やはり「名人の妻」は普通の人には務まらないのだろう。 将棋界で最も有名な棋士・羽生善治の妻で、元アイドル畠田理恵(現・羽生理恵)の奇妙なTwitterが話題沸騰中だ。 彼女がTwitterを始めたのは9月4日。10月8日現在でフォロワーの数は2万6,000人を超え、急速にその数を増やし続けている。 最初に「こちらのアカウントは大量の【あひる】と【うさぎ】と【犬】のリツイート画像が流れます」との断わりがあるのだが、覗いてみると、本当に「アヒル」と「うさぎ」画像のオンパレード。しかも、1日平均190ツイートと、尋常じゃない回数だ。 「とにかく、かわいいアヒルとうさぎの画像が日に何十枚もアップされ、始まって1カ月くらいしかたっていないのに、写真集を作ろうと思ったらすでに10冊くらい作れそうな分量です(笑)。とりわけ、彼女の『アヒル愛』がこれでもかとアピールされていますね。99%がアヒルとうさぎの画像ですが、時折、夫を『善治先生』と呼びながら、世間には知られていない夫婦生活についてもつづられています」(女性誌記者) それにしても、なぜこれほどまでにアヒルにこだわっているのだろうか? 「理恵さんは、子育てが終わったら、アヒルを飼育したいと思っているそうです。それで、実際にアヒルを育てている人たちのリアルな飼育情報に触れたくて、Twitterを始めたとのこと。すでに『アヒラー』と呼ばれるマニアたちのカリスマ的存在となっています(笑)」(同) 常人には理解しづらい、熱すぎるアヒルへの思い。もしかしたら、夫の将棋にかける思いより強いかもしれない!?畠田理恵公式Twitterより
月別アーカイブ: 2016年10月
関ジャニ∞が『ミュージックステーション』に登場! 新曲「パノラマ」を披露! 10月14日(金)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
24:50~25:20 『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系) 草なぎ剛
※『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系、中居正広)は放送休止。
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
22:00~22:54 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)国分太一
関ジャニ∞が『ミュージックステーション』に登場! 新曲「パノラマ」を披露! 10月14日(金)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
24:50~25:20 『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系) 草なぎ剛
※『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系、中居正広)は放送休止。
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
22:00~22:54 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)国分太一
ゲス川谷絵音、自粛前から復帰後の抱負を語るKYっぷり!「赤や白でも黒になる」発言に坂上忍も呆れ
ゲスの極み乙女。川谷絵音が12日、都内で行ったライブ中に、「2018年にはいい意味でフラッシュを浴びたい」などと、早くも活動再開後の抱負を語った。 当時未成年だったタレント・ほのかりんと共に飲酒していたとして、12月3日のツアー最終日をもって活動を自粛すると発表した川谷。この日、「2018年ぐらいにね、よくない、いいんじゃないフラッシュ浴びたいよね」と活動再開時期を示唆したほか、「やっぱり僕は音楽を作りたいなと思う。音楽しかない。ファンの皆さんのためにも、メンバーのためにも、自分のためにも、時間をおいて、また音楽をやれたらなと思ってます」と、ファンにメッセージを送った。 さらに、ライブ終盤では、「僕が発言すると、赤や白でも黒になる。何を言っても真っ黒になっちゃう、今は。だから音楽を普通に今続けても、いい曲を作っても、伝わらない」と自粛の理由を説明。また、「忙しくなって、すごく周りが見えなくなって、いろいろな人を傷つけたし、いろんな人を裏切った」と、騒動について振り返る一幕も。 「所属事務所が定めた自粛期間が、おそらく1年なのでしょう。その間、川谷は海外で悠々、曲作りでもするつもりなのでは? しかし、バンドメンバーの中には、川谷との活動に疑問を感じているメンバーもいるとか。復帰前に、脱退を発表するメンバーが出るかも」(音楽関係者) ツアー終了後の活動自粛という異例の発表に、「ツアー後に休むって、普通のバンドのスケジュールだろ」「自粛の意味わかってんの?」などと批判が殺到している川谷。これには、13日の『とくダネ!』(フジテレビ系)に出演した笠井信輔アナウンサーも、「活動自粛を宣言した後、ライブに立つというのが矛盾が生じていて、自粛するなら演奏しなければいいし、演奏したいなら自粛を宣言しなければいいと思う。自粛宣言してからチケットを売るって、やっぱり、う~んと思ってしまう」と険しい表情を見せた。 また、「赤や白でも黒になる」発言に対しても、13日の『バイキング』(同)に出演した坂上忍が、「何でこういうこと言うのかなあ」「赤とか白とか黒の問題じゃないんだよ。何人か女性を傷付けたのは変わらない。間違いなく黒でいいんだよ。男なら黒なんだよ」と切り捨てた。 「自粛する前から復帰後の抱負を語るなど、口を開けば開くほど反省の色が見えない川谷ですが、一方で11月にスタートするゲスの極み乙女。のツアーは、9公演中、5公演が売り切れており、チケットの売れ行きは好調。そんな現状が、彼を天狗にし、KY発言を連発させているのでは?」(同) 誰もが川谷を「黒」と思っている中で、「赤」や「白」を持ち出し、何か言いたげな川谷。“自粛”という言葉が持つ重い意味を、まだ理解していないようだ。ゲスの極み乙女。公式サイトより
「CD発売中止に驚いて……」ゲス乙女・川谷絵音、活動自粛するつもりなかった!?
川谷絵音インスタグラムより
「私との騒動があって、世間の厳しい声が私にも川谷さんにもある中、こういった行動を取ってしまったことは未然に防げたんじゃないかなと思います」――5カ月ぶりにテレビ出演した“かつての不倫相手”ベッキー(32)に辛口コメントをされた、ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)。当時19歳だったタレント・ほのかりん(20)との未成年飲酒騒動により、ゲスの極み乙女。と川谷所属のバンドindigo la Endの活動自粛に至った。
東京・三軒茶屋のダーツバーでの飲酒デートを、女性週刊誌記者にたびたび目撃されていた川谷とほのか。元妻と暮らした自宅前で記者に直撃された川谷は、相手を「一般人です」と答えており、同誌は「シンガーソングライター・miwa似の20代前半美女」と伝えていた。ところが事態は一変、別の週刊誌が、このお相手を「未成年のタレント」と報じたのだ。ほのかは、レギュラー出演中だったNHK Eテレ『Rの法則』を降板、秋に予定されていた舞台『Luna Rossa』にも出演できなくなってしまった。
「CD発売中止に驚いて……」ゲス乙女・川谷絵音、活動自粛するつもりなかった!?
川谷絵音インスタグラムより
「私との騒動があって、世間の厳しい声が私にも川谷さんにもある中、こういった行動を取ってしまったことは未然に防げたんじゃないかなと思います」――5カ月ぶりにテレビ出演した“かつての不倫相手”ベッキー(32)に辛口コメントをされた、ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)。当時19歳だったタレント・ほのかりん(20)との未成年飲酒騒動により、ゲスの極み乙女。と川谷所属のバンドindigo la Endの活動自粛に至った。
東京・三軒茶屋のダーツバーでの飲酒デートを、女性週刊誌記者にたびたび目撃されていた川谷とほのか。元妻と暮らした自宅前で記者に直撃された川谷は、相手を「一般人です」と答えており、同誌は「シンガーソングライター・miwa似の20代前半美女」と伝えていた。ところが事態は一変、別の週刊誌が、このお相手を「未成年のタレント」と報じたのだ。ほのかは、レギュラー出演中だったNHK Eテレ『Rの法則』を降板、秋に予定されていた舞台『Luna Rossa』にも出演できなくなってしまった。
「好青年がオラオラ系へ」「仮面夫婦告白」磯野貴理子、暴力事件起こした24歳年下夫の変貌
高橋東吾ブログより
13日発売の「女性セブン」(小学館)が、2012年に磯野貴理子と結婚した年下夫・高橋東吾氏の暴力事件を報じている。同誌は、高橋氏が被害女性と示談交渉を進めていると伝えているが、かねてから夫婦関係をめぐっても、物騒な“疑惑”がささやかれていたようだ。
「磯野は09年に最初の夫と離婚していて、その後、バー店員をしていた24歳年下の高橋氏と再婚し、大きな話題となりました。磯野は14年10月に脳梗塞で倒れ、その時は高橋氏が支えになったといわれています。しかし『セブン』報道によると、彼の暴力沙汰は、まさに同時期に起きていた。高橋氏は磯野の入院中、妻の代理で参加した飲み会の場で女性に殴りかかり、全治6カ月の重傷を負わせていたとのこと。被害女性との交渉の末、数百万円の示談金を支払うことになっているものの、現時点では、まだ支払われていないそうです」(スポーツ紙記者)
昼ドラ並みの泥沼愛憎劇『Empire 成功の代償』をヒットに導いた、“ダイバーシティ問題”とは?
アメリカン・ドラマは、総じてクオリティが高い。特に近年はネットワーク局、ケーブル局、さらに配信サービスの台頭で、映画並みのスケール感を持った作品もザラにある。一昔前まで映画俳優がテレビシリーズに出演するのは都落ちと捉えられていたが、今では映画スターのドラマ出演もまったく珍しくなくなった。世界配給は当たり前となり、たくさんのドラマが日本でも気軽に見られるようになっている。それに加えてここ数年、ハリウッドではダイバーシティ(多様性)についての意見が飛び交い、主要キャストに、非白人俳優を起用する動きが目立っている。これについては、映画界よりもドラマ界のほうが一歩先を行くようで、今ではブラック、ラテン、アジアンと、さまざまな人種の俳優たちが、主演や主要キャラクターとしてキャスティングされている。こうした波に乗って、2015年の3月にスタートして以来、12週連続で視聴率をアップさせたという驚異的なヒットを記録したのが『Empire 成功の代償』だ。 音楽業界を舞台に、スラム出身のヒップホップ・アーティストから巨大音楽レーベルのCEOにまで上り詰めたルシウス・ライオンとその家族の愛憎劇を描いた本作は、映画『チョコレート』や『プレシャス』『大統領の執事の涙』等を手掛けた映画監督リー・ダニエルズと、ジュリアン・ムーア主演のテレビ映画『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』でエミー賞作品賞・脚本賞を受賞し、俳優としても活躍するダニー・ストロングがタッグを組み、さらにマドンナなどの楽曲をプロデュースした名プロデューサー、ティンバランドが音楽総監督を務めるという、まさに今のアメリカテレビ界を象徴するような豪華スタッフが贈るドラマだ。当然、音楽はかなりハイクオリティで、番組のサウンドトラックはグラミー賞にもノミネートされた。 『Empire』はブラック・カルチャーを真正面から描き、その主要キャラクターの多くがアフリカ系アメリカ人という、従来のドラマのパターンとは真逆のキャスティングも大きな成功を収めた理由のひとつ。これまでも、ウィル・スミスの出世作となった『ザ・フレッシュ・プリンス・オブ・ベルエア』など、ファミリー・コメディのジャンルでは黒人俳優メインの作品はあったが、ドラマシリーズで本格的にブラック・カルチャーをフィーチャーしたこと、黒人社会から高く支持され、それが爆発的なヒットにつながっている。これもまた、ダイバーシティを絶妙に具現化した結果といえるだろう。 そもそも、音楽にはかなり力を入れている本作だけに、ゲストもかなり豪華。グラディス・ナイトやパティ・ラベルといった重鎮、メアリー・J・ブライジやスヌープ・ドッグといったヒップホップ界のスター、エステルやリタ・オラといった若手スター、さらにナオミ・キャンベルやジェニファー・ハドソン、コートニー・ラブも出演。シーズン2ではアリシア・キーズやNe-Yo、ベッキーGなど、シーズン3では歌姫マライア・キャリーも登場し、大きな話題を呼んでいる。 とはいえ、日本人的にはラップもヒップホップもブラック・カルチャーもいまいちなじみが薄いという人は多いだろう。だが、華やかな音楽業界の舞台裏を刺激的に描いたストーリーはかなり興味深く、見応えもある。音楽やカルチャーに詳しくなくても、十分に魅了されるだけのクオリティがあるのだ。だが、何よりこのドラマの肝となるのが、家族の愛憎劇だ。 9歳で麻薬の運び屋となり、スラム街を生き抜いてきた主人公ルシウスが、そもそも清廉潔白とは無縁の人物。自身の音楽的才能と、犯罪スレスレどころか、まさしく犯罪に手を染めて音楽業界に巨大帝国を築き上げた彼が、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で余命宣告を受けたところからドラマは始まる。彼は3人の息子のうち一人を後継者にしようとするが、長男アンドレはビジネス面では有能だが、音楽的才能がないため評価が低く、次男のジャマルは音楽的才能豊かだが、ゲイであることが許せず、三男ハキームは天才的なラップの才能を持つが、まだ若く未熟な問題児と、どれも決め手に欠ける状態。 そこに登場するのが、かつてルシウスの罪をかぶって長期服役していた、元妻クッキーだ。彼女によって、ルシウスが築き上げた巨大帝国は、大きな嵐に巻き込まれる。このクッキーがとにかくパンチのある人物で、あっという間にドラマの主導権を握っていく。ド派手ファッションに身を包み、歯に衣着せぬ物言いとしたたかさで、ルシウスの前に立ちはだかる彼女の存在が、ドロ沼愛憎劇を加速させていく。ルシウスとクッキーのラブ/ヘイトな関係に、ルシウスの現恋人アニカも巻き込まれ、壮絶な女のバトルが繰り広げられる。次から次へと事件が起こり、ジェットコースターのように波乱が続く家族のドラマは、まさに昼メロ。 そう、このドラマは、いわゆるプライムタイム・ソープ(夜版昼メロ)といわれる作品なのだ。どれほどアメリカン・ドラマのクオリティが上がったとしても、中毒性の高い昼メロは、やっぱり根強い人気。ソープ・ドラマはいかに(メロ)ドラマを引き起こすかが重要なので、強引な展開で無理やりドラマを生み出していく。それゆえ、ツッコミどころが多々あるのが面白さだ。ハイクオリティのサウンドを楽しむもよし、クッキーのド派手ファッションと名語録を楽しむもよし、ムチャクチャな愛憎劇にツッコミを入れるもよし、人種的問題だけでなく、楽しみ方においてもダイバーシティ化しているのがこのドラマの魅力なのだ。 ちなみに、クッキーを演じるタラジ・P・ヘンソンは、昨年ジャマル役のジャシー・スモレット、ハキーム役のブリシャー・グレイと共に来日したが、まんまクッキーそのものでかなりパワフルな人物。彼女は『Empire』に出演する前まで、犯罪ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』に出演していたが、こちらも見てみると、そのギャップに驚かされるだろう。 ★このドラマにハマった人におすすめ! 『DALLAS/スキャンダル・シティ』 『glee/グリー』 『リベンジ』 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin『Empire/エンパイア 成功の代償 DVDコレクターズBOX』(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)
昼ドラ並みの泥沼愛憎劇『Empire 成功の代償』をヒットに導いた、“ダイバーシティ問題”とは?
アメリカン・ドラマは、総じてクオリティが高い。特に近年はネットワーク局、ケーブル局、さらに配信サービスの台頭で、映画並みのスケール感を持った作品もザラにある。一昔前まで映画俳優がテレビシリーズに出演するのは都落ちと捉えられていたが、今では映画スターのドラマ出演もまったく珍しくなくなった。世界配給は当たり前となり、たくさんのドラマが日本でも気軽に見られるようになっている。それに加えてここ数年、ハリウッドではダイバーシティ(多様性)についての意見が飛び交い、主要キャストに、非白人俳優を起用する動きが目立っている。これについては、映画界よりもドラマ界のほうが一歩先を行くようで、今ではブラック、ラテン、アジアンと、さまざまな人種の俳優たちが、主演や主要キャラクターとしてキャスティングされている。こうした波に乗って、2015年の3月にスタートして以来、12週連続で視聴率をアップさせたという驚異的なヒットを記録したのが『Empire 成功の代償』だ。 音楽業界を舞台に、スラム出身のヒップホップ・アーティストから巨大音楽レーベルのCEOにまで上り詰めたルシウス・ライオンとその家族の愛憎劇を描いた本作は、映画『チョコレート』や『プレシャス』『大統領の執事の涙』等を手掛けた映画監督リー・ダニエルズと、ジュリアン・ムーア主演のテレビ映画『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』でエミー賞作品賞・脚本賞を受賞し、俳優としても活躍するダニー・ストロングがタッグを組み、さらにマドンナなどの楽曲をプロデュースした名プロデューサー、ティンバランドが音楽総監督を務めるという、まさに今のアメリカテレビ界を象徴するような豪華スタッフが贈るドラマだ。当然、音楽はかなりハイクオリティで、番組のサウンドトラックはグラミー賞にもノミネートされた。 『Empire』はブラック・カルチャーを真正面から描き、その主要キャラクターの多くがアフリカ系アメリカ人という、従来のドラマのパターンとは真逆のキャスティングも大きな成功を収めた理由のひとつ。これまでも、ウィル・スミスの出世作となった『ザ・フレッシュ・プリンス・オブ・ベルエア』など、ファミリー・コメディのジャンルでは黒人俳優メインの作品はあったが、ドラマシリーズで本格的にブラック・カルチャーをフィーチャーしたこと、黒人社会から高く支持され、それが爆発的なヒットにつながっている。これもまた、ダイバーシティを絶妙に具現化した結果といえるだろう。 そもそも、音楽にはかなり力を入れている本作だけに、ゲストもかなり豪華。グラディス・ナイトやパティ・ラベルといった重鎮、メアリー・J・ブライジやスヌープ・ドッグといったヒップホップ界のスター、エステルやリタ・オラといった若手スター、さらにナオミ・キャンベルやジェニファー・ハドソン、コートニー・ラブも出演。シーズン2ではアリシア・キーズやNe-Yo、ベッキーGなど、シーズン3では歌姫マライア・キャリーも登場し、大きな話題を呼んでいる。 とはいえ、日本人的にはラップもヒップホップもブラック・カルチャーもいまいちなじみが薄いという人は多いだろう。だが、華やかな音楽業界の舞台裏を刺激的に描いたストーリーはかなり興味深く、見応えもある。音楽やカルチャーに詳しくなくても、十分に魅了されるだけのクオリティがあるのだ。だが、何よりこのドラマの肝となるのが、家族の愛憎劇だ。 9歳で麻薬の運び屋となり、スラム街を生き抜いてきた主人公ルシウスが、そもそも清廉潔白とは無縁の人物。自身の音楽的才能と、犯罪スレスレどころか、まさしく犯罪に手を染めて音楽業界に巨大帝国を築き上げた彼が、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で余命宣告を受けたところからドラマは始まる。彼は3人の息子のうち一人を後継者にしようとするが、長男アンドレはビジネス面では有能だが、音楽的才能がないため評価が低く、次男のジャマルは音楽的才能豊かだが、ゲイであることが許せず、三男ハキームは天才的なラップの才能を持つが、まだ若く未熟な問題児と、どれも決め手に欠ける状態。 そこに登場するのが、かつてルシウスの罪をかぶって長期服役していた、元妻クッキーだ。彼女によって、ルシウスが築き上げた巨大帝国は、大きな嵐に巻き込まれる。このクッキーがとにかくパンチのある人物で、あっという間にドラマの主導権を握っていく。ド派手ファッションに身を包み、歯に衣着せぬ物言いとしたたかさで、ルシウスの前に立ちはだかる彼女の存在が、ドロ沼愛憎劇を加速させていく。ルシウスとクッキーのラブ/ヘイトな関係に、ルシウスの現恋人アニカも巻き込まれ、壮絶な女のバトルが繰り広げられる。次から次へと事件が起こり、ジェットコースターのように波乱が続く家族のドラマは、まさに昼メロ。 そう、このドラマは、いわゆるプライムタイム・ソープ(夜版昼メロ)といわれる作品なのだ。どれほどアメリカン・ドラマのクオリティが上がったとしても、中毒性の高い昼メロは、やっぱり根強い人気。ソープ・ドラマはいかに(メロ)ドラマを引き起こすかが重要なので、強引な展開で無理やりドラマを生み出していく。それゆえ、ツッコミどころが多々あるのが面白さだ。ハイクオリティのサウンドを楽しむもよし、クッキーのド派手ファッションと名語録を楽しむもよし、ムチャクチャな愛憎劇にツッコミを入れるもよし、人種的問題だけでなく、楽しみ方においてもダイバーシティ化しているのがこのドラマの魅力なのだ。 ちなみに、クッキーを演じるタラジ・P・ヘンソンは、昨年ジャマル役のジャシー・スモレット、ハキーム役のブリシャー・グレイと共に来日したが、まんまクッキーそのものでかなりパワフルな人物。彼女は『Empire』に出演する前まで、犯罪ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』に出演していたが、こちらも見てみると、そのギャップに驚かされるだろう。 ★このドラマにハマった人におすすめ! 『DALLAS/スキャンダル・シティ』 『glee/グリー』 『リベンジ』 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin『Empire/エンパイア 成功の代償 DVDコレクターズBOX』(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)
最年少球団社長は、横浜DeNAベイスターズの何を変えたか? 池田純『空気のつくり方』
「あのベイスターズが、よもやここまで変わるとは……」 最下位がもはや“定位置”と化していたかつての弱小ぶりをつぶさに見てきた野球ファンなら、今季、悲願のクライマックスシリーズ(CS)初進出を果たした横浜DeNAベイスターズの躍進には、誰もがそんな感想を抱いていることだろう。 何しろ、本拠地・横浜スタジアム(以下、ハマスタ)の今季の観客動員は、マシンガン打線&大魔神を擁して日本一にも輝いた1998年さえをも凌駕する過去最多の約194万人。5位のカープにすら11.5ゲームもの大差をつけられて、ぶっちぎりの最下位に沈んだ“身売り”直前の11年シーズンが、12球団ワーストの約110万人だったことを思えば、まさに「超」がつくほどの驚異的なV字回復だと言っていい。 そうしたベイスターズの“再生”までの道のりを、経営者の立場から詳細に語ってくれているのが、現役最年少の球団社長でもある池田純氏の手による本書『空気のつくり方』(幻冬舎)。35歳という若さで、巨額の赤字を垂れながす弱小球団の舵とり役を託された氏が、どのようにしてチームの「空気」を変えてきたかが、豊富な具体例&数字とともにうかがい知れる、野球ファン必読の1冊だ。 「経営は私が必ず再建してみせる。ファンと観客動員数を増やして全試合満員にし、必ず健全経営(黒字化)を実現してみせる。だから、選手みんなには、そのファンのために必ず結果を出せるようなチームになってもらいたい」 球団初年度となった12年の船出は、キャンプイン前日のホテルで社長自らがした、そんな“決意表明”にも、選手たちのあいだから冷ややかな声が「実際に漏れ聞こえた」というほど前途多難。その時点では、“新生”ベイスターズが、たったの5年でここまで見違える球団になるなどとは、現場レベルでさえ露ほども思っていなかったに違いない。 だが──。11年時点で24億円もあった赤字は、この5年で3億円へと大幅に圧縮され、昨季オフには「不可能」とまで言われたハマスタのTOBも実現。「コントロール可能な領域に徹底的に力を注ぐ」という信念のもとで次々に打ちだされる施策によって、今年度中には早くも当初の目標である「黒字化」をも達成する見込みだというのだから、その手腕たるや卓絶の一語。 ハマスタのTOBに際して掲げられた「横浜に根づき、横浜と共に歩む」というメッセージが、いかに横浜という街に浸透してきたかは、たった5,000人しかいなかったファンクラブ会員が、7万5,000人を超えるまでに膨れあがっていることからも、容易に想像がつくはずだ。 むろん、ここ5年の成績は、6位、5位、5位、6位と来て、11年ぶりのAクラスとなった今季も3位とはいえ、69勝71敗3分で借金は「2」。98年当時のような、誰もが認める「強いチーム」になるまでには、まだまだ時間もかかるだろう。 しかし、そうであるからこそ、ベイスターズの「これから」が楽しみなのもまた事実。 「チームに投資できるのは経営健全化の過程で、最後のフェーズです。『投資してチームを強くすることで経営を健全化させる』のではなく、『まずは経営を健全化させ、その後にチームに投資し、経営とチームの好循環を生む』のです」 「経営や組織に対する信頼感を構築できたこれからのフェーズでは、結果をきちんと出した選手に年俸の面でもしっかりと報いていき、『活躍すれば夢のある年俸を手にすることができる』という空気をつくっていくことが重要だと考えています」 本書の中で社長自らがそう言いきっているように、球団が「チームへの投資」に本格的に乗りだすのは、名実ともに「健全経営」の基盤が整う来季以降。 徹底したマーケティングとブランディングを武器に、ベイスターズを「経営のしっかりした、革新的・挑戦的で、カッコいい球団」へと変貌させてきた若きリーダーがみせる次なる一手には、ファンならずとも、いまから期待を抱かずにはいられない──。 (文=鈴木長月)『空気のつくり方』(幻冬舎)



