相葉×二宮×松本? 大野×櫻井×二宮? 嵐の魅惑の三角関係

ARASHIの愛がいっぱい! 
嵐メンバー2人組&3人組の「カップリング萌えショット」を網羅した保存版フォトレポート!

特選「5 ショット」やっぱり嵐は5 人で1 つ!・・・・4P~
ラブラブ「2 ショット」2 人の愛は止まらない!・・・・10P~
大野×二宮・・・・10P~
櫻井×相葉・・・・18P~
相葉×二宮・・・・26P~
相葉×松本・・・・34P~
大野×櫻井・・・・42P~
二宮×松本・・・・50P~
大野×相葉・・・・58P~
櫻井×二宮・・・・66P~
櫻井×松本・・・・74P~
大野×松本・・・・82P~
初だし!「3 ショット」魅惑の三角関係・・・・90P~
相葉×二宮×松本・・・・・90P~
大野×櫻井×松本・・・・91P~
大野×相葉×松本・・・・・92P~
大野×櫻井×相葉・・・・・94P~
櫻井×相葉×松本・・・・・96P~
櫻井×二宮×松本・・・・・98P~
大野×櫻井×二宮・・・・100P~
櫻井×相葉×二宮・・・・102P~
大野×相葉×二宮・・・・104P~
大野×二宮×松本・・・・108P~

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なんだかんだ言っても、やっぱジョニデ! 映画『ダークシャドウ』DVDをプレゼント

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 2012年に公開され、日本でも同年上半期興収3位に輝いたホラーコメディ『ダーク・シャドウ』。『シザーハンズ』をはじめ、数々のヒットを飛ばしてきたティム・バートン監督作品の1つで、これもまた独特の世界観が魅力。この感じがたまらなく好きな方もいるのでは? それでは、早速ストーリーを見ていきましょう! 

 1752年、両親とアメリカへ渡ったバーナバス・コリンズ(ジョニー・デップ)は、のちに裕福なプレイボーイへと成長。あるとき、正体が魔女の使用人・アンジェリーク(エヴァ・グリーン)を失恋させてしまう。そのことで怒りを買ったバーナバスは両親と恋人を失い、自身もバンパイアにされて、生き埋めに。それから時が流れること200年、偶然棺から脱出したものの、かつての土地は荒廃し、末裔のコリンズ一家は落ちぶれていた。バーナバスは父が残した「唯一の財産は家族」という言葉を胸に、主のエリザベスと手を組んで一家再建を図るのだが……。 

 プライベートでは最近までアンバー・ハードと泥沼離婚劇を繰り広げていたジョニー。終局を迎えた今こそ、彼には「唯一の財産は家族」の金言を思い出し、残った家族を大切にしていってほしいところ……。そんな本作のキャストは、ジョニーに負けず劣らずの七変化女優のヘレナ・ボナム=カーターや、『キック・アス』のヒットガール役を好演したクロエ・グレース・モレッツなど豪華な面々で、楽しめること請け合い!

 今回は『ダーク・シャドウ』のDVDを3名の方にプレゼント。いろいろあっても、やっぱり映画にはジョニデというサイ女読者の皆様、奮ってご応募ください!

※12月26日正午〆pl_entry

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東北ソウルフードを喰らえ! 土山しげるのグルメ漫画『流浪のグルメ・東北めし』に腹が鳴る!

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『流浪のグルメ・東北めし』(双葉社)
『花のズボラ飯』(秋田書店)、『ダンジョン飯』(KADOKAWA エンターブレインBC)、『食戟のソーマ』(集英社)、『孤独のグルメ』(扶桑社)などなど、食べ物を描いた「グルメ漫画」は空前のブームとなっており、漫画界においてもひとつのジャンルとして確立されている。漫画家たちが描く美味しそうな料理の数々に食欲を刺激され、思わずヨダレを飲み込まずにはいられないこれらの漫画。しかし、そんなブームが訪れるはるか以前から、グルメ漫画ばかりを描き続けてきた漫画家がいる……。  哀川翔主演で映画化もされた『借王』(リイド社)で知られる漫画家の土山しげるは、『喧嘩ラーメン』『食キング』(以上、日本文芸社)、『極道めし』(双葉社)などなど、グルメ漫画のパイオニアとして数々の作品を発表してきた。現在も、定年を迎えた男によるひとり飯の美学を描く『野武士のグルメ』(幻冬舎)、平凡な中年サラリーマンが「オアシス」と呼ぶ小料理屋で晩酌を楽しむ『荒野のグルメ』(日本文芸社)を連載し、読者の食欲を刺激し続けている。そして、そんな彼の最新刊となるのが、『流浪のグルメ・東北めし』(双葉社)。週刊大衆で連載を続けるこの漫画には、知られざる東北グルメの数々が描かれている!  トラック・ドライバーであり「食先案内人」の異名を持つ錠二を主人公にしたこの漫画で、土山が描くのはありきたりの名物料理ではない。仙台・石巻・塩竈などの各地で、土山は、地元の人間しか知らないソウルフードを伝えていくのだ。  杜の都仙台にやってきた観光客を相手に、錠二が紹介するのは定番の牛タンではない。彼が案内するのは、中華料理店の上海ラーメン、朝市のコロッケ、喫茶店のバタートースト、味噌とんかつ……といった、仙台でなくても味わえる料理ばかり。しかし、そのすべては地元の人々の熱い支持を集めている「本物」の料理なのだ! また、石巻編では自家製ラー油が食欲を刺激する中華料理屋の味噌タンメン、開店と同時に売り切れる揚げパン、地元民に愛される寿司などを紹介し、その絶品な味わいに登場人物たちの舌は鷲掴みにされてしまう。もちろん、食漫画に対して誰よりも強いこだわりを持つ土山が描くソウルフードの数々や、それに喰らいつく登場人物たちの描写は、読者にその美味さを十二分に伝え、読んでいるだけで口の中にヨダレが溢れてくるはずだ。  作品中に登場する絶品の水煮肉片を出す中華料理店「昇竜萬寿山」は「成龍萬寿山」、味噌とんかつの「叶屋」は「とんかつ叶」など、すべての店には実在するモデルがあり、居ても立ってもいられない読者は、実際に食べに行くことも可能となっている。土山は、まるで旅行雑誌のごとく、知られざる東北グルメを高い筆圧で描き出しているのだ! 『流浪のグルメ・東北めし』が描くのは、どこでも食べられる普通の料理ばかり。しかし、どこにでもある料理だからこそ、その味は、東北に赴かなければ絶対に味わうことはできない。ぜひ、土山の描く東北ソウルフードに生唾を飲み込み、東北グルメ旅の計画を立ててほしい。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

NEWS手越祐也が『FIFAクラブワールドカップ』の熱い試合をお届け! 12月18日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

25:30~25:35 『ベビスマ』(フジテレビ系) ※放送回によって変動

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一

※『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)は放送休止。

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多発するキャンパス・レイプ 「レイプの首都」と呼ばれたアメリカの大学街で起きた普遍的な性暴力を巡る問題

 モンタナ州第二の都市、人口7万人の街ミズーラ。ここにあるモンタナ大学のアメリカン・フットボール(アメフト)チームの選手らが引き起こした複数のレイプ事件が地元紙に報道され、大学はレイプ・スキャンダルで大騒ぎとなった。2012年には、数十件のレイプ事件対応に不手際があったという疑いで米司法局による、モンタナ大学、ミズーラ市警やミズーラ郡検事局への捜査が入ったことで、より大きな注目を集め、ミズーラは「レイプの首都」などと呼ばれるようにもなった。

 9月に翻訳出版された『ミズーラ』(亜紀書房)は、ミズーラで起きたレイプ事件の被害者、関係者、裁判の展開から見えてくる、アメリカにおけるレイプ神話や対応する大学、警察、司法の問題を、ベストセラー作家のジョン・クラカワーが詳細かつ丹念な取材に基づいて描くノンフィクションである。アメリカではここ5年ほど、ミズーラなどでのレイプ事件がきっかけとなり、キャンパス・レイプが深刻な問題として認識されるようになっていた。本書も2015年に出版されると大きな話題を呼び、ベストセラーとなった。

 私は同じ州内の、ミズーラから車で3時間ほど離れたボーズマンにあるモンタナ州立大学の教員である。ミズーラのモンタナ大学と、ボーズマンのモンタナ州立大学は同じモンタナ州立の大学システムに属しており、いずれも州内で随一の規模を誇る総合大学だ。アカデミックな意味でも、アメフトなどのスポーツにおいても、ミズーラのモンタナ大学の最大のライバルがボーズマンのモンタナ州立大学という関係性にある。あらゆる意味で似た大学であり、本書に描かれたキャンパス・レイプをめぐる問題は、私自身の大学でも起きうることだ。だがモンタナ州で特有な出来事でもない。アメリカのどの大学や街でも、あるいは日本でも起きている、普遍的な性暴力をめぐる問題をえぐり出している。

ミズーラでのレイプ事件の普遍性

 本書の英語版のタイトルは『Missoula: Rape and Justice System in a College Town』、直訳すれば、「ミズーラ:ある大学街で起きたレイプ事件と司法制度」となるが、日本語版の副題は「名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」となっている。ここで付け加えられた「名門大学」という言葉は全く不必要だろう。「ミズーラ」がアメリカのどこにでもある大学街で、モンタナ大学もごく普通の州立大学で、なんら特殊なことはないというのが重要な意味を持つからだ。

 「レイプの首都」とまで呼ばれたミズーラだが、実際には「ミズーラはこの国のレイプの首都ではなく、むしろ実際には、性的暴行の発生率が全国平均よりわずかに低い」(475-6)という。本書を読むと、これでもかこれでもかというほどに、次々に悪質な性的暴行事件が起きているという印象を受けるが、実際これでも平均より少ないくらいなのだ。

 もちろん、ミズーラという土地柄も関連はする。例えば、人口7万人の小さな大学街であることから、レイプをでっち上げたなどの被害者非難の噂話が広がりやすい。「他の誰もが事情を知っている小さな街と感じられる」(240) と被害者の一人がいうように、被害者がなおさらに辛い状況に置かれるという面はあるだろう。

 また大学のアメフトのチーム(グリズ)の持つ意味合いが非常に大きいという面も無視できない。選手は街のヒーローであり、大学にとっても、市にとっても、人気のアメフトチームがもたらす経済効果は絶大だ。結果、選手らは大学や市民から守られ、特権意識を持つようにもなる。さらにクラカワーは触れていないが、モンタナ州内で法科大学院を持つのがミズーラのモンタナ大学だけであり、結果として法曹関係者がモンタナ大学出身者で占められてしまう傾向も影響しているのではないかとも思う。多くの市民が大学やアメフトチームを守りたいのだ。このような大学街は全米のどこにでもあり、大学やそのスポーツチームがその街や市の主要な収入源として経済効果をもたらすというのもよくあることだ。

 そしてモンタナ大学は、突出してレイプ事件の対応に問題があった大学でさえもない。性的暴行やセクシュアルハラスメントなどに関して、教育改正法第9編(Title IX)の規定に基づき、連邦政府が大学の取り扱いに不手際があったとして捜査を行なったケースは349にものぼっており、そのうち解決したのは57件にすぎない。この調査対象になっている大学は、アイビーリーグなどの私立大学や規模の小さいリベラルアーツ大学、州立大学からコミュニティカレッジに至るまであらゆる大学が含まれている。本書に書かれていることはミズーラのモンタナ大学だから起きたことではないのだ。

守られる加害者と責められる被害者

 2010年から2012年にミズーラで起きた複数のレイプ事件が詳細に説明される中で、本書は「レイプ神話」の存在と現実との乖離を鮮やかに浮き彫りにする。見知らぬ人が暗闇から襲ってくるというよくあるイメージとは対照的に、レイプは顔見知りによるものが80%以上を占める。そして顔見知りによるレイプが特に訴追される可能性が低く、さらに連続犯も多い。だが、そうしたレイプ犯は問題ある人たちとは思われず、本人すらもレイプをしたという自覚がなく、相手女性のことを気にかける必要をそもそも感じていないため、自分勝手に合意したと思い込んでいたり、同意を撤回されても平気で無視したりしている。また、被疑者の周りの人たちも、「レイピストになるには彼は思いやりがありすぎ」「将来のある青年」などとしてレイプの事実を否定しようともする。

 本書で詳述される、モンタナ大学のアメフトチームの選手をめぐる複数の事例では、加害者は友人たちからも、大学からも、さらには市民らからも守られる。例えば2012年、モンタナ大学のアメフトチームのクオーターバック(アメフトのスターポジション)の選手がレイプの疑いで逮捕され、のちに法廷で無罪判決になり、大学からの除籍もされなかった事件では、モンタナ大学のアメフトチーム、体育局、モンタナ州ともに被疑者を必死で守ろうとした。アメフトチームに至っては、性的暴行の問題がアメフトプログラムと自分たちのキャリアに悪影響を及ぼしているという被害者意識が前面に打ち出され、被害者を心配する言葉が完全に欠落した声明までも発表した。

 加害者が必死で守られる反面、被害者は、告発した途端に、友人、大学、警察、検察、法廷や、地域での噂話、ネット上など、あらゆるところで疑われ、攻撃にさらされる。なぜ逃げなかったのか、声をあげなかったのか、喘ぎ声をあげていたから楽しんでいたんだろう、なぜ被害を受けてすぐ警察に言わないのか、証言に矛盾があるではないか、遊んでいるから仕方ないのではないか、彼氏を裏切ったからレイプだと嘘をついているのではないか……様々な疑いを向けられるのだ

 クラカワーは当事者や周りの人々の証言、書類、裁判の展開や、アカデミックな文献などあらゆるソースを使って、真相を解きほぐしていく。

 被害者の記憶が直線的でなく漠然としていたり、矛盾があることも普通で、性暴力の被害にあっている最中に叫べなかったり、逃げられないのもよくあることだ。また、ショックやトラウマがあまりに大きいため、証拠となるシーツを破棄するといった不可解な行動を取ってしまったり、レイプ直後はうまくコントロールできていると思い込もうとして、空白時期が生じたりもする。

 一方で「合意の有無」が問題とされる場合、加害者サイドのストーリーが採用されがちという問題がある。例えば共に酩酊状態にある場合は訴追が困難とされたり、途中で女性が拒絶した場合も「合意がない性交だと十分に示すことができなかった」として訴追されなかったりする。酩酊状態にあった女性が途中で多少の意識を取り戻していた場合も、合意がないとは言い切れないとされる。被害者の女性は徹底的に疑いに晒されるのに、加害者男性は疑わしきは罰せず、となるのだ。

 本書はこういう辛い事態に陥ることを覚悟して、それでも告発した人たちの思いを丁寧に描き出す。複数の被害者たちが述べているのが、「自分が告発していたら、これ以上のレイプを防げる・防げたかもしれない」という思いだ。性的暴行の被害を受けたことにとてつもない自責の感情を持ってしまったり、きっと自分は乗り越えて忘れられるとも思いこんだり、でもやはり許せない、といった被害者の揺れる想いも描かれる。そして、そこまでの勇気を持って告発した被害者がのぞんだ裁判の展開をクラカワーは詳細に記述するのだが、被害について具体的、詳細な質問の連続で、かつ被告側弁護士からは被害者の人格をも批判され、読むのも辛い場面が続く。だがこれにより、本書でクラカワーが目指す「これほど多くのレイプ被害者が警察に行くのをためらう原因は何なのかを理解すること、そして被害を受けた人々の観点から性的暴行の影響を認識すること」(10)がひしひしと伝わってくる。被害者は警察、法廷、大学やコミュニティにとあらゆる場でPTSDにも悩まされながら、厳しい戦いを強いられる状況になるのだ。

機能しない制度

 クラカワーは、ミズーラのレイプ・スキャンダルの根底にある原因について「モンタナ大学、ミズーラ市警、ミズーラ郡検事局がそれぞれに責任の一旦を担っていた」とする(471)。

 モンタナ大学はレイプ事件がメディアから注目を浴びるまで、性的暴行に関して問題がある方針しか定めてなかったし、大学当局は事件をミズーラ市警に届け出ないこともあった。こうした制度上の問題は認識されるとすぐに改善したとクラカワーは述べる。だが、より大きな問題は、前述したように、同大学のアメフト人気と、それが地域にもたらす多大な経済効果だともいう。肥大した特権意識のため、犯罪は隠蔽され、加害者は守られる。

 ミズーラ市警はレイピストが責任を逃れられる状況を作っており、刑事や警官に最新の教育を施さず固定観念や誤解を放置したことで、捜査の効果を弱めた。だが同時に、問題を認識したあとは、警官は被害者の主張をまずは信じて性的暴行の調査を開始するという、新たな方針を制定したし、司法省にも協力した。

 クラカワーがもっとも責任があるとして批判したのは、ミズーラ郡検事局である。特に、検察局のトップの位置にいた、フレッド・ヴァルケンバーグと、ナンバー2として性的暴行事件の訴追を任されていたキルステン・パブストという二人の検事を手厳しく本書は批判している。検事局は、レイプ事件の訴追に際して十分な検察官の教育が必要にもかかわらずそれを怠った。ミズーラでは2008年から2012年の間に性的暴行に関して、検事局に申し立てがあったのが114件、その中で検事局が起訴をしたのは14件だけだったという(318)。

 本書で扱われる性的暴行事件の中でも、起訴し有罪を認めさせることができたのは、刑事が被疑者の自白を引き出させたケースに止まっている。検察は確実に勝てると信じる事件以外は、「証拠不十分」などとして文書による十分な説明もないままに、訴追しなかった。刑事たちが揺るぎないと思うケースでも検事局は訴追しないことが積み重なったため、警察の仕事にも影響したという。米国においては「逮捕されるかどうか決めるのは警察、有罪判決が求められるべきか決めるのは検察」(119)という状況であり、そこに被害者の声が入る余地がない問題をクラカワーは指摘する。

 非常に複雑な思いにかられるのは、検事にも関わらず、捜査の段階で加害者の側に立つだけでなく、加害者に対する大学での裁判では擁護する立場の証人になり、その後弁護士として法廷で加害者を弁護するなどもしながら、次席ミズーラ郡検事に上り詰めたパブストはシングルマザーとして苦労をしてきた女性だったことだ。女性が必ずしも性的暴行の被害者側に立つとは限らず、むしろこの場合、全力で加害者側を擁護する立場に回った。

 法廷では加害者側の弁護士らが非常に攻撃的な戦術をとった。結果として、本書に描かれた事例の中で加害者が有罪となり被害者が望む量刑を得たのは一件だけであった。クラカワーは「アメリカの司法制度は、全ての真実を語らないという基盤の上に成り立っている」とし、弁護人の仕事は「あらゆる合法的な手段を用いて、「全ての真実」が明らかにならないようにすること」(477) なのだと鋭く指摘する。すなわち、司法制度そのものが、特に密室で起きがちな性暴力事件を扱う際に根本的な限界を抱えているということである。

ジャーナリズムの役割とこの本の意義

 もう一点、本書で特筆されるべきことは、ジャーナリストの役割だろう。特に地元紙の『ミズーリアン』のグウェン・フロリオ記者が、ミズーラのレイプ・スキャンダルについて100本以上の記事を被害者の立場に立ちつつ書き続けたことは、被害者たちの戦いや、米司法局の介入、ミズーラで制度がその後改革されたことなどにも大きな影響を与えたことが記されている。性暴力に関する記事を出すことで、フロリオ記者や、取材を受けた被害者らも、グリズファンのミズーラ市民や、パブストら検事局からの猛烈なバッシングの対象にもなった。だが、どれだけ叩かれても、フロリオ記者は記事を出し続けた。

 そして、本書の著者、クラカワーのジャーナリストとしての仕事ぶりも特筆されるべきことだろう。最終章で、クラカワーが性的暴行をテーマに本を書こうと思い立ったのは、知人の女性が暴行を受けていたことがわかり、その話を聞いて「自分があまりにも何も知らなかったことに腹が立った」(486)からだと明らかにしている。本書で、クラカワーの被害者や家族、知人、可能な場合は被疑者まで含めたインタビュー取材を行うのみならず、ただでさえ突っ込まれ批判されがちなテーマであるため、ありとあらゆる関連文書や学術文献をも活用し、ジャーナリストとして見事なまでの手腕を発揮している。そして、彼がレイプ・スキャンダルを記述する中で、被害者側の視点をずっと忘れていないことは重要だ。

 ミズーラではこの本の出版に関する批判も巻き起こったという。それでもクラカワーが本書を出したことは非常に重要な意義を持つ。書籍として出版されたために、ローカルな新聞報道や、連邦政府の報告書の枠を超えて、本書の問題提起やサバイバーの声がさらに広い範囲の人たちに読まれ、ベストセラーとなり、さらには海外で翻訳される。より多くの人たちにインパクトを与えることになる。

 クラカワーは結論で、大学に関して「組織としての責任を放棄せず、性的暴行事件をあっさりと法執行機関に委ねたりしないこと」を強調する。刑事捜査は動きが遅く、様々な限界もあるため、確実にレイピストの学生を罰し、大学コミュニティから追放できないこともある。とにかく被害者が加害者の近くで生活、勉強しなければならないという状況を避けなくてはならず、大学は「性的暴行の訴えを審理する、一様で合理化された、全当事者に公平なプロセスを考案しなければならない」(484)という。モンタナ大学のプロセスは、被害者にとって不利なものでありすぎたのだ。

 本書は性暴力事件をめぐって、大学、警察、検察、司法、国、さらにはこの社会を形作っている私たち自身にも、さまざま問題を投げかける。そして日本でも、最近、東大、慶応大や千葉大などでのレイプ事件が報道され、キャンパス・レイプの問題が非常に深刻なものとなっており、警察や司法のみならず、大学の対応も問われている。さらには、ミズーラなどアメリカのキャンパス・レイプへの対応でリーダーシップをここ5年間とってきたのは、オバマ政権下の連邦政府だった。性暴力の問題について、日本の政府の対応も問われているのだが、与党は野党が今年提出した「性暴力被害者支援法案」にさえのってこなかった。そして、これだけ悪質なレイプ事件が複数件報道されるという危機的状況にあっても、何も対応が見えてこない現在の日本政府では、期待できそうにない。

山口智美
モンタナ州立大学社会学・人類学部教員。ミシガン大学大学院人類学部博士課程修了、Ph.D. 日本の社会運動を研究テーマとし、70年代から現在に至る日本のフェミニズム運動、2000年代の右派運動などを追いかけている。共著に、『社会運動の戸惑いーフェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(斉藤正美・荻上チキとの共著、勁草書房2012)、『海を渡る「慰安婦」問題ー右派の歴史戦を問う』(能川元一・テッサ・モーリスースズキ・小山エミとの共著、岩波書店2016)、共編に『行動する女たちの会資料集成 全8巻』(行動する会復刻版資料編集委員会編、六花出版2015, 2016)など。現在、『田嶋陽子論』(斉藤正美との共著)と、日本の草の根保守運動についての単著を執筆中。「24条変えさせないキャンペーン」呼びかけ人。

【「ハイロー」考察本発売記念】ありがとう、ハイロー。ありがとう、HIROさん。――迫害の歴史から解放されしEXILEヲタ座談会

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 12月15日に小社より発売される、「想像以上のマネーとパワーと愛と夢で幸福になる、拳突き上げて声高らかに叫べHiGH&LOWへの愛と情熱、そしてHIROさんの本気(マジ)を本気で考察する本」(以下、「ハイロー考察本」)の刊行を記念して、本書の中身を先行公開いたします!  今回は、LDHヲタを招集し思いの丈をぶちまけていただいた「ファン座談会」の一部をおとどけ。  この企画で集まっていただいたファンは、20代から30代の男女3名。いずれもアニメやアイドル、もしくはサブカルチャーなどに触れながら育った、いわゆる"マイルドヤンキー的なEXILE好き"とは少し違う層の方々でした。  EXILE TRIBEの客層は「ギャルやヤンキー」といった偏見を彼ら/彼女ら自身も持っていたそうです。「HiGH&LOW」からEXILE TRIBEに興味がわいた方々も、そうした偏見を持っていた方、しかしハイローによってその偏見から解放され、むしろLDHの面白さに目覚め、新し扉を蹴破るようなカタルシスを味わった方も多いのではないでしょうか?  ハイロー好きなら「うんうん」と頷ける話や、LDHヲタならではの「ハイローのみかた」などなど、もりだくさんでお届けします!

座談会参加者

A:30代の女性ヲタ。推しは今市隆二(三代目JSB)、佐野玲於(GENERATIONS)
B:20代の女性ヲタ。推しは数原龍友(GENERATIONS)、劇団EXILE
C:30代の男性ヲタ。推しは登坂広臣(三代目JSB)
(構成/森野広明)
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ATSUSHIさんがいなくても、強く…強く…強く、生きろ!
――ハイロープロジェクトが発表されたとき(15年5月の三代目ライブ初日)はどう感じましたか? A アンコール前にいきなり発表されたんです。ストーリーの説明はほとんどありませんでしたが、琥珀さんの「お前が眠ってる間に、この街もすっかり変わっちまったよ」なんてセリフが流れてた気が。 B 大きいことブチ上げて、詳細は明かさないといういつものLDHのやり方だったよね、もう慣れたけど(笑)。配役と役名だけどーんと発表されて詳細は一切なし。それでもテンション上がりました! A 三代目も俳優としての個人活動をすでに始めていたけど、「あくまで自分たちはアーティスト」と公言してたから、まさかドラマや映画を自分たちで作る方向に舵を切るとは思わなかったもんね。 B しかも、そのときはそれがいつから、どのテレビ局でやるのかっていう発表は一切なくて、それから4カ月くらい音沙汰なし。正直、もう、やらないんじゃないかとすら思いました(笑)。 C でも、それだけ待った甲斐がありましたよね! 僕は最初、面白いカルチャーを観察しようくらいの気持ちでLDHを追ってたんです。正直、ファン以外の人が「EXILE」を語るときって「EXILE(笑)」みたいに「(笑)」がつくじゃないですか。でも、「よく知らないのに『(笑)』してちゃいけないんじゃないか」って思って。 だから、まず『EXILE カジノ』を見始めたら、それまで「黒くて筋肉質な人達」にしか見えなかったEXILE TRIBEの一人ひとりのキャラクターがきちんと見えてきて。それで『ワイルド・ヒーローズ』で俳優業もチェックするようになったんです。 A でも、EXILEの俳優陣が出たドラマって、基本的には評判が悪かったですよね。琥珀さん(AKIRA)が出てた『HEAT』もひどい視聴率で。 C そう。だから自分たちで作るほうにいったのかもね。せっかくいい素材を持っているのに、よそでやると叩かれる。だったら自分達で自分達がかっこいいと思うものを作ろうってハイローは始まったんだと思います。でも、シーズン1の1話が始まって見てみたら、殴ってるシーンしかない(笑)。 B 本当にケンカのシーンしかなくて、大丈夫かなってドキドキしましたよね。頭の悪い人たちが集まって頭の悪いことをやっていると思われるぞ、と(笑)。 C みんなに愛と夢と幸せを与えるはずの人達がこんな暴力礼賛でいいのか、とかね。でも、映像はスタイリッシュだし、何か違うことが起こるかもしれないと思って我慢して見てたんです。 A シーズン1が終わる頃には、キャラクターも出揃って、続きが気になるくらいにはなりましたよね。 B でも、EXILE第一章から追っている古参ファンに聞くと、ハイローに対する不安感や危惧は大きかったみたいです。それまでEXILEが芝居の方面で成功したことがなかったから、もう純粋に歌とダンスだけやっていてほしいと思っていたファンもいましたよね。 A LDHのファンは迫害の歴史ですから。視聴率や芝居のことを世間の「EXILE(笑)」の人たちに面白おかしく批判されてきた。だから、「ヘタなことをしたらまた笑われる」って怯えてたみたい。 B ドラマが始まってツイッターを検索したんですけど、はじめは見てる人があまりいなかったもん。それがいまや大盛り上がりだから、よくぞここまで持っていけたなと思います。 C ハイローによってEXILEやLDHに対する世間の偏見が徐々に解かれていくのを見るのも気持ちよくないですか? 三代目にハマる前までは僕も「EXILEなんて絶対一生触れないだろう」と思ってたクチなんで、ハイローから入ったオタクの人たちが「まさか自分がEXILEの音楽を聴くようになるなんて!」と言っているのを見ると「そう! わかる!」って思いますもん(笑)。

HIROは龍也か琥珀か……? ハイローは「EXILE物語」である

C 僕たちファンは、EXILEが今置かれている状況を重ねながらハイローを見ていたりします。浅い読み方かもしれないけど、功労者であるオリジナル・メンバーたちが続々と勇退して、若手たちが入ってきて、会社が組織としてでかくなっていった。一方で、ATSUSHIさんはEXILEから離れてソロ活動のほうに没入していったじゃないですか。そんな彼に対して、もしかしたらオリジナル・メンバーが抜けたことでやる気を失っているんじゃないかと、ファンも不安に思っていた部分はあって。だから僕は最初、「変わっていくことと、仲間を失うことは全然違う」っていう龍也のセリフは、HIROさんからATSUSHIさんへのメッセージなんじゃないかと思ったんです。 ――龍也=HIRO、琥珀=ATSUSHI説ですね。 A 私は最近、HIROさんの著書を読み返して、龍也も琥珀も両方HIROさんなんじゃないかという気もしています。だから、ハイローはもしかしたらHIROさんの脳内宇宙なんじゃないかって。 C  全部HIROさん(笑)。 A HIROさんは、EXILEとしてデビューするために、前身のJ Soul Brothersの名前を捨てることに対してすごく葛藤があったと著書で話しています。JSBを"無限"にしたかった気持ちがあったけど、次のステップに踏み出すためにEXILEという新しい名前を選んだ。これって、まさにMUGENを今後どうするかで衝突した龍也と琥珀の心情に重なるんじゃないかと。 B そのほうがしっくりきますね。私は最初、古参ファンへ向けた「変わっていくけど、本質としてEXILEは何も変わらない」というメッセージだと思ったんです。昔からのファンは今のEXILEやLDHのやり方に懐疑的な人も多いから、そういうファンに対する説得でもあるのかなって。 ――龍也=HIRO、琥珀=ファン説もあると。 B でも『THE RED RAIN』(以下、『RR』)のラストに琥珀さんが戻ってきたことで、琥珀さんの「MUGENを永遠のものにしたかった」というマインドは物語に今後も残り続けるんじゃないかと思えた。そうなると、琥珀さんの懐古主義的なものがファンを指しているだけとは思えなくなってきて。だから、琥珀さんがHIROさんの一面を象徴しているという意見は腑に落ちる。実際、HIROさんは自分が勇退しても、新メンバーを迎えながら「EXILE」の名前を残したい思いが強いですし。 C 『THE MOVIE』はそんな琥珀さんを改心させる物語でしたが、立ち直らせるのはコブラたち若い世代。それでいうと、コブラたちには三代目やGENERATIONSなど今の若手を投影しているんでしょうね。「俺を変えられるくらいの力を持てよ」という激励にも見えます。 A やっぱり元々のLDHファンはハイロー世界の歴史やヒエラルキーを、LDHやEXILEの歴史やヒエラルキーに読み替えながら見ますよね。そうやって深読みできる楽しさも魅力なんです。

雨宮雅貴=TAKAHIROの抱える闇

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江原啓之にも「仕事のプレッシャーでお腹こわしたりしたでしょ」って言われてたもんね!
B 雨宮雅貴の物語も、実際にTAKAHIROが歩んできた物語を知ってると、より切ないんですよ。『RR』のラスト、兄・尊龍を殺した敵である上園を殴りながら殺したくなるんだけど、尊龍の教えや弟・広斗のことを思い出して自ら拳をぐっとこらえる。『THE MOVIE』で琥珀さんは仲間に止めてもらえたけど、雅貴はひとりで拳をおさめるんですよ。あのシーンはHIROさんからの「TAKAHIROはひとりで苦難を克服しろ」っていうメッセージに思えて、切なくなりました。 C  その「苦難」とは、ATSUSHIさんが不在になるこの2年間のことも指しているんですかね。 A 琥珀さんに対してコブラたちが身体を張るのは、パフォーマー同士の絆だなって思う。でも、EXILE TRIBEという組織においてボーカルは常に孤独ですよね。 C TAKAHIROはATSUSHIさんのソロ志向が強くなっていくにつれ、自分から率先して後輩に対して兄貴分になったり、ここ数年はTRIBEを先頭に立って背負ってきたと思います。 A 第一章のメンバーでEXILEに残っているのは、もうATSUSHIさんだけじゃないですか。そうなったとき、今後のEXILEを背負っていくのは第二章からのTAKAHIROとAKIRAになる。だからこそ、ハイローでもこの2人が重要な役どころだし、むしろこのプロジェクト自体が、2人にEXILEを託すための装置なんじゃないかとも思えます。 B 『RR』のラストシーンはそういう意味でも深いですよね。雅貴が一番信頼していたのが実は琥珀だったっていう。 A そうそう! TAKAHIROとAKIRAが2人で守っていかなければいけないものの象徴としてのUSBであり、つまりそれってEXILEなんですよ! C USB=EXILEという新説が出ました! あんなぶん投げられてたのに!(笑) つづきは本書で!(Amazon予約受け付け中)

「チヤホヤされるのが生きがい」元“隠れビッチ”が明かす男ウケ必勝法と、自身への懺悔

 どんな学校、会社、コミュニティにもいる、「とにかく男にチヤホヤされたい女」。一般的には男女問わずほとんどの人間から嫌悪される存在だが、彼女たちが本当に欲しいものが単に「モテたい」という承認欲求ではなく、「無条件に愛されたい」という純粋な愛情だとしたら、少し状況は変わってくるのかもしれない。

 先日、イラストレーターのあらいぴろよ氏が、実話コミックエッセイ『“隠れビッチ”やってました。』(光文社/16日に電子書籍も刊行)を刊行した。男にチヤホヤされ、告白されることが生きがいだった自身を振り返り、男に依存する“女”の自分と向き合い、毒親との関係を見直しながら1人の“人間”として自立していくさまを描いている。あらい氏が実践していた「隠れビッチ」とは、肌を露出したり簡単に体の関係を持ったり、特定のコミュニティ内で恋愛を繰り返すのではなく、ファッションや振る舞い等を清純派に見せることで、内面やチヤホヤ欲をひた隠し目的を遂げるという、いわば擬態の状態。

 そのあらい氏の擬態は徹底しており、相手に応じて3系統の男ウケ服を着回していただけでなく、絶対に生活圏内の男性をターゲットにせず、また絶対にヤラせないなどの独自の手法を確立。とにかく好意を持たれ、デートに誘われて「好きです」と告白されることで心が満たされていたという。もちろん、その後付き合うということはなかったそうだ。

 3年間で200人もの男性とデートを重ねてきたというあらい氏に、「隠れビッチ」時代に培ったノウハウや、男性から好意を寄せられることに執着していた理由、またそこから自分を見つめ直した現在の心境について聞いた。

■女子アナ、堀北真希っぽさ、蒼井優っぽさは必勝法
――本には、あらいさん独自の統計に基づいた、男ウケするファッションや振る舞いなどが紹介されていますよね。これらは何を参考にしていたのでしょうか?

あらいぴろよ氏(以下、あらい) 自分の経験から精査された部分もありますし、図書館に行ってあらゆる女性誌やモテ特集本を片っ端から読みました(笑)。そして実践をしてみて、「こういう人にこれをやってみて、うまくいったからこうだな」と分析していましたね。すると、だんだん女子アナみたいな格好が、やっぱり大多数に人気だとわかっていったんです。だから、あれだけテレビに出てお茶の間に愛されるファッションなのか! と納得がいくことも多かったです。

――雑誌以外で参考にしていたものはありましたか?

あらい 恥ずかしい話ですが、マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンが映画でやっていたような所作です。横を見る時の目の動かし方だけでも、男性の心がくすぐられるのはこうだな、とか鏡の前で研究していました。本にも書きましたが、やっぱり堀北真希ふうの持つ力はすごいです。「私は堀北真希だ、堀北真希だ」と思い込んで男性と話していると、だんだん相手も私のことを堀北真希に接するように、紳士的な態度を取ってくれている……? と感じたことがありまして(笑)。

 また、蒼井優っぽさも有効でした。カフェの窓側の席に座っていた時に、通りがかった男性に対して蒼井優っぽい空気感を出しながら、ため息をついて本を読んだりしてアピールしていました。私の外見では残念ながら一度では効かないので、毎週同じ時間にそこを通る男性をターゲットにして蒼井優っぽさを炸裂させていたら、「一緒いいですか?」と、念願かなって声をかけられることもありました。

■体の関係も女同士の自慢もいらない、ただ男性から愛されたかった
――あらいさんは男性からの好意や告白に気持ち良くなっていたそうですが、そこに体の関係がゼロだったのはなぜでしょうか。

あらい 本にも出てきますが、高校生の時、小・中学校の同級生だった女の子に、「男ヤラせてあげる私ってすごいでしょ、価値があるのよ」みたいに言われ、私自身が未経験というのもあって、気持ち悪さやバカにされた悔しさを強く感じました。その時に「私はこんな人と同じ土俵には立ちたくない」と思ったのが大きかったです。私は別に、その同級生のように同じ女性と競い合ったり見下したりしたいわけではなく、ただ誰かから愛されたいだけでしたから。実際は私の方が、男性からしたら悪意が多くタチが悪いと思いますけど。

 それに、「あの子ムカつく」とか「あの子なんでこのコミュニティにいるの?」と思われて女同士の競走や嫉妬をつくってしまうと、本来の目的が遂行しづらくもなりますので。私の土俵には、チヤホヤしてくれるけどヤラない男しかあげたくありませんでした。私は、基本的にはヤリマンを否定しません。相手に見返りを求めなかったり、自分に否定的な感情を持たなかったり、純粋に快楽を求めるならアリだと思います。ただ、体には気を付けてほしい、と強く思います。

――「愛されたい=肌のぬくもりが欲しい」となる女性は多いと思いますが、あらいさんはそこがハッキリ線引きされていたのですね。デートをしていて相手から体を求められる場面も、少なくなかったと思うのですが。

あらい 幼い時に父親から暴力を振るわれていたので、男性と狭い空間に2人きりなのが怖かったというのはありました。でも最初の頃は、上がりはしませんでしたが何度か男性の家に行ったことがあったんです。雨が降ってきた時に、「傘貸すよ」と言われてついていった際にそういう雰囲気になり……。どうにか逃げ出しましたが、それでよくわかったので、そこからは二度と相手の家には行かなくなりましたし、2人きりならば車に乗ることは避け、デートも明るい道を行くようにしました。部屋に誘われて断ったらキレられることもありましたが、そういう時は「行かねぇよ!」と、そこで本性を出して関係を切っていました。そういう人はチヤホヤもせず、ただヤリたいだけなので、私にとってはどうでもよかったんです。その人に執着する理由もないので、すぐに次の相手を探していました。多分それは相手も同じなので、深追いされることもありませんでした。

■男からチヤホヤされることで本当に求めていたもの
――「男にモテたい、チヤホヤされたい」という願望を持って自分なりの努力をしても、あらいさんのようにはいかず、報われない女子もいると思います。

あらい そういう方は、きっと好きな人やモテたい対象がちゃんと決まっているのではないでしょうか。本当に失礼な話になりますが、容姿や性格はまったくどうでもよいと思えば、不特定多数にモテるのは簡単なんです。私の目的は自分がチヤホヤしてもらえることなので、そこに合わせて、いくらでも相手のレベルを下げられたので……。

 それを思うと、隠れビッチの男性版はヒモだと思います。尽くしてくれる相手から何の罪悪感もなく、奪えるところは奪える人。本来、“人は人の鏡”なので、一緒にいる人のレベルや扱い・性格などから自分を見つけられると思うのですが、ヒモの場合、相手は自分と不釣り合いな人なので、相手が自分の“鏡”にならないんです。だから、自分がどれだけのことをしているのかまったく気付かない。私はそれに加えて、自分の目的のためにこだわりのない相手を探していたことから、相手の“鏡”に映る気はなかったんだと思います。それは「報われている」よりも、結果として「自分を軽視」していた状態だと思います。

――隠れビッチな女性かそうでないかは、嗅ぎ分けられるものですか?

あらい 女性ならみんな、そういう女性には違和感や嫌悪感を覚えると思うので、わかると思います。それこそ、すれ違っただけでも。でも、私自身が今を振り返ると、決して褒められることでも推奨することでもありませんが、あの隠れビッチ時代があってよかったと思います。心のどん底から自分の本当に求めているものを見極めて、変わるべく行動し続けることで、今は穏やかな生活を手に入れることができましたので。

 変わりたいと行動することは、恋人でも親友でも仕事仲間でも、自分のことを本気で見つめてくれる人、深くつながれる人と引き合わせてくれると思います。本にも出てきますが、「自分に自信がないからと男に逃げるな。女ではなく人間として生きろ」と言ってくれた友人の言葉は、深くつながった人がくれたものだからこそ真に迫ってきました。でも、私が本気で変わろうと努力しなければ、そういう言葉をかけてくれた方全てが離れていったと思います。万人に受け入れられることは難しいかもしれませんし、失敗もあるかもしれません。でも行動し続ければ、どんな隠れビッチ時代を送っていたとしても、良い方向に変われると信じています。

■「私は女、相手は男」性別に固執してた
――「女ではなく、人間として生きる」とは、どういうことだと思いますか?

あらい 隠れビッチ時代は、「可愛いね」「付き合って」「ヤリたい」なんて言われても何も感じず、とにかく「好きです」がうれしかったんです。それは、今思えば結局親に求めていたこと。親という存在は、自分に自信がなくてもありのままを認めてくれて、無償の愛で全肯定してくれる、と思い込んでいたんです。私はそれがもらえなかった、かわいそうな存在なんだと。それを癒やしたくて、男性に全肯定を求めてしまっていました。

 でも同時に、隠れビッチ時代は、自分を偽って清純派に擬態した姿に「好きです」と言われることが、「私ではないものに向けられた言葉」と理解もしていたので、自分のしていることに矛盾があると気付いていました。歳を重ね、多くの方が望むような愛を受け取ってきたわけでもないことにようやく気付きましたが、当時の私はまだ気付いていませんでした。

 あくまで私にとって「女として生きていた」状態というのは、理性ではなく本能や欲望だけで生きていたということだと思います。親から愛されなかった分、愛されたい! という欲望が暴走しているというか。その生き方は相手のことをなにひとつ尊重もせず、楽しいことだけ、自分に都合のいいことだけ、それも女の良い部分だけを享受し、「恋愛のようなもの」を通して奪うだけの生き方でした。人間として生きる、というのは、自分が本当に何を求めているのか、本能や欲望とじっくり向き合い、これからどう生きていけばいいのかを理性や心をもって、考え生きていくことだと思います。
(石狩ジュンコ)

「うんこって、すごい言葉なんです!」【仮面女子・月野もあ】声優×最強地下アイドルの“思い描く夢”とは?

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんがカメラマンとしてかわいい声優さんの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の44回目! 今回は最強の地下アイドルグループ・仮面女子のメンバーで、テレビアニメ『TO BE HERO』(TOKYO MX)のミン役で活躍中、アイドルで声優の月野もあさんが来てくれました! ――さっそくですが、大学卒業おめでとうございます! 大学では日本語教師の資格を取られたそうですね。 月野 実習が多くて大変でした……。でも、一応通っていた大学に留学生がたくさんいるので、自分の学校で実習する形でどうにかなりました。 ――生徒たちに「あれ仮面女子の月野もあじゃない?」ってバレませんか? 月野 ぜんっぜん! 大学でもバレてないと思います(笑)。 ――仮面が功を奏してるんですかね……? 月野 そうなんですかね、個人としては、まだまだ気付かれず……。 ――でも、デビューされてから、まだたった3年なんですよね。仮面女子としてはもちろん、個人でもテレビアニメのヒロイン役を演じたり、なかなかの快進撃ですね! 月野 とんでもないです!! ――月野さんは19歳でデビューとのことですが、仮面女子よりも前にエイベックスの声優オーディションを受けていたんですね。 月野 はい、一応は素人向けのオーディションだったんですけど、周りを見たらみ、んな声優の養成所に通ってる人たちだったり、素人っぽくない人たちが多くって……。 ――わかります。素人オーディションと言いつつ、いろんな事務所から滑り込んできますよね。 月野 そうなんですよ……。私はまだ発声練習も独学で、「声優になりたい」って気持ちだけでやっていた時期だったので、周りを見て「こういう人たちが受かっていくよね、何も勉強してない大学生の私には無理なんじゃないかな」と思って、一度は声優の夢を諦めてしまったんです……。だから、これを最後のオーディションにしようって。大学もあるし、就活も始まる時期だし……。 ――真面目ですねぇ~。声優の夢を諦めて、どういう流れで仮面女子に入ったんですか? 月野 まず、ドラッグストアのイメージガールに応募したんです。キャンペーンガールとか、コンパニオンみたいな仕事だろうと思って、就活が始まるまでの短期間バイトの感覚だったんですけど、いざ面談に行ったら、そのイメージガールはアリスプロジェクトがやっていた企画で、「うちの事務所に所属しないと仕事はできない」と言われて……。 ――そんな釣り広告みたいな!? 月野 もともとは仮面女子どころか、アイドル業すらやろうと思ってなかったんですけど、面談の時に初めて仮面女子のライブを見て、「すごく素敵!」って(笑)。
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――急にライブを観て「自分も歌いたい」ってなるものですか? そもそも、歌や踊りの経験は? 月野 私が落ちたエイベックスの声優オーディションの最終審査は、渋谷のWWWっていうライブハウスでソロステージをしなくちゃいけなかったんです。いろんなエイベックス所属のアイドルやアーティストのライブの間にステージに立って、アニメソングを歌って踊るっていう……。そこで初めて「こういう世界も素敵だな」って思ったんですよね。なので、仮面女子のライブにも心を惹かれましたねぇ。 ――でも、仮面かぶってるし、「顔見えないじゃん!」とか思わないんですか? 月野 まったく思わなかったですよ。楽曲もかっこいいし、世界観が素敵だし、仮面もオシャレじゃないですか。 ――オシャレ……!? 月野さんはもともと学生時代にバンドでデスメタルのメイクをしてベースを弾いてたから、感性に合ったのかもしれませんね。さらに空手も初段なんですよね。大学の人たち、「アイドルだ!」って気付いても、近づけなかっただけかもしれません……。 月野 あははは! そうなんですかね(笑)。 ――ちなみに、仮面女子は「選ばれなかったものたち」っていうコンセプトがあるじゃないですか。月野さんはエイベックスの声優オーディションに選ばれなかったってことですか? 月野 そうですね。他のメンバーも、AKB48さんやNMB48さんやモーニング娘。さんのオーディションでダメだった人がいたり、そういう大手から選ばれなかった人たちが集まってます。 ――なるほど~。私、初めは「仮面つけてるってことは、どうせ残念なアイドルが入ってるんだろう」と思ってたんですけど、仮面を取るとみんなかわいいんですよね。大手のオーディションでいいところまで行った人たちなら、そりゃ平均以上なはずですね。 月野 いやいやいや、事務所としては「かわいくないからお前ら仮面かぶっとけ」みたいなスタンスなので、本当に。「大手に落ちる顔じゃ勝負できないから」って。でも、仮面をつけることで、みんなでくっついて一つの個性を作れるので……。 ――えっ、それってモラハラ!! 月野 でも、みんなで話すと「私もそのオーディション受けた!」「落ちた!」「私も!」って盛り上がれるんです。それによってチームワークが強くなりますし、お互いを思いやりながらやっていけるんです。「こんなに仲良いアイドルグループいるのかな?」ってくらい仲も良いですしね。ライブで毎日一緒にいるので、家族とはまた別の心強い仲間です。 ――ちなみに、毎日一緒ってことは、毎日お仕事なんですか? お休みは? 月野 休みは、ほぼないですねぇ……。1~2年前までは月曜日から日曜日まで、午前中は学校に行って、午後はライブだったんです。けど、ここ1年は外部のお仕事をたくさんしようっていう方針で、火曜と水曜は仮面女子カフェでのライブをお休みさせていただいてるんです。でも、ライブがないだけで、お仕事はさせてもらっているので、お休みは……ないですね。 ――そうですよね、大学行って勉強して資格も取ってバンドしてライブして……気合いですね……。 月野 やりたがりなので(笑)。 ――やりたがりと言えば、空手もやられてるんですよね。空手をやってると、学生時代にイジメに遭わなそうです。 月野 やっぱり中学生くらいの頃は、女の子のドロドロしたものに巻き込まれることもありましたけど、「私は空手やってるから何かあっても大丈夫!」っていう気持ちがあるので、心は強くなりました(笑)。小学校3年から中学2年までやっていて、黒帯の初段なので。 ――かっこいい! ベースはいつから始められたんですか? 月野 ベースは高校から今までです。 ――そして今はご自分のベースまで作られたという……。ところで、なぜベースだったんですか? 月野 低音が大好きなんです。部活で吹奏楽部に入っていたとき、3年間フルートだったんですけど、途中から低音の楽器の魅力に気付いてしまったんです。「バスの音色がズンズン響く!」って、すごくかっこよくって(笑)。だから、次にやるなら絶対低音の楽器がやりたいと思いました。それで、いろんな演奏を聴くうちに、ベースの音がすごく耳に残ることに気付いて、ベースをやる気まんまんに(笑)。バンドでもベースでしたし、今も自分の聖誕祭のときにはベースを演奏させてもらっています。普段のライブでもやりたいんですけど、動き回って危ないので(笑)。
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――確かに、仮面女子のライブだとベースが折れそうです。仮面女子ってすごく体育会系ですよね。 月野 はい! ガッツリ運動部です(笑)。動いて走り回ってヘッドバンキングしてナンボですし、客席にダイブもします! ――客席にダイブって、握手やチェキより何段階も上のファンとのコミュニケーションですねぇ。ファンもさぞうれしいことでしょう。……そういえば、仮面女子って、アイドルグループには珍しく恋愛OKなんですよね。どうなんですか、その辺は? 月野 忙しくてそれどころじゃないです(真顔)。出会いは関係者の方とファンの方しかいないのに、「恋愛OK、ただしファンと関係者はNG」っていう決まりなんですよ。お休みもなくって、家を出てお仕事して帰る毎日の中で、メンバー共々「恋愛させる気ないだろ!?」って(笑)。これで恋愛できてるメンバーがいたら、かなりすごいと思います……。 ――それなら、いっそ恋愛NGにされても変わりないですね……。ちなみにどんな男性がタイプですか? 月野 たくさん食べる人が好きです。 ――『クッキングパパ』とかの影響? 月野 いや、違いますけど……。食事をしている時間がすごく好きなので、一緒に食べる時間を大切にしてくれる人がいいなぁ。食べ残したりしないで、好き嫌いなく、なんでも食べてくれる人が好き! ――全国のフードファイターに朗報ですね~。ではでは、もし一日休みだったら何がしたいですか? 月野 ええ~~~、難しいなぁ~~~、う~~~~~ん(困惑)。 ――休みがなさすぎるせいで考えられなくなってる! ブラック企業に勤めてる人みたい! 月野 美味しいもの食べに行きたいです、まったりのんびりと温泉とかも……おばあちゃんみたいですね(笑)。でも、お仕事もすごく楽しいので、まだまだ頑張りたいです! ――声優業も順調ですしね! 声優オーディションに選ばれなかった月野さんが、仮面女子を経て憧れの声優になるって、なんだか感動的です! テレビアニメ『TO BE HERO』のヒロイン、ミンちゃん役はオーディションだったんですか? 月野 いえ、運が良かったといいますか、偶然チャンスが舞い降りてきたといいますか、だからこれを必ず形にしなければって……とにかく頑張っています! ――ミンちゃんは、かなり口が悪い役ですよね。セリフは大変じゃないですか? 月野 そうなんですよ、しょっぱなの収録で「うんこ」って100回以上は言いました……。「うんこ」って言うの、実はむっちゃ難しいんですよ。「うんこ? うんこなの? パパがうんこしたトイレでシャワー浴びろってか?」ってセリフがあったんですけど、監督に「うんこの『ん』が聞こえないからもっとハッキリ言って」って言われて、「うんこ!」「うんこ!!」「うんこ!!!」って言ってるうちに「うんこってすごい言葉なんだな」と思えてきて……。 ――うんこのゲシュタルト崩壊! ミンちゃんは、普段の自分と似てるところはありますか? 月野 ミンちゃんも空手少女なので、そういったところは似てるかなぁ。あと、なんだかんだパパッ子なキャラクターなんですよ。私もお父さんが大好きなので、その気持ちも同じです! ――口の悪さが伝染して、日常生活に影響を及ぼしたりは? 月野 あはは、ないですよ! けど、アニメの情報公開前で、まだメンバーにも知らせてないとき、「クソッ! しつけぇんだよこの野郎!!」みたいなセリフをボソボソと壁に向かって練習していたので、メンバーとか、通りすがりのスタッフさんは心配してましたね……。 ――「もあちゃんの精神状態が限界だ」って思いますね! 月野 後から「あのときは恐かった」「裏の顔を見てしまった」って言われました。 ――あはは! 月野さんもパパッ子とのことですが、ご両親はお仕事を応援してくれてますか? 月野 芸能をやる前は「先生になった方がいいよ」って言われてたんですけど、今は「一生懸命頑張ってるから」って、すごく応援してくれてます。 ――先生になるはずだったかわいい娘が、いつの間にか仮面をつけて踊り狂ってるってどういう心境なんだろう! 月野 びっくりですよね(笑)! 今はお休みしてるんですけど、週末はLINEライブで3時間ライブを生配信してたんです。それも毎週観てくれてたみたいで、口数少ないお父さんなんですけど、たまに話すとけっこうなんでも知ってるんです。もう実家から出られないですね(笑)。
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――ご実家は埼玉でしたっけ。都心に通うにはちょっと遠いですよね。 月野 家の周りは畑と工場なので、ギリギリ通えるけど、やっぱり遠いです。家にもあんまりいられないですし。 ――とはいえ、都心で一人暮らしするにもお金がかかりますよねぇ。そこでなんですが、仮面女子のお給金はどうなってるんでしょうか? 月給制? 歩合制? 月野 歩合制です。 ――お~!! じゃあ、メディア露出の増えた今はガッポガッポじゃないですか? 月野 実は、声優とかの外部のお仕事は、歩合には全く関係ないんですよ。歩合制なのはチケットバックなんです。ファンの方が来てくれたチケットが、コインに変わって投票されていくんです。そのコインがお給料になるんです。 ――ええーっ!! でも、声優業も頑張ってるんだから、そっちも歩合に組み込んで欲しいと思いませんか? 月野 でも、ファンの方の投票によってメンバー各々に振られる外部のお仕事が決まったりするので……。 ――なるほど~。投票コインで応援すればしただけお給料もメディア露出も増えそうで、ファンとしても応援しがいがありそうですね。 月野 そうですね、コインは直接ちゃんと届いてますから! あとは、チャットっていうのもあって、有料のチャットをお家から配信すると、そのポイントもバックで入ってくるので、私たちのお給料の構成は、チケットバックとチャットです! ――仮面女子って「最強の地下アイドル」って言われていて、もう全然地下じゃないだろうと思ってたんですけど、今の話で断然地下っぽくなってきました! 月野 地下アイドル頑張ってます(笑)。 ――そのチケットやポイントの売り上げは、成績表みたいに貼り出されたりするんですか? 月野 毎週ですよ……。投票コインはランキングとして1位からビリまで出るので……。 ――うわぁ、こわい!! 月野さんは良いランクをキープしてますけど、そうなると落ちるのが恐いですよね……。声優業や外部の仕事が増える分、ライブでファンと直接交流を持つ機会は減るじゃないですか。それでファンが「会えなくなるなら売れなくて良い」みたいな思考になって、ランキングが落ちたりするんじゃ? 月野 お仕事の都合でライブ出演が減ると「この日にしか会えない!」って、その日に集まってくれたり、支えられながらやらせてもらっています……。 ――良いファンがたくさんいるんですねぇ。そういえば、月野さん女優業も好調そうですね。先日は仮面女子映画の第7弾で宍戸留美さんともご一緒してましたが、どんな役だったんですか? 月野 『サマータイムエンジェル』っていう作品で、私は“カラテフラッシュ”っていうヒーローで、登場シーンは跳び蹴りから……(笑)。 ――かっこいい! 空手やってて良かったですねぇ! 月野 好奇心旺盛なので、いろんなことをやってて良かったです。 でも全部まだまだなので、もうちょっと飛び抜けられるように磨いていかなきゃ! ――果てしない努力家! それでは、最後に、仮面女子としての今後の目標はありますか? 月野 仮面女子としての目標は、『紅白歌合戦』に地下アイドルとして出ること! そして国民的地下アイドルになることです! 地下アイドルって、今すっごくたくさんいるので、私たちが地下アイドルの憧れになって「地下アイドルでもここまで行けるんだ」っていう模範になりたいんです。 ――ではでは、個人としての目標は? 月野 声優として売れたいです! もちろん、仮面女子もずっと続けて行きたいんですけど、“声優・月野もあ”として知ってもらえるように頑張っていきたいです。今放送中のアニメ『TO BE HERO』も観てもらいたいし、作品の中で成長していく月野もあも観てもらいです。ギャグ満載で、大人も子どもも笑える作品なので、ぜひぜひ! ――仮面女子としても声優としても、今後がさらに楽しみです! 本日はどうもありがとうございました! (取材・文=小明/撮影=宍戸留美) ●つきの・もあ 1994年、埼玉県生まれ。仮面女子、アーマーガールズ、Prismメンバー。声優としてテレビアニメ『TO BE HERO』(ミン役)出演中。女優として『満腹探偵クウコ』主演。 趣味・特技/ベース(EDWARDS月野もあオリジナルモデルベース制作)、空手(逆真空手初段)、フルート(吹奏楽)、日本語教師有資格者、コスプレ、グルメ 1月3日(火)仮面女子NEWシングル「仮面大陸(ペルソニア)」リリース 月野もあTwitter moa__tsukino ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 最新情報
東京幻想曲集 発売中! amazon_associate_logo.jpg
増田賢一氏と25年分の宍戸留美を撮りためた「東京幻想写真集」発売中!! 公式HP: http://rumi-shishido.com/ ブログ: http://lineblog.me/sundaliru/ Twitter: @RumiShishido 12月18日、13時~ 宍戸留美、ヴィレッジヴァンガード名古屋パルコ店にてデビュー25周年記念作品の発売を記念したインストアイベント開催決定! http://ukproject.com/column/2016/12/12197/ 同日、17時半~ 名古屋、猫に窓ガラスにてワンマンライブ開催!! ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/>シングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。

表情豊かな五関晃一、“劇画タッチ”感の大西流星! 舞台で輝く魅惑のジャニーズたち

ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!

B美……29歳 人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルはKis-My-Ft2・北山宏光。
C子……35歳 デビュー組からジャニーズJr.に降りたばかりの月刊誌編集者。好きなアイドルは若い子。

B美 12月3日に開幕した舞台『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』の特別ゲストが連日話題だね。私、チケット全滅だったんだけど、こんなにいろんな人が来るなら1日でも行きたいわ~。

C子 誰が出てくるかわからないってことから、「帝劇ガチャ」とか「アイランドガチャ」って呼ばれてよね。初日は少年隊・東山紀之、2日目にKinKi Kidsの堂本光一が来て、その後もKAT-TUN・亀梨和也、山下智久とか豪華なメンバーが登場したんでしょ。Sexy Zoneの中島健人なんか、開幕から1週間で3回くらい来てたよね。

B美 そうそう。ケンティーはサービス精神旺盛だから、客席にも絡んでたらしい。あと私が気になったのは、客席の前列に舞い降りてきたっていう「宇宙からの手紙」だね。1日目と2日目で「フォントが違う」と話題になってて、マジで爆笑したわ。Twitterにアップされてた写真を見たんだけど、2日目の方が明らかにおどろおどろしくてさ。やっつけ仕事なのかな?

C子 そもそも「宇宙からの手紙」って何? って話だけどね(笑)。そういえば、「J-GENERATION」2017年1月号(鹿砦社)には『ジャニーズ・フューチャー・ワールド』の9月公演のレポートが載ってたね。たしか、『オールスターズ・アイランド』ってジャニワ恒例の「13月を探す旅」じゃないんだよね? 

B美 あ、そうなんだ。今回は「ワールド」がついてないからなのかな? 『フューチャー・ワールド』はMr.KINGの平野紫耀が主演だったけど、今やってる『オールスターズ・アイランド』も、平野が主役級の扱いみたいだよね。この「Jジェネ」の『フューチャー・ワールド』写真を見ても、平野は体格が良いからか舞台映えするし、オーラがあるね。ちょ、ちょっと待って!! 57ページのPrince・岩橋玄樹の写真、ヤバくない?

C子 どれどれ~。あ、ホントだ(笑)! なんでも、岸優太と「お互いの腰を持って回転する新技を披露」した瞬間らしいね。でも、岩橋はバッチリ半目だし、なんて言うか、まりもっこりみたい。しかも、普段は隠してる髪の毛サイドの刈り上げ部分もバッチリ見えてるし、ある意味、奇跡的なカットだわ。一方で、その隣の神宮寺勇太の写真はめっちゃさわやか~。

「J-GENERATION」2017年1月号の立ち読みはこちら

B美 たしかに、キラキラアイドル感がスゴイわ。最近よく思うんだけど、神宮寺のビジュアルが安定してきてるなって。ほら見てよ、54ページの和服着た写真。覇王感ヤバくない? 堂々としてて、思わずドヤ! って言いたくなる。ここだけ見たら主役みたいだわ。

C子 あと、56ページの西畑大吾がめっちゃ可愛かった。でも、「関西ノリに大爆笑の『お笑いランド』」っていうキャッチに笑っちゃった。もっとまともな見出しにしてよ~って思ったら、実際に公演中もこのコーナーは「お笑いランド」っていう括りだったみたい。感動するよね、ジャニーズのそういうところ。

B美 関西Jr.といえば、向井康二の写真も良かったね。平野たちが出なくなってから、関西Jr.のレギュラー番組『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)を見なくなっちゃったんだけど、久しぶりに向井を見たらイケメン度が増した気がする! ジャニーさんにタイから連れられてきた向井兄弟の歴史を考えると、もっと大事にしてあげてって思うわ。「ムエタイ向井ブラザーズ」、懐かしいわ……。同じく室龍太もお兄ちゃんがジャニーズだったけど、1人だけ残ったんだよね。『フューチャー・ワールド』みたいな活躍の場があって良かったよ……。

C子 それに、浜中文一の写真も良い感じだし、関西勢に思いを馳せるにはいいページだね。かたや気になるのは、大西流星が“劇画タッチ”に育ってることなんだけど。なんだろう……アニメの『巨人の星』(日本テレビ系)から抜け出たみたいな存在感だよね。大リーグボール養成ギブスが絶対似合うはずだから、装着してみてほしいわ。

B美 たしかにちょっと顔の濃さが際立ってきちゃってるけど……。チビ流星はまだ15歳だから、きっとまた表情も変わってくるよ! それより、18ページからの『DREAM BOYS』レポはチェック済み? Kis‐My‐Ft2・玉森裕太や千賀健永のカラダが拝めるよ。

C子 ドリボの写真見たよ~。19ページの上にある写真、千賀の上腕二頭筋辺りが良いなって思った。ムキムキじゃなくて、みんなほどよく鍛えている感じだよね。ただ、玉森は26ページの大きな写真が照明の加減で白とびしちゃってて、もったいないと思った。

B美 でも表情は美しいよ。というか、玉ちゃんは全体的にどれも写りが良い。あと、宮田俊哉も、ほかの雑誌のフォトレポートだと変な顔の写真が多かったりするんだけど、「Jジェネ」は割りと輝いてた(笑)。

C子 あとは10月に日生劇場でやった『ABC座2016 株式会社応援屋~OH&YEAH~』のレポートも載ってたよね。B美はこれ行ったんでしょ?

B美 そうなの~! 脚本と音楽は西寺郷太、演出は少年隊の錦織一清で、なかなか濃密な舞台だったわ。よく、タモリが「ミュージカルで突然歌い出す意味がわからない」って言ってるけど、この舞台は脚本と楽曲の世界観がつながっていたりするから、全体的にまとまりがあるなと思った。小ネタ好きのニッキの演出も冴え渡ってたわ~。

C子 ちょっと!! 37ページのイケメン誰よ~と思ったら、Travis Japanの宮近海斗か! なんか妙に色気があってイイ感じじゃん。ってか39ページの写真は何のシーン? 塚田僚一&戸塚祥太が上半身裸で腕立て伏せやってるけど……。

B美 あぁ~、これはね。塚ちゃんが家に引きこもって、ずっと筋トレやってたっていう役柄だったんだけど、とっつーも誘って筋トレするシーンなの。ステージ上で服を脱ぎ始めた時は、ドキドキしたわ~。「Jジェネ」はこのシーンの写真、これだけかよ~ってガッカリしてたら、ちゃんとソロページにもあって感動した! 43ページのとっつー見て! パンツのゴム部分までガッツリ写ってるから。あと、この舞台は五関晃一がカッコよかった。

C子 ホントだ~! 46ページの刀持ってるカットなんか、額縁に入れて飾りたいぐらいの美しさだね。前から、五関の写真は「同じ表情ばっかり」ってダメ出ししてたけど、これはおどけたり、口をとがらせたりと、表情が豊かだわ。ただ、Tシャツの柄が気になるな……「AOYAMA THE CITY OF」って何よ? ニッキから青劇へのトリビュート?

B美 C子、どこ気になってんのよ(笑)。舞台見てる時は、そんなとこ注目してなかったけど、たしかに「なぜこれを選んだ?」っていうデザインだね。あと、五関様に関しては、ちょっとこの分け目の産毛が気になっちゃった。でも、今回の舞台は音楽も良かったから、ぜひ映像化してほしいなぁ~。

C子 塚ちゃんは来年4月に主演舞台『サクラパパオー』が決まって、ソロでも大活躍だね。2月にシングル「Reboot!!!」をリリースするし、来年5周年だから頑張ってほしいわ~。

B美 A.B.C-Zは『ベストアーティスト2016』『ベストヒット歌謡祭2016』(ともに日本テレビ系)とかにも出てなかったし、年末の音楽番組で見る機会が少なかったよね。『ジャニーズカウントダウン2016-2017』は橋本良亮が“歳男”みたいだから、出番が多いといいな~。

ベビーシッターとデリヘルは管理が同じ!? 会社にこまめに連絡させる理由とは

 駒沢の森こども園に、毎年レンタルしているクリスマスツリーが到着し、なんとなくこの時期、子どもはもちろん大人まで浮かれているような気がします。娘の小学校の保護者会では、「この時期は浮かれているせいか、毎年事故が多い」とのことでした。骨折して入院をしていた友達や、鬼ごっこで転んで顎を縫う友達もいて、いつもとは違うようです。浮かれているのは保育園児も同じで、サンタさんやクリスマス会、家族でのお出かけやイベントのせいか、不安定(highなエネルギー)です。気をつけないといけませんね。スタッフ全員、気を引き締めて年末を乗り切ります!

 前回の記事&自分のブログで、人手不足で「誰か助けて!」といったことを書いたら、反響がありました(笑)。職務経歴書と履歴書を送っていただいたのですが、会ってみたくなり、来週面接になりました。

 ネットってすげーと思うのは、2017年4月から開園する「衾(ふすま)の森こども園」の入園についてです。この連載とブログにしか新園について載せてないのに、「角川さんが新しく保育園をやられるそうなんですけど、申込みたい」といった連絡をたくさんいただき、ほとんどいっぱいになってしまいました! ただ、閉園する園からの引き継ぎ分が確定していないため(認可保育所の受け皿的な保育園だったため、認可に入れれば認可に行く人たちが多いと予想)、29年度は多めに定員設定をしています。

 以前からいらっしゃる保護者に言いたいことは、「別の園になるので、同じものを期待しないでほしい」ということ。新園になってもそのまま働き続けたいというスタッフの面談を予定していますが、こちらとは別に年始から新たなスタッフの募集を掛けていきます(2名は決まっています)。角川の森カラーに「合う」人に働いてもらいたいですよ。駒沢の森こども園がなぜ3年待ちの人気保育園かわかりますか? それは、私の方針に合う人で、なおかつ、それ以上のことを実現してくれるスタッフがいるからです。閉園する保育園は、閉園する理由があります。同じことをしても潰れるのです。

■自己流が抜けないシッター

 ネットすげー、その2。いまや、SNSやブログをやっている方が多いですよね。ベビーシッター事業「森のナーサリー」のお客様を見つけることも多いのですが、そこに「初めてのベビーシッター、シッターさんが若くてかわいく、子どもたちはシッターさんの方へ行ってしまい、まったく後追いせず……」といった内容の日記を見つけました。これってすごくうれしいです。

 

 最近気になるのは、おばちゃんシッターのこと。別のシッター会社にも長く勤め(もしくは直引きしたのか)、自分の顧客もいる方なのですが、自己流の癖が抜けず、入室連絡はするが退出連絡なし、行けない仕事についてはメールの返信をしないなど、困っています。森のナーサリーは、前日確認、入室&退出連絡とデリヘル並みの細かい連絡となっているのですが、これはスタッフの安全を思ってやっていることなので、いいかげんにはしてほしくないです。おばちゃんだから事件や事故に巻き込まれないだろうとか、そういうのは通じません。安全面はもちろん、保護者が見ている前で連絡をすることによって、「会社がしっかり管理しているので、シッターと直接交渉しにくいな」と思わせる意味もあります(まさにデリヘルの発想ですね)。軌道に乗ってきたので、流出をさせないのがこれからの仕事ですよ。

 おばちゃんシッターは、自己流が抜けない人もいれば、逆に指示待ちも多く、面倒な場面も多いですね。機転を利かせて現場で動けるのは、やっぱり若い子が多いです。これからは、経験はなくても若くて「ベビーシッターしたい!」という子を、育て、経験を積ませればいいなと思います。「●●さんと出会えたことに感謝」と言ってくれるお客様の担当は、みな20代。30代&40代は手抜き感、50代はややこしい感、60代は体力が心配なのだと思います。中年で人気があるのは、美人しかいないかも……。保育園でも感じていたけど、子どもも年齢が近いほうが、一緒に遊べる感があるのかもしれませんね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。