南明奈とよゐこ・濱口がすでに破局!? 一方、“慶大レイプ加害者”を晒したフジテレビに「グッジョブ!」の声

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 スキャンダルだらけの2016年も、残すところ2カ月弱。不倫騒動に覚せい剤事件など、まだまだ大荒れの芸能界ですが、今年最後を飾るのは、いったいどんな話題になるのでしょうか?   それでは、ランキングを見ていきましょう! 第1位 すでに破局? “アッキーナ”南明奈がよゐこ・濱口優と「別れたい」連呼していた めっちゃモテるっぽいよね。 第2位 至れり尽くせりのセレブ病院で何を!? 高畑裕太の今は「シャレにならない状態」 余波がまだまだ 第3位 “慶大レイプ事件”加害者の実名をさらしたフジテレビに「グッジョブ!」の危うさ ひどい事件です 第4位 事実誤認も番組側が謝罪! なぜ、張本勲氏は『サンデーモーニング』を降板しないのか? 知らない人も増えてきた 第5位 「妹が自分で決めました……」義姉の言葉から深読みする、田辺エージェンシー社長の夏目三久への“寵愛”ぶり 夏目はこわ~いぞ ◆編集部厳選! イチオシ記事◆ “元アウトローのカリスマ”瓜田純士が、相次ぐイジメ・パワハラ自殺問題に緊急提言! イジメ問題にも真摯な瓜田サン! 結成20周年! バイきんぐが葛藤の果てに見つけた、「バカ」と「注意」の境地 さすがは職人って感じですね 『ドラクエ』vs『F.F.』が実現? 『勇者ヨシヒコと導かれし七人』が挑む冒険 作り手が遊びすぎ!

『しくじり先生』で泣いた高橋ジョージから考える、三船美佳が“離婚を言い渡した”ワケ

<p> “夫婦関係”をテーマに扱うバラエティ番組が数多くあるということは、離婚を経験した芸能人にとっては、一種のビジネスチャンスだろう。ただし、離婚ネタでメシが食えるのは、世論を味方にできる(例:相手に不倫をされた)人か、自分に非があると認め、反省している人である。モラルハラスメントが原因で三船美佳に離婚を言い渡されたとされる高橋ジョージは、後者のパターンを選択したようだ。10月31日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演し、モラハラの有無については触れなかったものの、「自分が全部悪い」と反省する姿を見せた。高橋は離婚の原因を「強烈にしつこい性格」と自己分析したが、番組を通して見た私の印象は、「しつこい」というより、「上下関係にこだわる」「上から目線がきつい」だった。</p>

『しくじり先生』で泣いた高橋ジョージから考える、三船美佳が“離婚を言い渡した”ワケ

<p> “夫婦関係”をテーマに扱うバラエティ番組が数多くあるということは、離婚を経験した芸能人にとっては、一種のビジネスチャンスだろう。ただし、離婚ネタでメシが食えるのは、世論を味方にできる(例:相手に不倫をされた)人か、自分に非があると認め、反省している人である。モラルハラスメントが原因で三船美佳に離婚を言い渡されたとされる高橋ジョージは、後者のパターンを選択したようだ。10月31日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演し、モラハラの有無については触れなかったものの、「自分が全部悪い」と反省する姿を見せた。高橋は離婚の原因を「強烈にしつこい性格」と自己分析したが、番組を通して見た私の印象は、「しつこい」というより、「上下関係にこだわる」「上から目線がきつい」だった。</p>

ロバート秋山竜次のカキタレになりたくて追いかけた2001年の処女

女ならば、誰にだって処女時代はあります。処女時代、私がそのほとばしったエネルギーを捧げたのは、勉強でも趣味でも部活でも彼氏とのデートでもなく、おっかけでした

 中学~高校前半はヴィジュアル系に(ヴィジュアル系バンドマンのセフレになりたくて追いかけたJK時代の話)、高校後半~大学前半は二軍野球選手(二軍野球選手のカキタレを目指して奮闘した処女たちの話)に、そのすべてを捧げました。いや、すべてではありませんね。処女だけは、捧げることができませんでしたから……。

 そして大学2年の夏、私が辿り着いたついたのは“お笑い芸人”でした。がぜんハードルが下がった感! 無意識だったのでしょう、もちろん純粋なお笑い好きには間違いありませんが、いつからか純粋な憧れではなく、「簡単にヤレる有名人探し」を目的としたおっかけ活動になっていたのかもしれません。

 きっかけはお笑い芸人がたくさん出演するテレビの特番だったかと思います。フットボールアワーの漫才の面白さに開眼し、同じくCOW COWが好きだった大学友人Mを誘い、夏休みの旅行もかねて今は亡き大阪の劇場『baseよしもと』に、彼らの漫才を観に行くことに決めました。フットワークの軽さは、おっかけ体質ゆえですね。

 劇場には当時をときめく大阪芸人たちがズラリと並び、彼らの姿をこんなに間近で見られるなんて……! と感動した私たちをさらに歓喜させたのは、2001年の『ルミネtheよしもと』のオープンでした。

「テレビで大活躍中の極楽とんぼやロンドンブーツ1号2号のネタが見られるのは、ココだけ!」

を売り文句に、オープン当初から超満員の大盛況!……だったのは、ロンブーなど大物が登場する時間帯のみ。主に私たちが狙っていたのは、若手が登場する時間帯でした。チケットは取りやすく(おそらく、行って窓口で買って入って、と映画のような段取りで観られたはず)、通学途中に寄れる立地の良さもあり、通い詰めざるを得なかったのです。

 実際に観覧すると、『ルミネ』は『baseよしもと』より舞台までの距離が近く、まだまだファンも少なかった“売れっ子ではない”芸人たちのネタに、涙が出るほど笑ったものです。そこでドハマリしたのがロバートでした。一度ネタを見ただけで、当時から天才肌を発揮していた秋山竜次氏の虜に。以来、ロバートの全コントを見逃さないためにルミネに通い、他所でのライブにも通い(当時はよく、同期のインパルス、森三中とライブをしていた)、出待ちはもちろん当たり前でした。

 1999年からトリオとして今のメンバーで活動開始した彼らですが、01年後半にはもう『はねるのトびら』でブレイクしてしまうので、私がおっかけをしていた時はまさしくブレイク前夜も前夜、爆発寸前の一番おいしい時期でした。

 新宿駅南口のほど近く、ルミネの社員通用口からライブを終えた芸人が続々と出てくる道が、おっかけ女性たちの定位置でした。お目当ての芸人が出てくるとスッとそばに寄り、話をしたりプレゼントを渡したり、ツーショット写真を撮ってもらったりします。おっかけ間の暗黙のルールとして、持ち時間は一人3分前後。後ろには、順番を待つ他のおっかけ女性たちが、一定の距離を保ちつつ付いていきます。もちろん芸人は立ち止まらずスタスタと目的地まで歩いていきますから、その様子はハーメルンの笛吹き男さながら。

 で、ここで空気の読めないおっかけがいるんですよ。持ち時間を5分もオーバーすると、どんどん後ろのおっかけたちに影響が及びますから大迷惑。私なんかは新大久保付近(新宿駅から徒歩20分)でやっと話しかけることができた日もあります。

「あ、あのう! お、おばあちゃんが入院中なんですが!(話しかける口実のための、クソつまらない嘘) 秋山さんのコントを見るときだけ笑えるんです! あのう! がんばってください! あ、し、写真! ととと撮ってください!」

 歩きながら、ハァハァと息を切らし、早口で喋りかけ秋山氏に手紙を渡し、一緒に写真を撮ってもらいました。ちなみに写真は、他のおっかけを見るとみんな芸人にカメラを渡し、自撮りツーショットを撮ってもらうという図々しいスタイルが確立されていましたから、私ももちろん秋山氏にコンパクトカメラを渡し、一緒に撮ってもらっていました。自分でシャッターを押すのではないのです、あくまで芸人に押させるあのスタイル、一体なんだったんだろう……。

 そんなある日、私たちおっかけを沸かせる企画のお知らせが、ライブ時に配られるビラに挟まれていました。

<ロバート&インパルスと行く、ドキドキ♪わくわく♪中華街バスツアー!!>

「行きますよね?」
「ですよね! 絶対行きますよね!」

 顔見知りのおっかけたちや、インパルス板倉俊之のファンだった大学友人Eと参加の意志を固めると、学生にとっては大金の参加料約2万円を、激安回転寿司屋のバイト代から捻出、すぐに申し込みました。

 まずは新宿に集合し、バスに乗車。1号車に秋山氏&板倉、2号車にそれ以外、だったかと思いますが、ファンはあらかじめ「どのメンバーと行動を共にしたいか」で、乗るバスを選ぶことができました。私はEとともに迷わず1号車へ。出発すると、自己紹介を開始。名前や誰のファンかを一人ずつ発表していくなかで、私はどうにか覚えてもらおうと必死になり、

「昨日から緊張して、子宮が痛いです!」

と、昨今の全方位配慮なご時世なら炎上必至のコメントを添えると、さすがは芸人さんですね、秋山氏は素人のどうしようもないシモ系ボケも拾ってくださいました。

 が、ここでちょっと、現実を目の当たりにして戸惑うおっかけたち。テレビやライブでは終始わーわー言うてる芸人ですが、1日中ファンに囲まれていなければならない状況で、ずっとわーわー言うてたりはしません。秋山氏も板倉さんもテンションが“普通”なんですよね。私たちの自己紹介にも、「はい、◯◯さん、よろしくね。じゃあ次のひと~~」と“普通”に言います。

 中華街に到着すると、それぞれ好きな芸人に付いて歩き回る中華街観光がスタート。ちなみに秋山グループは、中華料理屋で小籠包を食べるコースでした。店までは秋山グループ総勢20数人で大移動。入店し秋山氏が円卓に座ると、すかさず隣を陣取ったのが、ピタTに推定Fカップの巨乳が浮き出た、20代の単独参加女性。もう片側には、年季の入ったおっかけであろう、40代以上と思しきおばさん(2人組で参加)が座りました。

 出遅れた私たちは、他のテーブルで食べることを余儀なくされますが、秋山氏の注文した小籠包が来ると、みな席を立ち秋山氏のテーブルを囲みました。そして、その一挙手一投足に大注目。箸を取り、小籠包を掴み、口に運び、小籠包を噛み、飲み込む――その一連の動きを、女共が固唾を飲んで見守っています。こんなワケわからない状況で小籠包を食べる秋山氏は、生きた心地がしなかっただろうな、と今なら思えます。

 食事が終わると、待ちに待ったフリータイムです。我先にと秋山氏に群がる女たち。いつの間にか、秋山氏に似顔絵を描いてもらうという流れができあがっていました。私ももちろん書いてもらいました。描かれたのは、ニキビヅラの鼻デカ女。秋山氏の芸風を好きになったはずなのに、それならそう描くとわかるだろうに、普通にめちゃくちゃショックを受け、ずうううんと気落ち……。また例によって、「この女達の中なら結構イケる方」という肥大化した自己評価とのギャップもあり、ずううううん……。次に描いてもらっていた、ぽっちゃり気味の顔見知りおっかけ女性も、ずうううん、としていました。

 ふとピタT巨乳を見ると、似顔絵も描いてもらわず、ずっと秋山氏の隣をキープしているではありませんか。店を出て次の目的地に行く際にも、彼女は常に秋山氏の隣を歩いていました。でも、喋りかけたりはしないんですよ。ただ隣にいるだけ。参加者全員での記念写真撮影時さえ、その女は秋山氏の隣にいました。

 さて、すっかり気落ちした私はヤケクソになり、最後にほかメンバーとも触れ合える場面で、「もうこいつでいいや」と(なにが?)なり、インパルスの堤下敦に近づきました。そしてツーショットを撮ってもらい(例によってカメラを渡して)、言いました。

「さっき、友達同士でバーベキューするのが好きだって言ってましたよね」
「はいはいしますよ」
「今度ぉ、私も呼んでくださいよ~~」

 え、どの立場から言ってるの? てゆうか誰? 突然来て呼んでくださいよ~~って、え、誰? 堤下さんも内心ビックリしたんじゃないでしょうか。ヤケになった処女とはげに恐ろしきかな。だがしかし堤下さんはそういう類の猛獣に慣れているのか、

「はいはい呼びますよ」

とOK(?)との返事! 「ぜったいですよぉ~~」と言いながらその場を離れ、Eに、「堤下のバーベキューに参加できそうなんだけどwww」と報告した私ですが、連絡先も知らずに、一体どうやって参加する気だったのか教えてほしいものです。

 その中華街バスツアー以降、似顔絵ショックと秋山氏へ近づきすぎたことによるエネルギー減少が原因で、以前よりもライブに行く回数が減った私。と、同時期に、処女時代を終えたのです。

 バイト先の激安回転寿司屋の同僚である1歳年上のFラン大学生に、スタッフルームで突然膝枕されたことで恋に落ち、むりやりお台場デートを取りつけ3日後に告白。その日の夜、やたらお香が立ち込める彼の一人暮らしの部屋で貫通。そして2カ月後には「××さん(バイト同僚)が好きだから」との理由でフラれ、バイトリーダーのOさん(28歳。前歯がない。税金を滞納している。声は池谷直樹にそっくり)に、「有屋町ぃ、おまえ、お笑いばっかり行ってるから、愛想つかされたんだよー」とダメ出しされるのでした。

 さて、ヴィジュアル系、野球選手、ともに常に持っていくのはセミプロ女性。芸人は? 秋山氏はあのピタT巨乳とイタしたのだろうか? 正直わかりませんが、のちの実話誌編集者時代、私は“カキタレ”と呼ばれる女性に取材する機会に恵まれました。

 名前はRちゃん。当時弱冠20歳。彼女は歌舞伎町のキャバ嬢で、某漫才コンテスト優勝経験のある芸人のカキタレ、との触れ込みで、編集部の信頼できる先輩に紹介されました(先輩は彼女をネタ元にしていた)。

 Rちゃんの源氏名は2chの芸人スレに飛び交っており、「◯◯の子を妊娠した」とか、「俳優の▲▲にも手を出している」とか、罵詈雑言含め華麗なる遍歴で語られていました。彼女に会い話を聞くと、実際にすごいんですよ。サイゾーも真っ青のゴシップの宝庫。「G・Mは乱交パーティーをしている」とか、「Eはデブ専風俗マニアで、店には彼のサインが飾ってある」とか、「Y・Tは鬼畜セックス。女をものとしか思っていない」とか、旬な芸能人のゴシップをディティール細かく教えてくれるんです。

 そのなかで私が記事にしたいと思ったのが、「AのS・Sの、大麻吸引写真がある」でした。

「S・Sが水パイプで吸ってる場面なんですけど、私の友達がヤッたときに吸ってて、その子が撮った写真があるんです。あいつ、常習でヤバいですよ」

 あのSクンが!? と湧き立ち、編集長に報告するとGOサイン。「次に会うときにその子(S・Sとヤッたという友達:Bさん)も連れていく。写真も渡す」というので約束の日に会いました。その日はRちゃんの彼氏だという純朴そうな年下の青年も同席していました。

「もしもし? Bちゃん? あとどのくらいで来られそう?」

 目の前でそんな電話を何回かしていましたが、2時間経っても3時間経っても、肝心のBさんは来ません。埒があかないので、RちゃんからBさんと呼ばれる子の電話番号を教えてもらい、「紹介料」として謝礼を渡しお開きに。

 翌日、Bさんに電話をしました。

「は? 何の話ですか?」
「いや、だから、Rちゃんに番号を教えてもらいまして。Sクンの写真を……」
「R?」

 数秒無言になったあと、受話器からはSの「ふふっ」という笑い声が聞こえてきました。

「騙されてますよそれ(笑)」

 芸能界――それは、虚実入り交じる偶像の世界。そこに群がる者もまた、虚に魅入られてしまうのです。と、格好つけてしまいましたが、私がこの三部作で言いたかったのは、「現実の処女喪失は、とてもしょっぱい」という話でした。

 ちなみに、“有名人とヤラせろおばさん”こと有屋町はるが辿り着いた「ヤレる有名人」の結論はズバリ! サブカル文化人でございます! もはや有名人でもなんでもねえ!

KinKi Kidsが『ミュージックステーション』に登場! 11月4日(金)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

24:50~25:20 『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系) 草なぎ剛

※『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系、中居正広)は放送休止。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
22:00~22:54 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)国分太一
23:15~24:15 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系) 松岡昌宏

【ゲスト】
4:55~8:00 『グッド!モーニング』(テレビ朝日系) 松岡昌宏 ※VTR出演


TBS若手女子アナは、「ルックス売り」に偏重!? 新たな批判を呼びそうな8人

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TBS公式サイトより

 TBSの人気女子アナ・吉田明世アナ(28)が10月29日、自身のブログで結婚したことを報告。レギュラー出演する翌30日の『サンデー・ジャポン』では、夫とともに答えた入籍直後のインタビュー映像も流された。

 お相手は今年2月、写真週刊誌にスクープされた大手広告代理店勤務という5歳年上の一般男性。当時、半同棲状態と報じられ、その後の交際も順調に進み、無事ゴールインとなった。

芸能界の荒波を生きるのんと主人公が重なり合う、戦時下における日常アニメ『この世界の片隅に』

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能年玲奈あらため、のん主演の劇場アニメ『この世界の片隅に』。物資のない戦時下、主人公すずは自分の居場所を探し続ける。
 広島市出身の漫画家・こうの史代の『夕凪の街 桜の国』と並ぶ代表作『この世界の片隅に』が劇場アニメーションとして公開される。戦時下の広島と呉を舞台にした『この世界の片隅に』は単純に反戦映画と括ることが難しい。主人公のすずは18歳で嫁入りし、嫁ぎ先に溶け込むことに懸命で、日本が戦争を始めた理由も戦況もよく分かっていない。むしろ、嫁ぎ先の呉は軍需産業で成り立っている町で、軍縮が叫ばれていた時期は町に失業者が溢れて大変だった。すずは日々の暮らしに精一杯で、国際情勢や戦局を分析する見識も余裕もない。小さな世界で生きるすずの健気な、でも周囲の人々から見ればかなり天然な、毎日の生活が丁寧に描かれていく。戦時下の日常アニメという新鮮みのある作品に仕上がっている。  映画の冒頭、現在は広島平和記念公園となっている広島市中島町一帯が広島県産業奨励館(原爆ドーム)をはじめ見事な色彩で再現され、思わず目を奪われる。原作に魅了され、6年がかりで本作を完成させたのはベテランのアニメーション作家・片渕須直監督。前作『マイマイ新子と千年の魔法』(09)では平安時代の街並みを鮮やかに甦らせた片渕監督が、今回は原爆によって一瞬で消えてしまった広島の街並みを、そこで暮らしていた人たちの息づかいと共に再現してみせる。本作を見ている自分たちは昭和18~20年にタイムスリップし、すずと一緒に戦時中の庶民の生活を体感することになる。  広島市の海沿いの町・江波で生まれ育った主人公すず(声:のん)は感受性豊かな女の子。子どもの頃に怪物に連れ去られそうになったり、祖母の家で座敷童子のような不思議な少女に出会ったりした。無垢なすずの心の中では、リアルとファンタジーが仲良く共存している。絵を描くことは得意だが、それ以外のことはボンヤリしているすずは18歳になり、縁談話が持ち上がった。断る理由もないことから、呉で軍関係の裁判所に勤めている北條周作(声:細谷佳正)のもとに嫁ぐことに。気分はまだ子どものままのすずは、同じ広島県内とはいえ顔見知りがまったくいない呉での周作一家との同居生活にはすぐには馴染めない。久しぶりに広島の実家に里帰りして、うたた寝から目覚めると「あせった……。呉へ嫁入りする夢を見とったわ」と大ボケをかまし、両親からあきれかえられる始末だ。
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すずのことを気に入っているという周作のもとに嫁ぐ。戸惑いながらも、嫁ぎ先で新婚初夜を迎えることに。
 すずは毎日のように小事件を巻き起こすが、そんなすずの天然ぶりを夫の周作は気に入っており、嫁ぎ先の北條家でも笑いが絶えないようになっていく。食料事情は次第に悪くなるものの、すずは近所で野草を摘んでは代用食づくりに励み、ヤミ市に出掛けては縁日気分ではしゃぎ、砂糖の値段が高騰していることにヘコむ。そんなすずを中心にした慎ましい日常生活が、たまらなく愛おしく感じられてくる。だが、70年後の未来から戦時中にタイムスリップしている我々は、これからすずたちの身の上に降り掛かる恐ろしい出来事を知っている。すずのちょっとズッコケた日常生活がいつまでも続けばいいのに。そんな願いも虚しく、広島の街並みを詳細に再現したリアルさで、米軍による大空襲が描かれる。圧倒的な暴力がスクリーンを覆い、そこにはすずを育んできたファンタジー要素が顔を出す余地はまったくない。すずが懸命に築いてきた日常生活はあっけなく破壊されていく。  すず役を演じたのは、本作が声優初主演となる、のん(本名・能年玲奈)。慣れない声優の世界に飛び込んだのんと、嫁ぎ先の北條家で悪戦苦闘する主人公すずの姿が重なり合う。周作との新婚初夜や幼なじみの水兵・水原(声:小野大輔)と同じ布団に入るなどセクシャルなシーンも用意されているが、すずが周作の職場にまで帳面を届けに行く1シーンが印象深い。帳面は急ぎを要するものではなく、いつも姑や小姑と顔を付き合わせているすずに街の空気を吸わせてやろうという周作の気遣いだった。そのことを知ったすずは、しばらく間を置いてから彼女らしい感情表現を見せる。「しみじみニヤニヤしとるんじゃ!」というすずのひと言から、所属事務所を独立し、ようやく待望の作品に出会えた新生のんの喜びが伝わってくる。  戦時下の庶民の暮らしをディテールたっぷりに再現してみせた片渕監督は、アニメーション界の苦労人として知られている。日大芸術学部在籍中に宮崎駿監督が手掛けたTVシリーズ『名探偵ホームズ』(84)で脚本家デビューを飾り、「青い紅玉」「海底の財宝」などの名エピソードを生み出したが、途中から製作体制が変わってしまった。続く劇場アニメーション『NEMO/ネモ』(89)では高畑勲、近藤喜文、大塚康生ら熟練アニメーターたちのアシスタントを務めたが、完成した作品は片渕監督とは関係のないものになっていた。『魔女の宅急便』(89)は当初は監督に予定されていたが、宮崎監督が現場復帰し、演出補に回ることになった。世界名作劇場『名犬ラッシー』(96)でようやく監督デビューを果たすものの、長編アニメ『アリーテ姫』(01)はたびたび企画中止に追い込まれ、渾身作『マイマイ新子と千年の魔法』は予算がなく、まともに宣伝することができなかった。本人がいくら頑張ってもどうにもならない、ビジネス上の都合に振り回されてきた。
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すずと最初に仲良くなる周作の姪っこ・晴美。彼女が指差す先には、戦艦大和や巡洋艦青葉など多くの軍艦が海に並んでいた。
 そんな片渕監督の作品には共通して流れているテーマがある。『名犬ラッシー』で主人公が“永遠の少年性”の象徴である愛犬ラッシーのことを思い続けていたように、片渕作品の主人公たちは自分にとっていちばん大事なものを懸命に守ろうとし、また消えゆく運命にあるものを大切に思い続けるということだ。ままならない人生を生きていくには、せめて自分が本当に大切にしているものを心の中で守り抜くしかない。形は失われても、心の中で思い続けることで、大切なものは本人と一緒に生き続けることができる。  すずが大切にしていたもの、守ろうとした世界を、片渕監督はアニメーションとして甦らせ、そしてのんが声優としてその世界に命を吹き込んだ。愛すべき日常生活がスクリーンの中に息づいている。126分間にわたるタイムトラベルを終えた我々は、70年前にすずが味わった喜びと痛みを同時に体感することになる。 (文=長野辰次)
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『この世界の片隅に』 原作/こうの史代 監督・脚本/片渕須直 音楽/コトリンゴ  出演/のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、藩めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓、澁谷天外 配給/東京テアトル 11月12日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開 (c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 http://konosekai.jp

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『イップ・マン』“宇宙最強の男”と兄弟弟子の日本人男性が快挙! 外国人初の中国伝統武術継承者に

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正式弟子任命の儀式に臨み、師匠に向かってひざまずく浪岡さん
 広東省広州市で、同地に伝わる武術流派を学んだ日本人男性が、同派では外国人として初めての伝人(正式弟子)に認定され、拝師(はいし)と呼ばれる儀式に臨んだ。    浪岡大輔さんは北海道出身の35歳で、幼い頃から香港映画の影響で中国武術に興味を持ち、武術を学ぶために大学で中国語を専攻。卒業後、北京への留学を経て広州市を訪れ、働きながら武術を学んでいた。  同市は中国南部の都市だが、彼が学ぶ流派は日本人にもなじみのある太極拳など、中国北方の武術だ。八卦掌、武当拳といった拳術各派と武器術を伝える総合武術で、傅(ふ)姓の武術家が伝えたことから、武当傅家拳(ぶとうふかけん)と呼ばれている。
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武当傅家拳三代目当主・振嵩氏の、手取り足取りの指導を受けてきた
 師は五虎下江南(北方武術を最初に南に伝えた5人の武術家)のひとり、傅振嵩(ふ・しんすう)直系の孫で、三代目に当たる文龍(ぶんりゅう)氏。香港のアクションスターで、映画『イップ・マン 葉問』に主演したドニー・イェンの母親である麥寶嬋(マク・ボウシム)女史は、文龍氏の父、永輝に学んでおり、文龍氏と麥女史は兄妹弟子、ドニー・イェンは浪岡さんの遠い兄弟子という関係だ。07年から11年までの4年間は、日々、文龍氏からマンツーマンに近い環境で教えを受けていたという。
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外国人が中国武術の名跡を継ぐという異例の出来事を、地元紙も報じた
   武当傅家拳は広東省、香港などで伝えられたことから、華人の移民で海外に広がり、現在では中国国内よりも、アメリカ、ドイツ、イタリア、オーストラリアなどに入門者が多い。浪岡さんも、将来はアジア圏を離れ、文化としての武術を広く海外に伝えたいという夢を持っている。   「中国武術の歴史は長い。中国語が現地の人と同じレベルで話せること、また文化的・身体的習慣を学ばなければ、本当の意味では理解できない。武術や普段の生活を通して、文龍先生という人自身を学びました」(浪岡さん)。  12年には、当時日本語教師として勤めていた語学学校で同僚だった中国人女性と結婚し、一時帰国。2人の子どもを授かり、実家のある北海道や台湾で生活していたが、今年4月に再び広州へ戻ってきた。足掛け9年、広州を離れていても休まずに練習を重ねていたことが認められ、今回、ほかの兄弟弟子と共に、初代より数えて4代目の伝人となった。 「今後も修行と研究を続け、将来は海外に向けて広め、子どもの世代、孫の世代へとつないでいきたいです」と、夢を語る浪岡さん。  外交の世界では冷え込む日中関係だが、文化面での日中交流は、今なお着実に続いているようだ。

レーザー温度計も登場! 長野博が目玉焼きを作るだけの狂気の特番が「変態すぎる」と大好評

 TOKIO松岡昌弘、V6坂本昌行、Kis-My-Ft2横尾渉ら“料理上手”なジャニーズアイドルは多い。その腕前をテレビで披露したり、本を出版したりと、自身の活躍範囲を広げる武器にもなっている。

 そんな料理上手なジャニーズアイドルの中でも、独自の路線を貫いているのが、V6長野博。料理を作るのが好き・上手というだけではなく、食材や調理器具にまでとことんこだわるのが長野の料理スタイル。それが高じて、アイドルでありながら「調理師免許」「野菜ソムリエ」の資格を取得してしまうツワモノだ。

レーザー温度計も登場! 長野博が目玉焼きを作るだけの狂気の特番が「変態すぎる」と大好評

 TOKIO松岡昌弘、V6坂本昌行、Kis-My-Ft2横尾渉ら“料理上手”なジャニーズアイドルは多い。その腕前をテレビで披露したり、本を出版したりと、自身の活躍範囲を広げる武器にもなっている。

 そんな料理上手なジャニーズアイドルの中でも、独自の路線を貫いているのが、V6長野博。料理を作るのが好き・上手というだけではなく、食材や調理器具にまでとことんこだわるのが長野の料理スタイル。それが高じて、アイドルでありながら「調理師免許」「野菜ソムリエ」の資格を取得してしまうツワモノだ。