石原さとみ主演『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)の最終回が7日に放送されました。もう、悦子(石原)のコッテリファッションが見られないと思うと、少しさみしいです……。ちなみに、最終回の平均視聴率は12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、全話平均は12.4%。途中で『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に逆転されたものの、健闘したと言えそうです。 今回の悦子は、憧れのファッション誌「LASSY」の編集長から呼び出され、「本気度を見せてもらいたい」と、巻頭特集の企画書を期限までに提出するよう言い渡されます。森尾(本田翼)から「企画書がうまくいったら、絶対に次の人事で『LASSY』に異動になるよ!」と言われ、悦子もすっかりその気に。 そんな中、大御所ミステリー作家の本郷(鹿賀丈史)の最新作を盗作と訴えるWEB小説家が出現。告発文によれば、WEB小説家が3週間前に発表した作品『悪魔の階段』と、本郷の小説『ゼロ知識証明』が酷似していると主張し、期限までに回収しないと「週刊誌にリークする」といいます。確かに、ほとんど同じ内容ですが、本郷が盗むとは思えません。 本郷の潔白を証明するため、ゲラと『悪魔の階段』を照らし合わせる校閲部員たち。その結果、本郷の小説に登場する架空の祭「おぱっぽ祭」が「“おぱっぽ”は、青森のごく一部で男根を指す言葉」という理由から、念校の時点で「おんじゃばしら祭」に変更されていたことが発覚。これにより、ゲラが盗まれたのは再校と念校の間だということが判明します。この、校閲で謎解きをする感じは、ワクワクしますね。さすが最終回! このシーンに、ネット上の青森県民が「おぱっぽなんて使わないよ。ちんこって言うよ」「お母さんに聞いたけど、知らないって言われた」などとザワついているようですが、おそらくドラマ独自の設定かと。ちなみに、青森県では男性器のことを「はど」や「かも」と呼ぶ地域があるそうですよ。勉強になりますね。 出版社内の防犯カメラに犯人らしき姿が映っていないことから、盗まれたのは「ゲラが本郷の手に渡っている間」と判断した悦子たちは、早速本郷の元へ。すると、本郷は大学時代のゼミ仲間らと温泉に行った際、ゲラを持っていったといいます。しかし、「友人を疑うようなことはできない。出版は中止しなさい」の一点張りです。 当然、納得できない悦子は、ゼミ仲間の家を訪れる本郷を尾行。その友人は、本郷の顔を見ると、「みんなが酔いつぶれた後、スキャンした」と、盗作をあっさり告白。その友人は、作家志望だったこともあり、本郷を妬んでいたといいます。この後、悦子も加わり、夢はいくつあってもいいが、全てを手に入れるなんて虫がよすぎるとか、でも諦める必要はないとか、熱いやり取りがしばらく飛び交い、盗作事件は一件落着しました。 そんなこんなで、盗作事件にかかりきりになっていたせいで、「LASSY」の企画書の締切りに間に合わなかった悦子。一方、“地味にスゴイ”職業の人たちに取材したノンフィクション作品『東京B-SIDE』を書き上げた幸人(菅田将暉)に対し、「今、幸人くんの胸に飛び込んだら、甘えちゃって、夢を追うことから逃げちゃう!」と、「LASSY」の編集者という夢をかなえるまで、“友だち以上、恋人未満”の関係を続けさせてほしいと伝えます。28歳という設定の悦子ですが、受験生みたい。『逃げ恥』はそろそろ、ガッキーと星野がおセックスしそうな勢いですが、こちらは最後までプラトニックでした。 ラストシーンでは、校閲という仕事に誇りを持つようになった校閲部員たちが、悦子の影響で足を使って事実確認をするシーンが流れ、終了です。 最終回は「夢」がテーマでしたが、このドラマの現実離れした部分も含め、全体的に“夢のようなドラマ”でした。また、お仕事ドラマは、「自分とは関係ない」という目線で見てしまう作品が多いですが、同作は後半に進むにつれ、“全ての働く人”に届く内容にシフトしていったのが、お見事でした。なお、有料動画サービス『Hulu』では、石原抜きの校閲部を描いたオリジナルドラマが配信中。江口のりこが大活躍していますよ! (文=どらまっ子TAMOちゃん)
日別アーカイブ: 2016年12月8日
5円の値上げで大乱闘! “世界で一番ビートルズを憎んでいる男”と東京オリンピックと学生運動と──『60年代ポップ少年』
日本テレビの長寿番組『笑点』が今年で50周年を迎え、 桂歌丸の司会引退が話題になった2016年。番組の顔である歌丸の勇退は、一つ時代が動いた瞬間であったといっても過言ではない。その笑点の始まった50年前、1960年代とはどんな時代だったのか。 『60年代ポップ少年』(小学館)は、SF作家、キャスターなどで知られる亀和田武が自身の半生を回顧しながら、60年代の文化を独自の視点で解説する自伝的エッセイだ。 小学生のときに、ラジオから流れてきた坂本九の「悲しき六十歳」を聞いたことでポップカルチャーに目覚めた亀和田少年は、和製ポップス音楽、SF小説、ジャズ喫茶、さらには学生運動にまで熱中していく。 亀和田は、“世界で一番ビートルズを憎んでいる男“を自称する。その理由は、愛してやまない和製ポップスが、ビートルズの登場によって、一気に“懐メロ”へと追いやられてしまったからだという。自身にとっての“ビートルズショック”とは、ビートルズによって、大好きな音楽が世の中から消えてしまったことだ、と語る。 そんな作者の書籍であるからして、本書は、いわゆる世間一般の“60年代本”とは毛色が違う。 例えば、1964年開催の東京オリンピック。60年代を語る上では、欠かすことのできないアジア開催初の世界的スポーツイベントに関しても、亀和田は冷ややかな視線を向ける。 オリンピックの生中継を見るために足早に家路につく同級生を横目に、同級生で同じくひねくれ者の柏木くんと一緒に、ため息をつきながら電車へと乗る。2人は、なぜだか千鳥ヶ淵公園のボートの上で、その日を迎えた。 全世界の注目を集める記念すべき祭典の日に、暗い顔の高校生2人がボートの上。もちろん、他にボートを漕いでいる人などいない。そんな2人の頭上を小型ジェット機が数台通過し、 白煙を噴射して五輪のマークを空に描いた。 暗い表情でため息をつくボートに乗った高校生と、オリンピックに沸く世間の喧騒の対比がなんとも言えない。 当然のことながら、あの当時、国民全員がオリンピックに熱狂していたわけではない。少数派のひねくれ者たちの60年代は、私たち読者にまた違ったものを見せてくれる。 その後、浪人生となった亀和田は、例に漏れず学生運動に身を投じる。亀和田にとって、学生運動もワクワクするポップ文化のひとつだったからだ。 そんなある日、 亀和田は通っていた代々木ゼミナールの玄関横のそば屋が5円の値上がりをすることを知る。「いい根性だ」「客が減るだろう」と悪口の言い合いが次第に盛り上がり、敵対する民青(日本民主青年同盟)が値上げ反対ビラを校内で配ると知るや、状況は一変。「民青の好きにはさせておけない」と、亀和田らも値上げ反対ビラを配り始める。 かくして、代ゼミ前は一触即発の事態に。民青と亀和田らのにらみ合いが続き「暴力学生は帰れ!」「ハネ上がりのトロツキスト!」と、もはや値上げが原因とは思えない罵声が飛び交い、ついには大教室での直接対決にまで発展する。 たった5円の値上げで、この騒動である。亀和田自身も、「9割の軽薄と1割の倫理感」と語るように、何かに情熱をぶつけたいというパワーが先行したのだろう。ただ、ぶつける先が、「予備校の横のそば代の値上げ」だったというのが、なんともバカバカしく微笑ましい。 その他にも、脱走した米兵をかくまったり、郵便局を襲撃したりと、普通の人には経験できないエピソードが満載だ。東京オリンピックの喧騒のその陰で“もうひとつの60年代”がそこにはあった。 (文=是家リアル)『60年代ポップ少年』(小学館)
最も旬なグループのすべてがわかる、『Hey! Say!JUMP電子書籍セット』発売中!
発売予定を入れて今年はシングル3枚、アルバム1枚をリリースし、全国7カ所を回る全国ツアー『Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2016 DEAR.』を行うなど、飛躍を遂げたHey!Say!JUMP。初の年末年始コンサートも控えており、この勢いはデビュー10周年イヤーとなる来年にも引き継がれそう。
今回は、『DEAR.』ツアーはもちろん、月9初主演を務める山田涼介、今年は出演映画2作が公開された知念侑李、そしてHey!Say!JUMPブームの起爆剤となった伊野尾慧のフォトレポートを含む、豪華Hey!Say!JUMPセットを用意しました。いま、もっともチケットの取れない若手グループのキラキラ笑顔をお見逃しなく!
最も旬なグループのすべてがわかる、『Hey! Say!JUMP電子書籍セット』発売中!
発売予定を入れて今年はシングル3枚、アルバム1枚をリリースし、全国7カ所を回る全国ツアー『Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2016 DEAR.』を行うなど、飛躍を遂げたHey!Say!JUMP。初の年末年始コンサートも控えており、この勢いはデビュー10周年イヤーとなる来年にも引き継がれそう。
今回は、『DEAR.』ツアーはもちろん、月9初主演を務める山田涼介、今年は出演映画2作が公開された知念侑李、そしてHey!Say!JUMPブームの起爆剤となった伊野尾慧のフォトレポートを含む、豪華Hey!Say!JUMPセットを用意しました。いま、もっともチケットの取れない若手グループのキラキラ笑顔をお見逃しなく!
「SNSで自慢する女」への嫌悪感を語る横澤夏子、その裏側に見える“見下し”の目線
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の芸能人>
「男の人に好まれたいっていうのがすごく匂う」横澤夏子
『今夜くらべてみました』(日本テレビ系、11月29日)
テレビが好む“ぶっちゃけトーク”は、視聴者の“共感”を引き出すためのものだろう。多少過激な方が、インパクトがあってよい。しかし、お笑い芸人・横澤夏子のSNSに関する“ぶっちゃけトーク”は、“余計なもの”が強すぎて、結果的に好感度を下げる方向にいってしまっているように、私には見える。
11月29日放送『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)のテーマは、「トリオ THE いいね!を押せない女」。横澤夏子と女優・岡本玲、伊藤ゆみ(ICONIQ)が、番組MCのHKT48・指原莉乃らを交えて、「SNSで、『いいね!』を押したくない投稿をする女」について語った。ゲストが挙げた例は、以下の通りである。
1.タワーマンションに住んでます感を出す女(岡本)
2.グアムやサイパンの写真を載せる女(横澤)
3.わざとらしくブランド品や、ビジネスクラス、グリーン車など乗り物のクラスを載せる女(伊藤)
4.ジムやエステに行った写真を載せる女(岡本)
5.料理上手をアピールする女(伊藤)
6.感想なしでひたすらご飯をアップする女(岡本)
7.焼肉で男の手を映す女(横澤)
8.やたらと彼氏を出す女(岡本)
9.同棲しているのに、ボーダーかぶっちゃったという女(横澤)
10.音楽フェスで音楽を聞かない女(岡本)
11.音楽フェスでVIP席に座ってるアピールをする女(伊藤)
12.SNOWでしか撮らない女(岡本)
横澤いわく、「2」のグアムやサイパンの写真を載せる女は、グアムに行ける経済力や、ビキニを着られるスタイルがあってこそなので、「全部自慢」なのだそうだ。岡本、伊藤両者にとっても、投稿に“自慢臭”が潜むかどうかは「いいね!」を押したくないポイントとなっているようだ。
しかし特徴的なのは、3人とも自慢を感じるツボが違うことである。例えば横澤は、「2」の“旅行”、「7」や「9」の“彼氏の存在”などに“リア充”自慢を感じ、伊藤は「3」「11」の例に代表されるように、“経済的序列”や“上下関係”に、そのツボがあるようだ。岡本は、「4」について「(人から)ジムやエステに行っていないのに、きれいな女性だと思われている方がいい」、「9」について「(岡本は音楽が好きなので)フェスに行って音楽を聞かないことが理解できない」、「12」について「SNOWも時々ならいいけど」というふうに語るなど、岡本の中には、女性の行動に“こうすべき”という規範があり、そのルールから逸脱している自慢に、嫌悪を覚えるようである。ちなみに指原は「1」「4」「10」「12」について「いいね!」を押したくないと賛同していた。
自慢をされてうれしい気持ちになる人は滅多にいなので、視聴者の共感を呼びそうなネタだが、横澤をはじめとしたゲストの3人と指原は、自分の矛盾に気付いていない。彼女たちは、他人の投稿にはイラッとする半面、自分が投稿する分にはOKのようなのだ。例えば、指原は「4」について、伊藤と岡本は「5」について、「私もやっちゃうんだけど」と補足している。
横澤も「5」に関して、「和食が得意と言ってるオンナ、だいたいヤバい」「男の人に好まれたいっていうのがすごく匂う」と糾弾しておきながら、「ピーマンの肉詰め」写真をアップしている。本人いわく「頑張ってない感じのできる料理」だそうだが、司会のフットボールアワー・後藤輝基が「おまえの物差しがわからん」とツッコんでいた通り、傍目には横澤も、和食ではないものの、「男の人に好まれたくて、頑張って手料理をアップしている女子」にしか見えないのではないか。が、横澤はどうも「私は違う」「私ならいい」と判断しているようなのだ。
自分がするのはOKだが、他人がしたらイラッとする。そこから考えられるのは、横澤や伊藤ら出演陣が感じる“他人の自慢”への苛立ちが、一般的なそれとは違う可能性だ。普通「自慢をされてイヤな気分になった」という表現は、持っている者が持たざる者に対して、“自分が恵まれている証拠”を見せつけて、持たざる者イヤな気分になるという図式を思い浮かべるだろう。しかし、もう1つ、「自分より下だと思っている人に、何かを誇示されて腹が立つ」という構図も存在するのだ。
例えば横澤は「グアムやサイパンの写真は自慢」と語っていたが、冷静に考えれば、売れっ子の横澤であれば、グアムに行く経済力は十分あるだろうし、長身で細身なのだから、ビキニだって着こなせるはずだ。にもかかわらず、横澤がそれを自慢と感じるのは「おまえごときが、この私に挑んでくるなんて」と、相手を下に見ているからではないだろうか。
そもそも、自慢というのは、半分は受け手の問題である。例えば、「1」のタワーマンションの例で考えてみると、自分の好きな人や、自分より“上”とみなしている人がタワーマンションに住んでいることをほのめかしたのであれば、「素敵」「ひけらかさないで謙虚」と思えるのに、自分より“下”だと思っている人に対しては、「自慢しやがって」と苦々しく思ってしまう。つまり、自慢されたからイラッとするのではなく、相手のことが嫌い、もしくは下に見ているから、イラッとするのだ。
かつて出演した『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、「私、今年新しいビキニ買っちゃったから、海に行かなきゃいけないんだよね」と、それがあたかも義務であるように語る女にイラッとくると語っていた横澤。ここまでくると、イチャモンに近いのではないだろうか。自分が大好きで、自分以外は認めない。そんな横澤に、視聴者がイラッとくる日は、そう遠くない気がしてならない。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」
「SNSで自慢する女」への嫌悪感を語る横澤夏子、その裏側に見える“見下し”の目線
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の芸能人>
「男の人に好まれたいっていうのがすごく匂う」横澤夏子
『今夜くらべてみました』(日本テレビ系、11月29日)
テレビが好む“ぶっちゃけトーク”は、視聴者の“共感”を引き出すためのものだろう。多少過激な方が、インパクトがあってよい。しかし、お笑い芸人・横澤夏子のSNSに関する“ぶっちゃけトーク”は、“余計なもの”が強すぎて、結果的に好感度を下げる方向にいってしまっているように、私には見える。
11月29日放送『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)のテーマは、「トリオ THE いいね!を押せない女」。横澤夏子と女優・岡本玲、伊藤ゆみ(ICONIQ)が、番組MCのHKT48・指原莉乃らを交えて、「SNSで、『いいね!』を押したくない投稿をする女」について語った。ゲストが挙げた例は、以下の通りである。
1.タワーマンションに住んでます感を出す女(岡本)
2.グアムやサイパンの写真を載せる女(横澤)
3.わざとらしくブランド品や、ビジネスクラス、グリーン車など乗り物のクラスを載せる女(伊藤)
4.ジムやエステに行った写真を載せる女(岡本)
5.料理上手をアピールする女(伊藤)
6.感想なしでひたすらご飯をアップする女(岡本)
7.焼肉で男の手を映す女(横澤)
8.やたらと彼氏を出す女(岡本)
9.同棲しているのに、ボーダーかぶっちゃったという女(横澤)
10.音楽フェスで音楽を聞かない女(岡本)
11.音楽フェスでVIP席に座ってるアピールをする女(伊藤)
12.SNOWでしか撮らない女(岡本)
横澤いわく、「2」のグアムやサイパンの写真を載せる女は、グアムに行ける経済力や、ビキニを着られるスタイルがあってこそなので、「全部自慢」なのだそうだ。岡本、伊藤両者にとっても、投稿に“自慢臭”が潜むかどうかは「いいね!」を押したくないポイントとなっているようだ。
しかし特徴的なのは、3人とも自慢を感じるツボが違うことである。例えば横澤は、「2」の“旅行”、「7」や「9」の“彼氏の存在”などに“リア充”自慢を感じ、伊藤は「3」「11」の例に代表されるように、“経済的序列”や“上下関係”に、そのツボがあるようだ。岡本は、「4」について「(人から)ジムやエステに行っていないのに、きれいな女性だと思われている方がいい」、「9」について「(岡本は音楽が好きなので)フェスに行って音楽を聞かないことが理解できない」、「12」について「SNOWも時々ならいいけど」というふうに語るなど、岡本の中には、女性の行動に“こうすべき”という規範があり、そのルールから逸脱している自慢に、嫌悪を覚えるようである。ちなみに指原は「1」「4」「10」「12」について「いいね!」を押したくないと賛同していた。
自慢をされてうれしい気持ちになる人は滅多にいなので、視聴者の共感を呼びそうなネタだが、横澤をはじめとしたゲストの3人と指原は、自分の矛盾に気付いていない。彼女たちは、他人の投稿にはイラッとする半面、自分が投稿する分にはOKのようなのだ。例えば、指原は「4」について、伊藤と岡本は「5」について、「私もやっちゃうんだけど」と補足している。
横澤も「5」に関して、「和食が得意と言ってるオンナ、だいたいヤバい」「男の人に好まれたいっていうのがすごく匂う」と糾弾しておきながら、「ピーマンの肉詰め」写真をアップしている。本人いわく「頑張ってない感じのできる料理」だそうだが、司会のフットボールアワー・後藤輝基が「おまえの物差しがわからん」とツッコんでいた通り、傍目には横澤も、和食ではないものの、「男の人に好まれたくて、頑張って手料理をアップしている女子」にしか見えないのではないか。が、横澤はどうも「私は違う」「私ならいい」と判断しているようなのだ。
自分がするのはOKだが、他人がしたらイラッとする。そこから考えられるのは、横澤や伊藤ら出演陣が感じる“他人の自慢”への苛立ちが、一般的なそれとは違う可能性だ。普通「自慢をされてイヤな気分になった」という表現は、持っている者が持たざる者に対して、“自分が恵まれている証拠”を見せつけて、持たざる者イヤな気分になるという図式を思い浮かべるだろう。しかし、もう1つ、「自分より下だと思っている人に、何かを誇示されて腹が立つ」という構図も存在するのだ。
例えば横澤は「グアムやサイパンの写真は自慢」と語っていたが、冷静に考えれば、売れっ子の横澤であれば、グアムに行く経済力は十分あるだろうし、長身で細身なのだから、ビキニだって着こなせるはずだ。にもかかわらず、横澤がそれを自慢と感じるのは「おまえごときが、この私に挑んでくるなんて」と、相手を下に見ているからではないだろうか。
そもそも、自慢というのは、半分は受け手の問題である。例えば、「1」のタワーマンションの例で考えてみると、自分の好きな人や、自分より“上”とみなしている人がタワーマンションに住んでいることをほのめかしたのであれば、「素敵」「ひけらかさないで謙虚」と思えるのに、自分より“下”だと思っている人に対しては、「自慢しやがって」と苦々しく思ってしまう。つまり、自慢されたからイラッとするのではなく、相手のことが嫌い、もしくは下に見ているから、イラッとするのだ。
かつて出演した『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、「私、今年新しいビキニ買っちゃったから、海に行かなきゃいけないんだよね」と、それがあたかも義務であるように語る女にイラッとくると語っていた横澤。ここまでくると、イチャモンに近いのではないだろうか。自分が大好きで、自分以外は認めない。そんな横澤に、視聴者がイラッとくる日は、そう遠くない気がしてならない。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
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クレーマーにもほどがある! 相談窓口に2,000回超の「セクハラ電話」をかけた男が逮捕
お隣・韓国はクレーマーが多く、オールシーズンを通して、地下鉄の温度調整などに関して、「暑すぎる」「寒すぎる」といった苦情がひっきりなしだという。最近はそんなクレーマーたちによる暴走が相次ぎ、問題となっている。 11月16日、悪質電話の常習犯・イ容疑者(51)が逮捕された。イ容疑者は、今年4月15日から8月5日までの間、学校暴力通報センターにしつこく電話をかけ続けては、女性蔑視発言やセクハラ発言などを繰り返していたという。 イ容疑者が同センターに狙いを定めたのは、原則的に女性警察官が相談員を務めているから。さらに、同センターが緊急通話に対応しており、どんな電話からでもかけられるところに目を付けて、未契約の携帯端末を使用していたという。 身バレしないことに味を占めたイ容疑者は、なんと4カ月の間に2,018回もの悪質電話を繰り返したという。しかし、あまりにも調子に乗りすぎた。警察は本来の業務に支障を来すと判断し、イ容疑者の声を録音して科学捜査による分析を実施。あえなく御用となった。 また11月25日には、泥酔して釜山(プサン)市庁に乗り込んで暴れた60代男が逮捕された。この男は2013年から逮捕される直近まで、同庁へしつこく電話をかけたり、直接訪ねたりするなどして、50回以上にわたってクレーム行為を行っていたことも明らかになっている。 一方、京畿道(キョンギド)のコールセンターでは、こうしたセクハラ行為やクレーマーへの対処に成功している。このコールセンターは12年、「悪質なクレームに対しては告訴も辞さない」とする方針を発表すると、年間1,300件以上あったクレーム数が翌年には大幅に減少。さらに、この地域では16年に、暴言やセクハラ電話を3回以上すれば、検察に告訴されるスリーアウト制を導入。効果は上々で、9月末までの悪質電話は600件ほどに落ち着いているそうだ。 電話を通せば、相手の顔を見ないで言いたいことを言える。しかし、対応する相手も人間である以上、我慢の限界がある。クレームがすべて悪いわけではないが、節度を持って行ってほしいものだ。イメージ画像
KinKi Kids堂本剛の“ゆるい”ロケ番組『堂本剛のやからね』放送! 12月9日(金)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
20:57~22:00 『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系) 中居正広
24:50~25:20 『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系) 草なぎ剛
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
22:00~22:54 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)国分太一
23:15~24:15 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系) 松岡昌宏
【ゲスト】
4:55~ 8:00 『グッド!モーニング』(テレビ朝日系) 松岡昌宏 ※VTR出演
KinKi Kids堂本剛の“ゆるい”ロケ番組『堂本剛のやからね』放送! 12月9日(金)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
20:57~22:00 『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系) 中居正広
24:50~25:20 『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系) 草なぎ剛
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
22:00~22:54 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)国分太一
23:15~24:15 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系) 松岡昌宏
【ゲスト】
4:55~ 8:00 『グッド!モーニング』(テレビ朝日系) 松岡昌宏 ※VTR出演
ハリウッド女優は40歳で定年退職? いや待て、コメディとアクションでサバイバル!
新作『マダム・フローレンス!夢見るふたり (Florence Foster Jenkins) 』が日本で公開中の大女優、メリル・ストリープ。実力ゆえの軽妙な演技で思いっきりの多幸感を振りまくメリルは現在67歳。実年齢を聞くと驚いてしまうが、ここ数年は革ジャンのミュージシャンから魔女、19世紀の婦人参政権運動家まで役の幅はどんどん広がるばかり。世界的メガ・ヒットとなったミュージカル映画『マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)』で、はち切れんばかりに歌って踊っていた時点ですでに59歳だった。2011年には英国のマーガレット・サッチャー首相の伝記映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 (The Iron Lady) 』での熟達の演技によってアカデミー賞最優秀女優賞を獲得している。同作も含め、アカデミー賞ノミネートはなんと通算19回、うち3回受賞。まさに希有の大女優なのである。
しかし、このメリルですら「40歳を超えた途端にやりたいと思える役が来なくなった」「40歳になるや魔女役のオファーを三つも受けた。『わたしのキャリアはもう終わりなんだ』と思った。どうして40歳を過ぎたらグロテスクなもの以外に役がないの?」と語っている。ハリウッドでは男優は40歳を超えたあたりから渋みとセクシーさが増し、押しも押されぬ大スターとして安定したポジションを築くケースが多いが、「恋愛もの」が多い女優はそうはいかない。
そもそもメリルは映画俳優としては遅咲きで、1977年にジェーン・フォンダ主演のナチスにまつわる作品『ジュリア(Julia)』でスクリーン・デビューした時にはすでに28歳だった。翌年にはロバート・デニーロ主演、ベトナム戦争帰りの若者たちを描いた大作『ディア・ハンター(The Deer Hunter)』でいきなりアカデミー賞助演女優賞を受賞。以後、さまざまな役を演じているが、アウシュヴィッツのサバイバー、夫との離婚協議に苦しむ元妻、原発の告発者など社会的な役柄が多く、恋愛ものは少なかった。そんなメリルでさえ、女優として40歳の壁にぶつかってしまったのだった。
メリルと同様に、かつて “ラブコメの女王”と呼ばれて大ヒットを連発したメグ・ライアンも40歳以降はヒットを出せなくなった。対象的にメグの全盛期のヒット作で何度か相手役を務めたトム・ハンクスは今も活躍中だ。同じく、一時は“アメリカの恋人”とさえ呼ばれたジュリア・ロバーツもここ数年はヒットに恵まれていない。今年はジョージ・クルーニーの最新作『マネーモンスター (Money Monster) 』に出演したが、これもそこそこヒットに留まった。
幸いメリルは見事にカムバックを果たし、先述のようにありとあらゆるジャンルに挑戦し続けている。しかし、そんなメリルも手を出さなかったジャンルがひとつある。アクション・コメディだ。
◎40歳の壁をぶち破ったサンドラ・ブロック
そのアクション・コメディ及びアクション映画によって40歳の壁を軽々と突き破った女優がいる。サンドラ・ブロックだ。躍進のきっかけとなったのはバスを爆走運転する『スピード(Speed)』シリーズ。捜査のためにミス・コンに潜入するFBI捜査官を演じた『デンジャラス・ビューティ(Miss Congeniality)』も大ヒットし、続編が公開された時点でサンドラはすでに41歳だった。
そして2013年、49歳にしてメリッサ・マッカーシーとの、あっぱれなアクション・コメディ『デンジャラス・バディ(The Heat)』をぶち上げた。これまで男優の専売特許だったデコボコ刑事コンビものだ。これには世界中の女性映画ファンが喝采した。
その上、なななんと、サンドラは今『オーシャンズ・エイト(Ocean’s Eight)』の撮影中である。
サンドラが、ジョージ・クルーニーが演じたダニー・オーシャンの妹という設定で、その配下にアン・ハサウェイ、サラ・ポールソン、英国からのケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム・カーター、インド系アメリカ人のミンディ・カリング、中国系+韓国系ニューヨーカーのオークワフィーナ、そしてカリブ海バルバドス出身のシンガー、リアーナという多彩で個性的な面々が勢揃い。ジョージ・クルーニーを筆頭に一癖も二癖もある男たちが集まり、クールに壮大な詐欺を働く、あの大ヒット『オーシャン』シリーズの第4弾を、オール女性キャストが乗っ取ってしまったのだ。2018年の公開が待ち切れないではないか!
◎活躍の場が増えていくハリウッドの女優たち
ここ数年、ハリウッドには女性主演のコメディ/アクション映画が続々と登場している。『デンジャラス・バディ』でサンドラ・ブロックの相方を務めたメリッサ・マッカーシーは、今夏たいへん盛り上がったオール女性版『ゴーストバスターズ(Ghostbusters)』の出演だけでなく、自身の主演作も連発している。女優はスタイルが良くなくてはならないなど、誰が言ったのだ。メリッサは過多気味な体重など苦にもせず、スパイ・アクション・コメディまでやってのけている。ちなみに『ゴーストバスターズ』の4人の年齢をご存知だろうか。49/46/43/32歳なのである。40歳の壁などどこ吹く風だ。
同作のメリッサ以外の3人は老舗のコメディ番組『サタデーナイトライブ』(以下SNL)出身のコメディアンだ。その一人、クリスティン・ウィグは2011年に『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(Bridesmaids)』をヒットさせている。これも女性ばかり6人のコメディで、友人の結婚式に招かれた冴えない女性の本音をグサグサ描いた作品だった。
また、やはり『SNL』出身のティナ・フェイ(46)とエイミー・ポーラー(45)は『ベイビーママ(Baby Mama)』、『Sisters』と2本のコメディ映画で共演している。ティナは『SNL』の脚本家でもあり、二人は2008年に当時の副大統領候補サラ・ペイリン、大統候補ヒラリー・クリントンに扮して痛烈な政治パロディ・コントで全米を笑わせていた。ちなみに今回の大統領選期間中に『SNL』でヒラリーを見事に演じ切ったのは、『ゴーストバスターズ』に出ていたケイト・マッキノンだ。ヒラリーが落選してしまい、「もうケイトのヒラリーは観られないのか!」とファンは惜しむことしきりなのである。
アクション映画にも女性の進出が本格的に始まっている。『マッドマックス 怒りのデスロード(Mad Max: Fury Road)』のシャーリーズ・セロン(41)には世界中が目を見張り、息を呑んだ。『ハンガーゲーム(The Hunger Games)』シリーズのジェニファー・ローレンス(26)は今後もアクション、恋愛、社会派と多彩な作品で活躍すると思われる。『ワイルド・スピード(The Fast and The Furious)』シリーズのミシェル・ロドリゲス(38)はデビュー作からして女性ボクサーの物語であり、今のところほぼアクション一本だ。
その一方、熟年女優によるラブコメも徐々に浸透している。メリル・ストリープは60歳を過ぎてからアレック・ボールドウィン、トミー・リー・ジョーンズといった熟年男優とのコミカルな恋愛映画を作った。今年70歳となったお洒落な都会派ダイアン・キートンも50代、60代でジャック・ニコルソンやマイケル・ダグラスと共演し、キアヌ・リーヴスに求愛されるシーンすらあった。また、恋人のいない娘の心配をしつつ、自分もちゃっかり恋する母親を演じてみせたこともある。こうした作品のどれもが嫌みもぬか味噌臭さもなく、サラリと自然な出来となっている。
結論:女優の40歳の壁は崩れつつある。アクション、コメディ、政治パロディ……そして熟年ロマンチック・コメディ。ハリウッドの今後に乞うご期待!
■ 堂本かおる
ニューヨーク在住のフリーランスライター。米国およびNYのブラックカルチャー、マイノリティ文化、移民、教育、犯罪など社会事情専門。


