皇室記者が語る、“雅子さまバッシング”の裏事情! 「秋篠宮家は意外と……」

(前編はこちら)

――皇太子一家の記事が読者に求められているとのこと。ここ数年、皇太子妃雅子さまに対する批判的な論調の記事を目にする機会が多いように感じます。

皇室記者X(以下、X) 一番の理由は、のちの皇后になるお方だからです。今年の夏に明らかになった天皇陛下の生前退位の意向もあり、あと数年で今の皇太子が天皇になり、自動的に雅子さまが皇后になることも、報道が過熱する理由。今の皇后、美智子さまも当時は初の民間出身の皇族入りということもあり、注目の的でした。当初はいろいろな批判もあったそうです。これは皇太子妃の宿命ともいえるのですが、ただやはり個人的には、かわいそうな部分も感じます。

 雅子さまは海外の大学出身で外務省にお務めになられていた方で、外交に関して自分の力を発揮したいといと思われている方でした。皇室に入ることで外交面に関われるという気持ちもあったでしょうが、それもできないことが多い現状。皇室という特殊な環境で常に人から注目される存在となり、“適応障害”という病気をされて、今も療養中ということになっています。その病気になったことも、世間からは「次の皇后は大丈夫か」といったような批判を受けてしまうという悪循環にもつながってしまったり……。さらにお世継ぎがなかなかできなかったという問題も、世間からのバッシングを受けていた原因かと思います。愛子さまの不規則登校のときも、学校まで付き添われていたことで「過保護すぎる」と言われてしまい、雅子様ご自身も、何が正しいのかわからなくなった時期もあるんじゃないかと、皇室記者の間でいわれています。

――皇室記者の間で、特に人気の高い皇室の方はいますか?

X 世間的には、佳子さまフィーバーもあり、スマートなイメージのある秋篠宮家は人気があるかもしれませんね。ただ、記者の中では秋篠宮家は意外と人気がないという印象です。皇太子一家は人気というか、“注目度”が高いですね。将来の天皇家ですし、雅子さまもご病気されるなど話題性に事欠きません。世間では雅子さまへのバッシングが目立ちますが、記者の中では意外とそういう見方よりも、「好きなようにやらせてあげればいいのに」と擁護する意見が多い印象ですね。あとは皇位継承権第3位で、将来的に天皇に即位する悠仁さまは、注目度が高いです。

――皇室記者の方は、皇室ファンと接する機会も多いかと思います。

X 都内や地方の公務でも「またあの人がいる」というような、いわゆる“追っかけ”皇室ファンの方はいますね。基本的には中高年の女性が多いかな。奉迎客として皇族の方々を一目見たいと思って来るみたいですが、その一瞬のために往復の電車代を払っているかと思うと、すごい情熱だなと思います。そういう方がいるから、皇室の報道もやる意味があるのかもしれません。ただ、たまに取材しているときに「雅子さまが見えないから動いて」というように邪魔者扱いするファンの方もいるようで、それはちょっと勘弁してほしいとは思いますが(笑)。

――ほかに、皇室記者ならではの大変な面はありますか?

X 皇室担当の記者は長年同じ人が務める場合が多く、“顔を覚えられやすい”というのがあります。皇室の方々は、公務でもプライベートでも、どこへ行くときでも必ず警備のSPがつくんですが、我々記者が一般人のフリをしてご本人の近く、さらには取材設定がない中で取材をしていると、目を光らせているSPに、すぐ「あいつは記者だ」と察知され、声をかけられてしまうことがあります。芸能人と同じですが、皇室の方は、「プライベートの写真を撮られること」をとにかく嫌うんですよ。

 特に雑誌の場合だと取材しづらいことがあるかもしれませんね。というのも、あくまでウワサですが、SPや警察内では、認知されている記者の顔写真と名前が流れているそうです。数多いる芸能人の取材では、マネジャーもこちらを記者だと認識することは難しいかと思いますが、皇室の人数は限られていて、毎週のように記者が付近を取材していれば、確かに認識されてしまいますよね(笑)。なので稀に顔バレしていない記者を取材に動員することもあるそうです。

――最後に、皇室記者という仕事の醍醐味を教えてください。

X 日本の中で長く伝統があり、唯一無二の存在というところは面白いと思います。知れば知るほど面白い世界かなと。皇室に興味がない人は、「佳子さまが学食で何を食べているかなんて、どうでもいい」と思っている人もいるでしょうが、皇室にいる方々一人ひとりに歴史があってストーリーがありますし、女性皇族の方は、いわゆるプリンセスという存在でもあるので、女性はあこがれる存在なんじゃないですかね。歴史に残る人たちを取材できることは光栄だと思いますよ。ただ先日、三笠宮さまも薨去されてしまいましたが、皇族の人数が減っていて、皇室制度そのものが将来的になくなってしまう危険性もあるのは非常に残念。日本の皇室は海外からも尊敬されている存在だとも聞きますし、もっと一般の人も興味を持ってほしいなと思います。

皇室記者が語る、“雅子さまバッシング”の裏事情! 「秋篠宮家は意外と……」

(前編はこちら)

――皇太子一家の記事が読者に求められているとのこと。ここ数年、皇太子妃雅子さまに対する批判的な論調の記事を目にする機会が多いように感じます。

皇室記者X(以下、X) 一番の理由は、のちの皇后になるお方だからです。今年の夏に明らかになった天皇陛下の生前退位の意向もあり、あと数年で今の皇太子が天皇になり、自動的に雅子さまが皇后になることも、報道が過熱する理由。今の皇后、美智子さまも当時は初の民間出身の皇族入りということもあり、注目の的でした。当初はいろいろな批判もあったそうです。これは皇太子妃の宿命ともいえるのですが、ただやはり個人的には、かわいそうな部分も感じます。

 雅子さまは海外の大学出身で外務省にお務めになられていた方で、外交に関して自分の力を発揮したいといと思われている方でした。皇室に入ることで外交面に関われるという気持ちもあったでしょうが、それもできないことが多い現状。皇室という特殊な環境で常に人から注目される存在となり、“適応障害”という病気をされて、今も療養中ということになっています。その病気になったことも、世間からは「次の皇后は大丈夫か」といったような批判を受けてしまうという悪循環にもつながってしまったり……。さらにお世継ぎがなかなかできなかったという問題も、世間からのバッシングを受けていた原因かと思います。愛子さまの不規則登校のときも、学校まで付き添われていたことで「過保護すぎる」と言われてしまい、雅子様ご自身も、何が正しいのかわからなくなった時期もあるんじゃないかと、皇室記者の間でいわれています。

――皇室記者の間で、特に人気の高い皇室の方はいますか?

X 世間的には、佳子さまフィーバーもあり、スマートなイメージのある秋篠宮家は人気があるかもしれませんね。ただ、記者の中では秋篠宮家は意外と人気がないという印象です。皇太子一家は人気というか、“注目度”が高いですね。将来の天皇家ですし、雅子さまもご病気されるなど話題性に事欠きません。世間では雅子さまへのバッシングが目立ちますが、記者の中では意外とそういう見方よりも、「好きなようにやらせてあげればいいのに」と擁護する意見が多い印象ですね。あとは皇位継承権第3位で、将来的に天皇に即位する悠仁さまは、注目度が高いです。

――皇室記者の方は、皇室ファンと接する機会も多いかと思います。

X 都内や地方の公務でも「またあの人がいる」というような、いわゆる“追っかけ”皇室ファンの方はいますね。基本的には中高年の女性が多いかな。奉迎客として皇族の方々を一目見たいと思って来るみたいですが、その一瞬のために往復の電車代を払っているかと思うと、すごい情熱だなと思います。そういう方がいるから、皇室の報道もやる意味があるのかもしれません。ただ、たまに取材しているときに「雅子さまが見えないから動いて」というように邪魔者扱いするファンの方もいるようで、それはちょっと勘弁してほしいとは思いますが(笑)。

――ほかに、皇室記者ならではの大変な面はありますか?

X 皇室担当の記者は長年同じ人が務める場合が多く、“顔を覚えられやすい”というのがあります。皇室の方々は、公務でもプライベートでも、どこへ行くときでも必ず警備のSPがつくんですが、我々記者が一般人のフリをしてご本人の近く、さらには取材設定がない中で取材をしていると、目を光らせているSPに、すぐ「あいつは記者だ」と察知され、声をかけられてしまうことがあります。芸能人と同じですが、皇室の方は、「プライベートの写真を撮られること」をとにかく嫌うんですよ。

 特に雑誌の場合だと取材しづらいことがあるかもしれませんね。というのも、あくまでウワサですが、SPや警察内では、認知されている記者の顔写真と名前が流れているそうです。数多いる芸能人の取材では、マネジャーもこちらを記者だと認識することは難しいかと思いますが、皇室の人数は限られていて、毎週のように記者が付近を取材していれば、確かに認識されてしまいますよね(笑)。なので稀に顔バレしていない記者を取材に動員することもあるそうです。

――最後に、皇室記者という仕事の醍醐味を教えてください。

X 日本の中で長く伝統があり、唯一無二の存在というところは面白いと思います。知れば知るほど面白い世界かなと。皇室に興味がない人は、「佳子さまが学食で何を食べているかなんて、どうでもいい」と思っている人もいるでしょうが、皇室にいる方々一人ひとりに歴史があってストーリーがありますし、女性皇族の方は、いわゆるプリンセスという存在でもあるので、女性はあこがれる存在なんじゃないですかね。歴史に残る人たちを取材できることは光栄だと思いますよ。ただ先日、三笠宮さまも薨去されてしまいましたが、皇族の人数が減っていて、皇室制度そのものが将来的になくなってしまう危険性もあるのは非常に残念。日本の皇室は海外からも尊敬されている存在だとも聞きますし、もっと一般の人も興味を持ってほしいなと思います。

「山谷でしか出会えない“顔”があった」青空写真館が収めた“最後の山谷”の男たち

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(c)多田裕美子
「山谷」という街の意味は、2000年代以降、大きく変わった。  かつては、日雇い労働者の街であり、暴動も発生するような危険な街であった山谷。しかし、00年代以降、労働者の勢いはすっかり影を潜め、今では外国人バックパッカーも集う、静かでおとなしい街へと変貌を遂げている。  そんな山谷の街で、1999年から01年まで、100人以上の男たちを撮影した写真家・多田裕美子のフォトエッセイ『山谷 ヤマの男』(筑摩書房)には、“最後の山谷”の姿が写真と文章で収められている。青空写真館で撮影された山谷に生きる男たちの姿は野性味にあふれ、凛々しく、時にユーモラスであり、まさに山谷でしか見ることのできない顔つき。写真展で発表されたことはあったものの、15年間、多田の元に眠っていたこれらの写真は、4年前、編集者・都築響一氏に見せたことがきっかけで息を吹き返し、やっと刊行へとこぎ着けた。  いったい、かつての山谷の男たちの姿から、何が見えてくるのだろうか? そして、今では外国人や福祉の街に変貌を遂げた山谷とは、いったいどんな街なのか? 多田に訊いた。 *** ――『山谷 ヤマの男』には、99年から2年間にわたって撮影された山谷の人々の写真とエピソードをつづったエッセーが記されています。そもそも、なぜ、山谷を撮影しようと思ったのでしょうか? 多田裕美子(以下、多田) 私の両親は、72年から01年まで「丸善食堂」というお店を山谷で営んでいました。山谷の労働者たちが毎日通うような酒場ですね。そんな関係もあって、カメラを始めた20代前半の頃に、面白半分でお店に来る人々を撮影していたところ、ある日「撮るんじゃねえ」と、お客さんからコップを投げられてしまった。それで、「山谷は簡単に撮れるものではない」と気づいたんです。だから、いろいろな人から作品として山谷を撮影することを勧められましたが、どうしても乗り気にはなれなかった。しかし、ある時店を手伝っていたら、飲んでいるお客さんの姿がほかの街とは違うことに気づきました。山谷の人々は、過去を語らないし、聞きたがらない、愚痴もこぼさないんです。 ――山谷には、過去にさまざまな事情がある人も少なくない。だからこそ、酒場の雰囲気も独特なんですね。 多田 そんな彼らの姿に魅力を感じて、再びレンズを向けることを決心しました。しかし、山谷といっても、私が知っているのは丸善食堂の中だけ。父にも「甘い!」と反対されて、初めて店を出て、ロケハンを始めたんです。そこで見つけたのが玉姫公園。ここしかないと。背景幕を持っていき、毎週末、ポートレート撮影を始めました。 ――玉姫公園といえば、山谷夏祭りや朝市「ドロボー市」などが開催される、山谷を代表する場所です。そんな場所で撮影を行うにあたって、恐怖心はなかったのでしょうか? 多田 もちろん怖さもありましたが、自分が思い描いていたイメージを実現できる喜びのほうが大きかったですね。公園の周囲に張り紙をしてモデルを募集したところ、初日から7人も来てくれました。
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(c)多田裕美子
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(c)多田裕美子
――2年間で、どれくらいの人々を撮影したんですか? 多田 延べ140人ほどですね。初日に知り合ったおじさんが用心棒になってくれて心強かったんですが、公園にも派閥があるから、このおじさんと仲良くしていると撮れない人もいる。だから、こちらから近づいて花札をしたり、お酒を飲んで仲良くなりながら、撮影することもありました。それに、いい被写体に巡り合うと、どうしても写真を撮りたくなってしまうんです。 ――「いい被写体」とは? 多田 ほかの街にはいない、その人らしさがにじみ出ている顔つきですね。山谷には、山谷でしかお目にかかれない“顔”というのがあるんです。そして彼らは、少ない荷物の中から一番いいものを着て、被写体になってくれる。撮影の際には、ポーズをお願いするのではなく、彼らの持っている存在感がにじみ出るようにこだわりました。 ――表紙に起用されているリンさんをはじめ、圧倒的な存在感ですね(笑)。 多田 実は最近、知人が偶然、リンさんを見つけてこの本の表紙と並べて撮った写真を送ってきてくれたんですが、いい具合に年を重ねていました(笑)。リンさんもそうですが、山谷は、基本的に我が強く、組織では生きられない人ばかり。だから、撮った写真を並べると、個性の強い顔ばかり。今の社会では、個性を出すのではなく、スマートに生きることが良しとされていますが、山谷には個性がムンムンな人々ばかりですね(笑)。 ――確かに。当時の山谷の姿を垣間見ているようです。 多田 実は、写真を撮っているときは「山谷」を消したかったんです。被写体の顔だけ撮れば、にじみ出てくるものがあるだろうって。でも、本にするにあたって、当時の「山谷」という街を残したいという気持ちになったんです。 ――そんな男たちを通じて、山谷とはどのような街だと感じましたか? 多田 ほかにはない、“情”がある街だと思います。居酒屋でも互いの過去に触れないように、関係性はベタベタしていません。けれども、みんな同じような境遇で、20年も30年も山谷にいる人も少なくない。出稼ぎで来て、帰れなくなってしまった人たちです。だからこそ、すごく人懐っこくて、他人に優しくすることができるんです。お金がなくても、誰かのところで飲むことができるし、逆にお金があれば誰かを飲ませる。不思議なコミュティですよね。みんな末っ子気質で、なぜか7番目という人が本当に多いんですよ。
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(c)多田裕美子
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(c)多田裕美子
――多田さんが山谷の街を撮影してから、15年がたちました。現在、山谷はどのような環境にあるのでしょうか? 多田 いまだにドヤは多いのですが、日雇い仕事も少なくなり、求人は激減。閉鎖してしまったドヤも、少なくありません。高齢化し、働きに出ることができない労働者は、生活保護を受給しながらドヤで暮らしているんです。およそ8割の宿泊者は、生活保護をもらいながら暮らしているのではないでしょうか。 ――そんなに多いんですか? 多田 しかし、行政の関係者に話を聞いたところ、昔から山谷の人々は生活保護を受けたがらないそうです。「国の世話にはなりたくない」というプライドがある。だから、仕事もなくなり、路上生活になり、心身ボロボロになって初めて受給する人が多い。その一方で、そんな状況でも受給せず、路上生活を続ける人もいます ――働けなくなっても「労働者」というプライドが、生活保護の受給をためらわせる。 多田 今は福祉やボランティアの方たちが山谷を支えていて、労働者の街から福祉の街に変わりつつあります。孤独な独居老人が多く住む街としての報道も多いですよね。ただ、彼らも、かつては屈強な労働者だった。この本では、そんな男たちが粋がっている姿を残したかったんです。 ――では、もし多田さんが、現在の山谷を撮るとしたら何を撮影すると思いますか? 多田 今の山谷の何を撮りたいかは明確には答えられませんが、今の山谷に託したいことはあります。最近は、かつての労働者以外に、生きづらさを抱え、身寄りもなく、ひとりで生きられない人々が福祉施設で暮らしています。山谷には昔から、社会で生きづらさを抱えた人々を受け入れる土壌があるというか、人へのまなざしがやさしいんですね。近年は安宿のおかげで、外国人観光客も増えてきています。時代の変化を受け入れつつ、これからも他者にやさしい街であり続けてほしいです。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])

「山谷でしか出会えない“顔”があった」青空写真館が収めた“最後の山谷”の男たち

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(c)多田裕美子
「山谷」という街の意味は、2000年代以降、大きく変わった。  かつては、日雇い労働者の街であり、暴動も発生するような危険な街であった山谷。しかし、00年代以降、労働者の勢いはすっかり影を潜め、今では外国人バックパッカーも集う、静かでおとなしい街へと変貌を遂げている。  そんな山谷の街で、1999年から01年まで、100人以上の男たちを撮影した写真家・多田裕美子のフォトエッセイ『山谷 ヤマの男』(筑摩書房)には、“最後の山谷”の姿が写真と文章で収められている。青空写真館で撮影された山谷に生きる男たちの姿は野性味にあふれ、凛々しく、時にユーモラスであり、まさに山谷でしか見ることのできない顔つき。写真展で発表されたことはあったものの、15年間、多田の元に眠っていたこれらの写真は、4年前、編集者・都築響一氏に見せたことがきっかけで息を吹き返し、やっと刊行へとこぎ着けた。  いったい、かつての山谷の男たちの姿から、何が見えてくるのだろうか? そして、今では外国人や福祉の街に変貌を遂げた山谷とは、いったいどんな街なのか? 多田に訊いた。 *** ――『山谷 ヤマの男』には、99年から2年間にわたって撮影された山谷の人々の写真とエピソードをつづったエッセーが記されています。そもそも、なぜ、山谷を撮影しようと思ったのでしょうか? 多田裕美子(以下、多田) 私の両親は、72年から01年まで「丸善食堂」というお店を山谷で営んでいました。山谷の労働者たちが毎日通うような酒場ですね。そんな関係もあって、カメラを始めた20代前半の頃に、面白半分でお店に来る人々を撮影していたところ、ある日「撮るんじゃねえ」と、お客さんからコップを投げられてしまった。それで、「山谷は簡単に撮れるものではない」と気づいたんです。だから、いろいろな人から作品として山谷を撮影することを勧められましたが、どうしても乗り気にはなれなかった。しかし、ある時店を手伝っていたら、飲んでいるお客さんの姿がほかの街とは違うことに気づきました。山谷の人々は、過去を語らないし、聞きたがらない、愚痴もこぼさないんです。 ――山谷には、過去にさまざまな事情がある人も少なくない。だからこそ、酒場の雰囲気も独特なんですね。 多田 そんな彼らの姿に魅力を感じて、再びレンズを向けることを決心しました。しかし、山谷といっても、私が知っているのは丸善食堂の中だけ。父にも「甘い!」と反対されて、初めて店を出て、ロケハンを始めたんです。そこで見つけたのが玉姫公園。ここしかないと。背景幕を持っていき、毎週末、ポートレート撮影を始めました。 ――玉姫公園といえば、山谷夏祭りや朝市「ドロボー市」などが開催される、山谷を代表する場所です。そんな場所で撮影を行うにあたって、恐怖心はなかったのでしょうか? 多田 もちろん怖さもありましたが、自分が思い描いていたイメージを実現できる喜びのほうが大きかったですね。公園の周囲に張り紙をしてモデルを募集したところ、初日から7人も来てくれました。
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(c)多田裕美子
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(c)多田裕美子
――2年間で、どれくらいの人々を撮影したんですか? 多田 延べ140人ほどですね。初日に知り合ったおじさんが用心棒になってくれて心強かったんですが、公園にも派閥があるから、このおじさんと仲良くしていると撮れない人もいる。だから、こちらから近づいて花札をしたり、お酒を飲んで仲良くなりながら、撮影することもありました。それに、いい被写体に巡り合うと、どうしても写真を撮りたくなってしまうんです。 ――「いい被写体」とは? 多田 ほかの街にはいない、その人らしさがにじみ出ている顔つきですね。山谷には、山谷でしかお目にかかれない“顔”というのがあるんです。そして彼らは、少ない荷物の中から一番いいものを着て、被写体になってくれる。撮影の際には、ポーズをお願いするのではなく、彼らの持っている存在感がにじみ出るようにこだわりました。 ――表紙に起用されているリンさんをはじめ、圧倒的な存在感ですね(笑)。 多田 実は最近、知人が偶然、リンさんを見つけてこの本の表紙と並べて撮った写真を送ってきてくれたんですが、いい具合に年を重ねていました(笑)。リンさんもそうですが、山谷は、基本的に我が強く、組織では生きられない人ばかり。だから、撮った写真を並べると、個性の強い顔ばかり。今の社会では、個性を出すのではなく、スマートに生きることが良しとされていますが、山谷には個性がムンムンな人々ばかりですね(笑)。 ――確かに。当時の山谷の姿を垣間見ているようです。 多田 実は、写真を撮っているときは「山谷」を消したかったんです。被写体の顔だけ撮れば、にじみ出てくるものがあるだろうって。でも、本にするにあたって、当時の「山谷」という街を残したいという気持ちになったんです。 ――そんな男たちを通じて、山谷とはどのような街だと感じましたか? 多田 ほかにはない、“情”がある街だと思います。居酒屋でも互いの過去に触れないように、関係性はベタベタしていません。けれども、みんな同じような境遇で、20年も30年も山谷にいる人も少なくない。出稼ぎで来て、帰れなくなってしまった人たちです。だからこそ、すごく人懐っこくて、他人に優しくすることができるんです。お金がなくても、誰かのところで飲むことができるし、逆にお金があれば誰かを飲ませる。不思議なコミュティですよね。みんな末っ子気質で、なぜか7番目という人が本当に多いんですよ。
sanya5
(c)多田裕美子
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(c)多田裕美子
――多田さんが山谷の街を撮影してから、15年がたちました。現在、山谷はどのような環境にあるのでしょうか? 多田 いまだにドヤは多いのですが、日雇い仕事も少なくなり、求人は激減。閉鎖してしまったドヤも、少なくありません。高齢化し、働きに出ることができない労働者は、生活保護を受給しながらドヤで暮らしているんです。およそ8割の宿泊者は、生活保護をもらいながら暮らしているのではないでしょうか。 ――そんなに多いんですか? 多田 しかし、行政の関係者に話を聞いたところ、昔から山谷の人々は生活保護を受けたがらないそうです。「国の世話にはなりたくない」というプライドがある。だから、仕事もなくなり、路上生活になり、心身ボロボロになって初めて受給する人が多い。その一方で、そんな状況でも受給せず、路上生活を続ける人もいます ――働けなくなっても「労働者」というプライドが、生活保護の受給をためらわせる。 多田 今は福祉やボランティアの方たちが山谷を支えていて、労働者の街から福祉の街に変わりつつあります。孤独な独居老人が多く住む街としての報道も多いですよね。ただ、彼らも、かつては屈強な労働者だった。この本では、そんな男たちが粋がっている姿を残したかったんです。 ――では、もし多田さんが、現在の山谷を撮るとしたら何を撮影すると思いますか? 多田 今の山谷の何を撮りたいかは明確には答えられませんが、今の山谷に託したいことはあります。最近は、かつての労働者以外に、生きづらさを抱え、身寄りもなく、ひとりで生きられない人々が福祉施設で暮らしています。山谷には昔から、社会で生きづらさを抱えた人々を受け入れる土壌があるというか、人へのまなざしがやさしいんですね。近年は安宿のおかげで、外国人観光客も増えてきています。時代の変化を受け入れつつ、これからも他者にやさしい街であり続けてほしいです。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])

有村架純、意表突いた『紅白』紅組司会への起用――裏に隠されたNHKの思惑とは?

 大みそかに放送される『第67回NHK紅白歌合戦』の白組司会に嵐・相葉雅紀、紅組司会に女優の有村架純が決まった。嵐の一員として『紅白』司会を経験済みである相葉の起用はともかく、有村の“抜擢”に、視聴者は驚きを隠せなかっただろう。

 ここ数年の紅組司会者の顔ぶれは、2012年が堀北真希、13年が綾瀬はるか、14年が吉高由里子、15年が再び綾瀬だった。昨年の綾瀬は、いささか異例な形ではあったが、基本的には、例年、その年のNHKドラマで活躍した女優が選出されてきた。その慣例でいえば、今年は朝ドラ『あさが来た』の主演で、高視聴率を獲得した波瑠、もしくは『とと姉ちゃん』主演の高畑充希あたりが妥当な線。ところが、有村の抜擢となると、かなり意表を突いた起用だ。

 確かに有村は、13年前期の朝ドラ『あまちゃん』で、主人公・天野アキ(能年玲奈=現・のん)の母・春子(小泉今日子)の青年期役を演じてブレークした。昨年は主演映画『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』がヒットし、今年は『夏美のホタル』など4本の映画に出演。1月期には『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)で地上波連ドラ初主演を果たした。しかし、『あまちゃん』以降の約3年、NHKドラマへの出演はなく、“なじみ”がなかっただけに、『紅白』の司会起用には違和感すら覚える。そこには、NHKのどんな思惑が隠されているのか?

「昨年の綾瀬の場合は、大河ドラマ『八重の桜』(13年)での実績プラス、16年3月スタートの『放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」』で主演を務めることが起用理由になりました。元々の好感度の高さも大いに評価されたと聞きます。ところが、有村の場合、『あまちゃん』に出ていたといっても、脇役にしかすぎません。そんな有村を選んだのは、来年4月に放送開始する朝ドラ『ひよっこ』の一大プロモーション目的でしょう」(芸能ライター)

 有村は、『ひよっこ』の脚本家・岡田惠和氏たっての希望で、オーディションなしでヒロインに抜擢された。朝ドラのヒロインが、オーディションなしで決まったのは『花子とアン』(14年前期=吉高主演)以来のことだ。

 『ひよっこ』を大ヒットに導くために、『紅白』は格好のプロモーションの舞台。そこで、ヒロインの有村に司会を務めさせて、視聴者に顔を売り、宣伝するのが得策とNHKは判断したのだろう。近年の紅組司会者の中では、実績や知名度はいまひとつ劣る有村だが、無事大役を務め上げることができれば、老若男女の視聴者のハートをガッチリつかむことになりそうだ。

(田中七男)

有村架純、意表突いた『紅白』紅組司会への起用――裏に隠されたNHKの思惑とは?

 大みそかに放送される『第67回NHK紅白歌合戦』の白組司会に嵐・相葉雅紀、紅組司会に女優の有村架純が決まった。嵐の一員として『紅白』司会を経験済みである相葉の起用はともかく、有村の“抜擢”に、視聴者は驚きを隠せなかっただろう。

 ここ数年の紅組司会者の顔ぶれは、2012年が堀北真希、13年が綾瀬はるか、14年が吉高由里子、15年が再び綾瀬だった。昨年の綾瀬は、いささか異例な形ではあったが、基本的には、例年、その年のNHKドラマで活躍した女優が選出されてきた。その慣例でいえば、今年は朝ドラ『あさが来た』の主演で、高視聴率を獲得した波瑠、もしくは『とと姉ちゃん』主演の高畑充希あたりが妥当な線。ところが、有村の抜擢となると、かなり意表を突いた起用だ。

 確かに有村は、13年前期の朝ドラ『あまちゃん』で、主人公・天野アキ(能年玲奈=現・のん)の母・春子(小泉今日子)の青年期役を演じてブレークした。昨年は主演映画『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』がヒットし、今年は『夏美のホタル』など4本の映画に出演。1月期には『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)で地上波連ドラ初主演を果たした。しかし、『あまちゃん』以降の約3年、NHKドラマへの出演はなく、“なじみ”がなかっただけに、『紅白』の司会起用には違和感すら覚える。そこには、NHKのどんな思惑が隠されているのか?

「昨年の綾瀬の場合は、大河ドラマ『八重の桜』(13年)での実績プラス、16年3月スタートの『放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」』で主演を務めることが起用理由になりました。元々の好感度の高さも大いに評価されたと聞きます。ところが、有村の場合、『あまちゃん』に出ていたといっても、脇役にしかすぎません。そんな有村を選んだのは、来年4月に放送開始する朝ドラ『ひよっこ』の一大プロモーション目的でしょう」(芸能ライター)

 有村は、『ひよっこ』の脚本家・岡田惠和氏たっての希望で、オーディションなしでヒロインに抜擢された。朝ドラのヒロインが、オーディションなしで決まったのは『花子とアン』(14年前期=吉高主演)以来のことだ。

 『ひよっこ』を大ヒットに導くために、『紅白』は格好のプロモーションの舞台。そこで、ヒロインの有村に司会を務めさせて、視聴者に顔を売り、宣伝するのが得策とNHKは判断したのだろう。近年の紅組司会者の中では、実績や知名度はいまひとつ劣る有村だが、無事大役を務め上げることができれば、老若男女の視聴者のハートをガッチリつかむことになりそうだ。

(田中七男)

事務所は“優香の後釜”用意も……ドラマ初出演中の小島瑠璃子は「女優より政治家向き?」

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「深夜なので、最初から視聴率は期待していないそうです。それよりも、“女優”としての素質があるかないかを見極めることのほうがメインだそうですよ」(芸能事務所関係者)  若手演技派俳優の柄本佑が主演する『コック警部の晩餐会』(TBS系)に、ヒロイン役としてドラマ初出演を果たしている小島瑠璃子。 「ホリプロは小島さんを、6月に結婚した優香さんの後釜にしたいと考えているようです。優香さんのように、バラエティだけでなく、ドラマ、映画、舞台とマルチにこなせれば、仕事の幅が広がりますからね。優香さんの産休に備え、小島さんを鍛えておきたいという思惑でしょう」(テレビ局関係者)  すでにバラエティでは、替えの効かない存在になりつつある小島。 「今は政治や経済にも興味があるようで、控室では、バラエティでよく共演する岸博幸教授や八代英輝弁護士、森永卓郎さんらと話し込んでいますよ。見た目と違って、かなり勉強熱心です。MC以外で、そんな話をする人はほとんどいませんからね。周囲の先生方にもかわいがられていますし、女優よりも政治家の素質があるかもしれませんよ」(番組スタッフ)  ドラマがダメなら、永田町から声がかかるかもしれない。

SMAP・中居正広、コンサートの“アイドル”姿がスゴイ! テレビで見せない表情に迫る

ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!

B美……28歳 人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルはKis-My-Ft2・北山宏光。

C子……35歳 デビュー組からジャニーズJr.に降りたばかりの月刊誌編集者。好きなアイドルは若い子。

B美 ちょっと、ちょっと!! 中居くんがメインの「中居正広MERAMERA★メラメラ★PRINCE」(鹿砦社)って本、見た? 載ってる写真が全部すごく良かったの~!

C子 へぇ~、こんなの出てるんだね。しかもすごいコンパクトじゃん。コンサートの写真がいっぱい載ってて、中居担のB美に向けて作られたような1冊だね!

B美 そうなの。コンサートの写真とともに中居くんの人物像や過去のエピソードを紹介してるんだよ。あと、中居くんだけじゃなくてちょこちょこメンバーの写真もあるしね。中居×木村拓哉コンビのツーショットが散りばめられてて、個人的にそこがツボ。見てよ、ほら。42ページの中居くん、唇に手を添えてる姿がカッコいいでしょ~!

C子 ホントだ! しかもこの衣装、モコモコしてて可愛いね。あと、その前のスーツ姿の5人、スゴくカッコいい。シックな雰囲気が“大人の男性”って感じ。中居くんが珍しくターバンも帽子も被ってないし(笑)。この本をチラッと見ただけでも帽子かぶってる写真ばっかだもんね。

B美 34~47ページの写真、私はあんまり見覚えない衣装でさ。それで思い出したんだけど、2011年11月12~13日に東京ドームでやった『祝20周年! SMAP FaN×FuN PARTY 2011』の写真みたい。私、チケット取れなくて参加できなかったから、今回たっぷり見れてうれしいわ。スーツで帽子ナシの中居くん、カッコよさの破壊力がハンパなくない? この年はビジュアルも良くてさ~。

C子 白いシャツに黒のベストっていうシンプルな出で立ちの41ページもいいね。ポケットに手を突っ込んで立ってるのも、なんかサマになるし。ってか、モミアゲだけ金髪でチャラい!

『中居正広MERAMERA★メラメラ★PRINCE』、立ち読みはこちら

B美 この時の『FaN×FuN PARTY』って、メンバーが退場口にそれぞれ立ってお客さんを“お見送り”したんだよ。メンバーがバラバラになってるから、直前まで誰に当たるかわからないっていう状態で。近年では舞台『ジャニーズ・ワールド』でもジャニーズJr.とかがお見送りをやってたけど、SMAPレベルのスターが退場口にいるって、ビックリだよね。

C子 SMAPって、ファン思いなんだね。なんか勝手に感極まってきたわ……。あと、33ページの笑顔、すごく自然体で可愛いね。これもコンサートでお手振りしてる写真かな? 中居くんって、バラエティとかだと「俺たちは雲の上の存在なんだよ」みたいなこと言ってるから、てっきりファンサービスもクールなのかと思ってた。

B美 いやいや、それが違うんだな~。こういう、ファンにしか見せない表情もあるくらい、中居くんはいろんな一面を持ってっから! コンサートの中居くんは、渋くてカッコいいのに、メンバーやファンに甘える部分もあったり、ホントに魅力的なの!!

C子 たしかに、この本見てると中居くんってキラキラしてるんだなぁ~って感じるよ。バラエティや歌番組の姿しか目にしてないから、ステージでちゃんとアイドルやってる姿に驚いちゃった。“キラキラしよう”って自覚がある振る舞いなんだろうなって思う。

B美 中居くんは、振り幅がスゴイのよ。4~5ページにあるようなマイケル・ジャクソン風の衣装でダンスをバッチリキメたかと思えば、56~57ページのあざとい笑顔も見せるしね。こんな表情見せられたら、ファンは愛おしくなっちゃうもん。あと、71ページのピンクのスーツで歌ってるカットも好きなんだ~。この本にはカッコいいも可愛いも両方詰まってるよ!!

C子 アンタみたいな中居ファンが興奮する気持ちがわかるわ。中居くんだけをピックアップした本って、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の企画で出した『私服だらけの中居正広増刊号~輝いて』(扶桑社)シリーズ以来かな?

B美 たぶんそうだね。あとこの本は、写真だけじゃなくてテキストも読み応えあったよ。中居ファンとしては知ってるエピソードも多いけど、あらためて1冊にまとまってる本って少ないからね。例えば、2014年の『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』(フジテレビ系)で、中居くんが名だたる芸人たちを取りまとめたじゃん。そういうMC業について掘り下げたり、プライベートとか、仕事に対する考え方、メンバーの接し方やSMAPへの思いまで網羅してるからすごい。

C子 たしかに、あの『いいとも!』はお笑い怪獣たちを一気に落ち着かせてて、すごかったよね。アイドルであんなふうに大物芸人と立ち向かえる人っていないじゃん。

B美 この本には載ってないんだけど、私が好きなのは07年の『NHK紅白歌合戦』の裏話だな。この時、中居くんは紅組の司会をしてたんだけど、ゲスト審査員として参加した脳科学者・茂木健一郎がブログで中居くんの神対応を明かしたの。性同一性障害を公表してる中村中が歌う場面で、本当は進行が2分半も押してたんだって。フロアディレクターが「とにかく巻け、巻け」と指示しても中居くんは顔を横に振って拒否して、彼女のエピソードを省かずに紹介する時間を作ったと。それでも最終的に放送時間ピッタリに終了よ! 本番後にディレクターが「中居くんの判断は正しかった」「今回の紅白で、一番しびれた瞬間でした」と話してたとか。

『中居正広MERAMERA★メラメラ★PRINCE』、立ち読みはこちら

C子 さすが中居担はエピソード持ってるね~。あんたも編集に参加したらよかったのに(笑)。でも、中居くんがそうして現場の信頼を高めていったことは、本人が語らない分、こうしてファンの話や本で知るしかないよね。ところで、この本の36ページに書いてある話も興味深いね。中居くんに最初にバラエティの洗礼を浴びせた人について触れてる。光GENJIやデビュー前のSMAPが出てた『アイドル共和国』(テレビ朝日系)のプロデューサー・疋田拓って人なんだ。これ、中居くんのコメントだけど、「与えられたものは逃げずにやろうと思っていて、あのころは自分の中で絶対の人を探していました。ボクはスポーツをやっていたので監督とコーチが絶対的存在で、そういう方に従うクセがあるんですね。だから、コントでは疋田さんには必死でついていきました」と語ってたみたい。

B美 あぁ~、その話ね。たしか、中居くんがラジオ『ダイノジ 大谷ノブ彦のオールナイトニッポン』(ニッポン放送、13年6月放送)にゲスト出演した時の話じゃないかな。当時、疋田さんにつけてもらった稽古が今に生かされてることとか語ってたよ。野球の時は監督が“絶対”の存在だったけど、エンターテインメントの世界ではジャニー喜多川社長になって、その次が疋田さんだったと。

C子 ジャニーズって、ジャニーさんが作った野球チームが原点だよね。縦社会を大事にする中居くんと、ジャニーズの精神は合ってたんだろうなって思う。ジャニーさんのお気に入りは稲垣吾郎ではなく、「実は中居くん」って説もあるよね。中居くん、ジャニーさんのことは尊敬してるんだろうな。

B美 あと、この本の最終章「かならず『。』で終わりたい」は、中居くんの名言を集めているみたいね。「大事なのは結果じゃない。今までの過程が大事なんだ」「転ばなければ起き上がり方も覚えられないんだから、転ぶことだって必要」とか、懐かしいな~! 私、中学生ぐらいの時に「中居語録」っていうサイトを見て、中居くんの名言をノートに書き写してたんだ。今言った言葉も、そこで見た記憶がある。ほら、「中居語録」で検索すると出てくるでしょ。このシンプルなレイアウト、私が昔見てた頃と変わってないな~!

C子 ちょっと、そんなサイトあるの!? あ~、こりゃ深い言葉が並んでるね。さっきの「転ばなければ~」って名言も載ってるよ。あとは……「イエスでもノーでもいいから、きちんと『。』にしたい…」って、これは章タイトルにもなってるやつだね。ひょっとして引用元はこのサイトだったりして(笑)。それにしてもさ、中居くんってコンサートでホントにいろんな顔を見せるんだね。踊ってる時の真剣な表情、おちゃらけた表情、あざといぶりっ子顔に、満面の笑顔。

B美 84~85ページは、14~15年に行われた『Mr.S “saikou de saikou no CONCERT TOUR”』の写真だね。コンサート、楽しそうでしょ? 中居くんは1人になってもタレントとして生き残っていけるだろうけど、やっぱりステージに5人で立ってる姿は別格。いやぁ~、この本は税込み842円なんだけど、めっちゃお買い得だったわ。それに、とにかくスマコンに行きたくなった! お願いだから解散しないで~!!

『中居正広MERAMERA★メラメラ★PRINCE』、立ち読みはこちら

SMAP・中居正広、コンサートの“アイドル”姿がスゴイ! テレビで見せない表情に迫る

ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!

B美……28歳 人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルはKis-My-Ft2・北山宏光。

C子……35歳 デビュー組からジャニーズJr.に降りたばかりの月刊誌編集者。好きなアイドルは若い子。

B美 ちょっと、ちょっと!! 中居くんがメインの「中居正広MERAMERA★メラメラ★PRINCE」(鹿砦社)って本、見た? 載ってる写真が全部すごく良かったの~!

C子 へぇ~、こんなの出てるんだね。しかもすごいコンパクトじゃん。コンサートの写真がいっぱい載ってて、中居担のB美に向けて作られたような1冊だね!

B美 そうなの。コンサートの写真とともに中居くんの人物像や過去のエピソードを紹介してるんだよ。あと、中居くんだけじゃなくてちょこちょこメンバーの写真もあるしね。中居×木村拓哉コンビのツーショットが散りばめられてて、個人的にそこがツボ。見てよ、ほら。42ページの中居くん、唇に手を添えてる姿がカッコいいでしょ~!

C子 ホントだ! しかもこの衣装、モコモコしてて可愛いね。あと、その前のスーツ姿の5人、スゴくカッコいい。シックな雰囲気が“大人の男性”って感じ。中居くんが珍しくターバンも帽子も被ってないし(笑)。この本をチラッと見ただけでも帽子かぶってる写真ばっかだもんね。

B美 34~47ページの写真、私はあんまり見覚えない衣装でさ。それで思い出したんだけど、2011年11月12~13日に東京ドームでやった『祝20周年! SMAP FaN×FuN PARTY 2011』の写真みたい。私、チケット取れなくて参加できなかったから、今回たっぷり見れてうれしいわ。スーツで帽子ナシの中居くん、カッコよさの破壊力がハンパなくない? この年はビジュアルも良くてさ~。

C子 白いシャツに黒のベストっていうシンプルな出で立ちの41ページもいいね。ポケットに手を突っ込んで立ってるのも、なんかサマになるし。ってか、モミアゲだけ金髪でチャラい!

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B美 この時の『FaN×FuN PARTY』って、メンバーが退場口にそれぞれ立ってお客さんを“お見送り”したんだよ。メンバーがバラバラになってるから、直前まで誰に当たるかわからないっていう状態で。近年では舞台『ジャニーズ・ワールド』でもジャニーズJr.とかがお見送りをやってたけど、SMAPレベルのスターが退場口にいるって、ビックリだよね。

C子 SMAPって、ファン思いなんだね。なんか勝手に感極まってきたわ……。あと、33ページの笑顔、すごく自然体で可愛いね。これもコンサートでお手振りしてる写真かな? 中居くんって、バラエティとかだと「俺たちは雲の上の存在なんだよ」みたいなこと言ってるから、てっきりファンサービスもクールなのかと思ってた。

B美 いやいや、それが違うんだな~。こういう、ファンにしか見せない表情もあるくらい、中居くんはいろんな一面を持ってっから! コンサートの中居くんは、渋くてカッコいいのに、メンバーやファンに甘える部分もあったり、ホントに魅力的なの!!

C子 たしかに、この本見てると中居くんってキラキラしてるんだなぁ~って感じるよ。バラエティや歌番組の姿しか目にしてないから、ステージでちゃんとアイドルやってる姿に驚いちゃった。“キラキラしよう”って自覚がある振る舞いなんだろうなって思う。

B美 中居くんは、振り幅がスゴイのよ。4~5ページにあるようなマイケル・ジャクソン風の衣装でダンスをバッチリキメたかと思えば、56~57ページのあざとい笑顔も見せるしね。こんな表情見せられたら、ファンは愛おしくなっちゃうもん。あと、71ページのピンクのスーツで歌ってるカットも好きなんだ~。この本にはカッコいいも可愛いも両方詰まってるよ!!

C子 アンタみたいな中居ファンが興奮する気持ちがわかるわ。中居くんだけをピックアップした本って、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の企画で出した『私服だらけの中居正広増刊号~輝いて』(扶桑社)シリーズ以来かな?

B美 たぶんそうだね。あとこの本は、写真だけじゃなくてテキストも読み応えあったよ。中居ファンとしては知ってるエピソードも多いけど、あらためて1冊にまとまってる本って少ないからね。例えば、2014年の『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』(フジテレビ系)で、中居くんが名だたる芸人たちを取りまとめたじゃん。そういうMC業について掘り下げたり、プライベートとか、仕事に対する考え方、メンバーの接し方やSMAPへの思いまで網羅してるからすごい。

C子 たしかに、あの『いいとも!』はお笑い怪獣たちを一気に落ち着かせてて、すごかったよね。アイドルであんなふうに大物芸人と立ち向かえる人っていないじゃん。

B美 この本には載ってないんだけど、私が好きなのは07年の『NHK紅白歌合戦』の裏話だな。この時、中居くんは紅組の司会をしてたんだけど、ゲスト審査員として参加した脳科学者・茂木健一郎がブログで中居くんの神対応を明かしたの。性同一性障害を公表してる中村中が歌う場面で、本当は進行が2分半も押してたんだって。フロアディレクターが「とにかく巻け、巻け」と指示しても中居くんは顔を横に振って拒否して、彼女のエピソードを省かずに紹介する時間を作ったと。それでも最終的に放送時間ピッタリに終了よ! 本番後にディレクターが「中居くんの判断は正しかった」「今回の紅白で、一番しびれた瞬間でした」と話してたとか。

『中居正広MERAMERA★メラメラ★PRINCE』、立ち読みはこちら

C子 さすが中居担はエピソード持ってるね~。あんたも編集に参加したらよかったのに(笑)。でも、中居くんがそうして現場の信頼を高めていったことは、本人が語らない分、こうしてファンの話や本で知るしかないよね。ところで、この本の36ページに書いてある話も興味深いね。中居くんに最初にバラエティの洗礼を浴びせた人について触れてる。光GENJIやデビュー前のSMAPが出てた『アイドル共和国』(テレビ朝日系)のプロデューサー・疋田拓って人なんだ。これ、中居くんのコメントだけど、「与えられたものは逃げずにやろうと思っていて、あのころは自分の中で絶対の人を探していました。ボクはスポーツをやっていたので監督とコーチが絶対的存在で、そういう方に従うクセがあるんですね。だから、コントでは疋田さんには必死でついていきました」と語ってたみたい。

B美 あぁ~、その話ね。たしか、中居くんがラジオ『ダイノジ 大谷ノブ彦のオールナイトニッポン』(ニッポン放送、13年6月放送)にゲスト出演した時の話じゃないかな。当時、疋田さんにつけてもらった稽古が今に生かされてることとか語ってたよ。野球の時は監督が“絶対”の存在だったけど、エンターテインメントの世界ではジャニー喜多川社長になって、その次が疋田さんだったと。

C子 ジャニーズって、ジャニーさんが作った野球チームが原点だよね。縦社会を大事にする中居くんと、ジャニーズの精神は合ってたんだろうなって思う。ジャニーさんのお気に入りは稲垣吾郎ではなく、「実は中居くん」って説もあるよね。中居くん、ジャニーさんのことは尊敬してるんだろうな。

B美 あと、この本の最終章「かならず『。』で終わりたい」は、中居くんの名言を集めているみたいね。「大事なのは結果じゃない。今までの過程が大事なんだ」「転ばなければ起き上がり方も覚えられないんだから、転ぶことだって必要」とか、懐かしいな~! 私、中学生ぐらいの時に「中居語録」っていうサイトを見て、中居くんの名言をノートに書き写してたんだ。今言った言葉も、そこで見た記憶がある。ほら、「中居語録」で検索すると出てくるでしょ。このシンプルなレイアウト、私が昔見てた頃と変わってないな~!

C子 ちょっと、そんなサイトあるの!? あ~、こりゃ深い言葉が並んでるね。さっきの「転ばなければ~」って名言も載ってるよ。あとは……「イエスでもノーでもいいから、きちんと『。』にしたい…」って、これは章タイトルにもなってるやつだね。ひょっとして引用元はこのサイトだったりして(笑)。それにしてもさ、中居くんってコンサートでホントにいろんな顔を見せるんだね。踊ってる時の真剣な表情、おちゃらけた表情、あざといぶりっ子顔に、満面の笑顔。

B美 84~85ページは、14~15年に行われた『Mr.S “saikou de saikou no CONCERT TOUR”』の写真だね。コンサート、楽しそうでしょ? 中居くんは1人になってもタレントとして生き残っていけるだろうけど、やっぱりステージに5人で立ってる姿は別格。いやぁ~、この本は税込み842円なんだけど、めっちゃお買い得だったわ。それに、とにかくスマコンに行きたくなった! お願いだから解散しないで~!!

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Sexy Zoneのベストアルバムに収録された新曲「STAGE」、5人で作った詞にファンが号泣

 11月16日にデビュー5周年を迎えたSexy Zone。同日には、デビュー曲「Sexy Zone」から11枚目のシングル「勝利の日まで」を収録した初のベストアルバム『Sexy Zone 5th Anniversary Best』をリリースし、アニバーサリーイヤーを盛り上げた。

 シングル曲が並ぶ中、アルバムの最後に収録されたのは「STAGE」という新曲。これはメンバー5人が「デビューからの5年間の想いとこれからの未来」というテーマで歌詞を共作したもので、「泣いて 笑って 届けるから 笑われたって あなたにだけ」「どんな日々も 頷いてくれる ただ背中押してくれる あなたがそばにいた」など、ファンへの感謝の気持ちが率直な言葉でつづられている。

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