村田沙耶香の『コンビニ人間』(文藝春秋)が、芥川賞を受賞した今年。お笑い芸人の又吉直樹が同じく芥川賞作家になったことを契機に、作家が文化人枠としてテレビ出演するようになり、なにかと話題の絶えない文芸界。誰もが知っている名著をはじめ、今日も数々の作品が読まれているが、その一方で作家たちの偏屈な情熱と異常な探究心から生まれた、“怪書”なるものが存在する。 本書『怪書探訪』(東洋経済新報社)は、古書の魅力に取り憑かれた“愛と情熱の人”を自称する古書山たかしが、ありとあらゆる“怪書”を紹介する東洋経済オンラインでの連載コラム「稀珍快著探訪」をまとめた一冊だ。 そんな古書山が「まさに奇書中の奇書」と鼻息を荒くして語る一冊がある。昭和30年代に活躍したSF作家・栗田信の著作『醗酵人間』がそれだ。 気になる内容は、主人公の九里魔五郎という男がアルコールをひとなめすると体が何倍にも膨れ上がり、ものすごいパワーを得るという「ある秘術」を駆使して、「こけつかきつきつ」と雄叫びをあげながら、父の復讐を果たすというもの。もともと別々の雑誌に連作として掲載されていたものを、設定の整合性やつながりを無視したまま書籍化したため、説得力はどこかへと消え去り、混沌とした世界観に仕上がっている。が、それがかえって強烈なインパクトとなり、マニアの間で神格化されているというのだ。 “ゲテモノ本”という実に誇らしい異名をとる同作品は、オリジナルが出回ることは滅多になく、ネット上では40万円以上で取引されるというシロモノ。落札を逃した古書山の情熱は、依然として冷めない。それなら『俺だけ醗酵人間』を作ってしまおうということで、図書館から借りてきた同作品を、コピー専門店で1枚1枚丁寧にカラーコピー印刷。さらに、製本の方法を調べあげ3週間かけて『俺だけ醗酵人間』を完成させたと語っている。古書マニアの情熱たるや、見上げたものである。 明治時代の文豪・尾崎紅葉が発表した『鬼桃太郎』。この作品は、桃太郎が鬼を退治したあとの鬼ヶ島から物語が始まる。桃太郎一行によって、同族を虐殺された親分・大鬼は、復讐を果たすために志願者を募集。しかし、桃太郎の残虐さ(?)から誰も声をあげない(鬼なのに!)。そこへ、どんぶらこどんぶらこと大きな苦桃が流れてきて……というもの。 苦桃からは、桃太郎を倒すべく、鬼の苦桃太郎が誕生。桃太郎の猿、キジ、犬の従者にならい苦桃太郎には毒龍、大ヒヒ、牛サイズの狼が付き従う。桃太郎が振る舞っていたきびだんごが、こちらでは人間のしゃれこうべとなる。 はたして、苦桃太郎は桃太郎と刃を交えることもなく死んでしまう。空を飛べる毒龍にまたがり、すぐにでも対決に向かえるところだったが、この毒龍がとんでもなく頭が悪かった。日本の上空を通り過ぎるのを何度も繰り返したのち、なぜか宇宙間から全員落下して死んでしまった。まさに、鬼たちには“苦い”経験となっただろう。 冒険小説の名著『ハックルベリー・フィンの冒険』の続編についても。ハックの冒険の最後を飾るのが『細菌ハックの冒険』という作品。なんと、この作品でハックは、人からコレラ菌へと姿を変えて、細菌の世界を大冒険。同作品によれば、細菌の中にも民族が分かれ、慣習や文化の違いなどの独自の社会が形成されているとか。 ほか、普段お目にかかれない珍妙な作品を網羅。本書を片手に、めくるめく“くだらない古書の世界”を冒険してみてはいかがだろうか?『怪書探訪』(東洋経済新報社)
日別アーカイブ: 2016年12月9日
成宮寛貴、コカイン疑惑の裏で「1月期連ドラ」降板してた! 役どころは「前田敦子の彼氏」
コカイン使用疑惑が取り沙汰されていた成宮寛貴が12月9日、芸能界引退を発表した。2日発売の「フライデー」(講談社)で疑惑が報じられた当初、成宮サイドは「事実無根」と主張していたが、突然の引退宣言となり関係者を騒然とさせている。
「フライデー」が写真付きでスクープした、成宮のコカイン使用疑惑。成宮の所属事務所は、講談社に対して「断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的手段をとって参る所存です」と、毅然とした態度でコメントを出していた。
「その後、9日発売の同誌が“続報”という形で、成宮と思われる男性の肉声データの内容を公開。生々しいやりとりが掲載されたものの、事務所はマスコミの取材に対し、成宮の薬物検査結果について、『12月7日付で陰性の結果を得ました』と公表していたんです。こうして、さらなる騒動に発展しつつあった矢先に、成宮の引退が発表されました」(週刊誌記者)
成宮は事務所を通じ、「元々何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様 本当にありがとうございました。応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました」といった直筆のFAXをマスコミ各社に送った。
「この発表は業界内外に衝撃を与えています。中でも、テレビ朝日の関係者が最も慌てふためいているようですね。成宮は同局の1月期連続ドラマ『就活家族 ~きっと、うまくいく~』に、前田敦子演じる富川栞の彼氏役として出演することになっていたとか。しかし、コカイン使用疑惑が報じられた影響により、局内ではここ最近、成宮を降板させるか否かの議論が勃発していたといいます」(テレビ局関係者)
同ドラマの撮影は、すでに4話分まで撮り終えていたという情報もあり、局は難しい決断を迫られていたようだ。
「成宮サイドが疑惑を完全否定していたので、スタッフの間では『成宮を降板させず、このまま進めたい』といった意見もあったとか。しかし、イメージを重要視するスポンサーのことを考えるとそういうわけにもいかず、出演者の発表が後ろ倒しになっていたんです。けれども、7日頃にようやく決断が下り、成宮の降板が正式に決定したとのこと。テレ朝は代役探しに奔走中のようですが、成宮の役はそこまで登場シーンが多くなく、また12月前半で撮り直しも可能な時期だったのが、『不幸中の幸い』と関係者の間でいわれているそうです」(同)
“成宮の代役”となれば、その俳優はかなりの注目を浴びることになりそうだが、果たして誰が抜てきされるのだろうか?
『関ジャニ∞&ジャニーズWEST THE ニシの逆襲!』発売中
ドームツアー開催、多数の冠番組出演を持つまでに成長した関ジャニ∞、
フレッシュかつ完成度の高いパフォーマンスで魅せるジャニーズWEST。
関西発の心意気とお笑い根性をお届け!
注目の関西Jr.たちも必見!!
Contents
関ジャ二∞ 厳選!メモリアルSHOT・・・・・04P~
ジャニーズWEST 厳選!メモリアルSHOT・・28P~
ニシ(関西)の注目メンバーたち
平野紫燿・・・・・・・・・54P~
内博貴・・・・・・・・・・56P~
浜中文一・・・・・・・・・58P~
室龍太・・・・・・・・・・60P~
平野紫燿・・・・・・・・・54P~
内博貴・・・・・・・・・・56P~
浜中文一・・・・・・・・・58P~
室龍太・・・・・・・・・・60P~
関ジャ二∞メンバー
錦戸 亮・・・・・・・・・・68P~
大倉忠義・・・・・・・・・70P~
渋谷すばる・・・・・・・・72P~
安田章大・・・・・・・・・74P~
丸山隆平・・・・・・・・・76P~
横山 裕・・・・・・・・・・78P~
村上信五・・・・・・・・・80P~
ジャニーズWEST メンバー
重岡大毅・・・・・・・・・82P~
小瀧 望・・・・・・・・・・84P~
桐山照史・・・・・・・・・86P~
中間淳太・・・・・・・・・88P~
神山智洋・・・・・・・・・90P~
藤井流星・・・・・・・・・92P~
濵田崇裕・・・・・・・・・94P~
『2016 FNS歌謡祭』、ほとんどラップだった長渕剛のステージが教えてくれたこと
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎センシティブな心の持ち主
メッセージの情報量が多すぎて、シャウトというより、ほとんどラップ状態だった長渕剛@『2016 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)。「ボブ・ディラン、ノーベル賞受賞」に、なんだかんだですんごい影響受けてんなアレは。
何よりあの長い説法に字幕がついてたことに驚いた。「事前申告済み」なのか。想いが思わずメロディに、ってことじゃないのか。一字一句がリハ通りなのか。ウォォォォーッ!!
◎広がる夢
「週刊文春」(文藝春秋)に就労の様子を掲載し、ユニクロを解雇された潜入記者。次はワタミ、ヤマダ電機、セブン‐イレブン、ドン・キホーテ、年末年始の日本郵政と、流しのブラック企業覆面社員として、ぜひいろんなところへグイグイ潜っていってほしい。
そのうち東京電力とか、フジテレビとか、電通にも入ったりして。正社員で。「入れちゃうんだ、そこに」という。搾取される側からする側まで網羅した、別次元の潜入をぜひ!
◎和歌ネエは大丈夫!?
「芸能界引退します」「やっぱやめます」かぁ。うーむ。SNSは便利で楽しいだけじゃねぇな、ホント。人が病んだり滅びていく様子も刻々と。ダウンタウン・松本人志に「名前を変えた頃からおかしくなった」って言われたのもつらい。無意識下で「もう共演はないだろう」と判断されたってことだもんなぁ。
と、草葉の陰みたいな扱いの元ほっしゃん。であるが。今も平日、毎日TBSの通販番組に出演中。ハイテンションだが砂を食むようにルーティンで日々商品をこなしている、元ほっしゃん。元々、目の面積が小さく、変化率の低い顔つきなので、テンションと表情が釣り合ってないこともしばしば。あの番組、以前から同じ商品がしょっちゅう出てくるのが気になってたんだが。……まさか繰り返し再放送? 次回から「この収録は〇年〇月〇日に行われたものです」というテロップを入れてもらいたい。我々が見ている元ほっしゃん。の姿は、一体いつのものなのか。「4年前」って言われたりしそうで怖い。ま、生放送のレギュラーもやってもますけれども、元ほっしゃん。
芸能界を辞めるのが幸せなのか、留まるのが幸せなのか。こうなると、どっちの状態も見ていてヒヤヒヤものだ。しかし、ヒヤヒヤさせられっぱなしだった小川宏は90歳まで生きたわけで。まあ何とかなるさ、元気出せよ。は、言っちゃダメなのか。そこも微妙なのか。あー。

今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。
マイクの存在を忘れて「中に出してないよね?」 人気生主が生配信中にSEXして“丸刈り謝罪”
韓国版・ニコニコ生放送といわれる「アフリカTV」の人気女性BJ(ブロードキャスト・ジョッキー)、パン・ヨリムが行った配信が、話題になっている。 今年7月から配信を始めた彼女は、すぐに約2万3,000人の固定視聴者を集め、アフリカTV総合ランキング7位まで駆け上った。 通称“ベーグル女”と呼ばれる、ベビーフェイスにグラマーな体がその人気の秘訣で、配信中によく披露するセクシーダンスやサバサバした性格は、男女ともに受けがよく、男性BJからはコラボ配信のオファーも相次いでいた。 ところが11月のある日、事件は起こった。生配信に入る前に過去の配信分を流していたパン・ヨリム。マイクはオンにしたまま新しいコメントを入れていたのだが、なぜかところどころ息を切らす。しばらくそんな状況が続き、挙げ句の果てには男性の声も聞こえ始めた。しかも、マイクがオンになっていることを忘れた彼女がポロリと漏らした一言は、「中に出してないよね?」。 視聴者からは、「明らかにヤッてたよね?」「失望した」「タダ者じゃない」などといったコメントが殺到。当然のごとくコメント欄は炎上し、視聴者も激減した。 もはや言い逃れはできないと観念したパン・ヨリムは、視聴者に謝罪。「どうすれば許してくれますか?」と問いかける彼女に、視聴者の多くは「丸刈りにしろ」と要求する始末だった。 すると、驚いたことに、彼女はそれを受け、生配信中にいきなりスパッと髪を切った。ビフォー
その翌日には、美容室で丸刈りにされていく姿も生配信。まるでAKB48峯岸みなみを思わせる“丸刈り謝罪”に視聴者は驚きながらも、その潔さに「本当にやるとは」「見直した」「メンタル強すぎ」「クールだな」などと高評価が集まり、再び人気が復活。固定視聴者は4万人と跳ね上がった。 「危機をチャンスに変えた」とは、まさにこのことだろう。それにしても、“丸刈り謝罪”が韓国でも通じるとは……。アフター
V6岡田准一が『嵐にしやがれ』に登場! “カワイイ後輩ベスト3”を大発表!? 12月10日(土)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
19:30~20:15 『ブラタモリ』(NHK総合) 草なぎ剛 ※ナレーション
23:12~23:15 『裏Sma!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾
23:15~24:09 『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾
【特番】
21:00~23:20 『土曜プレミアム 「HERO」』(フジテレビ系) 木村拓哉
●TOKIO
6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂
15:05~15:49 『民謡魂 ふるさとの唄』(NHK総合) 城島茂
コンドーム業界への転職―「女性が持っている悩みを解決すべく、もっと女性にコンドームの素晴らしさを伝えていきたい」/相模ゴム工業で働く磯部さん
今もなお、爆発的売れ行きの“世界最薄コンドーム”「サガミオリジナル001(以下「001」)」を生みだした「相模ゴム工業株式会社」。今回お話を伺ったのは、同社の「営業企画室」に配属され入社3年目を迎える磯部仁沙(いそべ みさ)さんです。大学卒業後、ホテル業界へ就職しますが、「広報」「商品企画」に携わりたいという自分の軸を見つめなおし、入社1年目で退職を決意した磯部さんは、「面白い会社」を求め、転職活動をスタートさせます。なぜコンドーム業界を選んだのか? 女性用アダルトビデオがきっかけだったといいます。
――相模ゴム工業「営業企画室」での、具体的な仕事内容を教えていただけますか?
磯部 「営業企画室」では、大きく分けて「広報」「企画」「マーケティング」という3つの業務を3名で担当しております。ひとつめの「広報」では、様々な媒体様からイベント協賛や広告のご提案を受けて、実施についての打ち合わせをします。今は、プレスリリースの書き方も勉強中です。ふたつめの「企画」では、開発担当者から新たな技術について説明を受け、商品化した時のターゲット層や、それに併せてパッケージを考えていきます。最後の「マーケティング」では、既存の商品に対して販売戦略や広告宣伝を考えていくという内容になります。
――就職活動中から、企画・広報業務に興味を持っていたのでしょうか。
磯部 転職で「相模ゴム工業」に入社したんですが、就職活動中も消費者が商品やサービスに触れる一度目の機会を作りたい、というハッキリとした軸が自分の中にはありました。大学卒業後、ホテル業界に就職が決まりフロント業務を行っていました。希望職種は営業や企画、広報業務だったのですが、5年間はフロント業務や現場での業務だと聞いて……、まだ入社して1年目の1月でしたが、少しでも早く自分の志望する仕事をさせていただける、面白い会社を受けたい! と、転職先を探しはじめました。
――そして「相模ゴム工業」に。
磯部 募集していた仕事内容が、「営業企画」で“広報や商品企画”って書いてあって「これは、私が求めているものにピッタリだ!」と思って、面接を受けました。
――面白い会社を探していた、ということですが「相模ゴム工業」の面白さとはどういったところで感じていますか?
磯部 社長がユーモアに溢れてますね。社長との最終面接のときも、私がケニアでキリンを見た雑談しかしていなかったんですが、それを聞いてくださって終わったような(笑)。あと、弊社にコンドームの形した植木があるんですが、社長の送り迎えをしている弊社の社員が、空いている時間に剪定していて、ふと気が付いたらこうなっていたという(笑)。おもしろ会社です。
◎女性の“性”の裏側を支える仕事に興味があった
――「営業企画」といっても業種は様々あると思うんですが、コンドーム業界に興味があったんですか?
磯部 ありました。大学時代に、女性用アダルトビデオの研究をしていたことがありまして。
――研究を?
磯部 出演されている女優さんや、表に出ている方の情報はたくさんありますが、女性用AVのメーカーさんって、女性が女性のために作ってるじゃないですか。そういう女性の性の裏側を支える仕事って面白いなぁと興味があってメーカーさんをはじめ、大学時代に色々と研究していたんです。その流れでコンドームメーカーにも興味が沸いて、転職活動の際、広告代理店などの企業とともに、相模ゴム工業にもチャレンジしてみました。でも大学時代は、自分が性に関する業界で働くことになるとは思ってなかったので、ミイラ取りがミイラになったなって思っています(笑)。
――その他の企業も受けていたということですが、「相模ゴム工業」入社への決め手はなんだったのでしょうか。
磯部 私の面接をした上司からの言葉が1番の決め手でした。その上司から内定の電話を頂いたんです。応募者数は200名だったらしいんですが、電話口で「おめでとうございます! 200分の1は磯部さんになりました!」って。こんなに素敵な言葉を言える人のいる会社で働きたい! と決めました。
――他に携わってみたい部署や業務はありますか?
磯部 今、「営業企画」で3年目を迎えて、出来ることも少しずつ増えてきている状態で、楽しくなってきているのと、2020年の東京五輪の選手村でコンドームが配られるんですが、それに「営業企画」が携っているので、それまでは今の部署で頑張りたいと思っています。将来の目標としては、弊社はフランスに関連会社があって、弊社で作った商品をフランスで販売しているんですが、そこで何かチャレンジできることがあれば、と思っています。
◎東南アジアは「薄さ」、欧米は「アレルギーフリー」
――製品のお話もお伺いしていきたいと思います。消費者の動向はどのように変化してきているのでしょうか。
磯部 1900年代中頃はベビーブーム、1980年代はエイズの問題が起こったことも影響して、コンドームの認知が高まり、売上げも安定していたんですが、2000年以降、「少子高齢化」、「男性の草食化」そして「セックスレス」と性生活に関しての諸問題が影響して右肩下がりの状況が続き、2012年は今までにないくらい落ち込んでしまいました。しかし2013年度に薄型コンドーム「サガミオリジナル001」(以下001)が発売したこともあり、売れ行きは、2013年度から少しずつ上向きに回復してきています。
――その「001」ですが、2015年6月に販売を休止しています。
磯部 日本の消費者様以外にも訪日外国人の方々がお土産として大量に購入される「インバウンド消費」という状況もありまして、生産が追いつかなくなってしまい、販売休止をしていました。ようやく今年6月に再販売になったのですが、現在数量制限を設けて販売している状況です。
――特に中国の方に大人気だそうですが、日本も中国も「コンドームは薄い方がいい」「薄い方が売れる」という傾向なんでしょうか。
磯部 中国もそうなんですが、やはり東南アジアは我々日本人と感覚が似ていて、「サガミオリジナル」でも人気の理由は「薄さ」だと聞いています。
――中国でもコンドームは生産されていると思うんですが、わざわざ日本で爆買いするのはなぜでしょう。
磯部 食べ物やIT機器でもそうですが、中国の方は自分の国で作られた商品に対して、信用度は低いようで「made in japan」を求めていますね。弊社の「サガミオリジナル」も中国パッケージにして販売しているんですが、日本の表記を敢えてそのまま残してくれと依頼されます。
――中国製と比べて、価格の違いはあるのでしょうか。
磯部 日本製品は高いんです。中国のゴム製コンドームよりも、日本のゴム製コンドームは倍近く高い。更に、どちらも日本製だとしてもゴム製と「サガミオリジナル」で使用しているポリウレタン製は倍近く高い。そうすると、中国製のコンドームと「サガミオリジナル」では、4倍近くの価格差となります。
――それでも爆買いしてしまうほど、サガミオリジナルの技術は信頼性が高いのかもしれません。
磯部 そう感じますね。価格は高いんですが、品質だったり技術力、あそこまで薄くできているのに、コンドームとしての機能が損なわれることなく備わっているっていうところが、評価していただいていると思います。ただ、インバウンド消費などで売上回復とはいっても、高齢化の波というのは今後も当分続くものと思っておりますので、国内市場だけを見ていたらいつか行き詰ってしまいます。いかに海外に向けて日本のコンドームの安全性や利便性が高いのかを知ってもらうべく動き出しているという状況です。
――東南アジア以外の国々でも、「世界最薄」というのは注目されているのでしょうか。
磯部 ヨーロッパやアメリカの方たちは、コンドームを使う文化が日本と少々異なるようです。親しい夫婦間や恋人同士のセックスではコンドームは使わず、あくまで風俗やビジネスの性病予防のために使われることが多いんです。あと、日本の比じゃないくらいゴムアレルギーをお持ちの方が多いそうで、「薄さ」よりも、「アレルギーフリー」と言う点が重視されています。
◎女性にコンドームの素晴らしさを伝えられる機会を作っていきたい
――過去のコンドーム製品も見てきて、変化を感じることはありますか?
磯部 今までのコンドームを見ると、パッケージの工夫など外見のインパクトで勝負しているものが多いなと感じました。ですが最近ですと、「サガミオリジナル」もそうですが、コンドームの機能が求められる時代になったと感じます。
――男性が装着する避妊道具ではあるゆえ、自ら購入して携帯する女性ユーザーは少ない印象が強いです。コンドーム業界で働く女性として今後、展開していきいたいことはありますか?
磯部 私自身、入社してから勉強してわかったことなんですが、ひとことで「コンドーム」と言っても、素材、形、機能とこんなに種類があるのかって驚いたんです。広報という仕事を通して、女性にもコンドームの色々な違いを知っていただくことで、その人が持っている悩みを解決できればと思います。もっと女性にコンドームの素晴らしさを伝えられる機会を作っていければ嬉しいです。
――女性がコンドームに求めていることなど、女性の声を聞く機会はあるのでしょうか。
磯部 サガミオリジナルにはアンケートはがきが封入されてまして、女性の方も意見を送ってくださるんです。アンケートには、ぬくもりについて尋ねる箇所があるんですが、ポリウレタン製の「サガミオリジナル」は熱伝導率が高いため、パートナーのぬくもりを瞬時に感じ取れる。と評価してくださっている回答を読むと、やはり、女性は“ぬくもり”という点をすごく大事にしているのかなって思いますね。あと、ananたっぷりゼリーという潤滑剤がたっぷりついた商品もあるんですが、女性はストレスでうるおい不足になっている方が多いんです。そういった方々の「痛みもなく滑らかにセックスがしたい」という声から、こちらの商品は生まれました。
(撮影/細谷聡)
◆続く後編は・・・…絶大な信頼を誇る商品の影には、数多くの手作業と検査……「相模ゴム工業」の工場見学の様子をお伝えします!
コンドーム業界への転職―「女性が持っている悩みを解決すべく、もっと女性にコンドームの素晴らしさを伝えていきたい」/相模ゴム工業で働く磯部さん
今もなお、爆発的売れ行きの“世界最薄コンドーム”「サガミオリジナル001(以下「001」)」を生みだした「相模ゴム工業株式会社」。今回お話を伺ったのは、同社の「営業企画室」に配属され入社3年目を迎える磯部仁沙(いそべ みさ)さんです。大学卒業後、ホテル業界へ就職しますが、「広報」「商品企画」に携わりたいという自分の軸を見つめなおし、入社1年目で退職を決意した磯部さんは、「面白い会社」を求め、転職活動をスタートさせます。なぜコンドーム業界を選んだのか? 女性用アダルトビデオがきっかけだったといいます。
――相模ゴム工業「営業企画室」での、具体的な仕事内容を教えていただけますか?
磯部 「営業企画室」では、大きく分けて「広報」「企画」「マーケティング」という3つの業務を3名で担当しております。ひとつめの「広報」では、様々な媒体様からイベント協賛や広告のご提案を受けて、実施についての打ち合わせをします。今は、プレスリリースの書き方も勉強中です。ふたつめの「企画」では、開発担当者から新たな技術について説明を受け、商品化した時のターゲット層や、それに併せてパッケージを考えていきます。最後の「マーケティング」では、既存の商品に対して販売戦略や広告宣伝を考えていくという内容になります。
――就職活動中から、企画・広報業務に興味を持っていたのでしょうか。
磯部 転職で「相模ゴム工業」に入社したんですが、就職活動中も消費者が商品やサービスに触れる一度目の機会を作りたい、というハッキリとした軸が自分の中にはありました。大学卒業後、ホテル業界に就職が決まりフロント業務を行っていました。希望職種は営業や企画、広報業務だったのですが、5年間はフロント業務や現場での業務だと聞いて……、まだ入社して1年目の1月でしたが、少しでも早く自分の志望する仕事をさせていただける、面白い会社を受けたい! と、転職先を探しはじめました。
――そして「相模ゴム工業」に。
磯部 募集していた仕事内容が、「営業企画」で“広報や商品企画”って書いてあって「これは、私が求めているものにピッタリだ!」と思って、面接を受けました。
――面白い会社を探していた、ということですが「相模ゴム工業」の面白さとはどういったところで感じていますか?
磯部 社長がユーモアに溢れてますね。社長との最終面接のときも、私がケニアでキリンを見た雑談しかしていなかったんですが、それを聞いてくださって終わったような(笑)。あと、弊社にコンドームの形した植木があるんですが、社長の送り迎えをしている弊社の社員が、空いている時間に剪定していて、ふと気が付いたらこうなっていたという(笑)。おもしろ会社です。
◎女性の“性”の裏側を支える仕事に興味があった
――「営業企画」といっても業種は様々あると思うんですが、コンドーム業界に興味があったんですか?
磯部 ありました。大学時代に、女性用アダルトビデオの研究をしていたことがありまして。
――研究を?
磯部 出演されている女優さんや、表に出ている方の情報はたくさんありますが、女性用AVのメーカーさんって、女性が女性のために作ってるじゃないですか。そういう女性の性の裏側を支える仕事って面白いなぁと興味があってメーカーさんをはじめ、大学時代に色々と研究していたんです。その流れでコンドームメーカーにも興味が沸いて、転職活動の際、広告代理店などの企業とともに、相模ゴム工業にもチャレンジしてみました。でも大学時代は、自分が性に関する業界で働くことになるとは思ってなかったので、ミイラ取りがミイラになったなって思っています(笑)。
――その他の企業も受けていたということですが、「相模ゴム工業」入社への決め手はなんだったのでしょうか。
磯部 私の面接をした上司からの言葉が1番の決め手でした。その上司から内定の電話を頂いたんです。応募者数は200名だったらしいんですが、電話口で「おめでとうございます! 200分の1は磯部さんになりました!」って。こんなに素敵な言葉を言える人のいる会社で働きたい! と決めました。
――他に携わってみたい部署や業務はありますか?
磯部 今、「営業企画」で3年目を迎えて、出来ることも少しずつ増えてきている状態で、楽しくなってきているのと、2020年の東京五輪の選手村でコンドームが配られるんですが、それに「営業企画」が携っているので、それまでは今の部署で頑張りたいと思っています。将来の目標としては、弊社はフランスに関連会社があって、弊社で作った商品をフランスで販売しているんですが、そこで何かチャレンジできることがあれば、と思っています。
◎東南アジアは「薄さ」、欧米は「アレルギーフリー」
――製品のお話もお伺いしていきたいと思います。消費者の動向はどのように変化してきているのでしょうか。
磯部 1900年代中頃はベビーブーム、1980年代はエイズの問題が起こったことも影響して、コンドームの認知が高まり、売上げも安定していたんですが、2000年以降、「少子高齢化」、「男性の草食化」そして「セックスレス」と性生活に関しての諸問題が影響して右肩下がりの状況が続き、2012年は今までにないくらい落ち込んでしまいました。しかし2013年度に薄型コンドーム「サガミオリジナル001」(以下001)が発売したこともあり、売れ行きは、2013年度から少しずつ上向きに回復してきています。
――その「001」ですが、2015年6月に販売を休止しています。
磯部 日本の消費者様以外にも訪日外国人の方々がお土産として大量に購入される「インバウンド消費」という状況もありまして、生産が追いつかなくなってしまい、販売休止をしていました。ようやく今年6月に再販売になったのですが、現在数量制限を設けて販売している状況です。
――特に中国の方に大人気だそうですが、日本も中国も「コンドームは薄い方がいい」「薄い方が売れる」という傾向なんでしょうか。
磯部 中国もそうなんですが、やはり東南アジアは我々日本人と感覚が似ていて、「サガミオリジナル」でも人気の理由は「薄さ」だと聞いています。
――中国でもコンドームは生産されていると思うんですが、わざわざ日本で爆買いするのはなぜでしょう。
磯部 食べ物やIT機器でもそうですが、中国の方は自分の国で作られた商品に対して、信用度は低いようで「made in japan」を求めていますね。弊社の「サガミオリジナル」も中国パッケージにして販売しているんですが、日本の表記を敢えてそのまま残してくれと依頼されます。
――中国製と比べて、価格の違いはあるのでしょうか。
磯部 日本製品は高いんです。中国のゴム製コンドームよりも、日本のゴム製コンドームは倍近く高い。更に、どちらも日本製だとしてもゴム製と「サガミオリジナル」で使用しているポリウレタン製は倍近く高い。そうすると、中国製のコンドームと「サガミオリジナル」では、4倍近くの価格差となります。
――それでも爆買いしてしまうほど、サガミオリジナルの技術は信頼性が高いのかもしれません。
磯部 そう感じますね。価格は高いんですが、品質だったり技術力、あそこまで薄くできているのに、コンドームとしての機能が損なわれることなく備わっているっていうところが、評価していただいていると思います。ただ、インバウンド消費などで売上回復とはいっても、高齢化の波というのは今後も当分続くものと思っておりますので、国内市場だけを見ていたらいつか行き詰ってしまいます。いかに海外に向けて日本のコンドームの安全性や利便性が高いのかを知ってもらうべく動き出しているという状況です。
――東南アジア以外の国々でも、「世界最薄」というのは注目されているのでしょうか。
磯部 ヨーロッパやアメリカの方たちは、コンドームを使う文化が日本と少々異なるようです。親しい夫婦間や恋人同士のセックスではコンドームは使わず、あくまで風俗やビジネスの性病予防のために使われることが多いんです。あと、日本の比じゃないくらいゴムアレルギーをお持ちの方が多いそうで、「薄さ」よりも、「アレルギーフリー」と言う点が重視されています。
◎女性にコンドームの素晴らしさを伝えられる機会を作っていきたい
――過去のコンドーム製品も見てきて、変化を感じることはありますか?
磯部 今までのコンドームを見ると、パッケージの工夫など外見のインパクトで勝負しているものが多いなと感じました。ですが最近ですと、「サガミオリジナル」もそうですが、コンドームの機能が求められる時代になったと感じます。
――男性が装着する避妊道具ではあるゆえ、自ら購入して携帯する女性ユーザーは少ない印象が強いです。コンドーム業界で働く女性として今後、展開していきいたいことはありますか?
磯部 私自身、入社してから勉強してわかったことなんですが、ひとことで「コンドーム」と言っても、素材、形、機能とこんなに種類があるのかって驚いたんです。広報という仕事を通して、女性にもコンドームの色々な違いを知っていただくことで、その人が持っている悩みを解決できればと思います。もっと女性にコンドームの素晴らしさを伝えられる機会を作っていければ嬉しいです。
――女性がコンドームに求めていることなど、女性の声を聞く機会はあるのでしょうか。
磯部 サガミオリジナルにはアンケートはがきが封入されてまして、女性の方も意見を送ってくださるんです。アンケートには、ぬくもりについて尋ねる箇所があるんですが、ポリウレタン製の「サガミオリジナル」は熱伝導率が高いため、パートナーのぬくもりを瞬時に感じ取れる。と評価してくださっている回答を読むと、やはり、女性は“ぬくもり”という点をすごく大事にしているのかなって思いますね。あと、ananたっぷりゼリーという潤滑剤がたっぷりついた商品もあるんですが、女性はストレスでうるおい不足になっている方が多いんです。そういった方々の「痛みもなく滑らかにセックスがしたい」という声から、こちらの商品は生まれました。
(撮影/細谷聡)
◆続く後編は・・・…絶大な信頼を誇る商品の影には、数多くの手作業と検査……「相模ゴム工業」の工場見学の様子をお伝えします!
卒業メンバーの困窮ぶりが明らかに……フジテレビに飼い殺しにされた「アイドリング!!!」の悲劇
4日深夜放送の『そんなバカなマン』(フジテレビ系)で、元アイドリング!!!の酒井瞳が生活の困窮ぶりを明かした。 番組によると、酒井が抱えるレギュラーは、テレビ東京の深夜番組とNHKの簿記講座の2本だけで、現在の収入はアイドリング!!!時代から8割減だそうで、月収にして10万円程度。にもかかわらず、家賃が収入と同額の10万円のために「生きていけなくなりそう」「家賃が払えない」などと嘆いていた。 「今年、AKB48グループを卒業した宮澤佐江もテレビ番組で、グループ卒業後の収入減を明かしていました。AKBですらそうなのですから、大して売れなかったアイドリング!!!なら、なおさらでしょう(笑)。そう考えると、アイドリング!!!時代よりも売れている菊地亜美は改めてスゴいですよね。菊地を除けば、元メンバーでグループ卒業後もそれなりの存在感を示しているのは、谷澤恵里香と大川藍ぐらいでしょうか。谷澤はバラエティ番組の常連だし、JJモデルでもある大川は過去に『Going!Sports&News』(日本テレビ系)のお天気キャスターを務めるなど、比較的スジのいい仕事をしています。10月に出した6年半ぶりの写真集『iamai』(講談社)も話題になりました。ですが、酒井をはじめ、他の元メンバーは討ち死にと言っていいでしょう」(アイドル誌編集者) アイドリング!!!は2006年にスタートしたグループの同名の番組『アイドリング!!!』(フジテレビ系)から誕生したアイドルグループ。09年にはAKB48コラボしたユニット、「AKBアイドリング!!!」を結成して話題になったこともあったが、AKBが国民的なアイドルグループに成長していったのに対し、アイドリング!!!は尻すぼみのような形で、昨年あえなく“全員卒業”。この差は、どこで生じてしまったのか? 「彼女たちはフジが囲い込んでいたにもかかわらず、同局からの十分なサポートが得られなかった、ということに尽きます。酒井も以前、不満をこぼしていましたが、フジの紐付きのグループということで他局からテレビ出演を敬遠されたり、かといって『アイドリング!!!』以外の同局の番組へ優先的に出してもらえるわけでもなかった。看板歌番組の『FNS歌謡祭』にも、一度も出演したことがないほどですからね」(同) フジに使い捨てにされた格好のアイドリング!!!メンバーたちだが、経済的に追い込まれた酒井に果たして起死回生はあるのか。酒井瞳公式インスタグラムより
MJとのベロチューを暴露するなど、マドンナが人気カラオケコーナーで大ハッスル!
最愛の息子ロッコが一緒に暮らすのが嫌だと出奔したり、そのロッコがマリファナ所持で逮捕されたり、元夫である俳優ショーン・ペンに熱烈アプローチするものの空振りに終わったりと、2016年は運気が下降気味だったマドンナ。そんな彼女が、人気深夜トーク番組の人気企画に出演。アメリカで好感度急上昇中の司会者ジェームズ・コーデンと2人きりで車に乗り、ドライブしながら歌いまくるという企画なのだが、予想以上におもしろく仕上がっていると大きな話題を集めている。
マドンナが出演したのは、人気深夜トーク番組『The Late Late Show』の「カープール・カラオケ」という企画。カープールとは「送迎」「相乗り」という意味があり、車社会のアメリカでは、免許が取れる年齢になるまで親が子どもやその友人たちを送迎したり、同じ方向に向かう人が一緒に車に乗ったりすることを指す。番組の「カープール・カラオケ」は、1人で運転するのが寂しかったり、土地勘のない街を運転しなくてはならないジェームズのサポート役として、毎回スターが同乗。そのスターの持ち歌を中心とした曲を流し、歌が得意なジェームズと一緒に熱唱する。今年は、アデル、ジャスティン・ビーバー、ジェニファー・ロペス、セレーナ・ゴメス、ブリトニー・スピアーズ、レディー・ガガら超豪華スターが出演。あのミッシェル・オバマ大統領夫人まで出演し、話題騒然となった。その「カープール・カラオケ」の1年を締めくくる回に、満を持してマドンナが登場したのだ。
マドンナは、「ニューヨーク(の道)はあまり知らなくて。ホント、助かります」と感謝するイギリス出身のジェームズの運転に対して、初っぱなから「バスに横入りされたじゃない!」「あんたフ●ックじゃない!」と厳しく批判。再びバスに横入りされそうになると、「悪事を行う人間を見逃すからよ。アンタが見逃すから、またするのよ」と説教をかまし、車内には一瞬気まずい空気が流れる。そこでジェームズは、「音楽でも聞きましょうか」と提案。最初の曲「Vogue」のイントロが流れてくるとジェームズは満面の笑みに。マドンナもカクカクとロボットのように動きだし、90年に自身が大ヒットさせた同曲をジェームズと共に熱唱。設置された小型カメラに向かって舌を出すなど、徐々にテンションが上がっていき、走行中であるにもかかわらずシートベルトを外してポーズを決めまくり、片脚を天井に向かって突き上げる。
2曲目の「Bitch I’m Madonna」では、マドンナは激しく体を揺さぶり、再びシートベルトを外す。そして、後ろ向きに座り、盛りのついた犬のようにお尻を振りだした。ジェームズは大爆笑し「車の中でトゥワーク(腰振りダンス)する人、初めて見ましたよ」と言いながら、この流れで「お子さんたちは新しい曲のこと、気に入ってらっしゃいます?」と質問。マドンナは、「もちろん、さっきの曲も大好きよ」と答え、「アタシの子どもたちは結構反抗的なのよ」と少し疲れた表情を見せる。
ジェームズが「どういう意味で?」と聞くと、「アタシの曲とかって反抗的じゃない? でもプライベートなアタシは違う。タバコも吸わないし、お酒も飲まないし、パーティーもしないし。ものすごく堅物っていうか、単調な生活を送ってるの」と急に年相応な内容のトークを展開。しんみりとした雰囲気をまずいと思ったのか、「ちょっと、この会話つまんなくない?」と話を変えようとし、もっと聞きたそうにしてるジェームズに、「アタシは家に帰るとジュリー・アンドリュースになるの。修道女みたいよ」と真面目なイメージのあるイギリスの大女優の名前を挙げる。そして、「真面目な話、修道女になりたいと思ってた時期もあったわ。なんとなく邪悪な香りがするじゃない? 裾の長いドレスに身を包みながら、あんなことこんなことしてるんだって妄想したりして」と、いつものゲスなトーク好きのマドンナに戻る。
そしてジェームズが、「ミュージカル映画はお好き?」と質問。マドンナは「大好き!」と即答しつつ「でも、古き良き作品に限るわよ」と再び年相応なことを言う。ジェームズはここで「あなた、素晴らしいミュージカル出てましたよね! 『エビータ』!」と、マドンナが主演している中で珍しくラジー賞(最低映画賞)にノミネートされず、ゴールデングローブ作品賞、主演女優賞、主題歌賞に輝いた映画の話にシフト。マドンナは見事なアカペラで「アルゼンチンよ泣かないで」を歌い上げ、最後にカメラに向かって不気味な視線を投げかける。
その後、ジェームズは「あなたはマイケル・ジャクソンとデートなさったんですよね?」「マイケルとデートするってどんな感じなんですか?」と質問。マドンナは「キス&テル(暴露)しろっていうの?」とニヤッと笑い、ジェームズは「キスされたんですか!」と大興奮。「そりゃ、いろいろ経験してるからねぇ」と言い、ジェームズの「フレンチキスだったり?」という質問に「えぇ、口に舌をねじ込むキスよ」と遠い目をしながら明かす。「それは知りませんでした!」「だって誰も聞かないんだもの」「どちらがキスを迫ったんですか!?」「そりゃ、アタシよ。だって彼、シャイなんだもの。でも彼もノッてきたのよ。彼の緊張をほぐすためにシャルドネを飲ませたのよね。それがうまくいったの」と軽快に会話が進む。マドンナは、この話を公の場でするのは初めてらしく、「友達には話したけど。もう、あなたはアタシの友達でしょ。だから話したの」と、再度ジェームズを喜ばせた。
最後の曲は「Music」。マドンナはすっかりリラックスし、テンションは絶頂に。窓を全開にし、シートベルトを外し、あろうことか片脚を窓の外に投げ出した。そして、窓にまたがるように身を乗り出すという4児の母親とは思えぬ行動も。マドンナは「カープール・カラオケ」に大満足したようで、「ニューヨークの街の渋滞が全然気にならなかったわ」と言い、終了する。
この企画は7日にオンエアされた後、YouTubeの番組公式チャンネルでも公開。再生回数は日本時間9日午後2時現在で、80万回に迫る勢いだ。今年のYouTubeトップトレンドは、1月にアデルが登場した「カープール・カラオケ」で、再生回数1億3,500万回超えを達成した。マイケルとのデートや家族のことをぶっちゃけ、狭い車内でノリノリになる姿はファンにも大ウケで、マドンナの「カープール・カラオケ」もアデルが持つ記録に近づくことができるかもしれない。



