V6・森田剛と宮沢りえの熱愛報道に、ジャニーズからゴーサイン! 「遠慮なくやって」方針の裏事情

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 女優の宮沢りえと、ジャニーズのアイドルグループ「V6」の森田剛が熱愛中であることを「週刊新潮」(新潮社)が報じたが、テレビの情報番組でも広く取り扱われた。  通常、情報番組では、ジャニーズタレントの熱愛報道は無視するのが慣例だが、今回はジャニーズ事務所からストップがかからず、事実上のゴーサインが出た形。同じくジャニーズ事務所に気を使うスポーツ紙などでも大きく報じられており、記者からは「むしろジャニーズ側から『遠慮なくやって』と言われた」という話までが聞かれた。 「詳しくは言えませんけど、わざわざ連絡があって報道を勧めるなんて、かなり珍しいこと」とジャニーズ担当記者。  新潮によると、2人は今年8月に上演された舞台『ビニールの城』で共演し、交際に発展。10月22日、都内の大型書店などでデート後、宮沢が森田に腕を絡めて、これを隠す様子もなかったという。その後、森田は、宮沢が娘と暮らすマンションにお泊まり。翌日、そこからイベント出演の仕事に出て、その観客席には宮沢と娘もいたというから、まるで夫婦のようだ。  宮沢は長い協議の末に、昨年、前夫との離婚が成立したばかり。森田のほうは一昨年、AV女優の美雪ありすと同棲が報じられ、昨年には美雪が引退したため、結婚間近という見方もあった。  一方、森田と宮沢の共演舞台『ビニールの城』では、異例の事態が起こっていた。森田目当てのファンたちによる、宮沢に対する絶賛の声が吹き荒れていたのだ。 「ヒロイン役のりえさんに、まったく嫉妬心が湧かなかった。だって、剛クンの演技力に負けず、すごい存在感だったから。お茶のCMとかで見るとオバサンっぽかったけど、生のりえさんは美しすぎて感動したんです。カーテンコールでは、初日にりえさんが泣いていて、千秋楽で剛クンが涙声。この流れもドラマティックで、2人の熱愛ならいいなって思えちゃうんです」(40代の女性ファン) 「森田さんの作品はいつも冷静に楽しめるのに、物語に引き込まれてしまいました。りえちゃんはアザを作りながらの体当たり演技をしていて、むしろ、りえちゃんファンになってしまった。2人の熱愛とか、本当なら感動する」(30代の女性ファン)  これはジャニーズ事務所にとっても、「願ってもない話」だったのだろう。  前出・ジャニーズ担当記者も「森田は恋愛について事務所にとやかく言われるのを好まず、AV女優との同棲も事務所に言われて解消したわけではなかったんですが、ファンにも支持される大物女優との交際は、事務所が反対していたAV女優とのロマンスを払拭してくれる話。ファンの好反応が大きかったはず」とする。  森田を応援するファンは、そのアイドル離れした演技力のとりこになっている感もあり、高い演技力を持つ宮沢の魅力も認めざるを得なかったということか。それが熱愛報道を解禁させたのであれば、確かにドラマティック。演出が故・蜷川幸雄で脚本・唐十郎という豪華な共演舞台はもともと注目度が高かったが、チケットは森田のファンで早々に買い占められており、見られなかった演劇ファンから嘆きの声も飛び交っていた。  貴重な舞台を見られた森田ファンからの絶賛が、歓迎ムードを呼び込んだといえそうだ。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

ラグビーが好きな人、“出し切った”ことがある人なら共感できる熱いドラマを熱く作る!『ALL OUT!!』プロデューサーインタビュー!

 雨瀬シオリが月刊「モーニング・ツー」(講談社)で連載中、ハードで迫力あるプレイシーンと、めちゃ熱いキャラクターたちが紡ぐドラマで人気の本格高校ラグビーマンガを原作に、ついに今月から放送が始まった『ALL OUT!!』。  高校生の全国大会がTV中継され、かつては有名なTVドラマの題材にもなった人気スポーツでありながら、ラグビーを題材としたTVアニメは、意外にもこの『ALL OUT!!』が史上初となる。  作画にかけるカロリーも高そうだが、20日に放送された第3話では熱い試合シーンを披露し、アニメファンをうならせ、原作ファンを喜ばせた。  本作の制作に、果敢に名乗りを上げた製作委員会は、どんな意図や想いがあったのか、また“史上初のラグビーテレビアニメ”制作にはどんな苦労があるのか。製作委員会に名を連ねるアスミック・エース株式会社、コンテンツ事業部の青井宏之プロデューサーに、熱い『ALL OUT!!』への想いを語っていただいた!
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(C)雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部
■『ALL OUT!!』は見ている人に何かお土産を持たせられる作品! ―― 他誌さんの清水健一監督へのインタビューで、「プロデューサーが原作に熱く惚れ込んでいて……」という記事もありました。そこも含めて、まずTVアニメ初のラグビーマンガ『ALL OUT!!』のアニメ化決定の経緯を教えてください。 青井宏之(以下、「青井」) 清水さんがおっしゃったのは、MADHOUSEの林(雅紀/アニメーションプロデューサー)さんだと思いますが、そもそも『ALL OUT!!』のアニメ化したい! となったのは大体2014年の2月、コミックス3巻が出ているころです。原作を読んで、すごく熱い物語だし、雨瀬さんが描く絵も魅力的で、アニメーションになったら心打つ素晴らしいものが生まれるんじゃないかとわくわくしました。  私自身スポーツアニメが好きだったんですが、『ALL OUT!!』はキャラクターのドラマ性が強く、他のスポーツアニメに共通する、王道のスポ魂ものの魅力があると感じたので、こちらから講談社さんに相談しました。  アニメーション制作がMADHOUSEさんとトムス・エンタテインメントさん、2社体制になったのは、その当時トムスさんと別作品でもご一緒させていただく機会もあり、相談させてもらい、その流れで「制作はこういう体制でとうでしょうか」となりまして。その中で先ほどお話に出た、林さんが熱く『ALL OUT!!』に興味を持ってくれて、清水さんに監督をお願いしようとなったんです。 ―― 清水監督が野球やサッカーと比べると少ないであろう、ラグビー経験者なのは大きいですよね。 青井 そうですね、すごく恵まれた作品だと思います。本当にめぐり合わせですね。清水さんは高校時代にラグビーをご経験されたそうですが、「やってる」「やってない」ではずいぶん違うと思います。たとえばラグビーにまったく接点がない人は、去年の「ラグビーワールドカップ2015」(以下「W杯」)まで、おそらく「ノックオン」(プレーヤーがボールを落とし、ボールが前へ進んでしまう反則)が何なのか、わからなかったと思うんです。中にはアメフトとごちゃ混ぜになっている人もいたかもしれませんね、アニメやマンガの影響で。  ただ、僕はラグビーが題材だからというわけではなく、単純に「面白いからアニメ化しよう」というところから始まっているんですよ。作品に惚れ込んで、この『ALL OUT!!』のキャラクターが動いて、声が加わり、音が加わったら、やっぱり人の心を動かすというか、見ていて胸を打つような作品になるだろうと。エンタテインメントというものは、見ている人に何かお土産を持たせられるような作品であればと思っていて。『ALL OUT!!』はそれが原作からほとばしっているので、アニメーションにしたときにより強固なものになればいいなと思っています。
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主将・赤山の後ろ姿。後背筋が頼もしい
■4年に1度のお祭りW杯にあわせて発表、“花園”ともコラボ!? ――清水監督を含め、スタッフさんの顔ぶれについても一言ください。シリーズ構成の横谷(昌宏)さんがMADさんとお仕事するのは珍しいですよね。 青井 横谷さんは、他作を見ても、キャラクターのドラマや掛け合いが非常にうまい方です。『ALL OUT!!』はキャラクターが命ですが、そこを膨らませることができる。横谷さんと入江(信吾/脚本)さんはトムスさんが声をかけて制作に入ってもらいました。  ラグビーで何が大事か、他のスポーツ作品と何が違うかっていったら「筋肉」だと思うんです。OP映像を見ていただいたらわかると思うんですが、お尻アップ、胸アップと、筋肉の描き込みっていうのは、リアルに描き込まず、貧弱になってしまうとラグビーではなくなってしまう。筱(雅律/キャラクターデザイン)さんは『BLACK LAGOON』シリーズや『はじめの一歩』シリーズなどに関わり、体の質感を描くことには長けている方です。『ALL OUT!!』のキャラクターというので、MADさんからこの方でといった形で話がありました。 ―― 各アニメーターさんにとっては、野球でいうと、キャッチボールすらしたことがないというレベルのラグビーを描くのは苦労があったのでは?  青井 苦労されていると思います。MADさんの話を聞いていても、「前にボールを投げたらダメ、『ノックオン』はわかる。以上」といった方が多いんです。加えて各キャラクターの動きだけではなく、試合シーンを描くときは「このポジションがこのアングルで写ったとき、何番はどの辺にいなくてはならないか」という、キャラの立ち位置や動かし方も難しい。  清水さんに加えて、副監督の牛嶋(新一郎)さんもラグビーの経験者ですし、他にも経験者がいらっしゃるので、知識を共有しながら、チェックされています。リアルのラグビーの100%の再現は難しいかもしれませんが、ラグビーを知っている人が「これが違って気になってちゃんと集中できない」という事態は最低でも避けるため、非常に気にかけて、考えてながら進められています。 ―― 業界にそんなにいないであろうラグビー経験者が制作チームにいるのは心強いですよね。 青井 MADさんも、この作品のために、力を入れて集められたんだと思います。そして、(原作の)編集の方も経験者なので、コンテの段階で抜けがないかチェックできる体制ができています。 ―― 宣伝についてもお聞かせください。『ALL OUT!!』は昨年9月にアニメ化が発表されました。放送開始まで1年間もあるのはかなり長いほうですが、やはりこれはW杯の影響ですか?  青井 W杯は4年に1度のお祭りですから、やはり宣伝としたら合わせたくなりますよね。普通に考えたら今年の4月以降に告知してもいいとおもうのですが、できるだけ前宣伝で刷り込ませて、知ってる人は知っているといった形にしたかった。さらに19年には日本でW杯が開催されるわけですし。  幸運なことに発表してから2日後に、あの南アフリカ戦(※)があったわけですよ。最後の最後でトライを狙いに行くっていう、ラグビーを知らない人が見ても興奮する試合になって……たしかに早い発表でしたが、結果的には最高のタイミングになりました。  ※昨年9月20日(現地時間)に行われた、W杯イングランド大会1次リーグB組の日本vs南アフリカ戦。優勝候補の南アフリカを相手に、圧倒的不利を予想された日本が34対32で劇的な逆転勝利を飾った。 ―― 「全国高校7人制ラグビー大会」や、ラグビーボールブランド「GILBERT」ともコラボされたり、オフィシャル的な動きが活発だなという印象があります。 青井 リアルラグビーのファンのかたにも観ていただきたいというのもありますし、ラグビーを題材にしたアニメなので、そういったところにも力を入れております。今後も広げられるよう力を入れておりますので注目していただければ幸いです。 ■スポーツやラグビーが好きな人たちにザワついてほしい! ―― 多くのスポーツアニメの人気を支える女性アニメファン、特に男性と男性の友情物語が大好きな層には、どうプロモーションしていかれるんですか? 青井 スポーツアニメの魅力は、練習、試合を通してキャラクターの成長がみられるということですよね。作品の世界観を壊さずに、丁寧に作品を知ってもらうよう届けられるよう気を付けております。そして、アニメファンだけではなく、スポーツやラグビーが好きな人たちにも、「こういう作品があるんだ!」ってザワついてほしいなと。  いろんな層の方たちが興味を持って盛り上がっていただくことで、「『ALL OUT!!」ってキテるよね」っていうのが広がれば、作品としてのバリューが上がって、次につながっていくのかなと思いますし。 ―― リアル高校ラグビー部員などが見てくれていたりするとうれしいと? 青井 そうですね。原作コミックはすでに多くの方が読まれているようで、購読者層を聞いても、ラグビー経験者の男性が多いと聞いています。そこがより広がって、そうでない人たちにも、熱いスポーツものとして楽しんでほしい。『ALL OUT!!』はキャラクター同士、高校生のぶつかり合った熱い想いが、読み進めていけばいくほど、いろんなキャラにスポットが当たって、より熱く広く複合的に物語が広がっていきますから。 ―― キャラクターも多いので、キャスティングも大変だと思うんですが、主人公の1年生2人に若手を起用されたのには、どんな意図があったのでしょうか? 青井 祇園健次(千葉翔也)と石清水澄明(安達勇人)、特に祇園はこの物語を通じて、ラグビー初心者から始まってどんどん成長していきます。声優さんも、キャラクターと一緒に成長していけるような方、これから成長していく過程、いい意味でまだ色がついていない、キャスティングにしたいなと。もちろんまだ未熟な部分も多いかもしれないし、実際当初は収録に時間がかかったりもしたんですが、だんだんペースがつかめてきて、キャラと一緒に成長していっているので、そういったところかなと。  一方で「先輩後輩」の間柄、まとめる人、神高ラグビ―部の顔にならなければいけない方は、経験者、実力のある方が大事かなということで、細谷さん(佳正/赤山濯也役)、逢坂さん(良太/八王子陸役)に。このメインの4人は早く決めました。
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部のお母さん的存在・八王子
 ネットの反応とかを見ていると、「これ逢坂さんだったんだ!」っていう反応もあるので、逢坂さんだってわからないかもしれません。いろんな作品で主人公格のキャラを演じられていますが、それらとはまた違った、温かみのある神高の「お母さん」みたいな感じかもしれません。  赤山役の細谷さんもいいですよね。色気がある感じで。キャプテンなので威厳と渋みのある声と言えば、細谷さんかなと。実際、『ダイヤのA』ではキャプテンもやっていますし、『ハイキュー!!』ではキャプテンではないにしろ、エース役をやっていますし。独特ですよね、色気があって。低めのああいう声を出せる人はなかなかいないと思うので、ぴったしハマったかなと思っています。 ――これだけ人数がいると、キャスティングの他、収録ブースが大変なことになっていそうですが……。試合の時は男性ばかり30人くらいいるわけですよね? 青井 収録ブースから人が溢れていましたね。ブースの椅子が足りなくなって、立ったままの人もいました。ベテランの方がいらっしゃると空気が変わったりすることがありますが、男子だらけなので、やっぱりわちゃわちゃしていますね。楽しい現場です。
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重く響くプレー中の音も聴きどころ
■スタッフも“ALL OUT”、出し切って頑張ってます! ―― 1~2話目を見て、非常に原作を丁寧に描かれているなと思ったのですが、ラグビーならではの試合シーンも早く見たいのにという声もあると思います。 青井 3~4話は慶常との試合が描かれていますが、非常に熱い試合になっています。清水さんも「3~4話を見てくれ!」とおっしゃっているので、試合ならではのスクラムやラインアウト、それぞれのキャラのドラマが動いて1話で描かれた石清水のトラウマが解き放たれたり、見ごたえあるシーンも多く、1話、2話と違った見方ができて面白いと思います。  そもそも清水さんが雨瀬さんの原作を非常にリスペクトされているんですよね。キャラクターの絵ヅラとか、なんとなく持っている空気感が、「アニメになったらこんな感じだよね」という部分を、大事にされているんです。 ―― 清水監督は、音にもこだわっているということで、音がリアルに感じられたので、試合シーンも迫力がありましたね。 青井 音は、大学のラグビー選手たちに協力していただき、キックの音、体と体がぶつかる音を収録し、それを加工して使用しています。音響スタッフ陣も力を入れてやっているのでそこも聴きどころの一つです。  あとは審判の笛の音も、ダビングの際にいつも確認していますね。サッカーとかもそうだと思うんですけど、経験者の方でも笛の音までは普段、意識しないじゃないですか、「ピッピー」なのか「ピッピッピー」なのか。「正しくは何なんだろう」と議論しながらやっています。ラグビーってこういう感じなんだと、祇園と一緒に学んでいくような感覚を、ラグビーには普段興味がないという方に、覚えてもらえるとうれしいです。 ―― シーズン的にもちょうどいいですよね、リアルラグビーに興味が湧いたら、今は生試合をすぐに見られます。 青井 放送時期を10月にしたっていうのも、そういうことなんです。トップリーグは8月からもう始まっていますが、学生のラグビーシーズンはやっぱり秋から冬にかけてですから。10月放送開始にさせていただいたからこそ、いろんな取り組みをご一緒できるんです。これが4月放送開始だったら、TVアニメが始まったタイミングで、ラグビーシーズンが終わってしまっていますからね。 ―― 最後に、スポーツモノが好きな男性主体のアニメファンや、女性ファンに向けて一言ずつお願いします。 青井 “ALL OUT”という単語は、「すべてを出し切る」という意味なんですけど、スポーツじゃなくても、学生時代や今までで、何か一つのものに打ち込んだことがある人であれば、胸にじんわりきて共感できる、本当に「あぁ!」といった形で共感できるものだと思います。 「史上初のラグビーテレビアニメ」ですから制作は大変ですが、スタッフも“ALL OUT”、まさに出し切って頑張っていますので、ぜひご覧になってほしいです。 ■TVアニメ『ALL OUT!!』 ・公式サイト http://allout-anime.com/ ・公式Twitter @allout_anime ・放送情報  TOKYO MX 毎週木曜日 深夜24時~  MBS 毎週金曜日 深夜27時10分~  BS11 毎週土曜日 深夜25時~ ・J:COMオンデマンド、JCOMオンデマンド メガパック、milplus、auビデオパス、ひかりTV、バンダイチャンネル、Hulu、OnGenムービー、U-NEXT、アニメ放題、フジテレビオンデマンド、ビデオマーケット、Google Play、楽天SHOWTIME、HAPPY動画、Amazonビデオ、ニコニコ動画、GYAO!、TSUTAYA TV、dアニメストア、dTV、ゲオチャンネル、UULA、DMM.comにて配信 (C)雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部

ラグビーが好きな人、“出し切った”ことがある人なら共感できる熱いドラマを熱く作る!『ALL OUT!!』プロデューサーインタビュー!

 雨瀬シオリが月刊「モーニング・ツー」(講談社)で連載中、ハードで迫力あるプレイシーンと、めちゃ熱いキャラクターたちが紡ぐドラマで人気の本格高校ラグビーマンガを原作に、ついに今月から放送が始まった『ALL OUT!!』。  高校生の全国大会がTV中継され、かつては有名なTVドラマの題材にもなった人気スポーツでありながら、ラグビーを題材としたTVアニメは、意外にもこの『ALL OUT!!』が史上初となる。  作画にかけるカロリーも高そうだが、20日に放送された第3話では熱い試合シーンを披露し、アニメファンをうならせ、原作ファンを喜ばせた。  本作の制作に、果敢に名乗りを上げた製作委員会は、どんな意図や想いがあったのか、また“史上初のラグビーテレビアニメ”制作にはどんな苦労があるのか。製作委員会に名を連ねるアスミック・エース株式会社、コンテンツ事業部の青井宏之プロデューサーに、熱い『ALL OUT!!』への想いを語っていただいた!
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(C)雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部
■『ALL OUT!!』は見ている人に何かお土産を持たせられる作品! ―― 他誌さんの清水健一監督へのインタビューで、「プロデューサーが原作に熱く惚れ込んでいて……」という記事もありました。そこも含めて、まずTVアニメ初のラグビーマンガ『ALL OUT!!』のアニメ化決定の経緯を教えてください。 青井宏之(以下、「青井」) 清水さんがおっしゃったのは、MADHOUSEの林(雅紀/アニメーションプロデューサー)さんだと思いますが、そもそも『ALL OUT!!』のアニメ化したい! となったのは大体2014年の2月、コミックス3巻が出ているころです。原作を読んで、すごく熱い物語だし、雨瀬さんが描く絵も魅力的で、アニメーションになったら心打つ素晴らしいものが生まれるんじゃないかとわくわくしました。  私自身スポーツアニメが好きだったんですが、『ALL OUT!!』はキャラクターのドラマ性が強く、他のスポーツアニメに共通する、王道のスポ魂ものの魅力があると感じたので、こちらから講談社さんに相談しました。  アニメーション制作がMADHOUSEさんとトムス・エンタテインメントさん、2社体制になったのは、その当時トムスさんと別作品でもご一緒させていただく機会もあり、相談させてもらい、その流れで「制作はこういう体制でとうでしょうか」となりまして。その中で先ほどお話に出た、林さんが熱く『ALL OUT!!』に興味を持ってくれて、清水さんに監督をお願いしようとなったんです。 ―― 清水監督が野球やサッカーと比べると少ないであろう、ラグビー経験者なのは大きいですよね。 青井 そうですね、すごく恵まれた作品だと思います。本当にめぐり合わせですね。清水さんは高校時代にラグビーをご経験されたそうですが、「やってる」「やってない」ではずいぶん違うと思います。たとえばラグビーにまったく接点がない人は、去年の「ラグビーワールドカップ2015」(以下「W杯」)まで、おそらく「ノックオン」(プレーヤーがボールを落とし、ボールが前へ進んでしまう反則)が何なのか、わからなかったと思うんです。中にはアメフトとごちゃ混ぜになっている人もいたかもしれませんね、アニメやマンガの影響で。  ただ、僕はラグビーが題材だからというわけではなく、単純に「面白いからアニメ化しよう」というところから始まっているんですよ。作品に惚れ込んで、この『ALL OUT!!』のキャラクターが動いて、声が加わり、音が加わったら、やっぱり人の心を動かすというか、見ていて胸を打つような作品になるだろうと。エンタテインメントというものは、見ている人に何かお土産を持たせられるような作品であればと思っていて。『ALL OUT!!』はそれが原作からほとばしっているので、アニメーションにしたときにより強固なものになればいいなと思っています。
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主将・赤山の後ろ姿。後背筋が頼もしい
■4年に1度のお祭りW杯にあわせて発表、“花園”ともコラボ!? ――清水監督を含め、スタッフさんの顔ぶれについても一言ください。シリーズ構成の横谷(昌宏)さんがMADさんとお仕事するのは珍しいですよね。 青井 横谷さんは、他作を見ても、キャラクターのドラマや掛け合いが非常にうまい方です。『ALL OUT!!』はキャラクターが命ですが、そこを膨らませることができる。横谷さんと入江(信吾/脚本)さんはトムスさんが声をかけて制作に入ってもらいました。  ラグビーで何が大事か、他のスポーツ作品と何が違うかっていったら「筋肉」だと思うんです。OP映像を見ていただいたらわかると思うんですが、お尻アップ、胸アップと、筋肉の描き込みっていうのは、リアルに描き込まず、貧弱になってしまうとラグビーではなくなってしまう。筱(雅律/キャラクターデザイン)さんは『BLACK LAGOON』シリーズや『はじめの一歩』シリーズなどに関わり、体の質感を描くことには長けている方です。『ALL OUT!!』のキャラクターというので、MADさんからこの方でといった形で話がありました。 ―― 各アニメーターさんにとっては、野球でいうと、キャッチボールすらしたことがないというレベルのラグビーを描くのは苦労があったのでは?  青井 苦労されていると思います。MADさんの話を聞いていても、「前にボールを投げたらダメ、『ノックオン』はわかる。以上」といった方が多いんです。加えて各キャラクターの動きだけではなく、試合シーンを描くときは「このポジションがこのアングルで写ったとき、何番はどの辺にいなくてはならないか」という、キャラの立ち位置や動かし方も難しい。  清水さんに加えて、副監督の牛嶋(新一郎)さんもラグビーの経験者ですし、他にも経験者がいらっしゃるので、知識を共有しながら、チェックされています。リアルのラグビーの100%の再現は難しいかもしれませんが、ラグビーを知っている人が「これが違って気になってちゃんと集中できない」という事態は最低でも避けるため、非常に気にかけて、考えてながら進められています。 ―― 業界にそんなにいないであろうラグビー経験者が制作チームにいるのは心強いですよね。 青井 MADさんも、この作品のために、力を入れて集められたんだと思います。そして、(原作の)編集の方も経験者なので、コンテの段階で抜けがないかチェックできる体制ができています。 ―― 宣伝についてもお聞かせください。『ALL OUT!!』は昨年9月にアニメ化が発表されました。放送開始まで1年間もあるのはかなり長いほうですが、やはりこれはW杯の影響ですか?  青井 W杯は4年に1度のお祭りですから、やはり宣伝としたら合わせたくなりますよね。普通に考えたら今年の4月以降に告知してもいいとおもうのですが、できるだけ前宣伝で刷り込ませて、知ってる人は知っているといった形にしたかった。さらに19年には日本でW杯が開催されるわけですし。  幸運なことに発表してから2日後に、あの南アフリカ戦(※)があったわけですよ。最後の最後でトライを狙いに行くっていう、ラグビーを知らない人が見ても興奮する試合になって……たしかに早い発表でしたが、結果的には最高のタイミングになりました。  ※昨年9月20日(現地時間)に行われた、W杯イングランド大会1次リーグB組の日本vs南アフリカ戦。優勝候補の南アフリカを相手に、圧倒的不利を予想された日本が34対32で劇的な逆転勝利を飾った。 ―― 「全国高校7人制ラグビー大会」や、ラグビーボールブランド「GILBERT」ともコラボされたり、オフィシャル的な動きが活発だなという印象があります。 青井 リアルラグビーのファンのかたにも観ていただきたいというのもありますし、ラグビーを題材にしたアニメなので、そういったところにも力を入れております。今後も広げられるよう力を入れておりますので注目していただければ幸いです。 ■スポーツやラグビーが好きな人たちにザワついてほしい! ―― 多くのスポーツアニメの人気を支える女性アニメファン、特に男性と男性の友情物語が大好きな層には、どうプロモーションしていかれるんですか? 青井 スポーツアニメの魅力は、練習、試合を通してキャラクターの成長がみられるということですよね。作品の世界観を壊さずに、丁寧に作品を知ってもらうよう届けられるよう気を付けております。そして、アニメファンだけではなく、スポーツやラグビーが好きな人たちにも、「こういう作品があるんだ!」ってザワついてほしいなと。  いろんな層の方たちが興味を持って盛り上がっていただくことで、「『ALL OUT!!」ってキテるよね」っていうのが広がれば、作品としてのバリューが上がって、次につながっていくのかなと思いますし。 ―― リアル高校ラグビー部員などが見てくれていたりするとうれしいと? 青井 そうですね。原作コミックはすでに多くの方が読まれているようで、購読者層を聞いても、ラグビー経験者の男性が多いと聞いています。そこがより広がって、そうでない人たちにも、熱いスポーツものとして楽しんでほしい。『ALL OUT!!』はキャラクター同士、高校生のぶつかり合った熱い想いが、読み進めていけばいくほど、いろんなキャラにスポットが当たって、より熱く広く複合的に物語が広がっていきますから。 ―― キャラクターも多いので、キャスティングも大変だと思うんですが、主人公の1年生2人に若手を起用されたのには、どんな意図があったのでしょうか? 青井 祇園健次(千葉翔也)と石清水澄明(安達勇人)、特に祇園はこの物語を通じて、ラグビー初心者から始まってどんどん成長していきます。声優さんも、キャラクターと一緒に成長していけるような方、これから成長していく過程、いい意味でまだ色がついていない、キャスティングにしたいなと。もちろんまだ未熟な部分も多いかもしれないし、実際当初は収録に時間がかかったりもしたんですが、だんだんペースがつかめてきて、キャラと一緒に成長していっているので、そういったところかなと。  一方で「先輩後輩」の間柄、まとめる人、神高ラグビ―部の顔にならなければいけない方は、経験者、実力のある方が大事かなということで、細谷さん(佳正/赤山濯也役)、逢坂さん(良太/八王子陸役)に。このメインの4人は早く決めました。
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部のお母さん的存在・八王子
 ネットの反応とかを見ていると、「これ逢坂さんだったんだ!」っていう反応もあるので、逢坂さんだってわからないかもしれません。いろんな作品で主人公格のキャラを演じられていますが、それらとはまた違った、温かみのある神高の「お母さん」みたいな感じかもしれません。  赤山役の細谷さんもいいですよね。色気がある感じで。キャプテンなので威厳と渋みのある声と言えば、細谷さんかなと。実際、『ダイヤのA』ではキャプテンもやっていますし、『ハイキュー!!』ではキャプテンではないにしろ、エース役をやっていますし。独特ですよね、色気があって。低めのああいう声を出せる人はなかなかいないと思うので、ぴったしハマったかなと思っています。 ――これだけ人数がいると、キャスティングの他、収録ブースが大変なことになっていそうですが……。試合の時は男性ばかり30人くらいいるわけですよね? 青井 収録ブースから人が溢れていましたね。ブースの椅子が足りなくなって、立ったままの人もいました。ベテランの方がいらっしゃると空気が変わったりすることがありますが、男子だらけなので、やっぱりわちゃわちゃしていますね。楽しい現場です。
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重く響くプレー中の音も聴きどころ
■スタッフも“ALL OUT”、出し切って頑張ってます! ―― 1~2話目を見て、非常に原作を丁寧に描かれているなと思ったのですが、ラグビーならではの試合シーンも早く見たいのにという声もあると思います。 青井 3~4話は慶常との試合が描かれていますが、非常に熱い試合になっています。清水さんも「3~4話を見てくれ!」とおっしゃっているので、試合ならではのスクラムやラインアウト、それぞれのキャラのドラマが動いて1話で描かれた石清水のトラウマが解き放たれたり、見ごたえあるシーンも多く、1話、2話と違った見方ができて面白いと思います。  そもそも清水さんが雨瀬さんの原作を非常にリスペクトされているんですよね。キャラクターの絵ヅラとか、なんとなく持っている空気感が、「アニメになったらこんな感じだよね」という部分を、大事にされているんです。 ―― 清水監督は、音にもこだわっているということで、音がリアルに感じられたので、試合シーンも迫力がありましたね。 青井 音は、大学のラグビー選手たちに協力していただき、キックの音、体と体がぶつかる音を収録し、それを加工して使用しています。音響スタッフ陣も力を入れてやっているのでそこも聴きどころの一つです。  あとは審判の笛の音も、ダビングの際にいつも確認していますね。サッカーとかもそうだと思うんですけど、経験者の方でも笛の音までは普段、意識しないじゃないですか、「ピッピー」なのか「ピッピッピー」なのか。「正しくは何なんだろう」と議論しながらやっています。ラグビーってこういう感じなんだと、祇園と一緒に学んでいくような感覚を、ラグビーには普段興味がないという方に、覚えてもらえるとうれしいです。 ―― シーズン的にもちょうどいいですよね、リアルラグビーに興味が湧いたら、今は生試合をすぐに見られます。 青井 放送時期を10月にしたっていうのも、そういうことなんです。トップリーグは8月からもう始まっていますが、学生のラグビーシーズンはやっぱり秋から冬にかけてですから。10月放送開始にさせていただいたからこそ、いろんな取り組みをご一緒できるんです。これが4月放送開始だったら、TVアニメが始まったタイミングで、ラグビーシーズンが終わってしまっていますからね。 ―― 最後に、スポーツモノが好きな男性主体のアニメファンや、女性ファンに向けて一言ずつお願いします。 青井 “ALL OUT”という単語は、「すべてを出し切る」という意味なんですけど、スポーツじゃなくても、学生時代や今までで、何か一つのものに打ち込んだことがある人であれば、胸にじんわりきて共感できる、本当に「あぁ!」といった形で共感できるものだと思います。 「史上初のラグビーテレビアニメ」ですから制作は大変ですが、スタッフも“ALL OUT”、まさに出し切って頑張っていますので、ぜひご覧になってほしいです。 ■TVアニメ『ALL OUT!!』 ・公式サイト http://allout-anime.com/ ・公式Twitter @allout_anime ・放送情報  TOKYO MX 毎週木曜日 深夜24時~  MBS 毎週金曜日 深夜27時10分~  BS11 毎週土曜日 深夜25時~ ・J:COMオンデマンド、JCOMオンデマンド メガパック、milplus、auビデオパス、ひかりTV、バンダイチャンネル、Hulu、OnGenムービー、U-NEXT、アニメ放題、フジテレビオンデマンド、ビデオマーケット、Google Play、楽天SHOWTIME、HAPPY動画、Amazonビデオ、ニコニコ動画、GYAO!、TSUTAYA TV、dアニメストア、dTV、ゲオチャンネル、UULA、DMM.comにて配信 (C)雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部

「わかっているのに別れられないのが、不倫なの!」9人の愛人、ついに揃い踏み! 視聴率回復の日テレ『黒い十人の女』

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日本テレビ系『黒い十人の女』番組サイトより
 27日放送の日本テレビ系『黒い十人の女』第5話の視聴率は、3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前回、下落したものの見事に巻き返しました。このまま安定すれば、いい結果を残せるでしょう。  今回は、ついに9人全ての愛人が判明しました。相葉志乃(トリンドル玲奈)のマネジャーの長谷川沙英(ちすん)と、神田久未(成海璃子)の親友の文坂彩乃(佐野ひなこ)が、8、9人目の愛人でした。やったー! 予想的中!  前回、弥上美羽(佐藤仁美)によって、相葉が風松吉(船越英一郎)と不倫関係にあることを知った浦上紀章(水上剣星)は、松吉に詰め寄ります。「好きな人が不倫をしていたら、やめさせるのがまともな恋愛でしょう」と詰め寄りますが、松吉は「志乃ちゃんと、浦上くんは付き合っているの?」と浦上の痛いところを的確に突き、結局は「志乃ちゃんは、君より僕のほうが好きなんだよ」とのらりくらりとかわします。  松吉にとって、9人の愛人は一人ひとりとの恋愛であって、妻がいることとは別問題。純粋なのか、ふてぶてしいのか。松吉の言っていることには妙な説得力があり、ある意味で恐ろしさを持つキャラクターだといえます。  一方、松吉を独り占めしたい弥上。続いて、愛人の卯野真衣(白羽ゆり)を蹴落とすため、卯野の夫で松吉の同僚、火山梅人(山田純大)に密告。着々と駒を進める弥上でしたが、報告を聞いた火山は「いい情報をありがとう!」と、予想外の反応。夫婦間は冷めきっており、火山は離婚を考えていたそう。不倫の一報は、火山にとって渡りに船だったようです。  1話から、松吉との不倫に後ろめたさを感じていた神田は、松吉を呼び出して別れを切り出します。「別れてほしいんだよね」との告白に、松吉は「わかった」とだけ。あまりにもあっさりしすぎる反応に、神田は納得できず「(松吉への気持ちが)離れてないよ」と思わず口にしてしまいます。神田は、結局そのまま関係を続けることになってしまいました。  相葉と浦上の恋はどうなってしまうのでしょうか? 浦上は相葉に会い、「付き合ってほしい」と告白します。そこで、松吉との関係を問い詰めます。「わかっているのに別れられないのが、不倫なの!」と相葉は言います。しかし、相葉の気持ちに浦上は寄り添うことなどせずに、正論をぶつけます。「不倫は“現象”じゃなくて、“行為”なんだよ。まるで、不倫という“現象”に巻き込まれて抜け出せなくなったみたいな言い方してるけどさ、君は自分の意志で既婚者と付き合って、自分の意志で相手の家庭を不幸にしてるんだよ! それが不倫という“行為”なの!」浦上は、誰も彼もがおかしいこのドラマで、唯一の正論を言います。このセリフは、まさに今年頻発した芸能界不倫スキャンダルに対する、バカリズムの考えを代弁しているんじゃないでしょうか? ゲス極川谷、桂文枝、乙武洋匡、ファンキー加藤など枚挙に暇がないですが、言って聞かせてやりたいですね。  新たに登場した愛人の長谷川は、弥上によって自分を含めて9人も愛人がいることを知らされ、文坂はすでに9人のことを知っています。1話から「不倫は幸せになれない」とアドバイスしていたのは、松吉を独り占めするための一言だったのでしょうか? 文坂の神田に対する行動を考えるとちょっと怖い。  次回では、ついに出揃った女たちが直接対決をする模様。とくに、神田は今まで信じ切っていた文坂に裏切られたという気持ちでいっぱいです。原作、筆者が見た舞台版ではこのあと10人の女が松吉を消すために、結託する展開が待っています。このドラマで脚本家として、好評なバカリズム。どんな展開を見せてくれるのか。楽しみです。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)

影響を受けやすい女、高樹沙耶の人生における最大の疑問点とは

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

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『贅沢な暮らし』(エクスナレッジ)

◎お元気ですか?
 付き合う男によって、自分をコロコロ変える女というのは、有名無名問わずいるわけで。工藤静香だって、YOSHIKI時代は白い肌にハードロックな服装だったのに、キムタク(SMAP・木村拓哉)派になったとたん日焼けスウェットのサーファーファッションに。派ってことではないわけだが。

ハロウィンパーティーに最適! 「芋虫が脳みそを食い尽くしている風オムライス」

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ナイフでカットすると、中からゴロゴロと芋虫が!
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の39回目。  今回はハロウィン目前ということで、それにちなんだオムライスを作ってみました。もちろん、ハロウィンがなんの祭りなのかはよくわかっていませんが。  購入した材料は、ミートソース、焼き海苔、そしてキャラメルコーンのチーズ味みたいな、ウラキャラコーンとやら。
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コクのあるミートソース!
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飾り付け用の海苔
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甘いキャラメル味よりも、こっちのほうがミートソースには合うかなーと思いまして
 追加食材として、どこのご家庭にもきっとあるであろう、ご飯、卵、ケチャップなどを用意。
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スタン・ハンセン風の卵2個持ち。
 まずは薄焼き卵を作るのですが、ハロウィンらしくカボチャっぽい色にしようとケチャップを加えたら、なにやら事件のにおいがしてきました。  きゃー!
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なんだか怖い!
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丸い薄焼き卵を作っておきます
 続いてはオムライスの具。  ミートソースで、キャラメルコーン的なお菓子とご飯を混ぜておきましょう。  なんだかエビチリ定食みたいでおいしそう!  でも食べてみたら甘かった!
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エビチリだと思って味見すると楽しいよ
 これを適当な型に詰めて、平らなお皿にあけておきます。  フライパンできれいに包むのは難しいので、後乗せ方式のオムライスにしましょう。
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適当な型に選んだのがこちら
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 ギュッと詰めます。型のデザインは料理に反映されないので、普通のお椀でもいいです
 こちらが、芋虫が詰まっている脳味噌になります。  真ん中に割れ目を入れるなど、もう少し加工してもよかったかな。
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芋虫入りだと言われなければ、普通においしそうですね
 ここに薄焼き卵をかぶせて、切った海苔を置けば、ハロウィンオムライスの完成です。
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カボチャなのか、太陽なのか、オバケなのか、よくわからない感じですみません
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うらめしや~、めしあがれ~
 この若干、微妙なデザインのオムライスをカットすれば、コロコロと出てくる芋虫風のキャラメルコーン。  きゃー!  これを提供するときは、真顔で芋虫入りだとしっかり伝えておくことが肝心です。  でも味はなかなかのものですよ!
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芋虫がゴロンゴロン!
 いま思えば、芋虫と脳味噌部分はマカロニとパスタで作ると、もっとそれっぽい見ためかつ、味もよかったかもしれませんね。  あるいは、本物の芋虫やハチノコを使ってみてください。一切の保証はできませんが。  ちなみに、中にウインナーを一本隠しておくと、さらにハロウィンっぽくなりますよ。  食べている途中出ててくるウインナーに挨拶すれば、「ハロー、ウインナー!、ハロウィーン!!」 (文=玉置豊)

えろ漫画家ピクピクン☆先生、 「コミュ障でも、自分のやりたいことだけを仕事にしてお金を稼ぐってほんとに可能なの?」

数々の職業に同時に従事し、ご自身の手でほかにはないキャリアをカスタムで作ってらっしゃる、えろ漫画家ピクピクン☆(以下ピクピクン☆)さんに唯一無二のキャリア、いわば「天職」をみずから作り出す秘訣などについておうかがいしています。

 前編に引き続き、後編もピクピクン☆さんのお言葉、名言ばかりです。私が震えた言葉はボールドにしてありますが、それらを集めた日めくりカレンダーなど作りたくなります。

▼前篇:仕事で迷える人たちへ。漫画家、ハグ屋、農家…唯一無二のキャリアを築いた男・えろ漫画家ピクピクン☆氏の「天職論」

ーー昔のピクピクン☆さんのツイートは「僕はコミュ障で、ひきこもりで」っていう論調が多いんですが、いまはいかがですか?

ピクピクン☆さん(以下、ピ)「変わりましたね、いいのか悪いのかわかりませんけど。昔は空気も読めないし、空気に合わせられないし、常に空気を気にしちゃうという3Kに陥ってて、ずっとコミュ障でした。人と話すのは好きなんですけど、自信がない。コミュ障じゃなくなったと自覚したのは、2015年にソニー・ミュージック・アーティスツ(以下SMA)に入ってからです。

社交的な外交力はいまでも僕にはありません。ただ、ボス(※SMAでの上司)は僕のそういうところを気に入ってくれてます。『お前はおべっかというか、へつらうことをしないのが好きだ。それでいいんだよ』って。いまはワケあって離れましたが、SMAには感謝しかしてないです。

現実にははみな十人十色なのに、10の色を誰もが出せないで、空気っていわれる色に合わせようとするんですよね。何か聞かれたり、何かを見て感想を抱いたら、無理に笑いをとったりするんじゃなくて、ありのままをいえばいいんです。自分の色に沿った意見をいうと、結果面白くなったり特殊になったりするし、それが『おっ、いいね』って評価されもする。だから振り切ればいいんです。その場の空気なんか関係ないんです」

◎歯車の連結部分を見つけよう

ーートークライブを始めたころはどうでしたか?

ピ「最初は『人前に出るなんてやだ』って言ってました。でもそれってただの食わず嫌いで。実際ファンの方と触れ合ってみたら、熱量とパッションみたいなものがすごくて、こう思ったんです。

『これめっちゃオナれるやん! このパッションをリビドーに変えられる!』

イベントの後はすぐトイレでオナニーしてます。それがたまらなく幸せで『これは僕がやりたいことだ!』ってなりました。いまはトークライブが大好きです」

ーーピクピクン☆さんのお金に対する考え方を教えてください。自分で天職を決めて、やりたいことをやってもそれがお金になる(マネタイズできる)とは限りませんよね。

ピ「僕はお金って綺麗なものだと思っています。やりたくてやることが、きっとお金にもなります。クリスマスや誕生日プレゼントも金額ではないですよね。でも、自分の稼ぎのなかで5万円が限界なんだけれど、もうちょっとがんばって8万円のプレゼントをあげた、それって努力の証だから、すごく綺麗なんです」

ーーやりたいことや好きなことをやっていても、それをお金にできない、マネタイズできない人のほうが多いと思うのですが。

ピ「それは不器用なんじゃなくて、きっと“歯車”を回せてないだけです。“一生懸命自分の好きなことをやる”という歯車は誰でも回せますよね。そこにお金っていうもうひとつの歯車をどうやってくっつけてあげるか考えればいいんです。

いま僕がやっている「全国ハグ屋ツアー」を例に説明しますね。僕には『女の子を抱きたい』という歯車があります。僕は稼ぐためにやってるんじゃないんですけど、それだけじゃまったくお金にならないことはわかります。もし、これで稼ぎたいならどうするか。

だったら、500円女の子からもらうにはどうすればいいか考えればいい。それには、女の子が喜ぶ1000円分の何かを作ってあげれば『500円なら安い』と思ってもらえます。それを自分がしたいこと=ハグとくっつけるんです。

それでやり始めたのが、いわゆるツーショットチェキです。僕とお客さんが一緒にハグをしているこの世で1枚だけの写真を500円で撮っています。

ツーショットチェキは、相場でいうと1000円くらいはするらしいんですよ。でも僕は稼ぐためにやってるんじゃないので1枚500円で1人2枚までにしています。現時点でツアーで訪れた3県では、9割以上の方が2枚撮っています」

ーーすごい。

ピ「この例でいうと、結果、『女の子を抱きたい』そして『稼がなければならない』という、ふたつの歯車の連結部分がチェキになる。

連結部分を見つけるのは実はそんなに難しいことではないので、見つけたら、取り入れてあげる。歯車の大きさによって、どれだけ稼げるかが変わるだけで、連結部分自体は世の中にあふれていますから。

でも人それぞれやりたい仕事は違うし、何が連結部分となるかはさすがに教えられませんけどね。ここは自分で見つけていただくしかない。ただ、灯台下暗しで、きっと足元に転がってます」

 ピクピクン☆さんのお話をうかがっていて驚くのは、いろんな仕事の現場でどんな「自分像」が求められているのかを熟知されている点です。

ピ「トークライブは僕の話を聞きにくるというより、皆さんハグをされに来ます。僕はそれでいいと思っています僕は芸人ではないので、トークは前菜で、ハグがメインディッシュなんです。

男でいうならば、AKB48の誰かとおつき合いするとします。普通にデートして抱くよりも、AKB48のコンサートに参加して、ステージにいるその女性を見てから抱いたほうが絶対興奮するじゃないですか。女の子もきっとそうだと思うんです。そのために、かっこ悪いですし規模も小さいですけど、ステージでちゃんといいところを見せてあげたい。だから、トークライブでは必ず歌っています。そうすればお客さんもより喜んでくれると思って。ふざけたこともやりますけど、ハグのためにちゃんと締めるんです」

◎それをやると、稼ぎすぎかなぁ

 ピクピクン☆さんは、大きく分けてふたつのマーケットに向けたお仕事を平行して行われています。ひとつはトークイベントやハグ屋、ファンクラブの運営など、個人としてのピクピクン☆さんを求める層に向けた活動。もうひとつは、ピクピクン☆さんが描かれた漫画のみを求める層に向けた活動です。

ピ「イベントに来る『ピクラーちゃん』といわれる、僕をありがたいことに求めてくださってるファンの方と、僕の本を買ってくださる読者層は、ぜんぜん違うんです。読者の方々はイベントに来ないですし、イベントに来てくれる方々は読みたいとは思ってくれていても、ほんとに僕の漫画が好きとかじゃないんです。このふたつの層は全然交わらない。

動員の規模も違います。トークライブに来るのは100人としても、本を売るイベントなら5000人くらい。なので、漫画で生きてくほうが僕は儲かりますし、同人誌はがんばれば毎月出すこともできる。ただそれをやっちゃうと、なんか稼ぎすぎかなぁ、って。

それに僕はいま、漫画も大好きですけど、トークライブやハグ屋など、イベントを大切にしたくて。なぜなら“嫁探し”ですから。充分貯金はしたので、いまはイベントをメインにしています。

ーーツイキャスを毎日やられていますが、大変ではないですか?。

ピ「やりたくてやるので。皆さんに再三、いうんです、『無理やりやってるんじゃないんですよ、やりたくてやってるんですからね』って。ただ皆と一緒にいたいんです。けっこう寂しがり屋なんで。

だって僕は結婚したら、女性を働かせないですもん。これはピクピクン☆を知ってる人はみんな知ってますけど、なんていおうと働かせないです。これは僕のわがままです。うっとおしいと思われるかもしれないけれど、もうずっと家で手を繋いでたいんです。朝から夜まで。なんなら寝てるときも」

ーー結婚されてもハグ屋やトークライブは続けられますか?

ピ「たぶんこんなこと、あと5年もやっていられないと思ってます。ジジイになったら、お嫁さんと一緒に田舎に移住して、スローライフを実践したいです。僕はお米を作って、お嫁さんには家にいてもらって。そういう田舎のステキな現代版スローライフラー(※ピクピクン☆さんの造語?)をできたらな。それを求めてくれる女性と出会えたらなと思っています。

僕は結婚したら、ハグ屋はしません。ファンの人は大切ですよ。でも、これは当たり前ですけど、お嫁さんって世界一ですから。世界一のお姫さまですから、ちょっとでも泣かせちゃいけないと思うんです。結婚してお嫁さんが『ハグ屋やってもいいよ』といってくれたとしても、実際にやったら、絶対悲しむと思うんです。だからしません。ほかのビジネスモデルを考えます。トークショーも、わからないですね。完全なる漫画家に戻っちゃうかもしれないです」

◎人は順応し、進化する

 最後にとても印象的なことをピクピクン☆さんが言っていたので紹介します。

ピ「僕、栃木県から愛知県まで700㎞歩いたことがあるんです。その時は別れた彼女にプロポーズするために、っていう純粋なモチベーションが僕にありました。1日目で膝を壊したんですけど、休んでる暇はないので次の日も歩きました。するともっと痛くなって、やがて歩けなくなっちゃったんですけど、ある日、熱海を超えたときに急に歩けるようになったんです。痛いんだろうなあって思いながら漫画喫茶で目覚めたら痛くなくて、『あれ、曲がる、歩ける』って。

そのときに思ったのは、人って順応するということ。やばいと思ったから、自分を変えるわけです。えら呼吸から肺呼吸に進化するまでに何万年とかかりましたけど、それって、もしかしたら何万年もかける必要ないのかも。空想ですけど、空を飛ぼうと思ったらきっと羽根も生えるんじゃないかなって思います」

「空を飛ぼうと思ったらきっと羽根も生える」というピクピクン☆さんの言葉で、私はナスカの地上絵に関するある説を思い出していました。その説によると、古代人は空を飛ぶ方法を知っていて、その能力のおかげでナスカの地上絵が描けたのだとか。現代では用途不明なあの地上絵は、古代人が空高く飛んでいるときに鑑賞することを目的として描かれたのだそうです(本当かどうかは置いておいてください)。

 ピクピクン☆さんの特徴は、人間の持つ根源的な欲求の肯定にあると思います。それは、古代の時代から人間が持ちつづけている(けれども現代ではあまり使う機会のない)潜在能力を信じるということでもあるのかな、とふと思いました。現代の日本社会が未曾有の不況に襲われ、これまでにない閉塞感に覆われているなか、ピクピクン☆さんの言葉がこれほど鮮烈に心に刺さるのは、そういう理由からなのかもしれません。

◎生きづらいと感じる女性たちへ

ーー悩めるmessy読者の悩める女性たちに一言お願いします。

ピ「僕、偉そうなこともいろいろしゃべってしまいましたが、悩める女性たちに一言いうんだったら、単純にこれかな。僕、次生まれ変わったら女性がいいです。だからいま女性のみなさんがうらやましいです。

ーーなぜそう思われるんですか?

ピ「最高ですもん! 女性が! 本当に。女性にとって生きにくいシーンも世の中にあるとは思いますが、女性ってだけで、もう……なんでしょう。感謝するべきだと思いますよ、女性に生まれたことを。『よかった男じゃなくて』みたいな。

 男も面白いですけど、僕は絶対、次、女性がいいです。だからこんな僕にそんなこといわれて女性が自信がもてるかどうかわかりませんけど、僕は『女性のほうが、絶対幸せだよ。気づかないだけだから、みんな自覚しな』っていいたいです」

ーートークライブの最後では、観客のみなさんと一緒に「まんこ」と叫んで終わりますよね。本日も、最後に「まんこ」で締めますか。

ピ「今日はありがとうございました。えー、それぞれに、世界最高の名器がついておられることと思います。それに触れられる男性は幸せな人だと思います。

 そんな女性のみなさん、言葉をそろえて、いまモニターの前で小声で一緒に叫びましょう。人を笑顔にする魔法の言葉です。世界で最高の3文字。これ以上の言葉はないです。いくよ? せーのっ、まんこ☆

(川寄ふう)


えろ漫画家ピクピクン☆先生、 「コミュ障でも、自分のやりたいことだけを仕事にしてお金を稼ぐってほんとに可能なの?」

数々の職業に同時に従事し、ご自身の手でほかにはないキャリアをカスタムで作ってらっしゃる、えろ漫画家ピクピクン☆(以下ピクピクン☆)さんに唯一無二のキャリア、いわば「天職」をみずから作り出す秘訣などについておうかがいしています。

 前編に引き続き、後編もピクピクン☆さんのお言葉、名言ばかりです。私が震えた言葉はボールドにしてありますが、それらを集めた日めくりカレンダーなど作りたくなります。

▼前篇:仕事で迷える人たちへ。漫画家、ハグ屋、農家…唯一無二のキャリアを築いた男・えろ漫画家ピクピクン☆氏の「天職論」

ーー昔のピクピクン☆さんのツイートは「僕はコミュ障で、ひきこもりで」っていう論調が多いんですが、いまはいかがですか?

ピクピクン☆さん(以下、ピ)「変わりましたね、いいのか悪いのかわかりませんけど。昔は空気も読めないし、空気に合わせられないし、常に空気を気にしちゃうという3Kに陥ってて、ずっとコミュ障でした。人と話すのは好きなんですけど、自信がない。コミュ障じゃなくなったと自覚したのは、2015年にソニー・ミュージック・アーティスツ(以下SMA)に入ってからです。

社交的な外交力はいまでも僕にはありません。ただ、ボス(※SMAでの上司)は僕のそういうところを気に入ってくれてます。『お前はおべっかというか、へつらうことをしないのが好きだ。それでいいんだよ』って。いまはワケあって離れましたが、SMAには感謝しかしてないです。

現実にははみな十人十色なのに、10の色を誰もが出せないで、空気っていわれる色に合わせようとするんですよね。何か聞かれたり、何かを見て感想を抱いたら、無理に笑いをとったりするんじゃなくて、ありのままをいえばいいんです。自分の色に沿った意見をいうと、結果面白くなったり特殊になったりするし、それが『おっ、いいね』って評価されもする。だから振り切ればいいんです。その場の空気なんか関係ないんです」

◎歯車の連結部分を見つけよう

ーートークライブを始めたころはどうでしたか?

ピ「最初は『人前に出るなんてやだ』って言ってました。でもそれってただの食わず嫌いで。実際ファンの方と触れ合ってみたら、熱量とパッションみたいなものがすごくて、こう思ったんです。

『これめっちゃオナれるやん! このパッションをリビドーに変えられる!』

イベントの後はすぐトイレでオナニーしてます。それがたまらなく幸せで『これは僕がやりたいことだ!』ってなりました。いまはトークライブが大好きです」

ーーピクピクン☆さんのお金に対する考え方を教えてください。自分で天職を決めて、やりたいことをやってもそれがお金になる(マネタイズできる)とは限りませんよね。

ピ「僕はお金って綺麗なものだと思っています。やりたくてやることが、きっとお金にもなります。クリスマスや誕生日プレゼントも金額ではないですよね。でも、自分の稼ぎのなかで5万円が限界なんだけれど、もうちょっとがんばって8万円のプレゼントをあげた、それって努力の証だから、すごく綺麗なんです」

ーーやりたいことや好きなことをやっていても、それをお金にできない、マネタイズできない人のほうが多いと思うのですが。

ピ「それは不器用なんじゃなくて、きっと“歯車”を回せてないだけです。“一生懸命自分の好きなことをやる”という歯車は誰でも回せますよね。そこにお金っていうもうひとつの歯車をどうやってくっつけてあげるか考えればいいんです。

いま僕がやっている「全国ハグ屋ツアー」を例に説明しますね。僕には『女の子を抱きたい』という歯車があります。僕は稼ぐためにやってるんじゃないんですけど、それだけじゃまったくお金にならないことはわかります。もし、これで稼ぎたいならどうするか。

だったら、500円女の子からもらうにはどうすればいいか考えればいい。それには、女の子が喜ぶ1000円分の何かを作ってあげれば『500円なら安い』と思ってもらえます。それを自分がしたいこと=ハグとくっつけるんです。

それでやり始めたのが、いわゆるツーショットチェキです。僕とお客さんが一緒にハグをしているこの世で1枚だけの写真を500円で撮っています。

ツーショットチェキは、相場でいうと1000円くらいはするらしいんですよ。でも僕は稼ぐためにやってるんじゃないので1枚500円で1人2枚までにしています。現時点でツアーで訪れた3県では、9割以上の方が2枚撮っています」

ーーすごい。

ピ「この例でいうと、結果、『女の子を抱きたい』そして『稼がなければならない』という、ふたつの歯車の連結部分がチェキになる。

連結部分を見つけるのは実はそんなに難しいことではないので、見つけたら、取り入れてあげる。歯車の大きさによって、どれだけ稼げるかが変わるだけで、連結部分自体は世の中にあふれていますから。

でも人それぞれやりたい仕事は違うし、何が連結部分となるかはさすがに教えられませんけどね。ここは自分で見つけていただくしかない。ただ、灯台下暗しで、きっと足元に転がってます」

 ピクピクン☆さんのお話をうかがっていて驚くのは、いろんな仕事の現場でどんな「自分像」が求められているのかを熟知されている点です。

ピ「トークライブは僕の話を聞きにくるというより、皆さんハグをされに来ます。僕はそれでいいと思っています僕は芸人ではないので、トークは前菜で、ハグがメインディッシュなんです。

男でいうならば、AKB48の誰かとおつき合いするとします。普通にデートして抱くよりも、AKB48のコンサートに参加して、ステージにいるその女性を見てから抱いたほうが絶対興奮するじゃないですか。女の子もきっとそうだと思うんです。そのために、かっこ悪いですし規模も小さいですけど、ステージでちゃんといいところを見せてあげたい。だから、トークライブでは必ず歌っています。そうすればお客さんもより喜んでくれると思って。ふざけたこともやりますけど、ハグのためにちゃんと締めるんです」

◎それをやると、稼ぎすぎかなぁ

 ピクピクン☆さんは、大きく分けてふたつのマーケットに向けたお仕事を平行して行われています。ひとつはトークイベントやハグ屋、ファンクラブの運営など、個人としてのピクピクン☆さんを求める層に向けた活動。もうひとつは、ピクピクン☆さんが描かれた漫画のみを求める層に向けた活動です。

ピ「イベントに来る『ピクラーちゃん』といわれる、僕をありがたいことに求めてくださってるファンの方と、僕の本を買ってくださる読者層は、ぜんぜん違うんです。読者の方々はイベントに来ないですし、イベントに来てくれる方々は読みたいとは思ってくれていても、ほんとに僕の漫画が好きとかじゃないんです。このふたつの層は全然交わらない。

動員の規模も違います。トークライブに来るのは100人としても、本を売るイベントなら5000人くらい。なので、漫画で生きてくほうが僕は儲かりますし、同人誌はがんばれば毎月出すこともできる。ただそれをやっちゃうと、なんか稼ぎすぎかなぁ、って。

それに僕はいま、漫画も大好きですけど、トークライブやハグ屋など、イベントを大切にしたくて。なぜなら“嫁探し”ですから。充分貯金はしたので、いまはイベントをメインにしています。

ーーツイキャスを毎日やられていますが、大変ではないですか?。

ピ「やりたくてやるので。皆さんに再三、いうんです、『無理やりやってるんじゃないんですよ、やりたくてやってるんですからね』って。ただ皆と一緒にいたいんです。けっこう寂しがり屋なんで。

だって僕は結婚したら、女性を働かせないですもん。これはピクピクン☆を知ってる人はみんな知ってますけど、なんていおうと働かせないです。これは僕のわがままです。うっとおしいと思われるかもしれないけれど、もうずっと家で手を繋いでたいんです。朝から夜まで。なんなら寝てるときも」

ーー結婚されてもハグ屋やトークライブは続けられますか?

ピ「たぶんこんなこと、あと5年もやっていられないと思ってます。ジジイになったら、お嫁さんと一緒に田舎に移住して、スローライフを実践したいです。僕はお米を作って、お嫁さんには家にいてもらって。そういう田舎のステキな現代版スローライフラー(※ピクピクン☆さんの造語?)をできたらな。それを求めてくれる女性と出会えたらなと思っています。

僕は結婚したら、ハグ屋はしません。ファンの人は大切ですよ。でも、これは当たり前ですけど、お嫁さんって世界一ですから。世界一のお姫さまですから、ちょっとでも泣かせちゃいけないと思うんです。結婚してお嫁さんが『ハグ屋やってもいいよ』といってくれたとしても、実際にやったら、絶対悲しむと思うんです。だからしません。ほかのビジネスモデルを考えます。トークショーも、わからないですね。完全なる漫画家に戻っちゃうかもしれないです」

◎人は順応し、進化する

 最後にとても印象的なことをピクピクン☆さんが言っていたので紹介します。

ピ「僕、栃木県から愛知県まで700㎞歩いたことがあるんです。その時は別れた彼女にプロポーズするために、っていう純粋なモチベーションが僕にありました。1日目で膝を壊したんですけど、休んでる暇はないので次の日も歩きました。するともっと痛くなって、やがて歩けなくなっちゃったんですけど、ある日、熱海を超えたときに急に歩けるようになったんです。痛いんだろうなあって思いながら漫画喫茶で目覚めたら痛くなくて、『あれ、曲がる、歩ける』って。

そのときに思ったのは、人って順応するということ。やばいと思ったから、自分を変えるわけです。えら呼吸から肺呼吸に進化するまでに何万年とかかりましたけど、それって、もしかしたら何万年もかける必要ないのかも。空想ですけど、空を飛ぼうと思ったらきっと羽根も生えるんじゃないかなって思います」

「空を飛ぼうと思ったらきっと羽根も生える」というピクピクン☆さんの言葉で、私はナスカの地上絵に関するある説を思い出していました。その説によると、古代人は空を飛ぶ方法を知っていて、その能力のおかげでナスカの地上絵が描けたのだとか。現代では用途不明なあの地上絵は、古代人が空高く飛んでいるときに鑑賞することを目的として描かれたのだそうです(本当かどうかは置いておいてください)。

 ピクピクン☆さんの特徴は、人間の持つ根源的な欲求の肯定にあると思います。それは、古代の時代から人間が持ちつづけている(けれども現代ではあまり使う機会のない)潜在能力を信じるということでもあるのかな、とふと思いました。現代の日本社会が未曾有の不況に襲われ、これまでにない閉塞感に覆われているなか、ピクピクン☆さんの言葉がこれほど鮮烈に心に刺さるのは、そういう理由からなのかもしれません。

◎生きづらいと感じる女性たちへ

ーー悩めるmessy読者の悩める女性たちに一言お願いします。

ピ「僕、偉そうなこともいろいろしゃべってしまいましたが、悩める女性たちに一言いうんだったら、単純にこれかな。僕、次生まれ変わったら女性がいいです。だからいま女性のみなさんがうらやましいです。

ーーなぜそう思われるんですか?

ピ「最高ですもん! 女性が! 本当に。女性にとって生きにくいシーンも世の中にあるとは思いますが、女性ってだけで、もう……なんでしょう。感謝するべきだと思いますよ、女性に生まれたことを。『よかった男じゃなくて』みたいな。

 男も面白いですけど、僕は絶対、次、女性がいいです。だからこんな僕にそんなこといわれて女性が自信がもてるかどうかわかりませんけど、僕は『女性のほうが、絶対幸せだよ。気づかないだけだから、みんな自覚しな』っていいたいです」

ーートークライブの最後では、観客のみなさんと一緒に「まんこ」と叫んで終わりますよね。本日も、最後に「まんこ」で締めますか。

ピ「今日はありがとうございました。えー、それぞれに、世界最高の名器がついておられることと思います。それに触れられる男性は幸せな人だと思います。

 そんな女性のみなさん、言葉をそろえて、いまモニターの前で小声で一緒に叫びましょう。人を笑顔にする魔法の言葉です。世界で最高の3文字。これ以上の言葉はないです。いくよ? せーのっ、まんこ☆

(川寄ふう)


『ABChanZoo』が関西ジャニーズJr.の冠番組になっちゃう!? 10月29日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

19:30~20:15 『ブラタモリ』(NHK総合) 草なぎ剛(※ナレーション)
23:27~23:30 『裏Sma!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾
23:30~24:24 『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂



『ABChanZoo』が関西ジャニーズJr.の冠番組になっちゃう!? 10月29日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

19:30~20:15 『ブラタモリ』(NHK総合) 草なぎ剛(※ナレーション)
23:27~23:30 『裏Sma!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾
23:30~24:24 『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂