月9『カインとアベル』8.8%! 山田涼介「平社員が突然取締役」のトンデモ展開に失笑の渦

 Hey!Say!JUMP・山田涼介主演の月9ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系)の第7話が11月28日に放送され、視聴率は8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。第3話で、6%台まで数字を落とし、ネット上で「よもや5%割れもあるのでは」と騒がれていたが、なんとか1ケタ後半台をキープしている。

 同ドラマは、不動産会社の創業者一家に生まれた高田優(山田)が、エリートの兄・隆一(桐谷健太)に劣等感を抱きつつ、とある女性との出会いから成長を遂げていくヒューマンラブストーリー。第7話では、優が任された新プロジェクトが重大な局面を迎え、共同経営を持ちかけている会社・ドレイモンドのCEOであるスティーブン・ホール(Richard W)と交渉を行う……という内容だった。

「優はスティーブンと交渉するに当たって、父の貴行(高嶋政伸)から、ドレイモンドへの支払い報酬を20%で妥協するようにといわれていました。ですが交渉の場で、独断で15%から引き上げることはないと主張。その型にはまらない交渉術をスティーブンに気に入られ、自社に有利な条件で交渉を結ぶことに成功します。山田ファンからは、この交渉シーンが大好評で、『一歩も譲らない強い眼差しが素敵』『英語しゃべってるのかっこよすぎ!』といった声が飛び交いましたが、それ以外の視聴者からは、『あっさり交渉成立しすぎ』『英語がちゃちい』『発音がヘタすぎる』などと苦言も呈されました」(芸能ライター)

 さらにその後、優はプロジェクトを成功に導いたことで貴行からも高く評価され、取締役に就任することに。この急展開には、視聴者からは「いくらなんでも出世早すぎでしょ!」「平社員がいきなり取締役とか現実味なさすぎる」「若すぎるし早すぎるしあり得ない」といったツッコミが噴出した。

「とはいえ同ドラマはもともと、過剰演出や現実味が感じられないような展開で支持されてきました。そのため今回の展開はむしろツッコまれながらも好評で、視聴率も8.8%と、前回の9.0%からほぼ変わらず。全話トータルで見ても2位タイとなる数字になっています」(同)

 視聴率2ケタも射程圏内になってきた『カインとアベル』。さら「なるトンデモ展開に期待したい。

おばさんの胸なら触っても問題ない? 性暴力の実態からかけ離れている法の不備

 芸能人の強姦事件から職場のセクハラまで、女性の性的な被害が話題にならない日はない。なぜ被害はなくならないのか? セクシャルハラスメントの問題に詳しい太田啓子弁護士に話を聞く。今回は、今年6月に不起訴になった、茨城県八千代町の大久保司(まもる)町長の「セクシャルハラスメント疑惑」を解説してもらった。

■人前で他人の胸をもんでも不起訴!

――現在でも毎日のように女性の性的な被害が報じられています。なぜセクハラの被害はなくならないのでしょう?

太田啓子弁護士(以下、太田) 理由はいくつもあると思いますし、男性が被害者の場合もありますが、やはり大きく言うと、「男女差別構造」と「男女の認識の差」の存在です。最近特に覚えているひどい例として、茨城県八千代町の大久保司町長の「セクシャルハラスメント疑惑」がありました。

 町長が加害者として告訴・告発されたのは2件です。2014年夏に、八千代町内の温泉施設で行われた歌謡ショーで、客席にいた50代の女性の胸をつかんだというのが1件目で、15年4月に歌謡ショーのステージ上で、出演者の60代の女性歌手の胸元に手を入れたというのが2件目の疑惑です。警察は、1件目は「強制わいせつ罪」、2件目は「県迷惑防止条例違反の疑い」として書類送検したのですが、検察は嫌疑不十分として不起訴にしました。

 特に驚いたのは2件目なのです。2件目はステージ上で大勢の観客の前で行われたもので、目撃者は多数いますし、その場面の写真もあるんですね。町長が女性歌手の着物の胸元を手で開いているような画像が、被害者とされる女性の提供としてテレビに流れ、インターネットで今でも見られます。その女性によると、着物の胸元に紙幣をねじ込むようなことをされたそうなのです。

――なぜ不起訴になったのですか?

太田 まず1件目ですが、現行の刑法の強制わいせつ罪(第176条)は、「13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする」としています。

 16年6月8日付茨城新聞によると、1件目のケースに関して水戸地検の竹中理比古(よしひこ)次席検事は、「事実を認定するに足る証拠が得られなかった」と述べたそうです。これだけでは、どの事実の存在を認定できなかったのか、はっきりはわかりませんね。

 13歳以上の男女に対する「強制わいせつ罪」が成立するためには、(1)「暴行又は脅迫」の存在(2)「わいせつな行為」の2つの条件を充足する必要がありまして、(2)はあっても(1)がないと、犯罪は成立しないのです。

 ですから、実務では、被害者から見たら性的被害自体はあったとしても、「それでは強制わいせつ罪でいうところの『暴行又は脅迫』があったとはいえないんじゃないか」ということで(1)を満たさず嫌疑不十分、ということもあり得ます。本件もそうであった可能性があるかもしれませんが、情報が乏しく、これ以上はわからないですね。

 つまり、「暴行又は脅迫」を手段にしないで、違う手段を利用して「わいせつな行為」をしたとしても、それは現行法では「強制わいせつ罪」には問われないのです。

 フランスの刑法には「性的攻撃罪」というのがあるそうなのですが、その定義は「暴力、強制、脅迫又は不意打ちをもって行うすべての性的侵害」だそうです。これを見て、ああ、そうそう、「不意打ち」を利用する性的加害っていうのもあるよね、こうでなくては、と思いました。

 被害者の意思に反して体に性的に接触するなんて、それ自体が被害者の性的尊厳を傷つけるものですよね。「暴行又は脅迫」を手段にしなくても、そういう性的接触は可能なわけです。たとえば「不意打ち」でやるとか、人間関係上優位にあることを利用するとか。

 そういう実態を踏まえていない今の刑法では、「暴行又は脅迫」を手段にしない性的加害は「強制わいせつ罪」に該当しないことになってしまっている。つまりは「暴行又は脅迫」を手段にするもののみに限定している法律に不備があるのです。刑法の性犯罪関連規定の改正案が、来年通常国会に提出される予定で、十分ではなさそうですけれども、でも、少しはよくなることを期待しています。

■おばさんの胸を触っても、わいせつではない?

――2件目については、どうして不起訴になったのでしょうか?

太田 茨城県の「公衆に著しく迷惑をかける行為の防止に関する条例」2条には、公共の場所で、「人を著しく羞恥させ、又は人に著しく嫌悪の情を催させるような方法で」「衣服等の上から、又は直接他人の身体に接触」してはならない、という規定がありまして、電車内の痴漢もこれに該当する立件が多いですけど、2件目もこの規定に該当するのではないかということで警察は書類送検しました。

 ところが検察は不起訴にし、その理由を報道で見て、ひどいと思いました。前出の茨城新聞によると、竹中次席検事は「外形的事実は認められるが、ステージ上、大勢の観客の面前で行われ、性的色彩は薄く、被害者を著しく羞恥させ、著しく嫌悪の情を催させると評価するのは困難」と述べたそうです。

――「外形的事実は認めた」ということは、町長が女性の胸を触ったという事実があったことは検察も認めたのですよね?

太田 そうです。

――それなのに、どうして嫌疑不十分ということになったのでしょうか?

太田 「ステージ上、大勢の観客の面前で行われ、性的色彩は薄く、被害者を著しく羞恥させ、著しく嫌悪の情を催させると評価するのは困難」と検察は説明していますね。これを聞くと、「ステージ上、大勢の観客の面前で行われた」ことが「性的色彩は薄く被害者を著しく羞恥させ」たとはいえないことの理由になっています。

 いや、逆でしょう。大勢の人の前で胸元に手を入れられたなんて、むしろ被害者の羞恥心は強い理由になるはずです。いったいどういう思考回路なんでしょうか? 検察は大勢の人の前で女性の胸を触ったことを認定したのに、そして触られた被害者は刑事処罰を求めたのに、それでもなんの犯罪も成立しないと検察としては考えました――なんて、おかしすぎるでしょう。

――たぶん加害者としては、加害の意識はなく、「ふざけただけ」ということなんですよね。被害者も60代なので、「おばさんの胸だし、いいじゃん」というようなところがあったのかと思います。

太田 そうですね。実際、一般的に「若くはない」女性の性被害も結構あるわけですが、そういう場合、加害者は「もうおばさんなんだから、いいじゃん別に」みたいに思ってるんだなと感じることも結構あるんです。本件でも、そこのところ、加害者の言い分に、検察がそのまま乗ってしまったんじゃないのかという気がしています。

 もし相手の女性が「ミス茨城」「ミス八千代」みたいな、若くきれいな女性だったら、町長は同じことをしていたでしょうか? 少なくとも、全く同じことはしなかったんじゃないかという気がするんです。また、検察も、その行為は「性的色彩は薄い」と判断したでしょうか?

 その女性のことを「おばさん」だと思ってたから、加害者はこの行為に及んだし、検察も「まあ、性的色彩は薄いよね」と考えたんじゃないでしょうか?

 つまり「人前で、もう若くないおばさんの胸を触ったって、誰もわいせつだなんて思わない」みたいな発想が、加害者にはあったでしょうし、あろうことか、検察もそう考えたから「性的色彩は薄い」なんて言えたんじゃないでしょうか。言葉ではっきりはもちろん出てきませんでしたけど、「若い女の子の胸しか、俺らの性的欲求の対象にはならないし」というのを、加害者と検察が暗黙に共有してたんじゃないかという気がしました。

■法律のあり方が、性暴力の実態からかけ離れている

――本件で「性的色彩は薄い」というのは、本当によくわかりません

太田 「ステージ上、大勢の観客の面前で行われ」たから「性的色彩は薄い」って、「ショー的だった」ということなのかなと思うんですが、そんな「ショー」に女性は同意なんてしておらず、いきなり触られたわけです。それなのに「性的色彩は薄い」とは、ちょっと信じがたい発想ですね。

 あまりに信じがたいので、被疑者が町長という立場にあったことに「配慮」したのかなと思ってしまいますね。そういうのも、少しあったのかもしれません。あってはならないことですが。

 いずれにせよ、本当に被害者本位の法律運用ではないとも感じました。何歳になったって、いきなり人前で胸を触られるなんて、嫌に決まってるじゃないですか。やはり法律運用者が十分に性暴力の本質を理解しなければ、きちんと性暴力を裁くことはできないと、つくづく思いました。

――そもそも、2件目は「強制わいせつ罪」ではなく「迷惑防止条例違反」の容疑だったというのも、考えてみたら、よくわからないのですが。

太田 強制わいせつ罪の成立要件である「暴行又は脅迫」が認められないから、ということではないかと思います。

 2件目は、突然胸元に手を入れるという、まさに「不意打ち」で性的接触をしたということではないかと思うのですが、そういうのを「暴行又は脅迫」がないから「強制わいせつ罪」にはそもそも該当しない、という法律のあり方が、性暴力の実態からかけ離れていると考えています。
(蒼山しのぶ)

(第2回につづく)

太田啓子(おおた・けいこ)
国際基督教大学卒業、2002年に弁護士登録。「横浜弁護士会」「明日の自由を守る若手弁護士の会」所属。主に家族関係、雇用関係、セクハラ、性犯罪問題などを取り扱う。「怒れる女子会」や「憲法カフェ」などの活動を通じて、セクハラや憲法改正についての問題提起も続ける。

V6・長野博の結婚報道、スポーツ紙が「白石美帆」の名前削除した舞台裏

 11 月29日、V6・長野博と白石美帆の結婚が明らかになった。同日、ファンに対して送られてきたファンクラブ会報で発表されたが、長野の意向で伏せられていたという白石の名前が、一部マスコミの“フライング”によって、予定より早く広まってしまったという。

 かねてより交際が伝えられていた長野と白石。長野は、「一番最初にファンに伝えたい」という強い思いから、ファンクラブ会報、またテレビ番組での結婚生報告を予定していたようだ。

「この日V6は、午後7時から放送される『ベストヒット歌謡祭2016』(日本テレビ系)の生出演が予定されています。前日には、ジャニーズ事務所から、親しいマスコミ関係者に対して『明日長野が結婚発表する』『お相手の名前は、昼すぎに各マスコミへFAXを送付予定』などと説明がありました」(情報番組ディレクター)

 ところが、段取りを知っていたはずの「サンケイスポーツ」ウェブサイトが、なぜかFAXが送付される前の同日12時前、「V6長野博と白石美帆が結婚!」という記事を掲載した。

「お相手が白石だということは、スポーツ紙には説明がなかったようです。しかし『サンスポ』は、独自ルートで取材をしたのか、すぐにお相手が白石だということにたどり着いた。そして、ジャニーズから指定された時間に出すよう、準備していた原稿を、何をどう間違えたのか、いち早くウェブ上に配信してしまったのでしょう」(同)

 記事内で、白石の名前が出てくる箇所はすぐに全て削除されたが、ネット上では瞬く間に「長野のお相手は白石と結婚」という内容が拡散。SMAP分裂騒動から、ずっと統制の利かないネットに振り回されているジャニーズ事務所だが、今回は身内であるスポーツ紙にの“事故”によって、被害を受けてしまったようだ。

『べっぴんさん』明美、独身女性ゆえ仲間はずれに? 「許せない」と視聴者は怒り爆発!!

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。

1126日(土)/48話~1129日(火)/50
 48話では、「オライオン」と名をあらため、復活を果たした坂東営業部のファッションショー当日の様子が描かれた。その壇上で、キアリスへの想いや、人を信じることのすばらしさを、観客席の夫・紀夫(永山絢斗)に向かって語りかけるすみれの様子を、栄輔(松下優也)は微笑みながら見ていた。ファッションショー終了後、栄輔は兄貴分である潔(高良健吾)にだけ礼を伝え、オライオンから姿を消してしまう。視聴者からは、すみれに片思いをしていた栄輔に対して、「栄輔はすみれに、死んだ妹を重ねてた部分もあったんだろうな……」「すみれのことは紀夫に任せて、栄輔自身の道をのし上がっていってほしい」などの声が上がった。

 49話では、終戦から3年がたち、順調に客足を伸ばしているキアリスに、新聞社から取材の申し込みがくる。一方、百貨店への出展を狙うオライオンは、紀夫と潔の2人が、大急百貨店の社長・大島(伊武雅刀)への接待へ向かう。そこで、大急百貨店がキアリスの商品を扱いたいと思っていることを知る。

 50話では、百貨店への出店の可能性を知ったキアリスメンバーの夫たちが舞い上がり、経営のあれこれに口を出すが、すみれたちは断ると断言。翌日の朝、キアリスを取材した新聞記事が配られるも、「お母さんがお母さんのために」と強調された記事には、唯一独身の明美(谷村美月)の名前だけが載っていなかった。視聴者からは「実際にこういうことが世の中にあふれてる気はする。明美へのこの仕打ちが許せない」「キアリスいち幸せになってほしい明美に、なんてことを!」「新聞記者も紀夫さんたち旦那組も、まだ都合のいいようにしかキアリスを見ていないのかも」などと、怒りの声が上がった。そんな明美を応援し、支持していきたいという視聴者も多いようだ。

 百貨店への出店という大きなチャンス、そして明美がキアリスの一員として紹介されないという騒動に対して、すみれたちはどのような行動に出るのか、今後も目が離せない。

『べっぴんさん』明美、独身女性ゆえ仲間はずれに? 「許せない」と視聴者は怒り爆発!!

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。

1126日(土)/48話~1129日(火)/50
 48話では、「オライオン」と名をあらため、復活を果たした坂東営業部のファッションショー当日の様子が描かれた。その壇上で、キアリスへの想いや、人を信じることのすばらしさを、観客席の夫・紀夫(永山絢斗)に向かって語りかけるすみれの様子を、栄輔(松下優也)は微笑みながら見ていた。ファッションショー終了後、栄輔は兄貴分である潔(高良健吾)にだけ礼を伝え、オライオンから姿を消してしまう。視聴者からは、すみれに片思いをしていた栄輔に対して、「栄輔はすみれに、死んだ妹を重ねてた部分もあったんだろうな……」「すみれのことは紀夫に任せて、栄輔自身の道をのし上がっていってほしい」などの声が上がった。

 49話では、終戦から3年がたち、順調に客足を伸ばしているキアリスに、新聞社から取材の申し込みがくる。一方、百貨店への出展を狙うオライオンは、紀夫と潔の2人が、大急百貨店の社長・大島(伊武雅刀)への接待へ向かう。そこで、大急百貨店がキアリスの商品を扱いたいと思っていることを知る。

 50話では、百貨店への出店の可能性を知ったキアリスメンバーの夫たちが舞い上がり、経営のあれこれに口を出すが、すみれたちは断ると断言。翌日の朝、キアリスを取材した新聞記事が配られるも、「お母さんがお母さんのために」と強調された記事には、唯一独身の明美(谷村美月)の名前だけが載っていなかった。視聴者からは「実際にこういうことが世の中にあふれてる気はする。明美へのこの仕打ちが許せない」「キアリスいち幸せになってほしい明美に、なんてことを!」「新聞記者も紀夫さんたち旦那組も、まだ都合のいいようにしかキアリスを見ていないのかも」などと、怒りの声が上がった。そんな明美を応援し、支持していきたいという視聴者も多いようだ。

 百貨店への出店という大きなチャンス、そして明美がキアリスの一員として紹介されないという騒動に対して、すみれたちはどのような行動に出るのか、今後も目が離せない。

「キャンタマンクラッカー」でブレーク間近! ルシファー吉岡が追求し続ける、“パンティ”の果てなき可能性

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撮影=尾藤能暢
 R-1ぐらんぷり決勝での“キャンタマンクラッカー”、そして『アメトーーク!』(テレビ朝日系)「パクりたい-1グランプリ」での“ゲンコツ山のタヌキさん”……秀逸なフレーズと圧倒的バカバカしさで、現在お笑い界を席巻しているルシファー吉岡。理系院卒の脱サラ芸人という異色の経歴を持つ彼は、いかにして「下ネタの帝王」の座へとたどり着いたのか? 会社員・吉岡大輔が、ピン芸人ルシファー吉岡になるまでの道のりを訊く。 *** ――こうして取材させていただくと、ルシファーさんのネタの「インタビュー」をすごく思い出しちゃいます。 ルシファー吉岡(以下、ルシファー) 「インタビュー」……あ、ああ、あの露出狂のネタですね。 ――露出狂じゃないです。“露出シャン”です。 ルシファー 半分忘れてましたよ(笑)。 ――大好きで、あのネタ。ルシファーさんのネタの斬新さは、やはりその変わった経歴もひとつの要因だったりするのでしょうか? もともとメーカーにお勤めだったとか。 ルシファー メーカーではないんですよ。正確にはメーカーの下請けなんですが、。東京モーターショーに出品する車、いわゆるコンセプトカーをキレイに見せるライト、そのライトを……。 ――ライトを作っていたんですか! ルシファー いや、そのライトを操作するリモコンの、そのリモコンの内部にある回路を作っていました。 ――細かい。そしてバリバリの理系。 ルシファー 一応、大学院まで出ているので。そんなにいい大学ではないんですけど。 ――理系の大学院まで行って芸人になる方って、あまりいらっしゃらないんじゃないですか? ルシファー 確かに、院まで行って就職してから芸人っていうのは、珍しいかもしれないですね。だって普通、大学院に進学するって、そういうことじゃないですか。その道で頑張るんだろうって。 ――ご両親も、そのつもりだったでしょうね。 ルシファー でも、芸人になりたいっていうのは、18くらいから言ってたんですよ。上京してすぐ「芸人になる」って親に連絡して。親は「東京出て浮かれたのはわかるんだけど、一回落ち着け」と。たぶん僕が「大学院行く」って言った時点で、安心したと思うんですよ。それで、就職も決まって「やっと肩の荷も下りたな」っていうところで、「会社辞めて芸人になる」と電話で伝えたんで。 ――それはショック……。 ルシファー 「会社辞めて芸人になるわ」の「わ」くらいのタイミングで、母親が「ウワーーーーン」って泣きだしました(笑)。あんなに人が早く泣くの、初めて経験した。 ――大学院行った、就職もした、そして「芸人」ですからね……。 ルシファー 「マジかーーーい」だったんでしょう(笑)。しばらく泣いて、その後は20分くらいずっとののしられて。泣き終わったら、腹立ってきたんでしょうね(笑)。 ――なんかわかります、お母さまの気持ち。 ルシファー 「アンタなんか、全然面白くないんだから!!」って。
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■毎日やってくる「昼休み」に耐えられなくて…… ――上京してご両親に「芸人になる」って伝えてから、実は気持ちはずっと変わっていなかったんですね。 ルシファー 変わってなかったっていうと、ちょっと違うかなぁ。コンビを組もうって誘っていた人がいて、その人が大学卒業間際に「やっぱり就職する」って言いだしたんですよ。だから僕も「じゃあやめよう」って思った。お笑いといえば、コンビだと思ってたから。でも就職してから、毎朝7時に起きて、12時くらいに昼飯食って、ちょっと残業して……そういう生活が続くと「また昼休みかーーーい」って思うようになってきたんです。また昼が来て、ごはん食べて、ちょっとデスクでウトウトして、それが「またかーーい、また来んのかーーい」って、耐えられなくなってきた。 ――毎日来ちゃいますもんね、昼休み。 ルシファー 本当にね、驚くことに毎日やってくる、昼休み。それがイヤになっちゃって、たぶん向いてなかったんだと思います。サラリーマンに。 ――お勤めされてた期間は、どれくらい? ルシファー 10カ月ですね。初年度の社員がもらうボーナスまがいみたいなやつだけ頂いて、辞めました。 ――思い切りましたね……。いざ会社を辞めて、それからどうやって芸人の道にアプローチしたんですか? ルシファー その時28歳ですから、いい大人だったんで、今のお笑いの世界だったら養成所行って……みたいな頭はありました。ただいかんせん貯蓄もしてなかったので、授業料安いところにしか行けない。それで、マセキのスクールに通いました。10万円だったんですよ! ――良心価格!! ルシファー 当時のマセキのスクールって、スクールというよりは講座って感じだったんですよ。本当にお笑いやりたい人もいるんですけど、「自分のコミュニティで主導権を取りたいから」みたいな人もいるんです。主婦が井戸端会議でウケたいから来てるとか。女子高に通っている性的マイノリティの女の子が、「これから社会に立ち向かっていくために、強い自分になりたいから」とか。駆け込み寺ですよ。すごい人間交差点。 ――目的が、いろいろですね。 ルシファー しかも、いきなりネタ見せの授業。というか、ネタ見せの授業しかなかった。最初は作家の先生がくすりともしない、箸にも棒にもかかんない状態でした。マセキのスクールは基本3カ月で、それが終わると、普通は更新の打診をされるんですけど、自分にはそれもなくて。「あれ? 全然ダメじゃん?」って。ウケたい主婦とか自分を変えたい女子高生とかしかいない中で、芸人志望の自分まったくダメじゃん、と。あの頃が精神的に一番つらかったかもしれない。会社も辞めちゃったし、引き返せないし。俺はとんでもないことをしてしまった。才能全然ないじゃん! お母さん、お母さんの言う通りだったよ!  ――その状況から、どうやって復活したんですか? ルシファー スクールには、こっちから連絡しました。それでまた3カ月通って、そこで相当気合いれてネタ作って研究もして、やっとですね。 ――あきらめない気持ち……! ルシファー あきらめるわけにいかないんですよ(笑)。お母さんの顔がすげぇ浮かんできたし。うちのお母さん、僕が小学校卒業するくらいまで、寝る前によく本を読んでくれてたんです。読み聞かせ。そういうお母さんの顔が浮かんできた。 ――お母さま……本当にいいお母さまですね。読み聞かせすると子どもの想像力が広がるって言いますけど、本当にそうなんですね。 ルシファー 変な方向に広がりましたけど(笑)。 ――読み聞かせによる想像力が功を奏して、現在「下ネタの帝王」という異名を取るまでになったと……。あのルシファースタイルは、初めから確立されていたのですか?
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■ミスチルの歌に感化されて ルシファー そんな異名取ってるんですか(笑)。でも「下ネタ作ろう」って強く思っているわけじゃないんですよ。ただ作るネタを振り返ってみると、8割下ネタになっているという。最初に作ったネタが「エレベーターでうんこを漏らす」っていうやつだったんですよ。そう考えると、やっぱ初めからですね。 ――憧れていた芸人さんは、いらっしゃったんですか? ルシファー 小さい頃はダウンタウンさんが好きで、だからコンビやりたいっていう気持ちがありました。それを断念して「また昼休みかーーい」くらいの時期にバカリズムさんや劇団ひとりさんを見て、それまで一人で芸人やるっていう選択肢はなかったのが「一人でも、こんなに面白いことができるんだ」って思った。あとその当時、ミスチルの歌を聴いてたのがよくなかったのかな。やっぱり、メッセージ性強いじゃないですか、ミスチル。 ――なんていう歌ですか? ルシファー ポカリスエットのCMで綾瀬はるかさんが出てたやつ。あぁ「未来」ですね。「生まれたての僕らの前にはただ 果てしない未来があって」って、それがド直球にキてしまった。 ――歌の力ってすごい。 ルシファー ただこういう話って、この場だとバカバカしいですけど、字面になったとき「こいつマジか」ってなりません?  ――「自分、つらかった時期にミスチル聴いて……」みたいな。 ルシファー それが怖いんですよね。完全に痛いヤツじゃないですか。 ――でも、大丈夫だと思います。その前の話が「エレベーターでうんこ漏らしたネタ」ですから。 ルシファー 逆に、こいつミスチルの何に心打たれたんだっていう(笑)。 ――ルシファーさんは会社員から芸人さんになったわけですけど、サラリーマンと芸人さんの一番の違いって、どんなところにあると思いますか? ルシファー そうですね。それを語れるのも、きっと芸人としてサラリーマン時代くらい稼げてからだと思うんですけど、一番は営業行って10分くらいのネタやって数万円もらった時ですかね。それこそ「10分でかーーーい」ってなる。サラリーマンだったら、いくつの昼休みを越えなきゃいけないんだろうって。 ――基準は、とにかく「昼休み」(笑)。 ルシファー あとやっぱり個人事業主なので、全部自分でやらなきゃいけない。もちろん事務所に所属しているので、マネジャーさんにいろいろ助けてもらって初めて成り立つ世界ですけど、ネタも含め、自分で作って自分でプロデュースしていかなきゃいけない難しさと楽しさはありますよね。 ――やりがいがあるということですね。自分次第で、どうにでもなる。 ルシファー だから、よくよく考えたら、エロいネタやる必要もなかったわけですけどね(笑)。 ■“母なる大地”マセキ芸能社 ――「なんの保障がない」っていう怖さはないですか? ルシファー それも、最近はあまり感じなくなりましたね。よく「35歳までは転職できる」とかいうじゃないですか。本当は35歳までにある程度結果出して、やめるなり続けるなり決めようと思ってました。ハローワークで仕事紹介してもらいやすい年齢までで、区切りつけようと。でも、やっていくうちにだんだん楽しくなったし、結果も出てきて、そんなことも気にしないまま37歳になっちゃった。今は37でやめても、42でやめても、そんな違いはないだろうと。どうせ、つぶしは利かないし。 ――しかし、また入った事務所がマセキ芸能という……。勝手なイメージですけど、マセキさんはすべてを包み込む、母なる大地のような印象があります。 ルシファー 確かに(笑)。本当に、いい事務所だと思います。芸人の中でも人気が高い、「移籍するならマセキ」と言われるくらい。でも、もともとマセキって、下ネタOKの事務所ではないんですよ。それを「まぁ、お前はいいよ」って、そこを潰さないでくれたことは本当に感謝しています。 ――ルシファーさんの下ネタって、絶妙なところを突いてきますよね。どことなく品があって。下ネタって、そのラインが難しいと思うんです。 ルシファー 露出狂のネタに、品もへったくれもないと思うんですけど(笑)。 ――理系ならではの下ネタの構成力とか、あるのでしょうか? ルシファー そんなの「はい、あるんですよ」とか自分で言いづらいでしょう。ほらまた、字面になったとき、調子こいた感じになるやつ! ――(笑)。いやでも、昨今特に、下ネタについてはいろいろうるさいじゃないですか。 ルシファー 本当にバカバカしいやつもありますし、テレビじゃできないやつも。僕もちょうどいいのなんて全然わからなくて、数打ってちょうどいいところに飛んだやつを、テレビの人が見つけてくれるっていうだけなんですよ。ただSNSとかで批判されるのはいいんですけど、賞レースなんかで「下ネタはちょっと……」って言われると、やるせない気持ちになったりはしますね。面白ければいいじゃんって気持ちはあるんで。 ――確かに。 ルシファー 別に下品なものが好きなわけじゃなくて、バカバカしいことが好きなんですよ。“キャンタマンクラッカー”とか、まさにそうで。あれ小学生のいたずらだし、最終的にカワイイじゃないですか。 ■「カワイイ」って思われたい! ――“キャンタマンクラッカー”は、どうやって生まれたんですか? ルシファー あれは“キャンタマンクラッカー”だけ最初に決めてネタ書きだしました。 ――なかなか普通に生きていて、“キャンタマンクラッカー”って言葉思いつかないですよ。 ルシファー そりゃそうですよ。女子は絶対思いつかない(笑)。 ――でも“キャンタマンクラッカー”って言葉にすると、すごく楽しくて平和な気分になります。ルシファーさんのネタってそうですよね、「平和」感じますよね。 ルシファー ……大丈夫ですか? 疲れてます?(笑) ――最後にルシファーさんの「未来」、“果てしない未来”について伺ってもいいですか? ルシファー ネタ作るの好きだし、やるのも好きなので、単独ライブはずっとやっていきたいなと思ってます。あと意外と体張れるので、芸人さんがたくさん出るような、そういう番組にも呼んでほしい。 ――マセキ芸能伝統の。 ルシファー あと「カワイイ」って思われたい。売れてる人って、みんなカワイイですよね。僕、割としっかりして見られがちというか、「かわいげがない」ってなりがちなんで、今後は「カワイイ」を出していきたいです(笑)。 ――12月23日には単独ライブも開催されます。 ルシファー 「PROMOTION」というタイトルなので、お客さん、そしていやらしい話関係者の人にも、いいプロモーションがしたいです。下ネタに限らず、いろんなタイプのネタをしたいと思っています。下世話な内容に似つかわしくない、オシャレさも出しつつ。最近「まだエロいネタって作れるんだな」っていうのを、しみじみ感じてるんですよ。一体「パンティ」だけでいくつネタ作るんだ、「お尻」だけで……って、そういうところにも注目してほしい。 ――パンティの可能性、ハンパないですね。 ルシファー やつスゴイですよね。下ネタは、まだ死んじゃいない。 (取材・文=西澤千央) ●ルシファー吉岡単独ライブ『PROMOTION』 <開催日時> 2016年12月23日(金祝)/18:30開場 19:00開演 <料金> 前売3,000円(全席指定席)/当日3,500円 <会場> 赤坂RED/THEATER(東京都港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテルB2F) TEL.03-5575-3474(公演日のみ) <チケット> ローソンチケットにて発売中 Lコード:34391 TEL.0570-084-003 (自動音声24時間対応・Lコード必要) TEL.0570-000-407 (オペレーター対応 10時~20時)

「キャンタマンクラッカー」でブレーク間近! ルシファー吉岡が追求し続ける、“パンティ”の果てなき可能性

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撮影=尾藤能暢
 R-1ぐらんぷり決勝での“キャンタマンクラッカー”、そして『アメトーーク!』(テレビ朝日系)「パクりたい-1グランプリ」での“ゲンコツ山のタヌキさん”……秀逸なフレーズと圧倒的バカバカしさで、現在お笑い界を席巻しているルシファー吉岡。理系院卒の脱サラ芸人という異色の経歴を持つ彼は、いかにして「下ネタの帝王」の座へとたどり着いたのか? 会社員・吉岡大輔が、ピン芸人ルシファー吉岡になるまでの道のりを訊く。 *** ――こうして取材させていただくと、ルシファーさんのネタの「インタビュー」をすごく思い出しちゃいます。 ルシファー吉岡(以下、ルシファー) 「インタビュー」……あ、ああ、あの露出狂のネタですね。 ――露出狂じゃないです。“露出シャン”です。 ルシファー 半分忘れてましたよ(笑)。 ――大好きで、あのネタ。ルシファーさんのネタの斬新さは、やはりその変わった経歴もひとつの要因だったりするのでしょうか? もともとメーカーにお勤めだったとか。 ルシファー メーカーではないんですよ。正確にはメーカーの下請けなんですが、。東京モーターショーに出品する車、いわゆるコンセプトカーをキレイに見せるライト、そのライトを……。 ――ライトを作っていたんですか! ルシファー いや、そのライトを操作するリモコンの、そのリモコンの内部にある回路を作っていました。 ――細かい。そしてバリバリの理系。 ルシファー 一応、大学院まで出ているので。そんなにいい大学ではないんですけど。 ――理系の大学院まで行って芸人になる方って、あまりいらっしゃらないんじゃないですか? ルシファー 確かに、院まで行って就職してから芸人っていうのは、珍しいかもしれないですね。だって普通、大学院に進学するって、そういうことじゃないですか。その道で頑張るんだろうって。 ――ご両親も、そのつもりだったでしょうね。 ルシファー でも、芸人になりたいっていうのは、18くらいから言ってたんですよ。上京してすぐ「芸人になる」って親に連絡して。親は「東京出て浮かれたのはわかるんだけど、一回落ち着け」と。たぶん僕が「大学院行く」って言った時点で、安心したと思うんですよ。それで、就職も決まって「やっと肩の荷も下りたな」っていうところで、「会社辞めて芸人になる」と電話で伝えたんで。 ――それはショック……。 ルシファー 「会社辞めて芸人になるわ」の「わ」くらいのタイミングで、母親が「ウワーーーーン」って泣きだしました(笑)。あんなに人が早く泣くの、初めて経験した。 ――大学院行った、就職もした、そして「芸人」ですからね……。 ルシファー 「マジかーーーい」だったんでしょう(笑)。しばらく泣いて、その後は20分くらいずっとののしられて。泣き終わったら、腹立ってきたんでしょうね(笑)。 ――なんかわかります、お母さまの気持ち。 ルシファー 「アンタなんか、全然面白くないんだから!!」って。
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■毎日やってくる「昼休み」に耐えられなくて…… ――上京してご両親に「芸人になる」って伝えてから、実は気持ちはずっと変わっていなかったんですね。 ルシファー 変わってなかったっていうと、ちょっと違うかなぁ。コンビを組もうって誘っていた人がいて、その人が大学卒業間際に「やっぱり就職する」って言いだしたんですよ。だから僕も「じゃあやめよう」って思った。お笑いといえば、コンビだと思ってたから。でも就職してから、毎朝7時に起きて、12時くらいに昼飯食って、ちょっと残業して……そういう生活が続くと「また昼休みかーーーい」って思うようになってきたんです。また昼が来て、ごはん食べて、ちょっとデスクでウトウトして、それが「またかーーい、また来んのかーーい」って、耐えられなくなってきた。 ――毎日来ちゃいますもんね、昼休み。 ルシファー 本当にね、驚くことに毎日やってくる、昼休み。それがイヤになっちゃって、たぶん向いてなかったんだと思います。サラリーマンに。 ――お勤めされてた期間は、どれくらい? ルシファー 10カ月ですね。初年度の社員がもらうボーナスまがいみたいなやつだけ頂いて、辞めました。 ――思い切りましたね……。いざ会社を辞めて、それからどうやって芸人の道にアプローチしたんですか? ルシファー その時28歳ですから、いい大人だったんで、今のお笑いの世界だったら養成所行って……みたいな頭はありました。ただいかんせん貯蓄もしてなかったので、授業料安いところにしか行けない。それで、マセキのスクールに通いました。10万円だったんですよ! ――良心価格!! ルシファー 当時のマセキのスクールって、スクールというよりは講座って感じだったんですよ。本当にお笑いやりたい人もいるんですけど、「自分のコミュニティで主導権を取りたいから」みたいな人もいるんです。主婦が井戸端会議でウケたいから来てるとか。女子高に通っている性的マイノリティの女の子が、「これから社会に立ち向かっていくために、強い自分になりたいから」とか。駆け込み寺ですよ。すごい人間交差点。 ――目的が、いろいろですね。 ルシファー しかも、いきなりネタ見せの授業。というか、ネタ見せの授業しかなかった。最初は作家の先生がくすりともしない、箸にも棒にもかかんない状態でした。マセキのスクールは基本3カ月で、それが終わると、普通は更新の打診をされるんですけど、自分にはそれもなくて。「あれ? 全然ダメじゃん?」って。ウケたい主婦とか自分を変えたい女子高生とかしかいない中で、芸人志望の自分まったくダメじゃん、と。あの頃が精神的に一番つらかったかもしれない。会社も辞めちゃったし、引き返せないし。俺はとんでもないことをしてしまった。才能全然ないじゃん! お母さん、お母さんの言う通りだったよ!  ――その状況から、どうやって復活したんですか? ルシファー スクールには、こっちから連絡しました。それでまた3カ月通って、そこで相当気合いれてネタ作って研究もして、やっとですね。 ――あきらめない気持ち……! ルシファー あきらめるわけにいかないんですよ(笑)。お母さんの顔がすげぇ浮かんできたし。うちのお母さん、僕が小学校卒業するくらいまで、寝る前によく本を読んでくれてたんです。読み聞かせ。そういうお母さんの顔が浮かんできた。 ――お母さま……本当にいいお母さまですね。読み聞かせすると子どもの想像力が広がるって言いますけど、本当にそうなんですね。 ルシファー 変な方向に広がりましたけど(笑)。 ――読み聞かせによる想像力が功を奏して、現在「下ネタの帝王」という異名を取るまでになったと……。あのルシファースタイルは、初めから確立されていたのですか?
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■ミスチルの歌に感化されて ルシファー そんな異名取ってるんですか(笑)。でも「下ネタ作ろう」って強く思っているわけじゃないんですよ。ただ作るネタを振り返ってみると、8割下ネタになっているという。最初に作ったネタが「エレベーターでうんこを漏らす」っていうやつだったんですよ。そう考えると、やっぱ初めからですね。 ――憧れていた芸人さんは、いらっしゃったんですか? ルシファー 小さい頃はダウンタウンさんが好きで、だからコンビやりたいっていう気持ちがありました。それを断念して「また昼休みかーーい」くらいの時期にバカリズムさんや劇団ひとりさんを見て、それまで一人で芸人やるっていう選択肢はなかったのが「一人でも、こんなに面白いことができるんだ」って思った。あとその当時、ミスチルの歌を聴いてたのがよくなかったのかな。やっぱり、メッセージ性強いじゃないですか、ミスチル。 ――なんていう歌ですか? ルシファー ポカリスエットのCMで綾瀬はるかさんが出てたやつ。あぁ「未来」ですね。「生まれたての僕らの前にはただ 果てしない未来があって」って、それがド直球にキてしまった。 ――歌の力ってすごい。 ルシファー ただこういう話って、この場だとバカバカしいですけど、字面になったとき「こいつマジか」ってなりません?  ――「自分、つらかった時期にミスチル聴いて……」みたいな。 ルシファー それが怖いんですよね。完全に痛いヤツじゃないですか。 ――でも、大丈夫だと思います。その前の話が「エレベーターでうんこ漏らしたネタ」ですから。 ルシファー 逆に、こいつミスチルの何に心打たれたんだっていう(笑)。 ――ルシファーさんは会社員から芸人さんになったわけですけど、サラリーマンと芸人さんの一番の違いって、どんなところにあると思いますか? ルシファー そうですね。それを語れるのも、きっと芸人としてサラリーマン時代くらい稼げてからだと思うんですけど、一番は営業行って10分くらいのネタやって数万円もらった時ですかね。それこそ「10分でかーーーい」ってなる。サラリーマンだったら、いくつの昼休みを越えなきゃいけないんだろうって。 ――基準は、とにかく「昼休み」(笑)。 ルシファー あとやっぱり個人事業主なので、全部自分でやらなきゃいけない。もちろん事務所に所属しているので、マネジャーさんにいろいろ助けてもらって初めて成り立つ世界ですけど、ネタも含め、自分で作って自分でプロデュースしていかなきゃいけない難しさと楽しさはありますよね。 ――やりがいがあるということですね。自分次第で、どうにでもなる。 ルシファー だから、よくよく考えたら、エロいネタやる必要もなかったわけですけどね(笑)。 ■“母なる大地”マセキ芸能社 ――「なんの保障がない」っていう怖さはないですか? ルシファー それも、最近はあまり感じなくなりましたね。よく「35歳までは転職できる」とかいうじゃないですか。本当は35歳までにある程度結果出して、やめるなり続けるなり決めようと思ってました。ハローワークで仕事紹介してもらいやすい年齢までで、区切りつけようと。でも、やっていくうちにだんだん楽しくなったし、結果も出てきて、そんなことも気にしないまま37歳になっちゃった。今は37でやめても、42でやめても、そんな違いはないだろうと。どうせ、つぶしは利かないし。 ――しかし、また入った事務所がマセキ芸能という……。勝手なイメージですけど、マセキさんはすべてを包み込む、母なる大地のような印象があります。 ルシファー 確かに(笑)。本当に、いい事務所だと思います。芸人の中でも人気が高い、「移籍するならマセキ」と言われるくらい。でも、もともとマセキって、下ネタOKの事務所ではないんですよ。それを「まぁ、お前はいいよ」って、そこを潰さないでくれたことは本当に感謝しています。 ――ルシファーさんの下ネタって、絶妙なところを突いてきますよね。どことなく品があって。下ネタって、そのラインが難しいと思うんです。 ルシファー 露出狂のネタに、品もへったくれもないと思うんですけど(笑)。 ――理系ならではの下ネタの構成力とか、あるのでしょうか? ルシファー そんなの「はい、あるんですよ」とか自分で言いづらいでしょう。ほらまた、字面になったとき、調子こいた感じになるやつ! ――(笑)。いやでも、昨今特に、下ネタについてはいろいろうるさいじゃないですか。 ルシファー 本当にバカバカしいやつもありますし、テレビじゃできないやつも。僕もちょうどいいのなんて全然わからなくて、数打ってちょうどいいところに飛んだやつを、テレビの人が見つけてくれるっていうだけなんですよ。ただSNSとかで批判されるのはいいんですけど、賞レースなんかで「下ネタはちょっと……」って言われると、やるせない気持ちになったりはしますね。面白ければいいじゃんって気持ちはあるんで。 ――確かに。 ルシファー 別に下品なものが好きなわけじゃなくて、バカバカしいことが好きなんですよ。“キャンタマンクラッカー”とか、まさにそうで。あれ小学生のいたずらだし、最終的にカワイイじゃないですか。 ■「カワイイ」って思われたい! ――“キャンタマンクラッカー”は、どうやって生まれたんですか? ルシファー あれは“キャンタマンクラッカー”だけ最初に決めてネタ書きだしました。 ――なかなか普通に生きていて、“キャンタマンクラッカー”って言葉思いつかないですよ。 ルシファー そりゃそうですよ。女子は絶対思いつかない(笑)。 ――でも“キャンタマンクラッカー”って言葉にすると、すごく楽しくて平和な気分になります。ルシファーさんのネタってそうですよね、「平和」感じますよね。 ルシファー ……大丈夫ですか? 疲れてます?(笑) ――最後にルシファーさんの「未来」、“果てしない未来”について伺ってもいいですか? ルシファー ネタ作るの好きだし、やるのも好きなので、単独ライブはずっとやっていきたいなと思ってます。あと意外と体張れるので、芸人さんがたくさん出るような、そういう番組にも呼んでほしい。 ――マセキ芸能伝統の。 ルシファー あと「カワイイ」って思われたい。売れてる人って、みんなカワイイですよね。僕、割としっかりして見られがちというか、「かわいげがない」ってなりがちなんで、今後は「カワイイ」を出していきたいです(笑)。 ――12月23日には単独ライブも開催されます。 ルシファー 「PROMOTION」というタイトルなので、お客さん、そしていやらしい話関係者の人にも、いいプロモーションがしたいです。下ネタに限らず、いろんなタイプのネタをしたいと思っています。下世話な内容に似つかわしくない、オシャレさも出しつつ。最近「まだエロいネタって作れるんだな」っていうのを、しみじみ感じてるんですよ。一体「パンティ」だけでいくつネタ作るんだ、「お尻」だけで……って、そういうところにも注目してほしい。 ――パンティの可能性、ハンパないですね。 ルシファー やつスゴイですよね。下ネタは、まだ死んじゃいない。 (取材・文=西澤千央) ●ルシファー吉岡単独ライブ『PROMOTION』 <開催日時> 2016年12月23日(金祝)/18:30開場 19:00開演 <料金> 前売3,000円(全席指定席)/当日3,500円 <会場> 赤坂RED/THEATER(東京都港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテルB2F) TEL.03-5575-3474(公演日のみ) <チケット> ローソンチケットにて発売中 Lコード:34391 TEL.0570-084-003 (自動音声24時間対応・Lコード必要) TEL.0570-000-407 (オペレーター対応 10時~20時)

V6長野博、FC会員に結婚を報告! しかし「相手は白石美帆」というサンスポ記事は削除か

 11月29日、V6長野博が結婚したことを発表した。

 ファンの間で長野の結婚が伝えられたのは、あるV6ファンがTwitterに「やけに分厚い封筒が届いた」と投稿したことから。V6のファンクラブ会員に届いた封筒の中には2つ折りになった長方形のメッセージカードが入っており、表紙にはナイフとフォークが描かれるなど、食通で知られる長野らしく、高級レストランのメニューを思わせるデザインで、その下には「長野博からのお知らせ」と書かれている。カードを開くと、「この度 私 長野博は……

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炎上狙い!? misonoのキンタロー。結婚祝福スピーチに非難の嵐!

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『悪い見本 ~よい子はマネをしないでください~』(ワニブックス)
 ここまでくると、確信犯といわざるを得ない。タレントのmisonoが25日、都内で行われた女芸人・キンタロー。の挙式・披露宴に駆けつけ、炎上狙いとも取れる毒舌トークを連発した。  キンタロー。は『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)で、ディレクターを務める夫のK氏と出会った。結婚の決め手は本番前のK氏の言葉。ド緊張するキンタロー。にK氏は「大丈夫、俺がついているから」と、やさしく声をかけたという。  これに対し、同番組に出演していたmisonoが「それ、ウチにも言ってくれてるよ。ダンナさんはモノマネ愛が強いので、ウチのことも皆のことも考えてくれてる。でも、全然、ウチのタイプではない」と言い放ったのだ。 「たとえそうであっても、結婚式の場で言うようなことではありません。マスコミ関係者も多数集まる中での暴露話だけに、『炎上狙いだ』という指摘が相次ぎました」(スポーツ紙記者)  その後もmisonoは「まさか先を越されるとは。世の女性に夢を与えたと思う」「ダイエットしたの? 本当かな。変わらない」「ダンスがうまいのに手足が短すぎて、何を踊っても笑える。顔の大きさも」などと、ディスりまくっていたという。  別の記者は「あまりのひどさに、同じく出席したフリーアナウンサーの丸岡いずみさんから『今日はお祝いだから』と、たしなめられる場面もあったほど。当人同士の仲が良ければ、それはそれで問題はないのですが、何も知らない他の出席者はmisonoさんのトークに冷や冷やしたはずです。炎上狙いとはいえ、やりすぎですよ」と話す。  misonoは自ら「炎上」をネタにし、それを仕事に結び付けているが、そうした状況は必ずしも健全とはいえない。世間の反発を買いまくるmisonoは、どこに向かうのだろうか――。

薬物逮捕報道のASKA、“ブログ本出版”計画してた! 逆オファー受けた出版社は?

 覚せい剤使用によって再逮捕が決定的となったASKA。前回の逮捕後から、公の場にこそ姿はみせなかったものの、熱心にブログを更新し続け、ネット上で注目を集めていた。そしてこのブログは、近い将来、書籍という形で世に出る予定だったという。

「ASKAは今年1月、突如ブログを開設したことで、ネット上は騒然となりました。全20章、9万字以上に及ぶブログ内容は、盗撮や盗聴の被害の訴えや、プライベートで親交があった飯島愛との会話内容など、これまで公になっていなかった情報ばかり。その後、同記事は削除されてしまいましたが、その後のブログ投稿で、ASKAは『盗聴盗撮の事実に懐疑的になった周囲によって、覚せい剤の後遺症であると判断され、医療保護入院という国が定めたシステムの入院をさせられてしまっていました』などと語っています」(スポーツ紙記者)

 そしてASKAは、このブログを、書籍として出版すべく“あの出版社”へ持ち込んだという。

「スタンドプレー気味に著名人のノンフィクションを多数取り扱っている幻冬舎です。ところが、同社は酒鬼薔薇事件の『絶歌』(太田出版)出版時のゴタゴタに懲りたのか、今回はあっさりと断ってしまった。そしてその後、別のテレビ局傘下の出版社が、ASKAからの逆オファーを受けたといいます」(テレビ局関係者)

 しかし、本人が逮捕されたとあっては、出版計画は水の泡だろう。

「犯罪者の肩を持つ行為とあって、もし発売されれば、出版社も世間からの批判は免れない。今回に関しては、幻冬舎はコンプライアンスの観点からファインプレーだったというわけです」(同)

 こうして幻となってしまったASKAの出版計画。再び裁判に出廷することになるであろうASKAは、果たして何を主張するのだろうか。