絵本作家は特にエロい!? 菅田将暉演じる“曖昧男”にイライラ……石原さとみ『地味にスゴイ』

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 好調ながら、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に視聴率で押され気味の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)。23日放送の第8話の平均視聴率は12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回より0.2ポイントの微増となりました。  第8話のゲストは、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の「作りおきダイエット」企画で10キロ近い減量に成功したばかり伊藤かずえ。同枠前クールの『家売るオンナ』でも感じていましたが、「水曜ドラマ」枠のゲストって、人選がチャラついてなくて、なかなかいかすんですよね~。ちなみに前回は、蛭子能収。  今回は、人気恋愛小説家・桜川葵(伊藤)の新作『愛と雪の中の情熱』を担当することになった校閲部の悦子(石原さとみ)。部長の茸原(岸谷五朗)に「桜川先生は、とにかく激しいお方で、中途半端な仕事をする人が嫌い」と助言され、悦子はいつも以上に全力で原稿と向き合います。  そんな中、校閲部を訪れた桜川は、茸原を見つけるや否や、「あなた、こんなところで何してるの? やはり、私の担当はあなたしかいない」と、情熱的に抱き合う2人。茸原は文芸部の編集者時代、桜川を担当していたものの、いつしか恋仲に。桜川は、茸原への愛を証明するため、刃物で茸原をブスリッ(傷は3ミリ)。この一件がきっかけで、茸原は校閲部に異動となったそうです。  ちなみに、実際に編集者と作家が恋愛関係になってしまうことは、珍しくないことだと思います。以前、某有名絵本系出版社の美人編集者が、「絵本作家と編集者は、不倫してる人、めっちゃ多い」「やたら温泉旅行に誘われる」と言っていました。絵本作家って、いやらしいですね。  そんなことはさておき、すり合わせを行うため、桜川の自宅に出向く悦子。劇中に登場する恋人同士の男女が雪原で心中する描写で、「周囲に足跡がないのはおかしい」と指摘。「ヘリコプターで辿り着いたことにしては?」「2人が走り幅跳びの選手だったとか」などと提案しながら、2人は全力でぶつかり合います。ドラマ開始当初は、「校閲が作家に会いに行くなんて、おかしい」などと、イチャモンを付ける視聴者も少なくありませんでしたが、これこそが同作の醍醐味。編集者そっちのけで、作家に会ってこそ悦子です。  時間を共にするうちに、親子のように仲良くなる悦子と桜川。しかし、最終校が出たタイミングで、桜川が持病で倒れ、入院。病室に駆けつけた茸原は、ブスリ事件がなければ「第一線の編集者として活躍してた」と懺悔する桜川に向かって、「たとえ日の目を見なくても、この仕事は確実に誰かを支えています。校閲という仕事は、全力で前に進む人を、全力で支える仕事」と、校閲の素晴らしさを切々と語り始めます。  終盤では、“友だち以上、恋人未満”の幸人(菅田将暉)になかなか会えない悦子が、「このままだと自然消滅しちゃう」と訴えるシーンが。幸人は、「自然消滅なんてするわけないよ! えっちゃんのこと好きなのに」と言い放ちます。なんか、某ネットニュースによると、ここで女性視聴者が“キュン死に”したそうなんですが、本当でしょうか……? いつも思わせぶりな言葉に留まり、曖昧な関係を続ける幸人に苛立ちやしませんか? 幸人みたいな男って、実際にいたらかなりの食わせ者ですよ。  これまで、わかりにくい展開や、突飛な話が多々見られた『地味にスゴイ!』ですが、なんだか今回は、教科書の如くわかりやすい脚本でした。たまにはこんな箸休め的な回があってもいいと思います。さて、来週は、幸人との曖昧な関係が原因で、悦子が仕事にやりがいを持てなくなる話のようです。ほら、見たことか。あと、次回のゲストは誰でしょうか? 気になるので、見ましょうね。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

「天才肌の変人」こと、嵐・松本潤の魅力をどれだけ知ってる?

「夢を売る現実主義者」「天才肌の変人」「ポジティブに「クール」なように見えて実は誰よりも「熱く」、「アバンギャルド」で「寂しがり屋」。
アンビバレントな魅力でいっぱいの “松本潤という存在”に迫る!

Contents
”束縛”という名のアクセサリーを君に!
・・・・・・俺様が贈る最高の『勝負プレゼント』

実は誰よりもさびしがり屋?
・・・・・・みんなも早く帰れ!

松本潤を演じる時
・・・・・・自身があるように見せているけど、実際は

■立ち読みはこちら

カテゴリー: 未分類

「天才肌の変人」こと、嵐・松本潤の魅力をどれだけ知ってる?

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綾菜は、加藤茶との結婚でトクをしたのか? 『モシモノふたり』に見た“45歳年下妻”の孤独

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「ちーたんいなくなったら、生きていけん」加藤綾菜
『モシモノふたり』(フジテレビ系、11月23日)

 資産家もしくは社会的地位のある男性が、孫ほど年の離れた女性と結婚することは、古今東西よくある話だが、その際、必ずといっていいほど女性は「金目当ての結婚」と邪推される。元ドリフターズの加藤茶が、45歳年下の一般人女性である綾菜夫人と結婚した際も、夫人は激しいバッシングにさらされた。仮に結婚の理由が「金目当て」であったとしても、相手を幸せにしようと努力するのなら何の問題もないし、そもそも綾菜夫人は世間が思うほどトクをしていないのではないかと思うのだ。

 「心臓病を患った茶には、綾菜の作る料理は高カロリーすぎる」「茶の健康を損ねて、遺産を自分のものにしようとしている」「友達と偽って、茶の出張中にホストを連れ込んでいる」――ネットでこんなうわさが出回ったことを受けてだろう、茶夫妻は1年に一度は、バラエティ番組に出て仲の良さをアピールしている。11月23日放送の『モシモノふたり』(フジテレビ系)も一種の“恒例行事”だが、これまで出演した番組と比べて、茶の老いとそこから来る綾菜夫人の“孤独”が強く浮き彫りになっていたように、私には見えた。

 夫妻は熱海の貸別荘に行く。料理の食材を買い込むが、茶は普段買い物をしないので役に立たない。荷物を持つのも夫人の仕事。料理も夫人の役目で、茶はテレビを見ながら出来上がりを待っているが、居眠りをしてしまう。夫人の料理(刺身、あさりとエビの塩こうじ蒸し、おでん風卵巾着、カマンベールのじゃがいも包み、春菊のごまあえ、雑煮)を食べる際、「おいしい」とは言うものの、会話が盛り上がることはない。食後、リビングでソファに横たわってテレビを見た後、夫人に勧められて風呂に入るが、茶は風呂嫌いで、髪もカラダも洗わず、お尻だけ洗って出てきてしまう。

 何もしない茶はあまりに横着だ――もしそう思う人がいたら、それは若い証拠である。私の父が茶とほぼ同じ年だが、年齢と共に口数も減るし、出歩く回数も減る。茶がそうだとは言わないものの、気難しくなって怒りっぽくなったり、判断力が鈍ったりすることもある。年寄りと生活を共にするのは、結構難しいのだ。

 別荘に宿泊した翌朝、夫人は起きてこない茶の寝息を聞いて生存確認をし、朝食のアジのヒモノはほぐしてご飯の上にのせてやる。完全に介護である。茶は割とわがままで、朝食を用意しても「パンが食べたい」と言い出して、急きょ夫人をパン屋に行かせたり、夫人の外見レベルを「下の中くらい」と言うそうだ。

 一般論でいえば、孫ほど年の離れた若妻は、やりたい放題しても許されるイメージを持ちがちだが、実際の夫人は芸能人の妻という肩書や時々テレビに出ることと引き換えに、年寄りのわがままと介護を引き受けている。これがトクになっているのか、私には甚だ疑問だ。

 結婚当時、23歳だった夫人も、28歳となった。茶は、自分がいなくなった後の夫人を心配しているようで、「やりたいことはないのか」と聞くが、夫人は短大を卒業して、就職活動を数カ月しただけで結婚してしまったので「ない」と答える。やりたいことは、実務の荒波にもまれることで生まれることも多いし、やりたいことを見つけたとして、それを維持するにも実務能力が必要なので、家庭に入っていた夫人に「将来の展望を持て」と迫るのも酷だろう。茶にもしものことがあったら、就職市場的な観点からすると、夫人はウリ(職歴、資格、若さ)のない求職者となってしまう。夫人は「ちーたん(茶のこと)いなくなったら、生きていけん」と言っているが、これは愛情表現というより、現実問題、生活が回らないという意味にも解釈できる。

 そんな夫人を見ていて、今から男性芸能人専門の介護施設を立ち上げることを勧めたいと思った。茶の周辺にいる芸能人から、少し多めに金をもらって、プライバシーを重視した施設を作る。そこで働く女性たちの面接も、もちろん夫人が担当する。老人と接するのがイヤでないというのは、実は特殊能力である。介護施設でぜひドカンと当てていただきたい。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

崔順実ゲートは無関係? 韓国フィギュア界の女王キム・ヨナが“あの疑惑”を完全否定!

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 韓国フィギュア界の女王キム・ヨナが、韓国社会で物議を醸している“疑惑”について、公式に否定した。  キム・ヨナは昨年8月、独立を祝う「光復節」のイベントに参加。当日の様子を撮影した動画には、パク・クネ大統領に手を握られたキム・ヨナが、その手を振りほどく様子が映っており、話題となっていた。また、動画の中でパク大統領が言葉をかけるのだが、キム・ヨナがこれを無視するような場面も収められていた(参照記事)。  動画が出回った当時、韓国では「キム・ヨナの態度は不適切だ」と批判の対象になっていた。しかしここ最近、パク大統領を陰で操り、国政に介入にしていたチェ・スンシル容疑者ら一派が、スポーツ界をも食い物にし、キム・ヨナに圧力をかけていたという疑いが出ると状況が一変。逆に、キム・ヨナの行動には「理由があった」とし、当時の行動に賛同する声が増え始めていた。  チェ容疑者ら一派の圧力とは、どういうものなのか? 例えば韓国水泳界の英雄で、2008年北京五輪競泳金メダリストのパク・テファン選手が、チェ一派から、リオ五輪出場を断念するよう脅されたという疑惑が浮上しており、現在、検察の捜査が進められている。14年9月に行われたドーピング検査で陽性反応が出たパク選手を排除しようと、チェ容疑者の息のかかった文化体育観光部の高官は「スポンサーは私が保証する。母校で大学教授になるべきだ」などと脅迫まがいの発言をしたとされる。  現在、韓国のスポーツ界では、同様の圧力が他の有名選手たちに対してもかけられた可能性があるとして、捜査が拡大する気配。キム・ヨナ選手も、それら圧力への怒りから、パク大統領に反抗的な態度を取ったのではないかと臆測が飛び交っていた形だ。  ただ今回、これらの臆測について、キム・ヨナ本人が公式に否定するコメントを出した。11月23日、キム・ヨナは、ソウル・オリンピックパークテルで開催された「スポーツ英雄-名誉の殿堂授賞式」に参加。記者たちに動画の件を質問されると、次のように答えた。 「実は当日、直前まで、立ち位置は違っていたんです。生放送ということもあり、右往左往する間にそのようなことが起きた。(中略)いくら私に礼儀が欠けていたとしても、大人の手を払ったりはしません。映像で見ると誤解されるような状況ですが、払いのけた事実はありません」  なおキム・ヨナは、圧力自体についても「身に覚えはない」と否定。一方、授賞式では、韓国史上最年少でスポーツ英雄への殿堂入りを果たした。フィギュア界で圧倒的な成果を残したことが、その選定の理由となっている。実は、キム・ヨナには、過去にも殿堂入りの話があった。ただそれを「気に食わない」と、チェ容疑者をはじめとする関係者が邪魔していたという説も浮上している。フィギュアの女王に対して、本当に圧力が皆無だったのか? 捜査の進展が待たれている。 (文=河鐘基)  

TOKIOが『ミュージックステーション』で新曲を披露! 11月25日(金)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

20:57~22:00 『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系) 中居正広
24:50~25:20 『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系) 草なぎ剛

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
23:15~24:15 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系) 松岡昌宏

【ゲスト・特番】
4:55~ 8:00 『グッド!モーニング』(テレビ朝日系) 松岡昌宏 ※VTR出演
19:54~20:00 『ミニステ』(テレビ朝日系) ※出演可能性あり
20:00~20:54 『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)
18:59~22:48 『たけし&所さん&国分海老蔵も! 合体SP』(テレビ東京系) 国分太一

 

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シモネタだらけのアニメ映画『ソーセージ・パーティ』がお下品なのに痛快!

 食と性は互いに通ずるものがあります。どちらも“生”に直結する三大欲求に基づく行為です。睡眠はとても個人的な行為かつ、その頻度や内容における個人差がさほどないのに対して、食と性は誰と、どこで、何をするかなどによってその内容が大きく変わる“ソーシャルな行為”である点も共通しています。

 先日、寿司屋で赤貝が出された瞬間、私は思わず「エロッ!」といってしまい、同席した人に苦笑いをされました。貝類って総じてエロいと感じます、粘膜的な見た目だけでなく、味わいも。肉類もとても官能的なお味のものがありますね。食漫画『花のズボラ飯』や『忘却のサチコ』でも、主人公が満足してるときの表情は、どう見てもエクスタシー顔です。

 ふだん自宅で自炊して食べる食事では、あまりエロスを感じません。ちょっといいお肉を買ったり外食したり、特別感があるときは感度が高まるのか、キャッチする官能レベルも上がります。それって、私が提唱している「生活としてのセックス」ではエロエロムードよりお互いへの思いやりや協力的な態度やときに妥協が必要で、たとえば出会ったばかりとか特別なシチュエーションとか背徳的な関係とか「スペシャル感のあるセックス」では問答無用にエロスイッチがオンになる……というのと似ています。

 そんな食と性を融合させ、さらに笑いと冒険心で味付けした映画『ソーセージ・パーティ』が現在、公開されています。いや~、お下劣で最高!

 舞台はアメリカのスーパーで、主人公であるソーセージのフランクは、外の世界に出て恋人と結ばれる日を夢見ています。愛しいその人は、パンのブレンダ。合体すればおいしいホットドッグに……なのですが、ブレンダの見た目が、まんまオナホール! 昨今の主流である、ふんわり柔らか素材系のオナホにキュートな顔立ちとセクシーな手脚を着けたようなルックスなのです。そこにソーセージが挿入されるんですから、それはもう暗喩でもなんでもなくセックスそのものを表します。英語が苦手な私の耳でもわかるほどお下品なワードが連発されていることもあり(日本語字幕に訳されないにしても)、R15+指定が納得の、B級感あふれるアニメ映画です。

◎食品が表現する多様性

 声優を有名俳優が勤めていたり、数々のヒット映画へのオマージュが散りばめられていたり、映画ファンに歓迎される仕掛けがいっぱいの作品ですが、ただの悪ノリおふざけムービーではないのは、“多様性”がメインテーマに据えられているからです。

 ブレンダに恋するタコス用トルティーヤ、テレサ・デル・タ(女性)がいたり、宗教的に対立する地域の食品同士が行動を共にすることになったり……。だから、あまりにスゴくて笑っちゃうしかないセックスシーン(食品と食品の)をたっぷり見せつけられても、鑑賞後は実に爽快な気分になるのです。

 また、ソーセージのフランクが見た目はチンコだけど脳内は男根主義でないし、オナホ系ボディでむちむちお尻をフリフリ振って歩くパンのブレンダちゃんは、一見頼りなさそうに見えたのに、その実、自分で考えて行動し、恋人や他者に対してNOというべきときははっきり意思表示する自立した女性です。

 食品たちを待つ運命は、実に過酷です。彼らはスーパーの外に出たら幸せになれると思っていたのに、焼いたり切り刻まれたり熱湯で煮られたりして、“神”だと信じていた人間に食べられるのですから。食という、自分以外の命を自分のなかに取り入れる行為は、根源的にとても残酷だということをあらためて思い知ります。それは、性においても同じことがいえます。しかしこの映画では、食品たちのセックスは非常に祝祭感あふれるものとして描かれていました(かなり鬼畜なプレイをしているにもかかわらず!)。

 ここで、今秋発売されたコミック『妄想食品館』も紹介させてください。擬人化された食品同士のセックスを描いた作品です。

チクワがその穴にいろんなものを無理やり挿入され、おせち料理の重箱のなかでは、伊達巻クンとカマボコちゃんが露出プレイをし、ドーナツはチュロスに貫通され、東京土産の定番「ひよこ」はニューヨーク風カップケーキに輪姦されます。いい意味で馬鹿馬鹿しく、作者の食に対する偏愛ぶりもうかがえます。

◎暴力的だと、笑えない。

 しかし、人に消費されるために作られる食品への残酷なまなざしは『ソーセージ・パーティ』に共通していても、ここで描かれるセックスはすべて暴力的で、基本は女性(役)の食品が男性(役)の食品に蹂躙され、それでも最終的には悦ぶ構図になっていることに、気づけば私のなかでは拒否感が発動していました。

 どれもBLを含む同人誌的エロ漫画のフォーマットに乗っかったもので、その文化を愛する人たちにとっては、それを食品擬人化でパロディとしたこと自体が面白いのでしょう。けれど文脈を共有していない私は、パロディというシーズニングによる味付けがわからず、笑いのツボを見つけられないままでした。ゆえに嗜虐性ばかりが際立ち、私の許容範囲を超えてしまったようです。

 そもそも残酷な面のある食と性を笑いに昇華するのは、なんとむずかしいのでしょう。そこにきて『ソーセージ・パーティ』は「カップルで見ても、眉をひそめず笑いとばせる」レベルで、不思議と安心して見られるお下劣作品なのです。あ、つき合いはじめたばかりでまだカラダの関係がないふたりには、オススメできませんけどね。ある程度、こなれた関係のふたりで見てくださいませ

■ 桃子
オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

『黒い十人の女』の妻が9人の愛人に慰謝料を請求したら、いくらもらえる?

「ドラマのこのシーンってありえるの?」「バラエティーのあのやり方ってコンプライアンス的にどうなの?」……テレビを見ていて感じた疑問を弁護士に聞いてみる、テレビ好きのための法律相談所。

〈今回のドラマ〉
『黒い十人の女』(日本テレビ系・木曜午後11時59分~)

■妻が9人の愛人に慰謝料請求したら?

 船越英一郎が主演を務める連続ドラマ『黒い十人の女』。市川崑が監督した1961年公開の同名映画を原作に、大胆なアレンジを加えた脚本をバカリズムが担当しており、9人の女と不倫しているドラマプロデューサー・風松吉(船越)が、妻と愛人たちに殺害を共謀されるという奇妙なストーリーが展開される。

 今年はなにかと不倫ばやりだが、仮に松吉の妻が9人の愛人たちを訴えるとしたら、どうすればよいか? また、慰謝料はいくらくらいもらえるのか? アディーレ法律事務所の鳴海裕子弁護士に聞いた。

 まず、愛人に浮気の慰謝料を請求する場合に必要なのは証拠だという。

「浮気の慰謝料を請求する場合、請求したい人が証拠集めをし、浮気があったことを証明していく必要があります(立証責任)。

 浮気とは一般的には『既婚者であることを知りながら』『一方の配偶者と肉体関係を持つ』ことです。そのため、ラブホテルに入っていく写真や出てくる写真、携帯電話のカメラフォルダに残されている性交渉中の写真、LINEで『昨日はよかった』『気持ちよかった』等のやりとりをしている部分などを、日時が明確になるように証拠保全しておくと有用な証拠となります」

 では、9人の愛人を訴えた場合、妻が取れる慰謝料はいくらになるのだろうか?

「不貞慰謝料の相場は『その浮気が原因で』婚姻関係が破綻してしまったといえる場合には100~300万円くらいといわれています。他方で、その浮気があっても婚姻関係に大きな影響がない場合や、確かに婚姻関係は破綻したが、『その浮気が原因』とはいえない場合には、数十万円から高くても100万円くらいまでとなります。金額の増減は、結婚年数・子どもの有無などが考慮されます。個人的には、離婚する場合でも、ほとんどが100、300万円まで行く事案は稀有であるような印象です。 

 すると、『黒い十人の女』の場合、同時に9人の愛人を作っているため、仮に本妻が松吉と離婚する場合でも、その浮気が原因ということまではいえないと思います。そうなると、婚姻関係破綻と各々の浮気との因果関係は弱くなり、各々の浮気相手に慰謝料を請求できる金額は小さくなってしまいます。

 もっとも、たとえば、愛人A子はあくまで控えめに浮気を楽しんでいたのに対し、愛人B子は松吉を独り占めしたいがために、他の愛人と本妻を全て排除しようと画策する場合には、本妻の立場からするとB子が婚姻関係を積極的に破綻させるよう企図したとして、他の8人よりも高額の慰謝料を請求できる可能性はあります。本件は仮に9人全員に慰謝料を請求するとして、総額は450万円(50万円×9人)から900万円(100万円×9人)くらいでしょうか」

 なお、慰謝料をもらうためには、必ずしも訴訟を起こさなくても、交渉でも可能だそう。

 原作では、妻は松吉と離婚するが、ドラマは原作とまったく違うストーリーになっており、この先、妻や愛人たちは本当に松吉を殺すのか、ラストには驚きの展開が待っているという。いずれにしても、不倫の代償は大きいのだ。

アディーレ法律事務所

映画監督の願望と性癖が露呈する新作ロマンポルノ『ジムノペディに乱れる』&『風に濡れた女』

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行定勲監督作『ジムノペディに乱れる』。これまでBOMIとしてミュージシャン活動してきた芦那すみれが官能シーンに初挑戦している。
 昭和世代には懐かしく、平成生まれには新鮮に感じられる日活ロマンポルノ。1971年~88年に量産された成人向けプログラムピクチャーのブランド名であり、セックス抜きでは語ることができない大人の恋愛事情を赤裸々&しっぽりと描いた名作が少なくない。若手女優・橋本愛が高校卒業後にハマっていたことをカミングアウトするなど、ロマンポルノを彩ってきた女優たちの官能美に魅了される女性ファンも近年増えつつある。そんな時流に乗って、企画されたのが「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」。行定勲、塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫といった脂が乗り切った時期にある実力派監督たちが、それぞれオリジナル作品でエロスを題材に競作を果たしている。  第1弾を飾るのは、『世界の中心で、愛を叫ぶ』(04)以降も『今度は愛妻家』『パレード』(10)、『ピンクとグレー』(16)が高く評価されている行定勲監督の『ジムノペディに乱れる』。若手時代に麻生久美子&つぐみ主演作『贅沢な骨』(01)で官能表現に挑んだ行定監督だが、メジャー進出後はごぶさた状態。今回の日活からのオファーに意欲をみせ、2本のオリジナル脚本を書き上げている。1本は映画業界に伝わる伝説を描いた本作で、もう1本はスカトロものだった。後者は日活からNGを出されたが、行定監督は「そっちは自主制作でやる」と意気込むほど、「オリジナル脚本で官能映画を」という日活からのオーダーに触発された。エリック・サティの代表曲をタイトルに使った『ジムノペディに乱れる』の主演男優は板尾創路。『私の奴隷になりなさい』(12)で壇蜜を相手に濃厚な調教プレイを見せた名優・板尾が孤高の映画監督に扮し、毎晩違う女たちと交わる愛欲まみれの1週間が描かれる。
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映画監督の古谷(板尾創路)は新作を撮ろうとするが、主演女優の安里(岡村いずみ)からヌードになることを拒絶される。
 映画監督の古谷(板尾創路)はかつて海外の映画祭で賞讃を浴びた時期もあったが、商業ベースにうまく迎合できずに過去の存在となりつつあった。金に困った古谷は主演女優のヌードがあることが売りの低予算映画を撮ることになるが、肝心の主演女優・安里(岡村いずみ)が撮影当日になってベッドシーンに難色を示し、撮影中止に。「精神が研ぎ澄まされていれば、金がなくても映画だ」と以前は語っていた古谷だったが、もはや「こんな現場は映画じゃない」と愚痴るしかなかった。手持ち無沙汰に昔なじみの衣装スタッフとラブホで体を重ねるが、翌朝には映画が正式にお蔵入りした知らせが入る。行き先を失った古谷は街でばったり出会った映画専門学校の教え子・結花(芦那すみれ)が暮らすマンションに転がり込む。お金も仕事もない古谷は、知り合いの女たちのもとを転々とすることに。女たちとの情事に溺れる古谷の頭の中に、思い出の曲「ジムノペディ」が流れては消えていく。  古谷が棲んでいる自宅は立川の米軍ハウス、新作映画の撮影場所は新宿、ラピュタ阿佐ヶ谷でのトークイベントもある。『ジムノペディに乱れる』のロケ地はどこもJR中央線で見覚えのある景色ばかりだ。撮りたい映画が思うように撮れない主人公の葛藤は映画監督なら誰もが抱えているものだが、女たちを渡り歩く主人公には実在のモデルがいる。生涯独身を貫き、荻窪の西日が差し込むアパートで暮らし続けた相米慎二監督だ。映画製作に情熱を注ぎ続けた相米監督は、撮影現場で俳優たちに終日ダメ出しを続ける厳しさで知られたが、昔ながらの映画屋気質はスタッフから愛され、特に女性にモテモテだったそうだ。中央線沿線で暮らす女たちの家を泊まり歩き、1週間自宅に戻らなかったという逸話を残している。打ち合わせと称しては酒を呑み、女たちを愛し、そして他の誰にも撮れない傑作の数々を残し、53歳の若さで相米監督は亡くなった。そんな伝説の監督に対する、行定監督の羨望が本作の根底には流れている。エリック・サティもまた、パリのシャンソン酒場でピアノを弾き続けた。こぎれいな会議室ではない、酒場の喧噪と女の匂いから生まれてきたような映画を、行定監督は撮りたかったのではないだろうか。
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こちらは塩田明彦監督の『風に濡れた女』。神代辰巳監督の『恋人たちは濡れた』(73)のオマージュシーンから始まる。
 第2弾となる塩田明彦監督の『風に濡れた女』も、塩田監督自身の心情が投影された作品となっている。高校生男女のSM関係を描いた『月光の囁き』(99)で鮮烈なデビューを飾り、『どこまでもいこう』(99)や『害虫』(02)などの珠玉作を放った塩田監督だが、『カナリア』(05)以降はなかなかオリジナルの劇場映画を撮ることができずにいる。そんな監督自身の溜め込んでいた澱を吹き飛ばすかのように、『風に濡れた女』のヒロイン・間宮夕貴は本能の赴くまま、おっぱい剥き出しで暴れ回る。塩田監督作品のヒロインたちは『月光の囁き』のつぐみ、『どこまでもいこう』の芳賀優里亜、『害虫』の宮崎あおい……、みんな頭で考えるよりも先に体が動き出し、感情がそれを追いかけていく。『風に濡れた女』は塩田監督の原点回帰を感じさせる清々しさがある。  オーディションで選ばれた間宮夕貴は、石井隆監督の『甘い鞭』(13)で壇蜜の少女時代に扮して注目を集めた若手女優。『甘い鞭』は監禁陵辱される超ハードな役だったが、『風に濡れた女』では正体不明な野性味たっぷりのヤリマン女・汐里を実に楽しげに演じている。山奥で人知れず隠遁生活を送る元劇作家の柏木(永岡佑)を相手に、組んず解れつの肉弾戦を全編にわたって繰り広げる。濡れ場というよりも、男と女のどちらが恋愛&セックスの主導権を握るかの格闘技戦だ。本能の赴くままに責めてくる汐里に、理詰めで考える柏木は防戦一方で常にマウントポジションを取られてしまう。塩田監督作品は『ギプス』(01)の佐伯日菜子、『黄泉がえり』(03)、『どろろ』(07)の柴咲コウとS系の顔立ちのヒロインが多いことにもふと気づく。女優たちがフルヌードを披露するのと同じように、それを撮る監督自身の性癖や願望も官能映画には如実に現われる。間宮夕貴のワイルドさは塩田監督だけでなく、海外の女性たちの目も釘付けにし、20代の女性審査員が半数以上を占めたロカルノ国際映画祭の若手審査員賞に『風に濡れた女』は選ばれている。  新世紀のロマンポルノに参加した5人の監督たちに対し、日活側が出した条件は「撮影期間は1週間」「10分に一度の濡れ場」という往年のロマンポルノとほぼ同じものだった。メジャー大作を経験している5人の監督たちにとっては難儀なはずだったが、レイティングを気にせずにオリジナルの新作を自由に撮ることができるこの企画は楽しくて仕方なかったようだ。官能映画というジャンルの中で、実力派監督たちがオリジナル色を競い合ったロマンポルノ・リブート・プロジェクト。年明けに待機している白石和彌監督の『牝猫たち』(1月14日公開)、園子温監督の『アンチポルノ』(1月28日公開)、中田秀夫監督の『ホワイトリリー』(2月11日公開)は後日あらためて紹介したい。 (文=長野辰次)
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『ジムノペディに乱れる』 監督/行定勲 脚本/行定勲、堀泉杏 音楽/めいなCo. 出演/板尾創路、芦那すみれ、岡村いずみ、田山由起、田嶋真弓、木嶋のりこ、西野翔、岩谷健司、宮本裕子、三浦誠己、伊藤洋三郎、風祭ゆき  配給/日活 R18+ 11月26日(土)より新宿武蔵野館、横浜シネマ・ジャック&ベティほか全国順次公開 (c)2016日活 http://www.nikkatsu-romanporno.com/reboot
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『風に濡れた女』 監督・脚本/塩田明彦 音楽/きだしゅんすけ  出演/間宮夕貴、永岡佑、テイ龍進、鈴木美智子、中谷仁美、加藤貴宏  配給/日活 R18+ 12月17日(土)より新宿武蔵野館、横浜シネマ・ジャック&ベティほか全国順次公開 (c)2016日活 http://www.nikkatsu-romanporno.com/reboot

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電波発言を繰り返していたカニエ・ウェストが、精神崩壊と見なされ措置入院

 ラッパーで音楽プロデューサー、ファッションデザイナー、実業家とあらゆる分野で大活躍のカニエ・ウェスト。今年のバレンタインデーにアルバム『The Life of Pablo』をリリースし、8月末から同アルバムを引っさげた『Saint Pablo Tour』をスタートした。ツアーはかなりのハードスケジュールだったが、カニエは順調にステージをこなし、その合間にファッション関連の仕事も行うなど、精力的に活動していた。しかし、最近、カニエの繊細な精神が少しずつ崩壊。とうとう錯乱してしまったのである。

 10月22日にカリフォルニア州オークランドで行ったコンサートでは、突如、「フランク・オーシャンのアルバムがノミネートされなかったら、オレはグラミー賞には行かない」「アーティストとして、我々は共に闘わなくてはならないのだ!」と宣言。フランクは今年大ヒットしたアルバム『blonde』をグラミー賞の規定期日までに提出しなかったため、ノミネートされていない。しかし、フランクは黒人の作品がグラミーの年間最優秀賞に選ばれにくいことに対する抗議の意味を込めて、あえて提出しなかったと説明。それなのに「ノミネートしろ」というのは暴言にほかならず、カニエの怒りが論点がずれていると、世間では失笑が漏れていた。

 今月3日には、ロサンゼルスで開催されたコンサートを45分で終了。スタッフに会場の照明を落とさせ、「オレの声はかすれてしまっている」「コンサートを最後までやることはできない。オレがパフォーマンスできないのに、きみたちにショーを見せるなんてことはできない」と説明したのだが、観客はブーイングをし、カニエコールが巻き起こった。しかしカニエは「すまない。みんな愛している」「みんなにはチケットの払い戻しをするよ。次はちゃんとやるから」と気弱に言い、ステージを去ってしまった。

 そして、17日。カニエはカリフォルニア州サンノゼで行ったコンサートにて、今回の米大統領選は投票しなかったと明かした上で、「もし投票したならドナルド・トランプ」と激白。続けて「黒人たちよ、人種差別ばかりにムキになるのは、もうやめよう」「オレたちは、人種差別の国に住んでいるのだから。それがフ○ックな現実なんだ」と言い放ち、「でも、オレは女性の権利向上や同性愛者の結婚は支持する」と発言。観客を大いに混乱させた。

 19日、カリフォルニア州サクラメントでのコンサートでは、1時間以上遅刻した上、今年の『MTV ビデオ・ミュージックビデオ・アワード』で、ビヨンセが「最優秀ビデオ賞を与えてくれなければパフォーマンスしない」と、主催者のであるMTVと交渉していたことを聞いたと言いだし、「MTV、フ○ック・ユー!」「ビヨンセやテイラー・スウィフトは素晴らしい。オレたちはみんな素晴らしい。みんな平等」「でも勝つために自分を見失い、駆け引きしすぎる」「勝つことなんてフ○ック! クールに見えることなんてフ○ック! クールでいることなんてフ○ック!」とまくし立てた。

 そして、「オレは自分の命の危険を顧みず、また自分の成功、自分のキャリアを危険にさらしながらも、真実を伝えるためにここに送られてきた」と言い、親友だったビヨンセの夫、ジェイ・Zに向かって「電話くれよ、ブロウ(兄弟)」「なんで電話かけてきてくんないんだよ。お前はすごいモノ、持ってるんだろ? オレの頭に送るのはやめろよ、電話してくれよ。男らしくオレと話をしてくれ」と、意味不明なことを懇願。

 その後、再びフランク・オーシャンの名前を出し、フランクの曲を流さない大手ラジオ局を批判。「ラジオなんて、フ○ック・ユーだ!」と盛大にののしった。また、大手ラジオ局が、売れっ子プロデューサーのDJキャレドと歌手ドレイクのコラボ曲「For Free」ばかり流すと主張。これは「キャレドが仕組んだ」陰謀だとし、「キャレド、おまえはマイアミ出身のヒットメーカーだろ? オレの頭に送り込んでくれるなよ。オレはただラジオの仕組みについて会話したいだけなんだ。キャレド、オマエは本物のニガーだ。キャレド、オマエは真のニガーだ。鍵を握るのはオマエだ」と発言。被害妄想的な電波な発言が次々と飛び出し、観客を大いに混乱させた。

 このコンサートから2日後の21日。カニエは『Saint Pablo Tour』の残りの日程を全てキャンセルし、「チケット代はすべて払い戻す」とした。

 米誌「People」は、消息筋の「カニエは力尽きた状態」「ツアーの合間に、自分のブランドのデザインをするなど、昼夜休むことなく働き詰めだった」「ワーカホリックのカニエだが、さすがにダウンしてしまった」という話を紹介。

 そして、この日の夕方、米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」が、カニエが精神鑑定を受けるためUCLAメディカル・センターに措置入院させられたと報道したのである。

 「TMZ」によると、カニエは21日の午後、フィジカルコンディションを見てもらっているトレーナーの家で、担当医から極度の睡眠不足についての診察を受けていたとのこと。その際、精神的に不安定となり、錯乱状態に陥ったため、911を要請。医師は「患者の名前はジム・ジョーンズ」と仮名を使い、「39歳、172cm、79キロ、睡眠不足と脱水のため、一過性の精神異常を起こしている」と伝えたようだ。

 医師はまた、トレーナーが所有するジムで、カニエがスタッフに対して暴行を加えようとしたともいい、「5150」措置を取ることにしたそう。「5150」はカリフォルニア州警察が使っている無線コードの1つで、精神が錯乱し、自分や他人を傷つける恐れがある危険人物などを指すもの。「5150」措置とは、その危険人物を少なくとも72時間の厳戒体制のもと、精神科病棟に入院させ、精神鑑定を行うことである。カニエは救急隊員が到着した頃には落ち着いていたというが、病院に行くことに抵抗したため、手錠をかけられ、救急搬送されたとも報じられた。

 複数の米大手メディアは、今回の精神崩壊のきっかけは、10月3日にパリで最愛の妻、キム・カーダシアンが被害に遭った拳銃強盗事件だとしている。そのキムは、カニエの錯乱騒動の最中、ニューヨークに滞在。拳銃強盗事件後初となるチャリティーイベントに出席するために、ロサンゼルスから離れていたのだ。しかし、カニエが措置入院させられたことを知り、すぐカニエの元に戻り、ずっと付き添っているそうだ。

 カニエは残りのツアーをキャンセルしたことで3000万ドル(約33億円)のコンサート収入を得られなくなったほか、会場などへのキャンセル料や違約金を支払わなければならなくなり、かなりの損害を被ったと見られている。しかし「TMZ」によると、カニエはコンサートを行うにあたり、保険に加入しており、もし今回の「5150」措置で正式に「静養が必要な精神病」だと診断された場合、キャンセル料や違約金、カニエが得られるはずだったコンサート収入などが保険金で賄われる可能性が高いという。

 カニエはコンサートで「頭に送り込むな」と発言をしていたことから、幻聴、幻覚の症状が出ているのではないかと心配する声も上がっている。しばらく休養することになるのか、はたまたすぐに復活するのか。ファンは心配しながら見守っている。