人気俳優・成宮寛貴の所属事務所・トップコートが、報道各社にFAXを送付し、「フライデー」(講談社)の記事「成宮寛貴『コカイン吸引』疑惑の現場写真!」に対し、法的処置を取ると発表した。 2日発売の「フライデー」では、成宮の友人を名乗る男性・A氏が「成宮は“ヤク中”ですよ」などと告発。成宮がコカインや大麻、ケタミンといった薬物を使用していたというA氏の証言のほか、成宮と思しき男性が、薄暗い部屋でテーブルの上の“何か”に手を伸ばしている写真が掲載されている。 同誌の発売日前日、トップコートは「事実無根」と報道を完全否定。「イメージを損なう記事の掲載を行った株式会社講談社(フライデー編集部)に対し、断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的処置をとって参る所存です」とコメント。さらに、成宮本人も、「事実無根の記事に対して、非常に憤りを感じます」と怒りを露わにし、「私、成宮寛貴は、薬物を使用したことは一切ございません」と、薬物使用経験はないとしている。 「薬物疑惑に隠れているが、A氏は『彼(成宮)はボクが恋人であるかのようなうわさを共通の友人に流した』と、成宮とA氏が“ゲイカップルである”という嘘を、成宮が吹聴したと証言。しかし、成宮は過去にゲイバーで働いていたことを認めているものの、あくまでも生活のためで、ゲイ疑惑は否定している。にもかかわらず、さもゲイであるかのようなウワサを自ら流すというのは……?」(芸能記者) ネット上では、成宮のファンから「事実無根であれば、フライデーととことん争ってほしい」との声が見受けられる。 「ASKAや清原和博の所属事務所も、疑惑の時点では“法的手段で徹底抗議する”とコメントしていたが、結局、版元に訴状が届くことはなかった。ただ今回は、成宮が潔白を強く主張しているようですから、普通に考えれば直ちに講談社に訴状が届くはず。また、トップコートは、中堅ながら木村佳乃、佐々木希、杏、松坂桃季、菅田将暉など、第一線で活躍するタレントが多く所属。9月には、佐々木のデビュー10周年を記念した写真集『かくしごと』が講談社から発売されたほか、講談社主催のオーディション『ミスiD2014』のグランプリ受賞者・蒼波純が所属するなど、同社との関係は良好だった。しかし、今回の報道で、両者の関係に大きな亀裂が入ってしまった。菅田は、講談社のコミックを原作とした主演映画『溺れるナイフ』が先月公開されたばかりですが、今後はこういったこともなくなるかもしれません」(同) 「フライデー」と成宮サイドが、真っ向対立する形となった今回の騒動。両親がいない中、幼い弟を養育してきた苦労人としても知られる成宮だけに、「事実無根」であってほしい……。
日別アーカイブ: 2016年12月2日
「料理というよりローラのPV」速水もこみちの“裏番組”、「ローラの休日」は先行き不安?
朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)の人気コーナー「MOCO’Sキッチン」。速水もこみちが、華麗な手さばきで彩り豊かな料理を作り上げる当コーナーも、スタートから早5年、放送回数は優に1,500回以上を数えるが、同じレシピは1つとしてないという。
そんなもこみちの人気企画に、この10月から対抗しているのがローラだ。裏番組の『めざましテレビ』(フジテレビ系)で料理コーナー「ローラの休日~キレイになれる健康ごはん」を担当しているのである。
「もこみちのように毎日ではなく、金曜朝だけのコーナーで、得意な料理を振る舞っています。ただ、もこみちとの直接対決を避けるためでしょう。コーナーが始まるのは午前7時40分からの4分間で、時間がかぶらないようになっています」(放送作家)
だが、このローラの料理企画をめぐって視聴者の意見が真っ二つに分かれているという。まずはプラスの評価を示す意見には、「朝から癒やされる」「ローラがめっちゃ可愛い」「朝からローラちゃんを見られて最高」という声が目立つ。
「つまりこの企画は料理の腕というより、ローラの存在感を押し出したプロモーションコーナーというわけです。最近でこそ、料理している手元のアップも増えましたが、当初は彼女の笑顔やバストアップの絵の方が多かったですね。なにより、コーナーの始まり方が、キッチンにさっそうと登場したローラがエプロンのヒモを結び、料理をし始めるというシーンをつないだ、まるでPVのような前フリです」(同)
一方、こうした「ローラ押し」の演出に対し、「『ローラの休日』ってコーナー、いちいちローラを映してテンポ悪すぎ」「全ての映像、発言に腹が立つ」と、否定的な意見も目立つ。
では、彼女がどんなものを作っているのか、過去のラインナップを見てみると、初回の「はまぐりの豆乳チャウダー」から始まり、以降は「バナナチーズクリームトースト」「チキンとカボチャのクリーム煮込み」「まるごとアボカドグラタン」と、クリームやチーズで仕上げたものが多い。
対して、もこみちの最近のレシピはといえば、「サーモンとアンチョビのセビーチェ」「牛フィレステーキのせ和風ピラフ」「鶏肉と里いものホワジャオ煮」「バルサミコ風味のきのこのオーブン焼きサラダ」と、さまざまな調理法で何度が高そうな料理を披露している。クリームやチーズに偏りがちなローラとは異なる魅力だ。
「ただ、ローラの方は、免疫力を高めるポリフェノールが含まれるマッシュルームや、ミネラルや食物繊維が豊富で便秘解消を助けてくれる『オーツ麦』など栄養価に優れた食材を自然に料理に取り入れているところは評価すべき点です」(同)
さて、放送時間がずれているので正確に比較しにくいが、両コーナーの視聴率はどれほどなのだろうか?
「『ZIP!』で一番数字が跳ね上がるのが『MOCO’Sキッチン』です。3分足らずの短いコーナーですが、その時間までは7%だったのが、彼が出た途端に9~10%まで上昇します。11月22日の放送では、番組終了時の視聴率が11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで急上昇しました」(業界関係者)
さて肝心のローラのコーナーの視聴率はというと、「9%は確実に稼いでいる」(同)のだとか。つまり、そこまでの差はあまりないというのが現状らしい。
しかし「MOCO’Sキッチン」の壁は高い。もこみちがプロデュースを手掛けるエプロンやフライパン、さらにはレシピ本といった関連商品はヒットを連発していて、5,250円もする特製オリーブオイルが即完したこともある。
対する「ローラの休日」としても、ゆくゆくはさまざまな商品展開を狙っているのだろうが、当のローラは至ってマイペースの様子だ。コーナーがスタートする際、「『MOCO’Sキッチン』はたまに見てた(笑)。そっちのキッチンもすごく好きだからライバルとして頑張ろうと思ってる(笑)」と語っている。
プライベートは別として、週に1回しかキッチンに立たないローラは、毎日作っているもこみちの腕前をいつ越えられるのだろうか?
(後藤港)
「右肩のタトゥー」「大切な人」「弟」浜崎あゆみ、インスタの“匂わせ”投稿に失笑の嵐
浜崎あゆみが11月27日、自身のインスタグラムで、右肩のタトゥー写真を公開した。かつて浜崎は、TOKIO・長瀬智也と交際していた際に、“お揃い”でタトゥーを入れたとウワサされているだけに、ネット上では「元カレまで使って話題づくり?」と、呆れた声が飛び交っている。
浜崎はこの写真に、「今日は大切な人の誕生日だった」とのコメントを添えている。
「長瀬の誕生日は11月7日なので、ここで言う“大切な人”には該当しません。また、ネット上で出回っている、浜崎と長瀬がペアタトゥーを施したツーショット写真があるのですが、今回アップしたタトゥーとそれは、デザインが異なっています。しかし、一瞬『大切な人=長瀬?』と思ってしまったネットユーザーも多かったようですね。全盛期と比べ、アーティストとしての話題性に乏しい浜崎は、近年SNS上での写真や発言が“炎上”することが多々あり、今回もネットでは『わざわざ髪の毛を寄せてタトゥーが写るようにしてるけど、またネットニュースになることを期待してるのかな?』などと苦笑されています」(芸能ライター)
そのほか、「そもそも、大切な人の誕生日に元カレ絡みのタトゥーを見せびらかす神経がわからない」といった指摘も出ている。
「浜崎は同じ投稿文の中で、『その人に見せたい景色をビデオに収めながら選んだBGMは弟のソロアルバムだった』とも書き込んでおり、この“弟”というのは、浜崎が可愛がっているAAA・浦田直也のことを指すとみられます。浜崎は今年7月、インスタグラムで、浦田から頬にキスされている写真をアップし、『目に入れても全く痛くない可愛い弟』とコメント。当時、浜崎はアメリカ人の元夫と離婚を発表する前だったため、『既婚者なのに、ほかの男とイチャついた写真を上げるなんて痛い』などとネットが炎上していました。そんな、いわくつきの浦田とみられる人物について発言したことで、『タトゥーのことより“弟のソロアルバム”ってのが気になる』『本当はどういう関係なのかな。なんか“匂わせ”が多くて気持ち悪い』『弟、弟って……仲良しごっこですか?』と、ドン引きされているんです」(同)
そんな浜崎は12月1日、インスタグラムで、年末恒例のカウントダウンライブのリハーサルが始まったことに触れている。
「近年、浜崎のコンサートチケットは売れ行きが芳しくなく、今年9月30日から11月17日まで行われたファンクラブツアーも、9月26日の時点で『チケット4次募集』が告知されていたほど。もしかしたらタトゥー写真は、カウントダウンライブを宣伝したいがための、話題づくりだったかもしれませんね」(同)
カウントダウンライブのチケット発売日は、12月10日からを予定しているというが、浜崎は無事にソールドアウトさせることができるのだろうか。
「右肩のタトゥー」「大切な人」「弟」浜崎あゆみ、インスタの“匂わせ”投稿に失笑の嵐
浜崎あゆみが11月27日、自身のインスタグラムで、右肩のタトゥー写真を公開した。かつて浜崎は、TOKIO・長瀬智也と交際していた際に、“お揃い”でタトゥーを入れたとウワサされているだけに、ネット上では「元カレまで使って話題づくり?」と、呆れた声が飛び交っている。
浜崎はこの写真に、「今日は大切な人の誕生日だった」とのコメントを添えている。
「長瀬の誕生日は11月7日なので、ここで言う“大切な人”には該当しません。また、ネット上で出回っている、浜崎と長瀬がペアタトゥーを施したツーショット写真があるのですが、今回アップしたタトゥーとそれは、デザインが異なっています。しかし、一瞬『大切な人=長瀬?』と思ってしまったネットユーザーも多かったようですね。全盛期と比べ、アーティストとしての話題性に乏しい浜崎は、近年SNS上での写真や発言が“炎上”することが多々あり、今回もネットでは『わざわざ髪の毛を寄せてタトゥーが写るようにしてるけど、またネットニュースになることを期待してるのかな?』などと苦笑されています」(芸能ライター)
そのほか、「そもそも、大切な人の誕生日に元カレ絡みのタトゥーを見せびらかす神経がわからない」といった指摘も出ている。
「浜崎は同じ投稿文の中で、『その人に見せたい景色をビデオに収めながら選んだBGMは弟のソロアルバムだった』とも書き込んでおり、この“弟”というのは、浜崎が可愛がっているAAA・浦田直也のことを指すとみられます。浜崎は今年7月、インスタグラムで、浦田から頬にキスされている写真をアップし、『目に入れても全く痛くない可愛い弟』とコメント。当時、浜崎はアメリカ人の元夫と離婚を発表する前だったため、『既婚者なのに、ほかの男とイチャついた写真を上げるなんて痛い』などとネットが炎上していました。そんな、いわくつきの浦田とみられる人物について発言したことで、『タトゥーのことより“弟のソロアルバム”ってのが気になる』『本当はどういう関係なのかな。なんか“匂わせ”が多くて気持ち悪い』『弟、弟って……仲良しごっこですか?』と、ドン引きされているんです」(同)
そんな浜崎は12月1日、インスタグラムで、年末恒例のカウントダウンライブのリハーサルが始まったことに触れている。
「近年、浜崎のコンサートチケットは売れ行きが芳しくなく、今年9月30日から11月17日まで行われたファンクラブツアーも、9月26日の時点で『チケット4次募集』が告知されていたほど。もしかしたらタトゥー写真は、カウントダウンライブを宣伝したいがための、話題づくりだったかもしれませんね」(同)
カウントダウンライブのチケット発売日は、12月10日からを予定しているというが、浜崎は無事にソールドアウトさせることができるのだろうか。
Mr.KINGを特集した『ZIP!』の「デビュー間近」といった煽りに、ジャニーズJr.ファンが困惑
12月1日に放送された『ZIP!』(日本テレビ系)にて、ジャニーズJr.内ユニット「Mr.KING」が特集された。3日から帝国劇場にて行われる舞台『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』の稽古の様子や、3人のインタビューなどが流れたのだが、その際に「デビュー」というフレーズが頻繁に飛び出し、Jr.のファンが困惑している。
アナウンサーから「今最もCDデビューに近いといわれる、ジャニーズJr.を紹介します!」と言われ、Mr.KINGの映像が登場。「ライブに15万人を動員」「初写真集が1位を記録」「ジャニー喜多川社長イチオシ!」などと紹介された。街頭インタビューでは「ジャニーズJr.のトップじゃないですか。1番デビューに近い存在」「次デビューするんじゃないかっていうくらいの勢いだと思います」というコメントを中心に拾い、ファンたちからも「デビュー」を期待されていることを強調していた。
Mr.KINGを特集した『ZIP!』の「デビュー間近」といった煽りに、ジャニーズJr.ファンが困惑
12月1日に放送された『ZIP!』(日本テレビ系)にて、ジャニーズJr.内ユニット「Mr.KING」が特集された。3日から帝国劇場にて行われる舞台『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』の稽古の様子や、3人のインタビューなどが流れたのだが、その際に「デビュー」というフレーズが頻繁に飛び出し、Jr.のファンが困惑している。
アナウンサーから「今最もCDデビューに近いといわれる、ジャニーズJr.を紹介します!」と言われ、Mr.KINGの映像が登場。「ライブに15万人を動員」「初写真集が1位を記録」「ジャニー喜多川社長イチオシ!」などと紹介された。街頭インタビューでは「ジャニーズJr.のトップじゃないですか。1番デビューに近い存在」「次デビューするんじゃないかっていうくらいの勢いだと思います」というコメントを中心に拾い、ファンたちからも「デビュー」を期待されていることを強調していた。
「認知症の義母に対して距離を持って見ている」城戸真亜子が語る、無理をしない10年介護
老いゆく家族の介護は、肉体的にも精神的にも重い負担がのしかかる。特に認知症患者の介護は記憶の消失や落ち着かない行動、排泄の困難などが伴うことから、その過酷な現実がメディアでも頻繁に取り沙汰される。
子育てと違い、未来も希望も見えない介護生活は、暗い現実ばかりに目が行くものだ。しかし、もしかしたら、それはひとつの側面にすぎないのではないだろうか――そう感じさせてくれるのが、認知症の義母(夫の母)を7年余り自宅で介護した経験を持つ、画家でタレントの城戸真亜子さん。
自宅介護時代の思い出から、現在は特別養護老人ホームで過ごす義母との日常まで、10年間、毎日絵日記をしたため、今年11月には自身の介護生活を振り返る書籍『記憶をつなぐラブレター 母と私の介護絵日記』(朝日出版社)を刊行。その絵日記には、切なくも明るく、愛おしさに満ちた日々の様子が、丁寧な言葉と温かみのあるイラストで綴られている。華々しい舞台で活躍してきた城戸さんにとって、義母の介護はどのような経験だったのだろうか? インタビューで探った。
■冷たいと思われるかもしれないが、距離を持って見ている
――同居を開始されたときには、すでに認知症が進んだ状態だったそうですね。それまで別居されていたお義母様の介護について、ためらいはなかったですか?
城戸真亜子さん(以下、城戸) それはなかったですね。理由は2つあります。まず1つ目は、当時実父を亡くしたときに、介護らしい介護ができなかったので、後悔が強かったからです。そのため、義母の介護を通して、その思いを晴らしたいという気持ちがありました。
2つ目は、義母とのしがらみがなかったこと。元気なときの同居がなかったので、いわゆる“嫁vs姑”の戦いがなかったため、距離感を保って接することができました。
――城戸さんは当時、画家としてもタレントとしてもマルチに活躍していらっしゃったと思いますが、仕事との両立は、大変だったのではないでしょうか?
城戸 40代前半の頃だったので、テレビの仕事が多かったですね。でも、画家としてもっと頑張りたいと思っていたのですが、なかなか思うようにいかない時期でした。どっちつかずの状態で、自分でもどうしたらいいかわからず、悩んでいたんです。
義母との同居が始まったのは、ちょうどそんな頃でした。なので、義母の介護は自分にとって、正直、現実逃避的な部分もあったと思います。20年間仕事ばかりだった人生に、ちょっとブレーキがかかって、立ち止まることができたなって。結果的に仕事を減らすことにはなりましたが、自分にとって最優先にするべきことは何かを考える、きっかけになりました。
――とはいえ、お義母様とは、それまで一緒に暮らしたことがなかったわけですよね。すんなり愛情を持てるものでしょうか? 突然始まった介護生活は、しんどくなかったのでしょうか?
城戸 義母は、仕草や考え方が夫に似ているんです。それもあって、すぐに愛情を感じることができました。あと、私は絵を描く仕事が長いので、“モノを初期化してみる”ことに慣れているんです。たとえばコップだったら、どこのブランドのものだとしても、素材がガラスで、こういう質感と厚さで……というふうに、観察するときに枠組みを一回外す癖がついているんです。
なので、母に対しても、本来だったらこうあるべきじゃないかとか、なんでこんなに汚しちゃうんだろうとか、そういうふうには思わずに、「あ、今汚しちゃってるけど、どうして間に合わなかったのかな」とか、現象から見ていくようにしていました。
人間って年を取って認知症になると、こんなふうになるんだ――と、興味深く感じていたのかもしれません。もしかしたら冷たいと思われるかもしれませんが、距離を持って見ている部分はあるかもしれません。でもだからこそ、気持ちを楽に保てましたし、可愛らしいと感じる余裕もあったのだろうと思います。
■胃ろうをしてでも生き続けてもらいたい
――お義母様との日々を綴った絵日記には、まさにそうした“老いてこその可愛らしさ”が描かれていますよね。絵日記は、何をきっかけに始められたのでしょうか?
城戸 日記をつけるのは、義母の記憶をつなぐためという理由もあったのですが、ただ文章を書いていても、なかなか目に留まらないんです。そこで、ちょっとイラストを描いてみたところ、興味を持って見てくれて、「これ、私の似顔絵?」などと気づいてくれるのがうれしくて、継続して描くようになりました。
絵日記を描いていると、義母の仕草が、ありありと思い浮かんでくるんですよね。描くという行為で、その日に起きた出来事を反芻すると、愛情がさらに深まるんです。その人をじっと観察して、いろいろな角度から向き合う、つくづく“絵を描くことは、人を愛することに似ている”と思います。
――とはいえ、10年以上、毎日絵日記を続けるというのは、すごいことですよね。
城戸 そんなに頑張ってはいないんです。自分が、ただ好きで描いているだけなので。お天気とか食べたものを記しておくだけでいいわけで、そんなに時間もかかりません。とにもかくにも、介護は無理をしないことが大事ですね。無理をすると、どうしても言葉がきつくなったりします。いま振り返ってみると、母のためでもあったけど、自分のために絵日記を続けていたんだなとも思います。
――5年前に骨折されたことをきっかけに、お義母様の体が不自由になられたこともあって、特別養護老人ホームへの入居を決断されたとか。これから先、悔いが残らないようにするために、どのようなサポートをしていきたいとお考えでしょうか?
城戸 今はもう完全に寝たきりの状態で、言葉も出なくて、食べ物も喉を通るのが難しくなってきています。それでも、「カニですよ」とか「リンゴですよ」と話しかけながら好きなものを見せると、リアクションをしてくれるし、本人の生きる意志が伝わるんです。
声が出なくても“目に笑みが宿る”、そういうのは感じるんですよね。なので、私も精いっぱい“生きてほしい”という想いを込めてマッサージをしてあげるとか、一方的ですが、会話をしたり、写真を見せてあげたりしています。私たちは夫婦ともに仕事もしているし、施設の方のサポートなくしては介護もできないのですが、私としては体力が持つようであれば、胃ろうをしてでも生き続けてもらいたい。ただ、それは、これから向き合っていかなければならない問題かなと思っています。
■介護は、人間的なものに気づかせてくれる貴重な時間
――認知症が進むと本人の意思を確かめるのも難しくなってきますし、最期をどのように迎えるかについて、家族は答えが見つからない中で考えなければいけないというのは、つらいと思います。
城戸 家族は、本当にいろいろ考えますよね。ただ、それがまた大事なのかなとも思います。家族が亡くなったときというのは、「ああしておけばよかったんじゃないか」「こうするべきだったんじゃないか」と、ふだんはバラバラの家族が膝突き合わせて考えますよね。命を終える人は、ある意味、家族を取り戻そうとしてくれているという見方もできるんじゃないかなって思います。残された人のことを考えてエンディングノートを書くのも手ですが、「本人がこう書いていたから、こうする」と、事務的に進めていくのも寂しい感じがします。
――確かに、老いていく人は家族の迷惑になりたくないと考えがちですが、残される人にとっては、やれることはすべてやってあげたいと思うものですよね。
城戸 オリンピック選手のように、力強く生きている人は皆応援しますが、ひとつの命が終わっていくことに関しては、目をそらしてしまいがちです。ただ、私は身内に介護が必要な人がいたら、自分が損をするという気持ちにならずに、得がたい経験をさせてもらっていると考えた方がいいと思うんです。実際に介護を通して得るものも大きいので、今は大変だけど、後になって振り返ったとき、それが良い時間になると伝えたいです。
――いま振り返られて、「仕事を少しセーブして10年以上介護をした自分」と、「そうしなかったときの自分」を想像して比べるとすると、どのような違いがあったと思われますか?
城戸 私は義母の介護があったからこそ、今ちゃんと立っていられるんだと思っています。もし介護がなくて仕事だけの人生だったら、自分のことしか考えられない人間になって、「自分はダメで、足りない人間なんだ」って追い詰める一方だったんじゃないかなって。
私は、人間って周りの人との関係の中で生かされていると思っているので、一人だけの力で満足のいく人生を送ろうと思っても、限界があるはず。いま頑張って活躍している人も、周りの力があって自分の力が発揮できていると思うんです。それに、気づけばいいことなんですけれど、私みたいになかなか気づけなかった人間にとってみると、義母との生活はそのことに気づかせてくれたと感じています。介護ってネガティブなイメージがつきまといますが、人間的なものに気づかせてくれる貴重な時間なんじゃないかなと思っています。
(末吉陽子)
「認知症の義母に対して距離を持って見ている」城戸真亜子が語る、無理をしない10年介護
老いゆく家族の介護は、肉体的にも精神的にも重い負担がのしかかる。特に認知症患者の介護は記憶の消失や落ち着かない行動、排泄の困難などが伴うことから、その過酷な現実がメディアでも頻繁に取り沙汰される。
子育てと違い、未来も希望も見えない介護生活は、暗い現実ばかりに目が行くものだ。しかし、もしかしたら、それはひとつの側面にすぎないのではないだろうか――そう感じさせてくれるのが、認知症の義母(夫の母)を7年余り自宅で介護した経験を持つ、画家でタレントの城戸真亜子さん。
自宅介護時代の思い出から、現在は特別養護老人ホームで過ごす義母との日常まで、10年間、毎日絵日記をしたため、今年11月には自身の介護生活を振り返る書籍『記憶をつなぐラブレター 母と私の介護絵日記』(朝日出版社)を刊行。その絵日記には、切なくも明るく、愛おしさに満ちた日々の様子が、丁寧な言葉と温かみのあるイラストで綴られている。華々しい舞台で活躍してきた城戸さんにとって、義母の介護はどのような経験だったのだろうか? インタビューで探った。
■冷たいと思われるかもしれないが、距離を持って見ている
――同居を開始されたときには、すでに認知症が進んだ状態だったそうですね。それまで別居されていたお義母様の介護について、ためらいはなかったですか?
城戸真亜子さん(以下、城戸) それはなかったですね。理由は2つあります。まず1つ目は、当時実父を亡くしたときに、介護らしい介護ができなかったので、後悔が強かったからです。そのため、義母の介護を通して、その思いを晴らしたいという気持ちがありました。
2つ目は、義母とのしがらみがなかったこと。元気なときの同居がなかったので、いわゆる“嫁vs姑”の戦いがなかったため、距離感を保って接することができました。
――城戸さんは当時、画家としてもタレントとしてもマルチに活躍していらっしゃったと思いますが、仕事との両立は、大変だったのではないでしょうか?
城戸 40代前半の頃だったので、テレビの仕事が多かったですね。でも、画家としてもっと頑張りたいと思っていたのですが、なかなか思うようにいかない時期でした。どっちつかずの状態で、自分でもどうしたらいいかわからず、悩んでいたんです。
義母との同居が始まったのは、ちょうどそんな頃でした。なので、義母の介護は自分にとって、正直、現実逃避的な部分もあったと思います。20年間仕事ばかりだった人生に、ちょっとブレーキがかかって、立ち止まることができたなって。結果的に仕事を減らすことにはなりましたが、自分にとって最優先にするべきことは何かを考える、きっかけになりました。
――とはいえ、お義母様とは、それまで一緒に暮らしたことがなかったわけですよね。すんなり愛情を持てるものでしょうか? 突然始まった介護生活は、しんどくなかったのでしょうか?
城戸 義母は、仕草や考え方が夫に似ているんです。それもあって、すぐに愛情を感じることができました。あと、私は絵を描く仕事が長いので、“モノを初期化してみる”ことに慣れているんです。たとえばコップだったら、どこのブランドのものだとしても、素材がガラスで、こういう質感と厚さで……というふうに、観察するときに枠組みを一回外す癖がついているんです。
なので、母に対しても、本来だったらこうあるべきじゃないかとか、なんでこんなに汚しちゃうんだろうとか、そういうふうには思わずに、「あ、今汚しちゃってるけど、どうして間に合わなかったのかな」とか、現象から見ていくようにしていました。
人間って年を取って認知症になると、こんなふうになるんだ――と、興味深く感じていたのかもしれません。もしかしたら冷たいと思われるかもしれませんが、距離を持って見ている部分はあるかもしれません。でもだからこそ、気持ちを楽に保てましたし、可愛らしいと感じる余裕もあったのだろうと思います。
■胃ろうをしてでも生き続けてもらいたい
――お義母様との日々を綴った絵日記には、まさにそうした“老いてこその可愛らしさ”が描かれていますよね。絵日記は、何をきっかけに始められたのでしょうか?
城戸 日記をつけるのは、義母の記憶をつなぐためという理由もあったのですが、ただ文章を書いていても、なかなか目に留まらないんです。そこで、ちょっとイラストを描いてみたところ、興味を持って見てくれて、「これ、私の似顔絵?」などと気づいてくれるのがうれしくて、継続して描くようになりました。
絵日記を描いていると、義母の仕草が、ありありと思い浮かんでくるんですよね。描くという行為で、その日に起きた出来事を反芻すると、愛情がさらに深まるんです。その人をじっと観察して、いろいろな角度から向き合う、つくづく“絵を描くことは、人を愛することに似ている”と思います。
――とはいえ、10年以上、毎日絵日記を続けるというのは、すごいことですよね。
城戸 そんなに頑張ってはいないんです。自分が、ただ好きで描いているだけなので。お天気とか食べたものを記しておくだけでいいわけで、そんなに時間もかかりません。とにもかくにも、介護は無理をしないことが大事ですね。無理をすると、どうしても言葉がきつくなったりします。いま振り返ってみると、母のためでもあったけど、自分のために絵日記を続けていたんだなとも思います。
――5年前に骨折されたことをきっかけに、お義母様の体が不自由になられたこともあって、特別養護老人ホームへの入居を決断されたとか。これから先、悔いが残らないようにするために、どのようなサポートをしていきたいとお考えでしょうか?
城戸 今はもう完全に寝たきりの状態で、言葉も出なくて、食べ物も喉を通るのが難しくなってきています。それでも、「カニですよ」とか「リンゴですよ」と話しかけながら好きなものを見せると、リアクションをしてくれるし、本人の生きる意志が伝わるんです。
声が出なくても“目に笑みが宿る”、そういうのは感じるんですよね。なので、私も精いっぱい“生きてほしい”という想いを込めてマッサージをしてあげるとか、一方的ですが、会話をしたり、写真を見せてあげたりしています。私たちは夫婦ともに仕事もしているし、施設の方のサポートなくしては介護もできないのですが、私としては体力が持つようであれば、胃ろうをしてでも生き続けてもらいたい。ただ、それは、これから向き合っていかなければならない問題かなと思っています。
■介護は、人間的なものに気づかせてくれる貴重な時間
――認知症が進むと本人の意思を確かめるのも難しくなってきますし、最期をどのように迎えるかについて、家族は答えが見つからない中で考えなければいけないというのは、つらいと思います。
城戸 家族は、本当にいろいろ考えますよね。ただ、それがまた大事なのかなとも思います。家族が亡くなったときというのは、「ああしておけばよかったんじゃないか」「こうするべきだったんじゃないか」と、ふだんはバラバラの家族が膝突き合わせて考えますよね。命を終える人は、ある意味、家族を取り戻そうとしてくれているという見方もできるんじゃないかなって思います。残された人のことを考えてエンディングノートを書くのも手ですが、「本人がこう書いていたから、こうする」と、事務的に進めていくのも寂しい感じがします。
――確かに、老いていく人は家族の迷惑になりたくないと考えがちですが、残される人にとっては、やれることはすべてやってあげたいと思うものですよね。
城戸 オリンピック選手のように、力強く生きている人は皆応援しますが、ひとつの命が終わっていくことに関しては、目をそらしてしまいがちです。ただ、私は身内に介護が必要な人がいたら、自分が損をするという気持ちにならずに、得がたい経験をさせてもらっていると考えた方がいいと思うんです。実際に介護を通して得るものも大きいので、今は大変だけど、後になって振り返ったとき、それが良い時間になると伝えたいです。
――いま振り返られて、「仕事を少しセーブして10年以上介護をした自分」と、「そうしなかったときの自分」を想像して比べるとすると、どのような違いがあったと思われますか?
城戸 私は義母の介護があったからこそ、今ちゃんと立っていられるんだと思っています。もし介護がなくて仕事だけの人生だったら、自分のことしか考えられない人間になって、「自分はダメで、足りない人間なんだ」って追い詰める一方だったんじゃないかなって。
私は、人間って周りの人との関係の中で生かされていると思っているので、一人だけの力で満足のいく人生を送ろうと思っても、限界があるはず。いま頑張って活躍している人も、周りの力があって自分の力が発揮できていると思うんです。それに、気づけばいいことなんですけれど、私みたいになかなか気づけなかった人間にとってみると、義母との生活はそのことに気づかせてくれたと感じています。介護ってネガティブなイメージがつきまといますが、人間的なものに気づかせてくれる貴重な時間なんじゃないかなと思っています。
(末吉陽子)
『べっぴんさん』すみれたちの夫が「男会」結成! 視聴者が注目した「戦後の夫と妻の関係性」
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■11月30日(水)/51話~12月2日(金)/53話
51話ですみれは、これまで拒んでいた百貨店への出店を決める。すみれの夫・紀夫(永山絢斗)含むキアリスメンバーの夫たちは、百貨店に出店する妻たちを支えるという名目で、「男会」を結成。この男会に視聴者からは、「3人が結託してるの、ほんわかする」という声が上がる一方、「“妻は自分のもの”って思ってそう」「男会、部外者の余計なお節介だよ……」「おいしいとこだけ、夫がかっさらっていく感じで、正直イラっとする」とのブーイングも巻き起こった。
52話ですみれたちは、百貨店の出店に向けて、商品作りを始めるが、百貨店の担当者からキアリスのタグを全て外し、百貨店のマークを付けるよう通達される。紀夫は、百貨店の「特選マーク」に喜びを見せるが、すみれやキアリスの仲間たちは、なんとも言えない違和感を覚えてしまう。視聴者の多くも、「百貨店マークが誇らしいのはわかるけど、男会はすみれたちの気持ちがわかってない」「男女でこんなにも価値観が違うんだ」と苦言を呈していた。
53話では、百貨店の対応に納得しきれないすみれたちの姿が。さらに、百貨店の担当者から量産のために工程を省略するようにといわれ、すみれは、キアリスの商品でないものになってしまうなら、これまでの話は全てなかったことにしてほしいと声を上げる。この展開に、ネット上では「担当者の言うことを聞いて当たり前って態度が、百貨店の天狗ぶりをよく表してる」「百貨店が崇められてる感じが、すごくリアルだな」など、戦後という時代背景をうまく捉えていると、脚本を評価する声が飛び交った。また、「妻の会社なのに、夫がやたら出張るのも、まだ“女は前に出るな”っていう時代だからだよなぁ」など、当時の“夫と妻の関係性”について、物思う視聴者もいたようだ。
これからすみれたちは、どのようにキアリスの商品「べっぴん(別品)」を貫いていくのか。すみれたちの健闘に期待したい。
『べっぴんさん』すみれたちの夫が「男会」結成! 視聴者が注目した「戦後の夫と妻の関係性」
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■11月30日(水)/51話~12月2日(金)/53話
51話ですみれは、これまで拒んでいた百貨店への出店を決める。すみれの夫・紀夫(永山絢斗)含むキアリスメンバーの夫たちは、百貨店に出店する妻たちを支えるという名目で、「男会」を結成。この男会に視聴者からは、「3人が結託してるの、ほんわかする」という声が上がる一方、「“妻は自分のもの”って思ってそう」「男会、部外者の余計なお節介だよ……」「おいしいとこだけ、夫がかっさらっていく感じで、正直イラっとする」とのブーイングも巻き起こった。
52話ですみれたちは、百貨店の出店に向けて、商品作りを始めるが、百貨店の担当者からキアリスのタグを全て外し、百貨店のマークを付けるよう通達される。紀夫は、百貨店の「特選マーク」に喜びを見せるが、すみれやキアリスの仲間たちは、なんとも言えない違和感を覚えてしまう。視聴者の多くも、「百貨店マークが誇らしいのはわかるけど、男会はすみれたちの気持ちがわかってない」「男女でこんなにも価値観が違うんだ」と苦言を呈していた。
53話では、百貨店の対応に納得しきれないすみれたちの姿が。さらに、百貨店の担当者から量産のために工程を省略するようにといわれ、すみれは、キアリスの商品でないものになってしまうなら、これまでの話は全てなかったことにしてほしいと声を上げる。この展開に、ネット上では「担当者の言うことを聞いて当たり前って態度が、百貨店の天狗ぶりをよく表してる」「百貨店が崇められてる感じが、すごくリアルだな」など、戦後という時代背景をうまく捉えていると、脚本を評価する声が飛び交った。また、「妻の会社なのに、夫がやたら出張るのも、まだ“女は前に出るな”っていう時代だからだよなぁ」など、当時の“夫と妻の関係性”について、物思う視聴者もいたようだ。
これからすみれたちは、どのようにキアリスの商品「べっぴん(別品)」を貫いていくのか。すみれたちの健闘に期待したい。
