長谷川豊アナ、収まらない批判に「自業自得」の番組降板! さらにMX『ダンディ』も?

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長谷川豊 公式サイトより
 元フジテレビの長谷川豊アナウンサーによる「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」との過激なブログ記事による騒動の影響で、テレビ大阪は9月29日、キャスターを務めていた報道番組『ニュースリアルFRIDAY』からの降板を発表した。  同局は「多くの人に著しく不快感を与えた」「何よりも言葉を大切にしなければならない報道番組のキャスターとしては不適切な発信と言わざるを得ません」とした。  実は、TOKYO MXでも、月~木でキャスターを務める『バラいろダンディ』降板の可能性が出てきている。 テレ大の降板発表前に取材したところ、「番組上の問題ではないので、それを理由にするかどうかはわかりませんが、内部にかなり怒っている人がいる」と、MXの番組制作をしている下請けテレビ関係者。 「MXは全国ネットと違い、視聴率勝負をしていないので正直、話題になったほうが得という部分があります。多くの番組が視聴率1%に届かず、視聴者から『長谷川を使うなら見ないぞ』というクレームが来ても、実際の影響は大きくなく、むしろ数字が上がる可能性もあるぐらい。だから本来、こういう炎上を歓迎する傾向があるんですが、局の大株主であるエフエム東京に人工透析を受けている有力関係者がいて、かなり不快感を示したらしいんです。このまま局へのクレームなども増え続けて騒動が収まらなければ降板、もしくは少し時間を置いて『編成上の都合』としての卒業などがあり得るかも……」(同)  実際、この騒動で一番困惑しているのは、クレームを受けているテレビ局だともっぱら。長谷川アナは9月19日、健康保険制度の解体を提言。「今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」として、前述の内容を自身の公式ブログ「本気論 本音論」に投稿した。  記事では、長谷川アナが人工透析を担当する医師から、8~9割ほどの人工透析患者は自業自得の生活習慣が原因だという話を聞き、年間500万円かかる人工透析の医療費が医師にとって「金のなる木」になっているとした。  ただ、透析患者は「身体障害者1級」に認定されるため、映画館や公共交通の代金が半額で済み、ディズニーランドでも並ぶ必要がなく「横入りし放題」とした医療費と無関係な話は、透析患者を敵視するようにも受け取れる内容で、その記述も他者のブログからの丸写しだったことなどに批判が殺到。記事を転載したニュースサイトは「掲載段階でのチェック体制の不備」として削除したが、長谷川アナは「(ネットユーザーらが)殺せという言葉を必死になって取り上げているのは理解力のない小学生レベルのバカ」と、別の角度から反論。これでなお“炎上現象”が拡大してしまった。  長谷川アナの主張には、実際の患者や専門家からも多数の反論があるのだが、その主張の中身に関する議論はさておき、表現があまりに下品だったために強い批判を受けたのは確かだ。ネットでは、これを「炎上商法」ともいわれた長谷川アナだが、その後の記事では昨年の収入はフジ時代の6倍以上で、今年はそれを上回ると自慢した上「テレビレギュラー週8本をなめんなよ」とまで書いて、「あれで局へのクレームが煽られた」とは前出関係者。  現時点でMXより番組降板の発表はないが、いずれにせよ長谷川アナへの批判は渦巻いており、前出関係者も「個人的に見ても、医療費を減らすべきという文脈でいいのに、他人のブログから盗用した上に、ディズニーも横入できる患者なんか死ね、なんて表現をしたのでは理解されないのは当然かと思う」と、長谷川アナに対し否定的だ。  長谷川アナと親交があるという女性記者に聞いてみても「悪い人じゃないんですけど、異常なぐらいの目立ちたがり屋で、昔から上から目線をしたがる性格。だから、タレントには向いているけど、ニュースキャスターだと遅かれ早かれこういう騒動は起きるとは思ってました」という。  長谷川アナの論調は「自業自得な人は救われなくともよい」と読み取れるが、それならば、この騒動で自身の仕事がなくなっても「自業自得」ということになるだろう。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

長谷川豊アナ、収まらない批判に「自業自得」の番組降板! さらにMX『ダンディ』も?

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長谷川豊 公式サイトより
 元フジテレビの長谷川豊アナウンサーによる「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」との過激なブログ記事による騒動の影響で、テレビ大阪は9月29日、キャスターを務めていた報道番組『ニュースリアルFRIDAY』からの降板を発表した。  同局は「多くの人に著しく不快感を与えた」「何よりも言葉を大切にしなければならない報道番組のキャスターとしては不適切な発信と言わざるを得ません」とした。  実は、TOKYO MXでも、月~木でキャスターを務める『バラいろダンディ』降板の可能性が出てきている。 テレ大の降板発表前に取材したところ、「番組上の問題ではないので、それを理由にするかどうかはわかりませんが、内部にかなり怒っている人がいる」と、MXの番組制作をしている下請けテレビ関係者。 「MXは全国ネットと違い、視聴率勝負をしていないので正直、話題になったほうが得という部分があります。多くの番組が視聴率1%に届かず、視聴者から『長谷川を使うなら見ないぞ』というクレームが来ても、実際の影響は大きくなく、むしろ数字が上がる可能性もあるぐらい。だから本来、こういう炎上を歓迎する傾向があるんですが、局の大株主であるエフエム東京に人工透析を受けている有力関係者がいて、かなり不快感を示したらしいんです。このまま局へのクレームなども増え続けて騒動が収まらなければ降板、もしくは少し時間を置いて『編成上の都合』としての卒業などがあり得るかも……」(同)  実際、この騒動で一番困惑しているのは、クレームを受けているテレビ局だともっぱら。長谷川アナは9月19日、健康保険制度の解体を提言。「今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」として、前述の内容を自身の公式ブログ「本気論 本音論」に投稿した。  記事では、長谷川アナが人工透析を担当する医師から、8~9割ほどの人工透析患者は自業自得の生活習慣が原因だという話を聞き、年間500万円かかる人工透析の医療費が医師にとって「金のなる木」になっているとした。  ただ、透析患者は「身体障害者1級」に認定されるため、映画館や公共交通の代金が半額で済み、ディズニーランドでも並ぶ必要がなく「横入りし放題」とした医療費と無関係な話は、透析患者を敵視するようにも受け取れる内容で、その記述も他者のブログからの丸写しだったことなどに批判が殺到。記事を転載したニュースサイトは「掲載段階でのチェック体制の不備」として削除したが、長谷川アナは「(ネットユーザーらが)殺せという言葉を必死になって取り上げているのは理解力のない小学生レベルのバカ」と、別の角度から反論。これでなお“炎上現象”が拡大してしまった。  長谷川アナの主張には、実際の患者や専門家からも多数の反論があるのだが、その主張の中身に関する議論はさておき、表現があまりに下品だったために強い批判を受けたのは確かだ。ネットでは、これを「炎上商法」ともいわれた長谷川アナだが、その後の記事では昨年の収入はフジ時代の6倍以上で、今年はそれを上回ると自慢した上「テレビレギュラー週8本をなめんなよ」とまで書いて、「あれで局へのクレームが煽られた」とは前出関係者。  現時点でMXより番組降板の発表はないが、いずれにせよ長谷川アナへの批判は渦巻いており、前出関係者も「個人的に見ても、医療費を減らすべきという文脈でいいのに、他人のブログから盗用した上に、ディズニーも横入できる患者なんか死ね、なんて表現をしたのでは理解されないのは当然かと思う」と、長谷川アナに対し否定的だ。  長谷川アナと親交があるという女性記者に聞いてみても「悪い人じゃないんですけど、異常なぐらいの目立ちたがり屋で、昔から上から目線をしたがる性格。だから、タレントには向いているけど、ニュースキャスターだと遅かれ早かれこういう騒動は起きるとは思ってました」という。  長谷川アナの論調は「自業自得な人は救われなくともよい」と読み取れるが、それならば、この騒動で自身の仕事がなくなっても「自業自得」ということになるだろう。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

ビッグデータ分析で『ポケモンGO』の交通事故リスクを検証! 運転中にプレイしていたのは何%?

『ポケモンGO』で生活が変化したというユーザーは多い。これまであまり足を運ぶことのなかった公園などへ繰り出し、結果的にウォーキングの習慣がついて健康的な生活になったという人も多いようだ。しかし、無視できない重大なリスクがあらためて指摘されている。それは『ポケモンGO』が原因の交通事故だ。
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「Reuters」の記事より。
■『ポケモンGO』の交通事故リスクをビッグデータ分析  この夏に世界を席巻したゲームアプリ『ポケモンGO』は、これまでのビデオゲームの概念を覆す“アウトドア”な趣味として多くのユーザーを外に連れ出した。この意外な展開に、健康の専門家たちはこぞって『ポケモンGO』を賞賛。運動不足が深刻な問題となっている現代人に、運動の習慣を自然な方法で導入するものとして『ポケモンGO』が大いにもてはやされることになった。  一方、サービス開始当初から『ポケモンGO』ユーザーが立ち入り禁止区域や危険な場所に足を踏み入れたり、治安の悪い地域で強盗の被害に遭ったり、画面に気をとられて歩いているうちに絶壁から海へ落ちたりとさまざまなトラブルが報告されている。その中でも特に危険視されているのは交通事故関連のトラブルだろう。  では、『ポケモンGO』でいったいどれほどの交通事故リスクがあるのか? 先頃、Twitterのデータを分析して『ポケモンGO』の交通事故リスクを探った研究が報告されている。  米・サンディエゴ州立大学の研究チームは、7月10日から7月19日までの間、Twitterに投稿された“ポケモン”と“自動車運転”が組み合わさったツイートをランダムに4000件収集して分析した。一方で各地で発生した『ポケモンGO』絡みと思われる交通事故の情報を逐一入手した。  分析の結果、4,000件のツイートの約3分1(33%)は、“自動車運転”に関連した状態(運転者、同乗者、歩行者)で『ポケモンGO』によって注意散漫になっていることを示していたという。自身がゲームにハマってしまっている場合もあれば、その場にいる他者がハマっているのを目撃しているケースもある。 ■18%が明らかに自動車運転中に『ポケモンGO』をプレイ  分析した中で、明らかに車の運転者が『ポケモンGO』をしていたと思われるツイートは18%で、同乗者が『ポケモンGO』をしていたと推測されたのは11%、歩行者が路上で危険な状況に直面していると思わせるツイートが4%あったという。  研究チームは一方でこの期間中に『ポケモンGO』が原因の自動車事故を14件特定している。これらのことから研究では、『ポケモンGO』はドライバーにとっても歩行者にとっても新たな交通事故リスク要因になっていることが指摘されることになった。  この結果を受けて研究チームは、『ポケモンGO』の開発サイドに対していくつかの提言を行なっている。それは、幹線道路や広い駐車場などではゲームそのものを出来なくすることや、移動中のアクセス制限をさらに厳格化(時速10マイル、約16km/h)することなどだ。 「外に出て楽しむことが支持されていますが、ユーザーに危険性を再度知らしめるためのポリシーメーカーとリーダーが必要とされています。同時に何らかの手段で規制することも考慮しなければならないでしょう。一部の人々が道路上でプレイしようとしたり、車の中でもアプリを立ち上げようとすることに理解を示すわけにはいきません」と研究を主導したサンディエゴ州立大学のジョン・エイヤーズ氏は「Reuters」の記事で語っている。 『ポケモンGO』に起因する交通事故の危険性は強調しすぎることはないようで、もし路上でゲームをしたことがあるのなら、今まで事故に遭わなかったのは単純にラッキーであっただけであり、続けていれば早晩事故に巻き込まれるということだ。『ポケモンGO』でせっかく外出して健康的に身体を動かす習慣ができたというのに、交通事故で命を落としてしまっては本末転倒だ。くれぐれも周囲の状況に気を配って『ポケモンGO』を楽しみたいものだ。 (文/仲田しんじ) 【参考】 ・Live Science http://www.livescience.com/56132-pokemon-go-distracted-driving.html ・Reuters http://www.reuters.com/article/us-health-pokemon-traffic-idUSKCN11P1O2

【アンケート回答募集中☆】ジャニーズにハマったきっかけは? 「これぞジャニーズ!」という世界観は?

 ジャニーさん85歳のお誕生日イベントを開催するにあたり、みなさまのジャニーズへの思いを聞かせていただきたくアンケート回答を募集中です☆ ジャニーズに目覚めたあの瞬間、ジャニーズのトンチキワールドに絶句&圧倒されたあの舞台……記憶のそこここに眠る、ジャニーズの原体験に思いをはせながら、ぜひぜひご回答ください!

関ジャニ∞・大倉忠義がゲレンデを駆け抜ける!! 『疾風ロンド』鑑賞券プレゼント

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『疾風ロンド』公式サイトより

 関ジャニ∞・大倉忠義が出演する映画『疾風ロンド』が11月26日に公開となります。17年ぶりとなる東野圭吾の書き下ろし小説として話題を呼び、10日で100万部を突破した同名小説を原作に、『あまちゃん』(NHK)の演出担当・吉田照幸がメガホンを取った本作。一体どんなストーリーなのでしょうか。

半年間の育毛活動でハゲはどう変わったか? ドイツの女性用ハゲ改善飲み薬に膨らむ期待!

自らのハゲと向き合うことを決意し、この半年、地道な育毛努力を継続するかたわら、専門クリニックでカウンセリングを受けたり、同様にハゲ経験を持つ女性(薄毛女子=スゲジョ)の声に耳を傾けてきたやまもとありさ先生。今回は半年間の生活が頭皮および頭髪にどう影響を与えたか? 注目の経過報告回です!

~いままでのお話~

【第1話】若年・女性・薄毛…生えなくなった女性漫画家の決意
【第2話】女なのに20代でハゲ、何で!? カミソリ除毛は頭皮を弱らせるのか
【第3話】睡眠・大豆・炭酸・コラーゲン直塗り! 生やしたい人のリアルな「毛活」をレポるよ
【第4話】女性専用の薄毛クリニックに無料カウンセリングを受けたらゴリゴリ勧誘されました。
【第5話】円形脱毛は「ほっとけば治る」? 増え続けるハゲに焦り愚かなドクターショッピング
【第6話】「休み時間は無心で髪の毛を抜いてました」抜毛症だったナタさん【私が薄毛女子です】

TOKIO、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、JUMP、WESTが日テレ特番に大集合! 10月2日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
22:24~23:18 『イチゲンさん“おはつ”できますか?』(テレビ東京系) 松岡昌宏

【ゲスト】
19:00~22:54 『日テレ系人気番組No.1決定戦2016秋』(日本テレビ系)


【磯部涼/川崎】ヒップホップが止めた川崎南北戦争

日本有数の工業都市・川崎はさまざまな顔を持っている。ギラつく繁華街、多文化コミュニティ、ラップ・シーン――。俊鋭の音楽ライター・磯部涼が、その地の知られざる風景をレポートし、ひいては現代ニッポンのダークサイドとその中の光を描出するルポルタージュ。
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全身をタトゥーで埋め尽くしたラッパーのK-YO。
 川崎は2つの顔を持っている。そして、それらの表情は変わりつつある。シンガーソングライターの小沢健二が自身の根底となっている空虚さを“川崎ノーザン・ソウル”と呼んだ、その背景としてのニュータウンの北部。ラッパーのA-THUGが、治安が悪く、だからこそラップ・ミュージックのメッカと化した、ニューヨークのサウス・ブロンクスやシカゴのサウスサイドに重ね合わせて“サウスサイド川崎”と呼ぶ、工場地帯の南部。一方、最近では、映画『シン・ゴジラ』において、南部・武蔵小杉のタワーマンションが建ち並ぶ多摩川沿いで戦いが繰り広げられた。ゴジラがやって来るのはそれだけ注目されているということで、実際、同地は不動産情報サイト・SUUMOが認定する「住みたい街ランキング2016」関東版でも4位に入っており、その点では、今や“ニュー”タウンの座は南部が奪ったともいえる。こういった発展の仕方の違いを、川崎市民は冗談めかして川崎南北問題と呼ぶが、その対立は、かつて、不良少年の間では血なまぐさい“戦争”という形で現れたのだ。
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南武線・武蔵溝の口駅前に立つ〈FLY BOY RECORDS〉の面々。左よりDJ TY-KOH、KOWICHI、YOUNG HASTLE。
 神奈川 川崎 東京と横浜の間  挟まれてるこの街 住んでるのはオレ達  昔はバラバラだった 奴らも今じゃ仲間  まとまりねーのもスタイルかな  思ったけどひとつになった   ――KOWICHI「Rep My City」より  グローバルなモードとローカルなテーマを掛け合わせる上手さに定評のある、〈FLY BOY RECORDS〉とその仲間たちがMVに揃って登場する地元讃歌「Rep My City」は、2パック「カリフォルニア・ラヴ」のメロディを引用した耳心地の良いラップ・ミュージックだが、そこで歌われていることは、川崎の不良文化の歴史を知る者ほど身に沁みるだろう。  同地では、各区から鉄道を使って容易に東京や横浜に出られることで、市としてのアイデンティティに欠けてきた。市内を縦貫する尻手黒川道路という幹線道路は存在するものの、ただ、それが持つ越境性こそが、南北の暴走族を中心に、不良による縄張り争いを生んだ側面があるという。例えば、「Rep My City」において、北部・多摩区出身のKOWICHIから“昔なじみの仲間”と紹介される、やはり、多摩区出身で81年生まれのラッパー・K-YOも、かつてはアウトロー・バイカーだった。彼は、同い年だが南部・中原区出身の〈FLY BOY RECORDS〉主宰・DJ TY-KOHと、その中学の同級生でKOWICHIのライヴDJも務めるSPACEKIDを横目に、「昔に知り合ってたら、ぶっ飛ばしてたかもしれない」と笑う。「僕はいつも溝の口(取材場所となった北部・高津区のターミナル)の通称“モンブラン”ってゲーセンに溜まってたんですけど、ここより向こう(以南)はみんな敵でしたもん」  そして、そのように、いわゆる川崎南北戦争が悪化した要因に、1件の殺人があった。K-YOは続ける。「毎年、お盆になると北部の人間で集まって、ガス橋(多摩川の中原区上平間部分にかかる橋)に追悼に行ってました。僕が不良になった中1の頃、そこで、北部の人が南部のヤツらに殺されたんです」。また、TY-KOHもその事件について年上から聞かされたと語る。「タチバナボウル(高津区のボウリング場)でリンチされて、瀕死の状態でガス橋に連行、さらにバーナーで顔を焼いて殺され、死体が多摩川の河川敷に捨てられたとか。だから、先輩には『北部の報復には気をつけろよ』って言われてました。実際、中学の頃から渋谷には行ってたけど、溝の口には行きませんでしたね」  当時、TY-KOHとSPACEKIDが通っていた井田中学校は、中原区と高津区の区境の前者側にあったことから“南の門番”と呼ばれ、1キロほどしか離れていない後者側の東橘中学校と喧嘩を繰り返していたという。しかし、彼らはそんな日常に嫌気が差していた。「SPACEKIDはオレらの学年のリーダーだったんですけど、あるとき、東橘中のヤツらにちょっと引くぐらいボコボコにされちゃったんです」(TY)「頭を金属バットでフルスイングで殴られて。歯も折れまくって」(SK)「でも、それがきっかけで、『別に不良として成り上がりたいわけじゃないし、別の遊びをしよう』って感じになった」(TY)。そして、彼らはターンテーブルを購入し、ヒップホップDJを始める。「ヒップホップはその前から聴いてたので」(TY)「先輩たちに拉致られたときに車の中でかかってたのも、クーリオだったし(笑)。シャコタンのマークIIで、ひとりはトランクに入れられて、オレらはブラック・ライトがピカピカの後部座席で『おめーら、じっとしてろよ!』って脅されて」(SK)「で、『ギャングスタズ・パラダイス』が延々とループ(笑)。悪夢かと思ったよ。でも、不良と違って、ヒップホップに関しては地元で先輩にあたる人がいなかったんで、自由にできたんですよね」(TY)
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TY-KOHとは中学時代からの友人であるDJ SPACEKID。
 ただ、2人は次第に地元の不良の伝統も変えていく。例えば、“カンパ”と呼ばれる、南部特有のいわゆる上納金制度を廃止したとTY-KOHは言う。「オレらもカンパには苦しめられたんですけど、『この忌まわしい文化は自分らの世代でやめよう』って話し合って。『年下も一緒に、みんなでもっと楽しくやったほうがいいでしょ』って」。やがて、高校生になると、SPACEKIDはパーティを主催し始める。「パー券を売るのは川崎で、会場は六本木の〈ジオイド〉ってハコで。川崎の人ばっかり、400人ぐらい入りましたよ。パラパラとハードコア・パンクとヒップホップがごちゃ混ぜになったパーティでしたけど」。また、TY-KOHの興味は海を越え、アメリカへと向かった。「ヒップホップをちゃんと聴き出したら、やっぱり、USのものがカッコいいなって。正直、当時の日本語ラップはピンとこなかった。さらに、ニューヨークへ行っては向こうのDJのテクニックを吸収して、日本で披露して……っていうことを始めたので、ますます、USのほうしか見なくなった」。しかし、そんな彼の視線を、改めて地元・川崎へと向かわせたのが、川崎区を拠点に活動するハスリング(薬物売買)・チームからラップ・グループへと発展した、A-THUG率いるSCARSの存在だ。「ファースト(『THE ALBUM』、06年)をたまたま耳にしたときに、『日本にもこんなに面白いラップがあるんだ』って衝撃を受けて」。それにはSPACEKIDも同感する。「日本にはストリートのヤツらが感じてることを、ストレートにリリックに落とし込んで歌っているヤツがいなかったんですよね。そこにSCARSが出てきた。しかも、『川崎なんだ!』っていう」。そうやって、川崎区のライヴハウス〈セルビアンナイト〉で「K'$ Up」というパーティを開催していた彼らは、SCARSとはまた違うベクトルで、オール川崎を代表することに自覚的になっていくのだった。
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多摩区出身のK-YOは、かつてアウトローなバイカーだったという。
 一方、北部のK-YOはヒップホップに関しては少し後れを取った。彼の場合、アウトロー・ライフが長引いたのだ。「17歳のとき、地元のデニーズで幹部会をやってたら、外をよそ者の暴走族が100台ぐらい走り抜けていったんですね。僕はリーダー格でしたし、当然、追っかけたら、何台かがガソリンスタンドで給油してたんで、ボッコボコに。でも、そこにほかの族車が戻ってきて、そのときの喧嘩で地元の先輩が殺されちゃうんです。後日、僕も含めて一斉に逮捕」。そして、1年半がたって少年院を出ると、彼が生きてきた世界はすっかり様変わりしていた。「バイクに乗ってた人たちがローライダーになって、車でウェストコースト・ヒップホップを流してた。それで、僕も先輩に直訴してグループを抜け、そういうパーティで遊び始め、その流れでラップをする。ほんと、あのままいかなくてよかった。きれいごとに聞こえるかもしれないけど、音楽に救われたんです」  その後、TY-KOH、SPACEKID、K-YO、KOWICHIは行動を共にし始める。「TY-KOH君を知ったとき、クラったっすね。川崎を鬼のようにレップ(代表)してて。『いるんだ? こういう人……っていうか、オレと同じ考えのヤツ、いたー!』みたいな」(KO)。ヒップホップを通して、彼らは彼らなりに南北戦争に終止符を打ったのだ。溜まり場は中間地点の溝の口になる。「今思うと、『南部のヤツは敵だ』っていう考えは先輩から刷り込まれたものでしたからね。完全な縦割り社会に生きてたんで」(KY)「そうそう。K-YOと仲良くなり始めたとき、一緒に、南部の先輩がやってるバーに遊びに行ったんです。その人にK-YOが地元を聞かれて答えたら、『え、北部?』みたいにピリッとして。『今もその対立、あるの?』ってなったもん」(TY)「川崎が南北で分かれてた歴史は、前の世代が背負ってたものだから。カンパじゃないけどオレたちの世代で克服して、ひとつの“K-TOWN”として全国にアピールしていきたいよね」(SK)
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左:再開発で商業施設やタワーマンションが建ち並ぶようになった武蔵小杉。
右:K-YOの楽曲「ストロングゼロ」には、YOUNG HASTLEとTY-KOHも客演。
 また、調布市出身のラッパー・YOUNG HASTLEや、宇都宮市出身のプロデューサー・ZOT on the WAVEも合流、“K-TOWN”は成長していく。「昔は“川崎=ヤンキー”っていう印象で、ダサいと思ってたんですよ。でも、TY-KOHたちは超イケてたんで、仲良くなりたいなって。そこから、毎晩、みんなで溝の口でメシ食って、当時、住んでた駒沢までチャリンコで20分くらいかけて帰るっていうライフスタイルに。しまいには引っ越してきましたからね。今は川崎っていうと、ブルックリンとかニュージャージーみたいな、中心から離れてるからこそアンテナが発達してる、センスの良いサバーブの街って印象です」(YH)。〈FLY BOY RECORDS〉周辺は、精力的に、挑戦的かつ普遍的なラップ・ミュージックをリリースしている。彼らは目標を以下のように語る。「以前の川崎はほんとブロックごとにハスラーがいるような感じで。みんな、アルバイト感覚でやってた」(SK)「それをラッパーとかDJが兼業してたケースも多いし、日本ではヒップホップがいかんせん金にならないからそうなるんですよね。下手したら、ヒップホップをやるためにハスリングで経費を賄ってるレベル。だからこそ、ちゃんとヒップホップで稼げるようにしたい」(TY)。果たして、川崎はディストピアからユートピアへと生まれ変わることができるのだろうか。(つづく) (写真/細倉真弓) 【第一回】 【第二回】 【第三回】 【第四回】 【第五回】 【第六回】 【番外編】 【第七回】 【第八回】 磯部涼(いそべ・りょう) 1978年生まれ。音楽ライター。主にマイナー音楽や、それらと社会とのかかわりについて執筆。著書に『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)、 編著に『踊ってはいけない国、日本』(河出書房新社)、『新しい音楽とことば』(スペースシャワーネットワーク)などがある。

ガーリーモデルを乗せた軽トラが東京を走る!! 4周年「LARME」が放つ“浮遊してる”感

「LARME 024」(徳間書店)  2012年に創刊されて以来、異例の人気を博し、003号より隔月で定期刊行されるようになった「LARME」(徳間書店)。今号で早くも4周年を迎えました。「もしも一度でもラルムを好きだと思ってくれたなら、この1冊だけは読んでほしい。伝えたいこと、...

休日に電話してきたあげくバックレ、メールで2時間後の派遣を予約……シッター事業の“タチ悪客”

<p> 娘の林間学校が終わり、小学校秋のイベント、体育祭が近づいてきました。体育祭は幼稚部、小学部、中学部、高等部、大学(教育学部のみ)がグウランドに一斉に集まり、競技を行います。去年までは保護者にはマスゲームで使うボンボン製作という“仕事”があったのですが、今年から「去年使ったボンボンが壊れていなければ使う」に変わり、本当にほっとしました。このボンボンは作るのが大変で、器用な友達にバイト代を払って作ってもらっていました。これがないだけで気がラクです。そして今年の体育祭の見どころは、夏休み中に離婚した芸能人Yさんは来るのか? です。いままで、運動会、音楽祭……必ず来ていました。そして「あ! Yさんだ」という生徒に、握手をし、嫌な顔をせずいつも神対応です。でも、家庭内は大変だったのですね。本当にプロフェッショナル、芸能人の鑑です。</p>