【作品名】「孤独の扉」(後編) 【作者】青菜ぱせり『ご近所の悪いうわさ』
【作品紹介】育児サークルで知り合った、面倒見がいいママさん。1人で子育てしてる私を気にしてくれるけど、嫌がらせのFAXが届くようになって……。
【サイゾーウーマンリコメンド】前編で賞味期限切れアイテムが頻出し、四大卒アピールがされていた謎が見事につながります。サークルのママさんにちょっと同情したくなりますが、でもやっぱり賞味期限切れは食べない方がいいですよ!
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韓国の大統領官邸「青瓦台(チョンワデ)」が10月25日、インスタグラム(https://www.instagram.com/cheongwadae/)を開始した。いわば“朴槿恵大統領のインスタグラム”というわけだが、開設早々、批判のコメントが殺到している。 朴槿恵インスタグラムは同日、「チョン(青)インスタグラム。始めます」とのコメントと青瓦台の写真をアップしたのだが、これに対し「朴槿恵は去れ!」「ついに狂ったか」「インスタグラムをしている場合か」「脳が腐ったゴミどもめ」などといった非難コメントであふれ返った。 それもそのはず。実は同日、朴槿恵大統領は、友人の民間人女性、崔順実(チェ・スンシル)氏に大統領演説の草稿や閣議資料などの重要文書を見せていたことが発覚。緊急記者会見を開いて「国民の心を傷つけ申し訳ない。深くお詫びする」と謝罪していたのだ。そんな日にインスタグラムを開設したというのだから、冗談にもならない。 そんな流れのまま、翌日は、雨模様の写真とともに「青瓦台にも雨が降りました」とアップ。当然のごとく「韓国国民の心にも雨が降っています」「雨が降ったからなんなんだ? 国民には血の雨が降っている」などと、こちらも非難轟々となった。フォロワー数も2,558人(10月27日午後12時現在)と一般人レベルで、とても一国の大統領官邸の公式アカウントとは思えない寂しさだ。 さらに興味深いのは、朴槿恵インスタグラムがフォロー中の人物だ。現在フォローしているのは8人。その中身を見ると、韓国の文化体育観光部、大韓民国雇用労働部、特許庁などの機関とともに、ホワイトハウス、オバマ米大統領などがフォローされていることがわかる。しかし、その中に、なぜかヒラリー・クリントン氏の名が。アメリカ大統領選挙の候補者だからフォローしているのかと思いきや、ドナルド・トランプ氏はフォローしていない。 この偏りに、ネット民は敏感に反応。「特定の候補者だけ支持している」「まるで韓国がヒラリーを支持しているみたいだな」などといった声や、ご親切に「ご存じないようなので、お伝えします」と、トランプ氏のインスタグラムのURLを書き込む者もいた。また、他国の首脳はフォローせず、アメリカだけに限定されていることについても「アメリカが友好国なのはわかるけど、これじゃあ属国みたい」などと、さまざまな批判が飛び交っている。 韓国の調査機関「リアルメーター」が27日に発表した調査によると、朴槿恵大統領の支持率は17.5%に急落。2013年2月の就任以降、支持率が10%台まで落ち込むのは初めてのことだという。最悪のタイミングでインスタグラムを開設した韓国の大統領官邸。現在の朴槿恵大統領の役立たずぶりを表しているようにしか見えない。
韓国の大統領官邸「青瓦台(チョンワデ)」が10月25日、インスタグラム(https://www.instagram.com/cheongwadae/)を開始した。いわば“朴槿恵大統領のインスタグラム”というわけだが、開設早々、批判のコメントが殺到している。 朴槿恵インスタグラムは同日、「チョン(青)インスタグラム。始めます」とのコメントと青瓦台の写真をアップしたのだが、これに対し「朴槿恵は去れ!」「ついに狂ったか」「インスタグラムをしている場合か」「脳が腐ったゴミどもめ」などといった非難コメントであふれ返った。 それもそのはず。実は同日、朴槿恵大統領は、友人の民間人女性、崔順実(チェ・スンシル)氏に大統領演説の草稿や閣議資料などの重要文書を見せていたことが発覚。緊急記者会見を開いて「国民の心を傷つけ申し訳ない。深くお詫びする」と謝罪していたのだ。そんな日にインスタグラムを開設したというのだから、冗談にもならない。 そんな流れのまま、翌日は、雨模様の写真とともに「青瓦台にも雨が降りました」とアップ。当然のごとく「韓国国民の心にも雨が降っています」「雨が降ったからなんなんだ? 国民には血の雨が降っている」などと、こちらも非難轟々となった。フォロワー数も2,558人(10月27日午後12時現在)と一般人レベルで、とても一国の大統領官邸の公式アカウントとは思えない寂しさだ。 さらに興味深いのは、朴槿恵インスタグラムがフォロー中の人物だ。現在フォローしているのは8人。その中身を見ると、韓国の文化体育観光部、大韓民国雇用労働部、特許庁などの機関とともに、ホワイトハウス、オバマ米大統領などがフォローされていることがわかる。しかし、その中に、なぜかヒラリー・クリントン氏の名が。アメリカ大統領選挙の候補者だからフォローしているのかと思いきや、ドナルド・トランプ氏はフォローしていない。 この偏りに、ネット民は敏感に反応。「特定の候補者だけ支持している」「まるで韓国がヒラリーを支持しているみたいだな」などといった声や、ご親切に「ご存じないようなので、お伝えします」と、トランプ氏のインスタグラムのURLを書き込む者もいた。また、他国の首脳はフォローせず、アメリカだけに限定されていることについても「アメリカが友好国なのはわかるけど、これじゃあ属国みたい」などと、さまざまな批判が飛び交っている。 韓国の調査機関「リアルメーター」が27日に発表した調査によると、朴槿恵大統領の支持率は17.5%に急落。2013年2月の就任以降、支持率が10%台まで落ち込むのは初めてのことだという。最悪のタイミングでインスタグラムを開設した韓国の大統領官邸。現在の朴槿恵大統領の役立たずぶりを表しているようにしか見えない。
法が裁かぬ極悪人に鉄槌を喰らわせてやりたい。自分の人生を狂わせた相手に同じ目を遭わせてやりたい。復讐心という感情は、人間を突き動かす大きなエネルギーとなる。サスペンスものを得意とするアトム・エゴヤン監督の新作『手紙は憶えている』(原題『Remember』)はこれまで数多く作られてきた復讐ドラマの中でも、最上級の設定が用意されている。主人公はあの世からもうすぐお迎えが来そうな90歳の老人。カナダの名優クリストファー・プラマー演じるこの主人公は第二次世界大戦時のユダヤ人強制収容所からの生還者で、70年前に家族を皆殺しにしたナチス兵への復讐を果たすことを生き甲斐としている。あの憎きナチス兵をぶっ殺すまでは、おちおち死んではいられない。認知症を患い、ゆっくりとしか動かない体を奮い立たせ、生きているか死んでいるのか分からないナチス兵を探し出す復讐の旅へと向かう。 90歳になるゼヴ(クリストファー・プラマー)は高齢者向けの施設で何不自由なく暮らしていたが、認知症が進み、眠りから覚めると傍らに妻ルースがいないことに動揺する。ルースは1週間前に亡くなっており、そのことを思い出す度にゼヴは深い喪失感に見舞われてしまう。そんなゼヴに同じ施設に入っているユダヤ人のマックス(マーティン・ランドー)から「1週間前に渡した手紙を覚えているか。今こそ手紙に書いた約束を実行してほしい」と告げられる。その手紙には自分たちはアウシュビッツ収容所からの生還者であり、家族はナチス兵によって殺されたこと、そのときのナチス兵は名前を偽って米国で暮らしていることが記されていた。ナチス兵は“ルディ・コランダー”と名乗り、4人の容疑者が米国にいるところまでマックスは突き止めていた。車椅子でしか動けないマックスが情報を集め、容疑者の現住所リストや宿泊先の手配は整えてくれていた。後はまだ体が動くゼヴが現地へ赴き、本人かどうかを確かめた上で処刑を行なうだけだった。覚束ない手つきで拳銃をかまえる90歳のナチスハンターはこうして誕生した。もうすぐお迎えが来るので、怖いもの知らず。90歳になるゼヴ(クリストファー・プラマー)は手紙を頼りに、ナチス狩りを始める。
荒唐無稽な復讐劇のように思えるが、物語を構成している要素はリアリティーのあるものばかりだ。終戦の混乱に乗じ、身分や名前を偽って海外に脱出したナチス関係者は、アドルフ・アイヒマンをはじめ多数に及んだ。ナチスハンターとして活躍したサイモン・ヴィーセンタールは生涯に1100人ものナチス戦犯を捕らえ、彼の名前を冠したLAの「サイモン・ヴィーセンタール・センター」ではホロコースト関係の記録を保存し、世界各地に今も潜伏しているナチス戦犯についての情報を収集している。マックスはこのセンターから“ルディ・コランダー”についての情報を得たことになっている。また、ナチスによる戦争犯罪は時効が成立せず、アウシュビッツで事務仕事をしていた実在の人物オスカー・グレーニングは2015年に94歳で起訴され、4年の刑を言い渡されている。だが、オスカーのように刑が確定するケースは稀で、高齢化したナチス戦犯の多くは告訴されても裁判中に自然死してしまう。ゼヴやマックスはそれを許さない。ルディ・コランダーが生きている間に復讐を果たそうと、ゼヴはもつれそうになる足を懸命に前へ前へと進める。 4人いる容疑者をひとりひとり訪ねて回るゼヴ。今どき個人情報はなかなか教えてもらえないが、90歳のおじいちゃんのゼヴは戦時中の古い親友を探し歩いているようにしか見えず、旅先の人たちからは親切にされ、容疑者宅に無事辿り着くことに成功する。だが、ゼヴがそこで見る光景は、ドイツから逃げるようにして米大陸に渡り、ひっそりと暮らしてきた者たちの痛々しい姿だった。ある者は「ドイツ軍にはいたが、アウシュビッツで何が起きていたのか戦時中は知らなかった」と無罪を主張し、またある者はゼヴのことを元ナチス兵だと勘違いして、ハーケンクロイツの旗を飾った部屋で手厚く歓迎しようとする。ゼヴと同様に、4人の“ルディ・コランダー”たちもまた生々しい戦争の記憶に取り憑かれたままだった。悲惨な復讐旅を続けるゼヴとドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』(87)の怪人・奥崎謙三との姿がどこか重なって映る。自分自身で落とし前をつけなくては、彼らはどんなに時間が流れても終戦を迎えることができないのだ。ゼヴと共にアウシュビッツ収容所から生還したマックス(マーティン・ランドー)が情報収集を担当。二人三脚でナチスへの復讐を果たす。
脚本は本作でデビューを飾った新人ベンジャミン・オーガストのオリジナルストーリー。実績のない新人の脚本を読んだプロデューサーのロバート・ラントスは「この物語を現在の物語としてみせるには、今すぐ撮るしかないと思った。もし10年後に作ってもリアルじゃなくなってしまう」と速攻でアトム・エゴヤン監督に連絡し、製作に着手した。エゴヤン監督とは、ホロコーストの30年前に起きたアルメニア人大虐殺を題材にした『アララトの聖母』(02)でタッグを組んだ仲だった。終戦からすでに70年以上の歳月が経過し、戦争体験者は年々減りつつある。認知症に悩まされ、手紙を読み返さないと自分が何者であるかも容疑者の名前もすぐに忘れてしまう哀しい復讐鬼・ゼヴは、1929年生まれのクリストファー・プラマーでなくては演じられない役だろう。 復讐ものの常で、結末は非常に後味が悪い。『手紙は憶えている』は最上級の復讐ドラマゆえに、最上級の後味の悪さが待っている。この舌先にザラザラと残る苦味は、復讐ミステリーとして不完全さがあるからなのか、それとも戦争体験は敵味方の区別なく忌わしさを植え付けるものだからなのか。70年という歳月に比べればほんの一瞬に過ぎないが、映画を見終わった後、かなり長く後味の悪さが尾を引くことになる。 (文=長野辰次)ハーケンクロイツの旗が飾られた容疑者宅。ナチス崇拝者が米国にいまだにいることを、ゼヴは目の当たりにする。
『手紙は憶えている』 脚本/ベンジャミン・オーガスト 監督/アトム・エゴヤン 出演/クリストファー・プラマー、マーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツ、ユルゲン・プロホノフ、ハインツ・リーフェン、ディーン・ノリス、ヘンリー・ツェニー 配給/アスミック・エース PG12 10月28日(金)よりTOHOシネマズハンテほか全国ロードショー (c)2014,Remember Productions Inc. http://remember.asmik-ace.co.jp
『パンドラ映画館』電子書籍発売中! 日刊サイゾーの人気連載『パンドラ映画館』が電子書籍になりました。 詳細はこちらから!
『第57回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)公式サイトより
“買収疑惑”が取り沙汰されている「日本レコード大賞」をめぐって、元アイドルで声優の宍戸留美が、Twitterで「『最優秀新人賞、お金出せないからとれないからね♪』って16歳の時、大人にいわれました」とツイートしたことにより、ネット上にさらなる波紋を広げている。
「27日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、2015年末に三代目J Soul Brothersが大賞を受賞した背景に、大手芸能事務所・バーニングプロダクションと三代目の所属事務所・LDHの間で1億円もの巨額が動いていたとされる“証拠”を掲載。このスクープは業界内外から注目を集め、ジャーナリスト・津田大介氏がTwitterで『今さら買収があったと聞いても別に驚きはしないけど、レコ大の見返りが1億円だったという金額の方が興味深いな』などとコメントしました」(芸能ライター)
男女7人組パフォーマンスグループ・AAA(トリプル・エー)が、28日放送の音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に6年ぶりに出演。新曲「涙のない世界」を披露するという。 なお、この日の出演者はAAAのほか、サカナクション、JUJU、西野カナ、秦基博、Hey! Say! JUMPの6組。2005年にエイベックスからデビューしたAAAは、直近の『NHK紅白歌合戦』に6年連続で出場。現在、ライブチケットは入手困難と言われている。 「実力・人気共に十分なAAAが6年間も干されていたのは、『Mステ』と蜜月関係にあるジャニーズの圧力が原因。他にも、DA PAMPやw-inds.といったライジング勢は、ジャニーズ圧力に長年苦しめられたことで知られている。今回のAAAの出演は、テレ朝・早河洋会長の発言が作用したことは明白。昨今のジャニーズ事務所の弱体化が浮き彫りとなった」(芸能記者) 先月27日の定例会見で早河会長は、事務所の力とキャスティングの関係について「事務所が強ければ成功するというものではない。視聴者が歌声や演技、パフォーマンスに魅力を感じるのが前提」と、あくまで視聴者目線であることを強調。さらに、「我々にすれば、プロダクションはいっぱいあるわけで、その中の優れた俳優をそろえて編成していく」と言い切り、これが、強引なメディア統制を行ってきたジャニーズ事務所に向けた言葉ではないかと話題になった。 「長年、他事務所の競合グループをメディアから排除してきたジャニーズ事務所ですが、『ジャニーズが出ていれば視聴率が取れる』という時代はとっくに終わっており、時代遅れの戦略はもう限界。最近はEBiDANやDa-iCEをはじめ、多様な男性グループがファンを取り合っていることから、『ダンス&ボーカルユニット戦国時代』とも言われている。にもかかわらず、テレビで目にするのはジャニーズばかり。この不自然な状況が、徐々に変わっていくかもしれない」(同) 早河会長の「事務所が強ければ成功するというものではない」という考えとは裏腹に、長年設けられてきた『Mステ』の“ジャニーズ枠”。今後は、AAAのようにメディアに出たくても出られなかったグループを、目にする機会が増えるかもしれない。
10月22日に公開された、Hey!Say!JUMP知念侑李の主演映画『金メダル男』。1964年、東京オリンピックの年に生まれ、小学校の徒競走で一等賞になったことがきっかけで、なんでもかんでも一等賞をとらないと気が済まなくなってしまった男・秋田泉一を描くコメディ作品。知念は、ウッチャンナンチャン内村光良とともにW主演として、泉一の若き日を演じている。
知念にとって本作は映画初主演作。ファンは約1年前に制作が発表されてから公開を心待ちにしていたが、同時に不安も抱えていた。というのも、この作品、知念のキスシーンがあるのだ。9月13日に行われた完成披露試写会では、一部のファンがなんの前情報もないまま該当シーンを見てショックを受け、悲鳴をあげたり泣き出したりしていたといわれている。
大女優の前はスキャンダル女優でしたから
27日発売の「週刊新潮」(新潮社)で、V6・森田剛とのお泊まり愛を報じられた宮沢りえ。舞台共演で知り合い、人知れず交際関係に発展したという両者だが、業界内では宮沢の“年下俳優食い”がかねてから問題視されていたようだ。
「『新潮』によると、宮沢は22日夜に渋谷区・代官山で森田とのデートを楽しんだ後、そのまま自宅マンションに招き入れたとのこと。2人は今年8月の舞台『ビニールの城』で共演したことをきっかけに親密な仲になったと伝えられています。実は、以前から宮沢は、共演者の年下俳優にかなり積極的なアプローチをかけていると、業界内では有名なんですよ」(制作会社スタッフ)
『べっぴんさん』(NHK)公式サイトより
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
Photo by Tadashi Okoshi from Flickr
マンションを買ってくれるお金持ちの彼。不況が続く日本で、そんな男をつかまえられたら、女の勝ち組と言えるかもしれない。たとえ、その彼が既婚者だったとしても……。しかし、あまりにも金払いがいい男の場合はご用心。それは横領で得た金の可能性もあるのだから。
■高級マンションに愛人を囲いたがるゲス不倫男
今年6月、新潟県長岡市の北越紀州製紙の子会社・北越トレイディングの元総務部長、羽染政次容疑者が、2000年から15年間で約24億7,600万円を横領して逮捕された。羽染容疑者はその金で、複数の愛人にマンションを購入していたという。
10月には、三井住友銀行大森支店の元副支店長、南橋浩容疑者が逮捕されている。昨年11月から今年6月にかけて外貨取引のオンラインシステムを不正操作し1億9,000万円を詐取。そのほかにも2007年から総額11億円をだまし取っていた。不正に得た金は、外国為替取引、子どもの教育費、さらに交際していた女性に都内の高級マンションを買い与えることに1億円を使ったという。
愛人を囲って酒池肉林。しかし、そんな生活が長く続くわけがない。
■逮捕されたら愛人はマンションを返還?
不動産サイトで都内1億円のマンションを検索すると、六本木で75平米の新築マンション、表参道で3LDKの築浅マンションなどがヒットする。愛人は、さぞかし優雅な暮らしを送っていたことだろう。しかし、それが横領で得た金だと判明すれば、全額返還する義務が生じるのだろうか。アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に話を聞いた。
「横領されたお金を何とか取り戻したいという被害者の気持ちはよくわかります。しかし、実際には、マンションをもらった愛人に対して被害弁償を求めるのは、愛人も横領に深く関与していたという事情がない限り難しいでしょう。横領した犯人に請求するのと違い、第三者からお金を取り戻すことは、単純ではないのです。
民法では、被害者は被害品を持っている人に対して、被害・遺失の日から2年間は物の回復を請求することができると定められています。しかし、この条文は窃盗や強盗によって奪われたものを想定しており、横領されたものについては適用されません。しかも、横領されたのはあくまでお金であり、マンション自体は被害品ではないという点も返還を難しくさせています」
マンションを返還する義務は生じにくい。しかし、それ相当の金額を賠償請求されないのだろうか。
「通常の不法行為に基づく損害賠償請求が考えられます。しかし、愛人が横領に関与していない場合は、愛人に故意・過失が認められないため、不法行為に基づく損害賠償請求は難しいです。なお、愛人が横領によって得たお金で支払われたマンションであることを知っていたり、薄々わかっていたりという場合は不当利得返還請求が認められやすくなるでしょう」
怪しいと勘付いていても、知らないふりを押し通すのか。それとも、返還請求に備えて清算するのか。いずれにせよ「マンションを買ってあげる」と言い寄ってくるゲス不倫男にはご注意を……。
(松田松口)
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