が、こぞって暴れたりするのは卑怯ですよ。頼むから、こっちの世界に入って来ないでくれよ、と。そうお願いしたいです。

――褒めてるんですか? けなしてるんですか?

瓜田 この手の作品をあまりボロクソ言うと嫉妬してると思われるんで、まずは余裕を見せとこうかな、と(笑)。誤解されると困るんで。

――「こっちの世界に入って来るな」とは、自分の領域を侵された気分なんででしょうか?

瓜田 というか、リアリティーがなさすぎて、歯がゆかった。実際の不良の世界には、イケメンは俺ぐらいしかいないんですから。組織名や役名に関しては、そこそこリアリティーがあるんですけどね。山王連合会なんてのは、山谷連合(東京の下町に実在した愚連隊)から取ってるはず。

――本作の発案者でありプロデューサーでもあるHIROさんが、そのへんをモチーフにした可能性はありますね。

瓜田 好きなんでしょうね、こういう世界が。一つ言えるのは、いつの時代も、街にいる普通の男の子たちが格好いいと思うダンスグループの人たちが、さらに格好いいと思う世界は、不良の世界なんだな、ということですね。ちなみに俺は、HIROのことを格好いいと思いますよ。ダンスの才能はもちろんのこと、あれだけのメンバーを率いるカリスマ性や、こういうムーブメントを起こす手腕もすごい。ついでに言うと嫁さんも美人だし。

――作品の話に戻りますが、ストーリーはどうでしたか?

瓜田 まったく頭に入ってこなかった(笑)。時代設定がいつなのかも、どこで何が起きてるのかも、敵味方の関係もわからなかったです。そもそもこいつら、何歳という設定なんですかね? 高校生? 違うか。まぁ、どうでもいい。ストーリーを追おうという気さえ起きず、ほとんど流し見してました。不良をテーマにした誰かのPV(プロモーションビデオ)とかだったら成立するんでしょうけど、物語にされちゃうと、正直キツいなぁ。

――なぜ頭に入ってこなかったのでしょう?

瓜田 そもそも俺がEXILEのメンバーをよく知らないってのもあるけど、同ジャンルのイケメンばかりで、見分けがつかないんですよ。だから話も飲み込めない。同じ不良映画でも『ビー・バップ・ハイスクール』はわかりやすかったんですけどね。太っちょとかガリとかブサイクとか、顔に傷がある奴もいたりして、本物の不良っぽくて面白かった。キャラに癖があって、キャラへの愛着が生まれれば、話も追っかけたくなるけど、 『ハイロー』にはそれがなかったですね。

――瓜田さんから見て、「本物の不良っぽさ」が漂っている出演者はいましたか?

瓜田 若手の主要キャストはどれもこれも、アウトロー感に欠けますね。たとえば海外の黒人ラッパーのPVを見てても、「こいつ、刑務所経験あるな」「こいつ、女の取り合いで拳銃取り出した経験あるな」って奴は、やっぱオーラに出るから目を引きます。でも、パチモンはすぐバレる。腕が太い黒人にバンダナさせときゃいい、ってもんじゃないんです。その点、『ビー・バップ・ハイスクール』の清水宏次朗なんかは、ハマってましたよ。「うん、いるいる、こういう不良」って感じで。菊リンもよかった。仲村トオルだけはハマってませんでしたけどね。『ハイロー』は仲村トオル同様、真面目なイケメンに不良の格好をさせてるだけって感じで、迫力が全然伝わってきませんでした。

――格闘シーンは迫力満点だったと思うのですが。

瓜田 格闘シーンって、乱闘アクションですよね? 集団対集団で戦うシーン。ああいうのって、好きじゃないんですよ。幼稚くさいし、嘘くさい。お前らが格好いいのはわかったから、ケンカはやめてダンスでもしてろ、って感じですね。あと嘘くさいといえば、序盤のほうで、デコ(警察)が不良のたまり場に現れるシーンがあったでしょ? 現実ではああいう場に、デコが1人で現れるなんてことは絶対ない。デコは2人以上で動きますから。

――アクションも邪魔で、ディテールもダメだと。

瓜田 ええ。そのへんで完全に興醒めしちゃって、鑑賞意欲が削がれちゃったんですよ。乱闘シーンを多く入れればいいってもんじゃなく、もっと言葉の掛け合い一つでヒリヒリさせてほしかったんだけど……。まぁでもこの作品を支持する人たちの多くは、ストーリー性やヒリヒリ感なんか求めてないんでしょうね。イケメンたちが、スタイリッシュなアクションをして、スタイリッシュなBGMが流れてれば満足。そういう一つのパッケージというかね。ホストクラブのショータイムみたいなものかな。でもこれ、流行るのもわかります。

――なぜですか?

瓜田 だって日本のトップパフォーマーや、日本のファッションリーダーたちがこぞって出演してるんですから、そりゃ女はキャーキャー言うでしょうし、若い男も憧れるでしょう。こんなところで俺が何を言ったところで、人気があるってことは、こういう作品に魅力を感じる層がそれだけ広いってことです。ただ、どうしてこんなにつまらないんだろう? つまらないのには理由があるはず。これだけカネをかけてるのに……。価値観が違うってだけかな。

――EXILEに敵対心があるとか?

瓜田 ないない。EXILEはストイックで格好いいと思うんですよ。縦社会で、体も鍛えてて、パフォーマンスも洗練されてるイメージ。俺と同じイケメンとはいえ、畑が違うので嫉妬心もない。なのに『ハイロー』に感情移入できないのはなぜなのか? たった今、答えが出ました。

――教えてください。

瓜田 不良の設定じゃないほうが、よかったんじゃないかな。HIROがこういうバイオレンスの世界に憧れるのもわかるけど、無理して不良を演じさせるんじゃなく、俳優がそのまんまを演じたほうがよかったんじゃないでしょうか。

――と、申しますと?

瓜田 EXILEがEXILEを演じる、ということです。日本中の誰もが知ってるダンスボーカルユニット、EXILE。その裏側を、EXILEのメンバーが自ら演じるわけです。過酷なオーディションの様子とか、メンバー同士の足の引っ張り合いとか、派閥争いとか、そういうドロドロした話を描いたりね。

――それは見たいかも!

瓜田 「あのPV制作の舞台裏では、こんな醜い争いが起きていた!」「この冬始まる、EXILEの内乱!」とかいう実話ベースのフィクションなら面白いでしょう。フィクションだから、 『ハイロー』にも出てた窪田正孝がオーディションを受けに来たっていいわけです。で、オーディション会場に大ボスのHIROが現れて、「俺は血が滲む努力をしてこの一大ユニットを築いた。おまえらも勝利の美酒を飲みたければ、自力で這い上がってセンターを勝ち取れ!」とか言って、バイクでブロロロロロンと去って行ったらシビレるでしょ。EXILEを毛嫌いしてた人たちだって、そういう話だったら見たくなるはず。「へぇ、EXILEってやっぱすごいんだな」と、リアルなPVを見る目も変わってくると思うし、ファン層も広がるんじゃないでしょうか。

――大いに納得できる話ですが、 実は『ハイロー』もファン層の拡大につながったみたいですよ。これまでEXILEに興味がなかったオタク系の女性からも多くの支持を得ているようです。その心理はわかりますか?

瓜田 あのね、そういう人たちは、俺とはまるで別世界の人たちなんですよ。気持ちなんかわかるはずないでしょ。

――ちなみに中年のサブカル男性からも、『ハイロー』は多くの高評価を得ているようです。

瓜田 それは、自分の彼女や娘が好きだからじゃないですか? 誰だって自分よりイケメンのイケてる話なんか見たくないですよ。何が悲しくて、そんな格好いいキャーキャー言われてる男の集合体をカネ払って見に行かなくちゃならないんですか。アホらしい。頼むから俺の貴重な時間を返してくれと言いたい。まぁでも『ハイロー』は流し見できる分、まだマシかな。もう一個のほう、タイトルを言うのもイヤなんだけど、あれは本当にひどかった!

――それでは、次なるお題に入りましょう……。

☆瓜田の『おそ松さん』評

――『おそ松さん』を見た感想をお聞かせください。

瓜田 昨日と今日の2日間を使って自宅でDVDを見たんですが、あまりのつまらなさに腰が痛くなりました。一刻も早くイジェクトボタンを押したかったけど、仕事だからと我慢して見続けてるうちに、治ったはずのギックリ腰がぶり返し、どんどん機嫌も悪くなってきて、しまいには嫁に当たり散らすハメになりましたよ。これが原因で離婚に至ったら、どう責任を取ってくれるんですか。

――それは大変失礼いたしました……。

瓜田 ただ、赤塚先生のように一世を風靡した人は、亡くなったあともキャラクターという子供たちを世に羽ばたかせることができるんだな、という点と、ブラックバイトだったりニートだったりという、今どきのテーマを盛り込んでる点は評価できます。……が、いかんせん、まったく面白くなかったです。

――笑えなかったですか?

瓜田 こういうノリ、大の苦手ですね。子供のときに友達の妹の部屋にある少女漫画を見て、引いたことないですか? これも一緒。「うわ、なんだこれ……」という生理的嫌悪感に襲われましたね。子供の頃、赤塚漫画に触れて育ってきた人なら、まだご愛嬌で許せるのかもしれないけど、そうじゃない人は、キツいんじゃないかな。

――ところが、原作を知らない若い層にもウケてるみたいですよ。

瓜田 どんな人たちが、これを見て面白がってるんですか?

――いわゆる“腐女子”からの人気も高いみたいです。

瓜田 腐女子って、なんですか? ピンクローターをグリーンに塗り替えて、「私のだけはグリーンローター」とか言って悦に入ってる変態のことですか?

――いや、男性同士の恋愛を扱った小説や漫画などを好む女性のことです。

瓜田 変態に変わりないじゃないですか。変態の気持ちなんて俺にはわかりませんよ。

――腐女子とまではいかずとも、六つ子がワチャワチャしてるのを「仲いいね、君たち」「かわいいね、君たち」という感覚で眺めるのが好きな一般女性も多いようです。

瓜田 それって結局、「かわいいと言ってる自分がかわいい」んでしょ。ちなみにウチの嫁はこの六つ子を見て、「全然かわいくない」と言って怒ってましたよ。

――あとは、「20代なのにニートで彼女ナシなど、ダメさしかなく、見ている側が構えなくていい」というファンの声もあります。

瓜田 それも結局、自分より劣ってるものを見て、安心感を得てるだけなんじゃないですか? まぁ、いろんな人がいていいとは思うけど、俺はそいつらとは関わりたくないし、この作品を見ることも二度とないでしょう。もう、ほとんどアレルギーに近いですね。原作をパロった『北斗の拳 イチゴ味』はまだ可愛げがあったけど、これはちょっとひどいな、自己満にもほどがあるな、と思いました。

――どういうところが自己満だと?

瓜田 ストーリー全体が投げっぱなしというか、わかりやすいアナウンスがないまま進んでいくじゃないですか。『サザエさん』(フジテレビ系)のエンディングのみんなで家に入っていくシーンを、何時間もぶっ通しで見せられてるのに近い。どこで笑ったらいいのか、さっぱりわかりませんでした。

――そのシュールさがウケてるのかも。

瓜田 そんな奴は、中国のドラマや韓国のバラエティーを字幕ナシで見て笑ってりゃいいじゃないですか。

――おそ松ファンの熱量は高いですから、あまりボロクソ言うと、あとが怖いですよ。

瓜田 怒らせましょうよ。バリバリに。やってみろよ、この野郎!……つか、もう帰っていいですか? 腰が痛いし気分も悪くなってきたから、早く帰って寝たいです。

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 どうやらマッチメイクに無理があったようだが、ケンカ上等の元アウトローを、ダウン寸前に追い込んだのは事実。それだけパンチの効いた作品、ということなのかもしれない。
(取材・文=岡林敬太)

「揺り戻しが起きている」2017年を占う! アイドル業界関係者座談会、緊急開催!

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「サイレントマジョリティー」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
 今年も多くの解散と結成が繰り返され、未だに熱気を帯びるアイドルシーン。アイドル戦国時代といわれて久しく、来年もオタクたちは推しメンの応援に勤しむ日々が続きそうだ。さて、そんな2016年のアイドル業界を振り返り、17年大ブレイクするアイドルを占う座談会を緊急開催。さまざまな立場からアイドルと接する関係者に話を聞いた。 関係者A イベンター 関係者B カメラマン 関係者C 編集者 ――アイドル運営の不手際が今年は目立ちました。 A 地下アイドルの運営が、本当にダメですね。いいものは作れるけど、売り方がわからなくて売れないっていうかたちが、すごく多いと思います。面白いものがあるのに、それが上にいかないのは、言い方は悪いけど、運営のせいだと思う。現状、地下アイドルの運営って個人で対応しているところが多いんですよ。一般的な芸能事務所だったら、A&Rがいて、プロデューサーがいて、ディレクターがいて。チームを組んでそれぞれが専門的に動けるんだけど、ほとんどの運営は、経験が全くない人が全部1人でやらなくちゃいけなくて。当たり前だけど、できることはできるけど、できないことは全くできない(笑)。だから、どうしてもうまくいかない。 ――最近は、新宿LOFTなどの老舗ライブハウスが積極的にアイドルをブッキングする流れがあります。 A 新宿LOFTが今アイドルイベントをやることで、アイドルシーンの格が上がっていると思います。「@JAM」みたいに横浜アリーナでやるとか、「アイドル横丁」が夏に赤レンガ倉庫でやったみたいに、「絶対儲かってねえじゃん!」って思うイベントをやってくれるイベンターさんがすごく好きですね。アイドルさんにも、そういう主催の気合いを感じるステージに上がるんだって考えて作ってあげると。もうなくなっちゃったけど、最近だと「秋葉原アイドルフェスティバル(AIF)」とか秋葉原で「誰なの!?」ってアイドルをブッキングして。それでも最終的に2,000人くらい集客あった。あいちゃん6才もそこでブレイクしたし、生ハムと焼うどんも初のフェスはAIFじゃないかな? ――その一方で、各種イベントを打っていた「フォースミュージック」が倒産しましたね。 C フォースのアイドルさんを取材していたんですけど、内情は詳しくは知らないですけど、お金の話らしいです。言われているじゃないですか、未払いが。 B うちのスタッフで、フォースを担当してたのがいたんで聞いたんですけど「なにも支払われない」って。「淡路島アイドルフェスティバル」にオフィシャルで東京から行ったんですけど。そもそもオフィシャルで淡路島に東京からカメラマン出すのもおかしい。で、案の定お金払わないっていう。まあ、散々取り立てにいって回収できたんですけど。ひどかったのは、うちと企画を打ったんですけど、名前を出したくないと。おかしいじゃないですか、評判悪いんだったらよくするために努力すればいのに、名前変えてやれば大丈夫だ! みたいな。 C 何回か打ち合わせに行ったんですけど、レーベル担当が3人しかいないんですよ。3人しかいなくて、春くらいから秋くらいまで毎週リリースあるんですよ。……ありえないじゃないですか。 A それじゃ淡路島と一緒じゃないですか。現場に行ってみたらスタッフの数が足らなくて手が回らない(笑)。 C でも、人は3人しか使えないけど、アイドル呼んでリリースしてっていう志はすごいなって思ったから、初めて話したときはとりあえず「死なないでくださいね」って。 A レーベルの人は大変ですよね。
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『WE ARE A ROCK FESTIVAL』(YOU’LL RECORDS)
――それぞれ、ここはやりづらいなっていうアイドルはいますか? A 西方面の地域を拠点にする運営さんは、面倒な所が多かったですね。同じ地域のグループなのに共演NGが多い。ライバル意識が強くて、同じライブに出てもらえない。 B だいたいは、返信がない事務所。嫌なのは。申請送って返しがないのは、まだいいんですけど、取材受けておいて「この写真チェックしてください」って、それに全然返信がなくて、全然載せられないみたいな。そうなると、もう取材できないじゃないですか。だから、お付き合いは減っていきますね。だけど、大手でもありますよ。……大手って言っても2社ぐらいしかないんですけど。ねぇ、ちょっと……某超有名事務所とか。3文字のなんとかエンターテイメントみたいな(笑)。アイドルはすごい魅力的なんだけど、取材できなくて、人気あってもだんだん人気なくなっていったりとか。 A メディアに対して積極的じゃないところって、しんどいですよね。写真もオフィシャルしか使えないから「またこの写真か」みたいな。 C 僕は、追いたい人をすごく好きになってから取材するので。大概のことは、僕が「好きだ」って気持ちがあれば、まあ大丈夫。でも、悔しいなって思うことは多いです。一生懸命追っているけど、先出しの情報が外から入ってきて「なんでそれ、うちに入ってないんだろう」って時は、残念だなって思いますね。 ――2017年は、どんなアイドルがブレイクすると思いますか? AKB48に迫る勢いの欅坂46が話題になりましたね。 A 欅坂を見て、やっぱり一般のライトな層の人は、ぱっと見て可愛い方に流れるんだなって思いました(笑)。 C やっぱり、「サイレントマジョリティー」は、今年1番じゃないですか? アイドル曲の中で。しかも、地下アイドルを含めてここまでのアイドルが積み重ねてきた部分ってのをよく理解した上でやってる気がするんですよね。欅坂って。それで見た目可愛い、曲いいって、もう勝てないですよね。「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)の時にも感じたんですけど、これやられちゃったら地下は勝てねえなって。あれやられちゃったらねぇ、どこが勝てるの……? BABY METAL? A みんなやっぱり、新しいものが好きなんですよね。AKBはもうずっと活動していて、知ってるメンバーが卒業するとファンをやめる場合が多い。そこにフレッシュな欅坂46が出てきて、試しに見てみてみたら「あれ? かわいい子いるじゃん」ってなって、流れていくのかなって。 ――地下アイドルではどうでしょう? 今年は、芸人からの支持もあり生ハムと焼きうどんが大ブレイク。10代にもじわじわと知名度を広めています。 A 生ハムと焼うどんが地下なのかどうかも、もうわからない(笑)。あとは、ゆるめるモ! とか。 C ゆるめるモ! は、来年なんですか? A 売れると思いますよ。メンバーのあのちゃんには、カリスマ性があるので。「あのギャル」ってキーワードができちゃうくらいの人なので。アイドルになりたいって娘を見てて絶対あのちゃん好きってのが、中学生くらいでもいるから。
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『river (cloudy irony) 』(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
――個人的にプッシュしたいなってアイドルはいますか? A 僕はハッピーくるくるがブレイクすると思います。まず楽曲が良い。エレクトリカルな感じのサウンドで耳当たりも良くて。メンバーの2人がナチュラルに可愛い。 C 僕はですね、Maison Book Girl。彼女たちは、地下から出てきて“間に合った”って感じですかね。アイドルシーン自体は下り坂になっているから、どんだけ頑張って、どんだけよくても、上にこれないグループがどうしても出てきちゃう。特にこれからスタートするようなグループとかは。という意味で言うと、Maison Book Girlはメジャーに引き上げてもらって、さあどうなる? というところではあるかな。まだまだ道は険しいとは思うんですけど。 A 他のグループにはない独自路線をちゃんとやっていて、メンバーも年齢云々は関係ない感じだから、そんなに焦らずキチンとやっていくと思いますね。
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「夏のOh!バイブス」(ポニーキャニオン)
B バンドじゃないもん!は、武道館とかにいくのかなと。現場的にも、行くたびに新規のファンが増えてるという。若い子が多いですね、やっぱり。高校生もいるし、こないだやった「バンもん! フェス」の時だと小学生ぐらいの女の子がお母さんと来てたりとか。すごい多いっすね。一気にメジャーになるのかなと。来年に新曲が出るんですけど、作詞作曲が在日ファンクの浜野謙太。もう一曲カバーをやるらしいんですけど、アイドルとは関係ないけど、超有名な曲なんですよ。 A おもしろそう。 B それで一気にハネるのではと。あと、KAMOがネギしょってくる!!!。神宿の運営も慶応大学の学生だったりとか。天晴れ!原宿も。学生の運営の流れがおもしろいなと。あの感じはおっさんじゃ出せないよね。 A 今年の初めまでは、BELLRING少女ハートを筆頭とした、サブカル系グループが注目されていましたけど、今だと強がりセンセーションとか、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)のような、フロアのみんなでわーい! って騒げる楽しい楽曲のグループが評判もいいし集客ありますよね。そういう意味では、本来のアイドルらしさへの揺り戻しが起きているんだと思います。 ――2017年、アイドル業界は原点回帰の流れになるかもしれませんね。各種イベントも以前より規模が大きくなっていますし、よりシーンが盛り上がる年となるのでしょうか。 (取材・文=早川さとし)